JP5880326B2 - リニア弁における自励振動の検出方法 - Google Patents

リニア弁における自励振動の検出方法 Download PDF

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本発明は、リニア弁における自励振動の検出方法の技術に関する。
自動車等の車両の分野においては、更なる品質の向上を図るべく、車両の静粛性向上を図るための技術が種々検討されている。
例えば、車両の静粛性を阻害する要因としては、電子制御ブレーキにおいて油圧の調整に使用されるリニア弁から発生する音があることが知られている。
より詳しくは、車両の運転中に急ブレーキをかけると、リニア弁において自励振動が生じる場合があり、そして、リニア弁において生じる自励振動に起因して振動音が生じることが知られている。
リニア弁には個体差があり、同じ条件下で使用しても、自励振動が生じるものと、生じないものが存在している。
このため、電子制御ブレーキにおいて使用するリニア弁に対しては、リニア弁単体で、自励振動が生ずるか否かの検査を行い、自励振動が生じないと判断されたリニア弁のみを使用するようにしている。
そして、リニア弁単体における自励振動が生ずるか否かの検査は、従来、リニア弁の作動音をマイクで録音し、その録音した作動音を解析することで、自励振動が生じるか否かの選別を行うようにしている。
しかしながら、録音データ(即ち、音)に基づいて自励振動の発生の有無を判断する検査方法では、外乱(リニア弁の周囲に存在する作動音以外の音)の影響によって誤検出をしてしまう場合があり、リニア弁における自励振動の発生の有無を精度よく判断することが困難であった。
このため、録音データ(即ち、音)に因らずに、精度よく自励振動の発生の有無を判断できる技術の開発が望まれている状況であった。
録音データ(即ち、音)に因らずに、リニア弁から発生する自励振動を検出できる技術としては、例えば、以下に示す特許文献1にその技術が開示され、公知となっている。
特許文献1に開示されている従来技術では、リニア弁における自励振動の発生を検出するために、音を検出するのではなく、リニア弁に連通する油圧回路における液圧(油圧)の変動を検出する構成としており、液圧の変動を周波数解析することによって、自励振動の発生を検出する構成としている。
特開2006−347192号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている従来技術では、周波数解析によって得られたパワースペクトルのピークが複数現れる場合があり、リニア弁における自励振動の発生の有無を精度よく判断することが困難な場合があった。
本発明は、斯かる現状の課題を鑑みてなされたものであり、自動車の静粛性向上を達成すべく、音に因らずにリニア弁における自励振動の発生の有無を精度よく判断することができるリニア弁における自励振動の検出方法を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、リニア弁に連通する油圧回路における油圧を検出するための圧力センサと、前記リニア弁に自励振動を生じさせるための手段である自励振動発生手段と、を備える、前記リニア弁に生じる自励振動を検出するための自励振動検出システムを用いたリニア弁における自励振動の検出方法であって、前記自励振動発生手段により、前記リニア弁に自励振動を生じさせたときの前記油圧回路における油圧の変動を、前記圧力センサにより予め測定すると同時に、前記自励振動発生手段により、前記リニア弁に自励振動を生じさせたときの前記リニア弁の作動音を予め測定し、前記作動音の音圧と前記油圧の変動の相関関係を予め算出し、前記相関関係から、前記作動音により自励振動の発生を検出する場合の該作動音の音圧の閾値に対応する前記油圧の変動の閾値を決定しておき、リニア弁における自励振動の有無を検出する段階において、前記油圧回路における油圧の変動を前記圧力センサにより測定し、当該油圧の変動の測定結果から、前記油圧の変動の閾値に基づいて、前記リニア弁における自励振動の発生を検出するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、リニア弁の周囲に存在する音等の外乱の影響を排除でき、精度よく自励振動が発生したことを検出することができる。
本発明の一実施形態に係るリニア弁における自励振動の検出方法を実現するための検出システムの全体構成を示す模式図。 本発明の一実施形態に係るリニア弁における自励振動の検出方法に用いる検出システムにおける自励振動発生部の油圧回路図。 検出システムによる油圧変動と音圧変動の測定結果の例を示す図。 油圧変動と音圧変動の相関を表す図。 本発明の一実施形態に係るリニア弁における自励振動の検出方法における油圧変動の測定データの処理方法を示す模式図。 本発明の一実施形態に係るリニア弁における自励振動の検出方法の流れを示すフロー図。 本発明の一実施形態に係るリニア弁における自励振動の検出方法における自励振動の発生状況を説明するための模式図、(a)油圧Pxの変動を示す図、(b)測定対象たるリニア弁に対する通電状況を示す図、(c)調圧用リニア弁に対する通電状況を示す図、(d)油圧Pyの変動を示す図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず始めに、本発明の一実施形態に係るリニア弁における自励振動の検出方法を実現するためのシステムについて、図1および図2を用いて説明をする。
図1に示す自励振動検出システム1は、リニア弁10における自励振動の発生の有無を検出するためのシステムであり、自励振動発生部20、油圧検出部30、作動音検出部40等を備えている。
自励振動発生部20は、検査対象たるリニア弁10に対して、自励振動が発生する所定の条件で作動油を供給するための部位である。
ここでいう作動油を供給する「所定の条件」とは、その「所定の条件」で作動油を供給すれば、使用に適さない(排除すべき不合格品の)リニア弁10においては自励振動が生じ、使用に適した(合格品の)リニア弁10においては、自励振動が生じない条件となっている。
そして、自励振動発生部20は、作動油の供給源となる油圧ポンプ21と、リニア弁10に対する作動油の供給圧力を調整するための調圧用リニア弁22と、模擬的な負荷であるブレーキキャリパー23と、リザーバタンク24等を備え、また、油圧回路25によって、リニア弁10と上記各部21・22・23・24を連通する構成としている。
また、油圧検出部30は、自励振動発生部20により、リニア弁10に自励振動を発生させたときに、調圧用リニア弁22からブレーキキャリパー23に連通する油圧回路25内で生じる作動油の圧力変動(以下、油圧変動と言う)を検出するための部位であり、圧力センサ31、解析用PC32等を備える構成としている。
作動音検出部40は、自励振動発生部20により、リニア弁10に自励振動を発生させたときに生じる作動音を測定し、解析するための部位であり、マイク41、AD変換器42、解析用PC43等を備える構成としている。
図2には、自励振動発生部20における油圧回路25の構成を、より詳細に示している。
図2に示す如く、油圧回路25は、リニア弁10およびブレーキキャリパー23に対して作動油を供給する往き側の回路(図2中に示す実線)と、リニア弁10から油圧ポンプ21およびリザーバタンク24に作動油を戻す還り側の回路(図2中に示す破線)があり、往き側の回路上の調圧用リニア弁22で、作動油の供給圧力を調整する構成としている。
油圧回路25においては、油圧ポンプ21の吐出側(調圧用リニア弁22の入り口側)における油圧Pxと、ブレーキキャリパー23に対する作動油の供給圧力たる油圧Pyを、少なくとも測定している。
尚、油圧Pyは、油圧検出部30における圧力センサ31によって、測定している。
そして、自励振動発生部20においては、油圧ポンプ21から、調圧用リニア弁22を介してブレーキキャリパー23に所定の圧力で作動油を供給するとともに、余剰の作動油を検査対象たるリニア弁10を介してリザーバタンク24に戻す構成としている。
ここで、リニア弁10に自励振動を生じさせる方法について説明すると、まず、油圧回路25において、調圧用リニア弁22を「閉」にし、かつ、リニア弁10を中間開度で「開」としつつ、調圧用リニア弁22の一次側の油圧を所定の圧力(ホイールシリンダ圧)まで高めておく。
そして、この状態から、調圧用リニア弁22を急激に「開」(略全開)にすることで、リニア弁10を通過する作動油の油圧勾配が急峻に上昇するようにして、リニア弁10に自励振動を生じさせる構成としている。
そして、リニア弁10において自励振動を発生させながら、作動音検出部40でリニア弁10の作動音を測定し解析用PC43で処理したデータと、また同時にそのときの油圧回路25における油圧を油圧検出部30で測定し解析用PC32で処理したデータを合成すると、図3に示すようなデータを取得できる。
そして、図3に示すように、作動音の測定データからは、自励振動が発生しているときの音の振幅から音圧Lを求めることができ、また、油圧の測定データからは、自励振動が発生しているときの油圧の振幅から油圧変動ΔPを求めることができる。
さらに、図3に示す測定結果から音圧Lと油圧変動ΔPの関係を求めると、図4のように表され、そして、図4によれば、音圧Lと油圧変動ΔPとの間には相関があることが判明した。
即ち、図4に示す相関を用いれば、油圧変動ΔPの測定結果から、そのときにリニア弁10で生じる作動音の大きさ(音圧L)を求めることができる。
次に、本発明の一実施形態に係るリニア弁10における自励振動の検出方法では、図4に示す相関から、油圧変動ΔPの閾値を求めるようにしている。
従来、音(即ち、音圧L)に基づいて、自励振動の有無を判断していたが、このときの音圧Lの閾値は、60dB以下としており、音圧Lが60dB以下であれば、そのリニア弁10では自励振動が生じないものと判断し、音圧Lが60dBを超えていれば、そのリニア弁10では自励振動が生じるものと判断していた。
そして、図4によれば、音圧L=60dBは、油圧変動ΔP=0.036MPaに相当することが判明した。
このため、図4に示す音圧Lと油圧変動ΔPとの相関に基づいて、音圧Lの閾値に代わる油圧変動ΔPの閾値として、0.036MPa以下とする条件を取得した。
これにより、本発明の一実施形態に係るリニア弁10における自励振動の検出方法では、音の測定データに因らず、油圧変動ΔPの測定データに基づき、油圧変動ΔPが0.036MPa以下であるか否かによって、リニア弁10における自励振動の発生の有無を判断することができるようになった。
尚、自励振動検出システム1における作動音検出部40は、図3に示す油圧変動ΔPと音圧Lとの相関を求めるために必要になるものであり、このような相関は、自励振動の発生の有無の検査を行う前に、予め求めておくものである。
そして、自励振動が生じるか否かは、油圧変動ΔPから図3に示す相関に基づいて判断できるため、作動音検出部40は、実際にリニア弁10における自励振動の有無を検査する段階においては、使用しない。
また、音圧Lの閾値に代わる油圧変動ΔPの閾値が、0.036MPa以下であることが既知となったため、作動音検出部40は、今や自励振動検出システム1を構成するために必ずしも必要ではない。
ここで、本発明の一実施形態に係るリニア弁に対する自励振動の検査方法における油圧変動ΔPの求め方について、図5を用いて説明をする。
リニア弁10は、該リニア弁10におけるソレノイドへの通電量(電流値)に応じて、開度を調整することができるものであり、負荷を作動させるために必要な油圧(ホイールシリンダ圧力)を生じさせるように、開度を調整して使用する。
図5に示すように、本実施形態では、ホイールシリンダ圧を18MPaとしており、自励振動は、このホイールシリンダ圧を略中心として、油圧が上下に振幅する態様で生じる。
そして、油圧変動ΔPは、このようなホイールシリンダ圧を略中心とした振幅における油圧の最小値と最大値から算出するようにしている。
本実施形態では、油圧変動ΔPの閾値(0.036MPa)を、ホイールシリンダ圧を中心として上下(高低)に割り振って、ホイールシリンダ圧よりも高圧側においてホイールシリンダ圧との圧力差が0.018Mpaを超えるものをPAとして収集する。
またホイールシリンダ圧よりも低圧側においてホイールシリンダ圧との圧力差が0.018Mpa未満となるものをPBとして収集する。
そして、収集したPAの最大値とPBの最小値の差分を油圧変動ΔPとして規定し、この算出した油圧変動ΔPが、閾値0.036MPa以下であれば(即ち、ΔP≦0.036)、そのリニア弁では自励振動が生じないものと判断するようにしている。
また、算出した油圧変動ΔPが、閾値0.036MPaを超えていれば(即ち、ΔP>0.036)、そのリニア弁では自励振動が生じるものと判断するようにしている。
次に、本発明の一実施形態に係るリニア弁における自励振動の検出方法による、リニア弁10に対する自励振動の有無の検査状況について、図2および図5〜図7を用いて説明をする。
図6に示す如く、リニア弁10における自励振動の発生の有無を検査する工程では、まず、油圧ポンプ21を作動させて、油圧回路25における油圧Pxを上昇させる。
尚、図7(a)に示す如く、油圧ポンプ21の作動によって、油圧Pxがホイールシリンダ圧(18MPa)に到達するとき、図7(c)に示すように、調圧用リニア弁22は「閉」となっている。
次に、リニア弁10のソレノイドに通電し、リニア弁10を所定の中間開度で「開」の状態としておく。
尚、本実施形態では、リニア弁10のソレノイドに0.8Aの電流値で通電することで、リニア弁10を中間開度に保持する構成としている。
そして次に、調圧用リニア弁22のソレノイドに通電し、調圧用リニア弁22を「開」(略全開)の状態とする。
尚、本実施形態では、調圧用リニア弁22のソレノイドに1.5Aの電流値で通電することで、リニア弁10を急激に略全開にする構成としている。
すると、図7(d)に示す如く、急峻に油圧Pyの測定値が上昇していき、やがて、所定の基準圧P0(本実施形態では、ホイールシリンダ圧(18MPa))に到達する。
尚、ここでの油圧勾配を、10〜40MPa/sec程度とし、急峻に油圧Pyを上昇させることによって、リニア弁10において、自励振動を発生させることができる。
そして、圧力センサ31による油圧Pyの測定値が、基準圧P0まで上昇したときの時刻T0を基準として、自励振動を検出するための油圧測定を開始する。
図6に示す如く、自励振動を検出するための油圧測定は、時刻T0以後に所定のサンプリング周期tsで、各時刻T1、T2・・・のときの各油圧P1、P2を測定していく。
そして、このときの各油圧の任意の測定値Pkのうち、Pk>P0+0.018を満足する測定値を、格納値PAとして格納する。
格納値PAは、既に格納されている測定値よりも大きい値である場合のみ、格納値を更新していき、最終的にPk>P0+0.018を満足する測定値のうちの最大値が、PAに格納されるようにする。
また、このときの各油圧の任意の測定値Pkのうち、Pk<P0−0.018を満足する測定値を、格納値PBとして格納する。
格納値PBは、既に格納されている測定値よりも小さい値である場合のみ、格納値を更新していき、最終的にPk<P0−0.018を満足する測定値のうちの最小値が、PBに格納されるようにする。
そして、予め設定しておいた測定時間(サンプリング数)が経過するまで(即ち、検査終了時刻Tnに至るまで)油圧の測定を継続する。
そして、検査終了時刻Tnになったら、時刻T0から時刻Tnまでの間に測定した各格納値PAおよびPBから油圧変動ΔP(=PA−PB)を算出する。
そして、この油圧変動ΔPに基づいて、そのリニア弁10が自励振動の生じるものであるか否かの判断を行うようにしている。
より具体的には、算出した油圧変動ΔPが、所定の閾値(本実施形態では、0.036MPa)以下であれば、そのリニア弁10は自励振動が生じないものと判断し、算出した油圧変動ΔPが、所定の閾値(本実施形態では、0.036MPa)を超えていれば、そのリニア弁10は自励振動が生じるものと判断する。
このように、本発明の一実施形態に係るリニア弁における自励振動の検査方法では、検査対象たるリニア弁10に自励振動を生じさせて、その自励振動により油圧回路において生じる油圧変動ΔPを検出し、そして、検出した油圧変動ΔPに基づいて(即ち、音に因らずに)、リニア弁10における自励振動の発生の有無を判断する。
このため、本発明の一実施形態に係るリニア弁における自励振動の検査方法では、リニア弁10の周囲に存在する音が外乱となって、自励振動が発生するか否かの判断が妨げられることがない。
即ち、本発明の一実施形態に係るリニア弁10における自励振動の検出方法は、リニア弁10に連通する油圧回路25における油圧を検出するための圧力センサ31と、リニア弁20に自励振動を生じさせるための手段である自励振動発生手段たる自励振動発生部20と、を備える、リニア弁10に生じる自励振動を検出するための自励振動検出システム1を用いて、自励振動発生部20により、リニア弁10に自励振動を生じさせたときの油圧回路25における油圧変動ΔPを、圧力センサ31により測定し、圧力センサ31により測定した油圧変動ΔPの測定結果に基づいて、リニア弁10における自励振動の発生を検出するものである。
また、本発明の一実施形態に係るリニア弁10における自励振動の検出方法は、自励振動発生部20により、リニア弁10に自励振動を生じさせたときのリニア弁10の作動音を予め測定すると同時に、そのときの油圧回路25における油圧変動ΔPを予め測定し、作動音(即ち、音圧L)と油圧変動ΔPの相関関係(即ち、図3)を予め算出しておき、油圧変動ΔPの測定結果から、音圧Lと油圧変動ΔPとの相関関係(即ち、図3)に基づいて、リニア弁10における自励振動の発生を検出するものである。
このような構成により、リニア弁10の周囲に存在する音等の外乱の影響を排除でき、精度よく自励振動が発生したことを検出することができる。
1 自励振動検出システム
10 リニア弁
20 自励振動発生部
21 油圧ポンプ
22 調圧用リニア弁
25 油圧回路
30 油圧検出部
31 圧力センサ

Claims (1)

  1. リニア弁に連通する油圧回路における油圧を検出するための圧力センサと、
    前記リニア弁に自励振動を生じさせるための手段である自励振動発生手段と、
    を備える、前記リニア弁に生じる自励振動を検出するための自励振動検出システムを用いたリニア弁における自励振動の検出方法であって、
    前記自励振動発生手段により、前記リニア弁に自励振動を生じさせたときの前記油圧回路における油圧の変動を、前記圧力センサにより予め測定すると同時に、
    前記自励振動発生手段により、前記リニア弁に自励振動を生じさせたときの前記リニア弁の作動音を予め測定し、
    前記作動音の音圧と前記油圧の変動の相関関係を予め算出し、
    前記相関関係から、前記作動音により自励振動の発生を検出する場合の該作動音の音圧の閾値に対応する前記油圧の変動の閾値を決定しておき、
    リニア弁における自励振動の有無を検出する段階において、
    前記油圧回路における油圧の変動を前記圧力センサにより測定し、当該油圧の変動の測定結果から、前記油圧の変動の閾値に基づいて、前記リニア弁における自励振動の発生を検出する、
    ことを特徴とするリニア弁における自励振動の検出方法。
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