JP5879462B1 - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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Abstract

縦方向と、前記縦方向と交差する横方向と、を有し、二つのシートと、前記二つのシートの間に挟まれ、かつ、前記横方向に沿った複数の弾性部材と、を備える使い捨て着用物品であって、前記弾性部材として、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記シートの前記横方向における一端部から他端部に亘って接合された二つの接合弾性部材と、前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に設けられ、かつ、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間に前記二つのシートのいずれにも接合しない非接合部を有する非接合弾性部材と、を有することを特徴とする。

Description

本発明は、使い捨て着用物品に関する。
従来、使い捨ておむつ等の使い捨て着用物品が広く用いられている。この使い捨て着用物品は、二つのシートと、当該二つのシートの間に挟まれ、かつ、横方向に沿った糸ゴム等の複数の弾性部材と、を備えている。
特開2010−46324号
使い捨て着用物品をユーザーが見た際に、使い捨て着用物品がずり落ちずしっかり身体にフィットするという印象をユーザーに持たせることが要請される。使い捨て着用物品がずり落ちる可能性があると思ったユーザーはこのことに対し不安な感情を抱くからである。
一方で、使い捨て着用物品をユーザーが見た際に、当該使い捨て着用物品が柔らかいと言う印象をユーザーに持たせることも要請される。使い捨て着用物品は、身体に着用するものであるから、固い製品は敬遠されるからである。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、しっかり身体にフィットし、かつ、柔らかいという印象をユーザーに与えることができる使い捨て着用物品を実現することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、縦方向と、前記縦方向と交差する横方向と、を有し、
二つのシートと、
前記二つのシートの間に挟まれ、かつ、前記横方向に沿った複数の弾性部材と、を備える使い捨て着用物品であって、
前記弾性部材として、
前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記シートの前記横方向における一端部から他端部に亘って接合された二つの接合弾性部材と、
前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に設けられ、かつ、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間に前記二つのシートのいずれにも接合しない非接合部を有する非接合弾性部材と、を有し、
排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、
前記吸収性本体の一端側及び他端側に位置する胴回り部と、を備え、
前記胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、
前記非接合弾性部材は、前記胴回り部の前記縦方向における両端部と中央部のうちの中央部のみに設けられていることを特徴とする使い捨て着用物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、しっかり身体にフィットし、かつ、柔らかいという印象をユーザーに与えることができる使い捨て着用物品を実現することができる。
本実施の形態に係るおむつ1の斜視イメージ図である。 展開状態のおむつ1の平面図である。 おむつ1の断面図である。 糸ゴムの接合部分を表した平面図である。 本実施の形態に係るおむつ1の作用を説明するための説明図である。 はみ出し部分Bまで重畳糸ゴムが接合されていることによるメリットを説明するための説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
縦方向と、前記縦方向と交差する横方向と、を有し、
二つのシートと、
前記二つのシートの間に挟まれ、かつ、前記横方向に沿った複数の弾性部材と、を備える使い捨て着用物品であって、
前記弾性部材として、
前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記シートの前記横方向における一端部から他端部に亘って接合された二つの接合弾性部材と、
前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に設けられ、かつ、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間に前記二つのシートのいずれにも接合しない非接合部を有する非接合弾性部材と、
を有することを特徴とする使い捨て着用物品。
このような使い捨て着用物品によれば、しっかり身体にフィットし、かつ、柔らかいという印象をユーザーに与えることができる。
かかる使い捨て着用物品であって、
排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、
前記吸収性本体の一端側及び他端側に位置する胴回り部と、を備え、
前記胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、
前記非接合弾性部材は、前記胴回り部の前記縦方向における両端部と中央部のうちの中央部のみに設けられていることが望ましい。
このような使い捨て着用物品によれば、柔らかいという印象をユーザーに与えることができるとともに、より一層しっかり身体にフィットするという印象を与えることができる。
かかる使い捨て着用物品であって、
排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、
前記吸収性本体の一端側及び他端側に位置する胴回り部と、を備え、
前記胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、
前記胴回り部は、他方の前記胴回り部と接合するための接合箇所を、前記横方向における前記胴回り部の両縁部に備えており、
前記非接合弾性部材は、前記接合箇所と、該接合箇所と隣接し該接合箇所の前記横方向における内側に位置する内側箇所と、において、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に接合されていることが望ましい。
このような使い捨て着用物品によれば、非接合弾性部材の抜けを適切に押さえることが可能となる。
かかる使い捨て着用物品であって、
排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、
前記吸収性本体の一端側及び他端側に位置する胴回り部と、を備え、
前記胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、かつ、前記吸収体と重なる吸収体重なり部を有し、
前記非接合弾性部材として、一部が前記吸収体重なり部上に配置されている重畳弾性部材を有し、
前記重畳弾性部材は、前記吸収体重なり部において、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に接合されていることが望ましい。
このような使い捨て着用物品によれば、互いに接合された重畳弾性部材とシートとで、しっかり吸収体を押さえることができる。
かかる使い捨て着用物品であって、
前記重畳弾性部材は、前記吸収体重なり部から、前記吸収体重なり部の端を越えて該吸収体重なり部の前記横方向における外側まで、接合されていることが望ましい。
このような使い捨て着用物品によれば、重畳弾性部材が設計上の位置から動いてしまうことが適切に抑えられる。
かかる使い捨て着用物品であって、
排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、
前記吸収性本体の一端側及び他端側に位置する胴回り部と、を備え、
前記胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、かつ、前記胴回り部の前記横方向における中央部に、前記吸収体と重なる吸収体重なり部を有し、
前記非接合弾性部材として、前記縦方向において前記胴回り部の上端部と前記吸収体重なり部との間に設けられた非重畳弾性部材を有し、
前記非重畳弾性部材は、
前記胴回り部の前記横方向における中央部に、前記非接合部を有することが望ましい。
このような使い捨て着用物品によれば、柔らかいという印象をより効果的にユーザーに与えることができる。
かかる使い捨て着用物品であって、
前記吸収性本体の一端側に位置する胴回り部は背側胴回り部であり、他端側に位置する胴回り部は腹側胴回り部であり、
前記背側胴回り部における前記吸収体重なり部の上端から前記背側胴回り部の上端までの距離は、前記腹側胴回り部における前記吸収体重なり部の上端から前記腹側胴回り部の上端までの距離よりも大きく、
前記背側胴回り部に設けられた前記非重畳弾性部材の数は、前記腹側胴回り部に設けられた前記非重畳弾性部材の数よりも多いことが望ましい。
このような使い捨て着用物品によれば、使い捨て着用物品のどちらが前(腹側)でどちらが後(背側)かを容易に判断することが可能となる。
かかる使い捨て着用物品であって、
前記非接合弾性部材として、
前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間においては前記シートの前記横方向における中央部に一箇所の非接合部を有する中央非接合弾性部材と、
前記一端部及び前記他端部において接合され、かつ、前記一端部と前記他端部との間においては前記中央部においても接合され、前記一端部と前記中央部との間と前記他端部と前記中央部との間とに二箇所の非接合部を有する分割非接合弾性部材と、を有し、
前記分割非接合弾性部材の前記非接合部の長さは、前記中央非接合弾性部材の前記非接合部の長さよりも短いことが望ましい。
このような使い捨て着用物品によれば、弾性部材の接合を強化しつつ、柔らかいという印象をユーザーに与えることができる。
かかる使い捨て着用物品であって、
排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、前記吸収性本体の一端側に位置する背側胴回り部と、前記吸収性本体の他端側に位置する腹側胴回り部と、を備え、
前記背側胴回り部及び前記腹側胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、
前記非接合弾性部材として、
前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間においては前記シートの前記横方向における中央部に一箇所の非接合部を有する中央非接合弾性部材と、
前記一端部及び前記他端部において接合され、かつ、前記一端部と前記他端部との間においては前記中央部においても接合され、前記一端部と前記中央部との間と前記他端部と前記中央部との間とに二箇所の非接合部を有する分割非接合弾性部材と、を有し、
前記背側胴回り部に設けられた前記中央非接合弾性部材の前記非接合部の長さは、前記腹側胴回り部に設けられた前記中央非接合弾性部材の前記非接合部の長さと異なり、
前記背側胴回り部に設けられた前記分割非接合弾性部材の前記非接合部の長さは、前記腹側胴回り部に設けられた前記分割非接合弾性部材の前記非接合部の長さと異なることが望ましい。
このような使い捨て着用物品によれば、使い捨て着用物品のどちらが前(腹側)でどちらが後(背側)かを容易に判断することが可能となる。
かかる使い捨て着用物品であって、
排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、
前記吸収性本体の一端側及び他端側に位置する胴回り部と、を備え、
前記胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、
前記二つの接合弾性部材は、前記胴回り部の前記縦方向における中央部に設けられ、
前記非接合弾性部材は、前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に一つのみ設けられ、
前記二つの接合弾性部材とは異なる二つの他の接合弾性部材が、該二つの他の接合弾性部材の間に前記非接合弾性部材が配置されない状態で、前記胴回り部の前記縦方向における端部に設けられ、
前記中央部における前記接合弾性部材と前記非接合弾性部材の間隔は、前記端部における前記二つの他の接合弾性部材の間隔よりも短いことが望ましい。
このような使い捨て着用物品によれば、接合弾性部材間の間隔が広くなりすぎるのを防止することが可能となる。
かかる使い捨て着用物品であって、
前記非接合弾性部材は、第一非接合弾性部材であり、
前記一端部及び前記他端部において接合される一方で、前記一端部と前記他端部との間に前記非接合部を有する第二非接合弾性部材をさらに有し、
前記縦方向において前記第一非接合弾性部材と前記第二非接合弾性部材の間には、少なくとも一つの前記接合弾性部材が設けられていることが望ましい。
このような使い捨て着用物品によれば、非接合糸弾性部材の非接合部が縦方向にずれる事象を適切に抑えることが可能となる。
===本実施の形態に係る使い捨ておむつについて===
図1は、本実施の形態に係る使い捨て着用物品の一例としての使い捨ておむつ(以下、単に、おむつ1と呼ぶ)の斜視イメージ図である。図2は、展開状態のおむつ1の平面図である。図3は、おむつ1の断面図である。
本実施の形態に係るおむつ1は、所謂パンツ型おむつである。以下の説明では、おむつ1の縦方向、おむつ1の横方向のことを、それぞれ単に「縦方向」、「横方向」と言う。また、縦方向及び横方向と交差する方向を「厚み方向」とし、着用者の肌の側を「肌側」とし、その逆側を「非肌側」とする。また、図1において、縦方向における胴周り開口1a側を「上側」、その反対側を「下側」と呼ぶ。
本実施の形態に係るおむつ1は、互いに交差(直交)する二方向として縦方向と横方向とを有している。また、おむつ1は、所謂3ピースタイプであり、3つの部品を有している。すなわち、このおむつ1は、第1部品として、着用者の股間部にあてがわれ尿等の排泄物を吸収する吸収体11を備えた吸収性本体10を有している。
また、おむつ1は、吸収性本体10の一端側及び他端側に位置する胴回り部を有している。すなわち、おむつ1は、第2部品として、吸収性本体10の一端側に位置し、着用者の背側部を覆う背側胴回り部30を、第3部品として、吸収性本体10の他端側に位置し、着用者の腹側部を覆う腹側胴回り部40を有している。
図2の展開状態では、背側胴回り部30と腹側胴回り部40とが互いに縦方向に間隔をあけて平行に並んだ状態で、これらの間に吸収性本体10が掛け渡されている。そして、吸収性本体10の一端部10aに背側胴回り部30が、他端部10bに腹側胴回り部40が、吸収性本体10の方が胴回り部よりも厚み方向において肌側に位置するように固定されており、その外観形状は平面視略H形状をなしている。換言すれば、吸収性本体10の一端側に背側胴回り部30が位置し、吸収性本体10の他端側に腹側胴回り部40が位置している。
そして、この状態から、吸収性本体10が、その長手方向(つまり、縦方向)におけるおむつ1の真ん中(展開状態のおむつ1の縦方向における一端と他端の真ん中)の位置を折り位置として二つ折りされる。この二つ折りの状態において互いに対向する背側胴回り部30と腹側胴回り部40とが、接合・連結されると、これら胴回り部同士が環状に成形される。つまり、胴回り部は、他方の胴回り部と接合するための接合箇所を横方向における胴回り部の両縁部に備えており(この接合箇所を、背側両縁部30a及び腹側両縁部40aと呼ぶ)、おむつ1は、背側両縁部30aと腹側両縁部40aが連結(接合)されて形成されている。これにより、図1に示すような胴周り開口1a及び一対の脚周り開口1bが形成された着用状態のおむつ1となる。
吸収性本体10は、着用者の股間(股下)に対応し、尿等の排泄物を吸収するためのものである。この吸収性本体10は、図2に示すように、平面視長方形状を有しており、長手方向(長辺方向)が縦方向に沿うように設けられている。
吸収性本体10には、吸収体11が設けられている。この吸収体11は、液体吸収性素材を積層してなる部材(吸収性コア)であり、尿等の排泄物を吸収することができる。吸収体11は、パルプ(パルプ繊維)と吸収性ポリマー(SAP)とを有している。
吸収体11は、縦方向の中央部における幅が狭くなるような砂時計形状を有する。但し、吸収体11の形状は、図2に示す形状に限定されず、単純な長方形であっても良い。
吸収体11は、図3に示すように、液透過性シート(不織布)からなるコアラップ26に包まれ、厚み方向においてトップシート部材24とバックシート部材25に挟まれて配置されている。なお、トップシート部材24は、不織布製の液透過性シートであり、バックシート部材25は、ポリエチレン又はポリプロピレン製の液不透過性の防漏シート25aと不織布製の液透過性の外装シート25bとからなる二層構造のシートである。
腹側胴回り部40は、着用者の腹部に対応するシート状部材である。この腹側胴回り部40は、平面視長方形状を有しており、長手方向(長辺方向)が横方向に沿うように設けられている。この腹側胴回り部40は、図3に示すように、不織布製の二つのシート(便宜上、胴回り部シート28とする。肌側のシートはサイドトップ28a、非肌側のシートはアウターバック28bと呼ばれている)により形成されている。
腹側胴回り部40は、吸収性本体10の他端部10bに重ねられ、接合固定されている。腹側胴回り部40の、吸収性本体10に重ねられた部分は、横方向における腹側胴回り部40の中央部に設けられている。
さらには、腹側胴回り部40は、吸収性本体10に設けられた吸収体11と重なっている。つまり、腹側胴回り部40は、吸収体11と重なる吸収体重なり部41を有しており、当該吸収体重なり部41は腹側胴回り部40の横方向における中央部に位置している。
また、腹側胴回り部40には、横方向に沿った弾性部材(具体的には、糸ゴム。便宜上、腹側糸ゴム70と呼ぶ)が、縦方向に複数(15本)並ぶように配置されている。そして、このことにより、腹側胴回り部40には、横方向の伸縮性が付与され、おむつ1の胴周り開口1aに伸縮性を与えている。腹側糸ゴム70は、二つの胴回り部シート28の間に挟まれている。つまり、厚み方向においてサイドトップ28aとアウターバック28bの間に位置している。以下、15本の腹側糸ゴム70の各々について説明する。なお、以下では、15本の腹側糸ゴム70を、縦方向における上側から順に、第一腹側糸ゴム71乃至第十五腹側糸ゴム85と呼ぶ。
図2に示すように、腹側糸ゴム70は、どの糸ゴムも、腹側胴回り部40(胴回り部シート28)の横方向における一端部(具体的には、前述した腹側両縁部40aよりもさらに外側の位置)から他端部(同様に、腹側両縁部40aよりもさらに外側の位置)に亘って設けられている。本実施の形態においては、腹側糸ゴム70が、腹側両縁部40aを超えて、腹側胴回り部40の最も外側の端まで至っている。
そして、第一腹側糸ゴム71乃至第五腹側糸ゴム75については、糸ゴムが前記一端部から前記他端部に亘って連続的に設けられている。
一方、第六腹側糸ゴム76乃至第十五腹側糸ゴム85については、糸ゴムが、横方向における腹側胴回り部40の中央部に不連続部分(図2において、点線で示した部分)を備えている。つまり、この不連続部分においては、糸ゴムが細かく切断されており、その伸縮性が弱められている(弱伸縮域となっている)。なお、このような糸ゴムが細かく切断された不連続部分(弱伸縮域)の代わりに、糸ゴムに接着剤を塗らず糸ゴムを切断することで糸ゴムを吸収体側部までカットバックさせる方法で弱伸縮域を形成してもよい(かかる場合には、糸ゴムの切れ端が残らないので見栄えがよい)。
また、図2に示すように、第七腹側糸ゴム77乃至第十五腹側糸ゴム85については、糸ゴムの一部(横方向における中央部)が前述した吸収体重なり部41上に配置されている。すなわち、これらの糸ゴムは、吸収体11と重なっている。第六腹側糸ゴム76乃至第十五腹側糸ゴム85が不連続部分(弱伸縮域)を前記中央部に備えている理由は、吸収体11を収縮させすぎないようにして、吸収体11がよれてしまって人体と密着せず本来持っている吸収性能が発揮されないという事態の発生を防止するためである。
一方、第一腹側糸ゴム71乃至第六腹側糸ゴム76については、吸収体重なり部41上には配置されていない(吸収体11とは重なっていない)。
また、腹側糸ゴム70は、二つの胴回り部シート28のうちの少なくとも一方(本実施の形態においては、双方)に接着剤により接合されている。
ここで、図4に着目する。図4は、図2に対応した図であり、糸ゴムの接合部分を表した平面図である。図4においては、糸ゴムが胴回り部シート28に接合されている部分(接合部)を実線で示し、接合されていない部分(非接合部)を白線(つまり、線が存在しない)で示している。図4から明らかなように、本実施の形態においては、二つの胴回り部シート28のうちの少なくとも一方(本実施の形態においては、双方)に胴回り部シート28の横方向における一端部から他端部に亘って接合された糸ゴム(接合糸ゴムと呼ぶ)と、二つの胴回り部シート28のうちの少なくとも一方(本実施の形態においては、双方)に前記一端部及び前記他端部において接合され、一端部と他端部との間に二つの胴回り部シート28のいずれにも接合しない非接合部(図4の白線部)を有する糸ゴム(このような非接合部を有する糸ゴムを非接合糸ゴムと呼ぶ)と、が設けられている。
第一腹側糸ゴム71と第二腹側糸ゴム72は、腹側胴回り部40の縦方向における上側の端部(以下、上端部とする)に設けられた接合糸ゴムである。第十二腹側糸ゴム82、第十三腹側糸ゴム83、第十四腹側糸ゴム84、第十五腹側糸ゴム85は、腹側胴回り部40の縦方向における下側の端部(以下、下端部とする)に設けられた接合糸ゴムである。また、第六腹側糸ゴム76、第八腹側糸ゴム78、第十腹側糸ゴム80は、腹側胴回り部40の縦方向における中央部に設けられた接合糸ゴムである。
これらの糸ゴムは、腹側胴回り部40(胴回り部シート28)の横方向における一端部から他端部に亘って胴回り部シート28に接合されている。本実施の形態においては、これらの糸ゴムの全体が、胴回り部シート28に接合されている。
一方で、残りの糸ゴム、すなわち、第三腹側糸ゴム73、第四腹側糸ゴム74、第五腹側糸ゴム75、第七腹側糸ゴム77、第九腹側糸ゴム79、第十一腹側糸ゴム81は、非接合糸ゴムである。
図4から明らかなように、第三腹側糸ゴム73、第五腹側糸ゴム75、第七腹側糸ゴム77、第九腹側糸ゴム79、第十一腹側糸ゴム81の非接合部の位置(換言すれば、接合部の位置)は共通している。つまり、これらの糸ゴムは、腹側胴回り部40(胴回り部シート28)の横方向における一端部(図4に示すように、最外端から内側へ30mmまでの部分)と他端部(図4に示すように、最外端から内側へ30mmまでの部分)で胴回り部シート28に接合され、さらに、腹側胴回り部40(胴回り部シート28)の横方向における中央部(図4に示すように、腹側胴回り部40の真ん中から横方向へ左右65mmまでの部分。合計で130mm分)で胴回り部シート28に接合されている。そして、残りの部分、つまり、前記一端部と前記中央部の間と前記他端部と前記中央部との間に非接合部が位置している。本実施の形態においては、腹側胴回り部40の横方向における長さが340mmなので、当該非接合部の長さは、それぞれ75mm(=(340−130−30×2)/2)となっている。
一方で、第四腹側糸ゴム74は、腹側胴回り部40(胴回り部シート28)の横方向における中央部(図4に示すように、腹側胴回り部40の真ん中から横方向へ左右50mmまでの部分。合計で100mm分)のみが非接合部となっており、他の部分(非接合部の横方向における両側)が接合されている。接合部の長さは、それぞれ120mmとなっている。
背側胴回り部30は、着用者の背部に対応するシート状部材である。この背側胴回り部30は、平面視長方形状を有しており、長手方向(長辺方向)が横方向に沿うように設けられている。この背側胴回り部30は、腹側胴回り部40と同様、図3に示すように、不織布製の二つの胴回り部シート28(サイドトップ28aとアウターバック28b)により形成されている。
背側胴回り部30は、吸収性本体10の一端部10aに重ねられ、接合固定されている。背側胴回り部30の、吸収性本体10に重ねられた部分は、横方向における背側胴回り部30の中央部に設けられている。
さらには、背側胴回り部30は、吸収性本体10に設けられた吸収体11と重なっている。つまり、背側胴回り部30は、吸収体11と重なる吸収体重なり部31を有しており、当該吸収体重なり部31は背側胴回り部30の横方向における中央部に位置している。
また、背側胴回り部30には、横方向に沿った弾性部材(具体的には、糸ゴム。便宜上、背側糸ゴム50と呼ぶ)が、縦方向に複数(15本)並ぶように配置されている。そして、このことにより、背側胴回り部30には、横方向の伸縮性が付与され、おむつ1の胴周り開口1aに伸縮性を与えている。背側糸ゴム50は、二つの胴回り部シート28の間に挟まれている。つまり、厚み方向においてサイドトップ28aとアウターバック28bの間に位置している。以下、15本の背側糸ゴム50の各々について説明する。なお、以下では、15本の背側糸ゴム50を、縦方向における上側から順に、第一背側糸ゴム51乃至第十五背側糸ゴム65と呼ぶ。
図2に示すように、背側糸ゴム50は、腹側糸ゴム70と同様、どの糸ゴムも、背側胴回り部30(胴回り部シート28)の横方向における一端部(具体的には、前述した背側両縁部30aよりもさらに外側の位置)から他端部(同様に、背側両縁部30aよりもさらに外側の位置)に亘って設けられている。本実施の形態においては、背側糸ゴム50が、背側両縁部30aを超えて、背側胴回り部30の最も外側の端まで至っている。
そして、第一背側糸ゴム51乃至第九背側糸ゴム59については、糸ゴムが前記一端部から前記他端部に亘って連続的に設けられている。
一方、第十背側糸ゴム60乃至第十五背側糸ゴム65については、糸ゴムが、横方向における背側胴回り部30の中央部に不連続部分(図2において、点線で示した部分)を備えている。つまり、この不連続部分においては、糸ゴムが細かく切断されており、その伸縮性が弱められている(弱伸縮域となっている)。
また、図2に示すように、第十二背側糸ゴム62乃至第十五背側糸ゴム65については、糸ゴムの一部(横方向における中央部)が前述した吸収体重なり部31上に配置されている。すなわち、これらの糸ゴムは、吸収体11と重なっている。第十背側糸ゴム60乃至第十五背側糸ゴム65が不連続部分(弱伸縮域)を前記中央部に備えている理由は、吸収体11を収縮させすぎないようにするためである。
一方、第一背側糸ゴム51乃至第十一背側糸ゴム61については、吸収体重なり部31上には配置されていない(吸収体11とは重なっていない)。
また、背側糸ゴム50は、二つの胴回り部シート28のうちの少なくとも一方(本実施の形態においては、双方)に接着剤により接合されているが、本実施の形態においては、腹側糸ゴム70と同様、背側糸ゴム50として前記接合糸ゴム及び前記非接合糸ゴムが設けられている。
第一背側糸ゴム51と第二背側糸ゴム52は、背側胴回り部30の縦方向における上端部に設けられた接合糸ゴムである。第十二背側糸ゴム62、第十三背側糸ゴム63、第十四背側糸ゴム64、第十五背側糸ゴム65は、背側胴回り部30の縦方向における下端部に設けられた接合糸ゴムである。また、第十背側糸ゴム60は、背側胴回り部30の縦方向における中央部に設けられた接合糸ゴムである。
これらの糸ゴムは、背側胴回り部30(胴回り部シート28)の横方向における一端部から他端部に亘って胴回り部シート28に接合されている。本実施の形態においては、これらの糸ゴムの全体が、胴回り部シート28に接合されている。
一方で、残りの糸ゴム、すなわち、第三背側糸ゴム53、第四背側糸ゴム54、第五背側糸ゴム55、第六背側糸ゴム56、第七背側糸ゴム57、第八背側糸ゴム58、第九背側糸ゴム59、第十一背側糸ゴム61は、非接合糸ゴムである。
図4から明らかなように、第三背側糸ゴム53、第五背側糸ゴム55、第七背側糸ゴム57、第九背側糸ゴム59、第十一背側糸ゴム61の非接合部の位置(換言すれば、接合部の位置)は共通している。つまり、これらの糸ゴムは、背側胴回り部30(胴回り部シート28)の横方向における一端部(図4に示すように、最外端から内側へ30mmまでの部分)と他端部(図4に示すように、最外端から内側へ30mmまでの部分)で胴回り部シート28に接合され、さらに、背側胴回り部30(胴回り部シート28)の横方向における中央部(図4に示すように、背側胴回り部30の真ん中から横方向へ左右75mmまでの部分。合計で150mm分)で胴回り部シート28に接合されている。そして、残りの部分、つまり、前記一端部と前記中央部の間と前記他端部と前記中央部との間に非接合部が位置している。本実施の形態においては、背側胴回り部30の横方向における長さが340mmなので、当該非接合部の長さは、それぞれ65mm(=(340−150−30×2)/2)となっている。
一方で、第四背側糸ゴム54、第六背側糸ゴム56、第八背側糸ゴム58の非接合部の位置(換言すれば、接合部の位置)は共通している。つまり、これらの糸ゴムは、背側胴回り部30(胴回り部シート28)の横方向における中央部(図4に示すように、背側胴回り部30の真ん中から横方向へ左右60mmまでの部分。合計で120mm分)のみが非接合部となっており、他の部分(非接合部の横方向における両側)が接合されている。接合部の長さは、それぞれ110mmとなっている。
上述したとおり、本実施の形態においては、弾性部材(糸ゴム)として、二つの胴回り部シート28のうちの少なくとも一方(本実施の形態においては、双方)に胴回り部シート28の横方向における一端部から他端部に亘って接合された接合弾性部材(接合糸ゴム)と、二つの胴回り部シート28のうちの少なくとも一方(本実施の形態においては、双方)に前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間に二つの胴回り部シート28のいずれにも接合しない非接合部を有する非接合弾性部材(非接合糸ゴム)と、を有している。そして、縦方向において二つの接合糸ゴムの間に非接合糸ゴムが設けられている。腹側胴回り部40に関して一例を挙げると、接合糸ゴムである第二腹側糸ゴム72と第六腹側糸ゴム76との間に、非接合糸ゴムである第三腹側糸ゴム73乃至第五腹側糸ゴム75が設けられている。また、背側胴回り部30に関して一例を挙げると、接合糸ゴムである第十背側糸ゴム60と第十二背側糸ゴム62との間に、非接合糸ゴムである第十一背側糸ゴム61が設けられている。
従来のおむつ1において、前記非接合糸ゴムを縦方向に並べたものがあった。しかしながら、かかるおむつ1には、一端部から他端部に亘って接合された接合糸ゴムがないため、おむつ1をユーザーが見た際に、おむつ1がずり落ちてしまうのではないかという感情(不安な感情)をユーザーに抱かせる場合があった。
一方で、当然のことながら、従来のおむつ1において、接合糸ゴムを縦方向に並べたものもあった。しかしながら、一端部から他端部に亘って接合された接合糸ゴムが縦方向に密に並ぶこととなるため、おむつ1が固いという印象をユーザーに持たせることとなり、当該おむつ1がユーザーに敬遠される可能性が生じていた。
これに対し、本実施の形態に係るおむつ1は、双方の課題を一気に解決できるものとなっている。すなわち、本実施の形態に係るおむつ1は、縦方向において二つの接合糸ゴムの間に非接合糸ゴムが設けられている構成を有している。そのため、一端部から他端部に亘って接合された接合糸ゴムをユーザーが見た際には、この糸ゴムが一端部から他端部に亘って存在することがユーザーにより確実に理解されるため、おむつ1がずり落ちずしっかり身体にフィットするという印象をユーザーに持たせることができる。
一方で、二つの接合糸ゴムの間に非接合糸ゴムが設けられているため、おむつ1が着用された際には、これらの糸ゴムと二つの胴回り部シート28(サイドトップ28aとアウターバック28b)の位置関係が図5に示すような形態となる。すなわち、二つの接合糸ゴムの間に位置する非接合糸ゴム(具体的には、その非接合部)が肌側へ寄ることとなり、当該非接合糸ゴム(非接合部)がユーザーにより視認されにくくなる。そのため、糸ゴムが例え縦方向に密に並んでいる場合であっても、二つの接合糸ゴムの間の非接合糸ゴムが視認されにくい状態を作ることができるため、おむつ1が固いという印象をユーザーに抱かせることを回避することが可能となる。
このように、本実施の形態に係るおむつ1によれば、しっかり身体にフィットし、かつ、柔らかいという印象をユーザーに与えることができる。
さらには、二つの接合糸ゴムの間に非接合糸ゴムが設けられているため、接合糸ゴムを縦方向に並べたものに比べて、実際にユーザーが触れた際にはユーザーに柔らかい感触を与えることができる(接着剤等のごわごわした感触が少なくなっている)。
また、本実施の形態において、非接合糸ゴムは、胴回り部の縦方向における両端部と中央部のうちの中央部のみに設けられている。腹側胴回り部40に関して言えば、両端部に設けられた第一腹側糸ゴム71及び第二腹側糸ゴム72と、第十二腹側糸ゴム82乃至第十五腹側糸ゴム85はいずれも接合糸ゴムであり、非接合糸ゴム(第三腹側糸ゴム73、第四腹側糸ゴム74、第五腹側糸ゴム75、第七腹側糸ゴム77、第九腹側糸ゴム79、第十一腹側糸ゴム81)は、中央部にしか設けられていない。また、背側胴回り部30に関して言えば、両端部に設けられた第一背側糸ゴム51と第二背側糸ゴム52と、第十二背側糸ゴム62乃至第十五背側糸ゴム65はいずれも接合糸ゴムであり、非接合糸ゴム(第三背側糸ゴム53乃至第九背側糸ゴム59と第十一背側糸ゴム61)は、中央部にしか設けられていない。
前述したとおり、一端部から他端部に亘って接合された接合糸ゴムをユーザーが見た際には、この糸ゴムが一端部から他端部に亘って存在することがユーザーにより確実に理解されるため、おむつ1がずり落ちずしっかり身体にフィットするという印象をユーザーに持たせることができる。一方で、ユーザーは、胴回り部の縦方向における両端部の糸ゴムが一端部から他端部に亘って存在することを理解した際に、より(つまり、中央部の糸ゴムが一端部から他端部に亘って存在することを理解したときと比べてより一層)おむつ1がずり落ちずしっかり身体にフィットするという印象を抱くこととなる。したがって、本実施の形態によれば、おむつ1が柔らかいという印象をユーザーに与えることができるとともに、より一層おむつ1がしっかり身体にフィットするという印象を与えることが可能となる。
また、本実施の形態において、非接合糸ゴムは、接合箇所(つまり、腹側両縁部40aや背側両縁部30a)と、腹側両縁部40a(背側両縁部30a)と隣接し当該腹側両縁部40a(背側両縁部30a)の横方向における内側に位置する内側箇所(図4において符号Aで示す)と、において、胴回り部シート28のうちの少なくとも一方(本実施の形態においては、双方)に接合されている。
前述した通り、非接合糸ゴムを二つの接合糸ゴムの間に設けることにより、おむつ1が柔らかい印象をユーザーに与えることができるが、非接合糸ゴムの非接合部が腹側両縁部40a(背側両縁部30a)まで達してしまうと、横方向の端部における非接合糸ゴムの接合が不十分なものとなり、糸ゴムが抜けてしまう可能性が生じ得る。これに対し、本実施の形態においては、腹側両縁部40a(背側両縁部30a)でなく、腹側両縁部40a(背側両縁部30a)と隣接し当該腹側両縁部40a(背側両縁部30a)の横方向における内側に位置する内側箇所も接合されているので、糸ゴムの抜けを適切に押さえることが可能となる。なお、本実施の形態においては、おむつ1に設けられた全ての非接合糸ゴムがこのような構成を備えているので、より効果的なものとなっている。
また、本実施の形態においては、前述したとおり、非接合糸ゴムとして、一部が吸収体重なり部41上に配置されている糸ゴムが備えられている。このような非接合糸ゴムを、便宜上、重畳糸ゴム(重畳弾性部材に対応)と呼ぶ。当該重畳糸ゴムは、本実施の形態においては、第七腹側糸ゴム77、第九腹側糸ゴム79、第十一腹側糸ゴム81である。そして、これらの重畳糸ゴムは、吸収体重なり部41において、胴回り部シート28のうちの少なくとも一方(本実施の形態においては、双方)に接合されている。
吸収体11は、おむつ1を着用した際に、肌側から非肌側へ向かう方向に突出する(飛び出す)状態となり得る。本実施の形態においては、重畳糸ゴムが、吸収体重なり部41において胴回り部シート28に接合されているので、互いに接合された重畳糸ゴムと胴回り部シート28とで、突出しようとする吸収体11をしっかり押さえることができる。なお、本実施の形態においては、おむつ1に設けられた全ての重畳糸ゴム(第七腹側糸ゴム77、第九腹側糸ゴム79、第十一腹側糸ゴム81)がこのような構成を備えているので、より効果的なものとなっている。
また、重畳糸ゴム(第七腹側糸ゴム77、第九腹側糸ゴム79、第十一腹側糸ゴム81)は、吸収体重なり部41から、吸収体重なり部41の端41aを越えて吸収体重なり部41の横方向における外側まで、接合されている(図4において、該当箇所を符号Bで示す)。つまり、重畳糸ゴムは、吸収体重なり部41に留まらず、吸収体重なり部41(吸収体11)からはみ出した部分(便宜上、はみ出し部分Bと呼ぶ)まで接合されている。
図6は、はみ出し部分Bまで重畳糸ゴムが接合されていることによるメリットを説明するための説明図である。
おむつ1を製造する際に糸ゴムを胴回り部シート28に取り付ける場合には、糸ゴムが伸長している伸長状態で取り付ける。そして、糸ゴムが取り付けられた際には、糸ゴムが若干収縮し元に戻ることとなる(ただし、伸張倍率1倍には戻らない)。ここで、糸ゴムの収縮後の伸長倍率について吸収体重なり部41上に配置されている重なり部分とはみ出し部分Bとを比較すると、吸収体11の剛性が高いことに起因して、重なり部の伸長倍率の方がはみ出し部分Bの伸長倍率よりも大きくなる(図6の下図参照。つまり、重なり部の方がはみ出し部分Bよりも糸ゴムが元に戻りにくい)。
そのため、図6の上図のように、仮に、はみ出し部分Bを設けない場合には、伸長倍率の大きい糸ゴム(つまり、応力の大きい糸ゴム)により接合が外れ、糸ゴムが設計上の位置から動いてしまう可能性がある。これに対し、図6の下図のように、はみ出し部分Bを設けた場合には、伸長倍率の小さい糸ゴムによる接合の外れは起きにくいため、糸ゴムが設計上の位置から動いてしまうことが適切に抑えられることとなる。なお、本実施の形態においては、おむつ1に設けられた全ての重畳糸ゴム(第七腹側糸ゴム77、第九腹側糸ゴム79、第十一腹側糸ゴム81)がこのような構成を備えているので、より効果的なものとなっている。
また、本実施の形態においては、図4に示すように、非接合糸ゴムとして、縦方向において胴回り部の前記上端部と吸収体重なり部41(吸収体重なり部31)との間に設けられ、胴回り部の横方向における中央部に非接合部を有する糸ゴムを備えている。このような非接合糸ゴムを、便宜上、非重畳糸ゴム(非重畳弾性部材に対応)と呼ぶ。腹側胴回り部40に関しては、非重畳糸ゴムは第四腹側糸ゴム74である。また、背側胴回り部30に関しては、非重畳糸ゴムは、第四背側糸ゴム54、第六背側糸ゴム56、第八背側糸ゴム58である。
これらの非重畳糸ゴムは、縦方向において吸収体11の上側(上方)、換言すれば、吸収体11の縦方向における上端11aの上側(上方)に位置している。ユーザーがおむつ1を見た際に、当該上端11a、つまり、吸収体11の角部が目に入ると、おむつ1が固いという印象をユーザーが持つこととなる。そのため、この印象を緩和するために、本実施の形態においては、前記非重畳糸ゴム(胴回り部)の横方向における中央部に非接合部を設けている。このような構成により、おむつ1が柔らかいという印象をより効果的にユーザーに与えることができる。
また、本実施の形態においては、背側胴回り部30における吸収体重なり部31の上端31aから背側胴回り部30の上端30bまでの距離は、腹側胴回り部40における吸収体重なり部41の上端41bから腹側胴回り部40の上端40bまでの距離よりも大きくなっている。そして、その大きさの差異に応じて、背側胴回り部30に設けられた前記非重畳糸ゴムの数を、腹側胴回り部40に設けられた前記非重畳糸ゴムの数よりも多くしている。つまり、前述したとおり、背側胴回り部30の非重畳糸ゴムが3本であるのに対し、腹側胴回り部40の非重畳糸ゴムは1本となっている。
このような構成により、おむつ1が柔らかいという印象を与える部分の範囲が背側胴回り部30と腹側胴回り部40との間で異なることになる。背側胴回り部30と腹側胴回り部40の双方で当該範囲を同じにし、出来るだけ広い当該範囲が採れるようにするという考え方もあるが、本実施の形態においては、おむつ1の前後判断を重視してかかる構成としている。すなわち、本実施の形態によれば、おむつ1が柔らかいという印象を与える部分の範囲が背側胴回り部30と腹側胴回り部40との間で異なるため、おむつ1のどちらが前(腹側)でどちらが後(背側)かを容易に判断することが可能となる。
また、本実施の形態においては、図4に示すように、非接合糸ゴムとして、前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間においては胴回り部シート28の横方向における中央部に一箇所の非接合部を有する糸ゴム(便宜上、中央非接合糸ゴムと呼ぶ)と、前記一端部及び前記他端部において接合され、かつ、前記一端部と前記他端部との間においては前記中央部においても接合され、前記一端部と前記中央部との間と前記他端部と前記中央部との間とに二箇所の非接合部を有する糸ゴム(便宜上、分割非接合糸ゴムと呼ぶ)と、を有している。腹側胴回り部40に関して一例を挙げると、第四腹側糸ゴム74が中央非接合糸ゴムであり、第五腹側糸ゴム75が分割非接合糸ゴムである。また、背側胴回り部30に関して一例を挙げると、第六背側糸ゴム56が中央非接合糸ゴムであり、第七背側糸ゴム57が分割非接合糸ゴムである。そして、分割非接合糸ゴムの非接合部の長さ(つまり、一箇所分の長さ)は、中央非接合糸ゴムの非接合部の長さよりも短くなっている。具体的には、図4に示すように、背側胴回り部30において、分割非接合糸ゴムの非接合部の長さが65mmに対し、中央非接合糸ゴムの非接合部の長さが120mmとなっている。また、腹側胴回り部40において、分割非接合糸ゴムの非接合部の長さが75mmに対し、中央非接合糸ゴムの非接合部の長さが100mmとなっている。
前述したとおり、非接合部を設けることにより、ユーザーにおむつ1が柔らかい印象を与えることができるが、人間の心理として、非接合部が二箇所に分かれている場合には一箇所分の非接合部の長さがそれほど長くなくてもユーザーに当該柔らかい印象を適切に持たせることができる。そこで、本実施の形態においては、分割非接合糸ゴムの非接合部の長さを中央非接合糸ゴムの非接合部の長さと比較して短くすることにより、おむつ1が柔らかい印象をユーザーに持たせる効果を維持しつつ、糸ゴムの接合を強化している。したがって、本実施の形態に係るおむつ1によれば、糸ゴムの接合を強化しつつ、柔らかいという印象をユーザーに与えることができる。
また、本実施の形態においては、背側胴回り部30に設けられた中央非接合糸ゴムの非接合部の長さは、腹側胴回り部40に設けられた中央非接合糸ゴムの非接合部の長さと異なっている。具体的には、図4に示すように、背側胴回り部30において長さが120mmであるのに対し、腹側胴回り部40においては長さが100mmとなっている。
同様に、背側胴回り部30に設けられた分割非接合糸ゴムの非接合部の長さは、腹側胴回り部40に設けられた分割非接合糸ゴムの非接合部の長さと異なっている。具体的には、図4に示すように、背側胴回り部30において長さが65mmであるのに対し、腹側胴回り部40においては長さが75mmとなっている。
そのため、おむつ1のどちらが前(腹側)でどちらが後(背側)かを容易に判断することが可能となる。
また、縦方向において二つの接合糸ゴムの間に非接合糸ゴムが設けられていることを既に述べたが、この二つの接合糸ゴム(例えば、第六腹側糸ゴム76及び第八腹側糸ゴム78)は、胴回り部の縦方向における中央部に設けられ、非接合糸ゴム(例えば、第七腹側糸ゴム77)は、縦方向において二つの接合糸ゴム(第六腹側糸ゴム76及び第八腹側糸ゴム78)の間に一つのみ設けられている。また、前記二つの接合糸ゴム(第六腹側糸ゴム76及び第八腹側糸ゴム78)とは異なる二つの他の接合糸ゴム(例えば、第一腹側糸ゴム71及び第二腹側糸ゴム72)が、該二つの他の接合糸ゴム(第一腹側糸ゴム71及び第二腹側糸ゴム72)の間に非接合糸ゴムが配置されない状態で、胴回り部の縦方向における端部に設けられている。そして、前記中央部における接合糸ゴム(第六腹側糸ゴム76又は第八腹側糸ゴム78)と第七腹側糸ゴム77の間隔は、前記端部における二つの接合糸ゴム(第一腹側糸ゴム71及び第二腹側糸ゴム72)の間隔よりも短くなっている(図4参照)。
上述した第一腹側糸ゴム71、第二腹側糸ゴム72、第六腹側糸ゴム76、第七腹側糸ゴム77、第八腹側糸ゴム78を例に挙げて、かかる構成の有効性を説明する。第七腹側糸ゴム77は非接合糸ゴムであるため、第六腹側糸ゴム76(第八腹側糸ゴム78)と第七腹側糸ゴム77の間隔を大きくしすぎると、接合糸ゴム間の間隔が広くなりすぎる。そこで、本実施の形態においては、第六腹側糸ゴム76(第八腹側糸ゴム78)と第七腹側糸ゴム77の間隔を、第一腹側糸ゴム71と第二腹側糸ゴム72の間隔よりも短くしている。このことにより、接合糸ゴム間の間隔が広くなりすぎるのを防止することが可能となる。そして、このことにより、例えば、しっかりとフィットするという印象をユーザーに与えることが可能となる。
また、本実施の形態においては、縦方向において第一非接合糸ゴム(例えば、第七腹側糸ゴム77)と第二非接合糸ゴム(例えば、第九腹側糸ゴム79)の間には、少なくとも一つの接合糸ゴム(例えば、第八腹側糸ゴム78)が設けられている。そのため、第一非接合糸ゴム(第七腹側糸ゴム77)の非接合部や第二非接合糸ゴム(第九腹側糸ゴム79)の非接合部が大きく縦方向へ移動するのを双方の間に位置する接合糸ゴム(第八腹側糸ゴム78)がブロックしてくれるため、非接合糸ゴムの非接合部が縦方向にずれる事象を適切に抑えることが可能となる。すなわち、非接合糸ゴムの非接合部が縦方向にずれ、着用者の動き等で着用時にゴムが厚み方向に重なってしまい、肌に強く当たりすぎる(跡が残る)というトラブルが発生しうるが、かかるトラブルを防ぐことが可能となる。
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
上記実施の形態においては、使い捨て着用物品としておむつ1を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ショーツ型ナプキンであっても構わない。
また、上記実施の形態においては、弾性部材として糸ゴムを例に挙げたが、これに限定されるものではなく、弾性を有するものであればどのようなものでも構わない。例えば、弾性シートであってもよい。
1 おむつ、1a 胴周り開口、1b 脚周り開口
10 吸収性本体、10a 一端部、10b 他端部
11 吸収体、11a 上端
24 トップシート部材
25 バックシート部材、25a 防漏シート、25b 外装シート
26 コアラップ
28 胴回り部シート、28a サイドトップ、28b アウターバック
30 背側胴回り部、30a 背側両縁部、30b 上端
31 吸収体重なり部、31b 上端
40 腹側胴回り部、40a 腹側両縁部、40b 上端
41 吸収体重なり部、41a 端、41b 上端
50 背側糸ゴム
51 第一背側糸ゴム、52 第二背側糸ゴム、53 第三背側糸ゴム
54 第四背側糸ゴム、55 第五背側糸ゴム、56 第六背側糸ゴム
57 第七背側糸ゴム、58 第八背側糸ゴム、59 第九背側糸ゴム
60 第十背側糸ゴム、61 第十一背側糸ゴム、62 第十二背側糸ゴム
63 第十三背側糸ゴム、64 第十四背側糸ゴム、65 第十五背側糸ゴム
70 腹側糸ゴム
71 第一腹側糸ゴム、72 第二腹側糸ゴム、73 第三腹側糸ゴム
74 第四腹側糸ゴム、75 第五腹側糸ゴム、76 第六腹側糸ゴム
77 第七腹側糸ゴム、78 第八腹側糸ゴム、79 第九腹側糸ゴム
80 第十腹側糸ゴム、81 第十一腹側糸ゴム、82 第十二腹側糸ゴム
83 第十三腹側糸ゴム、84 第十四腹側糸ゴム、85 第十五腹側糸ゴム
A 内側箇所
B はみ出し部分

Claims (10)

  1. 縦方向と、前記縦方向と交差する横方向と、を有し、
    二つのシートと、
    前記二つのシートの間に挟まれ、かつ、前記横方向に沿った複数の弾性部材と、を備える使い捨て着用物品であって、
    前記弾性部材として、
    前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記シートの前記横方向における一端部から他端部に亘って接合された二つの接合弾性部材と、
    前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に設けられ、かつ、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間に前記二つのシートのいずれにも接合しない非接合部を有する非接合弾性部材と、を有し、
    排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、
    前記吸収性本体の一端側及び他端側に位置する胴回り部と、を備え、
    前記胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、
    前記非接合弾性部材は、前記胴回り部の前記縦方向における両端部と中央部のうちの中央部のみに設けられていることを特徴とする使い捨て着用物品。
    を有することを特徴とする使い捨て着用物品。
  2. 請求項に記載の使い捨て着用物品であって、
    前記胴回り部は、他方の前記胴回り部と接合するための接合箇所を、前記横方向における前記胴回り部の両縁部に備えており、
    前記非接合弾性部材は、前記接合箇所と、該接合箇所と隣接し該接合箇所の前記横方向における内側に位置する内側箇所と、において、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に接合されていることを特徴とする使い捨て着用物品。
  3. 請求項1又は2に記載の使い捨て着用物品であって、
    前記胴回り部は、前記吸収体と重なる吸収体重なり部を有し、
    前記非接合弾性部材として、一部が前記吸収体重なり部上に配置されている重畳弾性部材を有し、
    前記重畳弾性部材は、前記吸収体重なり部において、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に接合されていることを特徴とする使い捨て着用物品。
  4. 請求項に記載の使い捨て着用物品であって、
    前記重畳弾性部材は、前記吸収体重なり部から、前記吸収体重なり部の端を越えて該吸収体重なり部の前記横方向における外側まで、接合されていることを特徴とする使い捨て着用物品。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の使い捨て着用物品であって、
    前記胴回り部は、前記胴回り部の前記横方向における中央部に、前記吸収体と重なる吸収体重なり部を有し、
    前記非接合弾性部材として、前記縦方向において前記胴回り部の上端部と前記吸収体重なり部との間に設けられた非重畳弾性部材を有し、
    前記非重畳弾性部材は、
    前記胴回り部の前記横方向における中央部に、前記非接合部を有することを特徴とする使い捨て着用物品。
  6. 縦方向と、前記縦方向と交差する横方向と、を有し、
    二つのシートと、
    前記二つのシートの間に挟まれ、かつ、前記横方向に沿った複数の弾性部材と、を備える使い捨て着用物品であって、
    前記弾性部材として、
    前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記シートの前記横方向における一端部から他端部に亘って接合された二つの接合弾性部材と、
    前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に設けられ、かつ、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間に前記二つのシートのいずれにも接合しない非接合部を有する非接合弾性部材と、を有し、
    排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、
    前記吸収性本体の一端側及び他端側に位置する胴回り部と、を備え、
    前記胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、かつ、前記胴回り部の前記横方向における中央部に、前記吸収体と重なる吸収体重なり部を有し、
    前記非接合弾性部材として、前記縦方向において前記胴回り部の上端部と前記吸収体重なり部との間に設けられた非重畳弾性部材を有し、
    前記非重畳弾性部材は、
    前記胴回り部の前記横方向における中央部に、前記非接合部を有し、
    前記吸収性本体の一端側に位置する胴回り部は背側胴回り部であり、他端側に位置する胴回り部は腹側胴回り部であり、
    前記背側胴回り部における前記吸収体重なり部の上端から前記背側胴回り部の上端までの距離は、前記腹側胴回り部における前記吸収体重なり部の上端から前記腹側胴回り部の上端までの距離よりも大きく、
    前記背側胴回り部に設けられた前記非重畳弾性部材の数は、前記腹側胴回り部に設けられた前記非重畳弾性部材の数よりも多いことを特徴とする使い捨て着用物品。
  7. 縦方向と、前記縦方向と交差する横方向と、を有し、
    二つのシートと、
    前記二つのシートの間に挟まれ、かつ、前記横方向に沿った複数の弾性部材と、を備える使い捨て着用物品であって、
    前記弾性部材として、
    前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記シートの前記横方向における一端部から他端部に亘って接合された二つの接合弾性部材と、
    前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に設けられ、かつ、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間に前記二つのシートのいずれにも接合しない非接合部を有する非接合弾性部材と、を有し、
    前記非接合弾性部材として、
    前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間においては前記シートの前記横方向における中央部に一箇所の非接合部を有する中央非接合弾性部材と、
    前記一端部及び前記他端部において接合され、かつ、前記一端部と前記他端部との間においては前記中央部においても接合され、前記一端部と前記中央部との間と前記他端部と前記中央部との間とに二箇所の非接合部を有する分割非接合弾性部材と、を有し、
    前記分割非接合弾性部材の前記非接合部の長さは、前記中央非接合弾性部材の前記非接合部の長さよりも短いことを特徴とする使い捨て着用物品。
  8. 縦方向と、前記縦方向と交差する横方向と、を有し、
    二つのシートと、
    前記二つのシートの間に挟まれ、かつ、前記横方向に沿った複数の弾性部材と、を備える使い捨て着用物品であって、
    前記弾性部材として、
    前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記シートの前記横方向における一端部から他端部に亘って接合された二つの接合弾性部材と、
    前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に設けられ、かつ、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間に前記二つのシートのいずれにも接合しない非接合部を有する非接合弾性部材と、を有し、
    排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、前記吸収性本体の一端側に位置する背側胴回り部と、前記吸収性本体の他端側に位置する腹側胴回り部と、を備え、
    前記背側胴回り部及び前記腹側胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、
    前記非接合弾性部材として、
    前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間においては前記シートの前記横方向における中央部に一箇所の非接合部を有する中央非接合弾性部材と、
    前記一端部及び前記他端部において接合され、かつ、前記一端部と前記他端部との間においては前記中央部においても接合され、前記一端部と前記中央部との間と前記他端部と前記中央部との間とに二箇所の非接合部を有する分割非接合弾性部材と、を有し、
    前記背側胴回り部に設けられた前記中央非接合弾性部材の前記非接合部の長さは、前記腹側胴回り部に設けられた前記中央非接合弾性部材の前記非接合部の長さと異なり、
    前記背側胴回り部に設けられた前記分割非接合弾性部材の前記非接合部の長さは、前記腹側胴回り部に設けられた前記分割非接合弾性部材の前記非接合部の長さと異なることを特徴とする使い捨て着用物品。
  9. 縦方向と、前記縦方向と交差する横方向と、を有し、
    二つのシートと、
    前記二つのシートの間に挟まれ、かつ、前記横方向に沿った複数の弾性部材と、を備える使い捨て着用物品であって、
    前記弾性部材として、
    前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記シートの前記横方向における一端部から他端部に亘って接合された二つの接合弾性部材と、
    前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に設けられ、かつ、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間に前記二つのシートのいずれにも接合しない非接合部を有する非接合弾性部材と、を有し、
    排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、
    前記吸収性本体の一端側及び他端側に位置する胴回り部と、を備え、
    前記胴回り部は、前記二つのシートにより形成され、
    前記二つの接合弾性部材は、前記胴回り部の前記縦方向における中央部に設けられ、
    前記非接合弾性部材は、前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に一つのみ設けられ、
    前記二つの接合弾性部材とは異なる二つの他の接合弾性部材が、該二つの他の接合弾性部材の間に前記非接合弾性部材が配置されない状態で、前記胴回り部の前記縦方向における端部に設けられ、
    前記中央部における前記接合弾性部材と前記非接合弾性部材の間隔は、前記端部における前記二つの他の接合弾性部材の間隔よりも短いことを特徴とする使い捨て着用物品。
  10. 縦方向と、前記縦方向と交差する横方向と、を有し、
    二つのシートと、
    前記二つのシートの間に挟まれ、かつ、前記横方向に沿った複数の弾性部材と、を備える使い捨て着用物品であって、
    前記弾性部材として、
    前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記シートの前記横方向における一端部から他端部に亘って接合された二つの接合弾性部材と、
    前記縦方向において前記二つの接合弾性部材の間に設けられ、かつ、前記二つのシートのうちの少なくとも一方に前記一端部及び前記他端部において接合され、前記一端部と前記他端部との間に前記二つのシートのいずれにも接合しない非接合部を有する非接合弾性部材と、を有し、
    前記非接合弾性部材は、第一非接合弾性部材であり、
    前記一端部及び前記他端部において接合される一方で、前記一端部と前記他端部との間に前記非接合部を有する第二非接合弾性部材をさらに有し、
    前記縦方向において前記第一非接合弾性部材と前記第二非接合弾性部材の間には、少なくとも一つの前記接合弾性部材が設けられていることを特徴とする使い捨て着用物品。
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