JP5878832B2 - エレベータ用敷居溝異物検出装置 - Google Patents

エレベータ用敷居溝異物検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータの乗りかごのかごドア及び乗場ドアの敷居溝で異物が検出されて正常なドア開閉動作ができない状態の異物検出時に利用者(乗客)に異物除去を促す機能を持つエレベータ用敷居溝異物検出装置に関する。
従来、エレベータ設備では、乗りかごが着床階でドア開閉を行う際、かごドア及び乗場ドアの敷居溝に異物が詰まるか、挟まった状態になると、ドアを開閉することができなくなり、同一階で開閉動作を繰り返すか、或いは一定時限後にドア開状態となって待機してサービスを停止してしまうため、利用者(乗客)の利便性を損なう事態となってしまう。
そこで、こうした場合には利用者(乗客)へ注意を喚起して異物除去を促す必要があるが、係る周知技術として、エレベーターの出入り口となるドア開閉部分において、紐等の異物や乗客の不正常な乗り込みを検出し、その検出結果に応じてドアの開閉制御を行うと共に、音声案内や液晶表示装置によって乗客への案内を行う機能を持たせた「エレベーター装置」(特許文献1参照)が挙げられる。
特開2011−132032号公報
上述した特許文献1の技術によれば、エレベータの乗りかごの出入り口付近の映像をカメラで撮影し、初期映像情報と取得映像情報とを比較することにより異物を検出し、異物を検出した場合にその旨について、乗りかご内に設置された音声放送装置による音声案内と液晶表示装置へのメッセージ表示とを行うことで、乗客へ注意喚起を行う機能を持たせることができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、異物を検出した場合に乗客へ注意喚起を促して異物除去の早期対応を図れるが、乗客の異物除去の意思有無の確認をすることができないため、注意喚起を促しても応じて貰えずに異物除去を行うことができない場合があったり、或いは乗客が異物を除去しようとしてもドア開閉動作を繰り返しているときには異物を完全に除去することができない場合があるという問題がある他、機能上で異物が存在する位置を指示しないために適確に異物除去を行うことが困難になっているという問題や、乗客が乗りかご内にいなくなった状態でも音声案内を発生するために例えば夜間等の乗客不在時に音声が騒音となって周囲環境から苦情が発生する可能性もあるという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、異物検出時に乗りかご内や乗場付近に利用者がいる場合にかご内で異物検出位置表示及び異物除去作業依頼の音声案内を行い、利用者の作業受諾、作業完了を確認した上で安全に正常なドア開閉動作を復旧できるエレベータ用敷居溝異物検出装置を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明は、エレベータの出入口で上部側がドアレール、下部側が敷居溝に案内されて互いに係合して開閉する乗りかごのかごドア及び乗場ドアのドア開閉動作中に当該敷居溝に対して異物検出手段により異物を検出したときに利用者に異物除去を促すエレベータ用敷居溝異物検出装置であって、敷居溝に対する異物の存在によりかごドア及び乗場ドアを正常にドア開閉動作できない状態が検出された異物検出時に乗りかご内の利用者の有無を判定するかご内利用者有無判定手段と、異物検出時に乗場付近の利用者の有無を判定する乗場利用者有無判定手段と、かご内利用者有無判定手段により乗りかご内に利用者が存在すると判定されるか、乗場利用者有無判定手段により乗場利用者が存在すると判定された場合に乗りかご内に設置された表示手段の表示画面上に異物検出手段により検出された異物検出位置を表示すると共に、当該乗りかご内に設置された音声発生手段から異物除去作業依頼を音声案内する制御を行う制御手段と、乗りかご内に設置される複数の操作釦を含む操作手段と、を備え、制御手段は、利用者操作手段を用いて第1の操作を行うとドア開閉動作を中止する指示をドア制御手段へ行い、当該利用者が当該操作手段を用いて当該第1の操作とは異なる第2の操作を行うと当該ドア開閉動作を再開する指示を当該ドア制御手段へ行うことを特徴とする。
本発明のエレベータ用敷居溝異物検出装置によれば、敷居溝に異物が存在してかごドア及び乗場ドアが正常にドア開閉動作できない状態を検出した異物検出時に乗りかご内や乗場付近に利用者がいる場合に乗りかご内で異物検出位置表示及び異物除去作業依頼の音声案内を行い、且つ乗りかご内の操作釦で利用者の作業受諾と作業完了とを確認した上で安全に正常なドア開閉動作を復旧することができる。
本発明の実施例1に係るエレベータ用敷居溝異物検出装置を含む乗りかご周辺構成を乗場側から示した外観図である。 図1に示すエレベータ用敷居溝異物検出装置に係る乗りかご内の要部構成を示した概略図である。 図1に示すエレベータ用敷居溝異物検出装置に含まれる制御装置による異物検出時の動作処理を示したフローチャートである。
以下に、本発明のエレベータ用敷居溝異物検出装置について、実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るエレベータ用敷居溝異物検出装置を含む乗りかご1周辺構成を乗場側から示した外観図である。図2は、エレベータ用敷居溝異物検出装置に係る乗りかご1内の要部構成を示した概略図である。このエレベータ用敷居溝異物検出装置においても、エレベータの出入口で上部側がドアレール2、下部側が敷居7の溝となるかごドア側敷居溝9、乗場ドア側敷居溝8に案内されて互いに係合して開閉する乗りかご1のかごドア4及び乗場ドア3における開閉動作中に敷居溝(かごドア側敷居溝9、乗場ドア側敷居溝8)に対して異物検出手段であるドア開閉位置検出装置11により異物を検出したときに利用者に異物除去を促す機能を持つ。因みに、ここでのドア開閉位置検出装置11は、乗りかご1上に設けられたドア制御装置に付設されるかごドア4を駆動するためのドアモータ10に設けられ、ドアモータ10と同期して回転しながらパルス信号を発信するエンコーダで構成されている。
また、乗りかご1周辺構成として、乗場ドア3に連結されたドアハンガー5と、ドアハンガー5に連結されてドアレール2の上面に対して乗場ドア3を駆動させるハンガーローラ6と、を備える。エレベータ用敷居溝異物検出装置については、敷居溝(かごドア側敷居溝9、乗場ドア側敷居溝8)に対する異物の存在によりかごドア4及び乗場ドア3を正常にドア開閉動作できない状態がドア開閉位置検出装置11(ドア制御装置)により検出された異物検出時に、乗りかご1内の利用者(乗客)の有無を判定するかご内利用者有無判定手段であって、乗りかご1の外側底部に設けられて乗りかご1内の負荷を検出する負荷検出装置12と、異物検出時に乗場付近の利用者の有無を判定する乗場利用者有無判定手段であって、乗りかご1の外側天井の手前側略中央箇所に設けられて乗りかご1の各階床となる乗場の所定範囲に投影した超音波の超音波投影範囲14における反射波に基づいて利用者の有無を検出する超音波センサ13と、を備える。
また、エレベータ用敷居溝異物検出装置は、負荷検出装置12により乗りかご1内に利用者が存在すると判定されるか、或いは超音波センサ13により乗場利用者が存在すると判定された場合に乗りかご1内に設置された表示手段である表示装置18の表示画面(表示パネル)上にドア開閉位置検出装置11により検出された異物検出位置を表示すると共に、乗りかご1内に設置された音声発生手段である音声発生装置19から異物除去作業依頼を音声案内(異物除去作業の手順を含むメッセージを音声により案内)する制御を行う図示されない制御装置(通常、ドア制御装置に対する指示制御用として乗りかご1上の他の場所に設置される)を備える他、乗りかご1内のかごドア4周辺に設置されると共に、利用者の異物除去作業の受諾用釦、完了用釦を含む操作装置を備える。因みに、操作装置における釦は、図2に示されるように、非常用連絡釦20、行き先階釦21、ドア閉釦22、及びドア開釦を備えるものであるが、何れの釦が利用者の異物除去作業の受諾用や完了用とされるかの例示については、後文で詳述する。
このうち、制御装置は、利用者により操作装置における異物除去作業の受諾用釦が押圧されるとドア開閉動作を中止する指示をドア制御装置へ行い、異物除去作業の完了用釦が押圧されるとドア開閉動作を再開する指示をドア制御装置へ行う機能を持つ。また、制御装置は、異物検出時にドア開動作が行われない場合、ドア開動作が行われても乗りかご1又は乗場付近に利用者(乗客)がおらずに一定時間経過した場合、ドア開動作が行われて乗りかご1又は乗場付近の利用者(乗客)が異物除去作業を受諾する意思がない場合、乗りかご1又は乗場付近の利用者による異物除去作業が適切に行われなかった場合、乗りかご1又は乗場付近の利用者による異物除去での復旧が失敗した場合の何れにおいても、異物除去未処理信号を図示されない監視端末及び通信回線を介して管制センタへ伝送する指示を行う機能を持つ。その他、ドア開閉位置検出装置11は、ドア開閉可否状態を検出するための略図するスイッチと異物とのドア衝突位置で示される異物検出位置を検出する異物位置検出装置として働く。
図3は、エレベータ用敷居溝異物検出装置に含まれる制御装置による異物検出時の動作処理を示したフローチャートである。制御装置による異物検出時の動作処理では、まず乗りかご1が着床階レベルにあるか否かの判定(ステップS1)を行う。この判定の結果、着床階レベルになければ、この判定(ステップS1)処理の前に戻って処理を繰り返すが、着床階レベルにあれば、引き続いてかごドア4及び乗場ドア3がドア閉不可能であるか否かの判定(ステップS2)を行う。この判定の結果、ドア閉不可能でなければ(ドア閉可能であれば)、最初の判定(ステップS1)処理の前に戻ってそれ以降の処理を繰り返すが、ドア閉不可能であれば、引き続いてかごドア4及び乗場ドア3がドア開可能であるか否かの判定(ステップS3)を行う。この判定の結果、ドア開可能でなければ(ドア開不可能であれば)、異物除去未処理信号を略図する監視端末や電話回線、ブロードバンド回線等の通信回線を介して自動的に管制センタへ伝送して異物除去未処理を発報する(これにより、発報の連絡を受けた管制センタ側の専門技術者が現地へ赴いてドア開閉状態の確認又は対応策を検討する)が、ドア開可能であれば、引き続いて負荷検出装置12からの負荷検出信号に基づいて乗りかご1内に乗客(利用者)はいるか否かの判定(ステップS4)を行う。
因みに、先のステップS2、ステップS3に係るドア開閉状態の確認方法は、ドア開閉動作を制御するドア制御装置からの開閉指令に対し、かごドア4及び乗場ドア3のドア開端及び閉端に設置されたドア開閉状態確認スイッチ(略図)の作動状態、及びドア開閉時に駆動するベルト(略図)を駆動させるドアモータ(電動機)10と同期して回転するドア開閉位置検出装置11による開閉状態の合理性の判定に基づいてドア開閉可否を判断するものである。
上述した乗りかご1内に乗客(利用者)はいるか否かの判定(ステップS4)の結果、乗りかご1内に乗客(利用者)がいれば、ドアを全開して待機するが、乗りかご1内に乗客(利用者)がいなければ、引き続いて超音波センサ13からの反射音波検出信号に基づいて乗場付近に乗客(利用者)はいるか否かの判定(ステップS5)を行う。但し、ここでの乗場付近に乗客(利用者)はいるか否かの判定(ステップS5)では、図1に示されるように、かごドア4の閉状態でないときに形成される光投射範囲17において一方側の発光装置15から投光した光をかごドア4の他方側の受光装置16で受光した信号に基づいてドア付近の人の有無についても判定する。この判定の結果、乗場付近(及びドア付近)に乗客(利用者)がいれば、ドアを全開して待機するが、乗場付近(及びドア付近)に乗客(利用者)がいなければ、乗場付近に人が近づくまでドアを開いて待機してから一定時間経過したか否かの判定(ステップS6)を行う。この判定の結果、一定時間経過していなければ、乗場付近に乗客(利用者)はいるか否かの判定(ステップS5)の前に戻ってそれ以降の処理を繰り返すが、一定時間経過していれば、上述した場合と同様に異物除去未処理信号を監視端末及び通信回線を介して自動的に管制センタへ伝送して異物除去未処理を発報し、発報の連絡を受けた管制センタ側の専門技術者が現地へ赴いてドア開閉状態の確認又は対応策を検討する。
更に、先の乗りかご1内に乗客(利用者)がいることが判定されるか、或いは乗場付近に乗客(利用者)がいることが判定された場合にドアを全開して待機した後、乗りかご1内に設置された表示装置18の表示パネル上にドア開閉位置検出装置11により検出された異物検出位置を表示すると共に、音声発生装置19から異物除去作業依頼を音声案内(異物除去作業の手順を含むメッセージを音声により案内)し、乗客(利用者)に確認意思はあるか否かの判定(ステップS7)をアナウンスで確認する。この場合の異物除去作業の確認意思に係る釦操作の案内は、確認意思があれば受諾用釦として行き先階釦21、ドア閉釦22、ドア開釦23の何れか1つを押すようにアナウンスし、確認意思がなければ非受諾用釦操作として非常用連絡釦20を押すようにアナウンスする場合を例示できる。
乗客(利用者)に確認意思はあるか否かの判定(ステップS7)の結果、確認意思がなければ、非常用連絡釦20を押すようにアナウンスを実施してから非常用連絡釦20が押されたか否かの判定(ステップS8)を行う。この判定の結果、非常用連絡釦20が押されていなければ(一定時間内において非受諾用釦が押圧されずに非受諾が確認できなければ)、一定時間後、異物除去未処理信号を監視端末及び通信回線を介して管制センタへ伝送する指示を行うことで自動的に管制センタへ異物除去未処理を発報するようにして動作処理を終了するが、非常用連絡釦20が押されていれば、受諾意思がないと判断できるため、同様に異物除去未処理信号を監視端末及び通信回線を介して管制センタへ伝送する指示を行うことで管制センタへ異物除去未処理を発報するようにして動作処理を終了する。何れの場合も、乗客(利用者)による異物除去未処理(異物除去作業に無関与)の旨の発報連絡を受けた管制センタ側の専門技術者は、現地へ赴いてドア開閉状態の確認又は対応策を検討する。
また、乗客(利用者)に確認意思はあるか否かの判定(ステップS7)の結果、確認意思があれば、乗客(利用者)に表示装置18の表示パネル上の異物検出位置の表示内容と音声発生装置19からの異物除去作業依頼の音声案内(異物除去作業依頼の手順を含むメッセージ)とにより異物があることを確認できるか否かの判定(ステップS9)を行う。この場合の釦操作の案内は、異物を確認できれば確認用釦として行き先階釦21、ドア閉釦22、ドア開釦23の何れか1つを押すようにアナウンスし、確認できなければ未確認用釦として非常用連絡釦20を押すようにアナウンスする場合を例示できる。
異物があることを確認できるか否かの判定(ステップS9)の結果、確認できなければ、上述した場合と同様に非常用連絡釦20を押すようにアナウンスを実施してから非常用連絡釦20が押されたか否かの判定(ステップS8)を行う。この判定の結果、非常用連絡釦20が押されていなければ、一定時間後、自動的に管制センタへ異物除去未処理信号を伝送して異物除去未処理を発報するようにして動作処理を終了するが、非常用連絡釦20が押されていれば異物除去作業の対応が不可能であると判断できるため、管制センタへ異物除去未処理信号を伝送して異物除去未処理を発報するようにして動作処理を終了する。何れの場合も、乗客(利用者)による異物除去未処理の旨の発報連絡を受けた管制センタ側の専門技術者は、現地へ赴いてドア開閉状態の確認又は対応策を検討する。
また、異物があることを確認できるか否かの判定(ステップS9)の結果、確認できれば、引き続いて異物除去は可能であるか否かの判定(ステップS10)を行う。この場合の釦操作の案内は、異物を除去できれば除去可能用釦として行き先階釦21、ドア閉釦22、ドア開釦23の何れか1つを押すようにアナウンスし、除去できなければ除去不可能用釦として非常用連絡釦20を押すようにアナウンスする場合を例示できる。
異物除去は可能であるか否かの判定(ステップS10)の結果、異物除去が可能でなければ(異物除去できなければ)、上述した場合と同様に非常用連絡釦20を押すようにアナウンスを実施してから非常用連絡釦20が押されたか否かの判定(ステップS8)を行う。この判定の結果、非常用連絡釦20が押されていなければ、一定時間後、自動的に管制センタへ異物除去未処理信号を伝送して異物除去未処理を発報するようにして動作処理を終了するが、非常用連絡釦20が押されていれば異物除去作業が困難であると判断できるため、管制センタへ異物除去未処理信号を伝送して異物除去未処理を発報するようにして動作処理を終了する。何れの場合も、乗客(利用者)による異物除去未処理の旨の発報連絡を受けた管制センタ側の専門技術者は、現地へ赴いてドア開閉状態の確認又は対応策を検討する。
また、異物除去は可能であるか否かの判定(ステップS10)の結果、異物除去が可能であれば(異物除去できれば)、引き続いて異物除去できたか否かの判定(ステップS11)を行う。この場合の釦操作の案内は、異物を除去済みであれば除去済み用釦としてドア閉釦22を押し続けてドアを閉めるようにアナウンスしてドアの復旧を促し、異物を除去し切れなければ除去失敗用釦として非常用連絡釦20を押すようにアナウンスする場合を例示できる。
異物除去できたか否かの判定(ステップS11)の結果、異物除去できなければ(異物除去失敗であれば)、上述した場合と同様に非常用連絡釦20を押すようにアナウンスを実施してから非常用連絡釦20が押されたか否かの判定(ステップS8)を行う。この判定の結果、非常用連絡釦20が押されていなければ、一定時間後、自動的に管制センタへ異物除去未処理信号を伝送して異物除去未処理を発報するようにして動作処理を終了するが、非常用連絡釦20が押されていれば異物除去作業が失敗であると判断できるため、管制センタへ異物除去未処理信号を伝送して異物除去未処理を発報するようにして動作処理を終了する。何れの場合も、乗客(利用者)による異物除去未処理(作業失敗)の旨の発報連絡を受けた管制センタ側の専門技術者は、現地へ赴いてドア開閉状態の確認又は対応策を検討する。
また、異物除去できたか否かの判定(ステップS11)の結果、異物除去済みであれば)、引き続いてドア閉釦22を押し続けるようにアナウンスを実施した後、ドア制御装置を経由して復旧したか否かの判定(ステップS12)を行う。この判定の結果、復旧していれば、表示装置18の表示パネル上にエレベータの再利用可能な説明表示(復旧表示)を行うと共に、音声発生装置19から利用可能である旨(復旧された旨)をアナウンスしてから動作処理を終了する。復旧していなければ、上述した場合と同様に非常用連絡釦20を押すようにアナウンスを実施してから非常用連絡釦20が押されたか否かの判定(ステップS8)を行う。この判定の結果、非常用連絡釦20が押されていなければ、一定時間後、自動的に管制センタへ異物除去未処理信号を伝送して異物除去未処理を発報するようにして動作処理を終了するが、非常用連絡釦20が押されていればドア復旧が失敗であると判断できるため、管制センタへ異物除去未処理信号を伝送して異物除去未処理を発報するようにして動作処理を終了する。何れの場合も、乗客(利用者)による異物除去未処理(ドア復旧失敗)の旨の発報連絡を受けた管制センタ側の専門技術者は、現地へ赴いてドア開閉状態の確認又は対応策を検討する。
即ち、実施例1に係るエレベータ用敷居溝異物検出装置によれば、かごドア4及び乗場ドア3が敷居溝(かごドア側敷居溝9、乗場ドア側敷居溝8)に対する異物の存在により正常にドア開閉動作できない状態が検出された異物検出時において、負荷検出装置12により乗りかご1内に利用者が存在すると判定されるか、或いは超音波センサ13により乗場利用者が存在すると判定された場合に制御装置が乗りかご1内に設置された表示手段である表示装置18の表示パネル上にドア開閉位置検出装置11により検出された異物検出位置を表示すると共に、乗りかご1内に設置された音声発生装置19から異物除去作業依頼を音声案内する制御を行うため、利用者(乗客)に対して適確にして効果的に異物除去を促すことができる。
また、制御装置は、利用者(乗客)により操作装置における異物除去作業の受諾用釦が押圧されるとドア開閉動作を中止する指示をドア制御装置へ行い、異物除去作業の完了用釦が押圧されるとドア開閉動作を再開する指示をドア制御装置へ行うため、利用者(乗客)の作業受諾と作業完了とを確認した上で安全に正常なドア開閉動作を復旧することができる。更に、制御装置は、異物検出時にドア開動作が行われない場合、ドア開動作が行われても乗りかご1や乗場付近に利用者(乗客)がおらずに一定時間経過した場合、ドア開動作が行われて乗りかご1や乗場付近に利用者(乗客)がいても利用者(乗客)が異物除去作業を受諾する意思がない場合、ドア開動作が行われても乗りかご1や乗場付近の利用者(乗客)による異物除去作業が適切に行われなかった場合、乗りかご1や乗場付近の利用者(乗客)による異物除去での復旧が失敗した場合の何れにおいても、自動的に異物除去未処理信号を監視端末及び通信回線を介して管制センタへ伝送して異物除去未処理を発報するため、発報連絡を受けた管制センタ側の専門技術者が現地へ赴いてドア開閉状態の確認又は対応策を検討して異物除去を行った上で正常なドア開閉動作を復旧させることができる。
尚、上述した実施例1に係るエレベータ用敷居溝異物検出装置では、乗りかご1内の利用者の有無を判定するかご内利用者有無判定手段として、通常エレベータでは積載可能な総重量が決められているため、特別な機器を必要とせずに従来からの必需機器を適用させて負荷検出装置12を用いるものとしたが、その他に乗りかご1内にカメラ等の撮像手段を設け、撮像された画像解析により判定させるようにしても良いし、超音波センサや赤外線センサを用いて反射波信号レベルを解析して判定させたり、マイク等を設けて音圧レベルを解析して判定させることも可能であるので、開示したものに限定されない。この点については、乗場利用者有無を判定する乗場利用者有無判定手段についても同様であり、開示した超音波センサ13以外の構成手段を適用することができる。また、これらのかご内利用者有無判定手段や乗場利用者有無判定手段については、各構成手段を組み合わせて判定精度を向上させるようにしても良い。
1 乗りかご
2 ドアレール
3 乗場ドア
4 かごドア
5 ドアハンガー
6 ハンガーローラ
7 敷居
8 乗場ドア側敷居溝
9 かごドア側敷居溝
10 ドアモータ
11 ドア開閉位置検出装置
12 負荷検出装置
13 超音波センサ
14 超音波投影範囲
15 発光装置
16 受光装置
17 光投射範囲
18 表示装置
19 音声発生装置
20 非常用連絡釦
21 行き先階釦
22 ドア閉釦
23 ドア開釦

Claims (6)

  1. エレベータの出入口で上部側がドアレール、下部側が敷居溝に案内されて互いに係合して開閉する乗りかごのかごドア及び乗場ドアのドア開閉動作中に当該敷居溝に対して異物検出手段により異物を検出したときに利用者に異物除去を促すエレベータ用敷居溝異物検出装置であって、
    前記敷居溝に対する異物の存在により前記かごドア及び前記乗場ドアを正常にドア開閉動作できない状態が検出された異物検出時に前記乗りかご内の利用者の有無を判定するかご内利用者有無判定手段と、前記異物検出時に乗場付近の利用者の有無を判定する乗場利用者有無判定手段と、前記かご内利用者有無判定手段により前記乗りかご内に利用者が存在すると判定されるか、前記乗場利用者有無判定手段により乗場利用者が存在すると判定された場合に前記乗りかご内に設置された表示手段の表示画面上に前記異物検出手段により検出された異物検出位置を表示すると共に、当該乗りかご内に設置された音声発生手段から異物除去作業依頼を音声案内する制御を行う制御手段と、前記乗りかご内に設置される複数の操作釦を含む操作手段と、を備え、
    前記制御手段は、利用者前記操作手段を用いて第1の操作を行うと前記ドア開閉動作を中止する指示をドア制御手段へ行い、当該利用者が当該操作手段を用いて当該第1の操作とは異なる第2の操作を行うと当該ドア開閉動作を再開する指示を当該ドア制御手段へ行うことを特徴とするエレベータ用敷居溝異物検出装置。
  2. 請求項1記載のエレベータ用敷居溝異物検出装置において
    操作手段は、前記複数の操作釦として、行先階釦、ドア開釦、及びドア閉釦を備え、
    前記第1の操作は、前記行先階釦、前記ドア開釦、及び前記ドア閉釦のうちの何れか1つの釦を押圧する操作であり、
    前記第2の操作は、前記行先階釦、前記ドア開釦、及び前記ドア閉釦のうちの予め定められた所定の釦を所定の時間押圧し続ける操作であることを特徴とするエレベータ用敷居溝異物検出装置。
  3. 請求項記載のエレベータ用敷居溝異物検出装置において
    操作手段は、前記複数の操作釦として、更に非常用連絡釦を備え、
    前記第2の操作は、前記ドア閉釦を所定の時間押圧し続ける操作であり、
    前記制御手段は、利用者が異物除去作業を受諾する際に前記第1の操作を行うと前記ドア開閉動作を中止する指示を出力し、当該利用者が当該異物除去作業を完了した際に前記第2の操作を行うと当該ドア開閉動作を再開する指示を出力し、当該利用者が当該異物除去作業を受諾しないか、或いは当該異物除去作業を完了しなかった場合に前記非常用連絡釦を押下すると管制センタへ異物除去未処理信号を伝送することを特徴とするエレベータ用敷居溝異物検出装置。
  4. 請求項1記載のエレベータ用敷居溝異物検出装置において
    制御手段は、前記異物検出時にドア開動作が行われない場合、前記ドア開動作が行われても前記乗りかご又は前記乗場付近に利用者がおらずに一定時間経過した場合、前記ドア開動作が行われても前記乗りかご又は前記乗場付近の利用者が異物除去作業を受諾する意思がない場合、前記ドア開動作が行われても前記乗りかご又は前記乗場付近の利用者による異物除去作業が適切に行われなかった場合、前記乗りかご又は前記乗場付近の利用者による前記異物除去での復旧が失敗した場合の何れにおいても、異物除去未処理信号を監視端末及び通信回線を介して管制センタへ伝送する指示を行うことを特徴とするエレベータ用敷居溝異物検出装置。
  5. 請求項1記載のエレベータ用敷居溝異物検出装置において、
    前記異物検出手段は、ドア開閉可否状態を検出するためのスイッチと異物とのドア衝突位置で示される前記異物検出位置を検出する異物位置検出装置であり、前記表示手段は、前記異物検出位置を表示パネル上に表示する表示装置であり、前記音声発生手段は、前記異物除去作業依頼の手順を含むメッセージを音声により案内する音声発生装置であることを特徴とするエレベータ用敷居溝異物検出装置。
  6. 請求項1記載のエレベータ用敷居溝異物検出装置において、
    前記かご内利用者有無判定手段は、前記乗りかごに設けられて当該乗りかご内の負荷を検出する負荷検出装置であり、前記乗場利用者有無判定手段は、前記乗りかごに設けられて当該乗りかごの各階床となる乗場の所定範囲に投影した超音波の超音波投影範囲における反射波に基づいて利用者の有無を検出する超音波センサであることを特徴とするエレベータ用敷居溝異物検出装置。
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