JP5878663B1 - Uhfタグ付き巻付バンド - Google Patents

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Abstract

【課題】身体に取り付けた状態で、1〜2m程度の通信を可能にするUHFタグ付き巻付バンドを提供すること。【解決手段】バンド部10と、バンド部10に着脱自在に取り付けられるパッシブ型の金属対応UHFタグ20と、を備えるUHFタグ付き巻付バンド1であって、バンド部10は、手首等の身体に巻き付け可能な弾性部材からなるバンド本体12と、可撓性を有しバンド本体12に配置される帯板状の金属部材14と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、医療現場や工場における人員管理等に適用されるUHFタグ付き巻付バンドに関する。
従来、病院において健康診断を行う場合、被験者に氏名、年齢、血液型などその個人固有の識別データを登録したRFIDタグを内蔵したリストバンドを持たせ、検査や診察の際にリストバンドをリーダにかざすことにより、本人確認を行う、というシステムが開発されている。
また、従来、この種の技術として特許文献1に記載された技術がある。特許文献1には、リストバンドのバンド部のみを交換可能とし、個人情報を保存したRFIDタグ部分を再利用可能とし、再発行のコストを抑えることができるリストバンド用RFIDラベル及びRFIDリストバンドについて開示されている。
特開2008−112012号公報
上述したRFIDタグを内蔵したリストバンドにおいては、リーダにRFIDタグを近接させることによって、リーダがRFIDタグから情報を読み取るものであるため、検査や診察の際にリストバンドをリーダにかざす必要がある。しかし、リストバンドをリーダにかざすことを失念するというヒューマンエラーが発生するおそれがある。そこで、例えば、通信範囲が1〜2m程度のRFIDタグをリストバンドに取り付けて、被験者に装着することが考えられる。これにより、リストバンドをリーダにかざすことなく、RFIDタグを介して被験者の識別データを読み取ることが可能になる。
ところで、従来、通信範囲が比較的大きいRFIDタグとしては、UHFタグが知られている。しかし、UHFタグは、水分が多いところに装着されると性能が低下するため、UHFタグを身体に直接付けることには適さない。
本発明は、このような問題点を解決し、身体に取り付けた状態で、1〜2m程度の通信を可能にするUHFタグ付き巻付バンドを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備えている。
(1) バンド部と、当該バンド部に取り付けられるパッシブ型の金属対応UHFタグと、を備えるUHFタグ付き巻付バンドであって、前記バンド部は、身体に巻き付け可能な弾性部材からなるバンド本体と、可撓性を有し前記バンド本体に配置される帯板状の金属部材と、を備えることを特徴とするUHFタグ付き巻付バンド。
(1)によれば、バンド部を身体に巻き付けるという簡単な作業により、身体とパッシブ型の金属対応UHFタグとの間に金属部材を介在させられる。これにより、身体に取り付けることによるUHFタグの性能の低下を抑制できるので、身体に取り付けたUHFタグの通信距離の低下を抑制できる。よって、UHFタグを身体に取り付けた状態において、1〜2m程度の無線通信を安定して行うことが可能になる。
(2) (1)において、前記金属対応型UHFタグは、アンテナ部及び当該アンテナ部を介して無線通信するIC部を有するタグ本体と、当該タグ本体が収容され、前記バンド部に取り付けられるケースと、を備え、前記金属部材の幅は、前記タグ本体の幅よりも広いことを特徴とする請求項1記載のUHFタグ付き巻付バンド。
(2)によれば、金属部材の幅が前記タグ本体の幅よりも広くすることにより、金属対応UHFタグの通信距離をより長くすることが可能になる。これにより、1〜2m程度の無線通信をより安定して行うことが可能になる。
(3) (1)、(2)において、前記金属対応型UHFタグは、前記バンド部に着脱自在であることを特徴とするUHFタグ付き巻付バンド。
(3)によれば、バンド部を、身体への取り付け部位の大きさに合う長さのものに変更することが容易に可能になる。
(4) (1)〜(3)において、前記バンド本体は、シリコンゴムにより構成されることを特徴とするUHFタグ付き巻付バンド。
(4)によれば、身体の汗によるバンド部の劣化を抑えることが可能になり、バンド部の長寿命化が図れる。
(5) (1)〜(4)において、前記金属部材は、幅方向に湾曲するように弾性変形可能であり、幅方向に湾曲させることで真っ直ぐな状態を維持し、当該真っ直ぐな状態の前記金属部材の一部を押圧することで丸まった状態に変形することを特徴とするUHFタグ付き巻付バンド。
(5)によれば、身体への取り付け前は、金属部材を湾曲させてバンド部を真っ直ぐな状態とし、身体への取り付け部位にバンド部を軽く叩き付けることにより、バンド部が身体に巻き付けられる。これにより、UHFタグ付き巻付バンドを身体に装着することが容易に可能になる。
(6) (1)〜(4)において、前記バンド本体は、身体側に配置される下側バンドと、当該下側バンド上に重ねる上側バンドと、を有し、前記金属部材は、シート部材からなり、前記上側バンドと前記下側バンドとの間に挟持されることを特徴とするUHFタグ付き巻付バンド。
(6)によれば、金属部材の長さを変えることが容易に可能になる。また、金属部材がシート部材からなるため、バンド部の柔軟性が向上する。これにより、UHFタグ付き巻付バンドを、例えば手首に装着した場合に、バンド部が手首にフィットし易くなる。
本発明によれば、身体に取り付けられ、しかも1〜2m程度の通信を可能にするUHFタグ付き巻付バンドを提供することが可能になる。
本発明の一実施形態におけるUHFタグ付き巻付バンド1の外観を示す説明図である。 金属部材14の構成の一例及び動作を示す説明図である。 金属対応UHFタグ20の断面図である。 タグ本体22の概略構成を示す説明図である。 本実施形態におけるUHFタグ付き巻付バンド1の装着方法を示す説明図である。 本実施形態におけるUHFタグ付き巻付バンド1を手首に装着した状態を示す説明図である。 本実施形態におけるUHFタグ付き巻付バンド1を使用した通信システム100の一例を示す説明図である。 本発明の他の実施形態におけるUHFタグ付き巻付バンド2の構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるUHFタグ付き巻付バンド1の外観を示す説明図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)の分解図、図1(c)は図1(a)の側面図である。
UHFタグ付き巻付バンド1は、バンド部10と、金属対応UHFタグ20とからなる。
バンド部10は、バンド本体12と、金属部材14とからなる。バンド本体12は、ゴム系材料、例えばシリコンゴムにより構成される帯板状の中空の部材である。金属部材14は、バンド本体12の内部に収納される、可撓性を有する帯板状の部材である。なお、金属部材14は、身体の一部、例えば手首に巻き付け可能な可撓性を有する部材であれば適用可能である。
図1において、金属対応UHFタグ20は、金属に直接取り付けて使用することが可能なUHF帯パッシブ型のRFIDタグである。
図2は、金属部材14の構成の一例及び動作を示す説明図であり、図2(a)は、第1状態における金属部材14の幅方向の断面図であり、図2(b)は、第2状態における金属部材14の幅方向の断面図である。また、図2(c)は、第1状態における金属部材14の長手方向の断面図であり、図2(d)は、第2状態における金属部材14の長手方向の断面図である。
金属部材14は、金属部材14の幅方向の断面形状が、図2(a)に示すように湾曲していない直線状の第1状態と、図2(b)に示すように、表側に凸となるように湾曲した第2状態とのいずれかに切り替わる機能を備えている。
金属部材14は、通常は第1状態にあり、この場合、図2(c)に示すように丸まった状態になる。また、金属部材14は、丸まった状態から真っ直ぐな状態に弾性変形させ、更に、幅方向に湾曲させて第2状態に切り替えることにより、図2(d)に示すように、真っ直ぐな平板形状で維持される。したがって、バンド部10(図1参照)は、内部における金属部材14の変形に応じて、真っ直ぐな状態及び丸まった状態のいずれかに切り替えることが可能である。
図3は、金属対応UHFタグ20の断面図であり、図3(a)は図1(a)のAA線断面を示し、図3(b)は図1(b)のBB線断面を示す。図4は、タグ本体22の概略構成を示す説明図である。
金属対応UHFタグ20は、タグ本体22と、ケース24とからなる。
タグ本体22は、図4に示すように、IC部22aと、アンテナ部22bとを備えている。
IC部22aは、無線通信回路、情報を記憶する記憶回路、通信制御や記憶制御等の各種の制御を行う制御回路等を集積してICチップ化したものである。アンテナ部22bは、電波の送受信を行うものである。タグ本体22は、IC部22a及びアンテナ部22bをセラミック製の筐体に収納することによって構成される。
ケース24は、図3(b)に示すように、長手方向両端側の下部が斜めに切り欠かれている略直方体形の部材からなり、図3(a)、(b)に示すように、上面にタグ本体22を収納する凹状の収納部24aが形成され、また、バンド部10が着脱自在に通される貫通孔24bが長手方向に貫通して形成されている。ケース24は、収納部24aを閉鎖する蓋体24cを更に備えている。
そして、ケース24の収納部24aにタグ本体22を収納して、蓋体24cを取り付けることによって金属対応UHFタグ20が構成される。更に、貫通孔24bにバンド部10を挿入することにより、UHFタグ付き巻付バンド1が構成される。ここで、バンド部10は、真っ直ぐな状態から丸まった状態に変形する場合に、ケース24の下面側で丸まった状態となるように、ケース24に取り付けられる。また、UHFタグ付き巻付バンド1を平面視した場合に、タグ本体22は、ケース24の中心に配置されており、タグ本体22の載置領域は、金属部材14の載置領域内に含まれる。
本実施形態では、タグ本体22は、幅5mm、長さ10mmのタブレット錠剤形状に形成される。そして、金属対応UHFタグ20は、タグ本体22の長手方向がバンド部10の長手方向に沿うようにバンド部10に取り付けられる。
また、本実施形態では、金属部材14の長さは、タグ本体22の長さよりも長く構成される。これにより、身体に取り付けた場合における金属対応UHFタグ20の通信距離を長く保つことができる。更に、身体に取り付けた場合における金属対応UHFタグ20の通信距離をより好適に維持する観点から、金属部材14の幅は、タグ本体22の幅よりも広く構成されることが好ましい。
具体的には、金属部材14の長さは、50mm以上であることが好ましく、100mm以上であることがより好ましい。また、金属部材14の幅は、タグ本体22の幅よりも広いことが好ましく、タグ本体22の幅の2倍以上であることがより好ましい。
図5は、本実施形態におけるUHFタグ付き巻付バンド1の装着方法を示す説明図である。使用者は、UHFタグ付き巻付バンド1におけるバンド部10の端部を片方の手で持ち、もう片方の手の手首にバンド部10を軽く叩きつける。これにより、バンド部10の金属部材14が、図2(b)に示す湾曲状態から図2(a)に示す直線状に切り替わり、バンド部10が自動的に丸くなって使用者の手首に巻き付けられる。これにより、図6に示すように、使用者の手首にUHFタグ付き巻付バンド1が装着される。使用者の手首にUHFタグ付き巻付バンド1が装着された場合、使用者の手首とタグ本体22(図1(b)参照)との間に金属部材14が介在する。
図7は、本実施形態におけるUHFタグ付き巻付バンド1を使用した通信システム100の一例を示す説明図である。
通信システム100は、UHFタグ付き巻付バンド1と、リーダライタ102と、を備えている。
リーダライタ102は、金属対応UHFタグ20と無線通信を行い、金属対応UHFタグ20の情報の読み取り、金属対応UHFタグ20への情報の書き込みを行う。
金属対応UHFタグ20は、UHF帯の周波数で無線通信を行うため、リーダライタ102から1〜2m程度の範囲であればリーダライタ102と無線通信を行うことができる。金属対応UHFタグ20は、リーダライタ102から受信する電波を電源として、リーダライタ102が要求する情報をリーダライタ102に無線送信する。
次に、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、金属部材の幅及び長さによる通信距離への影響を以下の実施例1〜28及び比較例により調べた。
各実施例においては、シリコンゴムにより構成されるバンド本体を用い、このバンド本体の表面に、アルミニウムテープにより構成される金属部材を取り付けたバンド部を用いた。そして、それぞれ幅及び長さの異なる下記試料1〜7のアルミニウムテープ(金属部材)を取り付けたバンド部を、実施例1〜28のバンド部とした。
また、アルミニウムテープを取り付けないバンド部を、比較例のバンド部とした。
また、日油技研工業株式会社製のタグ本体(商品名 TAGAT(登録商標)200JN、幅10mm、長さ20mm、厚さ3.7mm)を金属対応UHFタグとして用いた。
金属対応UHFタグは、タグ本体の長手方向が、アルミニウムテープの長手方向に沿うようにアルミニウムテープ上に配置した。
試料1:幅5mm
長さ50mm、100mm、150mm、200mm
試料2:幅8mm
長さ50mm、100mm、150mm、200mm
試料3:幅10mm
長さ50mm、100mm、150mm、200mm
試料4:幅15mm
長さ50mm、100mm、150mm、200mm
試料5:幅20mm
長さ50mm、100mm、150mm、200mm
試料6:幅30mm
長さ50mm、100mm、150mm、200mm
試料7:幅40mm
長さ50mm、100mm、150mm、200mm
通信距離は、以下の方法により測定した。
電波暗室(D:1870mm×W:5470mm×H:1830mm)内の所定の位置にアンテナ(YAP−100CP:Yeon Technologies社製 円偏波アンテナ)を設置し、リーダ/ライタ(Impinj社製 Speedway R420(IPJ−REV−R420−JP))を、パソコンと接続した。試料を被験者の手首に巻き、アンテナと正対する位置に立ち、リーダ/ライタとの応答を確認しながら、アンテナからの応答距離を確認した。
結果を以下の表1〜7に示す。
Figure 0005878663
Figure 0005878663
Figure 0005878663
Figure 0005878663
Figure 0005878663
Figure 0005878663
Figure 0005878663
表1〜7に示すように、金属部材(アルミニウムテープ)を備えるバンド部を用いた各実施例のUHFタグ付き巻付バンドは、金属部材を有さないバンド部を用いた比較例1のUHFタグ付き巻付バンドに比して、通信距離が伸びることが確認された。
また、金属部材の長さが100mm以上である実施例2〜4、6〜8、10〜12、14〜16、18〜20、22〜24、26〜28では、特に通信距離が長く保てることが分かった。更に、金属部材の幅がタグ本体の幅よりも広い実施例13、17、21、25では、金属部材の長さが比較的短い(例えば50mm)場合であっても通信距離が長く保てることが分かった。
次に、UHFタグ付き巻付バンドにおけるタグ本体の向きと、通信距離との関係につき検討した。
ここでは、幅30mm、長さ150mmのアルミニウムテープを取り付けたバンド部を用いてタグ本体の配置を替え、タグ本体の長手方向がアルミニウムテープの長手方向に沿って配置された場合(実施例23)、及びタグ本体の幅方向がアルミニウムテープの長手方向に沿って配置された場合(実施例29)につき、通信距離を測定した。結果を表8に示す。
Figure 0005878663
表8に示すように、タグ本体の向きを変えても通信距離に大きな変化は見られないことが確認された。
以上説明したように構成された本実施形態によれば、バンド部10を手首に巻き付けるという簡単な作業により、手首とパッシブ型の金属対応UHFタグとの間に金属部材14を介在させることが容易に可能になる。これにより、身体に取り付けることによる金属対応UHFタグ20の性能の低下を抑制できるので、身体に取り付けた金属対応UHFタグ20の通信距離の低下を抑制できる。よって、金属対応UHFタグ20を身体に取り付けた状態において、1〜2m程度の無線通信を安定して行うことが可能になる。
また、本実施形態によれば、金属部材14の幅がタグ本体22の幅よりも広くすることにより、金属対応UHFタグ20の通信距離をより長くすることが可能になる。また、タグ本体22と手首との間に、ケース24及びバンド部10が介在するため、手首の汗がタグ本体22に与える影響を低減することができる。
また本実施形態によれば、金属対応型UHFタグ20は、バンド部10に着脱自在であるため、バンド部10を、身体への取り付け部位に適する長さのものに変更することが容易に可能になる。
また本実施形態によれば、バンド本体12が、シリコンゴムにより構成されるため、身体の汗によるバンド本体12の劣化を抑えることが可能になり、しかも、汗が金属部材14まで到達しにくくなり、金属部材14の劣化を抑えることが可能になる。このように、バンド部10の長寿命化が図れる。
また本実施形態によれば、金属部材14は、幅方向に湾曲するように弾性変形可能であり、幅方向に湾曲させることで真っ直ぐな状態を維持し、真っ直ぐな状態の金属部材14の一部を押圧することで丸まった状態に変形する。このため、身体への取り付け前は、金属部材14を湾曲させてバンド部10を真っ直ぐな状態とし、身体への取り付け部位にバンド部10を軽く叩き付けることにより、バンド部10が身体に巻き付けられる。これにより、UHFタグ付き巻付バンド1を身体に装着することが容易に可能になる。
なお、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は、上述した実施形態に限るものではない。例えば、上述した実施形態によれば、金属部材14として帯状の金属板を使用しているが、実施例において用いたアルミテープのようなシート状のものを金属部材として用いてもよい。
また、例えば、上述した実施形態によれば、バンド本体12として、中空の帯板状のシリコンゴムを使用し、その中空部分に金属部材14を収納したが、それに限らず、2枚の帯板状のシリコンゴムの間に金属部材14あるいは図8に示すようにアルミテープを挟んでもよい。
図8は、本発明の他の実施形態におけるUHFタグ付き巻付バンド2の構成を示す説明図であり、図8(a)は外観を示す斜視図、図8(b)は構成部品を示す分解斜視図である。
他の実施形態におけるUHFタグ付き巻付バンド2は、バンド部30と、タグ本体22と、リング部材36と、からなる。なお、図1に示すUHFタグ付き巻付バンド1を構成する部材と同一の部材については同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
バンド部30は、バンド本体32と、金属部材34とからなる。
バンド本体32は、上側バンド40と、下側バンド42とからなる。上側バンド40及び下側バンド42は、シリコンゴム等のゴム系材料により構成される帯板状の部材であり、上側バンド40及び下側バンド42を平面視した場合、上側バンド40及び下側バンド42は同一の形状である。
上側バンド40の長手方向の中央部には、直方体形のケース部40aが形成されている。このケース部40aは、タグ本体22を収納するものであり、タグ本体22は、上側バンド40の裏面側に形成された開口から挿入される。すなわち、本実施形態では、タグ本体22と、ケースとしてのケース部40aとにより金属対応UHFタグが構成されているとも言える。
上側バンド40の一方の端部には、複数の孔部40bが長手方向に並んで形成されており、他方の端部には突起40cが形成されている。
下側バンド42の一方の端部には、複数の孔部42bが長手方向に並んで形成されており、下側バンド42上に上側バンド40を重ね合わせた場合に、孔部40bと孔部42bとが一致する。
金属部材34は、金属テープ、例えばアルミテープによって構成されており、下側バンド42よりも若干細くかつ短い帯状の部材である。金属部材34は、下側バンド42上に配置され、更にその上に上側バンド40が重ねられることにより、上側バンド40と下側バンド42との間に挟持される。金属部材34の一方の端部には、複数の孔部34bが長手方向に並んで形成されている。これらの孔部34bは、金属部材34が下側バンド42上に固定された場合に、孔部34bに一致するように形成されている。
なお、下側バンド42上には、金属部材34を配置する位置を示す指標が形成されており、この指標に従って金属部材34が下側バンド42上に配置される。また、金属部材34の長手方向の中央部には、タグ本体22を配置する位置を示す指標が形成されている。
そして、下側バンド42上に金属部材34が配置され、その上に上側バンド40が重ねられ、上側バンド40と下側バンド42とが接着剤等によって一体化されることによってバンド部30が構成される。
リング部材36は、上側バンド40及び下側バンド42と同一部材すなわちシリコンゴム等のゴム系材料からなる、外周が長方形のリング体である。リング部材36は、バンド部30におけるケース部40aと突起40cとの間に配置される。リング部材36の内側は、バンド部30の両端部の厚さの2倍程度に設定されている。
そして、下側バンド42に金属部材34が配置され、金属部材34にタグ本体22が接着剤等によって固定され、下側バンド42における金属部材34の配置領域の外側に接着剤等が塗布され、上側バンド40と下側バンド42とが貼着され、更に、リング部材36が挿入されることによってUHFタグ付き巻付バンド2が構成される。また、UHFタグ付き巻付バンド2を平面視した場合に、タグ本体22の載置領域は、金属部材14の載置領域内に含まれる。なお、接着剤としては、下側バンド42に対して上側バンド40を剥離させることが可能なものが望ましい。
UHFタグ付き巻付バンド2を例えば手首に装着する際には、下側バンド42を手首側に向けてバンド部30を手首に巻き付け、所望の孔部42bに突起40cを嵌合させる。また、必要に応じて、バンド部30における孔部42b側の端部をリング部材36に挿入する。これにより、UHFタグ付き巻付バンド2が手首に装着される。
このように構成することにより、金属部材34の長さを変えることが容易に可能になる。また、金属部材34が金属テープからなるため、バンド部30の柔軟性が向上する。これにより、UHFタグ付き巻付バンド2を例えば手首に装着した場合に、バンド部30が手首にフィットし易くなる。
なお、この実施形態においては、接着剤を用いて上側バンド40と下側バンド42とを一体化しているが、他の部材を用いて一体化させてもよい。例えば、両面に粘着性を有するテープを用いてもよい。
1、2 UHFタグ付き巻付バンド
10、30 バンド部
12、32 バンド本体
14、34 金属部材
20 金属対応UHFタグ
22 タグ本体
22a IC部
22b アンテナ部
24 ケース
24a 収納部
24b 貫通孔
24c 蓋体
34b 孔部
36 リング部材
40 上側バンド
40a ケース部
40b 孔部
40c 突起
42 下側バンド
42b 孔部
100 通信システム
102 リーダライタ

Claims (5)

  1. バンド部と、
    当該バンド部に取り付けられるパッシブ型の金属対応UHFタグと、を備えるUHFタグ付き巻付バンドであって、
    前記金属対応UHFタグは、アンテナ部及び当該アンテナ部を介して無線通信するIC部を有するタグ本体と、
    前記タグ本体が収容され、前記バンド部に取り付けられるケースと、を備え、
    前記バンド部は、
    身体に巻き付け可能な弾性部材からなるバンド本体と、
    可撓性を有し前記バンド本体に配置される帯板状の金属部材と、を備え、
    前記ケースは、前記バンド部を挿入する貫通孔を含み、前記金属対応型UHFタグは、前記バンド部に着脱自在であり、
    前記アンテナ部は前記帯板状の金属部材を含まず、
    前記IC部は前記帯板状の金属部材と電気的に接続されていないことを特徴とするUHFタグ付き巻付バンド。
  2. 前記金属部材の幅は、前記タグ本体の幅よりも広いことを特徴とする請求項1記載のUHFタグ付き巻付バンド。
  3. 前記バンド本体は、シリコンゴムにより構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のUHFタグ付き巻付バンド。
  4. 前記金属部材は、幅方向に湾曲するように弾性変形可能であり、幅方向に湾曲させることで真っ直ぐな状態を維持し、当該真っ直ぐな状態の前記金属部材の一部を押圧することで丸まった状態に変形することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載のUHFタグ付き巻付バンド。
  5. 前記バンド本体は、身体側に配置される下側バンドと、当該下側バンドの上に重ねる上側バンドと、を有し、
    前記金属部材は、シート部材からなり、前記上側バンドと前記下側バンドとの間に挟持されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載のUHFタグ付き巻付バンド。
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