JP5878367B2 - 圧力検出装置および圧力検出装置付き内燃機関 - Google Patents
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Description
本発明は、ケーブルに設けられた編組部を介した、外部から内部への水等の浸入を抑制することができる圧力検出装置および圧力検出装置付き内燃機関を提供することを目的とする。
この圧力検出装置において、前記引き出し構造の前記中空内部において、前記弾性環状部材からみて当該引き出し構造の軸方向前側および軸方向後側にそれぞれ設けられ、前記加圧部材による加圧に伴って当該弾性環状部材を挟み込んで潰す一対の潰し部材をさらに有することを特徴とすれば、引き出し構造に対してケーブルをより確実に固定できる点で好ましい。
他の観点から捉えると、本発明の圧力検出装置は、圧電素子を内部に収容してなるハウジングと、前記圧電素子からの出力を伝送する伝送部と、当該伝送部を覆う被覆部と、複数の線材を編み込むことによって構成され、当該被覆部を覆うとともに外部に露出する編組部とを有するケーブルと、前記ハウジングに形成されまたは当該ハウジングに直接的あるいは間接的に連結して設けられ、前記ケーブルを内部に引き込むとともに当該ケーブルを外部に引き出すための中空内部を有する引き出し構造と、環状の形状を有する弾性体で構成されるとともに前記引き出し構造の前記中空内部に取り付けられ、前記ケーブルから前記編組部の一部を剥離することで露出する前記被覆部の外周面と前記引き出し構造における前記中空内部の内壁面とに、それぞれ一周にわたって接触する弾性環状部材と、前記引き出し構造の前記中空内部に圧入して取り付けられ、当該引き出し構造の軸方向に沿って前記弾性環状部材を加圧する加圧部材と、前記引き出し構造の前記中空内部において、前記弾性環状部材からみて当該引き出し構造の軸方向前側および軸方向後側にそれぞれ設けられ、前記加圧部材による加圧に伴って当該弾性環状部材を挟み込んで潰す一対の潰し部材とを有する。
この圧力検出装置において、前記一対の潰し部材のうち前記弾性環状部材からみて前記引き出し構造の軸方向後側に取り付けられる潰し部材と前記加圧部材との間に、前記ケーブルの前記編組部における端部を挟み込むことを特徴とすれば、ケーブルの抜けをさらに抑制することが可能となる点で好ましい。
他の観点から捉えると、本発明の圧力検出装置付き内燃機関は、燃焼室内と外部とを連通する連通孔が形成されたシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの前記連通孔に挿入可能であって、圧電素子を内部に収容してなる筒状のハウジングと、当該圧電素子からの出力を伝送する伝送部と、当該伝送部を覆う被覆部と、複数の線材を編み込むことによって構成され、当該被覆部を覆うとともに外部に露出する編組部とを有するケーブルと、当該ハウジングに形成されまたは当該ハウジングに直接的あるいは間接的に連結して設けられ、当該ケーブルを内部に引き込むとともに当該ケーブルを外部に引き出すための中空内部を有する引き出し構造と、環状の形状を有する弾性体で構成されるとともに当該引き出し構造の当該中空内部に取り付けられ、当該ケーブルから当該編組部の一部を剥離することで露出する当該被覆部の外周面と当該引き出し構造における当該中空内部の内壁面とに、それぞれ一周にわたって接触する弾性環状部材と、当該引き出し構造の当該中空内部に圧入して取り付けられ、当該引き出し構造の軸方向に沿って当該弾性環状部材を加圧する加圧部材と、当該引き出し構造の当該中空内部において、当該弾性環状部材からみて当該引き出し構造の軸方向前側および軸方向後側にそれぞれ設けられ、当該加圧部材による加圧に伴って当該弾性環状部材を挟み込んで潰す一対の潰し部材と、を有する圧力検出装置とを含む。
この圧力検出装置付き内燃機関において、前記圧力検出装置における前記引き出し構造が、前記シリンダヘッドの外部に設けられていることを特徴とすれば、燃焼室の熱からケーブルを保護できる点で好ましい。
図1は、本実施の形態に係る内燃機関1の概略構成図である。また、図2は、図1におけるII部の拡大断面図である。
この内燃機関1は、シリンダ2aを有するシリンダブロック2と、シリンダ2a内を往復動するピストン3と、シリンダブロック2に締結されてシリンダ2aおよびピストン3などとともに燃焼室Cを構成するシリンダヘッド4とを備えている。また、内燃機関1は、シリンダヘッド4に装着されて燃焼室C内の圧力を検出するセンサユニット10を含む圧力検出装置5と、圧力検出装置5が検出した圧力に基づいて内燃機関1の作動を制御する制御装置6とを備えている。
本実施の形態の圧力検出装置5は、圧力を検出するセンサユニット10と、センサユニット10に接続されるとともに、センサユニット10にて検出された電気信号を制御装置6に伝送する伝送電線90とを備えている。また、センサユニット10は、圧力の検出を行う検出部11と、伝送電線90を保持する保持部12と、これら検出部11および保持部12を収容するハウジング40とを有している。ここで、ハウジング40は、長手方向に沿って円柱状の孔が形成された構造を有している。そして、ハウジング40は、燃焼室Cに近い前面側に設けられ、主として検出部11を収容する第1ハウジング41と、第1ハウジング41に比べて燃焼室Cから遠い第1ハウジング41の背面側に設けられ、主として保持部12を収容する第2ハウジング42とを、連結することによって構成されている。なお、以下の説明においては、ハウジング40に形成された円柱状の孔の中心線方向(図中一点鎖線で示す)を、単に中心線方向と称する。また、本実施の形態においては、第1ハウジング41が、本発明における「ハウジング」に対応し、第2ハウジング42が、本発明における「引き出し構造」に対応する。また、本実施の形態においては、第2ハウジング42に設けられる貫通孔が、本発明における「中空内部」に対応する。
この検出部11は、外部(例えば燃焼室C)からの圧力を受けるダイアフラムヘッド21と、ダイアフラムヘッド21を介して受けた圧力を電気信号(この例では電荷信号)に変換する圧電素子22と、圧電素子22からの電荷信号を出力する電極として機能する電極部23とを有している。また、検出部11は、電極部23を介して圧電素子22をダイアフラムヘッド21側に押し付ける第1押付部材24と、第1押付部材24を前面側に向かって押し付ける第2押付部材25と、第2押付部材25、第1押付部材24および電極部23を介して、圧電素子22に予め決められた圧力(与圧)を付与する与圧部材26と、後述するコイルスプリング30の挙動を規制する規制部材27とを備えている。なお、この例において、ダイアフラムヘッド21は、外部から圧力を受ける機能の他に、電極部23と対をなす、圧電素子22の他方の電極としての機能も有している。
そして、検出部11を構成するこれらの部材は、以下に説明するように、直接あるいは間接的に第1ハウジング41に取り付けられている。
ダイアフラムヘッド21は、第1ハウジング41に設けられる円柱状の孔のうち、中心線方向の前面側端部における開口部を塞ぐように設けられる。そして、ダイアフラムヘッド21と第1ハウジング41との境界部には、外周面の一周にわたってレーザ溶接が施されている。また、ダイアフラムヘッド21は、第1ハウジング41に取り付けられた際に、第1ハウジング41内において背面側すなわち圧電素子22側に突出する突出部21aを有している。この突出部21aにおける背面側の端面は平坦状に加工されている。なお、ダイアフラムヘッド21を構成する材料としては、高温であり且つ高圧となる燃焼室C内に露出すること、および、圧電素子22の他方の電極として機能することを考慮し、弾性が高く、且つ、耐久性、耐熱性、耐食性に優れ、さらに、導電性を有する合金製であることが望ましく、例えばSUH660等を用いることができる。
また、図5は、保持部12における伝導部材31の構成を説明するための図である。ここで、図5(a)は伝導部材31の外観を示す側面図を、図5(b)は伝導部材31の縦断面図を、それぞれ示している。
さらに、図6は、センサユニット10とともに圧力検出装置5を構成する伝送電線90の構成を説明するための図である。ここで、図6(a)は伝送電線90の横断面図を、図6(b)は伝送電線90の側面図を、それぞれ示している。
さらにまた、図7は、保持部12における圧入部材37の構成を説明するための図である。ここで、図7(a)は圧入部材37を前面側から見た図を、図7(b)は圧入部材37を側方からみた図を、図7(c)は図7(a)におけるVIIC−VIIC断面図を、それぞれ示している。
ケーブルの一例としての伝送電線90は、例えば図6に示すように、所謂同軸構造を有する絶縁電線にて構成される。より具体的に説明すると、伝送電線90は、金属線の撚り線からなる導体部91と、絶縁性を有する樹脂からなり導体部91の外周を被覆する樹脂絶縁層92と、半導電性を有する樹脂からなり樹脂絶縁層92の外周を被覆する樹脂半導電層93と、編み込まれた金属線からなり樹脂半導電層93の外周を被覆する編組遮へい層94と、絶縁性を有する樹脂からなり編組遮へい層94の外周面を被覆する樹脂保護層95と、編み込まれた金属線からなり樹脂保護層95の外周面を被覆するとともに外部に露出する編組保護層96とを備えている。
伝送部の一例としての導体部91は、直径0.3mmの7本の錫メッキ軟銅線を撚り合わせることで構成されている。なお、導体部91については、錫メッキ軟銅線に代えて錫メッキ銅合金線で構成してもかまわない。
樹脂絶縁層92は、導体部91の外周面に、押し出し法にて、厚さ0.075mmのペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)を被覆することで構成されている。
樹脂半導電層93は、樹脂絶縁層92の外周面に、押し出し法にて、厚さ0.01mmの、カーボンを含有させたPFAを被覆することで構成されている。
編組遮へい層94は、複数本の錫メッキ軟銅線を、樹脂半導電層93の外周面上にて編み込むことで構成されている。
被覆部の一例としての樹脂保護層95は、編組遮へい層94の外周面に、押し出し法にて、PFAを被覆することで構成されている。
編組部の一例としての編組保護層96は、複数本のステンレス鋼線を、樹脂保護層95の外周面上にて編み込むことで構成されている。
保持部12は、検出部11に設けられた圧電素子22(図3参照)からの電荷信号を、保持部12に保持された伝送電線90の導体部91に伝導する伝導部材31と、第2ハウジング42に対して伝導部材31を位置決めするとともに、第2ハウジング42および伝導部材31を絶縁する第1絶縁部材32と、伝送電線90のうち樹脂絶縁層92が露出する部位を第2ハウジング42に対して位置決めするとともに、伝導部材31および伝送電線90における編組遮へい層94を絶縁する第2絶縁部材33とを有する。また、保持部12は、伝送電線90のうち編組遮へい層94が露出する部位の先端側を第2絶縁部材33との間に挟み込む前面側ブロックリング34と、伝送電線90のうち樹脂保護層95が露出する部位を第2ハウジング42に対して位置決めするO−リング35と、前面側ブロックリング34との間にO−リング35を挟み込む背面側ブロックリング36とを備える。さらに、保持部12は、編組保護層96までを被覆してなる伝送電線90が挿入される貫通孔を有するとともに、第2ハウジング42における背面側から第2ハウジング42に設けられた円柱状の孔に圧入され、伝送電線90における編組保護層96の先端側を背面側ブロックリング36との間に挟み込み、且つ、第2ハウジング42に対し伝送電線90の一端側を固定する圧入部材37とを備えている。
そして、伝送電線90および保持部12を構成するこれらの部材は、直接あるいは間接的に第2ハウジング42に取り付けられている。
伝導部材31は、第2ハウジング42における前面側の端部に取り付けられており、その前面側の端部が、第2ハウジング42の前面側の端部よりも前方に突出するとともに、この突出する部位が、検出部11に設けられた規制部材27の貫通孔に挿入されるようになっている。
伝導部材31は、例えば図5に示すように、柱状の形状を有し前面側に位置する第1柱状部31aと、第1柱状部31aの中段にて外方に膨出する膨出部31bと、第1柱状部31aの背面側から延び、第1柱状部31aよりも大きな外径を有する第2柱状部31cと、第2柱状部31cの背面側から逆テーパ状に拡がる肩部31dと、肩部31dの背面側から延び、第2柱状部31cよりも大きな外径を有する第3柱状部31eと、第3柱状部31eの背面側から延び、第3柱状部31eよりも大きな外径を有する後端部31fとを有している。また、伝導部材31には、後端部31fにおける背面側の端面の中央部から前面側に向かう孔部31gが設けられている。ここで、孔部31gは、伝導部材31のうち、後端部31fおよび第3柱状部31eの内部に設けられる。なお、この例において、伝導部材31としては、耐久性、耐熱性、耐食性等に優れた合金の表面に、金メッキを施したもの、あるいは、ニッケルメッキの後に金メッキを施したものを用いることができる。
なお、本実施の形態では、前面側ブロックリング34および背面側ブロックリング36が、「一対の潰し部材」としての機能を有している。
圧入部材37は、例えば図7に示すように、環状の形状を有する基部37aと、基部37aから前面側に延びる4つの脚部37bと、4つの脚部37bのそれぞれの外周面から外側に突出する4つの突起37cとを有している。また、各脚部37bの前面側には、突起37cから前面側に向かって徐々に外径が縮小する傾斜部37dが設けられている。ここで、4つの脚部37bは、全体としてみたときには円筒状の形状を呈しており、90°間隔で中心線方向に沿って4つの切り欠きが形成されることにより、それぞれが円弧状の断面形状を有するようになっている。また、4つの脚部37bのそれぞれに設けられる突起37cは、全体としてみたときには環状の形状を呈しており、上述した4つの切り欠きによって、周方向に4つに分断されるようになっている。そして、圧入部材37が第2ハウジング42に取り付けられた状態において、基部37aが第2ハウジング42の外側に露出する一方、4つの脚部37bおよび各脚部37bに取り付けられた突起37cは、第2ハウジング42における貫通孔の内部に埋没している。
また、圧入部材37の基部外径Daoは、第2ハウジング42に設けられた貫通孔の背面側における外径よりも大きく、圧入部材37の脚部外径Dboは、第2ハウジング42に設けられた貫通孔の背面側における内径よりも小さい。一方、圧入部材37の突起外径Dcoは、第2ハウジング42に設けられた貫通孔の背面側における内径よりも大きく、圧入部材37の端部外径Ddoは、第2ハウジング42に設けられた貫通孔の背面側における内径よりも小さい。
さらに、圧入部材37の基部内径Daiは、伝送電線90における編組保護層径D6よりも大きく、圧入部材37の脚部内径Dbiは、伝送電線90における編組保護層径D6よりもわずかに大きいか、ほぼ同じである。
また、本実施の形態の圧力検出装置5は、センサユニット10に設けられた圧電素子22によって検出された電荷信号を、アンプ等を用いて増幅することなく、そのまま、伝送電線90を介して制御装置6(図1参照)に出力する、所謂アンプレスの構造を有している。
まず、圧電素子22における前面側の端面は、突出部21aを介して、金属製のダイアフラムヘッド21と電気的に接続される。このダイアフラムヘッド21は、レーザ溶接によって、金属製の第1ハウジング41と電気的に接続される。
燃焼室C内に発生した燃焼圧の変動が、ダイアフラムヘッド21を介して、ダイアフラムヘッド21と電極部23とによって挟まれた圧電素子22に作用することにより、圧電素子22には、燃焼圧の変動に応じた電荷が発生する。そして、圧電素子22に発生した電荷は、圧電素子22における背面側の端面から、電極部23、コイルスプリング30および伝導部材31を介して、伝送電線90の導体部91に伝達され、さらに、導体部91を介して、電荷信号として制御装置6に伝送される。
また、このとき、伝送電線90における樹脂半導電層93および編組遮へい層94は、第2ハウジング42および第1ハウジング41を介してシリンダヘッド4に接続(接地)されており、導体部91によって伝送される電荷信号に対するノイズ分の混入を抑制している。さらに、このとき、伝送電線90における編組保護層96も、第2ハウジング42および第1ハウジング41を介してシリンダヘッド4に接続(接地)されており、導体部91によって伝送される電荷信号に対するノイズ分の混入を抑制するとともに、漏電等に伴う編組保護層96の電位の上昇を抑制している。
本実施の形態の圧力検出装置5は、ダイアフラムヘッド21および検出部11を第1ハウジング41に取り付ける検出部組み立て工程と、伝送電線90が保持された保持部12に第2ハウジング42に取り付ける保持部組み立て工程と、検出部11およびダイアフラムヘッド21が取り付けられた第1ハウジング41と、保持部12および伝送電線90が取り付けられた第2ハウジング42とを、コイルスプリング30を介して接続するとともに一体化する全体組み立て工程とを経ることで得られる。
<検出部組み立て工程>
まず、第1ハウジング41の前面側の開口部に、第1ハウジング41の貫通孔内に突出部21aが位置するように、ダイアフラムヘッド21を取り付ける。そして、両者の境界面(外周面)を、レーザ溶接にて接合する。
以上により、第1ハウジング41における検出部11の組み立てが完了する。
保持部組み立て工程は、第1絶縁部材32を除く保持部12の各構成部材を、伝送電線90に取り付ける伝送電線取り付け工程と、第2ハウジング42に対し、第1絶縁部材32を含む保持部12の各構成部材を取り付けることで、伝送電線90を保持した保持部12を、第2ハウジング42に取り付ける保持部取り付け工程とを経て得られる。
以下、各工程について順番に説明する。
まず、伝送電線90の一端側に対し口出し加工を施す。
図8は、口出し加工が施された伝送電線90の一端側の断面図を示している。このとき、伝送電線90の一端側において、導体部91、樹脂絶縁層92、編組遮へい層94、樹脂保護層95、編組保護層96が順次露出するようにカットを行う。ただし、図8に示したように、樹脂半導電層93については、編組遮へい層94の端部よりも背面側となる位置にてカットを施すことで、樹脂半導電層93の端部よりも編組遮へい層94の端部を、より前面側に位置させるようにする。また、図8に示したように、樹脂保護層95についても、編組保護層96の端部よりも背面側となる位置にてカットを施すことで、樹脂保護層95の端部よりも編組保護層96の端部を、より前面側に位置させるようにする。なお、伝送電線90の他端部については、別工程にて、コネクタの取り付けがなされる。
図9は、上述した順番に配置された伝導部材31、第2絶縁部材33、前面側ブロックリング34、O−リング35、背面側ブロックリング36、および圧入部材37の分解斜視図を示している。このとき、伝導部材31における孔部31gと、前面側ブロックリング34〜圧入部材37のそれぞれにおける開口部とを対向させ、且つ、圧入部材37における基部37aを、脚部37bよりも背面側に位置させる。
以上により、第1絶縁部材32を除いた保持部12に対する、伝送電線90の取り付けが完了する。
まず、第2ハウジング42の貫通孔内に、背面側から第1絶縁部材32を挿入する。そして、第2ハウジング42の前面側に設けられた肩部に、第1絶縁部材32に設けられた肩部が突き当たることにより、第2ハウジング42に対し第1絶縁部材32が位置決めされる。
以上により、第2ハウジング42に対する、伝送電線90を保持した保持部12の組立が完了する。
なお、以下では、検出部11が取り付けられた第1ハウジング41(図2、図3参照)を、「前面ユニット」と称し、伝送電線90を保持した保持部12が取り付けられた第2ハウジング42(図2、図4参照)を、「背面ユニット」と称する。
まず、前面ユニットにおける規制部材27の貫通孔内に、背面側から、コイルスプリング30を挿入する。このとき、規制部材27に挿入されたコイルスプリング30における前面側は、検出部11における電極部23の突起部23aの背面側端部を覆い、且つ、突起部23aと接触した状態となる。
以上により、図2〜図4に示すセンサユニット10が得られる。
Claims (7)
- 圧電素子を内部に収容してなるハウジングと、
前記圧電素子からの出力を伝送する伝送部と、当該伝送部を覆う被覆部と、複数の線材を編み込むことによって構成され、当該被覆部を覆うとともに外部に露出する編組部とを有するケーブルと、
前記ハウジングに形成されまたは当該ハウジングに直接的あるいは間接的に連結して設けられ、前記ケーブルを内部に引き込むとともに当該ケーブルを外部に引き出すための中空内部を有する引き出し構造と、
環状の形状を有する弾性体で構成されるとともに前記引き出し構造の前記中空内部に取り付けられ、前記ケーブルから前記編組部の一部を剥離することで露出する前記被覆部の外周面と前記引き出し構造における前記中空内部の内壁面とに、それぞれ一周にわたって接触する弾性環状部材と、
前記引き出し構造の前記中空内部に圧入して取り付けられ、当該引き出し構造の軸方向に沿って前記弾性環状部材を加圧する加圧部材と
を有し、
前記加圧部材は、前記引き出し構造の前記中空内部に圧入されることに伴って、当該引き出し構造から受けた力にて前記ケーブルの前記編組部を内側に押圧することで、当該ケーブルを当該引き出し構造に固定することを特徴とする圧力検出装置。 - 前記引き出し構造の前記中空内部において、前記弾性環状部材からみて当該引き出し構造の軸方向前側および軸方向後側にそれぞれ設けられ、前記加圧部材による加圧に伴って当該弾性環状部材を挟み込んで潰す一対の潰し部材をさらに有することを特徴とする請求項1記載の圧力検出装置。
- 圧電素子を内部に収容してなるハウジングと、
前記圧電素子からの出力を伝送する伝送部と、当該伝送部を覆う被覆部と、複数の線材を編み込むことによって構成され、当該被覆部を覆うとともに外部に露出する編組部とを有するケーブルと、
前記ハウジングに形成されまたは当該ハウジングに直接的あるいは間接的に連結して設けられ、前記ケーブルを内部に引き込むとともに当該ケーブルを外部に引き出すための中空内部を有する引き出し構造と、
環状の形状を有する弾性体で構成されるとともに前記引き出し構造の前記中空内部に取り付けられ、前記ケーブルから前記編組部の一部を剥離することで露出する前記被覆部の外周面と前記引き出し構造における前記中空内部の内壁面とに、それぞれ一周にわたって接触する弾性環状部材と、
前記引き出し構造の前記中空内部に圧入して取り付けられ、当該引き出し構造の軸方向に沿って前記弾性環状部材を加圧する加圧部材と、
前記引き出し構造の前記中空内部において、前記弾性環状部材からみて当該引き出し構造の軸方向前側および軸方向後側にそれぞれ設けられ、前記加圧部材による加圧に伴って当該弾性環状部材を挟み込んで潰す一対の潰し部材と
を有する圧力検出装置。 - 前記一対の潰し部材のうち前記弾性環状部材からみて前記引き出し構造の軸方向後側に取り付けられる潰し部材と前記加圧部材との間に、前記ケーブルの前記編組部における端部を挟み込むことを特徴とする請求項2または3記載の圧力検出装置。
- 燃焼室内と外部とを連通する連通孔が形成されたシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドの前記連通孔に挿入可能であって、圧電素子を内部に収容してなる筒状のハウジングと、当該圧電素子からの出力を伝送する伝送部と、当該伝送部を覆う被覆部と、複数の線材を編み込むことによって構成され、当該被覆部を覆うとともに外部に露出する編組部とを有するケーブルと、当該ハウジングに形成されまたは当該ハウジングに直接的あるいは間接的に連結して設けられ、当該ケーブルを内部に引き込むとともに当該ケーブルを外部に引き出すための中空内部を有する引き出し構造と、環状の形状を有する弾性体で構成されるとともに当該引き出し構造の当該中空内部に取り付けられ、当該ケーブルから当該編組部の一部を剥離することで露出する当該被覆部の外周面と当該引き出し構造における当該中空内部の内壁面とに、それぞれ一周にわたって接触する弾性環状部材と、当該引き出し構造の当該中空内部に圧入して取り付けられ、当該引き出し構造の軸方向に沿って当該弾性環状部材を加圧する加圧部材と
を有する圧力検出装置と
を含み、
前記圧力検出装置に設けられた前記加圧部材は、前記引き出し構造の前記中空内部に圧入されることに伴って、当該引き出し構造から受けた力にて前記ケーブルの前記編組部を内側に押圧することで、当該ケーブルを当該引き出し構造に固定することを特徴とすることを特徴とする圧力検出装置付き内燃機関。 - 燃焼室内と外部とを連通する連通孔が形成されたシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドの前記連通孔に挿入可能であって、圧電素子を内部に収容してなる筒状のハウジングと、当該圧電素子からの出力を伝送する伝送部と、当該伝送部を覆う被覆部と、複数の線材を編み込むことによって構成され、当該被覆部を覆うとともに外部に露出する編組部とを有するケーブルと、当該ハウジングに形成されまたは当該ハウジングに直接的あるいは間接的に連結して設けられ、当該ケーブルを内部に引き込むとともに当該ケーブルを外部に引き出すための中空内部を有する引き出し構造と、環状の形状を有する弾性体で構成されるとともに当該引き出し構造の当該中空内部に取り付けられ、当該ケーブルから当該編組部の一部を剥離することで露出する当該被覆部の外周面と当該引き出し構造における当該中空内部の内壁面とに、それぞれ一周にわたって接触する弾性環状部材と、当該引き出し構造の当該中空内部に圧入して取り付けられ、当該引き出し構造の軸方向に沿って当該弾性環状部材を加圧する加圧部材と、当該引き出し構造の当該中空内部において、当該弾性環状部材からみて当該引き出し構造の軸方向前側および軸方向後側にそれぞれ設けられ、当該加圧部材による加圧に伴って当該弾性環状部材を挟み込んで潰す一対の潰し部材と、を有する圧力検出装置と
を含む圧力検出装置付き内燃機関。 - 前記圧力検出装置における前記引き出し構造が、前記シリンダヘッドの外部に設けられていることを特徴とする請求項5または6記載の圧力検出装置付き内燃機関。
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