JP5877910B2 - アフォーカル光学系を有する非接触フィンガープリンティングシステム - Google Patents

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Description

指紋は、個人の一意の識別子として広く受け入れられている。フィンガープリンティング(指紋法ともいう)を、立入禁止区域への立ち入りや電子装置へのアクセスなどを規制するために本人確認をするための生体認証手段として用いることができる。たとえば、従来の指紋検出器では、典型的には、ユーザーは、指または手を該検出器の上に置く必要がある。指紋は、該検出器によって検出されて、該ユーザーの登録された指紋と比較される。
1実施形態によるフィンガープリンティングシステムを示す。 別の実施形態によるフィンガープリンティングシステムを示すブロック図である。 別の実施形態による、フィンガープリンティングシステムのアフォーカル光学系の1例を示す。 別の実施形態によるフィンガープリンティングシステムを示す。 別の実施形態による、フィンガープリンティングシステムのフレームの正面図を示す。
以下の詳細な説明では、特定の実施形態を例示している添付の図面が参照されている。それらの図面間において、同じ数字は実質的に同様の構成要素を表している。他の実施形態を利用することもでき、また、本開示の範囲から逸脱することなく、プロセスに関する変更、構造的な変更、ロジック(または論理)の変更、及び電気的な変更を行うことができる。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではない。
図1は、指紋を取得(または撮像。以下同じ)するように構成された、バイオメトリックフィンガープリンティングシステムなどのフィンガープリンティングシステム100を示す。本明細書で使用されている「指紋」という用語は、人間の手指や足指などの、身体の一部における隆起のパターン(たとえば、皮膚紋理または皮膚小稜と呼ばれる場合もある)を意味している。フィンガープリンティングシステム100を、指紋を用いてユーザーの同一性を確認するように構成することができる。フィンガープリンティングシステム100を、たとえば、電子装置やビルなどのセキュリティシステムの一部とすることができる。
フィンガープリンティングシステム100は、指を受けるように構成されたレシーバー(受け器またはレシーバともいう)110、及び、レシーバー110に光学的に結合された画像取得装置(画像取込装置ともいう)120を備えることができる。指のターゲット領域(対象領域)122が固体の表面(または固い面。以下同じ)に物理的に直接接触していない状態で、画像取得装置120が、該ターゲット領域122から指紋を取得するように、フィンガープリンティングシステム100を構成することができる。たとえば、レシーバー110、したがって、該レシーバー内に受け入れられている指を、画像取得装置120から、(たとえば空気の)ギャップ124によって(またはギャップ124だけ)分離することができる。いくつかの実施形態では、指が空中にあるときに、ターゲット領域122から指紋を取得することができる。
ターゲット領域122は、たとえば皮膚紋理または皮膚小稜などの指紋を含みうる。ターゲット領域122は、指紋の他に、追跡することができる過渡的な欠陥(たとえば、切り傷、炎症、腫れた毛穴、または他の外傷)などの他の特徴(たとえば微小な(または微視的な)特徴:micro-feature)を含みうる。たとえば、ユーザーの該微小な特徴の変化を追跡することができる。たとえば、そのような追跡を一時的な恒等写像(temporal identity mapping)と呼ぶ場合がある。指紋に加えて微小な特徴の変化を追跡することによって、フィンガープリンティングプロセスの統計的ロバスト性を高めることが可能な複製が難しい生体認証技術ないし情報(バイオメトリック)を生み出すことができる。
指紋をとるときに(または指紋法の実行中)に、指を固体の表面に接触させることを要求する(これは、従来の指紋検出器では一般的であるが)ことは、セキュリティ、健康、及び器具を危険にさらすことになりうる。ターゲット領域122を固体の表面に触れさせないで済むことの1つの利点は、セキュリティレベルをより高くできることである。なぜなら、画像取得装置120からターゲット領域122までの光路に指紋「残渣」が残らないからである。たとえば、従来の指紋検出器では、前のユーザーの(たとえば、指紋「残渣」として知られている)指紋の一部が、指と指紋センサーの間の光路中の固体の表面に残る場合がある。
そのような固体の表面に触れると、次のユーザーの指に移る可能性がある病原菌が取り残され、これによって、健康上のリスクが生じる可能性もある。そのような固体の表面にターゲット領域122を触れさせないで済むことの1つの利点は、病原菌に感染するリスクが減ることである。
いくつかの実施形態では、画像取得装置120は、(たとえば、アフォーカルレンズ系またはアフォーカルレンズ(無限焦点レンズ)と呼ばれる場合がある)アフォーカル光学系126などの光学系(たとえば、1以上のレンズ、及び(いくつかの実施形態では)1以上のミラー)を備えることができる。アフォーカル光学系126を、センサー127に光学的に結合することができる。アフォーカル光学系126は、ターゲット領域122から反射された電磁放射の形態で指紋の画像を受け取ることができ、及び、該画像をセンサー127に送ることができる。
アフォーカル光学系126は、ターゲット領域122がアフォーカル光学系126から離れたところにあるときに、ターゲット領域122から指紋を取得するのを容易にし、したがって、ターゲット領域122をアフォーカル光学系126の固い表面などの固体の表面に接触させることなく指紋を取得できるようにする。アフォーカル光学系126の1例については、図3を参照して後述する。
一般に、アフォーカル光学系を、実際上、無限遠で焦点が合うようにすることができ(たとえば、アフォーカル光学系は事実上無限大の焦点距離を有することができ)、実質上光路に正味の収束または発散を生じないものとすることができ(たとえば、いくつかの実施形態では、光路に正味の収束または発散を生じないものとすることができ)、及び、アフォーカル光学系は、非接触の物体距離(物体が該光学系に接触しない物体距離)で動作することができる。いくつかのアフォーカル光学系は、ほぼ(または実質的に)倍率1で、平行化された光などの電磁放射を生じることができる。焦点が無限遠にあることの利点は、平行化されたデファインドFOV(defined field of view。または、画定された視野)が大きな相対距離にあることができ、これによって、ターゲット領域122と固体の表面との間の非接触が容易になることである。
いくつかの実施形態では、フィンガープリンティングシステム100は、レシーバー110、したがって、レシーバー110内に受け入れられている指に向けられたカメラ129(たとえばビデオカメラ)などの別の画像取得装置を備えることができる。ユーザーの(1以上の)指がレシーバー110内に受け入れられているときに、該(1以上の)指のさまざまなジェスチャー(しぐさないし動作など)を取得する(たとえば記録する)ために、カメラ129を使用することができる。カメラ129によって、フィンガープリンティングシステム100に追加のセキュリティレベルを与えるジェスチャー認識が可能になる。
いくつかの実施形態では、フィンガープリンティングシステム100は、レシーバー110、したがって、レシーバー110内に受け入れられている指を、赤外線放射、可視光または紫外線放射などの電磁放射のビーム(光線)135で照らすように構成された1以上の電磁放射(たとえば光)の放射源130を備えることができる。その場合、画像取得装置120を、赤外線放射、可視(たとえば可視光)放射、及び/または紫外線放射を検出するように構成することができる。以下、「光」という用語は、赤外線放射、可視放射(可視光放射)、及び紫外線放射を含むあらゆる種類の電磁放射をカバーしている。
いくつかの実施形態では、光源130を、ビーム135とは無関係に可視光の位置合わせビーム140を放射するように構成することができる。たとえば、位置合わせビーム140、したがって、ビーム140の放射源は、レシーバー110の(したがってフィンガープリンティングシステム100の)位置合わせシステムの少なくとも一部を構成することができる。代替的には、ビーム135とビーム140を別々の光源から放射することができる。いくつかの実施形態では、ビーム140の色を赤色とすることができる。
ビーム140は、画像取得装置120内のアフォーカル光学系126に位置合わせされた交差ポイント142で互いに交差することができる。たとえば、交差ポイント142が、ターゲット領域122の所定の位置(たとえば、ターゲット領域122の中心)にくるように指を置くと、ターゲット領域122をアフォーカル光学系126に正確に位置合わせすることができる。動作中、ターゲット領域122は、ビーム135からの光をアフォーカル光学系126に向けて反射する。
図2は、レシーバー110、画像取得装置120、及びカメラ129を表しているブロックを含むフィンガープリンティングシステム100のブロック図である。フィンガープリンティングシステム100は、レシーバー110、画像取得装置120、カメラ129、及び(聴覚ディスプレイ及び/または視覚ディスプレイなどの)表示装置(ディスプレイ)155に結合することができるコントローラ150を備えることができる。
本明細書に開示されている方法をフィンガープリンティングシステム100に実行させるように、コントローラ150を構成することができる。たとえば、コントローラ150を、画像取得装置120からの取得された指紋を表す取得された画像データ(たとえばビットマップ)を受け取って、該取得された画像データを格納されている画像データと比較するように構成することができる。この格納されている画像データは、コントローラ150内のデータベース(たとえば指紋データベース)に、または、(たとえば、ローカルエリアネットワーク(LAN)や広域ネットワーク(WAN)やインターネット内などの)ネットワークサーバー156などのコントローラ150の外部に格納されている指紋(すなわち保存されている指紋)を表している。取得された指紋を表す取得された画像データを、取得された指紋データ(たとえば、取得された指紋)と呼ぶ場合があり、格納されている指紋を表す格納されている画像データを、格納されている指紋データ(たとえば、格納されている指紋)と呼ぶ場合がある。
コントローラ150を、ユーザーの取得された指紋と該ユーザーの格納されている指紋とが合致したことに応じて、すなわち、該ユーザーの取得された指紋を表す取得された画像データが、格納されている指紋を表す格納されている画像データと合致したことに応じて(たとえば、ユーザーの同一性を確認することによって)、該ユーザーを認証するように構成することができる。
コントローラ150を、ユーザーの複数の指から取得された指紋と複数の格納されている指紋とが合致したことに応じて該ユーザーの同一性を確認するように構成することができる。いくつかの実施形態では、コントローラ150を、ユーザーの同一性を確認するために、該ユーザーに所定の順番で異なる指のそれぞれを差し出すことを要求するように構成することができる。すなわち、コントローラ150を、ある順番で差し出されたユーザーの異なるそれぞれの指紋が、格納されているある所定の順番の(それぞれの)指紋に合致したことに応じてユーザーの同一性を確認するように構成することができる。
所定の順番での異なるそれぞれの指紋の合致を要求することによって、全体的なセキュリティを強化することができ、及び、誤判定(たとえば、正当なユーザーを正当でないとする判定)の可能性を小さくすることができる。それで、フィンガープリンティングシステム100を、所定の順番で差し出された異なるそれぞれの指のターゲット領域122から取得された指紋に基づいて、ユーザーを認証する(たとえば確認する)ように構成することができる。
たとえば、誤判定率が、1つの指に対して2×10−4のエラー確率である場合には、2つの異なる指に対しては4×10−8のエラー確率となる。2つの異なる指が所定の順番をなすことを要求するとこのエラー確率は小さくなる。というのは、親指以外の8つの指のうちから最初に1つの指を選択し、続いて、それらの指のうちの他の1つの指を選択する組み合わせは56通りあるからである。これによって、誤判定の全体的な確率が(40/56)×10−9まで小さくなるが、これは、法鑑定に必要とされる10億に1つの可能性よりも小さい。そのため、フィンガープリンティングシステム100を、法鑑定レベルのセキュリティを提供するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、コントローラ150を、誤判定の全体的な確率があるレベルに達したことに応答して、所定の順番で差し出される異なるそれぞれの指のターゲット領域から指紋を取得するプロセスを停止して、ユーザーを認証するように構成することができる。たとえば、コントローラ150は、該所定の順番で差し出された所定の数の指のそれぞれのターゲット領域から取得された指紋が(格納されている指紋と)合致したこと(たとえば、該所定の順で差し出された異なる2つの指の指紋について合致したこと)に応答して(たとえば、誤判定の全体的な確率が10億分の1より小さくなったときに)、該プロセスを停止してユーザーを認証することができる。
コントローラ150は、コントローラ150がユーザーの同一性を確認したことに応答して、同一性が確認されたこと(または識別情報)を該コントローラに結合されている表示装置155を介してユーザーに知らせることができる。コントローラ150を、ユーザーの同一性を確認したことに応答して信号157を送信するように構成することができる。たとえば、信号157を電子装置に送ることができ、該電子装置は、信号157を受信したことに応答して、ユーザーが該電子装置にアクセスするのを許可する。信号157は、ドアの鍵を開けるためにソレノイドを作動させたりすることができる。いくつかの実施形態では、該ユーザーの同一性が確認されたことを警備員に知らせるために、信号157を、該警備員に(たとえば、ネットワークを介してコンピュータに)送ることができる。
他の実施形態では、コントローラ150がユーザーの同一性を確認したことに応答して、信号157を第1の論理レベル(たとえば、論理高レベル)に設定することができ、この場合、該第1の論理レベルによって、電子装置は該電子装置へのユーザーのアクセスを許可し、ドアの鍵が開けられ、また、ユーザーの同一性が確認されたことが警備員に通知されたりする。
ユーザーの同一性が確認されない場合、たとえば、該ユーザーの(1以上の)指紋が、指紋データベース内のどの指紋とも合致しない、及び/または、該ユーザーの指が間違った順番で差し出された場合には、コントローラ150は、表示装置155を介して該ユーザーにそのことを知らせることができる。コントローラ150を、ユーザーの同一性が確認されなかったことに応答して信号157を送信しないように構成することができる。他の実施形態では、コントローラ150がユーザーの同一性を確認できなかったことに応答して、信号157を第2の論理レベル(たとえば論理低レベル)に設定することができる。この場合、該第2の論理レベルによって、該電子装置が該電子装置へのユーザーのアクセスを許可するのが阻止され、ドアの鍵が開けられるのが阻止され、また、ユーザーの同一性が確認されなかったことが警備員に通知されたりする。そのため、信号157は、ユーザーの同一性の指標となることができ、たとえば、ユーザーの同一性が確認されたか否かを示すことができる。
コントローラ150を、画像取得装置120から指紋データを受け取ることに加えて、カメラ129からビデオデータ(映像データ)を受け取るように構成することができる。該ビデオデータは、ユーザーの(1以上の)指がレシーバー110内に受け入れられているときの該(1以上の)指の動きを表す。コントローラ150を、カメラ129からのビデオデータと、コントローラ150内のデータベース(たとえばビデオデータベース)またはコントローラ150の外部(たとえばネットワークサーバー156)に格納することができる予め記録ないし録画されて格納されているビデオデータとを比較するように構成することができる。
たとえば、コントローラ150を、カメラ129によって取得された指のジェスチャー(しぐさないし動作など)と該データベースに格納されている指のジェスチャーとを比較するように構成することができる。カメラ129によって取得されたジェスチャーがデータベースに格納されているジェスチャーと合致した場合には、該ユーザーの同一性がフィンガープリンティングによって確認されたときに、該ユーザーの同一性がさらに確認される。コントローラ150は、ユーザーに該ユーザーの(1以上)の指紋を再入力するように要求するエラーメッセージを表示装置155に表示させることができ、及び/または、カメラ129によって取得された指のジェスチャーが該データベースに格納されている指のジェスチャーと合致しないことに応答して、可能性のあるセキュリティ警告を示すメッセージを警備員に送ることができる。いくつかの実施形態では、誤判定の全体的な確率がある(所定の)レベルに達したことに応答して(たとえば、誤判定の全体的な確率が10億分の1より小さくなったときに)、ジェスチャーを取得ないし撮像して比較する処理を停止し、及び、ジェスチャーが合致したことを示すように、コントローラ150を構成することができる。たとえば、コントローラ150を、所定の数のジェスチャーが所定の順番で合致したことに応答して、ジェスチャーが合致したことを示すように構成することができる。
コントローラ150を、指がレシーバー110によって受け入れられているか否かを示す表示をレシーバー110から受け取るように構成することができる。コントローラ150は、指がレシーバー110によって受け入れられていることを示す表示を受け取ったことに応答して、画像取得装置120に、該指のターゲット領域122から指紋の画像を取得させることができる。
画像取得装置に指紋を取得させる前に、ターゲット領域122に焦点が合っているか否か、及び/または、ターゲット領域122がアフォーカル光学系126に正確に位置合わせされているか否かを判定するように、コントローラ150を構成することができる。指がレシーバー110によって受け入れられていることを示す表示を受け取ったことに応答して、ターゲット領域122に焦点が合っているか否か、及び/または、ターゲット領域122がアフォーカル光学系126に正確に位置合わせされているか否かを判定するように、コントローラ150を構成することができる。たとえば、コントローラ150は、指がレシーバー110によって受け入れられていることに応答して、第1の論理レベル(たとえば論理高レベル)を有する信号をレシーバー110から受け取ることができる。指がレシーバー110内に存在しないときには、コントローラ150は、第2の論理レベル(たとえば論理低レベル)を有する信号をレシーバー110から受け取ることができる。いくつかの実施形態において、1以上の処理ないし動作が、信号を受け取るなどのイベントに応答して(ユーザーの操作などの)ユーザーの介入なしに実行されるときには、該1以上の処理ないし動作は、自動的に実施されるとみなせることに留意されたい。
レシーバー110内に指が存在しないときは、図1において破線で示されているように、ビーム135のうちの1つのビームを、コントローラ150に結合されたセンサー160によって受けることができ、センサー160は、該第2の論理レベルを有する信号をコントローラ150に送信することができる。しかしながら、指がレシーバー110内にあるときは、該指によって、ビーム135がセンサー160によって受けられるのが阻止されて、センサー160は、該第1の論理レベルを有する信号をコントローラ150に送信することができる。いくつかの実施形態では、ビーム135の各々のビームを、コントローラ150に結合されたそれぞれのセンサー160で受けることができる。
代替的には、レシーバー110内に指が存在しないときは、図1において破線で示されているように、ビーム140のうちの1つのビームを、コントローラ150に結合されたセンサー162によって受けることができ、センサー162は、該第2の論理レベルを有する信号をコントローラ150に送信することができる。しかしながら、指がレシーバー110内にあるときは、該指によって、ビーム140がセンサー162によって受けられるのが阻止されて、センサー162は、該第1の論理レベルを有する信号をコントローラ150に送信することができる。いくつかの実施形態では、ビーム140の各々のビームを、コントローラ150に結合されたそれぞれのセンサー162で受けることができる。
いくつかの実施形態では、コントローラ150を、たとえば、ターゲット領域122がアフォーカル光学系126に正確に位置合わせされていないと判断したことに応答して、ターゲット領域122をアフォーカル光学系126に正確に位置合わせする(図1)フィードバックアライメント法(feedback alignment method。フィードバック位置合わせ法ともいう)を実施するように構成することができる。アフォーカル光学系126に対してターゲット領域122が正確に位置合わせされている状態は、ターゲット領域122の所定の部分(たとえば指紋の所定の領域)を、画像取得装置120によって取得することが可能な位置合わせ状態でありうる。
たとえば、該所定の部分は、格納されている指紋の対応する(たとえば同じ)部分との比較を容易にすることができ、これによって、コントローラ150は、ユーザーの指紋が指紋データベース内の指紋と合致するか否かを判定可能であり、それゆえ、コントローラ150は該ユーザーの同一性を確認することが可能になる。したがって、コントローラ150は、取得されたターゲット領域122の画像が該所定の部分を含んでいないと判定したことに応答して、ターゲット領域122が正確に位置合わせされていないと判定することができる。
コントローラ150が、ターゲット領域122は正確に位置合わせされていないと判定した場合は、コントローラ150は、たとえば表示装置155を介して、ユーザーに該ユーザーの指が正確に位置合わせされていないことを知らせることができ、及び、該ユーザーに該ユーザーの指の位置を変えるように指示することができる。コントローラ150は、該ユーザーが該ユーザーの指の位置を変えたことに応答して、画像取得装置120にターゲット領域122の別の画像を取得させて、ターゲット領域122が今度は正確に位置合わせされているか否かを判定することができる。ターゲット領域122が正確に位置合わせされている場合には、コントローラ150は、表示装置155によってそのことを該ユーザーに知らせる(すなわち該表示装置にその旨を表示させる)。コントローラ150が、ターゲット領域122は依然として正確に位置合わせされていないと判定した場合には、コントローラ150は、該ユーザーに該ユーザーの指が正確に位置合わせされていないことを知らせることができ、及び、該ユーザーに該ユーザーの指の位置を再度変えるように指示することができる。このフィードバックアライメント法を、コントローラ150が、ターゲット領域122がアフォーカル光学系126に正確に位置合わせされていると判定するまで繰り返すことができる。たとえば、いくつかの実施形態では、このフィードバックアライメント法を、反復プロセスとすることができる。
いくつかの実施形態では、該フィードバックアライメント法を、交差ポイント142がターゲット領域122の所定のポイントにくる(位置する)ように指を位置決めする処理と共に用いることができる。他の実施形態では、該フィードバックアライメント法を、ターゲット領域122をアフォーカル光学系126に位置合わせするように構成された(たとえば、図4A及び図4Bを参照して後述する)フレームと共に用いることができる。
図1を参照して上述したように、交差ポイント142がターゲット領域122の所定の位置にくる(位置する)ように指を位置決めする処理は、該処理だけで、ターゲット領域122をアフォーカル光学系126に正確に位置合わせするのに十分でありうることに留意されたい。いくつかの実施形態では、ターゲット領域122に対応する指上の位置を示すために、及び、交差ポイント142に正確に位置合わせするためのターゲット領域122内の所定の位置を示すために、フィンガープリンティングシステム100に標識(またはしるし)を配置することができる。代替的には、コントローラ150は、表示装置155に、ターゲット領域122に対応する指上の位置を表示させ、及び、交差ポイント142に正確に位置合わせするためのターゲット領域122内の所定の位置を表示させることができる。
いくつかの実施形態では、コントローラ150を、たとえばターゲット領域122に焦点が合っていないと判定したことに応答して、ターゲット領域122に焦点を合わせるために合焦方法(focusing method)実行するように構成することができる。たとえばアフォーカル光学系126及び/またはターゲット領域122を動かすことによって、アフォーカル光学系126からターゲット領域122までの距離d(図1)を調整することにより、これを達成することができる。
たとえば、コントローラ150は、該コントローラ150がターゲット領域122に焦点が合っていると判定するまで、アフォーカル光学系126を動かすことができる。代替的には、コントローラ150は、ターゲット領域122に焦点が合っているとコントローラ150が判断するまで、ユーザーの指をアフォーカル光学系126に対して近付けるかまたは遠ざけるように動かすように、たとえば表示装置155を介して、該ユーザーに指示することができる。たとえば、コントローラ150は、アフォーカル光学系126及び/またはユーザーの指のそれぞれの位置において、画像取得装置120に、ターゲット領域122の少なくとも一部分の画像を取得させて、該それぞれの位置において、ターゲット領域122の該少なくとも一部分に焦点が合っているか否かを判定させることができる。
コントローラ150は、プロセッサ可読命令(たとえば、コンピュータ可読命令)などの機械可読命令を処理するためのプロセッサ165を備えることができる。これらの機械可読命令を、非一時的なコンピュータ使用可能媒体(コンピュータ使用可能媒体はコンピュータが情報の書き込み/読み出し等のために使用可能な媒体である)などのメモリ(記憶装置)167に格納することができ、及び、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、または、それらの組み合わせの形態とすることができる。該機械可読命令は、プロセッサ165を構成ないし設定して、コントローラ150が、フィンガープリンティングシステム100に、本明細書に開示されている方法及び機能を実行させるようにすることができる。換言すれば、該機械可読命令は、フィンガープリンティングシステム100に本明細書に開示されている方法及び機能を実行させるようにコントローラ150を設定ないし構成する。
ハードウェアソリューションでは、該機械可読命令を、プロセッサ165の一部としてハードコードされた(hard-coded)もの(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC)チップ)とすることができる。ソフトウェアまたはファームウェアソリューションでは、該機械可読命令を、プロセッサ165によって取り出すために格納することができる。非一時的なコンピュータ使用可能媒体の他の例には、固定式か脱着可能なものかに関わらず、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)またはダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROMまたはフラッシュメモリ)、磁気媒体、及び光学媒体を含めることができる。消費者志向のコンピュータアプリケーションは、(たとえばインターネットから)ダウンロードの形態で、または、CD-ROM(compact disc read-only memory)やDVD(digital video disk)などの着脱可能な非一時的なコンピュータ使用可能媒体の形態で、ユーザーに提供されるソフトウェアソリューションである。
コントローラ150は、ハードディスク装置や着脱可能なフラッシュメモリなどの記憶装置169を備えることができる。記憶装置169を、取得された指紋との比較がされる指紋を含んでいる指紋データベースを格納するように構成することができる。記憶装置169をさらに、カメラ129によって撮影されたビデオデータ(映像データ)との比較がされるビデオデータ(映像データ)を含んでいる映像データベースを格納するように構成することができる。プロセッサ165を、バス170を介してメモリ167及び記憶装置169に接続することができる。
ヒューマンマシンインターフェース175をコントローラ150に接続することができる。インターフェース175を、キーバード及び/または(たとえばマウスなどの)ポインティングデバイスなどの複数の入力装置とインターフェースするように構成することができる。インターフェース175を、入力装置として機能することができるタッチスクリーンを備えることができる表示装置(ディスプレイ)155とインターフェースするように構成することができる。
いくつかの実施形態では、ユーザーは、インターフェース175を介して(または該インターフェースを用いて)フィンガープリンティングシステム100の動作を開始することができる。すなわち、フィンガープリンティングシステム100は、インターフェース175へのユーザー入力に応答して、本明細書に開示されている方法及び機能のうちの少なくともいくつか(たとえば指紋の取得)を実行することができる。
フィンガープリンティングシステム100は、ユーザーに、表示装置155を介して、レシーバー110内に指を置くように指示することができ、該指から指紋を取得することができ、及び、該指紋を指紋データベース内の指紋と比較することができる。フィンガープリンティングシステム100はまた、カメラ129を用いてユーザーのジェスチャーを取得ないし撮影して、それらのジェスチャーを映像データベース内の予め記録されているジェスチャーと比較することができる。
フィンガープリンティングシステム100が異なるそれぞれの指から指紋を所定の順番で検出するように構成されている実施形態では、フィンガープリンティングシステム100はまた、異なるそれぞれの指を所定の順番でレシーバー110に差し入れるようにユーザーに指示することができ、それらの指から指紋を取得することができ、及び、それらの指紋を指紋データベース内の指紋と比較することができる。たとえば、指紋データベースは、複数の人の各人について、異なる複数の指紋を所定の順番で格納することができる。
コントローラ150は、ユーザーの第1の指(たとえば人さし指)から取得した第1の指紋(すなわち第1の取得指紋)を、該データベースに格納されている各人の第1の指紋(すなわち第1の保存指紋)と比較することができる。次に、コントローラ150は、(該比較の結果)それらの第1の指紋が合致したことに応答して、該ユーザーに、該第1の指とは異なる第2の指(たとえば中指)をレシーバー110に挿入するように指示することができ、及び、画像取得装置120に、該第2の指から第2の指紋を取得させることができる。次に、コントローラ150は、該ユーザーの該第2の指紋(すなわち第2の取得指紋)を、該データベースに格納されている第2の指紋(すなわち第2の保存指紋)であって、該ユーザーの該第1の取得指紋に合致した第1の指紋(第1の保存指紋)を有する人の第2の指紋と比較することができる。コントローラ150は次に、該ユーザーが、該ユーザーの第1と第2の取得指紋にそれぞれ合致する第1と第2の保存指紋を有するデータベース内の人(すなわち、データベースに格納されている所定の情報によって特定される人)と同一であるか否かを確かめることができる。これを、任意の数の異なる指について(たとえば、いくつかの実施形態では8本の指まで、他の実施形態では、親指を含む10本の指まで)繰り返すことができる。
いくつかの実施形態では、アフォーカルシステム126(図1及び図2)を、過渡的な欠陥などの微小な特徴を取得するように構成することができる。たとえば、他の特徴の画像を取得するために、アフォーカルシステム126をズーム(して画像ないし映像を拡大)することができる。コントローラ150を、微小な特徴を検出して追跡するように構成することができる。他の実施形態では、図3を参照して後述するように、取得されたターゲット領域122の画像は、異なる複数の解像度を有することができる。たとえば、指紋の隆起部は比較的低い解像度で観察できる(たとえば、コントローラ150によって検出できる)が、該隆起部の微小な特徴及びより鮮明な該隆起部は、比較的高い解像度で観察することができる。
コントローラ150は、取得されたターゲット領域122の画像からの指紋に加えて、ターゲット領域122内の微小な特徴を検出することができ、及び、それらの取得したターゲット領域122の画像を、たとえば、記憶装置169またはネットワークサーバー156に格納することができる。後続の画像から検出された微小な特徴を、それらの格納されている画像中の微小な特徴と比較するように、コントローラ150を構成することができる。
いくつかの実施形態では、コントローラ150を、ターゲット領域122の(たとえば指紋及び任意の微小な特徴を含む)基準画像(baseline image)を取得するように構成することができる。この場合、コントローラ150は、該基準画像の変化(たとえば、基準画像の微小な特徴の変化)のローリングログを(たとえば記憶装置169に)保持することができる。たとえば、コントローラ150は、ターゲット領域122の画像が取得されるたびに、格納されているターゲット領域122の画像データを更新することができる。
図3は、たとえば、アフォーカルリレー光学系として構成された、画像取得装置120のアフォーカル光学系126の1例を示している。図1と図3とで同じ参照番号は類似の(たとえば同じ)構成要素(該構成要素については図1を参照して上述した)を示している。
アフォーカル光学系126は、ミラー320(たとえば、凹面鏡)に光学的に結合したレンズ310(たとえば、屈折レンズ)を備えることができる。ターニングミラー325を、ミラー320から見てレンズ310の反対の側に配置することができる。図3に示されているレンズ310の断面において、対称軸327の両側(のそれぞれの側)にある部分335と337が対称になるように、レンズ310を、レンズ310の中心を通る対称軸327に関して対称にすることができる。
いくつかの実施形態では、レンズ310の部分335は、指のターゲット領域122から反射した光330を受けることができる。光330を、部分335の曲面を通過するときに屈折させて、部分335から出すことができる。屈折した光330は、その後、ミラー320で受けられる。ミラー320は、レンズ310の部分337の曲面に向けて(該曲面に光330が入射するように)、光330を反射することができる。
部分337を通過する光330が、部分335を反対方向に通過する光330と対称になるように、光330が部分337の曲面を通過するときに光330を屈折させることができる。光を、レンズ310の部分335を通過させ、そして、レンズ310の部分337を(逆方向に)通過させることによって、ターゲット領域122の正味の拡大率(または倍率)をほぼ1すなわちほぼ等倍(いくつかの実施形態では正味の拡大率を1すなわち等倍)とすることができる(これは、たとえば、いくつかのアフォーカル系の特性である)。いくつかの実施形態では、部分335の曲面と部分337の曲面を隣接(またはそれらの境界を互いに接触)させることによって、レンズ310の連続した曲面を形成できることに留意されたい。
レンズ310の延伸部338をターゲット領域122に位置合わせすることができる。たとえば、延伸部338を、図1及び図2を参照して説明したように、ターゲット領域122に位置合わせすることができる。延伸部338を、光の1以上の波長のうちの少なくとも一部を通過させることができる光学的開口部(たとえば、光ポート)と呼ぶ場合がある。延伸部338は、ターゲット領域122から反射された光330を受けることができ、及び、光330をレンズ310の部分335に向けて送ることができる。
光330が、レンズ310の部分335(したがって、アフォーカル系126)を出た後、光330を、レンズ310とは別個のもの(または分離したもの)とすることができるか、または、(図3に示されているように)レンズ310に一体化することができるターニングミラー325において受けることができる。換言すれば、アフォーカル系126は、光330をターニングミラー325へと送ることができる。ターニングミラー325は、たとえばほぼ90°だけ光330の向きを変えて、光330を画像取得装置120のセンサー127へと反射する。いくつかの実施形態では、レンズ365を、ターニングミラー325とセンサー127の間に配置することができる。
たとえば、センサー127を、ターゲット領域122の画像よりも小さいものとすることができ、レンズ365を、ターゲット領域122の画像の大きさをセンサー127の大きさまで小さくするように構成することができる。代替的には、センサー127を、ターゲット領域122の画像よりも大きいものとすることができ、レンズ365を、ターゲット領域122の画像の大きさをセンサー127の大きさまで大きくするように構成することができる。
センサー127は、電荷結合素子(CCD)の検出素子やCMOSなどの、光を検出するように構成された検出素子の2次元配列(複数または多数の検出素子が2次元に配列したもの)を備えることができる。たとえば、検出素子の各々を、取得されたターゲット領域122の画像のピクセルに対応付けることができる。いくつかの実施形態では、センサー127は、2次元の各次元の1cm当たり8000以上の検出素子を備え、これによって、8000ピクセル/cm以上の解像度(たとえば、8000ライン以上の解像度)を提供することができる。
いくつかの実施形態では、画像取得装置に複数の解像度(の画像)、たとえば異なるいくつかの解像度(の画像)、を取得させるように、コントローラ150を構成することができる。たとえば、4000ラインや2000ラインなどのより低い解像度(の画像)に加えて、8000ラインなどの高解像度(の画像)を取得することができる。
かかるより低い解像度を、センサーに対するピクセルビニング(pixel binning)によって得ることができ、または、意図的により低い解像度でダウンサンプリング(down-sampling)もしくはリサンプリング(resampling)することによって得ることができる。たとえば、より高い解像度の画像を得て、該画像のいくつかのピクセル間で平均をとることによって、該画像からより低い解像度(の画像)を得ることができる。いくつかの実施形態では、より高い解像度は、ターゲット領域122内の微小な特徴を取得することを可能にする。かかるより高い解像度は、隆起部のより鮮明な(またはより高精細の)画像を提供することもできる。
他の実施形態では、画像取得装置120は、アフォーカル写真で使用されているシステムと同様もしくはそれに類似のアフォーカルシステムを備えることができる。たとえば、画像取得装置120は、デジタルカメラなどのカメラに光学的に結合された(たとえば、該カメラの前に配置された)アフォーカルシステム(たとえば、望遠鏡/ファインダースコープ)を備えることができ、及び、画像取得装置120をターゲット領域122に向けることができる。かかる実施形態では、望遠鏡/ファインダースコープの倍率/拡大率は、作動距離(operating distance)/物体距離(object distance)を大きくするために使用される。
図4Aは、レシーバー110を備えるフィンガープリンティングシステム100の1実施形態を示しており、レシーバー110は、指のターゲット領域122をアフォーカル光学系126に位置合わせするように構成されたフレーム(たとえば枠)400を有している。フレーム400は、レシーバー110の位置合わせ(アライメント)システムの少なくとも一部を形成することができる。図4Aはフレーム400の側面図であり、図4Bはフレーム400の正面図である。図1と図4Aとで同じ番号は類似の(たとえば同じ)構成要素を示しており、それらの構成要素については、図1を参照して上述されている。
ターゲット領域122がフレーム400の開口部410と位置合わせされるように、指がフレーム400に当てられる(または置かれる)。開口部410を、画像取得装置120のアフォーカル光学系126、たとえば延伸部338、に予め位置合わせしておくことができる。指がフレーム400に当てられると、ターゲット領域122は、開口部410によって露出させられるが、固体の表面には物理的に直接接触しないことに留意されたい。フレーム400は円形の形状を有するものとして図示されているが、フレーム400は、正方形や長方形、または、他の任意の多角形の形状を有することができる。
いくつかの実施形態では、ターゲット領域122を露出させてアフォーカル光学系126に正確に位置合わせできるように、フレーム400に対して指をどのように置くべきかまたはどのように当てるべきかを示すための標識(またはしるし)を、フィンガープリンティングシステム100に配置することができる。代替的には、コントローラ150は、ターゲット領域122を露出させてアフォーカル光学系126に正確に位置合わせできるように、表示装置155に、プラットホーム(フレーム)400に対して指をどのように置くべきかまたはどのように当てるべきかを表示させることができる。
動作中、光線135は、開口部410を通過してターゲット領域122を照らす。ターゲット領域122は、光線135(のうちの少なくとも一部の光)を反射して、反射した光を、開口部410を通し、そして、アフォーカル光学系126を介して画像取得装置120内へと送ることができる。
いくつかの実施形態では、ターゲット領域122に焦点を合わせるためにフレーム400を動かすことができるように、該フレーム400を構成することができる。たとえば、図1を参照して説明したように、コントローラ150は、ターゲット領域122に焦点が合っているか否かを判定することができる。ターゲット領域122に焦点が合っていない場合には、コントローラ150は、該コントローラ150が、ターゲット領域122に焦点が合っていると判定するまで、フレーム400及び/またはアフォーカルレンズ126を動かすことができる。
特定の実施形態を図示し説明したが、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びそれの等価物によってのみ限定されることが明白に意図されている。

Claims (15)

  1. フィンガープリンティングシステムであって、
    指を受け入れるように構成されたレシーバーと、
    前記レシーバーに光学的に結合されて、前記指のターゲット領域から指紋の画像を取得するように構成された画像取得装置と、
    取得された前記画像のデータをデータベースに格納されている指紋の画像データと比較するように構成されたコントローラ
    を備え、
    前記画像取得装置はアフォーカル光学系を備え、
    前記アフォーカル光学系は、
    レンズと、
    前記レンズに光学的に結合されたミラーであって、前記レンズの第1の曲面からの光を受けて、受けた該光を、前記第1の曲面から、前記レンズの第2の曲面に向けて反射するように構成されたミラー
    とを備え、
    前記画像取得装置が、前記指のターゲット領域が固体の表面に物理的に直接接触していない状態で、該ターゲット領域から前記指紋の画像を取得するように、前記フィンガープリンティングシステムが構成されてなる、フィンガープリンティングシステム。
  2. 前記アフォーカル光学系が、前記レンズの前記第2の曲面において屈折した光を検出するように構成されたセンサーをさらに備える、請求項1のフィンガープリンティングシステム。
  3. 前記画像取得装置に、所定の順番で提示される異なるそれぞれの指のターゲット領域から指紋を取得させ、及び、前記コントローラに、前記所定の順番で提示された前記異なるそれぞれの指のターゲット領域から取得された指紋と、データベース内のある所定の順番の異なるそれぞれの指紋とを比較させるように、前記フィンガープリンティングシステムが構成されてなる、請求項1または2のフィンガープリンティングシステム。
  4. 前記第1の曲面と前記第2の曲面は隣接している、請求項1〜3のいずれかのフィンガープリンティングシステム。
  5. 前記レシーバーに指が受け入れられているときに、該指のジェスチャーを取得するように構成された別の画像取得装置をさらに備え、前記コントローラは、該別の画像取得装置によって取得されたジェスチャーと、データベースに格納されているジェスチャーとを比較するように構成される、請求項1〜4のいずれかのフィンガープリンティングシステム。
  6. 前記画像取得装置は、前記ターゲット領域内の他の特徴を取得するように構成され前記コントローラは、該他の特徴の変化を追跡するように構成される、請求項1〜5のいずれかのフィンガープリンティングシステム。
  7. フィンガープリンティングシステムを動作させる方法であって、
    画像取得装置を用いて、指のターゲット領域が固体の表面に物理的に直接接触していない状態で、該ターゲット領域から指紋の画像を取得するステップ
    を含み、
    前記画像取得装置はアフォーカル光学系を備え
    前記画像取得装置を用いて指のターゲット領域から指紋の画像を取得する前記ステップが、
    前記ターゲット領域から反射された光を、前記アフォーカル光学系のレンズで受けるステップと、
    前記レンズの第1の曲面において前記光を屈折させて、該光を前記アフォーカル光学系のミラーに送るステップと、
    前記ミラーに送られた前記光を、該ミラーから前記レンズの第2の曲面へと反射するステップ
    を含むことからなる、方法。
  8. 前記画像取得装置を用いて指のターゲット領域から指紋の画像を取得する前記ステップが、
    前記反射した光を前記第2の曲面において屈折させるステップと、
    前記第2の曲面において屈折した前記光をセンサーに向けて送るステップ
    をさらに含むことからなる、請求項7の方法。
  9. 前記画像取得装置を用いて、所定の順番で提示された異なるそれぞれの指のターゲット領域から指紋を取得するステップと、
    前記所定の順番で提示された前記異なるそれぞれの指のターゲット領域から取得された指紋と、データベース内のある所定の順番の異なるそれぞれの指紋をコントローラによって比較するステップ
    をさらに含む、請求項7または8の方法。
  10. 別の画像取得装置を用いて指のジェスチャーを取得するステップと、
    取得した前記ジェスチャーとデータベースに格納されているジェスチャーをコントローラによって比較するステップ
    をさらに含む、請求項7〜9のいずれかの方法。
  11. 前記画像取得装置を用いて、前記指の前記ターゲット領域内の他の特徴を取得するステップと、
    コントローラによって、他の特徴の変化を追跡するステップ
    をさらに含む、請求項7〜10のいずれかの方法。
  12. 機械可読命令を含む非一時的なコンピュータ使用可能媒体であって、該機械可読命令は、フィンガープリンティングシステムに、
    画像取得装置を用いて、指のターゲット領域が固体の表面に物理的に直接接触していない状態で、該ターゲット領域から指紋を取得するステップ
    を含む方法を実行させるようにプロセッサを構成するものであり、
    前記画像取得装置はアフォーカル光学系を備え
    前記画像取得装置を用いて指のターゲット領域から指紋を取得する前記ステップが、
    前記ターゲット領域から反射された光を、前記アフォーカル光学系のレンズで受けるステップと、
    前記レンズの第1の曲面において前記光を屈折させて、該光を前記アフォーカル光学系のミラーに送るステップと、
    前記ミラーに送られた前記光を、該ミラーから前記レンズの第2の曲面へと反射するステップ
    を含むことからなる、コンピュータ使用可能媒体。
  13. 前記画像取得装置を用いて指のターゲット領域から指紋を取得する前記ステップが、
    前記反射した光を前記第2の曲面において屈折させるステップと、
    前記第2の曲面において屈折した前記光をセンサーに向けて送るステップ
    をさらに含むことからなる、請求項12のコンピュータ使用可能媒体。
  14. 前記方法が、
    前記画像取得装置を用いて、所定の順番で提示された異なるそれぞれの指のターゲット領域から指紋を取得するステップと、
    前記所定の順番で提示された前記異なるそれぞれの指のターゲット領域から取得された指紋と、データベース内のある所定の順番の異なるそれぞれの指紋をコントローラによって比較するステップ
    をさらに含むことからなる、請求項12または13のコンピュータ使用可能媒体。
  15. 前記方法が、
    別の画像取得装置を用いて指のジェスチャーを取得するステップと、
    取得した前記ジェスチャーとデータベースに格納されているジェスチャーとをコントローラによって比較するステップ
    をさらに含むことからなる、請求項12〜14のいずれかのコンピュータ使用可能媒体。
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