JP5877760B2 - 防犯システムおよび防犯方法 - Google Patents

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本発明は、防犯システムおよび防犯方法に関し、金融機関の店内に設置された自動取引装置や窓口装置等の金融機器の防犯システムおよび防犯方法に適用して好適なるものである。
金融機関では、出入り口、キャッシュコーナまたはロビーなどに設置された監視カメラの画像を利用して、来場した利用者が不審者から被害を受けないような防犯システムを稼働させている。具体的に、監視カメラにより撮影される人物画像をもとに、店内で不審な行動を起こす不審者がいないかを常時監視している。
通常、現金の引出しは、自動取引装置(以下、ATM)で取引されるが、ATMは引出し金額に上限を設けているため、高額の現金引出しはロビーの係員操作による窓口端末での取引となる。引出し取引を終えた利用者、特に高齢者、障がい者、女性や怪我人などの取引弱者は、引出した現金が帰路に着くまでの間に奪われてしまわないかと、不安を抱いている。
そこで、上記の対応策として、特許文献1では、利用者がキャッシュコーナに入場してから所定時間以上経過してもATMで取引を開始しない場合に、当該人物を監視カメラにより不審者としてマークする技術が開示されている。また、特許文献2では、撮影する人物画像の行動解析から、利用者に視線を向けて接近してくる、あるいは距離を保って尾行してくる人物は、監視カメラにより不審者として検出される技術が開示されている。
特開2007−129608号公報 特開2010−191620号公報
しかし、上記特許文献1では、監視カメラにより撮影された人物画像を分析して、防犯システムが検出した不審者情報を、金融機関内での防犯活動のために店内の係員の間で情報共有されるが、利用者に公開されることはなかった。このため、金融機関内に不審者がいた場合でも、不審者情報を知らない利用者は無防備なまま帰路に着くことになり、不審者が人通りの無い場所で襲ってくる心配があった。
また、上記特許文献2では、監視カメラは死角が無いようにあらゆる場所に設置されているわけではなく、利用者個々の帰路を全て常時監視している訳ではないため、利用者の不安は解消されない。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、金融機関での現金引き出し取引を終えた利用者の安全性を確保することが可能な防犯システム及び防犯方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、取引処理装置と、監視カメラで撮影された人物画像を解析する防犯装置とを備えた防犯システムであって、前記取引処理装置は、取引処理を行う利用者が特定の利用者である場合に、前記防犯装置から提供された不審者情報を提供し、前記防犯装置は、不審者が存在する場合に、前記不審者情報を提供した利用者を監視することを特徴とする、防犯システムが提供される。
かかる構成によれば、防犯システムにおいて分析された不審者情報を、取引処理装置を利用する利用者に提供して、該利用者を監視することができる。これにより、金融機関のATMなどで現金の引き出し取引を終えた利用者が帰路に着くまでの間に、不審者に襲われる不安を解消することが可能となる。
本発明によれば、金融機関での現金引出し取引を終えた利用者が帰路に着くまでの安全性を確保して、顧客満足度を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る自動取引システムの概略図である。 同実施形態にかかるATMの構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる引き出し取引処理の詳細を示すフローチャートである。 同実施形態にかかる引き出し取引処理の詳細を示すフローチャートである。 同実施形態にかかる利用者ディスプレイに表示される案内画面の一例である。 同実施形態にかかる警戒モードに対応した注意喚起画面の一例である。 同実施形態にかかる不審者情報を提供する案内画面の一例である。 同実施形態にかかる注意事項の案内画面の一例である。 同実施形態にかかる携帯端末の電話番号を入力する案内画面の一例である。 同実施形態にかかる指静脈リーダに指をセットさせる案内画面の一例である。 同実施形態にかかる不審者画像の一例である。 本発明の第2の実施形態に係る窓口端末の構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる引き出し取引処理の詳細を示すフローチャートである。 同実施形態にかかる引き出し取引処理の詳細を示すフローチャートである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)自動取引システムの構成
図1は、本実施の形態にかかる自動取引システムの概略図である。図1に示すように、自動取引システムは、ATM101と、監視カメラ202と、勘定系サーバ203と、情報系サーバ204と、ネットワーク200とから構成されている。
ATM101は、入金取引などのサービスを利用者201に提供するための取引装置であって、顔カメラ110、利用者検知センサ109、指静脈リーダ102及び非接触リーダライタ111などを備える。ATM101の構成については後で詳細に説明する。ATM101は、金融機関のネットワーク200を介して金融機関のセンタに設置された勘定系サーバ203と情報系サーバ204とに接続されている。
監視カメラ202は、金融機関のキャッシュコーナ等の上部に設置され、キャッシュコーナ等に入場した利用者201の行動を撮影して監視する。監視カメラ202は、ネットワーク200を介して情報系サーバ204に接続されている。
勘定系サーバ203は、利用者201の口座取引の情報や入出金を管理するための情報を管理している。ATM101や、金融機関の窓口端末と勘定系サーバ203との間で各種取引に関する情報が送受信されることにより、各種取引を可能としている。
情報系サーバ204は、ATM201から転送される取引情報や、利用者201の各種情報や、監視カメラ202から転送される画像情報などを管理している。図1に示すように、情報系サーバ204は、防犯システム205、e−JNL集中管理システム206及び利用者情報管理システム207を備えている。
防犯システム205は、監視カメラ202から転送される画像情報から、利用者201の行動を分析したり監視したりするシステムである。e−JNL集中管理システム206は、ATM101から転送される利用者201の取引情報を集中管理するシステムである。利用者情報管理システム207は、顧客データベースを管理するCRM(Customer Relationship Management)に連携して、利用者201の各種情報を管理するシステムである。
ネットワーク200は、金融機関のネットワークであって、ATM101や通帳記帳機、係員が操作する窓口端末なとも接続される。ネットワーク200は、企業内ネットワークなどのLAN(Local Area Network)でもよいし、インターネットや電話回線網、衛星通信等の公衆回線網であってもよい。
(1−2)ATMの構成
次に、ATM101の構成について説明する。図2は、ATM101の構成を示すブロック図である。図2に示すように、ATM101は、利用者検知センサ109、顔カメラ110、利用者ディスプレイ103、タッチパネル104、カード取扱い機構105、指静脈リーダ102、非接触リーダライタ111、紙幣入出金機構106、明細票印字機構107、通帳印字機構108及び主制御部112を備えている。
利用者検知センサ109は、利用者201がATM101に接近してきたことを検知するセンサであって、利用者201の存在を検知したり、ATM101と利用者201との距離を計測したりする機能を備える。顔カメラ110は、ATM101の正面上部に位置し、利用者201の顔画像を撮影する。顔カメラ110は、顔認識機能を備えてもよい。利用者ディスプレイ103は、ATM101を利用する利用者201への取引案内を表示する表示部であって、例えば液晶ディスプレイなどである。
タッチパネル104は、利用者201が取引を行うための操作入力を受け付ける入力部である。カード取扱い機構105は、ICカードや磁気ストライプカードなどの各種カードの挿入や排出などの動作や、カードの磁気ストライプまたはICチップへのリード/ライト動作や、カードエンボス部分のイメージの読み取り機能などを有する。
指静脈リーダ102は、利用者201の指静脈画像を読み取る生体情報読取装置である。非接触リーダライタ111は、利用者201が有する携帯端末208との間でデータを送受信する。紙幣入出金機構106は、紙幣の入金や出金機能、紙幣の識別や搬送及び収納機能などを有する。明細票印字機構107は、明細票に取引の内容を印字する機能を有する。通帳印字機構108は、通帳に取引の内容を印字する機能を有する。
また、主制御部112は、CPU113、メモリ114、通信部115、記憶部116及び電源117を備える。CPU113は、メモリ114に格納されている各種プログラムに従ってATM101の各種取引処理全般を制御する。
メモリ114は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などから構成される。ROMは、CPU113が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶し、RAMは、CPU113の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。
通信部115は、ネットワーク200に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースであって、勘定系サーバ及び情報系サーバとデータを送受信する。記憶部116は、HDD(Hard Disk Drive)などであって、取引成立後に、利用者201との取引情報等を逐次記憶する。利用者201の取引情報は、電子ジャーナル(e−JNL)データ118として記憶部116に記憶される。
なお、本実施の形態では、利用者201の生体情報の認証は指静脈リーダ102を用いて行っているが、かかる例に限定されず、生体情報は、掌静脈、指紋、虹彩または顔画像などの他の生体情報を用いてもよい。
(1−3)引き出し取引処理の詳細
次に、引き出し取引処理の詳細を説明する。図3A及び図3Bは、引き出し取引処理の詳細を示すフローチャートである。本実施の形態では、ATM101での引き出し取引処理において、防犯システム205と連携することにより、現金引き出し取引を終えた利用者201が帰路に着くまでの安全性を確保する防犯システム及び防犯方法を実現している。
(1−3−1)ATMにおける引き出し取引処理の詳細
まず、図3Aを参照して、ATM101における引き出し取引処理の詳細について説明する。図3Aに示すように、監視カメラ202により認識された利用者201が、見守り顧客である旨を防犯システム205から通知された場合には、当該利用者201を「見守り顧客」として登録する(S101)。ここで、見守り顧客とは、高齢者、障がい者、女性、怪我人などの取引弱者を意味し、防犯システム205により利用者201が見守り顧客であるかが判定される。
そして、主制御部112は、利用者検知センサ109により利用者201がATM101に接近したかを判定する(S102)。ステップS102において、利用者201がATM101に接近したことが検知された場合、主制御部112は、利用者201に取引を選択させるための案内画面をATM101の利用者ディスプレイ103に表示させる(S103)。図4に、ステップS309において利用者ディスプレイ103に表示される案内画面を示す。
図4に示すように、利用者ディスプレイ103には、「引出し」、「預入れ」、「振込み」などの利用者201が選択可能な取引が表示される。利用者201は、利用者ディスプレイ103に表示された各種取引ボタンから、所望する取引に対応する取引ボタンを押下する。
図3Aに戻り、主制御部112は、利用者201により案内画面400に表示された取引のうち、「引出し」が選択されたかを判定する(S104)。
ステップS103において「引出し」以外の取引が選択された場合には、主制御部112は、選択された取引に対応した処理を実行して(S105)、取引終了後、利用者201は退場する。
一方、ステップS103において「引出し」が選択され、カード取扱い機構105に利用者201のカードが挿入されると(S106)、ICチップリードライト部(図示せず)によりカードに搭載されたICチップから口座情報データが読み取られる。また、利用者201によりカード取扱い機構105にカードが挿入されたことを検知すると、主制御部112は、顔カメラ110に利用者201の顔画像を撮影させる。そして、顔カメラ110に撮影された利用者201の顔画像をe−JNL118に記憶し、防犯システム205に転送する(S107)。
そして、不審者情報がある場合に、主制御部112は、防犯システム205から送信される不審者情報を取得する(S108)。主制御部112は、ステップS108において、防犯システム205から不審者情報を取得すると、図5に示すような警戒モードに対応した注意喚起画面を利用者ディスプレイ103に表示させる(S109)。
図5は、注意喚起画面を示す表示画面の一例である。図5では、図5(a)、(b)、(c)に「注意」、「要注意」、「厳重注意」の3段階の警戒モードに対応した注意喚起画面を表示させているが、かかる例に限定されず、防犯システム205に対応した複数段階の注意喚起画面を表示させてもよい。
例えば、図5(a)の表示画面500aは警戒モード「注意」に対応し、図5(b)の表示画面500bは警戒モード「要注意」に対応し、図5(c)の表示画面500cは警戒モード「厳重注意」に対応する注意喚起画面である。
例えば、警戒モードが「注意」とは、低位レベルの警戒モードであって、この地域で過去に他の金融機関で取引した利用者が帰宅する途中に被害に遭った等の不審者情報がある場合である。この場合、表示画面500aに示すように、利用者ディスプレイ103に「この地域で、過去に取引した後帰宅する途中に被害が有りましたので、注意をお願いします。」と表示される。
また、警戒モードが「要注意」とは、中位レベルの警戒モードであって、当該金融機関において、不審者の人物画像を含む不審者情報が有る場合である。この場合、表示画面500bに示すように、利用者ディスプレイ103に「この地域で、最近不審者情報が有りましたので、帰宅するまで十分な注意をお願いします。」と表示される。
また、警戒モードが「厳重注意」とは、高位レベルの警戒モードであって、当該金融機関において、不審者の人物画像を含む不審者情報が有る場合であって、直近に不審者情報が有った場合に「厳重注意」モードとしてもよい。この場合、表示画面500cに示すように、利用者ディスプレイ103に「この地域で、最近不審者情報が有りましたので、帰宅するまで細心の注意を払うようお願いします。」と表示される。
そして、当該金融機関において不審者の人物画像を含む不審者情報があり(ステップS110でYESの場合)、主制御部112は、利用者201が見守り顧客である場合(ステップS111でYESの場合)、図6に示す不審者情報を提供する案内画面600を利用者ディスプレイ103に表示させる(S112)。
なお、本実施の形態では、取引選択後に注意喚起画面を利用者ディスプレイ103に表示させているが、かかる例に限定されず、取引終了後に注意喚起画面を利用者ディスプレイ103に表示させてもよい。また、上記では、利用者201が見守り顧客であった場合に不審者情報を提供するようにしているが、かかる例に限定されず、一般の利用者201に不審者情報を提供してもよい。ただし、この場合、防犯システム205の悪用を防止するため、情報を提供する利用者201に事前に申請させるなど、不審者情報の公開範囲を制限することが望ましい。
不審者情報を提供する案内画面600は、図6に示すように、「画像表示」ボタン601、「係員見送り」ボタン602、「画像入手」ボタン603及び「提供不要」ボタン604と、各ボタンの説明含まれる。
利用者201は、不審者の画像表示を希望する場合は、「画像表示」ボタン601を押下する。また、係員に不審者情報の口頭説明を受けて見送りを希望する場合は、「係員見送り」ボタン602を押下する。また、不審者の画像入手を希望する場合は、「画像入手」ボタン603を押下する。また、いずれも希望しない場合は「提供不要」ボタン604を押下する。
なお、支店の係員が不在となる早朝や深夜の時間帯、及び係員が不在の出張所では、不審者情報提供の案内画面600において、「係員見送り」ボタン602を表示させないようにしてもよい。
図3Aに戻り、ステップS112において、利用者201により「提供不要」ボタン604が選択された場合には、通常の引出し取引処理を実行する(S123)。また、ステップS112において、利用者201により「画像表示」ボタン601が選択された場合には、不審者の画像を表示する(S113)。この時、不審者の特徴として、性別、体型、服装、髪色、持ち物及び年齢などを、平易な文言で不審者画像とともに表記させてもよい。
また、「係員見送り」ボタン602が選択された場合には、係員が利用者201のもとに駆けつけ、利用者201は、係員から不審者情報の口頭説明を受けた後、係員に出口まで付き添われる(S114)。
また、「画像入手」ボタン603が選択された場合には、主制御部112は、図7に示す不審者画像の入手にあたっての注意事項の案内画面700を、利用者ディスプレイ103に表示させる(S115)。図7に示すように、案内画面700には、不審者情報が誤報となる可能性も有り、画像入手には、そのリスクと守秘義務を承知してもらう必要がある旨表示される。
なお、不審者画像の入手が初めての場合、携帯端末208に見守り監視アプリケーションをダウンロードする必要が有る。このため、ステップS115において、図8に示すような携帯端末208の電話番号を入力してもらう案内画面800を、利用者ディスプレイ103に表示させる。図8に示すように、案内画面800には、テンキー801が表示され、利用者201に電話番号を入力させる。
なお、不審者情報があるため、家族(後見人)にも連絡しておく必要がある場合には、図8に示す案内画面800に続けて、家族(後見人)の電話番号を入力させるようにしてもよい。これにより、不審者情報が有る旨の連絡を受けた家族(後見人)に対しても、注意を喚起することができる。
主制御部112は、図9に示すような認証対象の指を指静脈リーダ102にセットさせる案内画面900を利用者ディスプレイ103に表示する(S116)。利用者201の指が指静脈リーダ102に置かれたことを検知すると、指静脈リーダ102は、指静脈画像の読み取り、認証処理を実施する(S117)。そして、主制御部112は、指静脈リーダ102によって、生体認証処理が成功したかを確認する(S118)。
ステップS118において、生体認証に成功したことが確認された場合、主制御部112は、携帯端末208を非接触リーダライタ111に置く旨の案内画面を利用者ディスプレイ103に表示させる(S119)。
主制御部112は、利用者201により携帯端末208が非接触リーダライタ111に置かれたことを検知すると(S120)、非接触リーダライタ111により図10に示す不審者画像を携帯端末208に送信させる(S121)。ステップS121において、利用者201が初めて不審者画像を入手する場合には、見守り監視アプリケーションをダウンロードした後、不審者画像が送信される。
ステップS121において、不審者画像の送信が完了すると、見守り監視アプリケーションが起動する(S122)。具体的に、ステップS122において、携帯端末208により、一定間隔(例えば2分間隔)で「警戒中です」という音声を発信する。これにより、不審者を威嚇しながら、帰路に着くまで利用者201の見守り及び不審者の監視を行なうことができる。また、後述する防犯システム205では、携帯端末208の見守り監視アプリケーションが起動したタイミングで、情報提供管理表に利用者201へ提供する不審者情報が追加されて、見守り監視処理が開始される。
その後、主制御部112は、利用者201の入力に応じた引出し金額の引出し処理を実行する(S123)。具体的に、主制御部112は、利用者201による暗証番号の入力操作を受け付け、引出し金額の入力操作を受け付ける。そして、確認操作の完了後、勘定系サーバ203と交信して、暗証番号及び引出し金額の照会し、現金の出金処理を行い、カードを返却して、出金処理が終了する。
そして、利用者201がキャッシュコーナを退場して帰路に着くまでの間、不審者画像がダウンロードされた携帯端末208の内蔵カメラで、利用者201の周囲が撮影される。携帯端末208により撮影された撮影画像1000は、防犯システム205の管理画面に表示される。ステップS121において防犯システム205から送信された不審者画像は、性別、体型、服装、髪色、持ち物及び年齢などの不審者の特徴がわかる人物画像である。携帯端末208は、不審者画像と特徴が一致する不審者が、撮影された画像に含まれていないかを解析する。
もし、利用者201の周囲に不審者が存在し、利用者201が、不審者が利用者201に近付いてくるなどの不審者の危険行為を察知した場合には、利用者201により携帯端末208のテンキーで「99」と入力させてもよい(S124)。利用者201により携帯端末208のテンキーで「99」が入力されると、携帯端末208は警報音を発するとともに、撮影画像1000を記憶して、防犯システム205に送信する(S125)。ステップS125において、携帯端末208から自動的にセンタの防犯担当係員に通報するようにしてもよい。
撮影画像1000を受信した防犯システム205では、後述するように、利用者201の遠隔警備が実施される。
なお、携帯端末208の内蔵カメラにより撮影される画像は、静止画像でも動画像でもよい。利用者201が危険性を感じなくなり、定時間隔で発音する「警戒中です」や警報音を消音する場合には、テンキーで「22」と入力させる。また、利用者201が無事帰路に着いた場合には、防犯システム205による見守り監視処理を終了させるため、テンキーで「00」と入力させる。なお、見守り監視の終了は、例えば見守り処理開始後一定時間(例えば30分)経過後に、自動的に終了させてもよい。
(1−3−2)防犯システムにおける防犯処理の詳細
次に、図3Bを参照して、防犯システム205における防犯処理の詳細について説明する。以下では、防犯システム205が各種処理を実行するとして説明しているが、実際には、防犯システム205に備わるCPUが各種プログラムを実行させることにより各種処理を行う。
図3Bに示すように、まず、防犯システム205に接続された監視カメラ202により、キャッシュコーナに利用者201が入場したことが検知される(S201)。そして、ステップS201において監視カメラ202により撮影された人物画像が防犯システム205に備わる記憶装置に記憶される(S202)。
そして、防犯システム205は、利用者201が高齢者、障がい者、女性、または怪我人などの取引弱者かを判定する(S203)。ステップS203において、利用者201が取引弱者であると判定され、利用者201が取引のためにATM101の前に立った場合に、取引弱者である旨をATM101に通知する(S204)。
一方、利用者201がキャッシュコーナやロビーを何回も出入りしていたり、入場して所定時間経過しても一向に取引開始しない場合には、利用者201が不審行為をしていることを検知して、不審者候補を抽出する(S205)。
そして、監視カメラ202により撮影された人物画像とステップS205において抽出した不審者候補とを照合する(S206)。ステップS206において照合した結果、人物画像の利用者201が不審者であると判定された(S207)場合には、撮影された人物画像から顔部分を不鮮明処理した上で、ATM101に送信する(S208)。
そして、防犯システム205は、ATM101の顔カメラ110から送信される顔画像を受信し(S209)、受信した顔画像と、監視カメラ202により撮影された人物画像とを紐付ける(S210)。
そして、防犯システム205は、ATM101に送信した不審者情報を、他支店等のATMや窓口端末などに転送する(S211)。不審者は、特定の支店に出現するだけでなく、市内を物色しながら各支店や出張所などにも出現する可能性がある。そこで、ステップS211において、他支店のATMや窓口端末などにも不審者情報を転送して、金融機関全体や各地域で不審者情報をリアルタイムで共有する。これにより、時々刻々と変化する不審者情報をリアルタイムで更新して、利用者201に安全安心な取引環境を提供することを可能としている。
なお、防犯システム205は、金融機関全体を対象としてもよいし、所定の地域ブロックや、支店毎のブロックなど、用途に応じて防犯システム205の対象規模を広狭させてもよい。また、防犯システム205により検出された不審者が警察に検挙された場合には、防犯システム205が有する不審者情報リストから当該不審者情報を削除したり、警察に検挙されたりしたことを示すフラグを設定するようにしてもよい。
そして、図3AのステップS122において、ATM101で引出し処理を行った利用者201の携帯端末208から警報を受信した場合に(S212)、防犯システム205は、防犯システム205の情報提供管理表に、当該利用者201を見守り顧客として追加し、見守り監視を開始する(S213)。
そして、防犯システム205は、図3AのステップS124において利用者201の携帯端末208から送信された不審者を撮影した画像等を受信する(S214)。ステップS124において不審者の撮影画像等を受信した防犯システム205は、携帯端末208の位置情報を検出し、担当係員に遠隔警備を実行させる(S215)。具体的に、防犯システム205の担当係員は、撮影画像1000を確認し、利用者201の携帯端末208を介して利用者201と通話する。また、利用者201との通話により危険度が高いと判断された場合には、担当係員は警察に通報する。万が一犯罪が発生してしまった場合には、防犯システム205が有する不審者情報(監視カメラの人物画像、ATM101に撮影された顔画像、携帯端末208の撮影画像など)を警察に提供する。これにより、迅速な犯人逮捕に協力することができる。
なお、上記では、金融機関のATMを例示して説明したが、かかる例に限定されず、自動販売機や券売機など、一般の取引端末機に適用してもよい。
(1−4)本実施の形態の効果
かかる構成によれば、防犯システムにおいて分析された不審者情報を、取引処理装置を利用する利用者201に提供して、該利用者201を監視することができる。これにより、金融機関のATM101などで現金の引き出し取引を終えた利用者201が帰路に着くまでの間に、不審者に襲われる不安を解消することが可能となる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)自動取引システムの構成
上記した第1の実施の形態では、利用者201がATM101を利用して取引処理を行う場合について説明したが、本実施の形態では、係員が操作する窓口端末を利用して取引処理を行う。利用者201が高額の現金を引き出す場合には、ATM101から現金の引き出し処理を行うことができず、係員操作による窓口端末で現金の引き出し処理を行うことが一般的である。
本実施の形態にかかる自動取引システムは、第1の実施形態にかかるATM101に代えて窓口端末がネットワークを介して勘定系サーバ203や情報系サーバ204に接続されている。したがって、本実施の形態にかかる自動取引システムの全体構成は、第1の実施の形態にかかる自動取引システムの全体構成はと同様であるため、詳細な説明は省略する。
(2−2)窓口端末の構成
次に、窓口端末1101の構成について説明する。図11は、窓口端末1101の構成を示すブロック図である。窓口端末1101は、利用者201により提出された媒体を受け取った後、係員が取引操作を行う端末である。ATM101とほぼ同様の構成であるため、ATM101の構成と異なる構成について特に詳細に説明する。
図11に示すように、窓口端末1101は、利用者ディスプレイ1103、タッチパネル1104、顔カメラ1109、係員ディスプレイ1111、キーボード1112、カード取扱い機構1105、指静脈リーダ1102、非接触リーダライタ1110、紙幣入出金機構1106、イメージリーダ1107及び通帳印字機構1108を備えている。
利用者ディスプレイ1103は、ATM101を利用する利用者201への取引案内を表示する表示部であって、例えば液晶ディスプレイなどである。タッチパネル1104は、利用者201が取引を行うための操作入力を受け付ける入力部である。顔カメラ1109は、利用者201の顔画像を撮影する。係員ディスプレイ1111は、係員への操作案内を表示する表示部であって、例えば液晶ディスプレイなどである。キーボード1112は、係員の操作入力を受け付ける入力部である。
カード取扱い機構1105は、ICカードや磁気ストライプカードなどの各種カードの挿入や排出などの動作や、カードの磁気ストライプまたはICチップへのリード/ライト動作や、カードエンボス部分のイメージの読み取り機能などを有する。指静脈リーダ1102は、利用者201の指静脈画像を読み取る生体情報読取装置である。非接触リーダライタ1110、利用者201が有する携帯端末208との間でデータを送受信する。
紙幣入出金機構1106は、紙幣の入金や出金機能、紙幣の識別や搬送及び収納機能などを有する。イメージリーダ1107は、利用者201が提出した引出し伝票他の媒体をイメージで読み取る機能を有する。通帳印字機構1108は、通帳に取引の内容を印字する機能を有する。
また、主制御部1113は、CPU1114、メモリ1115、通信部1116、記憶部1117及び電源1118を備える。CPU1114は、メモリ1115に格納されている各種プログラムに従って窓口端末1101の各種取引処理全般を制御する。
メモリ1115は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などから構成される。ROMは、CPU1114が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶し、RAMは、CPU1114の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。
通信部1116は、ネットワーク200に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースであって、勘定系サーバ及び情報系サーバとデータを送受信する。記憶部1117は、HDD(Hard Disk Drive)などであって、取引成立後に、利用者201との取引情報等を逐次記憶する。利用者201の取引情報は、電子ジャーナル(e−JNL)データ1119として記憶部1117に記憶される。
(2−3)引出し取引処理の詳細
次に、引出し取引処理の詳細を説明する。図12A及び図12Bは、引き出し取引処理の詳細を示すフローチャートである。本実施の形態では、窓口端末1101での引き出し取引処理において、防犯システム205と連携することにより、現金引き出し取引を終えた利用者201が帰路に着くまでの安全性を確保する防犯システム及び防犯方法を実現している。以下では、第1の実施の形態と異なる処理について特に詳細に説明し、同様の処理については詳細な説明を省略する。
(2−3−1)窓口端末における引き出し取引処理の詳細
まず、図12Aを参照して、ATM101における引き出し取引処理の詳細について説明する。図3Aに示すように、まず、利用者201は引出す金額を引き出し伝票に記入して、持参した通帳と一緒に窓口の係員へ提出する(S301)。窓口の係員は、利用者201を見て、高齢者、障害者または女性の場合に「見守り顧客」と判断する(S302)。ステップS302において、係員が「見守り顧客」と判断した場合には、窓口端末1101の顔カメラ1109で利用者201を撮影して、撮影した画像をe−JNLデータ1119として記憶部1117に記憶し、防犯システム205に転送する(S303)。
そして、係員は利用者201により提出された引出し伝票と通帳を受け取って、引出し伝票の記載内容を確認した後、引出し伝票を窓口端末1101のイメージリーダ1107を用いて読み取る(S304)。
そして、不審者情報がある場合に、窓口端末1101の主制御部1113は、防犯システム205から送信される不審者情報を取得する(S305)。主制御部1113は、ステップS305において、防犯システム205から不審者情報を取得すると、図5に示すような警戒モードに対応した注意喚起画面を利用者ディスプレイ1103に表示させる(S306)。ステップS306において表示される注意喚起画面は、上記した図5に示す注意喚起画面と同様である。
そして、当該金融機関において不審者の人物画像を含む不審者情報があり(ステップS307でYESの場合)、主制御部112は、利用者201が見守り顧客である場合(ステップS308でYESの場合)、図6に示す不審者情報を提供する案内画面600を利用者ディスプレイ1103に表示させる(S309)。
ステップS309において、利用者201により「提供不要」ボタン604が選択された場合には、通常の引出し取引処理を実行する(S320)。また、ステップS309において、利用者201により「画像表示」ボタン601が選択された場合には、不審者の画像を表示する(S310)。この時、不審者の特徴として、性別、体型、服装、髪色、持ち物及び年齢などを、平易な文言で不審者画像とともに表記させてもよい。
また、「係員見送り」ボタン602が選択された場合には、係員が利用者201のもとに駆けつけ、利用者201は、係員から不審者情報の口頭説明を受けた後、係員に出口まで付き添われる(S311)。
また、「画像入手」ボタン603が選択された場合には、主制御部112は、図7に示す不審者画像の入手にあたっての注意事項の案内画面700を、利用者ディスプレイ103に表示させる(S312)。図7に示すように、案内画面700には、不審者情報が誤報となる可能性も有り、画像入手には、そのリスクと守秘義務を承知してもらう必要がある旨表示される。
なお、不審者画像の入手が初めての場合、携帯端末208に見守り監視アプリケーションをダウンロードする必要が有る。このため、ステップS312において、図8に示すような携帯端末208の電話番号を入力してもらう案内画面800を、利用者ディスプレイ103に表示させる。図8に示すように、案内画面800には、テンキー801が表示され、利用者201に電話番号を入力させる。
なお、不審者情報があるため、家族(後見人)にも連絡しておく必要がある場合には、図8に示す案内画面800に続けて、家族(後見人)の電話番号を入力させるようにしてもよい。これにより、不審者情報が有る旨の連絡を受けた家族(後見人)に対しても、注意を喚起することができる。
主制御部1113は、図9に示すような認証対象の指を指静脈リーダ102にセットさせる案内画面900を利用者ディスプレイ1103に表示する(S313)。利用者201の指が指静脈リーダ102に置かれたことを検知すると、指静脈リーダ1102は、指静脈画像の読み取り、認証処理を実施する(S314)。そして、主制御部1113は、指静脈リーダ1102によって、生体認証処理が成功したかを確認する(S315)。
ステップS315において、生体認証に成功したことが確認された場合、主制御部1113は、携帯端末208を非接触リーダライタ1110に置く旨の案内画面を利用者ディスプレイ103に表示させる(S316)。
主制御部1113は、利用者201により携帯端末208が非接触リーダライタ111に置かれたことを検知すると(S317)、非接触リーダライタ1110により不審者画像を携帯端末208に送信させる(S318)。ステップS318において、利用者201が初めて不審者画像を入手する場合には、見守り監視アプリケーションをダウンロードした後、不審者画像が送信される。
ステップS318において、不審者画像の送信が完了すると、見守り監視アプリケーションが起動する(S319)。具体的に、ステップS319において、携帯端末208により、一定間隔(例えば2分間隔)で「警戒中です」という音声を発信する。これにより、不審者を威嚇しながら、帰路に着くまで利用者201の見守り及び不審者の監視を行なうことができる。また、後述する防犯システム205では、携帯端末208の見守り監視アプリケーションが起動したタイミングで、情報提供管理表に利用者201へ提供する不審者情報が追加されて、見守り監視処理が開始される。
その後、主制御部1113は、係員の入力に応じた引出し金額の引出し処理を実行する(S320)。ステップS320において引出し処理が完了した後、係員は利用者201に引き出した現金と通帳を渡して、出金処理が終了する。
そして、利用者201がキャッシュコーナを退場して帰路に着くまでの間、不審者画像がダウンロードされた携帯端末208の内蔵カメラで、利用者201の周囲が撮影される。携帯端末208により撮影された撮影画像1000は、防犯システム205の管理画面に表示される。ステップS121において防犯システム205から送信された不審者画像は、性別、体型、服装、髪色、持ち物及び年齢などの不審者の特徴がわかる人物画像である。携帯端末208は、不審者画像と特徴が一致する不審者が、撮影された画像に含まれていないかを解析する。
もし、利用者201の周囲に不審者が存在し、利用者201が、不審者が利用者201に近付いてくるなどの不審者の危険行為を察知した場合には、利用者201により携帯端末208のテンキーで「99」と入力させてもよい(S321)。利用者201により携帯端末208のテンキーで「99」が入力されると、携帯端末208は警報音を発するとともに、撮影画像1000を記憶して、防犯システム205に送信する(S322)。ステップS322において、携帯端末208から自動的にセンタの防犯担当係員に通報するようにしてもよい。
撮影画像1000を受信した防犯システム205では、後述するように、利用者201の遠隔警備が実施される。
(2−3−2)窓口端末における引き出し取引処理の詳細
次に、図12Bを参照して、防犯システム205における防犯処理の詳細について説明する。以下では、防犯システム205が各種処理を実行するとして説明しているが、実際には、防犯システム205に備わるCPUが各種プログラムを実行させることにより各種処理を行う。
図12Bに示すように、まず、防犯システム205に接続された監視カメラ202により、キャッシュコーナに利用者201が入場したことが検知される(S401)。そして、ステップS401において監視カメラ202により撮影された人物画像が防犯システム205に備わる記憶装置に記憶される(S402)。
利用者201がキャッシュコーナやロビーを何回も出入りしていたり、入場して所定時間経過しても一向に取引開始しない場合には、利用者201が不審行為をしていることを検知して、不審者候補を抽出する(S403)。
そして、監視カメラ202により撮影された人物画像とステップS403において抽出した不審者候補とを照合する(S404)。ステップS404において照合した結果、人物画像の利用者201が不審者であると判定された(S405)場合には、撮影された人物画像から顔部分を不鮮明処理した上で、窓口端末1101に送信する(S406)。
そして、防犯システム205は、窓口端末1101の顔カメラ1109から送信される顔画像を受信し(S407)、受信した顔画像と、監視カメラ202により撮影された人物画像とを紐付ける(S408)。
そして、防犯システム205は、窓口端末1101に送信した不審者情報を、他支店等のATMや窓口端末などに転送する(S409)。
そして、図12AのステップS319において、窓口で引出し処理を行った利用者201の携帯端末208から警報を受信した場合に(S410)、防犯システム205は、防犯システム205の情報提供管理表に、当該利用者201を見守り顧客として追加し、見守り監視を開始する(S411)。
そして、防犯システム205は、図12AのステップS322において利用者201の携帯端末208から送信された不審者を撮影した画像等を受信する(S412)。ステップS322において不審者の撮影画像等を受信した防犯システム205は、携帯端末208の位置情報を検出し、担当係員に遠隔警備を実行させる(S413)。具体的に、防犯システム205の担当係員は、撮影画像1000を確認し、利用者201の携帯端末208を介して利用者201と通話する。また、利用者201との通話により危険度が高いと判断された場合には、担当係員は警察に通報する。万が一犯罪が発生してしまった場合には、防犯システム205が有する不審者情報(監視カメラの人物画像、窓口端末1101に撮影された顔画像、携帯端末の撮影画像など)を警察に提供する。これにより、迅速な犯人逮捕に協力することができる。
(2−4)本実施の形態の効果
かかる構成によれば、防犯システムにおいて分析された不審者情報を、取引処理装置を利用する利用者に提供して、該利用者を監視することができる。これにより、金融機関の窓口などで現金の引き出し取引を終えた利用者が帰路に着くまでの間に、不審者に襲われる不安を解消することが可能となる。
101 ATM
102 指静脈リーダ
103 利用者ディスプレイ
104 タッチパネル
105 カード取扱い機構
106 紙幣入出金機構
107 明細票印字機構
108 通帳印字機構
109 利用者検知センサ
110 顔カメラ
111 非接触リーダライタ
112 主制御部
114 メモリ
115 通信部
116 記憶部
117 電源
118 記憶部
200 ネットワーク
201 利用者
202 監視カメラ
203 勘定系サーバ
204 情報系サーバ
205 防犯システム
206 集中管理システム
207 利用者情報管理システム
208 携帯端末

Claims (7)

  1. 取引処理装置と、監視カメラで撮影された人物画像を解析する防犯装置と、取引処理を行う利用者が所持する携帯端末と、を備えた防犯システムであって、
    前記取引処理装置は、
    前記取引処理を行う利用者が特定の利用者である場合に、前記利用者に対して不審者の画像表示を行う画像表示ボタンと、前記利用者が係員から不審者情報の口頭説明を受けて見送りを受ける係員見送りボタンと、前記利用者が不審者の画像入手を行う画像入手ボタンと、不審者情報の提供を希望しない提供不要ボタンと、のいずれかを前記利用者に選択させるべく表示し、
    前記利用者によって前記画像入手ボタンが押下された場合、
    前記防犯装置から提供された不審者情報を前記携帯端末に転送し、
    前記携帯端末は、
    前記不審者情報が転送された後、不審者を威嚇すべく警戒中である旨の音声を一定間隔で発音し、
    前記防犯装置は、
    前記携帯端末から不審者が存在することを示す不審者存在情報が通知された場合に、該携帯端末を所持する利用者を監視する
    ことを特徴とする、防犯システム。
  2. 前記取引処理装置は、
    前記防犯装置から提供された不審者情報を含む注意喚起画面を表示部に表示させる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の防犯システム。
  3. 前記取引処理装置は、
    前記表示画面に、複数段階の警戒モードに対応させた注意レベルの不審者情報を含む注意喚起画面を表示させる
    ことを特徴とする、請求項2に記載の防犯システム。
  4. 前記取引処理装置は、
    前記取引処理を行う利用者が特定の利用者である場合に、具体的な不審者に関する情報を含む不審者情報を提供する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の防犯システム。
  5. 前記取引処理装置は、
    前記利用者の本人確認処理を実行して、前記利用者の所持する携帯端末に前記不審者情報を転送する
    ことを特徴とする、請求項に記載の防犯システム。
  6. 前記利用者の所持する前記携帯端末により撮像された不審者情報が防犯装置に転送され、
    前記防犯装置は、
    前記携帯端末を所持する利用者を見守り監視する
    ことを特徴とする、請求項に記載の防犯システム。
  7. 前記防犯装置は、
    前記携帯端末の位置情報と、該携帯端末により撮像された画像とから、前記利用者を遠隔警備する
    ことを特徴とする、請求項に記載の防犯システム。
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