JP5877292B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムの原燃料ガス経路の漏れおよび原燃料ガス経路に設けられている弁の異常を診断する燃料電池システムに関するものである。
燃料電池は水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとの電気化学的反応により発電して水と熱を発生する装置である。燃料電池は燃料の持つ化学エネルギーを力学的エネルギーに変換することなく直接電気エネルギーとして取り出せるので発電効率が高い。
従来の一般的な燃料電池システムとして、図10の構成で表わされるものがある(例えば、特許文献1参照)。
図10に示すように、燃料電池システム201は燃料として燃料電池202に供給される水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器203と、燃料電池から排出された未反応の燃料ガスを燃焼して再利用する水素生成器203の燃焼器203aと、水素生成器203に供給され原料ガスインフラ204と接続される原料ガス流路205と、原料ガス流路2
05内の圧力を検知する圧力検知器206と、原料ガス流路205で圧力検知器206より上流側に配され原料ガスの供給を遮断/開放するための原料ガス元弁207と、原料ガスを供給する原料ガス供給手段208と、原料ガス流路205で水素生成器203の上流で圧力検知器206の下流に配され原料ガスの供給を遮断/開放するため原料ガス供給弁209と、原料ガス流路205で原料ガス供給弁209の入口側から分岐し、燃焼器203aに原料ガスを供給する分岐流路210と、分岐流路210上に配された原料ガス分岐弁211と、水素生成器203で生成された燃料ガスを燃料電池202に導入する燃料ガス流路212を有している。さらに、燃料電池202から燃料ガスを燃焼器203aに導く排出ガス流路と213と、燃料電池202をバイパスして燃料ガス流路212と排出ガス流路213とを接続するバイパス流路214と、バイパス流路214上に配されたバイパス流路214を連通/遮断するためのバイパス弁215と、燃料ガス流路212上のバイパス流路214との分岐点から燃料電池202の間に配されたアノード入口弁216と、排出ガス流路213上の燃料電池202からバイパス流路214との合流点の間に配されたアノード出口弁217と、燃焼器203aに燃焼用空気を供給する空気供給手段として空気ブロワ218と、燃料電池システム201を構成する各機器の動作を制御する制御器から構成されている。
特開2008−108446号公報
しかしながら、前記従来の燃料電池システムの構成では、原燃料ガス流路の漏れのみ診断されており、原燃料ガス流路に供えられた弁の異常は診断されていなかった。
そこで本発明は、前記従来の課題を解決するもので、原燃料の漏れ診断時に、原燃料流路の備えられた弁の故障診断も併せて実施する燃料電池システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を達成するために、本発明の燃料電池システムは、
原料ガスと水蒸気から改質反応により水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器と、
水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとを用いて発電する燃料電池と、
水素生成器に供給され原料ガスインフラと接続される原料ガス流路と、
原料ガス流路内の圧力を検知する圧力検知器と、
原料ガス流路で圧力検知器より上流側に配された第1弁と、
原料ガス流路で水素生成器の上流で圧力検知器の下流に配された第2弁と、
原料ガス流路で第2弁と水素生成器との間から分岐する分岐流路と、
分岐流路上に配された第3弁と、
水素生成器で生成された燃料ガスを燃料電池に導入する燃料ガス流路と、
燃料電池から燃料ガスを排出する排出ガス流路と、
燃料電池をバイパスして燃料ガス流路と排出ガス流路とを接続するバイパス流路と、
バイパス流路上に配された第4弁と、
燃料ガス流路上のバイパス流路との分岐点から燃料電池との間に配された第5弁と、
排出ガス流路上の燃料電池とバイパス流路との合流点の間の排出ガス流路上に配された第6弁と、
制御器とを備える燃料電池システムであって、
制御器は、水素生成器と燃料電池が運転を停止している状態で、第2弁と第4弁が開放指令に対して開放されるか否かを検出する固着検査として、
(1)第1から第6弁を閉止後、第1弁および第2弁を開放して原料ガスを供給し、第1弁を閉止した状態の圧力検知器による第1の圧力を検知し、
(2)第4弁を開放した後の圧力検知器による第2の圧力を検知し、第1の圧力と第2の圧力とが同等でない時、第2弁と第4弁は正常と判断し、
(3)第1の圧力と第2の圧力とが同等である時、第2弁と第4弁は異常と判断し、
(4)第1から第6弁を閉止後、第1弁および第2弁を開放して原料ガスを供給し、第1弁を閉止した状態の圧力検知器による第3の圧力を検知し、
(5)第3弁を開放した後の圧力検知器による第4の圧力を検知し、第3の圧力と第4の圧力とが同等でない時、第4弁は異常と判断し、
(6)第3の圧力と第4の圧力とが同等である時、第2弁は異常と判断する。
これによって、第2弁は異常と判断することで、原料経路に供えられた圧力検知器で第2弁もしくは第4弁の固着異常を判断でき、さらに第2弁もしくは第4弁が固着異常と判断した場合には、第2弁の出口から分岐されたバイパス流路の第3弁を使用することで、第2弁が固着しているか第4弁が固着しているかを判断でき、原燃料ガス経路の漏れ検査と併せて、原燃料経路の備えられた遮断弁の故障診断も併せて実施できる。
本発明の燃料電池システムは、水素生成器と燃料電池が運転を停止している状態で、原燃料ガス流路の漏れ検査と併せて、原燃料経路の備えられた弁の故障診断も併せて実施できるのである。
本発明の実施の形態1における燃料電池システムの概略を示すブロック図 本発明の実施の形態1における燃料電池システムの弁の固着検査の一連の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1における燃料電池システムの漏れ検査の一連の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1における燃料電池システムの弁の開故障検査の一連の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2における燃料電池システムの概略を示すブロック図 本発明の実施の形態2における燃料電池システムの弁の固着検査の一連の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2における燃料電池システムの漏れ検査の一連の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2における燃料電池システムの弁の開故障検査の一連の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2における燃料電池システムの漏れ検査の一連の動作を示すフロー図 従来の燃料電池システムの概略を示すブロック図
第1の発明は、
原料ガスと水蒸気から改質反応により水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器と、
水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとを用いて発電する燃料電池と、
水素生成器に供給され原料ガスインフラと接続される原料ガス流路と、
原料ガス流路内の圧力を検知する圧力検知器と、
原料ガス流路で圧力検知器より上流側に配された第1弁と、
原料ガス流路で水素生成器の上流で圧力検知器の下流に配された第2弁と、
原料ガス流路で第2弁と水素生成器との間から分岐する分岐流路と、
分岐流路上に配された第3弁と、
水素生成器で生成された燃料ガスを燃料電池に導入する燃料ガス流路と、
燃料電池から燃料ガスを大気に開放して排出する排出ガス流路と、
燃料電池をバイパスして燃料ガス流路と排出ガス流路とを接続するバイパス流路と、
バイパス流路上に配された第4弁と、
燃料ガス流路上のバイパス流路との分岐点から排出ガス流路とバイパス流路との合流点の間の燃料ガス流路上に配された第5弁と、
燃料ガス流路上のバイパス流路との分岐点から排出ガス流路とバイパス流路との合流点の間の排出ガス流路上に配された第6弁と、
制御器とを備える燃料電池システムであって、
制御器は、水素生成器と燃料電池が運転を停止している状態で、第2弁と第4弁が開放指令に対して開放されるか否かを検出する固着検査として、
(1)第1から第6弁を閉止後、第1弁および第2弁を開放して原料ガスを供給し、第1弁を閉止した状態の圧力検知器による第1の圧力を検知し、
(2)第4弁を開放した後の圧力検知器による第2の圧力を検知し、第1の圧力と第2の圧力とが同等でない時、第2弁と第4弁は正常と判断し、
(3)第1の圧力と第2の圧力とが同等である時、第2弁と第4弁は異常と判断し、
(4)第1から第6弁を閉止後、第1弁および第2弁を開放して原料ガスを供給し、第1弁を閉止した状態の圧力検知器による第3の圧力を検知し、
(5)第3弁を開放した後の圧力検知器による第4の圧力を検知し、第3の圧力と第4の圧力とが同等でない時、第4弁は異常と判断し、
(6)第3の圧力と第4の圧力とが同等である時、第2弁は異常と判断することで、
原料経路に供えられた圧力検知器で第2弁もしくは第4弁の固着異常を判断でき、さらに第2弁もしくは第4弁が固着異常と判断した場合には、第2弁の出口から分岐されたバイパス流路の第3弁を使用することで、第2弁が固着しているか第4弁が固着しているかを判断できる。
第2の発明は、特に、第1の発明の燃料電池システムにおいて、
原料ガス流路は、原料ガスの供給量を検知する原料供給量検知手段を備え、
制御器は前記水素生成器と前記燃料電池が運転を停止している状態で、第2弁と第4弁が開放指令に対して開放されるか否かを検出する固着検査として、
(1)第1弁から第6弁を閉止後、第1弁および第2弁を開放して原料ガスを供給し、第1弁を閉止して、さらに第4弁を開放した直後の原料供給量検知手段による第1の原料供給量を検知し、第1の原料供給量が規定値より多い時、第2弁と第4弁は正常と判断し、(2)第1の原料供給量が規定値より少ない時、第2弁と第4弁は異常と判断し、
(3)第1弁から前記第6弁を閉止後、第1弁および第2弁を開放して原料ガスを供給した後、第1弁を閉止して、さらに第3弁を開放した後の原料供給手段による第2の原料供給量を検知し、第2の原料供給量が規定値より多い時、第4弁は異常と判断し、
(4)第2の原料供給量が規定値より少ない時、第2弁は異常と判断することで、
圧力検知器ではなく、原料供給量検知手段で弁の固着異常を検知できる。
第3の発明は、特に、第1の発明の燃料電池システムにおいて、
制御器は、固着検査実行後に、水素生成器と燃料電池が運転を停止している状態で、第1弁から第4弁ならびに第6弁までの流路の漏れ検査として、
(1)第1から第6弁を閉止して、第1弁、第2弁および第5弁を開放して、原料ガスを供給した後、第1弁を閉止し、第1弁閉止直後の圧力検知器による第1の圧力を検知し、(2)第1弁を閉止してから所定時間経過後の圧力検知器による第2の圧力を検知し、第1の圧力と第2の圧力とが同等である時、第1弁から第4弁ならびに第6弁の流路は正常と判断し、
(3)第1の圧力と第2の圧力とが同等でない時、第1から第6弁を閉止して、第1弁、
第2弁を開放して原料ガスを供給後、第1弁を閉止し、第1弁閉止直後の圧力検知器による第3の圧力を検知し、
(4)第1弁を閉止してから所定時間経過後の圧力検知器による第4の圧力を検知し、第3の圧力と第4の圧力とが同等である時、第5弁から第6弁の流路が異常と判断し、
(5)第3の圧力と第4の圧力とが同等でない時、第1から第6弁を閉止して、第1弁を開放して原料ガスを供給後、第1弁を閉止し、第1弁閉止直後の圧力検知器による第5の圧力を検知し、
(6)第1弁を閉止してから所定時間経過後の圧力検知器による第6の圧力を検知し、第5の圧力と第6の圧力とが同等である時、第2弁から第4弁ならびに第5弁の流路が異常と判断し、
(7)第5の圧力と第6の圧力とが同等でない時、第1弁から第2弁までの流路が異常と判断することで、
漏れ検査に必要な弁の固着異常を判断したうえで、漏れ検査が実行されるので、漏れ異常の検知ミスが低減できる。また、第1弁から第4弁ならびに第6弁までの流路が漏れている場合には、漏れ箇所の特定ができる。
第4の発明は、特に、第2の発明の燃料電池システムにおいて、
制御器は、固着検査実行後に、水素生成器と燃料電池が運転を停止している状態で、第1弁から第4弁ならびに第6弁までの流路の漏れ検査として、
(1)第1から第6弁を閉止して、第1弁、第2弁および第5弁を開放して、原料ガスを供給した後、原料供給量検知手段による第1の原料供給量を検知し、第1の原料供給量が規定値より少ない時、第1弁から第4弁ならびに第6弁の流路は正常と判断し、
(2)第1の原料供給量が規定値より多い時、第1から第6弁を閉止して、第1弁、第2弁を開放して原料ガスを供給後、原料供給量検知手段による第2の原料供給量を検知し、第2の原料供給量が規定値より少ない時、第5弁から第6弁の流路が異常と判断し、
(3)第2の原料供給量が規定値より少なくない時、第1から第6弁を閉止して、第1弁を開放して原料ガスを供給後、原料供給量検知手段による第3の原料供給量を検知し、第3の原料供給量が規定値より少ない時、第2弁から第4弁ならびに第5弁の流路が異常と判断し、
(4)第3の原料供給量が規定値より少なくない時、第1弁から第2弁までの流路が異常と判断することで、
圧力検知器ではなく、原料供給量検知手段で漏れを検知できる。
第5の発明は、特に、第1または第2の発明の燃料電池システムにおいて、
少なくとも水素生成器と燃料電池と制御器とを収納する筐体と、
筐体内の可燃性ガスを検知する可燃性ガス検知手段を備え、
制御器は、固着検査実行後に、水素生成器と燃料電池が運転を停止している状態で、第1弁から第4弁ならびに第6弁までの流路の漏れ検査として、
(1)第1から第6弁を閉止して、第1弁、第2弁および第5弁を開放して、原料ガスを供給した後、可燃性ガス検知手段による第1の可燃性ガス濃度を検知し、第1の可燃性ガス濃度が規定値より低い時、第1弁から第4弁ならびに第6弁の流路は正常と判断し、
(2)第1の可燃性ガス濃度が規定値より高い時、第1から第6弁を閉止して、第1弁、第2弁を開放して原料ガスを供給後、可燃性ガス検知手段による第2の可燃性ガス濃度を検知し、第2の可燃性ガス濃度が規定値より低い時、第5弁から第6弁の流路が異常と判断し、
(3)第2の可燃性ガス濃度が規定値より高い時、第1から第6弁を閉止して、第1弁を開放して原料ガスを供給後、可燃性ガス検知手段による第3の可燃性ガス濃度を検知し、第3の可燃性ガス濃度が規定値より低い時、第2弁から第4弁ならびに第5弁の流路が異常と判断し、
(4)第3の可燃性ガス濃度が規定値より高い時、第1弁から第2弁までの流路が異常と
判断することで、
筐体内に備えた可燃性ガス検知手段で漏れを検知する事ができる。
第6の発明は、特に、第3〜5のいずれか1つの発明の燃料電池システムにおいて、
制御器は、漏れ検査実行後に、水素生成器と燃料電池が運転を停止している状態で、第2弁と第5弁が閉止指令に対して閉止されるか否かを検出する開故障検査として、
(1)第1から第6弁を閉止して、第1弁と第4弁を開放して原料ガスを供給した後、第1弁を閉止し、第1弁閉止直後の圧力検知器による第1の圧力を検知し、
(2)第1弁を閉止してから所定時間経過後の圧力検知器による第2の圧力を検知し、第1の圧力と第2の圧力とが同等でない時、第2弁は異常と判断し、
(3)第1の圧力と第2の圧力とが同等である時、第4弁を閉止し、第1弁、第2弁および第6弁を開放して原料ガスを供給した後、第1弁を閉止し、第1弁閉止直後の圧力検知器による第3の圧力を検知し、
(4)第1弁を閉止してから所定時間経過後の圧力検知器による第4の圧力を検知し、第3の圧力と第4の圧力とが同等でない時、第5弁は異常と判断し、
(5)第3の圧力と第4の圧力とが同等である時、第5弁が正常と判断することで、
弁の開故障検査に必要な漏れ検査を実施したうえで、弁の開故障検査が実行されるので、開故障検査の検知ミスが低減できる。
第7の発明は、特に、第2または第4の発明の燃料電池システムにおいて、
制御器は、漏れ検査実行後に、水素生成器と燃料電池が運転を停止している状態で、第2弁と第5弁が閉止指令に対して閉止されるか否かを検出する開故障検査として、
(1)第1から第6弁を閉止して、第1弁と第4弁を開放して原料ガスを供給した後、原料供給量検知手段による第1の原料供給量を検知し、第1の原料供給量が規定値より多い時、第2弁は異常と判断し、
(2)第1の原料供給量が規定値より低い時、第4弁を閉止し、第1弁、第2弁および第6弁を開放して原料ガスを供給した後、原料供給量検知手段による第2の原料供給量を検知し、第2の原料供給量が規定値より多い時、第5弁は異常と判断し、
(3)第2の原料供給量が規定値より多くない時、第5弁が正常と判断することで、
弁の開故障検査に必要な漏れ検査を実施したうえで、弁の開故障検査が実行されるので、開故障検査の検知ミスが低減できる。また、圧力検知手段ではなく原料供給量検知手段で弁の開故障検査を実施できる。
第8の発明は、特に、第6または第7の発明の燃料電池システムにおいて、
少なくとも水素生成器と燃料電池と制御器を収納する筐体と、
筐体内の雰囲気ガスを換気する換気手段を備え、
制御器は、固着検査と漏れ検査及び開故障検査のうち少なくとも1つの検査を実行時に、換気手段を動作させ、
筐体内から漏れる可燃性ガス濃度を可燃範囲以下に抑えることで、検査時にガスが漏れていても、換気手段による換気動作により筐体外部に可燃範囲以下に希釈排出できるので、
安全性上好ましい。
第9の発明は、特に、第6または第7の発明の燃料電池システムにおいて、
水素生成器を加熱する燃焼器と、
燃焼器に燃焼用空気を供給する空気供給手段を備え、
排出ガス流路は燃焼器に導かれ、
制御器は、固着検査と漏れ検査及び開故障検査のうち少なくとも1つの検査を実行時に、空気供給手段を動作させることで、
燃焼器から排出される原料ガス濃度を可燃範囲以下に抑えることで、検査時に排出ガス流路の下流にガスが漏れていても、空気供給手段で可燃範囲以下に希釈排出できるので、安全上好ましい。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における燃料電池システムの構成を示す概略を示すブロック図である。本実施の形態における燃料電池システム1は、水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池2と、原料ガスと水蒸気から改質反応により水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器3と、水素生成器3の燃焼器3aと、水素生成器3に供給され原料ガスインフラ4と接続される原料ガス流路5と、原料ガス流路5内の圧力を検知する圧力検知器6と、原料ガス流路5で圧力検知器6より上流側に配され原料ガスの供給を遮断/開放するための第1弁として原料ガス元弁7a、7bと、原料ガス流路5上に配され水素生成器3に原料ガスを供給する原料供給手段として原料ガスブロワ8と、原料ガス流路5で水素生成器3の上流で圧力検知器6の下流に配され原料ガスの供給を遮断/開放するための第2弁として原料ガス供給弁9と、原料ガス流路5で原料ガス供給弁9と水素生成器3との間から分岐する分岐流路10と、分岐流路上に配された水素生成器内部の第3弁として原料ガス分岐弁11を有している。また、水素生成器3で生成された燃料ガスを燃料電池2に導入する燃料ガス流路12と、燃料電池2から燃料ガスを燃焼器3aを介して大気に開放して排出する排出ガス流路13と、燃料電池2をバイパスして燃料ガス流路12と排出ガス流路13とを接続するバイパス流路14と、バイパス流路14上に配されたバイパス流路14を連通/遮断するための第4弁としてバイパス弁15と、燃料ガス流路12上のバイパス流路14との分岐点から燃料電池2の間に配された第5弁としてアノード入口弁16と、排出ガス流路13上の燃料電池2からバイパス流路14との合流点の間に配された第6弁としてアノード出口弁17と、燃焼器3aに燃焼用空気を供給する空気供給手段として空気ブロワ18を有している。さらに、燃料電池システム1を構成する各機器の動作を制御する制御器19と、燃料電池2、水素生成器3、燃焼器3a、原料ガス流路5、分岐流路10、燃料ガス流路12、排出ガス流路13、バイパス流路14、空気ブロワ18および制御器19を収納する筐体20と、筐体内の雰囲気ガスを換気する換気手段として換気ファン21とが設けられている。
ここで、制御器19は、少なくとも、原料ガス元弁7a、7b、原料ガス供給弁9、原料ガス分岐弁11、バイパス弁15、アノード入口弁16、アノード出口弁17、空気ブロワ18および換気ファン21を制御する。
本実施の形態における燃料電池システム1の漏れ検査および弁の故障診断に関する一連の具体的動作を説明する。図2は、本発明の実施の形態1における燃料電池システムの弁の固着検査の一連の動作フロー図、図3は、本発明の実施の形態1における燃料電池システムの漏れ検査の一連の動作フロー図、図4は、本発明の実施の形態1における燃料電池システムの弁の開故障検査の一連の動作フロー図である。
まず、燃料電池2および水素生成器3が運転を停止している状態で、制御器19より漏れ検査および弁の故障診断の指令が出力されると、図2に示すように、まず、全ての弁を閉止(ステップS101)後、原料ガス元弁7a、7bおよび原料ガス供給弁9を開放(ステップS102)して、原料ガス流路5および水素生成器3にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P1が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS103でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS104)とともに圧力検知器6で検知される圧力値P1を制御器19に内蔵される記憶部(図示せず)に記憶させる(ステップS105)。そして、バイパス弁15を開放(ステップS106)して、原料ガス流路5および水素生成器3を大気開放し、ステ
ップS102で原料ガス流路5および水素生成器3に供給されたガスが十分に抜ける第1の所定時間(例えば、30秒)経過後に、圧力検知器6で検知された圧力値P2を検知し(ステップS107)、圧力値P1とP2の差分が第2の閾値B以上であるか否かが判定される(ステップS108)。
圧力値P1と圧力値P2との差分が第2の閾値B以上でなく、圧力値P1と圧力値P2が同等であると判断した場合、原料ガス供給弁9もしくはバイパス弁15が固着異常であるとして、次のステップS109に移行する。これは、原料ガス供給弁9もしくはバイパス弁15が固着していなければ、ステップS106で大気開放された際に、圧力検知器6が検知する圧力値が大気状態の圧力まで低下するはずであるが、低下しないのは原料ガス供給弁9もしくはバイパス弁15のいずれかが固着していると推定されるからである。
次に、固着している弁が原料ガス供給弁9であるかバイパス弁15であるかを診断するために、一旦すべての弁を閉止(ステップS109)後、原料ガス元弁7a、7bおよび原料ガス供給弁9を開放(ステップS110)して、原料ガス流路5および水素生成器3にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P3が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS111でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS112)とともに圧力検知器6で検知される圧力値P3を制御器19に内蔵される記憶部(図示せず)に記憶させる(ステップS113)。そして、原料ガス分岐弁11を開放(ステップS114)して、原料ガス流路5および水素生成器3を大気開放し、ステップS110で原料ガス流路5および水素生成器3に供給されたガスが十分に抜ける第2の所定時間(例えば、30秒)経過後に、圧力検知器6で検知された圧力値P4を検知し(ステップS115)、圧力値P3とP4の差分が第2の閾値B以上であるか否かが判定される(ステップS116)。
圧力値P3と圧力値P4との差分が第2の閾値B以上であり、圧力値P3と圧力値P4とが同等でないと判断した場合、圧力検知器6が検知する圧力値が大気状態の圧力まで低下していることから、原料ガス供給弁9および原料ガス分岐弁11が正常に動作していると判断でき、固着している弁はバイパス弁15であるとして異常停止する(ステップ117)。
また、圧力値P3と圧力値P4との差分が第2の閾値B以上でなく、圧力値P3と圧力値P4とが同等であると判断した場合、圧力検知器6が検知する圧力値が大気状態の圧力まで低下していないことから、原料ガス供給弁9および原料ガス分岐弁11が固着していると推定され、ステップS108で固着している弁は原料ガス供給弁9もしくはバイパス弁15のいずれかと推定されていることから、固着している弁は原料ガス供給弁9であると想定できる。制御器19は原料ガス供給弁9の固着異常として異常停止する(ステップ118)。
次に、ステップS108で圧力値P1と圧力値P2との差分が閾値B以上であり、圧力値P1と圧力値P2が同等でなく、原料ガス供給弁9もしくはバイパス弁15の固着異常がないものとして、アノード入口弁16ならびにアノード出口弁17の固着検査を実施する。全ての弁を閉止(ステップS119)後、原料ガス元弁7a、7bおよび原料ガス供給弁9を開放(ステップS120)して、原料ガス流路5および水素生成器3にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P5が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS121でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS122)とともに圧力検知器6で検知される圧力値P5を制御器19に内蔵される記憶部(図示せず)に記憶させる(ステップS123)。そして、アノード入口弁16およびアノード出口弁17を開放(ステップS124)して、原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12および燃料電池2を大気開放し、ステップS1
21で原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12および燃料電池2に供給されたガスが十分に抜ける所定時間(例えば、40秒)経過後に、圧力検知器6で検知された圧力値P6を検知し(ステップS125)、第2の閾値B以上であるか否かが判定される(ステップS126)。
圧力値P5と圧力値P6との差分が閾値B以上でなく、圧力値P5と圧力値P6が同等である場合、アノード入口弁16もしくはアノード出口弁17が固着異常であるとして、異常停止する(ステップ127)。これは、ステップS108で原料ガス供給弁9は固着していないことから、固着している弁はアノード入口弁16もしくはアノード出口弁17であると想定できる。
次に、ステップS126で、圧力値P5と圧力値P6との差分が閾値B以上であり、圧力値P5と圧力値P6と同等でない場合、アノード入口弁16もしくはアノード出口弁17が固着異常していないものとして、漏れ検査に移行される。
このように、漏れ検査前に弁の固着異常が実行されるので、漏れ検査時には確実に、水素生成器3および燃料電池2にガスを供給できることから、漏れ異常の検知ミスが低減できる。ここで、原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12および燃料電池2の漏れ検査に関する一連の動作フローについて図3を参照しながら説明する。
制御器19は、弁の固着検査から漏れ検査に移行すると、まず、全ての弁を閉止(ステップS201)後、原料ガス元弁7a、7b、原料ガス供給弁9およびアノード入口弁16を開放(ステップS202)して、原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12および燃料電池2にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P1が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS203でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS204)とともに圧力検知器6で検知される圧力値P1を制御器19に内蔵される記憶部(図示せず)に記憶させる(ステップS205)。その後、所定時間後(例えば15秒後)に圧力検知器6で検知された圧力値P2(ステップS206)を検知し、圧力値P1と圧力値P2との差分が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS207)。
圧力値P1と圧力値P2との差分が第2の閾値B以下でなく、圧力値P1と圧力値P2が同等でない場合(ステップS207でNo)、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れているものとして、次のステップS208に移行する。これは、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れていなければ、ステップS204で原料ガス元弁7a、7bを閉止しても、原料ガス元弁7a、7bを閉止直後の圧力検知器6で検知された圧力値P1と所定時間後の圧力検知器が検知する圧力値P2は同等であるはずであるが、圧力値P1と圧力値P2が同等でないのは、原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12、燃料電池2、バイパス弁15およびアノード出口弁17のいずれかが漏れていると推定されるからである。
次に、漏れ箇所を特定するために、全ての弁を閉止(ステップS208)後、原料ガス元弁7a、7b、および原料ガス供給弁9を開放(ステップS209)して、原料ガス流路5、水素生成器3および燃料ガス流路12にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P3が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS210でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS211)とともに圧力検知器6で検知される圧力値P3を制御器19に内蔵される記憶部(図示せず)に記憶させる(ステップS212)。その後、所定時間後(例えば9秒後)に圧力検知器6で検知された圧力値P4(ステップS213)を検知し、圧力値P3と圧力値P
4との差分が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS214)。
圧力値P3と圧力値P4との差分が第2の閾値B以下であり、圧力値P3と圧力値P4が同等である場合(ステップS214でYes)、原料ガス元弁7a、7bからアノード入口弁16までの分岐流路10である原料ガス流路5、水素生成器3および燃料ガス流路12は漏れておらず、アノード入口弁16からアノード出口弁17までの流路である燃料ガス流路12、燃料電池2および排出ガス流路ならびにアノード出口弁17が漏れていると判断し、アノード入口弁16からアノード出口弁17までの流路の漏れ異常として異常停止する(ステップS215)。
圧力値P3と圧力値P4との差分が第2の閾値B以下でなく、圧力値P3と圧力値P4とが同等でない場合(ステップS214でNo)、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れているものとして、次のステップ216に移行する。全ての弁を閉止(ステップS216)後、原料ガス元弁7a、7bを開放(ステップS217)して、原料ガス流路5にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P5が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS218でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS219)とともに圧力検知器6で検知される圧力値P5を制御器19に内蔵される記憶部(図示せず)に記憶させる(ステップS220)。その後、所定時間後(例えば3秒後)に圧力検知器6で検知された圧力値P6(ステップS221)を検知し、圧力値P5と圧力値P6との差分が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS222)。
圧力値P5と圧力値P6との差分が第2の閾値B以下であり、圧力値P5と圧力値P6とが同等である場合(ステップS222でYes)、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9までの流路である原料ガス流路5は漏れておらず、原料ガス供給弁9からバイパス弁15ならびにアノード入口弁16までの流路である原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12もしくはバイパス流路14が漏れていると判断し、原料ガス供給弁9からバイパス弁15ならびにアノード入口弁16までの流路の漏れ異常として異常停止する(ステップS223)。
圧力値P5と圧力値P6との差分が第2の閾値B以下でなく、圧力値P5と圧力値P6とが同等でない場合(ステップS222でNo)、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9までの流路である原料ガス流路5は漏れていると判断し、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9までの流路の漏れ異常として異常停止する(ステップS224)。
次に、ステップS207で圧力値P1と圧力値P2とが同等である場合(ステップS207でYes)、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れていないものとして、弁の開故障検査に移行する。
弁の開故障検査前に弁の漏れ異常が実行されるので、弁の開故障検査時では、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れていないことから、弁の開故障検査での検知ミスが低減できる。ここで、原料ガス供給弁9およびアノード入口弁16が閉止指令に対して閉止されるか否かを検出する開故障検査に関する一連の動作フローについて図4を参照しながら説明する。
制御器19は、漏れ検査から弁の開故障検査に移行すると、まず、全ての弁を閉止(ステップS301)後、原料ガス元弁7a、7bおよびバイパス弁15を開放(ステップS302)して、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9の原料ガス流路5にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P1が原料ガスインフラの供給圧力
より低い第1の閾値A以上になると(ステップS303でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS304)とともに圧力検知器6で検知される圧力値P1を制御器19に内蔵される記憶部(図示せず)に記憶させる(ステップS305)。その後、所定時間後(例えば6秒後)に圧力検知器6で検知された圧力値P2(ステップS306)を検知し、圧力値P1と圧力値P2との差分が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS307)。
圧力値P1と圧力値P2との差分が第2の閾値B以下でない場合(ステップS307でNo)、原料ガスが原料ガス供給弁9を通過しており、原料ガス供給弁9が開故障しているものとして異常停止する(ステップS308)。
圧力値P1と圧力値P2との差分が第2の閾値B以下である場合(ステップS307でYes)、原料ガスが原料ガス供給弁9を通過していないことから、原料ガス供給弁9が開故障しておらず、次のステップS309に移行する。バイパス弁15を閉止(ステップS309)後、原料ガス元弁7a、7b、原料ガス供給弁9およびアノード出口弁17を開放(ステップS310)して、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード入口弁16までの原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12およびバイパス流路14にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P3が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS311でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS312)とともに圧力検知器6で検知される圧力値P3を制御器19に内蔵される記憶部(図示せず)に記憶させる(ステップS313)。その後、所定時間後(例えば9秒後)に圧力検知器6で検知された圧力値P4(ステップS314)を検知し、圧力値P3と圧力値P4との差分が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS315)。
圧力値P3と圧力値P4との差分が第2の閾値B以下でない場合(ステップS315でNo)、原料ガスがアノード入口弁16を通過しており、アノード入口弁16が開故障しているものとして異常停止する(ステップS316)。
圧力値P3と圧力値P4との差分が第2の閾値B以下である場合(ステップS315でYes)、原料ガスがアノード入口弁16を通過していないことから、アノード入口弁16が開故障しておらず、弁の開固着検査を終了する。
なお、図2、図3、図4に基づき説明した漏れ検査、弁の固着検査ならびに弁の開故障検査の少なくともいずれか一つの検査工程において、換気ファン21を動作させることが好ましい。これは、この検査工程において、燃焼器3aもしくはガス流路外部に可燃ガスが排出される可能性があり、その場合に、換気ファン21の換気動作を実行していれば、希釈排出されるからである。また、漏れ検査および弁の異常検査(固着検査および開故障検査)での筐体内から漏れる最高可燃性ガス濃度が可燃範囲未満になるように、換気ファン21の換気量を設定するほうが望ましい。たとえば、漏れ検査および弁の異常検査(固着検査および開故障検査)での原料ガスが13Aとして、配管などから漏れ異常があった場合の、筐体内から漏れる最高可燃性ガス濃度がAl/minであるとすると、換気ファン21の換気量は、筐体内から漏れる可燃ガス濃度が13Aの爆発下限界未満になるように、20Al/min以上に設定する。
なお、図2、図3、図4に基づき説明した漏れ検査、弁の固着検査ならびに弁の開故障検査の少なくともいずれか一つの検査工程において、空気ブロワ18を動作させることが好ましい。これは、この検査工程において、燃焼器3aもしくはガス流路外部に可燃ガスが排出される可能性があり、その場合に、空気ブロワ18もしくは換気ファン21の換気動作を実行していれば、希釈排出されるからである。また、漏れ検査および弁の異常検査
(固着検査および開故障検査)での燃焼器3aから排出される最高可燃性ガス濃度が可燃範囲未満になるように、空気ブロワ18の供給量を設定するほうが望ましい。たとえば、漏れ検査および弁の異常検査(固着検査および開故障検査)での原料ガスが13Aであり、燃焼器3aから排出される最高可燃性ガス濃度がBl/minであるとすると、空気ブロワ18の供給量は、筐体内から漏れる可燃ガス濃度が13Aの爆発下限界未満になるように、20Bl/min以上に設定する。
なお、図2、図3、図4に基づき説明した漏れ検査および弁の固着検査および弁の開故障検査のうち、異常が検知された場合、複数回異常検知を実行することがより好ましい。これは、異常検知ミスが生じる可能性があるため、複数回異常が検知されて初めて異常を確定し、異常停止するように構成するほうがより好ましい。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における燃料電池システムの概略を示すブロック図である。本実施の形態における燃料電池システム101は、水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池2と、原料ガスと水蒸気から改質反応により水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器3と、水素生成器3の燃焼器3aと、水素生成器3に供給され原料ガスインフラ4と接続される原料ガス流路5と、原料ガス流路5内の圧力を検知する圧力検知器6と、原料ガス流路5で原料ガス供給量を計測する原料ガス供給手段として原料ガス流量計22と、原料ガス流路5で圧力検知器6より上流側に配され原料ガスの供給を遮断/開放するための第1弁として原料ガス元弁7a、7bと、原料ガス流路5上に配され水素生成器3に原料ガスを供給する原料供給手段として原料ガスブロワ8と、原料ガス流路5で水素生成器3の上流で圧力検知器6の下流に配され原料ガスの供給を遮断/開放するための第2弁として原料ガス供給弁9と、原料ガス流路5で原料ガス供給弁9と水素生成器3との間から分岐する分岐流路10と、分岐流路上に配された水素生成器内部の第3弁として原料ガス分岐弁11を有している。また、水素生成器3で生成された燃料ガスを燃料電池2に導入する燃料ガス流路12と、燃料電池2から燃料ガスを燃焼器3aに導く排出ガス流路13と、燃料電池2をバイパスして燃料ガス流路12と排出ガス流路13とを接続するバイパス流路14と、バイパス流路14上に配されたバイパス流路14を連通/遮断するための第4弁としてバイパス弁15と、燃料ガス流路12上のバイパス流路14との分岐点から燃料電池2の間に配された第5弁としてアノード入口弁16と、排出ガス流路13上の燃料電池2からバイパス流路14との合流点の間に配された第6弁としてアノード出口弁17と、燃焼器3aに燃焼用空気を供給する空気供給手段として空気ブロワ18を有している。さらに、燃料電池システム101を構成する各機器の動作を制御する制御器19と、燃料電池2、水素生成器3、燃焼器3a、原料ガス流路5、分岐流路10、燃料ガス流路12、排出ガス流路13、バイパス流路14、空気ブロワ18および制御器19を収納する筐体20と、筐体内の雰囲気ガスを換気する換気手段として換気ファン21と、筐体内の可燃ガス濃度を検知する可燃性ガス検知手段として可燃性ガスセンサ23とが設けられている。
ここで、制御器19は、少なくとも、原料ガス元弁7a、7b、原料ガス供給弁9、原料ガス分岐弁11、バイパス弁15、アノード入口弁16、アノード出口弁17、空気ブロワ18および換気ファン21を制御する。
本実施の形態における燃料電池システム101の漏れ検査および弁の故障診断に関する一連の具体的動作を説明する。図6は、本発明の実施の形態2における燃料電池システムの弁の固着検査の一連の動作を示すフロー図、図7は、本発明の実施の形態2における燃料電池システムの漏れ検査の一連の動作を示すフロー図、図8は、本発明の実施の形態2における燃料電池システムの弁の開故障検査の一連の動作を示すフロー図、図9は、本発明の実施の形態2における燃料電池システムの漏れ検査の一連の動作を示すフロー図であ
る。
まず、燃料電池2および水素生成器3が運転を停止している状態で、制御器19より漏れ検査および弁の故障診断の指令が出力されると、図6に示すように、まず、全ての弁を閉止(ステップS401)後、原料ガス元弁7a、7bおよび原料ガス供給弁9を開放(ステップS402)して、原料ガス流路5および水素生成器3にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P1が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS403でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS404)。そして、バイパス弁15を開放(ステップS405)して、原料ガス流路5および水素生成器3を大気開放し、大気開放した直後の原料ガス流量計22で検知された原料ガス流量F1を検知し(ステップS406)、原料ガス流量F1が第2の閾値B以上であるか否かが判定する(ステップS407)。
原料ガス流量F1が第2の閾値B未満であり、原料ガス流量が認められない場合、原料ガス供給弁9もしくはバイパス弁15が固着異常であるとして、次のステップS408に移行する。これは、原料ガス供給弁9もしくはバイパス弁15が固着していなければ、ステップS405でバイパス弁15を開放することで大気開放された際に、原料ガスがバイパス流路14、排出ガス流路13を通じて大気開放されるため、原料ガス流量計22が検知する流量値が増加するはずであるが、流量値が増加しないのは原料ガス供給弁9もしくはバイパス弁15のいずれかが固着していると推定されるからである。
原料ガス流量F1が第2の閾値B未満であり、原料ガス流量が認められない場合、固着している弁が原料ガス供給弁9であるかバイパス弁15であるかを診断するために、一旦すべての弁を閉止(ステップS408)後、原料ガス元弁7a、7bおよび原料ガス供給弁9を開放(ステップS409)して、原料ガス流路5および水素生成器3にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P2が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS410でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS411)。そして、原料ガス分岐弁11を開放(ステップS412)して、原料ガス流路5および水素生成器3を大気開放し、大気開放した直後の原料ガス流量計22で検知された原料ガス流量F2を検知し(ステップS413)、原料ガス流量F2が第2の閾値B以上であるか否かが判定される(ステップS414)。
原料ガス流量F2が第2の閾値B以上であり、原料ガス流量が認められる場合、原料ガスが分岐流路10、排出ガス流路13を通じて大気開放されることから、原料ガス供給弁9および原料ガス分岐弁11が正常に動作していると判断でき、固着している弁はバイパス弁15であるとして異常停止する(ステップS415)。
また、原料ガス流量F2が第2の閾値B未満であり、原料ガス流量が認められない場合、原料ガス供給弁9および原料ガス分岐弁11が固着していると推定され、ステップS407で固着している弁は原料ガス供給弁9もしくはバイパス弁15のいずれかと推定されていることから、固着している弁は原料ガス供給弁9であると想定できる。制御器19は原料ガス供給弁9の固着異常として異常停止する(ステップS416)。
次に、ステップS407で原料ガス流量F1が第2の閾値B以上であり、原料ガス供給弁9もしくはバイパス弁15の固着異常がないものとして、アノード入口弁16ならびにアノード出口弁17の固着検査を実施する。全ての弁を閉止(ステップS417)後、原料ガス元弁7a、7bおよび原料ガス供給弁9を開放(ステップS418)して、原料ガス流路5および水素生成器3にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P3が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS419でYes)、原料ガス元弁7a、7bを閉止する(ステップS420)。そして、ア
ノード入口弁16およびアノード出口弁17を開放(ステップS421)して、原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12および燃料電池2を大気開放し、大気開放直後に、原料ガス流量計22で検知された原料ガス流量F3を検知し(ステップS422)、第3の閾値B以上であるか否かが判定される(ステップS423)。
原料ガス流量F3が第2の閾値B未満であり、原料ガス流量が認められない場合、アノード入口弁16もしくはアノード出口弁17が固着異常であるとして、異常停止する(ステップS424)。これは、ステップS407で原料ガス供給弁9は固着していないことから、固着している弁はアノード入口弁16もしくはアノード出口弁17であると想定できる。
次に、原料ガス流量F3が第3の閾値B以上であり、原料ガス流量が認められる場合、アノード入口弁16もしくはアノード出口弁17が固着異常していないものとして、漏れ検査に移行される。
このように、漏れ検査前に弁の固着異常が実行されるので、漏れ検査時には確実に、水素生成器3および燃料電池2にガスを供給できることから、漏れ異常の検知ミスが低減できる。ここで、原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12および燃料電池2の漏れ検査に関する一連の動作フローについて図7を参照しながら説明する。
制御器19は、弁の固着検査から漏れ検査に移行すると、まず、全ての弁を閉止(ステップS501)後、原料ガス元弁7a、7b、原料ガス供給弁9およびアノード入口弁16を開放(ステップS502)して、原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12および燃料電池2にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P1が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS503でYes)、原料ガス流量計22で検知された原料ガス流量F1を検知し(ステップS504)、原料ガス流量F1が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS505)。
原料ガス流量F1が第2の閾値B以下でなく、原料ガス流量が認められる場合(ステップS505でNo)、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れているものとして、次のステップS506に移行する。これは、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れていなければ、ステップS504で原料ガス流量が認められないはずであるが、原料ガス流量が認められるのは、原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12、燃料電池2、バイパス弁15およびアノード出口弁17のいずれかが漏れていると推定されるからである。
次に、漏れ箇所を特定するために、全ての弁を閉止(ステップS506)後、原料ガス元弁7a、7b、および原料ガス供給弁9を開放(ステップS507)して、原料ガス流路5、水素生成器3および燃料ガス流路12にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P2が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS508でYes)、原料ガス流量計22で検知された原料ガス流量F2を検知し(ステップS509)、原料ガス流量F2が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS510)。
原料ガス流量F2が第2の閾値B以下であり、原料ガス流量が認められない場合(ステップS510でYes)、原料ガス元弁7a、7bからアノード入口弁16までの分岐流路10である原料ガス流路5、水素生成器3および燃料ガス流路12は漏れておらず、アノード入口弁16からアノード出口弁17までの流路である燃料ガス流路12、燃料電池
2および排出ガス流路ならびにアノード出口弁17が漏れていると判断し、アノード入口弁16からアノード出口弁17までの流路の漏れ異常として異常停止する(ステップS511)。
原料ガス流量F2が第2の閾値B以下でなく、原料ガス流量が認められる場合(ステップS510でNo)、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れているものとして、次のステップS512に移行する。全ての弁を閉止(ステップS512)後、原料ガス元弁7a、7bを開放(ステップS513)して、原料ガス流路5にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P3が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS514でYes)、原料ガス流量計22で検知された原料ガス流量F3を検知し(ステップS515)、原料ガス流量F3が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS516)。
原料ガス流量F3が第2の閾値B以下であり、原料ガス流量が認められない場合(ステップS516でYes)、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9までの流路である原料ガス流路5は漏れておらず、原料ガス供給弁9からバイパス弁15ならびにアノード入口弁16までの流路である原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12もしくはバイパス流路14が漏れていると判断し、原料ガス供給弁9からバイパス弁15ならびにアノード入口弁16までの流路の漏れ異常として異常停止する(ステップS517)。
原料ガス流量F3が第2の閾値B以下でなく、原料ガス流量が認められる場合(ステップS516でNo)、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9までの流路である原料ガス流路5は漏れていると判断し、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9までの流路の漏れ異常として異常停止する(ステップS518)。
ステップS505で原料ガス流量F1が第2の閾値B以下であり、原料ガス流量が認められない場合(ステップS505でYes)、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れていないものとして、弁の開故障検査に移行する。
弁の開故障検査前に弁の漏れ異常が実行されるので、弁の開故障検査時では、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れていないことから、弁の開故障検査での検知ミスが低減できる。ここで、原料ガス供給弁9およびアノード入口弁16が閉止指令に対して閉止されるか否かを検出する開故障検査に関する一連の動作フローについて図8を参照しながら説明する。
制御器19は、漏れ検査から弁の開故障検査に移行すると、まず、全ての弁を閉止(ステップS601)後、原料ガス元弁7a、7bおよびバイパス弁15を開放(ステップS602)して、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9の原料ガス流路5にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P1が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS603でYes)、原料ガス流量計22で検知された原料ガス流量F1を検知し(ステップS604)、原料ガス流量F1が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS605)。
原料ガス流量F1が第2の閾値B以下でなく、原料ガス流量が認められる場合(ステップS605でNo)、原料ガスが原料ガス供給弁9を通過しており、原料ガス供給弁9が開故障しているものとして異常停止する(ステップS606)。
原料ガス流量F1が第2の閾値B以下であり、原料ガス流量が認められない場合(ステ
ップS605でYes)、原料ガスが原料ガス供給弁9を通過していないことから、原料ガス供給弁9が開故障しておらず、次のステップS607に移行する。バイパス弁15を閉止(ステップS607)後、原料ガス元弁7a、7b、原料ガス供給弁9およびアノード出口弁17を開放(ステップS608)して、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード入口弁16までの原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12およびバイパス流路14にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P2が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS609でYes)、原料ガス流量計22で検知された原料ガス流量F2を検知し(ステップS610)、原料ガス流量F2が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS611)。
原料ガス流量F2が第2の閾値B以下でなく、原料ガス流量が認められる場合(ステップS611でNo)、原料ガスがアノード入口弁16を通過しており、アノード入口弁16が開故障しているものとして異常停止する(ステップS612)。
原料ガス流量F2が第2の閾値B以下であり、原料ガス流量が認められない場合(ステップS611でYes)、原料ガスがアノード入口弁16を通過していないことから、アノード入口弁16が開故障しておらず、弁の開固着検査を終了する。
なお、図7に基づき説明した漏れ検査において、原料ガス流量計22を使用せず、筐体内に設置した可燃性ガスセンサ23を使用することもできる。ここで、可燃性ガスセンサ23を使用した場合の、原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12および燃料電池2の漏れ検査に関する一連の動作フローについて図9を参照しながら説明する。
制御器19は、弁の固着検査から漏れ検査に移行すると、まず、全ての弁を閉止(ステップS701)後、原料ガス元弁7a、7b、原料ガス供給弁9およびアノード入口弁16を開放(ステップS702)して、原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12および燃料電池2にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P1が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS703でYes)、可燃性ガスセンサ23で検知された可燃性ガス濃度D1を検知し(ステップS704)、可燃性ガス濃度D1が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS705)。
可燃性ガス濃度D1が第2の閾値B以下でなく、筐体内に可燃性ガスが認められる場合(ステップS705でNo)、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れているものとして、次のステップS706に移行する。
次に、漏れ箇所を特定するために、全ての弁を閉止(ステップS706)後、原料ガス元弁7a、7b、および原料ガス供給弁9を開放(ステップS707)して、原料ガス流路5、水素生成器3および燃料ガス流路12にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P2が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS708でYes)、可燃性ガスセンサ23で検知された可燃性ガス濃度D2を検知し(ステップS709)、可燃性ガス濃度D2が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS710)。
可燃性ガス濃度D2が第2の閾値B以下であり、筐体内に可燃性ガスが認められない場合(ステップS710でYes)、原料ガス元弁7a、7bからアノード入口弁16までの分岐流路10である原料ガス流路5、水素生成器3および燃料ガス流路12は漏れておらず、アノード入口弁16からアノード出口弁17までの流路である燃料ガス流路12、燃料電池2および排出ガス流路ならびにアノード出口弁17が漏れていると判断し、アノ
ード入口弁16からアノード出口弁17までの流路の漏れ異常として異常停止する(ステップS711)。
可燃性ガス濃度D2が第2の閾値B以下でなく、筐体内に可燃性ガスが認めらる場合(ステップS710でNo)、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れているものとして、次のステップS712に移行する。全ての弁を閉止(ステップS712)後、原料ガス元弁7a、7bを開放(ステップS713)して、原料ガス流路5にガスを供給する。ここで、圧力検知器6で検知される圧力値P3が原料ガスインフラの供給圧力より低い第1の閾値A以上になると(ステップS714でYes)、可燃性ガスセンサ23で検知された可燃性ガス濃度D3を検知し(ステップS715)、可燃性ガス濃度D3が第2の閾値B以下であるか否かが判定される(ステップS716)。
可燃性ガス濃度D3が第2の閾値B以下であり、筐体内に可燃性ガスが認められない場合(ステップS716でYes)、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9までの流路である原料ガス流路5は漏れておらず、原料ガス供給弁9からバイパス弁15ならびにアノード入口弁16までの流路である原料ガス流路5、水素生成器3、燃料ガス流路12もしくはバイパス流路14が漏れていると判断し、原料ガス供給弁9からバイパス弁15ならびにアノード入口弁16までの流路の漏れ異常として異常停止する(ステップS717)。
可燃性ガス濃度D3が第2の閾値B以下でなく、筐体内に可燃性ガスが認められる場合(ステップS716でNo)、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9までの流路である原料ガス流路5が漏れていると判断し、原料ガス元弁7a、7bから原料ガス供給弁9までの流路の漏れ異常として異常停止する(ステップS718)。
ステップS705で可燃性ガス濃度D1が第2の閾値B以下であり、筐体内に可燃性ガスが認められない場合(ステップS705でYes)、原料ガス元弁7a、7bからバイパス弁15ならびにアノード出口弁17までの流路が漏れていないものとして、弁の開故障検査に移行する。
本発明の燃料電池システムは、たとえばコージェネレーション装置に利用される燃料電池システム等に有用である。
1 燃料電池システム
2 燃料電池
3 水素生成器
3a 燃焼器
4 原料ガスインフラ
5 原料ガス流路
6 圧力検知器
7a、7b 原料ガス元弁
8 原料供給手段
9 原料ガス供給弁
10 分岐流路
11 原料ガス分岐弁
12 燃料ガス流路
13 排出ガス流路
14 バイパス流路
15 バイパス弁
16 アノード入口弁
17 アノード出口弁
18 空気ブロワ
19 制御器
20 筐体
21 換気ファン
22 原料ガス流量計
23 可燃性ガスセンサ

Claims (9)

  1. 原料ガスと水蒸気から改質反応により水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器と、
    水素を含む前記燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとを用いて発電する燃料電池と、
    前記水素生成器に供給され原料ガスインフラと接続される原料ガス流路と、
    前記原料ガス流路内の圧力を検知する圧力検知器と、
    前記原料ガス流路で前記圧力検知器より上流側に配された第1弁と、
    前記原料ガス流路で前記水素生成器の上流で前記圧力検知器の下流に配された第2弁と、前記原料ガス流路で前記第2弁と前記水素生成器との間から分岐する分岐流路と、
    前記分岐流路上に配された第3弁と、
    前記水素生成器で生成された前記燃料ガスを前記燃料電池に導入する燃料ガス流路と、
    前記燃料電池から前記燃料ガスを大気に開放して排出する排出ガス流路と、
    前記燃料電池をバイパスして前記燃料ガス流路と前記排出ガス流路とを接続するバイパス流路と、
    前記バイパス流路上に配された第4弁と、
    前記燃料ガス流路上の前記バイパス流路との分岐点から前記燃料電池との間の前記燃料ガス流路上に配された第5弁と、
    前記燃料電池から前記排出ガス流路と前記バイパス流路との合流点の間の前記排出ガス流路上に配された第6弁と、
    制御器とを備える燃料電池システムであって、
    前記制御器は、前記水素生成器と前記燃料電池が運転を停止している状態で、前記第2弁と前記第4弁が開放指令に対して開放されるか否かを検出する固着検査として、
    (1)前記第1弁から前記第6弁を閉止後、前記第1弁および前記第2弁を開放して前記原料ガスを供給した後、前記第1弁を閉止した状態の前記圧力検知器による第1の圧力を検知し、
    (2)前記第4弁を開放した後の前記圧力検知器による第2の圧力を検知し、前記第1の圧力と前記第2の圧力とが同等でない時、前記第2弁と前記第4弁は正常と判断し、
    (3)前記第1の圧力と前記第2の圧力とが同等である時、前記第2弁と前記第4弁は異常と判断し、
    (4)前記第1弁から前記第6弁を閉止後、前記第1弁および前記第2弁を開放して前記原料ガスを供給した後、前記第1弁を閉止した状態の前記圧力検知器による第3の圧力を
    検知し、
    (5)前記第3弁を開放した後の前記圧力検知器による第4の圧力を検知し、前記第3の圧力と前記第4の圧力とが同等でない時、前記第4弁は異常と判断し、
    (6)前記第3の圧力と前記第4の圧力とが同等である時、前記第2弁は異常と判断する、燃料電池システム。
  2. 前記原料ガス流路は、前記原料ガスの供給量を検知する原料供給量検知手段を備え、
    前記制御器は、前記水素生成器と前記燃料電池が運転を停止している状態で、前記第2弁と前記第4弁が開放指令に対して開放されるか否かを検出する固着検査として、
    (1)前記第1弁から前記第6弁を閉止後、前記第1弁および前記第2弁を開放して前記原料ガスを供給し、前記第1弁を閉止して、さらに前記第4弁を開放した直後の前記原料供給量検知手段による第1の原料供給量を検知し、前記第1の原料供給量が規定値より多い時、前記第2弁と前記第4弁は正常と判断し、
    (2)前記第1の原料供給量が規定値より少ない時、前記第2弁と前記第4弁は異常と判断し、
    (3)前記第1弁から前記第6弁を閉止後、前記第1弁および前記第2弁を開放して前記原料ガスを供給した後、前記第1弁を閉止して、さらに前記第3弁を開放した後の前記原料供給手段による第2の原料供給量を検知し、前記第2の原料供給量が規定値より多い時、前記第4弁は異常と判断し、
    (4)前記第2の原料供給量が規定値より少ない時、前記第2弁は異常と判断する、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記制御器は、前記固着検査実行後に、前記水素生成器と前記燃料電池が運転を停止している状態で、前記第1弁から前記第4弁ならびに前記第6弁までの流路の漏れ検査として、
    (1)前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁、前記第2弁および前記第5弁を開放して、前記原料ガスを供給した後、前記第1弁を閉止し、前記第1弁閉止直後の前記圧力検知器による第1の圧力を検知し、
    (2)前記第1弁を閉止してから所定時間経過後の前記圧力検知器による第2の圧力を検知し、前記第1の圧力と前記第2の圧力とが同等である時、前記第1弁から前記第4弁ならびに前記第6弁の流路は正常と判断し、
    (3)前記第1の圧力と前記第2の圧力とが同等でない時、前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁、前記第2弁を開放して前記原料ガスを供給後、前記第1弁を閉止し、前記第1弁閉止直後の前記圧力検知器による第3の圧力を検知し、
    (4)前記第1弁を閉止してから所定時間経過後の前記圧力検知器による第4の圧力を検知し、前記第3の圧力と前記第4の圧力とが同等である時、前記第5弁から前記第6弁の流路が異常と判断し、
    (5)前記第3の圧力と前記第4の圧力とが同等でない時、前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁を開放して前記原料ガスを供給後、前記第1弁を閉止し、前記第1弁閉止直後の前記圧力検知器による第5の圧力を検知し、
    (6)前記第1弁を閉止してから所定時間経過後の前記圧力検知器による第6の圧力を検知し、前記第5の圧力と前記第6の圧力とが同等である時、前記第2弁から前記第4弁ならびに前記第5弁の流路が異常と判断し、
    (7)前記第5の圧力と前記第6の圧力とが同等でない時、前記第1弁から前記第2弁までの流路が異常と判断する、請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記制御器は、前記固着検査実行後に、前記水素生成器と前記燃料電池が運転を停止している状態で、前記第1弁から前記第4弁ならびに前記第6弁までの流路の漏れ検査として、
    (1)前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁、前記第2弁および前記第5弁を
    開放して、前記原料ガスを供給した後、前記原料供給量検知手段による第1の原料供給量を検知し、前記第1の原料供給量が規定値より少ない時、前記第1弁から前記第4弁ならびに前記第6弁の流路は正常と判断し、
    (2)前記第1の原料供給量が規定値より多い時、前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁、前記第2弁を開放して前記原料ガスを供給後、前記原料供給量検知手段による第2の原料供給量を検知し、前記第2の原料供給量が規定値より少ない時、前記第5弁から前記第6弁の流路が異常と判断し、
    (3)前記第2の原料供給量が規定値より少なくない時、前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁を開放して前記原料ガスを供給後、前記原料供給量検知手段による第3の原料供給量を検知し、前記第3の原料供給量が規定値より少ない時、前記第2弁から前記第4弁ならびに前記第5弁の流路が異常と判断し、
    (4)前記第3の原料供給量が規定値より少なくない時、前記第1弁から前記第2弁までの流路が異常と判断する、請求項に記載の燃料電池システム。
  5. 少なくとも前記水素生成器と、前記燃料電池と、前記制御器とを収納する筐体と、
    前記筐体内の可燃性ガスを検知する可燃性ガス検知手段を備え、
    前記制御器は、前記固着検査実行後に、前記水素生成器と前記燃料電池が運転を停止している状態で、前記第1弁から前記第4弁ならびに前記第6弁までの流路の漏れ検査として、
    (1)前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁、前記第2弁および前記第5弁を開放して、前記原料ガスを供給した後、前記可燃性ガス検知手段による第1の可燃性ガス濃度を検知し、前記第1の可燃性ガス濃度が規定値より低い時、前記第1弁から前記第4弁ならびに前記第6弁の流路は正常と判断し、
    (2)前記第1の可燃性ガス濃度が規定値より高い時、前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁、前記第2弁を開放して前記原料ガスを供給後、前記可燃性ガス検知手段による第2の可燃性ガス濃度を検知し、前記第2の可燃性ガス濃度が規定値より低い時、前記第5弁から前記第6弁の流路が異常と判断し、
    (3)前記第2の可燃性ガス濃度が規定値より高い時、前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁を開放して前記原料ガスを供給後、前記可燃性ガス検知手段による第3の可燃性ガス濃度を検知し、前記第3の可燃性ガス濃度が規定値より低い時、前記第2弁から前記第4弁ならびに前記第5弁の流路が異常と判断し、
    (4)前記第3の可燃性ガス濃度が規定値より高い時、前記第1弁から前記第2弁までの流路が異常と判断する、請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御器は、前記漏れ検査実行後に、前記水素生成器と前記燃料電池が運転を停止している状態で、前記第2弁と前記第5弁が閉止指令に対して閉止されるか否かを検出する開故障検査として、
    (1)前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁と前記第4弁を開放して前記原料ガスを供給した後、前記第1弁を閉止し、前記第1弁閉止直後の前記圧力検知器による第1の圧力を検知し、
    (2)前記第1弁を閉止してから所定時間経過後の前記圧力検知器による第2の圧力を検知し、前記第1の圧力と前記第2の圧力とが同等でない時、前記第2弁は異常と判断し、(3)前記第1の圧力と前記第2の圧力とが同等である時、
    前記第4弁を閉止し、前記第1弁、前記第2弁および前記第6弁を開放して前記原料ガスを供給した後、前記第1弁を閉止し、前記第1弁閉止直後の前記圧力検知器による第3の圧力を検知し、
    (4)前記第1弁を閉止してから所定時間経過後の前記圧力検知器による第4の圧力を検知し、前記第3の圧力と前記第4の圧力とが同等でない時、前記第5弁は異常と判断し、(5)前記第3の圧力と前記第4の圧力とが同等である時、前記第5弁が正常と判断する、請求項3〜5のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記制御器は、前記漏れ検査実行後に、前記水素生成器と前記燃料電池が運転を停止している状態で、前記第2弁と前記第5弁が閉止指令に対して閉止されるか否かを検出する開故障検査として、
    (1)前記第1から前記第6弁を閉止して、前記第1弁と前記第4弁を開放して前記原料ガスを供給した後、前記原料供給量検知手段による第1の原料供給量を検知し、前記第1の原料供給量が規定値より多い時、前記第2弁は異常と判断し、
    (2)前記第1の原料供給量が規定値より低い時、前記第4弁を閉止し、前記第1弁、前記第2弁および前記第6弁を開放して前記原料ガスを供給した後、前記原料供給量検知手段による第2の原料供給量を検知し、前記第2の原料供給量が規定値より多い時、前記第5弁は異常と判断し、
    (3)前記第2の原料供給量が規定値より多くない時、前記第5弁が正常と判断する、請求項2または4に記載の燃料電池システム。
  8. 少なくとも前記水素生成器と前記燃料電池と前記制御器を収納する筐体と、
    前記筐体内の雰囲気ガスを換気する換気手段を備え、
    前記制御器は、前記固着検査と前記漏れ検査及び前記開故障検査のうち少なくとも1つの検査を実行時に、前記換気手段を動作させる、請求項6または7に記載の燃料電池システム。
  9. 前記水素生成器を加熱する燃焼器と、
    前記燃焼器に燃焼用空気を供給する空気供給手段を備え、
    前記排出ガス流路は前記燃焼器に導かれ、
    前記制御器は、前記固着検査と前記漏れ検査及び前記開故障検査のうち少なくとも1つの検査を実行時に、前記空気供給手段を動作させる、請求項6または7に記載の燃料電池システム。
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