JP5876742B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そこで、本願発明の目的は、各制御装置の間で相互認証を行い各制御装置の正当性を判定する遊技機において、相互認証を行なっている最中に停電が発生した場合でも、停電復旧時に正常に停電前の状態に復旧することのできる遊技機を提供することにある。
前記遊技制御装置は、
バックアップ電源によって停電時にも保持可能に構成され、遊技制御に関する情報を記憶するメモリと、
遊技の進行を制御する遊技用マイクロコンピュータと、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記賞価値付与制御装置との間で、暗号化された暗号化データの送受信が可能な暗号通信手段と、
前記接続されている賞価値付与制御装置との間で、前記暗号通信手段を介して相互認証を行い、前記相互認証の結果に基づいて前記接続されている賞価値付与制御装置が正規な賞価値付与制御装置であるか否かを判定する正規接続判定手段と、
前記正規接続判定手段による相互認証が完了した場合に、相互認証の結果が記憶される判定結果記憶手段と、を備え、
前記変動表示ゲームの進行を制御するための処理を含み、繰り返し実行されるループ処理を含むメイン処理に対して割り込みタイマのタイムアップ毎に実行される割り込み処理と、
前記電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号を実行開始条件とし、停電が発生したことを示す停電確認情報を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理と、
前記メモリに保存された停電確認情報を参照し、該停電確認情報が所定の値である場合には、前記メモリに保持されている前記遊技制御に関する情報をそのまま保持する一方、前記停電確認情報が所定の値以外である場合には、前記メモリを初期化する電源投入処理と、
前記割り込み処理の実行を許可するための処理を行う割込許可処理と、
前記割り込み処理の実行を禁止するための処理を行う割込禁止処理と、
前記発射制御装置によって制御される前記発射装置による遊技球の発射を許可するための処理を行う発射許可処理と、
前記発射制御装置によって制御される前記発射装置による遊技球の発射を禁止するための処理を行う発射禁止処理と、
を実行可能に構成され、
電源が投入されたことに基づいて前記電源投入処理を実行するとともに、前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示するための処理を行い、
前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示するための処理をした後は、前記相互認証が完了したか否かを特定するために、前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うとともに、前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したか否かの判定を繰り返し実行し、
前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したことに対応して、前記割込禁止処理と前記発射禁止処理を実行し、
前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたことに対応して、前記割込許可処理と前記発射許可処理を実行するようにしたこと特徴としている。
賞価値付与制御装置は、例えば遊技球の払い出しを制御する払出制御装置である。
電源供給装置は、遊技制御装置、賞価値付与制御装置をはじめとする遊技機の各部分(装置、回路など)にDC32V、DC15V、DC12V、DC5Vなどを供給するだけでなく、停電検出を行い、停電検出信号を各部に送る停電検出回路を備えた装置であり、停電時には正常な電源断処理を実行するため及びメモリに保持された情報を停電復旧時まで保持するために必要なバックアップ電源を供給する。
停電には、落雷、火災、地震など電力供給事情の変化によるものだけでなく、電源コードをコンセントから引き抜くなどの人為的なものをも含む。
停電確認情報とは、停電フラグをセットする場合のみならず、テーブルにデータを書き込む場合などを含めて、当該情報を参照可能な状態でメモリに保存した停電に関する情報(例えば、停電検出結果)をいう。
電源断とは、遊技機の遊技制御装置に電源供給がなされている状態から、電源供給を断って遊技機を停止することをいう。
電源投入とは、遊技機の遊技制御装置に通電がなされ遊技用マイクロコンピュータを構成するCPUがブート処理をし、動作を開始することを意味する。システムリセットによりリブート(リスタート)する場合も、ここにいう電源投入に含める。
遊技用マイクロコンピュータは、たとえばワンチップマイコンとして設計されて、CPUコア、ROM、RAMを含み、さらにその内部のバスにつながるいくつかの周辺回路(乱数発生回路、クロックジェネレータ、リセット割込み制御回路、シリアル送受信回路など)を有している。
暗号通信手段は、前記遊技用マイクロコンピュータの内部バスにつながる周辺回路として設けられた暗号化送受信回路を用いることができるが、遊技用マイクロコンピュータ(アミューズチップ)の外付けの回路として設けてもかまわない。
正規接続判定手段は、暗号通信手段(暗号化送受信回路)の内部に設けた送受信制御部を用いることができる。CPUコアが相互認証の処理の開始をした後は、この正規接続判定手段(送受信制御部)が相互認証処理を司り、相互認証結果を得ると判定結果記憶手段に書き込む。
判定結果記憶手段は、暗号通信手段(暗号化送受信回路)の内部に設けたステータスREG(レジスタ)を用いることができる。
相互認証とは、二つの装置間において、互いに相手が正当であることを認証する手続をいう。例えば、両者間において自身の遊技用マイクロコンピュータが有する複数の識別情報からランダムに選んだものが相手方にあるか否かによって相互認証を行い接続された相手方の制御装置の正当性を判定する。
また、電源投入処理において、電源投入画像の表示を演出制御装置に対し指示する処理を実行するので、遊技機の製造工場出荷時に起動確認の検査を行なう場合に、相互認証が完了する前に遊技機が起動したことを表示装置の視認により確認することができるため、検査の効率化を図ることができる。
本実施形態の遊技機10は前面枠12を備え、該前面枠12は本体枠(外枠)11にヒンジ13を介して開閉回動可能に組み付けられている。遊技盤30(図2参照)は前面枠12の表側に形成された収納部(図示省略)に収納されている。また、前面枠12には、遊技盤30の前面を覆う透明部材(カバーガラス)14を保持する透明部材保持枠15が取り付けられている。
本実施形態の遊技機10(図1参照)の前面枠12(図1参照)の表側に形成された収納部(図示省略)に遊技球が流下する遊技領域32を前面に備えた遊技盤30が収納されている。
遊技盤30の表面には、ガイドレール31で囲われた略円形状の遊技領域32が形成されている。遊技領域32は、遊技盤30の四隅に各々設けられた樹脂製のサイドケース33及びガイドレール31に囲繞されて構成される。遊技領域32には、ほぼ中央に表示装置41を備えたセンターケース40が配置されている。表示装置41は、センターケース40に設けられた凹部に、センターケース40の前面より奥まった位置に取り付けられている。即ち、センターケース40は表示装置41の表示領域の周囲を囲い、表示装置41の表示面よりも前方へ突出するように形成されている。
CPU102は、遊技を統括的に制御する主制御装置であって、遊技制御を司る。ROM103は、遊技制御のための不変の情報(プログラム、固定データ等)を記憶している。RAM104は、遊技制御時にCPUの作業領域を提供するワークエリアとして利用される。
図3には図示を省略したが、遊技用マイコン101には内部バスにつながる周辺回路としてシリアル送受信回路、暗号化送受信回路(暗号通信手段)、乱数生成回路が備えられており(図4参照)、遊技制御装置100の遊技用マイコン101と、払出制御装置210の遊技用マイコン211との間で相互認証のための通信を行う(図5参照)。
また、遊技制御装置100は外部情報端子108に接続されており、遊技機10に関する情報を、外部情報端子108を介して、遊技店に設置された情報収集端末や遊技場内部管理装置(図示省略)に出力する。
ここで、発射許可信号は、遊技球の発射を許可する信号である。また、発射禁止信号は、遊技球の発射を禁止する信号である。本実施形態にあっては、発射許可信号がONの状態のときに発射許可を意味し、発射許可信号がOFFの状態のときに発射禁止を意味するものとする。発射制御装置170は、発射装置171の動作を制御する。したがって、遊技制御装置100の遊技用マイコン101は、この発射許可信号により発射装置を制御可能に構成されている。
入力BUF6311は、受信回路6314が受信したデータを一時的に記憶するバッファである。第1出力BUF6312及び第2出力BUF6313は、送信回路6315から送信先(払出制御装置210)の受信回路6314へ送信されるデータを一時的に記憶するバッファである。
遊技制御装置100側の受信回路6314は、送信元(払出制御装置210)の送信回路6315から送信されたデータを受信するための回路である。受信回路6314には、払出制御装置210の遊技用演算処理装置600に備わるSIOTX1端子(図4参照)を介して出力されたデータが、遊技制御装置100の遊技用演算処理装置600に備わるSIORX端子(図4参照)を介して入力される。
送信回路6315は、第1出力BUF6312及び第2出力BUF6313に記憶されたデータを送信するための回路である。送信回路6315は、遊技制御装置側の遊技用演算処理装置600に備わるSIOTX1端子及び払出制御装置210の遊技用演算処理装置600に備わるSIORX端子を介して払出制御装置210側の受信回路6314にデータを出力する。
送受信BUF6321は、CPUコア601と送受信制御部6324との間でやりとりするデータを一時的に記憶するバッファである。暗号化部6325は、送信BUF6326を有し、送受信BUF6321に記憶されたデータを送受信制御部6324を介して受け取り、それを暗号化して送信BUF6326に記憶させる。送信BUF6326は、暗号化部6325によって暗号化されたデータを一時的に記憶するバッファである。
復号化部6327は、受信BUF6328を有し、送受信部6329が受信した暗号化されたデータを復号化し、復号化されたデータを受信BUF6328に記憶させる。受信BUF6328は、復号化部6327によって復号化されたデータを一時的に記憶するバッファである。
送受信制御部6324(正規接続判定手段)は、遊技制御装置100の遊技用演算処理装置600(以降、遊技制御側チップという)及び払出制御装置210の遊技用演算処理装置600(以降、払出制御側チップという)が相互認証することを実現すべく暗号化送受信を制御する回路である。相互認証結果は後述するようにステータスREG6323に格納するが、当該格納を実行する手段が送受信制御部6324であり、相互認証の手続の大半をとりしきるのが送受信制御部6324である。したがって、送受信制御部6324が、払出制御装置(賞価値付与制御装置)との間で、暗号通信手段を介して相互認証を行い、相互認証の結果に基づいて接続されている払出制御装置が正規な払出制御装置であるか否かを判定する正規接続判定手段であるといえる。
遊技制御側、払出制御側、双方の遊技用演算処理装置600(アミューズチップ)には、複数の識別子が記憶されている。遊技制御側チップが、複数の識別子のうちから一つの識別子をランダムに選択し、選択した識別子を払出制御側チップに送信する。
払出制御側チップは、遊技制御側チップから送信された識別子を受信すると、払出制御側チップに記憶されている複数の識別子の中に受信した識別子と一致する識別子があるか否かを判定する。
払出制御側チップは、払出制御側チップに記憶されている複数の識別子の中に受信した識別子と一致する識別子があると判定した場合、払出制御側チップに記憶された複数の識別子の中から一つの識別子をランダムに選択して、選択された識別子を遊技制御側チップに送信する。
遊技制御側チップは、払出制御側チップから送信された識別子を受信すると、遊技制御側チップに記憶されている複数の識別子の中に受信した識別子と一致する識別子があるか否かを判定する。
遊技制御側チップは、遊技制御側チップに記憶されている複数の識別子の中に受信した識別子と一致する識別子があると判定した場合、相互認証がなされる。
払出制御側チップの構成は、遊技制御側チップと同じ構成であり同様に機能する。
また、遊技制御装置400の遊技用演算処理装置700が備える汎用シリアル送受信回路701は、汎用マイコン702に外付けされる形態で備えるものでよい。汎用シリアル送受信回路701は、シリアル送受信回路631と同等の機能を有するもので、払出制御装置210のシリアル送受信回路631に接続され、平文データを送受信する回路である。また、遊技制御装置400の遊技用演算処理装置700はプルアップ回路703を備えるが、その他の構成(入力I/F105、出力I/F106など:図3参照)は、遊技制御装置100の遊技用演算処理装置600と同様である。
入力BUF7011は、受信回路7012が受信したデータを一時的に記憶するバッファである。受信回路7012は、送信回路6315から送信されたデータを受信するための回路である。受信回路7012には、払出制御装置210の遊技用演算処理装置600に備わる送信回路6315のSIOTX1端子を介して出力されたデータが入力される。
第1出力BUF7013、第2出力BUF7014は、送信回路7015から送信されるデータを一時的に記憶するバッファである。送信回路7015は、送信用BUF7013、7014に記憶されたデータを送信するための回路である。送信回路7015は、SIOTX1端子を介してデータを出力し、払出制御装置210の遊技用演算処理装置600に備わる受信回路6314に送る。
プルアップ回路703は、払出制御装置210の暗号化送受信回路632の送受信部6329に5ボルトの定電圧を印加するための回路である。遊技場において遊技機を交換する場合に、払出制御装置はホールに固定されたままであり、遊技制御装置側のみを交換するのが通常である。このプルアップ回路703があることによって、払出制御装置が暗号型に対応したままで、遊技制御装置の暗号型、平文型いずれであるかによらず用いることが可能となる。詳しくは図14、15、16を参照しつつ後述するが、払出制御装置210のCPU212は、遊技制御装置100が暗号型であるか平文型であるかを区別して処理を行なう(図14のステップS1416−1418、図15のステップS1512−1514参照)。
先ず、メイン処理について説明する。メイン処理は、電源が投入されたとき(停電から復旧したとき、システムリセットによりリスタートしたときを含む。)に、CPUコア601がブートブロック613に記憶されたブートプログラムをロードして実行し、各周辺回路がCPUコア601の制御下に入った後、ユーザープログラムROM602に記憶された遊技プログラムが読み込まれてCPUコア601が当該プログラムを実行することで開始される。このメイン処理は、繰り返し実行されるループ処理を含む。ループ処理のいずれかにおいて、タイマ割込み処理を実行可能とし、そのタイマ割込み処理において遊技者にゲームを行なわせるためである。
図7のS6の後、RAMやEEPROM等の読出し書込み可能なRWM(リードライトメモリ:RAM104、604)のアクセス許可をし、全出力ポートをオフ(出力が無い状態)に設定する(ステップS7,S8)。また、シリアルポートを使用しない状態に設定する処理を行う(ステップS9)。シリアルポートは、アミューズチップ600に予め搭載されているポートである。この実施形態では、払出制御装置210とは暗号化通信を行い、演出制御装置150とはパラレル通信を行っているため使用しない。
ここでRWMのうちのRAM104には、(例えば停電検査領域1に)停電フラグ(停電確認情報)が格納されている。後述するステップS31又はステップS44において停電発生があったと判断された場合に、電源断処理のステップS48又はステップS49においてRAM104に格納されたフラグである。ステップS11又はステップS12のチェックにおいては、この停電フラグをチェックして、この電源投入が停電から復旧するものであることを意味する場合には、正常であるとして、ステップS15のチェックサム算出処理以降へと進む。停電フラグのチェックの結果、この電源投入が停電から復旧するものでない場合には、ステップS12又はステップ14で正常でないと判断して図8のステップS25へ進む。
なお、ステップS24で送る電源投入画像とステップS29で送る電源投入画像とは、類似する画面とすることによって遊技者はそれらの違いに気づかず、工場における検査担当者や遊技店の店員が違いに気づく程度のものであってもよい。
停電検出処理(ステップS30)は、電源装置160の停電検出回路169から入力されている停電検出信号を入力ポートを介して少なくとも二回読み込んでチェックし(ステップS30)、読み込んだ信号がいずれも停電を示す信号であるときに停電が発生しているとの判定を行う(ステップS31)。停電が発生している場合(ステップS31;Yes)は、図9のステップS45以降のシャットダウン処理(電源断処理)に進み、ステップS48又はS49でRAMの停電検査領域に停電発生フラグ(停電確認情報)を立ててセーブする。停電が発生していない場合(ステップS31;No)は、ステップS32に進む。
タイムアウトの場合(ステップS32;Yes)は、タイムアウトエラー発生コマンドを演出制御装置150に出力してステップS45以降のシャットダウン処理に進む。タイムアウトでない場合(ステップS32;No)は、ステップ33に進む。
ステップS30からステップS35までの一連の相互認証チェック処理の中で停電検出をしていることが本実施形態の特徴的な部分である。
すなわち、相互認証が完了したか否かを特定するために、ステータスREG6323(判定結果記憶手段)に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行う(ステップS33;NoならばステップS30へ戻る)とともに、電源断処理の実行開始条件である停電検出信号を検出したか否かの判定(ステップS30)を繰り返し実行する(ステップS30からステップS33までのループ処理) 。
これにより相互認証の実行中に停電が発生した場合でも、ステップS45以降の停電処理を実行した上でシャットダウンするので、停電復旧時に正常に停電前の状態に復旧することができる。
ステップS36では、遊技用マイコン600(クロックジェネレータ609)内のタイマ割込み信号及び乱数更新トリガ信号(CTC)を発生するCTC(Counter/Timer Circuit)回路を起動する処理を行う。CTC回路は、アミューズチップ(遊技用マイコン)600内のクロックジェネレータ609に設けられている。クロックジェネレータは、水晶発振器からの発振信号(原クロック信号)を分周する分周回路と、分周された信号に基づいてCPUコア601に対して所定周期(例えば、4ミリ秒)のタイマ割込み信号及び乱数生成回路608へ供給する乱数更新のトリガを与える乱数更新トリガ信号CTCを発生するCTC回路とを備えている。
また、停電検出信号が発生した場合(ステップS44;Yes)は、一旦割込みを禁止する処理(ステップS45)を行い、発射停止を設定する処理(発射許可信号をOFFにする)を行い(ステップS46)、全出力ポートにOFFデータを出力する処理(ステップS47)を行う。
その後、ステップS44の判定結果に基づいてRAMの停電検査領域に停電発生フラグを立てて、停電復旧検査領域1に停電復旧検査領域チェックデータ1をセーブし(ステップS48)、停電復旧検査領域2に停電復旧検査領域チェックデータ2をセーブする(ステップS49)。さらに、RWMの電源遮断時のチェックサムを算出する処理(ステップS50)、チェックサムをセーブする処理(ステップS51)を行った後、RWMへのアクセスを禁止する処理(ステップS52)を行ってから、遊技機の電源が遮断されるのを待つ。このように、停電復旧検査領域にチェックデータをセーブするとともに、電源遮断時のチェックサムを算出することで、電源の遮断の前にRWMに記憶されていた情報が正しくバックアップされているか否かを電源再投入時に判断することができる。
ステップS45からステップS52までの一連の処理が、電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号を実行開始条件とし、停電が発生したことを示す停電フラグ(停電確認情報)を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理に該当する。
次に、タイマ割込み処理について図10のフローチャートを用いて説明する。タイマ割込み処理はメイン処理に対して割込んで処理するものであって、割込みタイマのタイムアップ毎に実行する割込み処理のことである。本明細書において単に割り込み処理と略して記載することもある。図10に示すタイマ割込み処理は、クロックジェネレータ内のCTC回路で生成される周期的なタイマ割込み信号がCPUコア601に入力されることで開始される(図4参照)。
図11は、第1実施形態における遊技制御装置のタイマ割込み処理のうちの暗号化通信処理(図10のステップS73)の詳細を示すフローチャートである。 暗号化通信処理においては、まず遊技制御装置と払出制御装置との間の相互認証が済んでいるか、つまり互いに正規接続であるとの判定を得ているかを、ステータスREG6323に格納された相互認証結果をチェックすることによりチェックする(ステップS731)。相互認証が済んでいなければ(ステップS731;No)、相互認証エラー発生コマンドを設定(ステップS736)して戻る。ここで、相互認証エラー発生コマンドとは、演出制御装置150に対して遊技制御装置100が送るコマンドであって、エラー報知LED17を発光させる、スピーカ19a、19bに警告音を発する、表示装置41に相互認証エラー発生の旨の表示をするなどの演出のうちのいずれか又はその組み合わせを行なわせるものをいう。
通信エラーが発生していない場合(ステップS732;No)、暗号化通信受信処理(図12参照)(ステップS735)、暗号化通信送信処理(図13参照)(ステップS737)を実行して戻る。なお、図11のフローチャートにおける「RET」は、図10のステップS73を実行した位置への戻り、すなわち図10のステップS74(割込み要求をクリア)へ進むことを意味する。
図12は、図11に示す暗号化通信処理のうちの暗号化通信受信処理の詳細を示すフローチャートである。まず、受信データがあるかをステータスREG6323の所定のビットを調べて受信データ有りのフラグが立っているか否かによりチェックする(ステップS7351)。受信データがない場合(ステップS7351;No)は、この暗号化通信受信処理を終わる。受信データがある場合(ステップS7351;Yes)には、送受信BUF6321のデータを取得する(ステップS7352)。そして、受信したデータが賞球完了コマンド(賞球の払出が完了した旨のコマンド)であるか否かを判断する(ステップS7353)。賞球完了コマンドでない場合(ステップS7353;No)には、この暗号化通信受信処理を終わる。賞球完了コマンドである場合(ステップS7353;Yes)には、ステータスREG6323に格納されている暗号化受信中フラグをクリアし(ステップS7354)、ユーザーワークRAM604に記憶されている賞球払出数カウンタを更新して(ステップS7355)、この暗号化通信受信処理を終わる。
図13は、図11に示す暗号化通信処理のうちの暗号化通信送信処理の詳細を示すフローチャートである。まず、フラグをチェックすることで暗号化受信中か否かを判断する(ステップS7371)。暗号化受信中である場合(ステップS7371;Yes)には、この暗号化通信送信処理を終わる(図10のステップS74へ進むことを意味する。以下同じ)。
暗号化受信中でない場合(ステップS7371;No)、フラグをチェックして暗号化送信中であるかを判断する(ステップS7372)。暗号化送信中である場合(ステップS7372;Yes)、払出受信完了しているか否かを送信要求フラグが0であるか否かによりチェックする(ステップS7373)。払出受信完了していない場合(ステップS7373;No)には、この暗号化通信送信処理を終わる。
払出受信完了している場合(ステップS7373;Yes)には、受信要求フラグをセットし(ステップS7374)、暗号化受信中フラグをセットし(ステップS7375)、暗号化送信中フラグをクリアして(ステップ7376)、この暗号化通信送信処理を終わる。
ステップ7372で暗号化送信中でない場合(ステップ7372;No)には、送信待ち賞球コマンドがあるか否かをユーザーワークRAM604の所定のアドレスをチェックして判断する(ステップ7377)。
送信待ち賞球コマンドがある場合(ステップS7377;Yes)、その賞球コマンドを送受信バッファにセットし(ステップS7380)、送信要求フラグをセットし(ステップ7381)、暗号化送信中フラグをセットして(ステップS7382)、この暗号化通信送信処理を終わる。
なお、送受信要求フラグはコントロールREG6322に格納され、受信データの有無、データ通信の異常に関するフラグはステータスREG6323に格納される。
図12、図13より、一つの賞球コマンドについての払出が完了したことを示す賞球完了コマンドを受信しないと、次の賞球コマンドが遊技制御装置から払出制御装置へ送信されないようになっている。
図14,15,16を参照しつつ、払出制御装置210(賞価値付与制御装置)の遊技用マイコン211(図3のCPU212、図4、図5のCPU601)が実行する処理について説明する。
上述した実施形態1から、相互認証の実行が完了するまでの間にわたって、停電が発生したか否かの監視を行い、停電が発生した場合には停電フラグをRAMに記憶する電源断処理を行うこととする発明を抽出し、発明1として提案する。
遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、前記遊技制御装置に接続され前記遊技制御装置からの賞価値付与指令によって遊技者に賞価値を付与する制御を行なう賞価値付与制御装置と、前記遊技制御装置及び賞価値付与制御装置に電源を供給する電源供給装置と、を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
バックアップ電源によって停電時にも遊技情報を保持可能とするメモリと、
遊技の進行を制御する遊技用マイクロコンピュータと、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記賞価値付与制御装置との間で、暗号化された暗号化データの送受信が可能な暗号通信手段と、
前記接続されている賞価値付与制御装置との間で、前記暗号通信手段を介して相互認証を行い、前記相互認証の結果に基づいて前記接続されている賞価値付与制御装置が正規な賞価値付与制御装置であるか否かを判定する正規接続判定手段と、
前記正規接続判定手段による相互認証が完了した場合に、相互認証の結果が記憶される判定結果記憶手段と、を備え、
前記電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号を実行開始条件とし、停電が発生したことを示す停電確認情報を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理と、
前記メモリに保存された停電確認情報を参照し、該停電確認情報が所定の値である場合には、前記メモリに保持されている遊技情報をそのまま保持する一方、前記停電確認情報が所定の値以外である場合には、前記メモリを初期化する電源投入処理と、を実行可能に構成され、
電源が投入されたことに基づいて前記電源投入処理を実行するとともに、前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示する設定を行い、
前記相互認証の実行を開始させた後は、前記相互認証が完了したか否かを特定するために、前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うとともに、前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したか否かの判定を繰り返し実行するようにしたことを特徴としている。
賞価値付与制御装置は、例えば遊技球の払い出しを制御する払出制御装置である。
電源供給装置は、遊技制御装置、賞価値付与制御装置をはじめとする遊技機の各部分(装置、回路など)にDC32V、DC15V、DC12V、DC5Vなどを供給するだけでなく、停電検出を行い停電検出信号を各部に送る停電検出回路を備えた装置であり、停電時には正常な電源断処理を実行するため及びメモリに保持された情報を停電復旧時まで保持するために必要なバックアップ電源を供給する。
停電には、落雷、火災、地震など電力供給事情の変化によるものだけでなく、電源コードをコンセントから引き抜くなどの人為的なものをも含む。
停電確認情報とは、停電フラグをセットする場合のみならず、テーブルにデータを書き込む場合などを含めて、当該情報を参照可能な状態でメモリに保存した停電に関する情報(例えば、停電検出結果)をいう。
電源断とは、遊技機の遊技制御装置に電源供給がなされている状態から、電源供給を断って遊技機を停止することをいう。
電源投入とは、遊技機の遊技制御装置に通電がなされ遊技用マイクロコンピュータを構成するCPUがブート処理をし、動作を開始することを意味する。システムリセットによりリブート(リスタート)する場合も、ここにいう電源投入に含める。
遊技用マイクロコンピュータは、たとえばワンチップマイコンとして設計されて、CPUコア、ROM、RAMを含み、さらにその内部のバスにつながるいくつかの周辺回路(乱数発生回路、クロックジェネレータ、リセット割込み制御回路、シリアル送受信回路など)を有している。
暗号通信手段は、前記遊技用マイクロコンピュータの内部バスにつながる周辺回路として設けられた暗号化送受信回路を用いることができるが、遊技用マイクロコンピュータ(アミューズチップ)の外付けの回路として設けてもかまわない。
正規接続判定手段は、暗号通信手段(暗号化送受信回路)の内部に設けた送受信制御部を用いることができる。CPUコアが相互認証の処理の開始をした後は、この正規接続判定手段(送受信制御部)が相互認証処理を司り、相互認証結果を得ると判定結果記憶手段に書き込む。
判定結果記憶手段は、暗号通信手段(暗号化送受信回路)の内部に設けたステータスREG(レジスタ)を用いることができる。
相互認証とは、二つの装置間において、互いに相手が正当であることを認証する手続をいう。例えば、両者間において自身の遊技用マイクロコンピュータが有する複数の識別情報からランダムに選んだものが相手方にあるか否かによって相互認証を行い接続された相手方の制御装置の正当性を判定する。
前記遊技用マイクロコンピュータが前記遊技機制御のために実行する処理は、繰り返し実行されるループ処理を含むメイン処理と、該メイン処理に対して割込みタイマのタイムアップ毎に実行するタイマ割込み処理とを有し、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記電源投入処理を前記メイン処理で実行し、
前記電源投入処理の実行より前に、前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示するための設定を行い、
前記電源投入処理と前記相互認証を並行して実行するようにしたことを特徴とする遊技機を提供することができる。
遊技の進行に対応させて演出画像が表示される表示装置と、
前記遊技用マイクロコンピュータからの制御指令に基づいて前記表示装置における表示を制御する演出制御装置と、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
電源が投入された場合に実行される前記電源投入処理で、前記演出制御装置に対して前記表示装置に電源が投入されたことを示す電源投入画像の表示を指示する処理を実行し、
前記電源投入処理の実行によって、前記表示装置に電源が投入されたことを示す電源投入画像の表示を指示した後に、前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うようにしたことを特徴とする遊技機を提供することができる。
遊技盤に遊技球を発射する発射装置と、
前記発射装置の動作を制御する発射制御装置と、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記発射制御装置に対して遊技球の発射を許可する発射許可信号と、遊技球の発射を禁止する発射禁止信号を出力することにより前記発射装置を制御可能に構成され、
前記電源供給装置から出力される停電検出信号に基づいて実行される前記電源断処理に、前記発射禁止信号を出力する処理を含み、
前記電源断処理の実行により前記発射装置による遊技球の発射を禁止するようにしたことを特徴とする遊技機を提供することができる。
前記電源供給装置から供給される供給電圧の監視を行い、前記電源供給装置から供給される供給電圧が、前記停電検出信号の検出電圧よりも低い所定電圧まで低下した場合に、リセット信号を前記遊技用マイクロコンピュータに出力する第1リセット信号出力手段と、
所定のリセットタイマにより計時を開始し、該リセットタイマがタイムアップしたことに基づいて前記遊技用マイクロコンピュータにリセット信号を出力する第2リセット信号出力手段と、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記電源供給装置から出力される停電検出信号に基づいて実行する前記電源断処理に、前記リセットタイマの計時を開始させる処理を含み、
前記電源断処理の実行により前記リセットタイマの計時を開始させるようにしたことを特徴とする遊技機を提供することができる。
この第2リセット信号出力手段を用いた電源断処理については、図24を参照しつつ後述する。
上述した実施形態1から、相互認証の実行が完了するまでの間にわたって、停電が発生したか否かの監視を行い、停電が発生した場合には停電フラグをRAMに記憶する電源断処理を行うこととする発明を抽出し、発明1として提案した。発明2として、さらに、相互認証の実行により払出制御装置の正当性が認められた場合に、発射制御装置に発射を許可する発射許可信号を出力する遊技機を提案する。
遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、
前記遊技制御装置に接続され前記遊技制御装置からの賞価値付与指令によって遊技者に賞価値を付与する制御を行なう賞価値付与制御装置と、
前記遊技制御装置及び前記賞価値付与制御装置に電源を供給する電源供給装置と、
遊技盤に遊技球を発射する発射装置の動作を制御する発射制御装置と、を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
バックアップ電源によって停電時にも遊技情報を保持可能とするメモリと、
遊技の進行を制御する遊技用マイクロコンピュータと、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記賞価値付与制御装置との間で、暗号化された暗号化データの送受信が可能な暗号通信手段と、
前記接続されている賞価値付与制御装置との間で、前記暗号通信手段を介して相互認証を行い、前記相互認証の結果に基づいて前記接続されている賞価値付与制御装置が正規な賞価値付与制御装置であるか否かを判定する正規接続判定手段と、
前記正規接続判定手段による相互認証が完了した場合に、相互認証の結果が記憶される判定結果記憶手段と、を備え、
前記電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号を実行開始条件とし、停電が発生したことを示す停電確認情報を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理と、
前記メモリに保存された停電確認情報を参照し、停電確認情報が所定の値である場合には、前記メモリに保持されている遊技情報をそのまま保持する一方、停電確認情報が所定の値以外である場合には、前記メモリを初期化する電源投入処理と、を実行可能に構成され、
電源が投入されたことに基づいて前記電源投入処理を実行するとともに、前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示する設定を行い、
相互認証の実行を開始させた後は、前記相互認証が完了したか否かを特定するために、前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うとともに、前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したか否かの判定を繰り返し実行し、
該判定により前記判定結果記憶手段に正規の賞価値付与制御装置であることを示す判定結果が記憶されていると判定された場合には、前記発射制御装置に対して遊技球の発射を許可する発射許可信号を出力するようにしたことを特徴とする。
前記遊技用マイクロコンピュータが前記遊技機制御のために実行する処理は、繰り返し実行されるループ処理を含むメイン処理と、該メイン処理に対して割込みタイマのタイムアップ毎に実行するタイマ割込み処理とを有し、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記電源投入処理を前記メイン処理で実行し、
前記電源投入処理の実行より前に、前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示するための設定を行い、
前記電源投入処理と前記相互認証を並行して実行するようにしたことを特徴とする遊技機を提供することができる。
遊技の進行に対応させて演出画像が表示される表示装置と、
前記遊技用マイクロコンピュータからの制御指令に基づいて前記表示装置における表示を制御する演出制御装置と、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
電源が投入された場合に実行される前記電源投入処理で、前記演出制御装置に対して前記表示装置に電源が投入されたことを示す電源投入画像の表示を指示する処理を実行し、
前記電源投入処理の実行によって、前記表示装置に電源が投入されたことを示す電源投入画像の表示を指示した後に、前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うようにしたことを特徴とする遊技機を提供することができる。
遊技盤に遊技球を発射する発射装置と、
前記発射装置の動作を制御する発射制御装置と、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記発射制御装置に対して遊技球の発射を許可する発射許可信号と、遊技球の発射を禁止する発射禁止信号を出力することにより前記発射装置を制御可能に構成され、
前記電源供給装置から出力される停電検出信号に基づいて実行される前記電源断処理に、前記発射禁止信号を出力する処理を含み、
前記電源断処理の実行により前記発射装置による遊技球の発射を禁止するようにしたことを特徴とする遊技機を提供することができる。
前記電源供給装置から供給される供給電圧の監視を行い、前記電源供給装置から供給される供給電圧が、前記停電検出信号の検出電圧よりも低い所定電圧まで低下した場合に、リセット信号を前記遊技用マイクロコンピュータに出力する第1リセット信号出力手段と、
所定のリセットタイマにより計時を開始し、該リセットタイマがタイムアップしたことに基づいて前記遊技用マイクロコンピュータにリセット信号を出力する第2リセット信号出力手段と、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記電源供給装置から出力される停電検出信号に基づいて実行する前記電源断処理に、前記リセットタイマの計時を開始させる処理を含み、
前記電源断処理の実行により前記リセットタイマの計時を開始させるようにしたことを特徴とするものを提供することができる。
この第2リセット信号出力手段を用いた電源断処理については、図24を参照しつつ後述する。
図18及び図19を参照しつつ、発明1と発明2に共通の実施形態2について説明する。実施形態2のほとんどは実施形態1と共通である。実施形態1においては、相互認証の完了前に遊技機の起動したことを視認できるように演出制御装置に起動画面のコマンドを送ることとした(図8のステップS24、ステップS29)。このことを一歩進めて、相互認証の完了前に、表示装置にさらに変動表示ゲームを行なうためのコマンドを送るようにしたのが実施形態2である。
図18は、実施形態2における遊技制御装置のメイン処理を示すフローチャート3枚のうちの2枚目である。実施形態2においては、遊技制御装置のメイン処理を示すフローチャート3枚のうちの1枚目と3枚目は同一であり、2枚目の一部だけが異なる。異なるのは、実施形態1の図8においてはステップS35「発射許可を設定」とステップS37「乱数回路の起動設定」との間にあったS36「CTCを起動」の処理を、ステップ24とステップ30の間(ステップS29とステップS30との間)に移動した点である。移動後の「CTCを起動」のステップ番号をステップ291と図18においては、リナンバリングしてある。
上記ステップA4でタイムアップしていない場合(ステップA4;No)には、ステップA17からステップA20までの処理をした後、図10のタイマ割込み処理に戻る。
次に、図20から図23までを参照しつつ、発明3の実施例1について説明する。図20は、発明3の実施例1を説明するタイムチャート1である。上述したように、電源装置160には、AC−DCコンバータ及びDC―DCコンバータが備えられており、AC24V(図20の(a))、からDC32V(図20の(b))を生成し、さらにDC32Vに基づいて、DC15V(図20の(c))、DC12V(図20の(d))、DC5V(図20の(e))を生成して、これら数種類のDC電源を遊技制御装置100、払出制御装置210、演出制御装置150などに供給している。
地震、雷、火災などの理由で電源供給が断たれた場合には、それらの事情が復旧するまでの間、バックアップ電源によりRAM内のデータは正常に保持されて、次の電源投入の際には、正常に停電復旧がなされて本来の電源供給に戻る。
遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、前記遊技制御装置に電源を供給する電源供給装置と、を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
バックアップ電源によって停電時にも遊技情報を保持可能とするメモリと、
遊技の進行を制御する遊技用マイクロコンピュータと、
前記電源供給装置から供給される供給電圧の監視を行い、前記電源供給装置から供給される供給電圧が、前記停電検出信号の検出電圧よりも低い所定電圧まで低下した場合に、リセット信号を前記遊技用マイクロコンピュータに出力する第1リセット信号出力手段と、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
所定のリセットタイマにより計時を開始し、該リセットタイマがタイムアップしたことに基づいて前記遊技用マイクロコンピュータにリセット信号を出力する第2リセット信号出力手段と、を備え、
前記電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号に基づいて停電が発生したことを示す停電確認情報を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理と、
前記メモリに保存された停電確認情報を参照し、停電確認情報が所定の値である場合には、前記メモリに保持されている遊技情報をそのまま保持する一方、停電確認情報が所定の値以外である場合には、前記メモリを初期化する電源投入処理と、を実行可能に構成され、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記停電検出信号に基づいて、前記電源断処理を実行するとともに、前記リセットタイマの計時を開始させる処理を実行するようにしたことを特徴とする。
この第2リセット信号出力手段を用いた電源断処理については、図24を参照しつつ後述する。
遊技盤に遊技球を発射する発射装置と、
前記発射装置の動作を制御する発射制御装置と、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記発射制御装置に対して遊技球の発射を許可する発射許可信号と、遊技球の発射を禁止する発射禁止信号を出力することにより前記発射装置を制御可能に構成され、
前記電源供給装置から出力される停電検出信号に基づいて実行される前記電源断処理に、前記発射禁止信号を出力する処理を含み、
前記電源断処理の実行により前記発射装置による遊技球の発射を禁止するようにした
ものを提供することもできる。
図24は、発明3の実施例2における遊技制御装置のメイン処理を示すフローチャート3枚のうちの3枚目である(発明3の実施例2)。実施例1と同様にウォッチドッグタイマ(WDT)を用いて同じ課題を解決するものである。上述した実施形態1における遊技制御装置のメイン処理を示すフローチャート(図7,8,9)と大部分が同一であり、異なる点は、図9のステップS45の「割込みを禁止」とステップ46の「発射停止を設定」との間に「WDT起動」を挿入した点にある。実施例2にあっては、電源断処理の途中においてウォッチドッグタイマ(WDT)を起動して、一連のRAMへの保存処理が完了したタイミングを見定めてCPUの停止を図ることとしたものである。
停電が発生したと判定されると(図24のステップS44;Yes又は図8のステップS31;Yes)、割込みを禁止する(ステップS45)。これにより特図ゲーム処理などのタイマ割込み処理がなされなくなる。このタイミングでウォッチドッグタイマ(WDT)を起動する(ステップS451)。ウォッチドッグタイマ(WDT)は、図4に示すアミューズチップ600の内部バスに接続された周辺回路の一つであるリセット割込制御回路610内に設けられた回路であって、所定のリセットタイマにより計時を開始し、該リセットタイマがタイムアップしたことに基づいて遊技用マイクロコンピュータにリセット信号を出力する第2リセット信号出力手段に該当する。
WDTのリセットタイマに設定される時間値は、図20のt2からt5までに要する時間よりも長ければよいので、例えば、ROM103に格納されている特図変動表示ゲームの変動表示を規定する変動時間値の最も短い時間値(t2からt5までに要する時間よりも長い値)を設定するようにしてもよい。
これにより、遊技者に違和感を与えることなく停電前の状態に復帰することができるとともに、ROM103にWDTのリセットタイマに設定される時間値を新たに設ける必要がなくROMの容量を節約することができる。
さらに、上記説明では、停電フラグを格納するタイミングをシャットダウン処理(電源断処理)のステップS48又はS49としたが、停電検出の判定処理(ステップS31又はステップS44)において停電フラグをRAMの所定領域に立てることとして、電源断処理においては停電フラグの格納処理を省くこともできる。
≪技術思想1≫
以上の説明から、本出願には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、前記遊技制御装置に接続され前記遊技制御装置からの賞価値付与指令によって遊技者に賞価値を付与する制御を行なう賞価値付与制御装置と、前記遊技制御装置及び賞価値付与制御装置に電源を供給する電源供給装置と、を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
バックアップ電源によって停電時にも保持可能に構成され、遊技制御に関する情報を記憶するメモリと、
遊技の進行を制御する遊技用マイクロコンピュータと、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記賞価値付与制御装置との間で、暗号化された暗号化データの送受信が可能な暗号通信手段と、
前記接続されている賞価値付与制御装置との間で、前記暗号通信手段を介して相互認証を行い、前記相互認証の結果に基づいて前記接続されている賞価値付与制御装置が正規な賞価値付与制御装置であるか否かを判定する正規接続判定手段と、
前記正規接続判定手段による相互認証が完了した場合に、相互認証の結果が記憶される判定結果記憶手段と、を備え、
前記電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号を実行開始条件とし、停電が発生したことを示す停電確認情報を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理と、
前記メモリに保存された停電確認情報を参照し、該停電確認情報が所定の値である場合には、前記メモリに保持されている前記遊技制御に関する情報をそのまま保持する一方、前記停電確認情報が所定の値以外である場合には、前記メモリを初期化する電源投入処理と、を実行可能に構成され、
前記電源投入処理の実行より前に、前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示するための設定を行うことで前記電源投入処理と並行して前記相互認証を行い、
前記電源投入処理が終了した後は、前記相互認証が完了したか否かを特定するために前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うとともに、前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したか否かの判定を繰り返し実行するようにしたことを特徴とする遊技機の技術思想が含まれることがわかる。
これを技術思想1と呼ぶ。
また、電源投入処理の実行より前に正規接続判定手段に相互認証の実行開始を指示する設定をしてから、電源投入処理と相互認証処理とを並行して実行するので、電源投入から遊技制御開始までの時間を短縮することができる。
さらに、本出願には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、前記遊技制御装置に接続され前記遊技制御装置からの賞価値付与指令によって遊技者に賞価値を付与する制御を行なう賞価値付与制御装置と、前記遊技制御装置及び賞価値付与制御装置に電源を供給する電源供給装置と、遊技の進行に対応させて演出画像が表示される表示装置と、前記遊技制御装置からの制御指令に基づいて前記表示装置における表示を制御する演出制御装置と、を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
バックアップ電源によって停電時にも保持可能に構成され、遊技制御に関する情報を記憶するメモリと、
遊技の進行を制御する遊技用マイクロコンピュータと、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記賞価値付与制御装置との間で、暗号化された暗号化データの送受信が可能な暗号通信手段と、
前記接続されている賞価値付与制御装置との間で、前記暗号通信手段を介して相互認証を行い、前記相互認証の結果に基づいて前記接続されている賞価値付与制御装置が正規な賞価値付与制御装置であるか否かを判定する正規接続判定手段と、
前記正規接続判定手段による相互認証が完了した場合に、相互認証の結果が記憶される判定結果記憶手段と、を備え、
前記電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号を実行開始条件とし、停電が発生したことを示す停電確認情報を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理と、
前記メモリに保存された停電確認情報を参照し、該停電確認情報が所定の値である場合には、前記メモリに保持されている前記遊技制御に関する情報をそのまま保持する一方、前記停電確認情報が所定の値以外である場合には、前記メモリを初期化する電源投入処理と、を実行可能に構成され、
電源が投入されたことに基づいて前記電源投入処理を実行するとともに、前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示する設定を行い、
前記電源投入処理の実行によって、前記表示装置に電源が投入されたことを示す電源投入画像の表示を指示した後に、前記相互認証が完了したか否かを特定するために、前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うとともに、前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したか否かの判定を繰り返し実行するようにしたことを特徴とする遊技機の技術思想が含まれることがわかる。
これを技術思想2と呼ぶ。
また、電源投入処理において、電源投入画像の表示を演出制御装置に対し指示する処理を実行するので、遊技機の製造工場出荷時に起動確認の検査を行なう場合に、相互認証が完了する前に遊技機が起動したことを表示装置の視認により確認することができるため、検査の効率化を図ることができる。
さらに、本出願には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、前記遊技制御装置に接続され前記遊技制御装置からの賞価値付与指令によって遊技者に賞価値を付与する制御を行なう賞価値付与制御装置と、前記遊技制御装置及び賞価値付与制御装置に電源を供給する電源供給装置と、を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
バックアップ電源によって停電時にも保持可能に構成され、遊技制御に関する情報を記憶するメモリと、
遊技の進行を制御する遊技用マイクロコンピュータと、
前記電源供給装置から供給される供給電圧の監視を行い、前記電源供給装置から供給される供給電圧が、前記電源供給装置から出力される停電検出信号の検出電圧よりも低い所定電圧まで低下した場合に、リセット信号を前記遊技用マイクロコンピュータに出力する第1リセット信号出力手段と、
所定のリセットタイマにより計時を開始し、該リセットタイマがタイムアップしたことに基づいて前記遊技用マイクロコンピュータにリセット信号を出力する第2リセット信号出力手段と、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記賞価値付与制御装置との間で、暗号化された暗号化データの送受信が可能な暗号通信手段と、
前記接続されている賞価値付与制御装置との間で、前記暗号通信手段を介して相互認証を行い、前記相互認証の結果に基づいて前記接続されている賞価値付与制御装置が正規な賞価値付与制御装置であるか否かを判定する正規接続判定手段と、
前記正規接続判定手段による相互認証が完了した場合に、相互認証の結果が記憶される判定結果記憶手段と、を備え、
前記電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号を実行開始条件として、前記リセットタイマの計時を開始させる処理を行なうとともに、停電が発生したことを示す停電確認情報を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理と、
前記メモリに保存された停電確認情報を参照し、該停電確認情報が所定の値である場合には、前記メモリに保持されている前記遊技制御に関する情報をそのまま保持する一方、前記停電確認情報が所定の値以外である場合には、前記メモリを初期化する電源投入処理と、を実行可能に構成され、
前記電源供給装置から出力される停電検出信号に基づいて実行する前記電源断処理に、前記リセットタイマの計時を開始させる処理を行ない、
電源が投入されたことに基づいて前記電源投入処理を実行するとともに、前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示する設定を行い、
前記相互認証の実行を開始させた後は、前記相互認証が完了したか否かを特定するために、前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うとともに、前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したか否かの判定を繰り返し実行するようにしたことを特徴とする遊技機の技術思想が含まれることがわかる。
これを技術思想3と呼ぶ。
また、電源断処理において第2リセット信号出力手段のリセットタイマの計時を開始させる処理を含めたので、相互認証の実行中に停電検出信号が出力されたにもかかわらず、第1リセット信号出力手段によるリセット信号が出力されないような場合でも確実に復帰することができる。
さらに、本出願には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、前記遊技制御装置に接続され前記遊技制御装置からの賞価値付与指令によって遊技者に賞価値を付与する制御を行なう賞価値付与制御装置と、前記遊技制御装置及び賞価値付与制御装置に電源を供給する電源供給装置と、を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
バックアップ電源によって停電時にも保持可能に構成され、遊技制御に関する情報を記憶するメモリと、
遊技の進行を制御する遊技用マイクロコンピュータと、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記賞価値付与制御装置との間で、暗号化された暗号化データの送受信が可能な暗号通信手段と、
前記接続されている賞価値付与制御装置との間で、前記暗号通信手段を介して相互認証を行い、前記相互認証の結果に基づいて前記接続されている賞価値付与制御装置が正規な賞価値付与制御装置であるか否かを判定する正規接続判定手段と、
前記正規接続判定手段による相互認証が完了した場合に、相互認証の結果が記憶される判定結果記憶手段と、を備え、
前記電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号を実行開始条件とし、停電が発生したことを示す停電確認情報を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理と、
前記メモリに保存された停電確認情報を参照し、該停電確認情報が所定の値である場合には、前記メモリに保持されている前記遊技制御に関する情報をそのまま保持する一方、前記停電確認情報が所定の値以外である場合には、前記メモリを初期化する電源投入処理と、を実行可能に構成され、
電源が投入されたことに基づいて前記電源投入処理を実行するとともに、前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示する設定を行い、
前記相互認証の実行を開始させた後は、前記相互認証が完了したか否かを特定するために、前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うとともに、前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したか否かの判定を繰り返し実行し、
所定時間が経過しても前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されない場合には、前記正規接続判定手段による相互認証に異常が発生したと判断して前記電源断処理を実行するようにしたことを特徴とする遊技機の技術思想が含まれることがわかる。
これを技術思想4と呼ぶ。
さらに、本出願には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、前記遊技制御装置に接続され前記遊技制御装置からの賞価値付与指令によって遊技者に賞価値を付与する制御を行なう賞価値付与制御装置と、前記遊技制御装置及び賞価値付与制御装置に電源を供給する電源供給装置と、を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
バックアップ電源によって停電時にも保持可能に構成され、遊技制御に関する情報を記憶するメモリと、
遊技の進行を制御する遊技用マイクロコンピュータと、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記賞価値付与制御装置との間で、暗号化された暗号化データの送受信が可能な暗号通信手段と、
前記接続されている賞価値付与制御装置との間で、前記暗号通信手段を介して相互認証を行い、前記相互認証の結果に基づいて前記接続されている賞価値付与制御装置が正規な賞価値付与制御装置であるか否かを判定する正規接続判定手段と、
前記正規接続判定手段による相互認証が完了した場合に、相互認証の結果が記憶される判定結果記憶手段と、を備え、
前記電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号を実行開始条件とし、停電が発生したことを示す停電確認情報を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理と、
前記メモリに保存された停電確認情報を参照し、該停電確認情報が所定の値である場合には、前記メモリに保持されている前記遊技制御に関する情報をそのまま保持する一方、前記停電確認情報が所定の値以外である場合には、前記メモリを初期化する電源投入処理と、を実行可能に構成され、
前記相互認証の実行を開始させた後は、前記相互認証が完了したか否かを特定するために、前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うとともに、前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したか否かの判定を繰り返し実行するようにしたことを特徴とする遊技機の技術思想が含まれることがわかる。
これを技術思想5と呼ぶ。
41 表示装置(表示装置)
100 遊技制御装置(遊技制御装置)
101、211、600 遊技用マイコン(遊技用マイクロコンピュータ)
102、601 CPU、CPUコア
104 RAM(メモリ)
107、219 リセット回路(第1リセット信号出力手段)
150 演出制御装置
160 電源装置(電源供給装置)
161 バックアップ電源
162 RAMクリアSW
169 停電検出回路
170 発射制御装置
171 発射装置
210 払出制御装置(賞価値付与制御装置)
604 ユーザーワークRAM(メモリ)
609 クロックジェネレータ(CTC)
610 リセット割込制御回路(WDT:第2リセット信号出力手段)
631 シリアル送受信回路
632 暗号化送受信回路(暗号通信手段)
6323 ステータスREG(判定結果記憶手段)
6324 送受信制御部(正規接続判定手段)
Claims (1)
- 所定の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを表示可能な表示装置の表示制御を行う演出制御装置と、遊技を統括的に制御し、前記演出制御装置に表示制御指令を送信する遊技制御装置と、前記遊技制御装置に接続され前記遊技制御装置からの賞価値付与指令によって遊技者に賞価値を付与する制御を行なう賞価値付与制御装置と、前記遊技制御装置及び賞価値付与制御装置に電源を供給する電源供給装置と、遊技球を発射する発射装置の動作を制御する発射制御装置と、を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
バックアップ電源によって停電時にも保持可能に構成され、遊技制御に関する情報を記憶するメモリと、
遊技の進行を制御する遊技用マイクロコンピュータと、を備え、
前記遊技用マイクロコンピュータは、
前記賞価値付与制御装置との間で、暗号化された暗号化データの送受信が可能な暗号通信手段と、
前記接続されている賞価値付与制御装置との間で、前記暗号通信手段を介して相互認証を行い、前記相互認証の結果に基づいて前記接続されている賞価値付与制御装置が正規な賞価値付与制御装置であるか否かを判定する正規接続判定手段と、
前記正規接続判定手段による相互認証が完了した場合に、相互認証の結果が記憶される判定結果記憶手段と、を備え、
前記変動表示ゲームの進行を制御するための処理を含み、繰り返し実行されるループ処理を含むメイン処理に対して割り込みタイマのタイムアップ毎に実行される割り込み処理と、
前記電源供給装置から供給される供給電圧が所定電圧まで低下した場合に、前記電源供給装置から出力される停電検出信号を実行開始条件とし、停電が発生したことを示す停電確認情報を前記メモリに保存して電源断まで待機する電源断処理と、
前記メモリに保存された停電確認情報を参照し、該停電確認情報が所定の値である場合には、前記メモリに保持されている前記遊技制御に関する情報をそのまま保持する一方、前記停電確認情報が所定の値以外である場合には、前記メモリを初期化する電源投入処理と、
前記割り込み処理の実行を許可するための処理を行う割込許可処理と、
前記割り込み処理の実行を禁止するための処理を行う割込禁止処理と、
前記発射制御装置によって制御される前記発射装置による遊技球の発射を許可するための処理を行う発射許可処理と、
前記発射制御装置によって制御される前記発射装置による遊技球の発射を禁止するための処理を行う発射禁止処理と、
を実行可能に構成され、
電源が投入されたことに基づいて前記電源投入処理を実行するとともに、前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示するための処理を行い、
前記正規接続判定手段に前記相互認証の実行開始を指示するための処理をした後は、前記相互認証が完了したか否かを特定するために、前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されるまで前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたか否かの判定を繰り返し行うとともに、前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したか否かの判定を繰り返し実行し、
前記電源断処理の実行開始条件である前記停電検出信号を検出したことに対応して、前記割込禁止処理と前記発射禁止処理を実行し、
前記判定結果記憶手段に所定の判定結果が記憶されたことに対応して、前記割込許可処理と前記発射許可処理を実行するようにしたことを特徴とする遊技機。
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