JP5874894B2 - 無線ネットワークシステム及びその通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、階層化されたネットワークにおいて、上位ノードから複数の下位ノードに対して同一のデータを配信する技術に関し、特に、上位ノードと下位ノードとの通信経路の少なくとも一部が無線通信であるような無線ネットワークシステムにおいて行なうデータ配信技術に関する。
ネットワーク管理システム(NMS)と無線装置(NE)とからなる大規模な無線ネットワークシステムを考える。NMSとNEの間で無線データ通信を行なうものとする。この無線ネットワークシステムにおいて、NMSからNEにリモートでファイル・ダウンロードを行なうと、従来は長い時間を要していた。
理由として2つあり、ひとつには無線通信区間で回線断が発生するからである。一般に、無線通信区間の無線通信状況は一定ではなく、無線通信区間の気象条件等により変化する。無線通信状況が悪い場合は回線断が発生し、リトライ送信が必要となる。
もうひとつには、大規模無線ネットワークシステムはNEの数が多いが、従来の手法では、NMSから各NEに順次ダウンロードを行なうので、全NEにダウンロードを行なうために要する時間がNEの数に比例して長時間化するからである。例えば、1台のNMSで5000台のNEを監視し、1台のダウンロードに要する時間を5分とすると、全NEへのダウンロードに要する時間は5000 x 5 = 25000分(約17日)である。
本発明に関連する技術が記載されている先行技術文献として特許文献1を挙げる。
特開2002−304299号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、無線ネットワークにて行なうファイル配信の高速化である。
上述の課題を解決するため、本発明は、その一態様として、第1のノードと、複数の第2のノードのそれぞれとの間の少なくとも一部に無線通信区間を有する無線ネットワークシステムの前記無線通信区間をその中に含む地域それぞれについて、将来の気象状態を予報する情報である気象予報情報を、ネットワークを介して取得する手段と、前記無線通信区間を含む地域の前記気象予報情報に基づいて、前記複数の第2のノードのそれぞれに対し、優先度を付与する手段と、前記付与した優先度に基づいて、前記複数の第2のノードの中から一の第2のノードを選択し、選択した第2のノードに対して第1のノードからデータを転送する手段とを備えることを特徴とする、無線ネットワークシステムを提供する。
また、本発明は、他の一態様として、第1のノードと、複数の第2のノードのそれぞれとの間の少なくとも一部に無線通信区間を有する無線ネットワークシステムの前記無線通信区間をその中に含む地域それぞれについて、将来の気象状態を予報する情報である気象予報情報を取得する段階と、前記無線通信区間を含む地域の前記気象予報情報に基づいて、前記複数の第2のノードのそれぞれに対し、優先度を付与する段階と、前記付与した優先度に基づいて、前記複数の第2のノードの中から一の第2のノードを選択し、選択した第2のノードに対して第1のノードからデータを転送する段階とを含むことを特徴とする、無線ネットワークシステムの通信方法を提供する。
本発明によれば、大規模な無線ネットワークにおいて、上位ノード(例えばネットワーク管理システム、NMS)から下位ノード(例えば無線装置、NE)へ高速にファイルを転送することができる。
本発明の一実施の形態である無線ネットワークシステム1のブロック図である。 本発明の一実施例である無線ネットワークシステム10のブロック図である。 NMS12のブロック図である。 サブネット先頭NEのブロック図である。 サブネット先頭NE以外のNEのブロック図である。 NMS11の動作を説明するためのフローチャートである。 無線ネットワークシステム11において、NE12が行なうファイルダウンロードの手順について説明するための図である。 NMS11とサブネット先頭NEとの間で行なうファイル転送の手順について説明するための図である。 NMS11、各NE12の記憶装置に格納されているMIBの構造を説明するための図である。 サブネット先頭NEから同じサブネットに属する他NEへのファイル転送の手順を説明するための図である。 MIBのオブジェクトの例である。
図1を参照して本発明の無線ネットワークシステム1について説明する。無線ネットワークシステム1は、ネットワーク管理システム(Network Management System、NMS)2、複数の無線装置(Network Element、NE)3−0001、3−0002、・・・、3−5000(総称してNE3と記す)を備える。NMS2と各NE3は無線回線を介して接続される。NMS2は各NE3との無線回線の状況を監視する手段を備え、無線回線状況が良好なNEから優先してダウンロードを実行する。
無線回線状況の監視手段としては、現在の回線状況を監視するものでもよいが、特に、将来の回線状況を予測するものが好ましい。より具体的には、NMS2は、例えば外部の気象予報情報を提供する気象予報サーバと通信を行なう手段を備えることが考えられる。一般に、無線回線状況は、降雨量、降雪量、風力、温度、湿度、濃霧、落雷等の気象状況に影響を受ける。NMS2は、これらの気象状況に関する予報情報を気象予報サーバから受信し、予報情報に基づいて、現在の無線回線状況ではなく、気象状況の変化を考慮した将来の無線回線状況の予測に基づいて、良好なNEから優先してダウンロードを実行することとしてもよい。
これにより、無線回線状況が現に良好、或いは、将来に良好と予測され、従ってダウンロード実行中に回線断が発生しにくいNEについては、ダウンロードを優先的に実行し、結果としてすべてのNE3へのダウンロードの過程で発生する回線断の回数を減らすことができる。
一方、無線回線状況が現に不良、或いは、将来不良になると予測され、従ってダウンロード実行中に回線断が発生しやすいNEについては、ダウンロードを後回しにすることにより、例えば気象状況の変化等による無線回線状況の好転を期待することができる。
また、NMS2は、全てのNE3にファイル・ダウンロードを行なうのではなく、一部のNEのみにファイル・ダウンロードを行ない、残りのNEについてはNMS2からファイル・ダウンロードを行なったNEからファイル・ダウンロードを行なう。例えば、図1に示すように、NE3を複数のサブネットSubnet_1、Subnet_2、Subnet_3、・・・、Subnet_500に区分し、各サブネットにおいてIPアドレスが最も小さいNEがNMS2からファイルを受信する一方、そのNEが同じサブネットに属する他のNEに対し、NMS2から受信したファイルを転送する。以下、各サブネットにおいて最も小さいIPアドレスを有するNEをサブネット先頭NEと呼ぶものとする。
上述したように、サブネット先頭NEは同じサブネットに属するNEに対してファイルを転送するが、この転送処理を、NMS2が他のサブネット先頭NEを対象として行なうデータ転送と同時並行的に行なう。即ち、ここで、NMS2とサブネット先頭NEとの間で行なうデータ転送を1次データ転送と呼び、サブネット先頭NEと同じサブネットに属する他のNEとの間で行なうデータ転送を2次データ転送と呼ぶとき、1次データ転送と2次データ転送とを同時並行的に行なう。例えば、まず、NMS2は、サブネット先頭NEであるNE3−0001に対してファイルを転送する。その完了後、サブネットSubnet_1の残りのNEであるNE3−0002、NE3−0003、・・・、NE3−0010に対し、受信したファイルを順次転送するように指示するファイル・ダウンロード指示を、NE3−0001に対して送信する。これとともに、NMS2は、他サブネットのサブネット先頭NEであるNE3−0011に対してファイルを転送する。
これにより、無線ネットワークシステム1では、NE3−0001から(例えば)NE3−0002へのファイル・ダウンロードと、NMS2からNE3−0010へのファイル・ダウンロードとが同時並行的に行なうことができる。このように、無線ネットワークシステム1の中で動じ並行的にファイル・ダウンロードを実行することにより、NMS2から全NE3へのファイル・ダウンロードが完了するまでの所要時間を短縮することができる。
例えば、図1の無線ネットワークシステム1では、5000台のNE3を500個のサブネットSubnet_1、Subnet_2、・・・Subnet_500に区分し、各サブネットに10台のNEを割り当てているので、サブネット先頭NEは500台である。1台にダウンロードする時間を5分とすると、全装置へのダウンロード時間は 500(サブネット先頭無線装置) x 5 + 10(サブネット先頭装置配下装置)x 5 = 2550分(約1.8日) であり、従来のダウンロード時間の1/10になる。
本発明の一実施例である無線ネットワークシステム10について図2を参照して説明する。無線ネットワークシステム10は、ネットワーク管理システム(NMS)11、管理対象装置(NE)12−001、12−002、・・・、12−013、天気予報サーバ14を備える。NE12−001、12−002、・・・、12−013を総称してNE12と記すこともある。表1に示すように、無線ネットワークシステム10は4つのサブネットSubnet-1、Subnet-2、Subnet-3、Subnet-4を有する。
Figure 0005874894
NMS12は、図3に示すように、SNMP(Simple Network Management Protocol)マネジャー、FTP(File Transfer Protocol)サーバを備えるサーバコンピュータであり、NE12−001、12−002、12−006及び12−010と無線通信を行なうための無線通信インタフェースを備える。また、NMS12は、天気予報サーバ14と有線乃至無線の通信を行なうための有線乃至無線の通信インタフェースを備える。
NE12は、NMS12や他のNEと無線通信を行なうための無線通信インタフェースと、GPS受信機を備えるコンピュータである。NE12−002、NE12−006、NE12−010は、それぞれサブネットSubnet-2、Subnet-3、Subnet-4に属するNEの中でIPアドレスが最小のものであり、以下サブネット先頭NEとも呼ぶ。図4に示すように、サブネット先頭NEはSNMPエージェント、FTPサーバ、FTPクライアントを備え、NMS11及び同じサブネットに属する他のNEと無線通信を行なう。NE12−003〜005、12−007〜009、12−011〜013は、図5に示すように、SNMPエージェントとFTPクライアントを備え、それぞれ同じサブネットのサブネット先頭NEと無線通信を行なう。
天気予報サーバ14は、例えば気象庁や気象予報士が作成した天気予報情報を、無線乃至有線の回線を介してNMS12に提供するサーバコンピュータである。天気予報情報は、NMS11がNE12と無線通信可能なサービスエリアを細分化した地域毎に作成されて、天気予報サーバ14にて提供される。本実施例では、天気予報情報は、将来の降雨確率を予測した情報と、将来の雨雲の動きを予測した情報を含むものとする。
次に、無線ネットワークシステム10においてNMS11から各NEに対してファイルを配布するときの動作について図6を参照して説明する。NMS11からNEに配布されるファイルは同一である。
NMS11の記憶装置には表2のような管理テーブルが予め格納されている。また、管理テーブルと整合する内容のネットワーク設定ファイルが予め作成されて、NMS11に読み込まれている。ネットワーク設定ファイルは、各NE12のIPアドレス、サブネットマスク、各NE12がサブネット先頭NEか否かを示すフラグを格納している。このうち各NE12のIPアドレスは管理テーブルのものと一致する。サブネット先頭NEか否かを示すフラグは、管理テーブルにおいて同一サブネットに属するNEのうち、IPアドレスが最小のもののフラグはオンになり、そのサブネットの他のNEのフラグはオフになる。例えばサブネットSubnet-2に属するNE12−002〜005のうち、IPアドレスが最小なのはNE12−002なので、NE12−002のフラグがオンになり、NE12−003〜005のフラグはオフになる。
Figure 0005874894
次に、NMS11はネットワーク設定ファイルを参照し、各NE12に対して位置情報の問い合わせを送信する(ステップS31)。この問い合わせに応じて、NE12はそれぞれGPS受信機を用いてGPS測位を行ない、自装置の現在位置を取得し、NMS11に送信する。NE12から位置情報を受信すると、NMS11は管理テーブルのそのNE12の位置情報欄にその位置情報を登録する。
次に、NMS11は管理テーブルから各NE12の位置情報を読み出して、その位置情報が示す位置における所定時間以内、ここでは例として問い合わせ時点から24時間後までの天気予報情報を、天気予報サーバ14に対して問い合わせる(ステップS32)。本実施例では天気予報情報として雨雲情報と降水確率を用いる。雨雲情報は雨雲の動きに関する情報であり、雨雲の現在位置及び所定時間内の雨雲の予想経路に関する情報である。本実施例では今後24時間の雨雲の予想経路に関する情報となる。降水確率は所定時間内にその地域で雨が降る確率である。この問い合わせに応じて、天気予報サーバ14は、予め格納されている、その位置における今後24時間の天気予報情報をNMS11に送信する。これを受信したNMS11は管理テーブルの該当する欄に雨雲情報、降水確率を登録する。
次に、NMS11は管理テーブルの雨雲情報、降水確率に基づいて、各NE12のダウンロード優先度を求め、管理テーブルの対応する欄に登録する(ステップS33)。ダウンロード優先度は次のようにして求める。
(1)管理テーブルの雨雲情報に基づいて、各NE12が予想経路上にあるか否かをNMS11が判定する。
(2)そのNEが予想経路上にない場合、NMS11は、そのNEに対して高いダウンロード優先度を定め、管理テーブルのそのNEに対応するダウンロード優先度欄に格納する。
(3)そのNEが予想経路上にある場合、NMS11は、管理テーブルに格納されたそのNEの降水確率に応じてダウンロード優先度を定める。一般に、電波は降雨により減衰し、無線通信状況は悪化する。そこで、降水確率が高いほど無線通信状況が悪いと判断し、ダウンロード優先度を低く定める。定めたダウンロード優先度を、NMS11は、管理テーブルにおいてそのNEに対応するダウンロード優先度欄に格納する。
ここで、管理テーブルが表3のような状態になっているものとする。表3では、NE12−002の位置情報はLAT2, LNG2であり、同位置情報が示す地点を含む地域における雨雲情報によると、24時間以内に同地域に雨雲が現れることはなく、同地域の降水確率はゼロである。NE12−006の位置情報はLAT6, LNG6、同位置情報が示す地点を含む地域には24時間以内に雨雲が現れることが予想されており、同地域の降水確率は30パーセントである。NE12−010の位置情報はLAT10, LNG10、同位置情報が示す地点を含む地域には24時間以内に雨雲が現れることが予想されており、同地域の降水確率は70パーセントである。この表3に対して上述のようにしてダウンロード優先度を求めると、NE12−002のダウンロード優先度が最も高く、NE12−010のダウンロード優先度が最も低くなる。
Figure 0005874894
次に、NMS11はダウンロード優先度が高いサブネット先頭NEを優先してファイルを転送する(ステップS34)。図7に示すように、NMS11はまずNE12−001にファイルを転送(1回目ダウンロード)し、次に、最初にダウンロード優先度が最も高いNE12−002にファイルを転送(2回目ダウンロード)する。
NE12−002へのファイル転送が完了すると、NMS11は、NE12−002の次にダウンロード優先度が高いサブネット先頭NEであるNE12−006にファイルを転送するが、このとき、既にファイル転送済みであるNE12−002に対して、同じサブネットに属する他のNEにファイルを転送するように指示し、この指示に応じてNE12−002はNE12−003にファイルを転送する(3回目ダウンロード)。
NE12−006へのファイル転送が完了すると、NMS11は、その次にダウンロード優先度が高いサブネット先頭NEであるNE12−010にファイル転送するとともに、既にファイル転送済みであるNE12−002、NE12−006のそれぞれに対して、同じサブネットに属する他のNEにファイルを転送するように指示し、この指示に応じてNE12−002はNE12−004にファイルを転送し、NE12−006はNE12−007にファイル転送する(4回目ダウンロード)。
NE12−010へのファイル転送が完了すると、サブネット先頭NEへのファイル転送は全て完了したことになる。このときNMS11は各サブネット先頭NE12−002、NE12−006、NE12−010のそれぞれに対し、同じサブネットに属する他のNEにファイルを転送するように指示する。この指示に応じて、NE12−002はNE12−005に、NE12−006はNE12−008に、NE12−010はNE12−011にそれぞれファイルを転送する(5回目ダウンロード)。この段階でNE12−002は同じサブネットに属する他NE全てに対してファイルの転送を完了する。
次に、NMS11はNE12−006とNE12−010に対し、同じサブネットに属する他のNEにファイルを転送するように指示する。この指示に応じて、NE12−006はNE12−009に、NE12−010はNE12−012にそれぞれファイルを転送する(6回目ダウンロード)。この段階でNE12−006は同じサブネットに属する他NE全てに対してファイルの転送を完了する。
最後に、NMS11はNE12−010に対し、同じサブネットに属する他のNEにファイルを転送するように指示する。この指示に応じて、NE12−010はNE12−013にファイルを転送する(7回目ダウンロード)。この段階でNE12−010は同じサブネットに属する他NE全てに対してファイルの転送を完了する。
以上のように、NMS11は、各サブネット先頭NEの所在地での雨雲情報、降水確率に基づいて、無線通信が降雨の影響を受けにくいものから優先してファイルを転送する。また、NMS11からサブネット先頭NEへのファイル転送と同時並行的に、既にファイルが転送されたサブネット先頭NEから、そのサブネット先頭NEと同じサブネットに属するNEへのファイル転送を行なう。これにより、NMS11から全NE12にファイルを転送するための所要時間を短縮することができる。
NMS11とサブネット先頭NE12の間で行なうファイル転送について図8を参照して更に説明する。ここでは、上述の説明と同様に、サブネット先頭NE12−002、NE12−006、NE12−010の順番にダウンロード優先度が高いものとする。上述したように、各NE12はSNMPエージェントを備え、各NE12の記憶装置には、それぞれ図9に示すようなMIB(Management Information Base)が予め格納されている。NMS11の記憶装置には、これらNE12のMIBに対応するMIBが予め格納されている。ここではファイル転送用のプロトコルとしてFTP(File Transfer Protocol)を用いるものとして説明するが、その代わりにSFTP(SSH File Transfer Protocol)を用いることとしてもよい。
まず、NMS11は、ダウンロード優先度が最も高いNE12−002にFTPログイン(ステップS401)し、続いてNE12−002がNMS11からダウンロードするファイルのディレクトリD及びファイル名Fを通知する(ステップS402)。これを受けて、NE12−001は、通知されたディレクトリD及びファイル名Fを指定して、NMS11のFTPサーバに格納されたファイルの送信を要求するコマンドRETRをNMS11に送信する(ステップS403)。これによりNMS11とNE12−002の間でファイルダウンロード処理(ステップS404)を開始する。
ダウンロード終了後、SNMPエージェントとして働くNE12−002から、SNMPマネージャーとして働くNMS11に対しダウンロード終了を伝えるため、SNMP(Simple Network Management Protocol)のPDU(Protocol Data Unit)であるTrapを送信する(ステップS405)。
サブネット先頭NEからダウンロード終了のSNMP Trapを受信するとNMS11はNE12−002からFTPログアウトする(ステップS406)。
以下、NMS11と他のサブネット先頭NEであるNE12−006、NE12−010との間でも同様である。
次に、NMS11の管理下で、サブネット先頭NEが同じサブネットに属する他のNEにファイル転送する際の動作について図10を参照して説明する。この動作は同一サブネットに複数のNEが存在する場合に行なう。上述したように、各NE12の記憶装置には、それぞれ図9に示すようなMIBが予め格納されている。NMS11の記憶装置には、これらNE12のMIBに対応するMIBが予め格納されている。図11にMIBのオブジェクトを示す。
NMS11はNE12−002にSNMP SetRequestを送信する(ステップS601)。NE12−002はこのSNMP SetRequestに応じて自身のMIBの”FileDownloadToNEStart”値を”ON(2)”に設定し、”FileDownloadToNEIpAddress”値をNE12−003のIP Address(172.18.0.66)に設定する。
MIBの”FileDownloadToNEStart”が” ON(2)”の場合、NE12−002はNE12−002と同じサブネットSubnet-2に属するNE12−003/NE12−004/NE12−004中のNEにファイル転送を開始する。上記更新後の”FileDownloadToNEIpAddress”値がNE12−003のIP Address(172.18.0.66)なので、NE12−002はNE12−003にFTPログイン(ステップS602)し、ファイルダウンロードを開始する(ステップS603、S604)。
ダウンロード終了後NE12−003からNMS11に対し、ダウンロード終了を通知するためのSNMP Trapを送信する(ステップS605)。このSNMP Trapに応じてNMS11はSNMP SetRequestをNE12−002に送信(ステップS606)し、NE12−003へのファイル転送が終了した旨を通知する。
このSNMP SetRequestに応じてNE12−002は自身のMIBの”FileDownloadToNEStart”値を”Completed(1)”に設定し、NE12−003へのファイル転送が終了した旨を記録する。また、NE12−002はNE12−003にFTPログアウトを送信(ステップS607)するとともに、NE12−003にFTPログアウトを送信する(ステップS608)。
以下、NMS11は同様にしてNE12−004との間でダウンロード処理を行ない(ステップS609〜S616)、更にNE12−005との間でも同様のダウンロード処理を行なう(ステップS617〜S624)。
サブネット先頭NEであるか否かに関わらず、NE12からファイルの受信完了を示すSNMP Trapを受信したとき、NMS11は、送信元のNE12に対してSNMPのPDUであるGet-Requestを送信して、そのNE12が受信したファイルのバージョン情報を取得することとしてもよい。NMS11のローカルな記憶装置に各NE12のファイルバージョンを格納するためのファイル・バージョン表に予め保存しておき、ファイルバージョン表におけるそのNE12のファイルバージョンを、Get-Requestにて取得したバージョン情報にて更新する。このファイルバージョン表は、例えばNMS11がNE12それぞれのMIBをそのまま包含するようなテーブルとして保存することとしてもよい。このように各NEのファイルのバージョン情報をNMS11にて保存すれば、NMS11のローカルな記憶装置に、各NE12の現在のファイルバージョンが格納されることとなる。従って、NMS11は、全NE12へのファイル転送が成功したのか否かを改めて各NE12に問い合わせることなく確認することができる。
同一サブネットに複数のNEが存在せず、単一のNEのみが存在する場合、サブネット先頭NEから他のNEへのファイル転送は行なわない。
1、10 無線ネットワークシステム
2、11 ネットワーク管理システム(Network Management System、NMS)
3、3−0001、3−0002、・・・、3−5000、12、12−001、12−002、・・・、12−013 無線装置、管理対象装置、NE(Network Element)
14 天気予報サーバ

Claims (8)

  1. 第1のノードと、複数の第2のノードのそれぞれとの間の少なくとも一部に無線通信区間を有する無線ネットワークシステムの前記無線通信区間をその中に含む地域それぞれについて、将来の気象状態を予報する情報である気象予報情報を、ネットワークを介して取得する手段と、
    前記無線通信区間を含む地域の前記気象予報情報に基づいて、前記複数の第2のノードのそれぞれに対し、優先度を付与する手段と、
    前記付与した優先度に基づいて、前記複数の第2のノードの中から一の第2のノードを選択し、選択した第2のノードに対して第1のノードからデータを転送する手段と
    を備えることを特徴とする、無線ネットワークシステム。
  2. 第2のノードの下位ノードである第3のノードを、少なくともひとつの第2のノードの下位に備え、
    第1のノードと第2のノードとの間で行なうデータ転送を1次データ転送と呼び、第2のノードとその下位の第3のノードとの間で行なうデータ転送を2次データ転送と呼ぶとき、1次データ転送と2次データ転送の少なくとも一部を同時並行に行なう
    ことを特徴とする、請求項1に記載の無線ネットワークシステム。
  3. 第2のノードの下位ノードである第3のノードを、複数の第2のノードの下位に備え、
    第2のノードとその下位の第3のノードとの間で行なうデータ転送を2次データ転送と呼ぶとき、複数の2次データ転送の少なくとも一部を同時並行に行なう
    ことを特徴とする、請求項1及び請求項2のいずれかに記載の無線ネットワークシステム。
  4. 気象予報情報は、降雨量、降雪量、風力、温度、湿度、濃霧、落雷に関する情報の少なくともひとつを含むことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の無線ネットワークシステム。
  5. 第1のノードと、複数の第2のノードのそれぞれとの間の少なくとも一部に無線通信区間を有する無線ネットワークシステムの前記無線通信区間をその中に含む地域それぞれについて、将来の気象状態を予報する情報である気象予報情報を取得する段階と、
    前記無線通信区間を含む地域の前記気象予報情報に基づいて、前記複数の第2のノードのそれぞれに対し、優先度を付与する段階と、
    前記付与した優先度に基づいて、前記複数の第2のノードの中から一の第2のノードを選択し、選択した第2のノードに対して第1のノードからデータを転送する段階と
    を含むことを特徴とする、無線ネットワークシステムの通信方法。
  6. 第2のノードの下位ノードである第3のノードを、少なくともひとつの第2のノードの下位に備え、
    第1のノードと第2のノードとの間で行なうデータ転送を1次データ転送と呼び、第2のノードとその下位の第3のノードとの間で行なうデータ転送を2次データ転送と呼ぶとき、1次データ転送と2次データ転送の少なくとも一部を同時並行に行なう
    ことを特徴とする、請求項5に記載の無線ネットワークシステムの通信方法。
  7. 第2のノードの下位ノードである第3のノードを、複数の第2のノードの下位に備え、
    第2のノードとその下位の第3のノードとの間で行なうデータ転送を2次データ転送と呼ぶとき、複数の2次データ転送の少なくとも一部を同時並行に行なう
    ことを特徴とする、請求項5及び請求項6のいずれかに記載の無線ネットワークシステムの通信方法。
  8. 気象予報情報は、降雨量、降雪量、風力、温度、湿度、濃霧、落雷に関する情報の少なくともひとつを含むことを特徴とする、請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の無線ネットワークシステムの通信方法。
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