JP2000138728A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JP2000138728A
JP2000138728A JP10324476A JP32447698A JP2000138728A JP 2000138728 A JP2000138728 A JP 2000138728A JP 10324476 A JP10324476 A JP 10324476A JP 32447698 A JP32447698 A JP 32447698A JP 2000138728 A JP2000138728 A JP 2000138728A
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JP
Japan
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data
mode
transmission system
error correction
data transmission
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JP10324476A
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English (en)
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Susumu Yoneda
進 米田
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Original Assignee
Japan Telecom Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ伝送の信頼性を維持しつつ、伝送効率
を向上させる。 【解決手段】 第1の地点にデータ送信装置10を設置
し、第2の地点にデータ受信装置20を設置し、両者間
に設けられた無線・衛星通信などの伝送系30を利用し
て、データ伝送を行う。伝送形態には、エラー訂正モー
ドとエラー非訂正モードとが用意されており、エラー訂
正モードでは、データ送信装置10側で伝送対象となる
データにエラー訂正コードが付加され、データ受信装置
20側でエラー訂正処理が行われる。モード選択装置4
0は、伝送系30が存在する地域において実測された気
象データ、この地域についての気象予報データ、または
伝送エラーの発生率に基づいて、いずれかの動作モード
を選択する。こうして、伝送系30の伝送条件が悪いと
きにだけ、エラー訂正モードでの動作が行われるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ伝送システム
に関し、特に、エラー訂正コードを用いたエラー訂正処
理を行う機能を有するデータ伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを利用したデジタル機器の
普及により、デジタルデータの伝送システムは、社会的
な基幹インフラを担うシステムとして、益々その重要性
を帯びてきている。特に、ATM交換システム(Asynch
ronous Transfer Mode Switching System )をその中核
技術としたデジタルデータ通信網は、来世紀に向けて、
急速な普及をみせている。このATM交換システムで
は、すべての情報が53バイトの固定長セルに収容さ
れ、個々のセルごとに所定の目的地へと運ばれる。
【0003】デジタルデータを伝送するシステムでは、
伝送対象となるデータを正確に目的地へと運ぶことが要
求される。そこで、現在の一般的なATM交換システム
では、エラー訂正コードを用いたエラー訂正処理が行わ
れている。すなわち、第1の地点から第2の地点へ所定
の伝送系を通じてデータを伝送する場合、第1の地点に
設置されたデータ送信装置では、伝送対象となるデータ
にエラー訂正コードを付加して送信を行うようにし、第
2の地点に設置されたデータ受信装置では、このエラー
訂正コードを利用して、エラー訂正処理を行うようにす
る。このような方法を採れば、特に、伝送系に無線設備
を利用するような場合であっても、正確なデータ伝送を
行うことが可能になる。一般的なATM交換システムで
は、FEC(Forward Error Correction)と呼ばれるエ
ラー訂正コードが用いられており、ユーザデータを収容
したデータセルとともに、エラー訂正コードを収容した
FECセルを伝送することにより、エラー訂正処理を行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、無線
設備を含む伝送系を通じてデータ伝送を行うような場
合、エラー訂正処理を行うことにより、実際のエラー発
生確率を低減させることができる。したがって、データ
伝送の信頼度を高め、再送の必要性を低減できるという
点では、エラー訂正処理は大きなメリットを与えてくれ
る。しかしながら、このエラー訂正処理を行うと、デー
タの伝送効率が低下するというデメリットも生じること
になる。すなわち、送信時に、本来の伝送データにエラ
ー訂正コードが付加されるため、伝送系を伝わる実際の
情報量は増えることになり、単位時間あたりの実効デー
タ伝送量は低下せざるを得ない。しかも、データ送信装
置側では、エラー訂正コードを発生して付加する余分な
処理が必要になり、データ受信装置側では、このエラー
訂正コードに基づいて余分なエラー訂正処理を行う必要
があるので、各装置における作業負担は増加し、結果的
に効率が低下せざるを得ない。
【0005】そこで本発明は、データ伝送の信頼性を維
持しつつ、より効率的な伝送が可能なデータ伝送システ
ムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の態
様は、データ伝送システムにおいて、第1の地点から第
2の地点へデータを伝送するための伝送系と、第1の地
点に設置され、伝送対象となるデータにエラー訂正コー
ドを付加して伝送系へと送信するエラー訂正モードと、
伝送対象となるデータにエラー訂正コードを付加するこ
となく伝送系へと送信するエラー非訂正モードと、の2
とおりのモードで動作する機能を有するデータ送信装置
と、第2の地点に設置され、伝送系から受信したデータ
に対して、付加されているエラー訂正コードを用いたエ
ラー訂正処理を行うエラー訂正モードと、エラー訂正処
理を行わないエラー非訂正モードと、の2とおりのモー
ドで動作する機能を有し、データ送信装置に同期したモ
ードで動作するデータ受信装置と、エラー訂正モードま
たはエラー非訂正モードのいずれか一方の動作モードを
選択し、選択指示をデータ送信装置およびデータ受信装
置に対して直接的または間接的に与えるモード選択装置
と、を設けるようにしたものである。
【0007】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係るデータ伝送システムにおいて、モード選択
装置が、第1の地点と第2の地点の間に位置する地域に
関して実測された気象データに基づいて動作モードの選
択を行うようにしたものである。
【0008】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1
の態様に係るデータ伝送システムにおいて、モード選択
装置が、第1の地点と第2の地点の間に位置する地域に
関する気象予報データに基づいて動作モードの選択を行
うようにしたものである。
【0009】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1
の態様に係るデータ伝送システムにおいて、モード選択
装置が、第1の地点から第2の地点へデータを伝送する
ための伝送系における現時点または過去の伝送エラーの
発生率に基づいて動作モードの選択を行うようにしたも
のである。
【0010】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1
〜第4の態様に係るデータ伝送システムにおいて、デー
タ送信装置に対しては、モード選択装置からの選択指示
が直接的に与えられ、データ受信装置に対しては、デー
タ送信装置を介して選択指示が間接的に与えられるよう
に構成したものである。
【0011】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第5
の態様に係るデータ伝送システムにおいて、データ送信
装置は、モード選択装置からの選択指示が、エラー非訂
正モードからエラー訂正モードへの切り替えを示してい
る場合に、データ受信装置に対してエラー訂正モードへ
の切替要求信号を送信する機能を有し、データ受信装置
は、この切替要求信号を受信した場合に、現時点または
将来における作業負担を考慮して、切替要求を受諾する
か否かを判断し、受諾する場合にはデータ送信装置に対
して確認信号を送信するとともにエラー訂正モードへの
動作切替を行い、拒絶する場合にはデータ送信装置に対
して否認信号を送信するとともにエラー非訂正モードで
の動作を継続する機能を有し、データ送信装置は、上記
確認信号を受信した場合には、モード選択装置からの選
択指示に基づいてエラー訂正モードでの動作に切り替え
る処理を行い、否認信号を受信した場合には、モード選
択装置からの選択指示にかかわらずエラー非訂正モード
での動作を継続する機能を有するようにしたものであ
る。
【0012】(7) 本発明の第7の態様は、上述の第5
の態様に係るデータ伝送システムにおいて、データ送信
装置は、モード選択装置からの選択指示が、エラー訂正
モードからエラー非訂正モードへの切り替えを示してい
る場合に、データ受信装置に対してエラー非訂正モード
への切替要求信号を送信する機能を有し、データ受信装
置は、この切替要求信号を受信した場合に、データ送信
装置に対して確認信号を与えるとともにエラー非訂正モ
ードへの動作切替を行う機能を有し、データ送信装置
は、上記確認信号を受信した場合に、エラー非訂正モー
ドへの動作切替を行う機能を有するようにしたものであ
る。
【0013】(8) 本発明の第8の態様は、上述の第6
または第7の態様に係るデータ伝送システムにおいて、
伝送対象となるデータを、第1の地点と第2の地点の間
に設けられた伝送系を介して送信される一定長のデータ
セルの形式で送信し、切替要求信号、確認信号、または
否認信号を、データセルと同一の長さをもった連絡用セ
ルの形式で送信するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
るデータ伝送システムの基本構成を示すブロック図であ
る。このシステムは、第1の地点から第2の地点へとデ
ータを伝送するために用いられる。そのために、第1の
地点にはデータ送信装置10が設置され、第2の地点に
はデータ受信装置20が設置されており、両地点間を結
ぶ伝送系30によってデータ伝送が行われる。伝送系3
0の具体的な構成については、ここでは詳しい説明は省
略するが、両地点間に敷設された導電線や光ケーブルを
伝送系30として用いてもよいし、無線・衛星通信など
を利用して伝送系30を構築してもよい。要するに、本
明細書における伝送系30は、必ずしも両地点間に敷設
した物理的な伝送線によって構成する必要はなく、何ら
かの方法で両地点間に情報を伝達させる機能をもった手
段であれば、どのような手段で構成してもかまわない。
また、データ送信装置10およびデータ受信装置20
は、そのような伝送系30を介してデータの送信および
受信を行うことができる装置であれば、どのような装置
で構成してもかまわない。
【0015】なお、実際のデータ通信網は、多数の地点
間を多数の伝送系によって結んだネットワークを構成し
ている。したがって、図1に示す例では、単に、第1の
地点から第2の地点へデータ伝送を行うシステムが示さ
れているが、実際には、たとえば、第1の地点からは別
な伝送系を用いて図示されていない第3の地点や第4の
地点へのデータ伝送も可能であり、第2の地点からは別
な伝送系を用いて図示されていない第5の地点や第6の
地点へのデータ伝送も可能である。また、図1に示す例
では、第1の地点から第2の地点へ向かうデータ伝送シ
ステムしか示されていないが、通常は、第2の地点から
第1の地点へ向かう逆方向へのデータ伝送システムも設
けられるのが一般的であり、そのようなデータ伝送シス
テムでは、第2の地点にデータ送信装置が設置され、第
1の地点にデータ受信装置が設置されていることにな
る。このように、実際のデータ通信網では、多数の地点
間同士の双方向のデータ伝送システムが複雑に絡み合
い、ネットワークが構成されることになる。図1に示す
データ伝送システムは、説明の便宜上、このようなネッ
トワークにおいて、第1の地点から第2の地点へ向かう
方向に関する伝送システムのみを抽出したものである。
【0016】本発明に係るデータ伝送システムの特徴
は、データ送信装置10およびデータ受信装置20が、
エラー訂正モードとエラー非訂正モードとの2つのモー
ドで動作可能となっている点にある。データ送信装置1
0およびデータ受信装置20は、いずれか一方のモード
で動作することになるが、両者間の動作モードは必ず同
期したものになる。すなわち、データ送信装置10がエ
ラー訂正モードで動作している間は、データ受信装置2
0も同じくエラー訂正モードで動作し、逆に、データ送
信装置10がエラー非訂正モードで動作している間は、
データ受信装置20も同じくエラー非訂正モードで動作
することになる。
【0017】データ送信装置10は、エラー訂正モード
では、伝送対象となるデータにエラー訂正コードを付加
して伝送系30へと送信する処理を行い、エラー非訂正
モードでは、そのような処理を行うことなく、伝送対象
となるデータをそのまま伝送系30へと送信する処理を
行う。一方、データ受信装置20は、エラー訂正モード
では、伝送系30から受信したデータに対して、付加さ
れているエラー訂正コードを用いたエラー訂正処理を行
い、エラー非訂正モードでは、そのような処理を行うこ
となく、受信したデータをそのまま取り扱うことにな
る。
【0018】なお、送信時に、伝送対象となるデータに
エラー訂正コードを付加しておき、受信時に、このエラ
ー訂正コードを利用してエラー訂正処理を行う技術は、
既に公知の技術であり、種々のアルゴリズムが知られて
いる。したがって、ここでは、簡単な原理の一例を示
し、詳細な説明については省略する。
【0019】図2は、デジタルデータ通信網などで一般
的に利用されているATM交換システム(Asynchronous
Transfer Mode Switching System )におけるエラー訂
正処理の一例を示す原理図である。このATM交換シス
テムでは、すべての情報が53バイトの固定長セルに収
容され、個々のセルごとに特定の目的地に向けて伝送さ
れる。たとえば、第1の地点から第2の地点へと伝送す
べきデータが、図2に示すように、セル1〜セル16ま
での16個のセルに収容されていた場合、この16個の
セルを図示のように4行4列のマトリックス状に配置
し、各行についてそれぞれ行方向にチェックサムなどを
とることによりセルA〜セルDを求め、各列についてそ
れぞれ列方向にチェックサムなどをとることによりセル
E〜セルHを求める。これらのセルA〜セルH(ここで
は二重枠のブロックで示す)は、一般に、FEC(Forw
ard Error Correction)と呼ばれるエラー訂正コードで
ある。このFECセルA〜Hを、エラー訂正コードとし
てデータセル1〜16に付加して送信すれば、受信側で
は、このFECセルA〜Hを利用したチェック演算によ
り、すべてのデータが正しく受信されたか否かを判定す
ることができ、万一エラーが発生していた場合には、エ
ラーを訂正することができる。本明細書では、エラーの
存在チェックの処理およびエラーが発生していた場合の
訂正処理を総合してエラー訂正処理と呼ぶことにする。
【0020】図3は、エラー非訂正モードにおいて伝送
されるセル列の一例を示す図である。このモードでは、
上述したように、データ送信装置10はエラー訂正コー
ドの付加を行わないので、データセル1〜16がそのま
まの順で送信されることになる。一方、図4は、エラー
訂正モードにおいて伝送されるセル列の一例を示す図で
ある。このモードでは、図2に示すような方法でFEC
セルA〜Hが生成され、データセル1〜16とともに送
信されることになる。図4に示す例では、行方向のチェ
ックサムから生成されたFECセルA〜Dを、それぞれ
該当する行のデータセルに後続させて送信し、列方向の
チェックサムから生成されたFECセルE〜Hを、最後
に付加して送信するようにしている。すなわち、図2に
おける第1行目のデータセル1〜4に後続してFECセ
ルAが送信され、続いて、第2行目のデータセル5〜8
に後続してFECセルBが送信され、…、最後に、FE
CセルE〜Hが送信されることになる。もちろん、各F
ECセルの送信順序は、この例に限定されるものではな
く、どのような順序で送信してもかまわないが、データ
セルは順序どおりに送信する必要がある。
【0021】現在、デジタルデータ通信網などで利用さ
れているATM交換システムでは、多くの場合、このよ
うなエラー訂正モードによる伝送手順が行われており、
特に、伝送系30に無線が利用されている2地点間のデ
ータ伝送では、データの信頼性を確保するために、この
ようなエラー訂正モードによる伝送手順は重要である。
しかしながら、このような伝送手順には、伝送効率を低
下させるというデメリットがあることは既に指摘したと
おりである。すなわち、送信時には、本来の伝送データ
にエラー訂正コードが付加されるため、伝送系を伝わる
実際の情報量は増えることになり、単位時間あたりのデ
ータ伝送量は低下せざるを得ない。しかも、データ送信
装置側では、エラー訂正コードを発生して付加する余分
な処理が必要になり、データ受信装置側では、このエラ
ー訂正コードに基づいて余分なエラー訂正処理を行う必
要があるので、各装置における作業負担は増加し、結果
的に効率が低下せざるを得ない。
【0022】本発明は、このようなデメリットを解消す
るためになされたものであり、その要点は、エラー訂正
モードとエラー非訂正モードとのいずれか一方の動作モ
ードを選択して運用する点にある。本願発明者は、実際
に運用されているATM交換システムの現状を調査した
結果、エラー訂正コードを付加する伝送手順は、必ずし
も常時必要ではないことを認識した。実際には、一般の
無線や衛星通信などを利用した伝送系を通じて、第1の
地点から第2の地点へとデータ伝送を行う場合であって
も、両地点間の距離や天候などの気象条件によっては、
エラー訂正コードを付加する伝送手順を行わなくても、
実用上、全く支障のない信頼度を得ることが可能であ
る。たとえば、両地点間の距離が所定の距離以内にあ
り、かつ、両地点間の地域における降水量が所定以下で
ある、というような一定の条件を満たしていれば、デー
タ送信装置側でのエラー訂正コードの付加処理およびデ
ータ受信装置側でのエラー訂正処理を行わなくても、十
分な信頼性が確保できる。そこで、このような条件を予
め設定しておき、この条件を満たしている場合には、エ
ラー非訂正モードで動作させ、この条件を満たしていな
い場合には、エラー訂正モードで動作させよう、という
のが本発明の基本思想である。
【0023】図1に示すシステムにおけるモード選択装
置40は、このような条件判断を行い、いずれか一方の
動作モードを選択し、その選択結果をデータ送信装置1
0およびデータ受信装置20に対して与える機能を有す
る。すなわち、モード選択装置40内には、予めいくつ
かの条件設定がなされており、外部から与えられる情報
をこの設定条件と比較することにより、エラー訂正モー
ドまたはエラー非訂正モードのいずれか一方が選択され
ることになる。
【0024】図1に示す実施形態では、モード選択装置
40に外部から与える情報として、3とおりのデータを
用意している。まず、第1のデータは、第1の地点と第
2の地点との間に位置する地域(伝送系の存在する地
域)に関して実測された気象データである。たとえば、
この地域の数箇所に降雨量測定装置を設置しておき、こ
れら測定装置による降雨量の測定値を気象データとして
モード選択装置40内に取り込めば、降雨量が所定の基
準以下の場合にはエラー非訂正モードを選択し、この基
準を越えた場合にはエラー訂正モードを選択するという
条件判断が可能になる。
【0025】晴天の場合など、降雨量が所定の基準以下
の場合、伝送系30を通じたデータ伝送においてエラー
が発生する確率は、非常に低いと考えられるので、エラ
ー非訂正モードで動作させても十分な信頼性が確保でき
る。この場合、エラー訂正に関する処理を一切行う必要
がないので、データの伝送効率を向上させることができ
る。これに対して、豪雨の場合など、降雨量が所定の基
準を越える場合、伝送系30を通じたデータ伝送におい
てエラーが発生するおそれがあるが、この場合は、エラ
ー訂正モードが選択されるので、データの伝送効率は低
下するものの、必要なエラー訂正処理が実行され、十分
な信頼性を確保することができる。なお、気象データと
しては、降雨量以外にも種々のデータを利用することが
できる。たとえば、温度や湿度、あるいは気圧などにつ
いての測定データを気象データとして利用してもよい。
【0026】モード選択装置40に外部から与える情報
として利用可能な第2のデータは、第1の地点と第2の
地点との間に位置する地域に関する気象予報データであ
る。上述した気象データが、現在または過去に関する実
測データであるのに対し、気象予報データは、未来に関
する予測データである。たとえば、「一時間後に豪雨が
予想される」というような気象予報データを入手するこ
とができれば、このような豪雨に備えて、適当な時刻に
エラー訂正モードへ切り替える選択を行うことができ
る。気象予報データとしては、たとえば、気象庁が提供
する「大雨警報」、「大雨洪水注意報」、「濃霧注意
報」などの情報をそのまま利用することもできるし、民
間団体が提供する種々の気象情報を利用することもでき
る。
【0027】モード選択装置40に外部から与える情報
として利用可能な第3のデータは、第1の地点から第2
の地点へデータを伝送するための伝送系における現時点
または過去の伝送エラーの発生率である。たとえば、第
1の地点から第2の地点に対して、伝送系30を介した
ルート以外のルート(たとえば、第3の地点を介した迂
回ルートや制御用の信号線を用いたルートなど)を用い
てデータ伝送を行うことができれば、この2つの異なる
ルートを通じて伝送されてきた同一のデータを比較する
ことにより、データ受信装置20においてエラー発生率
を認識することができる。そこで、たとえば、エラー発
生率が1/100万以下である場合には、エラー非訂正
モードを選択し、1/100万を越えた場合は、エラー
訂正モードを選択するような条件設定を行っておけば、
モード選択装置40は、この伝送エラーの発生率に基づ
いて、いずれかのモードを選択することができる。
【0028】図5は、モード選択装置40によるモード
選択処理の手順を示す流れ図である。まず、ステップS
11において、外部から気象データ、気象予報データ、
伝送エラーの発生率を入力する。実際には、モード選択
装置40は、コンピュータを利用して構築されており、
このコンピュータ用の通信線を介して、これらの各情報
がデジタルデータとして入力されることになる。続い
て、ステップS12において、伝送条件の良否が判定さ
れる。この良否判定は、上述したような種々の条件設定
と、ステップS11で入力された情報とを比較すること
により行われる。その結果、伝送系30における伝送条
件が良いと判断されれば、ステップS13においてエラ
ー非訂正モードが選択され、伝送条件が悪いと判断され
れば、ステップS14においてエラー訂正モードが選択
されることになる。
【0029】こうして、モード選択装置40によってい
ずれかのモードが選択されると、その選択結果はデータ
送信装置10およびデータ受信装置20に伝えられる
が、この選択結果の伝達は、データ送信装置10および
データ受信装置20に対して直接的に行ってもよいし、
間接的に行ってもよい。直接的に行う場合には、モード
選択装置40からデータ送信装置10およびデータ受信
装置20のそれぞれに対して選択指示を与えればよい。
ただ、動作モードの切り替えを行う際には、伝送を行っ
ている両当事者(すなわち、データ送信装置10および
データ受信装置20)間で切り替え時期を同期させる必
要がある。そこで、ここに示す実施形態では、データ送
信装置10に対しては、モード選択装置40からの選択
指示が直接的に与えられ、データ受信装置20に対して
は、データ送信装置10を介して選択指示が間接的に与
えられるように構成している。
【0030】また、モード選択装置40の選択指示は、
あくまでも目安を示すものであり、必ずしも、この選択
指示に基づいて直ちに動作モードの切り替えを行う必要
はない。この実施形態では、動作モードの最終的な切り
替え権限を、データ受信装置20に与えるようにし、円
滑な運用を図っている。上述したように、モード選択装
置40による選択指示は、まず、データ送信装置10に
対して直接的に与えられる。具体的には、現モードをも
う一方のモードに切り替える必要が生じると、モード選
択装置40からデータ送信装置10に対して新たなモー
ドを選択すべき指示が与えられる。データ送信装置10
は、このモード選択指示をデータ受信装置20へと伝え
る処理を行う。
【0031】ここでは、まず、エラー非訂正モードから
エラー訂正モードへの切り替えが必要な場合の動作手順
について、図6の流れ図を参照しながら説明しよう。す
なわち、この図6の手順は、エラー非訂正モードで動作
中に、エラー訂正モードを選択する指示が与えられた場
合に実行されることになる。この場合、まず、ステップ
S21において、モード選択装置40からデータ送信装
置10に対して、エラー訂正モードを選択する選択指示
が与えられる(流れ図の各ステップ中の括弧内は、当該
ステップに記述された処理の動作主体を示す)。する
と、データ送信装置10は、ステップS22において、
データ受信装置20に対してエラー訂正モードへの切替
要求信号を送信する処理を行う。
【0032】データ受信装置20は、この切替要求信号
を受信すると、現時点または将来における作業負担を考
慮して、切替要求を受諾するか否かを判断する。すなわ
ち、ステップS23において、現時点または将来におけ
る作業負担は重くないと判断された場合には、切替要求
を受諾するためにステップS24へと進み、データ受信
装置20からデータ送信装置10に対して確認信号の送
信が行われ、更に、ステップS25において、データ送
信装置10およびデータ受信装置20が同時にエラー訂
正モードへの動作切替を行う。すなわち、データ送信装
置10は、データ受信装置20からの確認信号に基づい
て、エラー訂正モードへの動作切替を行うことになる。
【0033】これに対して、ステップS23において作
業負担が重いと判断された場合には、切替要求を拒絶す
るためにステップS26へと進み、データ受信装置20
からデータ送信装置10に対して否認信号の送信が行わ
れ、ステップS27において、データ送信装置10およ
びデータ受信装置20がエラー非訂正モードでの動作を
継続することになる。すなわち、データ送信装置10
は、データ受信装置20からの否認信号に基づいて、動
作切替を行うことなしに現動作モードを維持することに
なる。結局、データ受信装置20が切替要求を拒絶した
場合には、モード選択装置40からの選択指示にかかわ
らず、エラー非訂正モードでの動作が継続されることに
なる。
【0034】このように、最終的なモード選択の決定権
を、データ受信装置20に与えておくと、実際のシステ
ムに即した円滑な運用が可能になる。もちろん、作業負
担がどの程度重くなる場合に、切替要求を拒絶すべき
か、という条件設定については、実際の運用状況を見な
がら慎重に決める必要があるが、このような条件設定が
合理的になされている限り、モード選択の最終的な決定
権をデータ受信装置20に与えておくことは極めて有効
である。エラー訂正コードに基づいてチェックサムなど
のチェックを行い、かつ、エラーが生じていた場合に
は、このエラーを修復する作業を行う、というデータ受
信装置20側に課されたエラー訂正処理を行うには、か
なりの作業負担が必要になる。このため、データ受信装
置20に受信データが集中している際には、そのような
作業負担の増加を伴うエラー訂正モードへの移行は、必
ずしも良好な結果を生むとは限らない。データ受信装置
20は、このような作業負担の増加をも考慮して、切替
要求を受諾するか拒絶するかを決定することになる。な
お、モード選択装置40は、一定の周期で選択指示を繰
り返し与える作業を行うので、データ通信装置20側の
作業負担が軽くなった時点では、切替要求は受諾される
ことになる。
【0035】また、モード選択装置40による選択指示
を受諾するか拒絶するかの決定権をデータ送信装置10
にも与えておくようにしてもよい。すなわち、モード選
択装置40からの選択要求がデータ送信装置10に与え
られた時点で、データ送信装置10は自分自身の現時点
または将来の作業負担を考慮して、これを受諾するか拒
絶するかの判断を行い、受諾する場合に、はじめてステ
ップS22以下の処理を実行するようにしてもよい。
【0036】続いて、エラー訂正モードからエラー非訂
正モードへの切り替えが必要な場合の動作手順につい
て、図7の流れ図を参照しながら説明しよう。この図7
の手順は、エラー訂正モードで動作中に、エラー非訂正
モードを選択する指示が与えられた場合に実行されるこ
とになる。この場合、まず、ステップS31において、
モード選択装置40からデータ送信装置10に対して、
エラー非訂正モードを選択する選択指示が与えられる
(流れ図の各ステップ中の括弧内は、当該ステップに記
述された処理の動作主体を示す)。すると、データ送信
装置10は、ステップS32において、データ受信装置
20に対してエラー非訂正モードへの切替要求信号を送
信する処理を行う。
【0037】データ受信装置20は、この切替要求信号
を受信すると、ステップS33において、データ送信装
置10に対する確認信号の送信処理を行う。図6の流れ
図に示す手順では、作業負担の考慮による受諾/拒絶の
判定処理を行っていたが、この図7の流れ図に示す手順
では、そのような判定処理は行われず、常に確認信号が
送信される。これは、エラー訂正モードからエラー非訂
正モードへの切替処理を行うと、作業負担は必ず減少す
るため、作業負担の増加による影響を考慮する必要がな
いためである。こうして、ステップS34において、デ
ータ送信装置10およびデータ受信装置20は、エラー
非訂正モードへの動作切替を行うことになる。データ受
信装置20からデータ送信装置10へ送信された確認信
号は、切替タイミングを同期させるための確認処理に利
用され、データ送信装置10は、データ受信装置20か
らの確認信号に基づいて、エラー訂正モードへの動作切
替を行うことになる。
【0038】なお、図6および図7の流れ図に示されて
いる手順を行うにあたっては、データ送信装置10から
データ受信装置20に対して切替要求信号を伝送し、逆
に、データ受信装置20からデータ送信装置10に対し
て確認信号または否認信号を伝送する必要がある。これ
らの信号は、種々の制御信号線を用いて伝送してもよい
が、第1の地点と第2の地点との間を結ぶ伝送系を利用
して、セルの形式で伝送すると効率的である。図1に示
すブロック図には、第1の地点から第2の地点へ向かう
方向にデータを伝送する伝送系30のみしか示されてい
ないが、前述したように、通常は、逆に第2の地点から
第1の地点を向かう方向にデータを伝送する別な伝送系
も用意されているのが一般的であり、また、第1の地点
と第2の地点との間は、他の地点を介した迂回ルートに
よってもデータ伝送を行うことが可能である。そこで、
上述した切替要求信号、確認信号、否認信号を、データ
セルやFECセルと同様の形式をもつ連絡用セルとして
伝送すれば、効率的な運用が可能になる。
【0039】たとえば、図1に示す例では、第1の地点
には、データ送信装置10とともに、別なデータ受信装
置が設置されており、第2の地点には、データ受信装置
20とともに、別なデータ送信装置が設置されているこ
とになる。そこで、データ送信装置10からデータ受信
装置20へ連絡用セルを伝送するには、伝送系30をそ
のまま利用し、逆に、データ受信装置20からデータ送
信装置10へ連絡用セルを伝送するには、第2の地点に
設置された別なデータ送信装置から、第1の地点に設置
された別なデータ受信装置へとデータ伝送を行うシステ
ムを仲介すればよい。
【0040】図8は、このような運用におけるセル構成
の一例を示す図である。前述したように、ATM交換シ
ステムでは、すべての情報が53バイトの固定長セルに
収容される。ここで、1つのセルは、5バイトからなる
ヘッダ部と、残りの48バイトからなるペイロード部と
によって構成され、ヘッダ部には、当該セルの属性を示
す情報や当該セルの目的地を示す情報が格納されてい
る。図8に示す例は、このように、53バイトの固定長
からなるセルに、データセル、FECセル、連絡用セル
の3つのタイプを定義した例である。データセルは、伝
送対象となる本来のユーザデータを収容するためのセル
であり、図2に示すデータセル1〜16に相当するセル
である。また、FECセルは、エラー訂正コードとして
付加するセルであり、図2に示すFECセルA〜Hに相
当するセルである。これに対し、連絡用セルは、切替要
求信号、確認信号、または否認信号を収容するための特
別なセルである。
【0041】図8に示すデータセルでは、そのヘッダ部
に、データセルであることを示す情報を含むヘッダDが
収容され、ペイロード部に48バイト分のユーザデータ
が収容されている。また、FECセルでは、そのヘッダ
部に、管理用セル(本来のデータ伝送に用いられるセル
ではなく、ネットワークの管理のために用いられるセ
ル)であることを示す情報を含むヘッダEが収容され、
48バイト分のペイロード部には、このセルがFECセ
ルであることを示す情報を含むサブヘッダF(1バイト
程度)と、エラー訂正コードとが収容されている。一
方、連絡用セルでは、そのヘッダ部に、管理用セルであ
ることを示す情報を含むヘッダEが収容され、48バイ
ト分のペイロード部には、このセルが連絡用セルである
ことを示す情報を含むサブヘッダC(1バイト程度)
と、切替要求信号、確認信号、または否認信号のいずれ
か1つを示す情報とが収容されている。したがって、任
意のセルを受け取った場合、各セルのヘッダ部およびサ
ブヘッダによって、どのタイプのセルであるかを認識す
ることができる。たとえば、ヘッダ部にヘッダEが収容
されており、ペイロード部にサブヘッダCが収容されて
いた場合には、当該セルを連絡用セルと認識することが
でき、更に、ペイロード部の残りのデータに基づいて、
そのセルが、切替要求信号、確認信号、または否認信号
のいずれを示すセルであるかを認識することができる。
【0042】もちろん、図8に示すセル構成例は一例を
示すものであり、この他にも種々の構成を採ることがで
きる。特に、連絡用セルは、切替要求信号、確認信号、
または否認信号のいずれであるかが認識できればよいの
で、たとえば、切替要求信号、確認信号、または否認信
号を示す情報をサブヘッダCに収容してしまってもかま
わない。この場合、連絡用セルの残りのペイロード部
は、空白(任意のデータ)にしておくことができる。
【0043】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係るデータ伝送シ
ステムによれば、エラー訂正モードとエラー非訂正モー
ドとを適宜切替えて用いるようにしたため、データ伝送
の信頼性を維持しつつ、より効率的な伝送が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ伝送システム
の基本構成を示すブロック図である。
【図2】一般的なATM交換システムにおけるエラー訂
正処理の一例を示す原理図である。
【図3】本発明に係るシステムのエラー非訂正モードに
おいて伝送されるセル列の一例を示す図である。
【図4】本発明に係るシステムのエラー訂正モードにお
いて伝送されるセル列の一例を示す図である。
【図5】図1に示すデータ伝送システムにおけるモード
選択装置40によるモード選択処理の手順を示す流れ図
である。
【図6】本発明において、エラー非訂正モードからエラ
ー訂正モードへの切り替えが必要な場合の動作手順を示
す流れ図である。
【図7】本発明において、エラー訂正モードからエラー
非訂正モードへの切り替えが必要な場合の動作手順を示
す流れ図である。
【図8】本発明における切替要求信号、確認信号、また
は否認信号を、連絡用セルに収容して伝送する場合のセ
ル構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…データ送信装置 20…データ受信装置 30…伝送系 40…モード選択装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 BA05 FA11 GA02 5K034 AA01 AA05 DD01 EE13 HH01 HH02 HH09 HH11 HH12 HH63 MM14 MM25 MM39 NN04 NN12 NN26 5K067 AA13 AA33 BB21 CC08 GG01 GG11 HH22 HH23 HH26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の地点から第2の地点へデータを伝
    送するための伝送系と、 前記第1の地点に設置され、伝送対象となるデータにエ
    ラー訂正コードを付加して前記伝送系へと送信するエラ
    ー訂正モードと、伝送対象となるデータにエラー訂正コ
    ードを付加することなく前記伝送系へと送信するエラー
    非訂正モードと、の2とおりのモードで動作する機能を
    有するデータ送信装置と、 前記第2の地点に設置され、前記伝送系から受信したデ
    ータに対して、付加されているエラー訂正コードを用い
    たエラー訂正処理を行うエラー訂正モードと、エラー訂
    正処理を行わないエラー非訂正モードと、の2とおりの
    モードで動作する機能を有し、前記データ送信装置に同
    期したモードで動作するデータ受信装置と、 前記エラー訂正モードまたは前記エラー非訂正モードの
    いずれか一方の動作モードを選択し、選択指示を前記デ
    ータ送信装置および前記データ受信装置に対して直接的
    または間接的に与えるモード選択装置と、 を備えることを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 モード選択装置が、第1の地点と第2の地点との間に位
    置する地域に関して実測された気象データに基づいて動
    作モードの選択を行うことを特徴とするデータ伝送シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 モード選択装置が、第1の地点と第2の地点との間に位
    置する地域に関する気象予報データに基づいて動作モー
    ドの選択を行うことを特徴とするデータ伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 モード選択装置が、第1の地点から第2の地点へデータ
    を伝送するための伝送系における現時点または過去の伝
    送エラーの発生率に基づいて動作モードの選択を行うこ
    とを特徴とするデータ伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のデータ
    伝送システムにおいて、 データ送信装置に対しては、モード選択装置からの選択
    指示が直接的に与えられ、データ受信装置に対しては、
    データ送信装置を介して前記選択指示が間接的に与えら
    れるように構成したことを特徴とするデータ伝送システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 データ送信装置は、モード選択装置からの選択指示が、
    エラー非訂正モードからエラー訂正モードへの切り替え
    を示している場合に、データ受信装置に対してエラー訂
    正モードへの切替要求信号を送信する機能を有し、 データ受信装置は、前記切替要求信号を受信した場合
    に、現時点または将来における作業負担を考慮して、切
    替要求を受諾するか否かを判断し、受諾する場合にはデ
    ータ送信装置に対して確認信号を送信するとともにエラ
    ー訂正モードへの動作切替を行い、拒絶する場合にはデ
    ータ送信装置に対して否認信号を送信するとともにエラ
    ー非訂正モードでの動作を継続する機能を有し、 データ送信装置は、前記確認信号を受信した場合には、
    モード選択装置からの選択指示に基づいてエラー訂正モ
    ードでの動作に切り替える処理を行い、前記否認信号を
    受信した場合には、モード選択装置からの選択指示にか
    かわらずエラー非訂正モードでの動作を継続する機能を
    有することを特徴とするデータ伝送システム。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 データ送信装置は、モード選択装置からの選択指示が、
    エラー訂正モードからエラー非訂正モードへの切り替え
    を示している場合に、データ受信装置に対してエラー非
    訂正モードへの切替要求信号を送信する機能を有し、 データ受信装置は、前記切替要求信号を受信した場合
    に、データ送信装置に対して確認信号を与えるとともに
    エラー非訂正モードへの動作切替を行う機能を有し、 データ送信装置は、前記確認信号を受信した場合に、エ
    ラー非訂正モードへの動作切替を行う機能を有すること
    を特徴とするデータ伝送システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載のデータ伝送シ
    ステムにおいて、 伝送対象となるデータを、第1の地点と第2の地点との
    間に設けられた伝送系を介して送信される一定長のデー
    タセルの形式で送信し、 切替要求信号、確認信号、または否認信号を、前記デー
    タセルと同一の長さをもった連絡用セルの形式で送信す
    ることを特徴とするデータ伝送システム。
JP10324476A 1998-10-29 1998-10-29 データ伝送システム Pending JP2000138728A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006129341A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Oki Electric Ind Co Ltd 透過データ伝送方法
JP2007535255A (ja) * 2004-04-29 2007-11-29 トムソン ライセンシング デジタルデータパケットを伝送する方法および該方法を実装する装置
CN101420439B (zh) * 2008-11-26 2012-01-11 北京航空航天大学 分布式虚拟环境中基于位移残差的区域匹配方法
JP2013011927A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Nec Corp 無線ネットワークシステム及びその通信方法

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