JP5874825B2 - 通信装置、通信制御プログラムおよび通信制御方法 - Google Patents

通信装置、通信制御プログラムおよび通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信制御プログラムおよび通信制御方法に関する。
従来、無線LAN(Local Area Network)に接続する通信機能を有するスマートフォンや携帯電話機などの通信装置がある。通信装置は、例えば、各地に設置されている無線LANの基地局を介して、インターネットなどのネットワークに接続することができる。
関連する先行技術としては、例えば、無線LANのシステムにおいて、携帯無線端末の移動速度を考慮して省電力を図るための技術がある。また、無線LAN電源を公衆無線基地局エリアにリンクさせて、ON/OFFすることで、無線LAN圏外における不要なセルサーチの電力を低減させるための技術がある。
特開2008−066892号公報 特開2009−201104号公報
しかしながら、従来技術によれば、ネットワークに接続するための拠点となる基地局を探索する通信装置の周期的なスキャン動作により、通信装置の消費電力の増大化を招くという問題がある。
1つの側面では、本発明は、電力の消費を抑制することができる通信装置、通信制御プログラムおよび通信制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、無線通信する基地局を所定周期で検出し、検出した前記基地局の識別情報が、前回検出した前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定し、前記基地局の識別情報が一致する場合、前記所定周期を、前記基地局の識別情報が不一致の場合に設定される第1の周期よりも長い第2の周期に設定する通信装置、通信制御プログラムおよび通信制御方法が提案される。
また、本発明の一側面によれば、無線通信する基地局を所定周期で検出し、検出した前記基地局の識別情報が、前回検出した前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定し、判定した判定結果に基づいて、前記基地局との無線通信に用いる信号の周波数を変更し、変更した変更後の信号の周波数を用いて、前記基地局を前記所定周期で検出する通信装置、通信制御プログラムおよび通信制御方法が提案される。
本発明の一態様によれば、電力の消費を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる通信制御方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、通信システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、通信装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、接続実績テーブル400の記憶内容の一例を示す説明図である。 図5は、APフラグテーブル500の記憶内容の一例を示す説明図である。 図6は、ESSIDリスト600の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、通信装置101の機能的構成を示すブロック図である。 図8は、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その1)である。 図9は、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その2)である。 図10は、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その3)である。 図11は、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その4)である。 図12は、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その5)である。 図13は、所定周期Tの変更例を示す説明図である。 図14は、実施の形態1にかかる通信装置101の第1の通信制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態1にかかる通信装置101の第2の通信制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、実施の形態1にかかる通信装置101のスキャンフラグの変更処理手順の一例を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態1にかかる通信装置101の第3の通信制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図18は、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作例を示す説明図である。 図19は、通信装置101の機能的構成を示すブロック図である。 図20は、実施の形態2にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その1)である。 図21は、実施の形態2にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その2)である。 図22は、実施の形態2にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その3)である。 図23は、実施の形態2にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その4)である。 図24は、実施の形態2にかかる通信装置101の通信制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信装置、通信制御プログラムおよび通信制御方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる通信制御方法の一実施例を示す説明図である。図1において、通信装置101は、基地局102と無線通信可能なコンピュータである。具体的には、例えば、通信装置101は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット型PC(Personal Computer)、PHS(Personal Handy−phone System)などである。
基地局102は、自局の通信エリアに存在する通信装置101と無線通信可能な無線局である。具体的には、例えば、基地局102は、各地に点在する無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントや移動体通信網(携帯電話網)の基地局などである。
通信装置101は、無線通信する基地局102を検出し、検出した基地局102を介してネットワークに接続することができる。すなわち、基地局102は、通信装置101がネットワークに接続するための拠点となる無線局である。ネットワークは、例えば、LAN、WAN(Wide Area Network)、インターネット、移動体通信網などである。
また、基地局102には、例えば、特定のサービスに加入しているユーザしか利用できないものがある。このため、通信装置101は、検出した基地局102のうち、通信装置101のユーザが利用可能な基地局102を介してネットワークに接続する。
通信装置101が無線通信する基地局102を検出する検出動作は、通信可能な基地局102を探索するいわゆるスキャン動作であり、例えば、所定周期で行われる。この際、所定周期が短いほど基地局102への再接続性が高くなる一方で、通信装置101の消費電力の増大化を招く。また、所定周期が長いほど通信装置101の消費電力を抑制できる一方で、基地局102への再接続性が低くなる。なお、基地局102への再接続性とは、例えば、利用可能な基地局102に接続するまでの時間の短さを表している。
そこで、実施の形態1では、通信装置101は、基地局102を所定周期Tで検出し、検出した基地局102の識別情報を取得する。つぎに、通信装置101は、今回取得した基地局102の識別情報が、前回取得した基地局102の識別情報と一致するか否かを判定する。そして、通信装置101は、判定した判定結果に基づいて、所定周期Tを変更する。
ここで、今回取得した基地局102の識別情報が、前回取得した基地局102の識別情報と不一致の場合は、通信装置101が一周期前と異なる通信エリアに存在することを表している。すなわち、通信装置101は、通信装置101のユーザが、一周期前に属していた通信エリアから移動したと判断することができる。
一方、今回取得した基地局102の識別情報が、前回取得した基地局102の識別情報と一致する場合は、通信装置101が一周期前と同じ通信エリアに存在することを表している。すなわち、通信装置101は、通信装置101のユーザが、一周期前と同じ通信エリアから移動していないと判断することができる。
通信装置101のユーザが移動する場合は、通信装置101が利用可能な基地局102の通信エリアに移動する可能性がある。一方、通信装置101が利用不可な基地局102の通信エリアから移動していない場合は、通信装置101が基地局102の検出動作を行うことは電力的に望ましくない。
このため、通信装置101は、今回取得した基地局102の識別情報が、前回取得した基地局102の識別情報と一致する場合は、所定周期Tを、基地局102の識別情報が不一致の場合に設定される周期T1よりも長い周期T2に設定する。以下、実施の形態1にかかる通信装置101の通信制御処理例について説明する。
図1の例では、基地局102として、基地局102−1〜102−6が示され、基地局102−1〜102−6の通信エリアA1〜A6が示されている。具体的には、駅前に基地局102−1が設置され、駅から会社までの間に基地局102−2〜102−5が設置され、会社に基地局102−6が設置されている。
なお、基地局102−1は、通信装置101のユーザが利用可能な基地局102であり、通信装置101の接続実績がある基地局102である。接続実績とは、通信装置101の基地局102への接続処理が正常に完了した履歴を表すものである。接続処理は、基地局102を介してネットワークに接続するための処理である。接続処理では、例えば、通信装置101のユーザの認証処理などが行われる。
例えば、図1の(1)に示す例では、通信装置101のユーザが、駅から会社に向かう途中に、基地局102−2の通信エリアA2から基地局102−4の通信エリアA4に移動している。ここでは、基地局102−2が検出されてから所定周期Tを経過後に基地局102−4が検出された場合を想定する。
この場合、通信装置101は、検出した基地局102−4の識別情報を取得する。そして、通信装置101は、今回取得した基地局102−4の識別情報が、前回取得した基地局102−2の識別情報と一致するか否かを判定する。ここでは、基地局102−4の識別情報と基地局102−2の識別情報は一致しない。
このため、通信装置101は、今回取得した基地局102−4の識別情報が前回取得した基地局102−2の識別情報と一致しないと判定して、所定周期Tを周期T1に設定する。すなわち、通信装置101は、ユーザが移動中であると判断して、所定周期Tを、ユーザが移動していない場合に設定される周期T2よりも短い周期T1に設定する。
また、図1の(2)に示す例では、通信装置101のユーザは、会社で勤務中のため、所定周期Tが経過しても基地局102−6の通信エリアA6から移動していない。
この場合、通信装置101は、検出した基地局102−6の識別情報を取得する。そして、通信装置101は、今回取得した基地局102−6の識別情報が、前回取得した基地局102−6の識別情報と一致するか否かを判定する。ここでは、基地局102−6の識別情報と前回取得した基地局102−6の識別情報が一致する。
このため、通信装置101は、今回取得した基地局102−6の識別情報が前回取得した基地局102−6の識別情報と一致すると判定して、所定周期Tを周期T2に設定する。すなわち、通信装置101は、ユーザが移動していないと判断して、所定周期Tを、ユーザが移動中の場合に設定される周期T1よりも長い周期T2に設定する。
また、図1の(3)に示す例では、通信装置101のユーザが、会社での勤務が終了して駅に向かっており、基地局102−6の通信エリアA6から基地局102−4の通信エリアA4に移動している。ここでは、基地局102−6が検出されてから所定周期Tを経過後に基地局102−4が検出された場合を想定する。
この場合、通信装置101は、検出した基地局102−4の識別情報を取得する。そして、通信装置101は、今回取得した基地局102−4の識別情報が、前回取得した基地局102−6の識別情報と一致するか否かを判定する。ここでは、基地局102−4の識別情報と基地局102−6の識別情報は一致しない。
このため、通信装置101は、今回取得した基地局102−4の識別情報が前回取得した基地局102−6の識別情報と一致しないと判定して、所定周期Tを周期T1に設定する。すなわち、通信装置101は、ユーザが移動中であると判断して、所定周期Tを、ユーザが移動していない場合に設定される周期T2よりも短い周期T1に設定する。
このように、実施の形態1にかかる通信装置101によれば、所定周期Tで検出した基地局102の識別情報を取得し、今回取得した基地局102の識別情報が、前回取得した基地局102の識別情報と一致するか否かを判定することができる。これにより、通信装置101のユーザが移動しているか否かを判断することができる。
また、通信装置101によれば、今回取得した基地局102の識別情報が前回取得した基地局102の識別情報と一致する場合は、所定周期Tを周期T1より長い周期T2に設定することができる。これにより、ユーザが移動していない場合は、ユーザが移動している場合に比べて、スキャン動作の回数を減らして通信装置101の電力消費を抑制することができる。
また、通信装置101によれば、今回取得した基地局102の識別情報が前回取得した基地局102の識別情報と不一致の場合は、所定周期Tを周期T2より短い周期T1に設定することができる。これにより、ユーザが移動している場合は、ユーザが移動していない場合に比べて、スキャン動作を短い周期で行うことができ、利用可能な基地局102への再接続性を高めることができる。
(通信システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態1にかかる通信システム200のシステム構成例について説明する。以下の説明では、図1に示した基地局102の一例として、無線LANのアクセスポイントを例に挙げて説明する。
図2は、通信システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、通信システム200は、通信装置101と、基地局BS1〜BSnと、アクセスポイントAP1〜APmと、サーバ201と、を含む。通信システム200において、基地局BS1〜BSn、アクセスポイントAP1〜APmおよびサーバ201は、ネットワーク210を介して接続されている。ネットワーク210は、例えば、移動体通信網、LAN、WAN、インターネットなどを含む。
ここで、基地局BS1〜BSnは、各地に点在する移動体通信網の基地局である。また、アクセスポイントAP1〜APmは、各地に点在する無線LANの基地局である。アクセスポイントAP1〜APmの中には、可搬型のアクセスポイントや、電車やバス等の移動体に設置されたアクセスポイントが含まれていてもよい。アクセスポイントAPjは、例えば、基地局BSiに比べて、最大通信速度が速く伝送効率が高い一方で、通信可能範囲が狭い傾向にある。
以下の説明では、基地局BS1〜BSnのうちの任意の基地局を「基地局BSi」と表記し、基地局BSiの通信可能範囲を表す通信エリアを「セルCi」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。また、アクセスポイントAP1〜APmのうちの任意のアクセスポイントを「アクセスポイントAPj」と表記し、アクセスポイントAPjの通信可能範囲を表す通信エリアを「通信エリアAj」と表記する場合がある(j=1,2,…,m)。
通信装置101は、基地局BSiおよびアクセスポイントAPjをそれぞれ異なる検出動作により検出する。そして、通信装置101は、検出した基地局BSiと無線通信することにより、基地局BSiを介してネットワーク210に接続することができる。また、通信装置101は、検出したアクセスポイントAPjと無線通信することにより、アクセスポイントAPjを介してネットワーク210に接続することができる。
サーバ201は、ネットワーク210を介して、通信装置101にサービスを提供するコンピュータである。サービスとは、通信装置101に提供される情報処理であり、例えば、メールサービス、電話サービス、ウェブサービスなどがある。具体的には、例えば、サーバ201は、メールサーバ、ウェブサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバなどを含む。
なお、図2では、通信装置101およびサーバ201をそれぞれ1台のみ表記したが、これに限らない。例えば、通信装置101は通信システム200を利用するユーザごとに設けられ、サーバ201はサービスの提供者ごとに設けられていてもよい。
(通信装置101のハードウェア構成例)
つぎに、通信装置101のハードウェア構成例について説明する。図3は、通信装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、通信装置101は、CPU301と、メモリ302と、ディスプレイ303と、キーパッド304と、各種タイマ305と、公衆網通信部306と、WLAN(Wireless LAN)通信部307と、音声信号処理部308と、スピーカ309と、マイクロフォン310と、を有している。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU301は、通信装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有している。具体的には、例えば、フラッシュROMがOS(Operating System)のプログラムを記憶し、ROMがアプリケーションプログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されているプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させることになる。
ディスプレイ303は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ303は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを採用することができる。
キーパッド304は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力を行う。キーパッド304は、例えば、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。各種タイマ305は、時間を計測する。
公衆網通信部306は、アンテナ311を用いて、信号を無線送信し、また、無線送信された信号を受信する。具体的には、例えば、公衆網通信部306は、移動体通信網の基地局BSiを介してネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、サーバ201)に接続される。そして、公衆網通信部306は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。公衆網通信部306は、例えば、公衆網I/F(Interface)、演算回路、送受信回路、メモリ等を含む。
WLAN通信部307は、アンテナ312を用いて、信号を無線送信し、また、無線送信された信号を受信する。具体的には、例えば、WLAN通信部307は、無線LANのアクセスポイントAPjを介してネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。そして、WLAN通信部307は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。WLAN通信部307は、例えば、WLAN I/F、演算回路、送受信回路、メモリ等を含む。
音声信号処理部308は、スピーカ309およびマイクロフォン310に接続される。例えば、マイクロフォン310に受音された音声は、音声信号処理部308でA/D変換される。また、スピーカ309からは音声が出力される。
なお、図示は省略するが、通信装置101は、上述した構成部のほか、例えば、メモリ302に対するデータのリード/ライトを制御するメモリコントローラや各構成部に電源電圧を供給するPMU(Power Management Unit)、バッテリ、GPS(Global Positioning System)ユニットなどを有している。また、図2に示した基地局BSi、アクセスポイントAPjおよびサーバ201のハードウェア構成は、例えば、CPU、メモリ、I/F、補助記憶装置、バス等により実現される。
(接続実績テーブル400の記憶内容)
つぎに、通信装置101が用いる接続実績テーブル400について説明する。接続実績テーブル400は、例えば、図3に示したメモリ302やWLAN通信部307のメモリなどにより実現される。
図4は、接続実績テーブル400の記憶内容の一例を示す説明図である。図4において、接続実績テーブル400は、通信装置101の接続実績があるアクセスポイントAPjのESSID(Extended Service Set Identifier)を記憶している。
ここで、ESSIDは、アクセスポイントAPjを識別する識別情報である。アクセスポイントAPjの識別情報として、BSSID(Basic SSID)を用いることにしてもよい。また、接続実績とは、通信装置101のアクセスポイントAPjへの接続処理が正常に完了した履歴を表すものである。
図4に示す例では、通信装置101の接続実績があるアクセスポイントAP5,AP8のESSID「AP5,AP8」が示されている。
(APフラグテーブル500の記憶内容)
つぎに、通信装置101が用いるAPフラグテーブル500について説明する。APフラグテーブル500は、例えば、図3に示したメモリ302やWLAN通信部307のメモリなどにより実現される。
図5は、APフラグテーブル500の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、APフラグテーブル500は、Cell−IDおよびAPフラグのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することにより、APフラグ情報500−1〜500−nがレコードとして記憶されている。
Cell−IDは、基地局BSiを識別する識別情報である。ここでは、基地局BSiの識別情報として、セルCiの識別情報を用いている。APフラグは、基地局BSiのセルCi内に存在するアクセスポイントAPjの有無を示すフラグである。APフラグが「1」の場合はセルCi内にアクセスポイントAPjが存在することを示し、APフラグが「0」の場合はセルCi内にアクセスポイントAPjが存在しないことを示す。
一例として、APフラグ情報500−1を例に挙げると、Cell−ID「C1」とAPフラグ「1」とが対応付けて示されている。APフラグ情報500−1によれば、基地局BS1のセルC1内に、アクセスポイントAPjが存在することを特定することができる。
(ESSIDリスト600)
つぎに、通信装置101が用いるESSIDリスト600について説明する。ESSIDリスト600は、例えば、図3に示したメモリ302やWLAN通信部307のメモリなどにより実現される。
図6は、ESSIDリスト600の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、ESSIDリスト600は、通信装置101により検出されたアクセスポイントAPjのESSIDを示すリストである。ESSIDリスト600によれば、前回のスキャン動作により検出されたアクセスポイントAPjのESSIDと、今回のスキャン動作により検出されたアクセスポイントAPjのESSIDとを特定することができる。
(通信装置101の機能的構成例)
つぎに、実施の形態1にかかる通信装置101の機能的構成例について説明する。図7は、通信装置101の機能的構成を示すブロック図である。図7において、通信装置101は、検出部701と、通信部702と、取得部703と、判定部704と、設定部705と、判断部706と、検知部707と、を含む構成である。検出部701〜検知部707は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、WLAN通信部307により、その機能を実現する。また、WLAN通信部307のメモリに記憶されたプログラムをWLAN通信部307の演算回路に実行させることにより、または、WLAN通信部307のWLAN I/Fにより、その機能を実現することにしてもよい。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302やWLAN通信部307のメモリなどに記憶される。
検出部701は、無線通信するアクセスポイントAPjを所定周期Tで検出する機能を有する。具体的には、例えば、検出部701が、アクセスポイントAPjと無線通信する通信部702を制御して、アクセスポイントAPjのスキャン動作(検出動作)を行う。
より具体的には、例えば、検出部701が、通信部702を制御して、無線LANに用いられる各CH(チャネル)に対してプローブリクエスト信号を送信する。この結果、通信部702が、ESSIDを含むプローブレスポンス信号を受信することにより、検出部701が、通信可能なアクセスポイントAPjを検出することができる。
また、所定周期Tは、任意に設定可能であり、例えば、メモリ302やWLAN通信部307のメモリなどに記憶されている。所定周期Tには、例えば、基準周期T0(例えば、5[分])が初期設定されている。なお、所定周期TでアクセスポイントAPjのスキャン動作を行う開始タイミングは、例えば、図3に示した各種タイマ305によって制御される。
取得部703は、検出部701によって検出されたアクセスポイントAPjの識別情報を取得する機能を有する。具体的には、例えば、取得部703が、アクセスポイントAPjが検出された場合、アクセスポイントAPjからのプローブレスポンス信号に含まれるESSIDを取得する。
また、アクセスポイントAP1〜APmのうち通信装置101が通信可能なアクセスポイントが複数存在する場合がある。この場合、検出部701は、複数のアクセスポイントを検出する。そして、取得部703は、検出された複数のアクセスポイントの各々のESSIDを取得する。
取得されたアクセスポイントAPjのESSIDは、例えば、図6に示したESSIDリスト600に記憶される。具体的には、例えば、取得部703は、ESSIDを取得した場合、ESSIDリスト600の今回のESSIDフィールドに設定されているESSIDを前回のESSIDフィールドに上書きし、取得したESSIDを今回のESSIDフィールドに上書きする。
判定部704は、取得部703によって取得されたアクセスポイントAPjの識別情報が、取得部703によって前回取得されたアクセスポイントAPjの識別情報と一致するか否かを判定する機能を有する。具体的には、例えば、判定部704が、ESSIDリスト600を参照して、今回のESSIDフィールドに設定されているESSIDが、前回のESSIDフィールドに設定されているESSIDと一致するか否かを判定する。
また、判定部704は、今回のESSIDフィールドに設定されているESSIDが複数存在する場合、今回の複数のESSIDのうちの少なくともいずれかのESSIDが、前回のESSIDフィールドに設定されているESSIDと一致するか否かを判定する。また、判定部704は、前回のESSIDフィールドに設定されているESSIDが複数存在する場合、今回のESSIDフィールドに設定されているESSIDが、前回の複数のESSIDのうちの少なくともいずれかのESSIDと一致するか否かを判定する。
また、判定部704は、今回のESSIDフィールドにESSIDが未設定、かつ、前回のESSIDフィールドにESSIDが設定されている場合、今回のESSIDが前回のESSIDと一致しないと判定してもよい。また、判定部704は、今回のESSIDフィールドにESSIDが設定され、かつ、前回のESSIDフィールドにESSIDが未設定の場合、今回のESSIDが前回のESSIDと一致しないと判定してもよい。
以下の説明では、取得部703によって今回取得されたアクセスポイントAPjのESSIDが、取得部703によって前回取得されたアクセスポイントAPjのESSIDと一致するか否かを判定する判定部704の処理を「判定処理」と表記する場合がある。
設定部705は、判定部704によって判定された判定結果に基づいて、所定周期Tを変更する機能を有する。具体的には、例えば、設定部705が、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致すると判定された場合、所定周期Tを周期T2に設定する。ここで、周期T2は、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致しないと判定された場合に設定される周期T1よりも長い周期である。また、周期T2は、例えば、基準周期T0よりも長い周期であってもよい。周期T2は、例えば、10〜30[分]程度である。
今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合は、通信装置101のユーザが一周期前のスキャン動作から場所を移動していないと判断することができる。この場合、所定周期Tを周期T2に設定することにより、ユーザが移動している場合よりも長い周期でアクセスポイントAPjのスキャン動作を行うことができる。
また、例えば、設定部705が、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致しないと判定された場合、所定周期Tを周期T1に設定する。ここで、周期T1は、周期T2よりも短い周期であり、例えば、基準周期T0よりも短い周期であってもよい。周期T1は、例えば、1〜3[分]程度である。
今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合は、通信装置101のユーザが一周期前のスキャン動作から場所を移動していると判断することができる。この場合、所定周期Tを周期T1に設定することにより、ユーザが移動していない場合よりも短い周期でアクセスポイントAPjのスキャン動作を行うことができる。
判断部706は、検出部701によって検出されたアクセスポイントAPjを介してネットワークに接続する接続処理が行われた接続実績があるか否かを判断する機能を有する。具体的には、例えば、判断部706が、図4に示した接続実績テーブル400を参照して、検出されたアクセスポイントAPjのESSIDが登録されているか否かを判断する。ここで、ESSIDが登録されている場合、判断部706が、アクセスポイントAPjへの接続実績があると判断する。一方、ESSIDが未登録の場合は、判断部706が、アクセスポイントAPjへの接続実績がないと判断する。
また、判定部704は、判断部706によってアクセスポイントAPjへの接続実績がないと判断された場合に判定処理を実行することにしてもよい。これにより、通信装置101は、検出したアクセスポイントAPjが利用可能なものではない場合に、スキャン動作の所定周期Tを変更するシーケンスを実行することができる。
また、通信装置101は、アクセスポイントAPjへの接続実績があると判断された場合、アクセスポイントAPjへの接続処理を開始することにしてもよい。すなわち、通信装置101は、アクセスポイントAPjへの接続実績がある場合は、アクセスポイントAPjが利用可能であると判断してアクセスポイントAPjへの接続処理を行う。
また、通信装置101は、図3に示したキーパッド304を用いたユーザの操作入力により、アクセスポイントAPjへの接続処理を開始することにしてもよい。具体的には、例えば、アクセスポイントAPjへの初回接続時には、通信装置101は、ユーザの操作入力により、検出されたアクセスポイントAPjへの接続処理を開始する。
また、アクセスポイントAPjへの初回接続時に、アクセスポイントAPjへの接続処理が正常に完了した場合、通信装置101は、例えば、接続したアクセスポイントAPjのESSIDを接続実績テーブル400に新規登録することにしてもよい。これにより、通信装置101のアクセスポイントAPjへの接続実績に応じて接続実績テーブル400の記憶内容を更新することができる。
検知部707は、ディスプレイ303(図3参照)の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知する機能を有する。ここで、表示状態が非表示(画面OFF)とは、例えば、ディスプレイ303に対する電力供給が停止された状態である。また、表示状態が表示(画面ON)とは、例えば、ディスプレイ303に対する電力供給が行われている状態である。
具体的には、例えば、検知部707が、キーパッド304を用いたユーザの操作入力により、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ切り替えられた場合に、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知する。より具体的には、例えば、検知部707が、画面OFF直前の状態から作業を再開するレジューム機能が起動された場合に、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知することにしてもよい。また、例えば、検知部707が、予め決められた時刻に起動するアラームなどのアプリケーションが起動された場合に、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知することにしてもよい。
また、設定部705は、検知部707によって表示状態が非表示から表示へ遷移したことが検知された場合、所定周期Tを周期T3に設定することにしてもよい。ここで、周期T3は、周期T1よりも短い周期である。周期T3は、例えば、5〜10[秒]程度である。これにより、画面ON時のアクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。
また、検知部707は、実行中に他装置との通信が発生するソフトウェアが起動されたことを検知することにしてもよい。ここで、実行中に他装置との通信が発生するソフトウェアとは、いわゆる通信アプリケーションであり、例えば、ブラウザである。
また、設定部705は、検知部707によって実行中に他装置との通信が発生するソフトウェアが起動されたことが検知された場合、所定周期Tを周期T3に設定することにしてもよい。これにより、通信アプリケーション実行時のアクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。
また、判定部704は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移してから一定時間Lが経過後に、判定処理を実行することにしてもよい。一定時間Lは、例えば、周期T3でアクセスポイントAPjのスキャン動作を複数回行える値に設定される。一定時間Lは、例えば、20〜30[秒]程度である。なお、一定時間Lは、例えば、各種タイマ305によって計測される。
これにより、通信装置101は、例えば、画面ON時のアクセスポイントAPjへの再接続性を確保するために、画面ONから一定時間Lが経過するのを待ってから、スキャン動作の所定周期Tを変更するシーケンスを実行することができる。また、通信装置101は、例えば、通信アプリケーション実行時のアクセスポイントAPjへの再接続性を確保するために、通信アプリケーションの実行開始から一定時間Lが経過するのを待ってから、スキャン動作の所定周期Tを変更するシーケンスを実行することができる。
また、設定部705は、画面ON時の周期T1を、画面OFF時の周期T1よりも短い値(以下、「周期T1'」という)にすることにしてもよい。これにより、画面ON時の再接続性を画面OFF時よりも高めることができる。同様に、設定部705は、画面ON時の周期T2を、画面OFF時の周期T2よりも短い値(以下、「周期T2'」という)にすることにしてもよい。これにより、画面ON時の再接続性を画面OFF時よりも高めることができる。
また、設定部705は、周期T3でアクセスポイントAPjを複数回検出した結果、複数回(例えば、3回、5回)連続してアクセスポイントAPjに接続できない場合は、一定時間L内であっても、所定周期Tに周期T2'を設定することにしてもよい。すなわち、複数回連続してアクセスポイントAPjに接続できない場合は以降も接続できない可能性が高いため、通信装置101は、所定周期Tを周期T3から周期T2'に変更して電力消費を抑制することにしてもよい。
また、判断部706は、基地局BS1〜BSnのセルC1〜Cnのうち、アクセスポイントAPjが設置されているセルを特定する情報に基づいて、自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されているか否かを判断することにしてもよい。具体的には、例えば、判断部706が、図5に示したAPフラグテーブル500を参照して、自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されているか否かを判断する。
ここで、通信装置101が存在するセルCiは、通信装置101が基地局BSiと通信することにより特定することができる。具体的には、例えば、通信装置101が、基地局BSiから定期的、例えば、2.56[秒]ごとに送信される基地局情報を受信する。この基地局情報には基地局BSiのCell−IDが含まれている。
この場合、判断部706は、受信された基地局情報に含まれるCell−IDを、自装置が属するセルCiのCell−IDとして特定する。そして、判断部706は、APフラグテーブル500を参照して、特定したセルCiのCell−IDに対応するAPフラグ情報500−iのAPフラグに「1」が設定されているか否かを判断する。
ここで、APフラグに「1」が設定されている場合、判断部706が、自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されていると判断する。一方、APフラグに「0」が設定されている場合、判断部706が、自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されていないと判断する。
また、通信装置101は、自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されていない場合、スキャンフラグをOFFに設定することにしてもよい。スキャンフラグは、アクセスポイントAPjのスキャン動作を周期的に行うか否かを示すフラグである。一方、通信装置101は、自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されている場合は、スキャンフラグをONに設定することにしてもよい。
スキャンフラグは、例えば、メモリ302やCPU301のレジスタやWLAN通信部307のメモリなどに記憶されている。スキャンフラグの変更処理は、例えば、基地局BSiから受信された基地局情報が前回受信された基地局情報と異なる場合、すなわち、基地局情報が更新された場合に実行される。
なお、基地局BS1〜BSnのうち通信装置101が通信可能な基地局が複数存在する場合がある。この場合、例えば、判断部706は、通信可能な複数の基地局のうち電波強度が最大となる基地局の基地局情報に含まれるCell−IDを、自装置が属するセルCiを識別するCell−IDとして特定することにしてもよい。
また、検出部701は、判断部706によって自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されていると判断された場合に、所定周期TでアクセスポイントAPjを検出する検出処理を開始することにしてもよい。具体的には、例えば、検出部701は、スキャンフラグがONに設定されている場合、所定周期TでアクセスポイントAPjを検出する検出処理を開始する。一方、検出部701は、スキャンフラグがOFFに設定されている場合は、所定周期TでアクセスポイントAPjを検出する検出処理を開始しない。これにより、通信装置101は、自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが存在しない場合のスキャン動作にかかる消費電力を削減することができる。
なお、設定部705は、ESSIDリスト600の今回のESSIDフィールドおよび前回のESSIDフィールドにESSIDが未設定の場合は、所定周期Tを基準周期T0に設定することにしてもよい。すなわち、アクセスポイントAPjのESSIDが連続して取得されなかった場合は、ユーザが移動しているか否かを判断することができないため、設定部705が所定周期Tを基準周期T0に設定する。
(通信装置101の動作例)
つぎに、図8〜図12を用いて、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例について説明する。
図8は、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その1)である。図8において、(8−1)通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知する。(8−2)通信装置101は、表示状態が非表示から表示へ遷移した場合、所定周期Tを周期T3に設定する。この結果、周期T3でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
(8−3)通信装置101は、一定時間Lが経過後に、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行う。ここでは、今回のESSID「AP1」が前回のESSID「AP1」と一致する。(8−4)通信装置101は、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、所定周期Tを周期T2'に設定する。この結果、周期T2'でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
(8−5)通信装置101は、周期T2'が経過後に、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行う。ここでは、今回のESSID「AP1」が前回のESSID「AP1」と一致する。この場合、所定周期Tは周期T2'のまま変更されない。このため、以降も周期T2'でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
このように、通信装置101によれば、画面ONの直後は周期T3(例えば、10[秒])でスキャン動作を行うことができる。これにより、画面ON直後のアクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。また、通信装置101によれば、1回のスキャン動作でコネクションを確立できない場合であっても、画面ONから一定時間Lが経過するまでの間は、周期T3でスキャン動作を複数回行うことができ、アクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。
また、通信装置101によれば、周期T3を設定してから一定時間Lの経過後に、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行うことができる。これにより、画面ONから一定時間Lが経過してもアクセスポイントAPjに非接続かつユーザが移動していない場合は、所定周期Tを周期T2'(例えば、5[分])に変更して、スキャン動作にかかる電力消費を抑制することができる。
図9は、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その2)である。なお、図9に示す(9−1)〜(9−4)の動作については、図8に示した(8−1)〜(8−4)の動作と同様のため説明を省略する。
図9において、(9−5)通信装置101は、周期T2'が経過後に、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行う。ここでは、今回のESSID「AP2」が前回のESSID「AP1」と一致しない。(9−6)通信装置101は、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合、所定周期Tを周期T1'に設定する。この結果、周期T1'でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
(9−7)通信装置101は、周期T1'が経過後に、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行う。ここでは、今回のESSID「AP1」が前回のESSID「AP2」と一致しない。この場合、所定周期Tは周期T1'のまま変更されない。このため、以降も周期T1'でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
(9−8)通信装置101は、周期T1'が経過後に、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行う。ここでは、今回のESSID「AP1」が前回のESSID「AP1」と一致する。(9−9)通信装置101は、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、所定周期Tを周期T2'に設定する。この結果、周期T2'でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
このように、通信装置101によれば、所定周期Tが周期T2'(例えば、5[分])に設定された後、ユーザが移動し始めた場合は、所定周期Tを周期T1'(例えば、1[分])に変更して、アクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。
図10は、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その3)である。図10に示す通信装置101の動作例は、画面ON時に所定周期Tが周期T2に設定された後に、画面OFFとなった場合の動作例である。
図10において、(10−1)通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知する。(10−2)通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移した場合、所定周期Tを周期T3に設定する。この結果、周期T3でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
(10−3)通信装置101は、アクセスポイントAPjが検出された結果、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行う。ここでは、今回のESSID「AP1」が前回のESSID「AP1」と一致する。(10−4)通信装置101は、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、所定周期Tを周期T2'に設定する。この結果、周期T2'でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
このように、通信装置101によれば、画面ON時に所定周期Tを周期T3(例えば、5[秒])に設定した後、画面ONの直前と同じアクセスポイントAPjが検出された場合は、一定時間Lの経過前であっても所定周期Tを周期T2'(例えば、5[分])に変更することができる。これにより、アクセスポイントAPjのスキャン動作にかかる電力消費を抑制することができる。
図11は、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その4)である。図11に示す通信装置101の動作例は、通信アプリケーション(例えば、ブラウザ)が起動された場合の動作例である。
図11において、(11−1)通信装置101は、ブラウザが起動されたことを検知する。(11−2)通信装置101は、ブラウザが起動された場合、所定周期Tを周期T3に設定する。この結果、周期T3でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
(11−3)通信装置101は、一定時間Lが経過後に、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行う。ここでは、今回のESSID「AP2」が前回のESSID「AP2」と一致する。(11−4)通信装置101は、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、所定周期Tを周期T2'に設定する。この結果、周期T2'でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
このように、通信装置101によれば、ブラウザの起動直後は周期T3(例えば、5[秒])でスキャン動作を行うことができる。これにより、ブラウザの起動直後のアクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。
また、通信装置101によれば、周期T3を設定してから一定時間Lの経過後に、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行うことができる。これにより、画面ONから一定時間Lが経過してもアクセスポイントAPjに非接続かつユーザが移動していない場合は、所定周期Tを周期T2'(例えば、5[分])に変更して、スキャン動作にかかる電力消費を抑制することができる。
図12は、実施の形態1にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その5)である。
図12において、(12−1)通信装置101は、ブラウザが起動されたことを検知する。(12−2)通信装置101は、ブラウザが起動された場合、所定周期Tを周期T3に設定する。この結果、周期T3でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
(12−3)通信装置101は、アクセスポイントAPjが検出された結果、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行う。ここでは、今回のESSID「AP1」が前回のESSID「AP1」と一致する。(12−4)通信装置101は、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、所定周期Tを周期T2'に設定する。この結果、周期T2'でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
このように、通信装置101によれば、ブラウザの起動時に所定周期Tを周期T3(例えば、5[秒])に設定した後、ブラウザの起動直前と同じアクセスポイントAPjが検出された場合は、一定時間Lの経過前であっても所定周期Tを周期T2'(例えば、5[分])に変更することができる。これにより、アクセスポイントAPjのスキャン動作にかかる電力消費を抑制することができる。
(所定周期Tの変更例)
図13は、所定周期Tの変更例を示す説明図である。図13において、(a)通信装置101のユーザが自宅にいる間は、自宅に設置されているアクセスポイントに接続中のため、アクセスポイントAPjのスキャン動作は行われていない。
(b)会社への通勤途中は、通信装置101のユーザが移動しているため、アクセスポイントAPjへの再接続性を重視して、スキャン動作の所定周期Tが周期T1(ここでは、T1=3[分])に設定されている。この場合の通信装置101の待ち受け状態での電流値は9.53[mA]である。
(c)会社での勤務中は、通信装置101のユーザが移動していないため、省電力性を重視して、スキャン動作の所定周期Tが周期T2(ここでは、T2=30[分])に設定されている。この場合の通信装置101の待ち受け状態での電流値は2.69[mA]であり、所定周期Tが周期T1の場合に比べて消費電力が少なくなっている。
(d)昼休憩中は、通信装置101のユーザが社外で食事するために移動しているため、アクセスポイントAPjへの再接続性を重視して、スキャン動作の所定周期Tが周期T1に設定されている。(e)昼休憩が終わり会社での勤務中は、通信装置101のユーザが移動していないため、省電力性を重視して、スキャン動作の所定周期Tが周期T2に設定されている。
(f)会社での勤務が終わり、通信装置101のユーザが最寄り駅に向かって移動しているため、アクセスポイントAPjへの再接続性を重視して、スキャン動作の所定周期Tが周期T1に設定されている。また、駅に近づくと、駅に設置されているアクセスポイントに接続され、アクセスポイントAPjのスキャン動作は行われていない。
(g)駅から自宅への帰宅途中は、通信装置101のユーザが移動しているため、アクセスポイントAPjへの再接続性を重視して、スキャン動作の所定周期Tが周期T1に設定されている。(h)通信装置101のユーザが帰宅して自宅にいる間は、自宅に設置されているアクセスポイントに接続されるため、アクセスポイントAPjのスキャン動作は行われていない。
このように、通信装置101は、アクセスポイントAPjに非接続かつユーザが移動していない場合は、省電力を重視して所定周期Tを周期T1より長い周期T2に設定することができる。また、通信装置101は、アクセスポイントAPjに非接続かつユーザが移動している場合は、アクセスポイントAPjへの再接続性を重視して所定周期Tを周期T2より短い周期T1に設定することができる。
(通信装置101の各種処理手順)
つぎに、実施の形態1にかかる通信装置101の各種処理手順について説明する。まず、待ち受け状態時(画面OFF時)に実行される通信装置101の通信制御処理(以下、「第1の通信制御処理」という)について説明する。
<第1の通信制御処理手順>
図14は、実施の形態1にかかる通信装置101の第1の通信制御処理手順の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートにおいて、まず、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過したか否かを判断する(ステップS1401)。
ここで、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過するのを待つ(ステップS1401:No)。そして、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過した場合(ステップS1401:Yes)、アクセスポイントAPjを検出する(ステップS1402)。
つぎに、通信装置101は、検出したアクセスポイントAPjのESSIDを取得して、ESSIDリスト600の記憶内容を更新する(ステップS1403)。なお、アクセスポイントAPjが検出されなかった場合は、通信装置101は、今回のESSIDフィールドを空欄(未設定)とする。
つぎに、通信装置101は、接続実績テーブル400を参照して、検出したアクセスポイントAPjへの接続実績があるか否かを判断する(ステップS1404)。ここで、アクセスポイントAPjへの接続実績がない場合(ステップS1404:No)、通信装置101は、ESSIDリスト600を参照して、今回のESSIDと前回のESSIDとを比較する(ステップS1405)。
そして、通信装置101は、今回のESSIDが前回のESSIDと一致するか否かを判断する(ステップS1406)。ここで、今回のESSIDが前回のESSIDと一致する場合(ステップS1406:Yes)、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tを周期T2に設定して(ステップS1407)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
一方、今回のESSIDが前回のESSIDと不一致の場合(ステップS1406:No)、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tを周期T1に設定して(ステップS1408)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1404において、アクセスポイントAPjへの接続実績がある場合(ステップS1404:Yes)、通信装置101は、アクセスポイントAPjを介してネットワークに接続する接続処理を実行して(ステップS1409)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
なお、ステップS1402においてアクセスポイントAPjが検出されなかった場合は、ステップS1404において、通信装置101は、アクセスポイントAPjへの接続実績がないと判断してステップS1405に移行する。
これにより、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、所定周期Tを周期T2に設定することができる。また、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合、周期T1に設定することができる。
<第2の通信制御処理手順>
つぎに、画面ON時に実行される通信装置101の通信制御処理(以下、「第2の通信制御処理」という)について説明する。
図15は、実施の形態1にかかる通信装置101の第2の通信制御処理手順の一例を示すフローチャートである。図15のフローチャートにおいて、まず、通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したか否かを判断する(ステップS1501)。
ここで、通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移するのを待つ(ステップS1501:No)。そして、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移した場合(ステップS1501:Yes)、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tを周期T3に設定する(ステップS1502)。
つぎに、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過したか否かを判断する(ステップS1503)。ここで、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過するのを待つ(ステップS1503:No)。そして、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過した場合(ステップS1503:Yes)、アクセスポイントAPjを検出する(ステップS1504)。
つぎに、通信装置101は、検出したアクセスポイントAPjのESSIDを取得して、ESSIDリスト600の記憶内容を更新する(ステップS1505)。そして、通信装置101は、接続実績テーブル400を参照して、検出したアクセスポイントAPjへの接続実績があるか否かを判断する(ステップS1506)。
ここで、アクセスポイントAPjへの接続実績がない場合(ステップS1506:No)、通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移してから一定時間Lが経過したか否かを判断する(ステップS1507)。ここで、一定時間Lが経過していない場合(ステップS1507:No)、通信装置101は、ステップS1503に戻る。
一方、一定時間Lが経過した場合(ステップS1507:Yes)、通信装置101は、ESSIDリスト600を参照して、今回のESSIDと前回のESSIDとを比較する(ステップS1508)。そして、通信装置101は、今回のESSIDが前回のESSIDと一致するか否かを判断する(ステップS1509)。
ここで、今回のESSIDが前回のESSIDと一致する場合(ステップS1509:Yes)、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tを周期T2'に設定して(ステップS1510)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
一方、今回のESSIDが前回のESSIDと不一致の場合(ステップS1509:No)、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tを周期T1'に設定して(ステップS1511)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1506において、アクセスポイントAPjへの接続実績がある場合(ステップS1506:Yes)、通信装置101は、アクセスポイントAPjを介してネットワークに接続する接続処理を実行して(ステップS1512)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移した場合、所定周期Tを周期T1よりも短い周期T3に設定することができる。なお、上述した説明では、周期T3を一定時間Lが経過するまで固定周期として説明したが、周期T3を一定時間Lが経過するまで1周期ごとに長くなる可変周期としてもよい(例えば、10[秒]→20[秒]→30[秒])。
<第3の通信制御処理手順>
つぎに、通信装置101が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されているか否かの判断結果に基づいて実行される通信装置101の通信制御処理(以下、「第3の通信制御処理」という)について説明する。まず、スキャンフラグの変更処理手順について説明する。
図16は、実施の形態1にかかる通信装置101のスキャンフラグの変更処理手順の一例を示すフローチャートである。図16のフローチャートにおいて、まず、通信装置101は、基地局BSiから受信される基地局情報が更新されたか否かを判断する(ステップS1601)。
ここで、通信装置101は、基地局情報が更新されるのを待つ(ステップS1601:No)。そして、基地局情報が更新された場合(ステップS1601:Yes)、通信装置101は、APフラグテーブル500を参照して、自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されているか否かを判断する(ステップS1602)。
ここで、アクセスポイントAPjが設置されている場合(ステップS1602:Yes)、通信装置101は、スキャンフラグがOFFか否かを判断する(ステップS1603)。ここで、スキャンフラグがONの場合(ステップS1603:No)、通信装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
一方、スキャンフラグがOFFの場合(ステップS1603:Yes)、通信装置101は、スキャンフラグをOFFからONに変更して(ステップS1604)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1602において、アクセスポイントAPjが設置されていない場合(ステップS1602:No)、通信装置101は、スキャンフラグがONか否かを判断する(ステップS1605)。ここで、スキャンフラグがOFFの場合(ステップS1605:No)、通信装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
一方、スキャンフラグがONの場合(ステップS1605:Yes)、通信装置101は、スキャンフラグをONからOFFに変更して(ステップS1606)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、通信装置101が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設定されているか否かによってスキャンフラグを変更することができる。
図17は、実施の形態1にかかる通信装置101の第3の通信制御処理手順の一例を示すフローチャートである。図17のフローチャートにおいて、まず、通信装置101は、スキャンフラグがONになったか否かを判断する(ステップS1701)。ここで、通信装置101は、スキャンフラグがONになるのを待つ(ステップS1701:No)。
そして、スキャンフラグがONになった場合(ステップS1701:Yes)、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過したか否かを判断する(ステップS1702)。ここで、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過するのを待つ(ステップS1702:No)。
そして、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過した場合(ステップS1702:Yes)、アクセスポイントAPjを検出する(ステップS1703)。つぎに、通信装置101は、検出したアクセスポイントAPjのESSIDを取得して、ESSIDリスト600の記憶内容を更新する(ステップS1704)。
そして、通信装置101は、接続実績テーブル400を参照して、検出したアクセスポイントAPjへの接続実績があるか否かを判断する(ステップS1705)。ここで、アクセスポイントAPjへの接続実績がない場合(ステップS1705:No)、通信装置101は、ESSIDリスト600を参照して、今回のESSIDと前回のESSIDとを比較する(ステップS1706)。
そして、通信装置101は、今回のESSIDが前回のESSIDと一致するか否かを判断する(ステップS1707)。ここで、今回のESSIDが前回のESSIDと一致する場合(ステップS1707:Yes)、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tを周期T2に設定して(ステップS1708)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
一方、今回のESSIDが前回のESSIDと不一致の場合(ステップS1707:No)、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tを周期T1に設定して(ステップS1709)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS1705において、アクセスポイントAPjへの接続実績がある場合(ステップS1705:Yes)、通信装置101は、アクセスポイントAPjを介してネットワークに接続する接続処理を実行して(ステップS1710)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、通信装置101が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されている場合に、所定周期TでアクセスポイントAPjを検出する検出処理を開始することができる。
以上説明したように、実施の形態1にかかる通信装置101によれば、所定周期TでアクセスポイントAPjを検出し、今回検出したアクセスポイントAPjのESSIDが、前回検出したアクセスポイントAPjのESSIDと一致するか否かを判定することができる。これにより、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致するか否かによって、通信装置101のユーザが移動しているか否かを判断することができる。
また、通信装置101によれば、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、所定周期Tを、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合に設定される周期T1よりも長い周期T2に設定することができる。これにより、ユーザが移動していないと判断できる場合は、ユーザが移動していると判断できる場合に比べて、スキャン動作の回数を減らすことができ、通信装置101の電力消費を抑制することができる。
また、通信装置101によれば、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合、所定周期Tを、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合に設定される周期T2よりも短い周期T1に設定することができる。これにより、ユーザが移動していると判断できる場合は、ユーザが移動していないと判断できる場合に比べて、スキャン動作を短い周期で行うことができ、アクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。
また、通信装置101によれば、検出したアクセスポイントAPjを介してネットワークに接続する接続処理が行われた接続履歴がない場合に、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行うことができる。これにより、検出したアクセスポイントAPjが利用可能なものではない場合に、スキャン動作の所定周期Tを変更するシーケンスを実行することができる。
また、通信装置101によれば、検出したアクセスポイントAPjを介してネットワークに接続する接続処理が行われた接続履歴がある場合は、検出したアクセスポイントAPjへの接続処理を行うことができる。これにより、利用可能なアクセスポイントAPjが検出された場合は、ユーザが操作入力を行うことなく、アクセスポイントAPjへの接続処理を実行することができる。
また、通信装置101によれば、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移した場合、所定周期Tを周期T1よりも短い周期T3に設定することができる。これにより、画面ON時のアクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。
また、通信装置101によれば、通信ソフトウェアが起動された場合、所定周期Tを周期T3に設定することができる。これにより、通信アプリケーション実行時のアクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。
また、通信装置101によれば、所定周期Tが周期T3に設定されてから一定時間L経過後に、今回のESSIDと前回のESSIDとの一致判定を行うことができる。これにより、画面ON時のアクセスポイントAPjへの再接続性を確保するために、画面ONから一定時間Lが経過するのを待ってから、スキャン動作の所定周期Tを変更するシーケンスを実行することができる。また、通信アプリケーション実行時のアクセスポイントAPjへの再接続性を確保するために、通信アプリケーションの実行開始から一定時間Lが経過するのを待ってから、スキャン動作の所定周期Tを変更するシーケンスを実行することができる。
また、通信装置101によれば、自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが設置されている場合に、所定周期TでアクセスポイントAPjを検出する検出処理を開始することができる。これにより、通信装置101は、自装置が存在するセルCiにアクセスポイントAPjが存在しない場合のスキャン動作にかかる消費電力を削減することができる。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2にかかる通信装置101について説明する。なお、実施の形態1で説明した箇所と同様の箇所については説明を省略する。
実施の形態2では、通信装置101は、周期的なスキャン動作で検出したアクセスポイントAPjのESSIDが一周期前と同じ場合、ユーザが移動していないと判断して、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いる周波数(チャネル)の数を減らす。これにより、1回のスキャン動作にかかる消費電力を低減させる。
(アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作)
まず、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作について説明する。図18は、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作例を示す説明図である。図18に示すように、スキャン動作には、アクティブスキャンとパッシブスキャンとがある。
ここで、アクティブスキャンは、無線LANに用いられる各チャネルに対してプローブリクエスト信号を送信して、プローブレスポンス信号を受信することにより、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作である。アクティブスキャンでは、例えば、2.4[GHz]の周波数帯域と5[GHz]の周波数帯域とが使用される。
具体的には、例えば、アクティブスキャンに使用される無線LANのチャネルとしては、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.11の2.4[GHz]の周波数帯域の13チャネルと、IEEE802.11のW56(タイプ)の11チャネルとがある。
また、パッシブスキャンは、アクセスポイントAPjからビーコンと呼ばれる信号(パケット)を受信することにより、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作である。パッシブスキャンでは、例えば、5[GHz]の周波数帯域が使用される。具体的には、例えば、パッシブスキャンに使用される無線LANのチャネルとしては、IEEE802.11のW52(タイプ)の4チャネルと、W53(タイプ)の4チャネルとがある。
1チャネルのアクティブスキャンにかかる時間は、例えば、15〜30[ms]程度である。また、1チャネルのパッシブスキャンにかかる時間は、例えば、220[ms]程度である。これは、アクセスポイントAPjからのビーコンの送信周期が約102.4[ms]のため、ビーコンを2回受信できる時間が確保されている。
また、アクティブスキャンおよびパッシブスキャンの両方行う場合は、通信装置101は、例えば、最初にアクティブスキャンを行った後、パッシブスキャンを行う。24チャネル(13チャネル+11チャネル)のアクティブスキャンと、8チャネルのパッシブスキャンとの両方にかかる時間は、例えば、約4[秒]である。また、パッシブスキャンはアクセスポイントAPjからのビーコンを受信するための待機状態を維持することになるため、アクティブスキャンに比べて消費電力が大きくなる傾向にある。
以下の説明では、便宜上、アクティブスキャンに用いられる24チャネル(13チャネル+11チャネル)を「1ch〜24ch」と表記し、パッシブスキャンに用いられる8チャネルを「25ch〜32ch」と表記する場合がある。
(通信装置101の機能的構成例)
つぎに、実施の形態2にかかる通信装置101の機能的構成例について説明する。ここでは、実施の形態1で説明した通信装置101と同一の機能部については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1で説明した通信装置101とは異なる機能部について説明する。
図19は、通信装置101の機能的構成を示すブロック図である。図19において、通信装置101は、検出部701と、通信部702と、取得部703と、判定部704と、設定部705と、判断部706と、検知部707と、変更部1901と、を含む構成である。検出部701〜検知部707および変更部1901は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、WLAN通信部307により、その機能を実現する。また、WLAN通信部307のメモリに記憶されたプログラムをWLAN通信部307の演算回路に実行させることにより、または、WLAN通信部307のWLAN I/Fにより、その機能を実現することにしてもよい。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302やWLAN通信部307のメモリなどに記憶される。
変更部1901は、判定部704によって判定された判定結果に基づいて、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いる信号の周波数を変更する機能を有する。具体的には、例えば、変更部1901は、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネル数を、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合よりも少ないチャネル数に変更する。
例えば、初期設定として、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いられる全チャネル「1ch〜32ch」が設定されているとする。この場合、変更部1901は、例えば、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致し、かつ、「1ch〜24ch」のいずれかのチャネルを用いてアクセスポイントAPjからESSIDを取得する場合に、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを「1ch〜32ch」から「1ch〜24ch」に変更することにしてもよい。すなわち、通信装置101のユーザが移動していないと判断できる場合は、アクティブスキャンに比べて消費電力が大きいパッシブスキャンに用いられるチャネル(25ch〜32ch)をスキャン対象となるチャネルから除外する。
また、例えば、変更部1901は、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネル数を、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合よりも多いチャネル数に変更する。例えば、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネル「1ch〜24ch」が設定されているとする。
この場合、変更部1901は、例えば、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを初期設定に戻す。すなわち、通信装置101のユーザが移動していると判断できる場合は、スキャン対象から除外したチャネル(25ch〜32ch)を、スキャン対象として再度設定する。
検出部701は、変更部1901によって変更された変更後の周波数を用いて、無線通信するアクセスポイントAPjを所定周期Tで検出する機能を有する。例えば、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルが「1ch〜24ch」に変更されている場合、検出部701は、アクティブスキャンのみを行う。
これにより、通信装置101のユーザが移動していない場合は、パッシブスキャンを行わないようにして、パッシブスキャンにかかる消費電力を削減することができる。
また、変更部1901は、例えば、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、無線通信に用いるチャネルを、前回のESSIDと一致したESSIDのアクセスポイントとの無線通信に用いたチャネルに変更することにしてもよい。具体的には、例えば、変更部1901は、今回と前回とで一致するESSIDが同じチャネルを用いた無線通信により取得された場合、無線通信に用いるチャネルを、該ESSIDが取得されたチャネルに変更する。
例えば、前回のESSIDと一致したESSIDのアクセスポイントとの無線通信に用いるチャネルを「1ch」とする。この場合、変更部1901は、例えば、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを「1ch」に変更することにしてもよい。この場合、検出部701は、通信部702を制御して、1chに対してプローブリクエスト信号を送信する(ユニキャスト)。
また、例えば、前回のESSIDと一致したESSIDのアクセスポイントとの無線通信に用いるチャネルを「1ch、7ch」とする。この場合、変更部1901は、例えば、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを「1ch、7ch」に変更することにしてもよい。この場合、検出部701は、通信部702を制御して、1chおよび7chに対してプローブリクエスト信号を送信する(マルチキャスト)。
これにより、通信装置101のユーザが移動していない場合は、一周期前に検出されたアクセスポイントAPjのみを対象としてスキャン動作を行うことができ、スキャン動作にかかる電力消費を抑制することができる。
また、変更部1901は、検知部707によって表示状態が非表示から表示へ遷移したことが検知された場合に、判定部704によって判定された判定結果に基づいて、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いる信号の周波数を変更することにしてもよい。これにより、画面ON時に周期T3で行われるスキャン動作にかかる電力消費を抑制することができる。
また、変更部1901は、検知部707によって通信アプリケーションが起動されたことが検知された場合に、判定部704によって判定された判定結果に基づいて、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いる信号の周波数を変更することにしてもよい。これにより、ブラウザ起動時に周期T3で行われるスキャン動作にかかる電力消費を抑制することができる。
なお、上述した説明では、実施の形態2にかかる通信装置101が設定部705を有する場合について説明したが、実施の形態2にかかる通信装置101が設定部705を有さないことにしてもよい。
(通信装置101の動作例)
つぎに、図20〜図23を用いて、実施の形態2にかかる通信装置101の動作例について説明する。
図20は、実施の形態2にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その1)である。図20において、(20−1)通信装置101は、アクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致し、かつ、「1ch〜24ch」のいずれかのチャネルを用いてアクセスポイントAPjからESSIDを取得する場合に、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを「1ch〜32ch」から「1ch〜24ch」に変更する。
この結果、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作では、アクティブスキャンおよびパッシブスキャンのうちアクティブスキャンのみが行われる。図20に示す例では、この後、ディスプレイ303の表示状態が表示から非表示へ遷移している。
(20−2)通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知する。(20−3)通信装置101は、アクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを「1ch〜32ch」から「1ch〜24ch」に変更する。
図20に示す例では、今回のESSID「AP1」と前回のESSID「AP1」とが一致し、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルが「1ch〜32ch」から「1ch〜24ch」に変更済みである。このため、通信装置101は、変更後のチャネルをそのまま維持する。
(20−4)通信装置101は、所定周期Tの経過後にアクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを「1ch〜32ch」から「1ch〜24ch」に変更する。
図20に示す例では、今回のESSID「AP1」と前回のESSID「AP1」とが一致し、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルが「1ch〜32ch」から「1ch〜24ch」に変更済みである。このため、通信装置101は、変更後のチャネルをそのまま維持する。
このように、通信装置101によれば、通信装置101のユーザが移動していないと判断できる場合に、パッシブスキャンを行わないことにより、スキャン動作にかかる消費電力を低減させることができる。
図21は、実施の形態2にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その2)である。図21において、(21−1)通信装置101は、アクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致し、かつ、「1ch〜24ch」のいずれかのチャネルを用いてアクセスポイントAPjからESSIDを取得する場合に、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを「1ch〜32ch」から「1ch〜24ch」に変更する。
この結果、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作では、アクティブスキャンおよびパッシブスキャンのうちアクティブスキャンのみが行われる。図21に示す例では、この後、ディスプレイ303の表示状態が表示から非表示へ遷移している。
(21−2)通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知する。(21−3)通信装置101は、アクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを初期設定に変更する。
図21に示す例では、今回のESSID「AP2」と前回のESSID「AP1」とが不一致のため、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルが「1ch〜24ch」から「1ch〜32ch」に変更されている。この結果、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作では、アクティブスキャンおよびパッシブスキャンが行われる。
(21−4)通信装置101は、所定周期Tの経過後にアクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを初期設定に変更する。
図21に示す例では、今回のESSID「AP3」と前回のESSID「AP2」とが不一致であり、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルが「1ch〜32ch」に変更済みである。このため、通信装置101は、変更後のチャネルをそのまま維持する。
(21−5)通信装置101は、所定周期Tの経過後にアクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを「1ch〜32ch」から「1ch〜24ch」に変更する。
図21に示す例では、今回のESSID「AP3」と前回のESSID「AP3」とが一致するため、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルが「1ch〜32ch」から「1ch〜24ch」に変更されている。この結果、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作では、アクティブスキャンおよびパッシブスキャンが行われる。
このように、通信装置101によれば、通信装置101のユーザが移動していると判断できる場合は、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを初期設定に戻すことができる。これにより、ユーザが移動している場合は、アクティブスキャンおよびパッシブスキャンの両方を行って、アクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。
図22は、実施の形態2にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その3)である。図22において、(22−1)通信装置101は、アクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致し、かつ、「1ch〜24ch」のいずれかのチャネルを用いてアクセスポイントAPjからESSIDを取得する場合に、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを「1ch〜32ch」から「1ch〜24ch」に変更する。
この結果、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作では、アクティブスキャンおよびパッシブスキャンのうちアクティブスキャンのみが行われる。図22に示す例では、この後、ディスプレイ303の表示状態が表示から非表示へ遷移している。
(22−2)通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知する。(22−3)通信装置101は、表示状態が非表示から表示へ遷移した場合、所定周期Tを周期T3に設定する。この結果、周期T3でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
(22−4)通信装置101は、アクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを初期設定に変更する。
図22に示す例では、今回のESSID「AP2」と前回のESSID「AP1」とが不一致のため、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルが「1ch〜24ch」から「1ch〜32ch」に変更されている。この結果、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作では、アクティブスキャンおよびパッシブスキャンが行われる。
(22−5)通信装置101は、3回のスキャン動作でアクセスポイントAPjへの接続が完了していない場合、所定周期Tを周期T2'に設定する。すなわち、通信装置101は、3回のスキャン動作でアクセスポイントAPjへ接続できない場合は、これ以降もアクセスポイントAPjに接続できない可能性が高いため所定周期Tを周期T3より長い周期T2'に設定する。この結果、周期T2'でアクセスポイントAPjのスキャン動作が行われる。
このように、通信装置101によれば、通信装置101のユーザが移動していると判断できる場合は、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを初期設定に戻すことができる。これにより、ユーザが移動している場合は、アクティブスキャンおよびパッシブスキャンの両方を行って、アクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。また、通信装置101によれば、3回のスキャン動作でアクセスポイントAPjへの接続が完了していない場合、所定周期Tを周期T2'に設定することにより、スキャン動作にかかる消費電力を抑制することができる。
図23は、実施の形態2にかかる通信装置101の動作例を示す説明図(その4)である。図23において、(23−1)通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知する。(23−2)通信装置101は、表示状態が非表示から表示へ遷移した場合、1ch〜32chの全チャネルをスキャン対象としてスキャン動作を行う。
これにより、画面ON直後のアクセスポイントAPjへの再接続性を高めることができる。この結果、図23に示す例では、7chを用いた無線通信によりアクセスポイントAP6が検出されている。
(23−3)通信装置101は、アクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、無線通信に用いるチャネルを、前回のESSIDと一致したESSIDのアクセスポイントとの無線通信に用いたチャネルに変更する。
図23に示す例では、今回のESSID「AP6」と前回のESSID「AP6」とが一致する。また、今回も前回も、同じ7chを用いた無線通信により、アクセスポイントAP6のESSID「AP6」が取得されている。このため、無線通信に用いるチャネルが7chに変更されている。この結果、アクセスポイントAPjを検出するスキャン動作では、アクティブスキャンおよびパッシブスキャンのうち、アクティブスキャンの7chのみが行われる。
(23−4)通信装置101は、所定周期Tの経過後にアクセスポイントAPjを検出した結果、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、無線通信に用いるチャネルを、前回のESSIDと一致したESSIDのアクセスポイントとの無線通信に用いたチャネルに変更する。
図23に示す例では、今回のESSID「AP6」と前回のESSID「AP6」とが一致する。また、今回も前回も、同じ7chを用いた無線通信により、アクセスポイントAP6のESSID「AP6」が取得されている。また、無線通信に用いるチャネルが7chに変更済みである。このため、通信装置101は、変更後のチャネルをそのまま維持する。
このように、通信装置101によれば、前回と同じチャネルで同じESSIDを取得した場合は、そのチャネルを、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルに変更することができる。これにより、通信装置101のユーザが移動していないと判断できる場合は、特定のチャネルを用いたアクティブスキャンのみが行われることになり、スキャン動作にかかる消費電力を低減させることができる。
(通信装置101の各種処理手順)
つぎに、実施の形態2にかかる通信装置101の各種処理手順について説明する。
図24は、実施の形態2にかかる通信装置101の通信制御処理手順の一例を示すフローチャートである。図24のフローチャートにおいて、まず、通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移したか否かを判断する(ステップS2401)。
ここで、通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移するのを待つ(ステップS2401:No)。そして、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移した場合(ステップS2401:Yes)、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tを周期T3に設定する(ステップS2402)。
つぎに、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過したか否かを判断する(ステップS2403)。ここで、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過するのを待つ(ステップS2403:No)。そして、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tが経過した場合(ステップS2403:Yes)、アクセスポイントAPjを検出する(ステップS2404)。
つぎに、通信装置101は、検出したアクセスポイントAPjのESSIDを取得して、ESSIDリスト600の記憶内容を更新する(ステップS2405)。そして、通信装置101は、接続実績テーブル400を参照して、検出したアクセスポイントAPjへの接続実績があるか否かを判断する(ステップS2406)。
ここで、アクセスポイントAPjへの接続実績がない場合(ステップS2406:No)、通信装置101は、ディスプレイ303の表示状態が非表示から表示へ遷移してから一定時間Lが経過したか否かを判断する(ステップS2407)。ここで、一定時間Lが経過していない場合(ステップS2407:No)、通信装置101は、ステップS2403に戻る。
一方、一定時間Lが経過した場合(ステップS2407:Yes)、通信装置101は、ESSIDリスト600を参照して、今回のESSIDと前回のESSIDとを比較する(ステップS2408)。そして、通信装置101は、今回のESSIDが前回のESSIDと一致するか否かを判断する(ステップS2409)。
ここで、今回のESSIDが前回のESSIDと一致する場合(ステップS2409:Yes)、通信装置101は、スキャン対象となるチャネルを、前回のESSIDと同じESSIDを取得したチャネルに変更して(ステップS2410)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
一方、今回のESSIDが前回のESSIDと不一致の場合(ステップS2409:No)、通信装置101は、スキャン対象となるチャネルを、スキャン対象として設定可能な全チャネルに変更して(ステップS2411)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS2406において、アクセスポイントAPjへの接続実績がある場合(ステップS2406:Yes)、通信装置101は、アクセスポイントAPjを介してネットワークに接続する接続処理を実行して(ステップS2412)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルの数を減らすことができる。また、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを初期設定に戻すことができる。
なお、上述した説明では、ステップS2410において、スキャン対象となるチャネルを、前回のESSIDと同じESSIDを取得したチャネルに変更することにしたが、これに限らない。例えば、通信装置101は、「1ch〜24ch」のいずれかのチャネルを使用してアクセスポイントAPjからESSIDを取得する場合に、スキャン対象となるチャネルを、アクティブスキャンに用いるチャネル(1ch〜24ch)に変更することにしてもよい。
また、ステップS2409において、今回のESSIDが前回のESSIDと一致する場合、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tを周期T2'に設定することにしてもよい。また、ステップS2409において、今回のESSIDが前回のESSIDと不一致の場合、通信装置101は、スキャン動作の所定周期Tを周期T1'に設定することにしてもよい。
以上説明したように、実施の形態2にかかる通信装置101によれば、所定周期TでアクセスポイントAPjを検出し、今回検出したアクセスポイントAPjのESSIDが、前回検出したアクセスポイントAPjのESSIDと一致するか否かを判定することができる。これにより、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致するか否かによって、通信装置101のユーザが移動しているか否かを判断することができる。
また、通信装置101によれば、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネル数を、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合よりも少ないチャネル数に変更することができる。これにより、ユーザが移動していないと判断できる場合は、スキャン対象となるチャネルの数を初期設定から減らすことができ、スキャン動作にかかる電力消費を抑制することができる。
また、通信装置101によれば、今回のESSIDと前回のESSIDとが不一致の場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネル数を、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合よりも多いチャネル数に変更することができる。これにより、ユーザが移動していると判断できる場合は、スキャン対象となるチャネルの数を初期設定に戻して、アクセスポイントAPjへの再接続性を確保することができる。
また、通信装置101によれば、今回のESSIDと前回のESSIDとが一致する場合、アクセスポイントAPjとの無線通信に用いるチャネルを、前回のESSIDと一致した今回のESSIDのアクセスポイントとの無線通信に用いたチャネルに変更することができる。これにより、ユーザが移動していないと判断できる場合は、一周期前に検出されたアクセスポイントAPjのみを対象としてスキャン動作を行うことができ、スキャン動作にかかる電力消費を抑制することができる。
なお、本実施の形態で説明した通信制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本通信制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本通信制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)無線通信する基地局を所定周期で検出する検出部と、
前記検出部によって検出された前記基地局の識別情報が、前記検出部によって前回検出された前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記基地局の識別情報が一致すると判定された場合、前記所定周期を、前記基地局の識別情報が不一致と判定された場合に設定される第1の周期よりも長い第2の周期に設定する設定部と、
を有することを特徴とする通信装置。
(付記2)前記設定部は、
前記判定部によって前記基地局の識別情報が不一致と判定された場合、前記所定周期を前記第1の周期に設定することを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3)前記検出部によって検出された前記基地局を介してネットワークに接続する接続処理が行われた接続履歴があるか否かを判断する判断部をさらに有し、
前記判定部は、
前記判断部によって前記接続履歴がないと判断された場合に、前記検出部によって検出された前記基地局の識別情報が、前記検出部によって前回検出された前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定することを特徴とする付記1または2に記載の通信装置。
(付記4)前記判断部によって前記接続履歴があると判断された場合、前記基地局と通信する通信部を制御して、前記検出部によって検出された前記基地局への接続処理を行う通信制御部をさらに有することを特徴とする付記3に記載の通信装置。
(付記5)前記判断部は、
前記基地局とは異なる検出動作により検出され、前記基地局よりも通信可能範囲が広い別の基地局の通信エリア群のうち、前記基地局が設置されている通信エリアを特定する情報に基づいて、自装置が存在する通信エリアに前記基地局が設置されているか否かを判断し、
前記検出部は、
前記判断部によって前記基地局が設置されていると判断された場合に、前記所定周期で前記基地局を検出する検出処理を開始することを特徴とする付記3または4に記載の通信装置。
(付記6)前記判定部は、
前回検出された前記基地局の識別情報が複数存在する場合、検出された前記基地局の識別情報が、前回検出された複数の識別情報のうちの少なくともいずれかの識別情報と一致するか否かを判定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記7)画面の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知する検知部をさらに有し、
前記設定部は、
前記検知部によって前記表示状態が非表示から表示へ遷移したことが検知された場合、前記所定周期を前記第1の周期よりも短い第3の周期に設定することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記8)前記検知部は、
実行中に他装置との通信が発生するソフトウェアが起動されたことを検知し、
前記設定部は、
前記検知部によって前記ソフトウェアが起動されたことが検知された場合、前記所定周期を前記第3の周期に設定することを特徴とする付記7に記載の通信装置。
(付記9)前記判定部は、
前記設定部によって前記所定周期が前記第3の周期に設定されてから一定時間経過後に、前記検出部によって検出された前記基地局の識別情報が、前記検出部によって前回検出された前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定することを特徴とする付記7または8に記載の通信装置。
(付記10)前記判定部によって判定された判定結果に基づいて、前記基地局との無線通信に用いる信号の周波数を変更する変更部をさらに有し、
前記検出部は、
前記変更部によって変更された変更後の信号の周波数を用いて、前記基地局を前記所定周期で検出することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の通信装置。
(付記11)無線通信する基地局を所定周期で検出する検出部と、
前記検出部によって検出された前記基地局の識別情報が、前記検出部によって前回検出された前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって判定された判定結果に基づいて、前記基地局との無線通信に用いる信号の周波数を変更する変更部と、を有し、
前記検出部は、
前記変更部によって変更された変更後の信号の周波数を用いて、前記基地局を前記所定周期で検出することを特徴とする通信装置。
(付記12)コンピュータに、
無線通信する基地局を所定周期で検出し、
検出した前記基地局の識別情報が、前回検出した前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定し、
前記基地局の識別情報が一致する場合、前記所定周期を、前記基地局の識別情報が不一致の場合に設定される第1の周期よりも長い第2の周期に設定する、
処理を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
(付記13)コンピュータに、
無線通信する基地局を所定周期で検出し、
検出した前記基地局の識別情報が、前回検出した前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定し、
判定した判定結果に基づいて、前記基地局との無線通信に用いる信号の周波数を変更し、
変更した変更後の信号の周波数を用いて、前記基地局を前記所定周期で検出する、
処理を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
(付記14)コンピュータが、
無線通信する基地局を所定周期で検出し、
検出した前記基地局の識別情報が、前回検出した前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定し、
前記基地局の識別情報が一致する場合、前記所定周期を、前記基地局の識別情報が不一致の場合に設定される第1の周期よりも長い第2の周期に設定する、
処理を実行することを特徴とする通信制御方法。
(付記15)コンピュータが、
無線通信する基地局を所定周期で検出し、
検出した前記基地局の識別情報が、前回検出した前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定し、
判定した判定結果に基づいて、前記基地局との無線通信に用いる信号の周波数を変更し、
変更した変更後の信号の周波数を用いて、前記基地局を前記所定周期で検出する、
処理を実行することを特徴とする通信制御方法。
101 通信装置
701 検出部
702 通信部
703 取得部
704 判定部
705 設定部
706 判断部
707 検知部
1901 変更部

Claims (10)

  1. 無線通信する基地局を所定周期で検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記基地局を介してネットワークに接続する接続処理が行われた接続履歴があるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって前記接続履歴がないと判断された場合に、前記検出部によって検出された前記基地局の識別情報が、前記検出部によって前回検出された前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記基地局の識別情報が一致すると判定された場合、前記所定周期を、前記基地局の識別情報が不一致と判定された場合に設定される第1の周期よりも長い第2の周期に設定する設定部と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記設定部は、
    前記判定部によって前記基地局の識別情報が不一致と判定された場合、前記所定周期を前記第1の周期に設定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記判断部は、
    前記基地局とは異なる検出動作により検出され、前記基地局よりも通信可能範囲が広い別の基地局の通信エリア群のうち、前記基地局が設置されている通信エリアを特定する情報に基づいて、自装置が存在する通信エリアに前記基地局が設置されているか否かを判断し、
    前記検出部は、
    前記判断部によって前記基地局が設置されていると判断された場合に、前記所定周期で前記基地局を検出する検出処理を開始することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記判定部は、
    前回検出された前記基地局の識別情報が複数存在する場合、検出された前記基地局の識別情報が、前回検出された複数の識別情報のうちの少なくともいずれかの識別情報と一致するか否かを判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信装置。
  5. 画面の表示状態が非表示から表示へ遷移したことを検知する検知部をさらに有し、
    前記設定部は、
    前記検知部によって前記表示状態が非表示から表示へ遷移したことが検知された場合、前記所定周期を前記第1の周期よりも短い第3の周期に設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信装置。
  6. 前記検知部は、
    実行中に他装置との通信が発生するソフトウェアが起動されたことを検知し、
    前記設定部は、
    前記検知部によって前記ソフトウェアが起動されたことが検知された場合、前記所定周期を前記第3の周期に設定することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記判定部は、
    前記設定部によって前記所定周期が前記第3の周期に設定されてから一定時間経過後に、前記検出部によって検出された前記基地局の識別情報が、前記検出部によって前回検出された前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定することを特徴とする請求項5または6に記載の通信装置。
  8. 前記判定部によって判定された判定結果に基づいて、前記基地局との無線通信に用いる信号の周波数を変更する変更部をさらに有し、
    前記検出部は、
    前記変更部によって変更された変更後の信号の周波数を用いて、前記基地局を前記所定周期で検出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の通信装置。
  9. コンピュータに、
    無線通信する基地局を所定周期で検出し、
    検出した前記基地局を介してネットワークに接続する接続処理が行われた接続履歴があるか否かを判断し、
    前記接続履歴がないと判断した場合に、検出した前記基地局の識別情報が、前回検出した前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定し、
    前記基地局の識別情報が一致する場合、前記所定周期を、前記基地局の識別情報が不一致の場合に設定される第1の周期よりも長い第2の周期に設定する、
    処理を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
  10. コンピュータが、
    無線通信する基地局を所定周期で検出し、
    検出した前記基地局を介してネットワークに接続する接続処理が行われた接続履歴があるか否かを判断し、
    前記接続履歴がないと判断した場合に、検出した前記基地局の識別情報が、前回検出した前記基地局の識別情報と一致するか否かを判定し、
    前記基地局の識別情報が一致する場合、前記所定周期を、前記基地局の識別情報が不一致の場合に設定される第1の周期よりも長い第2の周期に設定する、
    処理を実行することを特徴とする通信制御方法。
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