JP2019530262A - ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法及びモバイル・デバイス - Google Patents

ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法及びモバイル・デバイス Download PDF

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Abstract

ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法と、モバイル・デバイスとが、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークをスキャンすることの比較的高い電力消費の先行技術問題を解決するために、提供される。方法は、モバイル・デバイスによって、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点でのモバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得し、第1時点が前記第2時点よりも後の時点である、ことと、モバイル・デバイスによって、距離に関する情報が第1距離閾値に満たないと決定し、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整し、第2スキャン周波数が第1スキャン周波数よりも低い、ことと、モバイル・デバイスによって第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることとを含む。

Description

本発明は、通信テクノロジの分野に、特に、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法及びモバイル・デバイスに関係がある。
無線ローカル・エリア・ネットワーク基準IEEE802.11が1997年に公開されて以来、業界をリードする多くの企業を含むWiFiアライアンスによって大いに推進されて、ワイヤレス・フィデリティ(Wireless Fidelity,WiFi)テクノロジは、高速なデプロイメント、便利な使用法、及び高い伝送レートのようなその利点に基づき、急速に発展してきた。目下、WiFiテクノロジは、様々な産業に広く適用されている。WiFiネットワークのアクセス・ポイント(Access Point,AP)は、ホテル、コーヒー・ショップ、学校、及び病院のような場所に広く分布している。WiFiは、生活の至る所に存在する。
ノートブック・コンピュータ、タブレット・コンピュータ、及び携帯電話機のような、より多くのモバイル・デバイスがWiFiテクノロジをサポートするにつれて、WiFiネットワークはますます頻繁に使用される。より良いユーザ体験を実現するよう、既存のWiFiデバイスは、より良いネットワーク通信品質を獲得するために、アクティブ・スキャン・メカニズムを使用することによって、より良い信号強度によりアクセス・ホットスポットを発見する。一般に、異なる状態において、WiFiデバイスは、異なる時間インターバルでWiFiアクセス・ポイントをスキャンする。例えば、スクリーンがオンであり、APが接続されていない場合には、スマートフォンのWiFiスキャン時間インターバルは10s(秒)であり、すなわち、スマートフォンは10sごとにWiFiネットワークをスキャンし、そして、スキャン存続期間は毎回約3sである。スクリーンがオンで且つロックされておらず、APが接続されていない場合には、スマートフォンのWiFiスキャン時間インターバルは32sである。
周期的なWiFiスキャンは、モバイル・デバイスの電気量を消費して、モバイル・デバイスのバッテリ持続期間に影響を及ぼす。従って、ユーザ体験に影響を及ぼさずに不必要なアクティブ・スキャンを如何にして減らすかが、WiFi電力消費を減らすことにとって非常に重要である。先行技術において、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークをスキャンすることの電力消費は、比較的高い。
本発明の目的は、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークをスキャンすることの比較的高い電力消費の先行技術問題を解決するために、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法と、モバイル・デバイスとを提供することである。
前述の目的を達成するよう、以下の技術的解決法が本発明において使用される。
第1の態様に従って、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法であって:モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得し、前記第1時点が前記第2時点よりも後の時点である、ことと;前記モバイル・デバイスによって、前記距離に関する前記情報が第1距離閾値に満たないと決定し、前記モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整し、前記第2スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも低い、ことと;前記モバイル・デバイスによって前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることとを含む方法が提供される。
第1の態様で提供される技術的解決法に従って、特定の期間において、モバイル・デバイスの位置変化の距離が距離閾値に満たない場合には、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンするスキャン周波数は低減される。すなわち、モバイル・デバイスの位置変化が特定の期間において比較的に小さい場合には、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをアクティブ・スキャンする時間インターバルは、モバイル・デバイスの電気量の消費を減らし且つ電力消費を減らすために、増大され得る。
第1の態様を参照して、第1の態様の第1の可能な実施において、前記モバイル・デバイスによって前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることは:前記モバイル・デバイスによって、前記第1時点で前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始し、スキャン終了時点で前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始することを含む。すなわち、第1スキャン周波数を第2スキャン周波数へ調整した後、モバイル・デバイスは、直ちに一度WiFiネットワークをスキャンし、現在のスキャンの終了時点で第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンし始め、それにより、モバイル・デバイスは、可能な限り速くより良いAPにアクセスすることができ、それによって、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークにアクセスする性能が影響を及ぼされないことを確かにする。
第1の態様を参照して、第1の態様の第2の可能な実施において、前記モバイル・デバイスによって前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることは:前記モバイル・デバイスによって、第3時点で前記第1スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始し、前記第3時点が前記第1時点よりも後の時点である、ことと;前記モバイル・デバイスによって、前記第3時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に、前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始することとを含む。すなわち、第1スキャン周波数を第2スキャン周波数へ調整した後、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスの電気量を節約し且つ電力消費を減らすために、モバイル・デバイスが第1スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンする次の時点を待ち、そして、次の時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンし始める。
第1の態様を参照して、第1の態様の第3の可能な実施において、当該方法は:前記モバイル・デバイスによって、前記距離に関する前記情報が第2距離閾値よりも大きいと決定し、前記モバイル・デバイスが前記WiFiネットワークをスキャンする前記第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整し、前記第3スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも高い、ことと;前記モバイル・デバイスによって前記第3スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることとを更に含む。前述の可能な実施に従って、特定の期間において、モバイル・デバイスの位置変化の距離が距離閾値よりも大きい場合には、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンするスキャン周波数は増大される。このように、スキャン周波数を低減した後、モバイル・デバイスの位置変化が比較的大きい場合には、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスのスキャン周波数を初期スキャン周波数に戻し、それによって、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークにアクセスする性能が影響を及ぼされないことを確かにし得る。
第1の態様の第3の可能な実施を参照して、第1の態様の第4の可能な実施において、前記モバイル・デバイスが前記WiFiネットワークをスキャンする前記第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整することより前に、当該方法は:前記モバイル・デバイスによって、前記第1スキャン周波数が上位周波数限界よりも高くないと決定することを含む。上位周波数限界は、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする既存の周波数よりも高くない点が留意されるべきであり、それによって、モバイル・デバイスの電力消費が本発明の実施形態に従って低減され得ることを確かにする。
第1の態様又は第1の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第5の可能な実施において、当該方法は:前記モバイル・デバイスによって、第1アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、前記第2時点で前記WiFiネットワークをスキャンすることと;前記モバイル・デバイスによって、第2アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、前記第1時点で前記WiFiネットワークをスキャンすることとを更に含み;モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:前記モバイル・デバイスによって、前記第1アクセス・ポイントに関する情報及び前記第2アクセス・ポイントに関する情報に従って電磁波伝達の空間損失情報を決定することと;前記モバイル・デバイスによって前記空間損失情報に従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定することとを含む。前述の可能な実施において、モバイル・デバイスは、前方又は後方スキャンによって取得される、WiFiアクセス・ポイントに関する関連情報に従って、計算によって、モバイル・デバイスの前方又は後方移動距離を求めてよい。すなわち、他の追加コンポーネントは、モバイル・デバイスによって距離に関する情報を計算するために必要とされず、それによって、追加の電力消費を回避する。
第1の態様又は第1の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第6の可能な実施において、モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:前記モバイル・デバイスによって、ペドメータ・アルゴリズムに従って移動歩数を計算することと;前記モバイル・デバイスによって前記移動歩数及び歩長情報に従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定することとを含む。すなわち、モバイル・デバイスは、電力消費が少ないペドメータを使用することによって、モバイル・デバイスの距離に関する情報を計算し得る。歩長情報は、ユーザによって設定され得る。代替的に、モバイル・デバイスは、グローバル・ポジショニング・システムGPS及びペドメータを使用することによって、ある距離内でユーザが歩いた歩数を数え、歩数で距離を割ることで歩長情報を求めてもよい。
第1の態様又は第1の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第7の可能な実施において、モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:前記モバイル・デバイスによって歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定することを含む。PDRアルゴリズム及びVDRアルゴリズムはいずれも、モバイル・デバイスの移動軌道を記録するアルゴリズムである。モバイル・デバイスは、電力消費が少ないPDRアルゴリズム又はVDRアルゴリズムを使用することによって、モバイル・デバイスの距離に関する情報を計算し得る。
第1の態様又は第1の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第8の可能な実施において、モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:前記モバイル・デバイスによってグローバル・ポジション・システムGPSアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定することを含む。
第1の態様又は第1の態様のいくつかの可能な実施において、距離に関する情報を取得することより前に、モバイル・デバイスは更に、第1時点でのモバイル・デバイスの位置が第2時点でのモバイル・デバイスの位置に対して変化するかどうかを判定してよい。モバイル・デバイスの位置が変化しない場合には、モバイル・デバイスは、WiFiネットワークをスキャンすることを停止し、それによって、更に、電気量を節約し且つ電力消費を低減し得る。
第2の態様に従って、モバイル・デバイスであって:第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得するよう構成され、前記第1時点が前記第2時点よりも後の時点である、取得ユニットと;前記距離に関する前記情報が第1距離閾値に満たないと決定するよう構成される決定ユニットと;前記モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整するよう構成され、前記第2スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも低い、調整ユニットと;前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンするよう構成されるスキャン・ユニットとを含むモバイル・デバイスが提供される。
第2の態様で提供されるモバイル・デバイスに従って、特定の期間において、モバイル・デバイスの位置変化の距離が距離閾値に満たない場合には、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンするスキャン周波数は低減される。すなわち、モバイル・デバイスの位置変化が特定の期間において比較的に小さい場合には、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをアクティブ・スキャンする時間インターバルは、モバイル・デバイスの電気量の消費を減らし且つ電力消費を減らすために、増大され得る。
第2の態様を参照して、第2の態様の第1の可能な実施において、前記スキャン・ユニットは:前記第1時点で前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始し、スキャン終了時点で前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始するよう構成される。
第2の態様を参照して、第2の態様の第2の可能な実施において、前記スキャン・ユニットは:第3時点で前記第1スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始し、前記第3時点が前記第1時点よりも後の時点であり;前記第3時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に、前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始するよう構成される。
第2の態様を参照して、第2の態様の第3の可能な実施において、前記決定ユニットは、前記距離に関する前記情報が第2距離閾値よりも大きいと決定するよう更に構成され;前記調整ユニットは、前記モバイル・デバイスが前記WiFiネットワークをスキャンする前記第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整するよう更に構成され、前記第3スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも高く;前記スキャン・ユニットは、前記第3スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンするよう更に構成される。
第2の態様の第3の可能な実施を参照して、第2の態様の第4の可能な実施において、前記決定ユニットは、前記調整ユニットが、前記モバイル・デバイスが前記WiFiネットワークをスキャンする前記第1スキャン周波数を前記第3スキャン周波数に調整することより前に、前記第1スキャン周波数が上位周波数限界よりも高くないと決定するよう更に構成される。
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第5の可能な実施において、前記スキャン・ユニットは:第1アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、前記第2時点で前記WiFiネットワークをスキャンし;第2アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、前記第1時点で前記WiFiネットワークをスキャンするよう更に構成され;前記取得ユニットは:前記第1アクセス・ポイントに関する情報及び前記第2アクセス・ポイントに関する情報に従って電磁波伝達の空間損失情報を決定し;前記空間損失情報に従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定するよう構成される。
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第6の可能な実施において、前記取得ユニットは:ペドメータ・アルゴリズムに従って移動歩数を計算し;前記移動歩数及び歩長情報に従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定するよう構成される。
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第7の可能な実施において、前記取得ユニットは:歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定するよう構成される。
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第8の可能な実施において、前記取得ユニットは:グローバル・ポジション・システムGPSアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定するよう構成される。
第3の態様に従って、モバイル・デバイスであって、他のモバイル・デバイスであって:プロセッサ、WiFiアンテナ、及び通信バスを含み、前記プロセッサ及び前記WiFiアンテナは、前記通信バスを使用することによってお互いと通信し、前記プロセッサは:第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得する動作であり、前記第1時点が前記第2時点よりも後の時点である、動作と;前記距離に関する前記情報が第1距離閾値に満たないと決定し、前記モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整する動作であり、前記第2スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも低い、動作と;前記WiFiネットワークをスキャンするよう前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiアンテナを制御する動作とを実行するよう構成される、モバイル・デバイスが提供される。
第3の態様を参照して、第3の態様のいくつかの可能な実施において、前記プロセッサは、第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つにおける方法を実行するよう更に構成される。
第4の態様に従って、コンピュータ・プログラムを記憶するよう構成されるコンピュータ可読媒体が提供される。前記コンピュータ・プログラムは、第1の態様又は第1の態様の可能な実施のうちのいずれか1つにおける方法を実行するために使用される命令を含む。
先行技術において固定スキャン周波数に従ってモバイル・デバイスによってWiFiネットワークをスキャンすることのタイムラインの概略図である。 本発明の実施形態に従う、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法の略フローチャートである。 本発明の実施形態に従ってWiFiネットワークをスキャンすることのタイムラインの概略図である。 本発明の実施形態に従ってWiFiネットワークをスキャンすることの他のタイムラインの概略図である。 本発明の実施形態に従ってWiFiネットワークをスキャンすることの更なる他のタイムラインの概略図である。 本発明の実施形態に従う、モバイル・デバイスの位置変化の距離とスキャン周波数との間のマッピング関係の概略図である。 本発明の実施形態に従う、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法の適用シナリオの概略図である。 本発明の実施形態に従う、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする他の方法の略フローチャートである。 本発明の実施形態に従うモバイル・デバイスの略構造図である。 本発明の実施形態に従う他のモバイル・デバイスの略構造図である。 本発明の実施形態に従う携帯電話機の略構造図である。
本発明の実施形態において提供される技術的解決法によって先行技術に対して施された改善を当業者により容易に理解させるよう、以下は、最初に、先行技術を簡単に紹介する。
今のところ、WiFi機能がスマートフォンのようなモバイル・デバイスで有効にされる場合に、より良いユーザ体験を実現するよう、モバイル・デバイスのバックグラウンドは、周期スキャンによって周囲のホットスポットに関する情報を取得する。以下の表1で記載されるように、モバイル・デバイスのアクティブWiFiスキャンの周期は固定である。その上、異なるシナリオにおけるスキャン周期はわずかに異なっている。
Figure 2019530262
設定画面がオンである例を説明のために用いると、図1は、設定画面がオンである場合にスマートフォンによってWiFiをスキャンすることのタイムラインを示す。図示されるように、WiFi機能が有効にされ、APが接続されない場合に、スマートフォンは、10sごとにWiFiをスキャンし、すなわち、スキャン周期は10sである。スキャン存続期間は毎回3sである。図1に示されるWiFiスキャン方法では、スキャンにおけるスマートフォンの電力消費は、毎回約220mA(ミリアンペア)である。
図1からは、先行技術においては、モバイル・デバイスのWiFiスキャン周期がユーザの移動状態情報を参照して調整されず、モバイル・デバイスの位置変化が比較的小さいか又はモバイル・デバイスが静止している場合には、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークに対して行われるアクティブ・スキャンが無意味であって、電気量を浪費するという欠点を引き起こすことが分かる。
本発明の実施形態は、モバイル・デバイスの位置変化に従ってWiFiスキャン周期を調整し、それによって、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークをスキャンすることの比較的高い電力消費の先行技術問題を解消するよう、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法及びモバイル・デバイスを提供する。
本発明の実施形態の目的、技術的解決法、及び利点をより明りょうにするよう、以下は、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決法を明りょうに且つ完全に記載する。明らかに、記載される実施形態は、本発明の実施形態の一部であって全てではない。創造的な労力なしで本発明の実施形態に基づき当業者によって獲得される全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲内にあるものとする。
本発明の以下の実施形態で提供される技術的解決法は、WiFiスキャン機能を備えたモバイル・デバイス、例えば、スマートフォン、スマート・ウォッチ、又はタブレット・コンピュータのようなポータブル・モバイル・デバイスに適用されてよい。
本発明の実施形態は、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法を提供する。方法は、モバイル・デバイスに適用される。図2に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S201.モバイル・デバイスは、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点でのモバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得する。
第1時点は、第2時点よりも後の時点である。
S202.モバイル・デバイスは、距離に関する情報が第1距離閾値に満たないと決定し、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整する。
第2スキャン周波数は、第1スキャン周波数よりも低い。
S203.モバイル・デバイスは、第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンする。
前述の解決法に従って、特定の期間において、モバイル・デバイスの位置変化の距離が第1距離閾値に満たない場合には、モバイル・デバイスのスキャン周波数は低減される。すなわち、モバイル・デバイスの位置変化が特定の期間において比較的に小さい場合には、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをアクティブ・スキャンする時間インターバルは、モバイル・デバイスの電気量の消費を減らし且つ電力消費を減らすために、増大され得る。
本発明のこの実施形態で提供される技術的解決法を当業者により良く理解させるように、以下は、前述のステップを詳細に記載する。
本発明のこの実施形態の可能な実施において、モバイル・デバイスは、固定周期に従って、各周期においてモバイル・デバイスの位置変化の距離に関する情報を取得し、各周期における距離に関する情報に従ってモバイル・デバイスのWiFiスキャン周波数を調整し得る。
前述の可能な実施において、ステップS201における、第1時点と第2時点との間の存続期間は、固定周期の存続期間である。
固定周期の存続期間は、実際の要件に従って前もってセットされてよい。第1距離閾値も、実際の要件に従って前もってセットされてよい。
上記は、ただ単に、可能な実施である点が留意されるべきである。具体的な実施において、モバイル・デバイスはまた、他のルールに従って位置変化の距離に関する情報を取得してもよい。例えば、GPS(Global Positioning System,グローバル・ポジショニング・システム)が有効にされると決定する場合に、モバイル・デバイスは、GPSが有効にされた後1分以内にモバイル・デバイスの位置変化の距離に関する情報を取得する。
更に、前述のステップS203は、次の2つの方法で実施されてもよい。
方法1:モバイル・デバイスは、第1時点でWiFiネットワークをスキャンすることを開始し、スキャン終了時点で第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることを開始する。
すなわち、第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整した後、モバイル・デバイスは、直ちに一度WiFiネットワークをスキャンし、現在のスキャンの終了時点で第2スキャン周波数に従ってWiFiスキャン周期ネットワークをスキャンし始める。
例えば、図3は、前述の方法1において、モバイル・デバイスによって、WiFiネットワークをスキャンし、位置変化の距離に関する情報を取得することのタイムラインの概略図である。図示されるように、モバイル・デバイスの第1スキャン周波数は、10sごとにWiFiネットワークをスキャンすることであり、スキャン存続期間は3sであり、第2時点は5秒目であり、第1時点は16秒目である。このように、5秒目と16秒目との間のモバイル・デバイスの位置変化の距離が、前もってセットされた第1距離閾値に満たないと決定する場合に、モバイル・デバイスは、第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整する。図示されるように、第2スキャン周波数は、12sごとにWiFiネットワークをスキャンすることである。その上、モバイル・デバイスは、16秒目で直ちにWiFiネットワークをスキャンし始め、3sの連続したスキャンの後にスキャンを停止し、12sのインターバル後に再びWiFiネットワークをスキャンする。すなわち、モバイル・デバイスは、19秒目で第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンし始める。
方法2:モバイル・デバイスは、第3時点で第1スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることを開始し、第3時点が第1時点よりも後の時点であり、第3時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に、第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることを開始する。
すなわち、第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整した後、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスが第1スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンする次の時点を待ち、そして、次の時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に、第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンし始める。
例えば、図4は、前述の方法2において、モバイル・デバイスによって、WiFiネットワークをスキャンし、位置変化の距離に関する情報を取得することのタイムラインの概略図である。図示されるように、モバイル・デバイスの第1スキャン周波数は、10sごとにWiFiネットワークをスキャンすることであり、スキャン存続期間は3sであり、第2時点は5秒目であり、第1時点は16秒目である。このように、5秒目と16秒目との間のモバイル・デバイスの位置変化の距離が、前もってセットされた第1距離閾値に満たないと決定する場合に、モバイル・デバイスは、第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整する。図示されるように、第2スキャン周波数は、12sごとにWiFiネットワークをスキャンすることである。しかし、第1時点でのモバイル・デバイスのスキャン周波数は、依然として10sであり、第2スキャン周波数は、モバイル・デバイスによって実行される次回のスキャンが終了した後にしか効力を生じない。図示されるように、第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整した後、モバイル・デバイスは、23秒目から26秒目までで一度WiFiネットワークをスキャンし、モバイル・デバイスは、26秒目で第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンし始める。
図4及び図5は、ただ単に、説明のための例である点が留意されるべきである。具体的な実施において、モバイル・デバイスは、如何なる2つの時点の間のモバイル・デバイスの位置変化の距離に関する情報も取得してよい。例えば、モバイル・デバイスは、WiFiスキャン機能が有効にされた後1分内にモバイル・デバイスの位置変化の距離に関する情報を取得してもよく、あるいは、固定周期に従って、各周期における位置変化の距離を取得してもよく、あるいは、モバイル・デバイスが位置変化の距離に関する情報を取得する周期を、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする周期と一致させてもよい。これは、本発明において制限されない。その上、前述の方法2において、モバイル・デバイスが、前もってセットされた固定周期に従って、各周期における位置変化の距離に関する情報を取得する場合には、固定周期及びモバイル・デバイスのスキャン・インターバル存続期間は、次の条件を満足し得る:固定周期の存続期間は、(2×第1スキャン時間インターバル+第2スキャン時間インターバル+3×スキャン存続期間)/2よりも大きい。
図5に示されるように、第1スキャン時間インターバルは8sであり、スキャン存続期間は3sであり、第2スキャン時間インターバルは10sであり、固定周期の存続期間は20sであり、それによって、モバイル・デバイスが第2スキャン周波数に従って少なくとも一度WiFiネットワークをスキャンした後に次はモバイル・デバイスがスキャン周波数を調整することを確かにする。
ステップS201の前に、モバイル・デバイスは更に、第1時点でのモバイル・デバイスの位置が第2時点でのモバイル・デバイスの位置に対して変化しているかどうかを判定してよい。モバイル・デバイスの位置が変化していない場合には、モバイル・デバイスは、WiFiネットワークをスキャンすることを停止してよく、それによって、電気量を更に節約する。モバイル・デバイスの位置が変化する場合には、前述のステップS201乃至S203が更に実行される。
更に、ステップS103の後、モバイル・デバイスによって次に取得される、特定の期間内のモバイル・デバイスの位置変化の距離が、第2距離閾値よりも大きい場合には、第2スキャン周波数は第1スキャン周波数に調整されてよい。
例えば、第1距離閾値D1及び第2距離閾値D2がセットされ、D2はD1よりも大きい。第1時点と第2時点との間のモバイル・デバイスの位置変化の距離がD1に満たない場合に、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスの電気量を低減するために、WiFiネットワークをスキャンするための第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に下げる。更に、続く期間において、モバイル・デバイスの位置変化の距離がD1よりも大きく且つD2よりも小さい場合には、モバイル・デバイスは第2スキャン周波数を維持してよく、位置変化の距離がD2よりも大きい場合には、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークにアクセスすることの性能が影響を及ぼされないことを確かにするために、第2スキャン周波数を第1スキャン周波数に増大させてよい。
上記は、ただ単に、説明のための例である。具体的な実施において、モバイル・デバイスの位置変化の距離とスキャン周波数との間の可変な関係が更に、前もってセットされてもよい。モバイル・デバイスが位置変化の距離に関する情報を取得するたびに、モバイル・デバイスは、その可変な関係に従ってスキャン周波数調整を決定し得る。
例えば、図6は、モバイル・デバイスの位置変化の距離とスキャン周波数との間の可変な関係の概略図である。モバイル・デバイスが最初にWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数はfである。モバイル・デバイスの位置変化の距離Dが0である場合に、モバイル・デバイスのスキャン周波数は0であり、すなわち、モバイル・デバイスは、スキャンを停止する。モバイル・デバイスの位置変化の距離Dが0からD1の範囲にある場合に、モバイル・デバイスのスキャン周波数は下げられる。図6で実線によって示されるように、モバイル・デバイスの下げられたスキャン周波数は、f=(f−f)D/D1+fである。モバイル・デバイスの位置変化の距離DがD1よりも大きい場合に、図6で破線によって示されるように、モバイル・デバイスは第1スキャン周波数fを維持する。モバイル・デバイスの位置変化の距離DがD2よりも大きい場合に、モバイル・デバイスのWiFiスキャン周波数は上限に達するので、WiFiスキャン周波数はもはや増大され得ず、fが維持される。モバイル・デバイスが最初にWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数がf、すなわち、スキャン周波数の下限、である場合には、図6で一点鎖線によって示されるように、モバイル・デバイスの位置変化の距離DがD1よりも大きく且つD2よりも小さい場合に、モバイル・デバイスは第1スキャン周波数fを維持する。モバイル・デバイスの位置変化の距離DがD2よりも大きく且つD3よりも小さい場合に、モバイル・デバイスのスキャン周波数は、モバイル・デバイスのスキャン周波数が第1スキャン周波数fに増大するまで、距離Dとともに線形に増大する。すなわち、第1スキャン周波数fは、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする周波数の上位閾値である。第1スキャン周波数fは、先行技術においてモバイル・デバイスによってWiFiネットワークをスキャンする周波数以下であり、それによって、モバイル・デバイスの電力消費が本発明の実施形態に従って低減され得ることを確かにする。
以下は、具体的な適用シナリオを参照して、本発明のこの実施形態で提供される、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法について記載する。
図7に示されるように、図7に示されるような第1AP及び第2APのような2つのWiFiホットスポットがエリア内にある。スマートフォンの初期状態は、スマートフォンが第1の位置にあり、第1APにアクセスしていることである。設定画面がオンである場合に、スマートフォンは、10sごとにWiFiネットワークをスキャンする。この場合に、スマートフォンは、固定周期に従って、各周期におけるモバイル・デバイスの位置変化の距離を取得する。スマートフォンの位置が変化しない場合には、スマートフォンが周期内に移動したかどうかに関係なく、スマートフォンの位置が周期終了時に依然として第1の位置であるという条件で、モバイル・デバイスの位置が変化しないと決定され得ることが留意されるべきである。この場合に、モバイル・デバイスは第1APにアクセスしているので、スマートフォンは、スマートフォンが再びWiFiネットワークをスキャンする場合に依然として第1APにアクセスする。従って、WiFiネットワークをスキャンし続けることは、スマートフォンの電気量を浪費する。従って、スマートフォンは、スキャンすることを停止してよい。
スマートフォンが、ある周期において、スマートフォンが第1の位置から第2の位置へ移動したと決定する場合には、この場合に、スマートフォンが第1APにアクセスしており且つ第1APの信号強度が有意には弱められていないということで、スマートフォンは、電気量を節約するようスキャンを停止してよく、あるいは、電気量を節約し、スマートフォンがより高い信号強度を有するAPを発見することができることを確かにするために、スキャン周波数を低減し、例えば、12sごとにWiFiネットワークをスキャンすることにスキャン周波数を調整してよい。
更に、スマートフォンが、ある周期において、スマートフォンが第2の位置から第3の位置へ移動したと決定する場合には、スマートフォンが第1APと第2APとの間に位置しているということで、スマートフォンが第1AP及び第2APから最適なアクセス・ポイントを瞬時に選択可能であることを確かにするよう、この場合に、スマートフォンは、10sごとにWiFiネットワークをスキャンすることに回復される。図7に示されるように、第1の位置と第2の位置との間の距離は、第2の位置と第3の位置との間の距離よりも小さい。その上、図6を参照して、第1の位置と第2の位置との間の距離がD1よりも小さく、スマートフォンが、ある周期において、スマートフォンが第1の位置から第2の位置へ移動したと決定する場合に、スマートフォンは、10sごとにWiFiネットワークをスキャンすることを、12sごとにWiFiネットワークをスキャンすることへと調整する。第2の位置と第3の位置との間の距離がD2よりも大きく、スマートフォンが、ある周期において、スマートフォンが第2の位置から第3の位置へ移動したと決定する場合に、スマートフォンは、12sごとにWiFiネットワークをスキャンすることを、10sごとにWiFiネットワークをスキャンすることへ戻してよい。確かに、スマートフォンはまた、12秒ごとにWiFiネットワークをスキャンする周波数を維持してもよい。
図7は、ただ単に、説明のための例である。具体的な実施において、位置変化の距離に従ってモバイル・デバイスによってスキャン周波数を調整するルールは、実際の要件に従ってセットされてよい。これは、本発明において制限されない。
その上、モバイル・デバイスは、電力消費が少ないスマート・センサ・センサを使用することによって状態を決定してもよい点が留意されるべきである。例えば、モバイル・デバイスは、活動認識(AR Activity Recognization,AR)アルゴリズムを使用することによって、モバイル・デバイスが現在移動状態又は静止状態にあるかどうかを判定してよく、更には、モバイル・デバイスの位置変化の距離に関する情報を更に取得するために、ペドメータ・アルゴリズムを使用することによって歩数を数えるか、あるいは、歩行者デッド・レコニング(Pedestrian Dead Reckoning,PDR)アルゴリズムを使用することによって移動軌道を記録してもよい。
具体的に、前述のステップ201において、モバイル・デバイスは、次の4つの方法で距離に関する情報を取得してよい。
方法1:モバイル・デバイスは、第1アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、第2時点でWiFiネットワークをスキャンする。モバイル・デバイスは、第2アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、第1時点でWiFiネットワークをスキャンする。モバイル・デバイスは、第1アクセス・ポイントに関する情報及び第2アクセス・ポイントに関する情報に従って電磁波伝達の空間損失情報を決定する。モバイル・デバイスは、空間損失情報に従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定する。
例えば、モバイル・デバイスは、SSID(Service Set Identifier,サービス・セット識別子)リストを含む。SSIDリストは、次の表2で記載されるように、異なる時点でスキャンによってモバイル・デバイスによって取得されるSSID、動作周波数バンド、MAC(Media Access Control,媒体アクセス制御)アドレス、及び対応するRSSI(Received Signal Strength Indication,受信信号強度表示)を記録する。
Figure 2019530262
RSSI_t0は、t0時点でスキャンによってモバイル・デバイスによって取得される、あるAP MACアドレスの信号強度情報である。RSSI_t1は、t1時点でスキャンによってモバイル・デバイスによって取得される、あるAP MACアドレスの信号強度情報である。RSSI_tiは、ti時点でスキャンによってモバイル・デバイスによって取得される、あるAP MACアドレスの信号強度情報である。
更に、モバイル・デバイスがti時点でスキャンを完了した後、スキャンによって目下取得されるホットスポット・リスト及び関連情報が記録され、モバイル・デバイスの位置変化を判定するために、前の時点でスキャンによって取得されたホットスポット及び関連情報と比較されてよい。具体的に、モバイル・デバイスの位置変化は、主として、スキャンによって取得される、SSIDに対応しているRSSIの変化に従って、計算によって求められる。例えば、スキャンの2つの連続した時点におけるSSIDの信号強度がRSSI_ti及びRSSI_ti+1である場合に、位置変化、すなわち、距離に関する情報は、次の、電磁波伝達の空間損失式に従って、計算され得る:

FL(dB)=32.45+20×lgf(MHz)+20×lgD(km)

ここで、FLは、RSSI_tiとRSSI_ti+1との間の差の絶対値に等しく、既知の値であり、fは、SSIDの動作周波数であり、既知の値である。このように、距離値Dは、前述の2つの既知の値を計算のために前述の式に代入することによって、求められ得る。
空間内のRSSIは特定の不確かさを有するので、本発明のこの実施形態の可能な実施において、モバイル・デバイスは、位置変化の精度を改善するために、スキャンによって取得される、リスト内の複数のSSIDの変化を参照して、大局的な比較及び計算を実行してよい。
方法2:モバイル・デバイスは、ペドメータ・アルゴリズムに従って移動歩数を計算する。モバイル・デバイスは、移動歩数及び歩長情報に従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定する。
望ましくは、モバイル・デバイスは、移動歩数を計算するよう、電力消費が少ないペドメータを選択してよい。距離に関する情報は、移動歩数に歩長を乗じることによって求められ得る。
歩長情報は、実際の条件に従ってユーザによってモバイル・デバイスにおいて前もってセットされてよい。代替的に、モバイル・デバイスは、GPSを使用することによって距離を突き止め、その距離内での移動歩数を数えてもよい。歩長情報は、距離を移動歩数で割ることによって求められ得る。
方法3:モバイル・デバイスは、歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置(Voyage Data Recorder,VDR)アルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定する。
具体的に、モバイル・デバイスは、電力消費が少ないPDR又はVDRアルゴリズムを使用することによって、モバイル・デバイスの移動距離を決定する。
方法4:モバイル・デバイスは、GPSアルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定する。
GPSアルゴリズムは、測距機能を有している。従って、モバイル・デバイスがGPSを有効にしている場合に、モバイル・デバイスは、GPSアルゴリズムを使用することによって、第1時点での位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定し得る。
モバイル・デバイスの電力消費は、GPS機能が、単に、モバイル・デバイスのWiFiスキャン周波数を調整するために、有効にされる場合には、増大する点が留意されるべきである。従って、本発明のこの実施形態の具体的な実施において、GPSが有効にされる場合に、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスのWiFiスキャン周波数の調整をトリガしてよい。すなわち、ユーザが、ナビゲーション又は地図問い合わせのような他の要件のためにモバイル・デバイスのGPSを有効にする場合に、モバイル・デバイスにおけるGPSモジュールは、スキャン周波数を調整するようモバイル・デバイス内のWiFiスキャン・モジュールを始動させる。
本発明の実施形態で提供される技術的解決法を当業者により良く理解させるよう、以下は、本発明の実施形態で提供される、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法のプロセスを、例を用いることによって詳細に記載する。図8に示されるように、方法は、次のステップを含む。
S801.モバイル・デバイスは、WiFi機能を有効にする。
例えば、モバイル・デバイスは、スマートフォンである。スマートフォンが電源オンされるたびに、WiFi機能は、自動的に、スマートフォンのバックグラウンドで有効にされる。
S802.モバイル・デバイスは、存続期間TのインターバルでWiFiネットワークをスキャンし、ti時点でスキャン結果を記録する。
具体的に、表2の前述の記載を参照すると、モバイル・デバイスは、異なる時点でスキャンによって取得されるSSID、動作周波数バンド、MACアドレス、及び対応するRSSIを記録してよい。詳細については、ここで記載されない。
S803.モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスの移動距離Dを計算する。
具体的に、ステップS803については、モバイル・デバイスによって距離に関する情報を取得するための方法1乃至方法4の前述の記載を参照されたい。詳細については、ここで記載されない。
S804.モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスが静止状態にあるかどうかを判定する。
具体的に、モバイル・デバイスの移動距離Dが0であるか、又は前もってセットされた閾値に満たない場合には、モバイル・デバイスは静止状態にあると決定され得る。
更に、モバイル・デバイスが静止状態にある場合に、ステップS805が実行され、モバイル・デバイスが静止状態にない場合に、ステップS806が実行される。
S805.モバイル・デバイスは、WiFiネットワークをスキャンすることを停止する。
S806.モバイル・デバイスは、距離Dが距離閾値Z1に満たないかどうかを判定する。
距離Dが距離閾値Z1に満たない場合に、ステップS807が実行され、距離Dが距離閾値Z1よりも小さくない場合に、ステップS808が実行される。距離閾値Z1は、前もってセットされてよい。
S807.モバイル・デバイスは、WiFiネットワークをスキャンするための時間インターバルTを増大させる。
更に、ステップS811が実行される。
すなわち、モバイル・デバイスの位置が明らかに変化しない場合に、モバイル・デバイスのWiFiスキャン時間インターバルは増大され、すなわち、WiFiスキャン周波数は、電力消費を低減するために、下げられ得る。
S808.モバイル・デバイスは、距離Dが距離閾値Z2よりも大きいかどうかを判定する。
距離Dが距離閾値Z2よりも大きい場合に、ステップ809が実行され、距離Dが距離閾値Z2よりも大きくない場合に、ステップS810が実行される。距離閾値Z2は、前もってセットされてよい。
S809.モバイル・デバイスは、WiFiネットワークをスキャンするための時間インターバルTを低減させる。
更に、ステップS811が実行される。
すなわち、モバイル・デバイスの位置が明らかに変化する場合に、モバイル・デバイスのWiFiスキャン時間インターバルは低減され、すなわち、WiFiスキャン周波数は、モバイル・デバイスが最適なWiFiホットスポットにアクセス可能であることを確かにし且つユーザ体験に影響を及ぼすことを回避するために、上げられ得る。
S810.モバイル・デバイスは、WiFiネットワークをスキャンするための時間インターバルTを維持する。
すなわち、モバイル・デバイスの移動距離Dが距離閾値Z1と距離閾値Z2との間にある場合に、それは、モバイル・デバイスの位置変化が大きくないことを示し、現在のWiFiスキャン時間インターバルは維持されてよい。
更に、ステップS811が実行される。
S811.モバイル・デバイスは、調整されたインターバル存続期間Tに従って、WiFiネットワークをスキャンする。
前述の方法を使用することによって、モバイル・デバイスは、移動距離に従って、WiFiネットワークをスキャンする時間インターバルを調整してよく、それにより、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークをスキャンすることは、より柔軟になる。その上、モバイル・デバイスが静止状態にあるか、又は移動距離が比較的小さい場合に、モバイル・デバイスは、スキャン時間インターバルを増大させ、すなわち、スキャン周波数を下げ、それによって、モバイル・デバイスの電気量を節約するとともに、デバイスの電力消費を低減するという技術的効果を実現し得る。
図2に示されるステップは、ただ単に、説明のための例である点が留意されるべきである。簡単な記載のために、ステップは全て、一連の動作の組み合わせとして記載されている。しかし、当業者は、本発明が、記載されている動作の順序に制限されないと知っているはずである。例えば、モバイル・デバイスはまた、最初に、距離Dが距離閾値Z2よりも大きいかどうかを判定し、次いで、距離Dが距離閾値Z1よりも小さいかどうかを判定してもよい。その上、当業者はまた、本明細書で記載される実施形態が全て好適な実施形態に属し、関連する動作が必ずしも本発明の実施形態にとって必須でないと知っているはずである。例えば、モバイル・デバイスは、ステップS804及びS805を実行することを飛ばしてもよい。
本発明の実施形態は更に、モバイル・デバイス90を提供する。モバイル・デバイス90は、前述の方法の実施形態で提供される、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法を実装するよう構成される。図9に示されるように、モバイル・デバイス90は:
第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点でのモバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得するよう構成され、第1時点が第2時点よりも後の時点である、取得ユニット91と;
距離に関する情報が第1距離閾値に満たないと決定するよう構成される決定ユニット92と;
モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整するよう構成され、第2スキャン周波数が第1スキャン周波数よりも低い、調整ユニット93と;
第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンするよう構成されるスキャン・ユニット94と
を含む。
前述のモバイル・デバイスに従って、特定の期間において、モバイル・デバイスの位置変化の距離が第1距離閾値に満たない場合には、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンするスキャン周波数は低減される。すなわち、モバイル・デバイスの位置変化が特定の期間において比較的に小さい場合には、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをアクティブ・スキャンする時間インターバルは、モバイル・デバイスの電気量の消費を減らし且つ電力消費を減らすために、増大され得る。
スキャン・ユニット94は、次の2つの方法で、第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンしてよい。
方法1:スキャン・ユニット94は、第1時点でWiFiネットワークをスキャンすることを開始し、スキャン終了時点で第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることを開始するよう構成される。
すなわち、第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整した後、モバイル・デバイスは、直ちに一度WiFiネットワークをスキャンし、現在のスキャンの終了時点で第2スキャン周波数に従ってWiFiスキャン周期ネットワークをスキャンし始め、それにより、モバイル・デバイスは、可能な限り速くより良いAPにアクセスすることができ、それによって、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークにアクセスする性能が影響を及ぼされないことを確かにする。詳細については、前述の方法の実施形態における図3の記載を参照されたい。詳細については、ここで記載されない。
方法2:スキャン・ユニット94は、第3時点で第1スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることを開始し、第3時点が第1時点よりも後の時点であり、第3時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に、第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることを開始するよう構成される。
すなわち、第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整した後、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスが第1スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンする次の時点を待ち、そして、モバイル・デバイスの電気量を節約し且つ電力消費を減らすために、次の時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に、第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンし始める。詳細については、前述の方法の実施形態における図4の記載を参照されたい。詳細については、ここで記載されない。
本発明のこの実施形態の可能な実施において、決定ユニット92は、距離に関する情報が第2距離閾値よりも大きいと決定するよう更に構成され、調整ユニット93は、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整するよう更に構成され、第3スキャン周波数が第1スキャン周波数よりも高く、スキャン・ユニット94は、第3スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンするよう更に構成される。このように、スキャン周波数を低減した後、モバイル・デバイスの位置変化が比較的大きい場合には、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスのスキャン周波数を初期スキャン周波数に戻し、それによって、モバイル・デバイスによってWiFiネットワークにアクセスする性能が影響を及ぼされないことを確かにし得る。
決定ユニット92は、調整ユニット93が、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整することより前に、第1スキャン周波数が上位周波数限界よりも高くないと決定するよう更に構成されてよい。上位周波数限界は、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする既存の周波数よりも高くない点が留意されるべきであり、それによって、モバイル・デバイスの電力消費が本発明の実施形態に従って低減され得ることを確かにする。
取得ユニット91は、次の4つの方法で、距離に関する情報を取得してよい。
方法1:スキャン・ユニット94は、第1アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、第2時点でWiFiネットワークをスキャンし、第2アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、第1時点でWiFiネットワークをスキャンするよう更に構成される。取得ユニット91は、第1アクセス・ポイントに関する情報及び第2アクセス・ポイントに関する情報に従って電磁波伝達の空間損失情報を決定し、空間損失情報に従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定するよう構成される。このように、モバイル・デバイスは、前方又は後方スキャンによって取得される、WiFiアクセス・ポイントに関する関連情報に従って、計算によって、モバイル・デバイスの前方又は後方移動距離を求めてよい。すなわち、他の追加コンポーネントは、モバイル・デバイスによって距離に関する情報を計算するために必要とされず、それによって、追加の電力消費を回避する。
方法2:取得ユニット91は、ペドメータ・アルゴリズムに従って移動歩数を計算し、移動歩数及び歩長情報に従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定するよう構成される。すなわち、モバイル・デバイスは、電力消費が少ないペドメータを使用することによって、モバイル・デバイスの距離に関する情報を計算し得る。歩長情報は、ユーザによって設定され得る。代替的に、モバイル・デバイスは、グローバル・ポジショニング・システムGPS及びペドメータを使用することによって、ある距離内でユーザが歩いた歩数を数え、歩数で距離を割ることで歩長情報を求めてもよい。
方法3:取得ユニット91は、歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定するよう構成される。PDRアルゴリズム及びVDRアルゴリズムはいずれも、モバイル・デバイスの移動軌道を記録するアルゴリズムである。モバイル・デバイスは、電力消費が少ないPDRアルゴリズム又はVDRアルゴリズムを使用することによって、モバイル・デバイスの距離に関する情報を計算し得る。
方法4:取得ユニット91は、グローバル・ポジション・システムGPSアルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定するよう構成される。
モバイル・デバイス90の前述のユニット分割は、ただ単に、論理機能分割であり、実際の実際においては他の分割であってもよい点が留意されるべきである。例えば、決定ユニット92及び調整ユニット93は、1つの処理ユニットに集められてもよい。その上、前述の機能ユニットの複数の物理的な実施が存在してもよい。例えば、決定ユニット92は、具体的にセントラル・プロセッサであってよく、あるいは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)であってもよく、取得ユニット91は、ペドメータ・アルゴリズム、PDRアルゴリズム、又はVDRアルゴリズムのうちの少なくとも1つと一体化されたチップであってもよい。これは、本発明において制限されない。
その上、当業者は、便宜的な且つ簡単な記載を目的として、モバイル・デバイスの前述のユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスが参照されてよく、詳細についてはここで記載されないことを明らかに理解すべきである。
本発明の実施形態は更に、前述の方法の実施形態で提供される、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法を実施するよう構成された他のモバイル・デバイス10を提供する。モバイル・デバイス10は、プロセッサ101、WiFiアンテナ102、及び通信バス103を含む。プロセッサ101及びWiFiアンテナ102は、通信バス103を使用することによってお互いと通信する。
プロセッサ101は、次の動作:
第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点でのモバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得する動作であり、第1時点が第2時点よりも後の時点である、動作と;
距離に関する情報が第1距離閾値に満たないと決定し、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整する動作であり、第2スキャン周波数が第1スキャン周波数よりも低い、動作と、
WiFiネットワークをスキャンするよう第2スキャン周波数に従ってWiFiアンテナを制御する動作と
を実行するよう構成される。
任意に、第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることは:
第1時点でWiFiネットワークをスキャンすることを開始し、スキャン終了時点で第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることを開始することを含む。
任意に、第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることは:
第3時点で第1スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることを開始し、第3時点が第1時点よりも後の時点である、ことと;
第3時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に、第2スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンすることを開始することとを含む。
任意に、動作は:
距離に関する情報が第2距離閾値よりも大きいと決定し、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整する動作であり、第3スキャン周波数が第1スキャン周波数よりも高い、動作と;
第3スキャン周波数に従ってWiFiネットワークをスキャンする動作とを更に含む。
任意に、モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整することより前に、動作は:第1スキャン周波数が上位周波数限界よりも高くないと決定する動作を含む。
任意に、動作は:
第1アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、第2時点でWiFiネットワークをスキャンする動作と;
第2アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、第1時点でWiFiネットワークをスキャンする動作とを更に含み、
第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点でのモバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:第1アクセス・ポイントに関する情報及び第2アクセス・ポイントに関する情報に従って電磁波伝達の空間損失情報を決定することと;空間損失情報に従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定することとを含む。
任意に、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点でのモバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:ペドメータ・アルゴリズムに従って移動歩数を計算することと;移動歩数及び歩長情報に従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定することとを含む。
任意に、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点でのモバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定することを含む。
任意に、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点でのモバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:グローバル・ポジション・システムGPSアルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定することを含む。
モバイル・デバイス10は、命令を記憶するよう構成された、記憶媒体のような他のコンポーネントを更に含んでもよい。プロセッサ101は、前述の動作を実行するよう命令を呼び出す。図10は、コンポーネントを1つずつは示していない。その上、当業者は、プロセッサ101によって実行される動作が他のコンポーネントとの協調の下で完結され得ると理解すべきである。便宜的な記載のために、プロセッサ101がワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする動作を実行するとの集合的な記載が、本発明のこの実施形態ではされている。
その上、本発明のこの実施形態におけるプロセッサ101は、中央演算処理装置(Center Processing Unit,CPU)であってもよい。代替的に、CPUの計算資源を節約するよう、プロセッサ101は、本発明のこの実施形態における、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする全ての動作を実施するよう、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)であってもよい。代替的に、プロセッサ101は、CPU及びFPGAであってもよい。FPGA及びCPUは、本発明のこの実施形態における、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする動作の一部を別々に実行する。便宜的な記載のために、プロセッサ101が、本発明のこの実施形態における、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする動作を実施するとの集合的な記載が、本発明のこの実施形態ではされている。詳細については、前述の方法の実施形態における対応する記載を参照されたい。詳細については、ここで記載されない。
図9及び図10は、本発明の実施形態に従うモバイル端末の略構造図である。本発明のこの実施形態で提供されるモバイル端末は、図1乃至図8における本発明の実施形態で実施される方法を実施するよう構成されてよい。便宜的な記載のために、単に、本発明のこの実施形態に関連した部分が示されている。開示されていない具体的な技術詳細については、図1乃至図8における本発明の実施形態を参照されたい。
モバイル端末は、携帯電話機、タブレット・コンピュータ、ノートブック・コンピュータ、UMPC(Ultra-mobile Personal Computer,ウルトラモバイル・パーソナル・コンピュータ)、ネットブック、又はPDA(Personal Digital Assistant,パーソナル・デジタル・アシスタント)のような端末デバイスであってよい。以下は、記載のために、モバイル端末が携帯電話機である例を使用する。図11は、本発明の実施形態に関係がある携帯電話機110の部分構造のブロック図である。
図11に示されるように、携帯電話機110は、RF(radio frequency,無線周波数)回路111、WiFiアンテナ112、メモリ113、入力ユニット114、表示ユニット115、プロセッサ116、オーディオ周波数回路117、及び電源118のようなコンポーネントを含む。当業者は、図11に示される携帯電話機の構造が携帯電話機に対する制限を構成しないと理解し得る。携帯電話機は、図示されているよりも多い又は少ないコンポーネントを含んでよく、あるいは、いくつかのコンポーネントを組み合わせてもよく、あるいは、異なるコンポーネント・レイアウトを有してもよい。
以下は、図11を参照して、携帯電話機110の構成コンポーネントを具体的に紹介する。
WiFiアンテナ112は、関連情報を取得するように、携帯電話機110の周囲環境におけるWiFiアクセス・ポイントをスキャンするよう構成され、それにより、携帯電話機110は、関連情報に従って、WiFiアクセス・ポイントにアクセスする。
RF回路111は、情報を受信/送信するか、あるいは、コール・プロセスにおいて信号を受信又は送出し、特に、基地局のダウンリンク情報を受信し、ダウンリンク情報を処理のためにプロセッサ116へ送るよう構成される。その上、RF回路111は、アップリンク・データを基地局へ送る。本発明のこの実施形態において、RF回路111は、WiFiアンテナへ接続され、WiFiアンテナによって実行されるWiFiネットワーク・スキャンを制御する。一般に、RF回路111は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、結合器、低雑音増幅器(low noise amplifier,LNA)、デュプレクサ、などを含むが制限されない。その上、RF回路111は更に、無線通信によってネットワーク及び他のデバイスと通信してよい。
メモリ113は、携帯電話機110のソフトウェア・プログラムを記憶するよう構成される。一般に、メモリ113は、高速ランダム・アクセス・メモリを含んでよく、あるいは、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つのディスク記憶コンポーネント、フラッシュ・メモリ・コンポーネント、又は他の揮発性固体状態記憶コンポーネントを含んでもよい。
プロセッサ116は、携帯電話機110の制御センターであり、様々なインターフェイス及びラインを使用することによって携帯電話機全体の様々なコンポーネントを接続し、メモリ113に記憶されているソフトウェア・プログラムを起動又は実行し且つメモリ113に記憶されているデータを呼び出すことによって携帯電話機110の様々な機能及びデータ処理を実行する。
本発明のこの実施形態において、メモリ113内のソフトウェア・プログラムを実行することによって、プロセッサ116は、前述の方法の実施形態で提供される、ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法を実施してよい。詳細については、前述の方法の実施形態における記載を参照されたい。詳細については、ここで記載されない。
プロセッサ116は、1つ以上の処理ユニットを含んでよい。望ましくは、プロセッサ116は、アプリケーション・プロセッサ及びモデム・プロセッサを一体化してよい。アプリケーション・プロセッサは、主として、オペレーティング・システム、ユーザ画面、アプリケーション・プログラム、などを処理する。モデム・プロセッサは、主に、無線通信を処理する。モデム・プロセッサは、プロセッサ116に組み込まれていなくてもよいことが理解され得る。
入力ユニット114は、入力された数値又は文字情報を受け取り、携帯電話機110のユーザ設定及び機能制御に関係があるキー信号入力を生成するよう構成されてよい。具体的に、入力ユニット114は、タッチスクリーン及び他の入力デバイスを含んでよい。タッチスクリーンはタッチパネルとも呼ばれ、タッチスクリーン上で又は近くでのユーザのタッチ操作を集めることが可能であり、前もってセットされたプログラムに従って、対応する接続された装置を駆動する。他の入力デバイスは、物理キーボード、ファンクション・キー(例えば、ボリューム制御キー又は電源オン/オフ・キー)、トラック・ボール、又はジョイスティックを含んでよいが制限されない。
表示ユニット115は、ユーザによって入力された情報又はユーザのために供給された情報と、携帯電話機110の様々なメニューとを表示するよう構成されてよい。表示ユニット115は、表示パネルを含んでよい。任意に、表示パネルは、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)、などの形で構成されてもよい。
オーディオ周波数回路117は、スピーカ及びマイクロホンへ接続され、ユーザと携帯電話機110との間のオーディオ・インターフェイスを提供し得る。オーディオ周波数回路117は、受け取られたオーディオ・データから変換される電気信号をスピーカへ伝えることができる。スピーカは、電気信号を音響信号に変換し、音響信号を出力する。他の態様においては、マイクロホンは、収集された音響信号を電気信号に変換する。オーディオ周波数回路117は、電気信号を受け取り、電気信号をオーディオ信号に変換し、オーディオ信号を、例えば、他の携帯電話機へ送るためにオーディオ信号をRF回路111へ出力するか、あるいは、オーディオ信号を、更なる処理のために、メモリ113へ出力する。
携帯電話機110は、各コンポーネントへ電力を供給する電源118(例えば、バッテリ)を更に含む。望ましくは、電源は、充電及び放電管理並びに電力消費管理のような機能を、電源管理システムを使用することによって、実装するために、電源管理システムを使用することによってプロセッサ116へ論理的に接続されてもよい。
示されてはいないが、携帯電話機50は、WiFi(wireless fidelity,ワイヤレス・フィデリティ)モジュール、ブルートゥース・モジュール、センサ、などを更に含んでよい。詳細については、ここで記載されない。
本願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の様態で実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載される装置の実施形態は、たかが例にすぎない。例えば、ユニット分割は、たかが論理機能分割にすぎず、実際の実施では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他のシステムへと結合又は一体化されてもよく、あるいは、いくつかの特徴は、無視されても又は実行されなくてもよい。加えて、示される又は論じられる相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェイスを使用することによって実装されてもよい。装置又はユニット間の直接結合又は通信接続は、電気的な、機械的な、又は他の形態で実装されてもよい。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に分離されても又はされなくてもよく、ユニットとして示される部分は、物理的なユニットであっても又はなくてもよく、1つの位置に位置付けられてもよく、あるいは、複数のネットワーク・ユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部又は全ては、実施形態の解決法の目的を達成するよう、実際の要件に従って選択され得る。
その上、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されてもよく、あるいは、ユニットの夫々は、物理的に単独で存在してもよく、あるいは、2つのユニットが1つのユニットに一体化される。一体化されたユニットは、ハードウェアの形で実装されてもよく、あるいは、ソフトウェア機能ユニットに加えてハードウェアの形で実装されてもよい。
前述の一体化されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形で実装される場合に、一体化されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体において記憶されてもよい。ソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に記憶され、コンピュータ・デバイス(パーソナル・コンピュータ、サーバ、ネットワーク・デバイス、などであってよい。)に、本発明の実施形態において記載される方法のステップのいくつかを実行するよう指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュ・ドライブ、リムーバブル・ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクのような、データを記憶することができる如何なる媒体も含む。
前述の記載は、ただ単に本発明の具体的な実施であるが、本発明の保護範囲を制限するよう意図されない。本発明で開示される技術範囲内で当業者によって容易に考え出される如何なる変形又は置換も、本発明の保護範囲内にあるべきである。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
第1の態様又は第1の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第7の可能な実施において、モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:前記モバイル・デバイスによって歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定することを含む。PDRアルゴリズム及びVDRアルゴリズムはいずれも、モバイル・デバイスの移動軌道を記録するアルゴリズムである。モバイル・デバイスは、電力消費が少ないPDRアルゴリズム又はVDRアルゴリズムを使用することによって、モバイル・デバイスの距離に関する情報を計算し得る。
第1の態様又は第1の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第8の可能な実施において、モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:前記モバイル・デバイスによってグローバル・ポジション・システムGPSアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定することを含む。
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第7の可能な実施において、前記取得ユニットは:歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定するよう構成される。
第2の態様又は第2の態様の前述の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第8の可能な実施において、前記取得ユニットは:グローバル・ポジション・システムGPS)アルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定するよう構成される。
図7に示されるように、図7に示されるような第1AP及び第2APのような2つのWiFiホットスポットがエリア内にある。スマートフォンの初期状態は、スマートフォンが第1の位置にあり、第1APにアクセスしていることである。設定画面がオンである場合に、スマートフォンは、10sごとにWiFiネットワークをスキャンする。この場合に、スマートフォンは、固定周期に従って、各周期におけるスマートフォンの位置変化の距離を取得する。スマートフォンの位置が変化しない場合には、スマートフォンが周期内に移動したかどうかに関係なく、スマートフォンの位置が周期終了時に依然として第1の位置であるという条件で、スマートフォンの位置が変化しないと決定され得ることが留意されるべきである。この場合に、スマートフォンは第1APにアクセスしているので、スマートフォンは、スマートフォンが再びWiFiネットワークをスキャンする場合に依然として第1APにアクセスする。従って、WiFiネットワークをスキャンし続けることは、スマートフォンの電気量を浪費する。従って、スマートフォンは、スキャンすることを停止してよい。
その上、モバイル・デバイスは、電力消費が少ないスマート・センサを使用することによって状態を決定してもよい点が留意されるべきである。例えば、モバイル・デバイスは、活動認識(Activity Recognization,AR)アルゴリズムを使用することによって、モバイル・デバイスが現在移動状態又は静止状態にあるかどうかを判定してよく、更には、モバイル・デバイスの位置変化の距離に関する情報を更に取得するために、ペドメータ・アルゴリズムを使用することによって歩数を数えるか、あるいは、歩行者デッド・レコニング(Pedestrian Dead Reckoning,PDR)アルゴリズムを使用することによって移動軌道を記録してもよい。
具体的に、前述のステップ201において、モバイル・デバイスは、次の4つの方法で距離に関する情報を取得してよい。
方法3:モバイル・デバイスは、歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置(Voyage Data Recorder,VDR)アルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定する。
方法2:取得ユニット91は、ペドメータ・アルゴリズムに従って移動歩数を計算し、移動歩数及び歩長情報に従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定するよう構成される。すなわち、モバイル・デバイスは、電力消費が少ないペドメータを使用することによって、モバイル・デバイスの距離に関する情報を計算し得る。歩長情報は、ユーザによって設定され得る。代替的に、モバイル・デバイスは、グローバル・ポジショニング・システムGPS及びペドメータを使用することによって、ある距離内でユーザが歩いた歩数を数え、歩数で距離を割ることで歩長情報を求めてもよい。
方法3:取得ユニット91は、歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定するよう構成される。PDRアルゴリズム及びVDRアルゴリズムはいずれも、モバイル・デバイスの移動軌道を記録するアルゴリズムである。モバイル・デバイスは、電力消費が少ないPDRアルゴリズム又はVDRアルゴリズムを使用することによって、モバイル・デバイスの距離に関する情報を計算し得る。
方法4:取得ユニット91は、グローバル・ポジション・システムGPSアルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定するよう構成される。
任意に、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点でのモバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定することを含む。
任意に、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点でのモバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは:グローバル・ポジション・システムGPSアルゴリズムに従って、第1時点でのモバイル・デバイスの位置と第2時点での位置との間の距離に関する情報を決定することを含む。
モバイル端末は、携帯電話機、タブレット・コンピュータ、ノートブック・コンピュータ、UMPC(Ultra-Mobile Personal Computer,ウルトラモバイル・パーソナル・コンピュータ)、ネットブック、又はPDA(Personal Digital Assistant,パーソナル・デジタル・アシスタント)のような端末デバイスであってよい。以下は、記載のために、モバイル端末が携帯電話機である例を使用する。図11は、本発明の実施形態に関係がある携帯電話機110の部分構造のブロック図である。
示されてはいないが、携帯電話機110は、WiFi(wireless fidelity,ワイヤレス・フィデリティ)モジュール、ブルートゥース・モジュール、センサ、などを更に含んでよい。詳細については、ここで記載されない。

Claims (27)

  1. ワイヤレス・フィデリティ・ネットワークをスキャンする方法であって、
    モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得し、前記第1時点が前記第2時点よりも後の時点である、ことと、
    前記モバイル・デバイスによって、前記距離に関する前記情報が第1距離閾値に満たないと決定し、前記モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整し、前記第2スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも低い、ことと、
    前記モバイル・デバイスによって前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることと
    を有する方法。
  2. 前記モバイル・デバイスによって前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることは、
    前記モバイル・デバイスによって、前記第1時点で前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始し、スキャン終了時点で前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始すること
    を有する、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記モバイル・デバイスによって前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることは、
    前記モバイル・デバイスによって、第3時点で前記第1スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始し、前記第3時点が前記第1時点よりも後の時点である、ことと、
    前記モバイル・デバイスによって、前記第3時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に、前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始することと
    を有する、
    請求項1に記載の方法。
  4. 当該方法は、
    前記モバイル・デバイスによって、前記距離に関する前記情報が第2距離閾値よりも大きいと決定し、前記モバイル・デバイスが前記WiFiネットワークをスキャンする前記第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整し、前記第3スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも高い、ことと、
    前記モバイル・デバイスによって前記第3スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることと
    を更に有する、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記モバイル・デバイスが前記WiFiネットワークをスキャンする前記第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整することより前に、当該方法は、
    前記モバイル・デバイスによって、前記第1スキャン周波数が上位周波数限界よりも高くないと決定すること
    を有する、
    請求項4に記載の方法。
  6. 当該方法は、
    前記モバイル・デバイスによって、第1アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、前記第2時点で前記WiFiネットワークをスキャンすることと、
    前記モバイル・デバイスによって、第2アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、前記第1時点で前記WiFiネットワークをスキャンすることと
    を更に有し、
    モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは、
    前記モバイル・デバイスによって、前記第1アクセス・ポイントに関する情報及び前記第2アクセス・ポイントに関する情報に従って電磁波伝達の空間損失情報を決定することと、
    前記モバイル・デバイスによって前記空間損失情報に従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定することと
    を有する、
    請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
  7. モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは、
    前記モバイル・デバイスによって、ペドメータ・アルゴリズムに従って移動歩数を計算することと、
    前記モバイル・デバイスによって前記移動歩数及び歩長情報に従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定することと
    を有する、
    請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
  8. モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは、
    前記モバイル・デバイスによって歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定すること
    を有する、
    請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
  9. モバイル・デバイスによって、第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得することは、
    前記モバイル・デバイスによってグローバル・ポジション・システムGPSアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定すること
    を有する、
    請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
  10. モバイル・デバイスであって、
    第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得するよう構成され、前記第1時点が前記第2時点よりも後の時点である、取得ユニットと、
    前記距離に関する前記情報が第1距離閾値に満たないと決定するよう構成される決定ユニットと、
    前記モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整するよう構成され、前記第2スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも低い、調整ユニットと、
    前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンするよう構成されるスキャン・ユニットと
    を有するモバイル・デバイス。
  11. 前記スキャン・ユニットは、
    前記第1時点で前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始し、スキャン終了時点で前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始する
    よう構成される、
    請求項10に記載のモバイル・デバイス。
  12. 前記スキャン・ユニットは、
    第3時点で前記第1スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始し、前記第3時点が前記第1時点よりも後の時点であり、
    前記第3時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に、前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始する
    よう構成される、
    請求項10に記載のモバイル・デバイス。
  13. 前記決定ユニットは、前記距離に関する前記情報が第2距離閾値よりも大きいと決定するよう更に構成され、
    前記調整ユニットは、前記モバイル・デバイスが前記WiFiネットワークをスキャンする前記第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整するよう更に構成され、前記第3スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも高く、
    前記スキャン・ユニットは、前記第3スキャン周波数に従って前記WiFiネットワークをスキャンするよう更に構成される、
    請求項10に記載のモバイル・デバイス。
  14. 前記決定ユニットは、前記調整ユニットが、前記モバイル・デバイスが前記WiFiネットワークをスキャンする前記第1スキャン周波数を前記第3スキャン周波数に調整することより前に、前記第1スキャン周波数が上位周波数限界よりも高くないと決定するよう更に構成される、
    請求項13に記載のモバイル・デバイス。
  15. 前記スキャン・ユニットは、
    第1アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、前記第2時点で前記WiFiネットワークをスキャンし、
    第2アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、前記第1時点で前記WiFiネットワークをスキャンする
    よう更に構成され、
    前記取得ユニットは、
    前記第1アクセス・ポイントに関する情報及び前記第2アクセス・ポイントに関する情報に従って電磁波伝達の空間損失情報を決定し、
    前記空間損失情報に従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定する
    よう構成される、
    請求項10乃至14のうちいずれか一項に記載のモバイル・デバイス。
  16. 前記取得ユニットは、
    ペドメータ・アルゴリズムに従って移動歩数を計算し、
    前記移動歩数及び歩長情報に従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定する
    よう構成される、
    請求項10乃至14のうちいずれか一項に記載のモバイル・デバイス。
  17. 前記取得ユニットは、歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定するよう構成される、
    請求項10乃至14のうちいずれか一項に記載のモバイル・デバイス。
  18. 前記取得ユニットは、グローバル・ポジション・システムGPSアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定するよう構成される、
    請求項10乃至14のうちいずれか一項に記載のモバイル・デバイス。
  19. モバイル・デバイスであって、
    プロセッサ、WiFiアンテナ、及び通信バスを有し、前記プロセッサ及び前記WiFiアンテナは、前記通信バスを使用することによってお互いと通信し、
    前記プロセッサは、
    第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と第2時点での前記モバイル・デバイスの位置との間の距離に関する情報を取得する動作であり、前記第1時点が前記第2時点よりも後の時点である、動作と、
    前記距離に関する前記情報が第1距離閾値に満たないと決定し、前記モバイル・デバイスがWiFiネットワークをスキャンする第1スキャン周波数を第2スキャン周波数に調整する動作であり、前記第2スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも低い、動作と、
    前記WiFiネットワークをスキャンするよう前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiアンテナを制御する動作と
    を実行するよう構成される、
    モバイル・デバイス。
  20. 前記プロセッサは、
    前記第1時点で、前記WiFiネットワークをスキャンするよう前記WiFiアンテナを制御し始め、スキャン終了時点で、前記WiFiネットワークをスキャンするよう前記第2スキャン周波数に従って前記WiFiアンテナを制御し始める動作
    を実行するよう構成される、
    請求項19に記載のモバイル・デバイス。
  21. 前記プロセッサは、
    第3時点で前記第1スキャン周波数に従って、前記WiFiネットワークをスキャンすることを開始するよう前記WiFiアンテナを制御する動作であり、前記第3時点が前記第1時点よりも後の時点である、動作と、
    前記第3時点でのWiFiネットワークのスキャンが終了する場合に、前記第2スキャン周波数に従って、前記WiFiネットワークをスキャンするよう前記WiFiアンテナを制御し始める動作と
    を実行するよう構成される、
    請求項19に記載のモバイル・デバイス。
  22. 前記プロセッサは、
    前記距離に関する前記情報が第2距離閾値よりも大きいと決定し、前記モバイル・デバイスが前記WiFiネットワークをスキャンする前記第1スキャン周波数を第3スキャン周波数に調整する動作であり、前記第3スキャン周波数が前記第1スキャン周波数よりも高い、動作と、
    前記第3スキャン周波数に従って、前記WiFiネットワークをスキャンするよう前記WiFiアンテナを制御する動作と
    を実行するよう更に構成される、
    請求項19に記載のモバイル・デバイス。
  23. 前記プロセッサは、前記モバイル・デバイスが前記WiFiネットワークをスキャンする前記第1スキャン周波数を前記第3スキャン周波数に調整することより前に、前記第1スキャン周波数が上位周波数限界よりも高くないと決定する動作を実行するよう更に構成される、
    請求項22に記載のモバイル・デバイス。
  24. 前記プロセッサは、
    第1アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、前記第2時点で、前記WiFiネットワークをスキャンするよう前記WiFiアンテナを制御する動作と、
    第2アクセス・ポイントに関する情報を取得するよう、前記第1時点で、前記WiFiネットワークをスキャンするよう前記WiFiアンテナを制御する動作と、
    前記第1アクセス・ポイントに関する情報及び前記第2アクセス・ポイントに関する情報に従って電磁波伝達の空間損失情報を決定する動作と、
    前記空間損失情報に従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定する動作と
    を実行するよう構成される、
    請求項19乃至23のうちいずれか一項に記載のモバイル・デバイス。
  25. 前記プロセッサは、
    ペドメータ・アルゴリズムに従って移動歩数を計算する動作と、
    前記移動歩数及び歩長情報に従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定する動作と
    を実行するよう構成される、
    請求項19乃至23のうちいずれか一項に記載のモバイル・デバイス。
  26. 前記プロセッサは、歩行者デッド・レコニングPDR又は航海データ記録装置VDRアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定する動作を実行するよう構成される、
    請求項19乃至23のうちいずれか一項に記載のモバイル・デバイス。
  27. 前記プロセッサは、グローバル・ポジション・システムGPSアルゴリズムに従って、前記第1時点での前記モバイル・デバイスの位置と前記第2時点での位置との間の前記距離に関する情報を決定する動作を実行するよう構成される、
    請求項19乃至23のうちいずれか一項に記載のモバイル・デバイス。
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