JP5874629B2 - 基板搬送方法、基板搬送装置及び記憶媒体 - Google Patents

基板搬送方法、基板搬送装置及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、基板の搬送容器から基板搬送機構により基板を取り出す技術分野に関する。
半導体製造工場においては、半導体基板を搬送容器(キャリア)内に収納し、キャリアを自動搬送ロボット(AGV)や天井搬送装置(OHT)により半導体製造装置に搬送する。半導体製造装置は、キャリアの半導体基板(ウエハ)を装置内に搬入搬出する搬入搬出ポートと、前記ウエハに対して処理を行う処理ブロックと、を備えている。前記キャリアとしては蓋体を容器本体の前面に備えた密閉型のものが用いられており、その一例としてFOUPと呼ばれるものがある。キャリアには前記ウエハが棚状に多数枚格納される。キャリアはSEMI規格と呼ばれる所定の規格に従って製造され、キャリア内の各ウエハの高さについて規定されている。
前記搬入搬出ポートは通常ロードポートと呼ばれ、搬送容器が外部から載置されるステージと、前記鍵穴にアクセスして蓋体を取り外す機構とを備えている。また、半導体製造装置は、前記蓋体が取り外された容器本体からウエハを取り出すための移載機構(搬送ロボット)を備えている。この移載機構に設けられるフォークが、前記容器本体内を互いに異なる高さに進入して、各ウエハの裏面を支持して取り出す。
半導体製造装置の稼働前には、前記フォークが各ウエハを取り出すために容器本体に進入する高さを前記移載機構に教示させる作業(ティーチング)が必要になる。具体的にこのティーチングについて、ロードポートを示す図18を用いて説明する。図中32は上記のステージである。図中12は前記移載機構であり、16はフォークである。15は基台であり、フォーク16を支持して昇降自在に構成される。ティーチングの手順としては先ず、作業者がステージ32に高さ調整用の冶具101を介して基板状の冶具102を載置する。冶具102の高さは、前記SEMI規格に従って製造されたキャリアの最下段に格納されるウエハの高さに等しい。
次いで、作業者が目視しながら基台15を昇降させ、フォーク16と冶具102との高さの差(設定離間高さ)Hが設定値になるように、フォーク16の高さを調整する。このように調整されたフォーク16の高さは、前記最下段のウエハを受け取るために容器本体に進入するときの高さである。この高さに基づいて、他の各高さのウエハを取り出すためにフォーク16が容器本体に進入する高さについても決定される。しかし、このように目視によるフォーク16の調整を行うことは手間である。
ところでティーチング終了後の半導体製造装置の稼働時において、当該半導体製造装置に搬送されるキャリアは、製造時のエラーや、使用を続けたことによる変形により、その形状が上記の規格から外れている場合がある。図中に示す前記マッピングユニット5は、ウエハの高さを検出するために用いられ、検出された各ウエハの高さが許容範囲内であれば、その検出結果に応じて上記のように設定されたフォーク16の容器本体への進入時の高さが補正される。検出されたウエハの高さが前記許容範囲から外れた場合は、ウエハ同士の間隔が狭く、フォーク16を進入させるとウエハを傷つけることが考えられるため、そのように許容範囲から外れたウエハについては搬出を中止していた。
しかし、例えば容器本体内においてウエハを支持する支持部材の位置ずれにより当該容器本体内で全てのウエハの高さが規格からずれていたり、容器本体においてステージ32のピン36が差し込まれる凹部の深さが規格からずれて、ステージ32に対する容器本体の高さが規格からずれる場合がある。これらの場合、ウエハ同士の間隔が十分に空いていても、各ウエハの高さが前記許容範囲から外れてしまうことで取り出しが中止されてしまい、結果として半導体装置の生産効率が低下してしまうおそれがある。
また、装置においてロードポートは複数設けられる場合がある。ロードポートごとにステージ32の高さに誤差がある場合があるので、上記のティーチングはロードポートごとに行う必要がある。つまりロードポートの数が多いほど、このティーチングに手間がかかり、装置の立ち上げに要する時間が長くなってしまう。特許文献1には、前記ティーチングの一例について記載されているが、上記の問題を解決する手法については記載されていない。
特開平6−56228号公報
本発明はこのような事情においてなされたものであり、その目的は搬送容器において基板の高さが予定した位置から外れていても当該搬送容器から基板を搬出可能にすると共に速やかに装置を立ち上げることができる技術を提供することにある。
本発明の基板処理方法は、複数の基板を棚状に収納して搬送するための搬送容器から、基板搬送機構により基板を取り出す基板搬送方法において、
搬入ポートに搬送容器を載置する工程と、
前記搬入ポートに搬入された搬送容器内の基板の高さ位置を光学的に検出するための昇降自在な基板検出部を用い、搬入ポート上の搬送容器内の各基板の高さ位置についての情報を取得する工程と、
前記基板搬送機構が当該基板搬送機構により管理されている座標上にて予め設定された高さ位置にあるときにおいて、前記基板検出部により管理されている座標上における当該基板搬送機構の高さ位置と、前記基板検出部により取得した前記情報と、に基づいて、搬送容器内の基板を受け取るときの基板搬送機構の高さ位置を算出する工程と、
前記算出する工程により得られた、搬送容器内の基板を受け取るときの基板搬送機構の高さ位置に基づいて基板搬送機構により搬送容器内から基板を取り出す工程と、
を含み、
前記情報は、搬送容器内のスロットと各基板の高さ位置とを対応付けた情報であり、
前記搬入ポートに搬送容器が搬入されたときに当該搬送容器に対して基準の高さとなる基準部位の高さ位置を検出する工程と、
前記基板検出部により検出された基準部位の高さ位置と、前記情報と、に基づいて搬送容器に不具合が発生しているか否かを判定する工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明の基板搬送装置は、複数の基板を棚状に収納して搬送するための搬送容器を載置するための搬入ポートと、
前記搬入ポートに載置された搬送容器内の基板を取り出すための昇降自在、進退自在な基板搬送機構と、
前記搬入ポートに載置された搬送容器内の基板の高さ位置を光学的に検出するための昇降自在な基板検出部と、
前記基板検出部により、搬入ポート上の搬送容器内の各基板の高さ位置についての情報を取得するステップと、前記基板搬送機構が当該基板搬送機構により管理されている座標上にて予め設定された高さ位置にあるときにおいて、前記基板検出部により管理されている座標上における当該基板搬送機構の高さ位置と、前記基板検出部により取得した各基板の高さ位置と、に基づいて、搬送容器内の基板を受け取るときの基板搬送機構の高さ位置を算出するステップと、前記算出するステップにより得られた、搬送容器内の基板を受け取るときの基板搬送機構の高さ位置に基づいて基板搬送機構により搬送容器内から基板を取り出すステップと、を実行するように構成された制御部と、を備え、
前記情報は、搬送容器内のスロットと各基板の高さ位置とを対応付けた情報であり、
前記制御部は、前記基板検出部により検出された、前記搬入ポートに搬送容器が搬入されたときに当該搬送容器に対して基準の高さとなる基準部位の高さ位置を検出するステップと、
前記基板検出部により検出された基準部位の高さ位置と、前記情報と、に基づいて、搬送容器に不具合が発生しているか否かを判定するステップと、
を実行するように構成されていることを特徴とする。
本発明の記憶媒体は、搬入ポートに搬入され、複数の基板を棚状に収納して搬送するための搬送容器から、基板搬送機構により基板を取り出す基板搬送装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、上記の基板搬送方法を実行するようにステップ群が組まれていることを特徴とする。
基板搬送機構が当該基板搬送機構により管理されている座標上にて予め設定された高さ位置にあるときにおいて、前記基板検出部により管理されている座標上における当該基板搬送機構の高さ位置と、前記基板検出部により取得した各基板の高さ位置と、に基づいて、搬送容器内の基板を受け取るときの基板搬送機構の高さ位置を算出する。これによって、搬送容器内において基板の高さが予定した位置から外れていても前記基板搬送機構により基板を受け取ることができる。また、冶具を用いて基板の受け取り時の基板搬送機構の高さ位置を調整する必要が無いので、当該基板搬送機構を含む装置の立ち上げの迅速化を図ることができる。
本発明が適用される基板処理装置である塗布、現像装置の斜視図である。 前記塗布、現像装置のキャリアブロックの横断平面図である。 前記キャリアブロックの側面図である。 前記キャリアブロックの側面図である。 前記キャリアブロックの開閉ドアとキャリアの斜視図である。 前記キャリアの横断平面図である。 他のキャリアの縦断正面図である。 キャリア及び前記キャリアブロックに設けられる移載機構の側面図である。 前記塗布、現像装置に設けられる装置コントローラの構成図である。 キャリアからのウエハの搬出手順を示す工程図である。 キャリアからのウエハの搬出手順を示す工程図である。 キャリアからのウエハの搬出手順を示す工程図である。 キャリアからのウエハの搬出手順を示す工程図である。 キャリアからのウエハの搬出手順を示す工程図である。 前記キャリアからウエハを搬出する工程を示すフローチャートである。 キャリアからのウエハの搬出手順を示す工程図である。 他の構成の移載機構を示す側面図である。 従来の移載機構の高さを調整する方法を示す説明図である。
本発明が適用された塗布、現像装置1について、図1を参照しながら説明する。図1は前記塗布、現像装置1の斜視図である。塗布、現像装置1は半導体製造工場内のクリーンルーム内に設置され、キャリアブロックE1と、処理ブロックE2と、インターフェイスブロックE3と、を直線状に接続して構成されている。インターフェイスブロックE3には、処理ブロックE2の反対側に露光装置E4が接続されている。塗布、現像装置1の外側は、キャリアCの搬送領域11である。キャリアCは搬送容器であり、基板であるウエハWが複数枚、棚状に収納されており、図示しないキャリア搬送機構により前記搬送領域11を搬送される。前記キャリア搬送機構によるキャリアCの搬送領域11における搬送は、図示しないホストコンピュータにより制御される。
各ブロックの役割を簡単に説明しておくと、キャリアブロックE1はキャリア搬送機構との間でキャリアCを受け渡すためのブロックである。また、キャリアブロックE1は当該キャリアブロックE1に搬送されたキャリアCと処理ブロックE2との間でウエハWの受け渡しを行う。このキャリアブロックE1は本発明の基板搬送装置に相当し、当該キャリアブロックE1については後に詳述する。
処理ブロックE2は、ウエハWにレジスト塗布処理、現像処理などの各種の液処理や加熱処理を行うためのブロックである。露光装置E4は、処理ブロックE2にてウエハWに形成されたレジスト膜を露光する。インターフェイスブロックE3は、処理ブロックE2と露光装置E4との間でウエハWの受け渡しを行う。キャリアCから搬出されたウエハWは、処理ブロックE2にてレジスト塗布処理、加熱処理を順次受けた後、露光装置E4にて露光され、処理ブロックE2にて加熱処理、現像処理を順次受けた後、前記キャリアCに戻される。
例えばキャリアブロックE1の側面には、塗布、現像装置1の各部の動作を制御する装置コントローラ2が設けられている。装置コントローラ2はコンピュータであり、塗布、現像装置1の各部に制御信号を送信する。キャリアブロックE1はこの制御信号を受信して、後述する当該キャリアブロックE1へのウエハWの搬入動作及びキャリアブロックE1からのウエハWの搬出動作が行われるように制御される。また、各ブロックE1〜E3がこの制御信号を受けることにより、上記のように各ブロック間でウエハWの搬送が行われると共にウエハWの処理が行われるように制御される。
続いてキャリアブロックE1について図2の横断平面図、図3の縦断側面図も参照しながら詳述する。説明の便宜上、キャリアブロックE1側、インターフェイスブロックE3側を夫々後方側、前方側として説明する。キャリアブロックE1は筐体31を備えており、筐体31はキャリアの搬送機構との間でキャリアCを受け渡すと共にキャリアC内と塗布、現像装置1内との間でウエハWを受け渡すためのロードポート3を構成している。
ロードポート3は前記筐体31に加えて、キャリアCを載置するステージ32と、ウエハWの搬送口33と、このウエハ搬送口33を開閉する開閉ドア4と、マッピングユニット5とにより構成される。前記キャリアブロックE1には4つのロードポート3が設けられている。各ロードポート3を互いに区別するために、キャリアブロックE1から処理ブロックE2に向かって見て、左側から右側に向かって順にロードポート3A、3B、3C、3Dとして説明する場合がある。筐体31の下部は、後方側に突き出て、段部34を形成している。この段部34上において、横方向に各ロードポート3の前記ステージ32が配列されている。各ステージ32から後方側に向かって見た筐体31の壁面に、前記搬送口33が開口している。
前記ステージ32は進退し、キャリアCを後退位置(アンロード位置)と前進位置(ロード位置)との間で移動させる。図3では鎖線でアンロード位置に位置するキャリアCを示している。また、図4の縦断側面図ではロード位置に位置するキャリアCを示している。キャリアCは、キャリア搬送機構により前記アンロード位置に搬送される。そして、前記ロード位置において、キャリアブロックE1に対してウエハWの受け渡しが行われる。ステージ32は、ステージ移動機構35に接続されており、このステージ移動機構35によって上記の前進動作及び後退動作が行われる。
ステージ32の表面からは上方へ向けて3本のピン36が突き出ている。これらのピン36は、キャリアCがステージ32に載置されたときに、当該キャリアCの下方に形成される凹部(図示は省略)に差し込まれて嵌合し、ステージ32上にてキャリアCの位置ずれを防ぐ。筐体31の裏側には、各ロードポート3ごとに突起37が設けられている。この突起37は前方側へ向かって突き出ており、その下端はステージ32の表面であるキャリア搭載面(載置面)39と例えば設定された高さ分ずれるように位置している。突起37は、塗布、現像装置1を稼働させる前に行う準備作業に用いられ、後述のマッピングユニット5の光軸5Aを遮ることができる位置に設けられている。
続いて、図5の斜視図及び図6の横断平面図も参照しながらキャリアCについて説明する。キャリアCは容器本体6と、当該容器本体6に着脱自在な蓋体7とからなる。容器本体6内の左右には、ウエハWの裏面側周縁部を支持する支持部63が多段に設けられ、ウエハWが容器本体6内に棚状に収納される。各支持部63上はウエハWの格納領域であるスロット600として構成され、例えば25個のスロット600が設けられる(図では便宜上25個よりも少なく示している)。ところで、このスロット600については、各スロット同士を区別するために最下段のものから上方に向けて順に601、602・・・625の順に番号を付して表記する場合がある。
容器本体6の前面にはウエハWの取り出し口64が形成され、前記蓋体7により当該取り出し口64が塞がれることにより、容器本体6内が気密に保たれる。図中65は、前記取り出し口64の周囲の開口縁部である。開口縁部65の内周側の上下には各々係合溝66が形成されている(上側の係合溝66の図示は省略している)。容器本体6の上部には、キャリア搬送機構がキャリアCを搬送するために把持する把持部61が設けられる。
蓋体7について説明すると、蓋体7の内部には左右に回転部71が設けられている。回転部71の上下には垂直方向に伸びる直動部72が設けられる。この直動部72は、回転部71の回転によりその先端が蓋体7の上側及び下側から突出した状態と、蓋体7内に引き込んだ状態とで切り替わる。この直動部72の先端は前記容器本体6の係合溝66に係合し、それによって蓋体7が容器本体6に係合してロックされた状態となる。前記回転部71には後述のラッチキー44が差し込まれる鍵穴73が設けられており、そのように鍵穴73に差し込まれたラッチキー44の回転により、回転部71が回転する。
続いて開閉ドア4について説明する。開閉ドア4は筐体31の内側から前記搬送口33を塞ぐドア本体40を備えている。図4において、そのようにドア本体40が搬送口33を塞ぐ位置を実線で示しており、この位置を閉鎖位置とする。このドア本体40にはドア開閉機構41が接続されており、搬送口33を開放するときには、当該ドア開閉機構41によりドア本体40は前記閉鎖位置から前進した離間位置に移動する。そして、ドア本体40は同ドア開閉機構41により、その離間位置から図4に鎖線で示す開放位置へ下降して搬送口33の開放が行われる。
開閉ドア4は、前記ドア本体40の後方側に蓋体開閉機構43を備えており、蓋体開閉機構43は、その後方側にラッチキー44を備えている。ラッチキー44は、水平軸周りに回転する。ステージ32の前後移動により、当該ステージ32に載置されたキャリアCの蓋体7の回転部71の鍵穴73に対して、ラッチキー44の差し込み及び引き抜きが行われる。前記アンロード位置では、鍵穴73からラッチキー44が外れた状態となり、前記ロード位置では鍵穴73にラッチキー44が差し込まれた状態となる。
図2、図3に示すように、筐体31内には各ロードポート3で共用される移載機構12が設けられている。移載機構12は、左右方向に水平移動自在な起立したフレーム13、フレーム13を昇降自在な昇降台14、昇降台14上を鉛直軸回りに回転自在な基台15、及び基台15上を進退自在なウエハWの保持部であるフォーク16を備えている。この移載機構12により、開放された搬送口33を介してキャリアC内と、処理ブロックE2との間でウエハWを受け渡すことができる。移載機構12のフォーク16は、ウエハWの搬送を行わないときには所定の高さ、例えば図3に示す高さで待機する。このフォーク16が待機する高さをホーム高さとする。
前記フレーム13には、昇降台14を介してフォーク16を昇降させるための図示しないモータが設けられる。このモータにはエンコーダが設けられ、そのパルス数が装置コントローラ2に出力される。フォーク16の高さに従って前記エンコーダから出力されるパルス数は変化し、装置コントローラ2は、このパルス数が所定の値になるように制御信号を出力することでフォーク16の高さを制御する。前記パルス数の所定の変化量に対するフォーク16の高さの変化量は予め決められており、その対応関係は装置コントローラ2に記憶されている。
続いて、基板検出部であるマッピングユニット5について説明する。マッピングユニット5は筐体31内に設けられており、マッピングと呼ばれるキャリアC内におけるウエハWの収納状況の確認を行うためのユニットである。
マッピングユニット5は、昇降機構51と、回転機構52と、支持シャフト53と、支持アーム54、54と、投光部56と、受光部57とを備えている。前記回転機構52は、昇降機構51により昇降する。回転機構52には、前記支持シャフト53が横方向に伸びるように設けられており、当該支持シャフト53は当該回転機構52によって軸回りに回転自在に構成されている。支持シャフト53からは前記支持アーム54、54が間隔をおいて設けられている。支持アーム54、54は支持シャフト53と直交するように互いに並行して伸びている。各支持アーム54の先端には、互いに対となる透過センサをなす前記投光部56及び受光部57が設けられている。これらの投光部56及び受光部57をセンサ対50と記載する場合がある。
前記マッピングを行わないときには支持アーム54、54は図3中に示すように、上方へ向かう姿勢で待機する。このときの支持アーム54、54に支持されて待機されるセンサ対50の位置をセンサ待機位置とする。マッピングを行うときには、支持アーム54、54が水平になる。このときにセンサ対50は、昇降機構51による昇降動作と回転機構52による回転動作との組み合わせにより、前記センサ待機位置から図6に示すように蓋体7が取り外された容器本体6の内部へ進入する。
図6には点線の矢印5Aで、マッピング時に投光部56から受光部57へ向かって形成される光軸を示している。この光軸5Aが容器本体6内のウエハWに重なるように、センサ対50が前記支持アーム54に設けられる。図7はキャリアCの縦断正面図である。マッピング開始時には、最上段の支持部63よりも上側に設定されるマッピング開始位置(図7中実線で示す位置)にセンサ対50が位置する。そして、センサ対50により光軸5Aが形成され、センサ対50は最下段のスロット601よりも下方のマッピング終了位置(図7中鎖線で示す位置)に向かって一定の速度で移動する。この移動中にセンサ対50の受光部57により受光が行われると、受光部57から検出信号が前記装置コントローラ2に出力される。
例えば前記マッピング開始位置の光軸5Aの高さを基準高さL0とする。マッピングユニット5の各部は例えば図示しないモータにより駆動し、モータに接続されるエンコーダから出力されるパルス数(以下、エンコーダ値と記載する場合がある)により、装置コントローラ2は、前記基準高さL0からのセンサ対50の高さをモニターすることができる。従って、このマッピング時において、前記受光部57からの出力により装置コントローラ2はこの基準高さL0からの各ウエハWの高さ(実際のウエハ高さ)を検出することができる。
また、上記のようにキャリアCのスロット600はウエハWの支持部63上に形成されている。即ちスロット600の下方にウエハWが格納されている。つまり、このように実際のウエハ高さを検出することは、当該スロット600についての高さ位置を検出していると見ることもできるので、当該マッピングによって、スロット600とウエハWの高さ位置とを対応付けた情報が取得されると言える。
マッピングユニット5は、前記ウエハWのマッピング以外の動作を行うことで、前記実際のウエハ高さ以外のパラメータを取得する場合にも用いられる。そのパラメータについて説明すると、マッピングユニット5は、図6に鎖線で示すように支持アーム54を前方側に向けることで、センサ対50がフォーク16を挟む位置に移動できるように構成されている。これによって装置コントローラ2が、図8に示す基準高さL0からフォーク16のホーム高さに至るまでの高さ(基準ホーム高さとする)H1を検出することができる。
フォーク16が昇降するときの高さの変化量と移載機構12のエンコーダから出力されるパルス数の変化量とは互いに対応しているので、基準ホーム高さH1と、この基準ホーム高さH1を取得したときに前記エンコーダから出力されたパルス数とに基づいて、装置コントローラ2は、前記エンコーダから出力されるパルス数を、基準高さL0からフォーク16に至るまでの高さに変換する変換式を取得することができる。つまり、装置コントローラ2は、基準ホーム高さH1を取得することで、基準高さL0からフォーク16に至るまでの高さ(フォーク高さ)を制御できるように、当該フォーク16を昇降させることができる。
ここで、フォーク16が容器本体6のウエハWを取り出すときには、背景技術の項目にて最下段のウエハWを取り出すためのフォーク16の高さ位置について例を挙げて説明したように、容器本体6においてウエハWよりも予め設定した高さ(設定離間高さHとする)分、下方にずれた位置にフォーク16が進入するように移載機構12の動作を制御することが求められる。上記のように基準高さL0に対してのフォーク16の高さを制御でき、マッピングにより基準高さL0に対しての各スロット600のウエハWの高さ(実際のウエハ高さ)が検出される。そして、前記設定離間高さHが予め決められている。従って、装置コントローラ2は、各ウエハWを取り出すために容器本体6に進入するときの進入フォーク高さH2を算出し、当該進入フォーク高さH2にフォーク16を位置させることができる。
例えば、スロット601、602、603の実際のウエハ高さが夫々500mm、490mm、480mmであり、設定離間高さHが1mmであったとすると、これらスロット601〜603の進入フォーク高さH2は501mm、491mm、481mmとなる。なお、図8で表示しているH2は、スロット601のウエハWを取り出すときの進入フォーク高さである。
概略的に言えば、上記のように基準高さL0からのウエハWの高さ(実際のウエハ高さ)を取得することは、マッピングユニット5によって管理される基準高さL0を原点とする座標系の座標で容器本体6内の各ウエハWの高さを定義することに相当する。そして、前記ホーム高さに位置するフォーク16を検出して、移載機構12のエンコーダ値とフォーク16の基準高さL0からの高さ(フォーク高さ)との関係を取得することは、前記エンコーダ値で管理される座標系上のフォーク16の高さを、前記基準高さL0を原点とする座標系の座標で定義することに相当する。このように同じ基準高さL0を原点とする座標系で実際のウエハ高さと前記フォーク高さとを定義するので、フォーク16とウエハWとの位置関係が明らかになり、上記のように実際のウエハWから設定離間高さH分ずれるようにフォーク16を位置させることができる。
マッピングユニット5により検出される他のパラメータについてさらに説明する。上記したように光軸5Aが突起37に遮られる位置にセンサ対50を移動させることができる。上記のように突起37から所定の高さ離れた位置に基準部位であるステージ32のキャリア搭載面39が位置しているので、装置コントローラ2は受光部57からの出力により、前記基準高さL0から前記キャリア搭載面39に至るまでの高さであるキャリア搭載面高さH3(図8参照)を検出することができる。
ところで、SEMI規格に従ってキャリアCが製造されている場合、スロット601のウエハWの高さはこのステージ32の表面から所定の高さ分、上方に位置することになる。従って、そのようにキャリアCがSEMI規格に従っているものとして、装置コントローラ2は前記キャリア搭載面高さH3に基づいて、基準高さL0からスロット601のウエハWに至るまでの高さを算出することができる。図6のキャリアCが当該SEMI規格に従っているものとして、前記高さを当該図8中にH4で示している。
また、SEMI規格では各スロット600は所定の間隔をおいて形成されるので、装置コントローラ2は前記高さH3から基準高さL0からスロット601以外の各スロット600に収納されるウエハWに至るまでの高さについても、前記高さH2に基づいて算出することができる。つまり、装置コントローラ2は、基準高さL0から前記規格どおりの高さに配置されたスロット600のウエハWに至るまでの高さ(規格上のウエハ高さとする)を検出することができる。
つまり、各スロット600における規格上のウエハ高さと実際のウエハ高さとが、夫々上記の座標系で定義される。そのため、前記規格上のウエハ高さに対する実際のウエハ高さのずれを装置コントローラ2が検出することができる。そして、既述のようにスロット600の高さとウエハWの高さとが対応するため、前記ずれに基づいて装置コントローラ2は、スロット600の異常の有無を判定することができる。具体的に説明すると、規格上のウエハ高さに対しての前記ずれの許容範囲が設定されている。そして、一のスロット600における規格上のウエハ高さに対して、同じ一のスロット600における実際のウエハ高さがその許容範囲に収まっていれば、当該一のスロットは正常であると判定される。前記許容範囲から外れていれば、当該一のスロット600について異常有りと判定される。
例えば、前記許容範囲が−2mm〜+2mmとして設定され、スロット601の規格上のウエハ高さが500mmであるとき、スロット601の実際のウエハ高さが498mm〜502mmであればスロット601は正常、それ以外の値であればスロット601は異常と判定される。各スロット600について、このように異常が判定される。例えば一つでもスロット600に異常が有れば、装置コントローラ2は、当該スロット600が形成されたキャリアCを異常(不具合)があるキャリアCとして認定する。
続いて、制御部である装置コントローラ2について図9を用いて説明する。装置コントローラ2は、プログラム格納部21、CPU22、メモリ23を備えており、これらがバス24に接続されている。ロードポート3A〜3Dの各部も前記バス24に接続されており、各ロードポート3のマッピングユニット5からセンサ対50による検出信号及び当該マッピングユニット5の各部のエンコーダ値が、当該バス24に出力される。また、バス24を介して出力される制御信号に従って、各ロードポート3のドア本体40の開閉及びステージ32の移動が制御される。
前記バス24には移載機構12も接続され、移載機構12のエンコーダからバス24にエンコーダ値が出力される。また、バス24を介して出力される制御信号に従って、移載機構12の各部の動作が制御される。
プログラム格納部21は、コンピュータ記憶媒体例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、MO(光磁気ディスク)及びメモリーカードなどの記憶媒体などにより構成されている。このような記憶媒体に格納された状態で、当該記憶媒体に格納されたプログラム25が、装置コントローラ2にインストールされる。プログラム25は、塗布、現像装置1の各部に制御信号を送信してその動作を制御し、ウエハWの搬送、各ブロックE1〜E4でのウエハWの処理、キャリアCからのウエハWの搬出、及びキャリアCへのウエハWの搬入の各動作が行えるように命令(各ステップ)が組み込まれている。CPU22は、そのように制御信号を出力するために各種の演算を実行する。
メモリ23には、図8にて説明した基準ホーム高さH1、各スロット600に対する進入フォーク高さH2、キャリア搭載面高さH3、各スロット600における実際のウエハ高さ及び規格上のウエハ高さが記憶される。図示は省略しているがメモリ23には、マッピングデータとして前記実際のウエハ高さの他に、各スロット600におけるウエハWの有無及びウエハWの厚さ異常の有無を示すデータが記憶される。これらのデータも上記の受光部57からの出力に基づいて取得される。これらの各種のデータは、ロードポート3ごとに記憶される。また、マッピングデータは各ロードポート3において、搬送されたキャリアCごとに記憶される。
その他にメモリ23には、前記キャリア搭載面高さH3から各スロット600の規格上のウエハ高さを算出するための各データが記憶される。このデータは例えば、当該キャリア搭載面高さH3と規格通りの高さに配置されたスロット601のウエハWとの間隔や、規格通りの高さ位置に配置された隣接するスロット600間におけるウエハW同士の間隔についてのデータである。さらにその他に、メモリ23には、前記設定離間高さH、前記基準ホーム高さH1から取得される移載機構12のエンコーダ値を基準高さL0からのフォーク高さに変換する変換式、及び前記規格上のウエハに対する実際のウエハのずれの許容範囲が記憶される。
続いて図10〜図16を参照しながら、塗布、現像装置1の稼働前に行う準備作業、及びその後の装置1の稼働時におけるキャリアCからのウエハWの搬出動作について説明する。図10は前記準備作業開始時のロードポート3Aを示しており、センサ対50はセンサ待機位置に位置している。移載機構12のフォーク16は当該ロードポート3Aの搬送口33に向かうように位置しており、移載機構12のエンコーダ値が所定値になるように制御されることにより前記ホーム高さにて待機している。この状態から、マッピングユニット5のセンサ対50が下降すると共に、図11に実線で示すように支持アーム54が後方側に向かって所定の角度に傾く。そして、センサ対50に既述の光軸5Aが形成された状態で、支持アーム54が上昇する。
突起37により光軸5Aが遮蔽されると、支持アーム54の上昇が停止する。図11中に鎖線を用いて、停止した状態の支持アーム54及びセンサ対50を示している。装置コントローラ2は、センサ対50の受光部57の出力に従って、基準高さL0から突起37の下端までの高さを検出する。その高さに基づいて、装置コントローラ2は、図8で説明したキャリア搭載面高さH3を取得する。そして、このキャリア搭載面高さH3に基づいて、上記の各スロット600における規格上のウエハ高さを取得する。
続いて、センサ対50の投光部56からの投光が一旦停止し、支持アーム54が、一旦下降すると共に垂直になる。そして、当該支持アーム54が上昇すると共に後方側へ傾き、例えば図12に実線で示すように水平になる。然る後、センサ対50が光軸5Aを形成しながら下降する。前記移載機構12のフォーク16により光軸5Aが遮蔽されると、支持アーム54の下降が停止する。図12中に鎖線を用いて下降が停止した状態のセンサ対50を示している。装置コントローラ2は、センサ対50の受光部57の出力に基づいて、基準ホーム高さH1を取得する。このように各種パラメータが取得される一方で、センサ対50はセンサ待機位置へと戻る。
ロードポート3Aについて、このように各種のパラメータが取得されると、移載機構12のフレーム13が水平に移動し、フォーク16がロードポート3Bの搬送口33手前に向かうように位置する。そして、ロードポート3Bにおいてもロードポート3Aと同様に各種パラメータが取得される。フォーク16は、ロードポート3C、3Dの各搬送口33の手前にも位置し、ロードポート3C、3Dについても同様にパラメータが取得されると、準備作業が終了する。
塗布、現像装置1が稼働を開始し、当該塗布、現像装置1に搬送されたキャリアCがロードポート3Aのステージ32の搭載面39に載置され、アンロード位置からロード位置に移動し、容器本体6の開口縁部65が筐体31に密着すると共に鍵穴73にラッチキー44が差し込まれる(図13)。ラッチキー44が回転し、蓋体7が当該ラッチキー44を介してドア本体40に保持される。ドア本体40が閉鎖位置から下降位置に移動し、搬送口33が開放されると、支持アーム54の回転動作及び昇降動作により、センサ対50がセンサ待機位置から図14に実線で示すマッピング開始位置に移動する。然る後、光軸5Aが形成されながらセンサ対50が下降する。受光部57からの出力によって、上記のマッピングデータである各スロット600におけるウエハWの有無、ウエハWの厚さ異常の有無、及び基準位置L0からの各スロット600のウエハWの高さ(実際のウエハ高さ)が取得される。センサ対50が図14に鎖線で示すマッピング終了位置に移動すると、当該センサ対50はセンサ待機位置に戻る。
装置コントローラ2は、スロット600ごとに規格上のウエハ高さに対する実際のウエハ高さの差分を検出し、この差分が許容範囲に収まるか否かについて判定する。許容範囲に収まらないスロット600があれば、当該スロット600及びキャリアCは異常であると判定する。全てのスロット600において前記差分が許容範囲に収まる場合は、当該キャリアCは正常であると判定する。ここではキャリアCが正常であると判定されたものとして説明を続ける。
装置コントローラ2は、各スロット600ごとに実際のウエハWの高さと設定離間高さHとにより進入フォーク高さH2を算出する。そして、例えばスロット601のウエハWを取り出すために、当該スロット601について算出された進入フォーク高さにフォーク16が移動し、基台15上を前進して、容器本体6内に進入する(図15)。既述のようにこのフォーク16は、スロット601のウエハWに対して設定離間高さH離れた下方を容器本体6の奥側に向かって移動し、その後、昇降台14が上昇してフォーク16がスロット601のウエハWを受け取り、基台15上を後退する(図16)。然る後、基台15の回転動作及びフォーク16の前進動作により、ウエハWが処理ブロックE2に受け渡される。他のスロット600のウエハWについても同様に、取得されたフォーク高さH2にフォーク16が移動して、ウエハWの搬出が行われる。このようにして、例えば下方側のスロット600から上方側のスロット600に向かって順にウエハWが搬出される。
ただし、マッピングによりその厚さが異常と判定されたウエハWについては一つのスロット600にてウエハWが複数枚重なって収納されていることによりそのように厚さが異常となっていることが考えられるため、搬出を行わない。また、ウエハWが収納されていないと判定されたスロット600に対してはフォーク16の容器本体6への進入動作は行われない。また、隣接するウエハWとの間隔が所定の基準値より小さいウエハWについては、フォーク16によるウエハWの損傷を防ぐためにキャリアCからの搬出を行わない。前記隣接するウエハWの間隔は、マッピングによって取得された隣接するスロット600における実際のウエハ高さの差分である。
処理ブロックE2、E3、E4に搬送されたウエハWをキャリアCに戻すときには、ウエハWを保持したフォーク16が、当該ウエハWを取り出すときに容器本体6に進入した前記高さよりも所定の量高い(基準位置L0に近い)高さにて当該容器本体6に進入する。然る後、昇降台14によりフォーク16が下降して容器本体6の支持部63にウエハWが受け渡される。このようにしてウエハWは、当該ウエハWが元々収納されていたスロット600に戻される。そして、ドア本体40が閉鎖位置に戻り、蓋体7により容器本体6のウエハWの取り出し口64が塞がれ、ラッチキー44が回転して蓋体7のドア本体40による保持が解除されると共に、蓋体7と容器本体6とが係合する。然る後、ステージ32が後退して、キャリアCがアンロード位置へ移動し、キャリア搬送機構により、他の装置に搬送される。
ところで、規格上のウエハ高さに対する実際のウエハ高さの差分が許容範囲を外れ、キャリアCが異常であると判定された場合について説明する。装置コントローラ2は、当該キャリアCについて設定されたID番号と、そのように許容範囲を外れた異常なスロット600の番号(601〜625のいずれか)と、をホストコンピュータに送信する。このように異常なスロット600からも正常なスロット600と同様にウエハWの搬出を行い、搬出されたウエハWは当該スロット600に戻される。キャリアCは塗布、現像装置1から搬出され、後段の他の装置へ搬送される。その後、当該キャリアCに格納されているウエハWについて、クリーンルーム内における予め設定された一連の処理が終了すると、この異常なキャリアCは、キャリア搬送機構によりクリーンルーム内の所定の載置場所に載置される。ユーザは、前記異常なキャリアCを、前記載置場所から除外する。
ただし、塗布、現像装置1において、このように異常なスロット600からウエハWは取り出さず、スロット600に異常があることを表すエラーが発報されるようにしてもよい。このエラーの発報は、具体的には画面表示や音声の出力により行われる。
また、キャリアCが異常と判定された場合、上記のように対処することには限られない。例えば、異常なキャリアCにおいて、異常なスロット600からもウエハWを、正常なスロットと同様に搬出する。そして、この異常なキャリアCにウエハWを戻さずに、当該異常なキャリアCをロードポート3Aからキャリア搬送機構により搬出する。そして、ロードポート3Aには新規で空のキャリアCを所定の保管場所から搬送し、この新規なキャリアCの各スロット600に、前記異常なキャリアCから塗布、現像装置1に搬出されたウエハWを格納する。そして、前記新規なキャリアCを後段の装置に搬送する。異常なキャリアCは、ロードポート3Aから搬出後、前記クリーンルーム内の所定の載置場所に載置され、ユーザにより当該載置場所から除外される。
ロードポート3AにおけるウエハWの搬入及び搬出について示したが、他のロードポート3B〜3Dについてもロードポート3Aと同様にキャリアCからのウエハWの取り出しと、キャリアCへのウエハWの搬入とが行われる。
この塗布、現像装置1によれば、マッピングユニット5を用いて、ホーム高さで待機している移載機構12のフォーク16を検出し、基準ホーム高さH1を算出することで、移載機構12のエンコーダ値とフォーク16の基準高さL0からの高さとの関係を取得する。その後、キャリアCが塗布、現像装置1に搬送されたときに、当該キャリアCの各ウエハWの基準高さL0からの高さ(実際のウエハ高さ)を取得する。従って、各ウエハWから前記設定離間高さH下方の進入フォーク高さH2にフォーク16を位置させ、当該位置にて当該フォーク16をキャリアCの容器本体6に進入させて、当該フォーク16は各ウエハWを受け取ることができる。従って、ウエハWの高さが規格から外れてもフォーク16はウエハWを受け取ることができ、塗布、現像装置1における生産効率の低下を抑えることができる。また、背景技術の項目で説明したようにロードポート3ごとにステージ32に冶具101、102を置く手間が必要無くなるし、前記冶具102に対してフォーク16の高さを合わせ込む必要もない。従って、塗布、現像装置1を稼働させるまでの手間を軽減し、稼働に要するまでの時間を短縮することができる。さらに、この装置1のようにロードポート3が複数設けられる場合、冶具101、102をロードポート3同士で搬送する必要が無くなるので、この実施形態で説明した手法を用いることが有利である。
また、マッピングユニット5を用いてキャリア搭載面高さH3を取得し、この搭載面高さH3から規格上のウエハ高さを取得し、実際のウエハ高さと規格上のウエハ高さとを比較して、キャリアCの異常の有無を判定することができる。それによって、キャリアCからウエハWを取り出す際にウエハWの取り出しが中止になることに起因する装置1の生産性低下を抑制する。結果として半導体装置の生産への影響を防ぐことができる。なお、背景技術の項目で述べたように、ステージ32のピン36に嵌合するキャリアCの凹部が正常に形成されていなければ、ステージ32に正常にキャリアCが載置できず、実際のウエハ高さは規格上のウエハ高さからずれる。つまり、キャリアCに異常が発生しているか否か検出することは、ウエハWの支持部63の高さに異常が発生しているか否かを検出するということのみに限られず、キャリアCの載置状態に異常が発生しているか否かを検出することも含まれる。
上記の例において、ロードポート3A〜3Dにおいて基準高さL0が同じ高さ位置であれば、基準ホーム高さH1は各ロードポート3において同じになるので、当該基準ホーム高さH1の取得は、いずれかのロードポート3において行えばよい。また、突起37とキャリア搭載面39との高さの関係が明らかであれば、マッピングユニット5により突起37を検出することで、装置コントローラ2がステージ32の高さを取得できるので、突起37は既述の位置に設けることに限られない。例えば上記の例のように搬送口33の下側に突起37を設けずに、上側に設けてもよい。また、キャリアCに突起37を設けてもよい。
また、上記の例ではホーム高さにおけるフォーク16をマッピングユニット5により検出しているが、基準位置L0からフォーク16に至るまでの高さとエンコーダのパルス数の出力との対応が取得できればよいため、ホーム高さ以外の所定の高さにおけるフォーク16を、マッピングユニット5によって検出してもよい。
図17にはマッピングユニット5を移載機構12に組み込んだ構成例を示している。この例では昇降台14に支持アーム54が設けられており、当該昇降台14の昇降動作により支持アーム54が昇降することができる。つまり、この移載機構12では、同一のモータによりセンサ対50及びフォーク16が昇降し、移載機構12のエンコーダ値が変化するとき、センサ対50及びフォーク16の高さが互いに同量変化する。この例において支持アーム54は、既述の例と同様に昇降台14により、基部側を支点として回転できるように構成されている。つまり、移載機構12の昇降台14が、既述の回転機構52及び支持シャフト53の役割も果たす。
例えば移載機構12の製造時に、支持アーム54が水平になったときのセンサ対50とフォーク16との高さの差分が計測されており、この差分が装置コントローラ2に記憶されている。つまり、フォーク16とセンサ対50とは互いに共通の座標系で管理され、この座標系における互いの位置関係が明らかになっている。また、前記エンコーダ値が所定の量変化したときの基準高さL0に対するフォーク16及びセンサ対50の高さの変化量については、装置コントローラ2が検出できるようになっている。従って、マッピング時においてセンサ対50がウエハWを検出したときに出力されたエンコーダ値から、当該ウエハWを受け取るために出力されるべきエンコーダ値を当該装置コントローラ2が演算できる。従って、この移載機構12を用いる場合、上記の準備作業においてセンサ対50によりフォーク16を検出する動作が省略される。装置1の稼働後は既述のようにマッピングが行われ、キャリアCに対してウエハWの搬入及び搬出が行われる。このような移載機構12を用いれば、装置の立ち上げに要する時間をより短縮することができる。
E1 キャリアブロック
E2 処理ブロック
C キャリア
W ウエハ
1 塗布、現像装置
2 装置コントローラ
3 ロードポート
32 ステージ
36 ピン
39 キャリア搭載面
4 開閉ドア
5 マッピングユニット
50 センサ対

Claims (8)

  1. 複数の基板を棚状に収納して搬送するための搬送容器から、基板搬送機構により基板を取り出す基板搬送方法において、
    搬入ポートに搬送容器を載置する工程と、
    前記搬入ポートに搬入された搬送容器内の基板の高さ位置を光学的に検出するための昇降自在な基板検出部を用い、搬入ポート上の搬送容器内の各基板の高さ位置についての情報を取得する工程と、
    前記基板搬送機構が当該基板搬送機構により管理されている座標上にて予め設定された高さ位置にあるときにおいて、前記基板検出部により管理されている座標上における当該基板搬送機構の高さ位置と、前記基板検出部により取得した前記情報と、に基づいて、搬送容器内の基板を受け取るときの基板搬送機構の高さ位置を算出する工程と、
    前記算出する工程により得られた、搬送容器内の基板を受け取るときの基板搬送機構の高さ位置に基づいて基板搬送機構により搬送容器内から基板を取り出す工程と、
    を含み、
    前記情報は、搬送容器内のスロットと各基板の高さ位置とを対応付けた情報であり、
    前記搬入ポートに搬送容器が搬入されたときに当該搬送容器に対して基準の高さとなる基準部位の高さ位置を検出する工程と、
    前記基板検出部により検出された基準部位の高さ位置と、前記情報と、に基づいて搬送容器に不具合が発生しているか否かを判定する工程と、
    を含むことを特徴とする基板搬送方法。
  2. 一の搬送容器に不具合が発生していると判定されたときに、前記搬入ポートに空である他の搬送容器を搬入する工程と、
    一の搬送容器から前記基板搬送機構により取り出された基板を、前記他の搬送容器に搬入する工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項記載の基板搬送方法。
  3. 前記基準部位は、前記搬入ポートにおける搬送容器の載置面であることを特徴とする請求項1または2に記載の基板搬送方法。
  4. 前記基板検出部は、基板搬送機構に設けられ、
    前記基板検出部により管理されている座標は、基板搬送機構により管理されている座標と共通であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一つに記載の基板搬送方法。
  5. 複数の基板を棚状に収納して搬送するための搬送容器を載置するための搬入ポートと、
    前記搬入ポートに載置された搬送容器内の基板を取り出すための昇降自在、進退自在な基板搬送機構と、
    前記搬入ポートに載置された搬送容器内の基板の高さ位置を光学的に検出するための昇降自在な基板検出部と、
    前記基板検出部により、搬入ポート上の搬送容器内の各基板の高さ位置についての情報を取得するステップと、前記基板搬送機構が当該基板搬送機構により管理されている座標上にて予め設定された高さ位置にあるときにおいて、前記基板検出部により管理されている座標上における当該基板搬送機構の高さ位置と、前記基板検出部により取得した各基板の高さ位置と、に基づいて、搬送容器内の基板を受け取るときの基板搬送機構の高さ位置を算出するステップと、前記算出するステップにより得られた、搬送容器内の基板を受け取るときの基板搬送機構の高さ位置に基づいて基板搬送機構により搬送容器内から基板を取り出すステップと、を実行するように構成された制御部と、を備え、
    前記情報は、搬送容器内のスロットと各基板の高さ位置とを対応付けた情報であり、
    前記制御部は、前記基板検出部により検出された、前記搬入ポートに搬送容器が搬入されたときに当該搬送容器に対して基準の高さとなる基準部位の高さ位置を検出するステップと、
    前記基板検出部により検出された基準部位の高さ位置と、前記情報と、に基づいて、搬送容器に不具合が発生しているか否かを判定するステップと、
    を実行するように構成されていることを特徴とする基板搬送装置。
  6. 前記基準部位は、前記搬入ポートにおける搬送容器の載置面であることを特徴とする請求項記載の基板搬送装置。
  7. 前記基板検出部は、基板搬送機構に設けられ、
    前記基板検出部により管理されている座標は、基板搬送機構により管理されている座標と共通であることを特徴とする請求項5または6に記載の基板搬送装置。
  8. 搬入ポートに搬入され、複数の基板を棚状に収納して搬送するための搬送容器から、基板搬送機構により基板を取り出す基板搬送装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項1ないしのいずれか一項に記載された基板搬送方法を実行するようにステップ群が組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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