JP5872568B2 - 透明なインクジェット記録フィルム - Google Patents
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Description
インクジェット記録フィルムは、印刷中にインクジェットプリンタからインクを受容する少なくとも1つの受像層と、不透明または透明であり得る基体または支持体とを含んでもよい。不透明支持体は、反射バッキングによって反射された光を用いて見ることができるフィルムで用いることができ、一方、透明な支持体は、フィルムを通して透過する光を用いて見ることができるフィルムで使用することができる。
透明なインクジェット記録フィルムは当該技術分野で公知である。例えば、2011年7月6日付で出願されたSimpsonらの米国特許出願第13/176,788号「透明なインクジェット記録フィルム」および2011年8月12日付で出願されたSimpsonらの米国特許出願第13/208,379号「透明なインクジェット記録フィルム、組成物、および方法」(どちらも、それらの全体が参照することによって本明細書中に組み込まれる)を参照のこと。
透明な基体は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、酢酸セルロース、他のセルロースエステル、ポリビニルアセタール、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリスチレンなどのポリマ材料から作製された柔軟な透明フィルムであってもよい。いくつかの実施形態において、良好な寸法安定性を示すポリマ材料、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、他のポリエステル、またはポリカーボネートを使用することができる。
いくつかの実施形態において、透明な基体の1以上の表面を処理して、フィルムの隣接する層に対する付着性を改善することができる。そのような表面処理には、限定されないが、化学的処理、機械的処理、コロナ放電、火炎処理、UV照射、高周波処理、グロー放電、プラズマ処理、酸処理、オゾン酸化、電子線処理などが含まれる。これらや他のそのような表面処理は当業者には公知である。
いくつかの実施形態において、1以上のプライマ層を用いて、透明な基体の他の層に対する付着性を改善することができる。一般的に、そのようなプライマ層は、存在する場合、1以上の基体表面と隣接し、他の層はプライマ層上に配置されている。プライマ層を基体表面処理と組み合わせて、または基体表面処理の代わりに用いてもよい。いくつかの実施形態において、プライマ層は、乾量基準で約0.112g/m2のコーティング厚さを含んでもよい。そのようなプライマ層は、例えば、アンダ層や受像層の適用に関して記載したものと類似のプロセスを用いてコーティングし、乾燥することができる。
1以上のサビング層は、透明な基体の1以上の表面またはそのような表面上に配置された1以上のプライマ層に施用することができる。一般的に、そのようなサビング層は、存在する場合、1以上のプライマ層が存在する場合にはそのプライマ層に隣接しているか、または1以上のプライマ層が無い場合は1以上の基体表面に隣接している。いくつかの実施形態において、例えば、1以上のプライマ層が基体表面を完全に覆っていない場合、1以上のサビング層は、その基体表面と1以上のプライマ層との両方に隣接している可能性がある。いくつかの実施形態において、サビング層は、乾量基準で、約0.143g/m2のコーティング厚さを含み得る。そのようなサビング層は、例えば、アンダ層や受像層の施用について記載したものと類似したプロセスを用いてコーティングし、乾燥することができる。
いくつかの実施形態において、1以上のサビング層は、1以上のポリマ艶消し剤を含む1以上のポリマを含み得る。そのようなポリマ艶消し剤は、Smithらの米国特許第6,555,301号(全体として参照することによって本明細書中に組み込まれる)に記載されている。ポリマ艶消し剤は、例えば、約1.2〜約3マイクロメートルの平均粒子サイズおよび、例えば示差走査熱量測定により20℃/分の走査速度で測定される熱容量の変化の開始によって示される少なくとも約135℃または少なくとも約150℃のガラス転移温度を有し得る。いくつかの実施形態において、ポリマ艶消し剤は、(A)1以上の多官能性エチレン性不飽和重合性アクリレートまたはメタクリレートから誘導される繰り返し単位と、(B)1つだけの重合部位を有する1以上の一官能性エチレン性不飽和重合性アクリレートまたはメタクリレートから誘導される繰り返し単位とのコポリマを含み得る。そのようなコポリマは、例えば、約10〜約30重量%の(A)繰り返し単位と約70〜約90重量%の(B)繰り返し単位とを含む組成を有し得る。そのようなコポリマは、少なくとも約5重量%の(A)繰り返し単位、または少なくとも約10重量%の(A)繰り返し単位、または約30重量%までの(A)繰り返し単位、または約50重量%までの(A)繰り返し単位を含む組成を有し得る。そのようなコポリマは、少なくとも約50重量%の(B)繰り返し単位、または少なくとも約70重量%の(B)繰り返し単位、または約90重量%までの(B)繰り返し単位または約95重量%までの(B)繰り返し単位を含む組成を有し得る。
アンダ層は、少なくとも1つのアンダ層コーティングミックスを1以上のサビング層、プライマ層、または透明な基体に施用することによって形成することができる。形成されるアンダ層は、場合によっては、乾量基準で少なくとも約2.9g/m2の固形分、または乾量基準で少なくとも約3.0g/m2の固形分、または乾量基準で少なくとも約3.5g/m2の固形分、または乾量基準で少なくとも約4.0g/m2の固形分、または乾量基準で少なくとも約4.2g/m2の固形分、または乾量基準で少なくとも約5.0g/m2の固形分、または乾量基準で少なくとも約5.8g/m2の固形分を含み得る。アンダ層コーティングミックスはゼラチンを含み得る。少なくともいくつかの実施形態において、ゼラチンはレギュラタイプIVウシゼラチンであってよい。アンダ層コーティングミックスは、少なくとも1つのホウ酸塩またはホウ酸塩誘導体、例えば、ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウム十水和物、ホウ酸、フェニルボロン酸、ブチルボロン酸などをさらに含み得る。複数の種類のホウ酸塩またはホウ酸塩誘導体を、場合によっては、アンダ層コーティングミックス中に含めることができる。いくつかの実施形態において、ホウ酸塩またはホウ酸塩誘導体を、例えば、約2g/m2までの量で用いることができる。少なくともいくつかの実施形態において、少なくとも1つのホウ酸塩またはホウ酸塩誘導体とゼラチンとの比は、重量基準で約20:80〜約1:1であり得るか、または比は、重量基準で約0.45:1であり得る。いくつかの実施形態において、アンダ層コーティングミックスは、例えば、少なくとも約4重量%の固形分、または少なくとも約9.2重量%の固形分を含み得る。アンダ層コーティングミックスは、例えば、約15重量%の固形分を含み得る。アンダ層コーティングミックスは、増粘剤も含み得る。
受像層は、少なくとも1つの受像層コーティングミックスを1以上のアンダ層コーティングに施用することによって形成することができる。形成された受像層は、場合によっては、乾量基準で少なくとも約40g/m2の固形分、または乾量基準で少なくとも約41.3g/m2の固形分、または乾量基準で少なくとも約45g/m2の固形分、または乾量基準で少なくとも約49g/m2の固形分を含み得る。受像コーティングミックスは、少なくとも1つのヒドロキシル基を含む少なくとも1つの水溶性または分散性架橋性ポリマ、例えば、ポリ(ビニルアルコール)、部分的に加水分解されたポリ(酢酸ビニル/ビニルアルコール)、ヒドロキシエチルメタクリレートを含有するコポリマ、ヒドロキシエチルアクリレートを含有するコポリマ、ヒドロキシプロピルメタクリレートを含有するコポリマ、ヒドロキシセルロースエーテル、例えば、ヒドロキシエチルセルロースなどを含み得る。複数種の水溶性または水分散性架橋性ポリマを、場合によっては、アンダ層コーティングミックス中に含めることができる。いくつかの実施形態において、少なくとも1つの水溶性または水分散性ポリマを、受像層で測定して、約1.0〜約4.5g/m2までの量で用いることができる。
バックコート層は、少なくとも1つのバックコートコーティングミックスを、1以上のサビング層、プライマ層、または透明な基体に施用することによって形成することができる。いくつかの実施形態において、少なくとも1つのバックコート層コーティングミックスを、アンダ層コーティングミックスまたは受像層コーティングミックスが施用される側と反対の1以上の透明な基体の側に施用することができる。
例えば、プライマ層、サビング層、アンダ層、受像層、バックコート層などのコーティングされた層は、ミックスから透明な基体上へコーティングすることができる。様々なミックスは、例えば、水または有機溶媒などの同一または異なる溶媒を使用することができる。層は、1つずつコーティングしてもよいし、または2以上の層を同時にコーティングしてもよい。例えば、アンダ層コーティングミックスを支持体に施用するのと同時に、例えば、スライドコーティングなどの方法を用いて、受像層を湿潤アンダ層に施用することができる。
例えば、プライマ層、サビング層、アンダ層、受像層、バックコート層などのコーティングされた層は、様々な公知方法を用いて乾燥することができる。いくつかの乾燥方法の例は、例えば、Research Disclosure, No. 308119, Dec. 1989, pp. 1007-08, (Research Disclosure, 145 Main St., Ossining, NY, 10562, http://www.researchdisclosure.comから入手可能)で記載されている。いくつかの実施形態において、コーティング層は、例えば、空気または窒素などの気体が通過する1以上の有孔プレートを通過する際に乾燥させることができる。そのような衝突エアドライヤは、Arterらの米国特許第4,365,423号(その全体として参照することによって本明細書中に組み込まれる)で記載されている。そのようなドライヤ中の有孔プレートは、例えば、ホール、スロット、ノズルなどの穿孔を含み得る。有孔プレートを通過する気体の流速は、プレート全体にわたる空気圧差によって示すことができる。当業者には理解されるように、気体が水を除去する能力は、その露点によって限定される可能性があり、一方、有機溶媒を除去する能力は、気体中のそのような溶媒の量によって限定される可能性がある。
2010年10月22日付で出願された、標題「透明なインクジェット記録フィルム、組成物、および方法」の米国特許仮出願番号第61/405,671号(全体として参照することによって本明細書中に組み込まれる)は、以下の10の非限定的例示的実施形態を開示した:
前記第1表面上に配置された少なくとも1つのアンダ層であって、ゼラチンおよび少なくとも1つのホウ酸塩またはホウ酸塩誘導体を含む少なくとも1つのアンダ層;
前記少なくとも1つのアンダ層上に配置された少なくとも1つの受像層であって、少なくとも1つの水溶性または水分散性ポリマおよび少なくとも1つの無機粒子を含み、前記少なくとも1つの水溶性または水分散性ポリマが少なくとも1つのヒドロキシル基を含む、少なくとも1つの受像層;ならびに
第2表面上に配置された少なくとも1つのバックコート層であって、ゼラチン、少なくとも1つの他の親水性コロイド、および少なくとも1つの熱可塑性ポリマを含む少なくとも1つのコア・シェル粒子を含む、前記少なくとも1つのバックコート層
を含む透明なインクジェット記録フィルム。
第1層がゼラチンと少なくとも1つの第1硬化剤とを含み、
第2層がゼラチンと少なくとも1つの他の親水性コロイドと少なくとも1つのコア・シェル粒子と少なくとも1つの第2硬化剤とを含む、
実施形態Aによる透明なインクジェット記録フィルム。
透明な基体の第1表面上に配置された少なくとも1つの第1サビング層であって、ゼラチンおよび少なくとも1つの第1ポリマ艶消し剤を含む、少なくとも1つの第1サビング層:
少なくとも1つの第1サビング層上に配置された少なくとも1つのアンダ層であって、ゼラチンおよび少なくとも1つのホウ酸塩またはホウ酸塩誘導体を含む、少なくとも1つのアンダ層;
少なくとも1つのアンダ層上に配置された少なくとも1つの受像層であって、少なくとも1つの無機粒子と少なくとも1つのヒドロキシル基を含む少なくとも1つの水溶性または水分散性ポリマとを含む、少なくとも1つの受像層;および
透明な基体の前記第2表面上に配置された少なくとも1つのバックコート層であって、ゼラチンと少なくとも1つの熱可塑性ポリマを含む少なくとも1つのコア・シェル粒子とを含む、少なくとも1つのバックコート層
を含む透明なインクジェット記録フィルム。
前記第1表面上に配置された少なくとも1つのアンダ層であって、ゼラチンと少なくとも1つのホウ酸塩またはホウ酸塩誘導体とを含む、少なくとも1つのアンダ層;
前記少なくとも1つのアンダ層上に配置された少なくとも1つの受像層であって、少なくとも1つの水溶性または水分散性ポリマと少なくとも1つの無機粒子とを含み、前記少なくとも1つの水溶性または水分散性ポリマが少なくとも1つのヒドロキシル基を含む、少なくとも1つの受像層;ならびに
前記第2表面上に配置された少なくとも1つのバックコート層であって、ゼラチンと、少なくとも1つの熱可塑性ポリマを含む少なくとも1つのコア・シェル粒子とを含み、
前記少なくとも1つのコア・シェル粒子が、少なくとも約100mg/m2の乾燥付着量を含む、少なくとも1つのバックコート層
を含む、透明なインクジェット記録フィルム。
前記少なくとも1つの第1層がゼラチンと少なくとも1つの硬化剤とを含み、前記少なくとも1つの第2層がゼラチンと少なくとも1つのコア・シェル粒子とを含む、実施形態ABによる透明なインクジェット記録フィルム。
特に明記されない限り、実施例で用いられる材料は、Aldrich Chemical Co., Milwaukeeから入手可能であった。
[カールについてのサンプルの評価]
30.5cm×7.6cmのコーティングされたフィルムサンプルをカールについて評価した。3セットの環境試験条件を使用した:(1)52%相対湿度で23℃、(2)86%相対湿度で20℃、および(3)24%相対湿度で22℃。フィルムのそれぞれを、水平面上に受像層側を上にして置き、環境試験条件に24時間順応させた。水平面からの各フィルムの四隅のそれぞれのたわみを測定し、平均し、そして記録した。
コーティングされたフィルムを、EPSON(登録商標)7900インクジェットプリンタ(実施例1〜4)またはEPSON(登録商標)4900インクジェットプリンタ(実施例5〜21)で、Wasatch Raster Image Processor(RIP)を用いて画像化した。グレー・スケール画像は、プリンタに同梱されているフォトブラック、ライトブラック、ライトライトブラック、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、およびイエローEPSON(登録商標)インクの組み合わせによって作製した。少なくとも2.8の最大光学密度を有する17段階グレー・スケールウェッジでサンプルを印刷した。フィルムを、中程度の湿度(50〜60%相対湿度)および高湿度(80〜90%相対湿度)条件下で評価した。コーティングされたフィルムを、少なくとも16時間これらの条件で平衡化させた後、印刷した。
コーティングされたフィルムを約85%相対湿度で少なくとも16時間平衡化させ、次いで約85%相対湿度にて、EPSON(登録商標)4900インクジェットプリンタで、少なくとも2.8の光学密度を有する4インチ×7.76インチのブロック有する画像を用いて画像化した。印刷直後、フィルムをプリンタから取り出し、平らに、受容体側を上にして置いた。コーティングされたフィルムを印刷されたフィルム上に置き、印刷されたフィルムの受容体側が、それらを覆うコーティングされたフィルムの背面と接触するようにした。被覆フィルム上に重りをのせて、約0.081psi(560Pa)または約5.7psi(39kPa)いずれかの圧力をフィルムに加えた。フィルムを圧力下で24時間〜7日間、約85%の相対湿度で放置し、その後、重りを除去した。フィルムを慎重に分離し、印刷されたフィルム上に透明な390正方格子を置き、そして低プリント濃度を有する1/4インチ×1/4インチの正方形(「転移した正方形」)の数を計数することによって、印刷されたフィルムの受容体側から被覆フィルムのバックコート側へのインク転移について調査した。
湿度が測定され、制御される場合、フィルムを、中程度の湿度(50〜60%相対湿度)、高湿度(80〜90%相対湿度)条件下で評価した。湿度が報告されていない場合、フィルムを周囲条件下で評価した。全ての場合において、フィルムを少なくとも16時間平衡化させた後、付着性試験を開始した。
コーティングされたフィルムのバックコート層の表面粗度を、Buchel van der Korput,Nederland BV(オランダ国ヴィーネンダール)から入手可能なBekk Smoothness Tester Model BK131/EDを用いて測定した。この機器は、コーティングされたフィルムサンプル上の空気を排出する間に空気圧における特定の変化を達成するために必要な経過時間を報告する。粗表面上の空気は、平滑な表面上の空気よりも早く排出することができるので、Beck時間が小さいほど表面は粗い。
[ポリビニルアルコール/シリカバック層コーティングミックスの調製]
混合容器に、CELVOL(登録商標)203の15重量%水溶液2516gを導入し、室温で撹拌した。このミックスに、418.8gの脱塩水を添加し、10分間撹拌した。8ミクロンコロイド状シリカの5.6重量%水溶液65.2gをこの撹拌されたミックスに添加した。
バック層コーティングミックスを40℃まで加熱し、27ft/分の速度で移動する、室温でプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに連続して施用した。バック層コーティングミックス供給速度は、73.2g/分または81.9g/分のいずれかであり、その結果、乾燥バック層コーティング重量は、それぞれ11.3g/m2または12.1g/m2となった。
混合容器に、5155gの脱塩水を導入した。252gのゼラチンを撹拌容器に添加し、膨張させた。このミックスを60℃まで加熱し、ゼラチンが完全に溶解するまで保持した。ミックスを50℃まで冷却した。このミックスに、113.4gのボラックス(四ホウ酸ナトリウム十水和物)を添加し、ボラックスが完全に溶解するまで混合した。このミックスに、3.2重量%のスルホン化ポリスチレン(VERSA−TL(登録商標)502、AkzoNobel)および0.2重量%の殺菌剤(KATHON(登録商標)LX、Dow)の水溶液393.8gを添加し、均一になるまで混合した。ミックスを次いで40℃まで冷却した。ノニルフェノール、グリシジルポリエーテルの10重量%水溶液(界面活性剤10G)85.9gを次いで添加し、均一になるまで混合した。このミックスを室温まで冷却し、保持して、気泡を消失させた後、使用した。結果として得られたアンダ層コーティングミックス中のボラックスとゼラチンとの重量比は0.45:1であった。
アンダ層コーティングミックスを40℃まで加熱し、30.0ft/分の速度で移動するバック層でコーティング・プライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに連続的に施用した。このコーティングを、バック層コーティングがコーティングされた側と反対側に施用した。アンダ層コーティングミックス供給速度は61.0g/分または89.5g/分であり、その結果、乾燥アンダ層コーティング重量はそれぞれ3.9g/m2または5.9g/m2となった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたウェブを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下はH2O中0.8〜3の範囲であった。空気露点は7〜13℃の範囲であった。
硝酸の22重量%水溶液324gと脱塩水8076gとを混合することによって、アルミナミックスを室温で調製した。このミックスに、3600gのアルミナ粉末(DISPERAL(登録商標)HP−14)を30分にわたって添加した。さらなる硝酸溶液を添加することによって、ミックスのpHを2.17に調節した。ミックスを80℃まで加熱し、そして30分間撹拌した。ミックスを室温まで冷却し、使用前に気泡を除去するために保持した。
ポリ(ビニルアルコール)の10重量%水溶液(CELVOL(登録商標)540)2801gを混合容器に導入し、そして撹拌することによって、受像コーティングミックスを室温で調製した。このミックスに、アルミナミックス10739gと、ノニルフェノール、グリシジルポリエーテルの10重量%水溶液(界面活性剤10G)240gとを添加した。
画像−コーティングミックスを40℃まで加熱し、30.0ft/分の速度で移動している室温でプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブのアンダ層でコーティングされた表面上にコーティングした。受像層コーティングミックス供給速度は、159.7g/分または174.8g/分であり、その結果、乾燥受像層コーティング重量は、それぞれ50.5g/m2または55.6g/m2となった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたフィルムを連続して乾燥させた。有孔プレートを通した圧力降下はH2O中0.8〜3の範囲であった。空気露点は、7〜l3℃の範囲であった。
コーティングされたフィルムサンプルをカールについて評価した。結果を表Iにまとめる。線形回帰モデルをデータから調製した:
カール(mm)=+0.10×受像層コーティング重量(g/m2)
+0.26×アンダ層コーティング重量(g/m2)
+0.031×相対湿度(パーセント)
−7
これらの結果は、受像層コーティング重量の増加およびアンダ層コーティング重量の増加はカールの増加と関連することを示唆する。
コーティングされたフィルムを、Wasatch Raster Image Processor(RIP)を用いてEPSON(登録商標)7900インクジェットプリンタで画像化された後の乾燥性能について評価した。湿潤結果を表Iにまとめる。線形回帰モデルをデータから調製した:
湿潤(%)=−0.30×受像層コーティング重量(g/m2)
−0.8×アンダ層コーティング重量(g/m2)
+21
これらの結果は、受像層コーティング重量の増加およびアンダ層コーティング重量の増加は湿潤の減少と関連することを示唆する。
各コーティングされたフィルムのバックコート層の付着性を評価した。結果を表Iにまとめる。付着性スコアは2.3〜4.3の範囲であった。
[ゼラチン/ポリマ艶消バック層コーティングミックスの調製]
混合容器に、4166重量部の脱塩水、2902重量部のゼラチン、および29重量部のシリカでコーティングされたポリマビーズを添加した。ミックスを室温で15分間撹拌し、その後、ミックスの温度を46℃まで上昇させ、そして撹拌されたミックスを20分間保持した。ミックスを43℃まで冷却した。
バック層コーティングミックスを40℃まで加熱し、30ft/分の速度で移動する室温でプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに連続して施用した。バック層コーティングミックス供給速度を調節して、乾燥バック層コーティング重量が10.77g/m2となるようにした。
このミックスを実施例1の手順にしたがって調製した。
アンダ層コーティングミックスを40℃まで加熱し、30.0ft/分の速度で移動する、バック層でコーティングされたプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに連続して施用した。このコーティングを、バック層コーティングが施用されたのと反対側に施用した。アンダ層コーティングミックス供給速度は61.0g/分であり、その結果、乾燥アンダ層コーティング重量は3.9g/m2となった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたウェブを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下はH2O中0.8〜3の範囲であった。空気露点は7〜13℃の範囲であった。
このミックスを実施例1の手順にしたがって調製した。
画像コーティングミックスを40℃まで加熱し、30.0ft/分の速度で移動する、室温でプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブのアンダ層でコーティングされた表面上にコーティングした。受像層コーティングミックス供給速度は159.7g/分または174.8g/分であり、その結果、乾燥受像層コーティング重量は、それぞれ50.7g/m2または55.3g/m2となった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたフィルムを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下はH2O中0.8〜3の範囲であった。空気露点は7〜13℃の範囲であった。
コーティングされたフィルムを実施例1の手順にしたがって評価した。結果を表II、サンプルIおよびJにまとめる。両方のサンプルについて優れたバックコート付着性が見られた。優れた乾燥性能が、55.3g/m2の受像層コーティング重量を有するサンプルについて、過度のカールが発生することなく達成された。
[ゼラチン/ポリマ艶消バック層コーティングミックスの調製]
混合容器に、1898重量部の脱塩水、1434重量部のゼラチン、および14重量部のシリカでコーティングされたポリマビーズを添加した。ミックスを室温で15分間撹拌し、その後、ミックスの温度を46℃まで上昇させ、そして撹拌されたミックスを20分間保持した。ミックスを43℃まで冷却した。
バック層コーティングミックスを40℃まで加熱し、30ft/分の速度で移動する、室温でプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに連続して施用した。乾燥バック層コーティング重量が3.97g/m2となるように、バック層コーティングミックス供給速度を調節した。
このミックスを実施例1の手順にしたがって調製した。
アンダ層コーティングミックスを40℃まで加熱し、30.0ft/分の速度で移動するバック層でコーティングされたプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに連続して施用した。このコーティングを、バック層コーティングが施用された側と反対側に施用した。アンダ層コーティングミックス供給速度は61.0g/分であり、その結果、乾燥アンダ層コーティング重量は3.8g/m2となった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたウェブを乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下は、H2O中で0.8〜3の範囲であった。空気露点は7〜13℃の範囲であった。
このミックスを実施例1の手順にしたがって調製した。
画像コーティングミックスを40℃まで加熱し、30.0ft/分の速度で移動する、室温でプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブのアンダ層でコーティングされた表面上にコーティングした。受像層コーティングミックス供給速度は159.7g/分または174.8g/分であり、その結果、乾燥受像層コーティング重量は、それぞれ50.7g/m2または56.2g/m2となった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたフィルムを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下は、H2O中で0.8〜3の範囲であった。空気露点は7〜l3℃の範囲であった。
コーティングされたフィルムを実施例1の手順にしたがって評価した。結果を表II、サンプルKおよびLにまとめる。両方のサンプルで優れたバックコート付着性が見られた。優れた乾燥性能は、56.2g/m2の受像層コーティング重量を有するサンプルで達成され、過度のカールは発生しなかった。
[3層バックコートのミックスの調製]
3つのバックコート層ミックス−ボトム層ミックス、中間層ミックス、オーバーコート層ミックスを調製した。ボトム層ミックスは、84.53重量%の脱塩水、6.50重量%のゼラチン、3.40重量%の界面活性剤、1.97重量%のコロイド状シリカ、1.42重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、1.10重量%のポリアクリルアミド、0.64重量%のシリコーン、0.24重量%のプロピオン酸、0.11重量%のレゾルシノール、0.07重量%の苛性アルカリ、および0.02重量%のクロムミョウバンを含んでいた。中間層ミックスは、86.83重量%の脱塩水、6.50重量%のゼラチン、1.97重量%のコロイド状シリカ、1.33重量%の界面活性剤、1.42重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、1.10重量%のポリアクリルアミド、0.64重量%のシリコーン、0.11重量%のレゾルシノール、0.07重量%のプロピオン酸、0.02重量%のクロムミョウバン、および0.02重量%の硫酸を含んでいた。オーバーコート層ミックスは、82.72重量%の水、6.48重量%のゼラチン、4.92重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、1.96重量%のコロイド状シリカ、1.33重量%の界面活性剤、1.10重量%のポリアクリルアミド、0.64重量%のシリコーン、0.33重量%シリカでコーティングされたポリマビーズ、0.15重量%のアルキルアリールポリエーテルスルホン酸ナトリウム、0.13重量%の苛性アルカリ、0.11重量%のレゾルシノール、0.07重量%のプロピオン酸、0.05重量%のクロムミョウバン、0.02重量%の1−プロパノール、0.01重量%の両性フッ素化ポリマ、および0.01重量%のエタノールを含んでいた。
これらのミックスを実施例1の手順と同様の手順によって調製した。受像コーティングミックスに関して、2つの異なるポリ(ビニルアルコール)溶液濃度の使用を評価した−1つのミックスは7重量%のポリマ溶液を使用し、もう1つは10重量%のポリマ溶液を使用した。
アンダ層コーティングミックスおよび3つのバックコートコーティングミックスをプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに同時に施用して、アンダ層がウェブの1つの表面上にコーティングされ、そして3つのバックコート層がウェブの反対側の表面上にコーティングし、ボトム層ミックスをウェブ表面に施用し、中間層ミックスとBVSMミックスとの複合インライン混合物をボトム層コーティングに同時に施用し、オーバーコート層ミックスを中間層コーティングに同時に施用した。3つのバックコートミックスの相対的物質供給速度は、ボトム層コーティングミックス、中間層コーティングミックスとBVSM流れとの組み合わせ、およびオーバーコート層コーティングミックスについて、それぞれ1:1:1.2であった。2つのアンダ層供給速度を実施中に評価し、バックコートミックスについてのそれらの物質供給速度と全物質供給速度との比は1.4および1.6であった。コーティングを実験1と同様の手順によって乾燥した。バックコート層は合計で3.7g/m2乾燥コーティング重量であり、一方、2つの異なるアンダ層乾燥コーティング重量は4.2および4.9g/m2であった。
28cm×22cmフィルムをカール評価で使用する以外は実施例1の手順にしたがって、コーティングされたフィルムを評価した。結果を表IIIにまとめる。バックコート付着性は全てのサンプルについて優れていた。
[プライマおよびサビングでコーティングされた基体の調製]
水73.2重量部;約83重量%塩化ビニリデン、約15重量%のメチルアクリレート、および約2重量%のイタコン酸を含むモノマのターポリマ24.2重量部;サポニンの65.4%水溶液1.6重量部;およびレゾルシノール1重量部を含む第1ミックスを調製した。この第1ミックスを50℃で青に着色されたポリエチレンテレフタレートウェブの両側に施用し、これを次いで乾燥し、延伸した。結果として得られたプライマ層は、平均して乾量基準で0.112g/m2の乾燥コーティング重量を有していた。
3つのバックコート層ミックス−ボトム層ミックス、中間層ミックス、およびオーバーコート層ミックスを調製した。ボトム層ミックスは、84.53重量%の脱塩水、6.50重量%のゼラチン、3.40重量%の界面活性剤、1.97重量%のコロイド状シリカ、1.42重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、1.10重量%のポリアクリルアミド、0.64重量%のシリコーン、0.24重量%のプロピオン酸、0.11重量%のレゾルシノール、0.07重量%の苛性アルカリ、および0.02重量%のクロムミョウバンを含んでいた。中間層ミックスは、86.83重量%の脱塩水、6.50重量%のゼラチン、1.97重量%のコロイド状シリカ、1.33重量%の界面活性剤、1.42重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、1.10重量%のポリアクリルアミド、0.64重量%のシリコーン、0.11重量%のレゾルシノール、0.07重量%のプロピオン酸、0.02重量%のクロムミョウバン、および0.02重量%の硫酸を含んでいた。オーバーコート層ミックスは、82.72重量%の水、6.48重量%のゼラチン、4.92重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、1.96重量%のコロイド状シリカ、1.33重量%の界面活性剤、1.10重量%のポリアクリルアミド、0.64重量%のシリコーン、0.33重量%シリカでコーティングされたポリマビーズ、0.15重量%のアルキルアリールポリエーテルスルホン酸ナトリウム、0.13重量%の苛性アルカリ、0.11重量%のレゾルシノール、0.07重量%のプロピオン酸、0.05重量%のクロムミョウバン、0.02重量%の1−プロパノール、0.01重量%の両性フッ素化ポリマ、および0.01重量%のエタノールを含んでいた。
[ゼラチンアンダ層コーティングミックスの調製]
混合容器に、342.3重量部の脱塩水を導入した。26.7重量部のゼラチンを撹拌容器に添加し、膨張させた。このミックスを60℃まで加熱し、ゼラチンが完全に溶解するまで保持した。ミックスを50℃まで冷却した。このミックスに、12.0重量部のボラックス(四ホウ酸ナトリウム十水和物)を添加し、ボラックスが完全に溶解するまで混合した。このミックスに、3.2重量%スルホン化ポリスチレン(VERSA−TL(登録商標)502、AkzoNobel)と0.2重量%と殺菌剤(KATHON(登録商標)LX、Dow)の水溶液41.1重量部を添加し、均一になるまで混合した。ミックスを次いで40℃まで冷却した。ノニルフェノール、グリシジルポリエーテルの10重量%水溶液(界面活性剤10G)9.1重量部と脱塩水13.3重量部とを次いで添加し、均一になるまで混合した。
硝酸の9.7重量%水溶液75.42重量部および脱塩水764.6重量部を混合することによって、アルミナミックスを室温で調製した。このミックスに、360.0重量部のアルミナ粉末(DISPERAL(登録商標)HP−14)を30分にわたって添加した。ミックスを80℃まで加熱し、そして30分間撹拌した。
この実施例のアンダ層コーティングミックスおよび実施例5の3つのバックコートコーティングミックスを、実施例5のプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに同時に施用して、アンダ層がウェブのサビングでコーティングされた1つの表面上に施用され、3つのバックコート層が、ウェブのサビングでコーティングされた反対の表面にコーティングされるようにし、ボトム層ミックスをサビング層に施用し、中間層ミックスとBVSMミックスとの複合インライン混合物をボトム層コーティングに同時に施用し、そしてオーバーコート層ミックスを中間層コーティングに同時に施用した。3つのバックコートミックスの相対的物質供給速度は、ボトム層コーティングミックス、中間層コーティングミックスとBVSM流れとの組み合わせ、およびオーバーコート層コーティングミックスについて、それぞれ1:1.2:1.2であった。アンダ層コーティングミックス物質供給速度と、BVSM流れを含むバックコートミックスの全物質供給速度との比は1.3であった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたウェブを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下は、H2O中0.2〜5の範囲であった。空気露点は、−4℃〜12℃の範囲であった。
[ゼラチンアンダ層コーティングミックスの調製]
混合容器に、342.3重量部の脱塩水を導入した。26.7重量部のゼラチンを撹拌容器に添加し、膨張させた。このミックスを60℃まで加熱し、ゼラチンが完全に溶解するまで保持した。ミックスを50℃まで冷却した。このミックスに、12.0重量部のボラックス(四ホウ酸ナトリウム十水和物)を添加し、ボラックスが完全に溶解するまで混合した。このミックスに、3.2重量%のスルホン化ポリスチレン水溶液(VERSA−TL(登録商標)502、AkzoNobel)41.1重量部および0.2重量%の殺菌剤(KATHON(登録商標)LX、Dow)を添加し、均一になるまで混合した。ミックスを次いで40℃まで冷却した。ノニルフェノール、グリシジルポリエーテルの10重量%水溶液(界面活性剤10G)9.1重量部および脱塩水13.3重量部を次いで添加し、均一になるまで混合した。
硝酸の9.7重量%水溶液75.42重量部および脱塩水764.6重量部を混合することによって、アルミナミックスを室温で調製した。このミックスに、360.0重量部のアルミナ粉末(DISPERAL(登録商標)HP−14)を30分にわたって添加した。ミックスを80℃まで加熱し、そして30分間撹拌した。
この実施例のアンダ層コーティングミックスおよび実施例5の3つのバックコートコーティングミックスを、実施例5のプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに同時に施用して、アンダ層がウェブのサビングでコーティングされた1つの表面上にコーティングされ、3つのバックコート層がウェブのサビングでコーティングされた反対の表面上にコーティングされるようにし、ボトム層ミックスはサビング層に施用され、中間層ミックスとBVSMミックスとの複合インライン混合物はボトム層コーティングに同時に施用され、そしてオーバーコート層ミックスは中間層コーティングに同時に施用された。3つのバックコートミックスの相対的物質供給速度は、ボトム層コーティングミックス、中間層コーティングミックスとBVSM流れとの組み合わせ、およびオーバーコート層コーティングミックスについてそれぞれ1:1.2:1.2であった。アンダ層コーティングミックス物質供給速度と、BVSM流れを含むバックコートミックスの全物質供給速度との比は1.3であった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたウェブを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下は、H2O中0.2〜5の範囲であった。空気露点は、−4℃〜12℃の範囲であった。
[ゼラチンアンダ層コーティングミックスの調製]
混合容器に、342.3重量部の脱塩水を導入した。26.7重量部のゼラチンを撹拌容器に添加し、膨張させた。このミックスを60℃まで加熱し、ゼラチンが完全に溶解するまで保持した。ミックスを50℃まで冷却した。このミックスに、12.0重量部のボラックス(四ホウ酸ナトリウム十水和物)を添加し、ボラックスが完全に溶解するまで混合した。このミックスに、3.2重量%のスルホン化ポリスチレン(VERSA−TL(登録商標)502、AkzoNobel)と0.2重量%の殺菌剤(KATHON(登録商標)LX、Dow)の水溶液41.1重量部を添加し、均一になるまで混合した。ミックスを次いで40℃まで冷却した。ノニルフェノール、グリシジルポリエーテルの10重量%水溶液(界面活性剤10G)9.1重量部と脱塩水13.3重量部とを次いで添加し、均一になるまで混合した。
硝酸の9.7重量%水溶液75.42重量部と脱塩水764.6重量部とを混合することによって、アルミナミックスを室温で調製した。このミックスに、360.0重量部のアルミナ粉末(DISPERAL(登録商標)HP−14)を30分にわたって添加した。ミックスを80℃まで加熱し、そして30分間撹拌した。
この実施例のアンダ層コーティングミックスおよび実施例5の3つのバックコートコーティングミックスを、プライム化・サビング化された実施例5のポリエチレンテレフタレートウェブに同時に施用して、アンダ層がウェブのサビング−コーティングされた1つの表面上にコーティングされ、3つのバックコート層がウェブのサビング−コーティングされた反対の表面上にコーティングされ、ボトム層ミックスがサビング層に施用され、中間層ミックスとBVSMミックスとの複合インライン混合物がボトム層コーティングに同時に施用され、そしてオーバーコート層ミックスが中間層コーティングに同時に施用されるようにした。3つのバックコートミックスの相対的物質供給速度は、ボトム層コーティングミックス、中間層コーティングミックスとBVSM流れとの組み合わせ、およびオーバーコート層コーティングミックスについてそれぞれ1:1.2:1.2であった。アンダ層コーティングミックス物質供給速度とバックコートミックスの全物質供給速度との比は1.5であった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたウェブを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下はH2O中で0.2〜5の範囲であった。空気露点は、−4℃〜12℃の範囲であった。
[3層バックコートのミックスの調製]
3つのバックコート層ミックス−ボトム層ミックス、中間層ミックス、およびオーバーコート層ミックスを調製した。ボトム層ミックスは、88.52重量%の脱塩水、9.80重量%のゼラチン、1.49重量%の界面活性剤、0.12重量%のプロピオン酸、および0.07重量%の苛性アルカリを含んでいた。中間層ミックスは、90.95重量%の脱塩水、9.04重量%のゼラチン、および0.01重量%の硫酸を含んでいた。オーバーコート層ミックスは、90.81重量%の水、7.64重量%のゼラチン、0.90重量%シリカでコーティングされたポリマビーズ、0.42重量%のアルキルアリールポリエーテルスルホン酸ナトリウム、0.13重量%の苛性アルカリ、0.06重量%の1−プロパノール、0.02重量%の両性フッ素化ポリマ、および0.02重量%のエタノールを含んでいた。
混合容器に、385.0重量部の脱塩水を導入した。30.0重量部のゼラチンを撹拌容器に添加し、膨張させた。このミックスを60℃まで加熱し、ゼラチンが完全に溶解するまで保持した。ミックスを50℃まで冷却した。このミックスに、13.5重量部のボラックス(四ホウ酸ナトリウム十水和物)を添加し、ボラックスが完全に溶解するまで混合した。このミックスに、3.2重量%のスルホン化ポリスチレン(VERSA−TL(登録商標)502、AkzoNobel)および0.2重量%の殺菌剤(KATHON(登録商標)LX、Dow)の水溶液46.2重量部を添加し、均一になるまで混合した。ミックスを次いで40℃まで冷却した。ノニルフェノール、グリシジルポリエーテルの10重量%水溶液(界面活性剤10G)10.2重量部と、脱塩水15.0重量部とを次いで添加し、均一になるまで混合した。
硝酸の9.7重量%水溶液75.42重量部と、脱塩水764.6重量部とを混合することによって、アルミナミックスを室温で調製した。このミックスに、360.0重量部のアルミナ粉末(DISPERAL(登録商標)HP−14)を30分にわたって添加した。ミックスを80℃まで加熱し、そして30分間撹拌した。
アンダ層コーティングミックスおよび3つのバックコートコーティングミックスを、実施例5のプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに同時に施用して、アンダ層がウェブのサビングでコーティングされた1つの表面上にコーティングされ、そして3つのバックコート層がウェブのサビングでコーティングされた反対の表面上にコーティングされ、ボトム層ミックスがサビング層に施用され、中間層ミックスとBVSMミックスとの複合インライン混合物がボトム層コーティングに同時に施用され、そしてオーバーコート層ミックスが中間層コーティングに同時に施用されるようにした。3つのバックコートミックスの相対的物質供給速度は、ボトム層コーティングミックス、中間層コーティングミックスとBVSM流れとの組み合わせ、およびオーバーコート層コーティングミックスについてそれぞれ1:2.2:0.3であった。アンダ層コーティングミックス物質供給速度とバックコートミックスの全物質供給速度との比は1.2であった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたウェブを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下は、H2O中0.2〜5の範囲であった。空気露点は−4〜10℃の範囲であった。
[インク乾燥についてのフィルムサンプルの評価]
実施例6〜9のコーティングされたフィルムを、EPSON(登録商標)4900インクジェットプリンタでWasatch Raster Image Processor(RIP)を用いて画像化した。表IVは、84〜88%相対湿度および53〜56%相対湿度の両方のもとで室温にて印刷されたフィルムについての湿潤値をまとめる。低湿度条件下で、全てのフィルムは良好〜優秀なインク乾燥性能を示した。実施例9のフィルムは高湿度条件下で引き続き優秀なインク乾燥性能を示した。
実施例6〜9の層の付着性を評価した。表Vはフィルムの室温付着性をまとめる。全てのフィルムを、20%、50%、および80%相対湿度での受像層側付着性について、ならびに20%、50%、および80%相対湿度でのバックコート層側付着性について評価した。全てのフィルムは、試験した全ての条件下で両面について優れたコーティング−基体付着性を示した。
[ボトムバック層コーティングミックスの調製]
混合容器に、2827重量部の脱塩水を導入した。137部のゼラチンを撹拌容器に添加し、膨張させた。ミックスを50℃まで加熱し、15分間保持し、次いで43℃まで冷却した。この混合物に、87.4重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、8.0重量%のゼラチン、4.4重量%の水、および0.2重量%の界面活性剤を含む溶液55部を添加し、これを10分間混合させた。結果として得られた混合物に、ポリアクリルアミドの28重量%水溶液94部と、クロムミョウバンの2.2重量%水溶液21部とを添加し、これを3分間混合させた。結果として得られた混合物に、20重量%の界面活性剤、9重量%のゼラチン、および9重量%のシリコーンを含む水溶液172部を添加し、これを10分間混合させた。結果として得られた混合物に、苛性アルカリの25重量%水溶液7部を添加し、これを3分間混合させた。結果として得られた混合物を40℃まで加熱した。ミックスのpHを次いで7.2〜7.4の間にあることをチェックし、もし高すぎたり、または低すぎたりする場合は、それぞれ硝酸または苛性アルカリの水溶液を添加することによって調節した。結果として得られた混合物に、12重量%のVERSA−TL(登録商標)502、99ppmのKATHON(登録商標)LX、および80ppbの硝酸銅(II)5/2水和物を含む水溶液18部を添加し、これを5分間混合させた。
混合容器に、2217重量部の脱塩水を導入した。110部のゼラチンを撹拌容器に添加し、膨張させた。ミックスを50℃まで加熱し、15分間保持し、次いで43℃まで冷却した。この混合物に、87.4重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、8.0重量%のゼラチン、4.4重量%の水、および0.2重量%の界面活性剤を含む溶液18部を添加し、これを10分間混合させた。結果として得られた混合物に、ポリアクリルアミドの28重量%水溶液145部とクロムミョウバンの2.2重量%水溶液21部とを添加し、これを3分間混合させた。結果として得られた混合物に、20重量%の界面活性剤、9重量%のゼラチン、および9重量%のシリコーンを含む水溶液532部を添加し、これを10分間混合させた。この混合物に、36重量%の界面活性剤および3重量%のプロピオン酸を含む水溶液167部、脱塩水8部、21重量%のn−プロピルアルコールおよび8重量%の界面活性剤を含む水溶液7部、ならびに苛性アルカリの25重量%水溶液15部を添加し、これを3分間混合させた。結果として得られた混合物を40℃まで加熱した。ミックスのpHを次いで7.2〜7.4の間にあることをチェックし、もし高すぎたり、または低すぎたりする場合は、それぞれ硝酸または苛性アルカリの水溶液を添加することによって調節した。
混合容器に、3100重量部の脱塩水を導入した。ゼラチン169部と、9重量%のゼラチンと8重量%のシリカでコーティングされたポリマビーズとを含む水性混合物306部とを撹拌容器に添加した。ミックスを50℃まで加熱し、15分間保持し、次いで43℃まで冷却した。この混合物に、87.4重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウムと8.0重量%のゼラチンと4.4重量%の水と0.2重量%の界面活性剤とを含む溶液190部を添加し、これを10分間混合させた。結果として得られた混合物に、ポリアクリルアミドの28重量%水溶液131部と、クロムミョウバンの2.2重量%水溶液29部とを添加し、これを3分間混合させた。結果として得られた混合物に、20重量%の界面活性剤と9重量%のゼラチンと9重量%のシリコーンとを含む水溶液240部を添加し、これを10分間混合させた。この混合物に、36重量%の界面活性剤と3重量%のプロピオン酸とを含む水溶液167部と、脱塩水8部と、21重量%のn−プロピルアルコールと8重量%の界面活性剤とを含む水溶液7部と、苛性アルカリの25重量%水溶液15部とを添加し、これを3分間混合させた。結果として得られた混合物を40℃まで加熱した。ミックスのpHを次いで7.2〜7.4の間にあることをチェックし、高すぎる場合または低すぎる場合は、それぞれ硝酸または苛性アルカリの水溶液を添加することによって調節した。
ボトム、ミドル、およびトップバック層コーティングミックスを40℃まで加熱し、90ft/分の速度で移動する、プライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに連続して施用した。(ボトム層はウェブに最も近い層であり、一方、トップ層はウェブから最も遠い層であった。)ボトムバック層コーティングミックス供給速度は21g/m2であり、ミドルバック層コーティングミックス供給速度は9g/m2であり、トップバック層コーティングミックス供給速度は16g/m2であり、その結果、乾燥バック層コーティング重量は3.0g/m2となり、シリカでコーティングされたポリマビーズの乾燥付着量は43mg/m2となった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたウェブを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下はH2O中0.8〜3の範囲であった。空気露点は7〜13℃の範囲であった。
混合容器に、9995重量部の脱塩水を導入した。528部のゼラチンを撹拌容器に添加し、膨張させた。このミックスを60℃まで加熱し、ゼラチンが完全に溶解するまで保持した。ミックスを50℃まで冷却した。このミックスに、238部のボラックス(四ホウ酸ナトリウム十水和物)を添加し、ボラックスが完全に溶解するまで混合した。このミックスに、12重量%のスルホン化ポリスチレン(VERSA−TL(登録商標)502、AkzoNobel)と0.2重量%の殺菌剤(登録商標)(KATHON(登録商標)LX、Dow)との水溶液59部を添加し、均一になるまで混合した。ミックスを次いで40℃まで冷却した。ノニルフェノール、グリシジルポリエーテルの10重量%水溶液(界面活性剤10G)180部を次いで添加し、均一になるまで混合した。このミックスを室温まで冷却し、保持して、気泡を消失させた後、使用した。結果として得られたアンダ層コーティングミックス中のボラックスとゼラチンとの重量比は0.45:1であった。
アンダ層コーティングミックスを40℃まで加熱し、90ft/分の速度で移動する、バック層でコーティングされたプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに連続して施用した。このコーティングを、バック層コーティングが施用されたのと反対側に施用した。アンダ層コーティングミックス供給速度は82g/m2であり、その結果、乾燥アンダ層コーティング重量は5.2g/m2となった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたウェブを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下はH2O中0.8〜3の範囲であった。空気露点は7〜13℃の範囲であった。
400重量部のポリ(ビニルアルコール)(CELVOL(登録商標)540)を、3600部の脱塩水を含む混合容器に10分にわたって500rpmで撹拌しながら添加することによって、ポリ(ビニルアルコール)ミックスを調製した。この混合物を85℃まで加熱し、30分間撹拌した。混合物を次いで室温まで冷却させた。脱塩水を添加して、蒸発のために失われた水を補った。
硝酸の22重量%水溶液220重量部と脱塩水8030部とを混合することによって、アルミナミックスを室温で調製した。このミックスに、2750部のアルミナ粉末(DISPERAL(登録商標)HP−14)を30分にわたって添加した。さらなる硝酸溶液を添加することによって、ミックスのpHを2.56に調節した。ミックスを80℃まで加熱し、そして30分間撹拌した。ミックスを室温まで冷却し、使用前に気泡を除去するために保持した。
ポリ(ビニルアルコール)の10重量%水溶液(CELVOL(登録商標)540)1756重量部を混合容器に導入し、撹拌することによって、受像コーティングミックスを室温で調製した。このミックスに、アルミナミックス8080部とノニルフェノール、グリシジルポリエーテルの10重量%水溶液(界面活性剤10G)163部とを添加した。ミックスを室温まで冷却し、使用前に気泡を除去するために保持した。
画像コーティングミックスを40℃まで加熱し、30ft/分の速度で移動する、室温でプライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブのアンダ層でコーティングされた表面上にコーティングした。受像層コーティングミックス供給速度は206g/分であり、その結果、乾燥受像層コーティング重量は51g/m2となった。室温の空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたフィルムを連続して乾燥した。有孔プレートを通した圧力降下はH2O中0.8〜3であった。空気露点は7〜13℃の範囲であった。
フィルム評価の結果を表VIに示す。
以下の変更を加えて、実施例11の手順を繰り返した。トップバック層コーティングミックス組成物は、86.2重量%の水、5.2重量%のゼラチン、4.0重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、2.4重量%の界面活性剤、0.9重量%のポリアクリルアミド、0.5重量%シリカでコーティングされたポリマビーズ、および0.5重量%のシリコーンを含み、その結果、乾燥バック層コーティング重量は3.1g/m2となり、シリカでコーティングされたポリマビーズの乾燥付着量は86mg/m2となった。
フィルム評価の結果を表VIに示す。
以下の変更を加えて、実施例11の手順を繰り返した。トップバック層コーティングミックス組成物は、85.9重量%の水、5.3重量%のゼラチン、4.0重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、2.4重量%の界面活性剤、0.9重量%のポリアクリルアミド、0.8重量%シリカでコーティングされたポリマビーズ、および0.5重量%のシリコーンを含み、その結果、乾燥バック層コーティング重量は3.2g/m2となり、シリカでコーティングされたポリマビーズの乾燥付着量は129mg/m2となった。
フィルム評価の結果を表VIに示す。
以下の変更を加えて、実施例11の手順を繰り返した。トップバック層コーティングミックス組成物は、84.8重量%の水、5.2重量%のゼラチン、4.0重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、3.5重量%の界面活性剤、1.0重量%のシリコーン、0.9重量%のポリアクリルアミド、および0.3重量%シリカでコーティングされたポリマビーズを含み、その結果、乾燥バック層コーティング重量が3.0g/m2となり、シリカでコーティングされたポリマビーズの乾燥付着量が43mg/m2となった。
フィルム評価の結果を表VIに示す。
以下の変更を加えて、実施例11の手順を繰り返した。ミドルバック層コーティングミックスおよびボトムバック層コーティングミックスはどちらも、95.2重量%の水および4.7重量%のゼラチンを含んでいた。この結果、乾燥バック層コーティング重量は2.5g/m2となり、シリカでコーティングされたポリマビーズの乾燥付着量は43mg/m2となった。
フィルム評価の結果を表VIに示す。
実施例12のトップバック層コーティングミックスならびに実施例15のミドルおよびボトムバック層コーティングミックスを使用する以外は、実施例11の手順を繰り返した。この結果、乾燥バック層コーティング重量は2.7g/m2となり、シリカでコーティングされたポリマビーズの乾燥付着量は86mg/m2となった。
フィルム評価の結果を表VIに示す。
実施例13のトップバック層コーティングミックスならびに実施例15のミドルおよびボトムバック層コーティングミックスを使用する以外は、実施例11の手順を繰り返した。この結果、2.7g/m2の乾燥バック層コーティング重量および129mg/m2のシリカでコーティングされたポリマビーズの乾燥付着量が得られた。
フィルム評価の結果を表VIに示す。
実施例14のトップバック層コーティングミックスならびに実施例15のミドルおよびボトムバック層コーティングミックスを使用する以外は、実施例11の手順を繰り返した。この結果、乾燥バック層コーティング重量は2.7g/m2となり、シリカでコーティングされたポリマビーズの乾燥付着量は43mg/m2となった。
フィルム評価の結果を表VIに示す。
[ボトムバック層コーティングミックスの調製]
混合容器に、307.0重量部の脱塩水を導入した。46.0部のゼラチンを撹拌容器に添加した。ミックスを次いで60℃まで加熱した。結果として得られた混合物に、36重量%の界面活性剤と2.9重量%のプロピオン酸とを含む水溶液20.8部と、脱塩水4.3部とを添加し、これを1分間混合させた。結果として得られた混合物に、苛性アルカリの25重量%水溶液1.1部と、脱塩水4.1部とを添加し、これを4分間混合させた。結果として得られた混合物を40℃まで冷却させた。
混合容器に、319.3重量部の脱塩水を導入した。38.0部のゼラチンを撹拌容器に添加した。ミックスを次いで60℃まで加熱した。結果として得られた混合物に、5重量%の硫酸を含む水溶液1.2部と、脱塩水3.4部とを添加し、これを4分間混合させた。結果として得られた混合物を40℃まで冷却させた。
混合容器に、87.4重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウムと8.0重量%のゼラチンと4.4重量%の水と0.2重量%の界面活性剤とを含む溶液33.0重量部と、9重量%のゼラチンと8重量%のシリカでコーティングされたポリマビーズとを含む水性混合物46.1部と、ポリアクリルアミドの28重量%水溶液22.8部と、ゼラチン27.5部と、脱塩水323.0部とを添加した。ミックスを60℃まで加熱した。結果として得られた混合物に、クロムミョウバンの2.2重量%水溶液12.8部と脱塩水28.5部とを添加し、次いでアリールアリールポリエーテルスルホン酸ナトリウムの8重量%水溶液11.3部と脱塩水28.5部とを添加し、続いて15重量%の1−プロパノールと5重量%の両性フッ素化ポリマと5重量%エタノールとを含む水溶液0.8部と、脱塩水2.8部と、18重量%の界面活性剤と9重量%のゼラチンと9重量%のシリコーンと0.1重量%のプロピオン酸とを含む水溶液41.8部とを添加し、これを4分間混合させた。この混合物に、苛性アルカリの25重量%水溶液3.0部と、脱塩水2.8部とを添加した。結果として得られた混合物を40℃まで冷却させた。
ビス(ビニルスルホニル)メタン(BVSM)の1.8重量%水溶液も調製した。このミックスを、コーティングされる際に、ミドルバック層コーティングミックスとインライン混合し、供給速度は、施用されるBVSMの総量が、3つのバックコート層中の全ゼラチンに対して2重量%となるように選択した。
混合容器に、998重量部の脱塩水を導入した。78部のゼラチンを撹拌容器に添加し、膨張させた。このミックスを60℃まで加熱した。ミックスを次いで46℃まで冷却した。このミックスに、35部のボラックス(四ホウ酸ナトリウム十水和物)を添加し、15分間保持した。このミックスに、32.5重量%のスルホン化ポリスチレン(VERSA−TL(登録商標)502、AkzoNobel)および0.2重量%の殺菌剤(登録商標)(KATHON(登録商標)LX、Dow)の水溶液120部を添加し、均一になるまで混合した。ミックスを次いで40℃まで冷却した。ノニルフェノール、グリシジルポリエーテルの10重量%水溶液(界面活性剤10G)26部および脱塩水39部を次いで添加し、均一になるまで混合した。このミックスを室温まで冷却し、保持して、気泡を消失させた後、使用した。結果として得られたアンダ層コーティングミックス中のボラックスとゼラチンとの重量比は0.45:1であった。
7重量部のポリ(ビニルアルコール)(CELVOL(登録商標)540)を、93部の脱塩水を含む混合容器に10分にわたって500rpmで撹拌しながら添加することによって、ポリ(ビニルアルコール)ミックスを室温で調製した。この混合物を85℃まで加熱し、30分間撹拌した。混合物を次いで室温まで冷却させた。脱塩水を添加して、蒸発のために失われた水を補った。
硝酸の9.7重量%水溶液75.4重量部と、脱塩水764.6部とを混合することによって、アルミナミックスを室温で調製した。このミックスに、360部のアルミナ粉末(DISPERAL(登録商標)HP−14)を30分にわたって添加した。ミックスを80℃まで加熱し、そして30分間撹拌した。ミックスを室温まで冷却し、使用前に気泡を除去するために保持した。
470部のアルミナミックスを混合容器に導入し、撹拌することによって、受像コーティングミックスを室温で調製した。ミックスを40℃まで加熱した。このミックスに、ポリ(ビニルアルコール)の7重量%水溶液(CELVOL(登録商標)540)175重量部とノニルフェノール、グリシジルポリエーテルの10重量%水溶液(界面活性剤10G)11部とを添加した。30分後、結果として得られた混合物を室温まで冷却し、使用前に気泡を除去するために保持した。
アンダ層コーティングミックスと3つのバックコートコーティングミックスを、プライム化・サビング化されたポリエチレンテレフタレートウェブに同時に施用して、アンダ層がウェブの1表面上にコーティングされ、3つのバックコート層がウェブの反対の表面上にコーティングされ、ボトム層ミックスがウェブに施用され、ミドル層ミックスおよびBVSMミックスの複合インライン混合物がボトム層コーティングに同時に施用され、そしてトップ層ミックスがミドル層コーティングに同時に施用されるようにした。バックコートミックスの相対的物質供給速度は、ボトム層コーティングミックスについて、中間層コーティングミックスとBVSM流れとの組み合わせについて、そしてオーバーコート層コーティングミックスについて、それぞれ3.9:5.8:4.3であった。アンダ層コーティングミックス物質供給速度と、BVSM流れを含むバックコートミックスの総物質供給速度との比は1.5であった。室温空気が通り抜ける有孔プレートを通過させることによって、コーティングされたウェブを連続して乾燥させた。有孔プレートを通した圧力降下は、H2O中で0.2〜5の範囲であった。空気露点は、−4℃〜12℃の範囲であった。
フィルム評価の結果を表VIIに示す。
以下の手順にしたがって調製されたトップバックコートコーティングミックス以外は、実施例19による手順を繰り返した。混合容器に、87.4重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウム、8.0重量%のゼラチン、4.4重量%の水、および0.2重量%の界面活性剤を含む溶液33.0重量部、9重量%のゼラチンおよび8重量%シリカでコーティングされたポリマビーズを含む水性混合物57.0部、28重量%ポリアクリルアミド水溶液22.8部、ゼラチン26.5部、ならびに脱塩水313.0部を添加した。ミックスを60℃まで加熱した。結果として得られた混合物に、2.2重量%クロムミョウバン水溶液12.8部および脱塩水28.5部を添加し、次いで8重量%のアリールアリールポリエーテルスルホン酸ナトリウム水溶液11.3部および脱塩水28.5部を添加し、続いての15重量%の1−プロパノール、5重量%の両性フッ素化ポリマ、および5重量%のエタノールを含む水溶液0.8部、脱塩水2.8部、ならびに18重量%の界面活性剤、9重量%のゼラチン、9重量%のシリコーン、および0.1重量%のプロピオン酸を含む水溶液41.8部を添加し、これを4分間混合させた。この混合物に、25重量%苛性アルカリ水溶液3.0部および脱塩水2.8部を添加した。結果として得られた混合物を40℃まで冷却させた。
フィルム評価の結果を表VIIに示す。
以下の手順にしたがって調製されたトップバックコートコーティングミックス以外は、実施例19による手順を繰り返した。混合容器に、87.4重量%のカルボキシメチラートカゼインナトリウムと8.0重量%のゼラチンと4.4重量%の水と0.2重量%の界面活性剤とを含む溶液33.0重量部と、9重量%のゼラチンと8重量%シリカでコーティングされたポリマビーズとを含む水性混合物71.3部と、ポリアクリルアミドの28重量%水溶液22.8部と、ゼラチン26.5部と、脱塩水299.0部とを添加した。ミックスを60℃まで加熱した。結果として得られた混合物に、クロムミョウバンの2.2重量%水溶液12.8部と、脱塩水28.5部とを添加し、次いでアリールアリールポリエーテルスルホン酸ナトリウムの8重量%水溶液11.3部と脱塩水28.5部とを添加し、続いて15重量%の1−プロパノールと5重量%の両性フッ素化ポリマと5重量%のエタノールとを含む水溶液0.8部と、脱塩水2.8部と、18重量%の界面活性剤と9重量%のゼラチンと9重量%のシリコーンと0.1重量%のプロピオン酸とを含む水溶液41.8部とを添加し、これを4分間混合させた。この混合物に、苛性アルカリの25重量%水溶液3.0部と脱塩水2.8部とを添加した。結果として得られた混合物を40℃まで冷却させた。
フィルム評価の結果を表VIIに示す。
1.85%相対湿度で、全てのサンプルの第1ウェッジは0.125の湿潤度であり、一方、全てのサンプルの第2ウェッジは0.125未満の湿潤度であった。
2.51%相対湿度で、全てのサンプルの第2ウェッジは完全に乾燥していた。
3.インク転移測定は、85%相対湿度、5.7psi(39kPa)の圧力下、および1/4インチ×1/4インチのサイズの格子で区切られた正方形で実施した。
4.バックコート付着性値5が、85%、50%、および20%相対湿度で全てのサンプルについて達成された。
Claims (8)
- ポリエステルを含む透明な基体であって、少なくとも第1表面と第2表面とを含む基体と;
前記第1表面上に配置された少なくとも1つのアンダ層であって、ゼラチンと少なくとも1つのホウ酸塩またはホウ酸塩誘導体とを含む少なくとも1つのアンダ層と;
前記少なくとも1つのアンダ層上に配置された少なくとも1つの受像層であって、少なくとも1つの無機粒子と、少なくとも1つのヒドロキシル基を含む少なくとも1つの水溶性または水分散性ポリマとを含む少なくとも1つの受像層と;および
前記第2表面上に配置された少なくとも1つのバックコート層であって、ゼラチンと、少なくとも1つの熱可塑性ポリマコアおよび少なくとも1つのコロイド状シリカシェルを含む少なくとも1つのコア・シェル粒子とを含む少なくとも1つのバックコート層と;
を含む、透明なインクジェット記録フィルム。 - 前記少なくとも1つのバックコート層が、少なくとも1つの他の親水性コロイドをさらに含む、請求項1記載の透明なインクジェット記録フィルム。
- 前記少なくとも1つのコア・シェル粒子が少なくとも100mg/m2の乾燥付着量を含む、請求項1記載の透明なインクジェット記録フィルム。
- 前記少なくとも1つの無機粒子が、ベーマイトアルミナと、ポリ(ビニルアルコール)を含む前記少なくとも1つの水溶性または水分散性ポリマとを含む、請求項1記載の透明なインクジェット記録フィルム。
- 前記少なくとも1つの受像層が少なくとも49g/m2の乾燥コーティング重量を含む、請求項1記載の透明なインクジェット記録フィルム。
- 前記少なくとも1つの熱可塑性ポリマコアがスチレンアリルアルコールコポリマを含む、請求項1記載の透明なインクジェット記録フィルム。
- 前記少なくとも1つのバックコート層が少なくとも1つの硬化剤をさらに含む、請求項1記載の透明なインクジェット記録フィルム。
- 前記少なくとも1つのバックコート層が少なくとも第1バックコート層と第2バックコート層とを含み、前記第1バックコート層が前記第2バックコート層と前記透明な基体の前記第2表面との間に配置され、
前記第1バックコート層がゼラチンと前記少なくとも1つの硬化剤とを含み、前記第2バックコート層がゼラチンと前記少なくとも1つのコア・シェル粒子とを含む、請求項1記載の透明なインクジェット記録フィルム。
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