JP5869597B2 - 遊技機用照明装置及び遊技機 - Google Patents

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この発明は、遊技機用照明装置及びこの遊技機用照明装置を用いた遊技機に関する。
従来より、スロットマシンなどの遊技機においては、前扉の上部にアーチランプや液晶装置などの遊技機用照明装置が取り付けられており、これらを用いて種々の演出が行われるように形成されている。また、特許文献1に示すように、遊技機の演出用デバイスとして回転警告灯を用いる場合もある。
特開2004−73325号公報
本願は、遊技機用照明装置において、複数の光源からの光が混在することを防止して、複数の光源からの光の色や発光タイミング等を明確に区別することができ、それぞれの役割を区別しようとするものである。
(請求項1)
請求項1記載の発明に係る遊技機用照明装置(500)は、複数の光源(510)と、前記複数の光源(510)を位置させた光源基板(514)と、前記光源基板(514)の前方に位置するベース板(52)と、前面及び後面が開口した筒状であって、前記ベース板(52)に前記後面が固定される第1装飾部材(具体的には反射部材(55))とを備えた遊技機用照明装置(500)であって、前記光源(510)は、前記光源基板(514)に、前記ベース板(52)の正面方向に光を照射するように配置され、前記ベース板(52)には、前記光源基板(514)に設けられた各光源(510)に対応する位置に、光を通過させるために表裏に貫通する光通過孔(590)が設けられ、前記複数の光源(510)は、前記第1装飾部材(具体的には反射部材(55))の周囲に位置する周囲光源(512)と、前記第1装飾部材(具体的には反射部材(55))の内部に位置する内部光源(511)とを備え、前記周囲光源(512)と前記内部光源(511)との光が混在しないように、前記ベース板(52)の前記第1装飾部材(具体的には反射部材(55))が取り付けられる側前記第1装飾部材(具体的には反射部材(55))の前記後面よりも正面方向に突出する内部間仕切り突条(586)を設けたことを特徴とする。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の光源(510)と、前記複数の光源(510)を位置させた光源基板(514)と、前記光源基板(514)の前方に位置するベース板(52)と、前面及び後面が開口した略筒状であって、前記ベース板(52)に前記後面が固定される第2装飾部材(具体的には長中周囲反射部(604))とを備えた遊技機用照明装置(500)であって、前記光源(510)は、前記光源基板(514)に、前記ベース板(52)の正面方向に光を照射するように配置され、前記ベース板(52)には、前記光源基板(514)に設けられた各光源(510)に対応する位置に、光を通過させるために表裏に貫通する光通過孔(590)が設けられ、前記複数の光源(510)は、前記第2装飾部材(具体的には長中周囲反射部(604))の外側であって、前記ベース板(52)の角部に位置する角部光源(513)と、第2装飾部材(具体的には長中周囲反射部(604))の内側に位置する周囲光源(512)とを備え、前記角部光源(513)と前記周囲光源(512)との光が混在しないように、前記ベース板(52)の前記第2装飾部材(具体的には長中周囲反射部(604))が取り付けられる側前記第2装飾部材(具体的には長中周囲反射部(604))の前記後面まで正面方向に突出する角部間仕切り突条(583)を設けたことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前面及び後面が開口した略筒状であって、前記ベース板(52)に前記後面が固定される第2装飾部材(具体的には長中周囲反射部(604))が設けられ、前記第2装飾部材(具体的には長中周囲反射部(604))の内側に前記周囲光源(512)が設けられ、前記第2装飾部材(具体的には長中周囲反射部(604))の外側であって、前記ベース板(52)の角部に角部光源(513)が設けられ、前記周囲光源(512)と前記角部光源(513)との光が混在しないように、前記ベース板(52)の前記第2装飾部材(具体的には長中周囲反射部(604))が取り付けられる側前記第2装飾部材(具体的には長中周囲反射部(604))の前記後面まで正面方向に突出する角部間仕切り突条(583)を設けたことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1から3までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記光通過孔(590)は、その内周面のうち少なくとも所定方向の内周面が前記ベース板(52)の正面方向から所定角度傾斜した所定方向に向かって拡開するように形成されていることを特徴とする。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1又は3に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記第1装飾部材(具体的には反射部材(55))は、その前面の開口が前記ベース板(52)の直角方向に対して、所定角度だけ傾斜した方向を向いて配設され、前記光通過孔(590)の少なくとも所定方向の内周面も、前記所定角度だけ傾斜した方向に拡開していることを特徴とする。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記した請求項1、3又は5に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記内部間仕切り突条(586)が配置された前記ベース板(52)の面は、前記遊技機用照明装置(500)が取り付けられる遊技機(1)の正面に対して平行に配置されるように形成され、前記ベース板(52)に設けられた前記内部間仕切り突条(586)が、前記ベース板(52)の正面から見たときに楕円形状となるように配置され且つ前記遊技機(1)で遊技を行う遊技者の方向から見たときに円形状となるような楕円形状になるように、前記内部間仕切り突条(586)を前記ベース板(52)に配置したことを特徴とする。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の光源(510)と、前記複数の光源(510)を位置させた光源基板(514)と、前記光源基板(514)の前方に位置するベース板(52)と、前記ベース板(52)に後面が固定されて前記ベース板(52)を複数の領域に分離可能な装飾部材(具体的には例えば反射部材(55))とを備えた遊技機用照明装置(500)であって、前記光源(510)は、前記光源基板(514)に、前記ベース板(52)の正面方向に光を照射するように配置され、前記ベース板(52)には、前記光源基板(514)に設けられた各光源(510)に対応する位置に、光を通過させるために表裏に貫通する光通過孔(590)が設けられ、前記複数の光源(510)は、前記ベース板(52)の前記装飾部材によって隔てられる一方側の領域に位置する第1の光源(具体的には例えば周囲光源(512))と、前記ベース板(52)の前記装飾部材(具体的には例えば反射部材(55))によって隔てられる他方側の領域に位置する第2の光源(具体的には例えば内部光源(511))とを備え、前記第1の光源(具体的には例えば周囲光源(512))と前記第2の光源(具体的には例えば内部光源(511))との光が混在しないように、前記ベース板(52)の前記装飾部材(具体的には例えば反射部材(55))が取り付けられる側前記装飾部材(具体的には例えば反射部材(55))の前記後面よりも正面方向に突出する間仕切り突条(具体的には例えば内部間仕切り突条(586))を設けたことを特徴とする。
(請求項8)
請求項8記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、正面に開口する正面開口部(61)を有する筐体(2)と、前記筐体(2)の前記正面開口部(61)を開閉自在に塞ぐ前扉(3)とを備えた遊技機(1)であって、前記前扉(3)に固定されて、請求項1から7までのいずれか1項に記載の遊技機用照明装置(500)と、前記筐体(2)の内部に位置して、前記光源(510)を制御するための制御装置とを備えたことを特徴とする。
(請求項9)
請求項9記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、正面に開口する正面開口部(61)を有する筐体(2)と、前記筐体(2)の前記正面開口部(61)を開閉自在に塞ぐ前扉(3)とを備えた遊技機(1)であって、前記前扉(3)に固定されて、請求項1、3、5又は6のいずれか1項に記載の前記遊技機用照明装置(500)と、前記筐体(2)の内部に位置して、前記光源(510)を制御するための制御装置とを備え、前記遊技機用照明装置(500)は、前記第1装飾部材として、外面が光を反射する反射部材(55)と、前記反射部材(55)の外側に位置して、光を反射するための周囲反射部材(600)とを設けたことを特徴とする。
(請求項10)
請求項10記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、正面に開口する正面開口部(61)を有する筐体(2)と、前記筐体(2)の前記正面開口部(61)を開閉自在に塞ぐ前扉(3)とを備えた遊技機(1)であって、前記前扉(3)に固定されて、請求項1、3、5又は6のいずれか1項に記載の前記遊技機用照明装置(500)と、前記筐体(2)の内部に位置して、前記光源(510)を制御するための制御装置とを備え、前記遊技機用照明装置(500)は、前記第1装飾部材(具体的には反射部材(55))として、外面が光を反射する反射部材(55)を設け、前記前扉(3)のうち前記遊技機用照明装置(500)を除く箇所には、前記反射部材(55)の外側に位置して、光を反射するための周囲反射部材(600)を設けたことを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、内部間仕切り突条(586)により、周囲光源(512)からの光と、内部光源(511)からの光とが混在することを防止することができる。これにより、周囲光源(512)の光と、内部光源(511)からの光との色や発光タイミング等を明確に区別することができ、それぞれの役割を区別することが可能となる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、角部間仕切り突条(583)により、周囲光源(512)からの光と、角部光源(513)からの光とが混在することを防止することができる。これにより、周囲光源(512)の光と、角部光源(513)からの光との色や発光タイミング等を明確に区別することができ、それぞれの役割を区別することが可能となる。
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、角部間仕切り突条(583)により、周囲光源(512)からの光と、角部光源(513)からの光とが混在することを防止することができる。これにより、周囲光源(512)の光と、角部光源(513)からの光との色や発光タイミング等を明確に区別することができ、それぞれの役割を区別することが可能となる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、請求項1から3までのいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、光通過孔(590)は、その内周面のうち所定方向の内周面がベース板(52)の正面方向から所定角度傾斜した所定方向に向かって拡開するように形成されている。このため、ベース板(52)の正面方向に向かって光を照射するように配設された光源基板(514)の光源(510)からの光を、ベース板(52)の正面方向ではなく、前記所定方向に向かって案内することができる。これにより、光源基板(514)やベース板(52)を、光源(510)からの光を照射する方向に向かって配置する必要がなくなり、光源基板(514)やベース板(52)を取り付ける際の無駄なスペースの発生を回避することができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、請求項1又は3に記載の発明の効果に加えて、反射部材(55)の前面の開口の傾斜と、光通過孔(590)の所定方向の内周面の傾斜とが同一の傾斜角度となるように形成されている。これにより、光通過孔(590)を通過した光が反射部材(55)の内部を通って、所定の傾斜角度方向へ妨げられることなく、照射される。
(請求項6)
請求項6記載の発明によれば、請求項1、3又は5記載の発明の効果に加えて、ベース板(52)の面は、遊技機用照明装置(500)が取り付けられる遊技機(1)の正面に対して平行に配置されるように形成されている。このため、当該遊技機用照明装置(500)を遊技機(1)に取り付ける際、遊技機(1)の内部の配置構造から考慮すると、それらの周囲の部材の配置と同様になり、遊技機(1)の内部構造に無駄なスペースを発生させない設計構造が可能となる。さらに、内部間仕切り突条(586)は、ベース板(52)を正面から見ると楕円形状に見えるが、その楕円形状は、この遊技機用照明装置(500)が取り付けられる遊技機(1)で遊技をする遊技者から見ると円形状となるように形成されている。これにより、内部間仕切り突条(586)によって明確に区分された光の外縁も、遊技者から見るときれいな円形状に見えるように形成することができる。
(請求項7)
請求項7記載の発明によれば、間仕切り突条(具体的には、例えば内部間仕切り突条(586)や、角部間仕切り突条(583))により、第1の光源(具体的には、例えば周囲光源(512))からの光と、第2の光源(具体的には、例えば内部光源(511)や、角部光源(513)))からの光とが混在することを防止することができる。これにより、第1の光源のからの光と、第2の光源からの光との色や発光タイミング等を明確に区別することができ、それぞれの役割を区別することが可能となる。
(請求項8)
請求項8記載の発明によれば、間仕切り突条(具体的には、例えば内部間仕切り突条(586)や、角部間仕切り突条(583))により、複数の光源(具体的には、例えば、内部光源(511)、周囲光源(512)又は角部光源(513))からの光が混在することを防止することができる。これにより、複数の光源からの光との色や発光タイミング等を明確に区別することができ、それぞれの役割を区別することが可能な遊技機用照明装置(500)を備え、その遊技機用照明装置(500)を制御可能な遊技機(1)を提供することができる。
(請求項9)
請求項9記載の発明によれば、遊技機用照明装置(500)に周囲反射部材(600)を設けているため、遊技機用照明装置(500)を取り付けることで、周囲反射部材(600)を前扉(3)に取り付けることができる。
(請求項10)
請求項10記載の発明によれば、前扉(3)に周囲反射部材(600)を設けているため、遊技機用照明装置(500)に周囲反射部材(600)を設ける必要がなく、遊技機用照明装置(500)をコンパクトにすることができる。
本発明の実施の形態であって、遊技機としてのスロットマシンの外観斜視図である。 前扉を開いた遊技機の斜視図である。 上扉の分解斜視図である。 上扉枠の分解斜視図である。 装飾枠の分解斜視図である。 拡散ランプユニットの縦断面図である。 拡散ランプユニットを示す部分斜視図及び部分拡大断面図である。 凹面反射鏡の他の例を示す図である。 コーナーランプユニットの分解斜視図である。 液晶ユニットの斜視図である。 液晶ユニットの分解斜視図である。 拡散レンズの異なる方向からの外観斜視図である。 反射部材の異なる方向からの外観斜視図である。 拡散レンズ及び反射部材の組立手順を示す外観斜視図である。 拡散レンズ及び反射部材を組み立てた状態を示す外観斜視図である。 固定ホルダーの(a)側面図、(b)平面図である。 固定ホルダーの(a)裏面図、(b)正面図である。 固定ホルダーの外観斜視図である。 拡散レンズ及び反射部材を組み合わせたものに固定ホルダーを固定するための(a)スライド前の状態を示す裏面図、(b)スライド後の係合した状態を示す裏面図である。 拡散レンズ及び反射部材を組み合わせたものに固定ホルダーを固定するための(a)スライド前の状態を示す側面図、(b)スライド後の係合した状態を示す側面図である。 部品一体化照明装置を開口孔に取り付ける手順を示す概略図である。 ベース板の外観斜視図である。 LED基板上のLED素子の配置を示す正面図である。 ベース板に反射部材を取り付けた状態のものを(a)ベース板の正面方向から見た正面図、(b)斜め左下の遊技者の視線から見た場合の概略図である。 ベース板の光通過孔の拡開した状態を表す概念図である。 コーナーランプユニットの光の方向と、遊技者の位置とを表した概略図である。 コーナーランプユニットの外観斜視図である。 コーナーランプユニットの斜め45度方向に切断した状態の切断図である。 内部光源及び周囲光源の光の方向を示す概略断面図である。 角部光源の光の方向を示す概略正面図である。 角部光源及び外周部独立レンズ付近を斜め45度方向に切断した状態の光の方向を示す概略断面図である。 外周部独立レンズの(a)外観斜視図、(b)他の方向から見た外観斜視図である。 周囲照射部及びそのバリエーションを示す断面図である。 遊技者照射部及びそのバリエーションを示す断面図である。
本発明を実施するための最良の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
本実施の形態における遊技機1は、図1及び図2に示すように、大きく分けて、正面側に開口部を有する筐体2、筐体2の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されている。そして、この前扉3は、筐体2の開口上部を開閉可能に塞ぐ上扉4、筐体2の開口下部を開閉可能に塞ぐ下扉5とに分割されている。
なお、本明細書において、「前面」や「前」や「手前」とは、遊技者が、遊技機1の正面側の前に遊技機1の方に顔を向けているような場合のこの遊技者から見た場合の奥から手前への方向を意味する。同様に「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、遊技者が、遊技機1の正面側に遊技機1の方を向いているような場合のこの遊技者から見たときの手前から奥への方向を意味する。同様に「左方向」や「右方向」等の左右方向も、特に説明をしていない場合には、この遊技機1の前面の方を向いて位置している遊技者から見た場合の方向を意味する。
(筐体2)
筐体2は、図2に示すように、前面(遊技者と対峙する正面)側に開口する箱体である。そして、筐体2の開口上部の内部には、3個の回転リール10を備えたリールユニット200と、メイン基板ユニット20が収納されており、開口下部の内部には、電源ユニットとホッパーユニット15が設置されている。
ここで、リールユニット200は、筐体2に着脱自在に形成されており、メイン基板ユニット20はリールユニット200の枠体に固定されている。メイン基板ユニット20は、CPU、ROMなど種々の電子部品を装着したメイン基板を、基板ケースに収納したものであり、遊技機1の作動を制御するための主制御手段として機能する。ホッパーユニット15はメダルを貯留するとともに入賞時等にはメダルを払い出す払い出し装置である。
(前扉3)
前扉3のうち、上扉4は、筐体2の側板にヒンジを介して回転自在に軸支された板状の扉であり、図1に示すように、略中央部に回転リール23を正面側から見ることができる図柄表示窓8Aを有し、図柄表示窓8Aの上方には、演出表示を行うための装飾枠7が設けられている。なお、上扉4の詳細な構成については後述する。
上扉4を閉じると、筐体2のヒンジの反対側に設けられたラッチ錠(開閉鍵710)により自動的にロックされ、筐体2の開口上部が閉塞される。また、下扉5を解放した状態で、下扉5の裏側(内部側)下部に設けられた操作部を下方に引き下げることにより、上扉4のロックが解除されるようになっている。
前扉3のうち、下扉5は、筐体2の側板にヒンジを介して回転自在に軸支された上扉4よりも幅厚の扉であり、図1に示すように、下扉5の上部は、遊技機1を作動させるためのカウンター状の操作部となっている。また、下扉5の下部には、ホッパーユニット15から払い出されたメダルを貯めておくことができる払い出し皿13が形成されており、払い出し皿13の奥側の壁には、下部スピーカ110が設けられている。
前記操作部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口14、回転リール10の回転を開始及び停止させるためのスタートスイッチ11及びストップスイッチ12などが設けられている。さらに、図2に示すように、下扉5の裏面側には、前記メダル投入口14から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター16が設けられている。メダルセレクター16を通過したメダルは、ホッパーユニット15に転送され、メダルセレクター16によりキャンセルされたメダルは、図1に示す払い出し皿13に排出される。そして、下扉5を閉めると、ラッチ錠により自動的にロックされ、筐体2の開口下部が閉塞されるものである。また、下扉5は、鍵穴に所定の鍵を差し込んで回すことによりロックが解除され、下扉5を解放することにより、上扉4のロックを解除することができるようになっている。
なお遊技機1は、メイン基板により行われる当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選し、前記ストップスイッチ12の操作により当選図柄が入賞の態様となるように回転リール10を停止させることができると入賞となり、ホッパーユニット15からメダルが払い出されたり、ボーナスゲームなどの有利な遊技が開始されるようになっている。
(上扉4)
次に、上扉4の構造について詳述する。
上扉4は、図3に示すように、装飾枠7を固定して上扉4の外観を成す上扉枠6と、上扉枠6の内側に設けられる基体9と、基体9の正面側に配置される上パネル8とを備えている。上扉枠6は、中央よりも下側が前後に貫通する開口部61となっている枠本体60からなる枠部材である。基体9は、略中央部に、前後に貫通する開口部9Aが形成された板部材である。開口部9Aの両側には発光体が内蔵された発光表示部9Bが設けてあり、開口部9Aの下方には、7セグメント表示器等から成る表示部9Cが設けられている。上パネル8は、透明なアクリル板に種々の絵柄を印刷して成り、中央部に透明な可視部を設けて、図柄表示窓8Aを形成してある。基体9の正面側に上パネル8を固定し、上扉枠6に収納固定することにより、上パネル8が上扉枠6の開口部61を裏面側から塞ぐ。そして、上扉4を閉めた状態で、筐体2の内部に収納されているリールユニット200の回転リール10が、図柄表示窓8Aから視認できるようになっている。
ここで、上扉枠6の枠本体60には、図4に示すように、開口部61の上側に、装飾枠7を固定するための装飾枠固定部62が設けられているとともに、開口部61の両側の脚部60Aには、サイドランプ固定部63が形成されている。そして、サイドランプ固定部63には、後述する拡散ランプユニット40が取り付けられている。なお、サイドランプ固定部63は、拡散ランプユニット40の一部を成すものとなっているが、これについては後述する。
(装飾枠7)
装飾枠7は、図3及び図4に示すように、上扉枠6の正面上部に着脱自在に固定される演出用ブロックであって、中空箱形の枠本体70に種々の演出用デバイスを取り付けた構造になっている。具体的には、図4に示すように、枠本体70の正面中央部には液晶ユニット80が、枠本体70の正面上側中央部及び正面下側の左右には拡散ランプユニット40が、正面上側角隅部にはコーナーランプユニット50が、正面中央の左右には上部スピーカ100が、それぞれ設けられている。拡散ランプユニット40及びコーナーランプユニット50は、遊技機1の発光表示部となる照明装置である。
さらに、枠本体70の背面側上部には、装飾枠7に搭載されている演出用デバイスの作動を制御するための表示制御基板を有する表示制御基板ユニット30が設けられている。表示制御基板ユニット30は、CPU、ROMなど種々の電子部品を装着した表示制御基板を、基板ケースに収納したものである。
そして、装飾枠7は、上扉枠6に固定する際、枠本体70の背面上端部に後方に向かって突設された突部301(図4参照)を、上扉枠6の枠本体60の正面側上端部設けられた嵌合孔部300(図4参照)に差し込んで嵌合させることにより、容易に上扉枠6に取り付けることができるとともに、装飾枠7の上面と上扉枠6の上面とが略面一となるようにお互いを矯正できるようになっている。
(枠本体70)
前記枠本体70は、背面側が開放する枠部材であって、図5に示すように、コーナーランプユニット50を取り付けるためのコーナーランプ固定部71、拡散ランプユニット40を取り付けるための上部ランプ固定部72及び下部ランプ固定部73、上部スピーカ100を取り付けるためのスピーカ固定部74、液晶ユニット80を取り付けるための液晶ユニット固定部75が、それぞれ設けられている。コーナーランプ固定部71は、枠本体70の正面上側角隅部に設けられた切り欠き段部であり、奥側の壁には、コーナーランプユニット50の拡散レンズ54等を嵌入可能な開口部が形成されている。上部ランプ固定部72及び下部ランプ固定部73は、上扉枠6のサイドランプ固定部63と同様の構成を有しているものである。スピーカ固定部74は、枠本体70の正面に設けられた楕円形の開口部であり、背面側から上部スピーカ100を取り付けることにより、上部スピーカ100のグリル面によって塞がれるようになっている。液晶ユニット固定部75は、枠本体70の正面中央部に形成された方形の開口部であり、背面側から液晶ユニット80を取り付けることにより、液晶パネル81Aの前面に固定されている強化ガラス84によって塞がれるようになっている。
(拡散ランプユニット40)
拡散ランプユニット40は、図4乃至図6に示すように、LED基板41と、LED基板41の手前側に配置され複数の円柱形の拡散レンズ42Aが形成されたレンズ部材42と、拡散レンズ42Aにより拡散された光線を反射させるための複数の凹面反射鏡43と、凹面反射鏡43を正面側から覆い隠すレンズカバー45とを備えている。上扉枠6のサイドランプ固定部63及び装飾枠7の下部ランプ固定部73に配置される拡散ランプユニット40は、LED基板41が基板ケース(図5では省略している)に収納されて、それぞれ上扉枠6の枠本体60、装飾枠7の枠本体70に固定される。装飾枠7の上部ランプ固定部72に配置される拡散ランプユニット40のLED基板41は、図5に示すように、表示制御基板ユニット30の前面に取り付いている。
凹面反射鏡43は、前述したように、サイドランプ固定部63に複数個、縦列して形成されているとともに、上部ランプ固定部72、下部ランプ固定部73に複数個、並列して形成されている。そして、各凹面反射鏡43の中央部に設けられた開口部から、拡散レンズ42Aが正面側に突出するようになっている(図6参照)。レンズカバー45は、サイドランプ固定部63、上部ランプ固定部72、下部ランプ固定部73をそれぞれ覆う透光性を有する着色カバーである。
本実施の形態における拡散ランプユニット40は、光源であるLED素子41Aの点発光を拡散レンズ42Aにより拡散させ、凹面反射鏡43によって特定の方向(遊技者の方向)に反射させることにより、レンズカバー45が全体的に発光しているように見える構成となっている。
なお、凹面反射鏡43は、図7に示すように、その断面がなめらかな放物線を描くような曲面から形成されているが、図8に示すように、その表面に多数の凹部を設けて、光を多方向に拡散させるように形成してもよい。
(コーナーランプユニット50)
コーナーランプユニット50は、図9に示すように、LED基板51と、ベース板52と、固定ホルダー53と、拡散レンズ54と、反射部材55と、正面レンズ56と、外周部独立レンズ57と、レンズカバー58(図5参照)と、を備えている。なお、図9に示したのは、装飾枠7の正面左側に位置するコーナーランプユニット50である。正面右側に位置するコーナーランプユニット50の各構成部品は、図示したものと対称に形成されている。
前記LED基板51及びベース板52は、枠本体70の背面側に取り付けられるものであり、拡散レンズ54と反射部材55は、固定ホルダー53を介して枠本体70の正面側からベース板52に固定されるものである。正面レンズ56は、反射部材55の正面に固定されるものである。また、外周部独立レンズ57は、枠本体70のコーナーランプ固定部71の奥壁の隅角部に設けられた三角孔523(図21)を通して、正面側からベース板52に固定されるものである。
本実施の形態におけるコーナーランプユニット50においては、ベース板52には、LED基板51に設けられたLED素子41Aの照射光を通過させるための開口部が複数形成されており、複数の開口部は遊技者の位置から見たときに円形となるように楕円形に配置されているとともに、各開口部はLED素子41Aの照射光を遊技者の方向にまっすぐ照射できるように遊技者側の内周面に関しては中心軸を斜めにして傾斜し、拡開するように穿設されている。また、拡散レンズ54及び反射部材55は、正面が遊技者の方向に向かうように取り付けられている。これらの構成によって、LED素子41Aの光が遊技者の方向に指向性を持って照射される。また、拡散レンズ54及び反射部材55の形状は、照射光が遊技者の方向に向けてだけでなく、他の方向、例えば隣の遊技機に座している遊技者や遊技者の後ろを通過する通行人などに向けても拡散されるような構造となっている。さらに、LED素子41Aは、通常、白色光だが異なる色の発光も可能であり、各色の照射光が、枠本体70のコーナーランプ固定部71の内面や、拡散レンズ54、反射部材55、外周部独立レンズ57に反射して種々の方向に屈折すると同時に、各部材によって反射領域が区切られて、光の色が混ざらないように形成されている。
なお、コーナーランプユニット50の固定構造については、後で詳細に説明する。
また、コーナーランプユニット50の拡散レンズ54と反射部材55との役割等についても後で詳細に説明する。
また、外周部独立レンズ57の構造についても後で詳細に説明する。
また、コーナーランプユニット50の光の進行方向を遊技者方向に効果的にすることができる構成についても後で詳細に説明する。
(液晶ユニット80)
液晶ユニット80は、図10及び図11に示すように、液晶表示装置81を裏枠82及び前枠83の間に挟み、前枠83の正面側に配置した強化ガラス84を保持フック90で固定した構成となっている。液晶表示装置81は、液晶パネル81Aと駆動回路基板等を備えた市販の液晶モジュールである。裏枠82は、図11に示すように、液晶表示装置81を収納可能な箱形の枠であり、その背面には、液晶表示装置81の作動を制御するための液晶制御基板86が固定され、裏ケース85が取り付けられる。前枠83は、裏枠82に収納された液晶表示装置81の正面側に配置される中央が開口する枠体であり、この中央開口83Dから液晶パネル81Aの画面を視認できるようになっている。強化ガラス84は、前枠83の中央開口83Dを正面側から覆う透明な板ガラスであり、液晶パネル81Aを保護するためのものである。保持フック90は、ポリアセタール樹脂などの弾力性の高い素材によって形成されており、強化ガラス84の左右の縁部を挟持して押さえるためのものである。そして、裏枠82、前枠83、保持フック90は、固定ネジ87によって一体的に固定されるとともに、強化ガラス84は、保持フック90によって液晶パネル81Aの前面に保持される。そして、裏枠82を装飾枠7の枠本体70の裏面に固定することにより、液晶ユニット固定部75から液晶パネル81Aが視認可能となる状態で、装飾枠7に装着されるようになっている。
(コーナーランプユニット50)
コーナーランプユニット50は、図9に示すように、LED基板51と、ベース板52と、固定ホルダー53と、拡散レンズ54と、反射部材55と、正面レンズ56と、外周部独立レンズ57と、レンズカバー58(図5参照)とを備えている。
(レンズカバー58)
前記レンズカバー58は、図5に示すように、拡散レンズ54や反射部材55を組み合わせたものを開口孔520に取り付けた後、それらの前面側を覆う無色透明の樹脂からなるカバーである。なお、有色透明にして、LED素子41Aからの発光色をより効果的な色に見えるようにすることもできる。また、このレンズカバー58にも、その厚みを場所によって凹面状或いは凸面状に形成して、LED素子41Aからの光を集光したり、拡散させる等のレンズとしての機能を持たせるようにしてもよい。
(LED基板51)
前記LED基板51は、複数の光源510を配置させた光源基板514であって、ベース板52の背面側に取り付けられるものであり、このLED基板51の正面側には、光を発生させる光源510としてのLED素子41Aが配置されてある。このLED基板51は、その表面からの垂直線が遊技者の座る目線に向かって配置するのではなく、遊技機1の正面を向いて配設されている。すなわち、LED基板51それ自体だけでは、遊技機1の前扉3の正面方向に光を照射するように配置されているものである。光源510としてのLED素子41Aは、図9及び図23に示すように、反射部材55の周囲に位置する16個のLED素子41Aからなる周囲光源512と、反射部材55の内部に位置する4個のLED素子41Aからなる内部光源511と、外周部独立レンズ57の内部に位置する1個のLED素子41Aからなる角部光源513とを備えている。内部光源511及び周囲光源512のいずれも楕円形状に配置されているが、いずれも、図25や図26に示すように、当該遊技機1の正面に座って遊技をする遊技者の目から見たときに、図24(b)のように円形状に見えるような正面視で楕円形状に、LED素子41Aを配置している(図23)ものである。そして、LED素子41Aの取り付け位置も、斜めに光を発生させるのではなく、LED基板51の表面に対して垂直方向、すなわち正面に向かって光を発するように取り付けてある。
なお、LED素子41Aの発光形態は、制御により遊技内容に基づいて、種々の発光パターンを有するものである。具体的には、全部点灯する場合や、或いは、周囲光源512及び内部光源511は、それぞれ1個だけ発光させて、その発光を所定の回転方向に発光状態を移動させて、発光しているLED素子41Aは、周囲光源512及び内部光源511でそれぞれ1個であるが、点灯している光の軌跡が所定の回転方向に回転しているように見えるようにしてもよい。また、内部光源511、周囲光源512及び角部光源513を全部発光させる場合以外にも、内部光源511だけ、周囲光源512だけ、又は角部光源513だけを発光させるようにしてもよく、また、それらのうちから特定に2種類だけを発光させるようにしてもよい。また、本実施の形態ではLED素子41Aは、通常、白色光を発光させているが、白色光のみならず、赤、緑、青のいずれも色も発光可能に形成されている。これにより、上述したような種々の発光パターンに発光色の違いも結合した種々の発光パターンを形成することができる。また、これらの発光パターンの相違と、遊技内容をリンクさせることにより、当選や、入賞の違いや、当選役の種類ごとに異なる発光パターン等を種々、組み合わせて、遊技者にそれらの遊技内容を報知することができる。
(ベース板52)
前記ベース板52は、樹脂からなり、その背面側にLED基板51を固定するとともに、その正面側には、固定ホルダー53を固定することができるものである。なお、ベース板52は、装飾枠7の左右の開口孔520に固定するための左右対照な2種類のものが用意してある。そして、このベース板52は、装飾枠7の開口孔520を介して、固定ホルダー53を前扉3に固定可能なものである。図22に示すように、ベース板52は、全体形状が四角板状のベース本体580から形成されている。そして、ベース本体580には、LED基板51のLED素子41Aの配置と対応する位置に整合して、光源510としてのLED素子41Aから発生する光を前面側に通過させるため、ベース本体580の表裏に貫通して開口する光通過孔590が形成されている。光通過孔590は、内部光源511の光を通過させるため、内部光源511の配置と整合する4個の内側光通過孔591と、周囲光源512の光を通過させるため、周囲光源512の配置と整合する16個の外側光通過孔592と、角部光源513の光を通過させるため、角部光源513の配置と整合する1個の角部光通過孔593とを備えている。そして、それらの光 通過孔590は、図25や、図29や図31に示すように、その内周面のうち遊技者方向の内周面が遊技者方向に向かって拡開するように形成されている。
前記ベース板52の外側光通過孔592と、角部光通過孔593との間には、図22に示すように、ベース板52の表面から正面方向に向かって立設する角部間仕切り突条583が形成されている。この角部間仕切り突条583は、角部光源513と周囲光源512との光が反射部材55において混在しないように、角部光源513からの光が反射部材55へ照射されないように、両者の間に仕切りを設けているものである。これにより、周囲光源512からの光と、角部光源513からの光とが混在することを防止することができ、光の色や発光タイミング等を明確に区別することができ、それぞれの役割を区別することができるものである。
なお、本実施の形態では設けていないが、前記ベース板52の外側光通過孔592と、内側光通過孔591との間にも、図22及び図31の点線で示すように、ベース板52の表面から正面方向に向かって立設する内部間仕切り突条586を設けてもよいものである。この内部間仕切り突条586を設けることにより、周囲光源512と内部光源511との光が混在しないようにすることができる。これにより、周囲光源512の光と、内部光源511からの光との色や発光タイミング等を明確に区別することができ、それぞれの役割を区別することが可能となる。
更に、この内部間仕切り突条586は、ベース板52の正面視で楕円状に形成され、その楕円状の形状は、内部光源511や周囲光源512と同様に席に座って遊技をする遊技者から見ると円形状となるような形状に形成されている。これにより、内部間仕切り突条586によって明確に区分された光の外縁も、遊技者から見るときれいな円形状に見えるように形成することができる。このような内部間仕切り突条586を設ける場合には、周囲光源512を繋いだ軌跡と、内部光源511を繋いだ軌跡と、内部間仕切り突条586と形状とが、ベース板52を正面視したときに相似形となるような楕円形状となることが好ましく、更に、遊技者から見たときのそれらの円形が同一の中心を有する相似形の円形状に見えるように形成されていることが好ましい。
ベース板52には、固定ホルダー53との間で位置決めを行うための位置決め部582が形成されている。この位置決め部582は、ベース板52の中央に位置して、正面側に向かって円板状に突出し、後述する固定ホルダー53の円形孔574に嵌め込み可能なベース円板581と、このベース円板581の円形外周面から外方(半径方向)に突出する位置決め突出部585とを備えている。そして、このベース円板581の中央には、固定ホルダー53を固定するための締結部材であるネジが挿入可能な貫通孔584が形成されている。
(固定ホルダー53)
前記固定ホルダー53は、樹脂からなり、拡散レンズ54及び反射部材55を固定するためのものであって、この固定ホルダー53は、ベース板52に固定されるように形成されている。なお、固定ホルダー53は、必ずしも樹脂である必要はなく、金属から形成されてもよい。
前記固定ホルダー53は、図16〜図18に示すように、八角形の板状であるホルダー本体566と、このホルダー本体566の中央から手前側に向かって円板状に突出する円板部567と、この円板部567の中央から更に手前側に向かって円柱状に突出する円柱部568とを備えている。内部光源511の4個のLED素子41Aにおいて、隣接するLED素子41Aを1つずつ順に点灯させて(内部光源511で点灯しているのは1個のLED素子41Aだけ)、点灯状態が所定の回転方向に回転しているように見える発光態様を行う場合がある。かかる場合に、円板部567及び円柱部568が形成されていることによって、正面レンズ56の発光していない内部光源511の前方部分に発光している内部光源511からの光が当たらないようにする効果を有する。
前記ホルダー本体566には、内部光源511の光を通過させるための4個の光源開口孔564が形成されている。また、ホルダー本体566には、後述する反射部材55及び拡散レンズ54の係合部530に対応して、各係合部530に係合可能な4個の被係合部555が形成されている。この被係合部555は、固定ホルダー53を遊技機1に取り付けた際の手前側の面に形成されている。
前記被係合部555は、後述する拡散レンズ54及び反射部材55の係合部530であって、拡散レンズ54及び反射部材55から固定ホルダー53を引き離す方向に対して略直角方向に突出する突片531が係合可能なものである。この被係合部555は、ホルダー本体566の前面側から突出する先端が折れ曲がったL字状片560であって、固定ホルダー53をスライドさせることにより、L字状片560の先端部分が突片531の反固定ホルダー53側に位置するように形成されている。すなわち、L字状片560の先端とホルダー本体566との間に、突片531が挟み込まれるようにして係合される。このL字状片560は、拡散レンズ54の突片531と係合する2個の大L字状片561と、反射部材55の突片531と係合する2個の小L字状片565とを備えている。前記小L字状片565は、円周方向に180度間隔で2個、形成されるとともに、L字状の先端が、いずれも外方(半径方向)に向かって突出している。前記大L字状片561は、円周方向に180度間隔で2個、形成されているが、L字状の先端が、一方向、具体的には、固定ホルダー53を反射部材55及び拡散レンズ54に固定する際のスライド方向に向かって、突出するように形成されている。この大L字状片561は、2個ある大L字状片561のうち前記スライド方向の先側に配置されて、L字状の先端が固定ホルダー53の中心から外方に向かって突出する先側大L字状片562と、2個ある大L字状片561のうち前記スライド方向の後側に配置されて、L字状の先端が固定ホルダー53の外側から中心に向かって突出する後側大L字状片563とを備えている。
結果として、L字状片560は、上述した合計4個(2個の小L字状片565及び2個の大L字状片561)からなり、それらがベース板52の正面側の周囲に90度間隔で、4個、配置されている。そして、ベース板52のホルダー本体566には、係合させる際に裏面側から係合状態を覗いて確認可能な4個の表裏に貫通する方形状の覗き開口孔569が形成されている。そして、その覗き開口孔569の一辺の縁を形成している部分から、前記L字状片560は、正面側に向かって突出するように形成されている。係合作業の際、固定ホルダー53の裏面側から覗き開口孔569を覗くことにより、図19(a)に示すように、固定ホルダー53を、拡散レンズ54及び反射部材55を組み合わせたものに重ねてスライド前の係合前の状態であることや、固定ホルダー53の重ね位置が略適正であるか否か等の判断を可能となる。そして、図19(b)に示すように、固定ホルダー53を、その状態からスライドさせて、L字状片560及び突片531が係合状態となっていく状態を確認することができると共に、最終的にL字状片560及び突片531が係合している状態を、その覗き開口孔569から確認することができる。これにより、これらの組立作業を確実且つ迅速に行うことが可能となる。
前記固定ホルダー53を遊技機1に取り付けた際の背面側の面には、図17(a)に示すように、ベース板52の位置決め部582に対応する位置に、位置決め部582に嵌り込み可能な被位置決め部570が形成されている。この被位置決め部570は、ベース板52のベース円板581がはめ込み可能な円柱状の空間を有する円形孔574と、円形孔574の内周面から外側に向かって切り欠かれた第1切り欠き部571及び第2切り欠き部572とを備えている。この第1切り欠き部571及び第2切り欠き部572を設けたのは、ベース板52及び固定ホルダー53の相対位置を複数位置で変更可能に位置決めができるように形成されているものである。すなわち、位置決め部582及び被位置決め部570は、ベース板52と固定ホルダー53との相対位置を変更させて位置決め可能に形成されている。具体的には、固定ホルダー53として1種類のものを作成し、ベース板52を右側のコーナーランプユニット50に使用するものと、左側のコーナーランプユニット50に使用するものとの2種類用意しているものである。そして、右側用と、左側用とのベース板52の位置決め突出部585が位置が異なっているため、それらの両方に対応して係合できるように、第1切り欠き部571及び第2切り欠き部572を設けているものである。なお、本実施形態では、固定ホルダー53に第1切り欠き部571及び第2切り欠き部572の2つを設けているが必ずしもこれに限定されるものではなく、固定ホルダー53に位置決め突出部585に相当するような突出部を設け、ベース板52に第2切り欠き部572等に相当する切り欠き部(実施例と逆)を複数個、設けるようにして相対位置を変更するようにしてもよい。また、両方に、複数個の切り欠きまたは、突出する箇所を、円周方向に所定角度間隔で設けてもよい。更に、本実施の形態では左右の2つのパターンだけであるが、更に上下左右の4パターン等の2以上の複数のパターンであっても、対応する切り欠き、又はそれに係合可能な突出する部分を、2以上の箇所、設けることによって対応可能である。
(拡散レンズ54)
前記拡散レンズ54は、光を透過可能な透明樹脂からなり、光源510からの光を拡散させるためのものである。なお、光を透過可能であれば着色された有色透明樹脂であってもよい。
前記拡散レンズ54は、全体形状が略円筒状の円筒レンズ部540と、この円筒レンズ部540の手前側から外側に向かって拡開する先端レンズ部541とを備えている。この先端レンズ部541は、図12に示すように、前面側の表面は、滑らかな曲面から形成されているが、その裏面側は、多数の凹凸溝が筒状の中心から放射状に延びるように形成され、LED素子41Aからの光を効果的に拡散することができるように形成されている。
前記拡散レンズ54は、反射部材55と共に固定ホルダー53で一体化されてベース板52に固定される。そして、前記円筒レンズ部540の奥側端面は、ベース板52を装飾枠7の左右の開口孔520付近に固定した際、円筒レンズ部540の中心軸が、遊技をするために遊技機1の前に座っている遊技者の目付近に到達するような方向に斜めに切断された傾斜底面542が形成されている。
前記拡散レンズ54は、透明樹脂からなり、周囲光源512からの光を透過、屈折又は拡散させることができるように形成されている。この拡散レンズ54は、透明樹脂のため、主として、周囲光源512からの光はそのまま透過する。また、周囲光源512からの光のうちの一部の光は、先端レンズ部541の奥側の裏面に放射状に形成された複数の溝等により、複数方向に屈折及び拡散させることもできるように形成されている。
前記拡散レンズ54の円筒レンズ部540の内面の傾斜底面542側には、図14に示すように、固定ホルダー53の被係合部555に係合可能な係合部530が、円周内面に180度間隔で合計2個、配置されている。この係合部530は、拡散レンズ54及び反射部材55から固定ホルダー53を引き離す方向に対して略直角方向に突出する突片531としてのレンズ突片532であって、固定ホルダー53のL字状片560に係合可能なものである。このレンズ突片532は、具体的には、傾斜底面542のうち、円筒レンズ部540の円筒外周面の先端レンズ部541から傾斜底面542までの長さが最も長くなる位置に、I字状に円筒レンズ部540の中心軸方向に突出するI状突片534と、傾斜底面542のうち、円筒レンズ部540の円筒外周面の先端レンズ部541から傾斜底面542までの長さが最も短くなる位置に、枠状に円筒レンズ部540の中心軸方向に背面視でコ字状に突出する枠状突片535とが形成されている。そして、枠状突片535には、そのコ字状の内側となる部分に開口する枠状突片開口部536が形成されている。この枠状突片開口部536は、固定ホルダー53の後側大L字状片563が差し込み可能に形成されている。
また、図14に示すように、このI状突片534は、後述する反射部材55のI状突片差し込み部551にはめ込み可能であり、また、枠状突片535は、後述する反射部材55の枠状突片差し込み部552に嵌め込み可能に形成されている。このI状突片534及び枠状突片535が、I状突片差し込み部551及び枠状突片差し込み部552に係合することにより、拡散レンズ54の傾斜底面542及び反射部材55の傾斜底面547の面方向への相対位置を規制することができ、拡散レンズ54と、反射部材55との位置決めが可能となるとともに、図15に示すように、両者の仮固定が可能となるように形成されている。
前記拡散レンズ54の先端レンズ部541の奥側には、奥方向に向かって突出すると共に、その突出先端がL字状に外側に向かって折り曲がったレンズL字状片537が形成されている。このレンズL字状片537は、円周方向に180度間隔で合計2個、形成されている。このレンズL字状片537は、後述する装飾枠7の開口孔520の差し込み部521(図21)から差し込んでレンズL字状片537のL字状に折れ曲がった部分がスライド部522に係合可能に形成されているものである。
(反射部材55)
前記反射部材55は、拡散レンズ54の内側に嵌って、光源510からの光を反射する筒状のものである。この反射部材55は、材質が樹脂からなり、その表面に光を反射することができるような鏡面メッキ加工が内側を含む全表面に施されているものである。もちろん、材質はこれに限定されることなく、光を反射することができるものであればステンレス等の金属等から形成してもよい。
前記反射部材55は、全体形状が略円筒状の円筒反射部545と、この円筒反射部545の手前側から外側に向かって拡開する先端反射部546とを備えている。この円筒反射部545の奥側端面は、反射部材55を装飾枠7の左右の垂直面に配置した際、円筒反射部545の中心軸が、遊技をするために遊技機1の前に座っている遊技者の目付近に到達するような方向に斜めに切断された傾斜底面547が形成されている。反射部材55及び拡散レンズ54を固定ホルダー53を介して一体化した際、この反射部材55の傾斜底面547と、拡散レンズ54の傾斜底面542とは、同一の傾斜角度からなる同一平面上に位置するように形成されている。
前記反射部材55の外周及び内周表面は、円柱状の均一な曲率を有する曲面ではなく、図13、図14、図15及び図24に示すように、円周方向に波をうつように曲率が変化するように形成されている。これにより、光源510からの光を内周面及び外周面で、他方向に反射させることができるように形成されているものである。更に、図24に示すように、反射部材55を組み立てて取り付けたときに、周囲光源512のLED素子41Aと、反射部材55の周囲の各凹み部分が、1対1に対応するように、すなわち、1つの反射部材55の周囲の凹みに1個のLED素子41Aが配置されるように形成されてあり、周囲光源512の各LED素子41Aと、反射部材55の各凹み部分とが対応した位置となっている。これにより、周囲光源512の各LED素子41Aの光を円周方向に対して放射状に照射することができる。
更に、図24(b)に示すように、反射部材55を組み立てて取り付けたときに、内部光源511のLED素子41Aの位置が、反射部材55の内方側への各凸部の略中央位置となるように配置されている。これにより、内部光源511の4個のLED素子41Aの光を反射部材55内部に同様に分散させた反射光を発生するように形成されている。
前記反射部材55の円筒反射部545の傾斜底面547には、固定ホルダー53の被係合部555としての小L字状片565に係合可能な係合部530を有している。この係合部530は、円筒反射部545の傾斜底面547から円筒反射部545の中心軸側に向かって突出する突片531であり、四角板の四角突片550が傾斜底面542に形成されているものである。この四角突片550の下に固定ホルダー53の小L字状片565のL字状に折れ曲がった先端が入りこむことにより、両者を係合状態にすることができるように形成されている。
(正面レンズ56)
前記正面レンズ56は、反射部材55の先端反射部546の前面側を覆う半透明樹脂からなるものである。具体的には、この正面レンズ56は、先端反射部546の筒部分の先端側の開口を塞ぐように固定されている。なお、透明樹脂にしてもよく、また、赤色等の有色の半透明樹脂から形成してもよい。この正面レンズ56には、多数の放射状または円周状の溝が形成されてあり、内部光源511からの光を集光して遊技者に直接、届くようにすると共に、内部光源511からの光の一部を多方向にも拡散させて、周囲からも見ても、照射状態の外観を美的なものにしている。
(外周部独立レンズ57)
前記外周部独立レンズ57は、図32に示すように、前扉3の正面方向に向かって光を照射可能な角部光源513の正面側に配置して、その角部光源513からの光を透過、反射、拡散、屈折等させるためのものである。
この外周部独立レンズ57は、略四面体形状のうちLED基板51側の面が無くて開口している袋状に形成され、その開口している面をLED基板51側に向けて配置してある。なお、ここで、本実施の形態では、外周部独立レンズ57は、略四面体形状のうちLED基板51側の面がない袋状に形成されているものを使用しているが、外周部独立レンズ57の形状は必ずしもこれに限定されるものではなく、略四面体形状のものを使用して、LED基板51側の面にもレンズを設けた略四面体形状のものを使用してもよい。そして、略四面体形状に形成されている場合には、そのうちのLED基板51側の面を、LED基板51側に向けて固定し、遊技者方向に臨む一面を遊技者方向面630として形成し、LED基板51側の面及び遊技者方向面630を除く他の2面を周囲方向面640として形成してもよいものである。
前記外周部独立レンズ57は、遊技者方向に臨む遊技者方向面630と、遊技者方向以外の方向に臨む周囲方向面640とを備えている。また、前記外周部独立レンズ57は、先端側(手前側)に位置する先端部620と、先端部620以外の柱部625とを備えている。
前記周囲方向面640には、光源510からの光を所定方向以外の方向に照射するように光源510からの光の進行角度を変更させる先端照射部621が形成されている。この先端照射部621は、LED基板51の光源(LED素子41A)を配置した面の垂直方向(前扉3の正面方向)に向かって突設する外周部独立レンズ57の前記先端部620に形成されている。そして、先端照射部621には、光源510からの光を周囲に照射可能なように光の進行角度を変化させる深溝622が縦方向に形成されている。
更に、前記周囲方向面640には、光源510からの光を所定方向(遊技者方向)以外の周囲、具体的には、遊技者方向以外の方向に照射するように光源510からの光の進行角度を変更させる周囲照射部641が形成されている。この周囲照射部641は、外周部独立レンズ57の先端照射部621よりもLED基板51側、いわゆる柱部625に形成されている。そして、この周囲照射部641には、光源510からの光を周囲に照射可能なように光の進行角度を変化させる浅溝623が縦方向に形成されている。
ここで、周囲照射部641の前記浅溝623の方が、先端照射部621の前記深溝622よりも溝の深さが浅く形成されている。これにより、光の反射や屈折させる角度を異ならせることができる。更に、周囲照射部641の浅溝623は、先端に向かうにつれて、溝の深さが深くなって、段差が大きくなり、遊技者方向面630に近づくように形成されている。なお、周囲照射部641の浅溝623は、それに限定されるものではなく、一致の溝の深さで形成されてもよい。
前記先端照射部621及び周囲照射部641の深溝622及び浅溝623は、具体的には、図28のような斜め方向に切断したときの断面形状が、図33(a)に示すような段差状に形成されている溝からなるものであるが、溝形状は特にこれに限定されるものではなく、図33(b)〜(f)に示すように光の進行角度を変化させることができるものであれば他の種々の断面形状であってもよい。
前記遊技者方向面630には、光源510からの光を所定方向、具体的には遊技者方向に照射するように光源510からの光の進行角度を変更させる遊技者照射部631が形成されている。この遊技者照射部631は、図32(b)に示すように、緩やかな曲面状の凹んだ部分に複数の凹凸溝である縦溝624が、外周部独立レンズ57を遊技機1に取り付けた状態の前後方向に沿って形成されている。なお、縦溝624を、外周部独立レンズ57を遊技機1に取り付けた状態の前後方向に沿って緩やかな曲面となるように形成してもよい。この遊技者照射部631には、光源510からの光を遊技者方向に照射可能なように光の進行角度を変化させる縦溝624が長手方向となるように前後方向に形成されているものである。なお、ここで、遊技者照射部631の縦溝624の断面形状は、図34(a)のように半円凸状に形成されているが、特にこれに限定されるものではなく、図34(b)または(c)のように逆に半円凹状に形成してもよく、また、三角形状となるように形成してもよい。このように、凹凸を付けることにより、遊技者の顔の位置が、人により異なる位置にあっても、屈折、反射、拡散する光のうち、いずれかの光が確実に遊技者の視線に到達することができるように形成されている。
そして、光源510からの光は、外周部独立レンズ57による屈折、反射、拡散、透過等によって、種々の方向に照射可能である。
具体的には、遊技者照射部631からの光が主として直接、遊技者方向に進み、或いは一部の光が後述する中周囲反射部602に反射されて遊技者方向以外の方向に進む。また、周囲照射部641からの光が主として直接、遊技者以外の方向に進み、或いは一部が後述する短周囲反射部603に反射されて遊技者方向に進む。また、先端照射部621からの光が主として直接、遊技者方向以外の方向に進む。更に、具体的には、当該遊技機1に隣接する遊技機で遊技をする遊技者や、当該遊技機1の後ろの通路を通る人等の方向へ、照射されるものである。
なお、本実施の形態では、図28〜図31に示すように、外周部独立レンズ57からなる照明装置を、前扉3に予め一体としても設けた周囲反射部材600の中に取り付けているが、後述する周囲反射部材600のうち、中周囲反射部602及び短周囲反射部603を有する外周部独立レンズ57を一体とした照明装置を、後から前扉3に取り付けるようなものにしてもよい。
(周囲反射部材600)
前記周囲反射部材600は、装飾枠7の枠本体70のコーナーランプ固定部71に予め一体成形されているものであって、周囲光源512及び拡散レンズ54の外側に位置して、光源510からの光を反射するためのものである。
前記周囲反射部材600は、図28、図29に示すように、遊技者方向に向かって突出する中周囲反射部602と、前記中周囲反射部602よりも遊技者方向に向かって突出する長さが長い長周囲反射部601と、前記中周囲反射部602よりも遊技者方向に向かって突出する長さが短い短周囲反射部603とを備えている。前記周囲反射部材600は、樹脂からなり表裏両面の全表面に光を反射可能なメッキ面からなる反射面を形成している。本実施の形態では、周囲反射部材600は、全体が一体の樹脂成型品であり、長周囲反射部601、中周囲反射部602及び短周囲反射部603も全体として一体となっているが、特にこれに限定されるものではなく、それぞれ別個独立の部品として形成してもよい。
また、周囲反射部材600の表面は、図28に示すように、放射状の溝を有すると共に、多数のなめらかな凹凸を有する曲面から形成されてあり、光源510からの光をある程度、拡散することができるように形成されている。そして、かかる放射状の溝は、反射部材55の周囲に形成されている凹凸状の溝と同様に、周囲光源512のLED素子41Aの位置と凹部とが1対1で整合するように形成されて(図示せず)、LED素子41Aからの光を遮断することなく、効果的に反射することができるように形成されている。
(拡散レンズ54、反射部材55及び固定ホルダー53の組立)
先ず、最初に、図14に示すように、拡散レンズ54の円筒レンズ部540の円筒内部に、反射部材55の円筒反射部545を嵌め込む。その際、図15に示すように、I状突片534がI状突片差し込み部551に入り込み、枠状突片535が枠状突片差し込み部552に入り込むようにする。これにより、拡散レンズ54の傾斜底面542及び反射部材55の傾斜底面547の面方向への相対位置を規制することができ、拡散レンズ54と反射部材55との相対位置が回転してずれることがなくなり、両者の相対位置が確定する。
次に、図20(a)に示すように、拡散レンズ54と反射部材55とが組み合わさったものの取り付け後の奥方向側、すなわち、拡散レンズ54の傾斜底面542及び反射部材55の傾斜底面547側から、固定ホルダー53を差し込む。その際、図19(a)に示すように、I状突片534と先側大L字状片562とが係合可能に対向し、枠状突片535と後側大L字状片563とが係合可能に対向し、2組の四角突片550と小L字状片565とがそれぞれ係合可能に対向するように差し込む。そして、その状態から、固定ホルダー53を、図19(a)、図20(b)に示すように、図19(a)、図20(b)の白矢印の方向へ、傾斜底面542,547をスライドさせる。これにより、先側大L字状片562のL字状先端が、I状突片534の反ホルダー本体566側に入り、先側大L字状片562のL字状先端とホルダー本体566の覗き開口孔569以外の部分との間に、I状突片534を挟み込む状態となる。
また、後側大L字状片563のL字状先端が、枠状突片535の反ホルダー本体566側に入り、後側大L字状片563のL字状先端と、ホルダー本体566の覗き開口孔569以外の部分との間に枠状突片535を挟み込む状態となる。
また、各小L字状片565のL字状先端が四角突片550の反ホルダー本体566側にそれぞれ入り、小L字状片565のL字状先端と、ホルダー本体566との間に、四角突片550を挟み込む状態となる。これにより、固定ホルダー53の周囲上に90度間隔で配置された4つの被係合部555が、拡散レンズ54の2つの係合部530と、反射部材55の2つの係合部530とに係合する。結果として、固定ホルダー53を介して、拡散レンズ54、反射部材55及び固定ホルダー53の3つの部品が一体化された部品一体化照明装置650(図19(b)、図21)が完成する。
(拡散レンズ54、反射部材55及び固定ホルダー53(部品一体化照明装置650)の開口孔520への取り付け)
拡散レンズ54、反射部材55及び固定ホルダー53を一体化したものである部品一体化照明装置650を、装飾枠7の開口孔520へ取り付ける手順を以下に説明する。
図21(b)は、装飾枠7の正面側を下に向け、装飾枠7の背面側を上に向けて略水平若しくは傾斜した作業台の上に、装飾枠7を裏返した状態の背面側から見たときの右側(正面側から見たときの左側)の開口孔520に部品一体化照明装置650を取り付ける手順を示しているものである。
先ず、装飾枠7の正面側を下に向け、装飾枠7の背面側を上に向けて、全体として略水平若しくは傾斜させて、装飾枠7の前面が下を向くように装飾枠7を配置する。
そして、図21(b)に示すように、装飾枠7を裏返した状態の背面側から見たときの右側(正面側から見たときの左側)の開口孔520の前面側から、部品一体化照明装置650の固定ホルダー53を装飾枠7側に向けて装飾枠7の開口孔520に差し込む。その際、拡散レンズ54の2個のレンズL字状片537のL字状先端が、開口孔520の周囲に設けた2個の差し込み部521に入り込むようにして、部品一体化照明装置650を開口孔520の奥方向へ嵌め込む。そして、レンズL字状片537のL字状先端が差し込み部521の奥へ入り込んだ後、部品一体化照明装置650を図21(b)の黒矢印に示す回転方向に回転させる。具体的には、装飾枠7の裏面側からみて部品一体化照明装置650が開口孔520に対して時計方向に部品一体化照明装置650を回転させる。これにより、部品一体化照明装置650のレンズL字状片537のL字状の折曲がった先端部分が、差し込み部521に対応する位置からスライド部522に対応する位置へ移行し、開口孔520から部品一体化照明装置650を手前側に引き抜こうとしても、レンズL字状片537の折曲がった先端部分がスライド部522に当接して抜けることができない係合した仮止め状態となる。部品一体化照明装置650を仮止めする回転方向(図21(b)の黒矢印の回転方向)は、後述するベース板52と固定ホルダー53とを締結部材のホルダーねじ575で締結する際のホルダーねじ575の回転方向(図21(b)の白矢印の回転方向)とが同一方向に形成されてある。すなわち、部品一体化照明装置650を締結部材のホルダーねじ575で締結する際の締める方向が、部品一体化照明装置650を開口孔520に仮止めするためにレンズL字状片537を開口孔520の差し込み部521に挿入してスライド部522に向かって回転させる回転方向と同一回転方向であるため、部品一体化照明装置650の仮固定が緩まないようにホルダーねじ575を締めることができる。
ここで、図21(b)は、装飾枠7の正面側を下に向け、装飾枠7の背面側を上に向けて略水平若しくは傾斜した作業台の上に、装飾枠7を裏返した状態の背面側から見たときの左側(正面側から見たときの右側)の開口孔520に部品一体化照明装置650を取り付ける手順を示しているものである。このように、装飾枠7を裏返した状態の背面側から見たときの左側(正面側から見たときの右側)の開口孔520へも、同様の手順で部品一体化照明装置650を仮固定することができる。
なお、上述したように、部品一体化照明装置650を仮固定する際、部品一体化照明装置650を開口孔520に取り付けた状態において、部品一体化照明装置650を仮固定した周囲の装飾枠7の構造部材は、図27及び図28に示すように、仮固定した部品一体化照明装置650の前面側よりも、前方側(手前側)に突出している。これにより、部品一体化照明装置650を仮固定した装飾枠7を裏返しにした状態で、水平台の上に載置しても、部品一体化照明装置650の前面が、水平台の表面に当接して、部品一体化照明装置650が、装飾枠7の裏面側に浮き上がってしまうことがない。すなわち、裏返した装飾枠7に仮固定した部品一体化照明装置650は、その自重により、下方にぶら下がっている状態を維持することができ、そのような状態でも水平台に当接して装飾枠7の裏側に浮き上がることがない。
(部品一体化照明装置650へのベース板52の取り付け)
装飾枠7を裏返した状態の背面側から見たときの右側(正面側から見たときの左側)の開口孔520に仮固定した部品一体化照明装置650の固定ホルダー53へ、ベース板52を取り付ける手順を説明する。
先ず、略水平若しくは傾斜した作業台の上で、部品一体化照明装置650を上述した手順で仮固定した装飾枠7の正面側を下に向け、装飾枠7の背面側を上に向けて、全体として略水平若しくは傾斜させて、装飾枠7の前面が下を向くように装飾枠7を配置する。なお、ベース板52の取り付け作業においても、既に説明したように、部品一体化照明装置650の前面よりも、装飾枠7の構成部材が前方に形成されているため、そのような状態でも部品一体化照明装置650が作業台等に当接して装飾枠7の裏面側に浮き上がることはない。
そして、ベース板52のベース円板581(図21、図22)が、部品一体化照明装置650の固定ホルダー53の円形孔574に入り込むようにベース板52を固定ホルダー53に差し込む。その際、図21(b)に示すように、ベース板52のベース円板581の外周から外方に突出する位置決め部582としての位置決め突出部585が、固定ホルダー53の被位置決め部570としての第2切り欠き部572に入り込むような位置で、ベース板52を固定ホルダー53側へ移動させる。このように、固定ホルダー53の被位置決め部570としての第2切り欠き部572と、ベース板52の位置決め部582としての位置決め突出部585を設けたことにより、ベース板52の固定ホルダー53に対する位置決めを簡単にすることができる。そして、その状態で両者の相対位置が確定した仮止め状態を形成した後、装飾枠7の裏面側から締結部材としてのホルダーねじ575を、ベース板52の貫通孔584に通して、更に、固定ホルダー53のホルダーねじ孔573にねじ込むことにより、両者を、装飾枠7の開口孔520の表裏で、装飾枠7を間に介在させた状態で、係合させることができる。
その際、装飾枠7の表面側にある部品一体化照明装置650と、装飾枠7の裏面側にあるベース板52との最大直径は、開口孔520の直径よりも大きな直径を有しているので、締結部材で開口孔520の表裏から固定した部品一体化照明装置650及びベース板52が装飾枠7から外れることはない。
すなわち、ベース板52を装飾枠7の裏面側から所定位置に位置させて、開口孔520の前面側に位置する部品一体化照明装置650へ上述のようにホルダーねじ575で取り付けると、ベース板52は、前方側に移動することがないように形成されている。更に、ベース板52を、装飾枠7に他の締結部材で固定することにより、ベース板52は確実に装飾枠7に固定され、それに伴ってベース板52に固定された部品一体化照明装置650も確実に装飾枠7に固定される。
なお、本実施の形態では、部品一体化照明装置650のうちのレンズL字状片537が開口孔520の裏側のスライド部522に係止しているだけであり、ホルダーねじ575により部品一体化照明装置650及びベース板52が一体化したものは、ある程度の距離だけ前後方向に移動可能に形成されてあり、最終固定は、上述したようにベース板52及び装飾枠7間の他の締結部材により固定するように形成されている。これは、製造コスト等を考慮すると共に、ある程度の寸法誤差に対応できるようにするためにであるが、これに限定されることなく、部品一体化照明装置650と、ベース板52との間に、開口孔520を介して、装飾枠7を挟み込むような寸法形状に形成して固定することで、ホルダーねじ575の1本だけで、両者を一体化すると共に、一体化したものを装飾枠7の開口孔520に固定することができるようにしてもよい。
また、図21(a)に示すように、装飾枠7を裏返した状態の背面側から見たときの左側(正面側から見たときの右側)の開口孔520へ仮固定した部品一体化照明装置650の固定ホルダー53へのベース板52の取り付けも、上述したものと同様の手順で行うことができる。
なお、本実施の形態では、部品一体化照明装置650を装飾枠7の開口孔520を介してベース板52を取り付けているが、必ずしも、そのようなもの限定されるものではなく、部品一体化照明装置650の固定ホルダー53に締結部材のホルダーねじ575でベース板52を固定して、拡散レンズ54、反射部材55、固定ホルダー53及びベース板52を一体化したものを新たな部品一体化照明装置として構成してもよい。そして、この一体化したものを別の締結部材等により、所定の箇所に取り付けることができるようにしてもよい。これにより、4つの部品からなる多部品を簡単に一体化することができる。
また、ここで、図21(b)は、装飾枠7の裏側から右側上部角部を見た裏面図である。かかる場合、装飾枠7を裏側から見て右側の開口孔520に取り付けるコーナーランプユニット50の部品一体化照明装置650に、べース板52を取り付ける際には、固定ホルダー53の第2切り欠き部572に、図21(b)及び図22に示すベース板52の位置決め突出部585が嵌りこむように、ベース板52を固定ホルダー53に固定する。
一方、図21(a)は、装飾枠7の裏側から左側上部角部を見た裏面図である。かかる場合、装飾枠7を裏面側から見て左側の開口孔520に取り付ける部品一体化照明装置650の場合は、図21(b)に示す部品一体化照明装置650の固定ホルダー53と同一のものに裏面側から見て左側用の拡散レンズ54及び反射部材55を取り付けて左側用の部品一体化照明装置650を構成する。そして、図21(a)の固定ホルダー53は、図21(b)に示す部品一体化照明装置650の固定ホルダー53と同一のものを90度回転させた状態での第1切り欠き部571に、図22(b)のベース板52とは左右対称な左側用のベース板52(図22(a))の位置決め突出部585を嵌め込む。
結果として、本実施の形態では、左側用及び右側用の両方で共通して使用しているのは、固定ホルダー53のみであり、その他の部材である拡散レンズ54、反射部材55、ベース板52、装飾枠7の開口孔520の部分等は、全て左側用と、右側用とで異なる形状からなるものである。なお、左側用及び右側用の両方の部材で異なる形状の部材をベース板52のみとして、拡散レンズ54、反射部材55等の遊技者方向に傾斜させる傾斜角度を調整等することにより、ベース板52以外の他の部材である拡散レンズ54、反射部材55、固定ホルダー53等を共通部材として形成してもよい。
このように、固定ホルダー53の被位置決め部570として、第1切り欠き部571及び第2切り欠き部572の左右用のために2個設けたことにより、1種類の固定ホルダー53を左右兼用の共通部材として使用することができ、部品の共通化を図ることができる。
なお、拡散レンズ54、反射部材55及びベース板52には、左右用でそれぞれ目視で簡単に区別することができるような記号L又はRを予め表面の所定位置(例えば、I状突片534の前面側等)に形成している。
(拡散レンズ54、反射部材55、周囲反射部材600による光の拡散)
遊技機1を正面から見て向かって右側上部に配置したコーナーランプユニット50を用いて説明する。
図29に示すように、内部光源511は、反射部材55の内側に位置している。これにより、内部光源511からの光は、主として筒状の反射部材55の筒内を通って(図29の光路A)、或いは反射部材55により反射されながら(図29の光路B)遊技者方向に照射される。
一方、周囲光源512は、反射部材55の外側に位置すると共に周囲反射部材600の長周囲反射部601及び中周囲反射部602の内側に位置している。そして、その長周囲反射部601と、中周囲反射部602との間の周囲光源512の手前側には、拡散レンズ54が配置されている。正確には、コーナーランプユニット50を遊技者側から見ると、長周囲反射部601と中周囲反射部602との間にできる空間(開口)を塞ぐように、拡散レンズ54の先端レンズ部541が設けられている。
これにより、周囲光源512からの光は、図29の光路C〜Kに示すように、主として反射部材55の外面と、周囲反射部材600の内面との間を通って、或いは反射されながら、拡散レンズ54を通過して、周囲に拡散している。
更に、具体的に説明すると、周囲光源512からの光の一部は、主として、図29の光路Eに示すように反射部材55の外面に反射されて、或いは、図29の光路Fに示すように反射部材55の外面と周囲反射部材600との間を通って、或いは、図29の光路Gに示すように周囲反射部材600に反射されながら、遊技者方向に照射される。
また、周囲光源512からの光の他の一部は、主として、図29の光路Hに示すように反射部材55の外面から反射された後、又は、図29の光路Iに示すように、長周囲反射部601に反射され、遊技者方向を除く遊技機1の外方に照射される。
また、周囲光源512からの光の更に他の一部は、主として、図29の光路Jに示すように中周囲反射部602の端に反射された後、又は、図29の光路Kに示すように、中周囲反射部602の内面に反射されることなく、反射部材55に反射され、遊技者方向を除く遊技機1の外方に照射される。また、図29の光路Cや、光路Dに示すように、拡散レンズ54の通過の際、光の進行方向が屈折されて、遊技者方向を除く遊技機1の外方に照射される。
これにより、図29の光路A,Bに示す内部光源511からの光と、図29の光路E、F、Gに示すような周囲光源512からの光の一部とを、遊技者方向に照射することができる。そして、図29の光路C、D、H、I、J、Kに示すような周囲光源512からの光の他の一部を、遊技者方向の外側方向の当該遊技機1の遊技者以外の周囲の人にも、照射させることができる。結果として、当該遊技機1に隣接する遊技機1で遊技をする遊技者や、通路を通る人等にも、周囲光源512の光を照射させることができる。なお、上述した図29の光路は、光の通路の一部であって、反射部材55及び周囲反射部材600の表面の凹凸や、拡散レンズ54の屈折及び反射等により、種々の光路が考えられるものであるが、反射部材55、拡散レンズ54、周囲反射部材600の構成により、主として通過する光を記載しているものである。
更に、図24(b)に示すように、反射部材55を組み立てて取り付けたときに、周囲光源512のLED素子41Aと、反射部材55の周囲の各凹み部分が、それぞれ対応するように形成されている。このため、周囲光源512の各LED素子41Aの光は、円周方向に対して所定角度毎に放射状に照射することができ、効果的な発光態様を発生させることができる。
更に、図24(b)に示すように、内部光源511のLED素子41Aの位置が、反射部材55の内方側への各凸部の略中央位置となるように配置されている。これにより、内部光源511の4個のLED素子41Aを点灯させた場合に、その光を反射部材55内部に同様に分散させた反射光として、反射部材55内部に照射することができる。
(光通過孔590の傾斜による光の照射方向)
図29に示すように、LED基板51と、ベース板52とは、互いに平行となるように組み合わせてある。そして、光源510としてのLED素子41Aは、LED基板51に、ベース板52の正面方向に光を照射するように、前扉3の正面方向に向かって光を照射するように配置されている。そして、ベース板52には、LED基板51に設けられた各LED素子41Aに対応する位置に、光を通過させるために表裏に貫通する光通過孔590が設けられている。そして、その光通過孔590は、図25に示すように、その内周面のうち遊技者方向の内周面がベース板52の正面方向から所定角度だけ傾斜して、遊技者方向に向かって拡開している。これにより、ベース板52の正面方向に向かって光を照射するように配設されたLED基板51のLED素子41Aからの光を、ベース板52の正面方向ではなく、遊技者方向に向かって案内することができる。
なお、本実施の形態では、光通過孔590の内周面のうち、遊技者方向に近い側の内周面のみ、遊技者方向に向けて拡開し、遊技者方向から遠い方の内周面は、ベース板52の表面に対して直角に形成しているが、光通過孔590の全ての内周面を遊技者方向に向けて傾斜するように形成してもよい。すなわち、光通過孔590の中心軸が、遊技者方向に向かうように光通過孔590の内周面を形成してもよい。
そして、上述した遊技者方向の内周面だけ遊技者方向に拡開した光通過孔590及び全内周面において遊技者方向に傾斜させた光通過孔590の両方の場合において、ベース板52に設けた光通過孔590の奥側に形成される略円形状(楕円形状)の縁からなる後側端縁594と(図24、図25)、光通過孔590の前側に形成される略円形状(楕円形状)の縁からなる前側端縁595(図24、図25)とのいずれも、正面からみると楕円形状であるが、当該遊技機1の前に遊技をするために座っている遊技者の視線から見ると円形に見えるような特殊形状に形成されている。もちろん、前側端縁595及び後側端縁594のいずれか一方だけが、そのような遊技者から見たときに円形状に見えるように形成してもよく、また、LED素子41Aから円形縁までの距離を大きくして、そのような特殊形状とせずに、正面から見たときに円形若しくは普通の楕円形状にすることもできる。
更に、前面及び後面が開口した筒状であって、ベース板52に後面を固定する反射部材55を備え、その反射部材55は、その前面の開口がベース板52の直角方向に対して、所定角度だけ傾斜した方向を向いている。具体的には、反射部材55の筒形状の中心軸が、遊技者方向に向かうように傾斜しており、その傾斜角度は、光通過孔590の遊技者側の内周面の拡開する傾斜角度と略同一となるように形成されている。これにより、光通過孔590を通過した光が、途中で妨げられることなく、反射部材55の内側を通って、遊技者方向へ、直接、照射される量を増加させることができる。
また、本実施の形態では、反射部材55の傾斜構造を、反射部材55の奥側の開口を、反射部材55の中心軸に対して傾斜するような傾斜底面547を形成して、その傾斜底面547をベース板52の前面に当接させることで、LED素子41Aからの光を直接、遊技者方向に案内することができるようにしているが、特にこれに限定されることなく、反射部材55の前面側の開口を、反射部材55の円筒形状の中心軸に対して傾斜するような傾斜面を形成してもよい。その場合には、反射部材55の円筒形状の中心軸は、ベース板52の表面に対して直角方向に交差し、円筒反射部545も、ベース板52に対して直角に立設することになるが、前面側の開口が、遊技者方向に向かうような切断面となっていることにより、LED素子41Aからの光を遊技者方向に照射可能にすることができる。また、本実施の形態では、ベース板52の光通過孔590にだけ傾斜する内周面を設けて、固定ホルダー53の光源開口孔564の内周面は、直径を大きくしていることにより、傾斜させていないが、両方の孔の直径が略同一の場合や、光源開口孔564の方が小さいような場合には、特にこれに限定されることなく、固定ホルダー53の光源開口孔564も、光通過孔590と同様に、内周面の全部又は内周面のうち、遊技者側に近い部分、或いは全部を、遊技者方向に向けて傾斜させる方が好適である。
更に、周囲反射部材600のうち、長周囲反射部601と、中周囲反射部602とで形成される長中周囲反射部604の形状も、反射部材55と同様に、略円筒状の形状にすることができるが、この長中周囲反射部604の形状も、上述した反射部材55の場合と同様に、底面側を傾斜面にして、その円筒形状の中心軸を遊技者方向に向かうように形成してもよく、また、前面側を、遊技者側に臨むような傾斜した開口面を形成し、円筒形状の中心軸はベース板52の表面から直角方向となるようなものにしてもよい。
なお、ここで、短周囲反射部603は、前扉3の周囲枠を利用して、そこにメッキ面を形成している。このため、反射部材55を構成する材料を、別個に設けて、そこにメッキ面を形成するような場合と比較して、部品の共有化を図ることができ、スペースの有効利用、部品点数の減少を図ることができる。
また、本実施の形態では、周囲反射部材600を、前扉3のうち照明装置500を除く箇所の前扉3に予め一体となるように形成している。これにより、後から取り付ける拡散レンズ54等の照明装置をコンパクトなものにすることができるものである。しかし、これに限定されることなく、反射部材55の外側に位置して、光を反射するための周囲反射部材600を、前扉3に予め一体として設けずに、反射部材55や拡散レンズ5等の照明装置に組み込んで設けてもよい。かかる場合には、その周囲反射部材600も組み込んで一体となった照明装置を前扉3の前面側に取り付ける。これにより、周囲反射部材600も一体となった照明装置500を取り付けることで、周囲反射部材600も一緒に前扉3に取り付けることができる。
(LED素子41Aの楕円配置)
内部光源511及び周囲光源512は、LED基板51のLED素子41Aにより、それぞれ4個及び16個、配置しているが、この内部光源511又は周囲光源512のLED素子41Aの集合が、図26に示すような遊技者方向から見たときに円形状となるような楕円形状になるように、各LED素子41AをLED基板51上に配置している(図23)。これにより、図24(a)に示すように、ベース板52の正面から見ると楕円形状に見える内部光源511及び周囲光源512の配置も、図24(b)に示すように、当該遊技機1の前に座っている遊技者から見ると、そのLED素子41Aからの光を見たときに、きれいな円形状に配置されている光を見ることができる。
(外周部独立レンズ57からの光路)
角部光源513としてのLED素子41Aからの光は、外周部独立レンズ57による屈折或いは反射及び周囲反射部材600のうち中周囲反射部602及び短周囲反射部603による反射によって照射される。
具体的には、遊技者照射部631からの光が、主として、図31の光路Bに示すように、中央開口(82D)直接、遊技者方向に進み、或いは、図31の光路Gに示すように、中周囲反射部602等に反射することなく、遊技者方向以外の方向に進む。
また、周囲照射部641からの光が、主として、図31の光路Dに示すように、短周囲反射部603に反射することなく、遊技者以外の方向に進み、或いは、図31の光路Fに示すように一部が短周囲反射部603に反射されて遊技者方向に進む。
また、先端照射部621からの光が、主として、図31の光路Cに示すように、短周囲反射部603に反射することなく、遊技者以外の方向に進む。
これにより、角部光源513からの1箇所からの光を、主として、外周部独立レンズ57による屈折や、周囲反射部材600による反射によって、遊技者方向と、その遊技者方向以外の方向との両方に分離して照射することができる。
また、先端部620の深溝622と、周囲照射部641の浅溝623とは、溝の深さが異なり、深溝622の方が、浅溝623よりも、溝の深さを深くなるように形成されている。これにより、光の反射及び屈折させる角度を異ならせることができ、光の進行角度を効果的に変更させることができる。これにより、各部位に入ってきた光の反射や屈折させる角度を異ならせることができて、先端部620からの光を、遊技者方向に、また、周囲照射部641からの光を、遊技者方向以外の方向に、より効果的に照射することができる。
(効果)
本実施の形態によれば、光通過孔590は、その内周面のうち所定方向の内周面がベース板52の正面方向から所定角度傾斜した所定方向に向かって拡開するように形成されている。このため、ベース板52の正面方向に向かって光を照射するように配設された光源基板514の光源510からの光を、ベース板52の正面方向ではなく、所定方向に向かって案内することができる。これにより、光源基板514やベース板52を、光源510からの光を照射する方向に向かって配置する必要がなくなり、光源基板514やベース板52を取り付ける際の無駄なスペースの発生を回避することができる。
更に、反射部材55の前面の開口の傾斜と、光通過孔590の所定方向の内周面の傾斜とが同一の傾斜角度となるように形成されている。これにより、光通過孔590を通過した光が反射部材55の内部を通って、所定の傾斜角度方向へ妨げられることなく、照射される。
更に、所定方向から見たときに円状となるように楕円状に配置されていることにより、所定方向の位置にいる人が、その光源510を見たときに、円状に配置されている光を見ることができる。
1 遊技機 2 筐体
3 前扉 4 上扉
5 下扉 6 上扉枠
7 装飾枠 10 回転リール
11 スタートスイッチ 12 ストップスイッチ
40 拡散ランプユニット 41 LED基板
41A LED素子 50 コーナーランプユニット
51 LED基板 52 ベース板
53 固定ホルダー 54 拡散レンズ
55 反射部材 56 正面レンズ
57 外周部独立レンズ 58 レンズカバー
510 光源 511 内部光源
512 周囲光源 513 角部光源
520 開口孔 521 差し込み部
522 スライド部 530 係合部
531 突片 555 被係合部
560 L字状片 570 被位置決め部
582 位置決め部 583 角部間仕切り突条
585 位置決め突出部 586 内部間仕切り突条
590 光通過孔 600 周囲反射部材
601 長周囲反射部 602 中周囲反射部
603 短周囲反射部 621 先端照射部
622 深溝 623 浅溝
624 縦溝 630 遊技者方向面
631 遊技者照射部 640 周囲方向面
641 周囲照射部 650 部品一体化照明装置

Claims (10)

  1. 複数の光源と、
    前記複数の光源を位置させた光源基板と、
    前記光源基板の前方に位置するベース板と、
    前面及び後面が開口した筒状であって、前記ベース板に前記後面が固定される第1装飾部材とを備えた遊技機用照明装置であって、
    前記光源は、前記光源基板に、前記ベース板の正面方向に光を照射するように配置され、
    前記ベース板には、前記光源基板に設けられた各光源に対応する位置に、光を通過させるために表裏に貫通する光通過孔が設けられ、
    前記複数の光源は、前記第1装飾部材の周囲に位置する周囲光源と、前記第1装飾部材の内部に位置する内部光源とを備え、
    前記周囲光源と前記内部光源との光が混在しないように、前記ベース板の前記第1装飾部材が取り付けられる側前記第1装飾部材の前記後面よりも正面方向に突出する内部間仕切り突条を設けたことを特徴とする遊技機用照明装置。
  2. 複数の光源と、
    前記複数の光源を位置させた光源基板と、
    前記光源基板の前方に位置するベース板と、
    前面及び後面が開口した略筒状であって、前記ベース板に前記後面が固定される第2装飾部材とを備えた遊技機用照明装置であって、
    前記光源は、前記光源基板に、前記ベース板の正面方向に光を照射するように配置され、
    前記ベース板には、前記光源基板に設けられた各光源に対応する位置に、光を通過させるために表裏に貫通する光通過孔が設けられ、
    前記複数の光源は、前記第2装飾部材の外側であって、前記ベース板の角部に位置する角部光源と、第2装飾部材の内側に位置する周囲光源とを備え、
    前記角部光源と前記周囲光源との光が混在しないように、前記ベース板の前記第2装飾部材が取り付けられる側前記第2装飾部材の前記後面まで正面方向に突出する角部間仕切り突条を設けたことを特徴とする遊技機用照明装置。
  3. 前面及び後面が開口した略筒状であって、前記ベース板に前記後面が固定される第2装飾部材が設けられ、
    前記第2装飾部材の内側に前記周囲光源が設けられ、
    前記第2装飾部材の外側であって、前記ベース板の角部に角部光源が設けられ、
    前記周囲光源と前記角部光源との光が混在しないように、前記ベース板の前記第2装飾部材が取り付けられる側前記第2装飾部材の前記後面まで正面方向に突出する角部間仕切り突条を設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機用照明装置。
  4. 前記光通過孔は、その内周面のうち少なくとも所定方向の内周面が前記ベース板の正面方向から所定角度傾斜した所定方向に向かって拡開するように形成されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の遊技機用照明装置。
  5. 前記第1装飾部材は、その前面の開口が前記ベース板の直角方向に対して、所定角度だけ傾斜した方向を向いて配設され、
    前記光通過孔の少なくとも所定方向の内周面も、前記所定角度だけ傾斜した方向に拡開していることを特徴とする請求項1又は3に記載の遊技機用照明装置。
  6. 前記内部間仕切り突条が配置された前記ベース板の面は、前記遊技機用照明装置が取り付けられる遊技機の正面に対して平行に配置されるように形成され、
    前記ベース板に設けられた前記内部間仕切り突条が、前記ベース板の正面から見たときに楕円形状となるように配置され且つ前記遊技機で遊技を行う遊技者の方向から見たときに円形状となるような楕円形状になるように、前記内部間仕切り突条を前記ベース板に配置したことを特徴とする請求項1、3又は5に記載の遊技機用照明装置。
  7. 複数の光源と、
    前記複数の光源を位置させた光源基板と、
    前記光源基板の前方に位置するベース板と、
    前記ベース板に後面が固定されて前記ベース板を複数の領域に分離可能な装飾部材とを備えた遊技機用照明装置であって、
    前記光源は、前記光源基板に、前記ベース板の正面方向に光を照射するように配置され、
    前記ベース板には、前記光源基板に設けられた各光源に対応する位置に、光を通過させるために表裏に貫通する光通過孔が設けられ、
    前記複数の光源は、前記ベース板の前記装飾部材によって隔てられる一方側の領域に位置する第1の光源と、前記ベース板の前記装飾部材によって隔てられる他方側の領域に位置する第2の光源とを備え、
    前記第1の光源と前記第2の光源との光が混在しないように、前記ベース板の前記装飾部材が取り付けられる側前記装飾部材の前記後面よりも正面方向に突出する間仕切り突条を設けたことを特徴とする遊技機用照明装置。
  8. 正面に開口する正面開口部を有する筐体と、
    前記筐体の前記正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉とを備えた遊技機であって、
    前記前扉に固定されて、請求項1から7までのいずれか1項に記載の遊技機用照明装置と、
    前記筐体の内部に位置して、前記光源を制御するための制御装置とを備えたことを特徴とする遊技機。
  9. 正面に開口する正面開口部を有する筐体と、
    前記筐体の前記正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉とを備えた遊技機であって、
    前記前扉に固定されて、請求項1、3、5又は6のいずれか1項に記載の前記遊技機用照明装置と、
    前記筐体の内部に位置して、前記光源を制御するための制御装置とを備え、
    前記遊技機用照明装置は、
    前記第1装飾部材として、外面が光を反射する反射部材と、
    前記反射部材の外側に位置して、光を反射するための周囲反射部材とを設けたことを特徴とする遊技機。
  10. 正面に開口する正面開口部を有する筐体と、
    前記筐体の前記正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉とを備えた遊技機であって、
    前記前扉に固定されて、請求項1、3、5又は6のいずれか1項に記載の前記遊技機用照明装置と、
    前記筐体の内部に位置して、前記光源を制御するための制御装置とを備え、
    前記遊技機用照明装置は、前記第1装飾部材として、外面が光を反射する反射部材を設け、
    前記前扉のうち前記遊技機用照明装置を除く箇所には、前記反射部材の外側に位置して、光を反射するための周囲反射部材を設けたことを特徴とする遊技機。
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