JP5868797B2 - 情報処理装置、電力デマンド監視装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、電力デマンド監視装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、電力デマンド監視装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、電力の使用に際しては、電力会社等から指示される契約電力量の範囲内で調整することが行われている。使用電力量が契約電力量を超えたか否かは、デマンド周期(例えば30分)で算出される平均使用電力量と契約電力量とが比較されることで判断されている。また、従来、契約電力量を超えないように使用電力量を調整するための技術として、デマンド周期の終了時における平均使用電力量の需要を予測した電力デマンド予測(予測デマンド)を算出し、この予測デマンドが所定の上限値を超過したときに警報を出力する技術が開示されている。
特開2011−61991号公報
しかしながら、上記従来技術のように予測デマンドの超過判定の指標となる上限値を固定値としてしまうと柔軟性に欠けるものとなるため、当該超過判定を効率的に行うことができない可能性があった。
実施の形態の情報処理装置は、デマンド周期の終了時における電力デマンドの予測値を表した予測デマンドの、超過判定の指標となる警報レベルを導出する情報処理装置であって、ガイドライン設定手段と、関数式導出手段と、警報レベル導出手段とを備える。ガイドライン設定手段は、デマンド周期において、電力の時間変化率が共に正となる交差する二直線をガイドラインとして設定するとともに、当該時間変化率が小となる一方のガイドラインのデマンド周期の終了時における電力値を、超過判定の基準となる基準電力以下の値に設定する。関数式導出手段は、ガイドラインに漸近する電力デマンドの関数式を導出する。警報レベル導出手段は、電力デマンドの関数式に基づいた関数式であって、時間の遷移に応じて電力の減少が緩やかになるように導出された予測デマンドを警報レベルとして導出する。
図1は、実施形態に係る電力デマンド監視装置の構成例を模式的に示す図である。 図2は、警報レベルに係る二つの指標値を説明するための図である。 図3は、電力デマンドの時間推移の一例を示す図である。 図4は、警報レベルの導出方法を説明するための図である。 図5は、電力デマンドの時間推移の一例を示す図である。 図6は、警報レベル導出処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、電力デマンド監視処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、電力デマンド監視装置の他の構成例を模式的に示す図である。
以下、添付図面を参照して、この発明に係る情報処理装置、電力デマンド監視装置、情報処理方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。以下では、本発明に係る情報処理装置、電力デマンド監視装置及び情報処理方法を、電力デマンド監視装置に適用した例について説明する。
本実施形態に係る電力デマンド監視装置は、監視対象である建物の使用電力量が契約電力量を超えないように当該建物内の機器の運転を制御するための支援を行うものである。その際、使用電力量が契約電力量を超過しているか否かは所定時間周期(本実施形態では30分周期)の平均使用電力量を利用して判断されるため、現在の使用電力量から当該周期の終了時の電力デマンドを予測デマンドとして予測し、この予測デマンドが契約電力量を超える可能性があるときに監視員に通知することで、運転制御の支援を行う。以下、この周期を「デマンド周期」という。
図1は、電力デマンド監視装置1の構成例を模式的に示す図である。同図に示すように、電力デマンド監視装置1は、入力部11と、使用電力量算出部12と、予測デマンド演算部13と、警報レベル導出部14と、デマンド超過判定部15と、警報出力部16とを備える。
また、電力デマンド監視装置1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のコンピュータ構成を備えている(何れも図示せず)。なお、図1に示す各部は、CPUとROM等に記憶された所定のプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよいし、専用プロセッサ等により実現されるハードウェア構成であってもよい。
入力部11は、建物の使用電力量を計測する電力メータ(図示せず)から、所定時間間隔で電力計測値を取得して入力する。
使用電力量算出部12は、入力部11から入力された電力計測値から、一定周期(10秒〜1分程度)で使用電力量を算出する。
予測デマンド演算部13は、使用電力量算出部12で算出されたデマンド周期の現在までの使用電力量に基づいて、当該デマンド周期の終了時における電力デマンドを予測デマンドとして算出する。以下、予測デマンドの算出方法について説明する。
まず、デマンド周期Td内の時間t(h)における電力デマンドを現在デマンドWDt(kW)とすると、この現在デマンドWDtは下記式(1)のように表される。
Figure 0005868797
また、現在デマンドWDtの時間変化率dWDt/dtは、上記式(1)に基づいて下記式(2)のように表される。
Figure 0005868797
また、ある時間t(h)において現在デマンドがWDtの場合、そのときの使用電力量Wtが、デマンド周期Tdの残り時間trの間継続すると仮定すると、時間t(h)の時点で予測されるデマンド周期Tdの終了時の予測デマンドWXtは、下記式(3)のように表される。
Figure 0005868797
ここで、上記式(2)よりdWDt/dt=Wt/Tdであるため、上記式(3)は、さらに下記式(4)のように表される。
Figure 0005868797
予測デマンド演算部13は、上記式(4)に基づき、予測デマンドWXtを算出する。
警報レベル導出部14は、後述するデマンド超過判定部15において、予測デマンドの超過判定の指標となる後述する警報レベルを導出し、この警報レベルをデマンド超過判定部15に設定する機能部である。以下、警報レベルの導出方法について説明する。
まず、電力デマンドWD(kW)は、デマンド周期Tdにおける電力使用量Pの平均使用電力として、下記式(5)のように表される。
Figure 0005868797
ここで、WD(kW)はデマンド周期Tdにおける電力デマンド、Pはデマンド周期の終了時での使用電力量(kWh)である。
また、デマンド周期内の時間t(h)における電力デマンドの予測値(以下、予測デマンドという)WX(kW)は上記式(3)と同様に導くことで、下記式(6)のように表される。
Figure 0005868797
なお、上記式(6’)は、T=1−(t/Td)としたものである。
ここで、本実施形態の電力デマンド監視装置1では、警報レベルの導出に係る二つの基準値を導入する。以下、図2を参照して、警報レベルに係る二つの基準値について説明する。
図2は、警報レベルの導出に係る二つの基準値を説明するための図である。同図において、縦軸は電力デマンドWD(kW)の大きさを表し、横軸はデマンド周期(t=0〜Td)の時間経過を表している(以下、図3〜図5も同様)。
まず、第1の基準値として、デマンド周期の終了時(時間t=Td)において、契約電力量等の超過判定の基準となる基準電力を、警報電力Wk(kW)として定義している。また、第2の基準値として、デマンド周期の開始時(時間t=0)において、警報電力Wkに所定の電力(以下、加算電力という)ΔHを加算した初期警報電力WH0(=Wk+ΔH)を定義している。なお、警報電力Wk及び加算電力ΔHの値(但し、Wk、ΔH>0)は特に問わず、電力デマンド監視装置1が具備するキーボード等の入力装置や通信装置(何れも図示せず)を介して任意の値を設定することが可能であるとする。
そして、本実施形態の電力デマンド監視装置1では、初期警報電力WH0と警報電力Wkと両端とするラインを、警報レベルWLevel(kW)とし、この警報レベルWLevelを予測デマンドの超過判定を行う際の指標としている。ここで、警報レベルWLevelのライン形状は特に問わないものとするが、この警報レベルWLevelに沿って電力デマンドWDが推移した際に、警報電力Wk(或いは警報電力Wk以下)に収束させることが可能なライン形状とすることで、建物内の運転制御を効率的に行うことができる。
以下、警報レベルWLevelの導出方法について説明する。まず、本実施形態に係る警報レベルWLevelの導出方法と対比するため、警報レベルWLevelを線形に変化させた場合について説明する。
例えば、図2に示すように、0<t<Tdの期間において警報レベルWLevelを線形に変化させると、この警報レベルWLevelは下記式(7)のように表される。
Figure 0005868797
予測デマンドWXが、上記式(7)の警報レベルWLevelに沿って推移する場合、この時の電力デマンドWDは、上記式(6)及び(7)基づき下記式(8)のように表される。
Figure 0005868797
ここで、T=1−(t/Td)として上記式(8)を整理すると、当該式(8)は下記式(9)となる。
Figure 0005868797
また、上記式(9)をTについて積分すると下記式(10)が得られる。
Figure 0005868797
なお、Cは積分定数である。
ここで、時間t=0のとき、T=1、WD=0となるため、これらの条件を上記式(10)に代入することでC=Wkが得られる。そして、上記式(10)のCにWkを代入することで下記式(11)が得られる。
Figure 0005868797
次に、上記式(11)の電力デマンドWDの最大値WDmaxを求める。電力デマンドWDの時間変化率が0、つまり、dWD/dT=0の時のTをTmaxとすると、上記式(11)から下記式(12)が得られる。
Figure 0005868797
この上記式(12)から、0<Tmax<1の範囲内において、電力デマンドWDの最大値WDmaxが警報電力Wkを上回る(WDmax>Wk)ことが分かる。
また、上記式(11)の電力デマンドWDが警報電力Wkと等しくなる時のTをTk(但しTk≠0)とすると、当該Tkは下記式(13)となり、TkがTmaxを上回ることが分かる。つまり、デマンド周期内において、電力デマンドWDが最大値WDmaxに到達する前に警報電力Wkに到達することが分かる。
Figure 0005868797
ここで、図3は、電力デマンドWDの時間推移の一例を示す図であり、警報レベルWLevelを線形とし、この警報レベルWLevelに沿って予測デマンドWXが推移した場合での電力デマンドWDの時間推移を示している。なお、図3では、デマンド周期Tdを30分、警報電力Wkを1000kW、初期警報電力WH0を1800kW(つまり加算電力ΔHを800kW)とした場合の例を示している。
図3に示すように、警報レベルWLevelを線形とした場合、電力デマンドWDは、Tkとなる21分辺りで警報電力Wkに到達し、Tmaxとなる27分辺りで最大値WDmaxとなった後、警報レベルWLevelを超過する。また、この場合、予測デマンドWXは、警報レベルWLevelに沿って推移しているため、実際の電力デマンドWDが警報電力Wkを超過しているにもかかわらず、後述するデマンド超過判定部15において超過と判定されず、後述する警報出力部16において警報が出力されないという不具合が発生する。
そこで、本実施形態の警報レベル導出部14では、上記の不具合を解消するため、下記の導出方法を用いることで、デマンド周期において予測デマンドWXが警報レベルWLevelに沿って推移した場合であっても、電力デマンドWDが警報電力Wkを超過することなく、且つ、警報電力Wkに効率的に収束させることが可能な警報レベルWLevelを導出する。
具体的に、警報レベル導出部14は、デマンド周期において、図4に示すような電力の時間変化率が共に正となる交差する二直線を第1ガイドラインWH、第2ガイドラインWLとして設定するとともに、この時間変化率が小となる第2ガイドラインWLのデマンド周期終了時(T=0)の電力値を警報電力Wkに設定する。そして、警報レベル導出部14は、第1ガイドラインWH及び第2ガイドラインWLに漸近するような電力デマンドWDの関係式を導出し、その関係式に対応する予測デマンドWXを警報レベルWLevelとして導出する。以下、警報レベルの導出方法について詳細に説明する。
図4は、警報レベルWLevelの導出方法を説明するための図である。同図において、第1ガイドラインWHは、t=0(T=1)及びWD=0の点と、t=Td(T=0)及びWD=WH0の点とを結んだ直線であって、デマンド周期(t=0〜Td)において傾きWH0となる。なお、T=1−(t/Td)の関係を用いると、第1ガイドラインWHは下記式(14)で表される。
Figure 0005868797
また、第2ガイドラインWLは、t=0(T=1)及びWD=WL0の点と、t=Td(T=0)及びWD=Wkの点とを結んだ直線であって、デマンド周期内(t=0〜Td)において傾きΔLとなる。なお、T=1−(t/Td)の関係を用いると、第2ガイドラインWLは下記式(15)で表される。
Figure 0005868797
ここで、WL0は、警報電力Wkから減算電力ΔLを減算したものである。なお、減算電力ΔLの値(但し、ΔL>0)は特に問わず、電力デマンド監視装置1が具備するキーボード等の入力装置や通信装置(何れも図示せず)を介して任意の値を設定することが可能であるとする。
また、第1ガイドラインWH及び第2ガイドラインWLに漸近する電力デマンドWDを表すモデル式を下記式(16)に示すように、Tについての4次の関数式で定義する。
Figure 0005868797
次に、第1ガイドラインWH及び第2ガイドラインWLから定まる下記の境界条件1〜4に基づいて、上記式(16)の係数C0〜C4の値を特定する。
境界条件1:T=0において、WD=WK
境界条件2:T=0において、dWD/dT=−ΔL
境界条件3:T=1において、WD=0
境界条件4:T=1において、dWD/dT=WH0=WK+ΔH
ここで、係数C4を未知数CXとすると、係数C0〜C4の各々は、下記式(17)で表される。
Figure 0005868797
また、第1ガイドラインWHと第2ガイドラインWLとが交わる時間をTc(Tc=ΔH/(WL0+ΔH))とすると、第1ガイドラインWH及び第2ガイドラインWLと、電力デマンドWDとの差分の二乗和Πは、下記式(18)のように表される。
Figure 0005868797
ここで、第1ガイドラインWH及び第2ガイドラインWLと、電力デマンドWDとの差分が最も小さくなるための条件、つまり上記式(18)の二乗和Πを最小化するための未知数CXの条件は、最小二乗法により下記式(19)となる。
Figure 0005868797
Figure 0005868797
そこで、上記式(20)により特定されたCX(すなわちC4)を用いて係数C2〜C4を定義し、係数C0〜C4を上記式(16)に代入する。これにより、第1ガイドラインWH及び第2ガイドラインWLに漸近する電力デマンドWDの関数式を導出することができる。
また、電力デマンドWDが上記式(16)で表される時の予測デマンドWXを、上記式(6’)を用いて求めることができ、このときの予測デマンドWXを警報レベルWLevelとして導出する。
ここで、図5は、電力デマンドWDの時間推移の一例を示す図であって、上記導出方法で導出した警報レベルWLevelに沿って予測デマンドWXが推移した場合での、電力デマンドWDの時間推移を示している。なお、図5では、デマンド周期Tdを30分、警報電力Wkを1000kW、初期警報電力WH0を1800kW(つまり加算電力ΔHを800kW)、WL0を800kW(つまり減算電力ΔLを200kW)とした場合の例を示している。
図5に示すように、上記式(16)及び上記式(6’)に基づき導出した警報レベルWLevelを用いる場合、電力デマンドWDは、第1ガイドラインWH及び第2ガイドラインWLに沿って漸近的に推移し、デマンド周期Tdの終了時(30分)において警報電力Wkに収束する。このように、上記の導出方法を採用することで、デマンド周期内において、電力デマンドWDが警報電力Wkを超過することなく、且つ、警報電力Wkに効率的に収束させることが可能な警報レベルWLevelを導出することができる。
そして、警報レベル導出部14では、導出した警報レベルWLevelを、デマンド超過判定部15に出力することで、警報レベルWLevelをデマンド超過判定部15の図示しない記憶媒体に保持させる。
図1に戻り、デマンド超過判定部15は、警報レベル導出部14で導出された警報レベルWLevelを図示しない記憶媒体に保持し、予測デマンド演算部13で算出される予測デマンドWXtが、警報レベルWLevelを超過したか否かを判定する。
警報出力部16は、デマンド超過判定部15において、算出された予測デマンドWXtが警報レベルWLevelを超過したと判定された場合に、アラーム等により警報を出力し、監視員に当該デマンド周期の終了時における電力デマンドWDが警報電力Wkを超える可能性があることを通知する。
次に、上述した電力デマンド監視装置1の動作について説明する。まず、図6を参照し、警報レベル導出部14が実行する警報レベル導出処理の手順について説明する。
ここで、図6は、警報レベル導出部14が実行する警報レベル導出処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、デマンド周期Td、警報電力Wk、加算電力ΔH及び減算電力ΔLが予め設定(入力)されているものとする。
まず、警報レベル導出部14は、警報電力Wk及び加算電力ΔHに基づいて、上記式(14)で表される第1ガイドラインWHを設定するとともに(ステップS11)、警報電力Wk及び減算電力ΔLに基づいて、上記式(15)で表される第2ガイドラインWLを設定する(ステップS12)。
続いて、警報レベル導出部14は、ステップS11及びS12で設定した第1ガイドラインWH及び第2ガイドラインWLから定まる境界条件1〜4に基づき、上記式(16)に示した電力デマンドWDのモデル式中の係数C0〜C3の値をそれぞれ特定する(ステップS13)。なお、係数C4については未知数CXとし後段の処理で特定する。
次に、警報レベル導出部14は、第1ガイドラインWHと第2ガイドラインWLとが交わる時間Tcを基準に、第1ガイドラインWH及び第2ガイドラインWLと電力デマンドWDとの差分の二乗和Πを算出する上記式(18)を導出し(ステップS14)、この二乗和Πを最小化する未知数CX(=係数C4)の値を最小二乗法により特定する(ステップS15)。
続いて、警報レベル導出部14は、ステップS13及びS15で特定した係数C0〜C4を代入した電力デマンドWDのモデル式を用いて、予測デマンドWXの導出に係る上記式(6’)により、当該モデル式の電力デマンドWDに対応する予測デマンドWXを、警報レベルWLevelとして導出する(ステップS16)。
そして、警報レベル導出部14は、ステップS16で導出した警報レベルWLevelを、デマンド超過判定部15に出力することで当該デマンド超過判定部15に保持させ(ステップS17)、本処理を終了する。
これにより、デマンド周期において、予測デマンドWXが警報レベルWLevelに沿って推移した場合であっても、電力デマンドWDが警報電力Wkを超過することなく、且つ、警報電力Wkに効率的に収束させることが可能な警報レベルWLevelを導出することができる。また、この警報レベルWLevelを予測デマンドWXtの超過判定の指標として使用させることができる。
次に、図7を参照して、電力デマンド監視装置1が実行する電力デマンド監視処理の手順について説明する。ここで、図7は、電力デマンド監視装置1が実行する電力デマンド監視処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、デマンド超過判定部15は、上記警報レベル導出処理(図6参照)で導出された警報レベルWLevelを保持しているものとする。
まず、電力デマンド監視装置1が稼動されると、入力部11において、建物の使用電力量を計測する電力メータから、所定時間間隔で電力計測値が取得されて入力される(ステップS21)。
次に、使用電力量算出部12は、使用電力量算出部12から所定時間間隔で継続して入力された電力計測値に基づき、一定周期(例えば10秒〜1分程度)で使用電力量を算出する(ステップS22)。
続いて、予測デマンド演算部13は、使用電力量算出部12で算出された現在までの使用電力量に基づいて、デマンド周期の終了時の予測デマンドWXtを算出する(ステップS23)。
予測デマンド演算部13において予測デマンドWXtが算出されると、デマンド超過判定部15は、この予測デマンドWXtが警報レベルWLevelを超過するか否かを判定する(ステップS24)。
ステップS24において、予測デマンドWXtが警報レベルWLevel以下の場合(ステップS24;No)、処理を終了する。一方、予測デマンドWXtが警報レベルWLevelを超過したと判定された場合(ステップS24;Yes)、警報出力部16は、アラーム等により警報を出力することで、監視員にデマンド周期の終了時(Td)における電力デマンド(平均使用電力量)WDが警報電力Wkを超える可能性があることを通知し(ステップS25)、処理を終了する。
このように、電力デマンド監視装置1では、上記の警報レベル導出処理で導出された警報レベルWLevelを用いることで、予測デマンドの超過判定を効率的、且つ確実に行うことが可能となる。また、電力デマンドWDが警報電力Wkを超える可能性があることをより確実に監視員に通知することができるため、電力デマンドWDが警報電力Wkを超過してしまうことを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態によれば、電力デマンドWDの時間推移に追従する警報レベルWLevelを指標として用いることができるため、超過判定に用いる指標を固定値とした場合と比較し、その柔軟性を改善することができる。また、当該警報レベルWLevelを超過判定の指標として用いることで、実際の電力デマンドWDが警報電力Wkを超過しているにもかかわらず、デマンド超過判定部15において超過と判定されないという状況の発生を未然に防ぐことができるため、使用電力量の調整を効率的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加等を行うことができる。また、上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、第1ガイドラインWHの時間T=1(t=0)における電力値を0としたが、これに限らず、0以上で且つ警報電力Wkから減算電力ΔLを減算した、WL0(=Wk−ΔL)未満の値であれば特に問わないものとする。また、第1ガイドラインWHの時間T=0(t=Td)における値を初期警報電力WH0としたが、これに限らず、警報電力Wkを上回る値であれば特に問わないものとする。また、第2ガイドラインWLの時間T=0(t=Td)における値を警報電力Wkとしたが、これに限らず、警報電力Wkとの間に電力的余裕を持たせるように警報電力Wk未満の値としてもよい。
また、上記実施形態では、警報レベルの導出を警報レベル導出部14が行う形態としたが、予測デマンド演算部13の機能を用いて、警報レベルを導出する形態としてもよい。
また、上記実施形態では、電力デマンド監視装置1が警報レベル導出部14を備える構成としたが、これに限らず、図8に示すように、電力デマンド監視装置1と別体の外部装置が警報レベル導出部14を備える構成としてもよい。
図8は、電力デマンド監視装置1の他の構成例を模式的に示す図である。同図では、電力デマンド監視装置1の外部装置となる情報処理装置2が、警報レベル導出部14を備えた構成を示している。なお、電力デマンド監視装置1と情報処理装置2とは、回線Nに着脱可能に接続され、当該回線Nを介して通信可能に構成されているものとする。
ここで、情報処理装置2は、CPU、ROM、RAM等のコンピュータ構成を備えている(何れも図示せず)。なお、情報処理装置2が備える警報レベル導出部14は、CPUとROM等に記憶された所定のプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよいし、専用プロセッサ等により実現されるハードウェア構成であってもよい。
情報処理装置2の警報レベル導出部14は、上記実施形態と同様、予め設定(入力)されたデマンド周期Td、警報電力Wk、加算電力ΔH及び減算電力ΔLに基づいて、警報レベルWLevelを導出する。そして、警報レベル導出部14は、導出した警報レベルWLevelを、回線Nを通じて電力デマンド監視装置1に送信することで、当該警報レベルWLevelをデマンド超過判定部15に保持させる。
このように、電力デマンド監視装置1の外部で導出された警報レベルWLevelを、電力デマンド監視装置1のデマンド超過判定部15に保持させることで、上記の電力デマンド監視処理を実行することができるため、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、図8の構成では、電力デマンド監視装置1と情報処理装置2とを回線Nで接続する形態としたが、これに限らず、情報処理装置2で導出された警報レベルWLevelを、メモリカード等の記憶媒体を介して電力デマンド監視装置1に移動する形態としてもよい。
また、上記実施形態の電力デマンド監視装置1(情報処理装置2)で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らず、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、上記実施形態の電力デマンド監視装置1(情報処理装置2)で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよく、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
1 電力デマンド監視装置
2 情報処理装置
11 入力部
12 使用電力量算出部
13 予測デマンド演算部
14 警報レベル導出部
15 デマンド超過判定部
16 警報出力部
N 回線

Claims (10)

  1. デマンド周期の終了時における電力デマンドの予測値を表した予測デマンドの、超過判定の指標となる警報レベルを導出する情報処理装置であって、
    前記デマンド周期において、電力の時間変化率が共に正となる交差する二直線をガイドラインとして設定するとともに、当該時間変化率が小となる一方のガイドラインの前記デマンド周期の終了時における電力値を、前記超過判定の基準となる基準電力以下の値に設定するガイドライン設定手段と、
    前記ガイドラインに漸近する前記電力デマンドの関数式を導出する関数式導出手段と、
    前記電力デマンドの関数式に基づいた関数式であって、時間の遷移に応じて電力の減少が緩やかになるように導出された予測デマンドを、前記警報レベルとして導出する警報レベル導出手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記ガイドライン設定手段は、前記時間変化率が大となる他方のガイドラインの前記デマンド周期の開始時における電力値をゼロ以上に設定するとともに、当該デマンド周期の終了時における電力値を、前記基準電力に所定の電力を加算した加算基準電力に設定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記警報レベル導出手段は、前記デマンド周期の開始時の電力値を前記加算基準電力とし、前記デマンド周期の終了時の電力値を前記基準電力とする前記警報レベルを導出する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記関数式導出手段は、前記電力デマンドの関数式に含まれる係数の値を、前記デマンド周期の開始時及び終了時における前記ガイドラインの境界条件を用いて特定する請求項1〜3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記関数式導出手段は、前記電力デマンドの関数式に含まれる係数の値を、前記ガイドラインと前記関数式が表す電力デマンドとの差分値から最小二乗法により特定する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記関数式導出手段は、前記ガイドラインに漸近する前記電力デマンドの関数式を4次の関数式として導出する請求項1〜5の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 使用電力量を算出する使用電力量算出手段と、
    前記使用電力量算出手段が算出した前記使用電力量に基づいて、デマンド周期の終了時における電力デマンドの予測値を表した予測デマンドを算出する予測デマンド算出手段と、
    前記デマンド周期において、電力の時間変化率が共に正となる交差する二直線であり、且つ当該時間変化率が小となる一方の直線の前記デマンド周期の終了時における電力値が、超過判定の基準となる基準電力以下の値に設定されたガイドラインに漸近する前記電力デマンドの関数式を用いて導出された警報レベルであって、前記電力デマンドの関数式に基づいた関数式であって、時間の遷移に応じて電力の減少が緩やかになるように導出された予測デマンドを、警報レベルとして保持する保持手段と、
    前記予測デマンド算出手段で算出された前記予測デマンドが、前記警報レベルを超過したか否かを判定するデマンド超過判定手段と、
    前記デマンド超過判定手段において、算出された前記予測デマンドが、前記警報レベルを超過したと判定された場合に、警報を出力する警報出力手段と、
    を備える電力デマンド監視装置。
  8. 前記デマンド周期において、前記二直線をガイドラインとして設定するガイドライン設定手段と、
    前記ガイドラインに漸近する前記電力デマンドの関数式を導出する関数式導出手段と、
    前記電力デマンドの関数式に対応する予測デマンドを、前記警報レベルとして導出する警報レベル導出手段と、
    前記警報レベル導出手段が導出した前記警報レベルを前記保持手段に保持させる警報レベル設定手段と、
    を更に備える請求項7に記載の電力デマンド監視装置。
  9. デマンド周期の終了時における電力デマンドの予測値を表した予測デマンドの、超過判定の指標となる警報レベルを導出する情報処理装置で実行される情報処理方法であって、
    ガイドライン設定手段が、前記デマンド周期において、電力の時間変化率が共に正となる交差する二直線をガイドラインとして設定するとともに、当該時間変化率が小となる一方のガイドラインの前記デマンド周期の終了時における電力値を、前記超過判定の基準となる基準電力以下の値に設定するガイドライン設定工程と、
    関数式導出手段が、前記ガイドラインに漸近する前記電力デマンドの関数式を導出する関数式導出工程と、
    警報レベル導出手段が、前記電力デマンドの関数式に基づいた関数式であって、時間の遷移に応じて電力の減少が緩やかになるように導出された予測デマンドを、前記警報レベルとして導出する警報レベル導出工程と、
    を含む情報処理方法。
  10. デマンド周期の終了時における電力デマンドの予測値を表した予測デマンドの、超過判定の指標となる警報レベルを導出する情報処理装置のコンピュータを、
    前記デマンド周期において、電力の時間変化率が共に正となる交差する二直線をガイドラインとして設定するとともに、当該時間変化率が小となる一方のガイドラインの前記デマンド周期の終了時における電力値を、前記超過判定の基準となる基準電力以下の値に設定するガイドライン設定手段と、
    前記ガイドラインに漸近する前記電力デマンドの関数式を導出する関数式導出手段と、
    前記電力デマンドの関数式に基づいた関数式であって、時間の遷移に応じて電力の減少が緩やかになるように導出された予測デマンドを、前記警報レベルとして導出する警報レベル導出手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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