JP5867912B2 - 細胞の凍結保存液および凍結保存方法 - Google Patents
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(1)ジメチルスルホキシド代替物としてのフルクタンを有効成分とする、細胞の凍結保存液。
フルクトースのβ2→1グルコシド結合による直鎖状重合体を主鎖とする、イヌリン型フルクタン、
フルクトースのβ2→6グルコシド結合による直鎖状重合体を主鎖とする、レバン型フルクタン、
フルクトースのβ2→1およびβ2→6の両グルコシド結合を含む重合体を主鎖とする、フルクタン、および
これらのフルクタンの加水分解物
からなる群から選択される一種以上のものである、前記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の凍結保存液。
本発明は、前記したように、ジメチルスルホキシド代替物としてのフルクタンを有効成分とする、細胞の凍結保存液である。
本発明において、フルクタンとは、フルクトースを主成分とする多糖であり、主に微生物および植物内に存在している。
フルクトースのβ2→1グルコシド結合による直鎖状重合体を主鎖とする、イヌリン型フルクタン、
フルクトースのβ2→6グルコシド結合による直鎖状重合体を主鎖とする、レバン型フルクタン、
フルクトースのβ2→1およびβ2→6の両グルコシド結合を含む重合体を主鎖とする、フルクタン、および
これらのフルクタンの加水分解物
からなる群から選択される一種以上のものである。
本発明による凍結保存液は、好ましくは、エチレングリコール、プロピレングリコール、またはこれらの混合物を有効成分としてさらに含んでなる。フルクタンに加えて、エチレングリコールやプロピレングリコールを含むことは、凍結保存液が、ジメチルスルホキシドを使用することなく、充分な細胞の凍結保護効果を発揮する上で有利である。
本発明よる凍結保存液は、他の細胞保護成分をさらに含んでなることができる。ここで、他の細胞保護成分としては、例えば、グリセロール、キシリトール、エリスリトール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ソルビット、ソルビット酸、トリエチレングリコール、乳糖、ショ糖、バチルグリコール、1,3−ブチレングリコール、ブドウ糖、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール200〜20000、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール400〜1200、マルチトール、D−マンニット、トレハロース、グルコシルトレハロース、ヒアルロン酸、アミノブリン酸、アミノ酸などからなる群より選択されるものである。これらは2種以上を併用してもよい。
本発明による凍結保存液における主溶媒は、水またはアルコール系溶媒であり、好ましくは水である。溶媒は、生理食塩水などの等張液や、緩衝液であることができる。緩衝液は、緩衝剤成分を含み、ここで、緩衝剤の成分は、細胞凍結保存液のpHが室温(例えば25℃)において細胞と等張でかつpH5.0〜9.0、好ましくはpH6.5〜7.5となる溶液状態のものであれば、特に限定されない。緩衝剤の成分の具体例としては、ハンクス液、リン酸系(例えばリン酸緩衝液:PBS)、BES、TES、アセトアミドグリシン、グリシンアミド、グリシルグリシン、TRICINE、トリスエタノールアミン、ベロナール、およびHEPESが挙げられる。緩衝剤の成分は、好ましくは、PBS、TRICINE、およびHEPESからなる群より選択され、より好ましくは、PBSである。
本発明による凍結保存液は、細胞の凍結保存処理において使用される。すなわち、細胞の凍結保存処理を行う際に、将来解凍して使用することを目的とする細胞を、溶液状態とした本発明による溶液中に入れて懸濁し、これを凍結保存する条件下に保持して凍結させる。細胞が必要になったとき、凍結した細胞および凍結保存液を解凍処理した後、そこから細胞を回収することができる。
冷凍ラッキョウ500.1g(三里浜特産農協より入手)に対し1.5倍量の水を加え、フードカッター(愛工舎製作所製)でホモジナイズした後、綿布を用いて絞り、絞り汁を回収した。絞り粕に対し1.5倍量の水を加え、ホモジナイズした後、再度絞り汁を回収し、先の絞り汁と合わせた。得られた絞り汁を、pH10になるまで5%水酸化カルシウム溶液を添加した後、炭酸ガスを通しpH6.9まで中和した。中和した絞り汁を、沸騰水中で、液温が80℃に達してから20分間加熱(蒸煮)した。得られた絞り汁を、冷却後、濾紙(アドバンテック製 No.2)を用いて濾過した。濾液に対し、1/7量の活性炭(粒状活性炭、松葉薬品製)を添加し、一晩放置後、珪藻土(ナカライテスク製)で濾過し活性炭の除去を行った。
得られた濾液1100mlに対しエタノール5000mlを加えてフルクタンを沈殿させた。得られた沈殿物を、デカンテーションにより回収し、水に再溶解した溶液を、一晩、4℃で、透析(透析膜1−7/8、分画分子量12,000〜14,000、三光純薬株式会社より入手)した後、凍結乾燥して、フルクタン粉末59.03gを得た。
原料としての乾燥ラッキョウ200.7kg(威斯食品工業より入手)を、2mm以下程度に粉砕し、2.76kgの水酸化カルシウムを懸濁させた抽出用の水に混合し、1時間、常温抽出を行い、1時間、95℃で加熱抽出し、一晩、60℃で加熱抽出した後、活性炭100kg(粉末状活性炭、日本エンバイロケミカルズ製)を添加して脱臭処理を行った。その後、珪藻土(中央シリカ株式会社より入手)で濾過し、残渣と活性炭を除去した。
得られた抽出液を、限外濾過膜モジュールNTR−7430HG−S4F(日東電工社製)に通液させて、フルクタンの精製を行った。
得られた精製フルクタン粉末は、フルクタン含量測定、分子量分布の分析を行った。
フルクタン含量は、フルクタンを加水分解し、得られた果糖の量から算出した。
加水分解の手順としては、希釈した抽出液に10%(w/v)クエン酸溶液を添加してpH3.0以下に調整し、100℃で150分間加熱を行った後、1mol/Lの水酸化ナトリウム溶液で中和し、定容した。その後、F−キット(ロシュ・ダイアグノスティックス社製)を用いて、加水分解物の果糖含量と、加水分解前の抽出液の果糖含量およびスクロース含量とを測定し、下記式により、フルクタン含量を算出した。
フルクタン含量=0.9×(加水分解後果糖含量−加水分解前果糖含量−(加水分解前スクロース含量×180.16/342.3))
フルクタンの分子量分布の分析は、高速液体クロマトグラフ(HPLC)を用いて行った(GFC分析)。分析条件は下記の通りである。
分析用の試料は、抽出液または粉末を0.2mol/Lの硝酸ナトリウム溶液で希釈したものを、0.45μmのメンブレンフィルター(ミニザルトRC、ザルトリウス・ステディム製)で濾過したものを用いた。
装置 :CCP&8020シリーズ(東ソー製)
カラム :TSK guardcolumn PWXL,TSKgel G4000 PWXL,G3000 PWXL,G2500 PWXL(東ソー製)
検出器 :示差屈折計RI−8020(東ソー製)
溶離液 :0.2M硝酸ナトリウム溶液
流速 :1.0ml/min
アプライ量 :100μl
カラム温度 :40℃
分子量マーカー:プルラン(Shodex STANDARD P−82、昭和電工社製)
限外濾過膜処理を行わない製法でフルクタンを調製し、エタノール沈殿による精製を検討した。
原料としての乾燥ラッキョウ500kg(威斯食品工業より入手)を、粒径2mm以下程度に粉砕し、6.9kgの水酸化カルシウムを懸濁させた抽出用の水(原料に対して10倍量)に混合し、1時間、常温抽出を行い、1時間、95℃で加熱抽出し、3時間、60℃で加熱抽出した後、抽出液に活性炭250kg(粉末状活性炭、日本エンバイロケミカルズ製)を添加し、1時間撹拌し、活性炭処理を行った。その後、40〜45℃の温度を維持しながら珪藻土(中央シリカ株式会社より入手)で濾過した。次に抽出液を減圧濃縮処理し、濃縮抽出液を85℃で1時間加熱殺菌し、加熱後の濃縮抽出液を噴霧乾燥して、フルクタンを含有する粉末を254kg得た(フルクタン含量81.5%)。
フルクタンの20%溶液(前記i)で得られた粉末を水に溶解したもの)を下記表1の量でエタノールに添加し、フルクタンを沈殿させた。珪藻土濾過により沈殿を回収し、水に再溶解させた後、再度濾過して得られた精製液を、凍結乾燥により粉末化した。各精製粉末のフルクタン含量とフルクタン分子量を前述の方法にて分析した結果を下記の表1および図2に示す。
動物細胞の凍結保存に対して、フルクタンの細胞保護効果を検証した。
リン酸緩衝液(PBS)(リン酸濃度9.5mM、pH7.6)に、終濃度が10%(v/v)になるようにジメチルスルホキシド(DMSO)(和光純薬工業株式会社より入手)を添加し、さらにこれに対し終濃度が10%(w/v)になるように例2(1)で調製したフルクタン粉末を添加したものを凍結保存液として用いた。対照凍結保存液として、10%のDMSOを含むリン酸緩衝液を用いた。
試験には、0.1%BSAを添加したASF104培地(味の素社製)で培養したマウスハイブリドーマ細胞2E3−O株を用いた。
各凍結保存液に、上記細胞を細胞濃度が約1.0×106cells/mlとなるように懸濁し、これをそれぞれ凍結チューブ(住友ベークライト社製)に1mlずつ入れた。次いで、凍結チューブを、−80℃フリーザーを用いて、7日間、保存した後、37℃水浴にチューブを漬けて解凍した。
解凍した細胞を、0.1%BSAを添加したASF104培地(味の素社製)にて20時間培養した後、トリパンブルー色素排除法により、生細胞密度と死細胞の密度とを測定し、下記式により、各凍結保存液についての生存率を算出した。
生存率=生細胞密度/(生細胞密度+死細胞の密度)×100%
その結果を表2に示す。
リン酸緩衝液に、終濃度が10%(v/v)になるようにDMSOを添加し、さらにこれに対し終濃度が0.1%(w/v)になるように、レバン(和光純薬工業株式会社より入手)、イヌリン(シグマ社より入手)、上記例1にて調製したフルクタンをそれぞれ添加したものを凍結保存液として用いた。対照凍結保存液として、終濃度10%(v/v)となるようにDMSOを添加したリン酸緩衝液を用いた。
凍結保存液および解凍後の培養時間を3日間に変更した以外は、例3と同様に試験し、各凍結保存液の生存率を算出した。
その結果を下記の表3に示す。
リン酸緩衝液に、例2(1)で調製したフルクタン粉末(純度92.6%)、または抽出時にpH5.1〜5.4の条件下で一晩加熱させて低分子化させたフルクタン(低分子化フルクタン)を、溶媒量に対して30%(w/v)となるように添加したもの(例えば、フルクタン粉末の場合は、PBS100mlにフルクタン粉末30gを添加したもの(フルクタン粉末添加濃度30%))を凍結保存液として用いた。対照凍結保存液として、ウシ胎児血清(FBS)(BIOWEST社)に、終濃度10%(v/v)となるようにDMSOを添加したものを用いた。
凍結保存液および解凍後の培養時間を65時間に変更した以外は、例3と同様に試験し、各凍結保存液の生存率を算出した。
その結果を下記の表4に示す。
(1)純度を用いた測定
フルクタン粉末添加濃度30%におけるフルクタンの終濃度は、25mlのPBS溶液にフルクタン粉末7.5gを溶解したところ、総量29.8mlであり、フルクタン粉末の純度が92.6%であったことから、概算上23.3%(w/v)であった。
前記フルクタン粉末添加濃度30%の終濃度を、フェノール硫酸法でも測定した。
凍結保存液100μlと、5%(W/V)フェノール100μlとを試験管で混合し、撹拌した。混合液に硫酸500μlを加え、良く撹拌させた後、40℃の恒温槽15分間反応させ、反応液を490nmで吸光度を測定した。その結果、フルクタン粉末添加濃度30%の終濃度は、24.0%(w/v)となった。
リン酸緩衝液に、例2(1)にて調製したフルクタンを、それぞれ溶媒量に対して15、30、45、60、75%(w/v)となるように添加したもの(例えば、フルクタン15%の場合は、PBS100mlにフルクタン15gを添加したもの(フルクタン添加濃度15%))を凍結保存液として用いた。対照凍結保存液として、ウシ胎児血清(FBS)に、終濃度10%(v/v)となるようにDMSOを添加したものを用いた。
凍結保存液および解凍後の培養時間を68時間に変更した以外は、例3と同様に試験し、各凍結保存液の生存率を算出した。
その結果を下記の表5に示す。
凍結保存液および解凍後の培養時間を65時間に変更した以外は、例3と同様に試験し、各凍結保存液の生存率を算出した。
その結果を下記の表6に示す。
リン酸緩衝液に、濃度0、1.0、3.0、5.0、10%(v/v)となるようにDMSOを添加し、さらにこの混合溶媒に対して40%(w/v)となるように例2(1)にて調製したフルクタンを添加したもの(例えば、DMSO5.0%の場合は、PBS95mlにDMSO5mlを添加し、さらにフルクタン40gを添加し、濾過滅菌したもの(DMSO5.0%、フルクタン添加濃度40%))を凍結保存液として用いた。対照凍結液として、ウシ胎児血清に、終濃度10%(v/v)となるようにDMSOを添加したものを用いた。
凍結保存液および解凍後の培養時間を42時間に変更した以外は、例3と同様に試験し、各凍結保存液の生存率を算出した。
その結果を下記表7に示す。
リン酸緩衝液に、濃度0、2.5、5.0、7.5、10%(v/v)となるようにエチレングリコール(EG)(058−00986、和光純薬工業株式会社より入手)を添加し、さらにこの混合溶媒に対して30%(w/v)となるように例2(1)にて調製したフルクタンを添加したもの(例えば、EG5.0%の場合は、PBS9.5mlにEG0.5mlを添加し、さらにフルクタン3gを添加し、濾過滅菌したもの(EG5.0%、フルクタン添加濃度30%))を凍結保存液として用いた。対照凍結液として、ウシ胎児血清に、終濃度10%(v/v)となるようにDMSOを添加したものを用いた。
凍結保存液および解凍後の培養時間を37時間に変更した以外は、例3と同様に試験し、各凍結保存液の生存率を算出した。
その結果を下記表8に示す。
リン酸緩衝液に、濃度0、1.0、2.0、4.0、8.0%(v/v)となるようにプロピレングリコール(PG)(164−04996、和光純薬工業株式会社より入手)を添加し、さらにこの混合溶媒に対して30%(w/v)となるように例2(1)にて調製したフルクタンを添加したもの(例えば、PG5.0%の場合は、PBS9.5mlにPG0.5mlを添加し、さらにフルクタン3gを添加し、濾過滅菌したもの(PG5.0%、フルクタン添加濃度30%))を凍結保存液として用いた。対照凍結液としては、ウシ胎児血清に、終濃度10%(v/v)となるようにDMSOを添加したものを用いた。
凍結保存液および解凍後の培養時間を37時間に変更した以外は、例3と同様に試験し、各凍結保存液の生存率を算出した。
その結果を下記表9に示す。
下記の表10記載の組成で凍結保存液を調製した。なお、フルクタンは、例2(1)にて調製したフルクタンを用いた。
試験には、無血清培地IS CD−CHO(ISジャパン社製)にグルタミン2mMを添加した培地で培養したCHO(Chinese Hamster ovary)DP−12細胞(American Type Cellular Collectionより入手)を用いた。
各凍結保存液に、上記細胞を細胞濃度が約1.0×106cells/mlとなるように懸濁し、これをそれぞれ凍結チューブ(住友ベークライト社製)に1mlずつ入れた。次いで、凍結チューブを、−80℃フリーザーを用いて、数日間(6日間)保存した後、37℃水浴にチューブを漬けて解凍した。
解凍した細胞を、無血清培地IS−CHO−CD(ISジャパン社製)にて4日間培養した。各凍結保存液について、解凍直後、2日後、4日後の生細胞数と死細胞数をトリパンブルー色素排除法により測定した。
その結果を図3に示す。
下記の表11記載の組成で凍結液を調製した。なお、フルクタンは、例2(1)にて調製したフルクタンを用いた。
試験には、15%FBS(BIOWEST社より入手)を添加したα−MEM培地(ギブコ社より入手)で培養した、ウイスターラット(三協ラボサービスより入手)から単離した骨髄由来の間葉系幹細胞を用いた。
各凍結保存液に、上記細胞を細胞濃度が約1.0×106cells/mlとなるように懸濁し、これをそれぞれ凍結チューブ(住友ベークライト社製)に1mlずつ入れた。次いで、凍結チューブを、−80℃フリーザーを用いて、5日間保存した後、37℃水浴にチューブを漬けて解凍した。
解凍した細胞を、FBSを15%含むα−MEMにて3日間培養した。各凍結保存液について、解凍直後、1日後、2日後、3日後の生細胞数と死細胞数をトリパンブルー色素排除法により測定した。
その結果を図4に示す。
Claims (12)
- フルクタンを含んでなる、細胞の凍結保存液であって、
該保存液中にジメチルスルホキシドを、終濃度0.1〜10%(V/V)で含んでなる、または、含まず、かつ、
フルクタンが、フルクトースのβ2→1およびβ2→6の両グルコシド結合を含む重合体を主鎖とする、フルクタンであり、
フルクタンの終濃度が20〜60%(w/v)である、
保存液。 - 無血清である、請求項1に記載の凍結保存液。
- エチレングリコール、プロピレングリコール、またはこれらの混合物を有効成分としてさらに含んでなる、請求項1または2に記載の凍結保存液。
- フルクタンが、ネギ科植物およびユリ科植物からなる群から選択される植物の根または根茎由来である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の凍結保存液。
- フルクタンが、ラッキョウ、ニンニク、タマネギからなる群より選択されるネギ属植物の根または根茎由来である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の凍結保存液。
- フルクタンを植物の抽出物として含んでなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の凍結保存液。
- フルクタンが、植物の抽出物を、限外濾過膜処理、エタノール沈殿処理、またはアセトン沈殿することにより精製されたものである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の凍結保存液。
- フルクタンの濃度が、25〜50%(w/v)である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の凍結保存液。
- 細胞が、動物細胞である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の凍結保存液。
- 細胞が、細胞集合体、組織、または組織片を形成しているものである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の凍結保存液。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載の凍結保存液を用いて、細胞を凍結保存することを含んでなる、細胞の凍結保存方法。
- 細胞を懸濁した凍結保存液を、液体窒素によって急冷する工程を含んでなる、請求項11に記載の方法。
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