JP5866734B2 - コネクタ、このコネクタを用いたコネクタ装置、及びこのコネクタに用いるコネクタ部材 - Google Patents
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Description
上記の構成によれば、締付部材と結合部材の噛み合わせを解除しない限り、結合部材を回転させることができないため、従来のように、締付部材によるケーブルの締め付けを解除しないまま結合部材を回転させてコネクタと相手コネクタの嵌合を解除してしまうことはない。よって、その後の誤操作による、プラグとレセプタクルとの間の接続破壊を防ぐことができる。
上記の構成によれば、締付部材を結合部材の反対側へ移動させて、締付部材によるケーブルの締め付けを解除しない限り、結合部材を回転させることができないため、従来のように、締付部材によるケーブルの締め付けを解除しないまま結合部材を回転させてコネクタと相手コネクタの嵌合を解除してしまうことはない。よって、その後の誤操作による、プラグとレセプタクルとの間の接続破壊を防ぐことができる。
基部を設けたことにより、主に結合部材と基部から成る前方シェルと、主に回転防止部材と締付部材から成る後方シェルに分類することができるため、構造を簡易化することができる。
基部を利用して、予め、回転防止部材と結合部材の向きを調整することができる。
これにより、回転防止部材の相手コネクタに対する回転を防止するとともに、回転防止部材と結合部材を確実に且つスムーズに噛み合わせることができる。
本発明は、また、上記コネクタと前記相手コネクタとの組から成るコネクタ装置を特徴としている。
更に、本発明は、上記コネクタに用いる前記基部、前記結合部材、前記回転防止部材、及び前記締付部材から成るコネクタ部材を特徴としている。
尚、絶縁ケース14の大径の円形空間38に案内溝39を設けて、クランプ16の外面の突出部65と位置合わせすることにより、絶縁ケース14におけるクランプ16の位置を決定してもよい。
上の説明から明らかなように、キー環17の突状キー42とスリーブ18のキー溝21とが噛み合わされているとき、換言すれば、本プラグコネクタ2とレセプタクルコネクタ8の嵌合時には、絶縁ケース14のレセプタクル8に対する回転は規制され、また、キー環17の絶縁ケース14に対する回転も規制される。従って、キー環17の突状キー42とスリーブ18のキー溝21とが噛み合わされている限り、スリーブ18をレセプタクル8に対して回転させることはできない。スリーブ18は、キー環17の突状キー42とスリーブ18のキー溝21の噛み合せを解除しない限り、更に詳細には、締付リング13を絶縁ケース14に対して回転させることにより、締付リング13やガスケット15、クランプ16等の締付部材をスリーブ18の反対側に移動させ、締付部材によるケーブルの締め付けを解除しない限り、回転させることができない。従って、従来のように、締付部材によるケーブルの締め付けを解除しないまま、スリーブ18を回転させてスリーブ18とともにプラグコネクタ2をレセプタクルコネクタ8から引き離してしまう、といった誤動作は防止される。締付部材によるケーブルの締め付けを解除しないまま、スリーブ18を回転させ、スリーブ18とともにプラグコネクタ2をレセプタクルコネクタ8から引き離してしまった場合には、プラグコネクタ2のプラグ10がレセプタクルコネクタ8側に設けたレセプタクル81に係止されたままの状態で、プラグコネクタ2とともに、プラグコネクタ2の締付部材に固定されたケーブルや、これに接続されたプラグ10をも引っ張ることになり、プラグ10とレセプタクル81との間の係止構造を破壊してしまう危険があるが、本構成によれば、このような危険を防止することができる。
2 プラグコネクタ(防水コネクタ)
5 前方シェル
6 後方シェル
7 係止片
8 レセプタクルコネクタ
9 ケーブル
10 プラグ
11 Oリング
13 締付リング
14 絶縁ケース(基部)
17 キー環
18 スリーブ(結合部材)
20 回転保持リング
21 キー溝
62 割片
81 レセプタクル
Claims (9)
- 相手コネクタ側に設けたレセプタクルに係止される係止部を有したプラグと、該プラグに一端が接続されたケーブルの少なくとも一部と、を内包した状態で、前記相手コネクタに着脱自在に嵌合される筒状のコネクタであって、
前記プラグと前記ケーブルの少なくとも一部とを内包した状態で前記ケーブルに沿って延在し、前記相手コネクタと前記コネクタの嵌合時に前記相手コネクタに対する回転が規制される基部と、
前記相手コネクタに対して回転可能な状態で前記基部に設けられ、前記相手コネクタと前記コネクタの嵌合時に前記相手コネクタに対して回転させることにより前記相手コネクタに取り付けられて、前記コネクタを前記相手コネクタに結合させる結合部材と、
前記結合部材に対して前記相手コネクタの反対側において、前記ケーブルに沿って前記結合部材側に移動可能な状態で前記基部に対して設けられ、前記結合部材側へ移動するにつれて前記ケーブルを締め付けるように構成された締付部材と、
前記締付部材の前記結合部材側への移動に応じて前記結合部材側に移動し、前記基部に対する回転が規制された状態で前記結合部材の所定部分と噛み合わされて前記結合部材の前記相手コネクタに対する回転を防止するように構成された回転防止部材と、
を備えることを特徴とするコネクタ。 - 前記締付部材は、前記ケーブルに沿って前記結合部材の反対側に移動するにつれて前記ケーブルの締め付けを解除できるように構成されており、
前記回転防止部材は、前記締付部材の前記結合部材の反対側への移動に伴って前記結合部材の反対側に移動し、前記結合部材の所定部分との噛み合わせを解除して、前記結合部材の回転を許容する、
請求項1に記載のコネクタ。 - 前記締付部材のうち、少なくとも外部に露出した外側部材は、前記回転防止部材に対して前記相手コネクタの反対側に、前記回転防止部材に対して回転可能な状態で設けられており、
前記締付部材と前記基部にはそれぞれ、互いに対応付けされたネジ部が設けられており、前記外側部材のネジ部と前記基部のネジ部とを対応付けることにより、前記外側部材をネジの働きにより前記結合部材側に移動させ、前記結合部材と前記外側部材との間に位置する前記回転防止部材を前記外側部材とともに前記結合部材側に移動させて前記結合部材の所定部分と前記回転防止部材の所定部分を噛み合わせるように構成された、請求項1又は2に記載のコネクタ。 - 前記回転防止部材と前記基部のそれぞれに、前記基部に対する前記回転防止部材の回転を規制するとともに、前記回転防止部材と前記結合部材が互いに噛み合わされる前に前記回転防止部材と前記結合部材の向きを調整する部材を更に設けた、請求項1乃至3のいずれかに記載のコネクタ。
- 前記回転防止部材には、回転防止用の突起が前記ケーブルに沿って設けられており、これに対応して、前記結合部材には、前記突起が噛み合う回転防止用の溝が前記ケーブルに沿って設けられている、請求項1乃至4のいずれかに記載のコネクタ。
- 前記結合部材には、回転防止用の突起が前記ケーブルに沿って設けられており、これに対応して、前記回転防止部材には、前記突起が噛み合う回転防止用の溝が前記ケーブルに沿って設けられている、請求項1乃至4のいずれかに記載のコネクタ。
- 防水用のコネクタである請求項1乃至6のいずれかに記載のコネクタ。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載のコネクタと前記相手コネクタとの組から成るコネクタ装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載のコネクタ又は請求項8に記載のコネクタ装置に用いる前記基部、前記結合部材、前記回転防止部材、及び前記締付部材から成るコネクタ部材。
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