JP5862530B2 - 起伏部材の案内ブラケット、起伏部材の連結方法、及びジブの連結方法 - Google Patents

起伏部材の案内ブラケット、起伏部材の連結方法、及びジブの連結方法 Download PDF

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本発明は、組立式の起伏部材の連結部をガイドする案内ブラケット、起伏部材の連結方法、及び、組立式のジブの連結方法に関する。
従来より、組立式の起伏部材を備えたクレーンがある(例えば特許文献1及び2の図面参照)。起伏部材には、例えば、ブーム、ジブ、及びストラット等がある。組立式の起伏部材は、起伏部材軸方向に分解可能に構成される。起伏部材の構成要素同士は、ピンを用いて連結される。
特開2008−127150 特開2009−149438
起伏部材の構成要素同士をピンを用いて連結する(組み立てる)際には、ピン孔の位置合わせを行う必要がある。このピン孔の位置合わせには手間がかかり、その結果、起伏部材の連結作業に手間がかかる。
そこで本発明は、起伏部材の連結作業の作業性を向上させることができる起伏部材の案内ブラケット及び起伏部材の連結方法を提供すること、並びに、ジブの連結作業の作業性を向上させることができるジブの連結方法を提供することを目的とする。
第1の発明の案内ブラケットは、組立式の起伏部材の連結部をガイドする案内ブラケットである。前記起伏部材は、第1部材と、前記第1部材にピンを介して連結される第2部材と、を備える。前記第1部材は、前記第2部材が連結される側の前記第1部材の端部を構成する横材を備えるものである。案内ブラケットは、前記第1部材が連結される側の前記第2部材の端部に設けられる横材案内部を備える。前記横材案内部は、前記第1部材のピン孔と前記第2部材のピン孔との位置が合った状態のときに、前記横材を下から支持するように構成される。
第2の発明の案内ブラケットは、組立式の起伏部材の連結部をガイドする案内ブラケットである。前記起伏部材は、第1部材と、前記第1部材にピンを介して連結される第2部材と、を備える。前記第1部材は、前記第2部材が連結される側の前記第1部材の端部を構成する縦材を備える。前記第1部材が連結される側の前記第2部材の端部に設けられる縦材案内部を備える。前記縦材案内部は、前記第1部材のピン孔と前記第2部材のピン孔との位置が合った状態のときに、起伏部材軸方向に前記縦材と接触するように構成される。
第3の発明のジブの連結方法は、ブームの先端部に起伏可能に取り付けられる組立式のジブの連結方法である。前記ジブは、下部側ジブと、前記下部側ジブのジブ先端側に連結される上部側ジブと、を備える。前記下部ジブまたは前記上部側ジブは、前記下部側ジブと前記上部側ジブとの連結部でのピン孔の位置をガイドする案内ブラケットを備える。ジブの連結方法は、配置工程と、ロープ取付工程と、ロープ巻込工程と、を備える。前記配置工程は、前記ブーム、前記下部側ジブ、及び前記上部側ジブそれぞれの中心軸が上から見たときに一直線上に並ぶように、前記下部側ジブと前記上部側ジブとが前記ブームの下に配置される工程である。前記ロープ取付工程は、ブーム基端側からブーム先端側に引き出されたリービングロープが、ブーム基端側に折り返されるとともに、折り返された前記リービングロープが前記上部側ジブに取り付けられる工程である。前記ロープ巻込工程は、リービングウインチにより前記リービングロープを巻込むことで前記上部側ジブを前記下部側ジブに近づけるとともに、前記下部側ジブと前記上部側ジブとのピン孔の位置を前記案内ブラケットを用いて合わせる工程である。
第1及び第2の発明では、起伏部材の連結作業の作業性を向上させることができる。第3の発明では、ジブの連結作業の作業性を向上させることができる。
ジブ組立状態のクレーンを横から見た全体図である。 図1に示す下部ジブ40と中間テーパジブ50との連結前の状態を示す図である。 (a):図2に示す案内ブラケット60の周辺を示す図であり、下部ジブ40と中間テーパジブ50とを連結する前の状態を示す図である。(b):図3(a)のIIIb矢視図である。 (a):図2に示す下部ジブ40と中間テーパジブ50とを連結した後の状態を示す図3(a)相当図である。(b):図4(a)のIVb矢視図である。
図1〜図4(b)を参照して、図2に示す案内ブラケット60を備えるジブ30を備えるクレーン1(図1参照)について説明する。なお、図3(a)は、図3(b)のIIIa矢視図である。図4(a)は図4(b)のIVa矢視図である。
クレーン1は、図1に示すように、ブーム10等を備える建設機械である。クレーン1は、例えばラチスブームクローラクレーン等である。クレーン1は、クレーン本体5と、クレーン本体5に取り付けられるブーム10と、ブーム10にそれぞれ取り付けられるストラット20及びジブ30(ラッフィングジブ)と、を備える。
クレーン本体5は、下部本体5aと、下部本体5aに旋回可能に取り付けられる上部旋回体5bと、リービングウインチ7と、を備える。下部本体5aは、例えば走行式(下部走行体)であり、例えばクローラ式である(ホイール式でもよい)。
リービングウインチ7は、リービングロープRの巻込み及び巻出しをするウインチである。リービングウインチ7は、クレーン本体5に取り付けられる。リービングウインチ7は、例えば上部旋回体5bの前端部などに取り付けられる(下部本体5aの前端部などに取り付けられてもよい)。リービングロープRは、ブーム10やジブ30から吊荷を吊り下げるワイヤロープ(図示なし)等の、起伏部材(ブーム10等)への巻き掛けを補助するためのロープである。リービングロープRは、上記ワイヤロープよりも細く、取り扱いが容易である。
ブーム10(起伏部材)は、クレーン本体5に起伏可能に取り付けられる。ブーム10は、例えば格子状構造などを備えた棒状構造物(ラチスブーム)である。例えば格子状構造などを備えた棒状構造物である点は、後述するストラット20及びジブ30も同様である。ここで、ブーム10の軸方向をブーム軸方向Xbとする。ブーム軸方向Xbにおける、ブーム10の基端側をブーム基端側Xb1、ブーム10の先端側をブーム先端側Xb2とする。ブーム10を伏せたときのブーム10の上下方向をブーム上下方向Ybとする。ブーム上下方向Ybにおける、ブーム10の背面側をブーム背面側Yb1、ブーム10の腹面側をブーム腹面側Yb2とする。
このブーム10は、組立式であり、ブーム軸方向Xbに分解可能である。ブーム10は、ブーム基端側Xb1からブーム先端側Xb2に順に、下部ブーム10aと、中間ブーム10bと、先端ブーム10cと、を備える。中間ブーム10bは、ブーム軸方向Xbに分解可能である(分解不可でもよい)。また、ブーム10の先端部をブーム先端部10tとする。ブーム先端部10tは、内抱き式(後述)に対応可能に構成される。
ストラット20(起伏部材)は、ワイヤロープ(図示なし)を介して、ジブ30を起伏させる。ストラット20は、ブーム先端部10tに起伏可能に取り付けられる。ストラット20には、フロントストラット20fと、フロントストラット20fの後方に配置されるリアストラット20rと、がある。フロントストラット20fは、組立式であり、フロントストラット20f軸方向に分解可能である(リアストラット20rも同様に組立式である)。
ジブ30(ラッフィングジブ)(起伏部材)は、ワイヤロープ及びフック(図示なし)を介して吊荷を吊る構造物である。ジブ30は、ブーム先端部10tに取り付けられ、ブーム10に対して起伏可能である。ブーム10へのジブ30の取付方法には、伸長式と内抱き式とがある。伸長式(図示なし)では、ブーム10の前方にジブ30が配置されて、ブーム10にジブ30が取り付けられる。図1に示すような内抱き式では、ブーム10の下方にジブ30が配置され、ブーム10にジブ30が取り付けられる。ここで、ジブ30の軸方向をジブ軸方向Xjとする。ジブ軸方向Xjにおける、ジブ30の基端側をジブ基端側Xj1、ジブ30の先端側をジブ先端側Xj2とする。ジブ30を組立時の姿勢としたときのジブ30の上下方向をジブ上下方向Yjとする。ジブ上下方向Yjにおける、ジブ30の背面側(内抱き式の姿勢の場合はジブ30の下側)をジブ背面側Yj1、ジブ30の腹面側をジブ腹面側Yj2とする。ジブ30の横方向(ジブ軸方向Xj及びジブ上下方向Yjに直交する方向)をジブ横方向Zjとする。
このジブ30は、組立式であり、ジブ軸方向Xjに分割可能である。ジブ30は、ジブ基端側Xj1からジブ先端側Xj2に順に、下部ジブ40と、中間テーパジブ50と、中間ジブ70と、上部ジブ80と、を備える。
下部ジブ40(第1部材、下部側ジブ)は、ジブ軸方向Xjに分割可能なジブ30の構成要素うち、最もジブ基端側Xj1の要素である。図2に示すように、下部ジブ40は、下部側ジブフレーム41と、下部側ジブフレーム41に設けられた下部側コネクタ45と、を備える。
下部側ジブフレーム41は、下部ジブ40の言わば本体部であり、三角柱状(略三角柱状)である。下部側ジブフレーム41は、パイプ及び板等により構成される。下部側ジブフレーム41は、主材41a(4本)と、先端部横材41b(2本)(横材)と、先端部縦材41c(2本)(縦材)と、を備える。主材41aは、ジブ軸方向Xjから見た下部側ジブフレーム41の四角形断面の四隅に配置される。先端部横材41b及び先端部縦材41cは、下部側ジブフレーム41のジブ先端側Xj2端部(中間テーパジブ50が連結される側の端部)に配置される。先端部横材41bは、ジブ横方向Zjに延びる。先端部縦材41cは、ジブ上下方向Yjに延びる。
下部側コネクタ45は、下部ジブ40と中間テーパジブ50とを連結する。下部側コネクタ45は、下部側ジブフレーム41の主材41a(4本)のジブ先端側Xj2端部(4か所)に固定される。図3(a)及び図3(b)に示すように、1か所の下部側コネクタ45は、板状部45a(例えば2枚)と、板状部45aに形成されたピン孔45bと、を備える。
中間テーパジブ50(第2部材、上部側ジブ)は、図2に示すように、下部ジブ40のジブ先端側Xj2にピンP(図4(b)参照)を介して連結される。中間テーパジブ50は、上部側ジブフレーム51と、中間テーパジブ50と下部ジブ40との連結部にそれぞれ設けられる、上部側コネクタ55及び案内ブラケット60と、を備える。
上部側ジブフレーム51は、複数のパイプで構成される。上部側ジブフレーム51は、主材51a(4本)と、基端部横材51b(2本)と、基端部縦材51c(2本)と、を備える。主材51aは、ジブ軸方向Xjから見たときの上部側ジブフレーム51の四角形断面の四隅に配置される。基端部横材51b及び基端部縦材51cは、上部側ジブフレーム51のジブ基端側Xj1端部に配置される。基端部横材51bは、ジブ横方向Zjに延びる。基端部縦材51cは、ジブ上下方向Yjに延びる。
上部側コネクタ55は、中間テーパジブ50と下部ジブ40とを連結する。上部側コネクタ55は、主材51a(4本)のジブ基端側Xj1端部(4か所)に固定される。図3(a)及び図3(b)に示すように、1か所の上部側コネクタ55は、1枚(または2枚)の板状部55aと、板状部55aに形成されたピン孔55bと、を備える。なお、上部側コネクタ55が2枚の板状部55aを備える場合(図示なし)は、下部側コネクタ45の板状部45aを1枚とする。図4(b)に示すように、ピン孔45bとピン孔55bとにピンPが差し込まれると、下部側コネクタ45と上部側コネクタ55とが連結される。
案内ブラケット60は、図3(a)及び(b)に示すように、ピン孔45bとピン孔55bとの位置合わせを容易にする。案内ブラケット60は、下部ジブ40と中間テーパジブ50との連結部でのピン孔45b・55bの位置をガイドする。図2に示すように、案内ブラケット60は、4ヶ所の上部側コネクタ55のうち少なくとも1ヶ所の上部側コネクタ55の近傍に配置される。例えば、案内ブラケット60は、4ヶ所の上部側コネクタ55のうちジブ腹面側Yj2の2か所の上部側コネクタ55の近傍に配置される。案内ブラケット60は、上部側ジブフレーム51のジブ基端側Xj1端部(下部ジブ40が連結される側の端部)に固定される。図3(a)及び(b)に示すように、案内ブラケット60は、例えば、基端部横材51bに固定される(基端部縦材51cに固定されてもよい)。案内ブラケット60は、横材案内部61と、縦材案内部63と、を備える。
横材案内部61は、ジブ上下方向Yjにおけるピン孔45b・55bの位置合わせを行う(後述)部分である。横材案内部61は、基端部横材51bに固定され、基端部横材51bからジブ基端側Xj1に延びる。図4(a)に示すように、横材案内部61は、ピン孔45bとピン孔55bとの位置が合った状態(状態Aとする)のときに、先端部横材41bを下から支持するように構成される。横材案内部61は、傾斜部61aを備える。傾斜部61aは、横材案内部61の先端部の上端部に形成される。
縦材案内部63は、ジブ軸方向Xjにおけるピン孔45b・55bの位置合わせを行う(後述)部分である。縦材案内部63は、図4(b)に示すように、横材案内部61に固定され、横材案内部61からジブ横方向Zj外側に延びる。縦材案内部63は、横材案内部61と別個に設けられてもよい。縦材案内部63は、ピン孔45bとピン孔55bとの位置が合った状態(上記「状態A」)のときに、ジブ軸方向Xjに先端部縦材41cと接触するように構成される。縦材案内部63は、上記「状態A」のときに、縦材案内部63のジブ基端側Xj1端部と、先端部縦材41cと、がジブ軸方向Xjに対向して接触するように構成される。縦材案内部63は、段差部63aを備える。段差部63aは、上記「状態A」のときに、先端部縦材41cに接触するように形成される。段差部63aは、上記「状態A」のときに、先端部縦材41cにほぼ沿うように形成される。
中間ジブ70は、図1に示すように、中間テーパジブ50のジブ先端側Xj2に連結される。
上部ジブ80は、中間ジブ70のジブ先端側Xj2に連結される。
(動作)
次に、図1に示す下部ジブ40と中間テーパジブ50との連結方法を、工程の順にほぼ沿って説明する(工程の順は適宜変更してもよい)。この連結方法は、配置工程と、上部側ジブ吊上工程と、ロープ取付工程と、ロープ巻込工程と、ピン差込工程と、を備える。
配置工程では、ジブ30(下部ジブ40及び中間テーパジブ50)が、ブーム10の下に配置される。ブーム10及びジブ30の中心軸が上から見たときに一直線上に並ぶように、ジブ30が配置される。
上部側ジブ吊上工程では、図2に示すように、中間テーパジブ50が、補助クレーンにより地面Gから(わずかに)吊り上げられる。なお図2では、中間ジブ70と中間テーパジブ50とが予め連結された場合のジブの状態を図示している。
ロープ取付工程では、リービングロープRが中間テーパジブ50に取り付けられる。さらに詳しくは、ロープ取付工程は次の(a)〜(b)のように行われる。
(a)リービングロープRが、ブーム基端側Xb1からブーム先端側Xb2に引き出される。図1に示すように、リービングロープRは、リービングウインチ7から引き出され、例えば、ブーム10の下方(ブーム腹面側Yb2)と、ブーム10の上方(ブーム背面側Yb1)とを通り、図2に示すようにブーム先端部10tに引き出される。なお、ブーム基端側Xb1からブーム先端側Xb2へのリービングロープRの引き出し方(ワイヤリング)は適宜変更してもよい。
(b)上記(a)で引き出されたリービングロープRは、ブーム基端側Xb1に折り返される。リービングロープRは、中間テーパジブ50へのリービングロープRの取付位置よりも前方(ジブ基端側Xj1)の位置で、ブーム基端側Xb1に折り返される。具体的には、リービングロープRは、ブーム先端部10tに設けられたシーブに掛けられて、ブーム先端部10tで折り返される。
(c)上記(b)で折り返されたリービングロープRは、中間テーパジブ50に取り付けられる(固定される)。リービングロープRは、中間テーパジブ50の、例えばジブ基端側Xj1端部の、例えば上端部(ジブ腹面側Yj2端部)に取り付けられる。
ロープ巻込工程では、リービングウインチ7(図1参照)によりリービングロープRが巻き込まれる。その結果、中間テーパジブ50がジブ基端側Xj1に移動して、中間テーパジブ50が下部ジブ40に近づく。このとき、図3(a)及び(b)並びに図4(a)及び(b)に示すように、案内ブラケット60を用いて、上部側コネクタ55のピン孔55bと下部側コネクタ45のピン孔45bとの位置合わせが行われる。
この位置合わせの詳細は次の(d)及び(e)の通りである。
(d)図3(a)及び図4(a)に示すように、横材案内部61の上端部が、先端部横材41bの下端部に当たる(下端部を下から支持する)。これによりピン孔45b・55bのジブ上下方向Yjの位置合わせ(案内)が行われる。ここで、図3(a)に示すように、横材案内部61は、先端部かつ上端部に傾斜部61aを備える。この傾斜部61aにより、横材案内部61の先端部が先端部横材41bに突き当たる(ジブ軸方向Xjに対向して接触する)ことが抑制される。
(e)図3(b)及び図4(b)に示すように、縦材案内部63が、先端部縦材41cに突き当てられることで、ジブ軸方向Xjの位置合わせ(案内)が行われる。図4(b)に示すように、縦材案内部63は、先端部縦材41cに沿うように形成される段差部63aを備える。この段差部63aにより、下部側コネクタ45と上部側コネクタ55とが係合していない状態(板状部45aの間に板状部55aが配置されていない状態)でも、ジブ横方向Zjにおけるピン孔45b・55bの位置合わせができる。
ピン差込工程では、図4(b)に示すように、ピンPが、ピン孔55b及びピン孔45bに挿入される。これにより、図2に示すジブ30のジブ腹面側Yj2のコネクタ同士(上部側コネクタ55と下部側コネクタ45と)が連結される。このピン差込工程の後、中間テーパジブ50が、補助クレーンによりさらに吊り上げられる。そして、ジブ30のジブ背面側Yj1のコネクタ同士の位置合わせ、及びピンでの連結が行われる。
(効果1)
次に、図2に示す案内ブラケット60による効果を説明する。案内ブラケット60は、ジブ30の連結部をガイドする。ジブ30は、下部ジブ40と、下部ジブ40にピンP(図4(b)参照)を介して連結される中間テーパジブ50と、を備える。下部ジブ40は、中間テーパジブ50が連結される側の下部ジブ40の端部(ジブ先端側Xj2端部)を構成する先端部横材41bを備えるものである。図4(a)に示すように、案内ブラケット60は、下部ジブ40が連結される側の中間テーパジブ50の端部(ジブ基端側Xj1端部)に設けられる横材案内部61を備える。横材案内部61は、下部ジブ40のピン孔45bと中間テーパジブ50のピン孔55bとの位置が合った状態のときに、先端部横材41bを下から支持するように構成される。
この構成では、横材案内部61の上に先端部横材41bを乗せるだけで、ジブ上下方向Yjにおけるピン孔45b・55bの位置合わせができる。その結果、下部ジブ40と中間テーパジブ50との連結作業の作業性を向上させることができる。
(効果2)
下部ジブ40は、中間テーパジブ50が連結される側の下部ジブ40の端部(ジブ先端側Xj2端部)を構成する先端部縦材41cを備える。図4(b)に示すように、案内ブラケット60は、縦材案内部63を備える。縦材案内部63は、下部ジブ40のピン孔45bと中間テーパジブ50のピン孔55bとの位置が合った状態のときに、ジブ軸方向Xjに先端部縦材41cと接触するように構成される。
この構成では、縦材案内部63に先端部縦材41cを接触させる(突き当てる)だけで、ジブ軸方向Xjにおけるピン孔45b・55bの位置合わせができる。その結果、下部ジブ40と中間テーパジブ50との連結作業の作業性を向上させることができる。
(効果3)
次に、上記実施形態のジブ30の連結方法による効果を説明する。この連結方法は、図2に示すブーム10の先端部(ブーム先端部10t)に起伏可能に取り付けられる組立式のジブ30の連結方法である。ジブ30は、下部ジブ40と、下部ジブ40のジブ先端側Xj2に連結される中間テーパジブ50と、を備える。中間テーパジブ50(または下部ジブ40)は、下部ジブ40と中間テーパジブ50との連結部でのピン孔45b・55b(図4(a)参照)の位置をガイドする案内ブラケット60を備えるものである。このジブ30の連結方法は、配置工程と、ロープ取付工程と、ロープ巻込工程と、を備える。配置工程は、図1に示すように、ブーム10、下部ジブ40、及び中間テーパジブ50それぞれの中心軸が上から見たときに一直線上に並ぶように、下部ジブ40と中間テーパジブ50とがブーム10の下に配置される工程である。ロープ取付工程は、ブーム基端側Xb1からブーム先端側Xb2に引き出されたリービングロープRが、図2に示すようにブーム基端側Xb1に折り返されるとともに、折り返されたリービングロープRが中間テーパジブ50に取り付けられる工程である。ロープ巻込工程は、リービングウインチ7(図1参照)によりリービングロープRを巻込むことで中間テーパジブ50を下部ジブ40に近づけるとともに、図3(a)〜図4(b)に示すように、下部ジブ40と中間テーパジブ50とのピン孔45b・55bの位置を案内ブラケット60を用いて合わせる工程である。
このジブ30の連結方法のロープ巻込工程では、図1に示すリービングウインチ7によりリービングロープRを巻込むことで中間テーパジブ50を下部ジブ40に近づけるとともに、図3(a)〜図4(b)に示すように、ピン孔45b・55bの位置を案内ブラケット60を用いて合わせる。よって、リービングロープR(図1参照)を巻き込むだけで、ピン孔45b・55bの位置合わせができる。その結果、下部ジブ40と中間テーパジブ50との連結作業の作業性を向上させることができる。
(変形例)
上記実施形態は様々に変形できる。
例えば、上記実施形態では、図2に示すように、案内ブラケット60は、中間テーパジブ50に設けられた。しかし、案内ブラケット60は、下部ジブ40に設けられてもよい。
また例えば、上記実施形態では、案内ブラケット60は、下部ジブ40(第1部材)と中間テーパジブ50(第2部材)との連結部に設けられた。しかし、案内ブラケット60は次の(a)〜(c)等の位置に設けられても良い。(a)下部ジブ40と中間テーパジブ50との連結部以外の、ジブ30の連結部。例えば、図1に示す中間テーパジブ50と中間ジブ70との連結部など。(b)ブーム10の連結部。例えば、先端ブーム10cと中間ブーム10bとの連結部、また例えば、中間ブーム10bと下部ブーム10aとの連結部など。(c)ストラット20の連結部。例えば、フロントストラット20fの基端側の部材と、先端側の部材との連結部など。
10 ブーム(起伏部材)
20 ストラット(起伏部材)
30 ジブ(起伏部材)
40 下部ジブ(第1部材、下部側ジブ)
41c 先端部縦材(縦材)
41b 先端部横材(横材)
45b、55b ピン孔
50 中間テーパジブ(第2部材、上部側ジブ)
60 案内ブラケット
61 横材案内部
63 縦材案内部
P ピン

Claims (4)

  1. 第1部材と、
    前記第1部材にピンを介して連結される第2部材と、
    を備え、
    前記第1部材は、前記第2部材が連結される側の前記第1部材の端部を構成するパイプである横材及び縦材を備える、
    組立式の起伏部材の、連結部をガイドする案内ブラケットであって、
    前記第1部材が連結される側の前記第2部材の端部に設けられる横材案内部と、
    前記第1部材が連結される側の前記第2部材の端部に設けられる縦材案内部と、
    を備え、
    前記横材案内部は、前記第1部材のピン孔と前記第2部材のピン孔との位置が合った状態のときに、前記横材を下から支持するように構成され、
    前記縦材案内部は、前記第1部材のピン孔と前記第2部材のピン孔との位置が合った状態のときに、起伏部材軸方向に前記縦材と接触するように構成される、
    起伏部材の案内ブラケット。
  2. 請求項1に記載の起伏部材の案内ブラケットを用いた起伏部材の連結方法であって、
    前記横材案内部が前記横材を下から支持する工程と、
    前記縦材案内部が前記縦材に突き当てられる工程と、
    を備える、起伏部材の連結方法。
  3. ブームの先端部に起伏可能に取り付けられる組立式のジブの連結方法であって、
    前記ジブは、
    下部側ジブと、
    前記下部側ジブのジブ先端側に連結される上部側ジブと、
    を備え、
    前記下部ジブまたは前記上部側ジブは、前記下部側ジブと前記上部側ジブとの連結部でのピン孔の位置をガイドする案内ブラケットを備えるものであって、
    前記ブーム、前記下部側ジブ、及び前記上部側ジブそれぞれの中心軸が上から見たときに一直線上に並ぶように、前記下部側ジブと前記上部側ジブとが前記ブームの下に配置される配置工程と、
    ブーム基端側からブーム先端側に引き出されたリービングロープが、ブーム基端側に折り返されるとともに、折り返された前記リービングロープが前記上部側ジブに取り付けられるロープ取付工程と、
    リービングウインチにより前記リービングロープを巻込むことで前記上部側ジブを前記下部側ジブに近づけるとともに、前記下部側ジブと前記上部側ジブとのピン孔の位置を前記案内ブラケットを用いて合わせるロープ巻込工程と、
    を備える、ジブの連結方法。
  4. 請求項1に記載の起伏部材の案内ブラケットを用いた、請求項3に記載のジブの連結方法であって、
    前記起伏部材は、前記ジブであり、
    前記第1部材及び前記第2部材の一方は、前記下部側ジブであり、
    前記第1部材及び前記第2部材の他方は、前記上部側ジブである、
    ジブの連結方法。
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