JP5862375B2 - プリフォーム製造システム - Google Patents

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本発明は、プラスチックボトル用のプリフォームを製造するプリフォーム製造システムに係り、とりわけ、非生産時の省エネルギ化を図ることができるプリフォーム製造システムに関する。
従来より、お茶や清涼飲料などの飲料がPETボトル(プラスチックボトル)に充填されたPET飲料製品が、小売店や自動販売機などにて広く販売されている。
このようなPETボトルは、一般にプリフォームと呼ばれる試験管状のパリソンを、ヒータで加熱することにより軟化させた後、高圧エアで膨らませて、二軸延伸ブロー成型することにより作製されている。
このうちプリフォームは、PET(ポリエチレンテレフタレート)製のペレットを射出成型することにより得られる(例えば、特許文献1および2参照)。具体的には、射出成型機においてペレットを加熱溶融し、溶融したペレットを射出して、金型のキャビティ内に注入し、当該金型を冷却機によって冷却することにより、プリフォームが形成される。形成されたプリフォームは、検査ラインに送られて所定の検査が行われる。
特開2006−103744号公報 特開2007−21916号公報
しかしながら、上述した冷却機および検査ラインは、プリフォームの製造の終了、メンテナンスまたはトラブル対応等により射出成型機が停止している非生産時においても、通常の生産時と同様にして稼働している。このことにより、非生産時であっても、冷却機および検査ラインによって多くの電力が消費されるという問題がある。また、オペレータが冷却機や検査ラインを手動で停止可能な場合もあるが、非生産時に停止操作を忘れた場合には、冷却機および検査ラインによって電力が消費される。ここで、非生産時の冷却機と検査ラインとにおける電力使用量の一例を図6および7に示す。これらの図にも示されているように、非生産時であっても、冷却機および検査ラインによって多くの電力が使用されて、省エネルギ化の妨げとなっていることがわかる。なお、図6および7の横軸は、射出成型機の停止後の経過時刻を示している。
また、非生産時に冷却機および検査ラインを手動操作で停止した際には、非生産時から生産時への移行時に、冷却機および検査ラインを稼働し忘れる場合が考えられる。この場合には、金型の冷却不良による歩留まりの低下と、検査ラインの停止によるプリフォームの生産の阻害という問題が生じる。
上述した特許文献1および2では、製造プロセスの改良などにより省エネルギ化を図っているが、射出成型機を停止した非生産時の省エネルギ化については言及されていない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、非生産時の省エネルギ化を図ることができるプリフォーム製造システムを提供することを目的とする。
本発明は、プラスチックボトル用のプリフォームを製造するプリフォーム製造システムにおいて、プラスチック材料を加熱溶融して射出する射出成型機と、前記射出成型機から射出された前記プラスチック材料を受容し、前記プリフォームを形成する金型と、前記金型を冷却する冷却機と、冷却された前記金型から前記プリフォームを取り出して、当該プリフォームを検査する検査ラインと、前記射出成型機を制御すると共に、当該射出成型機が停止した場合に停止信号を発信する成型機制御部と、前記成型機制御部から前記停止信号が発信された場合、前記冷却機を停止するように当該冷却機を制御する冷却機制御部と、前記成型機制御部から前記停止信号が発信された場合、前記検査ラインを停止するように当該検査ラインを制御する検査ライン制御部と、を備えたことを特徴とするプリフォーム製造システムを提供する。
なお、上述したプリフォーム製造システムにおいては、前記冷却機制御部は、前記成型機制御部から前記停止信号が発信された場合、前記金型の温度が所定温度以下に達した後に前記冷却機を停止するように当該冷却機を制御する、ことが好ましい。
また、上述したプリフォーム製造システムにおいては、前記金型の温度を測定する温度測定器を更に備え、前記冷却機制御部は、前記成型機制御部から前記停止信号が発信された場合、前記温度測定器により測定された前記金型の温度が所定温度以下に達したか否かを判断し、当該金型の温度が当該所定温度以下に達したと判断した場合に、当該冷却機を停止するように当該冷却機を制御する、ことが好ましい。
また、上述したプリフォーム製造システムにおいては、前記成型機制御部は、停止していた前記射出成型機を稼働した場合に稼働信号を発信するようになっており、前記冷却機制御部は、前記成型機制御部から前記稼働信号が発信された場合、停止していた前記冷却機を稼働するように当該冷却機を制御し、前記検査ライン制御部は、前記成型機制御部から前記稼働信号が発信された場合、停止していた前記検査ラインを稼働するように当該検査ラインを制御する、ことが好ましい。
本発明によれば、非生産時の省エネルギ化を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態によるプリフォーム製造システムにより製造されるプリフォームの一例を示す図である。 図2は、図1のプリフォームにより作製されるPETボトルの一例を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態におけるプリフォーム製造システムの一例を示す概略図である。 図4は、図3に示すプリフォーム製造システムにおいて、乾燥機、射出成型機および金型の一例を示す概略構成図である。 図5は、図3のプリフォーム製造システムにおいて、非生産時の停止信号および稼働信号の流れを説明する図である。 図6は、従来のプリフォーム製造システムにおいて、非生産時の冷却機の電力使用量の一例を示す図である。 図7は、従来のプリフォーム製造システムにおいて、非生産時の検査ラインの電力使用量の一例を示す図である。
図1乃至図5を用いて、本発明の実施の形態におけるプリフォーム製造システムについて説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
まず、図1を用いて、本実施の形態によるプリフォーム製造システムにより製造されるプリフォームについて説明する。
図1に示すプリフォーム10は、上端に円形の開口が形成された口部11と、有底円筒状のプリフォーム本体12と、口部11とプリフォーム本体12との間に形成され、外方に突出するフランジ部13(サポートリング)と、を有している。このうち口部11の外周には雄ねじ部14が形成されている。
このようなプリフォーム10は、PET(ポリエチレンテレフタレート)製のペレットを射出成型することにより作製され得る。なお、プリフォーム10は、このような構成に限られることはなく、PET以外のプラスチックを用いて形成されていても良い。また、プリフォーム10は、複数の層を含む多層構造となっていても良い。
次に、図1に示すプリフォーム10により作製されるPETボトル(プラスチックボトル)20について、図2を用いて説明する。
図2に示すPETボトル20は、図1に示すプリフォーム10を二軸延伸ブロー成形することにより得られる。このPETボトル20は、上端に円形の開口が形成された、プリフォーム10の口部11に対応する口部21と、口部21に連なる、プリフォーム本体12が延伸されたボトル本体22と、を有している。このうち口部21の外周に、図示しないキャップの雌ねじ部と係合する、プリフォーム10の雄ねじ部14に対応する雄ねじ部24が形成されている。また、口部21とボトル本体22との間には、外方に突出し、プリフォーム10のフランジ部13に対応するフランジ部23(サポートリング)が設けられている。
また、ボトル本体22は、口部21から延びる肩部25と、肩部25に連続して設けられ、円周方向に等間隔に形成された複数の凹凸形状を有する胴部26と、胴部26に連続して設けられた底部27と、を有している。なお、ボトル本体22の形状は、プリフォーム本体12を二軸延伸ブロー成形することにより形成されるものであればどのような形状であっても良く、図2に示す形状に限定されることはない。
次に、本実施の形態によるプリフォーム製造システム30について説明する。ここで、プリフォーム製造システム30は、PETボトル20用の図1に示すプリフォーム10を製造するためのものである。
図3および図4に示すように、プリフォーム製造システム30は、プリフォーム10の原料となるPET材料(プラスチック材料)1を乾燥する乾燥機31と、乾燥機31により乾燥したPET材料1を加熱溶融して射出する射出成型機32と、射出成型機32から射出されたPET材料1を受容し、プリフォーム10を形成する金型33と、を備えている。このうち、乾燥機31は、PET材料1(ここでは、PET材料1は、ペレット形状を有している)を所定の水分含有量まで乾燥することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、熱風乾燥型、除湿熱風乾燥型、減圧伝熱乾燥型などを用いることができる。射出成型機32は、PET材料1を加熱溶融してスクリュー等で射出することが可能であれば、特に限定されるものではない。金型33は、プリフォーム10に対応する形状を有するキャビティ33aを含んでおり、射出成型機32から射出されたPET材料1はキャビティ33aに注入されるようになっている。なお金型33としては、特に限定されるものではないが、プリハードン型、ステンレス系鋼材の焼入高硬度金型などを用いることができる。
図3に示すように、金型33には、当該金型33を加熱する加熱機(ヒータ)34が設けられると共に、当該金型33を冷却する冷却機35が設けられている。このようにして、加熱機34により加熱された金型33のキャビティ33a内に加熱溶融されたPET材料1が注入され、注入後に金型33が冷却機35により冷却されて、これにより、金型33内のPET材料1が冷却されて、プリフォーム10が形成されるようになっている。また、金型33には、当該金型33の温度を測定する温度測定器(温度センサ)36が設けられている。この温度測定器36は、測定した金型33の温度を、後述する総合制御盤50に信号として送信するようになっている。このような温度測定器36は、測定された温度を外部出力することが可能であれば特に限定されるものではなく、例えば、熱電対により構成することができる。
金型33には、冷却された金型33からプリフォーム10を取り出して検査する検査ライン37が連結されている。この検査ライン37は、金型33からプリフォーム10を取り出す取出機38と、プリフォーム10を検査する検査機40と、取出機38から検査機40にプリフォーム10を搬送する搬送機39と、を有している。このうち検査機40は、例えば、プリフォームの外観形状を検査するようになっている。
射出成型機32には、当該射出成型機32を制御する成型機制御盤(成型機制御部)45が接続されている。この成型機制御盤45は、射出成型機32に隣接して設置されており、射出成型機32の停止および稼働をオペレータによって操作することができるように構成されている。また、成型機制御盤45は、射出成型機32を停止した場合に停止信号(OFF信号)を発信すると共に、停止していた射出成型機32を稼働した場合に稼働信号(ON信号)を発信するようになっている。成型機制御盤45から発信された停止信号および稼働信号は、成型機制御盤45に接続された総合制御盤50に送信されるようになっている。この総合制御盤50は、プリフォーム製造システム30を全体的に制御するように構成されており、成型機制御盤45を制御する成型機上位制御部51と、加熱機34を制御する加熱機制御部52と、冷却機35を制御する冷却機制御部53と、を有している。
冷却機制御部53は、成型機制御盤45から停止信号が発信された場合、冷却機35を停止するように当該冷却機35を制御するようになっている。この冷却機制御部53は、成型機制御盤45から停止信号が発信された場合、金型33の温度が所定温度以下に達した後に冷却機35を停止するように当該冷却機35を制御することが好ましい。より具体的に述べると、冷却機制御部53には上述した温度測定器36が接続されており、冷却機制御部53が、成型機制御盤45から停止信号が発信されて当該停止信号を受信した場合、温度測定器36により測定された金型33の温度が所定温度以下に達したか否かを判断し、当該冷却機制御部53により、当該金型33の温度が所定温度以下に達したと判断された場合に冷却機35が停止することが好ましい。また、冷却機制御部53は、成型機制御盤45から稼働信号が発信された場合、停止していた冷却機35を稼働するように当該冷却機35を制御する。すなわち、停止していた冷却機35は、冷却機制御部53が成型機制御盤45から発信された稼働信号を受信した場合、稼働するようになっている。
総合制御盤50には、検査ライン37を制御する検査ライン制御盤(検査ライン制御部)55が接続されている。この検査ライン制御盤55は、成型機制御盤45から停止信号が発信された場合、検査ライン37を停止するように当該検査ライン37を制御する。すなわち、検査ライン制御盤55が、成型機制御盤45から発信された停止信号を、総合制御盤50を介して受信した場合に、検査ライン37が停止するようになっている。また、検査ライン制御盤55は、成型機制御盤45から可動信号が発信された場合、停止していた検査ライン37を稼働するように当該検査ライン37を制御する。すなわち、検査ライン制御盤55が、成型機制御盤45から発信された稼働信号を、総合制御盤50を介して受信した場合に、停止していた検査ライン37が稼働するようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用、すなわち、本実施の形態によるプリフォーム製造システム30を用いたプリフォームの製造方法、並びに、当該プリフォーム製造システム30を停止する方法および稼働する方法について説明する。
まず、プリフォーム10の原料となるPET材料1が、乾燥機31に投入されて、所定の水分含有量となるまで乾燥処理される。続いて、乾燥したPET材料1が射出成型機32に送られる。射出成型機32において、PET材料1は加熱溶融され、加圧されて金型33に射出される。射出されたPET材料1は金型33に受容される。すなわち、溶融したPET材料1が金型33のキャビティ33a内に注入される。この間、金型33は、加熱機制御部52によって制御された加熱機34により加熱されており、溶融されたPET材料1が、注入時に冷却されて固化することを防止し、キャビティ33a内に均一に注入され得るようになっている。
キャビティ33a内にPET材料1が注入された後、金型33が、冷却機制御部53によって制御された冷却機35により、注入されたPET材料1と共に冷却される。金型33の冷却は、金型33の温度が所定温度以下に達するまで行われる。この間、温度測定器36により金型33の温度が測定され、測定された温度が冷却機制御部53に送信される。冷却機制御部53は、温度測定器36により測定された金型33の温度が所定温度以下に達したか否かを判断し、冷却機制御部53が当該金型33の温度が当該所定温度以下に達したと判断するまで、金型33を冷却する。このようにしてキャビティ33a内に注入されたPET材料1が冷却されて図1に示すようなプリフォーム10が形成される。
金型33の冷却が終了した後、検査ライン37の取出機38により金型33からプリフォーム10が取り出される。続いて、取り出されたプリフォーム10が搬送機39によって検査機40に搬送され、検査機40において検査される。検査されたプリフォーム10のうち所定の基準を満たしたプリフォーム10は、良品としてPETボトル20の製造システムに送られる。
次に、図5を用いて、このようなプリフォーム製造システム30において、プリフォーム製造の終了、メンテナンスまたはトラブル対応等によりプリフォーム製造システム30を停止する方法について説明する。
プリフォーム製造システム30を停止する場合、まず、オペレータが成型機制御盤45を操作して、射出成型機32を停止する。続いて、成型機制御盤45から停止信号(OFF信号)が発信されて、総合制御盤50の成型機上位制御部51を介して冷却機制御部53に送信される。冷却機制御部53が停止信号を受信すると、冷却機制御部53により冷却機35を停止する。この際、冷却機制御部53は、温度測定器36により測定された金型33の温度が所定温度以下に達したか否かを判断する。冷却機制御部53が、金型33の温度が所定温度以下に達したと判断した場合、冷却機35は停止する。一方、冷却機制御部53が、金型33の温度が所定温度以下に達していないと判断した場合には、金型33を冷却し続けるように冷却機35を制御し、所定時間後に温度測定器36により測定された金型33の温度が所定温度以下に達したか否かを判断する。そして、冷却され続けていた金型33の温度が所定温度以下に達したと判断された場合に、冷却機35は停止する。
また、冷却機制御部53に送信された停止信号は、ほぼ同時に検査ライン制御盤55にも送信される。検査ライン制御盤55が停止信号を受信すると、検査ライン37は停止する。すなわち、検査ライン37の取出機38、搬送機39および検査機40が停止する。
このようにして、プリフォーム10の製造の終了、メンテナンスまたはトラブル対応のような非生産時に、冷却機35および検査ライン37を迅速に停止することができる。
次に、図5を用いて、非生産時から生産時に移行してプリフォームの製造10を再開するために、停止していた射出成型機32を稼働させる場合について説明する。
この場合、まず、オペレータが成型機制御盤45を操作して、射出成型機32を稼働する。続いて、射出成型機32から稼働信号(ON信号)が発信されて、当該稼働信号が総合制御盤50の成型機上位制御部51を介して冷却機制御部53に送信される。冷却機制御部53が稼働信号を受信すると、冷却機35は稼働する。
また、冷却機制御部53に送信された稼働信号は、ほぼ同時に検査ライン制御盤55にも送信される。検査ライン制御盤55が稼働信号を受信すると、検査ライン37は稼働する。すなわち、検査ライン37の取出機38、搬送機39および検査機40が稼働する。
このようにして、非生産時から生産時に移行する際、停止していた冷却機35および検査ライン37を迅速に稼働することができる。
このように本実施の形態によれば、射出成型機32が停止した非生産時に、成型機制御盤45により発信された停止信号を受信した冷却機制御部53により冷却機35を停止することができると共に、停止信号を受信した検査ライン制御盤55により検査ライン37を停止することができる。このため、射出成型機32が停止した非生産時に、冷却機35および検査ライン37を迅速かつ確実に停止することができ、非生産時に冷却機35や検査ライン37が稼働して電力を消費することを防止できる。この結果、非生産時の省エネルギ化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、射出成型機32が停止した非生産時に、冷却機制御部53が、温度測定器36により測定された金型33の温度が所定温度以下に達したか否かを判断し、当該金型33の温度が当該所定温度以下に達したと判断した場合に、冷却機35を停止するようになっている。このことにより、金型33が高温状態で停止することを防止することができ、金型33が、その温度が高いことに起因して損傷することを防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、停止していた射出成型機32を稼働して非生産時から生産時に移行した場合、成型機制御盤45により発信された稼働信号を受信した冷却機制御部53により、停止していた冷却機35を稼働することができると共に、稼働信号を受信した検査ライン制御盤55により、停止していた検査ライン37を稼働することができる。このため、非生産時から生産時への移行時に、冷却機35および検査ライン37を迅速かつ確実に稼働することができ、金型33の冷却不良による歩留まりの低下を防止できると共に、検査ライン37の停止によりプリフォーム10の生産が阻害されることを防止できる。
なお、本実施の形態においては、冷却機制御部53が、成型機制御盤45から停止信号が発信された場合に金型33の温度が所定温度以下に達したと判断した後に冷却機35を停止するように当該冷却機35を制御する例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、冷却機制御部53は、成型機制御盤45から停止信号が発信された場合に、金型33の温度とは無関係に冷却機35を停止するように当該冷却機35を制御してもよい。この場合においても、非生産時に、冷却機35を迅速かつ確実に停止することができ、非生産時の省エネルギ化を図ることができる。また、冷却機制御部53は、温度測定器36により測定された金型33の温度ではなく、任意の方法で金型33の温度を求めて、金型33の温度が所定温度以下に達したか否かを判断するようにしてもよい。例えば、冷却機35が冷却媒体を用いて金型33の温度を冷却するように構成されている場合には、当該冷却媒体の温度を測定し、測定された冷却媒体の温度を用いて、金型33の温度が所定温度以下に達したか否かを判断するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、停止していた射出成型機32が稼働した後に、冷却機35が冷却機制御部53によって稼働すると共に、検査ライン37が検査ライン制御盤55によって稼働する例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、停止していた射出成型機32が稼働した後に、冷却機35および検査ライン37が、オペレータによって手動操作で稼働するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明によるプリフォーム製造システムは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 PET材料
10 プリフォーム
20 PETボトル
30 プリフォーム製造システム
32 射出成型機
33 金型
35 冷却機
36 温度測定器
37 検査ライン
45 成型機制御盤
50 総合制御盤
53 冷却機制御部
55 検査ライン制御盤

Claims (4)

  1. プラスチックボトル用のプリフォームを製造するプリフォーム製造システムにおいて、
    プラスチック材料を加熱溶融して射出する射出成型機と、
    前記射出成型機から射出された前記プラスチック材料を受容し、前記プリフォームを形成する金型と、
    前記金型を冷却する冷却機と、
    冷却された前記金型から前記プリフォームを取り出して、当該プリフォームを検査する検査ラインと、
    前記射出成型機を制御すると共に、当該射出成型機が停止した場合に停止信号を発信する成型機制御部と、
    前記成型機制御部から前記停止信号が発信された場合、前記冷却機を停止するように当該冷却機を制御する冷却機制御部と、
    前記成型機制御部から前記停止信号が発信された場合、前記検査ラインを停止するように当該検査ラインを制御する検査ライン制御部と、を備え
    前記冷却機制御部は、前記成型機制御部から前記停止信号が発信された場合、前記金型の温度が所定温度以下に達した後に前記冷却機を停止するように当該冷却機を制御することを特徴とするプリフォーム製造システム。
  2. 前記金型の温度を測定する温度測定器を更に備え、
    前記冷却機制御部は、前記成型機制御部から前記停止信号が発信された場合、前記温度測定器により測定された前記金型の温度が所定温度以下に達したか否かを判断し、当該金型の温度が当該所定温度以下に達したと判断した場合に、当該冷却機を停止するように当該冷却機を制御することを特徴とする請求項に記載のプリフォーム製造システム。
  3. 前記成型機制御部は、停止していた前記射出成型機を稼働した場合に稼働信号を発信するようになっており、
    前記冷却機制御部は、前記成型機制御部から前記稼働信号が発信された場合、停止していた前記冷却機を稼働するように当該冷却機を制御し、
    前記検査ライン制御部は、前記成型機制御部から前記稼働信号が発信された場合、停止していた前記検査ラインを稼働するように当該検査ラインを制御することを特徴とする請求項1または2に記載のプリフォーム製造システム。
  4. プラスチックボトル用のプリフォームを製造するプリフォーム製造システムにおいて、
    プラスチック材料を加熱溶融して射出する射出成型機と、
    前記射出成型機から射出された前記プラスチック材料を受容し、前記プリフォームを形成する金型と、
    前記金型を冷却する冷却機と、
    冷却された前記金型から前記プリフォームを取り出して、当該プリフォームを検査する検査ラインと、
    前記射出成型機を制御すると共に、当該射出成型機が停止した場合に停止信号を発信する成型機制御部と、
    前記成型機制御部から前記停止信号が発信された場合、前記冷却機を停止するように当該冷却機を制御する冷却機制御部と、
    前記成型機制御部から前記停止信号が発信された場合、前記検査ラインを停止するように当該検査ラインを制御する検査ライン制御部と、を備え、
    前記成型機制御部は、停止していた前記射出成型機を稼働した場合に稼働信号を発信するようになっており、
    前記冷却機制御部は、前記成型機制御部から前記稼働信号が発信された場合、停止していた前記冷却機を稼働するように当該冷却機を制御し、
    前記検査ライン制御部は、前記成型機制御部から前記稼働信号が発信された場合、停止していた前記検査ラインを稼働するように当該検査ラインを制御することを特徴とするプリフォーム製造システム。
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