JP5861195B1 - 識別具装着バンド - Google Patents

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Abstract

【課題】マラソンやトライアスロン等の競技に用いられる識別具を脱落しないように確実に保持可能な識別具装着バンドを提供することを目的とする。【解決手段】識別具装着バンド10は、バンド本体部20と、バンド延設部30と、バンド固定具50と、識別具保持部40とを有する。また、識別具保持部40には、開口部42と、開口閉塞部44とが設けられている。識別具装着バンド10は、バンド本体部20を使用者の身体に巻き付け、バンド本体部20の一端側を他端側に対して重ね合わせた状態においてバンド固定具50で固定することにより、開口閉塞部44にバンド本体部20が被さった状態になり、バンド延設部30をバンド本体部20に沿って巻き付けて固定することにより、バンド延設部30がバンド固定具50による固定部分に被さった状態になる。【選択図】図1

Description

本発明は、マラソンやトライアスロン等の選手が、競技用計測システムで当該選手が所定の位置を通過したことを認識するための識別具(チップ)装着バンドに関する。
従来、下記特許文献1に開示されている競技用計測システム等が、マラソンやトライアスロン等の競技においてタイムを計測するために使用されている。このような競技用計測システムにおいては、競技者をタグやチップ等の識別具を携帯させると共に、無線通信可能な通信装置が競技のスタート位置やゴール位置、あるいは中間地点等の所定位置に配置される。通信装置において識別具との通信が確認されることを条件として、その識別具を携帯している競技者が所定位置を通過したものと認識され、タイムの計測等がなされる。
ここで、上述したタグやチップ等の識別具は、競技者のゼッケン等に取り付けられる場合もあるが、例えば図5に示すアンクルバンド100のように足首に巻き付けて使用するベルト状のもの(識別具装着バンド)が識別具を装着するために使用されることがある。アンクルバンド100は、バンド本体部102の長手方向一端側において、バンド本体部102の表面102a側に面ファスナ104を取り付けた構成とされている。また、バンド本体部102の裏面102bは、面ファスナ104に対して着脱させうる素材により構成されている。
アンクルバンド100は、バンド本体部102の表面102aと面ファスナ104との間に空隙110を有する。空隙110は、バンド本体部102の端部側に開口部112を有し、識別具を挿入できる。アンクルバンド100は、空隙110内に識別具を挿入すると共に、図5に矢印で示すようにバンド本体部102の裏面102b側が競技者の肌に触れるようにして足首に巻き付けて面ファスナ104に裏面102bをくっつけることにより、識別具を足首に取り付けることができる。
特開2010−201194号公報
ここで、上述したアンクルバンド100は、競技者の足首に取り付けた状態においても、識別具を空隙110に挿入するために設けられた開口部112が完全に閉塞される訳ではない。そのため、マラソンやトライアスロン等の競技を行う間に開口部112から識別具が脱落してしまい、タイムの計測等ができなくなる懸念がある。マラソンやトライアスロン等の競技においては、タイムの計測等ができなければ失格等の処分が下される可能性がある。そのため、アンクルバンド100が識別具を装着するために用いられる場合には、アンクルバンド100の装着後、さらにアンクルバンド100の外側から輪ゴムを装着する等して、識別具の脱落防止策を講じる必要があった。
そこで本発明は、マラソンやトライアスロン等の競技に用いられる識別具を脱落しないように確実に保持可能な識別具装着バンドの提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく提供される本発明は、
使用者の身体の一部に巻き付けられるバンド本体部と、
前記バンド本体部の長手方向中間部に一端側が固定され、他端側が自由端とされたバンド延設部と、
前記バンド本体部を前記使用者の身体の一部に巻き付けた状態で固定するバンド固定具と、
識別具を保持する識別具保持部と、
前記識別具保持部に前記識別具を出し入れするための開口部と、
前記開口部内に前記識別具を留めるための飛出し防止部と、
を有する識別具装着バンドであって、
前記バンド本体部の一端側を他端側に対して重ね合わせて、前記飛出し防止部に前記バンド本体部の前記一端側が重なった状態で、巻きつけて固定し、更に、前記バンド延設部の前記他端側を前記バンド本体部の前記一端側に対して重ね合わせて巻き付けて固定する構成を有すること、
を特徴とする識別具装着バンドを提供する。
この本発明の識別具装着バンドにおいては、前記識別具保持部の前記開口部が、前記飛出し防止部、前記バンド本体部の前記一端側、及び前記バンド延設部の前記他端側によって三重に閉じられている構成を有するため、本発明の識別具装着バンドを装着した使用者は激しい運動をしても、より確実に識別具を保持することができる。
上述した本発明の識別具装着バンドは、前記バンド固定具が、面ファスナによって構成されていることが好ましい。
上述した本発明の識別具装着バンドは、前記バンド延設部を前記バンド本体部に対して固定するための延設部固定具が、面ファスナによって構成されていることが望ましい。
上述した本発明の識別具装着バンドは、前記使用者の身体に装着した状態において最も外側に向く面に、ラベルを貼付可能なラベル貼付部が設けられていることが好ましい。
上述した本発明の識別具装着バンドにおいては、前記飛出し防止部が、前記開口部内に位置する折返し片で構成されているか、前記開口部を閉塞する開口閉塞部で構成されていること、が好ましい。
上述した本発明の識別具装着バンドにおいて、前記飛出し防止部が、前記開口部を閉塞する開口閉塞部で構成されている場合、例えば、前記バンド本体部を構成する帯状の第一帯状部材、及び前記バンド延設部を構成する帯状の第二帯状部材を有し、前記第一帯状部材及び前記第二帯状部材を長手方向一端側から長手方向中間部まで一体化させると共に、前記第一帯状部材及び前記第二帯状部材の間に前記識別具保持部を形成し、前記第一帯状部材及び前記第二帯状部材の長手方向一端側に前記開口部を形成したものであり、前記第一帯状部材の一端側の端部を前記第二帯状部材側に折り返して固定することにより、前記開口閉塞部が構成されることが好ましい。
上述した本発明の識別具装着バンドは、前記第二帯状部材が、面ファスナの雄片を表面に備えたものであり、前記第一帯状部材において、少なくとも前記使用者の身体に装着した状態で前記雄片に接触する部分が、前記面ファスナの前記雄片に係着する素材によって形成されていることが好ましい。
本発明の識別具装着バンドは、識別具保持部に前記識別具を出し入れするための開口部から識別具が飛び出すのを防止するための飛出し防止部を有する。また、本発明の識別具装着バンドは、バンド本体部を前記使用者の身体に巻き付け、バンド本体部の一端側を他端側に対して重ね合わせ、バンド固定具によって固定することにより、飛出し防止部に前記バンド本体部が被さった状態になる。これにより、マラソンやトライアスロン等の競技中に摩擦等によって飛出し防止部から識別具が誤って飛び出してしまうことを抑制できる。さらに、本発明の識別具装着バンドにおいては、バンド延設部をバンド本体部に沿って巻き付けて固定することにより、バンド延設部がバンド固定具による固定部分に被さった状態になる。これにより、バンド固定具が予期せず固定解除状態になることを防止できる。このように、本発明の識別具装着バンドにおいては、前記識別具保持部の前記開口部が、前記飛出し防止部、前記バンド本体部及び前記バンド延設部によって三重に閉じられている構成を有するため、本発明の識別具装着バンドを装着した使用者は激しい運動をしても、より確実に識別具を保持することができる。従って、本発明の識別具装着バンドによれば、マラソンやトライアスロン等の競技中に不意に識別具が脱落してしまうことをより確実に抑制できる。
また、本発明の識別具装着バンドにおいて、バンド固定具として面ファスナを用いた場合、面ファスナにおいて面的に係着され、バンド本体を強固に固定することができる。これにより、バンド固定具によるバンド本体の固定強度をより一層向上させることができる。また、バンド固定具として面ファスナを用いることにより、バンド本体の着脱が容易かつスムーズに行えるようになる。
また、本発明の識別具装着バンドにおいて、バンド延設部をバンド本体部に固定するための延設部固定具を面ファスナによって構成した場合、バンド本体部に対してバンド延設部を強固に固定できる。また、延設部固定具として面ファスナを用いることにより、バンド延設部の着脱が容易かつスムーズに行えるようになる。
上述したように、本発明の識別具装着バンドにラベル貼付部を設けることにより、マラソンやトライアスロン等の競技に関するラベルを容易に貼付することが可能となる。
また、本発明の識別具装着バンドは、第一帯状部材及び第二帯状部材からなる2本の帯状部材によりバンド本体部及びバンド延設部に加え、識別具保持部、開口、及び開口閉塞部を形成することができる。このような構成とすることにより、識別具装着バンドをシンプルな構成とすることができる。
また、本発明の識別具装着バンドは、第二帯状部材として面ファスナの雄片を表面に備えたものを採用し、第一帯状部材において雄片に接触する部分を面ファスナの雄片に係着する素材によって形成することにより、固定構造をシンプルに形成することができる。
(a)は本発明の第一実施形態に係る識別具装着バンドを示す平面図、(b)は斜視図である。 (a)は本発明の第一実施形態に係る識別具装着バンドの装着初期段階の状態を示す平面図、(b)は斜視図である。 (a)は本発明の第一実施形態に係る識別具装着バンドの装着中途段階の状態を示す平面図、(b)は斜視図である。 (a)は本発明の第一実施形態に係る識別具装着バンドを拡げた状態を示す正面図、(b)は背面図である。 (a)は本発明の第二実施形態に係る識別具装着バンドの装着初期段階の状態を示す断面図、(b)は斜視図である。 図5の(a)における領域Aの部分拡大図である。 従来技術のアンクルバンドを示す斜視図である。
続いて、本発明の識別具装着バンドの好ましい実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明はこれらのみに限定されるものではない。また、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。図面は、本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。
≪第一実施形態≫
(1)識別具装着バンド10の構成について
本実施形態の識別具装着バンド10は、マラソンやトライアスロン等の競技においてタイムを計測するために使用されるタグやチップ等の識別具(計測具)Mを使用者の身体に装着するためのものである。具体的には、識別具装着バンド10は、使用者の足首に装着して使用されるものである。図1〜図4に示すように、識別具装着バンド10は、バンド本体部20や、バンド延設部30、識別具保持部40、バンド固定具50、延設部固定具60等を備えている。
バンド本体部20は、後に詳述する第一帯状部材80(図4参照)によって構成された帯状の形状のものである。バンド本体部20は、布等の可撓性を有する素材によって形成されており、使用者の身体に巻き付けることができる。図1〜図3に示すように、バンド本体部20は、識別具装着バンド10を使用者が装着した際に身体側に向く内面22と、内面22とは反対側の外面24とを有する。バンド本体部20は、内面22及び外面24の素材や肌触り等が同一であっても相違していても良いが、少なくとも内面22については身体に直接接触しても違和感等がなく、優れた装着感を有するものであることが好ましい。
バンド延設部30は、後に詳述する第二帯状部材90(図4参照)によって構成された帯状の形状のものである。バンド延設部30は、バンド本体部20と同様に可撓性を有する素材で形成されている。図4に示すように、バンド延設部30は、バンド本体部20と重ねられ、バンド本体部20に対して縫合により固定されている。具体的には、バンド延設部30は、長手方向一端側の端部をバンド本体部20に対して長手方向に所定長さX分だけずらした状態でバンド本体部20と一体化されている。すなわち、バンド延設部30は、バンド本体部20の長手方向一端側に所定長さX分に相当する分だけバンド本体部20が露出した非重複領域33を形成するように配置されている。
図1〜図3に示すように、バンド延設部30は、長手方向一端側から中間部に至る部分(固定領域32)においてバンド本体部20に対して縫合により固定され、中間部から他端側に至る部分が自由端34とされている。具体的には、バンド延設部30は、固定領域32をなす矩形状の領域のうち、長手方向一端側の端部において幅方向に延びる辺を除く他の三辺に沿う縫合線L1,L2,L3上を縫合することによりバンド本体部20と一体化されている。すなわち、バンド延設部30は、長手方向中間部において幅方向(短手方向)に延びる縫合線L1に沿って縫合されている。
また、バンド延設部30は、幅方向両端側において長手方向一端側から中間部に向けて直線的に延びる縫合線L2,L3に沿って縫合されている。一方、バンド延設部30は、固定領域32側の端部においては縫合されていない。このように、バンド延設部30は、バンド本体部20に対して略「コ」字型に縫合され、一体化されている。一方、バンド延設部30は、縫合線L1を境界として他端部に至る領域が自由端34とされている。従って、バンド延設部30は、縫合線L1を境界として自由端34側の領域を自由に屈曲させることができる。
バンド延設部30において、バンド本体部20とは反対側に向く面(第一表面36)には、略全面に亘って面ファスナの雄片38が設けられている。雄片38は、後に詳述するバンド固定具50や延設部固定具60を構成するものとして機能する。
バンド延設部30は、自由端34側の領域において第一表面36とは反対側の面(第二表面37)、すなわちバンド本体部20側を向く面は、平滑な素材によって形成されている。第二表面37は、使用者の身体に識別具装着バンド10を装着した状態において最も外側に向く面である。第二表面37は、例えばマラソンやトライアスロン等の競技会名等を示すためのラベルを印字又は貼付するためのラベル部35として機能する。
識別具保持部40は、上述したバンド本体部20とバンド延設部30との間に形成された空隙によって構成されている。具体的には、バンド延設部30は、固定領域32においてバンド本体部20に対して略「コ」字型に縫合されたものである。そのため、縫合線L1,L2,L3によって囲まれた部分においては、バンド本体部20とバンド延設部30との間には空隙が形成されている。この空隙が、識別具保持部40として機能する。
識別具保持部40には、識別具Mを出し入れするための開口部42が設けられている。具体的には、上述したようにバンド延設部30は固定領域32側の端部においては縫合されていない。この非縫合部が、識別具Mを出し入れするための開口部42として機能する。また、上述したバンド本体部20の長手方向一端側に設けられた非重複領域33が、開口部42から識別具Mが飛び出すのを防止するための飛出し防止部、即ち、開口部42を閉塞するための開口閉塞部44として機能する。具体的には、バンド本体部20の非重複領域33によって構成された開口閉塞部44をバンド延設部30側に折り返すことにより、開口部42を閉塞することができる。
また、開口閉塞部44をなす非重複領域33は、バンド延設部30の第一表面36に設けられた面ファスナの雄片38に係着し、開口部42を閉塞したままの状態で維持することができる。そのため、開口部42から識別具保持部40に識別具Mを入れ、開口閉塞部44によって開口部42を閉じることにより、識別具Mが脱落しないように保持することができる。
バンド固定具50は、バンド本体部20を使用者の身体(足首)に巻き付けた状態で固定するための固定具である。バンド固定具50は、バンド本体部20を固定可能なものであればいかなるものであっても良いが、本実施形態では面ファスナによって構成されている。バンド固定具50を構成する面ファスナは、バンド延設部30の第一表面36設けられた雄片38と、バンド本体部20の内面22に設けられた雌片26との組合せにより構成されている。
延設部固定具60は、バンド延設部30をバンド本体部20に対して固定するための固定具である。延設部固定具60は、バンド延設部30を固定可能なものであればいかなるものであっても良いが、本実施形態では面ファスナによって構成されている。延設部固定具60を構成する面ファスナは、バンド延設部30の第一表面36設けられた雄片38と、バンド本体部20の外面24との組合せにより構成されている。バンド本体部20の外面24は、略全体に亘って雄片38が係着可能な素材によって形成されている(即ち、外面24は、雌片26と同様の構成・機能を有する素材によって形成されている。)。
上述した識別具装着バンド10は、様々な方法で各部を構成することが可能であるが、例えば図4に示すように、主としてバンド本体部20を構成する第一帯状部材80と、主としてバンド延設部30を構成する第二帯状部材90の2本の帯状部材を組合せることにより形成したものとすることができる。具体的には、第一帯状部材80として、布等の素材により形成された帯状のものを準備する。第一帯状部材80は、内面22側の長手方向一端側に雌片26となる部分を設けると共に、外面24となる面を面ファスナの雄片を係着させうる素材によって形成される(即ち、雌片26と同様の構成・機能を有する素材によって形成されている。)。また、第二帯状部材90として、第一表面36の略全面に亘って雄片38が形成されると共に、第二表面37が平滑な素材によって形成された帯状のものを準備する。
上述した第一帯状部材80及び第二帯状部材90は、外面24と第二表面37とが直接的に接触するように配置される。また、開口閉塞部44となる部分を形成すべく、第一帯状部材80の端部に対して、第二帯状部材90の端部を長手方向に所定長さX分だけずらした状態で配置される。このように第一帯状部材80及び第二帯状部材90を重ね合わせた状態で、上述した縫合線L1,L2,L3に沿って縫合する。
これにより、第一帯状部材80及び第二帯状部材90が長手方向一端側から長手方向中間部まで一体化されると共に、第一帯状部材80及び第二帯状部材90の間に備えた識別具保持部40が形成される。識別具保持部40の開口部42は、第一帯状部材80の一端側の端部によって形成された開口閉塞部44を第二帯状部材90側に折り返して固定することにより閉塞できる。
(2)識別具装着バンド10の装着方法について
識別具装着バンド10を装着する際には、先ず図2に示すように開口部42から識別具保持部40に識別具Mを収容させた後、開口閉塞部44により開口部42を閉じる。その後、図2に矢印で示すように、バンド本体部20を内面22側が使用者の身体(足首)側に向くようにして巻き付け、バンド固定具50をなす面ファスナ(雄片38及び雌片26)で固定する。これにより、図3に示すように、バンド本体部20が使用者の身体(足首)に装着されると共に、開口閉塞部44の上にバンド本体部20が被さった状態になる。
上述したようにしてバンド本体部20を身体(足首)に装着した後、図3に矢印で示すようにバンド延設部30をバンド本体部20に沿って巻き付け、延設部固定具60をなす面ファスナで固定する。すなわち、バンド延設部30の第一表面36に設けられた雄片38を、バンド本体部20の外面24に係着させる。これにより、図1に示すようにバンド延設部30がバンド固定具50による固定部分に被さった状態になり、識別具装着バンド10の装着が完了する。
上述したように、本実施形態の識別具装着バンド10は、識別具保持部40に識別具Mを出し入れするための開口部42を閉塞するための開口閉塞部44を有する。また、識別具装着バンド10は、バンド本体部20を身体(足首)に装着すべくバンド固定具50によって固定することにより、開口閉塞部44にバンド本体部20が被さった状態になる。これにより、マラソンやトライアスロン等の競技中に生じる摩擦等によって開口閉塞部44が誤って開くのを防止できる。
さらに、識別具装着バンド10においては、バンド延設部30が設けられており、身体(足首)に装着されたバンド本体部20に沿ってバンド延設部30を巻き付けることにより、バンド延設部30をバンド固定具50による固定部分に被せた状態とすることができる。これにより、バンド固定具50が予期せず外れてしまうことを防止できる。これにより、マラソンやトライアスロン等の競技中に、識別具保持部40から予期せず識別具Mが脱落してしまうことを抑制できる。
上述したように、識別具装着バンド10においては、バンド固定具50及び延設部固定具60として面ファスナが採用されている。そのため、バンド固定具50及び延設部固定具60によってしっかりと固定され、マラソンやトライアスロン等の競技中に誤って外れてしまうことを防止できると共に、識別具装着バンド10を容易かつスムーズに着脱できる。
≪第二実施形態≫
次に、本発明の第二実施形態に係る識別具装着バンド10に関し、図5及び図6を参照しながら、主として上記第一実施形態との相違点について説明し、上記第一実施形態と共通する点については説明を省略する。図5の(a)は本発明の第二実施形態に係る識別具装着バンド10の装着初期段階の状態を示す断面図であり、(b)はその斜視図である。また、図6は、図5の(a)における領域Aの部分拡大図である。
本実施形態の識別具装着バンド10では、図5に示すように、バンド延設部30は、バンド本体部20よりは小さな幅を有しており、バンド本体部20と重ねられてバンド本体部20に対して縫合により固定されている。ここでは、上記第一実施形態と異なり、バンド延設部30は固定領域32側の端部においても縫合されている。
識別具保持部40は、上述したバンド本体部20のうちの、バンド延設部30とは反対側の端部において内面22に縫合された保持用の雌片26により構成されている。雌片26はコの字状に縫合されており、開放している部分が識別具Mを出し入れするための開口部42として機能する。具体的には、雌片26はバンド本体部20の端部においては縫合されていない。この非縫合部が、識別具Mを出し入れするための開口部42として機能する。
また、図6に示すように、雌片26はその端部がバンド本体部20の端部から所定の間隔(領域Y)をあけて縫合されており、かつ、その端部が内側に折り返された状態でバンド本体部20に縫合されている。これにより折返し部44aが形成され、この折返し部44aが、開口部42から識別具Mが飛び出すのを防止するための飛出し防止部として機能する。
この識別具装着バンド10は、雌片26で構成される識別具保持部40に識別具Mを挿入して折返し部44aにより確実に保持させつつ、この雌片26を、バンド延設部30の第一表面36に設けられた面ファスナの雄片38に係着させる。この雌片26と雄片38とがバンド固定具50を構成する。このとき、バンド本体部20の内面22もともに雄片38に係着するのが好ましく、これにより、確実に識別具Mが脱落しないように保持することができる。
識別具保持部40を主として雌片26により雄片38に係着させた状態、即ち、バンド本体部20の一端側を他端側に対して重ね合わせて、折返し部44aとバンド本体部20の一端側が重なった被さった状態で、巻きつけて固定する。ついで、バンド延設部30の他端側を、識別具保持部40を覆うようにその上に対して重ね合わせて巻き付けて、バンド本体部20の外面24に固定する。したがって、第二実施形態における延設部固定具60も、バンド延設部30の第一表面36設けられた雄片38と、バンド本体部20の外面24との組合せにより構成されている。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能であり、それらは全て本発明に含まれるものである。
例えば、上記実施形態では、バンド固定具50及び延設部固定具60として面ファスナを採用した例を示したが、これは本発明の一例に過ぎず、他の固定具によって固定するようにしても良い。
また、上述した識別具装着バンド10においては、ラベル貼付部35が設けられている。そのため、マラソンやトライアスロン等の競技に関するラベル等を貼るためにも、識別具装着バンド10を有効利用することができる。なお、上述した識別具装着バンド10は、ラベル貼付部35を備えたものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、ラベル貼付部35を備えていないものであっても良い。
また、上述したように、識別具装着バンド10を第一帯状部材80及び第二帯状部材90によって構成した場合には、識別具装着バンド10をシンプルな構成とすることができる。なお、本実施形態では第一帯状部材80及び第二帯状部材90によって識別具装着バンド10を形成した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、さらに多数の部材によって識別具装着バンド10の各部を構成しても良い。
本発明の識別具装着バンドは、マラソンやトライアスロンをはじめとする様々な競技等においてタグ等の識別具を身体に装着するためのバンドとして好適に利用できる。また、本発明の識別具装着バンドのラベル部に、例えばマラソンやトライアスロンの参加者のタイム、氏名及び属性等を記載して本人に提供することにすれば、記念品として価値のあるものになり、次回の大会への参加意識やモチベーションが高まったりし、当該大会のステイタスや付加価値が高まるという効果が期待できる。
10 識別具装着バンド
20 バンド本体部
22 内面
24 外面
26 雌片
30 バンド延設部
32 固定領域
33 非重複領域
34 自由端
35 ラベル部
36 第一表面
37 第二表面
38 雄片
40 識別具保持部
42 開口部
44 飛出し防止部(開口閉塞部)
44A 飛出し防止部(折返し部)
50 バンド固定具
60 延設部固定具
80 第一帯状部材
90 第二帯状部材
M 識別具



Claims (1)

  1. 使用者の身体の一部に巻き付けられるバンド本体部と、
    前記バンド本体部の長手方向中間部に一端側が固定され、他端側が自由端とされたバンド延設部と、
    前記バンド本体部を前記使用者の身体の一部に巻き付けた状態で固定するバンド固定具と、
    識別具を保持する識別具保持部と、
    前記識別具保持部に前記識別具を出し入れするための開口部と、
    前記開口部内に前記識別具を留めるための飛出し防止部と、
    を有する識別具装着バンドであって、
    前記飛出し防止部が、前記バンド本体部のうちの前記開口部側の端部が折り返されて前記開口部を閉塞する開口閉塞部で構成されており、
    前記バンド本体部の一端側を他端側に対して重ね合わせて、前記飛出し防止部に前記バンド本体部の前記一端側が重なった状態で、巻きつけて固定し、更に、前記バンド延設部の前記他端側を前記バンド本体部の前記一端側に対して重ね合わせて巻き付けて固定する構成を有すること、
    を特徴とする識別具装着バンド。
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