JP5860858B2 - 運搬車両のサスペンション装置 - Google Patents
運搬車両のサスペンション装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5860858B2 JP5860858B2 JP2013184348A JP2013184348A JP5860858B2 JP 5860858 B2 JP5860858 B2 JP 5860858B2 JP 2013184348 A JP2013184348 A JP 2013184348A JP 2013184348 A JP2013184348 A JP 2013184348A JP 5860858 B2 JP5860858 B2 JP 5860858B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral wall
- torque tube
- width direction
- vehicle width
- greasing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 title claims description 29
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 89
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 claims description 58
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims description 9
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 22
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 238000005065 mining Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
すなわち、多くの給脂口から潤滑剤を供給する構造は、荷重の負荷が小さい摺動部分へ供給されてしまうため、給脂ロスが多く、上記のような大きな荷重が負荷される支持部端における上・下部の摺動部分といった、最も面圧の高まる特定の狭い領域へ潤滑剤を進入させることが難しい。
請求項4の発明は、第3及び第4給脂口が、入口側の通路面積よりも出口側の通路面積が小さく形成されることとした。
この結果、最も面圧が高まる特定の狭い領域に十分に給脂することができ、同部分におけるこじりや摩耗の増加を抑えることができる。しかも、支持部の各端部の上・下部や同各端部が挿入するトルクチューブの上・下部といった特定の部位だけに給脂口を設けるだけなので、簡単な構造ですみ、コスト的な負担も軽くてすむ。
特にトルクチューブに給脂口を設ける場合(請求項2)、トルクチューブは、可動する部分ではないので、給脂口から給脂供給部へ向かう配管は簡単な構造ですむ。しかも、同配管の周囲をトルクチューブの周壁をそのまま活用して保護できる利点がある。
図1には、本発明を適用した運搬車両、例えば鉱山用の大型ダンプトラックの外観が示されている。ちなみに図1中の矢印Fは、同ダンプトラックの前側を示し、矢印Rは同ダンプトラックの後側を示している。
図2〜図5を参照してサスペンション装置10の各部を説明する。
符号11はフレーム1の最前部を示し(図1〜図3)、符号11aは同最前部11を形成する車体前後方向に延びる一対の平行なサイドフレーム部、符号11bは同サイドフレーム部11aの前端間を連結するクロスフレーム部、符号11cはサイドフレーム部11aから上方へ突き出る門形の支持ベース部を示している(フロントデッキ6を支えるもの)。
すなわちトレーリングアーム15は、いずれも一端部に筒形の支持部16を有し、他端部に支持部16から軸心と交差する方向に沿って延びるプレート状の延長部17を有したアーム部材から構成される。また支持部16の各端部内には、それぞれ円筒形のブッシュ18が圧入され(図4,図5)、支持部16の摺動面は各ブッシュ18の内周面から形成されている。
ダンプトラックのトレーリングアーム15には、図2にも示されるように静止時、走行時に関わらず、前輪2からの上方向の力Xとサスペンションシリンダ25からの下方向の力Yとにより、常にトルクチューブ13の車幅方向中央を下側へ突き出させるような曲げモーメントZが発生するため、支持部16の内周面とトルクチューブ13の外周面とが摺動する摺動部のうち、支持部16の車幅方向中央側の端部16aの上部分と、同支持部16の車幅方向側方の端部16bの下部分には、非常に大きな垂直荷重が負荷される(密着)。
そこで、本実施形態は、最も面圧の高い特定の狭い領域α、βの位置に対応した部位にだけ、詳しくは支持部16の車幅方向中央側の端部16aの上部分と、同支持部16の車幅方向側方の端部16bの下部分の二個所だけに、給脂口30,31を設けている。
このとき、従来の多数の給脂口から供給させたときに見られるような給脂ロスは生じないから、潤滑剤は、潤滑剤供給装置36からの高い給脂圧が保たれたまま、最も面圧の高い特定の狭い領域α、βへ供給される。
本実施形態は、第1の実施形態のような支持部16a,16b側から潤滑剤を、最も面圧の高まる特定の狭い領域α,βへ供給するのではなく、トルクチューブ13側から潤滑剤を、最も面圧の高まる特定の狭い領域α,βへ供給するようにしたものである。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々可変して実施しても構わない。例えば上述した実施形態では、支持部16をブッシュ18を介してトルクチューブ13に摺動可能に支持させるトレーリングアーム15に本発明を適用したが、これに限らず、他の構造で支持されるトレーリングアーム15に本発明を適用してもよい。
2 前輪(車輪)
13 トルクチューブ
15 トレーリングアーム
16 支持部
16a 支持部の一方の端部(車幅方向中央側の端部)
16b 支持部の他方の端部(車幅方向側方の端部)
17 延長部
25 サスペンションシリンダ(緩衝機構部)
30,31,40,41 給脂口(第1〜第4給脂口)
33,43 給脂プラグ
35,45 給脂配管部材
36 潤滑剤供給装置(潤滑剤供給部)
α、β 最も面圧の高い特定の狭い領域
Claims (4)
- 車体フレームに車幅方向の向きで固定されたトルクチューブと、
一端部に前記トルクチューブの外周面に摺動自在に嵌挿される筒形の支持部を有し、他端部に前記支持部から車体前後方向へ延びる延出部を有し、前記延出部に車輪が取り付けられ、前記トルクチューブを支点に前記車輪を上下方向に変位可能に支持するトレーリングアームと、
前記延出部と前記車体フレームとの間に介在された緩衝機構部と
を有して構成される運搬車両のサスペンション装置であって、
前記トレーリングアームの支持部のうち、車幅方向中央側に位置する一方の端部をなす周壁で、該周壁を車幅方向側方から見たとき上部に位置する周壁部分に、該支持部の上部に位置する周壁部分の内周面部分とこれと対向する前記トルクチューブの外周面部分との間へ潤滑剤供給部から供給される潤滑剤を給脂する第1給脂口が設けられ、
反対側の前記支持部の車幅方向側方に位置する他方の端部をなす周壁で、該周壁を車幅方向側方から見たとき下部に位置する周壁部分に、該支持部の下部に位置する周壁部分の内周面部分とこれと対向する前記トルクチューブの外周面部分との間へ前記潤滑剤供給部から供給される潤滑剤を給脂する第2給脂口が設けられる
ことを特徴とする運搬車両のサスペンション装置。 - 車体フレームに車幅方向の向きで固定されたトルクチューブと、
一端部に前記トルクチューブの外周面に摺動自在に嵌挿される筒形の支持部を有し、他端部に前記支持部から車体前後方向へ延びる延出部を有し、前記延出部に車輪が取り付けられ、前記トルクチューブを支点に前記車輪を上下方向に変位可能に支持するトレーリングアームと、
前記延出部と前記車体フレームとの間に介在された緩衝機構部と
を有して構成される運搬車両のサスペンション装置であって、
前記トレーリングアームの支持部内に配置される前記トルクチューブのうち、前記支持部の車幅方向中央側に位置する一方の端部の内側に位置する周壁で、該周壁を車幅方向側方から見たとき上部に位置する周壁部分に、該周壁部分の外周面部分とこれと対向する前記支持部の上部に位置する内周面部分との間へ潤滑剤供給部から供給される潤滑剤を給脂する第3給脂口が設けられ、
前記トルクチューブのうち、前記支持部の車幅方向側方に位置する他方の端部の内側に位置する周壁で、該周壁を車幅方向側方から見たとき下部に位置する周壁部分に、該周壁部分の外周面部分とこれと対向する前記支持部の下部の内周面部分との間へ前記潤滑剤供給部から供給される潤滑剤を給脂する第4給脂口が設けられる
ことを特徴とする運搬車両のサスペンション装置。 - 前記第1及び第2給脂口は、入口側の通路面積よりも出口側の通路面積が小さく形成されることを特徴とする請求項1に記載の運搬車両のサスペンション装置。
- 前記第3及び第4給脂口は、入口側の通路面積よりも出口側の通路面積が小さく形成されることを特徴とする請求項2に記載の運搬車両のサスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013184348A JP5860858B2 (ja) | 2013-09-05 | 2013-09-05 | 運搬車両のサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013184348A JP5860858B2 (ja) | 2013-09-05 | 2013-09-05 | 運搬車両のサスペンション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015051670A JP2015051670A (ja) | 2015-03-19 |
JP5860858B2 true JP5860858B2 (ja) | 2016-02-16 |
Family
ID=52701052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013184348A Expired - Fee Related JP5860858B2 (ja) | 2013-09-05 | 2013-09-05 | 運搬車両のサスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5860858B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR964998A (ja) * | 1947-05-02 | 1950-08-30 | ||
JPS5345371Y2 (ja) * | 1975-06-06 | 1978-10-31 | ||
JPS55175510U (ja) * | 1979-06-05 | 1980-12-16 | ||
JPH02270615A (ja) * | 1989-04-13 | 1990-11-05 | Honda Motor Co Ltd | 回転式ダンパを用いたサスペンション |
JP3654337B2 (ja) * | 1999-08-10 | 2005-06-02 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両のリアサスペンション |
JP5828265B2 (ja) * | 2011-10-27 | 2015-12-02 | 大豊工業株式会社 | すべり軸受 |
AU2013227684B2 (en) * | 2012-02-29 | 2016-04-28 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Steering device for vehicle |
-
2013
- 2013-09-05 JP JP2013184348A patent/JP5860858B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015051670A (ja) | 2015-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3006320B1 (en) | Motorcycle | |
JP2014034339A (ja) | 二輪車用索体のクランプ構造 | |
JP5860858B2 (ja) | 運搬車両のサスペンション装置 | |
JP2017056929A (ja) | 車両用排気パイプマウンティングユニット | |
CN104421339A (zh) | 一种自润滑橡胶衬套及汽车悬架系统导向装置 | |
JP2017507840A (ja) | 自動車両の後部構造 | |
EP2995543A1 (en) | Suspension device | |
CN201380923Y (zh) | 把手式车辆的把手减震装置 | |
JP2014533622A (ja) | エアサスペンションを有するリジッドアクスル | |
EP2949526A1 (en) | Saddle-straddling type motor vehicle | |
US20170233003A1 (en) | Front axle of vehicle capable of reducing vibration | |
JP2014210558A (ja) | 作業車の走行装置 | |
CN105265078B (zh) | 水田作业机 | |
JP6467169B2 (ja) | 車両用ディスクブレーキ装置 | |
CN103939470B (zh) | 轴承 | |
CN103998813B (zh) | 多用途车辆的制动系统 | |
CN106167038A (zh) | 具有可调液压衬套的转向器 | |
FR3114562B1 (fr) | Volant de véhicule | |
CN201380744Y (zh) | 摩托车机油冷却器固定机构 | |
JP2015054682A (ja) | 水田作業車 | |
CN203202172U (zh) | 汽车中桥主减速器壳 | |
JP7346984B2 (ja) | 建設機械の旋回体、および建設機械の旋回体の組立方法 | |
CN206841106U (zh) | 一种汽车控制臂 | |
US2218432A (en) | Car truck | |
CN105156491A (zh) | 一种汽车离合系统及其离合分离机构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150316 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5860858 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |