JP5859901B2 - 光送信システム - Google Patents

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Description

本発明は、光送受信システムにおいて変調レーザ光を出射する光送信システムに関する。
従来、光送受信システムにおいて光アイソレータは必須部品であった(非特許文献1参照)。光アイソレータは一方向の光のみを透過し、逆方向の光を遮る機能を有するデバイスで、偏光素子やファラデー効果を利用した回転子などの光学部品により構成され、レーザ光源への反射戻り光を阻止する。
通常、レーザ光源から出た光はその先にある光コネクタ、レンズ、光ファイバ端面、光カプラ、受光器などの光学部品表面で僅かに反射して戻ってくる。この僅かな戻り光が、出力変動やノイズなど光源の不安定化につながるため遮断する必要がある。そこで、従来の光送受信システムにおいては、光アイソレータを用いてレーザ光源に反射戻り光が入射するのを防止していた。
図4に、従来の光送受信システムの構成の一例を示す。図4に示す送受信システムは、光送信機2020と、光送信機2020から出射される変調レーザ光(以下、変調出力光)を伝搬する光ファイバ2015と、光ファイバ2015によって伝搬された変調出力光を受光する光受信機2017とを備えている。
光送信機2020は、EA(Electroabsorbtion:電界吸収型)変調器集積半導体レーザ2001、第1レンズ2009、光アイソレータ2011、及び第2レンズ2010を備えている。EA変調器集積半導体レーザ2001は、レーザ発振光を出射する半導体レーザ2002と、半導体2002から出射されたレーザ発振光を変調出力光に変換するEA変調器2003とから構成されている。
半導体レーザ2002は直流電流2004を印加されることによってレーザ発振光を出射する。EA変調器2003はEAドライバー2005によって増幅された電気変調信号2006に基づいてレーザ発振光を変調出力光に変換する。EAドライバー2005は直流電圧2007により駆動する。尚、半導体レーザ2002は接地され、EA変調器2003には終端抵抗が接続されている。
ここで、通常、半導体レーザ2002に印加される直流電流2004は80mA〜150mA程度、EA変調器2003に印加される変調電圧(電気変調信号)2006は電界吸収オフ時−0.5V、電界吸収オン時−3V程度、信号速度としては例えば10Gb/s程度、もしくは28Gb/s程度、あるいは40Gb/s程度となる。
図4に示す従来の光送受信システムにおいては、EA変調器集積半導体レーザ2001から出射された変調出力光2008は、第1レンズ2009によって平行光に変換され、光アイソレータ2011を通過した後、第2レンズ2010によって集光され、光ファイバ2015の端面2014に入射される。そして、変調出力光2008は光ファイバ2015を伝搬し、光受信機2017によって受光・受信される。
この光送受信システムにおいて、変調出力光の主な反射ポイントはレンズ2013の端面、ファイバ端2014、送信機2017の端面である。尚、レンズ2009も光を反射するが、レンズ2009は光が拡散するように反射するので、EA変調器集積半導体レーザ2001に対する反射戻り光は少なく、無視できる。反射戻り光のレベルは変調出力光の例えば−30dBダウン程度であるが、場合によっては−13dB(ファイバ接続を外した場合のフレネル反射)、あるいは反射ポイントが複数有る場合は、−13dB以上の大きな値となることもあり得る。
図5に、光アイソレータ2011を設けない場合(図4に示す光送受信システムにおいて光アイソレータ2011を廃止した場合)の光送受信システムの伝送特性(符号誤り率評価)を示す。図5中、横軸は光受信機2017の最小受光感度(dBm)、縦軸は符号誤り率である。信号速度は10Gb/s、光受信機2017の受信器としてはSiフォトダイオードを使用した。
図5中、破線は反射戻り光レベル−8dBにおける符号誤り率、実線は反射戻り光レベル−13dB における符号誤り率、一点鎖線は反射戻り光レベル−30dBにおける符号誤り率、二点鎖線は反射戻り光レベル−∞(反射無し)における符号誤り率となっている。尚、反射戻り光レベル−40dB以下の場合は光送受信システムに与える影響は無視できるので、−∞は−40dB以下と考えてよい。
図5に示すように、反射戻り光レベルが増えるに従って伝送特性が劣化する。この結果、光受信機2017への光強度を上げても符号誤り率が下がらず、光受信機2017において符号誤り率を無視できる状態で受信することが困難になる。
尚、反射戻り光によって伝送特性が劣化するのは、基本的には半導体レーザ2002から出射されるレーザ発振光が、反射戻り光によって外部から擾乱されることによる。この乱れは、現象としては低周波振動(low frequency fluctuation:LFF)もしくはコヒーレントコラプス、あるいは何らかのカオス現象として説明される。
このようなことから、従来の光送受信システムにおいては、光送信機2020に光アイソレータ2011を設け、この光アイソレータ2011によって反射戻り光レベルを抑制する構成としている。光アイソレータ2011は例えば35dBのアイソレーション機能を有し、順方向に対する光損失が1dB程度であるのに対し、逆方向に対する光損失が35dBとなっている。よって、最大で−8dBの反射戻り光が生じた場合でもEA変調器集積半導体レーザ2003に入射される反射戻り光の光強度は−43dBとなり、レーザ発振光への反射戻り光の影響を無視できることが分かる。
図6に、図4に示し上述した光アイソレータ2011を有する従来の光送受信システムによる伝送特性(符号誤り率評価)を示す。図6に示す符号誤り率は実際には完全に重なって区別がつかないが、分かりやすくするためにあえて少しずらしている。図6から、光アイソレータ2011を設けることにより、反射戻り光の影響を受けない安定した光送受信システムを得ることができることが分かる。
F. Grillot, B. Thedrez, J. Py, O. Gauthier-Lafaye, V. Voiriot, and J. L. Lafragette, "2.5-Gb/s transmision characeristics of 1.3-μm DFB lasers with external optical feedback", IEEE Photonics Technology Letters, Vol. 14, page 101-103, 2002.
光送受信システムにおける反射戻り光の影響は、図4に示したような光アイソレータを用いた構成とすれば解決する。しかしながら、光アイソレータには高価であるという課題があった。光アイソレータは通常、ファラデー回転子となるガーネット単結晶、それを磁化する磁石、そして2つの偏光子からなり、光部品としては一番高価である。そのため、光アイソレータをなくした安価な光送信機が求められてきた。しかしながら、光アイソレータをなくした状況下では、反射戻り光の影響を抑制し、光送信機からの出力光強度を常に一定に保つのは困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、高価な光アイソレータを用いることなく、光送受信システムの反射戻り光の影響を抑制すると共に、常に一定の出力光強度を実現する光送信システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、光送信機であって、半導体レーザと、電気信号を生成する電気信号生成機と、前記電気信号生成機によって生成された第1の電気信号によって駆動され、前記半導体レーザから出力されるレーザ光を変調する変調器と、前記変調器から出力された変調光を印加電流に応じて増幅する光増幅器とを備え、前記電気信号生成機によって生成された第2の電気信号が前記半導体レーザに印加されるバイアス電流に重畳され、前記電気信号生成機によって生成された、前記第2の電気信号の極性が反転した第3の電気信号が前記光増幅器に印加されるバイアス電流に重畳されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、光送信機であって半導体レーザと、第1の電気信号を生成する第1の電気信号生成機と、前記第1の電気信号生成機によって生成された前記第1の電気信号によって駆動され、前記半導体レーザから出力されるレーザ光を変調する変調器と、前記変調器から出力された変調光を印加電流に応じて増幅する光増幅器と、第2および第3の電気信号を生成する第2の電気信号生成機と、を備え、前記第2の電気信号生成機によって生成された前記第2の電気信号が前記半導体レーザに印加されるバイアス電流に重畳され、前記第2の電気信号生成機によって生成された、前記第2の電気信号の極性が反転した前記第3の電気信号が前記光増幅器に印加されるバイアス電流に重畳されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の光送信機において、前記第2及び第3の電気信号の、それぞれの出力振幅を調整するための第1及び第2のアッテネータをさらに備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の光送信機において、前記第1の電気信号は誤り訂正符号を含むことを特徴とする。
本発明は、高価な光アイソレータを用いることなく、光送受信システムの反射戻り光の影響を抑制すると共に、常に一定の出力光強度を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る光送信システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光送信システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る光送信システムの構成を示す図である。 従来の光送受信システムの構成の一例を示す図である。 光アイソレータを設けない場合の光送受信システムの伝送特性(符号誤り率評価)を示す図である。 光アイソレータを有する従来の光送受信システムによる伝送特性(符号誤り率評価)を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の第1の実施形態に係る光送信システムの構成を示す。光送信機1020は、変調器・光増幅器集積型半導体レーザ1001、第1レンズ1009、及び第2レンズ1010を備える。変調器・光増幅器集積型半導体レーザ1001は、レーザ発振光を出射する半導体レーザ1002、半導体1002から出射されたレーザ発振光を変調出力光に変換するEA変調器1003、及びEA変調器1003からの出力光強度を増幅するSOA1100を同一基板上に集積したものである。
半導体レーザ1002には第1のバイアスティ1050が接続されており、第1のバイアスティ1050には半導体レーザ1002を駆動する直流電流1004が入力されている。
EA変調器1003にはEAドライバー1005が接続されており、EAドライバー1005にはEAドライバー1005を駆動するための直流電圧1007及び第1の電気変調信号生成機1006からの第1の電気変調信号が入力されている。尚、第1の電気変調信号は誤り訂正符号を含んでいる。
SOA1100には第2のバイアスティ1105が接続されており、第2のバイアスティ1105にはSOA1100を駆動する直流電流1102が入力されている。
さらに、第1のバイアスティ1050及び第2のバイアスティ1105には、互いに極性が反転した第2及び第3の電気変調信号1106及び1107を生成する第2の電気変調信号生成機1101が、第1及び第2のアッテネータ1103及び1104を介して接続されている。第1及び第2のアッテネータ1103及び1104は、第2及び第3の電気変調信号1106及び1107の振幅を調整することができる。
また、半導体レーザ1002を終端するための抵抗1060を有している。抵抗1060は例えば46オームで、半導体レーザ1002の抵抗4オームと合わせて50オームの終端になる。同様に、EA変調器1003、SOA1100も、終端抵抗1061、1062を有し、抵抗1061、1062は例えば46オームで、EA変調器1003、SOA1100の抵抗4オームと合わせて50オームの終端になる。
本実施形態の特徴の1つは、半導体レーザ1002を駆動するための直流電流1004に第2の電気変調信号1106を重畳することにより、半導体レーザ1002に変調電流を与えることが可能であることである。この変調電流は半導体レーザ1002に摂動を与えるため、レーザ発振光の実効的な周波数スペクトル線幅が増大し、コヒーレンシー(可干渉性)が劣化するため、反射戻り光と干渉(もしくは結合)する確率が著しく下がる。その結果として、変調電流により摂動を与えられた半導体レーザ1002は、反射戻り光に対する耐性が強くなる。
一方、半導体レーザ1002に変調電流が与えられるということは、変調電流の振幅及び変調信号パタンによっては、半導体レーザ1002の出力光強度の変動を招く。そのため、本実施形態においては、出力光強度を一定とするために、直流電流1102で駆動されるSOA1100の他に、第2の電気変調信号1106とは極性が反転した第3の電気変調信号1107を直流電流1102に重畳することにより、半導体レーザ1002の出力光強度を常に一定とすることを可能にしている。
このように、本発明の最大の特徴は、アイソレータが不要で、かつ出力光強度が一定となる光送信機を実現することである。
次に、本実施形態の各種パラメータについて具体的に説明する。
第2の電気変調信号生成機1101から出力される第2の電気変調信号1106の電圧は例えば2Vであり、アッテネータ1103は例えば6dBである。その結果、第1のバイアスティ1050を経由して半導体レーザ1002に印加される電気変調信号の振幅は、1Vとなり、50Ω抵抗を考慮して20mA程度の変調電流振幅(±10mA)となる。これに対して、直流電流1004は例えば60mAであるので、半導体レーザ1002には60mAの直流電流に対して±10mAの変調電流が流れる形になる。
一方、その結果、半導体レーザ1002及びEA変調器1003からの変調出力光1008の強度は、半導体レーザ1002の出力光強度の変動に起因して20mWから30mW(±5mW)程度の変動が発生する。尚、光通信システム用の光送信機において、通常はEA変調器1003による光出力変動は無視して良いので、ここでもEA変調器1003に起因する光出力変動は考慮しない。
この半導体レーザ1002に起因する変調出力光1008の強度変動を補償するために、半導体レーザ1002に重畳される第2の電気変調信号1106に対して極性が反転した第3の電気変調信号1107を、SOA1100を駆動する直流電流1102に重畳する。第3の電気変調信号1107の電圧は例えば2Vであり、アッテネータ1104は例えば12dBである。その結果、バイアスティ1105を経由してSOA1100に印可される電気変調信号の振幅は、0.5Vとなり、50Ω抵抗を考慮して10mA程度の変調電流(±5mA)となる。これに対して、直流電流1102は例えば150mAであり、150mAの直流電流に対して、±5mAの変調電流が流れる形になる。
この変調電流がもたらすSOA1100の利得変動は、先の半導体レーザ1002の出力光強度の変動を補償するように機能し、光送信器1020からの出力光を25mW程度で一定とすることを可能にする。
(実施形態2)
図2に、本発明の第2の実施形態に係る光送信システムの構成を示す。本実施形態は、図1に示した実施形態1の光送信機から、第2の電気変調信号生成機1101を省いた構成である。さらに、第1の電気変調信号生成機1006において生成されるそれぞれ正及び負クロック信号1116及び1117が、第1及び第2のアッテネータ1103及び1104、さらに第1及び第2のバイアスティ1050及び1105を経て、それぞれ半導体レーザ1002及びSOA1100に変調電流として供給される構成となっている。
このように、図1に示した実施形態1の光送信機に必要であった第2の電気変調信号生成機1101が不要となるため、本実施形態における光送信機1020は、より安価で、かつ光出力が常に一定となるアイソレータレス光送信機であることを最大の特徴とする。
正クロック信号1116の電圧は例えば2Vであり、アッテネータ1103は例えば6dBである。その結果、バイアスティ1050を経由して半導体レーザ1002に印加される電気変調信号の振幅は、1Vとなり、50Ω抵抗を考慮して20mA程度の変調電流振幅(±10mA)となる。これに対して、直流電流1004は例えば60mAであり、半導体レーザ1002には60mAの直流電流に対して±10mAの変調電流が流れる形になる。
一方、その結果、半導体レーザ1002及びEA変調器1003からの変調出力光1008の強度は、半導体レーザ1002の出力光強度の変動に起因して20mWから30mW(±5mW)程度の変動が発生する。尚、光通信システム用の光送信機において、通常はEA変調器1003による光出力変動は無視して良いので、ここでもEA変調器1003に起因する光出力変動は考慮しない。
この半導体レーザ1002に起因する変調出力光1008の強度変動を補償するために、半導体レーザ1002に重畳される正のクロック信号1116に対して極性が反転した負クロック信号1117を、SOA1100を駆動する直流電流1102に重畳する。負クロック信号1117の電圧は例えば2Vであり、アッテネータ1104は例えば12dBである。その結果、バイアスティ1105を経由してSOA1100に印加される電気変調信号の振幅は、0.5Vとなり、50Ω抵抗を考慮して10mA程度の変調電流(±5mA)となる。これに対して、直流電流1102は例えば150mAであり、150mAの直流電流に対して、±5mAの変調電流が流れる形になる。この変調電流がもたらすSOA1100の利得変動は、先の半導体レーザ1002の出力光強度の変動を補償するように機能し、光送信器1020からの出力光を25mW程度で一定とすることが可能となる。
なお、本実施例において半導体レーザ1002への供給される変調信号として、第1の電気変調信号生成機1006において生成される正クロック信号1116を用いたが、クロック信号に限らず、下記の正弦波信号(式1)もしくは複数の角周波数を有する正弦波信号(式2)を用いても良い。
式1) A・sin(ωt)
式2) A・sin(θt)・sin(ωt)
ここで、A:振幅、ω:角周波数、θ:角周波数(ω≠θ)、t:時間を指す。
(実施形態3)
図3に、本発明の第3の実施形態に係る光送信システムの構成を示す。本実施形態は、図2に示した実施形態2の光送信機1020から、負クロック信号1117、第2のアッテネータ1104、第2のバイアスティ1150を省いた構成である。さらに、図2に示した実施形態2の光送信機1020に対し、ビームスプリッタ1204、集光レンズ1203、フォトダイオード(PD)1202、及びフィードバック制御回路1201により構成されるAPC(Auto Power Control)フィードバック制御機構が追加されたことを特徴とする。
本実施形態におけるAPCフィードバック制御は、以下のように実現される。変調器・光増幅器集積型半導体レーザ1001からの変調出力光1008は、レンズ1009で平行光に変換される。平行光の一部(10%程度以下)は、ビームスプリッタ1204により光路を変換され、集光レンズ1203を経てPD1202に入射し、光電変換される。
一方、平行光の大部分(90%程度以上)は、ビームスプリッタ1204を透過し、光ファイバ1015の端面1014に入射する。このとき、光電変換された電流または電圧値をフィードバック制御回路1201で検知し、予め設定した電流または電圧値と等しくなるように、SOA1100へのバイアス電流1102を増減する。これにより、変調出力光1008が一定の光出力強度となり、APCフィードバック制御を実現する。
図3に示した第3の実施形態において、正クロック信号1116(負クロック信号でも可)の電圧は例えば2Vであり、アッテネータ1103は例えば6dBである。その結果、バイアスティ1050を経由して半導体レーザ1002に印加される電気変調信号の振幅は、1Vとなり、50Ω抵抗を考慮して20mA程度の変調電流振幅(±10mA)となる。これに対して、直流電流1004は例えば60mAであり、60mAの直流電流に対して、±10mAの変調電流が流れる形になる。
一方、その結果、半導体レーザ1002及びEA変調器1003からの出力光強度は、20mWから30mW(±5mW)程度の変動が発生する。尚、光通信システム用の光送信機において、通常はEA変調器1003による光出力変動は無視して良いので、ここでもEA変調器1003に起因する光出力変動は考慮しない。
この半導体レーザ1002に起因する変調出力光1008の光出力光強度の変動は、前述したSOA1100におけるAPCフィードバック制御により補償される。APCフィードバック制御により、SOA1100へのバイアス電流1102は、半導体レーザ1002及びEA変調器1003からの出力光強度の20mWから30mWに対応し、たとえば145mA〜155mA程度で駆動され、変調出力光1008を一定の光出力強度とすることが可能となる。
1001 変調器・光増幅器集積型半導体レーザ
1002、2002 半導体レーザ
1003、2003 EA変調器
1004、1102、2004 直流電流
1005、2005 EAドライバー
1006、1101、2006 電気変調信号生成機
1007、2007 直流電圧
1008、1013、1205、2008、2013 変調出力光
1009、1010、2009、2010 レンズ
1014、2014 光ファイバの端面
1015、2015 光ファイバ
1017、2017 光受信機
1020、2020 光送信機
1050、1105 バイアスティ
1060、1061、1062 抵抗
1100 SOA
1103、1104 アッテネータ
1106、1107、1116、1117 電気変調信号
1201 フィードバック制御回路
1202 PD
1203 集光レンズ
1204 ビームスプリッタ
2011 光アイソレータ

Claims (4)

  1. 半導体レーザと、
    電気信号を生成する電気信号生成機と、
    前記電気信号生成機によって生成された第1の電気信号によって駆動され、前記半導体レーザから出力されるレーザ光を変調する変調器と、
    前記変調器から出力された変調光を印加電流に応じて増幅する光増幅器と
    を備え、前記電気信号生成機によって生成された第2の電気信号が前記半導体レーザに印加されるバイアス電流に重畳され、前記電気信号生成機によって生成された、前記第2の電気信号の極性が反転した第3の電気信号が前記光増幅器に印加されるバイアス電流に重畳されることを特徴とする光送信機。
  2. 半導体レーザと、
    第1の電気信号を生成する第1の電気信号生成機と、
    前記第1の電気信号生成機によって生成された前記第1の電気信号によって駆動され、前記半導体レーザから出力されるレーザ光を変調する変調器と、
    前記変調器から出力された変調光を印加電流に応じて増幅する光増幅器と、
    第2および第3の電気信号を生成する第2の電気信号生成機と、
    を備え、前記第2の電気信号生成機によって生成された前記第2の電気信号が前記半導体レーザに印加されるバイアス電流に重畳され、前記第2の電気信号生成機によって生成された、前記第2の電気信号の極性が反転した前記第3の電気信号が前記光増幅器に印加されるバイアス電流に重畳されることを特徴とする光送信機。
  3. 前記第2及び第3の電気信号の、それぞれの出力振幅を調整するための第1及び第2のアッテネータをさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光送信機。
  4. 前記第1の電気信号は誤り訂正符号を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光送信機。
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