JP5859616B2 - 標示体設置方法 - Google Patents
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Description
また、多孔質シートを路面に接着させるので、路面の凹凸により空隙が生じ、接着が不完全である場合があった。すなわち、この多孔質シートをアスファルト又はコンクリート等からなる敷設面に剥離しないように貼付けることは技術的に困難であり、耐久性にも乏しい。
図1のAは本発明の実施の形態に係る標示体シート3を示す平面図、Bは標示体シート3を示す正面図、Cは標示体シート3を示す側面図、図2は本発明の実施の形態に係る標示体1が路面に設けられた状態を示す平面図である。
シート2としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂等の熱可撓性樹脂を含む不織布からなる多孔質シート状のもの、熱可塑性樹脂製のフィルムで、0.5mm以下のもの等が挙げられる。
標示体1として、前方の危険の可能性を警告する警告ブロックを設けてもよく、この場合、標示体1は円錐台状をなすように構成される。
図3は、標示体1の設置方法の過程を示す断面図である。
標示体シート3は、以下のようにして製造されている。
標示体シート3を製造する場合、複数の、標示体1の形状に対応する矩形板状の型孔を有する金型を用い、該金型をシート2上に載置して、前記型孔に標示体1の樹脂材料を流し込む。この樹脂材料が硬化した後に前記金型を取外すことにより、シート2上に矩形板状をなす標示体1が突設された標示体シート3が得られる。前記型孔の形状が異なる金型を用いることにより、所望形状の標示体1をシート2上に形成することができる。
なお、標示体1は、シート2上に接着剤により設けることにしてもよい。
標示体1を路面4側に押圧し、該反応硬化型樹脂が硬化することにより、標示体シート3の標示体1の配置部分が路面4に固着される(図3A)。
そして、収縮した状態で路面4上、並びに標示体1の上面及び側面に残存しているシート2の部分を、ブラシ、デッキブラシ、刷毛、へら等を用いて路面4上から除去する(図3C)。
最後に、シート2の残存部分が除去された路面4、及び標示体1の表面上を塗装し、乾燥させて塗膜6を形成する(図3D)。
ここで、塗料としては例えばアクリル樹脂塗料、アクリルエマルジョン樹脂塗料等が挙げられる。標示体1が予め着色してある場合は、透光性を有する塗料を用い、標示体1が着色されていない場合は、着色した塗料を用いることができる。なお、塗装は、標示体1の表面のみ、又は路面4上のみ行うことにしてもよい。
また、塗膜6により標示体1を保護することができ、美観が良好になる。そして、着色した塗料を用いた場合には、塗膜6によって、視覚障害者等の注意をより喚起することができる。
図4は、標示体1の他の設置方法の過程を示す断面図である。
この設置方法においては、まず、路面4上を上述のアクリル樹脂塗料等を用いて塗装し、乾燥させて塗膜7を形成する(図4A)。
次に、標示体シート3の標示体1が設けてある面と反対側の面の、各標示体1の底部に対応する部分、又は該部分を当接させる塗膜7の部分に、接着剤5として例えば反応硬化型樹脂を塗布する。
接着剤5として反応硬化型樹脂を用いた場合、標示体1を路面4側に押圧し、該反応硬化型樹脂が硬化することにより、標示体シート3の標示体1の配置部分が塗膜7を介し路面4に固着される(図4B)。
最後に、収縮した状態で塗膜7上に残存しているシート2の部分をブラシ等を用いて塗膜7上から除去する(図4D)。
そして、塗膜7により、標示体シート3を接着する路面の表面を滑らかにすることができるとともに、着色した塗料を用いた場合には視覚障害者等の注意を喚起することができる。
図5は、標示体1の他の設置方法の過程を示す断面図である。
図5Aに示すように、標示体シート13は、各標示体1の角錐台の表面を覆うようにシート2を接着してなる。
各標示体1を路面4上に設置する場合、まず、標示体シート13の、各標示体1の角錐台の底部に対応する部分、又は該部分を当接させる路面4の部分に、接着剤5として例えば反応硬化型樹脂を塗布する。
標示体1を路面4側に押圧し、該反応硬化型樹脂が硬化することにより、標示体シート13の標示体1の配置部分が路面4に固着される(図5A)。
そして、収縮した状態で路面4上に残存しているシート2の部分をブラシ等を用いて路面4上から除去する(図5C)。
最後に、シート2の残存部分が除去された路面4、及び標示体1の表面を覆っているシート2上を塗装し、乾燥させて塗膜6を形成する(図5D)。
また、塗膜6により標示体1を保護することができ、美観が良好になる。そして、着色した塗料を用いた場合には、塗膜6によって、視覚障害者等の注意をより喚起することができる。
図6は、標示体1の他の設置方法の過程を示す断面図である。
この設置方法の標示体シート23は、各標示体1の角錐台の上面にシート2を接着してなる。
この設置方法においては、まず、路面4上を、例えば高分子量飽和ポリエステル樹脂を含むホットメルト型塗料、又は硬化型エポキシ樹脂塗料等を用いて塗装し、塗膜17を形成する(図6A)。
ここで、塗膜17が硬化することにより、標示体1が路面4に接着される(図6B)。
そして、収縮した状態で路面4上、及び標示体1の側面に残存しているシート2の部分をブラシ等を用いて路面4上から除去する(図6D)。
標示体1の上面はシート2によって保護されている。
例えば標示体1は、視覚障害者等の誘導等に用いられるものに限定されず、車両の運転者への注意喚起等に用いられるものであってもよい。すなわち、標示体1により道路に凹凸を生じさせることで、運転者の居眠りを防止することができる。
2 シート(請求項の基材)
3、13、23 標示体シート(請求項のシート)
4 路面
5 接着剤
6、7、17 塗膜
Claims (5)
- 路面標示のための標示体を路面に設置する標示体設置方法において、
多孔質であり、加熱により収縮し、分断される基材の一面に複数の前記標示体を接着させてなるシートの、各標示体に対応する部分を路面に接着させる接着ステップと、
前記基材を加熱して収縮させ、前記標示体から前記基材を脱離させるステップと
を有することを特徴とする標示体設置方法。 - 路面標示のための標示体を路面に設置する標示体設置方法において、
多孔質であり、加熱により収縮し、分断される基材の一面に複数の前記標示体を接着させてシートを作製するステップと、
前記シートの、各標示体に対応する部分を路面に接着させる接着ステップと、
前記基材を加熱して収縮させ、前記標示体から前記基材を脱離させるステップと
を有することを特徴とする標示体設置方法。 - 前記標示体、及び/又は前記路面を塗装するステップをさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の標示体設置方法。
- 前記接着ステップの前に、前記路面を塗装するステップを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の標示体設置方法。
- 脱離した前記基材を除去するステップをさらに有することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の標示体設置方法。
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