JP5859507B2 - 電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される電池システムに関する。
従来、ハイブリッド自動車等の車両に搭載される電池システムとして、様々なものが提案されている。例えば、特許文献1には、二次電池の充放電電流に基づいて二次電池のSOC(State Of Charge)を推定し、車両の燃料消費効率が最も良くなるように二次電池のSOC制御(充放電制御)を行うことが記載されている。具体的には、加速時のパワーアシスト、及び、減速時のエネルギー回収(回生充電)をバランス良く動作させるため、例えば、推定SOC(SOCの推定値)が50%から70%の範囲内となるように、二次電池の制御を行うことが記載されている。より具体的には、推定SOCが低下して50%(下限SOC)になった場合には充電過多の制御を行い、逆に、推定SOCが上昇して70%(上限SOC)になった場合には放電過多の制御を行って、推定SOCを制御中心に近づけるように制御することが記載されている。
特開2003−197272号公報
しかしながら、特許文献1の制御方法は、坂道走行を考慮したものではないので、車両が坂道を走行する場合に、二次電池のSOCを適切に制御できないことがあった。具体的には、車両が上り坂を走行し、その後、下り坂を走行する場合において、下り坂の走行中に二次電池を回生充電したときに、二次電池が過充電になる虞があった。また、その反対に、例えば、上り坂の走行期間中に二次電池の放電により消費した電気エネルギーを、その後の下り坂の走行期間中において、十分に回復させる前に回生充電を終了するように制御し、二次電池の充電が不十分になる虞があった。このように、従来の制御方法では、車両が上り坂を走行した後、下り坂を走行する場合において、二次電池の回生充電を適切に行うことができないことがあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、車両が上り坂を走行した後、下り坂を走行する場合において、二次電池の回生充電を適切に行うことができる電池システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、車両に搭載される電池システムであって、上記車両の駆動用電源である二次電池と、上記二次電池を制御する制御装置と、を備え、上記制御装置は、上記二次電池のSOCの推定値である推定SOCを求めるSOC推定手段と、上記車両が上り坂を走行しているか否かを判断する上り走行判断手段と、上記上り走行判断手段によって上記車両が上り坂を走行していると判断されていた期間中に上記二次電池の放電に伴って低下した、上記推定SOCの低下量を算出するSOC低下量算出手段と、上記SOC低下量算出手段によって算出されたSOC低下量を記憶するSOC低下量記憶手段と、上記上り走行判断手段によって上記車両の上記上り坂の走行が終了したと判断されたときに、上記SOC推定手段によって推定された上記推定SOCである上り走行終了時SOCを記憶する上り走行終了時SOC記憶手段と、上記車両が下り坂を走行しているか否かを判断する下り走行判断手段と、上記下り走行判断手段によって上記車両が下り坂を走行していると判断されると、上記車両の上記上り坂の走行が終了したときから起算して上記二次電池の回生充電に伴って上昇した上記推定SOCの上昇量を算出するSOC上昇量算出手段と、上記下り走行判断手段において上記車両が下り坂を走行していると判断されている期間中、上記SOC上昇量算出手段において算出されたSOC上昇量が、上記SOC低下量記憶手段に記憶されている上記SOC低下量に達したら、上記二次電池の回生充電を終了させる制御を行う第1回生充電制御手段と、を備える電池システムである。
上述の電池システムでは、SOC低下量算出手段により、上り走行判断手段によって車両が上り坂を走行していると判断されていた期間中に二次電池の放電に伴って低下した、推定SOCの低下量(以下、SOC低下量ともいう)が算出される。その後、下り走行判断手段によって車両が下り坂を走行していると判断されると、SOC上昇量算出手段により、車両の上り坂の走行が終了したときから起算して二次電池の回生充電に伴って上昇した推定SOCの上昇量(以下、SOC上昇量ともいう)が算出される。
さらに、上述の電池システムでは、下り走行判断手段によって車両が下り坂を走行していると判断されている期間中、SOC上昇量算出手段において算出されたSOC上昇量が、SOC低下量記憶手段に記憶されているSOC低下量に達したら、第1回生充電制御手段により、二次電池の回生充電を終了させる制御が行われる。
このような回生充電制御を行うことで、車両が上り坂を走行した後、下り坂を走行する場合において、二次電池の回生充電を適切に行うことができる。具体的には、上り坂の走行期間中に二次電池の放電により消費した電気エネルギーを、その後の下り坂の走行期間中に回復させて、二次電池のSOCが元に戻る(上り坂の走行を開始するときのSOCに戻る)まで電気エネルギーを回収することができる。また、上り坂の走行期間中に二次電池の放電により消費した電気エネルギーが、その後の下り坂の走行期間中に回復した時点で、回生充電を終了させることで、二次電池の過充電を防止することができる。
なお、車両としては、ハイブリッド自動車及び電気自動車を例示できる。ここで、ハイブリッド自動車とは、走行駆動源としてエンジンと電気モータとを有し、電気モータの駆動用電源として二次電池(本発明では、二次電池)を有する自動車である。
また、回生充電とは、車両において発生する回生エネルギー(電気エネルギー)を、電池に充電することをいう。
また、車両が上り坂を走行しているか否かの判断、及び、車両が下り坂の走行しているか否かの判断は、例えば、公知の技術を利用して行うことができる。例えば、道路の勾配を算出する技術(例えば、特開平11−8909号公報参照)を利用して判断することができる。また、カーナビゲーションの情報に基づいて判断する(特開平8−322107号公報参照)こともできる。
また、本発明は、上り坂の走行を終了したときの推定SOCと、次の下り坂の走行を開始するときの推定SOCとが等しい(推定SOCの変動がない)場合のほか、上り坂の走行を終了した後、次の下り坂の走行を開始するまでの間に、平坦路を走行して推定SOCが変動した場合にも適用できる。
さらに、上記の電池システムであって、前記二次電池の回生充電中に上記二次電池が特定の状態になったら、上記回生充電を終了させる制御を行う第2回生充電制御手段を備え、前記第1回生充電制御手段により回生充電の制御を行うときは、上記第2回生充電制
御手段による上記制御を行うことなく、前記SOC上昇量が前記SOC低下量に達した
ら、上記二次電池の回生充電を終了させる電池システムとすると良い。
上述の電池システムは、回生充電を制御する手段として、第1回生充電制御手段の他に、第2回生充電制御手段も備えている。第2回生充電制御手段は、二次電池の回生充電中に二次電池が特定の状態になったら、回生充電を終了させる制御を行う。
この電池システムでは、第1回生充電制御手段により回生充電の制御を行うときは、第2回生充電制御手段による上記制御を行うことなく、SOC上昇量がSOC低下量に達したら、二次電池の回生充電を終了させる。すなわち、下り走行判断手段において車両が下り坂を走行していると判断されている期間中は、第2回生充電制御手段による回生充電の制御は行わず、前記SOC上昇量が前記SOC低下量に達したら、第1回生充電制御手段により、二次電池の回生充電を終了させる制御が行われる。これにより、第1回生充電制御手段の他に、第2回生充電制御手段を備えていても、下り走行判断手段において車両が下り坂を走行していると判断されている期間中は、適切に、第1回生充電制御手段による回生充電制御を行うことができる。従って、車両が上り坂を走行した後、下り坂を走行する場合において、二次電池の回生充電を適切に行うことができる。
さらに、上記の電池システムであって、前記制御装置は、前記推定SOCが上限SOCに達したか否かを判断する上限SOC判断手段、及び、前記二次電池の電圧値が上限電圧値に達したか否かを判断する上限電圧判断手段、の少なくともいずれか一方を備え、前記第2回生充電制御手段は、上記制御装置が上記上限SOC判断手段及び上記上限電圧判断手段のうち上記上限SOC判断手段のみを備える場合には、上記二次電池の回生充電中に、上記上限SOC判断手段により上記推定SOCが上記上限SOCに達したと判断されたら、上記回生充電を終了させ、上記制御装置が上記上限SOC判断手段及び上記上限電圧判断手段のうち上記上限電圧判断手段のみを備える場合には、上記二次電池の回生充電中に、上記上限電圧判断手段により上記二次電池の電圧値が上記上限電圧値に達したと判断されたら、上記回生充電を終了させ、上記制御装置が上記上限SOC判断手段及び上記上限電圧判断手段の両方を備える場合には、上記二次電池の回生充電中に、上記二次電池の電圧値が上限電圧値に達したという上記上限電圧判断手段による判断、及び、上記推定SOCが上記上限SOCに達したという上記上限SOC判断手段による判断のうち、少なくともいずれか一方の判断がなされたら、上記回生充電を終了させる電池システムとすると良い。
上述の電池システムでは、第2回生充電制御手段が、「上記二次電池が特定状態になったら、上記回生充電を終了させる制御」として、次の(1)〜(3)に記載の3つの制御のうちいずれかを行う。
(1)制御装置が上限SOC判断手段及び上限電圧判断手段のうち上限SOC判断手段のみを備える場合には、二次電池の回生充電中に、上限SOC判断手段により推定SOCが上限SOCに達したと判断されたら、第2回生充電制御手段は、回生充電を終了させる。なお、この場合、二次電池の「特定の状態」は、推定SOCが上限SOCに達した状態である。
(2)制御装置が上限SOC判断手段及び上限電圧判断手段のうち上限電圧判断手段のみを備える場合には、二次電池の回生充電中に、上限電圧判断手段により二次電池の電圧値が上限電圧値に達したと判断されたら、第2回生充電制御手段は、回生充電を終了させる。なお、この場合、二次電池の「特定の状態」は、二次電池の電圧値が上限電圧値に達した状態である。
(3)制御装置が上限SOC判断手段及び上限電圧判断手段の両方を備える場合には、二次電池の回生充電中に、二次電池の電圧値が上限電圧値に達したという上限電圧判断手段による判断、及び、推定SOCが上限SOCに達したという上限SOC判断手段による判断のうち、少なくともいずれか一方の判断がなされたら、第2回生充電制御手段は、回生充電を終了させる。なお、この場合、二次電池の「特定の状態」は、推定SOCが上限SOCに達した状態、または、二次電池の電圧値が上限電圧値に達した状態である。
さらに、上記いずれかの電池システムであって、前記制御装置は、前記二次電池の温度が、その上限値である上限電池温度に達したか否かを判断する電池温度判断手段、及び、上記二次電池の単位時間あたりの温度上昇率が、その上限値である上限温度上昇率に達したか否かを判断する温度上昇率判断手段、の少なくともいずれか一方を備え、さらに上記制御装置は、上記電池温度判断手段及び上記温度上昇率判断手段のうち上記電池温度判断手段のみを備える場合には、前記下り走行判断手段によって前記車両が下り坂を走行していると判断されている期間中に、上記電池温度判断手段により上記二次電池の温度が上記上限電池温度に達したと判断されたら、上記二次電池の回生充電を終了させる制御を行い、上記電池温度判断手段及び上記温度上昇率判断手段のうち上記温度上昇率判断手段のみを備える場合には、上記下り走行判断手段によって上記車両が下り坂を走行していると判断されている期間中に、上記温度上昇率判断手段により上記二次電池の上記温度上昇率が上記上限温度上昇率に達したと判断されたら、上記二次電池の回生充電を終了させる制御を行い、上記電池温度判断手段及び上記温度上昇率判断手段の両方を備える場合には、上記下り走行判断手段によって上記車両が下り坂を走行していると判断されている期間中に、上記二次電池の温度が上記上限電池温度に達したという上記電池温度判断手段による判断、及び、上記二次電池の上記温度上昇率が上記上限温度上昇率に達したという上記温度上昇率判断手段による判断のうち、少なくともいずれか一方の判断がなされたら、上記二次電池の回生充電を終了させる制御を行う第3回生充電制御手段、を備える電池システムとすると良い。
SOC推定手段により推定される推定SOCは、あくまでも推定値であるため、実際のSOCと異なっていることがある。このため、推定SOCに基づいてのみ回生充電の制御を行った場合に、推定SOCが実際のSOCよりも小さくなっていると、二次電池が過充電になる虞がある。
これに対し、上述の電池システムでは、二次電池の推定SOCに基づいた回生充電制御(第1回生充電制御手段による制御)のみならず、二次電池の温度に基づいた回生充電制御(第3回生充電制御手段による制御)も行う。換言すれば、上述の電池システムの制御装置は、第1回生充電制御手段に加えて、二次電池の温度に基づいて二次電池の回生充電を制御する第3回生充電制御手段を備えている。
さらに、上述の電池システムの制御装置は、二次電池の温度が、その上限値である上限電池温度に達したか否かを判断する電池温度判断手段、及び、二次電池の単位時間あたりの温度上昇率が、その上限値である上限温度上昇率に達したか否かを判断する温度上昇率判断手段、の少なくともいすれか一方を備えている。そして、上述の電池システムでは、第3回生充電制御手段が、次の(1)〜(3)に記載の3つの制御のうちいずれかを行う。
(1)制御装置が電池温度判断手段及び温度上昇率判断手段のうち電池温度判断手段のみを備える場合には、下り走行判断手段によって車両が下り坂を走行していると判断されている期間中に、電池温度判断手段により二次電池の温度が上限電池温度に達したと判断されたら、第3回生充電制御手段は、二次電池の回生充電を終了させる制御を行う。従って、下り走行判断手段によって車両が下り坂を走行していると判断されている期間中において、SOC上昇量がSOC低下量に達していない場合であっても、電池温度判断手段において二次電池の温度が上限電池温度に達したと判断された場合には、第1回生充電制御手段による回生充電の制御を継続させることなく、第3回生充電制御手段によって回生充
電を終了させる。これにより、二次電池の過充電を防止することができると共に、二次電池の過昇温も防止できる。
(2)制御装置が電池温度判断手段及び温度上昇率判断手段のうち温度上昇率判断手段のみを備える場合には、下り走行判断手段によって車両が下り坂を走行していると判断されている期間中に、温度上昇率判断手段により二次電池の温度上昇率が上限温度上昇率に達したと判断されたら、第3回生充電制御手段は、二次電池の回生充電を終了させる制御を行う。従って、下り走行判断手段によって車両が下り坂を走行していると判断されている期間中において、SOC上昇量がSOC低下量に達していない場合であっても、温度上昇率判断手段において温度上昇率が上限温度上昇率に達したと判断された場合には、第1回生充電制御手段による回生充電の制御を継続させることなく、第3回生充電制御手段によって回生充電を終了させる。これにより、二次電池の過充電を防止することができると共に、二次電池の過昇温も防止できる。
(3)制御装置が電池温度判断手段及び温度上昇率判断手段の両方を備える場合には、下り走行判断手段によって車両が下り坂を走行していると判断されている期間中に、二次電池の温度が上限電池温度に達したという電池温度判断手段による判断、及び、二次電池の上記温度上昇率が上記上限温度上昇率に達したという上記温度上昇率判断手段による判断のうち、少なくともいずれか一方の判断がなされたら、二次電池の回生充電を終了させる第3回生充電制御手段を備える。従って、下り走行判断手段によって車両が下り坂を走行していると判断されている期間中において、SOC上昇量がSOC低下量に達していない場合であっても、電池温度判断手段において二次電池の温度が上限電池温度に達したと判断された場合、または、温度上昇率判断手段において温度上昇率が上限温度上昇率に達したと判断された場合には、第1回生充電制御手段による回生充電の制御を継続させることなく、第3回生充電制御手段によって回生充電を終了させる。これにより、二次電池の過充電を防止することができると共に、二次電池の過昇温も防止できる。
なお、上述の電池システムでは、下り走行判断手段によって車両が下り坂を走行していると判断されている期間中において、電池温度判断手段において二次電池の温度が上限電池温度に達していないと判断され、且つ、温度上昇率判断手段において温度上昇率が上限温度上昇率に達していないと判断されている間は、SOC上昇量がSOC低下量に達するまで、第1回生充電制御手段による回生充電の制御が行われる。
また、上限電池温度及び上限温度上昇率は、例えば、以下のようにして予め設定しておくと良い。具体的には、一定条件下で二次電池を充電すると、充電時間が経過するにしたがって(すなわち、SOCが大きくなるにしたがって)電池温度が上昇(ほぼ一定の温度上昇率で電池温度が上昇)してゆき、やがて、充電時間が所定時間を経過すると(すなわち、SOCが所定値以上に大きくなると)、温度上昇率が急激に高くなることが判っている。そこで、一定条件下で二次電池を充電したときに、温度上昇率が急激に高くなった急上昇時点における温度上昇率を、上限温度上昇率として設定すると良い。さらに、上記急上昇時点(またはそれ以降)における二次電池の温度を、上限電池温度として設定すると良い。
さらに、上記いずれかの電池システムであって、前記制御装置は、前記二次電池の放電中に前記推定SOCが下限SOCに達したら、上記二次電池の放電を停止する放電停止手段、を備え、上記放電停止手段は、前記上り走行判断手段において前記車両が上り坂を走行していると判断されている期間中は、それ以外の期間に比べて上記下限SOCを小さい値に設定して、上記二次電池の放電を停止する制御を行う電池システムとすると良い。
上述の電池システムは、二次電池の放電中に、SOC推定手段により推定された二次電池の推定SOCが下限SOCに達したら、二次電池の放電を停止する放電停止手段を備える。特に、この放電停止手段は、上り走行判断手段において車両が上り坂を走行していると判断されている期間中は、下限SOCの値を、それ以外の期間よりも小さい値に設定して、二次電池の放電を停止する制御を行う。これにより、車両に搭載している二次電池について、上り坂での放電量を大きくすることができる(これにより、電気モーターの駆動を増大できる)ので、車両の燃費(あるいは登坂能力)を向上させることができる。さらに、その後に下り坂を走行する際、下り坂走行開始時の二次電池のSOCを小さくしておくことができるので、下り坂走行中における二次電池の過充電を、より確実に防止することができる。
実施形態にかかる電池システムの概略図である。 ハイブリッド自動車の概略図である。 実施形態にかかる充放電制御の流れを示すフローチャートである。 通常時の回生充電制御(通常制御)の流れを示すフローチャートである。 通常時の放電制御(通常制御)の流れを示すフローチャートである。 実施形態にかかる傾斜角算出処理の流れを示すフローチャートである。
(実施形態)
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態にかかる電池システム6の概略図である。図2は、本実施形態の電池システム6が搭載されたハイブリッド自動車1の概略図である。
ハイブリッド自動車1は、図2に示すように、車体2、エンジン3、フロントモータ4、リヤモータ5、電池システム6、及び、ケーブル7を有し、エンジン3とフロントモータ4及びリヤモータ5との併用で駆動するハイブリッド自動車である。具体的には、このハイブリッド自動車1は、電池システム6をフロントモータ4及びリヤモータ5の駆動用電源システムとして搭載し、エンジン3とフロントモータ4及びリヤモータ5とを用いて走行できるように構成されている。
本実施形態の電池システム6は、ハイブリッド自動車1の車体2に取り付けられており、ケーブル7によりフロントモータ4及びリヤモータ5に接続されている。この電池システム6は、図1に示すように、ハイブリッド自動車1の駆動用電源である複数の二次電池100と、これを制御する制御装置30を備えている。複数の二次電池100は、互いに電気的に直列に接続されて、組電池10を構成している。なお、電池システム6(制御装置30)は、ハイブリッド自動車1の制御を司る車両制御ユニット20に接続されている。また、本実施形態では、二次電池100として、ニッケル水素二次電池を使用している。
制御装置30は、ROM31、CPU32、RAM33等を有し、組電池10を構成する二次電池100の充放電を制御する。具体的には、制御装置30は、例えば、ハイブリッド自動車1の運転中(電池システム6の作動中)、所定時間毎に、二次電池100のSOC(State Of Charge)の推定値である推定SOCを演算する。なお、制御装置30は、二次電池100の充放電電流値I、電圧値V、電池温度Tなどを検出し、これらの値に基づいて推定SOCを算出する。
次に、本実施形態にかかる二次電池100の充放電制御について説明する。
図3は、充放電制御の流れを示すフローチャートである。まず、ハイブリッド自動車1のイグニッションがONとされ、電池システム6が起動すると、制御装置30は、ステップU1において、通常制御を開始する。ここで、通常制御について、図4及び図5を参照して、具体的に説明する。
図4は、通常の回生充電制御の流れを示すフローチャートである。なお、回生充電とは、ハイブリッド自動車1において発生する回生エネルギー(電気エネルギー)を、二次電池100に充電することをいう。
制御装置30は、車両制御ユニット20から二次電池100の回生充電を要求する旨の信号を受信すると、ステップS1において、二次電池100の回生充電を開始する。次いで、ステップS2に進み、制御装置30は、二次電池100の電圧値Vを検出する。さらに、ステップS3において、二次電池100のSOCを推定する(SOCの推定値である推定SOCを演算する)。次に、ステップS4に進み、二次電池100の電圧値Vが上限電圧値Vmaxに達したか否かを判断する。上限電圧値Vmaxに達した(YES)と判断したら、ステップS6に進み、回生充電を終了する。なお、上限電圧値Vmaxの値は、予め、制御装置30のROM31に記憶されている。
一方、制御装置30は、ステップS4において、上限電圧値Vmaxに達していない(NO)と判断すると、ステップS5に進み、二次電池100の推定SOCが上限SOCに達したか否かを判断する。なお、上限SOCの値は、予めROM31に記憶されている。ステップS5において、上限SOCに達していない(NO)と判断したら、ステップS2に戻り、上述の処理を再び行う。一方、上限SOCに達した(YES)と判断したら、ステップS6に進み、回生充電を終了する。なお、ステップS1〜S5の処理中に、車両制御ユニット20から回生充電を終了する旨の信号を受信した場合は、回生充電を終了する。
このように、通常、制御装置30は、二次電池100の電圧値Vが上限電圧値Vmaxに達したという判断、及び、二次電池100の推定SOCが上限SOCに達したという判断のうち、少なくともいずれか一方の判断がなされたら、回生充電を終了させる。
なお、ステップS3の処理を行う制御装置30が、「SOC推定手段」に相当する。また、ステップS4の処理を行う制御装置30が、「上限電圧判断手段」に相当する。また、ステップS5の処理を行う制御装置30が、「上限SOC判断手段」に相当する。また、ステップS4においてYESと判断された場合にステップS6の処理を行う制御装置30、及び、ステップS5においてYESと判断された場合にステップS6の処理を行う制御装置30が、「第2回生充電制御手段」に相当する。
また、図5は、通常の放電制御の流れを示すフローチャートである。制御装置30は、車両制御ユニット20から二次電池100の放電を要求する旨の信号を受信すると、ステップT1において、二次電池100の放電を開始する。次いで、ステップT2に進み、二次電池100のSOCを推定する(推定SOCを演算する)。その後、ステップT3に進み、二次電池100の推定SOCが下限SOC(通常の下限SOCの値)に達したか否かを判断する。なお、下限SOCの値は、予めROM31に記憶されている。ステップT3において、下限SOCに達していない(NO)と判断したら、ステップT2に戻り、上述の処理を再び行う。一方、下限SOCに達した(YES)と判断したら、ステップT4に進み、放電を終了する。なお、ステップT1〜T3の処理中に、車両制御ユニット20から放電不要である旨の信号を受信した場合は、放電を終了する。
なお、ステップT2の処理を行う制御装置30が、「SOC推定手段」に相当する。また、ステップT4の処理を行う制御装置30が、「放電停止手段」に相当する。
引き続き、図3に示す充放電制御について説明する。ステップU1の処理の後、ステップU2に進み、制御装置30は、走行路の傾斜角αの算出処理を開始する。ここで、傾斜角αの算出処理について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態にかかる傾斜角αの算出処理の流れを示すフローチャートである。まず、ステップU21において、制御装置30は、ハイブリッド自動車1におけるパワー変動量dPの移動平均dPmaを算出する。ここで、パワー変動量dPとは、車両制御ユニット20から要求される電池要求パワーPrの値から、現在の電池パワーの計測値Pc(=電池電圧値V×放電電流値I)を
差し引いた値(dP=Pr−Pc)である。
次に、ステップU22に進み、制御装置30は、下記式(1)に基づいて、走行路の傾斜角αを演算する。
α=sin-1(dPma/mgV) ・・・(1)
ここで、mはハイブリッド自動車1の質量、gは重力加速度、Vは車速である。
上記式(1)は、パワー変動量dPが、走行路の傾斜に伴って車両を走行させるために必要となる力の増加量(車両重量の斜面方向成分に等しい、mg×sinα)に、車速(V)を乗じた値(=mg×sinα×V)に等しくなるという考えに基づいたもので、mg×sinα×V=dPmaという等式の変形式である。
次いで、ステップU23に進み、制御装置30は、上記式(1)によって算出されるαについて、一次遅れフィルタ処理(ローパスフィルタ処理)を行う。次いで、ステップU24に進み、一次遅れフィルタ処理後のαの値を、傾斜角αの値として取得する。その後、ステップU21に戻り、上述の処理を再び行う。ステップU2の処理(ステップU21〜U24の処理)は、ハイブリッド自動車1が走行している期間中(電池システム6が作動している期間中)、所定時間毎に、繰り返し行われる。
次に、図3に示すステップU3に進み、制御装置30は、ハイブリッド自動車1が上り坂の走行を開始したか否かを判断する。具体的には、ステップU24において取得した傾斜角αが正の値(α>0)であるか否かを判断する。なお、傾斜角α>0である場合は、ハイブリッド自動車1が上り坂を走行していると判断することができ、反対に、傾斜角α<0である場合は、ハイブリッド自動車1が下り坂を走行していると判断することができる。
ステップU3において、傾斜角α>0であると判定したら、ハイブリッド自動車1が上り坂の走行を開始した(YES)と判断する。この場合には、ステップU4に進み、通常制御を終了させる。その後、ステップU5に進み、上り坂の走行を開始した時の推定SOC(上り走行開始時SOC)をRAM33に記憶する。なお、制御装置30は、ハイブリッド自動車1の運転中(電池システム6の作動中)、所定時間毎に、推定SOCを演算している。また、ステップU3において、ハイブリッド自動車1が上り坂の走行を開始した(YES)と判断するのは、一定距離(または一定時間)以上、上り坂を継続して走行した場合に限定するようにしても良い。上り坂の走行距離が一定距離以上(または上り坂の走行時間が一定時間以上)になると、上り坂走行中に二次電池100の放電に伴って低下するSOC低下量も一定値以上となり、本願発明が特に有効になるからである。なお、上り坂の走行距離は、例えば、傾斜角α>0であると判定されている期間とハイブリッド自動車1の走行速度とに基づいて求めることができる。具体的には、例えば、(上り坂の走行距離)=(傾斜角α>0であると判定されている期間)×(ハイブリッド自動車1の走行速度)により求めることができる。また、上り坂の走行時間は、傾斜角α>0であると判定されている期間に基づいて求めることができる。具体的には、例えば、(上り坂の走行時間)=(傾斜角α>0であると判定されている期間)として求めることができる。
次いで、ステップU6に進み、制御装置30は、下限SOCの値を、通常制御時における下限SOCの値よりも小さい値に変更する。その後、車両制御ユニット20からの放電要求にしたがって、二次電池100の放電制御を行う。このように、下限SOCの値を通常よりも小さな値に変更することで、ハイブリッド自動車1に搭載している二次電池100について、上り坂での放電量を大きくすることができる(これにより、フロントモータ4及びリヤモータ5の駆動を増大できる)。これにより、車両の燃費(あるいは登坂能力)を向上させることができる。さらに、その後に下り坂を走行する際、下り坂走行開始時の二次電池100のSOCを小さくしておくことができるので、下り坂走行中における二次電池100の過充電を、確実に防止することもできる。
その後、ステップU7に進み、二次電池100の推定SOCが下限SOCに達したか否かを判断する。下限SOCに達していない(NO)と判断したら、ステップU9に進み、ハイブリッド自動車1が上り坂の走行を終了したか否かを判断する。具体的には、ステップU24において取得した傾斜角αが正の値(α>0)であるか否かを判断する。傾斜角α>0でないと判定されたら、ステップU9において、上り坂の走行を終了した(YES)と判断する。一方、傾斜角α>0であると判定したら、上り坂の走行を終了していない(NO)と判断して、ステップU7に戻る。
ステップU7において、下限SOCに達した(YES)と判断したら、ステップU8に進み、二次電池100の放電を停止する。その後、ステップU9に進み、ハイブリッド自動車1が上り坂の走行を終了したか否かを判断する。ステップU9において、上り坂の走行を終了した(YES)と判断したら、ステップUAに進み、制御装置30は、上り坂の走行を終了したと判断した時の推定SOCの値(上り走行終了時SOC)を、RAM33に記憶する。
次いで、ステップUBに進み、制御装置30は、ハイブリッド自動車1が上り坂を走行していると判断されていた期間中(すなわち、ステップU3において上り坂走行を開始したと判断されたときから、ステップU9において上り坂走行を終了したと判断されるまでの期間中)において、二次電池100の放電に伴って低下した、推定SOCの低下量(SOC低下量)を算出する。具体的には、ステップUAにおいて記憶した上り坂走行終了時の推定SOCの値(上り走行終了時SOC)から、ステップU5において記憶した上り坂走行開始時の推定SOCの値(上り走行開始時SOC)を差し引くことで、SOC低下量ΔSdを算出する。そして、算出されたSOC低下量ΔSdを、RAM33に記憶する。
その後、ステップUCに進み、制御装置30は、ハイブリッド自動車1が下り坂の走行を開始したか否かを判断する。具体的には、ステップU24において取得した傾斜角αが負の値(α<0)であるか否かを判断する。傾斜角α<0であると判定した場合には、下り坂の走行を開始した(YES)と判断する。
ステップUCにおいて、下り坂の走行を開始した(YES)と判断したら、ステップUDに進み、ハイブリッド自動車1の上り坂走行が終了したときから起算して、二次電池100の回生充電に伴って上昇した推定SOCの上昇量(SOC上昇量)を算出する。具体的には、ステップUAにおいて記憶した上り坂走行終了時の推定SOCの値(上り走行終了時SOC)から、現在(ステップUDの処理時)の推定SOCの値を差し引くことで、SOC上昇量ΔSuを算出する。
次いで、ステップUEに進み、ステップUDで算出されたSOC上昇量ΔSuが、ステップUBにおいて記憶されたSOC低下量ΔSdに達したか否かを判断する。SOC上昇量ΔSuがSOC低下量ΔSdに達した(YES)と判断したら、ステップUIに進み、回生充電を終了させる。
このように、本実施形態では、ハイブリッド自動車1が下り坂を走行していると判断されている期間中、SOC上昇量ΔSuがSOC低下量ΔSdに達するまで、二次電池100を回生充電する制御が行われる。換言すれば、SOC上昇量ΔSuがSOC低下量ΔSdに達すると、ハイブリッド自動車1が下り坂を走行していると判断されている期間中でも、二次電池100の回生充電を終了させる。
このような回生充電制御を行うことで、ハイブリッド自動車1が上り坂を走行した後、下り坂を走行する場合において、二次電池100の回生充電を適切に行うことができる。具体的には、上り坂の走行期間中に二次電池100の放電により消費した電気エネルギーを、その後の下り坂の走行期間中に回復させて、二次電池100のSOCが元に戻る(上り坂の走行を開始するときのSOCに戻る)まで電気エネルギーを回収することができる。また、上り坂の走行期間中に二次電池100の放電により消費した電気エネルギーが、その後の下り坂の走行期間中に回復した時点で、回生充電を終了させることができるので、二次電池100の過充電を防止することができる。
ところで、制御装置30により推定される推定SOCは、あくまでも推定値であるため、実際のSOCと異なっていることがある。このため、二次電池100の推定SOCに基づいてのみ回生充電の制御を行っている場合に、推定SOCが実際のSOCよりも小さくなっていると、二次電池100が過充電になる虞があった。
これに対し、本実施形態の電池システム6では、二次電池100の推定SOCに基づいた回生充電制御のみならず、後述するような二次電池100の温度に基づいた回生充電制御も行う。なお、本実施形態の電池システム6では、ハイブリッド自動車1の運転中(電池システム6の作動中)、制御装置30が、所定時間毎に、二次電池100の温度Tを検出すると共に、単位時間あたりの二次電池100の温度上昇率(dT/dt)を算出している。
具体的には、制御装置30は、ステップUEにおいて、SOC上昇量ΔSuがSOC低下量ΔSdに達した(YES)と判断したら、ステップUIに進み、回生充電を終了させる。一方、ステップUEにおいて、SOC上昇量ΔSuがSOC低下量ΔSdに達していない(NO)と判断したら、ステップUFに進み、二次電池100の温度Tが、その上限値である上限電池温度Tmaxに達したか否かを判断する。上限電池温度Tmaxに達した(YES)と判断したら、ステップUIに進み、回生充電を終了させる。一方、上限電池温度Tmaxに達していない(NO)と判断したら、ステップUGに進み、二次電池100の単位時間あたりの温度上昇率(dT/dt)が、その上限値である上限温度上昇率(dT/dt)maxに達したか否かを判断する。
ステップUGにおいて、上限温度上昇率(dT/dt)maxに達した(YES)と判断されたら、ステップUIに進み、回生充電を終了させる。一方、上限温度上昇率(dT/dt)maxに達していない(NO)と判断したら、ステップUHに進み、ハイブリッド自動車1が下り坂の走行を終了したか否かを判断する。具体的には、ステップU24において取得した傾斜角αが負の値(α<0)であるか否かを判断する。傾斜角α<0であると判定したら、下り坂の走行を終了していない(NO)と判断して、ステップUDに戻る。
一方、ステップUHにおいて、傾斜角α<0でないと判定したら、下り坂の走行を終了した(YES)と判断する。その後、ステップUIに進み、回生充電を終了させる。
なお、上限温度上昇率(dT/dt)max及び上限電池温度Tmaxの値は、予め、制御装置30のROM31に記憶されている。
このように、本実施形態では、ハイブリッド自動車1が下り坂を走行していると判断されている期間中(ステップUCにおいてYESと判断されてからステップUHにおいてYESと判断されるまでの期間中)に、二次電池100の温度Tが上限電池温度Tmaxに達したという判断(ステップUFにおけるYESの判断)、及び、二次電池100の温度上昇率(dT/dt)が上限温度上昇率(dT/dt)maxに達したという判断(ステップUGにおけるYESの判断)のうち、いずれか一方の判断がなされたら、二次電池100の回生充電を終了させる制御を行う。従って、ハイブリッド自動車1が下り坂を走行していると判断されている期間中において、SOC上昇量ΔSuがSOC低下量ΔSdに達していない場合(ステップUEにおいてNOと判断された場合)であっても、二次電池100の温度Tが上限電池温度Tmaxに達したと判断(ステップUFにおいてYESと判断)された場合、または、温度上昇率(dT/dt)が上限温度上昇率(dT/dt)maxに達したと判断(ステップUGにおいてYESと判断)された場合には、回生充電を終了させる。これにより、二次電池100の過充電を防止することができると共に、二次電池100の過昇温も防止できる。
なお、一定条件下(例えば、25℃の常温環境下で、充電電流を一定値とした条件下)で二次電池100を充電すると、充電時間tが経過するにしたがって(すなわち、SOCが大きくなるにしたがって)電池温度Tが上昇(ほぼ一定の温度上昇率で電池温度Tが上昇)してゆき、やがて、充電時間tが所定時間を経過すると(すなわち、SOCが所定値以上に大きくなると)、温度上昇率(dT/dt)が急激に高くなることが判っている。このため、例えば、一定条件下で二次電池100を充電したときに、温度上昇率dT/dtが急激に高くなった急上昇時点における温度上昇率を、上限温度上昇率(dT/dt)maxとして設定する。さらに、上記急上昇時点(またはそれ以降)における二次電池100の温度Tを、上限電池温度Tmaxとして設定する。
また、二次電池100は、電池温度が高くなると劣化する(劣化し易くなる)傾向にあるので、上限電池温度Tmaxを、二次電池100の劣化が少ない(劣化し難い)温度範囲の上限値に設定するようにしても良い。
また、上限電池温度Tmax及び上限温度上昇率(dT/dt)maxは、以下のようにして予め設定しても良い。具体的には、予め、一定条件下(25℃の常温環境下で、充電電流を一定値とした条件下)で、二次電池100について充電試験を行って、二次電池100のSOCが上限SOCに達するときの電池温度Tを、上限電池温度Tmaxとして設定しても良い。さらに、上限電池温度Tmaxに達するときの温度上昇率(dT/dt)を、上限温度上昇率(dT/dt)maxとして設定しても良い。
なお、ステップU3,U9の処理を行う制御装置30が、「上り走行判断手段」に相当する。また、ステップUBの処理を行う制御装置30が、「SOC低下量算出手段」及び「SOC低下量記憶手段」に相当する。また、ステップUAの処理を行う制御装置30が、「上り走行終了時SOC記憶手段」に相当する。また、ステップUC,UHの処理を行う制御装置30が、「下り走行判断手段」に相当する。また、ステップUDの処理を行う制御装置30が、「SOC上昇量算出手段」に相当する。また、ステップUEにおいてYESと判定されたときにステップUIの処理を行う制御装置30が、「第1回生充電制御手段」に相当する。また、ステップUFの処理を行う制御装置30が、「電池温度判断手段」に相当する。また、ステップUGの処理を行う制御装置30が、「温度上昇率判断手段」に相当する。また、ステップUFにおいてYESと判断されたとき、及び、ステップUGにおいてYESと判断されたときに、ステップUIの処理を行う制御装置30が、「第3回生充電制御手段」に相当する。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、通常制御における二次電池100の回生充電中に、二次電池100の電圧値Vが上限電圧値Vmaxに達したという判断、及び、推定SOCが上限SOCに達したという判断のうち、少なくともいずれか一方の判断がなされたら、回生充電を終了させるようにした。具体的には、図4に示すように、ステップS4においてYESという判断、及び、ステップS5においてYESという判断のうち、いずれか一方の判断がなされたら、ステップS6において回生充電を終了させた。
しかしながら、二次電池100の電圧値Vが上限電圧値Vmaxに達したか否かという判断、及び、推定SOCが上限SOCに達したか否かという判断のうち、二次電池100の電圧値Vが上限電圧値Vmaxに達したか否かという判断のみを行って、二次電池100の電圧値Vが上限電圧値Vmaxに達したと判断されたら、回生充電を終了させるようにしても良い。具体的には、図4において、ステップS5を削除し、ステップS4においてYESと判断されたら、ステップS6において回生充電を終了させるようにしても良い。
あるいは、二次電池100の電圧値Vが上限電圧値Vmaxに達したか否かという判断、及び、推定SOCが上限SOCに達したか否かという判断のうち、二次電池100の推定SOCが上限SOCに達したか否かという判断のみを行って、推定SOCが上限SOCに達したと判断されたら、回生充電を終了させるようにしても良い。具体的には、図4において、ステップS4を削除し、ステップS5においてYESと判断されたら、ステップS6において回生充電を終了させるようにしても良い。
また、実施形態では、ハイブリッド自動車1が下り坂を走行していると判断されている期間中に、二次電池100の温度Tが上限電池温度Tmaxに達したという判断、及び、二次電池100の温度上昇率(dT/dt)が上限温度上昇率(dT/dt)maxに達したという判断のうち、少なくともいずれか一方の判断がなされたら、二次電池100の回生充電を終了させるようにした。具体的には、図3に示すように、ステップUCにおいてYESと判断されてからステップUHにおいてYESと判断されるまでの期間中に、ステップUFにおいてYESの判断、及び、ステップUGにおいてYESの判断のうち、いずれか一方の判断がなされたら、ステップUIにおいて回生充電を終了させた。
しかしながら、ハイブリッド自動車1が下り坂を走行していると判断されている期間中に、二次電池100の温度Tが上限電池温度Tmaxに達したか否かという判断、及び、二次電池100の温度上昇率(dT/dt)が上限温度上昇率(dT/dt)maxに達したか否かという判断のうち、二次電池100の温度Tが上限電池温度Tmaxに達したか否かという判断のみを行って、二次電池100の温度Tが上限電池温度Tmaxに達したと判断されたら、二次電池100の回生充電を終了させるようにしても良い。具体的には、図3において、ステップUGを削除し、ステップUFにおいてYESと判断されたら、ステップUIにおいて回生充電を終了させるようにしても良い。
あるいは、ハイブリッド自動車1が下り坂を走行していると判断されている期間中に、二次電池100の温度Tが上限電池温度Tmaxに達したか否かという判断、及び、二次電池100の温度上昇率(dT/dt)が上限温度上昇率(dT/dt)maxに達したか否かという判断のうち、二次電池100の温度上昇率(dT/dt)が上限温度上昇率(dT/dt)maxに達したか否かという判断のみを行って、二次電池100の温度上昇率(dT/dt)が上限温度上昇率(dT/dt)maxに達したと判断されたら、二次電池100の回生充電を終了させるようにしても良い。具体的には、図3において、ステップUFを削除し、ステップUGにおいてYESと判断されたら、ステップUIにおいて回生充電を終了させるようにしても良い。
また、実施形態では、ハイブリッド自動車1が下り坂を走行していると判断されている期間中において、電池温度Tに基づいた二次電池100の回生充電の制御(ステップUF,UGの処理)を行うようにした。しかしながら、電池温度Tに基づいた二次電池
100の回生充電の制御(ステップUF,UGの処理)は、通常制御における二次電池
100の回生充電中に行うようにしても良い。具体的には、図4において、例えば、ステップS3の後(ステップS4の前)に、二次電池100の温度Tが上限電池温度Tmaxに達したか否かという判断、及び、二次電池100の温度上昇率(dT/dt)が上限温
度上昇率(dT/dt)maxに達したか否かという判断のうち、少なくともいずれか一方
の判断を行って、YES(達した)と判断されたら、ステップS6において二次電池100の回生充電を終了させるようにしても良い。
また、実施形態では、ハイブリッド自動車1が1つの上り坂を走行した後、1つの下り坂を走行する場合を例にして、二次電池100の充放電制御を説明した。しかしながら、本願発明は、車両が、平坦路を間に挟んで複数の上り坂を走行した後、1つの下り坂を走行するような場合にも適用することができる。この場合、例えば、上り坂の走行を開始した後に一定距離以内の平坦路走行(または、一定時間以内の平坦路走行)があっても、ステップU9において、上り走行が終了していない(NO)と判断し、さらに、ステップUBにおいて、平坦路を間に挟んで複数の上り坂を走行したときの各々の上り坂におけるSOC低下量を合算し、この合算値を、SOC低下量ΔSdとして記憶するようにすれば良い。
なお、平坦路の走行距離は、例えば、ステップU9において、ステップU24で取得された傾斜角αの値が「0」(α=0)であるか否かについても判断し、傾斜角α=0であると判定されている期間とハイブリッド自動車1の走行速度とに基づいて求めることができる。具体的には、例えば、(平坦路の走行距離)=(傾斜角α=0であると判定されている期間)×(ハイブリッド自動車1の走行速度)として求めることができる。このようにして求めた平坦路の走行距離が、一定距離以内である場合には、ステップU9において、上り走行が終了していない(NO)と判断するようにしても良い。また、平坦路の走行時間は、傾斜角α=0であると判定されている期間に基づいて求めることができる。具体的には、例えば、(平坦路の走行時間)=(傾斜角α=0であると判定されている期間)として求めることができる。
あるいは、車両が、1つの上り坂を走行した後、平坦路を間に挟んで複数の下り坂を走行するような場合にも適用することができる。この場合、例えば、下り坂の走行を開始した後に一定距離以内の平坦路走行(または、一定時間以内の平坦路走行)があっても、ステップUHにおいて、下り走行が終了していない(NO)と判断し、さらに、ステップUDにおいて、複数の下り坂を走行したときの各々の下り坂におけるSOC上昇量及び平坦路を走行したときのSOC上昇量を合算し、この合算値を、SOC上昇量ΔSuとして算出するようにすれば良い。
あるいは、車両が、平坦路を間に挟んで複数の上り坂を走行した後、平坦路を間に挟んで複数の下り坂を走行するような場合にも適用することができる。この場合、例えば、上り坂の走行を開始した後に一定距離以内の平坦路走行(または、一定時間以内の平坦路走行)があっても、ステップU9において、上り走行が終了していない(NO)と判断し、さらに、ステップUBにおいて、平坦路を間に挟んで複数の上り坂を走行したときの各々の上り坂におけるSOC低下量を合算し、この合算値を、SOC低下量ΔSdとして記憶する。さらに、下り坂の走行を開始した後に一定距離以内の平坦路走行(または、一定時間以内の平坦路走行)があっても、ステップUHにおいて、下り走行が終了していない(NO)と判断し、さらに、ステップUDにおいて、複数の下り坂を走行したときの各々の下り坂におけるSOC上昇量及び平坦路を走行したときのSOC上昇量を合算し、この合算値を、SOC上昇量ΔSuとして算出するようにすれば良い。
なお、上述のように、本願発明を、車両が、平坦路を間に挟んで複数の上り坂(または下り坂)を走行する場合に適用するときは、上り坂(または下り坂)の間に介在する平坦路の走行距離(または、平坦路の走行時間)が一定値以下となる場合に適用するようにしても良い。換言すれば、平坦路の走行距離(または、平坦路の走行時間)が一定値より大きくなる場合は、二次電池について通常制御を行うようにしても良い。具体的には、上り坂(または下り坂)の間に介在する平坦路の走行期間中に、当該平坦路の走行距離(または、平坦路の走行時間)が一定値より大きくなったら、通常制御に切り替えるようにしても良い。例えば、1つの平坦路を挟んで2つの上り坂を走行するような場合、最初の上り坂を走行した後の平坦路の走行期間中に、当該平坦路の走行距離(または、平坦路の走行時間)が一定値より大きくなったら、通常制御に切り替える。そして、最初の上り坂走行におけるSOC低下量ΔSdはリセットして、2番目の上り坂を走行する際(新たに最初の上り坂になる)は、新たにSOC低下量ΔSdを算出するようにしても良い。
1 ハイブリッド自動車(車両)
6 電池システム
10 組電池
30 制御装置
100 二次電池
dT/dt 二次電池の温度上昇率
(dT/dt)max 上限温度上昇率
ΔSd SOC低下量(推定SOCの低下量)
ΔSu SOC上昇量(推定SOCの上昇量)
I 充電電流値
T 二次電池の温度
Tmax 上限電池温度
V 二次電池の電圧値
Vmax 二次電池の上限電圧値

Claims (5)

  1. 車両に搭載される電池システムであって、
    上記車両の駆動用電源である二次電池と、
    上記二次電池を制御する制御装置と、を備え、
    上記制御装置は、
    上記二次電池のSOCの推定値である推定SOCを求めるSOC推定手段と、
    上記車両が上り坂を走行しているか否かを判断する上り走行判断手段と、
    上記上り走行判断手段によって上記車両が上り坂を走行していると判断されていた期間中に上記二次電池の放電に伴って低下した、上記推定SOCの低下量を算出するSOC低下量算出手段と、
    上記SOC低下量算出手段によって算出されたSOC低下量を記憶するSOC低下量記憶手段と、
    上記上り走行判断手段によって上記車両の上記上り坂の走行が終了したと判断されたときに、上記SOC推定手段によって推定された上記推定SOCである上り走行終了時SOCを記憶する上り走行終了時SOC記憶手段と、
    上記車両が下り坂を走行しているか否かを判断する下り走行判断手段と、
    上記下り走行判断手段によって上記車両が下り坂を走行していると判断されると、上記車両の上記上り坂の走行が終了したときから起算して上記二次電池の回生充電に伴って上昇した上記推定SOCの上昇量を算出するSOC上昇量算出手段と、
    上記下り走行判断手段において上記車両が下り坂を走行していると判断されている期間中、上記SOC上昇量算出手段において算出されたSOC上昇量が、上記SOC低下量記憶手段に記憶されている上記SOC低下量に達したら、上記二次電池の回生充電を終了させる制御を行う第1回生充電制御手段と、を備える
    電池システム。
  2. 請求項1に記載の電池システムであって、
    前記二次電池の回生充電中に上記二次電池が特定の状態になったら、上記回生充電を終了させる制御を行う第2回生充電制御手段を備え、
    前記第1回生充電制御手段により回生充電の制御を行うときは、上記第2回生充電制御手段による上記制御を行うことなく、前記SOC上昇量が前記SOC低下量に達したら、上記二次電池の回生充電を終了させる
    電池システム。
  3. 請求項2に記載の電池システムであって、
    前記制御装置は、
    前記推定SOCが上限SOCに達したか否かを判断する上限SOC判断手段、及び、
    前記二次電池の電圧値が上限電圧値に達したか否かを判断する上限電圧判断手段、の少なくともいずれか一方を備え、
    前記第2回生充電制御手段は、
    上記制御装置が上記上限SOC判断手段及び上記上限電圧判断手段のうち上記上限SOC判断手段のみを備える場合には、上記二次電池の回生充電中に、上記上限SOC判断手段により上記推定SOCが上記上限SOCに達したと判断されたら、上記回生充電を終了させ、
    上記制御装置が上記上限SOC判断手段及び上記上限電圧判断手段のうち上記上限電圧判断手段のみを備える場合には、上記二次電池の回生充電中に、上記上限電圧判断手段により上記二次電池の電圧値が上記上限電圧値に達したと判断されたら、上記回生充電を終了させ、
    上記制御装置が上記上限SOC判断手段及び上記上限電圧判断手段の両方を備える場合には、上記二次電池の回生充電中に、上記二次電池の電圧値が上限電圧値に達したという上記上限電圧判断手段による判断、及び、上記推定SOCが上記上限SOCに達したという上記上限SOC判断手段による判断のうち、少なくともいずれか一方の判断がなされたら、上記回生充電を終了させる
    電池システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電池システムであって、
    前記制御装置は、
    前記二次電池の温度が、その上限値である上限電池温度に達したか否かを判断する電池温度判断手段、及び、
    上記二次電池の単位時間あたりの温度上昇率が、その上限値である上限温度上昇率に達したか否かを判断する温度上昇率判断手段、の少なくともいずれか一方を備え、
    さらに上記制御装置は、
    上記電池温度判断手段及び上記温度上昇率判断手段のうち上記電池温度判断手段のみを備える場合には、前記下り走行判断手段によって前記車両が下り坂を走行していると判断されている期間中に、上記電池温度判断手段により上記二次電池の温度が上記上限電池温度に達したと判断されたら、上記二次電池の回生充電を終了させる制御を行い、
    上記電池温度判断手段及び上記温度上昇率判断手段のうち上記温度上昇率判断手段のみを備える場合には、上記下り走行判断手段によって上記車両が下り坂を走行していると判断されている期間中に、上記温度上昇率判断手段により上記二次電池の上記温度上昇率が上記上限温度上昇率に達したと判断されたら、上記二次電池の回生充電を終了させる制御を行い、
    上記電池温度判断手段及び上記温度上昇率判断手段の両方を備える場合には、上記下り走行判断手段によって上記車両が下り坂を走行していると判断されている期間中に、上記二次電池の温度が上記上限電池温度に達したという上記電池温度判断手段による判断、及び、上記二次電池の上記温度上昇率が上記上限温度上昇率に達したという上記温度上昇率判断手段による判断のうち、少なくともいずれか一方の判断がなされたら、上記二次電池の回生充電を終了させる制御を行う第3回生充電制御手段、を備える
    電池システム。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電池システムであって、
    前記制御装置は、
    前記二次電池の放電中に前記推定SOCが下限SOCに達したら、上記二次電池の放電を停止する放電停止手段、を備え、
    上記放電停止手段は、
    前記上り走行判断手段において前記車両が上り坂を走行していると判断されている期間中は、それ以外の期間に比べて上記下限SOCを小さい値に設定して、上記二次電池の放電を停止する制御を行う
    電池システム。
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