JP5859220B2 - 分岐管及び空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、室内機と室外機とを連結するガス管に設けられる分岐管及び空気調和装置に関するものである。
室外機と室内機を有し、冷媒管からなる冷媒回路を備える空気調和装置において、複数の室外機が並列して設けられる場合がある。複数の室外機へ冷媒を分配するため、冷媒管には分岐管が設けられる。図5及び図6に従来の分岐管2を示す。
分岐管2は、流入部20と、二つの流出部21を有し、流入部20へ流入した冷媒は、2方向に分かれて、二つの流出部21からそれぞれ流出する。従来、二つの流出部21は、同一断面積であった。例えば、図6に示す断面積比S3:S4=1:1であった。
特許文献1は、主管内を流れる冷媒を2つの流れに分配するための分岐用管継手に関し、分岐部付近のサイズのコンパクト化と分岐部における偏流防止とを両立させる技術が開示されている。
特許第3742933号公報
図1を用いて、空気調和装置10の構成を説明する。空気調和装置10の室外機3は、圧縮機と、室外熱交換器と、暖房用膨張弁を備え、室内機4は、冷房用膨張弁と、室内熱交換器を備える。
冷房運転時において、室外熱交換器は、凝縮器として機能し、室内熱交換器は、蒸発器として機能する。そして、冷房運転時において、圧縮機と、室外熱交換器と、冷房用膨張弁と、室内熱交換器によって、冷媒回路が構成される。暖房運転時において、室内熱交換器は、凝縮器として機能し、室外熱交換器は、蒸発器として機能する。そして、暖房運転時において、圧縮機と、室内熱交換器と、暖房用膨張弁と、室外熱交換器によって、冷媒回路が構成される。
図1に示すように、空気調和装置10が、3台の室外機3と、3台の室内機4からなるとき、冷媒は、冷媒管である液管6,7,9,11と、ガス管12,13,14,15,16を流れる。
ところで、空気調和装置10における室外機3の圧縮機では、圧縮機内の摺動部分の潤滑のために、潤滑油が用いられている。この潤滑油は、その一部が圧縮機から吐出された冷媒とともに室外熱交換器、室内熱交換器等の冷媒回路内を流れ、再び圧縮機に回収される。潤滑油が冷媒回路内を流れる際、熱交換器や冷媒管の内壁に付着すると、伝熱を阻害するとともに、圧縮機へ戻される潤滑油量が低下して圧縮機の潤滑不足を招く。そこで、熱交換器や冷媒管の内壁に付着して滞留してしまった潤滑油を回収するために、定期的に圧縮機側に潤滑油を回収する、いわゆる油戻し運転が行われる。
油戻し運転では、全ての室外機へ同量の潤滑油が回収されるように、全ての室外機にて、圧縮機が同一流量の冷媒を吸入・吐出する。
図1に示すように、3台以上の室外機3が並列して設けられる場合であっても、従来、分岐部28と分岐部29の両方にて、図5及び図6に示す分岐管2が用いられる。油戻し運転時において、冷媒流出先の室外機3が1台ずつである分岐部29では、流出部21の断面積比がS3:S4=1:1である分岐管2によって、2台の室外機3それぞれへ冷媒及び潤滑油が等しく分配される。そのため、2台の室外機3は、潤滑油が等しく回収される。
一方、分岐部28では、一方の冷媒流出先の室外機3が1台であり、他方の冷媒流出先の室外機3が2台である。そのため、油戻し運転時において、分岐管2の一方の流出部21と他方の流出部21とでは、冷媒及び潤滑油の流量が異なる。このとき、室外機3が1台の側と、室外機3が2台の側との潤滑油の分配比が1:2となれば、3台全ての室外機3にて均等に潤滑油が回収され得る。しかし、分岐部28,29の両方にて、流出部21の断面積比がS3:S4=1:1である従来の分岐管2を使用していたところ、全ての室外機3へ均等に潤滑油を分配することは困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、冷媒が流れるガス管の分岐部分において、室内機側から各室外機へ適切な比率で冷媒を分配することが可能な分岐管及び空気調和装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の分岐管及び空気調和装置は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る分岐管は、室内機と室外機とを連結するガス管に設けられ、冷媒を複数の室外機へ分配する分岐部分に用いられる分岐管であって、冷媒が流入する流入部と、流入部から流入した冷媒を室外機へ流出させる第1の流出部と、流入部から流入した冷媒を、第1の流出部からの流出先の室外機と異なる室外機へ、第1の流出部における目的流量と異なる目的流量で流出させる第2の流出部とを備え、第1の流出部と第2の流出部との断面積比は、第1の流出部と第2の流出部との目的流量比に応じて決定され、前記第1の流出部と前記第2の流出部との前記目的流量比は、前記第1の流出部と前記第2の流出部それぞれからの流出先の前記室外機の容量及び台数に基づいて決定される
この発明によれば、流入部へ流入した冷媒が、第1の流出部と第2の流出部から流出される。そして、第1の流出部の断面積と第2の流出部の断面積との断面積比が、第1の流出部における冷媒の目的流量と第2の流出部における冷媒の目的流量との目的流量比に応じて決定されることから、第1の流出部と第2の流出部において、冷媒の流速が等しくなる。本発明では、第1の流出部と第2の流出部との断面積比が1:1であり、かつ第1の流出部と第2の流出部それぞれに接続された後流側のガス管において、断面積比が調整される場合に比べて、流入部から流入した冷媒が分岐する地点に近いところで断面積比が調整される。そのため、第1の流出部と第2の流出部それぞれから室外機へ流出する冷媒の流量が、より目的流量に近くなる。その結果、例えば、室内機から室外機へ流れる冷媒に潤滑油が含まれる場合、各室外機へより適切な比率で潤滑油を分配することができる。
また、本発明に係る分岐管は、室内機と室外機とを連結するガス管に設けられ、冷媒を複数の室外機へ分配する分岐部分に用いられる分岐管であって、冷媒が流入する流入部と、流入部から流入した冷媒を少なくとも1台の室外機へ流出させる第1の流出部と、流入部から流入した冷媒を、第1の流出部と異なる台数の室外機であり、第1の流出部からの流出先の室外機と異なる複数の室外機へ流出させる第2の流出部とを備え、全ての室外機で冷媒の流量が同一となるように流量が制御されているとき、第1の流出部と第2の流出部との断面積比は、第1の流出部と第2の流出部それぞれからの流出先の室外機の台数比のみに応じて決定される。
この発明によれば、流入部へ流入した冷媒が、第1の流出部と第2の流出部から流出される。そして、全ての室外機で冷媒が同一の流量となるように冷媒流量が制御されているとき、第1の流出部の断面積と第2の流出部の断面積との断面積比が、第1の流出部からの流出先の室外機の台数と第2の流出部からの流出先の室外機の台数との台数比に応じて決定されることから、第1の流出部と第2の流出部において、冷媒の流速が等しくなる。本発明では、第1の流出部と第2の流出部との断面積比が1:1であり、かつ第1の流出部と第2の流出部それぞれに接続された後流側のガス管において、断面積比が調整される場合に比べて、冷媒が分岐する地点に近いところで断面積比が調整される。そのため、第1の流出部と第2の流出部それぞれから室外機へ流出する冷媒は、室外機の台数に応じて分配される。その結果、例えば、室内機から室外機へ流れる冷媒に潤滑油が含まれる場合、各室外機へ均等に潤滑油を分配することができる。
また、本発明に係る空気調和装置は、室内機と、複数の室外機と、室内機と室外機を連結するガス管を備え、ガス管に上記の分岐管が設けられる。
この発明によれば、例えば油戻し運転などにおいて、室内機から室外機へ流れる冷媒に潤滑油が含まれる場合、各室外機へより適切な比率で潤滑油を分配することができる。
本発明によれば、冷媒が流れるガス管の分岐部分において、室内機側から各室外機へ適切な比率で冷媒を分配することができる。
本発明の一実施形態に係る空気調和装置を示す構成図である。 同実施形態に係る分岐管を示す端面図である。 同実施形態に係る分岐管を示す縦断面図である。 同実施形態に係る分岐管を適用した配管例を示す正面図である。 従来の分岐管を示す端面図である。 従来の分岐管を示す縦断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る空気調和装置の構成について、図1を用いて説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る空気調和装置10は、複数の室外機3と複数の室内機4とを備えている。室外機3は、いずれも図示しない圧縮機と、室外熱交換器と、暖房用膨張弁を備え、室内機4は、いずれも図示しない冷房用膨張弁と、室内熱交換器を備える。
冷房運転時において、室外熱交換器は、凝縮器として機能し、室内熱交換器は、蒸発器として機能する。そして、圧縮機と、室外熱交換器と、冷房用膨張弁と、室内熱交換器によって、冷媒回路が構成される。図1に示すように、空気調和装置10が、3台の室外機3と、3台の室内機4からなるとき、冷媒は、冷媒管である液管6,7,9,11と、ガス管12,13,14,15,16を流れる。
冷房運転時、室外機3の圧縮機から吐出された高温・高圧のガス冷媒は、室外熱交換器に送られ、ここで外気と熱交換することによって凝縮液化する。この液冷媒は、液管6へ流入し、液管7,8,9,11を経て、室内機4に流入する。そして、液冷媒は、冷房用膨張弁を通過する過程で、断熱膨張した後、室内熱交換器へ送られ、ここで室内空気を冷却することによって蒸発気化する。室内熱交換器において吸熱してガスになった冷媒は、ガス管12に流入し、ガス管13,14,15を経て、室外機3に流入し、圧縮機に送られる。
暖房運転時において、室内熱交換器は、凝縮器として機能し、室外熱交換器は、蒸発器として機能する。そして、圧縮機と、室内熱交換器と、暖房用膨張弁と、室外熱交換器によって、冷媒回路が構成される。
暖房運転時には、室外機3に設けられた図示しない四方弁が冷房運転時と異なる方向に切り換えられる。室外機3の圧縮機から吐出された冷媒は、ガス管15に流入し、ガス管14,13,12を経て、室内機4の室内熱交換器に流入し、ここで室内空気に放熱することによって凝縮液化する。この液冷媒は、室内機4から液管9へ流入し、液管8,7,6を経て、室外機3に流入する。そして、液冷媒は、室外機3の暖房用膨張弁を通過する過程で、断熱膨張した後、室外熱交換器へ送られ、ここで外気から吸熱することによって蒸発気化する。次いで、このガス冷媒は、室外機3の圧縮機に送られる。
室外分岐部22では、分岐管(図示せず。)が設けられ、分岐管の一端側にて、1台の室外機3に接続された液管6が2本接続され、他端側にて、液管7が1本接続される。室外分岐部23では、分岐管(図示せず。)が設けられ、分岐管の一端側にて、1台の室外機3に接続された1本の液管6と、1本の液管7が接続され、他端側にて、液管8が1本接続される。
室内分岐部24では、分岐管(図示せず。)が設けられ、分岐管の一端側にて、1本の液管8が接続され、他端側にて、1台の室内機4に接続された1本の液管9と、1本の液管11が接続される。室内分岐部25では、分岐管(図示せず。)が設けられ、分岐管の一端側にて、液管11が1本接続され、他端側にて、1台の室内機4に接続された液管9が2本接続される。
室内分岐部26では、分岐管(図示せず。)が設けられ、分岐管の一端側にて、1台の室内機4に接続されたガス管12が2本接続され、他端側にて、ガス管13が1本接続される。室内分岐部27では、分岐管(図示せず。)が設けられ、分岐管の一端側にて、1台の室内機4に接続された1本のガス管12と、1本のガス管13が接続され、他端側にて、ガス管14が1本接続される。
室外分岐部28では、図2及び図3に示す分岐管1が設けられ、分岐管1の一端側にて、ガス管14が1本接続され、他端側にて、1台の室外機3に接続された1本のガス管15と、1本のガス管16が接続される。室外分岐部29では、図4及び図5に示す分岐管2が設けられ、分岐管2の一端側にて、ガス管16が1本接続され、他端側にて、1台の室外機3に接続されたガス管15が2本接続される。
本実施形態の空気調和装置10における室外機3の圧縮機は、圧縮機内の摺動部分の潤滑のために、潤滑油が用いられている。この潤滑油は、その一部が圧縮機から吐出された冷媒とともに室内熱交換器、室外熱交換器等の冷媒回路内を流れ、再び圧縮機に回収される。
この潤滑油が冷媒回路内を流れる際、熱交換器や冷媒管の内壁に付着すると、伝熱を阻害するとともに、圧縮機へ戻される潤滑油量が低下して圧縮機の潤滑不足を招く。そこで、本実施形態の空気調和装置10では、熱交換器や冷媒管の内壁に付着して滞留してしまった潤滑油を回収するために、定期的に圧縮機側に潤滑油を回収する、いわゆる油戻し運転が行われる。
油戻し運転では、全ての室外機3にて、圧縮機が同一流量の冷媒を吸入・吐出するように、制御部5が、冷媒の流量を制御する。これにより、全ての室外機3へ同量の潤滑油が回収される。
以下、油戻し運転の動作について説明する。
冷房運転時では、規定したタイミングで、制御部5が、潤滑油の回収運転をスタートさせる。冷房時における潤滑油の回収運転では、室内機4のファン(図示せず。)の回転数を低下させたり、流量調整弁(図示せず。)の開度を規定より大きくする。その結果、室内熱交換器内での蒸発量を低下させ、液相の状態で冷媒を循環させることができる。そして、室内熱交換器及びガス管12,13,14,15の管壁等に付着している潤滑油が、液冷媒と共に室外機3側のアキュムレータ(図示せず。)に回収され、アキュムレータの油戻し管から圧縮機に潤滑油が戻される。
一方、暖房運転時では、規定したタイミングで、制御部5が、潤滑油の回収運転をスタートさせる。暖房時における潤滑油の回収運転では、まず、室内機4のファンを停止して室内空調を停止する。そして、冷房運転時と同一方向に冷媒を循環させるため、通常の暖房運転時とは異なる方向へ四方弁を切り替える。そして、室外機3の圧縮機で圧縮された高温高圧のガス冷媒を室外熱交換器へと導き、凝縮液化させて液冷媒とする。この液冷媒は、液管6へ流入し、液管7,8,9,11を経て、室内機4へと導かれる。液冷媒は、室内熱交換器で熱交換を行わずに、液冷媒の状態のままでガス管12へ流入し、ガス管13,14,15,16を経て、再び室外機3へと導かれる。室外機3へと流れ込んだ液冷媒は、アキュムレータを通って圧縮機へと戻される。これにより、室内熱交換器及び液管6,7,8,9内に拡散していた潤滑油を圧縮機へと戻すことができる。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る分岐管1について説明する。分岐管1は、冷媒管に設けられ、図1に示す分岐部28に適用される。分岐管1は、油戻し運転時において、複数の室外機3へ冷媒及び潤滑油を分配する。
分岐管1は、流入部17と、第1の流出部18と、第2の流出部19を有する。分岐管1は、略Y字型の形状を有する。
流入部17は、例えば円形状の断面を有し、油戻し運転時に冷媒及び潤滑油が流入する。流入部17は、鑞(ろう)付けによって、図4に示すように、ガス管14と接続される。
第1の流出部18は、例えば円形状の断面を有し、油戻し運転時に流入部17から流入した冷媒及び潤滑油を室外機3へ流出させる。第1の流出部18は、鑞付けによって、図4に示すように、ガス管15と接続される。
第2の流出部19は、油戻し運転時に流入部17から流入した冷媒及び潤滑油を、第1の流出部18からの流出先の室外機3と異なる室外機3へ流出させる。第2の流出部19は、鑞付けによって、図4に示すように、ガス管16と接続される。
そして、油戻し運転時に全ての室外機3で冷媒の流量が同一となるように流量が制御されているとき、第1の流出部18と第2の流出部19との断面積比は、第1の流出部18からの流出先の室外機3の台数と第2の流出部19からの流出先の室外機3の台数との台数比に応じて決定される。
例えば、図1に示す分岐部28の例では、第1の流出部18からの流出先の室外機3の台数は1台であり、第2の流出部19からの流出先の室外機3の台数は2台である。したがって、第1の流出部18と第2の流出部19との断面積比は、S1:S2=1:2となるように決定される。なお、ガス管15とガス管16との断面積比も1:2となるように設定される。
そして、全ての室外機3で冷媒の流量が同一となるように流量が制御されているとき、図1に示す例では、第1の流出部18からの流出先の室外機3の台数は1台であり、第2の流出部19からの流出先の室外機3の台数は2台であるから、第1の流出部18と第2の流出部19との目的流量比は、1:2である。
上記のような構成を有する分岐管1を分岐部28に適用し、従来の構成を有する上記の分岐管2を分岐部29に適用して、油戻し運転を実行することによって、空気調和装置10が室外機3を3台有する場合、全ての室外機3に均等に潤滑油を分配することができる。
筒部分において流速は、流速=流量/断面積で表される。したがって、全ての室外機3で冷媒の流量が同一となるように流量が制御されているとき、本実施形態の分岐管1の第1の流出部18と第2の流出部19では、流速が等しくなる。また、本実施形態では、従来の二つの流出部21の断面積比S3:S4が1:1である分岐管2が分岐部28に適用されて、かつ流出部21それぞれに接続された後流側のガス管15,16において、断面積比が調整される場合に比べて、冷媒が分岐する地点に近いところで断面積比が調整されている。
そのため、本実施形態の分岐管1の第1の流出部18と第2の流出部19それぞれから室外機3へ流出する冷媒は、流出先の室外機3の台数に応じて分配されると考えられる。その結果、例えば、室内機4から室外機3へ流れる冷媒に潤滑油が含まれる場合、各室外機3へ均等に潤滑油を分配することができる。
上記実施形態では、分岐管1の流出先の台数比が1:2である場合について説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、流出先の台数比が1:3であれば、油戻し運転時において、全ての室外機3にて流量が等しくなるように設定する場合、分岐管1の第1の流出部18と第2の流出部19の断面積比は1:3となるようにする。流出先の台数比が2:3であれば、油戻し運転時において、全ての室外機3にて流量が等しくなるように設定する場合、分岐管1の第1の流出部18と第2の流出部19の断面積比は2:3となるようにする。
また、上記実施形態では、流出側の出口が二つである分岐管について説明したが、三つ以上の出口を有する場合にも同様に断面積比を設定することで、全ての室外機3へ潤滑油を均等に分配できる。
更に、上記実施形態では、油戻し運転時において、全ての室外機3にて流量が等しくなるようにし、第1の流出部18と第2の流出部19の断面積比を流出先の室外機の台数比に対応させる場合について説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、第1の流出部18と第2の流出部19の流出先の各室外機3の容量が異なり、内部に必要とする潤滑油の量が異なる場合等の理由によって、油戻し運転時にて、各室外機3における流量が異なるように設定される場合にも、本発明を適用できる。
このとき、第1の流出部18と第2の流出部19との断面積比は、第1の流出部18と第2の流出部19との目的流量比に応じて決定される。このときも、流速=流量/断面積であるから、第1の流出部18と第2の流出部19において、冷媒の流速が等しくなる。そして、室内機4から室外機3へ流れる冷媒に潤滑油が含まれる場合、従来の分岐管2を適用する場合に比べて、各室外機3へより適切な比率で潤滑油を分配することができる。
1,2 分岐管
3 室外機
4 室内機
5 制御部
6,7,8,9,11 液管
10 空気調和装置
12,13,14,15,16 ガス管
17,20 流入部
18 第1の流出部
19 第2の流出部
21 流出部
22,23,24,25,26,27,28,29 分岐部

Claims (3)

  1. 室内機と室外機とを連結するガス管に設けられ、冷媒を複数の前記室外機へ分配する分岐部分に用いられる分岐管であって、
    前記冷媒が流入する流入部と、
    前記流入部から流入した前記冷媒を前記室外機へ流出させる第1の流出部と、
    前記流入部から流入した前記冷媒を、前記第1の流出部からの流出先の前記室外機と異なる前記室外機へ、前記第1の流出部における目的流量と異なる目的流量で流出させる第2の流出部と、
    を備え、
    前記第1の流出部と前記第2の流出部との断面積比は、前記第1の流出部と前記第2の流出部との目的流量比に応じて決定され、
    前記第1の流出部と前記第2の流出部との前記目的流量比は、前記第1の流出部と前記第2の流出部それぞれからの流出先の前記室外機の容量及び台数に基づいて決定される分岐管。
  2. 室内機と室外機とを連結するガス管に設けられ、冷媒を複数の前記室外機へ分配する分岐部分に用いられる分岐管であって、
    前記冷媒が流入する流入部と、
    前記流入部から流入した前記冷媒を少なくとも1台の室外機へ流出させる第1の流出部と、
    前記流入部から流入した前記冷媒を、前記第1の流出部と異なる台数の室外機であり、前記第1の流出部からの流出先の室外機と異なる複数の室外機へ流出させる第2の流出部と、
    を備え、
    全ての室外機で前記冷媒の流量が同一となるように流量が制御されているとき、前記第1の流出部と前記第2の流出部との断面積比は、前記第1の流出部と前記第2の流出部それぞれからの流出先の室外機の台数比のみに応じて決定される分岐管。
  3. 室内機と、
    複数の室外機と、
    前記室内機と前記室外機を連結するガス管を備え、
    前記ガス管に請求項1又は2に記載の分岐管が設けられた空気調和装置。
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