JP5857868B2 - 画像処理システム、画像形成装置、画像形成装置の遠隔診断方法、および画像形成装置の遠隔診断プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像形成装置、画像形成装置の遠隔診断方法、および画像形成装置の遠隔診断プログラム Download PDF

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この発明は画像処理システム、画像形成装置、画像形成装置の遠隔診断方法、および画像形成装置の遠隔診断プログラムに関し、特に、遠隔にて画像形成装置の遠隔診断を行なう画像処理システム、画像形成装置、画像形成装置の遠隔診断方法、および画像形成装置の遠隔診断プログラムに関する。
複数の通信端末の同時制御により共同作業を行なう技術として、特開平8−287016号公報(以下、特許文献1)は、ユーザーインターフェースを介して共有のアプリケーションを操作することで協同作業を支援するシステムを開示している。
このような技術に関連した、コピー機やプリンターやそれらの複合機であるMFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置の使い方の一つとして、たとえば、特開平5−122424号公報および特開2005−130102号公報(以下、特許文献2,3)などは、携帯端末等を用いて遠隔で画像形成装置を操作して処理を行なわせるという方法を提案している。
図17は、遠隔で画像形成装置を操作するシステムを説明する図である。
図17を参照して、画像形成装置としてのMFPからは、インターネットや中継用のサーバー等を介して接続されたPC(パーソナルコンピューター)などの制御装置に対して操作画面の画像データーが送信され、PCに操作画面が表示される。
ユーザーはPCの操作画面を用いて操作することで、PCからMFPに対して操作情報として操作位置を表わす座標情報が送信され、MFPはその座標と操作画面とに基づいて操作内容を特定した上でその操作に従って処理を実行する。その際に、操作画面の遷移が伴う場合には、遷移後の操作画面の画像データーが再度MFPからPCに送信されることで、PCの操作画面がMFPでの画面遷移と同期して遷移する。
このようにすることで、ユーザーはPCを利用して遠隔でMFPを操作することが可能となる。
上記のような遠隔操作用のアプリケーションを「リモートパネルアプリケーション」と称し、遠隔のPCに表示されるMFPの操作画面を「リモートパネル」と称する。
リモートパネルを利用して、遠隔地の顧客の画像形成装置を診断する遠隔診断サービスがある。
このようなサービスの一つの形態として、各顧客向けに画像形成装置の画面として専用画面を用意して、さらに外部サーバーなどと連携しながら独自の機能を備えたソリューションが提案されている。このようなソリューションでは、スキャンデーターとあわせて、文書データーの管理用のサーバーにデーターを格納した共有ナレッジベースを作成したり、スキャンデーターを入力情報と共にメール転送したりするなどの機能を提供している。
画像形成装置は、販売会社での遠隔診断やトラブル解決サービスが一般的に展開されており、特に、近年、顧客側に設置された画像形成装置の操作パネルを遠隔から直接操作し、該画像形成装置の問題解決を図ったり不具合などを調査したりする業務が行なわれている。
図18は、従来の遠隔診断の流れの一例を表わした図である。従来の遠隔診断では、顧客側でユーザーがMFPでスキャンを行なった際にトラブル等が発生した場合に、診断者側であるサポートセンサーに連絡することで、サポートセンサーによって開始される。
図18を参照して、従来の遠隔診断では、サポートセンターでは、MFPのリモートパネルを利用してMFPを操作して、サポートセンサーが顧客側のユーザーに、診断対象の画像形成装置であるMFPのスキャンに紙の原稿をセットすることを依頼する(ST.1)。それに応じて、顧客側のユーザーが原稿をMFPにセットして読み取らせて画像データーとする(ST.2)。または、予めMFP等に記憶されているドキュメントを使用してもよい。
特開平8−287016号公報 特開平5−122424号公報 特開2005−130102号公報
しかしながら、スキャン機能と連携した遠隔診断においては、紙原稿を診断対象の画像形成装置でスキャンする作業が必要となるため、パネル操作や原稿のセットを行なうなどの、該画像形成装置に対する直接の操作が必要である。そのため、顧客からの連絡を受けて、遠隔からのリモート診断などを行なう場合には、たとえ上記のようにリモートパネルを利用した場合であっても、画像形成装置に原稿をセットしてもらうなどの顧客側での作業を依頼する必要があり、手間がかかるという問題がある。
なお、図18で表わされたように、予め原稿となるファイルを画像形成装置内等に保持しておき、スキャンのリモート診断に使用するという方法も考えられるが、この場合、診断に用いる原稿が予め記憶されたものに固定されてしまうため、診断内容に応じてページ数やサイズや解像度などの属性を変化させることができない、という問題がある。特に、顧客に応じて画像形成装置がカスタマイズされ、スキャンされた画像データーに対する処理が顧客特有のものとなっている場合では、診断のためにシステムごとに最適な原稿を用いる必要があり、固定されたファイルでは適切な診断ができない場合もある、という問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、画像形成装置のスキャン機能を伴う機能を遠隔診断する際に、容易な操作で適切な診断を行なうことのできる画像処理システム、画像形成装置、画像形成装置の遠隔診断方法、および画像形成装置の遠隔診断プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像処理システムは、スキャン機能を有する画像形成装置を含む第1のシステムと、制御装置を含む第2のシステムとを備える。制御装置から画像形成装置に対してスキャン動作の実行を指示するとともに、原稿データーを画像形成装置に対して送信する処理と、画像形成装置で、制御装置から送信された原稿データーから得られる画像データーをスキャン動作の指示に応じてスキャン動作を実行して得られた画像データーとして、画像データーに対して予め設定されている処理を行なう処理と、画像形成装置における処理ごとの動作結果を、画像形成装置から制御装置に送信する処理と、制御装置において、画像形成装置での動作結果に応じて、画像形成装置のログデーターを表示する処理とを実行する。
好ましくは、画像形成装置は、制御装置から送信された原稿データーをスキャン動作によって出力されるデーター形式に変換することでスキャン動作を実行して得られた画像データーとして取り扱う。
好ましくは、制御装置は、原稿データーを画像形成装置のスキャン動作によって出力されるデーター形式に変換し、変換後の原稿データーを画像形成装置に送信することで、画像形成装置は送信された原稿データーをスキャン動作を実行して得られた画像データーとして取り扱う。
好ましくは、画像形成装置は、スキャン機能の動作モードとして、原稿がセットされていない状態でスキャン動作を行なうモードを有し、制御装置からのスキャン動作の実行に指示に応じて、原稿がセットされていない状態でスキャン動作を行なうモードにてスキャン動作を実行する。
好ましくは、画像形成装置は、制御装置から送信された原稿データーおよび/または原稿データーから得られる画像データーを、制御装置からの指示に従って削除する。
好ましくは、画像形成装置は、制御装置からの指示に従ってスキャン動作を実行して得られた画像データーとして取り扱う際のスキャン動作の実行カウントを、制御装置からの指示ではなくスキャン動作を実行した際のスキャン動作の実行カウントには含めない。
好ましくは、制御装置において、画像形成装置で発生したトラブルに応じた原稿データーを選択する処理をさらに実行する。
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置はスキャン機能を有し制御装置と通信可能な画像形成装置であって、制御装置からスキャン動作の実行の指示と共に原稿データーを受信すると、制御装置から送信された原稿データーから得られる画像データーをスキャン動作の指示に応じてスキャン動作を実行して得られた画像データーとして、画像データーに対して予め設定されている処理を行なう処理と、処理ごとの動作結果を制御装置に送信する処理とを実行する。
好ましくは、スキャン機能の動作モードとして、原稿がセットされていない状態でスキャン動作を行なうモードを有し、制御装置からのスキャン動作の実行に指示に応じて、原稿がセットされていない状態でスキャン動作を行なうモードにてスキャン動作を実行する。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置の遠隔診断方法はスキャン機能を有する画像形成装置を画像形成装置と通信可能な制御装置を用いて遠隔診断する方法であって、制御装置から画像形成装置に対してスキャン動作の実行を指示するとともに、原稿データーを画像形成装置に対して送信するステップと、画像形成装置で、制御装置から送信された原稿データーから得られる画像データーをスキャン動作の指示に応じてスキャン動作を実行して得られた画像データーとして、画像データーに対して予め設定されている処理を行なうステップと、画像形成装置における処理ごとの動作結果を、画像形成装置から制御装置に送信するステップと、制御装置において、画像形成装置での動作結果に応じて、画像形成装置のログデーターを表示するステップと、ログデーターを解析することで、画像形成装置での異常内容および原因を解明するステップを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置の遠隔診断プログラムはスキャン機能を有する画像形成装置の遠隔診断を画像形成装置と通信可能なコンピューターに実行させるためのプログラムであって、画像形成装置に対してスキャン動作の実行を指示するとともに、原稿データーを画像形成装置に対して送信するステップと、画像形成装置で、送信するステップで送信された原稿データーから得られる画像データーをスキャン動作の指示に応じてスキャン動作を実行して得られた画像データーとして、画像データーに対して予め設定されている処理を行なう過程での処理ごとの動作結果を、画像形成装置から受信するステップと、画像形成装置での動作結果に応じて、画像形成装置のログデーターを表示するステップとをコンピューターに実行させる。
この発明によると、画像形成装置のスキャン機能を伴う機能を遠隔診断する際に、容易な操作で適切な診断を行なうことができる。
実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。 画像処理システムに含まれるMFPのハードウェア構成の具体例を示す図である。 画像処理システムに含まれるサーバーおよびPCのハードウェア構成の具体例を示す図である。 画像処理システムでの動作概要を表わした図である。 図4に表わされた動作概要を、MFPサポートセンターのシステムおよび顧客のシステムそれぞれの動作の流れとして表わした図である。 リモートパネルの操作の具体例を示す図である。 遠隔診断の流れの具体例を表わした図である。 後処理を伴うソリューションシステムの具体例を表わした図である。 MFPのログを表示するリモートパネルの具体例を表わした図である。 スキャンデーターへの変換の例を表わした図である。 PCの機能構成の具体例を示すブロック図である。 MFPの機能構成の具体例を示すブロック図である。 MFPサポートセンターのシステムに含まれるPCでの動作の流れの具体例を表わすフローチャートである。 MFPサポートセンターのシステムに含まれるPCでの動作の流れの具体例を表わすフローチャートである。 顧客のシステムに含まれるMFPでの動作の流れの具体例を表わすフローチャートである。 顧客のシステムに含まれるMFPでの動作の流れの具体例を表わすフローチャートである。 遠隔で画像形成装置を操作するシステムを説明する図である。 従来の遠隔診断の流れの一例を表わした図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。
図1を参照して、本実施の形態にかかる画像処理システムは、インターネット等のネットワーク600で電気的に接続された第1の画像処理システム(以下、システムと略する)1Aと、第2のシステム1Bとを含む。ネットワーク600は有線であっても無線であってもよい。
システム1Aは、相互に電気的に接続された、制御装置としてのPC(Personal Computer)400Aと、PC400Aとシステム1Bに含まれるMFP(Multi-Functional Peripheral)100とのリモートパネルアプリケーションによる通信を中継する中継サーバーとしてのサーバー300とを含む。
システム1Bは、相互に電気的に接続された、画像形成装置としてのMFP100と、クライアント装置としてのPC400Bとを含む。
画像形成装置は、MFPに限定されず、スキャン機能を備えている画像形成装置であれば、スキャナー等の他の装置であってもよい。制御装置およびクライアント装置もまたPCに限定されず、たとえば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)やデジタルカメラ、文書閲覧装置などの携帯端末であってもよい。
図2は、MFP100のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図2を参照して、MFP100は、全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12と、図示しない原稿台に載置された原稿を光学的に読み取って画像データーを得るためのスキャナー13と、画像データーを印刷用紙上に固定するためのプリンター14と、情報を表示したり当該MFP100に対する操作入力を受け付けたりするためのタッチパネルを含んだ操作パネル15と、画像データー等を保存するためのメモリー16と、ネットワーク600を介した通信を制御するためのネットワークコントローラー17と、MFP100の状態を検出するためのセンサー18とを含む。
操作パネル15は、図示しないタッチパネルと操作キー群とを含む。タッチパネルは、液晶表示装置などの表示装置と光学式タッチパネルや静電容量タッチパネルなどの位置指示装置とが重なって構成され、操作画面を表示して、その操作画面上の指示位置を特定する。CPU10は予め記憶されている画面表示をさせるためのデーターに基づいてタッチパネルに操作画面を表示させる。
センサー18としては、たとえば、トナー量残量やトナー切れ、用紙切れを検出するためのセンサーや、各部のジャム(紙詰まり)や温度異常や動作異常等を検出するためのセンサーや、印刷用紙の排紙トレイへの排出を検出するためのセンサー、などが該当する。
図3は、サーバー300およびPC400のハードウェア構成の具体例を示す図である。サーバー300およびPC400は同様の構成とすることができるため、図3では、共通の構成であるものとして、PC400の構成を括弧で表わしている。
すなわち、図3を参照して、サーバー300は、全体を制御するための演算装置であるCPU30と、CPU30で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM31と、CPU30でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM32と、当該サーバー300に対する操作入力を受け付けるためのスイッチやキーボードやマウスなどの入力装置33と、ディスプレイ34と、ネットワーク600を介した通信の制御するためのネットワークコントローラー37と、文書データーなどを記憶するためメモリー38とを含む。
<動作概要>
図4は、本実施の形態にかかる画像処理システムでの動作概要を表わした図である。本実施の形態にかかる画像処理システムでは、MFP100のスキャン機能を遠隔診断する。
画像処理システムのうちのシステム1Bは一例として顧客である会社内に設置されているシステムであるものとする。システム1AはMFP100のサポートを行なうMFPサポートセンターに設置されているシステムであるものとする。
図4を参照して、システム1Bに含まれるMFP100のスキャン機能にトラブルが発生すると、システム1Bに含まれるPC400Bで顧客からMFPサポートセンターにメールでその旨が連絡されるとともに、対象の原稿データーも該メールに添付して送付される(#1)。
MFPサポートセンターのシステム1Aに含まれるPC400Aでは、PC400Bから送付された原稿データー、または、当該原稿データーに対応した診断用の原稿データーが選択される(#2)。
PC400Aでは遠隔操作用のアプリケーションが起動される。これにより、顧客のシステム1Bに含まれるMFP100から表示されている操作画面を表示させるための画面データーが送信されて、その画面データーに基づいてMFP100の操作画面が表示される。その画面上で操作を行なうことで、画面上での指示位置が位置情報としてMFP100に対して送信され、MFP100では操作画面とその位置情報とから指示内容が特定されて実行される。
以降の、上記遠隔操作用のアプリケーションを「リモートパネルアプリケーション」と称し、PC400Aに表示されるMFP100の操作画面を「リモートパネル」と称する。
PC400Aのリモートパネルを操作することで(#3)、上記#2で得られた原稿データーをMFP100でスキャンして得られた画像データーとしてPC400AからMFP100に送信される(#4)。
その状態で、リモートパネルにおいてスタートキーを押す操作を行なうことで、MFP100では送信された画像データーをスキャンして得られた画像データーとして扱い、スキャン機能で設定された画像データーに対する処理を実行する(#5)。
なお、図4に示されていないものの、PC400AとMFP100との間の通信は、サーバー300を経由して行なわれてもよい。すなわち、サーバー300がこれら通信の中継サーバーとして機能してもよい。以降の説明でも同様である。
図5は、図4に表わされた動作概要を、MFPサポートセンターのシステム1Aおよび顧客のシステム1Bそれぞれの動作の流れとして表わした図である。
図5を参照して、初めに、顧客のシステム1Bに含まれるPC400BからMFPサポートセンターに対して、原稿データーが添付された、スキャン機能のトラブルを通知するメールが送付される(ステップS11)。
MFPサポートセンターのシステム1Aに含まれるPC400Aでは、メールと原稿データーとを受信し(ステップS21)、その原稿データーに基づいて、上記トラブルを確認するために最適な原稿を選択し、その原稿から文書ファイルを生成する(ステップS22)。これは、予めPC400AまたはPC400Aに接続された記憶装置に遠隔診断に用いるための原稿データーがいくつか記憶されており、その中から、トラブルにあった原稿データーを自動的に選択する、またはオペレーターによる選択を受け付ける、という動作である。自動的に選択する場合、たとえば上記ステップS21で受信した原稿データーと属性(原稿枚数、カラー/モノクロ、スキャン画像に対する処理内容、等)が最も近い原稿データーを選択する、メールで通知されたトラブル内容に予め対応付けられている原稿データーを選択する、などの方法が挙げられる。
PC400Aではリモートパネルアプリケーションを実行してリモートパネルを表示し、その画面を操作することで顧客のシステム1Bに含まれるMFP100に画像データーを送信する(ステップS23〜S27)。
詳しくは、PC400Aでリモートパネルアプリケーションを起動して、操作対象としてMFP100を指定すると(ステップS23)、その要求を受けて、MFP100でもリモートパネルアプリケーションが起動し(ステップS12)、その操作画面を表示させるための画面データーがPC400Bに対して送信される。
PC400Aでは、リモートパネルに沿って各種設定項目を入力し、MFP100に対して送信する(ステップS24)。ここでは、リモートパネル上での位置情報および入力内容がMFP100に対して送信され、MFP100において、表示されている操作画面と位置情報とを比較することで指示内容を特定して、指示に従った動作を行なう。
PC400Aでは、リモートパネルでMFP100のスキャン機能を実行させる設定を行ない、MFP100で原稿のセット待ちとなった状態とする(ステップS25)。そして、その状態でリモートパネルを操作して上記ステップS22で得られた文書ファイルをMFP100に対して送信する(ステップS26)。
図6は、このときのリモートパネルの操作の具体例を示す図である。
図6を参照して、ここでは、リモートパネルで、使用する機能としてスキャン機能を選択すると、MFP100で原稿がセットされていないので、セット待ちとなった状態となる。一例として、この状態のリモートパネルに、PC400Bに記憶されている上記ステップS22で得られた文書ファイルを表わしたアイコンをドラッグアンドドロップすることで、この文書ファイルがMFP100に対して送信され、スキャン動作によって得られたデーターとして取り扱われる。
リモートパネルの操作は図5の例に限定されず、他の例として、図示しない選択欄に上記ステップS22で得られた文書ファイルのPC400Bでの格納場所やファイル名等を入力する操作も挙げられる。
MFP100では、上記リモートパネルでの指示に従って原稿のセット待ちとなった状態で文書ファイルを受信し、当該文書ファイルの受信を原稿のセットとみなす(ステップS13)。
その状態でPC400Aのリモートパネルにてスキャンの実行が指示されることで(ステップS27)、その指示を受け付けたMFP100では、受信した文書ファイルをスキャンの実行によって得られた原稿として処理し、その結果をPC400Aに送信する(ステップS16)。すなわち、文書ファイルを画像データーに変換して、スキャンで得られた画像データー(スキャンデーター)として取り扱う。
なお、このとき、PC400Aのリモートパネルからの指示に、MFP100での実際のスキャン動作の実行が含まれてもよい。実際のスキャン動作とは、原稿台にセットされた原稿が読取部まで送られて読取装置が動作し、読取部を経て排出部まで原稿を搬送する際と同様に図示しないローラー等が動作することを指す。
MFP100は、原稿台に原稿がセットされていない状態であっても上記スキャン動作を実行する動作モードである、いわゆる紙無モードを有しており、この指示を受け付けると(ステップS14でYES)、紙無モードでスキャン動作を実行して、その結果をPC400Aに送信する(ステップS15)。
さらに、MFP100は、スキャンでの設定に応じてスキャンデーターに対して処理を実行し、その結果をPC400Aに送信する(ステップS15)。ここでは、一例として、PDF変換を行なったり、メールに添付して指定された宛先に送信したりする処理が該当する。なお、以降の説明で、このようなスキャンデーターに対する処理を後処理とも称する。
PC400Aは、リモートパネルでの指示に基づくMFP100での動作の結果を受信し、それに基づいて遠隔診断を行なって(ステップS28)、その結果を出力する(ステップS29)。ステップS28での遠隔診断の具体例については後述する。
図7は、遠隔診断の流れの具体例を表わした図である。
リモートパネルにてスキャン機能の遠隔診断を行なう際には、実際には、事前にユーザーから状況をヒアリングし、リモートパネルでユーザーのMFPを使用して同様の操作を再現し、問題が再現されるか確認を行なうものである。
操作のそれぞれのフェーズでの問題の再現状況により、おおよその原因を特定後、リモートパネル操作でMFPのログを確認するなどしてさらに詳細な原因を特定する。
問題の原因が特定されると、ユーザーに情報を提供し、現地での問題が解消されない場合にはサービスマンなどを派遣し適切な対応を実施する。
リモートパネルでの遠隔診断では、PC400Aは、予め各フェーズでのMFP100からの動作結果と原因との対応を記憶しておき、MFP100からの動作結果に基づいて原因を特定する。特定された原因は、たとえばディスプレイ44に表示されるなどして出力される。
その流れの具体例として、図7を参照して、PC400Aでリモートパネルを起動してMFP100に接続した際に(ステップS31)接続不可の結果がMFP100から帰ってきた場合、PC400AではMFP100のファームウェアの異常と特定し(ステップS32)、その結果を出力する。
リモートパネルの操作に従ってPC400AにMFP100のスキャン画面を表示して入力待ちの状態のとき(ステップS33)、または、リモートパネルを利用して原稿データーを文書ファイルとしてMFP100に送信して原稿としてセットした状態のとき(ステップS34)に、その動作がMFP100で実行されないとの結果がMFP100から返ってきた場合、PC400AではMFP100のスキャン機能のセンサー系に異常があると特定し(ステップS35)、その結果を出力する。
リモートパネルにおいてスキャンの実行を指示するスタートボタンが押されたとき(ステップS36)、または、紙無モードでのスキャン動作の実行をMFP100に指示したとき(ステップS37)に、その動作がMFP100で実行されないとの結果がMFP100から返ってきた場合、PC400AではMFP100の原稿読み込み系の機械異常であると特定し(ステップS38)、その結果を出力する。
MFP100において受信した文書ファイルをスキャンデーターに変換する際(ステップS39)にその動作がMFP100で実行されないとの結果がMFP100から返ってきた場合、PC400AではMFP100の画像処理系の異常であると特定し(ステップS40)、その結果を出力する。
MFP100において後処理を実行する際(ステップS41)にその動作がMFP100で実行されないとの結果がMFP100から返ってきた場合、PC400AではMFP100の後処理系の異常であると特定し(ステップS42)、その結果を出力する。
上記ステップS32,S35,S38,S40,S42で異常と特定された場合には、サポートセンターのオペレーターはPC400Aのリモートパネルを操作することでMFP100のログを詳細に調査して、その原因を究明する。従って、上記ステップS32,S35,S38,S40,S42で異常と特定された場合には、PC400Aのリモートパネルアプリケーションは、自動的にMFP100のログを表示(図9参照)可能なMFP100の操作画面を表示するようにしてもよい。
なお、上記ステップS40,S42で特定される異常は、いずれも、スキャンデーターに対する後処理の異常と言える。
近年の画像形成装置(MFP)はスキャン読み取り後のスキャンデーターに対する画像処理も高度化している。スキャン機能として、スキャンして得られたスキャンデーターを、後処理として、OCR(Optical Character Recognition)などで分析し、後処理としてサーバーなどで情報共有したり、メールで適切なユーザーに情報を転送したりするような処理を含んだ、顧客ごとにカスタマイズされたソリューションシステムが提供されている。
図8は、後処理を伴うソリューションシステムの具体例を表わした図である。すなわち、図8を参照して、後処理を伴うソリューションシステムとして、MFP100で得られたスキャンデーターがサーバー300に送信されることで、予めサーバー300で規定されている振り分け方法に従って該スキャンデーターが規定された送信先に送信される。この例では、文書管理サーバーに送信される。
このとき、PC400Aでリモートパネルを利用して原稿データーをMFP100に送信した場合には、MFP100では、遠隔診断に用いるスキャンデーターとして、通常のユーザーの使用をカウントするためのカウンターと異なるカウンターとして扱い、たとえば課金情報に含めないようにすることが好ましい。これにより、課金情報に遠隔診断に用いるスキャンデーターが含まれることがない。
また、遠隔診断に用いるスキャンデーターが後処理としてサーバーなどに振り分けられる構成である場合、遠隔診断に用いられたスキャンデーターは、診断の後に自動的、またはリモートパネルからの操作に基づいて削除されるようにしてもよい。これにより、遠隔診断用のスキャンデーターがサーバーに蓄積されることを防止することができる。
このようなケースでは、原稿の内容により振り分け後の処理が異なるなど、問題の発生要因が複雑化するが、リモートパネルアプリケーションでは、遠隔地から様々な原稿をMFP100に対して送付して動作ログなどを確認することで、問題原因を容易に把握することが可能となる。
また、このような後処理では、原稿の内容や種類に応じた問題が発生するケースもある。リモートパネルアプリケーションでは、これらの各種の原稿を遠隔地から送付し、問題の発生したMFP100やサーバー上でスキャンデーターの処理をさせることにより、ログなどから問題の原因を特定することが可能となる。
上記ステップS40での画像処理系の異常としては、原稿のページ数や原稿のカラー、モノクロが原因となる異常が挙げられる。原稿サイズや色情報によってはMFP100のメモリー16の容量の不足が生じるため、エラーが発生することがあるためである。
また、原稿のサイズが原因となる異常が挙げられる。スキャナー13の機械的な読み込み機構に問題がある場合、原稿サイズにより問題が発生することがあるためである。この場合には、遠隔のPC100Aから原稿データーを送付して処理する場合にはこの問題が生じない。そのため、リモートパネルを用いた遠隔診断では、この異常を切り分けて究明することが可能となる。
また、スキャンデーターの出力形式設定(PDF形式、TIFF形式など)が原因となる異常が挙げられる。原稿によっては、スキャン後の画像変換処理に問題が発生する場合があるためである。
また、スキャナー13での読み込み精度(600DPIなど)が原因となる異常が挙げられる。この場合、CCD(Charge Coupled Device)などのイメージセンサーに問題がある場合には、遠隔のPC100Aから送付した原稿データーに対する後処理ではこの問題が生じない。そのため、リモートパネルを用いた遠隔診断では、この異常を切り分けて究明することが可能となる。
また、回転処理などが原因となる異常が挙げられる。縦横を回転さる処理などの際に問題が生じる場合には、遠隔のPC100Aから送付した原稿データーに対する後処理でもこの現象を再現することができる。そのため、リモートパネルを用いた遠隔診断でこの異常を確認することが可能となる。
上記ステップS42での後処理系の異常としては、OCRの読み込み位置による異常が挙げられる。原稿中のOCRの読み込み情報の位置が正しくないと、適切な情報が取得できないためである。
また、OCRの読み込みサイズによる異常が挙げられる。原稿中のOCR読み込み情報のサイズが正しくないと、適切な情報が取得できないためである。
また、原稿の画質による異常が挙げられる。原稿の画質が悪いと、OCRで適切な情報が取得できないためである。
また、転送先サーバーなどの問題による異常が挙げられる。これは、OCRで得られた情報の転送先が正常に動作していない、などの理由によるものである。
また、ユーザー入力情報による異常が挙げられる。ユーザーの入力した情報が不正であるときには正しい情報が取得できないためである。
また、後処理の設定情報(転送先情報)による異常が挙げられる。転送先の設定が不正であるときには正しく情報が転送できないためである。
上記ステップS32,S35,S38,S40,S42で異常と特定された場合には、PC400AではMFP100に対してリモートパネルを接続中に、MFP100にログを出力する操作が行なわれる。
図9は、MFP100のログを表示するリモートパネルの具体例を表わした図である。
図9を参照して、リモートパネルを操作することで、所定期間のMFP100での動作ごとに、実行時期(DateTime)、内容(Action)、用いたアプリケーション(API)、結果(Result)、用いたパラメーター(Parameter)、および詳細な情報(Detail)が表示され、パラメーターおよび詳細な情報については、さらに別画面にて詳細な内容が表示される。
上記ステップS32,S35,S38,S40,S42で異常が特定された場合にはこの出力ログをリモートパネル上で閲覧することで、オペレーターは詳細な原因を解析して問題の原因を特定することが可能となる。また、PC400Aが予めログと原因との対応関係を記憶しておき、自動的にログに基づいて原因を特定して出力するようにしてもよい。
なお、上記ステップS26でPC400Aからリモートパネルを利用して原稿データーを文書ファイルとしてMFP100に送付する際には、PDF形式やJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式など各種のデーター形式が利用可能であるが、MFP100でスキャン動作実行後のスキャンデーターは規定されたスキャン出力形式で出力されるため、上記各種のデーター形式からスキャン出力形式に変換する必要がある。
図5の例では、上記ステップS16でMFP100が行なうものとしているが、MFP100で変換処理を行なうと、変換処理自体の問題によりその後の処理が正常に行なわれないといった問題が生じる可能性もあることから、問題切り分けやパフォーマンス改善を見込み、PC400Aで起動しているリモートパネルアプリケーションや、PC400AとMFP100との間の通信を中継するサーバー300上で事前に行なってもよい。
図10は、スキャンデーターへの変換の例を表わした図である。すなわち、図10を参照して、リモートパネルアプリケーションを実行しているPC400AにおいてMFP100に対して原稿データーとして送信するデーターの形式はPDF形式やText形式など各種あり、スキャン出力形式以外のデーター形式の場合には、いずれかの装置上でスキャン出力形式に変換する必要がある。その変換は、PC400Aのリモートパネルアプリケーションになされてもよいし(A)、中継するサーバー300でなされてもよいし(B)、MFP100でなされてもよい(C)。
<機能構成>
図11は、上記動作を行なうためのPC400Aの機能構成の具体例を示すブロック図である。図11に示される各機能は、PC400AのCPU40がROM41に記憶されているプログラムを読み出してRAM42上に展開しつつ実行することで、主にCPU40に形成されるものである。しかしながら、少なくとも一部が、図3に表わされたハードウェア構成によって実現されてもよい。
図11を参照して、PC400Aのメモリー48には、MFP100のスキャン動作でトラブルが発生したことを通知する旨のメールに添付された画像データー、または遠隔診断用に予め用意された画像データーを記憶するための記憶領域であるデーター記憶部481が設けられる。
さらに図11を参照して、PC400BのCPU40は、ネットワークコントローラー47を介してシステム1Bに含まれるPC400AからMFP100でのトラブルを通知するメールと該メールに添付された原稿データーとの入力を受け付けるための原稿データー入力部401と、遠隔診断に用いる原稿データーを選択するための選択部402と、リモートアプリケーションを実行することで、ネットワークコントローラーを介して診断対象とするMFP100から画面データーの入力を受け付けるための画面入力部403と、その画面データーに基づく画面であるリモートパネルをディスプレイ44に表示するための表示部404と、入力装置43からの指示を受け付けるための指示入力部405と、リモートパネルにおける指示位置および指示内容をネットワークコントローラー47を介してMFP100に対して送信するための指示送信部406と、リモートパネルにおける指示内容が、選択された原稿データーの送信を指示するものである場合、選択された原稿データーを文書ファイルとして、ネットワークコントローラー47を介してMFP100に対して送信するためのデーター送信部407と、ネットワークコントローラー47を介してMFP100から動作結果の入力を受け付けるための結果入力部408と、予め動作結果と異常内容との対応を記憶しておき、入力された結果から異常内容を特定するための異常特定部409と、特定された異常内容を出力したり、リモートパネルにMFP100のログ(図9)の表示を指示するボタン等を表示したりするための出力部410とを含む。
選択部402は、PC400Aからメールに添付して入力された原稿データーを遠隔診断に用いる原稿データーとしてもよいし、予めトラブルの内容と適した原稿データーの属性との関係を記憶しておき、PC400Aからのメール内容を解析することでトラブルの内容を特定し、データー記憶部481に記憶されている原稿データーの中から適した原稿データーを選択してもよい。
出力部410は、特定されたMFP100の異常内容をディスプレイ44に出力してもよいし、予め記憶されている出力先にネットワークコントローラー47を介して出力してもよい。
図12は、上記動作を行なうためのMFP100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図12に示される各機能は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムを読み出してRAM12上に展開しつつ実行することで、主にCPU10に形成されるものである。しかしながら、少なくとも一部が、図2に表わされたハードウェア構成によって実現されてもよい。
図11を参照して、MFP100のCPU10は、ネットワークコントローラー17を介してPC400Aのリモートパネルアプリケーションから発行された指示を受け付けるための指示入力部101と、位置情報を含むその指示入力とそのときの画面とに基づいて指示内容を特定するための特定部102と、その指示に応じて処理を実行するための処理部103と、その処理の結果、または指示内容に応じて画面遷移をさせる場合には遷移後のリモートパネル用の画面データーをネットワークコントローラー17を介してPC400Aに対して送信するための画面送信部104と、PC400Aからネットワークコントローラー17を介して送信された文書ファイルの入力を受け付けるためのファイル入力部105とを含む。
さらに、処理部103は、指示入力部101において受け付けたリモートパネルアプリケーションから発行された指示がスキャン動作を含む遠隔診断のための動作を指示するものであった場合、入力された文書ファイルを画像データーに変換するための変換部301と、その画像データーをスキャン動作によって得られた画像データーとしてサーバー300に転送するための転送部302とを含む。
また、処理部103は、スキャナー13でのスキャン動作を制御するためのスキャン制御部303をさらに含む。スキャン制御部303は、原稿を搬送して読み取り部で読み取らせる通常のスキャンモードと、原稿のない状態で搬送ローラーの駆動等の機械的な動作のみ行なって原稿のない状態でスキャン動作を行なう紙無モードとの2種類の動作モードを有しており、リモートパネルアプリケーションから発行された指示が紙無モードでのスキャン動作を指示するものであった場合にはその動作をスキャナー13に実行させる。
<動作フロー>
図13および図14は、MFPサポートセンターのシステム1Aに含まれるPC400Aでの動作の流れの具体例を表わすフローチャートである。図13および図14のフローチャートに表わされた動作は、PC400AのCPU40がROM41に記憶されているプログラムを読み出してRAM42上に展開しつつ実行し、図11の各部を機能させることによって実現される。
図13を参照して、PC400AのCPU40は、顧客のシステム1Bに含まれるPC400BからMFP100でのトラブルの発生を通知するメールを受信すると(ステップS101)、記憶している原稿データーまたは該メールに添付されたトラブルの原因となった原稿データーの中から、MFP100の遠隔診断を行なうために適した原稿データーを選択する(ステップS103)。ここでは、トラブルの内容またはトラブルの原因となった原稿データーに基づいて自動的に適した原稿データーを選択してもよいし、ユーザーからの指示を受け付けることで指示された原稿データーを選択してもよい。
ユーザーからの指示を受け付けることでリモートパネルアプリケーションを起動し(ステップS105)、診断対象のMFPとしてMFP100の指定を受け付けることで、当該MFP100の画面データーを取得する(ステップS107)。ステップS107でCPU40は、MFP100に対してリモートパネルとする画面データーを要求し、その画面データーに基づいてリモートパネルを表示する(ステップS109)。
リモートパネルにおいてユーザーからの指示を受け付けることでMFP100で動作させる機能としてスキャン機能を選択し(ステップS111)、ユーザーからの指示を受け付けることで上記ステップS103で選択した原稿データーを文書ファイルとして送信する(ステップS113)。
そして、リモートパネルにおいてユーザーからの指示を受け付けることでMFP100に対してスキャン実行を指示する(ステップS115)。
図14を参照して、その後、または以上の一連の動作中に、診断対象のMFP100から各動作の結果を受信し(ステップS117)、それに基づいてMFP100での異常内容を特定する(ステップS119)。ここでは、予め動作結果と異常内容との対応関係を記憶しておき、ステップS117で受信した動作結果から自動的に異常内容を特定してもよいし、動作結果を表示することでユーザーから異常内容の入力を受け付けてもよい。
そして、特定された異常内容を出力して(ステップS121)、一連の動作を終了する。ステップS121では、ディスプレイ44に特定された異常内容を出力してもよいし、予め記憶されている他の装置に対して異常内容を送信してもよい。さらに、リモートパネルで図9のログの表示を指示するボタン等を表示して、MFP100のログを表示可能な状態としてもよい。
図15および図16は、顧客のシステム1Bに含まれるMFP100での動作の流れの具体例を表わすフローチャートである。図15および図16のフローチャートに表わされた動作は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムを読み出してRAM12上に展開しつつ実行し、図12の各部を機能させることによって実現される。
図15を参照して、PC400Aからリモートパネル用の画面データーの要求を受け付けると(ステップS201でYES)、ステップS203でCPU10は、現在操作パネル15に表示している画面の画面データーをPC400Aに対して送信する。
その画面上での指示を示す位置データーがPC400Aから送信されると(ステップS205でYES)、ステップS207でCPU10は、上記ステップS203で送信した画面データーと受信した位置データーとから指示内容を特定する。
その指示内容がスキャン機能を選択するものであって(ステップS209でYES)、原稿が図示しない原稿台にセットされていない場合(ステップS211でNO)、CPU10は、続く動作が可能か否かの動作結果をPC400Aに対して送信する(ステップS213)。
その後、PC400Aから文書ファイルが送信され、かつスキャンの実行が指示(スタートボタンが押下)されると(ステップS215でYES)、CPU10は、スキャン動作の実行が可能な状態であるか否かの動作結果をPC400Aに対して送信する(ステップS216)。
図16を参照して、そのスキャン動作の指示が紙無モードでのスキャン動作の指示である場合には(ステップS217でYES)、CPU10は、紙無モードでのスキャン動作の実行が可能な状態であるか否かの動作結果をPC400Aに対して送信する(ステップS219)。
CPU10は、指示に従って紙無モードでのスキャン動作を実行し(ステップS221)、その動作結果をPC400Aに対して送信する(ステップS223)。
紙無モードでのスキャン動作が指示されておらず、遠隔診断用の(物理的な動作を伴わない)スキャン動作が指示されている場合には(ステップS217でNO)、CPU10は、上記ステップS219〜S223をスキップする。
ステップS225でPCU10は、受信した文書ファイルを画像データーに変換して、ステップS227で、その動作結果をPC400Aに対して送信する。
ステップS229でPCU10は、変換して得られた画像データーをスキャンで得られた画像データーとして、OCRなどの設定された後処理を実行して、その動作結果をPC400Aに対して送信する(ステップS231)。
なお、上記ステップS211で原稿台に原稿がセットされている場合には(ステップS211でYES)、以降、その原稿を読み取る、通常のスキャン動作を実行する。
<実施の形態の効果>
本実施の形態にかかるシステムにおいて以上の動作がなされることで、遠隔にあるMFPの、スキャン動作を伴う機能の遠隔診断が可能となる。その際に、MFP100のパネルの表示(表示される機能)が顧客に応じてカスタマイズされたものであっても、上記リモートパネルアプリケーションではその画像データーをMFP100から取得してPC400Aに表示させるため、その操作を遠隔で行なうことができる。そのため、スキャン後のサーバー振り分けなどの後処理を含む、顧客ごとに構築されたソリューションにも対応して遠隔診断を行なうことが可能となる。
また、スキャン動作を伴う機能の遠隔診断を行なう場合、従来では、診断対象のMFP100に原稿をセットするなどの物理的な操作が必要であり、顧客に原稿セットなどの作業を依頼したり、現地に赴いて原稿をセットしたりという煩わしい作業が必要であった、本システムにて上記動作が行なわれることで、遠隔地から原稿データーを送信してスキャンデーターとして取り扱わせることが可能となり、遠隔操作の効率を向上させることができる。
また、本システムでは、MFP100またはMFP100に接続された記憶装置に予め記憶されている固定のスキャン原稿を用いるのではなく、トラブルの内容やトラブルの原因となった原稿の属性などに応じて診断に最適な原稿をMFP100に送信する。そのため、発生したトラブルに適切に対処すること可能となる。また、後処理などを伴うカスタマイズされたソリューションを遠隔診断する場合にも、ソリューションごとに適した原稿を用いることができる。そのため、診断精度を向上させることができる。
たとえば、MFP100において後処理としてスキャンデーターの規定された位置にある日付けに基づいて予め設定されている宛先の中から該日付けに対応した宛先にスキャンデーターを送信する(振り分ける)という処理を行なうようカスタマイズされたソリューションの遠隔診断を行なう場合には、その遠隔診断に適した原稿データーとして上記規定された位置に日付けを含んだものが必要となる。この場合、記憶されている原稿データーのうち、その位置に日付けを含んだ原稿データーを遠隔診断に適した原稿データーとして選択することで、このように顧客によってカスタマイズされたソリューションを適切に遠隔診断することができる。
なお、この例の場合、さらに、本システムではリモートパネルを利用するため、PC400Aにおいて、記憶されている原稿データー中の日付けの位置に応じて、リモートパネルで上記規定された位置を変更する操作を行なうこともできる。これにより、顧客ごとに構築されたソリューションにも対応して遠隔診断を行なうことが可能となる。
さらに、上述の動作をPC400Aに実行させるための遠隔診断用プログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAM(およびメモリカードなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラム、たとえばリモートパネルアプリケーションの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1A,1B システム、10,30,40 CPU、11,31,41 ROM、12,32,42 RAM、13 スキャナー、14 プリンター、15 操作パネル、16,38,48 メモリー、17,37,47 ネットワークコントローラー、18 センサー、33,43 入力装置、34,44 ディスプレイ、100 MFP、101,405 指示入力部、102 特定部、103 処理部、104 画面送信部、105 ファイル入力部、300 サーバー、301 変換部、302 転送部、303 スキャン制御部、400,400A,400B PC、401 原稿データー入力部、402 選択部、403 画面入力部、404 表示部、406 指示送信部、407 データー送信部、408 結果入力部、409 異常特定部、410 出力部、481 データー記憶部、600 ネットワーク。

Claims (11)

  1. スキャン機能を有する画像形成装置を含む第1のシステムと、
    制御装置を含む第2のシステムとを備え、
    前記制御装置から前記画像形成装置に対してスキャン動作の実行を指示するとともに、原稿データーを前記画像形成装置に対して送信する処理と、
    前記画像形成装置で、前記制御装置から送信された原稿データーから得られる画像データーを前記スキャン動作の指示に応じてスキャン動作を実行して得られた画像データーとして、前記画像データーに対して予め設定されている処理を行なう処理と、
    前記画像形成装置における処理ごとの動作結果を、前記画像形成装置から前記制御装置に送信する処理と、
    前記制御装置において、前記画像形成装置での動作結果に応じて、前記画像形成装置のログデーターを表示する処理とを実行する、画像処理システム。
  2. 前記画像形成装置は、前記制御装置から送信された原稿データーをスキャン動作によって出力されるデーター形式に変換することで前記スキャン動作を実行して得られた画像データーとして取り扱う、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記制御装置は、前記原稿データーを前記画像形成装置のスキャン動作によって出力されるデーター形式に変換し、変換後の前記原稿データーを前記画像形成装置に送信することで、前記画像形成装置は送信された原稿データーを前記スキャン動作を実行して得られた画像データーとして取り扱う、請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 前記画像形成装置は、前記スキャン機能の動作モードとして、原稿がセットされていない状態でスキャン動作を行なうモードを有し、前記制御装置からの前記スキャン動作の実行に指示に応じて、前記原稿がセットされていない状態でスキャン動作を行なうモードにてスキャン動作を実行する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理システム。
  5. 前記画像形成装置は、前記制御装置から送信された原稿データーおよび/または前記原稿データーから得られる画像データーを、前記制御装置からの指示に従って削除する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理システム。
  6. 前記画像形成装置は、前記制御装置からの前記指示に従ってスキャン動作を実行して得られた画像データーとして取り扱う際のスキャン動作の実行カウントを、前記制御装置からの前記指示ではなくスキャン動作を実行した際のスキャン動作の実行カウントには含めない、請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理システム。
  7. 前記制御装置において、前記画像形成装置で発生したトラブルに応じた原稿データーを選択する処理をさらに実行する、請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理システム。
  8. スキャン機能を有し、制御装置と通信可能な画像形成装置であって、
    前記制御装置からスキャン動作の実行の指示と共に原稿データーを受信すると、前記制御装置から送信された原稿データーから得られる画像データーを前記スキャン動作の指示に応じてスキャン動作を実行して得られた画像データーとして、前記画像データーに対して予め設定されている処理を行なう処理と、
    前記処理ごとの動作結果を前記制御装置に送信する処理とを実行する、画像形成装置。
  9. 前記スキャン機能の動作モードとして、原稿がセットされていない状態でスキャン動作を行なうモードを有し、前記制御装置からの前記スキャン動作の実行に指示に応じて、前記原稿がセットされていない状態でスキャン動作を行なうモードにてスキャン動作を実行
    する、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. スキャン機能を有する画像形成装置を、前記画像形成装置と通信可能な制御装置を用いて遠隔診断する方法であって、
    前記制御装置から前記画像形成装置に対してスキャン動作の実行を指示するとともに、原稿データーを前記画像形成装置に対して送信するステップと、
    前記画像形成装置で、前記制御装置から送信された原稿データーから得られる画像データーを前記スキャン動作の指示に応じてスキャン動作を実行して得られた画像データーとして、前記画像データーに対して予め設定されている処理を行なうステップと、
    前記画像形成装置における処理ごとの動作結果を、前記画像形成装置から前記制御装置に送信するステップと、
    前記制御装置において、前記画像形成装置での動作結果に応じて、前記画像形成装置のログデーターを表示するステップとを備える、画像形成装置の遠隔診断方法。
  11. スキャン機能を有する画像形成装置の遠隔診断を、前記画像形成装置と通信可能なコンピューターに実行させるためのプログラムであって、
    前記画像形成装置に対してスキャン動作の実行を指示するとともに、原稿データーを前記画像形成装置に対して送信するステップと、
    前記画像形成装置で、前記送信するステップで送信された原稿データーから得られる画像データーを前記スキャン動作の指示に応じてスキャン動作を実行して得られた画像データーとして、前記画像データーに対して予め設定されている処理を行なう過程での処理ごとの動作結果を、前記画像形成装置から受信するステップと、
    前記画像形成装置での動作結果に応じて、前記画像形成装置のログデーターを表示するステップとを前記コンピューターに実行させる、画像形成装置の遠隔診断プログラム。
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