JP5856868B2 - 同一基板へのcmos及びトレンチダイオードの作製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、同一シリコン基板上にCMOSデバイス(水平方向デバイス)及びトレンチダイオード(垂直方向デバイス)を形成するための方法に関する。
従来より、CCDやCMOSイメージャーなどに代表される半導体撮像素子は、ビデオカメラやデジタルカメラなどに用いられており、撮像画像の光信号を電気信号に変換するための廉価で消費電力の少ないイメージセンサーとして広く普及している。それらの多くは、人の目と同様の画像検知特性の実現を目指しており、可視光のセンシングを効率良く高感度にするために主にシリコン半導体で作られている。一方、シリコン系太陽電池は光エネルギーを電気エネルギーへ高効率で変換することができるためグリーンエネルギー源として期待され、各所への設置が進んでいる。光信号(エネルギー)を高効率で電気信号(エネルギー)に変換できる内部光電効果は、半導体のバンドギャップにより変換可能な光の波長が決まるが、シリコン半導体の場合、可視光から近赤外線の波長範囲(400nm〜1100nm)を検知(変換)することができる。
ところで、近赤外線は、可視光より波長が長いためシリコン半導体内での吸収係数が小さく、その基板への侵入長は数十μm〜数百μmに及ぶため、従来のフォトダイオードにおいては、近赤外線の受光感度やエネルギー変換効率が十分に得られないという問題が生じていた。すなわち、内部光電効果で発生する電荷を効率良く収集できるのは、PN接合部の空乏層領域であるが、一般的な半導体素子ではPN接合部は基板表面から数μm程度かそれより浅い所にあり、入射される近赤外線の殆どはそれより深い領域で電子を励起するため、それらの多くは空乏層領域に移動する前に再結合して消滅してしまう。そのため、従来のダイオードでは、近赤外線が半導体基板の内部で吸収されて発生する電荷を効率的に収集することができなかった。
特開2010−219089号公報
そこで、受光した近赤外光の受光感度及びエネルギー変換効率を高めることができるダイオードとして、半導体基板表面の受光面の一部を開口部とし前記受光面に対して略垂直方向に(すなわち光の入射方向に対して略平行に)前記基板内に延びる高アスペクト比のトレンチ(穴又は溝)を有し、このトレンチの内壁の内側(周囲)に前記内壁に沿ってpn接合が形成されてなるトレンチダイオード、例えば、深さ約100μmのトレンチ内壁の周囲にPN接合が形成されており波長1100nm以下の近赤外光に対して高効率な受光検知を実現するトレンチダイオードが、最近注目されている。そして、このようなトレンチダイオードで受光され変換された電気信号を増幅・制御するためには、CMOS回路、CMOSデバイスが必要である。さらに、このようなトレンチダイオードで受光し変換された信号の増幅及び信号処理を高速で行うためには、CMOS回路とトレンチダイオードを同一基板上に作製することが有用である。
そこで、本発明は、同一基板にCMOS回路とトレンチダイオードを高品質に且つ高効率に作製することができる、同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法を提供することを目的とする。
このような課題を解決するための本発明は、CMOS作製のための800℃以上で且つ30分以上の熱処理工程の少なくとも一部と、トレンチダイオード作製のための800℃以上で且つ30分以上の熱処理工程の少なくとも一部とを同時に行う同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法であって、トレンチの内壁部にドーパント拡散を生じさせる際に基板のCMOS形成領域にまで前記ドーパント拡散が生じることを防止する拡散防止膜を、基板にトレンチを形成する前に、P−well及びN−wellを形成するためにドーパントのイオン注入を行った後のCVDによる基板上へのシリコン窒化膜の形成に続けて、CVDにより予め形成する、ことを特徴とするものである。
そして、本発明による同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法においては、P−well及びN−well形成のためにドーパントのイオン注入が行なわれた基板表面にCMOS回路の絶縁分離用SiO膜を形成するための熱処理と、前記トレンチ内壁に前記トレンチ内壁のスキャロップを低減するために使用されるSiO膜を形成するための熱処理とを、略同時に行うようにしたことが望ましい。
また、本発明による同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法においては、基板に形成されたP−well及びN−wellの拡散のための熱処理と、前記トレンチ内壁に前記トレンチ内壁のスキャロップを低減するために使用されるSiO膜を形成するための熱処理とを、略同時に行うようにしたことが望ましい。
また、本発明による同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法においては、P−well及びN−well形成のためにドーパントのイオン注入が行なわれた前記基板表面にCMOS回路の絶縁分離用SiO膜を形成するための熱処理と、前記基板に形成されたP−well及びN−wellの拡散のための熱処理と、前記トレンチ内壁に前記トレンチ内壁のスキャロップを低減するために使用されるSiO膜を形成するための熱処理とを、略同時に行うようにしたことが望ましい。
また、本発明による同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法においては、基板に形成されたP−well及びN−wellの拡散のための熱処理と、前記トレンチの内壁部にドーパント拡散を生じさせるための熱処理とを、略同時に行うようにしたことが望ましい。
さらに、本発明による同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法においては、基板にトレンチを形成する前の、且つ、基板にP−well及びN−wellを形成するためにドーパントのイオン注入を行なった後の工程の中で、前記イオン注入した基板表面上へのCVDによるSiO膜及びその上のシリコン窒化膜の形成に続けて、前記シリコン窒化膜上に、後に行われる熱処理であって基板の表面及びトレンチ内壁に形成されたPSG膜からトレンチの内壁部にP(リン)を拡散してpn接合を形成するための熱処理の際に前記PSG膜からのP(リン)がCMOS形成領域に拡散することを防止するためのSiO膜を、同じCVDにより予め形成するようにしたことが望ましい。
本発明によれば、CMOS作製とトレンチダイオード作製とのそれぞれにおける約800℃以上で且つ約30分以上の熱処理工程の少なくとも一部を互いに略同時に行うようにしたので、CMOSとトレンチダイオードを同一基板に作製する場合において、CMOS作製のための熱処理とトレンチダイオード作製のための熱処理とのいずれか一方の熱処理が他方の拡散層のサイズや濃度分布に不測の影響を与えてしまうことを避けることができると共に、全体の工程数の増加を抑えて前記2つのデバイスの同一基板への作製を効率的に行うことが可能になる。
すなわち、本発明において、P−well及びN−well形成のためのイオン注入が行なわれた基板表面にCMOS回路の絶縁分離用SiO膜(なお、このSiO膜は、後の工程でトレンチ内壁部にドーパント拡散を生じさせる際にそのドーパント拡散が基板のCMOS形成領域にも生じてしまうことを防止するための拡散防止用膜としても機能し得る)を形成するための熱処理と、前記トレンチ内壁に前記トレンチ内壁のスキャロップを低減するために使用されるSiO膜を形成するための熱処理とを、略同時に行うようにしたときは、CMOSとトレンチダイオードを同一基板に作製する場合において、前記CMOS作製のための熱処理と前記トレンチダイオード作製のための熱処理とのいずれか一方の熱処理が他方の拡散層のサイズや濃度分布に不測の影響を与えてしまうことを避けることができると共に、全体の工程数の増加を抑えて前記2つのデバイスの同一基板への作製を効率的に行うことが可能になる。
また、本発明において、基板に形成されたP−well及びN−wellの拡散(途中)のための熱処理と、前記トレンチ内壁に前記トレンチ内壁のスキャロップを低減するために使用されるSiO膜を形成するための熱処理とを互いに略同時に行うようにしたときは、CMOSとトレンチダイオードを同一基板に作製する場合において、前記CMOS作製のための熱処理と前記トレンチダイオード作製のための熱処理とのいずれか一方の熱処理が他方の拡散層のサイズや濃度分布に不測の影響を与えてしまうことを避けることができると共に、全体の工程数の増加を抑えて前記2つのデバイスの同一基板への作製を効率的に行うことが可能になる。
また、本発明において、P−well及びN−well形成のためのイオン注入が行なわれた前記基板表面にCMOS回路の絶縁分離用SiO膜(なお、このSiO膜は、後の工程でトレンチ内壁部にドーパント拡散を生じさせる際にそのドーパント拡散がCMOS形成領域にも生じてしまうことを防止するための拡散防止用膜としても機能し得る)を形成するための熱処理と、前記基板に形成されたP−well及びN−wellの拡散(途中)のための熱処理と、前記トレンチ内壁に前記トレンチ内壁のスキャロップを低減するために使用されるSiO膜を形成するための熱処理とを、略同時に行うようにしたときは、CMOSとトレンチダイオードを同一基板に作製する場合において、前記CMOS作製のための熱処理と前記トレンチダイオード作製のための熱処理とのいずれか一方の熱処理が他方の拡散層のサイズや濃度分布に不測の影響を与えてしまうことを避けることができると共に、全体の工程数の増加を抑えて前記2つのデバイスの同一基板への作製を効率的に行うことが可能になる。
また、本発明において、基板に形成されたP−well及びN−wellの拡散(完成)のための熱処理と、前記トレンチの内壁部にドーパント拡散を生じさせるための熱処理とを互いに略同時に行うようにしたときは、CMOSとトレンチダイオードを同一基板に作製する場合において、前記CMOS作製のための熱処理と前記トレンチダイオード作製のための熱処理とのいずれか一方の熱処理が他方の拡散層のサイズや濃度分布に不測の影響を与えてしまうことを避けることができると共に、全体の工程数の増加を抑えて前記2つのデバイスの同一基板上への作製を効率的に行うことが可能になる。
さらに、本発明において、トレンチの内壁部にドーパント拡散を生じさせる際に基板のCMOS形成領域にまで前記ドーパント拡散が生じることを防止する拡散防止膜を、基板にトレンチを形成する前に、P−well及びN−wellを形成するためにドーパントのイオン注入を行った後のCVDによる基板上へのシリコン窒化膜の形成に続けて、CVDにより予め形成するようにしたときは、前記とは別個の工程で前記拡散防止膜を形成する場合に比べて、全体の工程数の増加を抑えることができ、CMOSとトレンチダイオードとの同一基板への作製を効率的に行うことが可能になる。
すなわち、本発明において、基板にトレンチを形成する前の工程であって、基板にP−well及びN−wellを形成するためのイオン注入を行なった後の工程において、前記イオン注入した基板表面上へCVDによりSiO膜及びその上のシリコン窒化膜を形成し、それに続けて、前記シリコン窒化膜上に、後に行われる熱処理であって基板の表面及びトレンチ内壁に形成されたPSG膜からトレンチの内壁部にP(リン)を拡散してpn接合を形成するための熱処理の際に前記PSG膜からのP(リン)がCMOS形成領域に拡散することを防止するためのSiO膜を、前記と同じCVDにより形成するようにしたときは、前記とは別個の工程で前記拡散防止膜としてのSiO膜を形成する場合に比べて、全体の工程数の増加を抑えることができ、CMOSとトレンチダイオードとの同一基板への作製を効率的に行うことが可能になる。
またさらに、本発明は、シリコン集積回路作製のために広く利用されているプレーナー技術と親和性の高い作製方法であるため、本発明によれば、比較的容易に信号処理回路(平面デバイス)と受光部(3次元構造)を同一基板上に作製することが可能となり、高速性が要求される車載用近赤外線センサーや高感度の暗所監視センサー等を比較的安価に提供することができるようになる。
本発明の一実施形態によるCMOS回路及びトレンチダイオードを同一シリコン基板上に作製するための方法を説明するための模式図である。 図1における工程(5)の詳細を説明するための模式図である。 図1における工程(9)の詳細を説明するための模式図である。
以下に本発明の一実施形態について説明する。CMOSに代表される平面電子デバイスとトレンチダイオードのようなシリコン基板を縦方向に利用する3次元構造とを融合する融合デバイス作製技術としては、3次元LSI作製のための貫通電極技術が知られている。この貫通電極技術は、シリコン基板へのトレンチの作製、トレンチ周囲への絶縁膜堆積、及びトレンチ内部への金属の埋め込みの作製手順によって実現される。そして、前記トレンチ形成から金属埋め込みまでの前記貫通電極の作製をCMOS作製のどの段階で行うかは、熱による金属のシリコン中への拡散を防ぐこと、CMOSのパターニング(リソグラフィー)が可能であることなどの条件の下で決められる。そのため、貫通電極技術においては、貫通電極の作製プロセスがCMOS構造に存在するN−well及びP−wellなどの拡散層の拡がりや濃度分布へ不測の影響を与える可能性を考慮する必要は基本的にない。
これに対して、CMOSとトレンチダイオードを同一基板に融合させる場合は、CMOSとトレンチダイオードのそれぞれにドーパント拡散層(CMOS側のN−well及びP−wellやトレンチ内壁側のpn接合)が存在するため、いずれか一方のデバイスを作製する際の熱処理が他方のデバイスにおける拡散層の拡がりや濃度分布に不測の影響を与えてしまい、他方の拡散層のサイズや電気特性が設計通りに得られなくなるなどの問題が生じる恐れがある。
そこで、本発明者は、上記の問題を解決するため、同一の半導体基板へのCMOS作製及びトレンチダイオード作製において、それぞれのドーパント拡散の原因となる約800℃以上で且つ約30分以上の熱処理工程、特に約900℃以上で且つ約1時間以上の熱処理工程を、互いに略同時に行う方法を創出した。
CMOS作製において上記のような約800℃以上で且つ約30分以上の熱処理工程、特に約900℃以上で且つ約1時間以上の熱処理が必要な工程は、絶縁分離酸化膜(SiO膜)形成のための熱酸化工程、及びP−well及びN−well形成のための拡散工程である。他方、トレンチダイオード作製において上記のような約800℃以上で且つ約30分以上の熱処理、特に約900℃以上で且つ約1時間以上の熱処理が必要な工程は、例えばボッシュプロセスにより基板の略垂直方向に高アスペクト比トレンチを形成したときにトレンチ内壁に生じてしまうスキャロップ(凹凸)を低減させる(トレンチ内壁に対して熱酸化膜の形成と除去を繰り返すことによりトレンチ内壁の表面側を削ってスキャロップを低減させる)ためにトレンチ内壁にSiO膜を形成する熱酸化工程、及びトレンチ内壁の内側(周囲)にPN接合を形成するためのドーパント拡散工程(例えばトレンチ内壁に形成されたPSG膜からのP(リン)拡散によりN+拡散層を形成する工程)である。
また、同一基板に効率的にCMOS及びトレンチダイオードを作製するためには、トレンチ内壁の内側(周囲)に拡散層を形成する際にCMOS形成領域にも同じ拡散層が形成されてしまうことを防止することを、全体の工程数を格別に増加させることなく実現する必要がある。そこで、本発明者は、トレンチ内壁の内側(周囲)に拡散層を形成する際にCMOS形成領域にも同じ拡散層が形成されることを防止する拡散防止層を、基板にトレンチを形成する前の工程であって、P−well及びN−wellを形成するためのイオン注入を行った後の基板上にSiO膜等を形成する工程の中で、予め形成する方法を創出した。
以上のように、本発明者は、上記問題を解決するため、CMOS作製のための約800℃以上で且つ約30分以上の熱処理工程、例えばCMOS回路の絶縁分離酸化膜の形成工程及び/又はP−weel及びN−wellの拡散工程と、トレンチダイオード作製のための約800℃以上で且つ約30分以上の熱処理工程、例えば前記トレンチのスキャロップ(凹凸)低減のためのSiO膜形成工程及び/又は前記トレンチ内壁へのP(リン)拡散工程とを、略同時に行うことを内容とする同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法を創出した。また、本発明者は、トレンチ内壁の内側(周囲)に拡散層を形成する際にCMOS形成領域にも同じ拡散層が形成されることを防止する拡散防止層を、基板にトレンチを形成する前に、P−well及びN−wellを形成するためにドーパントのイオン注入を行った後のCVDによる基板上へのシリコン窒化膜(SiN膜)の形成に続けて、CVDにより予め形成することを内容とする同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法を創出した。
本発明は、上記のようにCMOS回路のwell構造およびトレンチダイオードのPN接合構造を同一のシリコン基板上に高品質に且つ高効率に作製するための工程を確立するものであるが、特に次の3つの技術を確立するものである。
1.CMOS回路のwell構造に注入されたドーパントの拡散のための熱処理と、基板表面へのCMOS回路の絶縁分離酸化膜の形成のための熱処理と、トレンチ内壁のスキャロップ低減のための熱酸化膜形成のための熱処理と、トレンチ内壁の内側(周囲)にPN接合(ドーパント拡散)を形成するための熱処理とのそれぞれのタイミングを互いに考慮した作製方法の確立
2.CMOS回路作製におけるCMOS回路の絶縁分離用SiO膜の形成と、トレンチダイオード作製におけるスキャロップ低減のためのトレンチ内壁へのSiO膜の形成とを略同時に行う作製方法の確立
3.トレンチ内壁周囲へのドーパント拡散時における、トレンチ内壁以外の領域、例えばCMOS回路領域へのドーパント拡散を防止する方法の確立
CMOS回路およびトレンチダイオードを同一シリコン基板上へ高品質に且つ高効率に作製するためには、所望のサイズおよび濃度の拡散領域を形成するための熱処理工程の最適化、およびトレンチダイオードを作製する際のドーパント拡散をトレンチ内壁周囲だけに止めてそれ以外(特にCMOS形成領域)への拡散を防止することが必須となる。また、同一工程に複数の役割を持たせることにより、工程を削減する又は工程の増加を抑えることを含めたプロセスインテグレーションも必要となる。
図1はこのような観点から本発明者が創出した本発明の一実施形態に係るCMOS回路及びトレンチダイオードを同一シリコン基板に作製するための方法を説明するための模式図である。以下、図1の各工程を順次説明する。
図1の(1)工程では、これ以降の作製工程における熱処理(拡散など)の温度および時間などを考慮しつつ、P型Si基板1へのN−well形成のためのP(リン)イオンの注入、及びP−well形成のためのB(ボロン)イオンもしくはBF2イオンの注入を行う。
図1の(2)工程では、基板1の表面に、PE−CVD法により約20nm厚のSiO膜2、約200nm厚のSiN膜3、及び約200nm厚のSiO膜4を順次堆積させる。最下層の20nm厚のSiO膜2は、直上のSiN膜3の密着を保つためのバッファ層として機能する。また、中間の(前記SiO膜2上の)SiN膜3は、後述の(5)工程においてCMOS回路の絶縁分離用SiO膜5を形成する時の前記P−well,N−well領域へのSiO形成防止膜として機能するものである。なお、この後述の(5)工程における絶縁分離用SiO膜5を形成する際におけるSiO形成防止膜として、この(2)工程で示すようなSiN膜3を形成する方法は、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法として確立された技術である。
また、図1の(2)工程において、最上部の(前記SiN膜3上の)SiO膜4は、後述の(9)工程でのトレンチ6内壁へのP(リン)拡散の際においてCMOS回路領域へのP(リン)原子の拡散を防止する拡散防止膜として機能させるために、この(2)工程の段階で予め形成しておくものである。すなわち、同一基板にCMOS回路とトレンチダイオードを形成する場合には、トレンチ6内壁周囲へのP(リン)拡散を行う前に、トレンチ6内壁周囲へのP(リン)拡散の際においてCMOS回路領域へもP(リン)原子が拡散してしまうことを防止するための拡散防止膜を予め形成しておく必要がある。そのため、本実施形態では、この拡散防止膜としてのSiO膜4の形成を、この(2)工程において、前記SiO膜2及びSiN膜3の形成に続けて、前記各膜2,3を形成したのと同じPE−CVD法により、形成するようにした。これにより、本実施形態においては、前記拡散防止膜としてのSiO膜4の形成をこの(2)工程とは別個の工程の中で行なう場合に比べて、全体の工程数の増加を抑えることができ、同一基板へのCMOS回路及びトレンチダイオードの作製を効率的に行うことが可能になる。
図1の(3)工程では、ICP−RIEにより、前記(2)工程で形成した前記SiO膜2(20nm厚)/SiN膜3(200nm厚)/SiO膜4(200nm厚)の積層構造を、CMOSのトランジスタ部に当たる領域にのみ残し、その後、フォトレジスト7によりトレンチダイオード用のトレンチの開口部となる穴をパターニングする。その後、D−RIE(ボッシュプロセス)により直径約5μmで深さ約100μmのトレンチ6を形成する。このとき、ボッシュプロセスにより、トレンチ6内壁表面には図示のように高さ約100nmのスキャロップ(凹凸)が形成されてしまう。
図1の(4)工程では、前記フォトレジスト7を超音波を印加した状態でアセトン溶液で除去し、その後、シリコン清浄表面を出すためにRCA洗浄を行う。
図1の(5)工程では、基板1表面及びトレンチ6内壁に、1050℃、2hの熱酸化処理を行う。これにより、シリコン表面では、前記(2)工程で形成したSiO膜2(20nm厚)/SiN膜3(200nm厚)/SiO膜4(200nm厚)の積層構造が無い部分に、選択的に約800nm厚のSiO膜5が形成され、これと同時に、トレンチ6内壁にも同程度の厚さのSiO膜5が形成される。
この(5)工程で形成されるシリコン表面のSiO膜5は、次の2つの機能を有している。一つは、CMOS回路の絶縁分離用としての機能である。もう一つは、後述の(9)工程におけるトレンチ6内壁周囲へのpn接合形成のためのP(リン)拡散の際に、CMOS回路領域へのP(リン)拡散を防止するための拡散防止膜としての機能である(なお、この機能は、前記(2)工程で予め形成しておいた前記SiO膜4も有している)。
一方、この(5)工程で形成されるSiO膜5であってトレンチ6内壁に形成されるSiO膜5は、前記(3)工程でトレンチ6が形成された際にその内壁に生じたスキャロップを低減するために形成されるものである。すなわち、前記トレンチ6内壁のスキャロップは、前記トレンチ6内壁への前記SiO膜5の形成とその除去を繰り返すことにより、低減される。
さらに、この(5)工程では、CMOS回路のwell構造となるべき領域8(P−well),9(N−well)のドーパントが拡散し、前記well構造の各領域8,9が前記(1)工程でイオン注入した各領域よりも拡がる。ただし、これらの各wellの最終的な不純物濃度と領域の拡散は、これ以降にも未だ熱処理工程が存在する(後述する図1の(9)工程など)ため、この(5)工程では拡散を完成させないで拡散途中のままとする。
以上のように、この(5)工程においては、CMOS回路領域における絶縁分離などの機能を有するSiO膜5形成のための熱処理、CMOS回路のwell構造となるべき各領域8,9の拡散(Well拡散)のための熱処理、及び、トレンチ6内壁に生じたスキャロップの低減のためのSiO膜5形成のための熱処理が一つの工程内で同時に行われるようにしたので、これらがそれぞれ別個の工程で行なわれる場合に比べて、CMOS作製のための熱処理とトレンチダイオード作製のための熱処理とのいずれか一方の熱処理が他方の拡散層などに不測の影響を与えてしまうことを避けることができると共に、前記2つのデバイスの同一基板への作製を効率的に行うことができるという効果が得られる(図2参照)。
図1の(6)工程では、通常のフォトリソグラフィーによりフォトレジスト7をパターニングすることでトレンチ6の開口部の周囲のみを開口する。
図1の(7)工程では、BHF溶液を用いてトレンチ6内壁に形成されたSiO膜5を除去する(これによりトレンチ6内壁のスキャロップが低減される)。このときの除去時間は10〜40minである。
図1の(8)工程では、P(リン)が1%程度含有されたSiO膜(PSG膜(リン珪酸ガラス膜))10をカソードカップリングプラズマCVD法により、基板1表面及びトレンチ6内壁に堆積する。このときの堆積膜厚は100nm程度である。
図1の(9)工程では、トレンチ6内壁の内側(周囲)にN+拡散層11を形成してpn接合を形成するため、窒素ガス中で1050℃、2hの熱処理を行う。この時、PSG膜10中のP(リン)原子は、PSG膜10とシリコンが直接接している部分においてのみ、シリコン中への拡散が可能となる。そのため、図1(9)工程に示すように、PSG膜10とシリコンが直接接しているトレンチ6内壁のみにN+拡散層11が形成される。すなわち、この(9)の工程においては、その前の前記(2)工程で形成されたSiO膜4と前記(5)工程で形成されたSiO膜5との2つの拡散防止膜により、前記PSG膜からのP(リン)原子がCMOS形成領域に拡散することが有効に防止される。
また、この(9)工程での熱処理により、CMOS回路領域におけるN−well,P−well(符号8,9参照)の所望の濃度および構造が形成されWell拡散が完成する。
以上のように、この(9)工程では、トレンチ6の内壁周囲へのPSG膜10からのP(リン)拡散によるN+拡散層11の形成(pn接合の形成)のための熱処理、及び、CMOS回路領域におけるN−well,P−well(符号8,9参照)の拡散を完成させるための熱処理を、同一の工程内で同時に行うようにしたので、これらをそれぞれ別個の工程で行なう場合に比べて、CMOS作製のための熱処理とトレンチダイオード作製のための熱処理とのいずれか一方の熱処理が他方の拡散層などに不測の影響を与えてしまうことを避けることができると共に、前記2つのデバイスの同一基板への作製を効率的に行うことができるという効果が得られる(図3参照)。
また、前述のように、本実施形態においては、前記PSG膜10からのP(リン)が前記CMOS回路領域へ拡散することを防止する機能を有する拡散防止膜として、前記SiO膜4を前記(2)工程において予め形成するようにしている(また前記(5)工程においても同様の機能を有するSiO膜5を予め形成するようにしている)。よって、この(9)工程においては、トレンチ6内壁へのPSG膜10からのP(リン)拡散によるN+拡散層11の形成のための熱処理を行なう際にCMOS回路領域へ前記PSG膜10からのP(リン)原子の拡散が生じることが、前記(2)工程において形成されたSiO膜4と前記(5)工程において形成されたSiO膜5とにより、有効に防止される。このように、本実施形態においては、前記拡散防止膜としてのSiO膜4の形成を、前記(2)工程の中で、前記SiO膜2及びSiN膜3の形成に続けて同じPE−CVD法により形成するようにしたので、前記拡散防止膜としてのSiO膜4の形成を上記とは別個の工程の中で行なう場合に比べて、全体の工程数の増加を抑えて、同一基板へのCMOS回路及びトレンチダイオードの作製を効率的に行うことが可能になる(図3参照)。
図1の(10)工程では、この後の工程のために不要な前記SiO膜2(20nm厚)/SiN膜3(200nm厚)/SiO膜4(200nm厚)の積層構造(前記(2)工程参照)およびPSG膜10を除去する。
トレンチダイオードは特にシリコン半導体素子で直接検知することができる波長1100nm以下の近赤外光に対して高効率な受光を実現するものであり、CMOSデバイスはトレンチダイオードで受光され変換された電気信号を増幅するための装置であるから、本発明は、高感度近赤外線撮像素子やシリコン太陽電池に利用でき、さらに、CMOSに代表される平面電子デバイスと3次元デバイスを同一基板に有するMEMSデバイス作製にも広く利用可能である。また、本発明は、シリコン集積回路作製のために広く利用されているプレーナー技術と親和性の高い作製方法であるため、本発明によれば、比較的容易に信号処理回路(平面デバイス)と受光部(3次元構造)を同一基板上に作製することが可能となり、高速性が要求される車載用近赤外線センサーや高感度の暗所監視センサー等を比較的安価に提供することができる。
1 P型Si基板
2,4,5 SiO
3 SiN膜
6 トレンチ
7 フォトレジスト
8 P−well
9 N−well
10 PSG膜
11 N+拡散層

Claims (6)

  1. CMOS作製のための800℃以上で且つ30分以上の熱処理工程の少なくとも一部と、トレンチダイオード作製のための800℃以上で且つ30分以上の熱処理工程の少なくとも一部とを同時に行う同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法であって、トレンチの内壁部にドーパント拡散を生じさせる際に基板のCMOS形成領域にまで前記ドーパント拡散が生じることを防止する拡散防止膜を、基板にトレンチを形成する前に、P−well及びN−wellを形成するためにドーパントのイオン注入を行った後のCVDによる基板上へのシリコン窒化膜の形成に続けて、CVDにより予め形成する、ことを特徴とする同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法。
  2. P−well及びN−well形成のためにドーパントのイオン注入が行なわれた基板表面にCMOS回路の絶縁分離用SiO膜を形成するための熱処理と、前記トレンチ内壁に前記トレンチ内壁のスキャロップを低減するために使用されるSiO膜を形成するための熱処理とを、同時に行うようにした、請求項1に記載の同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法。
  3. 基板に形成されたP−well及びN−wellの拡散のための熱処理と、前記トレンチ内壁に前記トレンチ内壁のスキャロップを低減するために使用されるSiO膜を形成するための熱処理とを、同時に行うようにした、請求項1に記載の同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法。
  4. P−well及びN−well形成のためにドーパントのイオン注入が行なわれた基板表面にCMOS回路の絶縁分離用SiO膜を形成するための熱処理と、前記基板に形成されたP−well及びN−wellの拡散のための熱処理と、前記トレンチ内壁に前記トレンチ内壁のスキャロップを低減するために使用されるSiO膜を形成するための熱処理とを、同時に行うようにした、請求項1に記載の同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法。
  5. 基板に形成されたP−well及びN−wellの拡散のための熱処理と、前記トレンチの内壁部にドーパント拡散を生じさせるための熱処理とを、同時に行うようにした、請求項1に記載の同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法。
  6. 基板にトレンチを形成する前の、且つ、基板にP−well及びN−wellを形成するためにドーパントのイオン注入を行なった後の工程の中で、前記イオン注入した基板表面上へのCVDによるSiO膜及びその上のシリコン窒化膜の形成に続けて、前記シリコン窒化膜上に、後に行われる熱処理であって基板の表面及びトレンチ内壁に形成されたPSG膜からトレンチの内壁部にP(リン)を拡散してpn接合を形成するための熱処理の際に前記PSG膜からのP(リン)がCMOS形成領域に拡散することを防止するためのSiO膜を、同じCVDにより予め形成するようにした、請求項1に記載の同一基板へのCMOS及びトレンチダイオードの作製方法。
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