JP5856588B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
近年の遊技機では、上記した遊技演出の一種として画像表示装置に表示する保留画像を利用して大当たりの判定結果を事前に報知する報知演出(所謂、「先読み演出」)などが行われている。
先読み演出の一例としては、例えば、保留手段に特別図柄の変動表示の権利が保留されたときに、遊技球の通過を契機とする特別図柄の変動表示開始前に、遊技球の通過を契機として抽選手段により取得された遊技データを事前に判定する事前判定手段を備え、事前判定手段の判定結果に基づいて、画像表示装置に表示される保留画像により、当該保留画像に対応する特別図柄を変動表示する際の遊技演出の内容を示唆する表示制御を行うようにした遊技機がある(特許文献1)。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、演出役物装置を利用した新たな先読み演出を実現することができる遊技機を提供することを目的とする。
第1の形態の遊技機は、遊技球が入球可能な始動領域と、遊技球の前記始動領域への入球を契機に遊技に係る遊技データを取得し、所定条件成立後に前記遊技データに基づいて特別遊技に当選したか否かの判定を行う特別遊技判定手段と、前記特別遊技判定手段による判定の権利を、所定数を上限として保留して記憶する保留記憶手段と、前記保留記憶手段に記憶された保留を所定の保留表示態様により表示可能な保留表示手段と、前記保留表示手段の表示を制御する表示制御手段と、前記特別遊技判定手段において行われる判定より前に、前記特別遊技に当選したか否かを事前に判定する事前判定手段と、前記事前判定手段の事前判定結果に基づいて、演出役物を第1位置から遊技者が視認可能な第2位置まで移動させることが可能な演出役物制御手段と、を備え、前記演出役物制御手段は、所定の期間に連続して前記保留記憶手段に記憶された複数の保留のいずれもが前記事前判定手段において所定の要件を満足すると判定された場合、前記複数の保留のうち、先に記憶された保留に応じて前記演出役物を前記第1位置から前記第2位置に移動させ、前記先に記憶された保留以外の保留に応じては前記演出役物を移動させないように制御する第1移動制御手段と、前記第1移動制御手段による制御終了後の所定のタイミングにおいて、前記先に記憶された保留以外の保留に応じて前記演出役物を前記第1位置から前記第2位置に移動させる第2移動制御手段と、を更に備え、前記表示制御手段は、前記演出役物が前記第1移動制御手段または前記第2移動制御手段によって前記第2位置に移動することに応じて、前記保留に応じた前記保留表示態様を通常表示態様から特定表示態様に変更することを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係る遊技機の全体正面図である。
この図1に示す遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して遊技盤10が着脱可能に取り付けられている。また枠2の下方には、スピーカ6が配置されている。
遊技盤10の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤10の下部には、遊技球を貯留する受け皿部3と、この受け皿部3の遊技球を発射する発射レバー4等が設けられている。
受け皿部3の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン5が設けられている。
また、受け皿部3の上面には、図示しないが遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部3内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤10における遊技領域10aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、発射レバー4を操作したときに発射装置から発射された遊技球を遊技領域10aの上部に案内したり、アウト口18に案内したりする。
遊技盤10のほぼ中央には、画像表示装置11が配置されている。画像表示装置11は、例えば液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、特別図柄に応じた複数の装飾図柄、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等の画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等も表示される。
第1始動口13は、遊技球が入賞したときに第1特別図柄表示装置21の第1特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。また第2始動口14は、遊技球が入賞したときに第2特別図柄表示装置22の第2特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。このため、第1始動口13の内部には、遊技球の入球を検出する第1始動口スイッチ(SW)13a(図2参照)が設けられている。また第2始動口14の内部には、遊技球の入球を検出する第2始動口スイッチ(SW)14a(図2参照)が設けられている。
第2始動口14は、補助図柄表示装置23の補助図柄が所定態様で停止したときに所定時間、開成動作するように構成されている。
なお、本実施形態では、第1始動口13及び第2始動口14の内部にそれぞれ別々に始動口SWを設けるようにしているが、始動口SWは共有であってもよい。
ゲート15には、遊技球の通過を検出するゲートスイッチ15a(図2参照)が設けられており、ゲートスイッチ15aが遊技球の通過を検出すると、補助図柄判定用乱数値を取得し、後述する「補助図柄の当たり抽選」が行われる。
また変動入賞装置12の下方には、特別遊技状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が配置されている。
さらに遊技盤10の遊技領域10aには、一般入賞口17が配置されていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
上記第1特別図柄表示装置21は、第1始動口13に遊技球が入球したことを契機として行われた特別遊技抽選の結果と、特別遊技抽選の結果が大当たりの場合は大当たりのラウンド回数を報知するものである。第2特別図柄表示装置22は、第2始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた特別遊技抽選の結果と、特別遊技抽選の結果が大当たりの場合は大当たりのラウンド回数を報知するためのものである。
ここで、「補助図柄抽選」とは、遊技球がゲート15を通過したときに、補助図柄判定用乱数値を取得し、取得した補助図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理をいう。
この補助図柄抽選の結果についても、ゲート15を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、補助図柄表示装置23において補助図柄用の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、補助図柄の抽選結果に対応する補助図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知される。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、第1特別図柄保留表示器24と第2特別図柄保留表示器25とに表示される。
なお、本実施形態の遊技機1では、遊技盤10の一部に透明部31を形成する場合を例に挙げて説明したが、遊技盤10全体が透明であってもよい。また、遊技盤10を合板により形成し、その一部に視認可能な透明部31を設けるようにしてもよい。
この図2に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する主制御基板として遊技制御基板211が設けられている。また副制御基板として、演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241、払出制御基板251等が設けられている。
遊技制御基板211は、CPU212、ROM213、及びRAM214等を有し、当該遊技機の主たる制御を行う。
遊技制御基板211には、第1始動口13内に設けられた第1始動口SW13a、第2始動口14内に設けられた第2始動口SW14a、第2始動口14の可動片14bを開閉動作させるための第2始動口ソレノイド(SOL)14c、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16a、大入賞口開閉扉16bを開閉動作させるための大入賞口ソレノイド(SOL)16c、一般入賞口17内に設けられた一般入賞口SW17a等が接続されている。
第1特別図柄表示装置21及び第2特別図柄表示装置22は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が大当たりまたは小当たりに当選したか否かを表示する。また、補助図柄表示装置23は、遊技球がゲート15内のゲートSW15aを通過したときに、補助図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより補助図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
なお、本実施形態の遊技機1は、第1特別図柄の保留球と第2特別図柄の保留球とが共に保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するように構成されている。勿論、第1特別図柄と第2特別図柄の保留球を入賞順に消化するように構成してもよい。
演出制御基板221は、CPU222、ROM223、RAM224、RTC(リアルタイムクロック)225等を有し、遊技演出全体の制御を行う。
演出制御基板221には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板231、各種ランプ及び演出役物装置の駆動を制御するランプ制御基板241、演出ボタンスイッチ(SW)5a、及び第1始動口13に入球した遊技球が通る遊技球通路51内に設けられ、遊技球の通過を検知する演出用スイッチ(SW)52等が接続されている。
画像制御基板231は、CPU232、ROM233、RAM234等を有し、演出制御基板221の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板231には画像表示装置11と、音声出力装置(スピーカ)6とが接続されている。
ROM233は、CGROM(Character Generator Read Only Memory)を含み、画像表示装置11に表示する演出用の図柄画像や各種演出画像等の画像データが記憶されている。
またランプ制御基板241は、演出制御基板221の指示に基づいて、後述する演出役物装置40の作動制御を行う。
また払出制御基板251には、枠用外部情報端子基板270が接続されている。
盤用外部情報端子基板260は、遊技盤10の各種情報を外部に出力するための端子基板である。また枠用外部情報端子基板270は、枠の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
次に、本実施形態の遊技機1の主制御基板である遊技制御基板211が実行する各種動作について説明する。
図3は、遊技機1の遊技制御基板211において取得される各種乱数の説明図であり、(a)は特別図柄判定用乱数、(b)は大当たり図柄判定用乱数、(c)はリーチ判定用乱数、(d)は補助図柄判定用乱数の一例をそれぞれ示した図である。
遊技制御基板211では、図3(a)に示す特別図柄判定用乱数と図3(b)に示す大当たり図柄判定用乱数とにより特別図柄が決定される。また、図3(d)に示す補助図柄判定用乱数により補助図柄が決定される。
図3(a)に示す特別図柄判定用乱数の場合、低確率遊技状態(通常遊技状態)では、大当たりの割合が1/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が、例えば低確率遊技状態の10倍である10/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「3」,「7」,「37」,「67」,「97」,「127」,「157」,「187」,「217」,「247」のときに大当たりと判定される。また、図3(a)に示す特別図柄判定用乱数では、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が3/300に設定され、取得した特別図柄判定用乱数値が「150」,「200」,「250」のときに小当たりと判定される。
本実施形態では、複数種類の大当たりとして、通常時短付き長当たり、通常時短付き短当たり、高確率時短付き長当たり、高確率時短付き短当たり、高確率時短無し短当たりが用意されている。
通常時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、時短遊技を付与する大当たりである。
高確率時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に大当たりの当選確率を高めた高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりである。
高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に大当たりの当選確率を高めた高確率遊技を付与する大当たりである。
例えば、通常時短付き長当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合と第2始動口14に遊技球が入賞した場合のいずれも35/250で同一とされる。同様に通常時短付き短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合と第2始動口14に遊技球が入賞した場合のいずれも15/250で同一とされる。
具体的には、図3(b)に示すように、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数値が「0」〜「34」であれば、通常時短付き長当たりが選択され、「35」〜「49」であれば、通常時短付き短当たりが選択される。
また、高確率時短付き短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合は75/250、第2始動口14に遊技球が入賞した場合は25/250とされる。
また、高確率時短無し短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合のみ100/250とされる。
具体的には、第1始動口13に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数値が「50」〜「74」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「75」〜「149」であれば、高確率時短付き短当たりが選択され、「150」〜「249」であれば、高確率時短無し短当たりが選択される。
これに対して、第2始動口に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数値が「50」〜「224」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「225」〜「249」であれば、高確率時短付き短当たりが選択される。
そして、時短フラグと高確フラグが共にOFFとなる低確率遊技状態または時短フラグがOFFで高確フラグがONとなる高確率時短無し遊技状態のときは取得した補助図柄判定用乱数値が「7」のときのみ当たりと判定する。
一方、時短フラグがON、高確フラグがOFFとなる低確率時短遊技状態、または時短フラグと高確フラグが共にONとなる高確率時短遊技状態のときは、取得した補助図柄判定用乱数値が「0」〜「9」のときに当たりと判定する。
図4は、遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、タイマ割込処理として、乱数更新処理(S10)、始動口SW処理(S20)、ゲートSW処理(S30)、特別図柄処理(S40)、客待ち設定処理(S50)、補助図柄処理(S60)、大入賞口処理(S70)、第2始動口開放処理(S80)等を実行する。
[始動口SW処理]
図5は、遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU212は、ステップS101において、第1始動口13の第1始動口SW13aがオンであるか否かの判定を行い、第1始動口SW13aがオンであると判定した場合は、ステップS102において、第1始動口SW13aの保留個数U1が「4」より少ないか否かの判定を行う。
ここで、保留個数U1が「4」より少ないと判定した場合は、ステップS103において、保留個数U1に「1」を加算する。この後、ステップS104において、遊技に係る遊技データとして特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値及び変動パターン乱数値等を取得して、後述するRAM214に設けられている第1特別図柄乱数記憶部400に格納する。
なお、本実施形態では、変動パターン乱数値が180個(0〜179)用意されているものとする。
また本実施形態の遊技機1では、演出制御基板221において、後述する事前判定結果に基づく報知演出を行わせるために、第1保留数増加コマンドがセットされた場合には、演出制御基板221に対して、取得した遊技データ(特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値、変動パターン乱数値等)を事前判定情報として第1保留数増加コマンドに付加して送信するようにしている。
なお、ステップS102において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U1が最大保留可能個数である「4」と判定した場合は、ステップS103〜S106の処理をスキップしてステップS107に進む。
ここで、保留個数U2が「4」より少ないと判定した場合は、ステップS109において、保留個数U2に「1」を加算する。この後、ステップS110において、特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値、及び変動パターン乱数値等を取得して、後述するRAM214に設けられている第2特別図柄乱数記憶部410に格納する。
また、本実施形態の遊技機1では、演出制御基板221において、後述する事前判定結果に基づく報知演出を行わせるために、上記第2保留数増加コマンドがセットされた場合には、演出制御基板221に対して、取得した遊技データ(特別図柄判定用乱数値、大当たり図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値、変動パターン乱数値等)を事前判定情報として第2保留数増加コマンドに付加して送信するようにしている。第2保留数増加コマンドを送信後、始動口SW処理を終了する。
またステップS108において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U2が最大保留可能個数である「4」と判定した場合も、始動口SW処理を終了する。
第1特別図柄乱数記憶部400は、図6(a)に示すように、第1記憶部401a、第2記憶部401b、第3記憶部401c、第4記憶部401dという4つの記憶部を有している。
また第2特別図柄乱数記憶部410は、図6(b)に示すように、第1記憶部411a、第2記憶部411b、第3記憶部411c、第4記憶部411dという4つの記憶部を有している。
第1〜第4記憶部401a〜401d及び411a〜411dは、図6(c)に示すように、特別図柄判定用乱数値を記憶する特別図柄判定用乱数記憶領域421、大当たり図柄判定用乱数値を記憶する大当たり図柄判定用乱数記憶領域422、リーチ判定用乱数値を記憶するリーチ判定用乱数記憶領域423、変動パターン乱数値を記憶する変動パターン乱数記憶領域424を有している。
図7は、遊技制御基板のCPUが実行する第1事前判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS201において、RAM214に設けられている第1特別図柄乱数記憶部400に新たに格納された特別図柄判定用乱数値が大当たりに当選しているか否かの事前判定を行う。
次に、CPU212は、ステップS202において、現在の遊技状態が時短遊技状態であるか、或いは特別遊技中であるか否かの判定を行い、現在の遊技状態が時短遊技状態、或いは特別遊技中でないと判定した場合は、ステップS203に進む。
ステップS203においては、ステップS201における事前判定において、大当たりに当選していると判定された場合には、事前判定情報として、大当たりに当選していることを示す内容の特別遊技情報を第1保留数増加コマンドに付加する。またステップS201における事前判定において、大当たりに当選していないと判定された場合には、事前判定情報として、大当たりに当選していないことを示す内容の特別遊技情報を第1保留数増加コマンドに付加する。この後、第1事前判定処理を終了する。
なお、ステップS202において、現在の遊技状態が時短遊技状態、或いは特別遊技中であると判定した場合は、特別遊技情報を第1保留数増加コマンドに付加することなく、第1事前判定処理を終了する。
図8は、遊技制御基板のCPUが実行する第2事前判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS211において、RAM214に設けられている第2特別図柄乱数記憶部410に新たに格納された特別図柄判定用乱数値が大当たりに当選しているか否かの事前判定を行う。
次に、CPU212は、ステップS212において、現在の遊技状態が通常遊技状態であるか否かの判定を行い、現在の遊技状態が通常遊技状態でないと判定した場合は、ステップS213に進む。
ステップS213においては、ステップS211における事前判定において、大当たりに当選していると判定された場合には、事前判定情報として、大当たりに当選していることを示す内容の特別遊技情報を第2保留数増加コマンドに付加する。またステップS211における事前判定において、大当たりに当選していないと判定された場合には、事前判定情報として、大当たりに当選していないことを示す内容の特別遊技情報を第2保留数増加コマンドに付加する。この後、第2事前判定処理を終了する。
また、ステップS212において、現在の遊技状態が通常遊技状態であると判定した場合は、特別遊技情報を第2保留数増加コマンドに付加することなく、第2事前判定処理を終了する。
なお、本実施形態の遊技機1は、通常遊技中は第2始動口14に遊技球が入球し難い構成であるため、通常遊技中は第2特別図柄の事前判定情報を第2保留数増加コマンドに付加しないようにしているが、これはあくまでも一例であり、通常遊技中においても、第2特別図柄の事前判定情報を第2保留数増加コマンドに付加することも勿論可能である。
図9は、遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS221において、ゲート15のゲートSW15aがオンであるか否かの判定を行い、ゲートSW15aがオンであると判定した場合は、ステップS222において、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「4」より少ないか否かの判定を行う。
ステップS222において、ゲート通過回数Gが「4」より少ないと判定した場合は、ステップS223において、ゲート通過回数Gに「1」を加算し、続くステップS224において、補助図柄判定用の乱数を取得してRAM214に格納して、ゲートSW処理を終了する。
なお、ステップS221において、ゲートSW15aがオンでないと判定した場合、或いはステップS222において、否定結果が得られた場合、つまりゲート通過回数Gが最大保留可能個数である「4」と判定した場合は、ゲートSW処理を終了する。
図10は、遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS231において、特別遊技フラグがONであるか否か、つまり大当たり遊技中または小当たり遊技中であるか否かの判定を行い、大当たり遊技中または小当たり遊技中でないと判定した場合は、続くステップS232において、第1特別図柄表示装置21または第2特別図柄表示装置22の特別図柄が変動中であるか否かの判定を行う。
ステップS232において、特別図柄が変動中でないと判定した場合は、次にステップS233において、優先的に消化する第2始動口SW14aの保留個数U2が「1」より多いか否かの判定を行い、ステップS233において、保留個数U2が「1」より多いと判定した場合は、ステップS234において、保留個数U2を「1」減算する。
変動開始コマンドには、特別図柄の変動時間を示した変動パターンコマンド、大当たり抽選の抽選結果を示す大当たりまたは小当たりコマンド、大当たり図柄の抽選結果を示す大当たり図柄コマンド、リーチ抽選の抽選結果を示すリーチコマンド、現在の遊技状態に関する遊技状態コマンド等が含まれる。
ステップS242において、所定の変動時間を経過したと判定した場合は、続くステップS243において、第1特別図柄表示装置21または第2特別図柄表示装置22の変動を停止して所定特別図柄を表示させる。
この後、ステップS244において、変動停止コマンドをセットし、続くステップS245において、後述する停止中処理を実行して特別図柄処理を終了する。
また、ステップS232において、特別図柄が変動中であると判定した場合は、ステップS242に進み、特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判定を行う。
また、ステップS235において、保留個数U1が≧1でないと判定した場合、つまり保留個数U1、U2の保留が無いと判定した場合は、ステップS246において、後述する客待ち設定処理に実行して特別図柄処理を終了する。
図11は、遊技制御基板のCPUが実行する特別遊技判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS251において、RAM214の第1特別図柄乱数記憶部400または第2特別図柄乱数記憶部410に記憶された特別図柄判定用乱数値の判定を行い、続くステップS252において、大当たりに当選したか否かの判定を行う。
ステップS252において、大当たりに当選したと判定した場合は、続くステップS253において、RAM214に記憶された大当たり図柄判定用乱数値の判定を行い、ステップS254において、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示装置21または第2特別図柄表示装置22に表示する大当たり図柄を設定して、特別遊技判定処理を終了する。
ステップS255において、小当たりに当選したと判定した場合は、続くステップS256において、第1特別図柄表示装置21または第2特別図柄表示装置22に表示する小当たり図柄を設定して、特別遊技判定処理を終了する。
また、ステップS255において、小当たりに当選していない判定した場合は、ステップS257において、第1特別図柄表示装置21または第2特別図柄表示装置22に表示するハズレ図柄を設定して特別遊技判定処理を終了する。
図12は、遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、先ず、ステップS301において、時短遊技状態であることを示す時短フラグがONであるか否かの判定を行う。ステップS301において、時短フラグがONであると判定した場合は、続くステップS302において、変動パターンテーブルとして、時短遊技状態用テーブルをセットしてステップS304に進む。
一方、ステップS301において、時短フラグがONでないと判定した場合は、ステップS303において、変動パターンテーブルとして、非時短遊技状態用テーブルをセットしてステップS304に進む。
次に、CPU212は、ステップS304において、先に取得した変動パターン乱数値の判定を行い、続くステップS305において、セットされた変動パターンテーブルと変動パターン乱数値とに基づいて、変動パターンの設定を行って、変動パターン選択処理を終了する。
図13(a)に示す非時短遊技状態用変動パターンテーブルでは、特別図柄判定用乱数値が「3」の大当たりであって、変動パターン乱数値が「0〜89」のときは大当たり1を選択する。この場合は変動時間が90秒と長い変動パターン1が選択される。変動パターン1が選択された場合はリーチAを伴う当たり演出が行われる。
また特別図柄判定用乱数値が「3」の大当たりであって、変動パターン乱数値が「90〜179」のときは大当たり2を選択する。この場合は変動時間が60秒とされる変動パターン2が選択される。変動パターン2が選択された場合はリーチBを伴う当たり演出が行われる。
また特別図柄判定用乱数値が「150,200,250」の小当たりの場合は、選択される変動パターン乱数値「0〜179」に関わらず、変動時間が60秒とされる変動パターン3を選択する。変動パターン3が選択された場合はチャンス演出が行われる。
特別図柄判定用乱数値がハズレであって遊技状態が非時短遊技状態の場合は、第1特別図柄の保留球数、リーチ判定用乱数値、変動パターン乱数値等に基づいて変動パターンが決定される。
具体的には、第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「0〜2」であって、リーチ判定用乱数値が「22〜249」のリーチ無しの場合は、選択される変動パターン乱数値「0〜179」に関わらず、変動時間が12秒とされる変動パターン4を選択する。変動パターン4が選択された場合は通常変動Aの演出が行われる。
一方、第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「0〜2」であって、リーチ判定用乱数値が「0〜21」のリーチ有りで、変動パターン乱数値が「0〜29」の場合は、変動時間が90秒とされる変動パターン5を選択する。変動パターン5が選択された場合はリーチAを伴うハズレ演出が行われる。
また、第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「0〜2」であって、リーチ判定用乱数値が「0〜21」のリーチ有りで、変動パターン乱数値が「30〜179」の場合は、変動時間が30秒とされる変動パターン6を選択する。変動パターン6が選択された場合はリーチBを伴うハズレ演出が行われる。
また第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「3」であって、リーチ判定用乱数値が「0〜21」のリーチ有りで、変動パターン乱数値が「0〜29」の場合は、上記した変動時間が90秒とされる変動パターン5を選択する。
また第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「3」であって、リーチ判定用乱数値が「0〜21」のリーチ有りで、変動パターン乱数値が「30〜179」の場合は、上記した変動時間が30秒とされる変動パターン6を選択する。
また、第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「4〜8」であって、リーチ判定用乱数値が「0〜21」のリーチ有りで、変動パターン乱数値が「0〜29」の場合は、上記した変動時間が90秒とされる変動パターン5が選択される。
また、第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「4〜8」であって、リーチ判定用乱数値が「0〜21」のリーチ有りで、変動パターン乱数値が「30〜179」の場合は、上記した変動時間が30秒とされる変動パターン6が選択される。
具体的には、第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「0〜5」であって、リーチ判定用乱数値が「22〜249」のリーチ無しの場合は、選択される変動パターン乱数値「0〜179」に関わらず、変動時間が12秒とされる変動パターン4を選択する。変動パターン4が選択された場合は通常変動Aの演出が行われる。
一方、第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「0〜5」であって、リーチ判定用乱数値が「0〜21」のリーチ有りで、変動パターン乱数値が「0〜29」の場合は変動時間が90秒とされる変動パターン5を選択する。変動パターン5が選択された場合はリーチAを伴うハズレ演出が行われる。
また、第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「0〜5」であって、リーチ判定用乱数値が「0〜21」のリーチ有りで、変動パターン乱数値が「30〜179」の場合は、変動時間が30秒とされる変動パターン6を選択する。変動パターン6が選択された場合はリーチBを伴うハズレ演出が行われる。
また、第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「6〜8」であって、リーチ判定用乱数値が「0〜21」のリーチ有りで、変動パターン乱数値が「0〜29」の場合は、上記変動パターン5が選択される。
また、第1及び第2特別図柄の合計保留球数が「6〜8」であって、リーチ判定用乱数値が「0〜21」のリーチ有りで、変動パターン乱数値が「30〜179」の場合は、上記変動パターン6が選択される。
図14は、遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS351において、時短フラグがONであるか否かの判定を行い、時短フラグがONであると判定した場合は、続くステップS352において、RAM214に記憶されている時短ゲームの残ゲーム回数Jから「1」減算する。
次に、CPU212は、ステップS353において、残ゲーム回数Jが「0」であるか否かの判定を行い、残ゲーム回数Jが「0」であれば、時短ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば100回)行われたことを意味するので、続くステップS354において、時短フラグをOFFにする。
なお、ステップS351において時短フラグがONでないと判定した場合、或いはステップS353において、残ゲーム回数Jが「0」でないと判定した場合は、ステップS355に移行する。
次に、CPU212は、ステップS357において、残ゲーム回数Xが「0」であるか否かの判定を行い、残ゲーム回数Xが「0」であれば、高確率ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば10000回)行われたことを意味するので、続くステップS358において、高確フラグをOFFにする。
なお、ステップS355において、高確フラグがONでないと判定した場合、或いはステップS357において、残ゲーム回数Xが「0」でないと判定した場合は、ステップS359に移行する。
また、ステップS359において、大当たりであると判定した場合は、次にステップS364において、大当たりが長当たりであるか否かの判定を行い、長当たりであると判定した場合は、ステップS365において、長当たり遊技フラグ(特別遊技フラグ)をONにし、そうでなければステップS366において、短当たり遊技フラグ(特別遊技フラグ)をONにする。この後、ステップS367において、時短ゲームの残ゲーム回数J、及び高確率ゲームの残回数Xをそれぞれ「0」にセットして、残ゲーム回数J/Xをリセットした後、ステップS368において、時短フラグと高確フラグをOFFにして、ステップS362に進む。
図15は、遊技制御基板のCPUが実行する客待ち設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS371において、客待ちフラグがONであるか否かの判定を行い、客待ちフラグがONであると判定した場合は、客待ち設定処理を終了する。
一方、ステップS371において、客待ちフラグがONでないと判定した場合は、ステップS372において、客待ちコマンドをセットし、続くステップS373において、客待ちフラグをONにしてから客待ち設定処理を終了する。
なお、客待ちフラグは、第1特別図柄と第2特別図柄の変動が共に停止状態のとき、或いは第1特別図柄と第2特別図柄の変動が共に停止した状態が所定期間継続したときに、OFFからONになる。
図16は、遊技制御基板のCPUが実行する補助図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS381において、補助遊技フラグがONであるか否かの判定を行い、補助遊技フラグがONであると判定した場合は、補助図柄処理を終了する。
一方、ステップS381において、補助遊技フラグがONでないと判定した場合は、ステップS382において、補助図柄が変動中であるか否かの判定を行う。ステップS382において、補助図柄が変動中でないと判定した場合は、ステップS383において、遊技球がゲートSW15aを通過した回数を記憶したゲート通過回数Gが「1」より多いか否かの判定を行い、ゲート通過回数Gが「1」より多い場合は、続くステップS384において、ゲート通過回数Gを「1」減算し、ゲート通過回数Gが「1」より多くないと判定した場合、つまり「0」の場合は、補助図柄処理を終了する。
次に、CPU212は、ステップS385において、補助図柄判定用乱数値の判定を行い、続くステップS386において、補助図柄表示装置23に停止表示する停止図柄を設定し、ステップS387において、変動時間を設定する。
ここで、補助図柄の変動時間は、時短フラグがOFFであれば、例えば4.0秒、時短フラグがONであれば、例えば1.5秒に設定することが考えられる。
次に、CPU212は、ステップS391において、補助図柄が当たり図柄であるか否かの判定を行い、補助図柄が当たり図柄である場合は、ステップS392において、補助遊技フラグをONにして、補助図柄処理を終了する。
なお、ステップS391において、停止図柄が当たり図柄でないと判定した場合は、補助遊技フラグをONにすることなく、補助図柄処理を終了する。
また、ステップS382において、補助図柄が変動中であると判定した場合は、ステップS389に進み、補助図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判定を行う。
図17は、遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS411において、特別遊技フラグがONであるか否かの判定を行い、特別遊技フラグがONであると判定した場合は、ステップS412において、オープニング中であるか否かの判定を行う。ステップS412において、大当たりのオープニング中であると判定した場合は、次にステップS413において、オープニング時間を経過したか否かの判定を行う。ステップS413において、オープニング時間を経過したと判定した場合は、続くステップS414において、ラウンド回数Rの値に「0」をセットする共に、ラウンド回数(R数)/作動パターンの設定を行う。
また特別遊技が小当たりであった場合は、例えばラウンド数(R数)を1R、1R中の作動パターンを0.1秒開放×2回に設定する。
次に、CPU212は、ステップS418において、大入賞口16の作動時間が所定時間を経過したか否かの判定を行い、作動時間が所定時間を経過していないと判定した場合は、続くステップS419において、個数カウンタCの値が規定個数に達したか否かの判定を行う。
ステップS419において、個数カウンタCの値が規定個数Cであると判定した場合は、ステップS420において、大入賞口16の作動を終了する。つまり、開状態にある大入賞口16を閉状態にする。
一方、個数カウンタCの値が規定個数に達していないと判定した場合は、大入賞口処理を終了する。
また、ステップS418において、大入賞口16の作動時間が所定の作動時間を経過していた場合は、ステップS419の処理をスキップして、個数カウンタCの個数をチェックすることなく、ステップS420において、大入賞口16の作動を終了する。
ステップS421において、大当たりラウンドが最終ラウンドであると判定した場合は、ステップS422において、エンディングを開始すると共に、ステップS423において、エンディングコマンドをセットする。
次いで、CPU212は、ステップS424において、ラウンド回数Rの値を「0」にセットする。この後、ステップS425において、エンディング時間が経過したか否かの判定を行い、エンディング時間を経過したと判定した場合は、続くステップS426において、後述する遊技状態設定処理を実行する。この後、ステップS427において、特別遊技フラグをOFFにして、大入賞口処理を終了する。
ステップS429において、大入賞口16が作動中であると判定した場合は、ステップS418に移行し、大入賞口16が作動中でないと判定した場合はステップS415に移行する。
なお、ステップS411において、オープニング時間を経過していないと判定した場合は、大入賞口処理を終了する。また、同様にステップS419において、個数カウンタCの値が規定個数に達していないと判定した場合や、ステップS421において大当たりラウンドが最終ラウンドでないと判定した場合、或いはステップS425においてエンディング時間を経過していないと判定した場合も、大入賞口処理を終了する。
図19は、遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、先ず、ステップS431において、小当たりであるか否かの判定を行い、小当たりであると判定した場合は、遊技状態設定処理を終了する。
一方、ステップS431において、小当たりでないと判定した場合は、次にステップS432において、通常当たり(通常時短付き長当たりまたは通常時短付き短当たり)であるか否かの判定を行い、通常当たりであると判定した場合は、ステップS433において、時短フラグをONにすると共に、ステップS434において、時短ゲームの残ゲーム回数Jに例えば「100」をセットして、遊技状態設定処理を終了する。
次に、CPU212は、ステップS437において、当たりが時短付き当たりであるか否かの判定を行い、時短付き当たりであると判定した場合は、ステップS438において、時短フラグをONにすると共に、ステップS439において、時短ゲームの残ゲーム回数Jに例えば「10000」をセットして、遊技状態設定処理を終了する。一方、ステップS437において、時短付き当たりでないと判定した場合、ステップS440において、時短フラグをOFFにすると共に、ステップS441において、時短ゲームの残ゲーム回数Jをリセットして、遊技状態設定処理を終了する。
図20は、遊技制御基板のCPUが実行する第2始動口開放処理の一例を示したフローチャートである。
CPU212は、ステップS511において、補助遊技フラグがONであるか否かの判定を行い、補助遊技フラグがONであると判定した場合は、次にステップS512において、第2始動口14の可動片14bが作動中であるか否かの判定を行う。ステップS512において、第2始動口14の可動片14bが作動中(開放中)でなければ、ステップS513において、遊技状態に応じて第2始動口14の可動片14bの作動パターンを設定し、ステップS514において、第2始動口14の可動片14bの作動を開始する。
ここで、設定する第2始動口開閉扉14bの作動パターン(時間)は、例えば時短フラグがOFFであれば、0.15秒開放×1回、時短フラグがONであれば、1.80秒開放×3回に設定することが考えられる。
なお、ステップS512において、第2始動口14の可動片14bが作動中であると判定した場合は、ステップS515に移行する。
また、ステップS511において、補助遊技フラグがONでないと判定した場合、またはステップS515において、第2始動口14の作動時間が経過していないと判定した場合は、第2始動口開放処理を終了する。
長当たり遊技中は、開放状態になる大入賞口16を狙って遊技球を発射することで出球を獲得することができる。
一方、短当たり遊技中は、大入賞口16の開放時間が極めて短いため、大入賞口16を狙って遊技球を発射しても殆ど出球を獲得することができないようになっている。
高確率遊技は、特別図柄の変動回数が予め設定した設定回数(例えば10000回)に達するか、或いは再度大当たりに当選するまで継続して行われる。
一方、時短遊技は、特別図柄の変動回数が予め設定した設定回数(例えば通常時短遊技であれば100回、高確率時短遊技であれば10000回)に達するか、或いは再度大当たりに当選するまで継続して行われる。
また、時短遊技中は、特別図柄の変動開始から変動停止までの変動時間が通常遊技中より短時間に設定されると共に、補助図柄の当選確率が通常遊技中より高確率に設定される。
さらに補助図柄の当選時における第2始動口14の可動片14bの開放時間が通常遊技中より長く設定される。
従って、時短遊技中は、第2始動口14への遊技球の入賞率が通常遊技中より高くなるため、遊技者は第2始動口14を狙って遊技球を発射することで通常遊技中に比べて遊技効率を大幅に高めることができる。
同様に、遊技球が第2始動口14に入球したときに取得された権利の内容が所定の要件を満足するか否かを特別図柄の変動開始前に事前判定し、事前判定の結果、所定の要件を満足している場合は、事前判定情報として、大当たりに当選していることを示す内容の特別遊技情報を第2保留数増加コマンドに付加して演出制御基板221に送信するようにしている。
その上で、本実施形態の遊技機1では、上記事前判定結果を以下に説明する遊技演出により遊技者に報知するようにしている。
本実施形態の遊技機1は、遊技盤10の透明部31の内側に演出役物装置40を備えている。そして、この演出役物装置40を利用して事前判定結果の報知演出(以下、「先読み演出」という)を行うようにしている。
図21(a)(b)に示すように、本実施形態の遊技機1では、遊技盤10の一部が透明な透明部31により構成されており、この透明部31の後方にベルトを象った演出役物装置40の装飾体41が配置されている。従って、遊技盤10の前面に座る遊技者は、透明部31を透して演出役物装置40の装飾体41を視認することができる。
従って、遊技者は、遊技盤10の透明部31を透して遊技球通路51を通る遊技球も視認することができるように構成されている。
遊技球通路51には、図21(b)(c)に示すように、第1始動口13への遊技球の入球を検知するための第1始動口SW13aと、演出に使用する演出用SW52が取り付けられている。この場合、第1始動口SW13aは、第1始動口13の近傍に取り付けるようにする。これに対して、演出用SW52は、例えば装飾体41の裏面に取り付けられている。
第1始動口SW13aを第1始動口13の入球口の近傍に取り付けた場合は遊技球の入球に対する応答速度を高めることができるという利点がある。
また演出用SW52を装飾体41の裏面に取り付けた場合は、通常時(非動作時)は装飾体41によって演出用SW52が遊技者から見えないという利点がある。
本実施形態の遊技機1では、遊技制御基板221における事前判定結果に基づいて、演出役物装置40の装飾体41を、図22(a)に示す初期位置(第1位置)から図22(b)に示す上昇位置(第2位置)まで移動可能に構成されている。具体的には、遊技制御基板221において、第1始動口13に入球した遊技球Pが第1始動口SW13aを通過したときに取得した権利の内容(各種乱数値)が所定の要件を満足するか否かの判定を、遊技球Pが第1始動口SW13aを通過した直後に行うようにしている。そして、事前判定の結果、所定の要件を満足すると判定した場合は、遊技球通路51内の遊技球Pが演出用SW52を通過したときに、演出役物装置40の装飾体41を図22(a)に示す初期位置から図22(b)に示す上昇位置に移動させるようにしている。
図23は、本実施形態の遊技機1に搭載されている演出役物装置の構成の一例を示した図であり、(a)は装飾体が初期位置にある状態、(b)は装飾体が上昇位置にある状態を夫々示した図である。
演出役物装置40の装飾体41は、例えば昇降ユニット43によって水平な姿勢を維持しつつ昇降駆動される。
昇降ユニット43は、駆動モータ45と、駆動モータ45により回転駆動される駆動ギヤ46と、駆動ギヤ46と噛合して回転する従動ギヤ47と、従動ギヤ47の一面の偏心位置に設けた支持軸47aによって一端部を回動自在に軸支された棒状のリンク部材49と、一端部が装飾体41の背面側適所により回動自在に軸支されると共に他端部が遊技機のベース側に設けた揺動軸44によって上下方向へ揺動自在に軸支されたアーム42と、を備えている。そして、駆動モータ45を正逆回転させてアーム42を揺動駆動することにより、アーム42の一端部に支持された装飾体41を昇降させることができる。
次に、ランプ制御基板241から下降方向への駆動を指示する信号が出力されると、駆動モータ45に通電されて逆回転を開始し、駆動ギヤ46、従動ギヤ47、リンク部材49、アーム42に下降方向への駆動力が伝達され、装飾体41が下降する。
昇降ユニット43に設けたスイッチ48は、アーム42に設けた被検知部を検知した時に作動してランプ制御基板241へ検知信号を出力し、ランプ制御基板241はこの検知信号に基づいて駆動モータ45への通電を遮断する。
図24は、本実施形態に係る遊技機が実行可能な先読み演出の第1実施例を示した図である。
この場合、遊技機1の画像表示装置11には、図24(a)に示すように、変動表示中の第1特別図柄に対応した球画像60と、第1特別図柄の保留個数に対応した第1保留球画像61a、61bが表示されている。従って、ここでは、第1特別図柄の保留個数が2個であることが示されている。
なお、球画像60とは、特別図柄の変動開始時に特別図柄の保留が一つ消化されたことを遊技者に報知するための画像である。
この場合、第1実施例の遊技機1では、図24(b)に示すように、第1始動口13に入球した遊技球Pが第1始動口SW13aを通過した時点で、画像表示装置11には新たな保留を示す第1保留球画像61cを表示する。但し、この時点では、事前判定結果の内容を反映させていない通常の第1保留球画像61cを表示する。
このように構成すると、従来の始動口に遊技球が入球したときに保留球画像の表示態様が変化する先読み演出とは異なり、演出役物装置40の装飾体41の移動によって保留球画像の表示態様が変化したように見せるという新たな先読み演出を実現することができるので、遊技機としての興趣を高めることができる。
図25は、本実施形態に係る遊技機が実行可能な先読み演出の第2実施例を示した図である。
この場合、遊技機1の画像表示装置11には、図25(a)に示すように変動表示中の第1特別図柄に対応した球画像60が表示されている。さらに画像表示装置11には、第1特別図柄の保留個数(1個)に対応した第1保留球画像61aが表示されている。
この場合、第2実施例の遊技機1では、図25(b)に示すように、第1始動口13に入球した遊技球P1、P2がそれぞれ第1始動口SW13aを通過した時点で、画像表示装置11には遊技球P1、P2の保留を示す第1保留球画像61b、61cをそれぞれ表示する。但し、この場合も、上記第1実施例同様、遊技球P1、P2がそれぞれ第1始動口13aを通過した時点では、事前判定結果の内容を反映させていない通常の第1保留球画像61b、61cをそれぞれ表示する。
その一方で、複数の保留のうち、最先に記憶された保留以外の保留に対応する遊技球が演出用SW52を通過したときは、演出役物装置40の装飾体41を作動させないようにした。
図26は、本実施形態に係る遊技機が実行可能な先読み演出の第3実施例を示した図である。
この場合、遊技機1の画像表示装置11には、図26(a)に示すように変動表示中の第1特別図柄に対応した球画像60が表示されている。さらに画像表示装置11には、第1特別図柄の保留個数(1個)に対応した第1保留球画像61aが表示されている。
この場合、第3実施例の遊技機1では、図26(b)に示すように、第1始動口13に入球した遊技球P1、P2がそれぞれ第1始動口SW13aを通過した時点で、画像表示装置11には遊技球P1、P2の保留を示す第1保留球画像61b、61cをそれぞれ表示する。但し、この場合も、上記第1実施例同様、遊技球P1、P2がそれぞれ第1始動口13aを通過した時点では、事前判定結果の内容を反映させていない通常の第1保留球画像61b、61cをそれぞれ表示する。
そして、図26(e)に示すように、遊技球P3が演出用SW52を通過した時点で演出役物装置40の装飾体41を初期位置から上昇位置まで移動させるようにする。そしてこれと同時に先の事前判定において所定要件を満足すると判定された遊技球P2の保留に対応する第1保留球画像61cの表示態様を図26(d)に示すような通常表示態様から図26(e)に示すような特定表示態様に変更するようにしている。
このように構成すると、第1始動口13に新たに入球した遊技球によって演出役物装置40の装飾体41を移動させ、それ以前の保留である第1保留球画像61cの表示態様を変化させるという新たな先読み演出を実現することができ、遊技機としての興趣を高めることができる。
よって、第3実施例の遊技機1においては、例えば保留球の保留個数が上限個数(4個)に達したときに、第1始動口13を狙って遊技球の発射を促す演出を行うことが可能になるので、遊技機の稼働率を高めることも期待できる。
そこで、本実施形態の遊技機1では、第1保留球画像61cに対応する保留の変動開始まで第1始動口13に新たな遊技球の入球が無かった場合には、事前判定において所定の要件を満足すると判定された第1保留球画像に対応する第1特別図柄の変動開始時に、予告演出として先読み演出と同一又は類似の演出を行うようにすれば、実行できなかった先読み演出を補完することが可能になる。
例えば本実施形態のように、第2特別図柄の保留を優先的に消化するタイプの遊技機であれば、第1保留球画像用の演出役物装置と、第2保留球画像用の演出役物装置とをそれぞれ別々に設けるようにしてもよい。例えば画像表示装置11の左側に第1保留球画像を表示し、右側に第2保留球画像を表示するタイプの遊技機であれば、第1保留球画像用の演出役物装置40を遊技盤の左側に配置し、図示しない第2保留球画像用の演出役物装置を遊技盤の右側に配置することが考えらえる。
また、保留を入賞順に消化していくタイプの遊技機であれば、1つの演出役物装置を用いて先読み演出を実現することができる。
[タイマ割込処理]
図27は、演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。なお、図27に示すタイマ割込み処理は、演出制御基板221のCPU222がROM223に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
この場合、演出制御基板221のCPU122は、タイマ割込処理として、コマンド受信処理(S610)、演出ボタン処理(S620)、コマンド送信処理(S630)等を実行する。
図28は、演出制御基板のCPUが実行するコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS701において、保留数増加コマンドを受信したか否かの判定を行い、保留数増加コマンドを受信したと判定した場合は、ステップS702において、保留数増加コマンド受信処理を実行する。
次に、CPU222は、ステップS703において、変動開始コマンドを受信したか否かの判定を行い、変動開始コマンドを受信したと判定した場合は、続くステップS704において、演出選択処理を実行する。
なお、ステップS703において、変動開始コマンドを受信していないと判定した場合は、演出選択処理を実行することなくステップS705に進む。
変動演出終了中処理としては、変動停止コマンドの解析、解析結果に基づいてモードフラグの変更等の各種処理、及び変動演出終了コマンドをセットする処理等が挙げられる。
なお、ステップS705において、変動停止コマンドを受信していないと判定した場合は、変動演出終了中処理を実行することなくステップS708に進む。
特別遊技演出選択処理としては、オープニングコマンドの解析、特別遊技演出パターン選択処理、及びオープニング演出開始コマンドをセットする処理等が挙げられる。
なお、ステップS707において、オープニングコマンドを受信していないと判定した場合は、特別遊技演出選択処理を実行することなくステップS709に進む。
エンディング演出選択処理としては、エンディングコマンドの解析、エンディング演出パターン選択、及びエンディング演出開始コマンドをセットする処理等が挙げられる。
なお、ステップS709において、エンディングコマンドを受信していないと判定した場合は、エンディング演出選択処理を実行することなくステップS711に進む。
次に、CPU222は、ステップS711において、客待ちコマンド受信処理を実行してコマンド受信処理を終了する。
図29は、演出制御基板のCPUが実行する保留数増加コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS721において、受信した保留数増加コマンドに基づいて、RAM224に設けられている第1保留状況記憶部500または第2保留状況記憶部510の保留フラグ記憶領域に保留フラグを記憶すると共に、保留数増加コマンドに付加されている事前判定情報(特別遊技情報および遊技に係る遊技データ)を第1保留状況記憶部500または第2保留状況記憶部510の事前判定情報記憶領域に記憶するようにしている。なお、第1保留状況記憶部500、第2保留状況記憶部510の詳細については後述する。
次に、CPU222は、ステップS722において、記憶したフラグが第1保留フラグであるか否かの判定を行い、第1保留フラグであると判定した場合は、ステップS723において、画像表示装置11に第1保留球画像61を表示するための第1保留球画像表示コマンドをセットする。すなわち、第1保留球画像表示コマンドを画像制御基板231に送信する。
このため、ステップS726では、リーチ判定用乱数値が「0〜21」、変動パターン乱数値が「0〜29」の場合は、所定の要件を満足すると判定してステップS727に進み、そうでない場合は、所定の要件を満足しないと判定してステップS728に進む。なお、所定の要件は、任意に設定可能である。
一方、ステップS728において、第1事前判定保留フラグがONでないと判定した場合は、ステップS729に進む。
なお、ステップS722において、記憶したフラグが第1保留フラグでないと判定した場合は、ステップS723〜S728の処理をスキップしてステップS729に進む。
なお、ステップS729において、記憶したフラグが第2保留フラグでないと判定した場合は、ステップS730〜S735の処理をスキップして保留数増加コマンド受信処理を終了する。
図30は、演出制御基板のCPUが実行する第1事前判定演出処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS741において、第1保留球画像用の演出役物装置40が作動中であるか否かの判定を行い、第1保留球画像用の演出役物装置40が作動中であると判定した場合は、ステップS742において、第1事前判定保留フラグをONにして、第1事前判定演出処理を終了する。
このように第1保留球画像用の演出役物装置40が作動中である場合には、第1事前判定保留フラグをONにすることで、前述の第3実施例に示す遊技機1のように、事前判定の結果、所定の要件を満足すると判定されたにも関わらず、演出役物装置40を作動させることができなかった場合であっても、第1始動口13に新たな遊技球が入球するまで先読み演出を保留することができる。
一方、ステップS741において、第1保留球画像用の演出役物装置40が作動中でないと判定した場合は、ステップS743において、演出用SW52がオンであるか否かの判定を行う。
そして続くステップS746において、第1事前判定保留フラグをOFFにして、第1事前判定演出処理を終了する。
また、ステップS743において、演出用SW52がオンでないと判定した場合は、第1事前判定演出処理を終了する。
第1保留状況記憶部500は、図31(a)に示すように、第1記憶部501a、第2記憶部501b、第3記憶部501c、第4記憶部501dという4つの記憶部を有している。
第2保留状況記憶部510は、図31(b)に示すように、第1記憶部511a、第2記憶部511b、第3記憶部511c、第4記憶部511dという4つの記憶部を有している。
第1〜第4記憶部501a〜501d及び511a〜511dは、図31(c)に示すように、保留フラグ記憶領域521と事前判定情報記憶領域522とを有しており、演出制御基板221が保留増加コマンドを受信すると、対応する第1記憶部501a〜501dまたは511a〜511dの何れかの保留フラグ記憶領域521に保留フラグが付される。
また、受信した保留数増加コマンドに事前判定情報が付加されている場合には、当該事前判定情報が事前判定情報記憶領域522に記憶される。
図32は、演出制御基板のCPUが実行する演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、先ず、ステップS751において、変動開始コマンドの解析を行う。
具体的には、変動開始コマンドとして送信されてきた特別図柄の変動パターンコマンド、大当たりまたは小当たりコマンド、大当たり図柄コマンド、リーチコマンド、遊技状態コマンド、通常ハズレ用テーブルを示すテーブルフラグコマンド等の解析を行う。
次に、CPU222は、ステップS752において、保留数減算処理を実行する。次いでステップS753において、変動演出パターンの選択処理を行い、ステップS754において、変動演出開始コマンドをセットして画像制御基板231に送信した後、演出選択処理を終了する。
図33は、演出制御基板のCPUが実行する保留数減算処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、先ず、ステップS761において、保留状況記憶部のシフト処理を行う。
例えば、第1保留状況記憶部500の第4記憶部501dに記憶されているフラグを第3記憶部501cにシフトして記憶し、第3記憶部501cに記憶されているフラグを第2記憶部501bにシフトして記憶し、第2記憶部501bに記憶されているフラグを第1記憶部501aにシフトして記憶する。なお、第1記憶部501aに記憶されているフラグは消去することとなる。
次に、ステップS762において、画像表示装置11に表示される保留球画像を消去(シフト)するための消去コマンドをセットして画像制御基板231に送信した後、保留数減算処理を終了する。
図34は、画像制御基板のCPUが実行する保留画像表示処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、画像制御基板231のCPU232は、ステップS811において、演出制御基板221からの保留球画像表示コマンド(第1または第2保留球画像表示コマンド)を受信したか否かの判定を行う。
ステップS811において、保留球画像表示コマンドを受信したと判定したときは、ステップS812において、受信した保留球画像表示コマンドに基づいて、画像表示装置11に第1特別図柄または第2特別図柄の保留球画像を表示する表示制御を実行する。
なお、ステップS811において、保留球画像表示コマンドを受信していないと判定したときは、ステップS812の処理を行うことなく、ステップS813に進む。
ステップS813において、保留球画像変更コマンドを受信したと判定したときは、ステップS814において、受信した保留球画像変更コマンドに基づいて、対応する通常表示態様の保留球画像を特定表示態様の保留球画像に変更する表示制御を行う。なお、ステップS813において、保留球画像変更コマンドを受信していないと判定したときはステップS814の処理を行うことなく、ステップS815に進む。
次に、本実施形態の遊技演出を実現するために画像制御基板231が実行する処理について説明する。
図35は、ランプ制御基板のCPUが実行する演出役物装置作動処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、ランプ制御基板241のCPU242は、ステップS821において、演出制御基板221からの演出役物装置作動コマンド(第1または第2演出役物装置作動コマンド)を受信したか否かの判定を行う。
ステップS821において、演出役物装置作動コマンドを受信したと判定したときは、ステップS822において、受信した演出役物装置作動コマンドに対応する第1保留球画像用の演出役物装置40または図示しない第2保留球画像用の演出役物装置を作動させる制御を実行して演出役物作動処理を終了する。
なお、ステップS821において、演出役物装置作動コマンドを受信していないと判定したときはステップS821の処理を行うことなく演出役物作動処理を終了する。
また、本実施形態の球技機1では、演出役物装置40が作動したときに画像表示装置11に表示される保留球画像の表示態様を変更するようにしているが、演出役物装置40は単なる演出役物装置として機能させることも勿論可能である。
また、本実施形態の球技機1では、演出役物装置40がベルトを象った形状である場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、演出役物装置40の形状は適宜変更可能である。
また、本発明の画像表示装置の表示態様は、パチンコ機のみならず、スロットマシン、その他、表示装置を有した遊技機、ゲーム機一般に適用することができる。
Claims (1)
- 遊技球が入球可能な始動領域と、
遊技球の前記始動領域への入球を契機に遊技に係る遊技データを取得し、所定条件成立後に前記遊技データに基づいて特別遊技に当選したか否かの判定を行う特別遊技判定手段と、
前記特別遊技判定手段による判定の権利を、所定数を上限として保留して記憶する保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に記憶された保留を所定の保留表示態様により表示可能な保留表示手段と、
前記保留表示手段の表示を制御する表示制御手段と、
前記特別遊技判定手段において行われる判定より前に、前記特別遊技に当選したか否かを事前に判定する事前判定手段と、
前記事前判定手段の事前判定結果に基づいて、演出役物を第1位置から遊技者が視認可能な第2位置まで移動させることが可能な演出役物制御手段と、を備え、
前記演出役物制御手段は、
所定の期間に連続して前記保留記憶手段に記憶された複数の保留のいずれもが前記事前判定手段において所定の要件を満足すると判定された場合、前記複数の保留のうち、先に記憶された保留に応じて前記演出役物を前記第1位置から前記第2位置に移動させ、前記先に記憶された保留以外の保留に応じては前記演出役物を移動させないように制御する第1移動制御手段と、
前記第1移動制御手段による制御終了後の所定のタイミングにおいて、前記先に記憶された保留以外の保留に応じて前記演出役物を前記第1位置から前記第2位置に移動させる第2移動制御手段と、を更に備え、
前記表示制御手段は、前記演出役物が前記第1移動制御手段または前記第2移動制御手段によって前記第2位置に移動することに応じて、前記保留に応じた前記保留表示態様を通常表示態様から特定表示態様に変更することを特徴とする遊技機。
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