JP5855099B2 - 外側にスプラインを有するファスナ - Google Patents

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Description

本発明は、開口を備えたワークピース部材同士を固定するスピードファスナに関する。
スピード締結(RTM)は、ワークピース部材同士を固定するのによく知られた方法であり、中空コアを持つファスナをワークピース部材において位置合わせした開口に配置し、頭部を有するマンドレルをファスナのコアを通して引っ張り上げることで、ファスナ胴部を放射状に広げると共に、ファスナの僅かな短縮を引き起こす。ファスナ胴部の放射状広がりは、理想的には、ファスナ胴部とワークピース部材の開口壁との間で機械的係合を実現する。軸方向に沿った短縮効果は、最後尾のシートをファスナヘッドの方に向かって引き上げ、ワークピース部材間のギャップを縮める。
商標Briv(英国特許番号GB1323873A)やChobertとして利用されるような従来のファスナは、中央領域において均一な壁厚、すなわち、一定の断面積を持つシリンダ状の胴部を備える。ファスナ胴部のテイル端は、増加した壁厚を持ち、Brivファスナの場合には、外径が広がったものとされ、Chobertファスナの場合には、テーパ状の穴径が小さくなったものとされる。
これら従来のファスナは、ファスナ穴を通して所定の直径を有するマンドレルを引っ張り、これにより、マンドレルの放射状に広がったヘッドで、ワークピース部材の開口に向かって胴部の中央領域を広げることで設置される。従って、放射状広がりの程度は、公称ファスナ直径に対するマンドレルヘッドの直径により決定される。
従来のファスナは、ワークピース開口の直径に対する許容度が低く、すなわち、ほんの限られた範囲のワークピース開口の直径だけが、公称ファスナサイズ及び一のマンドレルヘッド直径に適合し得る。従って、公称ファスナ及び特定のヘッド直径を有するマンドレルを用いたときには、ワークピース開口直径の許容値範囲が狭くなる。
従来のファスナを最適に設置したとき、すなわち、ワークピース開口の直径が、所定のファスナ直径及びマンドレルヘッド直径の許容範囲にあるとき、マンドレルヘッドによるファスナ胴部の拡張は、「オーバーパッキング(後述参照)」することなく、ファスナ胴部とワークピース開口の壁との間の機械的係合を引き起こす。後部ワークピース部材(すなわち、ファスナヘッドから最も離れたワークピース部材)の開口壁により与えられる制約は放射状の力を生み出し、これにより、ファスナリベット胴部に対する後部ワークピース部材の軸方向への動きに摩擦耐性を生み出す。
しかしながら、ワークピース開口の直径が、従来ファスナの許容範囲よりも小さいときには、ファスナが開口にオーバーパックされるので、ファスナの設置に非常に大きな力が必要となる。これは、マンドレルの摩耗、ファスナ穴からのデブリ発生のような他の望ましくない効果、又はファスナ穴材料のヘッド領域への押し出しといったファスナヘッドの変形を引き起こし得る。
上部ワークピース部材(すなわち、ファスナヘッドに最も近いワークピース部材)の開口直径については、開口ピッチの誤差を許容するために、後部ワークピースの開口よりも僅かに大きく構成することが一般的である。上部ワークピース部材の開口直径が従来ファスナの許容範囲より大きいと、ファスナ胴部の広がりが、ファスナ胴部と大きすぎるワークピース開口との間で何ら機械的係合をもたらさず、その結果、せん断荷重による動きに対する接合部の耐性が低くなる。
大きいワークピース開口に対応するために、大きいマンドレル、すなわち、大きいヘッドを持つマンドレルがファスナの設置に用いられ得る。しかしながら、大きいマンドレルは、小さなワークピース開口に不適当に用いられ、これにより、上記のように設置に大きな力を要することで引き起こされる問題を導く。
特定のファスナ直径及びマンドレルヘッド直径の許容範囲を超えるワークピース開口直径を用いたときの課題は、図1に図示されている。図1では、従来のファスナ2が、最低限のグリップでワークピース30に設置されている。ワークピースは、大きい開口36を持つ上部ワークピース部材32と、許容できる開口38を持つ後部ワークピース34と、を有する。上部ワークピース部材32が大きい開口36を持つので、ファスナの設置は、ファスナ胴部4と開口36の壁との間における機械的係合を何らもたらさない。
正しく設置された従来のファスナは、テイル端領域において壁厚が大きくなっているので、広がったテイル端が形成される。最大グリップで使用した場合には、この広がったテイル端は、後部ワークピース部材の外表面に隣接し、引張荷重を受けたときの接合部の動きに対する支持及び耐性を与えるように機能する。しかしながら、中間グリップ又は最小グリップ条件(図1参照)では、広がったテイル端44は、後部ワークピース部材34から離れており、そのため、引張荷重によるワークピース部材32、34の初期分離に抵抗を与えるように機能できない。ここで、この抵抗は、その殆どすべてが均一な壁厚を持つファスナ胴部4の広がった中央領域による放射状圧力に起因する摩擦力に依る。その結果、分離に対する抵抗は、中間又は最小グリップ条件では小さくなる。
商標Avtronic(RTM)及びRivscrew(RTM)で利用されるよう現在利用可能な他のスピードファスナは、ファスナ胴部の中心における不均一な壁厚を特徴としている。これらファスナは、それぞれ環状溝の形状及び螺旋状ねじ山形状でファスナ胴部の外側に設けられた溝を有する。これらファスナは、ファスナ材料に比べて比較的柔らかい材料により構成されたワークピースに対して、広がりそして埋め込まれるように設計されている。これらファスナの環状又は螺旋状の溝は、後部ワークピース部材に対して可変的に広がり、ファスナ胴部とワークピース開口の壁との間で高程度又は低程度の機械的係合を引き起こし、そして穴周縁において不揃いな大きさ又は分布を呈する広がったテイル形状を与える。
本発明は、ファスナ胴部とワークピース開口の壁との間で完全かつ安定した機械的係合を保証する、すなわち、従来のファスナよりも強固な固定のために完全な機械的係合を達成するファスナを提供することを目的とする。また、本発明は、一つのマンドレルヘッド大きさ又は直径を用いたときの、設置に大きな力を要する問題、マンドレルの摩耗、デブリ発生及びファスナヘッド変形を防止しつつ、一つのファスナ長及び一つのマンドレル大きさで広いグリップ範囲で設置可能とし、かつ従来のファスナよりワークピース開口直径のずっと大きな変化にも対応可能なファスナを提供することを目的とする。
更に、本発明は、ファスナよりも硬い材料で構成されたワークピース部材を固定するのに好適に用いられるファスナを提供することを目的とする。ここで、ファスナのグリップ範囲は、ファスナ長にだけ依存し、すなわち、より長いファスナは、より大きなグリップ範囲を持ち、ある公称長さを持つファスナが、より広いワークピース厚さに用いられるのを可能とする。
本発明は、第1の特徴として、付随する特許請求の範囲の請求項1に記載されたファスナを備える。
また、本発明は、更なる特徴として、請求項13に記載されたファスナの設置法を備える。
ファスナの設置は、ファスナヘッドの上面に押しつけられる円錐状の凹端面を備えたツールを用いて行ってもよい。これは、ファスナヘッドを上部ワークピース部材に押しつけ、かつヘッドを上部ワークピース部材に対して僅かに平坦化し、これにより、固定を確実なものにする。上部ワークピース部材に対するヘッド周縁部の平坦化は、アンダーヘッド凹部の外径が減少し、かつワークピースに対するファスナヘッドの接触面積が増加するように機能する。更に、ファスナヘッド上面におけるツール端面の接触面積は、ファスナ設置におけるファスナヘッド表面への望ましくない圧痕や損傷が最小化されるように、従来のスピードファスナよりも大きい。
また、本発明は、更なる特徴として、請求項15又は請求項17に記載されたファスナの設置法を備える。
請求項15又は請求項17の方法により設置されたファスナは、更に、ブレークネック部とプラギング部との間に平行部を有し、この平行部は、設置の際にロックスカートを形成して、ファスナ胴部に設置されたステムの機械的ロックとなる。
また、本発明は、更なる特徴として、請求項19に記載されたファスナの設置法を備える。この方法は、更に、ファスナヘッドを支持スリーブで押しつけ、ファスナ穴からピンを除去するステップを備える。
本発明の軸方向に設けられた溝は、上部ワークピース部材における大きい開口のように異なる大きさのワークピース部材開口において、ファスナ胴部とワークピース開口の壁との間で種々の程度の機械的係合を許可し、これにより、オーバーパッキングを導くことなく、せん断運動に対する機械的耐性を与え、かつ過剰な設置負荷、マンドレル摩耗、デブリ発生及びファスナヘッド変形を避ける。
溝は、ファスナ胴部に対して軸方向に配置されているので、ファスナ胴部の長さ方向に沿って一定の断面積を持つ。これは、グリップ厚みに依存せず、放射状広がりの程度及びマンドレル荷重が安定になることを保証する。従って、本発明は、同等大きさの従来ファスナにより与えられるグリップ範囲よりも大きいグリップ範囲において使用することができる。更に、特定のファスナにより成され得るグリップ幅は、ファスナの長さにだけ依存し、すなわち、より長いファスナは、より大きなグリップ範囲を有する。
更に、本発明では、一つのマンドレル(すなわち、決められたヘッド大きさを持つマンドレル)が、種々の開口大きさを持つワークピースへファスナを設置するのに用いることができる。
また、本発明では、後部ワークピース部材に隣接するファスナ胴部のテイル端が大きく広がり、グリップ範囲を通じて、引張荷重によるワークピース部材の分離への耐性が増加する。
また、本発明は、ファスナよりも硬い材料で構成され得るワークピース部材を固定するのにも好適に用いられる。
軸方向に設けられた溝は、好ましくは、互いに等距離に配置されている。
軸方向に設けられた溝は、好ましくは、ファスナヘッドの直下から伸びている。
ファスナヘッドは、その頂面に皿穴を備えていてもよく、この皿穴は、ファスナ穴の直径よりも大きな平均直径を持つ。皿穴は、平坦又はカーブした環状テーパ壁と、皿穴とファスナ穴との間に設けられ得るネック部と、を有し得る。皿穴及びネック部の各々は、リベット穴を通ってマンドレルヘッドが通過することでリベットヘッドの方へ軸方向に引き出されたリベットボディ材料を収容する。更に、皿穴は、ファスナの設置におけるブローチ荷重を制御し、設置されたファスナヘッドの上面からの過剰なファスナ材料の引き出しを防ぐ。
ファスナは、ファスナ胴部のテイル端にテーパ部を含み得る。テーパ部を設ける利点は、皿穴がファスナヘッドに設けられていることで、ペーパーポッド等においてファスナを「ヘッド−トゥ−テイル」に積み重ねてスタック状にできることである。これは、隣接するリベット穴の同軸整列を保証し、これにより、マンドレル胴部上にファスナスタックを一気にロードするのを簡単にする。更に、テーパ部は、ワークピース開口においてファスナを配置するのを補助し、かつ設置前のファスナスタックの高さを低減することで、所定長さの設置ツールに多くのリベットが装着されるのを可能とし、かつ比較的柔軟なマンドレル上におけるスタックの剛性を増加させる。
また、ファスナは、ファスナ胴部のテイル端において、溝セクションとテーパ部との間に途切れを有さないテイルリングを備えていてもよい。このテイルリングは、その後部ワークピース部材からの離れた配置にも関わらず、補強された壁セクションを介してファスナの最終引張強度に貢献する。
また、ファスナは、ファスナのテイル端にテーパ部を超えてエンド部を備えていてもよく、このエンド部は、ファスナの長軸と平行な直線環状壁を持つ。エンド部は、更に、設置前に複数のファスナを「ヘッド−トゥ−テイル」にスタックして保管するのを容易にする。
本発明に係る実施形態は、図面を参照しながらほんの一例として以下に記載される。
ワークピースに設置された従来のファスナの側断面図。 ワークピースに設置される前の本発明に係るファスナの側面図。 図2に示したファスナの等角図。 図2に示したファスナの等角図。 図2に示したファスナのIV−IV線断面図。 図4に示したファスナのV−V線断面図。 図4に示したファスナのVI−VI線断面図。 図2に示したファスナを複数スタックさせて配置したときの側面図。 図7に示したスタックされたファスナのVIII−VIII線断面図。 上部ワークピース部材の開口直径が大きく構成されたワークピースに設置された図2に示したファスナの軸断面図。 最小グリップでワークピースに設置された図2に示したファスナの軸断面図。 図9aに示したファスナのXa−Xa線断面図。 図9bに示したファスナのXb−Xb線断面図。 図9aに示したファスナのXI−XI線断面図。 図9aに示したファスナのXII−XII線断面図。 図2に示したファスナを設置する他の方法を示す図。 図2に示したファスナを設置する他の方法を示す図。 図2に示したファスナを設置する更に他の方法を示す図。 図2に示したファスナを設置する更に他の方法を示す図。 図2に示したファスナを設置する更に他の方法を示す図。 本発明の他の実施形態に係るファスナを示す図。 図18に示したファスナのXIX−XIX線断面図。 本発明の更に他の実施形態に係るファスナの側面図。 図20に示したファスナのXXI−XXI線断面図。 図20に示したファスナの等角図。 図20に示したファスナを複数スタックさせて配置したときの側面図。 図23に示したスタックされたファスナのXXIV−XXIV線断面図。 本発明に係るファスナ、ワークピース、ツールノーズ(ツールの残りの部分は、明確さのために省略されている)及びマンドレルの断面図。
図2乃至図8に示すように、本発明に係るファスナ2は、胴部4と、胴部4のヘッド端8に設けられドーム状の上面7を有する放射状に広がったヘッド6と、胴部4のテイル端12に設けられたテーパ部10と、を備える。環状アンダーヘッド凹部42は、ヘッド6の下面に設けられている。直径Bの穴14は、ファスナ2を貫通して、すなわち、胴部4、ヘッド6及びテーパ部10を貫通して設けられている。溝セクション16は、胴部4の外周壁20に設けられている。溝セクション16は、軸方向に伸びる複数の溝40と、溝40により隔てられ軸方向に伸びる複数のスプライン18と、を有する。溝40は、胴部の外径「D」から半径方向内方に向かって設けられ、スプライン18は、胴部の内径「d」から半径方向外方に向かって伸びている。スプライン18は、胴部4の外周壁20において互いに平行かつ互いに等距離を置いて配置され、胴部4のヘッド6の下からテイル端12まで軸方向、すなわち、ファスナ穴14の縦軸方向に伸びている。テイルリング22は、胴部4のテイル端12において、溝セクション16とテーパ部10との間に設けられている。テイルリング22は一枚壁で、すなわち、溝セクションはテイルリング22を乗り超えない。テーパ移行セクションは、溝セクション16とテイルリング22との間に設けられ、胴部は、各々の溝40のヘッド6から遠い側の端部に向かうにつれて、胴部の外径「D」に近づくように次第に直径を増す。
スプライン18は、略台形状の断面を有し、平坦な頂部24を頂点とする。最大胴部直径「D」は、相対する頂部24の各中心間の距離により定義され、最小胴部直径「d」は、相対する溝40の各中心間の距離により定義される。溝40の深さ(すなわち、図4に示すようにスプライン18の高さH)は、例えば、ローレット目の深さよりも大きい。スプライン高さHの最大胴部直径Dに対する比は、例えば、略1:6から1:14の間とされる。
平坦な環状テーパ壁を有する皿穴26は、ヘッド6の頂面5に設けられている。皿穴26は、皿穴がファスナ穴から最も離れた位置で最大直径Xを持ち、かつファスナ穴に最も近い位置で最小直径xを持つように、平坦な環状テーパ壁を有する。そのため、皿穴の平均直径は、ファスナ穴の直径Bよりも大きくなる。テーパ状のネック部28は、皿穴26とファスナ穴14との間に設けられ、ネック部28の最大直径Yは皿穴の最小直径xと等しく、ネック部28の最小直径yはファスナ穴の直径Bと等しい。
図7及び図8に示すように、複数のファスナは、スタック50において「ヘッド−トゥ−テイル」に配置され、マンドレル上にロードされる状態又は設置ツール内においてマンドレル上に一度に連続設置される状態となる。皿穴の最大直径X及び皿穴26のテーパ角度は、隣接するファスナのテーパ部10が、皿穴26に少なくとも部分的に収容され、これにより、ファスナがスタックされるように構成されている。
第1の上部ワークピース部材32と、第2の後部ワークピース部材34(すなわち、ファスナヘッドから遠い側のワークピース部材)と、を有するワークピース30を固定するファスナ2を設置するには、最大直径M(ここで、Mはファスナ穴14の直径Bよりも大きい)で放射状に広がったヘッド106を有するマンドレル104(図25)を、ヘッド106がファスナ胴部4のテイル端12に位置するようにして、ファスナ2の穴14に通して挿入する。ファスナ2及びマンドレル104は、ワークピース部材32、34に設けられた開口36、38に挿入される。円錐状の凹端面を持つノーズ100を有するツール(図25ではツールのノーズだけが示されている)が、ファスナヘッド6のドーム状の上面7を押しつけるのに用いられる。ツールノーズ100は、ファスナ穴14を通してマンドレル104を引っ張るのに用いられ、これにより、ファスナ胴部4が広がり、スプライン18の頂部24がワークピース開口36、38の壁に押しつけられて頂部24と開口36、38の壁との間で機械的係合が起こる。皿穴26とネック部28の各々は、ファスナ穴14を通ってマンドレルヘッド106が通ることで、ファスナヘッド6の方へ軸方向に引き出されるファスナボディ材料を収容する。更に、皿穴は、ファスナ2設置におけるブローチ荷重を制御し、設置されたファスナヘッド6の上面からの過剰なファスナ材料の引き出しを避ける。
図9aは、最大グリップを持つワークピース30に設置されたファスナ2を示し、図9bは、最小グリップを持つワークピース30に設置されたファスナ2を示す。
ファスナヘッド6のドーム状の上面7にツールノーズ100の円錐状凹端面102により付加される力は、ヘッド6を上部ワークピース部材32に押しつけ、ヘッドを上部ワークピース部材32に対して僅かに平坦化することで固定を確実なものにする。上部ワークピース部材32に対するヘッド周縁部22の平坦化は、アンダーヘッド凹部42の直径が減少し、ワークピース30に対するファスナヘッド6の設置面積が増加するように働く。更に、ファスナヘッド6の上面7に対するツール端面102の設置面積は、ファスナ設置の際のファスナヘッド6表面への望ましくない圧痕や損傷を最小化するために、従来のスピードファスナよりも大きい。
設置の際に、ワークピース開口36、38の壁に対して頂部24が押しつぶされる程度は、開口の直径により決定される。大きいワークピース開口では、頂部24が、ワークピース開口36、38の壁に対してほんの僅かにしか押しつぶされない。これは図11に示され、この図は、上部ワークピース部材32の開口36の壁に対する頂部24の最低限の押しつぶれを示している。図12に示すように、公称の直径を有する開口(すなわち、図11の大きい開口よりも小さい開口)は、図11の大きい開口の場合と比べて、ワークピース開口38の壁に対して頂部24の押しつぶれが大きく起こる。
頂部24の押しのけられた材料は、溝40に収容される。ワークピース開口が最小直径を持つ場合には、溝40は、押しのけられた頂部の材料により完全に埋められる。
テイルリング22は、スプライン18の端部を支持することで、それらが引張継ぎ手荷重により「内方」に折れ曲がるのを防ぐ。スプライン18の頂部24による初期抵抗が非常に大きな引張荷重により打ち破られた後、後部シートが広がったテイルリングまで引き上げられるように頂部24が「剥離」される。テイルリング22は途切れを有さないリングなので、この部分で更なる動きへの抵抗は高くなり、これにより、設置されたファスナの最大抗張力が生み出される。
ファスナ2及び/又は後部ワークピース部材34の開口38は、上部ワークピース部材32の開口36と同心でなくてもよい。この場合、上部ワークピース部材の開口36に対するファスナ2及び/又は後部ワークピース部材の開口38の偏心にもかかわらず、スプライン18の頂部24は、開口36の壁に対して種々の程度で押しつぶされ、これにより、開口壁に対してすべての頂部24の機械的係合が成される。
図9a乃至10bは、ファスナ2の設置によって生じる広がったテイル構造44を示す。後部ワークピース部材34を超えた部位では、スプライン18は、完全に広がり(図10a、10b参照)、これにより、後部ワークピース部材34に隣接及び接触した「フットプリント」又は広がったテイル構造44が生み出される(図10a参照)。複数の台形状フットプリント接触領域46が形成される。広がったテイル構造44は、後部ワークピース部材34に隣接及び接触して形成されるので、従来のファスナに比べて、固定の際の引張荷重による初期軸方向運動に対して著しく増加した機械抵抗が得られる。広がったテイル構造44は、図9a、9bで見られるように、所定のグリップ範囲で後部ワークピース部材34に隣接して形成されている。
上記実施形態では、軸方向の溝は、台形断面を有する複数のスプラインにより形成される。しかしながら、別の実施形態では、軸方向の溝は、異なる断面を有するものであってもよい。
上記実施形態では、ファスナは、ファスナ穴14を通して放射状に広がったマンドレルヘッドを引っ張ることで設置される。しかしながら、ファスナ胴部4を広げてファスナ2を設置する別の方法が、図13乃至図17に示されている。図13及び図14に示された方法は、硬いブレークステム70を用いている。このブレークステム70は、ブレークネック部72と、放射状に広がったヘッド74と、ブレークネック部72とヘッド74との間に設けられたプラギング部76と、を有し、このプラギング部76の直径は、上記実施形態で用いられたマンドレルヘッド106の最大直径Mと等しく構成されている。ブレークステム70及びファスナ2は、ワークピース部材32、34の開口36、38に挿入される。次いで、ブレークステム70は、その放射状に広がったヘッド74がファスナ胴部4のテイル端12と接触するまでファスナ2を通して引っ張られ、プラギング部76によるファスナ胴部4の放射状広がりを引き起こし、かつブレークステム70に付加されブレークステム70のブレークネック部72における破断を引き起こすのに十分な荷重を生み出す。図14は、ワークピース30に設置されたファスナ2を示す。プラギング部76は、ファスナ2の胴部4にとどまり、設置されたファスナの最終的なせん断強度に寄与する。ブレークネック部72の破断によるステムプラギング部76の反動及び設置後ファスナ2からのプラギング部76の脱離に対する抵抗を増強するために、補助的な「返し」、ギザギザ又はこれらと同様のもの(不図示)を、プラギング部の外表面に設けてもよい。
図15及び図16に示される別の方法は、商標モノボルト(英国特許番号GB1538872)で利用されるようなブレークステム80を用いる。このブレークステムは、中空コア84を持つプラギング部82と、プラギング部82に隣接する平行部85と、伸長胴部88と、平行部85と伸長胴部88との間に設けられたブレークネック部86と、を有する。ワークピース30へのファスナの設置は、ワークピース部材32、34の開口36、38へのファスナの挿入を含み、ブレークステムのプラギング部がファスナ胴部4のテイル端12に接触するように、ブレークステムは、胴部4の穴14に挿入される。その後、伸長胴部88は、ファスナ2に対して引っ張られ、これにより、ブレークステムプラギング部82がファスナ胴部4に進入し、これと同時に、ファスナ胴部4が拡張し、そして中空コア84が設けられたプラギング部82が僅かに内方に向かってつぶれる。伸長胴部88は、ブレークステム80がブレークネック部86で破断するまで引っ張られる。
プラギング部82の僅かな内方へのつぶれは、ワークピース開口大きさの変化を許容する、すなわち、プラギング部82は、図13及び図14のブレークステム70の硬いコアよりも柔軟である。従って、この設置方法は、ワークピースの開口直径の違いに対して更に寛容である。ブレークステム80は、平行部85の材料がファスナヘッド6の皿穴において、すなわち、図16において87で示される領域において半径方向外方に広がることで、ファスナ設置時に平行部85によって形成されるロック「スカート」構造(不図示)を含み得る。これにより、ロックスカートは、ブレークネック部86の破断に伴うプラギング部82の反動及び設置後にファスナ胴部4からのプラギング部86の脱離に対して、ファスナ胴部4に設置されたブレークステム80の機械的ロックとなる。
図17に示した方法は、「プッシュブローチ」法であり、ファスナ穴14よりも大きい直径を有する硬いピン90が、ファスナ胴部4を広げるためにヘッド6を介してファスナ2に挿入される。このピン90は、ファスナ胴部4にずっととどまるものであってもよいし、設置具の着脱可能部位とされてもよく、いずれの場合においても、ファスナ胴部4からピン90を除去するために、支持スリーブ(不図示)がピン90の周囲においてファスナヘッド6を圧迫するのに必要とされ得る。
図18及び図19に示すように、別のファスナ2’では、皿穴26’はカーブしたテーパ環状壁を有し、テーパ状のネック部28は設けられていない。この実施形態の構造は、ファスナ設置におけるデブリ発生の可能性を低減する。マンドレルヘッドがファスナヘッド6を通過するときにかかるブローチ荷重は、十分な引張強度を維持しつつ低減される。設置の際に、設置されたファスナにおいてカウンターボアが見えなくなるように、ファスナ胴部4の一部材料は、ツールに向かって後方に移動する。
更に別のファスナ(不図示)は、カーブしたテーパ環状壁と、ネック部と、を有する。
図20乃至図22に示すように、更に別のファスナ2”では、ファスナ穴14の縦軸と平行な直線環状壁を持つエンド部60が、ファスナ胴部4のテイル端においてテーパ部10の向こう側に設けられている。この実施形態では、皿穴26”は、ファスナ穴14の縦軸と平行な平坦環状壁を有し、すなわち、皿穴26”の壁はテーパ状になっていない。また、テーパ状のネック部28が、皿穴26”とファスナ穴14との間に設けられている。皿穴26”の直径は、図23及び図24に示すように、ファスナがスタック50’において「ヘッド−トゥ−テイル」に配置されるように、エンド部60の直径と同様とされる。

Claims (22)

  1. 複数のワークピース部材を含むワークピースを固定するためのファスナであって、
    前記ファスナは、ヘッド端及びこのヘッド端から離れたテイル端を有する胴部と、前記胴部のヘッド端に設けられ放射状に広がるヘッドと、前記ファスナを貫通して伸びる穴と、を備え、
    前記胴部の外壁は、頂部において頂点を成す複数のスプラインによって隔てられた複数の溝を有する溝セクションを有し、前記溝及びスプラインは、前記穴の縦軸に沿った軸方向に伸び、前記スプラインは、台形状断面とされ、前記溝の断面積は、前記胴部の溝セクションの長さに沿って一定であり、
    前記胴部は、前記溝セクションと前記テイル端との間に途切れを有さないテイルリングを更に有し、該テイルリングの外径は、前記溝セクションにおける前記胴部の外径に等しいことを特徴とするファスナ。
  2. 前記溝は、互いに等距離を置いて配置されていることを特徴とする請求項1に記載のファスナ。
  3. 前記溝は、前記ヘッドの直下から伸びていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のファスナ。
  4. 前記ヘッドは、その頂面に設けられた皿穴を有し、
    前記皿穴は、前記ファスナの穴の直径よりも大きい直径を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のファスナ。
  5. 前記皿穴は、平坦な環状テーパ壁を有することを特徴とする請求項4に記載のファスナ。
  6. 前記皿穴は、カーブした環状テーパ壁を有することを特徴とする請求項4に記載のファスナ。
  7. 前記皿穴は、前記ファスナの穴の縦軸に対して平行に伸びる平坦な環状壁を有することを特徴とする請求項4に記載のファスナ。
  8. 前記皿穴と前記ファスナの穴との間に、テーパ状のネック部が設けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のファスナ。
  9. 前記胴部のテイル端に、テーパ部が設けられていることを特徴とする請求項乃至請求項8のいずれか一項に記載のファスナ。
  10. 前記テイル端に前記テーパ部を超えて設けられたエンド部を更に有し、
    前記エンド部は、前記ファスナの縦軸と平行な直線環状壁を有することを特徴とする請求項9に記載のファスナ。
  11. 前記エンド部の直径は、前記皿穴の直径と同じに構成されていることを特徴とする請求項10に記載のファスナ。
  12. 前記テイルリングは、前記溝セクションと前記テーパ部との間にることを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載のファスナ。
  13. 開口を持つ第1のワークピース部材及び開口を持つ第2のワークピース部材を有するワークピースを固定するために、請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のファスナを設置する方法であって、
    a)マンドレルの放射状に広がったヘッドが前記ファスナの胴部のテイル端に隣接するようにして前記マンドレルを前記ファスナの穴を通して配置し、
    b)前記ファスナのヘッドが前記第1のワークピース部材に接触するようにして、前記ファスナ及びマンドレルを前記第1のワークピース部材の開口及び第2のワークピース部材の開口に挿入し、
    c)前記ファスナのヘッド端において前記ファスナを支持した状態で前記ファスナの穴を通して前記マンドレルを引っ張って、前記ファスナの胴部を前記ワークピース部材の開口に向けて広げ、前記開口に対して前記スプラインの頂部の変形を引き起こし、前記第2のワークピース部材に隣接する前記ファスナのテイル端を放射状に広げる、ことを特徴とする方法。
  14. 前記ステップc)は、前記ヘッドの上面に押しつけられる円錐状の凹端面を有するツールを用いて行われることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 開口を持つ第1のワークピース部材及び開口を持つ第2のワークピース部材を有するワークピースを固定するために、請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のファスナを設置する方法であって、
    a)放射状に広がったヘッド、ブレークネック部及びプラギング部を有するステムのヘッドが前記ファスナの胴部のテイル端に隣接するようにして、前記ステムを前記ファスナの穴を通して前記ファスナに挿入し、
    b)前記ファスナのヘッドが前記第1のワークピース部材に接触するようにして、前記ファスナ及びステムを前記第1のワークピース部材の開口及び第2のワークピース部材の開口に挿入し、
    c)前記ファスナのヘッド端において前記ファスナを支持した状態で前記ファスナの穴に対して前記ステムを引っ張って、前記プラギング部により前記ファスナの胴部を前記ワークピース部材の開口に向けて放射状に広げて前記スプラインの頂部を前記開口に対して変形させ、前記ステムのヘッドを前記ファスナの胴部のテイル端に接触及び押しつけて前記第2のワークピース部材に隣接する前記テイル端を放射状に広げ、前記ステムが前記ブレークネック部において破断するまで前記ステムを前記ファスナの穴を通して前記ファスナのヘッドに対して引っ張る、ことを特徴とする方法。
  16. 前記ステムは、前記ブレークネック部と前記プラギング部との間に設けられた平行部を更に有し、
    前記ステップc)において、前記平行部により形成されたロックスカートは、前記ファスナの胴部に設置された前記ステムの機械的ロックと成ることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 開口を持つ第1のワークピース部材及び開口を持つ第2のワークピース部材を有するワークピースを固定するために、請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のファスナを設置する方法であって、
    a)前記ファスナのヘッドが前記第1のワークピース部材に接触するようにして、前記ファスナを前記第1のワークピース部材の開口及び第2のワークピース部材の開口に挿入し、
    b)中空コアを持つプラギング部、伸長した胴部、及び前記プラギング部と前記伸長した胴部との間に設けられたブレークネック部を有するブレークステムのプラギング部が前記ファスナのテイル端と接触するようにして、前記ブレークステムを前記ファスナの穴に挿入し、
    c)前記ファスナに対して前記ブレークステムの伸長した胴部を引っ張って、前記ブレークステムのプラギング部を前記ファスナの胴部に進入させ、前記ファスナの胴部を前記ワークピース部材の開口に向かって広げ、前記スプラインの頂部を前記開口に対して変形させ同時に前記プラギング部を内方に向けてつぶれさせ、前記ブレークステムが前記ブレークネック部において破断するまで前記ブレークステムの伸長した胴部を前記ファスナに対して引っ張る、ことを特徴とする方法。
  18. 前記ブレークステムは、前記ブレークネック部と前記プラギング部との間に設けられた平行部を更に有し、
    前記ステップc)において、前記平行部により形成されたロックスカートは、前記ファスナの胴部に設置された前記ブレークステムの機械的ロックと成ることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 開口を持つ第1のワークピース部材及び開口を持つ第2のワークピース部材を有するワークピースを固定するために、請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のファスナを設置する方法であって、
    a)前記ファスナのヘッドが前記第1のワークピース部材に接触するようにして、前記ファスナを前記第1のワークピース部材の開口及び第2のワークピース部材の開口に挿入し、
    b)前記ファスナの穴の最大直径よりも大きい最大直径を持つ硬いピンを前記ファスナのヘッドを介して前記ファスナの穴に押し込んで、前記ファスナの胴部を放射状に広げて前記ワークピース開口と機械的に係合させ、前記スプラインの頂部を前記開口に対して変形させる、ことを特徴とする方法。
  20. 支持スリーブを前記ファスナのヘッド上に押しつけて、前記ファスナの穴から前記ピンを除去するステップを更に備えたことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 複数のワークピース部材を有するワークピースを固定するためのファスナ及びマンドレルを備え、前記ファスナは、ヘッド端及びこのヘッド端から離れたテイル端を有する胴部と、前記胴部のヘッド端に設けられ放射状に広がったヘッドと、前記ファスナを貫通して伸びる穴と、を有したファスナ器具であって、
    前記胴部の外壁は、頂部において頂点を成す複数のスプラインによって隔てられた複数の溝を有する溝セクションを有し、前記溝及びスプラインは、前記穴の縦軸に沿った軸方向に伸び、前記スプラインは、台形状断面とされ、前記溝の断面積は、前記胴部の溝セクションの長さに沿って一定であり、
    前記胴部は、前記溝セクションと前記テイル端との間に途切れを有さないテイルリングを更に有し、該テイルリングの外径は、前記溝セクションにおける前記胴部の外径に等しいことを特徴とするファスナ器具。
  22. 前記マンドレルは、前記ファスナの穴の直径よりも大きくかつ前記ファスナの胴部の最大外径よりも小さい最大直径を持つ放射状に広がったヘッドを有することを特徴とする請求項21に記載のファスナ器具。
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