JP5855096B2 - 縦胃切除用のオロガストリックカテーテル - Google Patents

縦胃切除用のオロガストリックカテーテル Download PDF

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Description

本発明の分野は、胃の外科手術を行う外科医にとって有用な外科用器具の分野である。特に関係する器具は、縦胃切除または袖状胃切除の肥満手術技術との関連で外科医を補助するオロガストリックカテーテルである。
オロガストリックカテーテルは、両端、近位部および遠位部が開放している、例えばシリコーンからなる透明で柔軟なチューブの形態である。これらのカテーテルの遠位部は、液体流および気体流を両方向に通行できるようにする一連の多くの側方オリフィスを有している。従来、胃カテーテルには、インビボで位置を正確に解析できるようにする目盛りが、その全長に亘って付されている。
これらのカテーテルは、胃内容物(空気、分泌物)を排出すること、患者へ栄養供給すること、診断を正確にすること、洗浄を行うこと、または、縦胃切除による肥満手術の手術中に、胃内容物を排出し、外科医が縦胃切除を行うのを補助することを目的としていてもよい。
この外科的手術は、早期の満腹感を生じさせ、体重減少に効果があるように、胃の容量を低減すること(胃の約2/3の切除)を目的としている。
全身麻酔の下に、圧倒的多数の場合は腹腔鏡によって行われるこの手術中に、1つ以上の胃カテーテルが、患者の口を介して導入され、食道を介して胃洞のレベルまで下ろされる。これらの様々なカテーテルを使用する利点は、手術の時間順に、
1)麻酔中の挿管手技により空気拡張が引き起こされる場合は胃を強制排気すること
2)残存する胃スリーブをカテーテルの管状本体により測定すること
3)胃管の残存部分の狭窄症を回避しつつ高品質切除を行うために、解剖学的基準点を、(吻合を行うためにカテーテルの本体に頼っている)外科医へ提供すること
4)吻合の後、吻合線の密性を確認するために、患者の胃へ液体(メチレンブルー)を注入し、その後、引き出すこと
である。
なお、いわゆる「袖状胃切除」手術を行う主な2つの方法がある。これらの2つの方法を、胃の略図を示す添付の図1を参照して以下に説明する。
「胃洞保存」と称される第1の方法は、患者の胃1に対して、吻合により、ヒス角−2−から、幽門−5−から6cm〜8cmの距離(a1)にある胃洞−4−の点−3−まで直線で吻合線−LA1−を施すことを含む。
「胃洞非保存」と称される第2の方法は、最初は、胃1の小彎6に対して同心状に、ヒス角−2−から胃−1−の角または小結節(図1においてカテーテルの遠位端の隣接点を参照)−7−へ、その後は、幽門−5−(図1において点線により示す)から2cm(a2)に位置する点8まで斜めに吻合線−LA2−を作成することを含む。
患者の胃に存在する空気を引き出すための「セイラムカテーテル(Salem catheter)」タイプの胃カテーテル(ステップ1)、切除閉鎖(吻合−縫合)の手術の前に胃スリーブを測定するための「フォシェチューブ(Faucher tube)」タイプのカテーテル(ステップ2およびステップ3)、ならびに、最終的に、処置の終了時における胃液の注入および引き出しのための「セイラムカテーテル」タイプのカテーテル(ステップ4)の使用が知られている。この最後に言及したカテーテルは、手術チームの通常の処置に応じて、数日の間、定位置に置いておくことができる。
この「フォシェチューブ」を図2に示す。これは、両端が開放しているシリコーンチューブ114からなり、その側壁には、遠位部に、楕円形の開口部が設けられている。このカテーテルには、段階的な位置決定目盛り10が付されている。
このフォシェチューブは、その遠位端が胃の大彎−7−に隣接するまで胃に導入される。フォシェチューブの本体は、胃の小彎−6−に支えられている。したがって、外科医は、このフォシェチューブ114を頼りに、切除閉鎖(吻合)を行うための解剖学的基準点と、ガイドとを得る(ステップ2およびステップ3)。なお、切除閉鎖の組み合わせ手術は、それ自体は知られている方法で、切開を行うため、および、吻合によって傷の2つの縁部を即座に閉鎖するために設計された外科用器具を用いて行われる。
処置の全ステップに適した単一のカテーテルを使用するだけでよいということは外科医にとってより便利であろう、ということは言うまでもない。セイラムカテーテルまたはフォシェチューブは、この縦胃切除用に特別に設計されたものではなく、それゆえ多数の欠点があるので、尚更そうである。
特に、通常はシリコーンからなるこれらの器具は、体温によりその剛性を失う。したがって、これらの器具は、胃においてそれらの位置を維持せず、それゆえ、吻合による切除閉鎖の手術を行うことを困難にする。
また、縦胃切除が胃洞を保存して行われようと、保存せずに行われようと、セイラムカテーテルまたはフォシェチューブは、何らかの特定の、特に、外科医にとっては依然として非常に困難である、保存されるべき胃の部分の測定に関する補助を提供することはない。
従来のカテーテルの他の欠点は、これらのカテーテルが手術中に吻合されるリスクがあることである。実際、外科医にとっては、腹腔鏡で胃壁を通してこれらのカテーテルを見ることは困難である。したがって、外科医は、切除吻合用具を用いて胃の切開を行う前にカテーテルの位置を十分に正確に特定せず、このカテーテルを胃壁に吻合して、時には、カテーテルの完全な切断にまで至るということが起こり得る。このような事故の結果は、潜在的に深刻である。なぜなら、その後、したがって誤って吻合されたカテーテルの除去中に、腹膜炎を伴う胃の漏れという非常に大きなリスクがあるからである。
さらに、胃バンドを設置するために使用されるオロガストリックカテーテルが知られている。図3に示すこのカテーテルは、段階的な位置決定目盛り10が付されたシリコーンチューブ13を備え、このシリコーンチューブ13は、両端が開放されており、その壁には楕円形の開口部115が遠位部に設けられている。該遠位部には、チューブ13を包み込むバルーン11も設けられている。すなわち、チューブ13は前記バルーン11を径方向に横断している。このバルーン11を、チューブ12を介して膨らませることができる。なお、このチューブ12は、チューブ13の外側に配置され、前記バルーン11を測定カテーテルの近位部に配置された膨張手段14(バルブによって、これにより空気を注入可能なように閉じられた送風器)に接続している。外科医は、測定カテーテルの遠位部を胃のすぐ上の食道まで一旦導入してから、バルーン11を膨らませ、このようにして作成された膨らみを、食道の腹部と胃との間のこの接続ゾーンに胃バンドを配置するための基準点として使用する。
これらの状況において、縦胃切除処置時に外科医を補助するのに完全に適した新規のオロガストリックカテーテルの真の必要性があるということは明らかである。
この新規のカテーテルの仕様は、それ自体で:
1−患者の胃から空気を引き出すこと;
2−胃洞を保存する技術でもしない技術でも、残存する胃の正確な体積が分かるように、残存する胃の部分を測定すること。したがって、切断のタイプは、手術中に外科医によって選択される;
3−外科医が、解剖学的な基準点を把握できるようにすること、および、カテーテルを切断するリスク無しに、外科医が選択した技術に応じて、胃切開を行う際に外科医を簡単に誘導すること;
4−縫合の密性を確認するために液体を注入し、または、引き出せるようにすること
を可能にするものになるであろう。
この新規のオロガストリックカテーテルの他の仕様は、切除吻合動作を簡単化するために、カテーテルをより柔軟にする患者の体温を考慮して、胃における正しい安定した位置決定のための適切な形状および剛性の管状本体を有することであろう。
外科医によるこの新規のオロガストリックカテーテルに対する別の要求は、該カテーテルが処置の際に吻合されないように完全に可視性であるほうがよい、ということであろう。
本発明が解決しようとする技術的課題は、以下に挙げる目的:
−縦胃切除処置中に外科医に提供される支援を向上することのできる新規のオロガストリックカテーテルを提供すること;
−上述のステップ1〜4、つまり、胃の強制排気、保存すべき胃の部分の測定、解剖学的基準点の指示および検出、その後、特に、縫合線の密性を確かめるための液体の注入および引き出し、をそれ自身で行えるようにする、縦胃切除のための新規のオロガストリックカテーテルを提供すること;
−外科医を誘導することにより吻合による切除閉鎖の手術を簡単化するために胃に完全に固定され得る、縦胃切除のための新規のオロガストリックカテーテルを提供すること;
−カテーテルの吻合などの事故を回避するために、外科医によって完全に特定可能であり、且つ、可視であるほうがよい、縦胃切除のための新規のオロガストリックカテーテルを提供すること;
−胃において簡単に位置決定することができ、したがって、動かず、ねじれず、移動されずに、持続的に設置することができ、且つ、簡単に引き出すことができる、縦胃切除のための新規のオロガストリックカテーテルを提供すること;
−良質の切除を行うために残存する胃の残存容量を知ることができるようにする、新規のオロガストリックカテーテルを提供すること;
−滅菌され得る、新規の多機能性オロガストリックカテーテルを提供すること;
−製造および使用が経済的且つ単純な縦胃切除のための新規のオロガストリックカテーテルを提供すること
の少なくとも1つに適うことである。
特に、これらの目的のいくつか、または全ては、縦胃切除の肥満手術技術との関連において、特に、胃の一部の切除のために外科医を誘導すること、および切除後に閉鎖線(吻合縫合線)を定義することを目的とする遠位部を有する本体を備えた新規のオロガストリックカテーテルに関する本発明により達成される。
このカテーテルは、該遠位部が、幽門洞−4−に食い込ませることができるように膨らませた状態で幽門洞−4−の形態に実質的に一致する形態を有するバルーンを担持し、そのとき、膨らんだバルーンの端部は、幽門−5−に隣接していることが好ましく、その部分のためのカテーテルの本体の遠位端は、幽門洞−4−に隣接していることが好ましく、一方、膨らんだバルーンの上方に配置されたカテーテルの本体の部分は、胃−1−の小彎−6−の壁に固定され、それゆえ、
−幽門洞−4−のエリアにおける切除閉鎖線の開始の位置を決定すること、
−切除閉鎖線を規定すること、および
−幽門洞−4−および保存すべき胃スリーブを測定すること
を可能にすることを特徴としている。
この新規のオロガストリックカテーテルにより、胃の容量を2/3だけ低減することで患者に早期に満腹感を与え、体重減少に繋がる、縦胃切除を効率的に且つ確実に行えるようになる。
この新規のオロガストリックカテーテルは、除去するべき胃の部分の測定という比較的早い段階の問題を是正する。これらの問題は、胃を十分に低減せず、時が経つにつれて胃が拡張し、縦胃切除の効果が失われ、その結果、体重過多の患者の問題は変わらないままである、という結果を伴う可能性があった。
したがって、この新規のオロガストリックカテーテルは、胃へ導入されてからバルーンを膨らませることにより幽門洞−4−の形状とみなし得る遠位部を有している。
膨らませたバルーンによって形成されるこの遠位付属器は、幽門洞−4−上に搭載される一方で幽門−5−に隣接すること、および、カテーテルのこの遠位部を、好ましくは吻合による切除閉鎖のために、固定、それゆえ、その正しい安定した位置決定をできるようにすること、を目的としている。
この新規の多機能性オロガストリックカテーテルは、特に、外科医に価値のある支援を提供することにより、この肥満手術技術を向上させる。この処置は、意図する結果に関して、より簡単に、より迅速に、より確実に、そしてより効果的に実施される。
本発明の有利な一実施形態によると、右側断面におけるカテーテルの本体の寸法、すなわち、本体が円管である場合は外径Deが、切除後に保存される胃−1−の体積を決定し、膨らませたバルーンの寸法または体積が、切除後に保存される幽門洞−4−の体積を決定する。
胃の下部の解剖学的構造に対して最良に一致するように、膨らませた遠位バルーンは、全体に(切頂)円錐形、好ましくは、末端直径Dt、底部直径Db、および、中央部直径DmがDt<Db≦Dmになり、端部がバルーンの底の軸に関して、上向きに、膨らませたバルーンの上方に配置されたカテーテルの本体の部分へ向かって、胃−1−の角切痕−9−に対向して配置されることを目的とする膨らませたバルーンの上面が下面よりもゆるやかな湾曲を有するようにずれた、非対称で歪んだ切頂形を有している。
また、幽門洞−4−の解剖学的構造に形態が完全に一致するように、本発明によると、膨らませた遠位バルーンの上面、胃−1−の角切痕−9−に対向して配置されることを目的とする面は、カテーテル(好ましくは円形断面の管状)の本体に対して、70°を上回り110°未満、好ましくは80°を上回り100°未満、より好ましくは約90°の角度αを成すことが好ましい。
胃−1−におけるカテーテルの遠位部の固定を最適化するために、本発明によれば、遠位バルーンを、カテーテルの本体の遠位端とこの遠位端に最も近い膨らませたバルーンの底の点との間の距離dが30mm以内、好ましくは20mm以内、そしてより好ましくは1mmを上回り15mm未満であるように、(好ましくは直円断面を有する管状の)カテーテル本体の壁の外面に搭載することが特に有利である。
カテーテルの可視性を向上させるために、本発明によると、直円断面の管状であることが好ましいカテーテル本体に、バルーンを一旦膨らませたら幽門洞−4−に隣接して食い込ませることができるように外科医がバルーンを患者の胃−1−に正しく位置決定できるようにする基準目盛りを設けることが考えられる。なお、前記基準目盛りは、本体に対して同心状であり、且つ、バルーンと同じ側において、本体の壁に、長さの一部または全体に、有利には、全長に配置されている目盛りを含むことが好ましい。
カテーテルの本体は、管状であり、且つ、両端、近位端および遠位端が開放されていることが有利であり、遠位端には、患者の口および食道への挿入を簡単化する丸みを帯びた形状の先端部が備えられていることが好ましい。
胃の外部と内部との間で液状流体またはガス状流体の搬送というその機能を提供するために(処置のステップ1および4)、カテーテルの好ましくは管状の本体は、近位開口部と遠位開口部との間の流体の循環のための経路を定義し、遠位開口部は、側方、および/または、末端の複数のホールによって形成されていることが好ましい。
本発明のカテーテルが設けられた遠位バルーンは、膨張および収縮のために、バルーンを本体の近位端に接続し、この近位端から前記バルーンを膨張/収縮させることができるチューブを備えている。
好ましい一実施形態では、本発明に係るカテーテルは、
・長さが600mmを上回り1200mm未満、好ましくは700mmを上回り1100mm未満、より好ましくは850mmを上回り950mm未満であり、外径Deが24Frを上回り75Fr未満(すなわち、8mmを上回り25mm未満)、好ましくは30Frを上回り40Fr未満(すなわち、10mmを上回り13.33mm未満)であり、遠位部に、丸みを帯びた遠位先端、および、胃の内部と消化管の外部とを管状本体の管腔を介して連通させることを目的とした側方ホールが設けられたシリコーンの管状本体と、
・底Dbにおける直径が35mmを上回り60mm未満であり、高さHが50mm+/−10mm、好ましくは、50mm+/−5mm、より好ましくは50mm+/−3mmである膨らませたバルーン25と、
・本体とバルーン25とに共通の直径面において、バルーン25と同じ側に、本体の壁の全長に亘って対比目盛りによって形成された位置決定基準目盛りと備え、
・カテーテル20の遠位部を屈折させるための手段を任意に備えている。
理想的には、このカテーテルは、H+De=50mm〜100mm、より好ましくはH+De=60mm〜80mmであることを特徴とする。
カテーテルの遠位部を屈折させるための任意の手段は、この遠位部が胃1に一旦導入されてから、胃−1−の解剖学的構造に従うように、カテーテルの遠位部に曲り管を形成できるように設けられていてもよい。これらの屈折手段は、例えば、カテーテルの管状本体に沿って配置され、引っ張ることにより作動され得る1つ以上の制御ケーブルまたはコードを含んでいてもよい。
言い換えると、本発明のカテーテルは:
(i)患者の口へ、その遠位端が患者の胃へ達するまで導入するため、
(ii)胃液、特に、ガス状の、例えば、麻酔中に挿管手技によって空気拡張が誘発される場合の空気を抽出するため、
(iii)バルーンを膨らませ、膨らませたバルーンの端部が幽門−5−に隣接し、カテーテルの本体の遠位端が幽門洞−4−に、好ましくは、幽門−5−から5cm〜10cm、より好適には6cm〜8cmの距離において隣接し、膨らませたバルーンの上方に配置されたカテーテルの本体の部分が胃−1−の小彎−6−の壁に固定されるように、バルーンを幽門洞−4−に食い込ませるため、
(iv)一方では、幽門洞−4−のエリアにおける切除および閉鎖(吻合−縫合)のための線の開始位置を決定して、胃−1−の一部の切除のために外科医を誘導するため、他方では、切除閉鎖のこれらのステップの間に、外科医に解剖学的基準点と、外科医の用具のための支援とを提供することにより、切除閉鎖線を定義するため、
(v)保存されるべき胃スリーブおよび幽門洞−4−を測定するため、および
(vi)閉鎖の後、閉鎖線(縫合)の密性を確認するために患者の胃−1−へ着色液体を注入し、そしてその後に引き出すために設計されており、
(vii)任意には可視化のための手段(光源)を胃−1−へ導入するために設計されている。
本発明は、上記のステップ(i)から(vii)を実施することからなる縦胃切除(すなわち「袖状胃切除」)の外科技術にも関する。
光学ファイバーなどの可視化のための手段は、処置の任意の時点で、好ましくは、一旦処置が開始されてから、カテーテルの管状本体の壁または管腔に設けられた同心経路を用いて導入することができる。
胃の解剖学的構造を示す図である。 従来技術の構成要素を示す図である。 従来技術の構成要素を示す図である。 幽門洞に食い込むことを目的とする膨らませたバルーンが設けられた遠位端を有する、円形断面の管状本体により形成された、シリコーンの新規のオロガストリックカテーテルの全体図である。 膨らませたバルーンが搭載されたカテーテルの遠位部の詳細な側面図である。 図5の正面図である。 収縮した状態のバルーンを有するカテーテルの遠位部の側面図である。 3/4正面からの斜視図にしたがった図7の拡大図である。 胃におけるカテーテルの設置を示す概略図である。
添付の図を参照して以下に説明する発明は、本発明に係る新規のオロガストリックカテーテルの一実施形態である。
図4に全体が示され、全体参照番号20によって表されるオロガストリックカテーテルは、直円断面のシリコーンの管状本体21を備えている。この管状本体21は、開放した近位端22と、遠位先端24が備えられた遠位端23とを有している。この管状本体21の図5から図8に示す外径Deは、例えば、12.5mmすなわち37.5Fr(フレンチブジー)である。この外径Deは、保存されるべき胃−1−の体積を測定する。したがって、この管状本体21のいくつかの直径、したがって、いくつかの口径を外科医に提案することができる。
近位端22から遠位端23までの管状本体21の全長は、例えば、900mmである。
管状本体21は、その遠位部を、特に、膨らませたバルーン25を、胃−1−の幽門洞−4−(図1および図9参照)に入れることができるように、十分な全長を有していることが有利である。管状本体21は、透明なシリコーンエラストマーからなることが好ましい。その構造、および、その機械的な、特に、その弾性を含む特性は、患者の胃−1−の、特に、管状本体21の場合は胃の小彎−6−の、そして、膨らませたバルーン25の場合は幽門洞−4−の解剖学的形態に一致するように実質的に直線の形状を保持しつつ、カテーテルの剛性が、患者の口を介して消化管の壁を傷つけずに食道を通して該カテーテルを胃まで導入できるように十分なものであるように選択されている。したがって、カテーテルの本体を形成する、例えばシリコーンエラストマーのチューブは、65±10のSHORE硬度を有していることが有利である。
カテーテル20の管状本体21は、遠位端23から始まり5cmずつ(10段階)目盛り付けされていることが有利である。
また、カテーテル20のチューブ21の遠位部は、膨らませた状態で幽門洞−4−の形状に実質的に一致する形状を有するバルーン25を担持している。該バルーン25は、管状本体21の壁の外面(解剖学的右面−図9−)に、膨らませたバルーン25の正中縦断面が管状本体21の正中縦断面にほぼ対応するように搭載されている。膨らませたバルーン25およびチューブ21のこれらの正中縦断面は、解剖学的断面図(図9)の前額面にほぼ相当する。
この膨らませたバルーン25は、一方では、末端直径Dt、底部直径Db、および中央部直径Dmが、Dt<Db≦Dmとなり、他方では、端部26が、膨らんだバルーン25の底の軸27に関して、上向きに、膨らんだバルーン25の上方に配置されたカテーテル20の管状本体21の部分へ向かって、胃−1−の角切痕−9−に対向して配置されることを目的とした膨らませたバルーン25の上面が下面の下部湾曲30{図5における点Citと点Cibとの間}よりも緩やかな上面28の上部湾曲29{図5における点Cstと点Csbとの間}を有するようにずれた、全体に非対称で歪んだ円錐台形を有している。上部湾曲29(Cst−Csb)の曲率半径は、下部湾曲30(Cit−Cib)の曲率半径よりも大きい。
膨らんだバルーン25の高さHは、管状本体21および膨らんだバルーン25の正中縦断面において、遠位先端24の直上且つバルーン25の下に位置する管状本体21のエッジ(胃の右側)から、膨らんだバルーン25の上端(図5参照)まで測定される。
例えば、Db=40mm、H=50mm、Dm=50mm、およびDt=10mmである。
言い換えれば、バルーン25の寸法および弾性は、膨らんだバルーンの体積が、75cm3+/−25cm3であり得るようなものである。
本発明の他の特徴によると、胃−1−の角切痕−9−(図1および図9参照)に対向して配置されることを目的とする膨らんだバルーン25の上面28は、カテーテル20の管状本体21に対して、この例では、約90°に等しい角度αを成している(図5参照)。
図5から明らかなように、この角度αは、膨らんだバルーン(25)の2つの点Csbおよび点Cstを通る直線と、管状本体21―母線Gとにより定義される。
このバルーン25は、例えば、シリコーンエラストマーの膜からなり、この膜は、互いに一体のいくつかの重畳される環状部分31からなり、膨らんだバルーン25が上記で説明し、図4、図5、図6、および図9に示す形態になるように選択された寸法を有することが好ましい。
バルーン25の底は、カテーテル20のチューブ21に溶接、および/または、接着された縁部32を有している。図7および図8において分かるように、バルーン25の底32は、チューブ21をその周囲の大部分に亘って包み込んでいる。
また、図7に示すように、一方では、先端24の遠位端23に対応するチューブ21の遠位端と、他方では、遠位端23に最も近い膨らんだバルーン25の底の点との間の距離dは、例えば、この場合では、10mmである。幽門洞−4−の解剖学的形状に最良に適合するように、dができるだけ小さいということが有利である。
この丸みを帯びた遠位先端24の中心には、チューブ21の管腔が外部と連通するように、バルーン25の上流のチューブ21の遠位部に存在する楕円の側方ホール34と同じように、ホール33が開けられている。これらのオリフィス33、34により、胃のガス状流体または液状流体の引き出しおよび注入が可能になる。
本発明によると、保存すべき胃の部分は、管状本体21の外径Deによってのみならず、膨らんだバルーン25の体積によっても測定される。バルーン25の膨張のいくつかの体積は、外科医に同数の尺度を提供する。
カテーテル20には、位置決定基準目盛り36も設けられている。この基準目盛り36は、近位端22から遠位端23までチューブ21の壁の全長に対比目盛りにより形成されている。この目盛りは、膨らんだバルーン25の軸27に対して垂直であり、該膨らんだバルーン25とチューブ21とに共通の正中縦断面に設けられている。この目盛りは、胃の右側、すなわち、幽門洞−4−においてバルーン25を膨らませることのできる側に置かれている。特に、この目盛りは、バルーン25が搭載されているチューブ21の外面(図9における解剖学的右側)を外科医に示す。したがって、この面は、小彎に隣接している。したがって、幽門洞−4−における膨らんだバルーン25の設置は、この対比基準目盛り36により大幅に簡単化される。
本発明のカテーテル20には、バルーン25を管状本体21の近端端22に接続し、膨張手段によってこの近位端から前記バルーン25の膨張/収縮を可能にするチューブ37も備えられており、この膨張手段は、例えば、弁39を介して外部と連結されている近位端37に設けられた球状部38、および/または、バルブ39の上流でチューブ37の先端に導入され得るシリンジなどの流体(例えば、空気)注入器であってもよい。バルーン25の膨張チューブ37は、管状本体21の壁の厚み範囲内で、位置決定基準目盛り36と同じ側、または、他方側に沿って通っている。膨張チューブ37の遠位端は、遠位バルーン25内側において開放している。
図9は、小彎−6−に対する管状本体21の遠位部の安定した位置と、幽門洞−4−における膨らんだ球状部25の固定とを示す。
図9に示す膨らんだバルーン25と管状本体21の遠位部との位置決定は、膨らんだバルーンと小彎−6−に隣接したチューブ21の遠位部とによっても定義された測定の後に、除去すべき胃−1−の左部分(図9の一点鎖線)の切除吻合を実施するための解剖学的基準点およびガイドを外科医に提供する。
カテーテルの遠位部を、例えば約90°の角度の分だけ、遠位部から例えば88mm折り曲げることのできる任意の屈折手段は、バルーン25が位置している胃の右側においてチューブ21と同心状の経路に挿入されたケーブルまたはプルコードシステムを備えている。該ケーブルは、この経路を通って下降し、カテーテルの遠位部に固定される。ケーブルおよびカテーテル20の遠位先端24の固定点上方に、約45°の角度を有するノッチが、折り曲げ線を作るようにカテーテル20の本体21に設けられている。カテーテルの本体の密性を確実にするために、ノッチ上に膜が接着されている。カテーテルが患者の胃−1−に一旦配置されてから、カテーテルの近位部における外科医の手の動作によりケーブルを引き締めることができ、この動作により、管状本体21の末端遠位部が折り畳まれまたは屈折し、これにより、該管状本体21の上部に対して例えば90°の角度を形成する。
管状本体21の管腔により、光源、例えば、柔軟な光ファイバーなどの可視化手段を導入することができる。
摩擦係数を低減し、それにより患者の消化管の内部組織に対するカテーテル20の滑りを容易にするために、管状本体21およびバルーン25の外面の表面処理が考えられる。
図9に示すように、このオロガストリックカテーテル20を、縦胃切除よりも前に、患者の口へ、その遠位端23が胃−1−に達するまで導入することができる。その結果、縦胃切除の順番は、麻酔中に挿管手技により空気拡張が誘発される場合は胃を強制排気し、その後、バルーン25を膨らませ、
−膨らませたバルーン25の端部26が、例えば幽門−5−(図9において点線で示す)に隣接し、その結果、管状本体21の遠位端23は、幽門−5−から例えば約5cm〜10cmの例えば幽門洞−4−に隣接し、且つ、
−膨らんだバルーン25の上方に配置されたカテーテル20の管状本体21の部分が、胃の小彎6の壁に固定されるように、
バルーン25を幽門洞−4−に食い込ませることからなる。
その後、外科医は、膨らんだバルーン25とチューブ21の遠位部とによって誘導されて、胃の左部分(図9における一点鎖線)の切除吻合を、適切な用具を用いて進めることができる。なお、チューブ21自体が、切除閉鎖線の開始部および該切除閉鎖線自体を示し、これらの解剖学的な基準点に加えて、外科医の切除閉鎖用具のための支援も提供している。膨らんだバルーン25およびチューブ21の遠位部も、保存されるべき胃スリーブおよび幽門洞4を測定する。
左部分を切除し吻合した後、閉鎖線の密性を確認するために患者の胃1へ着色液体を注入することが可能である。
胃の内部を可視化するための光源を、処置の任意の時点で、管状本体21へ導入することができる。
したがって、高質の縦胃切除を外科医が迅速に、且つ、患者にとって完全に安全に行えるようにする多機能性オロガストリックカテーテルが、外科医に提供される。

Claims (8)

  1. 縦胃切除の肥満手術技術との関連において用いるためのオロガストリックカテーテル(20)であって、
    近位端(22)から遠位端(23)にまで延び、外面と該遠位端(23)の近傍の遠位部とを有する本体(21)を備え、
    前記遠位部は、膨張状態及び収縮状態を有するバルーン(25)を担持し、
    前記バルーン(25)は、底部を有し、前記カテーテル(20)の前記本体(21)の前記遠位端(23)と該遠位端(23)に最も近い膨張状態のバルーン(25)の前記底部の点との間の距離dが30mm以下となるように前記本体(21)の外面上に配置されており
    前記バルーン(25)は、前記膨張状態において、前記幽門洞(4)の形状に実質的に一致する形状を有し、
    前記膨張状態のバルーン(25)は、該バルーン(25)の端部(26)の末端直径Dt、前記バルーン(25)の底部直径Db、および前記バルーン(25)の中央部直径Dmを有し、Dt<Db≦Dmである非対称で歪んだ円錐台形の形状を有し、
    前記本体(21)の近位端(22)に向かい、胃1の角切痕9に対向して配置されることを目的とされた前記膨張状態のバルーン(25)の上面(28)は、前記本体(21)の前記遠位端(23)に向かう前記膨張状態のバルーン(25)の下面の湾曲よりも緩やかな湾曲を有するように、前記端部(26)は、前記バルーン(25)の底部の軸に対して、前記膨張状態のバルーン(25)の上方に配置された前記カテーテル(20)の前記本体(21)の部分に向かって上向きにずれており、
    そのとき、前記膨張状態のバルーン(25)の端部(26)は、幽門(5)に隣接しており、その部分のための前記カテーテル(20)の前記本体(21)の遠位端(23)は、前記幽門洞(4)に隣接しており、その一方で、前記膨らんだバルーン(25)の上方に配置された前記カテーテル(20)の前記本体(21)の部分は、前記胃(1)の小彎(6)の壁に隣接されていることを特徴とするオロガストリックカテーテル。
  2. 請求項1に記載のオロガストリックカテーテル(20)において、
    前記膨らんだバルーン(25)は、切除後に保存される前記幽門洞(4)の体積を決定する垂直断面における寸法を有し、
    前記本体(21)は、切除後に保存される胃(1)の体積を決定する垂直断面における寸法を有することを特徴とするカテーテル。
  3. 請求項1または2に記載のオロガストリックカテーテル(20)において、
    前記膨張状態のバルーン(25)は、該膨張状態のバルーン(25)の前記上面(28)が、前記カテーテル(20)の前記本体(21)に対して、70°を上回り110°未満の角度αを成すことを特徴とするカテーテル。
  4. 請求項1または2に記載のオロガストリックカテーテル(20)において、
    前記カテーテル(20)の前記本体(21)の前記遠位端(23)と、前記遠位端(23)に最も近い前記膨張状態のバルーン(25)の底部の点との間の距離dが20mm以下であることを特徴とするカテーテル。
  5. 請求項1〜4の少なくとも1項に記載のオロガストリックカテーテル(20)において、
    前記本体(21)には、基準目盛り(36)が設けられ、
    前記基準目盛り(36)は、前記本体に同心状に、且つ、前記本体(21)の壁の長さの一部または全て、有利には全長に亘って、前記バルーン(25)と同じ側に配置された目盛りを好ましくは備えていることを特徴とするカテーテル。
  6. 請求項1〜5の少なくとも1項に記載のオロガストリックカテーテル(20)において、
    前記バルーン(25)を前記本体の前記近位端に接続するチューブと、
    前記チューブを通って、前記近位端から前記バルーン(25)の膨張/収縮をするための膨張手段とを備えていることを特徴とするカテーテル。
  7. 請求項1〜6の少なくとも1項に記載のオロガストリックカテーテル(20)において、
    シリコーンからなり、長さが600mmを上回り1200mm未満、好ましくは700mmを上回り1100mm未満、より好ましくは850mmを上回り950mm未満であり、外径Deが8mmを上回り25mm未満、である管状本体であって、前記管状本体の管腔を介して胃の内部と消化管の外部との間を連通させるための丸みを帯びた遠位先端および側部ホールが設けられた遠位部を有する管状本体と、
    底部直径Dbが35mmを上回り60mm未満であり、高さHが50mm+/−10mmである膨らませたバルーン(25)と、
    前記本体と前記バルーン(25)とに共通の直径面において、前記バルーン(25)と同じ側に、前記本体の壁の全長に亘る、対比目盛りにより形成された位置決定基準目盛りとを備え、
    前記カテーテル(20)の前記遠位部を屈折させるための手段を任意に備える
    ことを特徴とするカテーテル。
  8. 請求項7に記載のオロガストリックカテーテル(20)において、
    前記管状本体(21)及び前記バルーン(25)は、H+De=50mm〜100mmとなるように構成されていることを特徴とするカテーテル。
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