JP5854974B2 - 液体冷却装置 - Google Patents
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Description
従来、この冷却は、火入酒の入った密閉タンクに水をかけることによってなされており、例えば容量5000リットルの清酒を65℃から30℃まで冷却するのに約24時間を要し、その時間短縮が喫緊の課題となっていた。
(1)被冷却液体を収容する被冷却液体タンクと、熱交換器と、前記被冷却液体タンクと前記熱交換器との間に接続・取付された第一の液体循環パイプと第二の液体循環パイプと、前記第一の液体循環パイプ又は第二の液体循環パイプの途中に設けられた循環ポンプとからなる液体冷却装置において、
前記被冷却液体タンクには、前記第一の液体循環パイプの一端に接続される被冷却液体導出口と、前記第二の液体循環パイプの一端に接続される冷却済み液体導入口を備え、かつ前記冷却済み液体導入口は被冷却液体タンクの下方部に設けられ、また同冷却済み液体導入口には被冷却液体タンク内に突設される冷却済み液体導入ノズルが取付されてなり、
かつ前記冷却済み液体導入ノズルが水平方向に延設される基管部とその先方の仰角30〜45度の起伏管部とその起伏管部端部の上向きの開口部とからなり、
熱交換器で冷却された冷却済み液体が、冷却済み液体導入ノズルの上向きの開口部から前記被冷却液体タンク内に上向き流として導入され、被冷却液体に対流を生じさせて急速に冷却してなることを特徴とする液体冷却装置。
〈1〉被冷却液体を収容する被冷却液体タンクと、熱交換器と、前記被冷却液体タンクと前記熱交換器との間に接続・取付された第一の液体循環パイプと第二の液体循環パイプと、前記第一の液体循環パイプ又は第二の液体循環パイプの途中に設けられた循環ポンプとからなる液体冷却装置において、
前記被冷却液体タンクには、前記第一の液体循環パイプの一端に接続される被冷却液体導出口と、前記第二の液体循環パイプの一端に接続される冷却済み液体導入口を備え、かつ前記冷却済み液体導入口は被冷却液体タンクの下方部に設けられ、また同冷却済み液体導入口には被冷却液体タンク内に突設される冷却済み液体導入ノズルが取付されてなり、
前記冷却済み液体導入ノズルが水平方向に延設される基管部とその先方の仰角30〜45度の起伏管部とその起伏管部端部の上向きの開口部とからなり、
熱交換器で冷却された冷却済み液体が、冷却済み液体導入ノズルの上向きの開口部から前記被冷却液体タンク内に上向き流として導入されているので、被冷却液体タンク内で被冷却液体に対流が生じ、被冷却液体タンクと熱交換器との間での被冷却液体の循環も円滑となることから、被冷却液体タンクの形状にかかわらず被冷却液体を急速に冷却することが可能となる。
また、被冷却液体を外気と遮断しながら循環させられることから、被冷却液体が飲料物の場合においては微生物汚染が防止でき、安全で衛生的な冷却飲料が提供できる。
図1は本発明の液体冷却装置の構成及び作用説明図、図2は冷却済み液体導入ノズルの外形図、図3はキャスタに熱交換器や循環ポンプ等被冷却液体を循環させる機器を搭載して移動可能にした装置の外観図である。
図において1は被冷却液体タンク、1aは被冷却水導出口、1bは冷却済み液体導入口、2は熱交換器、3aは第一の液体循環パイプ、3bは第二の液体循環パイプ、4は循環ポンプ、5は冷却済み液体導入ノズル、5aは基管部、5bは起伏管部、5cは開口部、6はバルブ、7は冷却水供給部を示す。
前記被冷却液体タンク1には、前記第一の液体循環パイプ3aの一端に接続される被冷却液体導出口1aと、前記第二の液体循環パイプ3bの一端に接続される冷却済み液体導入口1bを備え、かつ前記冷却済み液体導入口1bは被冷却液体タンク1の下方部に設けられ、また同冷却済み液体導入口1bには被冷却液体タンク内に突設される冷却済み液体導入ノズル5が取付されてなり、
かつ前記冷却済み液体導入ノズル5が図2に示すように、水平方向に延設される基管部5aとその先方の仰角30〜45度の起伏管部5bとその起伏管部端部5bの上向きの開口部5cとからなり、
熱交換器4で冷却された冷却済み液体が、冷却済み液体導入ノズル5の上向きの開口部5cから前記被冷却液体タンク1内に上向き流として導入させて被冷却液体に対流を生じさせて急速に冷却可能にしている。
また、本発明の液体冷却装置においては、図3に示すように、熱交換器2、第一の液体循環パイプ3a、第二の液体循環パイプ3b、循環ポンプ4、及び前記循環ポンプの操作盤がキャスター付き台車に搭載され、第一の液体循環パイプ3aの一端と前記被冷却液体タンク1の被冷却液体導出口1aとが、また第二の液体循環パイプ3bの一端と前記被冷却液体タンク1の冷却済み液体導入口1bとをホースで接続可能にしておくことが設備費の軽減と作業の効率化が図れるので好ましい。
そして、前記冷却済み液体導入ノズルがチタン製であり、また第一の液体循環パイプ及び第二の液体循環パイプに備えられたバルブがチタンIP加工されており、被冷却液体への金属イオンの溶出が抑えられ、被冷却液体が火入酒においては風味豊かで安全な清酒の製造に寄与している。
また、被冷却液体が火入酒の場合においては、被冷却液体タンク1にチタン製のものを使用することによって、急速冷却した後の清酒の貯蔵タンクとして活用でき、風味豊かな清酒を長期間保存できるので好ましい。
a.火入酒を被冷却液体タンク1に収容する前に前記被冷却液体タンク1の冷却済み液体導入口1bに冷却済み液体導入ノズル5を取り付け、前記被冷却液体タンク1の被冷却液体導出口1aと第ーの液体循環パイプ3aの一端と、また前記被冷却液体タンク1の冷却済み導入口1b装着した冷却済み液体導入ノズル5と第二の液体循環パイプ3bとを接続し、前記火入酒が熱交換器2に循環する循環路を形成し、併せて前記熱交換器2に冷却水供給部7から水道水又は井戸水を供給するホースを接続して冷却水供給路を形成する。
なお、被冷却液体タンク1へ接続する第一の液体循環パイプ3a、第2の液体循環パイプ3bやホース、熱交換器2循環ポンプ4などは、被冷却液体タンク1に接続する前にあらかじめ高温水を循環させて殺菌しておく必要がある。
b.被冷却液体タンク1に火入れされた火入酒を受け入れる。この際、第一の液体循環パイプ3aと第二の液体循環パイプ3bに設けられたバルブ6は閉じられた状態としておく。
c.被冷却液体タンク1に熱せられた火入酒が満たされると、第一の液体循環パイプ3aと第二の液体循環パイプ3bに設けられたバルブ6が開かれ、循環ポンプ4が稼働され、同時に前記熱交換器2に冷却水供給部7から水道水又は井戸水が供給され火入酒の循環冷却が開始される。
d.火入酒の温度が30℃に低下した時点で前記循環ポンプ4は停止され、第一の液体循環パイプ3aと第二の液体循環パイプ3bに設けられたバルブ6が閉じられ、火入酒の冷却が停止され、被冷却液体タンク1の被冷却液体導出口1aと冷却済み液体導入口1bが閉じられ被冷却液体タンク1から第一の液体循環パイプ3aと第2の液体循環パイプ3bの接続が解除される。
なお、前記冷却済み液体導入ノズル5は、前記被冷却液体タンク1内に上記工程で冷やされた清酒が収容されている間は取り外せないのであらかじめ被冷却液体タンク1の数だけ準備しておく必要がある。
1a:被冷却液体導出口
1b:冷却済み液体導入口
2:熱交換器
3a:第一の液体循環パイプ
3b:第二の液体循環パイプ
4:循環ポンプ
5:冷却済み液体導入ノズル
5a:基管部
5b:起伏管部
5c:開口部
6:バルブ
7:冷却水供給部
Claims (3)
- 被冷却液体を収容する被冷却液体タンク(1)と、熱交換器(2)と、前記被冷却液体タンク(1)と前記熱交換器(2)との間に接続・取付された第一の液体循環パイプ(3a)と第二の液体循環パイプ(3b)と、前記第一の液体循環パイプ(3a)又は第二の液体循環パイプ(3b)の途中に設けられた循環ポンプ(4)とからなる液体冷却装置において、
前記被冷却液体タンク(1)には、前記第一の液体循環パイプ(3a)の一端に接続される被冷却液体導出口(1a)と、前記第二の液体循環パイプ(3b)の一端に接続される冷却済み液体導入口(1b)を備え、かつ前記冷却済み液体導入口(1b)は被冷却液体タンク(1)の下方部に設けられ、また同冷却済み液体導入口(1b)には被冷却液体タンク(1)内に突設される冷却済み液体導入ノズル(5)が取付されてなり、
かつ前記冷却済み液体導入ノズル(5)は水平方向に延設される基管部(5a)とその先方の仰角が30〜45度の起伏管部(5b)とその起伏管部端部の上向きの開口部(5c)とからなり、熱交換器(2)で冷却された冷却済み液体が、冷却済み液体導入ノズル(5)の上向きの開口部(5c)から前記被冷却液体タンク(1)内に上向き流として導入され、被冷却液体に対流を生じさせて急速に冷却してなることを特徴とする液体冷却装置。 - 熱交換器(2)、第一の液体循環パイプ(3a)、第二の液体循環パイプ(3b)、循環ポンプ(4)、及び前記循環ポンプ(4)の操作盤がキャスター付き台車に搭載されてなり、第一の液体循環パイプ(3a)の一端と前記被冷却液体タンク(1)の被冷却液体導出口とが、また第二の液体循環パイプ(3b)の一端と前記被冷却液体タンク(1)の冷却済み液体導入口とをホースで接続可能にしてなることを特徴とする請求項1に記載の液体冷却装置。
- 被冷却液体が、殺菌と発酵停止のために加熱された清酒(以下火入酒と記す)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体冷却装置。
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