JP5854603B2 - 少なくとも1種の揮発性直鎖アルカン及び少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を、特定の揮発性直鎖アルカン/カチオン性界面活性剤比にて含む化粧料組成物 - Google Patents

少なくとも1種の揮発性直鎖アルカン及び少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を、特定の揮発性直鎖アルカン/カチオン性界面活性剤比にて含む化粧料組成物 Download PDF

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Description

本発明は、特定の割合で、1種又はそれ以上の揮発性直鎖アルカン及び1種又はそれ以上のカチオン性界面活性剤を含む化粧料組成物、ケラチン物質、好ましくはケラチン繊維、例えば毛髪を処置するための該化粧料組成物の使用、及び該組成物を使用する、ケラチン物質を処置するための化粧学的方法に係る。
ヘアトリートメントの分野において、揮発性溶媒の使用は、洗流し型(rinse-out)又は放置型(leave-in)ヘアケア製品において公知である。これら溶媒は、一般的には様々な理由で使用されている。これらは、手に軽い、かつ非-接着性の肌理を与えることにより、ヘアケア製品の感触の改善を特に可能とする。これらは、また該製品に良好な滑り特性を与えることもでき、この特性は、該製品の、毛髪及び特に乾燥した毛髪に対する延展を容易にする。
多少ともゲル状クリームの状態にあり得る、水中油型の水性エマルションにおいては、揮発性溶媒の添加も、シリコーンガムの溶解を可能とするが、該ガムは、その高い固有粘度のために、該組成物に導入することは困難である。
これらの揮発性溶媒は、一般的に液状脂肪エステル、イソドデカン又はイソヘキサデカン型の炭化水素を基本とするオイル、及び/又はシリコーンオイルであり、これらは、特に油脂性の感触、輝きの欠如、及び剛直な硬い毛髪を与えるという問題を引起す恐れがある。
従って、上記の如き欠点を回避するために、これらの揮発性溶媒を他のもので置換える必要性が、依然として存在する。
本出願人は、驚いたことにまた予想外のことに、少なくとも1種の揮発性直鎖アルカンと少なくとも1種のカチオン性界面活性剤との、特定の質量比及び特定の割合での組合せが、上記のような諸欠点を回避し、かつ化粧学的特性、例えば平滑性、柔軟性、櫛通り性、特に毛根の立上がりによる体積増、及び毛髪ヘッドの張性等の改善を可能とすることを、今や見出した。
特に、本発明の組成物は、リンスの時点において、毛髪の長さに沿った、また毛髪間の均一な挙動と共に、より滑らかな、一層柔軟な毛髪を得ることを可能とする。毛髪の湿潤時点において、櫛通りが一層容易であり、より張性であり、及び/又は毛根が一層高い立上がり性(該毛根において、該毛髪はその頭皮上で平坦化することがなく、しかも毛髪に体積を与えるある角度を成す)を持つ毛髪が得られる。さらに、乾燥状態にある毛髪は、より一層柔軟であり、及び/又はより滑らかな感触を持つ。
従って、本発明の趣旨の一つは、化粧料組成物であって、化粧学的に許容される媒体中に、以下の成分:
・該組成物の全質量に対して、少なくとも2.5質量%の、1種又はそれ以上の揮発性直鎖アルカン;及び
・1種又はそれ以上のカチオン性界面活性剤、
を含み、該揮発性直鎖アルカン/該カチオン性界面活性剤の質量比が、1.5に等しいかそれ未満であることを特徴とする。
本発明のもう一つの趣旨は、ケラチン物質、好ましくはケラチン繊維、例えば毛髪を化粧学的に処置するための、該化粧料組成物、特に洗流し型のヘアケア製品の使用である。
本発明の別の趣旨は、該組成物を用いた、ケラチン物質、好ましくはケラチン繊維、例えば毛髪を処置するための化粧学的方法にある。
本発明の化粧料組成物は、化粧学的に許容される媒体中に、以下の成分:
・該組成物の全質量に対して、少なくとも2.5質量%の、1種又はそれ以上の揮発性直鎖アルカン;及び
・1種又はそれ以上のカチオン性界面活性剤を含み、
該組成物において、該揮発性直鎖アルカンの量対該カチオン性界面活性剤の量の質量比は、1.5に等しいかそれ未満である。
該質量比は、好ましくは0.01〜1.5なる範囲、特に0.1〜1.4なる範囲及びより一層好ましくは0.5〜1.2なる範囲にある。
上記用語「1種又はそれ以上の揮発性直鎖アルカン」とは、優先順位なしに、「1種又はそれ以上の揮発性直鎖アルカンオイル」を意味する。
本発明において使用するのに適した揮発性直鎖アルカンは、室温(約25℃)において、かつ大気圧(101,325Pa又は760mmHg)において液体である。
上記用語「本発明において使用するのに適した揮発性直鎖アルカン」とは、室温(25℃)にて、かつ大気圧(101,325Pa)下において、1時間未満の期間内に、皮膚と接触した際に蒸発し得る直鎖アルカンを意味し、該揮発性直鎖アルカンは、室温において液体であり、特に室温(25℃)及び大気圧(101,325Pa)下で、0.01〜15mg/cm2/分なる範囲の蒸発速度を持つ液体である。
好ましくは、本発明において使用するのに適した揮発性直鎖アルカンは、室温(25℃)及び大気圧(101,325Pa)下で、0.01〜3.5mg/cm2/分なる範囲及びより一層好ましくは0.01〜1.5mg/cm2/分なる範囲の蒸発速度を持つ。
より好ましくは、本発明において使用するのに適した揮発性直鎖アルカンは、室温(25℃)及び大気圧(101,325Pa)下で、0.01〜0.8mg/cm2/分なる範囲、好ましくは0.01〜0.3mg/cm2/分なる範囲及びより一層好ましくは0.01〜0.12mg/cm2/分なる範囲の蒸発速度を持つ。
本発明による揮発性アルカン(及びより一般的には、揮発性溶媒)の該蒸発速度は、特にWO 06/013413に記載されているプロトコールにより、及びより具体的には以下に記載するプロトコールによって評価することができる。
15gの揮発性炭化水素を基本とする溶媒を、調節された温度(25℃)及び湿度(50%相対湿度)にて、約0.3m3のチャンバー内にある、秤上に置かれた結晶生成皿(径:7cm)内に配置する。
該揮発性炭化水素を基本とする溶媒を、該溶媒を攪拌することなしに、自由に蒸発させ、一方で、該揮発性炭化水素を基本とする溶媒を含む該結晶生成皿上に垂直位置に配置された、ファン(2700rpmにて回転する、参照番号8550Nのパプスト-モトーレン(Papst-Motoren))によって換気する。ここで、ブレードは、該結晶生成皿の底部から20cm離れた位置において、該皿に向けられている。
該結晶生成皿内に残留している該揮発性炭化水素を基本とする溶媒の質量を、規則的な時間間隔で測定する。
次いで、蒸発した該製品の量(mg/cm2単位)に関する曲線を、時間(分単位)の関数としてプロットすることによって、該溶媒の蒸発プロフィールを得る。
次に、該蒸発速度を算出するが、これは、得られた該曲線の原点に対する正接に相当する。該蒸発速度は、単位表面積(cm2)当たり、かつ単位時間(分)当たりの、mg単位で表した、蒸発した該揮発性溶媒の量である。
好ましい一態様によれば、本発明において使用するのに適した該揮発性直鎖アルカンは、0でない室温における蒸気圧(飽和蒸気圧としても知られている)、特に0.3Pa〜6,000Paなる範囲の蒸気圧を持つ。
好ましくは、本発明において使用するのに適した該揮発性直鎖アルカンは、室温(25℃)において、0.3〜2,000Paなる範囲及びより一層好ましくは0.3〜1,000Paなる範囲の蒸気圧を持つ。
より好ましくは、本発明において使用するのに適した該揮発性直鎖アルカンは、室温(25℃)において、0.4〜600Paなる範囲、好ましくは1〜200Paなる範囲及びより一層好ましくは3〜60Paなる範囲の蒸気圧を持つ。
一態様によれば、本発明において使用するのに適した揮発性直鎖アルカンは、30〜120℃なる範囲及びより特定的には40〜100℃なる範囲にある引火点を持つことができる。該引火点は、特に標準規格ISO3679に従って測定される。
一態様によれば、本発明において使用するのに適した該揮発性直鎖アルカンは、7〜15個の炭素原子、好ましくは8〜14個の炭素原子及びより好ましくは9〜14個の炭素原子を含む直鎖アルカンであり得る。
より好ましくは、本発明において使用するのに適した該揮発性直鎖アルカンは、10〜14個の炭素原子及びより一層好ましくは11〜14個の炭素原子を含む。
本発明において使用するのに適した該揮発性直鎖アルカンは、有利には植物を起源とするものであり得る。
好ましくは、本発明の組成物において存在する該揮発性直鎖アルカン又は揮発性直鎖アルカンの混合物は、少なくとも一つの14C(炭素-14)炭素同位体を含む。特に、該14C炭素同位体は、1×10-16に等しいかこれを越える、好ましくは1×10-15に等しいかこれを越える、より好ましくは7.5×10-14に等しいかこれを越える及びより一層好ましくは1.5×10-13に等しいかこれを越える14C/12C同位体比(同位体数を基準として)にて存在し得る。好ましくは、14C/12C同位体比は、6×10-13〜1.2×10-12なる範囲にある。
該揮発性直鎖アルカン又は揮発性直鎖アルカンの混合物中の該14C同位体の量は、当業者には公知の方法、例えばリビー(Libby)計数法、液体シンチレーション分光測定法、又は加速型質量スペクトル法によって決定することができる。
このようなアルカン又はアルカンの混合物は、直接又は数段階で、植物原料物質、例えばオイル、バター、ワックス等から得ることができる。
本発明において使用するのに適したアルカンの例としては、特許出願WO 2007/068 371及びWO 2008/155 059に記載されているアルカンを挙げることができる。これらアルカンは、脂肪アルコールから得られ、該脂肪アルコール自体はココナッツ油又はパーム油から得られる。
本発明において使用するのに適した直鎖アルカンの例としては、n-ヘプタン(C7)、n-オクタン(C8)、n-ノナン(C9)、n-デカン(C10)、n-ウンデカン(C11)、n-ドデカン(C12)、n-トリデカン(C13)及びn-テトラデカン(C14)、及びこれらの混合物を挙げることができる。特定の一態様によれば、該揮発性直鎖アルカンは、n-ノナン、n-ウンデカン、n-ドデカン、n-トリデカン及びn-テトラデカン、並びにこれらの混合物から選択される。
好ましい一態様によれば、特に特許出願WO 2008/155 059の実施例1及び2において得られる、n-ウンデカン(C11)とn-トリデカン(C13)との混合物を、該直鎖アルカンの例として挙げることができる。
同様に、夫々サソール(Sasol)社により、パラフォル(Parafol) 12-97及びパラフォル(Parafol) 14-97なる参照名の下に市販されているn-ドデカン(C12)及びn-テトラデカン(C14)、並びにこれらの混合物を例示することもできる。
一態様は、一種のみの揮発性直鎖アルカンを使用することからなる。
あるいはまた、少なくとも2種の異なる揮発性直鎖アルカンの混合物、即ち相互に炭素原子数nが少なくとも1異なる、特に相互に炭素原子数が1又は2個だけ異なる揮発性直鎖アルカンの混合物を使用することもできる。
一態様によれば、10〜14個の炭素原子を含み、相互に炭素原子数が少なくとも1異なる、少なくとも2種の異なる揮発性直鎖アルカンの混合物を使用する。特に列挙することのできる該混合物の例は、C10/C11、C11/C12、又はC12/C13揮発性直鎖アルカン混合物を含む。
もう一つの態様によれば、10〜14個の炭素原子を含み、相互に炭素原子数が少なくとも2異なる、少なくとも2種の異なる揮発性直鎖アルカンの混合物を使用する。特に列挙することのできる該混合物の例は、偶数の炭素数nについては、C10/C12又はC12/C14揮発性直鎖アルカン混合物を、また奇数の炭素数nについては、C11/C13揮発性直鎖アルカン混合物を含む。
好ましい一態様によれば、10〜14個の炭素原子を含み、相互に炭素原子数が少なくとも2異なる、少なくとも2種の異なる揮発性直鎖アルカンの混合物、及び特にC11/C13揮発性直鎖アルカン混合物又はC12/C14揮発性直鎖アルカン混合物を使用する。
本発明によれば、2種を越える異なる揮発性直鎖アルカンを組合せた他の混合物、例えば7〜15個の炭素原子を含み、相互に炭素原子数が少なくとも1異なる、少なくとも3種の異なる揮発性直鎖アルカンの混合物を、本発明において使用することができる。
2種の揮発性直鎖アルカンを含む混合物の場合、該2種の揮発性直鎖アルカンは、好ましくは該混合物の95質量%を越える量及びより一層好ましくは99質量%を越える量に相当する。
本発明の一特定の態様によれば、揮発性直鎖アルカンの混合物において、より少ない炭素数を持つ揮発性直鎖アルカンが、該混合物において支配的である。
本発明のもう一つの態様によれば、大きな炭素原子数を持つ該揮発性直鎖アルカンが、該混合物において支配的である、揮発性直鎖アルカン混合物を使用する。
本発明において使用するのに適した混合物の例としては、特に以下に列挙する混合物を挙げることができる。即ち、混合物中のアルカンの全質量に対して、
・50〜90質量%なる範囲、好ましくは55〜80質量%なる範囲及びより好ましくは60〜75質量%なる範囲の、7〜15なる範囲のnの値を持つ、Cn揮発性直鎖アルカン;
・10〜50質量%なる範囲、好ましくは20〜45質量%なる範囲及び好ましくは24〜40質量%なる範囲の、1に等しいかこれを越えるxの値を持ち、好ましくはx=1又はx=2であり、またn+xが、8〜14なる範囲にある、Cn+x揮発性直鎖アルカンを含む混合物。
特に、該揮発性直鎖アルカン混合物は、また以下のような成分をも含むことができる:
・2質量%未満及び好ましくは1質量%未満の、分岐炭化水素;及び/又は
・2質量%未満及び好ましくは1質量%未満の、芳香族炭化水素;及び/又は
・2質量%未満、好ましくは1質量%未満及びより好ましくは0.1質量%未満の不飽和炭化水素。
ここで、該百分率は、該混合物の全質量を基準として表されている。
より詳しくは、本発明において使用するのに適した揮発性直鎖アルカンは、n-ウンデカン/n-トリデカン混合物として使用することができる。
特に、混合物中のアルカンの全質量に対して、以下のような割合で、以下のような成分を含む揮発性直鎖アルカン混合物を使用する:
・55〜80質量%なる範囲及び好ましくは60〜75質量%なる範囲のC11揮発性直鎖アルカン(n-ウンデカン)、及び
・20〜45質量%なる範囲及び好ましくは24〜40質量%なる範囲のC13揮発性直鎖アルカン(n-トリデカン)。
特定の一態様によれば、該アルカンの混合物は、n-ウンデカン/n-トリデカン混合物である。特に、このような混合物は、特許出願WO 2008/155 059の実施例1又は実施例2に従って得ることができる。
もう一つの特定の態様によれば、サソール(Sasol)社により、パラフォル(Parafol) 12-97なる参照名の下に市販されているn-ドデカンを使用する。
他の特定の態様によれば、サソール(Sasol)社により、パラフォル(Parafol) 14-97なる参照名の下に市販されているn-テトラデカンを使用する。
さらに別の態様によれば、n-ドデカンとn-テトラデカンとの混合物、好ましくは85/15なる比のこれらの混合物、例えばバイオシンディス(Biosynthis)社によりベジライト(Vegelight) 1214なる名称の下に市販されている混合物を使用する。
本発明の組成物は、好ましくは、該組成物の全質量に対して、2.5〜90質量%なる範囲及びより好ましくは2.6〜50質量%なる範囲の揮発性直鎖アルカン、特に3〜40質量%なる範囲、より具体的には3〜30質量%なる範囲及びより一層好ましくは3〜10質量%なる範囲の揮発性直鎖アルカンを含む。
本発明の組成物は、1種又はそれ以上のカチオン性界面活性剤を含む。
該用語「カチオン性界面活性剤」とは、これが本発明の組成物中に含まれている場合、正に帯電している界面活性剤を意味する。この界面活性剤は、1又はそれ以上の正の永続的な電荷をもつことができ、あるいは本発明の組成物中で、1又はそれ以上の正に帯電し得る官能基を含むことができる。
本発明の化粧料組成物において使用できるカチオン性界面活性剤の例としては、特に、場合によりポリオキシアルキレン化された、一級、二級又は三級脂肪アミン、又はその塩、及び四級アンモニウム塩、及びこれらの混合物を挙げることができる。
該脂肪アミンは、一般的に少なくとも一つのC8-C30炭化水素を基本とする鎖を含む。本発明に従って使用することのできる該脂肪アミンの中で、列挙可能な一つの例は、ステアリルアミドプロピルジメチルアミンである。
特に例示できる四級アンモニウム塩の例は、以下に列挙するものを含む:
・以下の一般式(I)で表される四級アンモニウム塩:
Figure 0005854603
該一般式(I)において、基R8〜R11は、同一又は異なっていてもよく、直鎖又は分岐鎖の、1〜30個の炭素原子を含む脂肪族基又は芳香族基、例えばアリール又はアルキルアリール基を表し、少なくとも一つの該基R8〜R11は、8〜30個の炭素原子及び好ましくは12〜24個の炭素原子を含む。該脂肪族基は、ヘテロ原子、特に例えば酸素原子、窒素原子、硫黄原子及びハロゲン原子を含むことができる。
該脂肪族基は、例えば約1〜30個の炭素原子を含む、アルキル、アルコキシ、ポリオキシ(C2-C6)アルキレン、アルキルアミド、(C12-C22)アルキルアミド(C2-C6)アルキル、(C12-C22)アルキルアセテート、及びヒドロキシアルキル基から選択され、X-は、ハライド、ホスフェート、アセテート、ラクテート、(C2-C6)アルキルサルフェート、アルキルスルホネート及びアルキルアリールスルホネートからなる群から選択されるアニオンである;
・イミダゾリンの四級アンモニウム塩、例えば以下の一般式(II)で表されるもの:
Figure 0005854603
該一般式(II)において、基R12は、8〜30個の炭素原子を含むアルケニル又はアルキル基、例えば牛脂の脂肪酸誘導体を表し、基R13は、水素原子、C1-C4アルキル基、又は8〜30個の炭素原子を含むアルケニル又はアルキル基を表し、基R14は、C1-C4アルキル基を表し、基R15は、水素原子又はC1-C4アルキル基を表し、またX-は、ハライド、ホスフェート、アセテート、ラクテート、アルキルサルフェート、アルキルスルホネート又はアルキルアリールスルホネートからなる群から選択されるアニオンを表す。R12及びR13は、好ましくは12〜21個の炭素原子を含む、アルケニル又はアルキル基の混合物、例えば牛脂の脂肪酸誘導体を表し、R14は、メチル基を表し及びR15は、水素原子を表す。このような製品は、例えばレボ(Rewo)社によりレボカット(RewoquatTM) W75なる名称の下に市販されている;
・以下の式(III)で示されるジ-四級化アンモニウム塩:
Figure 0005854603
該一般式(III)において、基R16は、約16〜30個の炭素原子を含む脂肪族基を表し、基R17、R18、R19、R20及びR21は、同一又は異なっていてもよく、水素原子及び1〜4個の炭素原子を含むアルキル基から選択され、またX-は、ハライド、アセテート、ホスフェート、ニトレート及びメチルサルフェートからなる群から選択されるアニオンを表す。
このようなジ-四級化アンモニウム塩は、特にプロパン牛脂ジアンモニウムジクロリドを含む;
・少なくとも一つのエステル官能基を含む四級アンモニウム塩、例えば以下の一般式(IV)で表されるもの:
Figure 0005854603
該一般式(IV)において、基R22は、C1-C6アルキル基及びC1-C6ヒドロキシアルキル基又はジ-ヒドロキシアルキル基から選択され;
基R23は、以下に列挙する基から選択され:
- 以下の式で表される基:
Figure 0005854603
- 直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC1-C22炭化水素を基本とする基R27;及び
- 水素原子;
基R25は、以下に列挙する基から選択され:
- 以下の式で表される基:
Figure 0005854603
- 直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC1-C6炭化水素を基本とする基R29;及び
- 水素原子;
R24、R26及びR28は、同一又は異なっていてもよく、直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC7-C21炭化水素を基本とする基から選択され;
r、s及びtは、同一又は異なっていてもよく、各々2〜6なる範囲の整数であり;
yは、1〜10なる範囲の整数であり;
x及びzは、同一又は異なっていてもよく、各々0〜10なる範囲の整数であり;
X-は、単一又は複合型の、有機又は無機アニオンであり;
但し、和:x+y+zは、1〜15なる範囲にあり、xが0である場合には、R23はR27を表し、またzが0である場合には、R25はR29を表すことを条件とする。
該アルキル基R22は、直鎖又は分岐したものであり得るが、より特定的には直鎖アルキル基であり得る。
基R22は、好ましくはメチル、エチル、ヒドロキシエチル又はジヒドロキシプロピル基を表し、またより特定的にはメチル又はエチル基を表す。
有利には、上記の和x+y+zは、1〜10なる範囲内にある。
R23が、炭化水素を基本とする基R27である場合、該基は長鎖であり得、また12〜22個の炭素原子を含むことができ、あるいは短鎖であり得、また1〜3個の炭素原子を含むことができる。
R25が、炭化水素を基本とする基R29である場合、該基は、好ましくは1〜3個の炭素原子を含む。
有利には、R24、R26及びR28は、同一又は異なっていてもよく、直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC11-C21炭化水素を基本とする基から選択され、またより特定的には直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC11-C21アルキル及びアルケニル基から選択される。
好ましくは、x及びzは、同一又は異なっていてもよく、0又は1に等しい。
有利には、yは1に等しい。
好ましくは、r、s及びtは、同一又は異なっていてもよく、各々2又は3に等しく、及びより一層特定的には2に等しい。
上記のアニオンX-は、好ましくはハライド(クロリド、ブロミド又はアイオダイド)又はアルキルサルフェート、より特定的にはメチルサルフェートである。しかし、メタンスルホネート、ホスフェート、ニトレート、トシレート、有機酸由来のアニオン、例えばアセテート又はラクテート、又はエステル官能基を含むアンモニウムと相溶性のある任意の他のアニオンを使用することも可能である。
該アニオンX-は、より一層特定的には、クロリド又はメチルサルフェートである。
より特定的には、本発明の組成物において、上記式(IV)のアンモニウム塩を使用することができ、該式(IV)において、
・R22は、メチル又はエチル基を表し;
・x及びyは、1に等しく;
・zは、0又は1に等しく;
・r、s及びtは、2に等しく;
・R23は、以下に列挙する基から選択され:
- 以下の式で表される基:
Figure 0005854603
- メチル、エチル又はC14-C22炭化水素を基本とする基;及び
- 水素原子;
・R25は、以下に列挙する基から選択され:
- 以下の式で表される基:
Figure 0005854603
- 及び水素原子;
・R24、R26及びR28は、同一又は異なっていてもよく、直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC13-C17炭化水素を基本とする基から選択され、また好ましくは直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC13-C17アルキル及びアルケニル基から選択される。
該炭化水素を基本とする基は、有利には直鎖のものである。列挙可能なその例は、上記式(IV)で表される化合物、例えばジアシルオキシエチルジメチルアンモニウム、ジアシルオキシエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム、モノアシルオキシエチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウム、トリアシルオキシエチルメチルアンモニウム及びモノアシルオキシエチルヒドロキシエチルジメチルアンモニウム塩(特に、クロライド又はメチルサルフェート)、及びこれらの混合物を含む。該アシル基は、好ましくは14〜18個の炭素原子を含み、またより特定的には植物オイル、例えばパーム油又はヒマワリ油から得られる。該化合物が数個のアシル基を含む場合、これらの基は同一又は異なっていてもよい。
これらの製品は、例えば場合によりオキシアルキレン化されていてもよい、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、アルキルジエタノールアミン又はアルキルジイソプロパノールアミンの、植物又は動物起源の脂肪酸又は脂肪酸混合物による直接的エステル化により、あるいはこれらのメチルエステルのエステル交換によって得られる。このエステル化は、アルキル化剤、例えばアルキルハライド(好ましくはメチル又はエチルはライド)、ジアルキルサルフェート(好ましくはジメチル又はジエチルサルフェート)、メチルメタンスルホネート、メチルp-トルエンスルホネート、グリコールクロルヒドリン又はグリセロールクロルヒドリンを用いた四級化を伴う。
このような化合物は、例えばヘンケル(Henkel)社によりデハイカート(DehyquartTM)なる名称、ステパン(Stepan)社によりステパンカット(StepanquatTM)なる名称、セカ(CECA)社によりノキサミウム(NoxamiumTM)なる名称、又はレボ-ウイトコ(Rewo-Witco)社によりレボカット(RewoquatTM) WE 18なる名称の下に市販されている。
本発明による組成物は、好ましくは重量基準で主としてジエステル塩を含む、モノ-、ジ-及びトリ-エステルの四級アンモニウム混合物を含む。
使用可能なアンモニウム混合物の例は、15〜30質量%なる範囲のアシルオキシエチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルサルフェート、45〜60質量%なる範囲のジアシルオキシエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルサルフェート、及び15〜30質量%なる範囲のトリアシルオキシエチルメチルアンモニウムメチルサルフェートを含有する混合物を含み、ここで該アシル基は、14〜18個の炭素原子を含み、また場合により部分的に水添されているパーム油から誘導される。
少なくとも一つのエステル官能基を含む、特許US-A-4,874,554及びUS-A-4,137,180に記載されているアンモニウム塩を使用することも可能である。
上記式(I)の四級アンモニウム塩として、好ましく使用されるものは、一方では、テトラアルキルアンモニウムクロリド、例えばジアルキルジメチルアンモニウムクロリド又はアルキルトリメチルアンモニウムクロリド(ここで該アルキル基は約12〜22個の炭素原子を含み)、特にベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド又はベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリドであり、あるいは他方では、ジステアロイルエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムメトサルフェート、ジパルミトイルエチルヒドロキシエチルアンモニウムメトサルフェート又はジステアロイルエチルヒドロキシエチルアンモニウムメトサルフェートであり、あるいはまた最後に、パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド又はバンダイク(Van Dyk)社によりセラフィル(CeraphylTM) 70なる名称の下に市販されているステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリドである。
本発明による組成物中に存在し得るあらゆるカチオン性界面活性剤の中で、好ましいカチオン性界面活性剤は、セチルトリメチルアンモニウム(INCI:セトリモニウム(cetrimonium-))、ベヘニルトリメチルアンモニウム(INCI:ベヘントリモニウム(behentrimonium-))、ジパルミトイルエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム、ジステアロイルエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム、メチル(C9-C19)アルキル(C10-C20)アルキルアミドエチルイミダゾリウム及びステアラミドプロピルジメチルアミン塩(クロリド又はメトサルフェート)、及びステアラミドプロピルジメチルアンモニウム塩、及びこれらの混合物から選択される。
本発明の組成物は、該組成物の全質量に対して、0.1〜10質量%なる範囲、特に0.5〜8質量%なる範囲及びより一層好ましくは1〜5質量%なる範囲のカチオン性界面活性剤を好ましくは含む。
本発明の組成物は、また少なくとも1種のシリコーンをも含むことができる。
本発明による組成物中に存在し得る該シリコーンは、水性溶液の形状であり得、即ち溶解された、あるいは場合により分散液又は微細分散液の形状、あるいは水性エマルションの形状であり得る、ポリオルガノシロキサンである。該ポリオルガノシロキサンは、オイル、ワックス、樹脂又はガムの形状であってもよい。
オルガノポリシロキサンは、シロキサンのウォルターノルズケミストリー&テクノロジー(Walter Noll's Chemistry and Technology of Siloxanes)(1968),アカデミックプレス刊においてより一層詳細に定義されている。
該シリコーンは、揮発性又は不揮発性のものであり得る。
これらが揮発性である場合、該シリコーンは、より特定的には60〜260℃なる範囲の沸点を持つものから、またより一層特定的には、以下に列挙するものから選択される。
(i) 3〜7個及び好ましくは4〜5個なる範囲のケイ素原子を含む環状シリコーン。
これらは、例えば特に、ユニオンカーバイド(Union Carbide)社によりボラタイルシリコーン(Volatile Silicone) 7207なる名称又はローヌプーラン(Rhone-Poulenc)社によりシルビオン(Silbione) 70045V2なる名称の下に市販されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、ユニオンカーバイド社によりボラタイルシリコーン(Volatile Silicone) 7158及びローヌプーラン社によりシルビオン(Silbione) 70045V5なる名称の下に市販されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びこれらの混合物である。
また、以下の化学構造を持つ、ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型のシクロコポリマー、例えばユニオンカーバイド社によりボラタイルシリコーン(Volatile Silicone) FZ3109をも例示することができる:
Figure 0005854603
また、環状シリコーンと有機ケイ素化合物との混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラキス(トリメチルシリル)ペンタエリスリトール(50/50)混合物及びオクタメチルシクロテトラシロキサンとオキシ-1,1'-ビス(2,2,2',2',3,3'-ヘキサトリメチルシリルオキシ)ネオペンタンとの混合物を挙げることもできる。
(ii) 2〜9個のケイ素原子を含み、かつ25℃において、5×10-6m2/sに等しいかそれ未満の粘度を持つ、直鎖揮発性シリコーン。その一例は、特にトーレシリコーン(Toray Silicone)社によりSH 200なる名称の下に市販されているデカメチルテトラシロキサンである。この範疇に属するシリコーンは、またCosmetics and Toiletries, Vol. 91,1月,76,pp. 27-32, Todd & Byers,「化粧品用の揮発性シリコーン流体(Volatile Silicone Fluids for Cosmeticsに)」おいて公開された論文に記載されている。
不揮発性シリコーン及びより特定的には、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シリコーンゴム及び樹脂、及び有機官能基により変性されたポリオルガノシロキサン、及びこれらの混合物を使用することが好ましい。
これらのシリコーンは、より具体的にはポリアルキルシロキサンから選択され、その例としては、主としてトリメチルシリル末端基を含むポリジメチルシロキサン(CTFA名によればジメチコーン(Dimethicone))を挙げることができ、これは25℃において、5×10-6m2/s〜2.5m2/sなる範囲、好ましくは1×10-5m2/s〜1m2/sなる範囲の粘度を持つ。該シリコーンの粘度は、例えば25℃において、標準規格ASTM 445、アペンディックス(Appendix) Cに従って測定される。
これらのポリアルキルシロキサンとしては、非-限定的に、以下のような市販の製品を挙げることができる:
・ローヌプーラン社によるシルビオン(Silbione)オイル47及び70 047シリーズ又はミラシル(Mirasil)オイル、例えばオイル70 047V 500 000;
・ローヌプーラン社により市販されているミラシル(Mirasil)シリーズのオイル;
・ダウコーニング社から入手できる200シリーズのオイル、例えばより具体的には60,000cSt(センチストークス)なる粘度を持つDC200;及び
・ゼネラルエレクトリック(General Electric)社から入手できるビスカシル(Viscasil)オイル及びゼネラルエレクトリック社から入手できるSFシリーズの幾つかのオイル(SF 96、SF 18)。
また、ジメチルシラノール末端基を含むポリジメチルシロキサン(CTFA名によればジメチコノール(Dimethiconol))、例えばローヌプーラン社から入手できる48シリーズのオイルを挙げることができる。
さらに、アミノエチルアミノプロピル及びα,ω-シラノール基を含むポリジメチルシロキサンを挙げることもできる。
このポリアルキルシロキサンの範疇においては、またゴールドシュミット(Goldschmidt)社によりアビルワックス(Abil Wax) 9800及び9801なる名称の下に市販されている製品を挙げることもでき、これらはポリ(C1-C20)アルキルシロキサンである。
該ポリアルキルアリールシロキサンは、25℃において、1×10-5m2/s〜5×10-2m2/sなる範囲の粘度を持つ、直鎖及び/又は分岐したポリジメチルメチルフェニルシロキサン及びポリジメチルジフェニルシロキサンから特に選択される。
これらのポリアルキルアリールシロキサンとして列挙可能な例は、以下のような名称の下に市販されている製品を含む:
・ローヌプーラン社から入手できる、70 641シリーズのシルビオン(Silbione)オイル;
・ローヌプーラン社から入手できる、ロドルシル(Rhodorsil) 70 633及び763シリーズのオイル;
・ダウコーニング社から入手できるダウコーニング556コスメティックグレードフルード(Dow Corning 556 Cosmetic Grade Fluid)オイル;
・バイエル(Bayer)社から入手できるPKシリーズのシリコーン、例えば製品PK20;
・バイエル社から入手できるPN及びPHシリーズのシリコーン、例えば製品PN1000及びPH1000;
・ゼネラルエレクトリック社から入手できるSFシリーズの幾つかのオイル、例えばSF1023、SF1154、SF1250及びSF1265。
本発明の組成物において存在し得る該シリコーンガムは、特に200,000〜1,000,000なる範囲の高い数平均分子量をもち、溶媒中で単独で又は混合物として使用される、ポリジオルガノシロキサンである。該溶媒は、揮発性シリコーン、ポリジメチルシロキサン(PDMS)オイル、ポリフェニルメチルシロキサン(PPMS)オイル、イソパラフィン、ポリイソブチレン、塩化メチレン、ペンタン、ドデカン及びトリデカン、又はこれらの混合物から選択することができる。
より特定的には、以下に列挙する製品を挙げることができる:
-ポリジメチルシロキサンガム;
-ポリジメチルシロキサン/メチルビニルシロキサンガム;
-ポリ[(ジメチルシロキサン)/(ビニルハイドロジェノシロキサン)]ガム;
-ポリ[(ジメチルシロキサン)/(ジビニルジハイドロジェノシロキサン)]ガム;
-ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサンガム;
-ポリジメチルシロキサン/フェニルメチルシロキサンガム;
-ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン/メチルビニルシロキサンガム。
本発明で使用できるより具体的な製品は、以下に列挙するような混合物である:
・連鎖末端においてヒドロキシル化されている、ポリジメチルシロキサン(CTFA辞典の命名法によれば、ジメチコノールとして知られている)及び環状ポリジメチルシロキサン(CTFA辞典の命名法によれば、シクロメチコーンとして知られている)から生成される混合物、例えばダウコーニング社により市販されている製品Q2 1401;
・ポリジメチルシロキサンガム及び環状シリコーンから生成される混合物、例えばゼネラルエレクトリック社からの製品SF 1214シリコーンフルード(Silicone Fluid)。ここで該製品は、デカメチルシクロペンタシロキサンに相当するオイルSF 1202シリコーンフルード中に溶解された、数平均分子量500,000を持つ、ジメチコーンに相当するSF 30ガムである;
・異なる粘度を持つ2種のPDMSの混合物、及びより具体的には、PDMSガムとPDMSオイルとの混合物、例えばゼネラルエレクトリック社から入手できる製品SF 1236。該製品SF 1236は、20 m2/sなる粘度を持つ、上で定義したガムSE 30と、5×10-6m2/sなる粘度を持つSF 96オイルとの混合物である。この製品は、好ましくは15%のSE 30ガムと85%のSF 96オイルとを含む。
本発明の組成物において存在し得る該オルガノポリシロキサン樹脂は、以下のような単位:R2SiO2/2、R3SiO1/2、RSiO3/2及びSiO4/2を含む、架橋されたシロキサン系であり、ここで、Rは、1〜16個の炭素原子を持つ炭化水素基又はフェニル基を表す。これらの製品として特に好ましいものは、RがC1-C4低級アルキル基、より具体的にはメチル又はフェニル基を表すものである。
これらの樹脂としては、ダウコーニング(Dow Corning) 593なる名称の下で市販されているもの、又はゼネラルエレクトリック社によりシリコーンフルード(Silicone Fluid) SS 4230及びSS 4267なる名称の下で市販されているものを挙げることができ、これらは、ジメチル/トリメチルシロキサン構造を持つシリコーンである。
同様に、トリメチルシロキシシリケート型の樹脂、特にシン-エツ(Shin-Etsu)社によりX22-4914、X21-5034及びX21-5037なる名称の下に市販されている樹脂を挙げることができる。
本発明の組成物中に存在し得る該有機変性シリコーンは、前に定義したような、またその構造内に、炭化水素を基本とする基を介して結合された、1又はそれ以上の有機官能基を含むシリコーンである。
該有機変性シリコーンとしては、以下に列挙するものを包含するポリオルガノシロキサンを挙げることができる:
・場合によりC6-C24アルキル基を含む、ポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基、例えばダウコーニング社によりダウコーニング(Dow Corning) 5200フォーミュレーションエイド(Formulation Aid)なる名称の下に市販されているオキシエチレン化及びオキシプロピレン化ポリ(メチルラウリル/メチルシロキサン)(INCI:ラウリル(Lauryl)PEG/PPG-18/18メチコーン)、ダウコーニング社によりDC 1248又はユニオンカーバイド社によりオイルシルウエット(Silwet) L 722、L 7500、L 77及びL 711なる名称の下に市販されているジメチコーンコポリオールとして公知の製品及びダウコーニング社によりQ2 5200なる名称の下に市販されている(C12)アルキルメチコーンコポリオール;
・チオール基、例えばジェネシー(Genesee)社からGP 72A及びGP 71なる名称の下に市販されている製品;
・アルコキシル化された基、例えばSWSシリコーンズ(Silicones)社によりシリコーンコポリマー(Silicone Copolymer) F-755及びゴールドシュミット社によりアビルワックス(Abil Wax) 2428、2434及び2440なる名称の下に市販されている製品;
・ヒドロキシル化された基、例えばフランス特許出願FR-A-85/16334に記載されている、ヒドロキシアルキル官能基を含むポリオルガノシロキサン;
・アシルオキシアルキル基、例えば特許US-A-4,957,732に記載されているポリオルガノシロキサン;
・例えば、特許EP 186,507に記載された、チッソ社(Chisso Corporation)からの製品におけるような、ホスフェート又はカルボン酸型、あるいはアルキルカルボン酸型のアニオン性の基、例えばシン-エツ社からの製品X22--3701Eにおいて見られるもの;2-ヒドロキシアルキルスルホネート;2-ヒドロキシアルキルチオサルフェート、例えばゴールドシュミット社からアビルS201及びアビルS255なる名称の下に市販されている製品;
・ヒドロキシアシルアミノ基、例えば特許出願EP 342,834に記載されているポリオルガノシロキサン。その例は、例えばダウコーニング社から入手できる製品Q2-8413。
該有機変性シリコーンとしては、またアミノシリコーンを挙げることもできる。
該用語「アミノシリコーン」とは、任意のポリアミノシロキサン、即ち少なくとも一つの一級、二級又は三級アミノ基又は四級アンモニウム基を含む任意のポリシロキサンを意味する。
好ましくは、本発明の化粧料組成物において使用する該アミノシリコーンは、以下に列挙するものから選択される:
(a) 以下の一般式(V)に相当する化合物:
(R1)a(T)3-a-Si[OSi(T)2]n-[OSi(T)b(R1)2-b]m-OSi(T)3-a-(R1)a (V)
該一般式(V)において、Tは水素原子又はフェニル基、ヒドロキシル基(-OH)又はC1-C8アルキル基、好ましくはメチル基、又はC1-C8アルコキシ基、好ましくはメトキシ基であり;
aは、0又は1〜3なる範囲の整数、及び好ましくは0を表し;
bは0又は1、及び特に1を表し;
m及びnは、これらの和(n+m)を、特に1〜2000なる範囲及びとりわけ50〜150なる範囲とするような数であり、nは0〜1999なる範囲及び特に49〜149なる範囲の数を表すことができ、またmは1〜2000なる範囲及び特に1〜10なる範囲の数を表すことができ;
R1は、式:-CqH2qLで表される一価の基であり、ここで、qは2〜8なる範囲の数であり、またLは以下に列挙するものから選択される、場合に四級化されたアミノ基を表し:
-N(R2)-CH2-CH2-N(R2)2;
-N(R2)2;
-N+(R2)3Q-;
-N+(R2)(H)2Q-;
-N+(R2)2HQ-;
-N(R2)-CH2-CH2-N+(R2)(H)2Q-,
これら一般式において、R2は、水素原子、フェニル基、ベンジル基又は飽和で一価の炭化水素を基本とする基、例えばC1-C20アルキル基を表すことができ、またQ-は、ハライドイオン、例えばフルオライド、クロライド、ブロマイド又はアイオダイドを表す。
特に、前記式(V)の定義に対応するアミノシリコーンは、以下の一般式(VI)に対応する化合物から選択される:
Figure 0005854603
該一般式(VI)において、R、R'及びR"は、同一又は異なっていてもよく、C1-C4アルキル基、好ましくはCH3基;C1-C4アルコキシ基、好ましくはメトキシ基、又はOH基を表し;Aは、直鎖又は分岐した、C3-C8及び好ましくはC3-C6アルキレン基を表し;m及びnは、分子量に依存する整数であり、その和は1〜2,000なる範囲内にある。
第一の可能性によれば、R、R'及びR"は、同一又は異なっていてもよく、C1-C4アルキル基又はヒドロキシル基を表し、Aは、C3アルキレン基を表し、及びm及びnは、該化合物の重量平均分子量が、約5,000〜500,000なる範囲の値となるような値である。この型の化合物は、CTFA辞典においては「アモジメチコーン(amodimethicones)」と称されている。
第二の可能性によれば、R、R'及びR''は、同一又は異なっていてもよく、C1-C4アルコキシ基又はヒドロキシル基を表し、該基R又はR''の少なくとも一つがアルコキシ基であり、またAは、C3アルキレン基を表す。この場合のヒドロキシル/アルコキシモル比は、好ましくは0.2/1〜0.4/1なる範囲及び有利には0.3/1に等しい。さらに、m及びnは、該化合物の重量平均分子量が、2,000〜106なる範囲の値となるような値である。より特定的には、nは0〜999なる範囲にあり、かつmは1〜1,000なる範囲にあり、これらm及びnの和は、1〜1,000なる範囲にある。
この範疇の化合物において、特にワッカー(Wacker)社により市販されている製品、ベルシル(BelsilTM) ADM652を挙げることができる。
第三の可能性によれば、R及びR"は異なっており、C1-C4アルコキシ基又はヒドロキシル基を表し、該基R又はR"の少なくとも一つはアルコキシ基であり、R'はメチル基を表し、またAは、C3アルキレン基を表す。この場合のヒドロキシル/アルコキシモル比は、好ましくは1/0.8〜1/1.1なる範囲及び有利には1/0.95に等しい。さらに、m及びnは、該化合物の重量平均分子量が、約2,000〜200,000なる範囲の値となるような値である。より特定的には、nは0〜999なる範囲にあり、かつmは1〜1,000なる範囲にあり、これらm及びnの和は、1〜1,000なる範囲にある。
より特定的には、ワッカー(Wacker)社により市販されている製品:フルード(Fluid) WRTM 1300を挙げることができる。
第四の可能性によれば、R及びR"はヒドロキシル基を表し、R'はメチル基を表し、AはC4-C8及び好ましくはC4アルキレン基を表す。さらに、m及びnは、該化合物の重量平均分子量が、2,000〜106なる範囲の値となるような値である。より特定的には、nは0〜1999なる範囲にあり、かつmは1〜2,000なる範囲にあり、これらm及びnの和は、1〜2,000なる範囲にある。
この型の製品は、ダウコーニング社によりDC28299なる名称の下に市販されている。
これらシリコーンの分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(周囲温度、ポリスチレン標準物質;μスチラゲン(Styragem)カラム;溶離液:THF;流量:1mm/分;0.5質量%のシリコーンを含む溶液200μLを、THF中に注入し、検出は、屈折率測定法及びUV-測定法により行う)により測定する。
上記式(V)の定義に相当する製品は、特にCTFA辞典(第7版、1997)において、「トリメチルシリルアモジメチコーン」として公知のポリマーであり、以下の一般式(VII)に相当するポリマーである:
Figure 0005854603
ここで、n及びmは、上記式(V)又は(VI)に従って上に与えられた意味を持つ。
このような化合物は、例えばEP 0 095 238に記載されており、上記式(VII)で表される化合物の一つは、例えばOSI社によりQ2-8220なる名称の下で市販されている。
(b) 以下の一般式(VIII)に相当する化合物:
Figure 0005854603
ここで、R3は、一価のC1-C18炭化水素を基本とする基、及び特にC1-C18アルキル基、又はC2-C18アルケニル基、例えばメチル基を表し;
R4は、二価の炭化水素を基本とする基、特にC1-C18アルキレン基又は二価のC1-C18及び例えばC1-C8アルキレンオキシ基を表し;
Q-はハライドイオン、特にクロリドであり、
rは、2〜20なる範囲、及び特に2〜8なる範囲の統計的平均値を表し;
sは、20〜200なる範囲及び特に20〜50なる範囲の統計的平均値を表す。
このような化合物は、特許US 4,185,087においてより具体的に説明されている。
この群の中に含まれる化合物の一つは、ユニオンカーバイド社によりユーカーシリコーン(Ucar Silicone) ALE 56なる名称の下に市販されている製品である。
(c) 以下の一般式(IX)で表される四級アンモニウムシリコーン:
Figure 0005854603
ここで、R7は、同一又は異なっていてもよく、1〜18個の炭素原子を含む一価の炭化水素を基本とする基を表し、また特にC1-C18アルキル基、C2-C18アルケニル基又は5又は6個の炭素原子を含むリング、例えばメチル基を表し;
R6は、二価の炭化水素を基本とする基、特にC1-C18アルキレン基又は、SiC結合を介してSiに結合した二価のC1-C18、例えばC1-C8アルキレンオキシ基を表し;
R8は、同一又は異なっていてもよく、水素原子、1〜18個の炭素原子を含む一価の炭化水素を基本とする基、及び特にC1-C18アルキル基、C2-C18アルケニル基、又は基:-R6-NHCOR7を表し;
X-はアニオン、例えばハライドイオン、特にクロリド、又は有機酸塩(アセテート等)由来のアニオンであり;
rは、2〜200なる範囲及び特に5〜100なる範囲の統計的平均値を表す。
これらのシリコーンは、例えば特許出願EP-A-0,530,974に記載されている。
(d) 以下の一般式で表されるアミノシリコーン:
Figure 0005854603
ここで、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なっていてもよく、C1-C4アルキル基又はフェニル基を表し;
R5は、C1-C4アルキル基又はヒドロキシル基を表し;
nは、1〜5なる範囲の整数であり;
mは、1〜5なる範囲の整数であり;及び
xは、該分子のアミンの数が、0.01〜1meq./gとなるように選択される。
特に好ましい該シリコーンは、アミノ基を含むポリシロキサン、例えば上記式(VI)のシリコーン又は上記式(VII)のシリコーン、及びより一層具体的には四級アンモニウム基を含むシリコーン、例えば上記式(IX)のシリコーンである。
これら化合物を使用する場合、特に有利な態様の一つは、これらとカチオン性及び/又はノニオン性界面活性剤との組合せの使用を含む。
一例として、ダウコーニング社によりカチオニックエマルション(Cationic Emulsion) DC 929なる名称の下で市販されている製品を挙げることができ、これはアモジメチコーン以外に、以下の式(X):
Figure 0005854603
(ここで、R5は、牛脂脂肪酸由来のC14-C22アルケニル基及び/又はアルキル基を表す)に対応し、かつタロウトリモニウムクロリドなるCTFA名の下で公知の製品の混合物を含むカチオン性界面活性剤と、以下の式:C9H19-C6H4-(OC2H4)10-OHで表され、ノノキシノール(Nonoxynol) 10なるCTFA名の下で知られるノニオン性界面活性剤との組合せを含む。
一例として、ダウコーニング社によりカチオニックエマルション(Cationic Emulsion) DC 939なる名称の下で市販されている製品を挙げることができ、これはアモジメチコーン以外に、カチオン性界面活性剤、即ちトリメチルセチルアンモニウムクロリド及びトリデセス(Trideceth)-12なるCTFA名の下に知られている、式:C13H27-(OC2H4)12-OHで表されるノニオン性界面活性剤を含む。
本発明に従って使用することのできるもう一つの市販製品は、ダウコーニング社によりダウコーニング(Dow Corning) Q2 7224なる名称の下に市販されている製品であり、これは組合せとして、上記した式(C)のトリメチルシリルアモジメチコーン、オクトキシノール(Octoxynol)-40なるCTFA名の下で知られる、式:C8H17-C6H4-(OCH2CH2)40-OHで表されるノニオン性界面活性剤、イソラウレス(Isolaureth)-6なるCTFA名の下で知られる、式:C12H25-(OCH2-CH2)6-OHで表される第二のノニオン性界面活性剤、及びプロピレングリコールを含む。
本発明の組成物中に存在し得る上記全てのシリコーンの中で、不揮発性シリコーン及びより具体的にはポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シリコーンガム、アミノシリコーンから選択される有機官能基で変性されたポリオルガノシロキサン、及びポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基を含むシリコーン、及びさらにこれらの混合物から、シリコーンを選択することが好ましい。
より好ましくは、該シリコーンは、場合によりガム形状にあるポリジメチルシロキサン、ポリ[(ジメチルシロキサン)(ビニルハイドロジェノシロキサン)]ガム、アミノシリコーンから選択される有機官能基で変性されたポリオルガノシロキサン、及びポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基を含むシリコーン、及びさらにこれらの混合物から選択される。
本発明による組成物が、少なくとも一つのシリコーンを含む場合、該シリコーンは、一般的に、該組成物全質量に対して、0.5〜20質量%なる範囲、及び好ましくは0.1〜10質量%なる範囲に相当する。
本発明による組成物は、また1種又はそれ以上のC8-C40脂肪アルコールをも含むことができる。
該C8-C40脂肪アルコールは、式:R'OH(ここで、R'は、8〜40個及び好ましくは8〜30個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和の、直鎖又は分岐した基を表す)で表されるアルコールから選択することができる。R'は、好ましくはC12-C24アルキル基又はC12-C24アルケニル基を表す。R'は、1又はそれ以上のヒドロキシル基で置換されていてもよい。
該脂肪アルコールは、特にラウリルアルコール、セチルアルコール、ドデシルアルコール、デシルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、リノレイルアルコール、ウンデシレニルアルコール、パルミトレイルアルコール、アラキドニルアルコール、ミリスチルアルコール及びエルシルアルコールから選択することができる。脂肪アルコールの混合物も使用することができ、このことは、数種の脂肪アルコールが、市販の製品中に、混合物として共存する可能性があることを意味する。列挙可能な脂肪アルコール混合物は、セチルステアリルアルコール及びセテアリルアルコールを含む。
好ましくは、該脂肪アルコールは、ミリスチルアルコール、セチルアルコール及びステアリルアルコール、及びこれらの混合物から選択される。
本発明による組成物が、少なくとも1種の脂肪アルコールを含む場合、該脂肪アルコールの量は、一般的に、該組成物の全質量に対して、0.5〜25質量%なる範囲及び好ましくは1〜10質量%なる範囲に相当する。
本発明の組成物は、また1種又はそれ以上のカチオン性ポリマーをも含有し得る。
本発明の目的にとって、該用語「カチオン性ポリマー」とは、カチオン性の基及び/又はカチオン性の基へとイオン化し得る基を含む任意のポリマーを意味する。
本発明の化粧料組成物において使用できる該カチオン性ポリマーは、好ましくは、該ポリマー鎖の一部をなし、あるいはこれに直接結合した一級、二級、三級及び/又は四級アミノ基を含み、また500〜約5,000,000なる範囲及び好ましくは1,000〜3,000,000なる範囲の数平均分子量をもつポリマーから選択される。
これらポリマーとしては、より具体的には、以下に列挙するカチオン性ポリマーを挙げることができる:
(1) アミン官能性を持ち、かつ以下の式で表される単位を少なくとも一つ含む、アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミド:
Figure 0005854603
ここで、R1及びR2は、同一又は異なっていてもよく、各々水素原子又は1〜6個の炭素原子を持つアルキル基を表し;
R3は、水素原子又は基:CH3を表し;
Aは、1〜6個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖のアルキル基又は1〜4個の炭素原子を含むヒドロキシアルキル基を表し;
R4、R5及びR6は、同一又は異なっていてもよく、1〜18個の炭素原子を持つアルキル基又はベンジル基を表し;
X-は、メトサルフェートアニオン又はハライド、例えばクロリド又はブロミドを表す。
この群(1)のコポリマーは、1種又はそれ以上のコモノマー単位をも含み、該コモノマー単位は、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、窒素原子において低級(C1-4)アルキル基、アクリル酸又はメタクリル酸又はそのエステル由来の基で置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミド、ビニルラクタム、例えばビニルピロリドン又はビニルカプロラクタム、及びビニルエステルを由来とする基からなる群から選択することができる。
従って、該群(1)のこれらコポリマーとしては、以下に列挙するものを挙げることができる:
・アクリルアミドと、ジメチルサルフェート又はジメチルハライドにより四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマー、例えばハーキュルス(Hercules)社によりハーコフロック(HercoflocTM)なる名称の下に市販されている製品;
・例えば、特許出願EP-A-080,976に記載されており、またチバガイギー(Ciba Geigy)社によりビナカット(Bina Quat) P100なる名称の下に市販されている、アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとのコポリマー;
・アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトサルフェートとのコポリマー、例えばハーキュルス社によりレテン(Reten)なる名称の下に市販されている製品;
・四級化された又は四級化されていない、ビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリレート又はメタクリレートコポリマー、例えばISP社によりガフカット(GafquatTM)なる名称の下に市販されている製品、例えばガフカット(GafquatTM) 734又はガフカット(GafquatTM) 755、又はコポリマー(CopolymerTM) 845、958及び937として知られている製品。これらのポリマーは、フランス特許第2,077,143号及び同第2,393,537号に詳しく記載されている;
・ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンターポリマー、例えばISP社によりガフィックス(GaffixTM) VC713なる名称の下に市販されている製品;及び
・四級化されたビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドコポリマー、特にISP社によりガフカット(GafquatTM) HS100なる名称の下に市販されている製品;
・メタクリロイルオキシ(C1-C4)アルキルトリ(C1-C4)アルキルアンモニウム塩の架橋ポリマー、例えば塩化メチルで四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートのホモ重合により、あるいはアクリルアミド及び塩化メチルで四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合により得られるポリマー、これらのホモ重合又は共重合は、オレフィン系不飽和化合物、特にメチレンビスアクリルアミドによる架橋を伴う。より具体的には、架橋されたアクリルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマー(質量比:20/80)を、50質量%の該コポリマーを含む鉱油分散液として使用することもできる。この分散液は、チバ社によりサルケア(SalcareTM) SC92なる名称の下に市販されている。架橋されたメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドホモポリマーを、約50質量%の該ホモポリマーを鉱油中又は液状エステル中に含む分散液として使用することも可能である。これらの分散液は、夫々、チバ社によりサルケア(SalcareTM) SC95及びサルケア(SalcareTM) SC96なる名称の下に市販されている。
(2) カチオン性多糖類、及び特に以下に列挙するものから選択される多糖:
a) 特許FR 1,492,597に記載されている四級アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体。これらのポリマーは、またCTFA辞典において、トリメチルアンモニウム基で置換されているエポキシドと反応させた、ヒドロキシエチルセルロースの四級アンモニウムとして定義されている;
b) 四級アンモニウムを含む水溶性モノマーでグラフトされたセルロース誘導体であって、特に米国特許第4,131,576号に記載されているもの、例えばヒドロキシアルキルセルロース、例えば特にメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジアリルアンモニウム塩でグラフトされた、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピルセルロース。
この定義に相当する市販の製品は、より具体的には、ナショナルスターチ(National Starch)社により、セルカット(Celquat) L200及びセルカット(Celquat) H100なる名称の下に市販されている製品である。
c) カチオン性ポリガラクトマンナン、例えば米国特許第3,589,578号及び同第4,031,307号に記載されているもの、例えばカチオン性トリアルキルアンモニウム基を含むグアーガム。このような製品は、特にロディア(Rhodia)社によりジャガー(Jaguar) C13 S、ジャガー(Jaguar) C15及びジャガー(Jaguar) C17なる商品名の下に市販されている。
(3) ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの四級コポリマー。
(4) キトサン又はその塩;使用できる該塩は、特にキトサンアセテート、ラクテート、グルタメート、グルコネート又はピロリドンカルボキシレートである。
これらの化合物としては、90.5質量%なる脱アセチル化度を持つ、アーバーテクノロジーズ(Aber Technologies)社により、キタンブルットスタンダード(Kytan Brut Standard)なる名称の下に市販されているキトサン、及びアマーコール(Amerchol)社によりキタマー(KytamerTM) PCなる名称の下に市販されている、キトサンピロリドンカルボキシレートを挙げることができる。
本発明の組成物中に存在し得る、全ての該カチオン性ポリマーの中で、好ましい該カチオン性ポリマーは、メタクリロイルオキシ(C1-C4)アルキルトリ(C1-C4)アルキルアンモニウム塩の架橋ポリマーから選択される。
該組成物が、少なくとも一つのカチオン性ポリマーを含む場合、この又はこれらのポリマーは、該組成物全質量に対して、0.1〜10質量%なる範囲の濃度で存在する。
本発明による組成物は、化粧学的に許容される媒体を含む。
該化粧学的に許容される媒体は、水、又は水と少なくとも一つの化粧学的に許容される溶媒、好ましくはC1-C4低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、t-ブタノール又はn-ブタノール;ポリオール、例えばグリセロール、プロピレングリコール及びポリエチレングリコール;及びこれらの混合物から選択される溶媒との混合物で構成される。
本発明の組成物は、また前に定義した化合物以外の、当分野において周知の1種又はそれ以上の標準的な添加剤を含むことができる。本発明に従って使用することのできる添加剤の例としては、イオン性又は非-イオン性の、会合性又は非-会合性のポリマー、シラン、アニオン性界面活性剤、両性又は両性イオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、タンパク質、ビタミン、還元剤、可塑剤、柔軟剤、消泡剤、湿潤剤、顔料、クレイ、無機フィラー、UV-遮断剤、無機コロイド、解凝固剤、可溶化剤、香料、保存剤、真珠光沢剤、噴射剤及び無機又は有機増粘剤を挙げることができ;これら添加剤は、上で既に定義した化合物とは異なるものである。
当業者は、該随意の添加剤及びその量を、これらが本発明の組成物の諸特性を害さないように注意して選択するであろう。
これら添加剤は、一般的に、本発明の組成物の全質量に対して、0〜20質量%なる範囲の量にて、該組成物中に存在する。
本発明の組成物は、洗流し型又は放置型ケア組成物の形状をとることができ、これら組成物は、多少とも増粘されたローション、クリーム、ゲル又はエマルションの形状にある。
本発明のもう一つの主題は、上記の如き化粧料組成物を、ケラチン物質、好ましくはケラチン繊維、例えば毛髪等を化粧学的に処置するための使用、及びとりわけ洗流し型のヘアケア製品としての使用にある。
本発明は、またケラチン物質、好ましくはケラチン繊維、例えば毛髪等を処置するための化粧学的方法にも係り、この方法は、上記の如き化粧料組成物の有効量を、該物質に適用し、及び場合により随意の放置期間の経過後に該組成物をリンスする工程を含む。
本発明の組成物をローション又はクリームとして適用する場合、該組成物は、場合により該毛髪上に約0.5〜5分間放置状態に置かれ、次いで場合により水で洗い落とされる。
以下の実施例は、本発明を説明するためのものである。
以下の実施例において、全ての量は、特に断らない限り、該組成物の全質量に対する質量%で表された量として示されている。
実施例
以下の洗流し型ケア組成物A、B及びCを、以下の表に示された成分から調製した。
Figure 0005854603
%AM:該組成物の全質量に対する活性物質の量(質量%)を表す。
本発明による組成物A、B及びCが、毛髪のリンス中及びその乾燥中における、該毛髪繊維の良好な平滑化へと導くことを観測した。

Claims (10)

  1. 化粧料組成物であって、化粧学的に許容される媒体中に、以下の成分:
    ・該組成物の全質量に対して、少なくとも2.5質量%の、1種又はそれ以上の揮発性直鎖アルカン;及び
    ・1種又はそれ以上のカチオン性界面活性剤、
    を含み、該揮発性直鎖アルカンの量の該カチオン性界面活性剤の量に対する質量比が、1.5に等しいかそれ未満であることを特徴とする、前記化粧料組成物。
  2. 前記揮発性直鎖アルカンが、n-ノナン、n-ウンデカン、n-ドデカン、n-トリデカン及びn-テトラデカン及びこれらの混合物から選択される、請求項1記載の化粧料組成物。
  3. 前記揮発性直鎖アルカンが、植物起源のものである、請求項1又は2記載の化粧料組成物。
  4. 前記揮発性直鎖アルカンが、前記組成物の全質量に対して、2.5質量%〜90質量%なる範囲内の含有量で存在する、請求項1〜3の何れか1項に記載の化粧料組成物。
  5. 前記カチオン性界面活性剤が、場合によりポリオキシアルキレン化された一級、二級又は三級脂肪アミン、又はこれらの塩、及び四級化アンモニウム塩、及びこれらの混合物から選択される、請求項1〜4の何れか1項に記載の化粧料組成物。
  6. 前記四級アンモニウム塩が、以下に列挙するものから選択される請求項5記載の化粧料組成物:
    ・以下の一般式(I)に相当する四級アンモニウム塩:
    Figure 0005854603
    該一般式(I)において、基R8〜R11は、同一又は異なっていてもよく、直鎖又は分岐鎖の、1〜30個の炭素原子を含み、ヘテロ原子を含んでいてもよい脂肪族基、又は芳香族基を表し、少なくとも一つの該基R8〜R11は、8〜30個の炭素原子を含み;
    ・以下の一般式(II)に相当する、イミダゾリンの四級アンモニウム塩:
    Figure 0005854603
    該一般式(II)において、基R12は、8〜30個の炭素原子を含むアルケニル又はアルキル基を表し、基R13は、水素原子、C1-C4アルキル基、又は8〜30個の炭素原子を含むアルケニル又はアルキル基を表し、基R14は、C1-C4アルキル基を表し、基R15は、水素原子又はC1-C4アルキル基を表し、またX-は、ハライド、ホスフェート、アセテート、ラクテート、アルキルサルフェート、アルキルスルホネート又はアルキルアリールスルホネートからなる群から選択されるアニオンを表し;
    ・以下の式(III)で示されるジ-四級化アンモニウム塩:
    Figure 0005854603
    該一般式(III)において、基R16は、16〜30個の炭素原子を含む脂肪族基を表し、基R17、R18、R19、R20及びR21は、同一又は異なっていてもよく、水素原子及び1〜4個の炭素原子を含むアルキル基から選択され、またX-は、ハライド、アセテート、ホスフェート、ニトレート及びメチルサルフェートからなる群から選択されるアニオンを表し;
    ・少なくとも一つのエステル官能基を含み、かつ以下の一般式(IV)に相当する四級アンモニウム塩:
    Figure 0005854603
    該一般式(IV)において、基R22は、直鎖又は分岐したC1-C6アルキル基及びC1-C6ヒドロキシアルキル基又はジ-ヒドロキシアルキル基を表し;
    基R23は、以下に列挙する基から選択され:
    - 以下の式で表される基:
    Figure 0005854603
    - 直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC1-C22炭化水素を基本とする基R27;及び
    - 水素原子;
    基R25は、以下に列挙する基から選択され:
    - 以下の式で表される基:
    Figure 0005854603
    - 直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC1-C6炭化水素を基本とする基R29;及び
    - 水素原子;
    R24、R26及びR28は、同一又は異なっていてもよく、直鎖又は分岐した、飽和又は不飽和のC7-C21炭化水素を基本とする基から選択され;
    r、s及びtは、同一又は異なっていてもよく、各々2〜6なる範囲の整数であり;
    yは、1〜10なる範囲の整数であり;
    x及びzは、同一又は異なっていてもよく、各々0〜10なる範囲の整数であり;
    X-は、単一又は複合型の、有機又は無機アニオンであり;
    但し、和:x+y+zは、1〜15なる範囲にあり、xが0である場合には、R23はR27を表し、またzが0である場合には、R25はR29を表すことを条件とする。
  7. 前記カチオン性界面活性剤が、前記組成物の全質量に対して、0.1〜10質量%なる範囲の含有量で存在する、請求項1〜6の何れか1項に記載の化粧料組成物。
  8. 前記揮発性直鎖アルカンの量の前記カチオン性界面活性剤の量に対する質量比が、0.01〜1.5なる範囲内にある、請求項1〜7の何れか1項に記載の化粧料組成物。
  9. 前記化粧料組成物が、さらに少なくとも1種のシリコーン及び/又は少なくとも1種のC8-C40脂肪アルコール及び/又は少なくとも1種のカチオン性ポリマーをも含む、請求項1〜8の何れか1項に記載の化粧料組成物。
  10. ケラチン物質を処置するための化粧学的方法であって、請求項1〜8の何れか1項に記載の前記化粧料組成物を適用する工程を含む、前記方法。
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