JP5854389B1 - 電子トークン及び電子トークン管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲーム性を損なうことなく、これまでにない高いセキュリティ性を備えた電子トークン及び電子トークン管理システムを提供する。【解決手段】電子トークンごとに設定されたトークン識別子を有するトークン記録部21及び、通信装置5と非接触通信を行う為のトークン通信部22を有し、予め設定された設定金額分の電子価値を保有可能であって、設定金額単位での電子価値の利用が可能な電子トークン2と、電子トークンの利用履歴を管理する履歴記録部10と、を備えた電子トークン管理システムであって、通信装置と前記通信部による通信に基づいて、電子トークンの電子価値の有効化を行うアクティベート処理又は、電子トークンの電子価値の無効化を行うディアクティベート処理が行われた際に、トークン識別子及び通信装置の装置識別子を、履歴記録部に関連付けて記録する履歴記録手段13を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、遊戯や売買などで用いられ、セキュリティ性を高めた電子トークンに関するものである。
従来、カジノやパチンコ場などの遊戯場において、金銭の代わりとして、遊戯媒体を用いることによって遊戯が行われている。しかしながら、そうした遊技場における不正が問題となっていた。
特許文献1には、ICカードに、投入された金銭に基づいて入力されたゲーム用の仮想トークンを記録しておくことで、金銭を携帯することなくゲームを行うことができ、また、不正なトークンの増加を管理することが可能なゲーム用ICカード及び、ゲーム用ICカードセキュリティシステムに関する技術が記載されている。
特許文献1に記載の発明によって、ゲーム用トークンの購入履歴と、使用履歴の情報に基づいて判別を行うことで、ICカードを持ち帰り、不正にゲーム用トークンを増加させるような不正行為を判別し、防ぐことが可能となった。
特開2007−61650号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、ゲームを提供するゲーム機が電子的な処理を行なうことでICカード中のゲーム用トークンを減少させ、その履歴を記録しておく必要がある。即ち、カジノなどの遊技場において、ポーカーやブラックジャックなどの被電子的なゲームを行う際には、適用することができない。
また、ポーカーチップや麻雀の点棒、パチンコの出玉などの遊戯媒体を電子化してICなどで代用することは、そうした遊戯のゲーム性を損なう恐れがあり、適用が難しい。そうした遊戯において、それらの遊戯媒体の物的な数量は、ゲーム中における臨場感や昂揚感、戦略性を生じさせる要因になる。そのため、それら遊戯媒体に対しては、直接的な不正対策は十分に行われてこなかった。
よって、本発明は、ゲーム性を損なうことなく、これまでにない高いセキュリティ性を備えた電子トークン及び電子トークン管理システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、電子トークン本体において視覚的に表示される設定金額に対応した、1の設定金額単位の電子価値を保有でき、1の前記設定金額単位を保有している場合に、1の前記設定金額単位でのみ電子価値の利用が可能な電子トークンと、前記電子トークンの利用履歴を管理する履歴記録部と、電子トークンごとに設定されたトークン識別子を管理するトークンデータベースと、を備えた電子トークン管理システムであって、前記電子トークンは、前記設定金額を表示するための表示部を有するトークン本体と、前記トークン識別子及び当該電子トークンの所有者を示す所有者識別子を有するトークン記録部と、通信装置と非接触通信を行う為の通信部と、を有し、予め設定された条件に基づいて、有効化されていた電子トークンの電子価値を失効させ、電子トークンの無効化を行う失効手段と、電子価値を有していない前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を付与して電子トークンの有効化を行うアクティベート処理又は、1の設定金額単位の電子価値を有する前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を失効させて電子トークンの無効化を行うディアクティベート処理が、通信装置と前記電子トークンの通信部による通信に基づいて行われた際に、前記トークン記録部に記録された前記トークン識別子及び所有者識別子、並びに前記通信装置の装置識別子を、前記履歴記録部に関連付けて記録する履歴記録手段と、を有することを特徴とする。
このような構成とすることで、ゲーム性を損なうことなく、高いセキュリティ性を備えた電子トークンを提供することができる。これにより、これまで間接的なセキュリティ対策しか行うことができなかったカジノチップやスロットメダルなどの遊戯媒体に対して、その流動履歴を管理し、不正を効果的に防止することができる。
また、電子トークンに電子的な価値を持たせる際に、予め設定された設定金額分の電子価値しか持たせることができず、さらにその無効化及び有効化によってしか前記電子トークンの電子価値は変動しないため、電子トークンの持ち帰り及び、持ち帰って電子的価値を増加させるといった不正行為に対して、抑止を行うことができる。仮に持ち帰り、不正に電子価値を増加させたとしても、履歴記録部に記録されていない処理として検出することができる。
また、トークン記録部が履歴記録部を備えた構成とすることで、即ち、電子トークンが電子トークンに行われた処理の履歴を記録しておくことによって、サーバ装置を介さないスタンドアロンなシステムを構築することも可能である。
本発明の好ましい形態では、前記トークン記録部は、前記電子トークンの設定金額及びその電子価値の有無を示す電子価値情報を備えていることを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、無効化状態の電子トークンは、ディアクティベート処理を行なった前記通信装置に格納されること、を特徴とする。
本発明の好ましい形態では、前記電子トークンは、電子トークン本体において視覚的に異なる表示がされ、前記設定金額の異なった2種類以上の電子トークンにより構成されること、を特徴とする。
このような構成とすることで、様々な遊戯に対応し、商品の購入なども行うことが可能な電子トークンを提供することができる。
本発明の好ましい形態では、前記履歴記録手段は、更に前記電子トークンの所有者を識別するための所有者識別子を関連付けて記録すること、を特徴とする。
このような構成とすることで、電子トークンの所有者に関する情報も合わせて記録することができる。これにより、トークンの流動の情報をより正確に把握することが可能となる。また、利用者が特定される恐れがあるため、電子トークンの持ち帰りなどの問題への抑止力としての効果も期待できる。所有者識別子は、例えば、予め登録手続を行うことによって記録された、任意に設定されたユーザID、免許証やパスポート、クレジットカード、などの情報に基づいた本人ID、指紋や網膜、静脈、などの情報に基づいた生体情報などであり、これらを複数組み合わせて記録しておくことで、電子トークンの購入や使用を行う際に、強固に本人認証を行うことができるため好ましい。電子トークンの購入や使用を行う際に、所有者識別子を取得する方法は、前記アクティベート処理、ディアクティベート処理を行なう装置に備えられたキーボードやテンキー、カードリーダ、ICリーダ、指紋情報や網膜情報を取得するための生体情報取得装置、等を用いて、前記情報を取得することで行われる。
本発明の好ましい形態では、ある電子トークンについて、前記トークン識別子と関連付けて記録された所有者識別子を、別の所有者識別子に変更する変更手段を有すること、を特徴とする。
このような構成とすることで、所有者情報の変更を行いながら、電子トークンの譲渡を行うことが可能である。例えば、ポーカーなどの電子トークンが人から人へ移動するような遊戯において、その流動の情報を取得することが可能である。変更手段によって、電子トークンに記録された所有者が変更される。所有者が変更されることで所有者ではなくなった「過去の所有者」の所有者識別子、及びそれに関連付けて記録されていた情報は、トークン記録部に累積的に記憶されていてもよいし、「過去の所有者」に関する情報を消去し、現在の所有者に関する情報のみを記憶するように構成していてもよい。最新の所有者に関する情報、若しくは最新の所有者及び過去の所有者を含む累積的な所有者に関する情報は、電子トークン内に記録されていてもよい。
本発明の好ましい形態では、電子トークンの設定金額未満の使用処理が行われた場合、使用された前記電子トークンに対してディアクティベート処理を行い、前記設定金額から前記使用処理に関する金額を引いた差額金額分について、同額の設定金額和となる1つ以上の電子トークンに対してアクティベート処理を行う返金手段を有すること、を特徴とする。
このような構成とすることで、利用された電子トークンの差額分を返金することができる。
本発明の好ましい形態では、前記失効手段は、所定の範囲外に電子トークンが持ち出されたことを検知して、電子価値の無効化を行うこと、を特徴とする。
このような構成とすることで、一定期間内に利用されなかった電子トークンや、場外に持ち出された電子トークンの電子価値の無効化を行うことができる。これにより、電子トークンの不正な利用を防止し、よりセキュリティ性の高い電子トークンを提供することが可能である。例えば、電子トークンにタイマー装置を設け、任意の時間後に電子価値が消滅させたり、位置情報検出装置を設け、設定された範囲外への移動を検知して電子価値を消滅させたり、トークン有効化を維持するためにある範囲にのみ放出される電波を、一定間隔で検出するアンテナ装置を設け、前記電波の検知状況に基づいて電子価値を消滅させたりすることによって、電子トークンによる電子価値の無効化が行われる。
本発明の好ましい形態では、前記トークン記録部は、前記電子トークンの所有者を識別するための所有者識別子を備えていることを特徴とする。
このような構成とすることで、電子トークン自体にその所有者に関する情報を持たせることができ、よりセキュリティ性の高い電子トークン管理システムを提供することができる。
本発明の好ましい形態では、ある電子トークンのトークン記録部に記録された前記所有者識別子に基づいて、他の電子トークンのトークン記録部に記録される所有者識別子を決定可能であること、を特徴とする。
このような構成とすることで、ある電子トークンの利用に関連付いて識別子の異なる電子トークンを取得する際に、利用者の情報を取得する処理を簡略化することが可能である。これにより、効率的な所有者の決定を行うことができる。例えば、ある電子トークンを用いて商品を購入した際に、おつりとして排出される電子トークンの所有者識別子を決定したり、ポーカーテーブルにベットされた電子トークンの所有者識別子に基づいて、勝利時に得られる電子トークンの所有者識別子を決定したりすることができる。
本発明は、電子トークン本体において視覚的に表示される設定金額に対応した、1の設定金額単位の電子価値を保有でき、1の前記設定金額単位を保有している場合に、1の前記設定金額単位でのみ電子価値の利用が可能な電子トークンであって、前記設定金額を表示するための表示部を有するトークン本体と、電子トークンごとに設定されたトークン識別子及び当該電子トークンの所有者を示す所有者識別子を有するトークン記録部と、通信装置と非接触通信を行う為の通信部と、を有し、前記通信部は、電子価値を有していない前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を付与して電子トークンの有効化を行うアクティベート処理又は、1の設定金額単位の電子価値を有する前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を失効させて電子トークンの無効化を行うディアクティベート処理が、前記通信装置との通信に基づいて行われた際に、前記トークン識別子及び前記所有者識別子を出力すること、を特徴とする。
本発明は、電子トークン本体において視覚的に表示される設定金額に対応した、1の設定金額単位の電子価値を保有でき、1の前記設定金額単位を保有している場合に、1の前記設定金額単位でのみ電子価値の利用が可能な電子トークンの集合であって、電子トークン本体において視覚的に異なる表示がされ、前記設定金額の異なった2種類以上の電子トークンによって構成されており、前記電子トークンは、前記設定金額を表示するための表示部を有するトークン本体と、電子トークンごとに設定されたトークン識別子及び当該電子トークンの所有者を示す所有者識別子を有するトークン記録部と、通信装置と非接触通信を行う為の通信部と、を有し、前記通信部は、電子価値を有していない前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を付与して電子トークンの有効化を行うアクティベート処理又は、1の設定金額単位の電子価値を有する前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を失効させて電子トークンの無効化を行うディアクティベート処理が、前記通信装置との通信に基づいて行われた際に、前記トークン識別子及び前記所有者識別子を出力すること、を特徴とする。
本発明は、電子価値を有していない電子トークンに対して、1の設定金額単位の電子価値を付与して電子トークンの有効化を行うアクティベート処理又は、1の設定金額単位の電子価値を有する電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を失効させて電子トークンの無効化を行うディアクティベート処理に基づいて、電子トークン本体において視覚的に表示される設定金額に対応した、1の前記設定金額単位でのみ電子価値の保有及び利用が可能な電子トークンの、利用履歴を管理する履歴管理サーバであって、前記アクティベート処理又は前記ディアクティベート処理が行われた際に、前記電子トークンごとに設定されたトークン識別子及び電子トークンの所有者識別子、並びに前記アクティベート処理若しくは前記ディアクティベート処理を行なった通信装置の装置識別子を、関連付けて記録する履歴記録手段を有すること、を特徴とする。
本発明は、電子価値を有していない電子トークンに対して、1の設定金額単位の電子価値を付与して電子トークンの有効化を行うアクティベート処理又は、1の設定金額単位の電子価値を有する電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を失効させて電子トークンの無効化を行うディアクティベート処理に基づいて、電子トークン本体において視覚的に表示される設定金額に対応した、1の前記設定金額単位でのみ電子価値の保有及び利用が可能な電子トークンの、利用履歴をコンピュータに管理させるための履歴管理プログラムであって、前記アクティベート処理又は前記ディアクティベート処理が行われた際に、前記電子トークンごとに設定されたトークン識別子及び電子トークンの所有者識別子、並びに前記アクティベート処理若しくは前記ディアクティベート処理を行なった通信装置の装置識別子を、関連付けて記録する履歴記録手段として機能させること、を特徴とする。
本発明によれば、ゲーム性を損なうことなく、これまでにない高いセキュリティ性を備えた電子トークン及び電子トークン管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子トークン管理システムの概要図である。 本発明の実施形態に係る電子トークン管理システムを示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る管理サーバのハードウェア構成図である。 本発明の実施形態に係る電子トークンを示す図である。 本発明の実施形態に係るデータテーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るデータテーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係る電子トークン発行時のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子トークンを用いた商品購入時のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図1ないし図8を参照して説明する。
図1は、本発明の電子トークン管理システムの概要を示す図である。電子トークン管理システムは、履歴記録部10及びユーザ情報記録部11と接続された管理サーバ1と、電子トークン2と、種々の通信装置5に搭載され、アクティベート処理を行なうアクティベート部3と、種々の通信装置5に搭載され、ディアクティベート処理を行なうディアクティベート部4と、によって構成される。
図2は、電子トークン管理システムの機能ブロック図を示す。管理サーバ1は、通信装置5と通信を行う為のサーバ通信部12と、通信装置5から受け取った電子トークン2の利用履歴に関する履歴情報を履歴記録部10に記録する履歴記録手段13と、履歴記録部10及びユーザ情報記録部11に記録された情報を通信装置5に出力するための参照手段14を備える。
履歴記録部10は、電子トークン2の利用履歴に関する履歴情報を記録している。この履歴情報は、利用された電子トークン2を判別するためのトークン識別子と、利用が行われた際の通信装置5を特定するための装置識別子と、を備えている。更に、利用者を特定するための利用者識別子、その利用時を特定するための情報、などを備えていてもよい。履歴記録部10は、管理サーバ1に備えられても構わないし、管理サーバ1からネットワークを通じてアクセス可能に構成されていても構わない。また、サーバ装置1を介さないスタンドアロンなシステム構成を行う場合などは、電子トークン2に備えられていても構わない。
ユーザ情報記録部11は、図5(c)に示すように、ユーザ識別子と、ユーザ識別子に関連付いた情報を記録している。例えば、ユーザのクレジットカード情報や、免許証番号、指紋や静脈、網膜などの生体情報、などを関連付けて記録している。これらの情報を用いることによって、ユーザの本人確認や、電子価値の購入などを効率的に行うことができる。
図3は、管理サーバ1のハードウェア構成を示す図である。CPU100には、メモリ101、通信装置102、入出力装置103、ハードディスク104が接続されている。ハードディスク104には、オペレーティングシステム105、トークン管理プログラム106などが記録されている。トークン管理プログラム106は、オペレーティングシステム105と協調してその機能を発揮するものである。
本発明における電子トークン2は、換金・利用可能な電子価値に幅を持たせてある一般的な電子マネーとは異なり、換金・利用可能な電子価値が一意に設定されている。そのため、一意に設定された電子価値単位での換金及び利用を行う必要がある。電子トークン2における設定金額分の電子価値の有無は、前記電子価値の有効化若しくは無効化によってのみ変化する。
電子トークン2は、個々の電子トークン2に付されたトークン識別子を有するトークン記録部21と、通信装置5と通信を行う為のトークン通信部22と、を備えている。本実施形態におけるトークン記録部21は、図5(a)や図5(b)に例示すように、前記トークン識別子と関連付けて、電子トークン2に設定された設定金額及びその電子価値の有無、所有者のユーザ識別子、直前に処理を行なった装置識別子及びその日時に関する情報、を備えている。
トークン記録部21は、必ずしも設定金額及びその電子価値の有無を備えている必要はない。ネットワーク上にトークン識別子、設定金額、電子価値の有無、を関連付けて記録したトークンデータベースを構築しておき、アクティベート処理若しくはディアクティベート処理を行なわれた際に、トークン記録部21に記録されたトークン識別子を用いて前記トークンデータベースを参照して、そのトークンの設定金額や電子価値の有無を参照するように構成してもよい。同様の理由から、トークン記録部21は切替手段23を必ずしも有する必要はない。また、所有者のユーザ識別子や、直前に処理を行なった装置識別子など、記録される情報は、システムの詳細な設計の際に適宜選択されているのが好ましい。
図4は、電子トークン2のハードウェア構成を示す図である。電子トークン2は、電子トークン2の設定金額(電子価値)を視覚的に示すための表示部25を有したトークン本体24と、前記トークン本体24に内蔵され、前記トークン記録部21及びトークン通信部22を有するアンテナ一体型IC20と、により構成される。
表示部25によって視覚的に示される該電子トークン2の電子価値は、トークン記録部21に記録された設定金額と一致している必要がある。図4(a)に例示する電子トークン2は10単位(又は、円やドル、ポイント等)の設定金額が設けられている。また、図4(b)に示す電子トークン2aには、50単位の電子価値を示した表示部25a及び、50単位の設定金額が設定されたアンテナ一体型IC20aが、図4(c)に示す電子トークン2bには、100単位の電子価値を示した表示部25b及び、100単位の設定金額が設定されたアンテナ一体型IC20bが、それぞれ備えられている。これら電子トークンが、有効化されている場合には設定金額分の電子価値を、無効化されている場合は0単位の電子価値を備える。
表示部25における電子価値の視覚的表示は、本実施形態のように数字及び色彩を組み合わせたものであってもよいし、更に紋様を組み合わせたり、それらを単体若しくは任意の組み合わせで用いたりしても構わない。また、電気的、電子的、磁性的な表示機構によって電子価値やその種別を表示するようにしても構わない。また、電子トークン2の電子的価値の有無を、電気的、電子的、磁性的な機構によって、視覚的に表示するように構成しても構わない。また、本実施形態における電子トークン2は円盤型であるが、形状に特に制限はなく、長方形や球型など、どのような形状であっても構わない。
通信装置5は、アクティベート部3及びディアクティベート部4の双方、若しくは何れか一方を備えており、更に、トークン通信部22と無線通信を行う為の無線通信部51と、管理サーバ1のサーバ通信部12と通信を行う為の履歴通信部52と、処理対象となる電子トークンの所有者を特定するための入力を受け付けるユーザ識別部53と、を有している。図2では、アクティベート部3及びディアクティベート部4の双方を備えた通信装置5を例示する。
アクティベート部3は、電子トークン2に対してアクティベート処理を行なう。アクティベート処理により、電子トークン2にあらかじめ決定された設定金額分の電子価値が有効化され、電子価値の利用を行うことが可能となる。図5(a)は、有効化された際の、トークン記録部21に記録されたデータ例を示す。
ディアクティベート部4は、電子トークン2に対してディアクティベート処理を行なう。ディアクティベート処理により、電子トークン2の電子価値が無効化される。例えば、商品の購入など、電子価値の利用が行われた電子トークン2に対してディアクティベート処理を行ない、電子価値の失効を行う。図5(b)は、無効化された際の、トークン記録部21に記録されたデータ例を示す。図5(a)に示す有効時のデータとの相違点として、前記所有者情報にディアクティベート処理を行なった通信装置5が記録されており、前記電子価値情報は無効の状態に設定されている。即ち、通信装置5(SA-0001)内に、無効化された電子トークン2が内蔵された状態である。
アクティベート部3及びディアクティベート部4は、それぞれが、別個の通信装置5に備えられていても構わないし、同一の通信装置5に備えられていても構わない。それら構成は、電子トークン2の利用の形態によってさまざまに変更可能である。
例えば、アクティベート部3のみを持つ通信装置5の例としては、現金を支払うことで、無効化状態で内蔵された電子トークン2を有効化して吐き出すトークン発行機が考えられる。ディアクティベート部4のみを持つ通信装置5の例としては、投入された有効化状態の電子トークン2を、無効化して内蔵し、代わりに商品を吐き出す無人販売機が考えられる。また、アクティベート部3とディアクティベート部4の双方を備えた通信装置5のとしては、50単位の電子価値が有効化された電子トークン2aの投入を受け付け、該電子トークン2aを無効化して内蔵し、あらかじめ内蔵された10単位の電子価値が無効化された電子トークン2を5枚、有効化して吐き出すような両替機が考えられる。なお、無効化状態の電子トークン2は、通常ユーザには配布されず、通信装置5内や、店舗側で管理しておくのが、セキュリティ上好ましい。
ユーザ識別部53は、通信装置5によって操作を行ったユーザのユーザ情報を、入力部を用いて取得する。ユーザ情報は、例えば、文字盤状の入力部に、予め設定されたユーザ識別子を入力することで取得されたり、カードリーダー状の入力部に、ユーザ情報を記録したICカードやの磁気カード、クレジットカード等が挿入されたりすること、などに基づいて取得される。
ユーザ識別部53は、必ずしも通信装置5に設けられている必要はない。また、ユーザ情報を必ずしも履歴情報と併せて記録する必要はない。また、前記両替機の様な、投入された電子トークン2と、排出される電子トークン2の所有者が変化しない通信装置5の場合、投入された電子トークン2に記録された所有者情報を読み取ることによって、吐き出される別の電子トークン2の所有者情報を設定するように構成しても構わない。
図5(b)に示すデータを記録した無効化状態の電子トークン2は、例えばトークン発行機(SA-0001)の内部に格納されている。そして、ユーザの購入処理と、ユーザ情報の入力処理を伴って、図5(a)に示すデータに書き換えられた後に、有効化状態の電子トークン2として排出され、購入者(所有者:U-0001)に提供される。その際、通信装置5に備えられたユーザ識別部から入力された生体情報などの情報を、ユーザ情報記録部11を参照することで確認し、本人確認を行うようにしてもよい。
トークン通信部22と無線通信部51で行われる通信は、本実施形態においては非接触無線通信によって行われる。通信装置5はリーダライタとしての機能を備えており、アンテナ一体型IC20は、前記無線通信部51から発信される電波によって動作するパッシブICである。また後述の理由から、パッシブICの代わりにアクティブICを備えていても構わないし、電子トークン2内に、バッテリーや、タイマー、位置情報取得装置、温度検出装置、指紋認証装置などを備えていてもよい。
管理サーバ1は、電子トークン2に対して前記アクティベート処理又は前記ディアクティベート処理が行われた際に、前記処理を行なった通信装置5の装置識別子と、前記トークン記録部21に記録されたトークン識別子と、を関連付けて履歴記録部10に記録する。図6(a)は、アクティベート部3を備えた通信装置5(SA-0001)によって、複数の電子トークン2(T-0001〜0005)が有効化され、ユーザ(U-0001)に受け渡された際に記録される履歴の一例を示している。図6(b)は、電子トークン2(T-0001)の流通履歴を表示した際の一例を示している。
図6(c)は、ユーザ(U-0001)の所持トークンと、所持トークンに変更が起きた際に使用された通信装置5と、そのイベントの発生時の履歴を示している。また、所持トークンの内訳は、図6(d)に示す所持トークンテーブルとして記録されている。なお、図5及び図6中における装置IDに、SAと記載されたものはアクティベート部3のみを、SDと記載されたものはディアクティベート部4のみを、SADと記載されたものは双方を備えた通信装置5であることを示している。
これにより、電子トークン2の流通の状況を正確に把握することができ、不正な方法により導入された不正トークンを、極めて容易に検出することが可能となる。
また、管理サーバ1は必ずしも備えられている必要はなく、通信装置5が履歴記録手段13を備え、電子トークン2内のトークン記録部21に備えられた履歴記録部10に履歴を記録するように構成することで、管理サーバ1との通信を介さない、電子トークン2と通信装置5によるスタンドアロンな管理システムを構築することもできる。
電子トークン2を閉空間のみで使用する場合は、パッシブICの代わりにアクティブICやバッテリー、タイマー、位置情報取得装置、温度検出装置、指紋認証装置などを備えていてもよい。それにより、よりセキュリティ性の高い電子トークン2を構成することができる。例えばタイマーを用いて任意の時間に電子価値を失効するように構成したり、位置情報取得装置を用いて任意の範囲外に移動した際に電子価値を失効するように構成された電子トークン2を提供することができる。また、トークン記録部21に、ユーザ情報記録部11を参照して指紋情報を記録しておき、電子価値の利用に際して、電子トークン2に備えられた指紋認証装置から生体情報の入力を要求するように構成してもよい。
次いで、図7を用いて、アクティベート部3のみを備えた通信装置5によって、電子トークン2を発行する際の流れを説明する。
電子トークン2の発行機である通信装置5は、スタンバイ状態で設置されている(S1)。発行希望者は、電子トークン2の発行を受けるために、通信装置5にクレジットカードを挿入する(S2)。S2においてクレジットカードが投入されたなら、通信装置5はスタンバイ状態が解除され、起動状態へと移行する。
S2でクレジットカードが投入されたなら、予め前記クレジットカードに紐付いて記録されていた購入者のユーザ識別子が、参照手段14によって取得される(S3)。S2では、必ずしもクレジットカード用いる必要はなく、他の電子マネーや、現金によって電子トークンの発行が行われても構わない。また、S3におけるユーザ情報は、発行希望者によってユーザ識別部53に入力された文字列の組み合わせ等によって、ユーザ情報記録部11から取得する構成としても構わない。
次いで、発行希望者によって、発行を希望する電子トークン2の数量が選択される(S4)。発行を希望する電子トークン2の数量が決定したなら、S4で決定した電子トークンの発行に係る費用について、クレジットカードによる決済処理を行なう(S5)。
S5で決済が正常に完了したならば、通信装置5に予め内蔵された、無効化された電子トークン2が発行分選択され、それらのアクティベート処理が行われる(S6)。また、合わせて、アクティベート処理が行われた電子トークンの所有者が、S3で取得したユーザ識別子に基づいて発行希望者に変更される。これらの変更は、発行された電子トークン2のトークン記録部21に反映される。また、この変更の情報が、履歴情報として管理サーバ1に出力され、履歴記録部10に記録される(S7)。
S7における処理が完了したなら、有効化された電子トークン2を、排出して発行希望者に受け渡す(S8)。また、最初に投入したクレジットカードも返却する(S9)。ここまでのすべての処理が完了したなら、S1に戻り、通信装置5は、アクティブ状態からスタンバイ状態に切り替わる。
次いで、図8を用いて、アクティベート部3及びディアクティベート部4の双方を備えた通信装置5によって、電子トークン2を用いた無人販売を行う際の流れを説明する。
商品の販売機である通信装置5は、スタンバイ状態で設置されている(S10)。購入希望者は、商品を購入するために、通信装置5に電子トークン2を投入する(S11)。S11において電子トークン2が投入されたなら、通信装置5はスタンバイ状態が解除され、起動状態へと移行する。
S11で電子トークン2が投入されたなら、投入された電子トークン2それぞれのトークン記録部21を、無線通信部51を介して参照し、設定金額情報、電子価値の有無を示す電子価値情報、所有者情報、を取得する。これによって、投入された電子トークン2の電子価値の和が導出される(S12)。ここで、不正な電子トークン2などが発見された場合は、警告を管理サーバ1などに送るように構成しても構わない。
S12において、投入された電子価値の金額和が導出されたなら、S13で購入希望者による購入希望商品の選択を受け付け、S14に進む。購入希望商品の価格が、S12で導出された前記金額和以下である場合(S14でY)、S15に進む。購入希望商品の価格が、S12で導出された前記金額和より大きい場合(S14でN)、S13に戻り、購入希望商品の選択を再度促す。
S15では、前記金額和と前記希望商品の価格の比較が行われる。前記金額和と前記希望商品の価格が一致した場合(S15でN)、S16に進み、S11で投入された電子トークン2のディアクティベート処理と、所有者変更処理を行ない、S18に進む。前記金額和と前記希望商品の価格が一致しない場合(S15でY)、S17に進み、差額分の電子トークン2を返還する処理を行なう。
S17aでは、S16と同様に、S11で投入された電子トークン2のディアクティベート処理と、所有者変更処理を行ない、S17bに進む。S17bでは、通信装置5に予め内蔵された、無効化された電子トークン2が差額分選択される。差額分の電子トークン2が選択されたなら、それらのアクティベート処理及び、アクティベート処理が行われた電子トークンの所有者を、S12で取得したユーザ情報に基づいて変更する(S17c)。
差額分の電子トークン2のトークン記録部21にS17cにおける変更が反映されたなら、それら電子トークン2を排出する(S17d)。次いでS18に進む。
S18では、S16若しくは、S17a及びS17cで行われた処理結果を履歴情報として記録する。S18で履歴情報の出力が完了したなら、購入希望商品の排出を行う(S19)。ここまでのすべての処理が完了したなら、S10に戻り、通信装置5は、アクティブ状態からスタンバイ状態に切り替わる。
本発明によれば、ポーカーなどの非電子ゲームにおけるゲーム性を損なうことなく、同時に高いセキュリティ性を備えた電子トークンを提供することができる。これにより、これまで間接的なセキュリティ対策しか行うことができなかったカジノチップやスロットメダルなどの遊戯媒体に対して、その流動履歴を管理し、不正を効果的に防止することができる。
また、電子トークンに電子的な価値を持たせる際に、予め設定された設定金額分の電子価値しか持たせることができず、さらにその無効化及び有効化によってしか前記電子トークンの電子価値は変動しないため、電子トークンの持ち帰り及び、持ち帰って電子的価値を増加させるといった不正行為に対して、抑止を行うことができる。仮に持ち帰り、不正に電子価値を増加させたとしても、履歴記録部に記録されていない処理として検出することができる。
また、電子トークンの所有者に関する情報も合わせて記録することによって、トークンの流動の情報をより正確に把握することが可能となる。また、利用者が特定される恐れがあるため、電子トークンの持ち帰りなどの問題への抑止力としての効果も期待できる。
カジノ等の遊技場において、ゲーム性を損なうことなく高いセキュリティ性を備えたカジノチップを提供することができる。
1 管理サーバ
10 履歴記録部
11 ユーザ情報記録部
12 サーバ通信部
13 履歴記録手段
14 参照手段
100 CPU
101 メモリ
102 通信装置
103 入出力装置
104 ハードディスク
105 OS
106 トークン管理プログラム
2、2a、2b 電子トークン
20、20a、20b アンテナ一体型IC
21 トークン記録部
22 トークン通信部
23 切替手段
24、24a、24b トークン本体
25、25a、25b 表示部
3 アクティベート部
4 ディアクティベート部
5 通信装置

Claims (11)

  1. 電子トークン本体において視覚的に表示される設定金額に対応した、1の設定金額単位の電子価値を保有でき、1の前記設定金額単位を保有している場合に、1の前記設定金額単位でのみ電子価値の利用が可能な電子トークンと、
    前記電子トークンの利用履歴を管理する履歴記録部と、
    電子トークンごとに設定されたトークン識別子を管理するトークンデータベースと、を備えた電子トークン管理システムであって、
    前記電子トークンは、前記設定金額を表示するための表示部を有するトークン本体と、
    前記トークン識別子及び当該電子トークンの所有者を示す所有者識別子を有するトークン記録部と、
    通信装置と非接触通信を行う為の通信部と、を有し、
    予め設定された条件に基づいて、有効化されていた電子トークンの電子価値を失効させ、電子トークンの無効化を行う失効手段と、
    電子価値を有していない前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を付与して電子トークンの有効化を行うアクティベート処理又は、1の設定金額単位の電子価値を有する前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を失効させて電子トークンの無効化を行うディアクティベート処理が、通信装置と前記電子トークンの通信部による通信に基づいて行われた際に、
    前記トークン記録部に記録された前記トークン識別子及び所有者識別子、並びに前記通信装置の装置識別子を、前記履歴記録部に関連付けて記録する履歴記録手段と、を有することを特徴とする電子トークン管理システム。
  2. 前記電子トークンは、電子トークン本体において視覚的に異なる表示がされ、前記設定金額の異なった2種類以上の電子トークンにより構成されること、を特徴とする請求項1に記載の電子トークン管理システム。
  3. 無効化状態の電子トークンは、ディアクティベート処理を行なった前記通信装置に格納されること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子トークン管理システム。
  4. 前記失効手段は、所定の範囲外に電子トークンが持ち出されたことを検知して、電子価値の無効化を行うこと、を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電子トークン管理システム。
  5. ある電子トークンのトークン記録部に記録された前記所有者識別子に基づいて、他の電子トークンのトークン記録部に記録される所有者識別子を決定可能であること、を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電子トークン管理システム。
  6. 電子トークンの設定金額未満の使用処理が行われた場合、使用された前記電子トークンに対してディアクティベート処理を行い、
    前記設定金額から前記使用処理に関する金額を引いた差額金額分について、同額の設定金額和となる1つ以上の電子トークンに対してアクティベート処理を行う返金手段を有すること、を特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の電子トークン管理システム。
  7. ある電子トークンについて、前記トークン識別子と関連付けて記録された所有者識別子を、別の所有者識別子に変更する変更手段を有すること、を特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の電子トークン管理システム。
  8. 電子トークン本体において視覚的に表示される設定金額に対応した、1の設定金額単位の電子価値を保有でき、1の前記設定金額単位を保有している場合に、1の前記設定金額単位でのみ電子価値の利用が可能な電子トークンであって、
    前記設定金額を表示するための表示部を有するトークン本体と、電子トークンごとに設定されたトークン識別子及び当該電子トークンの所有者を示す所有者識別子を有するトークン記録部と、通信装置と非接触通信を行う為の通信部と、を有し、
    前記通信部は、電子価値を有していない前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を付与して電子トークンの有効化を行うアクティベート処理又は、1の設定金額単位の電子価値を有する前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を失効させて電子トークンの無効化を行うディアクティベート処理が、前記通信装置との通信に基づいて行われた際に、前記トークン識別子及び前記所有者識別子を出力すること、を特徴とする電子トークン。
  9. 電子トークン本体において視覚的に表示される設定金額に対応した、1の設定金額単位の電子価値を保有でき、1の前記設定金額単位を保有している場合に、1の前記設定金額単位でのみ電子価値の利用が可能な電子トークンの集合であって、
    電子トークン本体において視覚的に異なる表示がされ、前記設定金額の異なった2種類以上の電子トークンによって構成されており、
    前記電子トークンは、前記設定金額を表示するための表示部を有するトークン本体と、電子トークンごとに設定されたトークン識別子及び当該電子トークンの所有者を示す所有者識別子を有するトークン記録部と、通信装置と非接触通信を行う為の通信部と、を有し、
    前記通信部は、電子価値を有していない前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を付与して電子トークンの有効化を行うアクティベート処理又は、1の設定金額単位の電子価値を有する前記電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を失効させて電子トークンの無効化を行うディアクティベート処理が、前記通信装置との通信に基づいて行われた際に、前記トークン識別子及び前記所有者識別子を出力すること、を特徴とする電子トークン集合。
  10. 電子価値を有していない電子トークンに対して、1の設定金額単位の電子価値を付与して電子トークンの有効化を行うアクティベート処理又は、1の設定金額単位の電子価値を有する電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を失効させて電子トークンの無効化を行うディアクティベート処理に基づいて、電子トークン本体において視覚的に表示される設定金額に対応した、1の前記設定金額単位でのみ電子価値の保有及び利用が可能な電子トークンの、利用履歴を管理する履歴管理サーバであって、
    前記アクティベート処理又は前記ディアクティベート処理が行われた際に、
    前記電子トークンごとに設定されたトークン識別子及び電子トークンの所有者識別子、並びに前記アクティベート処理若しくは前記ディアクティベート処理を行なった通信装置の装置識別子を、関連付けて記録する履歴記録手段を有すること、を特徴とする履歴管理サーバ。
  11. 電子価値を有していない電子トークンに対して、1の設定金額単位の電子価値を付与して電子トークンの有効化を行うアクティベート処理又は、1の設定金額単位の電子価値を有する電子トークンに対して、1の前記設定金額単位の電子価値を失効させて電子トークンの無効化を行うディアクティベート処理に基づいて、電子トークン本体において視覚的に表示される設定金額に対応した、1の前記設定金額単位でのみ電子価値の保有及び利用が可能な電子トークンの、利用履歴をコンピュータに管理させるための履歴管理プログラムであって、
    前記アクティベート処理又は前記ディアクティベート処理が行われた際に、
    前記電子トークンごとに設定されたトークン識別子及び電子トークンの所有者識別子、並びに前記アクティベート処理若しくは前記ディアクティベート処理を行なった通信装置の装置識別子を、関連付けて記録する履歴記録手段として機能させること、を特徴とする履歴管理プログラム。
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