JP5853247B2 - 着脱式容器取っ手 - Google Patents

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Description

本発明は着脱式容器取っ手に係り、より詳しくは調理容器から分離するとか調理容器に結合するための着脱構造において、従来に比べて簡素化して構造及び費用の面などでより効率的であり、調理容器の厚さに応じて比較的互換的に使うことができ、調理容器の厚さに応じて多様な規格の取っ手を常備する必要がないので、消費者に対する経済的負担加重の問題を解決し、さらに前記のような調理容器の厚さに応じて互換的に把持することができる構造は、よりシンプルでありながらも堅固で安定的に具現することで製品の信頼性をより高めることができるので、多方面で好ましい結果を提供することができる新規の着脱式容器取っ手に関する。
鍋やフライパンのような調理容器は食べ物を沸かすとか調理するように製作された容器で、飲食物を収容することができる収容空間を持つ容器本体と、この容器本体を持って加熱器具に移動させるか、あるいは飲食物の調理が済んだ後、加熱器具から他の場所に移動させることができるように、容器本体の一側に備えられた取っ手とを備えたものであり、調理容器による調理が完了すれば、容器本体の一側に伸びた取っ手を使用者が手で握って所望の場所に移動をするなどの仕事をすることになる。
ところで、調理容器に備えられた取っ手は脱着できない構造に製作されて容器本体の体積を増やすため、保管の際、空間の制約を受けるなどの多くの問題点をもたらす。よって、近年には容器本体に着脱可能に結合して使うことができる着脱式容器取っ手が開発されてたくさん使われている。
しかし、従来の調理容器の着脱式容器取っ手は、ほとんどが容器本体から分離するか容器本体に結合するための着脱構造が複雑であるという点で、構造及び費用の面などで多少非効率的であると言える。また、従来の着脱式容器取っ手は調理容器の容器本体の厚さに応じて使うことが困難な点があるため、容器本体の厚さによって多様な規格の取っ手を常備しなければならないので、消費者に経済的負担となるなどの問題も持っている。
本発明は前述したような問題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、調理容器から分離するか調理容器に結合するための着脱構造において、従来に比べて簡素化して構造及び費用の面などでより効率的であり、調理容器の厚さに応じて比較的互換的に使うことができ、調理容器の厚さによって多様な規格の取っ手を常備する必要がないので、消費者に経済的負担を加重させるなどの場合も解決し、さらに調理容器の厚さに応じて互換的に把持することができる構造は、よりシンプルでありながらも堅固で安定的に具現することで製品の信頼性をより高めることができるので、多方面で好ましい結果を期待することができる新規の構成の着脱式容器取っ手を提供することを主目的とする。
前記のような課題を解決するための本発明によれば、先端部に容器を把持するための把持面を備えた取っ手ボディーと;前記取っ手ボディーの先端部で相対的に進退するように前記取っ手ボディーの内部に結合され、先端部には前記取っ手ボディーの前記把持面と向い合う把持片を備えた把持具と;前記把持具の上下面に貫設され、内周面には把持作動カム孔面を備えた把持作動孔と;前記取っ手ボディーに回転可能に備えられたカムと;前記カムに備えられ、前記カムと一緒に前記把持具の前記把持作動孔の内部領域で回転し、前記カムの回転によって前記把持作動孔の前記把持作動カム孔面に沿ってスライドしながら前記把持具と前記把持片を前記取っ手ボディーの前記把持面に近くなるように引く把持カム部と;前記把持カム部の回転軌跡上に配置される把持サポート部を一側に備え、上部にはリリースボタンが伸びて前記取っ手ボディーの上面に前記リリースボタンの一部が露出され、前記取っ手ボディーの内部に昇降可能に結合され、前記カム及び前記把持カム部の回転によって前記把持具と前記把持片が前記取っ手ボディーの内部に引かれた1次把持状態で前記把持カム部にかかって前記1次把持状態を維持するロッキング部材と;前記ロッキング部材の前記把持サポート部が前記カムの前記把持カム部にかかった前記1次把持状態を維持するとともに前記カムと前記把持カム部の継続した回転によって前記把持具が前記取っ手ボディーの内部に全く引かれた2次把持状態で前記把持サポート部が前記把持カム部の回転軌跡上に配置されるように前記ロッキング部材を上向きに弾支する把持サポート弾性体と;を含むことを特徴とする、着脱式容器取っ手が提供される。
本発明は、把持具20が取っ手ボディー10の先端側に全く引き出されて把持具20の先端部の把持片22が取っ手ボディー10の先端部把持面10sから最も遠い距離で離隔したリリース状態でカム30に結合されているレバーを内側方向(つまり、把持具20を引く方向)に1次に回すと、前記カム30と把持カム部50が回転し、このような回転によって把持カム部50の一側面の回転把持ガイド面50aが前記ロッキング部材60の一側に備えられた把持サポート部62の一側面に備えられた把持ガイド面62aを越え、前記把持カム部50の回転把持ガイド面50aの外表面は曲面部(または傾斜ガイド面)でなり、ロッキング部材60の把持サポート部62の把持ガイド面62aも曲面部(または傾斜ガイド面)でなるので、カム30と把持カム部50を回転させるとき、ロッキング部材60の把持サポート部62の把持ガイド面62aを把持カム部50の回転把持ガイド面50aが滑らかに越えて、把持カム部50とロッキング部材60の把持サポート部62の係止作用がより滑らかになされ、このようにカム30の把持カム部50とロッキング部材60の把持サポート部62の係止作用によって容器を把持することができる1次把持状態となり、このようにカム30に結合されたレバーを1次に回転させて、把持具20の把持片22と取っ手ボディー10の先端部の把持面10sの間に容器を1次に把持した1次把持状態で、カム30に結合されているレバーをさらに回転(把持具20の進退方向に平行な方向に回転)させれば、把持具20が取っ手ボディー10の内側にさらに押し込まれて容器の2次把持(完全把持)状態となる構成を持つものであり、本発明では、把持具20の把持作動孔40をなす把持作動カム孔面48は把持具20の進退方向に対して一定角度で斜めに形成されているので、前記カム30の下側把持カム部50をカム30と一緒に回転作動させるとき、取っ手ボディー10の先端部の把持面10sと把持具20の把持片22の間に確保される把持空間の範囲を最大化することにより、容器の多様な厚さに応じて容器を把持することができる。すなわち、把持具20の把持作動孔40をなす把持作動カム孔面48の一側が他側より把持具20の先端側にもっと前進するように斜めに配置された構造を取っているので、前記カム30の把持カム部50が把持具20に備えられた把持作動孔40の把持作動カム孔面48に接触したままで回転して把持具20を進退作動させることができる円周距離(有効距離)をより増やすことができ、このようにカム30の把持カム部50で把持具20の進退作動を行う部分である円弧形第3カム30の面が把持具20の把持作動カム孔面48と接触して把持具20を引く円周有効距離を増やすことによって把持具20の進退距離範囲をより拡張させ、把持具20の先端部の把持片22と取っ手ボディー10の先端部の把持面10sの間での容器把持用空間の距離範囲をより広く調節することができ、よっていろいろの厚さの容器を滑らかで安定的に把持して移動させることができる。
また、本発明は、把持具20が取っ手ボディー10の内部に全く後退して、容器の完全把持状態でも把持カム部50と把持作動孔40の内部の前後位置で堅固に結合される状態となり、把持具20の先端部の把持片22が取っ手ボディー10の先端側に1次に近接した1次把持状態と把持具20の先端部の把持片22が取っ手ボディー10の把持面10sと一番近い位置に近づいた完全把持(2次把持)状態で把持具20が前後に遊動する隙間が生じないように堅固に取る構造となることができるので、把持具20の把持片22と取っ手ボディー10の把持面10sの間に容器を挟んで把持した状態で把持具20が前後に揺れて容器が落ちてしまう不安定要素をより確かに防止する利点を持つ。
また、本発明は、容器を1次に把持した状態を維持するロッキング機能と1次把持状態からリリース状態に切り換えるアンロッキング機能(つまり、容器を1次に把持した力を解除するリリース機能)を果たす単一部品をロッキング部材60に統合して構成することで、容器取っ手そのものの構成もよほど簡素化することができる効果を持ち、これによって生産性が向上するなどのいろいろの好ましい効果を期待することができる。
本発明の着脱式容器取っ手の要部である取っ手ボディーの内側面を示す斜視図である。 本発明の要部であるロッキング部材の部分を示す斜視図である。 本発明の他の要部である把持具を示す斜視図である。 本発明の他の要部であるカムの底面を示す斜視図である。 図4の上面を示す斜視図である。 本発明の要部であるカムの底面図である。 図6aの平面図である。 本発明による着脱式容器取っ手の分解斜視図である。 図7に示す要部の組立て過程を示す斜視図である。 図7に示す要部の組立て過程を示す斜視図である。 図7に示す要部の組立て過程を示す斜視図である。 本発明による着脱式取っ手の構造を示す一側面図である。 本発明による着脱式容器取っ手のリリース状態を示す斜視図である。 図12に示す着脱式容器取っ手において、把持具、カム及びロックキング部材の作動状態を概略的に示す平面図である。 図13に示すカム、カム把持部及びロックキング部材を示す平面図である。 図14のA1−A1線についての縦断面拡大図である。 図14のB1−B1線についての縦断面拡大図である。 本発明による着脱式容器取っ手の1次把持状態を示す斜視図である。 図17に示す1次把持状態に転換されるとき、把持具、カム及びロックキング部材の作動状態を概略的に示す平面図である。 図18に示すカム、カム把持部及びロックキング部材を示す平面図である。 図19のB2−B2線についての縦断面拡大図で、カム把持部とロックキング部材の把持サポート部の作動を拡大して示す図である。 図19のB2−B2線についての縦断面拡大図で、カム把持部とロックキング部材の把持サポート部の作動を拡大して示す図である。 図17に示す1次把持状態で、把持具、カム及びロックキング部材の作動状態を概略的に示す平面図である。 図22に示すカム、カム把持部及びロックキング部材を示す平面図である。 図23のB3−B3線についての縦断面拡大図である。 本発明による着脱式容器取っ手の2次把持状態を示す斜視図である。 図25の2次把持状態で、把持具、カム及びロックキング部材の作動状態を概略的に示す平面図である。 本発明による着脱式容器取っ手で容器を把持した状態を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
図面を参照すれば、本発明の実施例による着脱式容器取っ手は、把持具20が先端部で進退可能に結合された取っ手ボディー10、この取っ手ボディー10に正逆回転可能に備えられたカム30、前記把持具20に形成された把持作動孔40、前記カム30に備えられた把持カム部50、前記取っ手ボディー10に備えられ、カム30の回転によって把持具20が取っ手ボディー10の内部に1次後退した1次把持状態で把持カム部50にかかる把持サポート部62を備えたロッキング部材60、このロッキング部材60の把持サポート部62がカム30に備えられた把持カム部50の回転軌跡上に配置されるように支持するロッキングサポート弾性体、及び前記把持具20を取っ手ボディー10の先端部の方向に押し出す力を作用するリリース弾性体28を備えている。
前記取っ手ボディー10は、下側ボディー部10A上に上側ボディー部10Bが締結手段によって互いに結合されてなる。
前記下側ボディー部10Aは、上側ボディー部10Bの底面と向い合う上面に、先端部から後端部の方向に沿ってボルト孔12a1、ロッキング部材昇降凹部、リリース弾性体結合凹部、及び後方側のボルト孔12a2を備えることができる。前方のボルト孔12a1は上方にもっと突出したストップ突部に形成される。前記前方のボルト孔12a1とロッキング部材昇降凹部の間には、カム30の底面中央部に備えられたカム軸32が結合するための軸孔14bが形成されている。この際、ロッキング昇降凹部は、後述するロッキング部材60の把持サポートの底面と向い合う把持サポート部昇降凹部13ehと、ロッキング部材60のロッキングボディー部65の底面と向い合うロッキングボディー部昇降凹部12ehとからなる。また、ロッキングボディー部昇降凹部12ehには、把持サポート弾性体収容凹部10geが形成されている。前記リリース弾性体結合凹部は、下側ボディー部10Aの長手方向に平行な略一字形溝状に形成される。また、下側ボディー部10Aの上面には、前方のボルト孔12a1、ストップ突部、ロッキング部材昇降凹部 及びリリース弾性体結合凹部の一部が領域内に入るように一定面積の把持具20のスライド凹部16が形成されている。スライド凹部16は、両側位置に板状把持具20の両端部が接触した状態でスライドするようにするスライドガイド段を備えた凹形である。また、下側ボディー部10Aは、リリース弾性体結合凹部の後側位置に後方のボルト孔12a2を備えることができる。そして、下側ボディー部10Aは、先端部に調理容器2を把持することができるようにする把持面10sを備えている。
前記上側ボディー部10Bは、下側ボディー部10Aと向い合う底面に円形凹形の上側カム結合凹部14b1が形成されている。また、上側カム結合凹部14b1には、カム30の上側レバー結合部34が結合して上側に突出するようにする円形孔状の上側カム30の結合孔14b2が形成されている。また、上側ボディー部10Bの底面において下側ボディー部10Aのロッキング部材昇降凹部に対応する位置にはボタン孔16b(本発明においては、ボタン孔16bが三角形孔に形成される)が形成されており、ボタン孔16bの後側位置には、下側ボディー部10Aのリリース弾性体結合凹部と対応する一字形溝状の上側リリース弾性体結合凹部が形成されることができる。また、上側ボディー部10Bは、上側カム結合凹部14b1の前側位置に下側ボディー部10Aのボルト孔12a1と合うボルト挿入孔12b1を備え、上側リリース弾性体結合凹部の後側位置には下側ボディー部10Aのボルト孔12a2と合う後方側のボルト挿入孔12b2が形成されることができる。
前記把持具20は取っ手ボディー10の先端部で相対的に進退するように取っ手ボディー10の内部に結合されるものであり、把持具20の先端部には、取っ手ボディー10の把持面10sとの間に容器2を把持することができる把持空間を形成する把持片22を備える。本発明において、把持具20は前後に長い四角板状に構成され、このような把持具20が上下に結合された取っ手ボディー10の把持具20のスライド凹部16に結合される。また、把持具20は先端部から基端部の方向に沿って順次長孔形の引出ストップ孔21、把持作動孔40及びボタンスライド孔が備えられている。
前記取っ手ボディー10には正逆回転可能にカム30が結合されている。この際、カム30の上側にはレバー36に形成された断面六角形のカム結合突部に結合されるための断面六角形のレバー結合凹部が備えられている。レバー結合凹部はカム30の直径より小さな直径を有する断面六角ブロック状に構成されたものである。また、カム30の下側中心部にはカム軸32が備えられ、このカム軸32を中心に半径方向外側に伸びた把持カム部50が備えられている。カム30のレバー結合凹部の中央部に締結具挿入孔が形成され、レバー36のカム結合突部がカム30のレバー結合凹部に結合された状態でボルト状の締結具をカム30のレバー結合凹部の下側から締結具挿入孔に挿入し、レバー36のカム結合突部の中央部のネジ状の締結孔に締め付ければ、レバー30とカム32が上側ボディー部10Bに回転可能に結合できる。
前記カム30の下側把持カム部50は、カム30の回転中心部(つまり、カム軸32を基準とする回転中心部)から半径方向外側に伸びるとともに互いに広がる回転把持ガイド面50aと接触把持係止面50bを備えた略扇形ブロック状に構成される。すなわち、カム30の回転中心部(具体的に、カム軸32の中心部)から把持カム部50の先端部中央を通る長手方向の中心線を基準に把持カム部50の一側面と他側面にそれぞれ回転把持ガイド面50aと接触把持係止面50bが備えられている。好ましくは、回転把持ガイド面50aと接触把持係止面50bの先端部を繋ぐ中間部は円弧形曲面部に構成される。また、前記把持カム部50の回転把持ガイド面50aの外表面も曲面部に形成され、前記カム30と把持カム部50の回転の際、後述するロッキング部材60の把持サポート部62をなす把持ガイド面62aを把持カム部50の回転把持ガイド面50aが滑らかに越えるように構成される。
前記把持具20に形成された把持作動孔40は把持具20の前後移動方向に伸びた一側の第1サイドカム孔面42と、この第1サイドカム孔面42に繋がり、把持具20の前後移動方向とは交差する方向に伸びたフロントカム孔面44と、このフロントカム孔面44と交差する方向に繋がり、把持具20の前後移動方向に伸びた他側の第2サイドカム孔面46と、前記第1サイドカム孔面42及び第2サイドカム孔面46に繋がり、把持具20の前後移動方向とは交差する方向に伸び、フロントカム孔面44より後方位置に配置された把持作動カム孔面48とを備える。
この際、前記把持具20の把持作動孔40をなす把持作動カム孔面48は、カム30の把持カム部50の回転作動の際、取っ手ボディー10の先端部の把持面10sと把持具20の先端部の把持片22の間に確保される把持空間の範囲を最大化するとともに把持具20の後進動作がなされるように、把持具20の進退方向に対して一定角度で傾くように形成されたことを特徴とする。前記把持作動カム孔面48は、把持作動孔40の第2サイドカム孔面46(本発明においては、把持具20の上部から見るとき、左側に配置される)に対して 鋭角で広がり、第1サイドカム孔面42(本発明においては、把持具20の上部から見るとき、右側に配置される)に対しては 鈍角で広がるように斜めに形成されたものである。すなわち、把持作動カム孔面48の右側が左側より把持具20の先端側に位置するように斜めに配置された構造を取っている。
前記カム30に備えられた把持カム部50は、把持具20の把持片22が取っ手ボディー10の先端部の把持面10sから最も遠い距離に引き出されたリリース状態で、把持作動カム孔面48の前記一端部側位置(前記カム30の回転時にロッキング部材60の把持サポート部62にかかるための位置)に配置される。すなわち、前記把持作動カム孔面48は把持具20の上部から見るとき、把持具20の長手方向の中心部を基準に左側位置に一端部が配置され、右側位置に他端部が配置され、前記把持作動カム孔面48の右側端部が左側端部より把持具20の先端側にもっと前進した位置に配置されるように斜めに延び、前記カム30に備えられた把持カム部50の回転把持スタート地点が把持作動カム孔面48の左側に配置され、前記カム30と把持カム部50の回転によって、把持具20に形成された把持作動孔40の把持作動カム孔面48が把持カム部50によって後に押されて把持具20が取っ手ボディー10の内部に引き込まれる把持作動がなされるようになる。この際、前記把持作動孔40の第1サイドカム孔面46は把持具20の進退方向に平行な直線延長型カム孔面でなり、前記第2サイドカム孔面48はカム30に備えられた把持カム部50の先端部が越えるように曲面孔状に構成されることがより好ましい。
前記取っ手ボディー10にはロッキング部材60が備えられる。このようなロッキング部材60は取っ手ボディー10に形成されたロッキング部材昇降凹部に結合されたままで上下に移動可能に構成され、前記取っ手ボディー10のロッキング部材昇降凹部とロッキング部材60の底面の間には把持サポート弾性体70が介装され、前記把持サポート弾性体70の上向弾性力によってロッキング部材60の一側に備えられた把持サポート部62がカム30に備えられた把持カム部50にかかって把持カム部50の回転軌跡上にかかるようにロッキング部材60が上向きに弾支される。
前記ロッキング部材60は、把持サポート部62が一側に備えられ、上面にはリリースボタン63が備えられたロッキングボディー部65を含み、前記取っ手ボディー10の内部にはロッキングボディー部65の底面及び把持サポート部62の底面と向い合う位置にそれぞれロッキングボディー部昇降凹部12eh及び把持サポート部昇降凹部13ehが形成され、前記ロッキング部材60のロッキングボディー部65と前記取っ手ボディー10の内部のロッキングボディー部昇降凹部12ehの間に把持サポート弾性体70が介装される。この際、把持サポート弾性体70、76はコイルスプリングでなり、前記ロッキングボディー部65の底面には結合ピン部または結合凹部が備えられ、ロッキング部材60の下端部の結合ピン部または結合凹部に把持サポート弾性体70、76が結合された状態で、取っ手ボディー10のロッキングボディー部昇降凹部12ehに備えられた把持サポート弾性体収容凹部10geに前記把持サポート弾性体70の下端部が結合された構造を取ることができる。
また、前記ロッキング部材60の把持サポート部62の上面はロッキングボディー部65の上面より低い位置に形成され、前記把持サポート部62の底面はロッキングボディー部65の底面より低い位置に形成され、前記取っ手ボディー10の内部の把持サポート部昇降凹部13ehの底部はロッキングボディー部昇降凹部12ehの底部より深い位置に形成されているので、前記ロッキング部材60が下降するとき、把持サポート部62は取っ手ボディー10の把持サポート部昇降凹部13ehに入って下降するように構成される。
また、前記取っ手ボディー10は、昇降凹部の上部位置に外表面に開放したボタン孔16bを備え、前記ロッキング部材60は、上側に伸びて取っ手ボディー10のボタン孔16bに挿入されて取っ手ボディー10の外側に露出されるリリースボタン63、78を備える。リリースボタン63はロッキング部材60のロッキングボディー部65の上面に形成されている。
本発明は、ロッキング部材60がカム30に備えられた把持カム部50から離脱するとき、把持具20が取っ手ボディー10の先端部から全く引き出されるように弾支するリリース弾性体28を含む。本発明において、リリース弾性体28はコイルスプリングの構造を取っており、把持具20の基端部にはスプリング結合片が備えられ、把持具20のスプリング結合片にコイルスプリング構造のリリース弾性体28が結合されるとともに取っ手ボディー10のリリース弾性体結合凹部に定着された構造を取っているので、把持具20が取っ手ボディー10の内部に後退して収納されるときにはリリース弾性体28が圧縮されながら弾性力を作用することができる状態となり、前記ロッキング部材60がカム30に備えられた把持カム部50から離脱されるときにリリース弾性体28が自体の弾性復元力によって把持具20を押して取っ手ボディー10の先端部から全く引き出されるように弾支するものである。
前記取っ手ボディー10の内部に形成された把持具20のスライドガイド凹部、軸孔、ロッキング部材昇降凹部 及びリリース弾性体結合凹部にそれぞれ把持具20とカム30のカム軸32、ロッキング部材60及びリリース弾性体28を結合した状態で、前記上側ボディー部10Bと下側ボディー部10Aのボルト挿入孔とボルト孔にボルトを締結することで、本発明の着脱式容器取っ手が組立てられる。前記上側ボディー部10Bの前方側ボルト挿入孔と下側ボディー部10Aの前方側に備えられたストップ突部は把持具20に長手方向に伸びた長孔形の引出ストップ孔21に同時に挿入された状態となり、把持具20が前記ボルトにかかって取っ手ボディー10から全く分離される現象を防止する引出ストッパー機能をするようになる。
このような構成の本発明の作動について図面を参照して説明すれば次のようである。
図12及び図13は本発明の要部である把持具20が取っ手ボディー10の先端部から全く引き出されたリリース状態を示す。図12及び図13のリリース状態においては、把持具20に形成された把持作動孔40の把持作動カム孔面48の一端部側位置(前記カム30の回転の際、ロッキング部材60の把持サポート部62にかかるための位置)に配置される。すなわち、前記把持作動カム孔面48は、把持具20の上部から見るとき、把持具20の長手方向の中心部を基準に左側位置に一端部側が配置され、右側位置に他端部が配置され、前記把持作動カム孔面48の右側端部が左側端部より把持具20の先端側にもっと前進した位置に配置されるように斜めに伸び、前記カム30に備えられた把持カム部50の回転把持スタート地点が把持作動カム孔面48の左側に配置されるものである。このようなリリース状態では、前記把持具20の先端部の把持片22が取っ手ボディー10の先端部の把持面10sから全く離隔して、容器2(調理容器2など)を把持しなかった状態となり、カム30に結合(具体的に、カム30の上側レバー結合部34に結合)されているレバー36は把持具20の長手方向に対しておよそ直角方向に回動した状態となる。
図12及び図13のリリース状態において、カム30に結合されたレバー36を内側方向(図15を基準に右側方向)に1次に回すと、前記カム30と把持カム部50が回転する。このような回転によって把持カム部50の一側面の回転把持ガイド面50aが前記ロッキング部材60の一側に備えられた把持サポート部62の一側面に備えられた把持ガイド面62aを越える。この際、前記把持カム部50の回転把持ガイド面50aの外表面は曲面部でなり、ロッキング部材60の把持サポート部62の把持ガイド面62aも曲面部でなるので、カム30と把持カム部50を回転させるとき、ロッキング部材60の把持サポート部62の把持ガイド面62aを把持カム部50の回転把持ガイド面50aが滑らかに越えるので、把持カム部50とロッキング部材60の把持サポート部62の係止作用がより滑らかになされる。前記のように、カム30に備えられた把持カム部50がロッキング部材60の一側の把持サポート部62を越えるときにはロッキング部材60が下降するようになる。
一方、前記カム30の把持カム部50がロッキング部材60の把持サポート部62を越える瞬間にも把持具20に形成された把持作動孔40の把持作動カム孔面48に沿ってスライドしながら把持作動カム孔面48を後ろに押すので、把持具20と把持片22が取っ手ボディー10の先端部の把持面10sに近くなるように引かれる1次把持状態に転換される。
ついで、カム30と把持カム部50を続いて回転させるとき、把持カム部50がロッキング部材60に備えられた把持サポート部62を全く越えれば、把持カム部50の他側面に備えられた接触把持係止面50bがロッキング部材60の把持サポート部62の他側面に備えられた把持サポート面62bにかかるので、把持具20の把持片22が取っ手ボディー10の先端部の把持面10sに1次に近づくように引かれた1次把持状態を維持し、このような1次把持状態で、把持具20の把持片22と取っ手ボディー10の先端部の把持面10sによって容器を1次に把持することができるようになる。
図14及び図15は1次把持状態を示す。前記把持カム部50の接触把持係止面50bは角を有する断面(略直角断面)でなり、ロッキング部材60のロッキングサポート部の把持サポート面62bも角を有する断面(略直角断面)でなり、前記カム30と把持カム部50がロッキング部材60の把持サポート部62から離脱する逆方向に逆回転することがないので、安定に容器を1次把持する1次把持状態を維持することができるようになる。
図14及び図15に示す1次把持状態からレバー36をさらに内側位置に回転(把持具20の進退方向に平行な方向に回転)させれば、前記カム30と把持カム部50が続けて回転しながら把持具20の把持作動孔40の把持作動カム孔面48を続けて押すので、把持具20が続いて取っ手ボディー10の内側に後退し、前記把持カム部50の第2カム30の面54が把持具20の把持作動孔40をなす第1サイドカム孔面42に接触する位置まで全く回転すれば、把持具20が取っ手ボディー10の内部に全く後退した状態となり、把持具20の先端部の把持片22と取っ手ボディー10の先端部の把持面10sの間の間隔が1次把持状態より小さくなるので、容器2を全く把持することができる状態(つまり、前記容器2を全く把持する状態が2次把持状態)となる。図16及び図17は容器2の2次把持状態を示す。
前記カム30に備えられた把持カム部50の回転把持スタート地点が把持具20に形成された把持作動孔40の把持作動カム孔面48の一端部側位置に配置され、前記把持作動カム孔面48の他端部側は把持具20の先端部方向にもっと前進した形態に把持作動カム孔面48が斜めに形成され、前記把持作動カム孔面48とカム30の回転中心部の間の距離は前記一端部側から他端部側に行くほど次第に小さくなる一方、前記把持カム部50とカム30の回転中心部の間の距離は一定して把持カム部50の回転半径が一定であるため、カム30と把持カム部50が前記回転把持スタート地点(つまり、前記把持作動カム孔面48の一端部側位置であり、図26では左側位置)から前記把持作動カム孔面48の他端部側位置に回転することにより、把持カム部50によって把持作動カム孔面48と一緒に把持具20が取っ手ボディー10の後端部側に押されるので、容器を把持する1次把持状態及び2次把持状態に切り換えることができるようになる。
この際、本発明において重要なものは、把持具20の把持作動孔40をなす把持作動カム孔面48が前記把持具20の進退方向に対して一定角度で斜めに形成されているので、前記カム30の下側把持カム部50を回転作動させるとき、取っ手ボディー10の先端部の把持面10sと把持具20の把持片22の間に確保される把持空間の範囲を最大化することにより、容器2の多様な厚さに応じて容器2を把持することができるという点である。すなわち、把持具20の把持作動孔40をなす把持作動カム孔面48の一側が他側より把持具20の先端側にもっと前進するように斜めに配置された構造を取っているので、前記カム30の把持カム部50が把持作動カム孔面48に接触して回転しながら把持具20を進退作動させることができる円周距離をより増やすことができ、このようにカム30の把持カム部50が把持具20の把持作動カム孔面48と接触して把持具20を引く円周有効距離(CA)を増やすことで把持具20の進退距離範囲をより拡張させ、把持具20の先端部の把持片22と取っ手ボディー10の先端部の把持面10sの間での容器2の把持用空間の距離範囲をより広く調節することができるので、すべての厚さの容器2を滑らかで安定に把持して移動させることができるという点が本発明の主要特徴であるといえる。容器2の厚さが1mm、2mm、3mm、4mmのような多様な厚さを持つように容器2を製作することができる。本発明においては、前記把持具20の把持作動孔40の構成である把持作動カム孔面48に接触して把持具20を引くことができるカム30の把持カム部50の円周形第3カム30の面56の有効円周長さを最大に増やすことができるものなので、前記のようにすべての厚さの容器2を滑らかで安定に把持して移動させることができるものである。
図12及び図13に示す1次把持状態で、カム30と把持カム部50の継続した回転によって把持カム部50は点Aの地点に移り、図15に示された有効距離(CA)の範囲だけ拡張した円周距離で接触して把持具20を引き、これにより把持具20の前後移動距離範囲が最大に拡張するので、前記のように、1mm、2mm、3mm、4mmのいずれか厚さを持った容器2であっても容器2を滑らかで安定的に把持して移動させることができるようにするという点で意味があるものである。
言い換えれば、前記把持具20の把持片22と取っ手ボディー10の把持面10sの間の容器2の把持空間距離範囲をより増やすことができ、これにより、容器2を把持することができる範囲をその分だけ増やすことができるものであり、これは本発明の着脱式容器取っ手で把持して移すことができる容器2の規格範囲を一層増やして、容器2に対する互換性を極大化することができることを意味する。一方、f1はカム30の把持カム部50によって把持具20を固定する力(把持力)の方向であり、f2は把持カム部50の第3カム30の面56が把持具20のスライド作動孔の把持作動カム孔面48で滑ろうとする力の方向を意味する。この際、sinθ=f1/f2において、f2が0に収斂すればf1は無限大に収斂するので、究極にカム30の把持カム部50によって把持具20を把持する力(把持力)f1が無限大になるため、カム30と一緒に把持カム部50を使用者がわざわざ回転させない限り、カム30と把持カム部50によって把持具20を固定する状態が解除されることは全然発生しない。このように安定に把持具20を後進させて容器2の厚さに応じて把持することができる使用互換性を極大化することができるものである。このような状態を容器2の把持厚さの範囲を極大化するとともに最も安定に把持することができるジャークポジションと言える。
一方、本発明によって容器2を把持して移動させるなどの仕事を行った後には容器2を再びリリースさせなければならない。この際、前記容器2を把持具20の把持片22と取っ手ボディー10の把持面10sで全く把持した状態で、レバー36を左側方向(つまり、前記レバー36を容器2を把持するための状態に回した方向の反対方向)に回すと、カム30と把持カム部50が図14及び図15に示す方向(つまり、容器2を把持するための状態にカム30を回した方向の反対方向)に回転し、把持具20と把持片22は取っ手ボディー10の先端部に再び引き出されて1次把持状態に転換され、前記ロッキング部材60の把持サポート部62の把持サポート面62bにカム30に備えられた把持カム部50の接触把持面が当触して係合された状態となるので、再び1次把持状態に転換される。
ついで、前記取っ手ボディー10の上部に露出されたロッキング部材60のリリースボタン63の部分(ロッキング部材60の上端部に備えられ、上側ボディー部10Aのボタン孔16b上に露出された部分)を押し込めば、ロッキング部材60が下降するにつれてロッキング部材60の把持サポート部62が下降して、カム30に備えられた把持カム部50から離脱し、この瞬間に把持具20の後進によって圧縮されていたリリース弾性体28が弾性復元力によって把持具20を取っ手ボディー10の先端部方向に押し付け、把持具20が取っ手ボディー10の先端部方向に押される瞬間には、カム30と把持カム部50も把持具20の把持作動孔40の部分が前進することによって回転中心部(つまり、カム30の回転軸)を基準に回転し、把持具20と把持片22が取っ手ボディー10から全く引き出されて容器2の把持状態を解除するリリース状態(図13及び図14の状態)に転換されるようにすることができる。この際、本発明では、取っ手ボディー10をなす下側ボディー部10Aと上側ボディー部10Bを互いに固定するために締結された前方側のボルトがストップ突部に備えられ、このストップ突部は把持具20の長手方向に形成された引出ストップ孔21に結合されているため、把持具20が取っ手ボディー10の先端部に全く引き出された状態で前記ストップ突部に把持具20の引出ストップ孔21がかかるので、把持具20が取っ手ボディー10から離脱してしまう現象を防止することができるようになる。
また、前記ロッキング部材60を上向きに弾支するための把持サポート弾性体70、76はコイルスプリングの構造でなり、前記ロッキング部材60の下端部には結合ピン部または結合凹部が備えられ、ロッキング部材60の結合ピン部または結合凹部に把持サポート弾性体70、76が結合された状態で、取っ手ボディー10の昇降凹部とロッキング部材60の間に弾性体76が配置される構造を取ることが好ましい。ロッキング部材60の下端に突出した結合ピン部または結合凹部にコイルスプリング構造の把持サポート弾性体70、76を結合した状態でめったに分離されなく、前記把持サポート弾性体70、76とともにロッキング部材60を取っ手ボディー10の昇降凹部(つまり、ロッキング部材60の昇降のための溝と言える)に結合する作業をより迅速で易く行うことができるので、組立て作業性などの面でより優秀である。もちろん、前記ロッキング部材60の下端部に結合凹部を備え、この結合凹部にコイルスプリング状の弾性体76を結合した状態で、取っ手ボディー10の昇降凹部にロッキング部材60及び弾性体76を結合することも可能である。このような場合には、ロッキング部材60の結合凹部の直径が弾性体76の直径より小さくて弾性体76がロッキング部材60の結合凹部に多少締まりばめ式で結合されるようにすることが好ましい。このような場合には、ロッキング部材60の結合凹部に弾性体76が結合された状態でめったに分離できないので、やはり組立て作業などが容易である。
また、本発明においては、ロッキング部材60のロッキングボディー部65の中央部に前記把持サポート弾性体70が結合され、ロッキングボディー部65が長手方向の中央部を基準に両側に均等に上向弾支力が作用し、ロッキング部材60のロッキングボディー部65はその上に載せられる把持具20の底面によって支持される。前記のように、ロッキング部材60と把持具20を取っ手ボディー10に組立てる作業の際、ロッキング部材60が長手方向の中心部を基準にいずれか一側に偏ることがないので、組立て作業が一層便利で迅速である。
また、本発明は、容器を1次に把持した状態を維持するロッキング機能と、1次把持状態からリリース状態に切り換えるアンロッキング機能(つまり、容器を1次に把持した力を解除するリリース機能)を果たす単一部品をロッキング部材60に統合するように構成することで、容器取っ手そのものの構成もよほど簡素化することができる効果を持ち、これにより生産性が向上するなどのいろいろ好ましい効果を期待することができる。具体的に、把持具20が1次に後進して容器を1次に把持する1次把持状態で、ロッキング部材60に備えられた把持サポート部62がカム30に備えられた把持カム部50にかかって1次把持状態を維持するが、ロッキング部材60から取っ手ボディー10の上面に露出されたリリースボタン63を押し込めば、ロッキング部材60と把持サポート部62が下降してカム30の把持カム部50との係合が解除されることによって把持具20と把持片22が取っ手ボディー10の先端側に全く引き出されるリリース状態に切り換えることができるので、容器取っ手そのものの構成が非常に簡素化しながらも作動上の安全性はより高め、さらに製品の生産性が向上するなどのいろいろの好ましい結果を期待することができるものである。
本発明は、従来に比べて簡素化して構造及び費用の面などでより効率的であり、調理容器の厚さに応じて比較的互換的に使うことができ、調理容器の厚さに応じて多様な規格の取っ手を常備する必要がないので、消費者に対する経済的負担の加重問題を解決し、さらに前記のような調理容器の厚さに応じて互換的に把持することができる構造は、よりシンプルでありながらも堅固で安定的に具現することで製品の信頼性をより高めることができるので、多方面に好ましい結果を提供することができる新規の着脱式容器取っ手に適用可能である。
2 容器
10 取っ手ボディー
10A 下側ボディー部
10B 上側ボディー部
16 スライド凹部
20 把持具
21 引出ストップ孔
28 リリース弾性体
30 カム
32 カム軸
34 レバー結合部
36 レバー
40 把持作動孔
42 第1サイドカム孔面
44 フロントカム孔面
46 第2サイドカム孔面
48 把持作動カム孔面
50 把持カム部
50a 回転把持ガイド面
50b 接触把持係止面
60 ロッキング部材
62 把持サポート部
62a 把持ガイド面
62b 把持サポート面
63 リリースボタン
65 ロッキングボディー部
70 把持サポート弾性体

Claims (9)

  1. 先端部に容器2を把持するための把持面10sを備えた取っ手ボディー10と;
    前記取っ手ボディー10の先端部で相対的に進退するように前記取っ手ボディー10の内部に結合され、先端部には前記取っ手ボディー10の前記把持面10sと向い合う把持片22を備えた把持具20と;
    前記把持具20の上下面に貫設され、内周面には把持作動カム孔面48を備えた把持作動孔40と;
    前記取っ手ボディー10に回転可能に備えられたカム30と;
    前記カム30に備えられ、前記カム30と一緒に前記把持具20の前記把持作動孔40の内部領域で回転し、前記カム30の回転によって前記把持作動孔40の前記把持作動カム孔面48に沿ってスライドしながら前記把持具20と前記把持片22を前記取っ手ボディー10の前記把持面10sに近くなるように引く把持カム部50と;
    前記把持カム部50の回転軌跡上に配置される把持サポート部62を一側に備え、上部にはリリースボタン63が伸びて前記取っ手ボディー10の上面に前記リリースボタン63の一部が露出され、前記取っ手ボディー10の内部に昇降可能に結合され、前記カム30及び前記把持カム部50の回転によって前記把持具20と前記把持片22が前記取っ手ボディー10の内部に引かれた1次把持状態で前記把持カム部50にかかって前記1次把持状態を維持するロッキング部材60と;
    前記ロッキング部材60の前記把持サポート部62が前記カム30の前記把持カム部50にかかった前記1次把持状態を維持するとともに前記カム30と前記把持カム部50の継続した回転によって前記把持具20が前記取っ手ボディー10の内部に全く引かれた2次把持状態で前記把持サポート部62が前記把持カム部50の回転軌跡上に配置されるように前記ロッキング部材60を上向きに弾支する把持サポート弾性体70と;を含むことを特徴とする、着脱式容器取っ手。
  2. 前記取っ手ボディー10の内部に備えられ、前記把持具20が前記取っ手ボディー10の内部に引かれた状態で前記把持具20と前記把持片22を前記取っ手ボディー10の先端側に押し出す力を作用させるリリース弾性体28をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の着脱式容器取っ手。
  3. 前記ロッキング部材60の前記把持サポート部62は、長手方向の中心部を基準に一側に備えられた把持ガイド面62aと、他側に備えられた把持サポート面62bとを含み、
    前記カム30に備えられた前記把持カム部50は、長手方向の中心部を基準に一側面に備えられ、前記把持具20と前記把持片22が前記取っ手ボディー10の先端部の前記把持面10sから最も遠い距離に引き出されたリリース状態で前記把持サポート部62の前記把持ガイド面62aと向い合う位置に配置される回転把持ガイド面50aと、他側面に備えられ、前記把持具20の前記把持片22が前記取っ手ボディー10の先端部の前記把持面10sに1次に近づくように引かれた前記1次把持状態で前記把持サポート部62の前記把持サポート面62bにかかる接触把持係止面50bとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の着脱式容器取っ手。
  4. 前記把持サポート部62の前記把持ガイド面62aの外表面は曲面部でなり、前記把持カム部50の前記回転把持ガイド面50aの外表面も曲面部でなり、前記カム30及び前記把持カム部50の回転の際、前記回転把持ガイド面50aが前記把持ガイド面62aを滑らかに越えるように構成されたことを特徴とする、請求項3に記載の着脱式容器取っ手。
  5. 前記ロッキング部材60は、前記把持サポート部62が一側に備えられ、上面には前記リリースボタン63が備えられたロッキングボディー部65を含み、
    前記取っ手ボディー10の内部には、前記ロッキングボディー部65の底面と前記把持サポート部62の底面と向い合う位置にそれぞれロッキングボディー部昇降凹部12ehと把持サポート部昇降凹部13ehが形成され、
    前記ロッキング部材60の前記ロッキングボディー部65と前記取っ手ボディー10の内部の前記ロッキングボディー部昇降凹部12ehの間には前記把持サポート弾性体70が介装されたことを特徴とする、請求項1に記載の着脱式容器取っ手。
  6. 前記把持サポート部62の上面は前記ロッキングボディー部65の上面より低い位置に形成され、前記把持サポート部62の底面は前記ロッキングボディー部65の底面より低い位置に形成され、
    前記把持サポート部昇降凹部13ehの底部は前記ロッキングボディー部昇降凹部12ehの底部より深い位置に形成されたことを特徴とする、請求項5に記載の着脱式容器取っ手。
  7. 前記把持作動孔40は、前記把持具20の前後移動方向に伸びた一側の第1サイドカム孔面42と、前記第1サイドカム孔面42に繋がり、前記把持具20の前後移動方向とは交差する方向に伸びたフロントカム孔面44と、前記フロントカム孔面44と交差する方向に繋がり、前記把持具20の前後移動方向に伸びた第2サイドカム孔面46と、前記第1サイドカム孔面42及び前記第2サイドカム孔面46に繋がり、前記把持具20の前後移動方向とは交差する方向に伸び、前記フロントカム孔面44より後方位置に配置され、一端部側より他端部側が前記把持具20の先端側にもっと前進した位置に配置されるように斜めに伸びた前記把持作動カム孔面48とを含み、
    前記カム30に備えられた前記把持カム部50は、前記把持具20の前記把持片22が前記取っ手ボディー10の先端部の前記把持面10sから最も遠い距離に引き出されたリリース状態で前記把持作動カム孔面48の前記一端部側に配置されたことを特徴とする、請求項1に記載の着脱式容器取っ手。
  8. 前記把持作動カム孔面48は、前記把持具20の上部から見るとき、前記把持具20の長手方向の中心部を基準に左側位置に前記一端部が配置され、右側位置に前記他端部が配置され、前記把持作動カム孔面48の右側端部が左側端部より前記把持具20の先端側にもっと前進した位置に配置されるように斜めに伸び、
    前記カム30に備えられた前記把持カム部50の回転把持スタート地点が前記把持作動カム孔面48の左側に配置され、前記カム30と前記把持カム部50の回転によって前記把持具20に形成された前記把持作動孔40の前記把持作動カム孔面48が前記把持カム部50によって後ろに押されて前記把持具20が前記取っ手ボディー10の内部に引かれる把持作動がなされることを特徴とする、請求項7に記載の着脱式容器取っ手。
  9. 前記把持作動孔40の前記第1サイドカム孔面42は前記把持具20の進退方向に平行な直線延長型カム孔面でなり、前記第2サイドカム孔面46は前記カム30に備えられた前記把持カム部50の先端部が通過できるような曲面孔の形態に形成されたことを特徴とする、請求項7に記載の着脱式容器取っ手。


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