JP5852498B2 - ショッピングカート - Google Patents

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Description

本発明は、スーパーマーケット等で買い物をする際に使用するショッピングカートに関する。
ショッピングカートの中には、特許文献1に示す従来例1のショッピングカートのように、傘立を備えたものもある。その傘立は、ショッピングカートのバスケットの後部の側方にある上側の支持リングと、その下方に設けられた下側の支持リングとから構成されている。そして、買物客は、傘を持ち上げてその石突を上側の支持リングの内側に上方から突き刺したのち、更にその石突を下側の支持リングに上方から突き刺すことによって、傘をショッピングカートの傘立に立てる。
また、その他、ショッピングカートの傘立の中には、図18(a)に示す本出願人が開発した従来例2のショッピングカート90の傘立95,96のように、上側の支持リング95がバスケット93の右側部分の後方にあり、下側の支持リング96がその下方にあるものもある。そして、ここでも、買物客は、従来例1と同様、傘3を持ち上げてその石突6を上側の支持リング95の内側に上方から突き刺したのち、その石突6を下側の支持リング96の内側に上方から突き刺すことによって、傘3をショッピングカート90の傘立95,96に立てる。
特開平10−211880号公報
しかしながら、このように傘3を持ち上げてその石突6をバスケット93の後方(従来例1では側方)にある上側の支持リング95の内側に上方から突き刺すといった作業は、お年寄りや体の不自由な人にとっては困難な場合がある。また、困難ではないまでも傘3を持ち上げて突き刺すのが面倒なために、傘3をショッピングカート90の傘立95,96には立てずにハンドルバー94等にぶら下げてしまう買物客も多く、傘立95,96が有効に活用されない場合が多い。
そこで、本出願人は、従来例2のショッピングカート90において、図18(a)に示すように、傘3の傘布部5を上側の支持リング95の内側に通すのではなく、図18(b)に示すように傘3の傘布部5を、バスケット93の後端とハンドルバー94と右側の支柱91Rと上側の支持リング95との四者間Soに配して、該四者で四方から支持することを考えた。このとき、まず、図19(a)及び図20(a)に示すように、傘3を上側の支持リング95の左方に配する。次に、図19(b)及び図20(b)に示すように、傘3を鉛直に対して石突6が後方にくるように50°程度(角度θo)傾けてから、傘3をバスケット93の後端とハンドルバー94との間Poから右方に通すことによって、傘3の傘布部5を前述の四者間Soに配する。そして、その状態で、図19(c)及び図20(c)に示すように、傘3の石突6を下側の支持リング96の内側に突き刺すことによって、傘3をショッピングカート90に支持する。
上記の方法によれば、傘3を持ち上げてその石突6を上側の支持リング96の内側に上方から突き刺すといった面倒な作業が不要となる。しかしながら、この場合でも、傘3を鉛直方向に対して50°程度(角度θo)も傾けないといけないため、傘3を前述の四者間Soに配するのが面倒である。
また、ショッピングカートの中には、図21(a)(b)に示す従来例3のショッピングカート90’のように、ハンドルバー94がバスケット93の後端から後方に大きく離れた点で従来例2と異なり、その他の点は従来例2と同様のものもある。この場合には、図21(a)から分かる通り、傘3を従来例2の場合のように傾けなくても、その傘布部5を、バスケット93の後端とハンドルバー94との間Poを通して簡単に前述の四者間Soに配することができる。しかしながら、その状態で、傘3の石突6を下側の支持リング96の内側に差し込んだとしても、手を離した自然な状態では、図21(a)から分かる通り、傘3の傘布部5は上側の支持リング95の真横に配されないため、図21(b)に2点鎖線で示す通り、傘3が左方に倒れるのを防止することができない。
そこで、ショッピングカートに、傘を簡単に立てられるようにするとともに、立てた傘が左右方向に倒れないようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のショッピングカートは、左右の両支柱と、両支柱間に後部が支えられて前方へ延びるバスケットと、バスケットの後面よりも後方かつ上方で両支柱の上端間を左右方向に延びるハンドルバーとを含み構成されたショッピングカートにおいて、バスケットの後面とハンドルバーとの間に配した傘のすぼめた状態の傘布部を、左右方向に倒れないように保持するための傘布保持部を設け、傘布保持部よりも下方に傘の石突を保持するための石突保持部を設け、傘布保持部を、次の条件[ア]、[イ]及び[ウ]を満たすように設定したことを特徴とする。
[ア]傘布保持部と左右一方の支柱との間に、傘の傘布部が収まる傘収容空間をおく。
[イ]傘の柄部をハンドルバーの高さに配し、傘布部を傘布保持部の高さに配し、かつ、傘が鉛直に対して石突が後方へ向かう方向に−5〜25°の範囲内の所定のスライド時角度をなす状態で、傘を傘布保持部よりも左右他方側から左右一方側の傘収容空間に向けてスライドさせるときに、傘が通過できる傘通過空間を、傘布保持部とハンドルバーとの間におく。但し、本条件[イ]において、傘の柄部の直径は20mm、傘布部の直径は50mmとする。(ここでの傘の柄部及び傘布部の直径は、本条件[イ]を確定させるためだけの寸法であって、本発明のショッピングカートに保持する傘の柄部及び傘布部の直径を限定する意図ではない。)。
[ウ]傘の傘布部が傘収容空間に収まり、かつ、石突が石突保持部に保持された傘保持時に、傘布保持部は傘布部が左右他方に倒れるのを防止できる位置にある。
ここで、所定のスライド時角度が25°以下(〜25°)なのは、25°以上だと傘を傾けてからショッピングカートに立てる作業が面倒になるおそれがあるからである。また、所定のスライド時角度が−5°以上(−5〜)なのは、−5°以下だと、傘布保持部の後方への突出長さを極端に小さくしないと傘布部が傘通過空間を通過できくなるおそれがあり、それによって、傘保持時に傘が左右他方に倒れるのを防止し難くなるおそれがあるからである。所定のスライド時角度は、0〜20°の範囲内の角度であることがより好ましい。
傘保持時の傘の角度は、特に限定されないが、傘保持時に、傘が鉛直に対して石突が後方へ向かう方向に−20〜−1°の範囲内の所定の傘保持時角度をなすことが好ましい。−1°以下(〜1°)が好ましいのは、−1°以下なら傘布保持部の後方への突出長さをさほど大きくしなくても、傘保持時に傘が左右他方に倒れるのを十分に防止できるからである。そして、このように傘布保持部の後方への突出長さを小さく抑えることによって、スライド時角度も小さく抑えることができ、買物客が傘を立て易くなるからである。また、−20°以上(−20°〜)が好ましいのは、−20°以下だと傘が傾き過ぎて傘保持時に傘を保持し難くなるおそれがあるからである。
石突保持部は、特に限定されないが、次の[i][ii]の態様を例示する。但し、傘保持時角度を小さく抑えることができる点、及び買物客が脚を石突保持部にぶつける等の心配がなくなる点で、[i]の態様である方が好ましい。
[i]石突保持部は、左右の両支柱の下部どうしを繋ぐ左右方向フレームから前方に突出した態様。
[ii]石突保持部は、左右の両支柱の下部どうしを繋ぐ左右方向フレームから後方に突出した態様。
傘布保持部は、特に限定されないが、次の[i][ii]の態様を例示する。
[i]傘布保持部は、バスケットの後端部から後方に突出した突起である態様。
[ii]傘布保持部は、左右一方の支柱から左右他方に突出したのち後方に湾曲した突起である態様。
上記[i]の傘布保持部のより具体的な態様は、特に限定されないが、次の[ア]〜[ウ]の態様を例示する。
[ア]傘布保持部は、左右一方の側面の後端部から左右一方に突出した返し部を備えた態様。
[イ]傘布保持部は、左右一方に向かうに従い後方への突出長が長くなる態様。
[ウ]傘布保持部は、左右一方に向かうに従い後方への突出長が短くなる態様。
ハンドルバーは、特に限定されないが、次の[i][ii]の態様を例示する。但し、傘をハンドルバーとバスケットの後端との間に配し易い点で[i]の態様である方が好ましい。
[i]ハンドルバーは、左右一方の支柱の上端部が左右他方に曲げられてなる左右一方のハンドルバーと、左右他方の支柱の上端部が左右一方に曲げられてなる左右他方のハンドルバーとに分離形成され、左右の両ハンドルバーの間に、傘が前後方向に通過できる間隙が形成された態様。
[ii]ハンドルバーは、左右の両支柱の上端部どうしを繋ぐ一本のバーである態様。
傘布保持部には、特に限定されないが、傘を立てる位置を示す表示部が設けられていることが好ましい。
なお、上記手段において「左右一方」及び「左右他方」は、その順で、「左」及び「右」の場合、「右」及び「左」の場合、これらの場合を両方備える場合、のいずれの態様も含む。すなわち、傘布保持部は次のいずれの態様も含む。
[i]左の支柱との間に傘収容空間をおくように1つ設けられる態様。この場合、石突保持部はその傘布保持部よりも下方に1つ設けられる。
[ii]右の支柱との間に傘収容空間をおくように1つ設けられる態様。この場合、石突保持部はその傘布保持部よりも下方に1つ設けられる。
[iii]左の支柱との間に傘収容空間をおくように設けられる傘布保持部と、右の支柱との間に傘収容空間をおくように設けられる傘布保持部との2つが設けられる態様。この場合、石突保持部は各傘布保持部よりも下方に1つずつ設けられる。
本発明によれば、−5〜25°の範囲内の所定のスライド時角度をなす状態で傘が通過できる傘通過空間があるため、傘布部を簡単に傘収納空間に配することができる。そのため、ショッピングカートに傘を簡単に立てることができる。また、傘布保持部は、傘保持時に、傘布部が左右他方に倒れるのを防止できる位置にあるため、立てた傘が左右他方に倒れる心配もない。
実施例1のショッピングカートを示す側面図である。 同実施例1のショッピングカートを示す背面図である。 (a)は同実施例1のショッピングカートの上部を示す平面図、(b)は同ショッピングカートの下部を示す平面図である。 (a)は同実施例1の傘布保持部及びその周辺を示す平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 (a)〜(c)は同実施例1のショッピングカートの傘立に傘を立てる手順を示す側面図である。 (a)〜(c)は同実施例1のショッピングカートの傘立に傘を立てる手順を示す背面図である。 (a)は同実施例1のショッピングカートの傘立に杖を立てたとき示す側面断面図、(b)は背面図である。 (a)は変更例1の傘布保持部及びその周辺を示す平面図、(b)は変更例2の傘布保持部を示す平面図、(c)は変更例3の傘布保持部を示す平面図、(d)は変更例4の傘布保持部を示す平面図である。 (a)は変更例5の傘布保持部及びその周辺を示す平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 (a)〜(c)は同変更例5のショッピングカートの傘立に傘を立てる手順を示す側面図である。 (a)は変更例6の傘布保持部及びその周辺を示す平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 (a)は実施例2の傘布保持部及びその周辺を示す平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 (a)〜(c)は同実施例2のショッピングカートの傘立に傘を立てる手順を示す側面図である。 (a)は実施例3の傘布保持部及びその周辺を示す平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 (a)〜(c)は同実施例3のショッピングカートの傘立に傘を立てる手順を示す側面図である。 (a)〜(c)は実施例4のショッピングカートの傘立に傘を立てる手順を示す側面図である。 (a)〜(c)は同実施例4のショッピングカートの傘立に傘を立てる手順を示す背面図である。 (a)は従来例2のショッピングカートの傘立に傘を立てたときを示す背面図、(b)は従来例2のショッピングカートの傘立の右方に傘を立てたときを示す背面図である。 同従来例2のショッピングカートの傘立の右方に傘を立てる手順を(a)〜(c)に示す側面図である。 同従来例2のショッピングカートの傘立の右方に傘を立てる手順を(a)〜(c)に示す背面図である。 (a)は従来例3のショッピングカートの傘立の右方に傘を立てたときを示す側面図、(b)は背面図である。
図1〜図7に示す本実施例1のショッピングカート9xは、次に示す、左右の両支柱10L,10Rと、基台20と、バスケット30と、左右の両ハンドルバー40L,40Rと、傘布保持部50(50x)と、石突保持部60とを含み構成されている。そして、傘布保持部50xと石突保持部60とで傘立を構成している。なお、以下でいう傘3は、その柄部4の直径が20mmで、傘布部5の直径が50mmとする。また、以下では、左右一方を右といい、左右他方を左というが、右と左とが反対であってもよい。
左右の両支柱10L,10Rは、左側の左支柱10Lと右側の右支柱10Rとからなり、両支柱10L,10Rは左右方向に間隔をおいて並設されている。各支柱10L,10Rは、上下方向に延びており、長さ方向中間部は前方に突出する形で屈曲している。
基台20は、左右の両支柱10L,10Rの下部に後部が支えられて前方に延びている。この基台20は、左右の両支柱10L,10Rの下部どうしを繋いだ左右方向フレーム21と、左右の支柱10L,10Rから前方にU字状に突出した外U字フレーム22と、左右方向フレーム21の左右中間部から外U字フレーム22の内側に収まるU字状で前方に突出した内U字フレーム23と、外U字フレーム22の前端部と内U字フレームの前端部とを連結した基台前端部24とを含み構成されている。そして、この基台20の下方には、キャスタ25,25・・が設けられている。そのキャスタ25,25・・は、左右の両支柱10L,10Rの下端にそれぞれ取り付けられた2つの後輪25,25と、基台前端部24の下面に取り付けられた2つの前輪25,25とからなる。
バスケット30は、左右の両支柱10L,10Rの上下方向中間部に後部が支えられて前方に延びている。このバスケット30は、底面部31と前面部32と左側面部33と右側面部34と後面部35とからなり、上方に開口している。そして、底面部31と前面部32と左側面部33と右側面部34とは網状に形成されている。また、後面部35は、前後方向に開口した四角形枠状の枠状部36と、枠状部36の内側に取り付けられた回転板37とを含み構成されている。その回転板37は、枠状部36の上端部を軸に回転して開扉可能となっている。
左右の両ハンドルバー40L,40Rは、左側の左ハンドルバー40Lと右側の右ハンドルバー40Rとからなる。そして、左ハンドルバー40Lは、右方に曲げられた左支柱10Lの上端部41と、該上端部41に取り付けられたグリップ42とからなる。また、右ハンドルバー40Rは、左方に曲げられた右支柱10Rの上端部41と、該上端部41に取り付けられたグリップ42とからなる。そして、左右の両ハンドルバー40L,40Rの間には、傘3が前後方向に通過できる間隙が形成されている。
傘布保持部50xは、左右の両支柱10L,10R間のバスケット30の後面とハンドルバー40Rとの間に配した傘3のすぼめた状態の傘布部5を左方に倒れないように保持するための部位である。この傘布保持部50x(実線)は、バスケット30の後面部35を構成する枠状部36の上端部の右寄り部分から後方に突出した突起であって、平面視で外枠となる外枠部51と、外枠部51の内側に取り付けられた表示部55とを含み構成されている。そして、表示部55には、傘3の立て方や立てる位置等が示されている。また、この傘布保持部50xは、その右側面の後端部から右方に突出した返し部52を備えている。そして、この傘布保持部50x(実線)と右支柱10Rとの間には、傘3の傘布部5が収まる傘収容空間Sがおかれている。
また、この傘布保持部50xとハンドルバー40Rとの間には、次に示す傘通過空間Pがおかれてる。その傘通過空間Pは、傘3の柄部4をハンドルバー40Rの高さに配し、傘布部5を傘布保持部50の高さに配し、かつ、傘3が鉛直に対して石突6が後方へ向かう方向に所定のスライド時角度θをなす状態で、傘3をバスケット30の後面の傘布保持部50xよりも左側から右側の傘収容空間Sに向けてスライドさせたときに、傘3が通過できる空間である。上記の所定のスライド時角度θは、本実施例1では14〜140°の範囲内で選択可能であるが、その範囲内で最も小さい14°としている。
また、この傘布保持部50xは、傘3の傘布部5が傘収容空間Sに収まり、かつ、傘3の石突6が石突保持部60に保持された傘保持時であって、買物客が手を傘3から離した自然な状態のときに、傘布部5に左方から当接できることで傘3が左方に倒れるのを防止できる位置にある。上記の傘保持時に、傘3が鉛直に対して石突6が後方へ向かう方向になす所定の傘保持時角度φは、−5.5°である。
石突保持部60は、基台20の左右方向フレーム21の右端部付近から前方に突出したU字状の突起であって、そのU字状の突起と左右方向フレーム21とによってリング状に形成されている。また、この石突保持部60の上方には、杖の先端部を周囲から保持するための杖端保持部65が設けられている。その杖端保持部65は、基台20の左右方向フレーム21から前方に突出した、石突保持部60よりも一回り大きいU字状の突起である。
次に以上に示したショッピングカート9xに傘3を立てる手順を以下に説明する。
[1]まず、図5(a)及び図6(a)に示すように、傘3を左右の両ハンドルバー40L,40Rの間に配する。
[2]次に、図5(b)及び図6(b)に示すように、傘3を、鉛直に対して所定のスライド時角度θ傾けつつ、傘通過空間Pを通して右方にスライドさせる。これにより、傘3の傘布部5を傘収容空間Sに配する。
[3]次に、図5(c)及び図6(c)に示すように、傘3の石突6を石突保持部60の内側に突き刺す。
本実施例1によれば、従来例1,2のように傘を持ち上げたり、従来例2のように傘を50度程度も傾けたりしなくても、簡単に傘3をショッピングカート9xに立てることができる。また、傘布保持部50xは、傘保持時に、傘布部5が左方に倒れるのを防止できる位置にあるため、傘3が従来例3のように左方に倒れる心配もない。
また、杖端保持部65があるため、傘3のみならず、図7に示すように、先端部が傘3の石突6よりも太い杖8であっても保持することができる。このとき、杖8の先端部は、石突保持部60の上に置かれるとともに、杖8の先端部の外周面が杖端保持部65によって周囲から保持される。
なお、本実施例1の石突保持部60を設ける位置は、上記の位置に限定されず、例えば、図18〜図21に示す従来例1〜3の場合と同様、基台20の左右方向フレーム21から後方に突出するようにしてもよい。この場合には、傘保持時角度φが大きくなる(鉛直に近くなる)ため傘保持時に傘3を保持し易くなる点で有利であるが、傘保持時角度φが大きくなるため傘布保持部50の後方への突出長さを小さく抑え難くなり、スライド時角度θを小さく抑え難くなる点や、後方に突出するため買物客が石突保持部60に脚をぶつけ易くなる等、邪魔になり易くなる点で不利である。
また、本実施例1の傘布保持部50(50x)の形状は、上記の形状に限定されず、例えば、次の変更例1〜6のように変更してもよい。
[変更例1]
図8(a)に示す変更例1のショッピングカート9aの傘布保持部50(50a)は、実施例1の傘布保持部50(50x)と略同様であるが、右側面の後端部から右方に突出した返し部52(52a)の形状が異なり、その他の点で実施例1の傘布保持部50(50x)と同様である。この返し部52aの右側の部位は、右方に向かうに従い前方に向かう形状をしている。そのため、傘収容空間Sに収容した傘3が外れ難い。なお、本変更例1においても、傘3を傘通過空間P(傘布保持部50aとハンドルバー40Rとの間)に通す際の所定のスライド時角度θは、14°〜140°の範囲内で選択可能であるが、その範囲内で最も小さい14°としている。
[変更例2]
図8(b)に示す変更例2のショッピングカート9bの傘布保持部50(50b)は、実施例1の傘布保持部50(50x)と略同様であるが、右端部の後端部から右方に突出した返し部52(52b)の形状が異なり、その他の点で実施例1の傘布保持部50(50x)と同様である。この返し部52bの右側の部位は、右方に向かうに従い後方に曲がる形状をしている。そのため、傘3を傘収容空間Sに導き易い。なお、本変更例2においても、傘3を傘通過空間P(傘布保持部50bとハンドルバー40Rとの間)に通す際の所定のスライド時角度θは、14°〜140°の範囲内で選択可能であるが、その範囲内で最も小さい14°としている。
[変更例3]
図8(c)に示す変更例3のショッピングカート9cの傘布保持部50(50c)は、実施例1の傘布保持部50(50x)と略同様であるが、左側から右側に向かうに従い突出長が長くなる形状をしている点で異なり、その他の点で実施例1の傘布保持部50(50x)と同様である。そのため、傘収容空間Sに収容した傘3が外れ難い。なお、本変更例3においても、傘3を傘通過空間P(傘布保持部50cとハンドルバー40Rとの間)に通す際の所定のスライド時角度θは、14°〜140°の範囲内で選択可能であるが、その範囲内で最も小さい14°としている。
[変更例4]
図8(d)に示す変更例4のショッピングカート9dの傘布保持部50(50d)は、実施例1の傘布保持部50(50x)と略同様であるが、左側から右側に向かうに従い突出長が短くなる形状をしている点で異なり、その他の点で実施例1の傘布保持部50(50x)と同様である。そのため、傘3を傘収容空間Sに導き易い。なお、本変更例4においても、傘3を傘通過空間P(傘布保持部50dとハンドルバー40Rとの間)に通す際の所定のスライド時角度θは、14°〜140°の範囲内で選択可能であるが、その範囲内で最も小さい14°としている。
[変更例5]
図9、図10に示す変更例5のショッピングカート9eの傘布保持部50(50e)は、外枠部51が後方に突出した後、上方に曲がって突出し、その後更に前方に曲がって折り返す形状をしている。そして、その外枠部51の上面に表示部55が取り付けられている。そのため、表示部55が目立ちやすく、買物客が傘立を認識し易い。なお、本変更例5においては、傘3を傘通過空間P(傘布保持部50eとハンドルバー40Rとの間)に通す際の所定のスライド時角度θは、14°〜130°の範囲内で選択可能であるが、その範囲内で最も小さい14°としている。
[変更例6]
図11に示す変更例6のショッピングカート9fの傘布保持部50(50f)は、右端部に左方に凹んだ凹部53が設けられている。そのため、傘収容空間Sに収容した傘3が外れ難い。なお、本変更例6においては、傘3を傘通過空間P(傘布保持部50fとハンドルバー40Rとの間)に通す際の所定のスライド時角度θは、20°〜130°の範囲内で選択可能であるが、その範囲内で最も小さい20°としている。
図12、図13に示す本実施例2のショッピングカート9x’は、実施例1と略同様であるが、傘布保持部50(50x)を設ける位置のみが実施例1と異なり、その他の点においては実施例1と同様である。その傘布保持部50xは、バスケット30の後面部35を構成する枠状部36の下端部の右寄り部分から後方に突出する形で設けられている。本実施例2では、傘3を傘通過空間P(傘布保持部50xとハンドルバー40Rとの間)に通す際の所定のスライド時角度θは、0°〜140°の範囲内で選択可能であるが、その範囲内で最も小さい0°としている。
本実施例2では、傘3を実施例1よりも小さい所定のスライド時角度θ傾けるだけで傘通過空間Pに通すことができる。そのため、実施例1よりも簡単に傘3を立てることができる。また、本実施例2によれば、傘布保持部50xが実施例1の場合よりも低い位置にあるので、不使用時等に該傘布保持部50xが邪魔になり難い。なお、本実施例2においても、傘布保持部50xの形状は、実施例1と同様の形状に限定されず、例えば、上記の変更例1〜6の形状に変更してもよい。
図14、図15に示す本実施例3のショッピングカート9zは、実施例1と略同様であるが、傘布保持部50(50z)のみが実施例1の傘布保持部50(50x)と異なり、その他の点においては実施例1と同様である。その傘布保持部50zは、右支柱10Rの上部から左方に突出した後、後方に突出して、その後更に右方に折り返した形状をしている。本実施例3では、傘3を傘通過空間P(傘布保持部50zとハンドルバー40Rとの間)に通す際の所定のスライド時角度θは、23°〜130°の範囲内で選択可能であるが、その範囲内で最も小さい23°としている。
本実施例3では、傘3を実施例1よりは大きいが従来例2よりかは小さいスライド時角度θ傾けるだけで傘通過空間Pに通すことができる。そのため、従来例2よりも簡単に傘3を立てることができる。
図16,図17に示す本実施例4のショッピングカート9z’は、実施例1と略同様であるが、傘布保持部50(50z’)のみが実施例1の傘布保持部50(50x)と異なり、その他の点においては実施例1と同様である。その傘布保持部50z’は、右支柱10Rの下部から左方に突出した後、後方に突出して、その後更に右方に折り返した形状をしている。本実施例4では、傘3を傘通過空間P(傘布保持部50z’とハンドルバー40Rとの間)に通す際の所定のスライド時角度θは、1°〜140°の範囲内で選択可能であるが、その範囲内で最も小さい1°としている。
本実施例4では、傘3を実施例1よりも小さい所定のスライド時角度θ傾けるだけで傘通過空間Pに通すことができる。そのため、実施例1よりも簡単に傘3を立てることができる。また、本実施例4によれば、傘布保持部50z’が実施例1の傘布保持部50xよりも低い位置にあるので、不使用時等に該傘布保持部50z’が邪魔になり難い。
なお、本発明は前記実施例1〜4及び変更例1〜6の構成に限定されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)いずれの実施例及び変更例においても、傘布保持部50及び石突保持部60は(例えば実施例1では図3に二点鎖線で示すように)、左側に設けてもよいし、右側と左側に2つ設けて左右に傘を保持できるようにしてもよい。
3 傘
4 傘の柄部
5 傘の傘布部
6 傘の石突
9x ショッピングカート(実施例1)
9a ショッピングカート(実施例1の変更例1)
9b ショッピングカート(実施例1の変更例2)
9c ショッピングカート(実施例1の変更例3)
9d ショッピングカート(実施例1の変更例4)
9e ショッピングカート(実施例1の変更例5)
9f ショッピングカート(実施例1の変更例6)
9x’ショッピングカート(実施例2)
9z ショッピングカート(実施例3)
9z’ショッピングカート(実施例3)
10L 左支柱(左右他方の支柱)
10R 右支柱(左右一方の支柱)
30 バスケット
40L 左ハンドルバー(ハンドルバー)
40R 右ハンドルバー(ハンドルバー)
50 傘布保持部
50x 傘布保持部(実施例1,2)
50a 傘布保持部(実施例1の変更例1)
50b 傘布保持部(実施例1の変更例2)
50c 傘布保持部(実施例1の変更例3)
50d 傘布保持部(実施例1の変更例4)
50e 傘布保持部(実施例1の変更例5)
50f 傘布保持部(実施例1の変更例6)
50z 傘布保持部(実施例3)
50z’傘布保持部(実施例4)
52 返し部
52x 返し部(実施例1)
52a 返し部(実施例1の変更例1)
52b 返し部(実施例1の変更例2)
55 表示部
60 石突保持部
S 傘収納空間
P 傘通過空間
θ スライド時角度
φ 傘保持時角度

Claims (10)

  1. 左右の両支柱(10L,10R)と、両支柱(10L,10R)間に後部が支えられて前方へ延びるバスケット(30)と、バスケット(30)の後面よりも後方かつ上方で両支柱(10L,10R)の上端間を左右方向に延びるハンドルバー(40L,40R)とを含み構成されたショッピングカートにおいて、
    バスケット(30)の後面とハンドルバー(40R)との間に配した傘(3)のすぼめた状態の傘布部(5)を、左右方向に倒れないように保持するための傘布保持部(50)を設け、傘布保持部(50)よりも下方に傘(3)の石突(6)を保持するための石突保持部(60)を設け、
    傘布保持部(50)を、次の条件[ア]、[イ]及び[ウ]を満たすように設定したことを特徴とするショッピングカート。
    [ア]傘布保持部(50)と左右一方の支柱(10R)との間に、傘(3)の傘布部(5)が収まる傘収容空間(S)をおく。
    [イ]傘(3)の柄部(4)をハンドルバー(40R)の高さに配し、傘布部(5)を傘布保持部(50)の高さに配し、かつ、傘(3)が鉛直に対して石突(6)が後方へ向かう方向に−5〜25°の範囲内の所定のスライド時角度(θ)をなす状態で、傘(3)を傘布保持部(50)よりも左右他方側から左右一方側の傘収容空間(S)に向けてスライドさせるときに、傘(3)が通過できる傘通過空間(P)を、傘布保持部(50)とハンドルバー(40R)との間におく。但し、本条件[イ]において、傘(3)の柄部(4)の直径は20mm、傘布部(5)の直径は50mmとする。
    [ウ]傘(3)の傘布部(5)が傘収容空間(S)に収まり、かつ、石突(6)が石突保持部(60)に保持された傘保持時に、傘布保持部(50)は傘布部(5)が左右他方に倒れるのを防止できる位置にある。
  2. 傘保持時に、傘(3)が鉛直に対して石突(6)が後方へ向かう方向に−20〜−1°の範囲内の所定の傘保持時角度(φ)をなす請求項1記載のショッピングカート。
  3. 石突保持部(60)は、左右の両支柱(10L,10R)の下部どうしを繋ぐ左右方向フレーム(21)から前方に突出した請求項2に記載のショッピングカート。
  4. 傘布保持部(50)は、バスケット(30)の後端部から後方に突出した突起(50x,50a,50b,50c,50d,50e,50f)である請求項1〜3のいずれか一項に記載のショッピングカート。
  5. 傘布保持部(50x,50a,50b)は、左右一方の側面の後端部から左右一方に突出した返し部(52)を備えた請求項4記載のショッピングカート。
  6. 傘布保持部(50c)は、左右一方に向かうに従い後方への突出長が長くなる請求項4記載のショッピングカート。
  7. 傘布保持部(50d)は、左右一方に向かうに従い後方への突出長が短くなる請求項4記載のショッピングカート。
  8. 傘布保持部(50)は、左右一方の支柱(10R)から左右他方に突出したのち後方に湾曲した突起(50z,50z’)である請求項1〜3に記載のショッピングカート。
  9. ハンドルバー(40L,40R)は、左右一方の支柱(10R)の上端部が左右他方に曲げられてなる左右一方のハンドルバー(40R)と、左右他方の支柱(10L)の上端部が左右一方に曲げられてなる左右他方のハンドルバー(40L)とに分離形成され、左右の両ハンドルバー(40L,40R)の間に、傘(3)が前後方向に通過できる間隙が形成された請求項1〜8のいずれか一項に記載のショッピングカート。
  10. 傘布保持部(50)に、傘(3)を立てる位置を示す表示部(55)が設けられた請求項1〜9のいずれか一項に記載のショッピングカート。
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