JP5852474B2 - 荷電粒子線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷電粒子線を試料に照射する荷電粒子線装置に関する。
近年、微小領域を観察するために、走査電子顕微鏡(SEM)、透過電子顕微鏡(TEM)、走査透過電子顕微鏡(STEM)、集束イオンビーム加工観察装置(FIB)等の荷電粒子線装置が使用されている。これらの装置では、電子ビームやイオンビーム等の荷電粒子線が、試料に照射されている。例えば、電子ビームを試料に照射すると、試料表面からは二次電子、反射電子等が、試料裏面からは透過電子がそれぞれ放出する。これらの電子(荷電粒子)は、試料の形状、組成等によって、放出角度における放出量が変化するといった角度依存性を持つ。そこで、角度依存性を有する電子を、検出に最適な角度で検出する装置が提案されている(特許文献1等参照)。
特開2010−199002号公報
前記角度依存性について、例えば、反射電子は、鏡面反射方向に大きな放出量(強い信号強度)を持つ。そして、その鏡面反射方向の逆方向では、放出量は小さく弱い信号強度になるが、その放出量に基づいて凹凸部の輪郭の陰影が異なった画像を得ることができる。この強い信号強度と弱い信号強度の2つの信号強度を足し合わせると、試料の組成情報が強調され、差し引くと、試料の凹凸情報が強調される。このように同じ試料から得られる反射電子の放出量(信号強度)であっても、その反射電子の放出角度、すなわち、検出角度によって異なった情報が得られる。このことは、反射電子に限らず、二次電子、透過電子でもいえることであり、さらに、電子に限らず、イオンも含めた荷電粒子でいえることである。すなわち、角度依存性は、反射荷電粒子や二次荷電粒子や透過荷電粒子等も有している。角度依存性を有する荷電粒子を、検出に最適な角度で検出できれば、幅広いニーズに応えることができる。
ただ、荷電粒子線が照射される試料は、例えば、半導体装置のように、内部の構造が微細化しており、その微細な構造を構成する局所部分のみに荷電粒子線を照射し、そこから放出される荷電粒子を検出するとなると、その検出量はわずかなものになる。このわずかな荷電粒子を検出するためには、すなわち、高感度化するには、検出器をできるだけ試料に近づけることが望ましい。荷電粒子の飛行距離が長いと、飛行している空間が真空であるとはいえ、散乱する確率が高くなり、荷電粒子の収集効率が低下するからである。しかし、荷電粒子の飛行距離が長いと、飛行する荷電粒子同士は広がるので、角度の分解能を高めることができ、容易に所望の角度の荷電粒子を収集することができる。逆に、検出器を試料に近づける際には、検出器の角度の分解能を高める必要がある。
特許文献1には、角度依存性を有する電子を、最適な角度で検出するために、検出器を試料に近づけたり遠ざけたりすることが記載されているが、検出器が試料に近くても、検出器の角度の分解能を高くできる装置については記載されていない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、高分解能を持って特定の放出角度で試料から放出された荷電粒子を検出でき、かつ、高感度な荷電粒子線装置を提供することである。
本発明は、荷電粒子線を試料に照射する荷電粒子線照射装置と、前記試料に接触するように配置することで照射された前記荷電粒子線により前記試料に発生した吸収電流を自身に流して検出する吸収電流検出器とを有し、前記荷電粒子線が前記試料上を走査することで吸収電流像を取得する荷電粒子線装置において、
前記吸収電流検出器を、前記試料から離して配置した場合には、
前記吸収電流検出器は、前記荷電粒子線の照射により前記試料から出射した荷電粒子線が入射すると、入射した荷電粒子線を、前記試料の表面の法線方向と前記荷電粒子線の入射方向の少なくとも一方の方向に対して、前記荷電粒子線の前記試料上の照射位置から前記吸収電流検出器への方向がなす角度に依存する信号電流として検出することを特徴としている。
本発明によれば、高分解能を持って特定の放出角度で試料から放出された荷電粒子を検出でき、かつ、高感度な荷電粒子線装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置において、吸収電流検出器の先端部を用いて、角度依存性を有する荷電粒子を検出する方法(その1)を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置において、吸収電流検出器の先端部を用いて、試料から吸収電流を検出する方法を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置において、吸収電流検出器の先端部を用いて、角度依存性を有する荷電粒子を検出する方法(その2)を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置において、吸収電流検出器の先端部を用いて、角度依存性を有する荷電粒子を検出する方法(その3)を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置において、吸収電流検出器の先端部を用いて、角度依存性を有する荷電粒子を検出する方法(その4)を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置を用いて、角度依存性を有する荷電粒子による像を生成する方法のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置が有する表示装置に表示されるGUI画面(第1ウィンドウ、ホームページ)である。 GUI画面内の検出器状態表示(その1)である。 GUI画面内の検出器状態表示(その2)である。 GUI画面内の検出器状態表示(その3)である。 本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置が有する表示装置に表示されるGUI画面(連続取得設定画面(その1))である。 本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置が有する表示装置に表示されるGUI画面(連続取得設定画面(その2))である。 本発明の第2の実施形態に係る荷電粒子線装置の構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る荷電粒子線装置を用いて、母材に非接触プローブを形成する方法を示す模式図である。 複数の非接触プローブが形成された母材の平面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略している。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置1の構成図を示す。なお、第1の実施形態では、荷電粒子線装置1として、電子線装置であるSEMを例に説明するが、本発明は、他の荷電粒子線装置(荷電粒子線顕微鏡)1にも適用できる。荷電粒子線装置1は、試料101を載置し移動させる試料ステージ102と、試料ステージ102を移動させる等の制御をする試料位置制御装置103と、試料101に電子ビーム(荷電粒子ビーム)104を照射し走査させる電子ビーム光学システム装置105と、電子ビーム光学システム装置105を制御する電子ビーム光学システム制御装置106と、試料101で発生する二次電子等を検出する二次電子検出器107と、二次電子検出器107を制御する二次電子検出器制御装置108と、導電部材109と、導電部材109を先端に着脱可能に取付け、吸収電流を検出する吸収電流検出器110と、吸収電流検出器110の検出の制御をする吸収電流検出器制御装置111と、吸収電流検出器110を載置し移動させる吸収電流検出器ステージ112と、吸収電流検出器ステージ112の移動の制御をする吸収電流検出器位置制御装置113と、前記の各機器を制御する中央処理装置(コンピュータ)114と、SEM像や吸収電流像等と操作画面等を表示するディスプレイを備えた表示装置115と、試料101や導電部材109等を収容し真空雰囲気に保持する真空容器116とを有している。試料位置制御装置103、電子ビーム光学システム制御装置106、二次電子検出器制御装置108、吸収電流検出器制御装置111、吸収電流検出器位置制御装置113等は、中央処理装置114で制御される。中央処理装置114には、例えばパーソナルコンピュータやワークステーション等を用いることができる。試料ステージ102、電子ビーム光学システム装置105、二次電子検出器107、吸収電流検出器110、吸収電流検出器ステージ112は、真空容器116内に配置される。
以上の構成により、試料101に電子ビーム104を照射し、試料101から放出される二次電子等の中から、角度依存性のある二次電子等を導電部材109で捕獲し、信号電流を発生させる。吸収電流検出器110は、この信号電流を吸収電流として検出し、吸収電流像と同様に、信号電流像を取得する。導電部材109は、吸収電流検出器110のケーブル状の先端部202に取り付けられている。これにより、導電部材109を試料101の近傍に配置することができ、試料101から放出される二次電子がわずかであっても確実に捕獲することができる。また、導電部材109が配置される試料101からの方向を変えることで、二次電子等の角度依存性を容易に評価できる。そして、導電部材109を試料101から角度依存性のある特定の方向に配置すれば、前記信号電流を取得できる。試料101に照射する電子ビーム104を走査しながら、前記信号電流を取得することで、信号電流像を取得することができる。
なお、試料101から放出される二次電子等は、二次電子検出器107でも検出できる。試料101に照射する電子ビーム104を走査しながら、二次電子検出器107で二次電子等を検出することで、SEM像を取得することができる。
図2Aに、本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置1において、吸収電流検出器110の先端部202を用いて、角度依存性を有する二次荷電粒子(二次電子)201を検出する方法(その1)を示す。なお、二次荷電粒子(二次電子)は、二次荷電粒子(反射電子)も含むものとする。電子ビーム104を試料101に照射すると、試料101から二次電子201が放出する。放出した二次電子201が吸収電流検出器110の先端部202の導電部材109に衝突すると、導電部材109から導電部材109と繋がっている信号線204に信号電流Iaが流れる。なお、導電部材109に衝突した二次電子201がすべて信号電流Iaに変換されるわけではなく、導電部材109に衝突した二次電子201と導電部材109から放出される三次荷電粒子(三次電子)205の差が信号電流Iaとなる。この信号電流Iaを検出することで、二次電子201が持つ試料情報を反映した信号電流像を取得することが可能となる。なお、信号電流Iaは、微弱であるが、例えば電子ビーム104の電流量を増加させたり、吸収電流検出器110等における信号増幅率を増加させたりすることで、画像化することができる。
導電部材109は、試料101の表面の法線方向又は電子ビーム104の入射方向に対して、電子ビーム104の試料101上の照射位置から導電部材109への方向がなす角度θが、角度依存性のある二次電子201が出射する特定の角度に一致するように配置される。また、導電部材109は、電子ビーム104の試料101上の照射位置から導電部材109が見える角度範囲△θが、角度依存性のある二次電子201が出射する特定の角度範囲に一致するように配置される。
吸収電流検出器110の先端部202は、同軸ケーブル203と、同軸ケーブル203に接続する接触プローブ208と、接触プローブ208に接続する導電部材(非接触プローブ)109とを有している。同軸ケーブル203は、信号電流Iaが流れる信号線204と、信号線204を覆い接地されたシールド207と、信号線204をシールド207から絶縁する絶縁材206とを有している。接触プローブ208は、同軸ケーブル203の端部から突出している。接触プローブ208は、信号線204に接続し支持されている。後記するが、接触プローブ208は、試料101に直接接触して電気的に接続するプローブとして用いられる。導電部材109は、接触プローブ208に接続し支持されている。導電部材109は、図2Aに示すように、試料101に接触しない非接触プローブとして用いられる。こうすることで、導電部材109に衝突した二次電子201のみを信号電流Iaとすることができる。シールド207に衝突した二次電子201は、シールド207が接地されているので、グランドに流れ、チャージアップを防ぐことができる。なお、導電部材109に衝突する二次電子201の量が、シールド207に衝突する二次電子201の量よりはるかに多い場合は、シールド207や絶縁材206を省くことができる。
導電部材109は、接触プローブ208の先端に接続され、接触プローブ208に対して、取り付け、取り外し可能になっている。また、導電部材109の機能を、接触プローブ208が兼ねて、導電部材109が省かれてもよい。導電部材109を接触プローブ208から取り外すことなく、導電部材109をそのまま試料101に接続することで、接触プローブ208の機能を兼ねてもよい。すなわち、吸収電流を検出する接触プローブ208を、信号電流Iaを検出するための導電部材(非接触プローブ)109として用いてもよい。また、マイクロサンプリング(登録商標)において、マイクロサンプルを摘出するプローブを、導電部材(非接触プローブ)109や接触プローブ208として用いてもよい。
なお、図2Aでは、導電部材109の形状を円板形状にしたが、これに限られない。導電部材109の形状や大きさ等を変えることで、検出感度や検出領域を変えることができる。導電部材109の大きさや形状を変更する方法は、後記するように大きさや形状の異なる別のものに交換する方法や、吸収電流検出器110の先端部202と共に回転させたり往復運動させたりする方法等がある。
導電部材109の材質は、二次電子放出量が低い軽元素であるか、又は、前記軽元素が含まれていることが望ましい。具体的には、導電部材109の材質の組成は、銅より原子番号の小さい元素であるか、又は、その元素が含まれていることが望ましい。三次電子205放出を抑え、信号電流Iaを増加させることができる。
また、導電部材109に電圧を印加する機能があっても良い。例えば、プラスの電圧を印加すると、二次電子、反射電子、三次電子等を引き付け、信号電流Iaを増加させることができる。また、マイナス50V程度印加すると、二次電子を追い返し、反射電子のみを得ることができる。
なお、試料101が大きい場合には、電子ビーム104が走査されて、試料101上の照射位置が移動すると、前記角度θが、角度依存性のある二次電子201が出射する特定の角度から外れてしまう。そこで、まず、中央処理装置114内の単位画像取得装置を用いて、角度θがその特定の角度に略等しいという条件を満足する試料101上の領域R2内を電子ビーム104が走査して、信号電流Iaによる単位画像を取得する。次に、試料ステージ102による領域R2から領域R3への移動に伴って、中央処理装置114内の検出器移動装置は、前記条件を満足する位置P3に位置P2から吸収電流検出器の先端部202(導電部材109)を移動させる。これらの単位画像の取得と、吸収電流検出器の先端部202(導電部材109)の移動とを、繰り返し実施する。これにより、領域R1と位置P1に対応する単位画像、領域R2と位置P2に対応する単位画像、領域R3と位置P3に対応する単位画像のように、複数の単位画像が取得できる。中央処理装置114は、取得された複数の単位画像を合成して、信号電流像が取得できる。
図2Bに、本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置において、吸収電流検出器の先端部202を用いた試料101から吸収電流Ibを検出する方法を示す。接触プローブ208から、導電部材109が取り外されている。そして、接触プローブ208は、試料101に接触している。試料101に電子ビーム104が照射されると、二次電子201が発生するだけでなく、試料101中に吸収電流Ibが発生する。この吸収電流Ibは接触プローブ208に流れ込み、吸収電流検出器110(図1参照)に検出される。そして、電子ビーム104が試料101上を走査することで吸収電流像を取得することができる。
図2Cに、本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置において、吸収電流検出器の先端部202を用いた角度依存性を有する荷電粒子を検出する方法(その2)を示す。接触プローブ208の先端に、導電部材(反射電子用プローブ)109a(109)が取り付けられている。導電部材109aは、略馬蹄形状をしている。導電部材109aは、平面視で、外周が半円形をし、内周も外周の半円と中心を同一とする半円形になっている。試料101に電子ビーム104を照射すると、同じ性質の角度依存性を持った二次電子201は、反射電子も含めて、試料101上の照射地点を頂点とする下に凸のコーン(円錐)状の側面に沿って放出される。そこで、このコーンの周方向に沿って導電部材109aを配置すれば、二次電子201の収率を高めることができる。そして、試料101に導電部材109aを近づければ、電子ビームの方向に対して放出方向のなす角度の大きい二次電子201を捕獲することができ、試料101から導電部材109aを離せば、電子ビームの方向に対して放出方向のなす角度の小さい二次電子201を捕獲することができる。また、二次電子201は、そのコーンの周方向に均一に放出されるだけでなく、周方向にも角度依存性を有する場合がある。この導電部材109aによれば、周方向の全周360度に対して180度の半分だけ配置されているので、周方向に角度依存性を有する二次電子201も検出することができる。また、試料101に対して、電子ビーム104と同じ側に、導電部材109aが配置されるが、導電部材109aの平面視で外周と内周とが半円形であるので、電子ビーム104を導電部材109aを横切ることなく、電子ビーム104を導電部材109aの内側に入れたり外側に出したりする走査を容易にできる。
図2Dに、本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置において、吸収電流検出器の先端部202を用いた角度依存性を有する荷電粒子を検出する方法(その3)を示す。接触プローブ208の先端に、導電部材(透過電子用プローブ)109b(109)が取り付けられている。導電部材109bは、リング形状をしている。導電部材109bは、平面視で、外周が円形をし、内周も外周の円と中心を同一とする円形になっている。試料101に電子ビーム104を照射すると、二次電子201は、反射電子のように反射するだけでなく、透過電子のように試料101を透過する。そして、透過電子の中の同じ性質の角度依存性を持った二次電子201は、試料101上の照射地点を頂点とする上に凸のコーン(円錐)状の側面に沿って放出される。そこで、このコーンの周方向に沿って導電部材109bを配置すれば、二次電子(透過電子)201の収率を高めることができる。そして、試料101に導電部材109bを近づければ、電子ビームの方向に対して放出方向のなす角度の大きい二次電子201を捕獲することができ、試料101から導電部材109bを離せば、電子ビームの方向に対して放出方向のなす角度の小さい二次電子201を捕獲することができる。なお、導電部材109bは、試料101に対して、電子ビーム104の反対側に配置される。
図2Eに、本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置において、吸収電流検出器の先端部202を用いた角度依存性を有する荷電粒子を検出する方法(その4)を示す。接触プローブ208の先端に、導電部材(ディフラクションパターン用プローブ)109c(109)が取り付けられている。導電部材109cは、直方体の形状をしている。導電部材109cは、平面視で、正方形になっている。導電部材109cによれば、結晶方位を知る上で重要なディフラクションパターンを取得することができる。導電部材109cは、試料101に対して、電子ビーム104の反対側に配置される。導電部材109cの前記正方形は、ディフラクションパターンのそれぞれの位置における画素となる。導電部材109cをディフラクションパターンの生じている平面上を走査するように移動させながら、その平面上の各位置の画素として各位置毎に二次電子(透過電子)201を取得する。取得した二次電子(透過電子)201は、信号電流Iaとして位置毎に検出される。
前記のように、導電部材109を外して、図2Bの接触プローブ208を用いたり、接触プローブ208に、図2Cの導電部材(反射電子用プローブ)109aや、図2Dの導電部材(透過電子用プローブ)109bや、図2Eの導電部材(ディフラクションパターン用プローブ)109cを取り付けたりして、目的に応じてプローブを変更することができる。
図3に、本発明の第1の実施形態に係る荷電粒子線装置を用いて、角度依存性を有する荷電粒子による像を生成する方法のフローチャートを示す。これによれば、事前に登録した複数の位置で信号電流像を連続取得することができる。まず、ステップS1で、作業者は、試料101を、真空容器116から取り出された試料ステージ102に載せる。中央処理装置114は、試料位置制御装置103を介して、試料101を載せた試料ステージ102を真空容器116内に導入する。
次に、ステップS2で、中央処理装置114は、試料101の周辺に、電子ビーム光学システム制御装置を介して、電子ビーム光学システム装置を制御して、電子ビーム104を走査しながら照射し、また、二次電子検出器制御装置108を介して、二次電子検出器107を制御して、試料101の周辺からの二次電子を検出し、表示装置115にSEM像を表示する。作業者はこのSEM像を確認しながら、中央処理装置114から、試料ステージ102を制御し、試料101の位置を調整する。
図4に、表示装置115に表示されるGUI画面(第1ウィンドウ、ホームページ)115aを示す。図3のステップS3で、中央処理装置114は、表示装置115に、このGUI画面(第1ウィンドウ、ホームページ)115aを表示する。作業者は、検出器選択プルダウン401を用いて、二次電子検出器107から、吸収電流検出器110に、使用する検出器を切り替えるように、中央処理装置114に指示し、この指示に応じて、中央処理装置114が切り替える。
次に、ステップS4で、中央処理装置114は、試料101と吸収電流検出器の先端部202の周辺に、電子ビーム光学システム制御装置を介して、電子ビーム光学システム装置を制御して、電子ビーム104を走査しながら照射し、また、二次電子検出器制御装置108を介して、二次電子検出器107を制御して、試料101と吸収電流検出器の先端部202の周辺からの二次電子を検出し、表示装置115にSEM像を表示する。作業者はこのSEM像を確認しながら、図4の検出器導入ボタン表示409をクリックすると、中央処理装置114から、試料ステージ102を制御し、試料101の位置を調整したり、吸収電流検出器ステージ112を制御し、導電部材109(接触プローブ208)の位置を調整したりして、導電部材109(接触プローブ208、吸収電流検出器)をSEM像の視野内に導入する。また、作業者が、図4の検出器退避ボタン410をクリックすると、中央処理装置114は、導電部材109(接触プローブ208、吸収電流検出器)をSEM像の視野外に退避させる。
ステップS5で、中央処理装置114は、表示装置115に、図4に示すGUI画面(第1ウィンドウ、ホームページ)115aを表示させる。作業者は、検出信号(プローブ)選択プルダウン402を用いて、吸収電流検出器110で検出する角度依存信号の種類を選択する、すなわち、接触プローブ208、反射電子用プローブ109a、透過電子用プローブ109b、ディフラクションパターン用プローブ109cの中から使用するプローブを選択する。作業者が、使用するプローブに切り替えるように、中央処理装置114に指示し、この指示に応じて、中央処理装置114が切り替える。
次に、ステップS6で、作業者は、初期設定を行うために、図4の検出器初期設定ボタン表示411をクリックする。このクリックにより、中央処理装置114は、例えば、導電部材109と試料101の形状測定、互いの位置関係、検出領域や、導電部材109の試料101との干渉回避のための調整等を行う。中央処理装置114は、導電部材109と試料101の周辺に、電子ビーム光学システム制御装置106を介して、電子ビーム光学システム装置105を制御して、電子ビーム104を走査しながら照射し、また、二次電子検出器制御装置108を介して、二次電子検出器107を制御して、導電部材109と試料101の周辺からの二次電子を検出し、導電部材109と試料101のSEM像を取得する。前記形状測定や検出領域や試料との位置関係の結果は、図4の検出器状態表示403のX−Y平面表示404及びX−Z平面表示405に表示される。この表示に基づいて、作業者は、中央処理装置114を介して、導電部材109と試料101の位置を調整することができる。導電部材109と試料101の位置関係が、導電部材109と試料101とが互いに干渉せず、かつ、角度依存性のある二次電子が導電部材109に入射するような位置関係になるように設定する。
なお、導電部材109の形状の測定には、前記SEM像ではなく、導電部材109とその周辺に電子ビーム104を走査しながら照射し、この照射により導電部材109に発生した吸収電流を、吸収電流検出器110で検出した吸収電流像を用いてもよい。こうすることで、試料101等の映りこみが無く、導電部材109の形状だけの画像を取得でき、測定精度が向上する。また、試料101の形状の測定にも、前記SEM像ではなく、試料101とその周辺に電子ビーム104を走査しながら照射し、この照射により試料101から放出された二次電子を導電部材109で取得して信号電流を発生させ、その信号電流を吸収電流検出器110で検出した信号電流像を用いてもよい。試料101との干渉回避のための調整は、例えば、一度、試料101と接触させ相対位置を登録する方法、導電部材109を回転させ、側面からの画像を取得し、その画像より試料101との距離を測定し、登録する方法等がある。
図5Aに、初期設定時におけるGUI画面内の検出器状態表示403の例(その1)を示す。検出器状態表示403のX−Y平面表示404には、導電部材(反射電子用プローブ)109aのX−Y平面に投影した画像501が表示されている。導電部材(反射電子用プローブ)109aが接触プローブ208によって支持される位置503が表示されている。また、導電部材(反射電子用プローブ)109aの外周等の半円の直径の寸法等が計測され、寸法表示504に表示されている。これらの表示によれば、反射電子を検出できる検出領域を、作業者は容易に把握することができる。検出器状態表示403のX−Z平面表示405には、導電部材(反射電子用プローブ)109aのX−Z平面に投影した画像501と、試料101のX−Z平面に投影した画像502とが表示されている。また、導電部材(反射電子用プローブ)109aと試料101の間の距離の寸法等が計測され、寸法表示504に表示されている。これらの表示によれば、試料101の上方に導電部材(反射電子用プローブ)109aが配置されていることを、作業者は容易に把握することができる。また、試料101上(の電子ビーム104の照射位置)から導電部材(反射電子用プローブ)109aへの方向を、作業者は容易に把握することができる。
図5Bに、初期設定時におけるGUI画面内の検出器状態表示403の例(その2)を示す。検出器状態表示403のX−Y平面表示404には、導電部材(透過電子用プローブ)109bのX−Y平面に投影した画像501が表示されている。導電部材(透過電子用プローブ)109bが接触プローブ208によって支持される位置503が表示されている。また、導電部材(透過電子用プローブ)109bの外周等の円の直径の寸法等が計測され、寸法表示504に表示されている。これらの表示によれば、透過電子を検出できる検出領域を、作業者は容易に把握することができる。検出器状態表示403のX−Z平面表示405には、導電部材(透過電子用プローブ)109bのX−Z平面に投影した画像501と、試料101のX−Z平面に投影した画像502とが表示されている。また、導電部材(透過電子用プローブ)109bと試料101の間の距離の寸法等が計測され、寸法表示504に表示されている。これらの表示によれば、試料101の下方に導電部材(透過電子用プローブ)109bが配置されていることを、作業者は容易に把握することができる。また、試料101上(の電子ビーム104の照射位置)から導電部材(透過電子用プローブ)109bへの方向を、作業者は容易に把握することができる。
図5Cに、初期設定時におけるGUI画面内の検出器状態表示403の例(その3)を示す。検出器状態表示403のX−Y平面表示404には、導電部材(ディフラクションパターン用プローブ)109cのX−Y平面に投影した画像501が表示されている。導電部材(ディフラクションパターン用プローブ)109cが接触プローブ208によって支持される位置503が表示されている。また、導電部材(ディフラクションパターン用プローブ)109cの走査方向(範囲)表示505が表示されている。これらの表示によれば、透過電子を検出できる検出領域を、作業者は容易に把握することができる。検出器状態表示403のX−Z平面表示405には、導電部材(ディフラクションパターン用プローブ)109cのX−Z平面に投影した画像501と、試料101のX−Z平面に投影した画像502とが表示されている。また、導電部材(ディフラクションパターン用プローブ)109cと試料101の間の距離の寸法等が計測され、寸法表示504に表示されている。これらの表示によれば、試料101の下方に導電部材(ディフラクションパターン用プローブ)109cが配置されていることを、作業者は容易に把握することができる。また、試料101上(の電子ビーム104の照射位置)から導電部材(ディフラクションパターン用プローブ)109cへの方向を、作業者は容易に把握することができる。
次に、図3のステップS7で、作業者は、連続画像取得設定を行うために、図4の連続取得表示412の連続取得設定ボタン表示413をクリックする。このクリックにより、中央処理装置114は、例えば、導電部材109の駆動位置の座標登録、信号電流像の取得枚数、信号電流像の観察条件設定を行う。なお、ステップS6とS7は、あらかじめ設定されている条件を使用するのであれば、省くことができる。
図6Aに、連続画像取得設定において、図4の連続取得設定ボタン表示413をクリックすると、表示装置115に表示されるGUI画面(連続取得設定画面(その1:座標位置設定モード602))601を示す。座標位置設定モード602では、導電部材109の観察時の複数の位置、具体的には、位置503(図5A等参照)の複数の移動先を、座標登録表表示604に設定(登録)する。なお、位置の設定は、XYZ座標を用いて設定しても、T(角度)とR(距離)を用いて設定してもよい。工程数表示414には、座標登録表表示604に登録された位置の登録数が表示される。画像取得時間設定表示605には、一枚(一箇所)あたりの取得時間を設定できる。取得時間が大きいほど、画質が鮮明になる。画像取得時間設定表示605に表示される画像取得時間と、工程数表示414に表示される工程数の積により、総時間が決定し、総時間表示415に表示される。
図6Bに、連続画像取得設定において、図4の連続取得設定ボタン表示413をクリックすると、表示装置115に表示されるGUI画面(連続取得設定画面(その2:移動領域設定モード603))601を示す。移動領域設定モード603では、電子ビーム104の走査範囲を、開始座標位置設定表示606と、終了座標位置設定表示607と、画素数設定表示608を設定することで決定する。この設定により、画像取得時間設定表示605に表示される画像取得時間が変わり、総時間表示415に表示される総時間が変わる。作業者は、総時間表示415等を見ながら、画素数設定表示608に表示される画素数等を変更することができる。
次に、図3のステップS8で、作業者は、連続画像取得を開始するために、図4の移動ボタン417をクリックする。なお、停止ボタン418をクリックすれば、連続画像取得を停止することができる。また、基準位置ボタン416をクリックすれば、ステップS6で初期設定した位置に導電部材109と試料101を移動させることができる。
次に、ステップS9で、中央処理装置114は、ステップS7で登録した座標位置(登録座標)へ導電部材109(吸収電流検出器110)を移動させる。図4の先端座標表示406の現在座標表示407には、導電部材109の現在位置が表示される。先端座標表示406の設定座標表示408には、現在位置に対応する登録座標が表示される。現在座標表示407に表示されている現在位置と、設定座標表示408に表示されている登録座標とが、上下に並んで表示されているので、容易に一致不一致が確認でき、略一致していれば、正常に導電部材109が移動していると判断することができる。
次に、ステップS10で、中央処理装置114は、登録座標毎に、信号電流像(単位画像でもよい)を取得する。
最後に、ステップS11で、中央処理装置114は、ステップS7で設定した信号電流像の取得枚数(設定枚数)になるまで、ステップS9とS10を繰り返し、設定枚数に至ると本フローを終了する。
なお、吸収電流検出器110(導電部材109)の移動に関して、吸収電流検出器110が傾斜可能な機構が有ってもよい。試料101表面が傾斜している場合には、吸収電流検出器110も試料101に合わせて傾斜させ、試料101表面に対し平行な平面をX−Y駆動面にすることで、3軸駆動を必要とする複雑な操作をX,Yの2軸のみの移動にすることができ、導電部材109を容易に行える。また、導電部材109が回転可能な機構を有していてもよい。これにより、特に、図2Cに示す導電部材(反射電子用プローブ)109aでは、周方向に移動させることができ、周方向の角度依存性を容易に観測することができる。
(第2の実施形態)
図7に、本発明の第2の実施形態に係る荷電粒子線装置1の構成図を示す。第2の実施形態が、第1の実施形態と異なっている点は、試料101と導電部材109にイオンビーム701を照射するイオンビーム光学システム装置(イオンビーム照射装置)702と、試料101と導電部材109にアシストガスを供給するアシストガス供給装置704とを有している点である。イオンビーム光学システム装置702と、アシストガス供給装置704は、真空容器116内に配置される。また、荷電粒子線装置1は、イオンビーム光学システム装置702を制御するイオンビーム光学システム制御装置703と、アシストガス供給装置704を制御するアシストガス供給用制御装置705を有している。イオンビーム光学システム装置702は、イオンビーム光学システム制御装置703を介して、中央処理装置114から操作することができる。アシストガス供給装置704は、アシストガス供給用制御装置705を介して、中央処理装置114から操作することができる。
図8に、第2の実施形態の荷電粒子線装置1を用いて、導電性の母材801に導電部材(反射電子用プローブ)109aを形成する方法を示す。イオンビーム光学システム装置702で、大きな加速電圧を印加してイオンビーム701を母材801に照射すると、その照射箇所をエッチングする(削る)ことができる。そこで、まず初めに、前記エッチングによって、母材801に周囲加工溝802を形成する。周囲加工溝802は、導電部材109aと支持部804を残すように形成する。次に、周囲加工溝802の側壁にイオンビーム701を照射して、周囲加工溝802の側壁をエッチングする。これにより、導電部材109a(支持部804)と母材801の本体の間に底切り加工スペース803が形成される。導電部材109aは、支持部804に支持されて、宙に浮いた状態になる。次に、接触プローブ208を試料101に接触させる。接触させたまま、導電部材109aに、アシストガス供給装置704からアシストガスを供給しながら、イオンビーム701を接触している箇所に照射すると、導電体806が導電部材109aと接触プローブ208に堆積し導電部材109aを接触プローブ208の先端に接続(接合)することができる。なお、第1の実施形態では、荷電粒子線104を電子ビームとして説明したが、第2の実施形態において、荷電粒子線104が電子ビームではなく、イオンビームであるとするならば、荷電粒子線104をイオンビーム701の替わりに用いることができる。そして、イオンビーム701を照射するイオンビーム光学システム装置702は、省略することができる。最後に、イオンビーム701を支持部804に照射して、支持部804をエッチングし切断する。母材801から導電部材109aを接触プローブ208に接続したまま摘出することができる。なお、この摘出は、マイクロサンプリング(登録商標)と同様に実施することができる。また、母材801には、試料101を用いてもよいが、試料101の近傍に配置しておいてもよい。
また、図2Bに示すように、試料101と接触プローブ208を接続する場合は、接触プローブ208を試料101に接触させた状態で、試料101にアシストガスを供給しながら、イオンビーム701を試料101の接触プローブ208が接触している箇所に照射すればよい。導電体が試料101と接触プローブ208に堆積し試料101と接触プローブ208を接続(接合)することができる。
図9に、複数の導電部材(非接触プローブ)109(109a、109b、109c、109d、109e)が形成された母材801の平面図を示す。母材801は、支持部804で支持された複数の導電部材(反射電子用プローブ)109aと、導電部材(透過電子用プローブ)109bと、導電部材(ディフラクションパターン用プローブ)109cとを有している。また、母材801は、支持部804で支持された複数の導電部材(反射電子用プローブ)109dを有している。導電部材109dは、平面視で、外周が4分の1の円形(扇形)であり、内周も外周の扇形と中心を同一とする扇形になっている。導電部材109dによれば、導電部材109aよりも、高い分解能で、周方向の角度依存性を観察することができる。そして、前記扇形の中心角の大きさを小さくすれば、分解能を高くすることができる。また、母材801は、支持部804で支持された複数の導電部材(透過電子用プローブ)109eを有している。導電部材109eは、導電部材109bと比べ、外径と内径が小さくなっている。導電部材109eによれば、導電部材109bよりも、同じ二次電子を検出するなら試料101に近づけることができ、試料101との距離を同じにするなら導電部材109bとは異なる角度依存性を有する二次電子を検出することができる。この母材801を用いれば、様々な導電部材(非接触プローブ)109(109a、109b、109c、109d、109e)を迅速に準備(装着)することができる。
なお、イオンビーム701はなくてもよい。この場合、電子ビーム104を照射するとエッチングするエッチングガスを供給したり、電子ビーム104を照射するとデポジション(堆積)するデポジションガスを供給したりすればよい。
1 荷電粒子線装置
101 試料
102 試料ステージ
103 試料位置制御装置
104 電子ビーム(荷電粒子線)
105 電子ビーム光学システム装置(荷電粒子線照射装置)
106 電子ビーム光学システム制御装置(荷電粒子線照射装置)
107 二次電子検出器(二次荷電粒子検出器)
108 二次電子検出器制御装置(二次荷電粒子検出器)
109 導電部材(非接触プローブ:吸収電流検出器)
109a 導電部材(反射(二次)荷電粒子用(非接触)プローブ:吸収電流検出器)
109b 導電部材(透過荷電粒子用(非接触)プローブ:吸収電流検出器)
109c 導電部材(ディフラクションパターン用(非接触)プローブ:吸収電流検出器)
110 吸収電流検出器本体(吸収電流検出器)
111 吸収電流検出器制御装置(吸収電流検出器)
112 吸収電流検出器ステージ(検出器移動装置:吸収電流検出器)
113 吸収電流検出器位置制御装置(吸収電流検出器)
114 中央処理装置(単位画像取得装置、コンピュータ)
115 表示装置
115a GUI画面
116 真空容器
201 二次荷電粒子(角度依存荷電粒子)
202 吸収電流検出器の先端部
203 同軸ケーブル
204 信号線
205 三次荷電粒子
206 絶縁材
207 シールド
208 接触プローブ
401 検出器選択プルダウン(表示)
402 検出信号(プローブ)選択プルダウン(表示)
403 検出器状態表示
404 X−Y平面表示
405 X−Z平面表示
406 検出器の先端座標表示
407 現在座標表示
408 設定座標表示
409 検出器導入ボタン表示
410 検出器退避ボタン表示
411 検出器初期設定ボタン表示
412 連続取得表示
413 連続取得設定ボタン表示
414 工程数表示
415 総時間表示
416 基準位置ボタン表示
417 移動ボタン表示
418 停止ボタン表示
501 導電部材の画像
502 試料の画像
503 導電部材の支持の位置
504 寸法表示
505 走査方向(範囲)表示
601 連続取得設定画面
602 座標位置設定モード
603 移動領域設定モード
604 座標登録表表示
605 画像取得時間設定表示
606 開始座標位置設定表示
607 終了座標位置設定表示
608 画素数設定表示
701 イオンビーム
702 イオンビーム光学システム装置(イオンビーム照射装置)
703 イオンビーム光学システム制御装置(イオンビーム照射装置)
704 アシストガス供給装置
705 アシストガス供給用制御装置
801 母材
802 周囲加工溝
803 底切り加工スペース
804 支持部
805 デポジションガス(アシストガス)
806 導電体(堆積物)
Ia 信号電流
Ib 吸収電流
θ 荷電粒子線の試料上の照射位置からの出射方向が入射方向となす角度
△θ 特定の角度範囲
R1、R2、R3 角度条件を満足する試料上の走査領域
P1、P2、P3 角度条件を満足する検査位置

Claims (13)

  1. 荷電粒子線を試料に照射する荷電粒子線照射装置と、前記試料に接触するように配置することで照射された前記荷電粒子線により前記試料に発生した吸収電流を自身に流して検出する吸収電流検出器とを有し、前記荷電粒子線が前記試料上を走査することで吸収電流像を取得する荷電粒子線装置において、
    前記吸収電流検出器を、前記試料から離して配置した場合には、
    前記吸収電流検出器は、前記荷電粒子線の照射により前記試料から出射した荷電粒子線が入射すると、入射した荷電粒子線を、前記試料の表面の法線方向と前記荷電粒子線の入射方向の少なくとも一方の方向に対して、前記荷電粒子線の前記試料上の照射位置から前記吸収電流検出器への方向がなす角度に依存する信号電流として検出することを特徴とする荷電粒子線装置。
  2. 前記吸収電流検出器は、
    前記試料に接触し前記吸収電流が流れる接触プローブと、
    前記試料から出射した荷電粒子線が入射し前記信号電流が流れる非接触プローブとを有することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。
  3. 前記接触プローブと前記非接触プローブのどちらか一方は、他方を兼ねていることを特徴とする請求項2に記載の荷電粒子線装置。
  4. 前記接触プローブと前記非接触プローブの少なくともどちらか一方は、同軸ケーブルに接続され、
    前記同軸ケーブルは、前記吸収電流と前記信号電流の少なくともどちらか一方が流れる信号線と、前記信号線を覆い接地されたシールドとを有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の荷電粒子線装置。
  5. 前記非接触プローブの組成には、銅より原子番号の小さい元素が含まれていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の荷電粒子線装置。
  6. 前記非接触プローブは、前記接触プローブの先端に接続されることを特徴とする請求項2に記載の荷電粒子線装置。
  7. 前記非接触プローブは、
    前記試料から出射した荷電粒子線が、反射荷電粒子又は二次荷電粒子である場合に用いる反射荷電粒子用プローブと、
    前記試料から出射した荷電粒子線が透過荷電粒子であり、前記試料から出射した複数の荷電粒子線の軌跡が概ね円錐の側面上を通る場合に用いる透過荷電粒子用プローブと、
    前記試料から出射した荷電粒子線が透過荷電粒子であり、ディフラクションパターンを取得する場合に用いるディフラクションパターン用プローブと、
    の内の少なくとも1つであることを特徴とする請求項2乃至請求項のいずれか1項に記載の荷電粒子線装置。
  8. 前記反射荷電粒子用プローブと前記透過荷電粒子用プローブと前記ディフラクションパターン用プローブの内の少なくとも2つは、前記場合に応じて前記接触プローブの先端との接続を変更することを特徴とする請求項に記載の荷電粒子線装置。
  9. 前記荷電粒子線の照射により前記試料から出射した二次荷電粒子を検出する二次荷電粒子検出器を有し、
    前記荷電粒子線が前記試料上を走査することで二次荷電粒子像を取得することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の荷電粒子線装置。
  10. GUIを備えた表示装置とコンピュータを有し、
    前記コンピュータは前記表示装置に、
    前記吸収電流検出器と前記二次荷電粒子検出器のどちらを使うかを選択するようにオペレータに促すような表示と、
    前記吸収電流と前記信号電流のどちらを検出するかを選択するようにオペレータに促すような表示と、
    前記試料から出射した荷電粒子線が反射荷電粒子又は二次荷電粒子である場合に用いる反射荷電粒子用プローブと、前記試料から出射した荷電粒子線が透過荷電粒子であり前記試料から出射した複数の荷電粒子線の軌跡が概ね円錐の側面上を通る場合に用いる透過荷電粒子用プローブと、前記試料から出射した荷電粒子線が透過荷電粒子でありディフラクションパターンを取得する場合に用いるディフラクションパターン用プローブのどれを使うかを選択するようにオペレータに促すような表示の少なくとも1つをすることを特徴とする請求項に記載の荷電粒子線装置。
  11. 前記角度が特定の角度に略等しいという条件を満足する前記試料上の領域内を前記荷電粒子線が走査することで前記信号電流による単位画像を取得する単位画像取得装置と、
    前記領域の移動に伴って、前記条件を満足する位置に前記吸収電流検出器を移動させる検出器移動装置とを有し、
    前記単位画像の取得と前記吸収電流検出器の移動とを繰り返し実施して取得した複数の前記単位画像を合成して、信号電流像を取得することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の荷電粒子線装置。
  12. 前記荷電粒子線の照射により前記試料から出射した二次荷電粒子を検出する二次荷電粒子検出器を有し、
    前記荷電粒子線照射装置は、前記荷電粒子線を前記吸収電流検出器と前記試料に照射し、
    前記二次荷電粒子検出器は、前記荷電粒子線の照射により前記吸収電流検出器と前記試料から出射した二次荷電粒子を検出し、
    前記荷電粒子線が前記非接触プローブ上と前記試料上を走査することで前記吸収電流検出器と前記試料の二次荷電粒子像を取得し、
    前記吸収電流検出器と前記試料の二次荷電粒子像に基づいた前記吸収電流検出器と前記試料の位置関係が、前記吸収電流検出器と前記試料とが互いに干渉せず、かつ、前記角度が特定の角度に略等しいような位置関係になるよう設定であることを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の荷電粒子線装置。
  13. 前記荷電粒子線照射装置は、前記荷電粒子線を前記非接触プローブに照射し、
    前記荷電粒子線が前記非接触プローブ上を走査することで、前記非接触プローブの形状を吸収電流像として取得することを特徴とする請求項2に記載の荷電粒子線装置。
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