JP5851972B2 - アキシャルギャップ型ブラシレスモータ - Google Patents

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本発明は、ステータの磁極面とロータの磁極面とが回転軸方向に所定の間隔を空けて対向するように配置されたアキシャルギャップ型ブラシレスモータに関する。
特許文献1は、アキシャルギャップ型ブラシレスモータ(以下、単に「モータ」とも称する。)を開示する。このモータは、図10及び図11に示されるように、回転軸101をその軸心c周りに回転させる回転子(ロータ)102と、複数の励磁コイル103、103、…、及びこれら複数の励磁コイル103、103、…を保持する固定子本体104を有する固定子(ステータ)105と、を備える。
回転子102は、磁性材料によって形成され且つ回転軸101と直交する方向に広がる円板形状を有する回転子基部106と、回転軸101を中心にして周方向に並ぶように回転子基部106に取り付けられる複数の永久磁石107、107、…とを有する。固定子本体104は、複数の励磁コイル103、103、…を回転軸101を中心にして周方向に並ぶように保持し、且つ、磁性材料によって形成される。
このモータ100では、固定子105において周方向に配置された励磁コイル103を順に励磁させることによって回転磁場が形成され、この回転磁場によって永久磁石107を備えた回転子102が固定子105に対して相対回転する。これにより、回転軸101が回転して回転動力が出力される。
特開2008−29055号公報
しかしながら、上記のモータ100では、高出力(大きな回転トルク)を得るために永久磁石107としてネオジム磁石等が用いられるため、コストが非常に高くなる。また、上記のモータ100では、永久磁石107が用いられているため、短時間定格等において励磁コイル103に過電流を流して強い磁場を形成することによって永久磁石107が減磁する場合があった。さらに、励磁コイル103に過電流が流れて発熱したときに、この熱によって永久磁石が消磁する場合があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、永久磁石を備えていなくても駆動可能なアキシャルギャップ型ブラシレスモータを提供することを課題とする。
上記課題を解消すべく、本発明は、回転軸を通じて回転動力を出力可能なアキシャルギャップ型ブラシレスモータであって、環状の励磁コイル、及び前記回転軸がその芯部を挿通するように前記励磁コイルを保持する固定子本体を有する固定子と、前記回転軸方向において前記励磁コイルと対向した状態で前記回転軸周りに回転することにより前記固定子に対し相対回転可能な回転子と、を備える。そして、前記固定子本体は、前記回転軸と前記励磁コイルの半径とを含む所定の仮想面上において、前記励磁コイルの前記回転子と対向する部位を残して当該励磁コイルの三方を囲う複数の固定子側磁極部と、各固定子側磁極部の前記回転子側の端部を除く部位を接続するヨーク部と、を有し、電気絶縁膜で被覆された軟磁性粉末によって形成され、前記回転子は、前記回転軸に取り付けられる回転子基部と、前記仮想面上において、前記固定子側磁極部と共同して前記励磁コイルの四方を囲うように、前記固定子側磁極部及び前記励磁コイルと前記回転軸方向に所定の間隔を空けた状態で当該コイルの半径方向に延びると共に前記回転子基部から前記固定子に向けて突出する複数の回転子側磁極部と、を有し、電気絶縁膜で被覆された軟磁性粉末によって形成され、前記各固定子側磁極部は前記励磁コイルの周方向に間隔を空けて配置され、前記各回転子側磁極部は、前記周方向において各固定子側磁極部と対応する位置にそれぞれ配置され、前記複数の固定子側磁極部と前記複数の回転子側磁極部とは、同数であり且つ前記周方向に等間隔にそれぞれ配置される。
かかる構成によれば、固定子に対して回転子が回転することによって固定子と回転子との間(詳しくは、固定子側磁極部と回転子側磁極部との間)の磁気抵抗の増減が繰り返され、この磁気抵抗の増減の繰り返しを利用して回転子に回転方向の磁気吸引力を作用させることができるため、永久磁石を用いなくても回転子を回転駆動させて回転動力を生じさせることができる。詳しくは、以下の通りである。
励磁コイルが励磁したときに、磁性材料によって形成され且つ互いが接近する方向に突出している固定子側磁極部及び回転子側磁極部に磁束線が集中する。この状態では、回転子側磁極部が、隣り合う固定子側磁極部間に位置するときに磁気抵抗が最大となる一方、回転子側磁極部が固定子側磁極部の正面位置(即ち、仮想面上において固定子側磁極部と回転子側磁極部とが励磁コイルの四方を囲む位置:図1参照)のときに磁気抵抗が最小となる。このため、各回転子側磁極部が固定子側磁極部間に位置しているときに励磁コイルを励磁させることにより、磁気吸引力は磁気抵抗が小さくなる方向に働き、これにより、回転子には各回転子側磁極部が固定子側磁極部の正面位置に向かう方向の磁気吸引力が作用して回転子が回転する(即ち、回転子に回転トルクが生じる)。このように、上記構成のアキシャルギャップ型ブラシレスモータによれば、永久磁石を用いることなく、回転子を回転させることが可能となる。
かかる構成によれば、固定子側磁極部間に回転子側磁極部が位置した状態で励磁コイルを励磁させたときに、回転子の各回転子側磁極部に同じ方向の磁気吸引力がそれぞれ作用するため、回転子を効率よく回転させることができる。
また、前記アキシャルギャップ型ブラシレスモータでは、前記固定子と前記回転子との組が前記回転軸方向に複数配置され、前記複数の組の各回転子は、共通の回転軸に取り付けられ、前記複数の組の固定子同士は、互いに前記回転軸周りに相対回転不能に直接又は間接に接続されてもよい。
かかる構成によれば、複数の回転子に生じた回転動力(回転トルク)が共通の回転軸にそれぞれ伝達されるため、当該アキシャルギャップ型ブラシレスモータが出力する回転動力(回転トルク)を増大させることができる。即ち、アキシャルギャップ型ブラシレスモータの高出力化を図ることができる。
このように、アキシャルギャップ型ブラシレスモータが固定子と回転子との組を複数備える場合、前記複数の組の各回転子は、対応する回転子側磁極部の位置が前記周方向において同じ位置となるように前記回転軸にそれぞれ取り付けられ、前記複数の組の各固定子は、少なくとも一部の固定子の前記固定子側磁極部の位置が他の固定子の対応する固定子側磁極部に対して前記周方向に所定の角度ずれた状態で接続されてもよく、また、前記複数の組の各固定子は、対応する固定子側磁極部の位置が前記周方向において同じ位置となるように接続され、前記複数の組の各回転子は、少なくとも一部の回転子の前記回転子側磁極部の位置が他の回転子の対応する回転子側磁極部に対して前記周方向に所定の角度ずれた状態で前記回転軸にそれぞれ取り付けられてもよい。
これらの構成によれば、複数の回転子における回転方向の磁気吸引力が働くタイミングを変えることができ、これにより、回転軸の回転(回転トルク)を安定させることができる。即ち、いわゆるコギングを低減することができる。
また、いずれかの組の回転子の回転子側磁極部が固定子の隣り合う固定子側磁極部間に必ず位置するため、駆動のための電力(例えば電流)を当該アキシャルギャップ型ブラシレスモータに供給すれば、いずれかの組の回転子において回転動力が必ず生じる。このため、停止状態の当該アキシャルギャップ型ブラシレスモータに電力を供給するだけの簡単な電流制御によって当該モータを起動させることができる。
以上より、本発明によれば、永久磁石を備えていなくても駆動可能なアキシャルギャップ型ブラシレスモータを提供することができる。
第1実施形態に係るアキシャルギャップ型ブラシレスモータの構成を示すための断面斜視図である。 固定子と回転軸が取り付けられた回転子との分解斜視図である。 前記アキシャルギャップ型ブラシレスモータの正回転方向の駆動状態において電流の供給が開始されるロータの回転位置を示す図である。 前記アキシャルギャップ型ブラシレスモータの正回転方向の駆動状態においてロータに回転動力が生じている状態を示す図である。 前記アキシャルギャップ型ブラシレスモータの正回転方向の駆動状態において電流の供給を停止するロータの回転位置を示す図である。 前記アキシャルギャップ型ブラシレスモータの正回転方向の駆動状態において慣性によってロータが回っている状態を示す図である。 第2実施形態に係るアキシャルギャップ型ブラシレスモータの構成を示すための断面斜視図である。 ケーシングを取り除いた状態の前記アキシャルギャップ型ブラシレスモータの斜視図である。 駆動方法の一例を説明するための波形図である。 従来のアキシャルギャップ型ブラシレスモータの分解斜視図である。 前記アキシャルギャップ型ブラシレスモータの側面図である。
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図6を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るアキシャルギャップ型ブラシレスモータ(以下、単に「モータ」とも称する。)は、図1及び図2に示されるように、ステータ(固定子)20と、ステータ20と相対回転可能なロータ(回転子)30と、ロータ30の回転を外部に取り出すためにロータ30に取り付けられた回転軸(出力軸、シャフト)12と、ステータ20及びロータ30を収容するケーシング14と、を備える。このモータ10では、ステータ20とロータ30とが回転軸12の軸心C方向に並ぶように配置されている。尚、図1では、ケーシング14は、仮想線で示されている。
ステータ20は、励磁コイル22と、励磁コイル22を保持するステータ本体(固定子本体)24と、を有する。
励磁コイル22は、環形状を有し、その芯部を回転軸12が挿通するように配置される。この励磁コイル22は、当該モータ10を駆動させるために電流が供給されて励磁したときに、ステータ20とロータ30との間の磁気抵抗に基づく回転力をロータ30に生じさせる。この励磁コイル22は、帯状の電導線材23をその厚さ方向(主面の法線方向)が当該コイル22の径方向を向くように(即ち、フラットワイズに)絶縁させつつ巻き重ねられた、いわゆるパンケーキコイルである。
ステータ本体24は、回転軸12がその芯部を挿通するように環状の励磁コイル22を保持し、磁性材料によって形成されている。このステータ本体24は、複数(本実施形態の例では6個)のステータ側磁極部(固定子側磁極部)26、26、…と、各ステータ側磁極部26を接続するヨーク部28と、を有する。
複数のステータ側磁極部26、26、…は、励磁コイル22の周方向に間隔を空けて配置される。本実施形態の複数のステータ側磁極部26、26、…は、環状の励磁コイル22に沿って等間隔に並んでいる。各ステータ側磁極部26は、回転軸12(軸心C)と励磁コイル22の半径とを含む所定の面(仮想面:例えば、図1における断面)上において、励磁コイル22のロータ30と対向する部位を残して当該コイル22の三方を囲う(覆う)形状を有する。換言すると、各ステータ側磁極部26は、ロータ30からステータ20に向かう方向に凹み、励磁コイル22が嵌り込む溝部27を有する。本実施形態の励磁コイル22の前記仮想面に沿った断面は矩形状であり、各ステータ側磁極部26は、前記仮想面上において、励磁コイル22の断面におけるロータ30側の辺を除く他の三辺を囲う(覆う)形状を有する。
ヨーク部28は、各ステータ側磁極部26を接続することによって各ステータ側磁極部26の相対位置を規定すると共に、各ステータ側磁極部26内に磁束線を集中させるためのヨークとして働く。このヨーク部28は、励磁コイル22のロータ30の端部を除く部位を接続する。本実施形態のヨーク部28は、各ステータ側磁極部26のロータ30と反対側の端部において励磁コイル22に沿って環状に延び、各ステータ側磁極部26を接続している。
ロータ30は、励磁コイル22と対向した状態で回転軸12と共に軸心C周りに回転することにより、ステータ20と相対回転する。このロータ30は、回転軸12に固定されるロータ基部(回転子基部)32と、ロータ基部32から突出する複数(本実施形態の例では6個)のロータ側磁極部34、34、…と、を有する。
ロータ基部32は、回転軸12側に設けられ且つ非磁性材料によって形成される非磁性部36と、非磁性部36の径方向外側に設けられ且つ磁性材料によって形成される磁性部37とを有する。尚、回転軸12が非磁性材料によって形成されている場合、又は、磁性部37の透磁率が回転軸12の透磁率と比べて十分に大きい場合は、ロータ基部32が磁性部37のみで構成されてもよい。
磁性部37は、非磁性部36から径方向に延びる円板状の部位である。この磁性部37の回転軸12側の非磁性部36に沿った位置には、複数の貫通穴38、38、…が周方向に間隔を空けて並ぶように設けられている。各貫通穴38は、周方向において隣り合うロータ側磁極部34、34間に設けられている。
複数のロータ側磁極部34、34、…は、磁性材料によってそれぞれ形成され、周方向に間隔を空けて配置される。本実施形態の複数のロータ側磁極部34、34、…は、周方向に等間隔に並んでいる。また、本実施形態では、ロータ側磁極部34の数がステータ側磁極部26の数と同じである。このため、ロータ30の1つのロータ側磁極部34とこれに対応するステータ側磁極部26とが対向した状態(軸心C方向に重なった状態)のときに、ロータ30の各ロータ側磁極部34とステータ20の各ステータ側磁極部26とがそれぞれ対向した状態となる。
各ロータ側磁極部34は、図1に示すように、前記仮想面上において、対応するステータ側磁極部26と共同して励磁コイル22の四方を囲む形状を有する。詳しくは、各ロータ側磁極部34は、前記仮想面上において、ロータ基部32(詳しくは磁性部37)からステータ20に向けて突出すると共にステータ側磁極部26の先端面(ステータ側磁極面)29及び励磁コイル22と所定の間隔を空けた状態で当該コイル22の半径方向に延びている。即ち、軸心C方向の所定の間隔がステータ側磁極面29とロータ側磁極部34の先端面(ロータ側磁極面)35との間に形成されると共に、励磁コイル22のロータ30側の端部とロータ側磁極面35との間にも形成されている。
このように、ステータ側磁極部26とこのステータ側磁極部26に対応するロータ側磁極部34とが、前記仮想面上において励磁コイル22を囲んだ状態で当該励磁コイル22が励磁すると、磁束線が透磁率の大きなこれら両磁極部26、34内を通って励磁コイル22を囲む(図1の矢印α参照)磁場が形成される。
以上のようなステータ本体24(非磁性部36を除く)及びロータ30は、上記のように、それぞれ磁性材料によって形成され、等方的な所定の磁気特性(透磁率)を有している。これらステータ本体24及びロータ30は、電気絶縁膜で被覆された軟磁性粉末によってそれぞれ形成されている。具体的に、ステータ本体24及びロータ30は、電気絶縁膜で被覆された軟磁性粉末を圧縮して固めることにより形成されている。本実施形態のステータ本体24及びロータ30は、表面にリン酸系化成皮膜等の電気絶縁皮膜が形成された鉄粉によって形成されている。ここで、前記軟磁性体粉末とは、強磁性の金属粉末であり、より詳しくは、例えば、純鉄粉、鉄基合金粉末(Fe−Al合金、Fe―Si合金、センダスト、パーマロイ等)及びアモルファス粉末等が挙げられる。これら軟磁性体粉末は、公知の手段、例えば、アトマイズ法等によって微粒子化する方法や、酸化鉄等を微粉砕した後にこれを還元する方法等によって製造することができる。また、一般に、透磁率が同一である場合に飽和磁束密度が大きいので、軟磁性粉末は、例えば、上記純鉄粉、鉄基合金粉末及びアモルファス粉末等の金属系材料であることが特に好ましい。
このような軟磁性体粉末によって形成されたステータ本体24及びロータ30は、例えば、圧粉形成等の公知の常套手段によって形成される。
また、ステータ本体24及びロータ30は、軟磁性体粉末と非磁性体粉末との混合物を圧縮して固めたものであってもよい。この場合、軟磁性体粉末と非磁性体粉末との混合比率を比較的容易に調整することができ、前記混合比率を適宜に調整することによって、ステータ本体24及びロータ30において所望の磁気特性を容易に実現することができる。また、ステータ本体24及びロータ30は、例えば、電気絶縁膜で被覆された軟磁性粉末を結合媒体と共に金型成型することによって形成されてもよい。
ケーシング14は、回転軸12を残してステータ20及びロータ30を囲う。本実施形態のケーシング14は、回転軸12が中心軸となるような円柱形状の外観を有し、ベアリング等の軸受け16によって回転軸12を回転可能に支持する。また、ケーシング14内に収容されたステータ20は、ビス等によってケーシング14に固定されている。即ち、ケーシング14に対してステータ20は動かないが、ロータ30は回転可能である。
以上のように構成されるモータ10は、所定の電流が供給されることによってステータ20に対してロータ30が相対回転し、この相対回転による回転動力(回転トルク)が回転軸12を通じて外部に出力される。詳しくは、図3〜図6も参照しつつ説明する。
ロータ30が回転することによって、ステータ20との相対的な磁気回路が変化する。この磁気回路の変化は、ステータ20側の励磁コイル22のインダクタンスの変化として現われる。このインダクタンスは、磁極26、34同士が対向するときに最大となり、磁極26、34同士が最も離間しているときに最小となる。即ち、インダクタンスは、磁極26、34同士が軸心C方向に重なったとき(磁気抵抗が最小のとき)に最大となり、ロータ側磁極部34が隣り合うステータ側磁極部26、26間の中央位置になったとき(磁気抵抗が最大のとき)に最小となる。このインダクタンスの変化(正弦波)を回転角で微分すると余弦波(コサイン)となり、余弦波の最小値から最大値へ変化する区間(傾きがプラスの区間)で励磁コイル22を励磁させることによって(図3及び図4参照)、ロータ20に加速トルク(図3の矢印β参照)が生じてロータ20の回転(図3の矢印γ参照)が持続する。具体的には、図3の状態では励磁コイル22に電流が供給されているため励磁コイル22が励磁しており、図4の状態になったときに励磁コイル22への電流の供給を停止する。そして、図5の状態では励磁コイル22に電流が供給されていないため励磁コイル22が励磁しておらず、図6の状態になったときに励磁コイル22に電流の供給を開始して励磁コイル22を励磁させる。これらが繰り返されることによってロータ20が回転し続ける。
一方、余弦波の最大値から最小値へ変化する区間(傾きがマイナスの区間)で励磁コイル22を励磁させると、ロータ20に減速トルクが生じて回生ブレーキとなる。
以上のモータ10によれば、ステータ20に対してロータ30が回転することによってステータ20とロータ30との間(詳しくは、ステータ側磁極部26とロータ側磁極部34との間)の磁気抵抗の増減が繰り返され、この磁気抵抗の増減の繰り返しを利用してロータ30に回転方向の磁気吸引力(図3の矢印β参照)を作用させることができる。このため、当該モータ10では、永久磁石を用いなくてもロータ30を回転駆動させて回転動力(回転トルク)を生じさせることができる。詳しくは、以下の通りである。
励磁コイル22が励磁したときに、磁性材料によって形成され且つ互いが接近する方向に突出しているステータ側磁極部26及びロータ側磁極部34に磁束線が集中する。この状態では、ロータ側磁極部34が、隣り合うステータ側磁極部26、26間の中間に位置するときに磁気抵抗が最大となる一方、ロータ側磁極部34がステータ側磁極部26の正面位置(即ち、仮想面上においてステータ側磁極部26とロータ側磁極部34とが励磁コイル22の四方を囲む位置:図1参照)のときに磁気抵抗が最小となる。このため、各ロータ側磁極部34がステータ側磁極部26、26間に位置しているときに励磁コイル22を励磁させることにより、磁気吸引力は磁気抵抗が小さくなる方向に働く。これにより、ロータ30には各ロータ側磁極部34がステータ側磁極部26の正面位置に向かう方向の磁気吸引力が作用し、ロータ30が回転する(即ち、ロータ30に回転トルクが生じる)。このように、本実施形態のモータ10では、永久磁石を用いることなく、ロータ30を回転させることが可能となる。
また、本実施形態のモータ10では、永久磁石を用いることなく且つ環状の励磁コイルを1つだけ用いた簡素な構成によって、アキシャルギャップ型のブラシレスモータの構築を実現している。
本実施形態のモータ10では、ステータ側磁極部26とロータ側磁極部34とが同数であり且つ周方向に等間隔にそれぞれ配置されている。このため、ステータ側磁極部26、26間にロータ側磁極部34が位置した状態で励磁コイル22を励磁させたときに、ロータ30の各ロータ側磁極部34に同じ方向の磁気吸引力がそれぞれ作用するため、ロータ30を効率よく回転させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図7〜図9を参照しつつ説明するが、上記第1実施形態と同様の構成には同一符号を用いると共に詳細な説明を省略し、異なる構成ついてのみ詳細に説明する。
本実施形態に係るモータは、図7及び図8に示されるように、ステータ20及びロータ30をそれぞれ有する複数(本実施形態の例では2つ)のユニット(組)50、50、…と、検知部52と、回転軸12と、ケーシング14と、を備える。
複数のユニット50、50、…は軸心C方向に並ぶ、即ち、回転軸12に沿って配置される。各ユニット50はステータ20とロータ30とをそれぞれ備える。また、これら複数のユニット50、50、…のステータ20同士は、互いに回転軸12(軸心C)周りに相対回転不能に接続されている。本実施形態では、2つのユニット50、50のステータ20、20同士が直接接続されることによって相対回転不能に構成されているが、この構成に限定されない。例えば、各ステータ20がケーシング14に固定される、即ち、各ステータ20がケーシング14を介して間接的に接続されることによって相対回転不能に構成されてもよい。
複数のユニット50、50、…の各ステータ20は、対応するステータ側磁極部26が周方向に所定の角度ずれた状態で接続されている。尚、ユニットが3つ以上の場合、各ステータ20は、対応するステータ側磁極部26が例えば回転軸12を中心とする時計回りに所定の角度ずつずれるように接続されてもよく、また、複数のステータ20、20、…のうちの特定のステータ20のステータ側磁極部26のみが他のステータ20の対応するステータ側磁極部26に対して所定の角度ずれるように接続されてもよい。即ち、複数のユニット50、50、…の各ステータ20は、少なくとも一部のステータ20のステータ側磁極部26の位置が他のステータ20の対応するステータ側磁極部26に対して周方向に所定の角度ずれた状態で接続されていればよい。
複数のユニット50、50、…の各ロータ30は、共通の回転軸12に取り付けられている。これら各ロータ30は、対応するロータ側磁極部34の位置が周方向において同じ位置となるように(即ち、軸心C方向に重なるように)回転軸12にそれぞれ取り付けられている。
検知部52は、各ユニット50ロータ側磁極部34の周方向の位置を接触又は非接触で検出する。
以上のモータ10Aによれば、複数のロータ30、30、…に生じた回転動力(回転トルク)が共通の回転軸12にそれぞれ伝達されるため、第1実施形態に係るモータ10に比べ、大きな回転動力(回転トルク)が得られる。即ち、高出力のモータ10Aを得ることができる。
また、本実施形態に係るモータ10Aでは、各ユニット50の対応するステータ側磁極部26が周方向にずれ、且つ、対応するロータ側磁極部34が周方向において同じ位置となっているため、複数のロータ30、30、…における回転方向の磁気吸引力が働くタイミングを変えることができ、これにより、回転軸12の回転(回転トルク)を安定させることができる。即ち、いわゆるコギングを低減することができる。
また、いずれかのユニット50のロータ30のロータ側磁極部34がステータ20の隣り合うステータ側磁極部26、26間に必ず位置するため、駆動のための電流を当該モータ10Aに供給すれば、いずれかのユニット50のロータ30において回転動力が必ず生じる。このため、モータ10Aに電力を供給するだけの簡単な電流制御によって当該モータ10Aを停止状態(回転軸12が停止している状態)から起動させる(回転軸12を回転させる)ことができる。
この電流制御は、例えば、図9(a)及び図9(b)に示される駆動波形の電流を供給する制御である。図9(a)は、正回転駆動の場合を示し、図9(b)は、逆回転駆動の場合を示す。
モータ10Aを正回転方向(図8参照)に起動させる場合は、図9(a)に示すように、一方のユニット50(検知部52によって検知した、ロータ30のロータ側磁極部34がステータ20の隣り合うステータ側磁極部26、26間の中間位置より正回転方向側に位置しているユニット50)の励磁コイル22に正符号の電流を流し、回転軸12が回転し始めた後は、両ユニット50、50の各励磁コイル22に、相互に極性が反転した矩形波電流を流す。この矩形波電流は、回転軸12が正回転方向に加速している間は矩形波電流の波形の時間方向の幅が徐々に狭くなり(図9(a)の加速領域参照)、回転軸12が所定の回転速度になった時点で前記時間方向の幅が一定になる(図9(a)の定速領域参照)ように各励磁コイル22に供給される。これは、回転軸12を回転方向に加速するときには、ロータ側磁極部34がステータ20のステータ側磁極部26、26間の中間位置より正回転方向側の位置になった時点からステータ側磁極部26の正面位置になる時点までの時間が徐々に短くなり、回転軸12の回転速度が定速になると前記正回転方向側の位置になった時点から前記正面位置になる時点までの時間が一定になるからである。
このようにして、回転軸12が正回転方向に加速又は定常回転する。
一方、モータ10Aを逆回転方向(図8参照)に起動させる場合は、図9(b)に示すように、他方のユニット50(検知部52が検出した、ロータ30のロータ側磁極部34がステータ20の隣り合うステータ側磁極部26、26間の中間位置より逆回転方向側に位置している状態のユニット50)の励磁コイル22に負符号の電流を流し、回転軸12が回転し始めた後は、両ユニット50、50の各励磁コイル22に、相互に極性が反転した矩形波電流を流す。この矩形波電流は、回転軸12が逆回転方向に加速している間は矩形波電流の波形の時間方向の幅が徐々に狭くなり(図9(b)の加速領域参照)、回転軸12が所定の回転速度になった時点で前記時間方向の幅が一定になる(図9(b)の定速領域参照)ように各励磁コイル22に供給される。これにより、回転軸12が逆回転方向に加速又は定常回転する。
尚、本発明のアキシャルギャップ型ブラシレスモータは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記第1及び第2実施形態のモータ10、10Aでは、ステータ20のステータ側磁極部26の数と、このステータ20に対応するロータ30のロータ側磁極部34の数とが同じであるが、異なっていてもよい。
また、上記第1及び第2実施形態のモータ10、10Aは、回転軸12を備えているが、この構成に限定されない。例えば、当該モータから回転動力を得たい機器等に備えられ且つその軸心周りに回転可能な動力伝達軸等(回転軸)を、当該モータのロータに着脱可能に接続する構成等であってもよい。
上記第2実施形態のモータ10Aでは、ユニット50の数が2つであるが、3つ以上であってもよい。
また、上記第2実施形態のモータ10Aでは、隣り合うユニット50、50が、互いの向きが逆となるように(即ち、ステータ20、20同士が隣接するように)配置されているが、この配置に限定されない。
例えば、回転軸12に沿って2つ以上のユニット50、50、…が配置される場合、各ユニット50は、同じ向きに(即ち、回転軸12に沿ってステータ20とロータ30とが交互に並ぶように)配置されてもよく、ユニット50の向きが交互に入れ替わるように(即ち、回転軸12に沿って、ステータ20、ロータ30、ロータ30、ステータ20、ステータ20、ロータ30、ロータ30、ステータ20、…と並ぶように)配置されてもよく、また、他の配置等であってもよい。
また、上記第2実施形態のモータ10Aでは、各ロータ30の対応するロータ側磁極部34の周方向の位置が全て同じで、且つ、各ステータ20の対応するステータ側磁極部26の周方向の位置が所定の角度ずれているが、この構成に限定されない。例えば、2つ以上のユニット50、50、…を備えるアキシャルギャップ型ブラシレスモータにおいて、各ステータ20の対応するステータ側磁極部26の周方向の位置が全て同じで、且つ、各ロータ30の対応するロータ側磁極部34の周方向の位置が所定の角度ずれている構成であってもよい。
かかる構成によっても、上記第2実施形態のモータ10Aと同様に、複数のロータ30、30、…における回転方向の磁気吸引力が働くタイミングを変えることができ、これにより、回転軸12の回転(回転トルク)を安定させることができる。また、いずれかのユニット50のロータ側磁極部34がステータ20の隣り合うステータ側磁極部26、26間に必ず位置するため、駆動のための電流を当該モータに供給すれば、いずれかのユニット50のロータ30において回転動力が必ず生じる。このため、上記のような簡単な電流制御によって当該モータを停止状態から起動させることができる。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
10、10A アキシャルギャップ型ブラシレスモータ
12 回転軸
20 ステータ(固定子)
22 励磁コイル
24 ステータ本体(固定子本体)
26 ステータ側磁極部(固定子側磁極部)
28 ヨーク部
30 ロータ(回転子)
32 ロータ基部(回転子基部)
34 ロータ側磁極部(回転子側磁極部)
50 ユニット(固定子と回転子との組)
C 回転軸の軸心

Claims (4)

  1. 回転軸を通じて回転動力を出力可能なアキシャルギャップ型ブラシレスモータであって、
    環状の励磁コイル、及び前記回転軸がその芯部を挿通するように前記励磁コイルを保持する固定子本体を有する固定子と、
    前記回転軸方向において前記励磁コイルと対向した状態で前記回転軸周りに回転することにより前記固定子に対し相対回転可能な回転子と、を備え、
    前記固定子本体は、前記回転軸と前記励磁コイルの半径とを含む所定の仮想面上において、前記励磁コイルの前記回転子と対向する部位を残して当該励磁コイルの三方を囲う複数の固定子側磁極部と、各固定子側磁極部の前記回転子側の端部を除く部位を接続するヨーク部と、を有し、電気絶縁膜で被覆された軟磁性粉末によって形成され、
    前記回転子は、前記回転軸に取り付けられる回転子基部と、前記仮想面上において、前記固定子側磁極部と共同して前記励磁コイルの四方を囲うように、前記固定子側磁極部及び前記励磁コイルと前記回転軸方向に所定の間隔を空けた状態で当該コイルの半径方向に延びると共に前記回転子基部から前記固定子に向けて突出する複数の回転子側磁極部と、を有し、電気絶縁膜で被覆された軟磁性粉末によって形成され、
    前記各固定子側磁極部は前記励磁コイルの周方向に間隔を空けて配置され、前記各回転子側磁極部は、前記周方向において各固定子側磁極部と対応する位置にそれぞれ配置され、
    前記複数の固定子側磁極部と前記複数の回転子側磁極部とは、同数であり且つ前記周方向に等間隔にそれぞれ配置される、アキシャルギャップ型ブラシレスモータ。
  2. 前記固定子と前記回転子との組が前記回転軸方向に複数配置され、
    前記複数の組の各回転子は、共通の回転軸に取り付けられ、
    前記複数の組の固定子同士は、互いに前記回転軸周りに相対回転不能に直接又は間接に接続される、請求項に記載のアキシャルギャップ型ブラシレスモータ。
  3. 前記複数の組の各回転子は、対応する回転子側磁極部の位置が前記周方向において同じ位置となるように前記回転軸にそれぞれ取り付けられ、
    前記複数の組の各固定子は、少なくとも一部の固定子の前記固定子側磁極部の位置が他の固定子の対応する固定子側磁極部に対して前記周方向に所定の角度ずれた状態で接続される、請求項に記載のアキシャルギャップ型ブラシレスモータ。
  4. 前記複数の組の各固定子は、対応する固定子側磁極部の位置が前記周方向において同じ位置となるように接続され、
    前記複数の組の各回転子は、少なくとも一部の回転子の前記回転子側磁極部の位置が他の回転子の対応する回転子側磁極部に対して前記周方向に所定の角度ずれた状態で前記回転軸にそれぞれ取り付けられる、請求項に記載のアキシャルギャップ型ブラシレスモータ。
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