JP5850803B2 - 噛合チェーンユニット、噛合チェーン式進退作動装置 - Google Patents

噛合チェーンユニット、噛合チェーン式進退作動装置 Download PDF

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Description

本発明は、各種製造分野の製造設備、運輸分野の移送設備、医療福祉分野の介護設備、芸術分野の舞台設備などに用いてワークを設置面に対して進退方向に移動させる進退作動装置に組み込まれる噛合チェーンユニットおよびこの噛合チェーンユニットを備えた噛合チェーン式進退作動装置に関する。
従来、チェーン幅方向に離間配置され一対のフック状歯部を有する噛み合わせプレートをチェーン長手方向に多数有する一対の噛合チェーンを相互に対向配置してチェーン収納溝にガイドさせて進退方向進出側に移動させながら噛み合わせて一体化するとともにチェーン収納溝にガイドさせて進退方向退避側へ移動させながら噛み外して分岐する噛合チェーンユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の噛合チェーンユニットは、一対の噛合チェーンから構成され、一対のうちの一つの噛合チェーンは、フック状歯部を有する一対の内側噛み合わせプレート(内歯プレート)と、一対の内側噛み合わせプレートの外側に配設され同様にフック状歯部を有する一対の外側噛み合わせプレート(外歯プレート)と、ブシュと、連結ピンとを備え、ブシュおよび連結ピンによって内側噛み合わせプレートと外側噛み合わせプレートとがチェーン長手方向に多数連結されていた。
さらに、一対の噛合チェーンユニットの座屈強度を向上させるために、被屈曲規制面を有する被屈曲規制プレートと、屈曲規制部を有する屈曲規制プレートとが外側噛み合わせプレートの外側に配設されて連結ピンの両端によってチェーン長手方向に多数連結されていた。
そして、一対の噛合チェーンの互いに噛み合って一体化した噛み合い部分では、屈曲規制プレートの屈曲規制部が、被屈曲規制プレートの被屈曲規制面と面接触することにより、噛み合い部分での噛合チェーンの姿勢が真っ直ぐとなるため、一対の噛合チェーンユニットの座屈強度を向上させていた。
特開2011−99505号公報
しかしながら、上述した従来の噛合チェーンユニットは、屈曲規制プレートの屈曲規制部がこの屈曲規制プレートとチェーン長手方向に隣接する被屈曲規制プレートの被屈曲規制面と面接触して、一対の噛合チェーンの一方側の噛合チェーンの先端側が他方側の噛合チェーン側に接近するように曲がることを規制する構造、つまり、噛合チェーンの噛み合いが外れた噛み外れ部分は、他方の噛合チェーンから離間する側には屈曲するが他方の噛合チェーンに接近する側には屈曲しない構造であったため、チェーン収納溝を自由に設けることができずチェーンの収納量を十分に確保できないという問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、噛み合って一体化した噛み合い部分では一対の噛合チェーンの剛性を確保して座屈強度が向上し、噛み合って一体化した噛み合い部分では一対の噛合チェーンの座屈強度がより一層向上するとともにチェーン収納溝を自由に設けてチェーンの収納量を十分に確保する噛合チェーンユニットおよびこの噛合チェーンユニットを備えた噛合チェーン式進退作動装置を提供することである。
本請求項1に係る発明は、チェーン幅方向に離間配置される一対のフック状歯部を有する噛み合わせプレートをチェーン長手方向に多数有する一対の噛合チェーンを相互に対向配置してチェーン収納溝にガイドさせて進退方向進出側に移動させながら噛み合わせて一体化するとともにチェーン収納溝にガイドさせて進退方向退避側へ移動させながら噛み外して分岐する噛合チェーンユニットにおいて、前記一対の噛合チェーンが、前記噛み合わせプレートの前後一対の連結ピンと連結する自立強化プレートを有し、該自立強化プレートが、前記チェーン長手方向の前後に連結ピンを嵌める嵌合孔を有する自立強化プレート基部と、該自立強化プレート基部から一対の噛合チェーンの対向方向接近側へ延びた延設部と、該延設部でのチェーン長手方向前後両側に1チェーンピッチ間隔で配設されチェーン長手方向に対して垂直な自立強化面とを有し、前記一対の噛合チェーンのうちの一方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部および他方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部が、前記1チェーンピッチだけチェーン長手方向に互いにずれて設けられ、前記一方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部の先端より基端側に配設された係合部が、前記自立強化面に対してチェーン長手方向に突出しているとともに一対の噛合チェーンを相互に噛み合わせて一体化させた状態では他方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部の先端角部と係合していることにより、前述した課題を解決するものである。
なお、「チェーンピッチ」とは、噛合チェーンでの一つの連結ピンの中心から一つ隣の他の連結ピンの中心までの距離(ピッチ)をいう。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された噛合チェーンユニットの構成に加えて、前記自立強化プレートが、前記チェーン幅方向で一対の噛み合わせプレートの両側外側に配設されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項に係る発明は、請求項1または請求項に記載された噛合チェーンユニットの構成に加えて、前記一方側の噛合チェーンの自立強化プレートが、前記自立強化面に配設された凸部を有するとともに、前記他方側の噛合チェーンの自立強化プレートが、前記自立強化面に配設されて凸部と噛み合う凹部を有していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項に係る発明は、駆動モータの動力を被作動体に伝達して被作動体を進退方向へ移動させる一対の噛合チェーンからなる噛合チェーンユニットを有する噛合チェーン式進退作動装置において、前記噛合チェーンユニットでの一対の噛合チェーンの少なくとも噛み合いの外れた噛み外れ部分をガイドして収納するチェーン収納溝を有したチェーンガイドプレートを備え、前記噛合チェーンユニットが、前記請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の噛合チェーンユニットであることにより、前述した課題を解決するものである。
本発明の噛合チェーンユニットは、チェーン幅方向に離間配置される一対のフック状歯部を有する噛み合わせプレートをチェーン長手方向に多数有する一対の噛合チェーンを相互に対向配置していることにより、チェーン収納溝にガイドさせて進退方向進出側に移動させながら噛み合わせて一体化するとともにチェーン収納溝にガイドさせて進退方向退避側へ移動させながら噛み外して分岐することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
本請求項1に係る発明の噛合チェーンユニットによれば、一対の噛合チェーンが、噛み合わせプレートの前後一対の連結ピンと連結する自立強化プレートを有し、この自立強化プレートが、チェーン長手方向の前後に連結ピンを嵌める嵌合孔を有する自立強化プレート基部と、この自立強化プレート基部から一対の噛合チェーンの対向方向接近側へ延びた延設部と、この延設部でのチェーン長手方向前後両側に1チェーンピッチ間隔で配設されチェーン長手方向に対して垂直な自立強化面とを有し、一対の噛合チェーンのうちの一方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部および他方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部が、1チェーンピッチだけチェーン長手方向に互いにずれて設けられ、一方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部の先端より基端側に配設された係合部が、自立強化面に対してチェーン長手方向に突出しているとともに一対の噛合チェーンを相互に噛み合わせて一体化させた状態では他方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部の先端角部と係合していることにより、一対の噛合チェーンが互いに噛み合って一体化した噛み合い部分では自立強化プレートの自立強化面が進退方向に対して垂直となって一対のうちの一方(一方側)の噛合チェーンの自立強化プレートの自立強化面が他方(他方側)の噛合チェーンの自立強化プレートの自立強化面と面接触して噛み合い部分を進退方向で支えるため、噛み合って一体化した噛み合い部分では一対の噛合チェーンの剛性を確保して座屈強度を向上させることができる。
さらに、一つの噛合チェーンの噛み合いが外れた噛み外れ部分では一つの自立強化プレートの自立強化面とこれに隣接する自立強化プレートの自立強化面との間に間隔があり、一つの噛合チェーンの噛み合いが外れた噛み外れ部分は他方の噛合チェーンから離間する側および他方の噛合チェーンに接近する側の両方に屈曲自在となるため、チェーン収納溝を自由に設けてチェーンの収納量を十分に確保することができる。
また、一方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部の先端より基端側に配設された係合部が、自立強化面に対してチェーン長手方向に突出しているとともに一対の噛合チェーンを相互に噛み合わせて一体化させた状態では他方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部の先端角部と係合していることにより、一対の噛合チェーンが互いに噛み合って一体化した噛み合い部分では進退方向に面した自立強化面同士の面接触に加えて一方(一方側)の噛合チェーンの延設部の基端側の係合部と他方(他方側)の噛合チェーンの延設部の先端角部とが接触して一対の噛合チェーンの対向方向接近側への相対的な移動が規制されて相対的な位置関係が決まるため、噛み合って一体化した噛み合い部分では一対の噛合チェーンの座屈強度をより一層向上させることができる。
本請求項2に係る発明の噛合チェーンユニットによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、自立強化プレートが、チェーン幅方向で一対の噛み合わせプレートの両側外側に配設されていることにより、チェーン幅方向で自立強化プレートが一対の噛み合わせプレートの内側に設けられている構成と比べて噛み合って一体化した噛み合い部分での一方側の噛合チェーンの自立強化プレートの自立強化面と他方側の噛合チェーンの自立強化プレートの自立強化面との接触箇所の位置が噛み合い部分での一対の噛合チェーンのチェーン長手方向から視た断面の中心より遠く離れた位置となるため、噛み合って一体化した噛み合い部分での一対の噛合チェーンの剛性をより高めることができる。
本請求項に係る発明の噛合チェーンユニットによれば、請求項1または請求項に係る発明が奏する効果に加えて、一方側の噛合チェーンの自立強化プレートが、自立強化面に配設された凸部を有するとともに、他方側の噛合チェーンの自立強化プレートが、自立強化面に配設されて凸部と噛み合う凹部を有していることにより、一対の噛合チェーンが互いに噛み合って一体化した噛み合い部分では進退方向に面した自立強化面同士の面接触に加えて一方側の噛合チェーンの延設部の凸部と他方側の噛合チェーンの延設部の凹部とが噛み合って一対の噛合チェーンの対向方向の相対的な移動が規制されて相対的な位置関係が決まるため、噛み合って一体化した噛み合い部分では一対の噛合チェーンの座屈強度をより一層向上させることができる。
本発明の噛合チェーン式進退作動装置は、駆動モータの動力を被作動体に伝達する一対の噛合チェーンからなる噛合チェーンユニットを有することにより、被作動体を進退方向へ移動させることができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
本請求項に係る発明の噛合チェーン式進退作動装置によれば、噛合チェーンユニットでの一対の噛合チェーンの少なくとも噛み合いの外れた噛み外れ部分をガイドして収納するチェーン収納溝を有したチェーンガイドプレートを備え、噛合チェーンユニットが、請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の噛合チェーンユニットであるため、噛合チェーン式進退作動装置において請求項1乃至請求項のいずれか1つに係る発明が奏する効果と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1実施例の噛合チェーン式進退作動装置の概略を示す斜視図。 本発明の第1実施例の噛合チェーンユニットの一部分解斜視図および斜視図。 噛合チェーンユニットの正面図、自立強化プレートを取り除いた状態の正面図、噛合チェーンユニットの側面図。 本発明の第2実施例の噛合チェーンユニットの正面図および側面図。 本発明の第3実施例の噛合チェーンユニットの正面図。 本発明のその他の実施例の噛合チェーンユニットの正面図。
本発明は、チェーン幅方向に離間配置される一対のフック状歯部を有する噛み合わせプレートをチェーン長手方向に多数有する一対の噛合チェーンを相互に対向配置してチェーン収納溝にガイドさせて進退方向進出側に移動させながら噛み合わせて一体化するとともにチェーン収納溝にガイドさせて進退方向退避側へ移動させながら噛み外して分岐する噛合チェーンユニットにおいて、一対の噛合チェーンが、噛み合わせプレートの前後一対の連結ピンと連結する自立強化プレートを有し、この自立強化プレートが、チェーン長手方向の前後に連結ピンを嵌める嵌合孔を有する自立強化プレート基部と、この自立強化プレート基部から一対の噛合チェーンの対向方向接近側へ延びた延設部と、この延設部でのチェーン長手方向前後両側に1チェーンピッチ間隔で配設されチェーン長手方向に対して垂直な自立強化面とを有し、一対の噛合チェーンのうちの一方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部および他方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部が、1チェーンピッチだけチェーン長手方向に互いにずれて設けられ、一方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部の先端より基端側に配設された係合部が、自立強化面に対してチェーン長手方向に突出しているとともに一対の噛合チェーンを相互に噛み合わせて一体化させた状態では他方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部の先端角部と係合していることにより、噛み合って一体化した噛み合い部分では一対の噛合チェーンの剛性を確保して座屈強度が向上し、噛み合って一体化した噛み合い部分では一対の噛合チェーンの座屈強度がより一層向上するとともにチェーン収納溝を自由に設けてチェーンの収納量を十分に確保するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、自立強化プレートの延設部は、自立強化面が噛合チェーンのチェーン長手方向(進退方向)と垂直であれば、板状形状、ブロック形状、板状部材を曲げ加工して一対の噛合チェーンの対向方向から視た断面がU字形状など如何なる形状であってもよい。
また、駆動モータの動力を噛合チェーンに伝達する駆動スプロケットは、一対の噛合チェーンの両側に1つずつ配設してもよいし、片側に1つ配設してもよい。
また、本発明の噛合チェーン式進退作動装置に用いられる噛合チェーンは、チェーン幅方向に沿って離間配置された一対のフック状歯部を有した噛み合わせプレートをチェーン長手方向に多数有していればよく、内側噛み合わせプレートと外側噛み合わせプレートとを連結ピンで連結した構成でもよいし、噛み合わせプレートと自立強化プレートとを連結ピンで連結した構成でもよい。
さらに、噛合チェーンは、チェーン幅方向左右一対で配置される内側噛み合わせプレートからなる内リンクユニットをチェーン幅方向に複数列接続した多列構造を有していてもよいし、単列構造を有していてもよい。
また、噛合チェーンは、ブシュを配置しないでチェーン連結ピンのみで噛み合わせプレート及び自立強化プレートを多数連結して構成された噛合チェーンでもよいし、ブシュ或いはブシュに遊嵌されたローラに駆動スプロケットを係合させて駆動されるものであってもよい。
さらに、本発明の噛合チェーン式進退作動装置で用いる噛合チェーンの噛み合わせプレートおよび自立強化プレートなどのプレートの具体的な形状については、相互に対向する同種のプレート同士をそれぞれ噛み合せて一体とするとともにそれぞれ噛み外して分岐するものであれば如何なる形状を呈するものであってもよい。
また、チェーン幅方向で一対の噛み合わせプレートに対する自立強化プレートの位置は、内側でも外側でもよい。
以下に、本発明の第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100の噛合チェーンユニット110について、図1乃至図3に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例の噛合チェーン式進退作動装置100の概略を示す斜視図であり、図2(A)は、本発明の第1実施例の噛合チェーンユニット110の一部分解斜視図であり、図2(B)は、本発明の第1実施例の噛合チェーンユニット110の斜視図であり、図3(A)は、噛合チェーンユニット110の正面図であり、図3(B)は、噛合チェーンユニット110の自立強化プレート115を取り除いた状態の正面図であり、図3(C)は、図3(A)の3Cで視た噛合チェーンユニット110の側面図である。
なお、図1において本来は被作動体140が進退方向退避側へ移動しきったときに一対の噛合チェーン110A、110Bが二本に分岐したチェーン収納溝121の先端まで到達するように設けられているものであるが、ここでは本発明の理解を容易にするために被作動体140が進退方向退避側へ移動しきっていない状態にもかかわらず二本に分岐したチェーン収納溝121の先端まで到達した一対の噛合チェーン110A、110Bを示すこととする。
本発明の第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100は、図1に示すように、噛合チェーンユニット110と、チェーンガイドプレート120と、駆動スプロケット130と、被作動体140とを備えている。
このうち、噛合チェーンユニット110は、一対の噛合チェーン110A、110Bから構成されており、噛合チェーンユニット110の一端側には、被作動体140が取り付けられている。
また、チェーンガイドプレート120には、一対の噛合チェーン110A、110Bをガイドして収納するチェーン収納溝121が設けられているとともに、図示しないモータの動力によって駆動する駆動スプロケット130が取り付けられている。
そして、駆動スプロケット130が一の方向へ回転すると、噛合チェーンユニット110によって動力が伝達されて被作動体140が進退方向進出側へ移動し、駆動スプロケット130が反対方向へ回転すると、同様に噛合チェーンユニット110によって動力が伝達されて被作動体140が進退方向退避側へ移動するように構成されている。
被作動体140が進退方向進出側へ移動する際、一対の噛合チェーン110A、110Bにおける噛み外れていた噛み外れ部分110Hが二本のチェーン収納溝121の合流によって順次互いに噛み合って一体化し、一体化した噛み合い部分110Gが進退方向進出側へ移動する。
他方、被作動体140が進退方向退避側へ移動する際、一対の噛合チェーン110A、110Bにおける噛み合って一体化した噛み合い部分110Gが進退方向退避側へ移動して一本のチェーン収納溝121の分岐によって順次互いに噛み外れ、噛み外れた噛み外れ部分110Hが二本に分岐したチェーン収納溝121に収納される。
続いて、本発明の第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100の噛合チェーンユニット110について詳しく説明する。
本発明の第1実施例の噛合チェーンユニット110は、図1乃至図3に示すように、チェーン幅方向Wに離間配置される一対のフック状歯部111b(112b)を有する噛み合わせプレートとしての内側噛み合わせプレート111(外側噛み合わせプレート112)をチェーン長手方向に多数有する一対の噛合チェーン110A、110Bを相互に対向配置して、チェーン収納溝121にガイドさせて進退方向進出側に移動させながら噛み合わせて一体化するとともにチェーン収納溝121にガイドさせて進退方向退避側へ移動させながら噛み外して分岐するように構成されている。
具体的に、噛合チェーンユニット110は、一対の噛合チェーン110A、110Bによって構成されており、一対のうちの一つ(一方側)の噛合チェーン110Aは、一例として、内側噛み合わせプレート111と、外側噛み合わせプレート112と、ブシュ114と、連結ピン113と、自立強化プレート115とから構成されている。
このうち、内側噛み合わせプレート111は、チェーン幅方向Wに一対で離間配置され、チェーン長手方向前後に配設されたブシュ孔111aと、他方側の噛合チェーン110Bと対向する側に配設されたフック状歯部111bとを有している。
また、外側噛み合わせプレート112は、一対の内側噛み合わせプレート111の外側に一対配置され、チェーン長手方向前後に配設されたピン孔112aと、他方側の噛合チェーン110Bと対向する側に配設されたフック状歯部112bとを有している。
さらに、自立強化プレート115は、一対の外側噛み合わせプレート112の外側に一対配設されるとともに、チェーン長手方向の前後に連結ピン113を嵌める嵌合孔115aaを有する自立強化プレート基部115aと、この自立強化プレート基部115aから一対の噛合チェーン110A、110Bの対向方向Hの接近側へ延びた延設部115bと、この延設部115bでのチェーン長手方向前後両側に1チェーンピッチ間隔で配設されチェーン長手方向に対して垂直な自立強化面115baとを有している。
ここで、嵌合孔115aaは、連結ピン113が貫通するように貫通孔としてもよいし貫通しないように凹状孔としてもよい。
嵌合孔115aaを貫通孔とすることにより、連結ピン113がしっかりと圧入されて固定されるため、自立強化プレート115を噛合チェーン110A(110B)にしっかりと固定することができる。
そして、ブシュ114の両端が一対の内側噛み合わせプレート111のブシュ孔111aに圧入されるとともに、連結ピン113をブシュ114に回動自在に挿通してこの連結ピン113が一対の外側噛み合わせプレート112のピン孔112aに圧入されることにより、内側噛み合わせプレート111と外側噛み合わせプレート112がチェーン長手方向に連結されている。
さらに、連結ピン113の両端が一対の自立強化プレート115の嵌合孔115aaに圧入されることにより、自立強化プレート115が固定されている。
また、一対の噛合チェーン110A、110Bのうちの一方側の噛合チェーン110Aの自立強化プレート115の延設部115bおよび他方側の噛合チェーン110Bの自立強化プレート115の延設部115bが、1チェーンピッチだけチェーン長手方向に互いにずれて設けられている。
これにより、一対の噛合チェーン110A、110Bが互いに噛み合って一体化した噛み合い部分110Gでは自立強化プレート115の自立強化面115baが進退方向Vに対して垂直となって一対のうちの一方(一方側)の噛合チェーン110Aの自立強化プレート115の自立強化面115baが他方(他方側)の噛合チェーン110Bの自立強化プレート115の自立強化面115baと面接触して噛み合い部分110Gを進退方向Vで支える。
さらに、一つの噛合チェーン110A(110B)の噛み合いが外れた噛み外れ部分110Hでは一つの自立強化プレート115の自立強化面115baとこれに隣接する自立強化プレート115の自立強化面115baとの間に間隔があり、一つの噛合チェーン110A(110B)の噛み合いが外れた噛み外れ部分110Hは他方の噛合チェーン110B(110A)から離間する側および他方の噛合チェーン110B(110A)に接近する側の両方に屈曲自在となる。
つまり、一つ(一方側)の噛合チェーン110Aが他方(他方側)の噛合チェーン110Bと対向する側を内側とした場合、図1に示すように、一つ(一方側)の噛合チェーン110Aが外側だけでなく内側へも曲がって収納されるように、チェーンガイドプレート120のチェーン収納溝121を自由に設けることができる。
なお、本実施例では、自立強化プレート115を外側噛み合わせプレート112よりチェーン幅方向外側に配設したが、内側に配設してもよいのは言うまでもない。
本実施例では、自立強化プレート115が、チェーン幅方向Wで一対の内側噛み合わせプレート111および外側噛み合わせプレート112の両側外側に配設されている。
これにより、チェーン幅方向Wで自立強化プレート115が一対の噛み合わせプレート(111)の内側に設けられている構成と比べて噛み合って一体化した噛み合い部分110Gでの一方側の噛合チェーン110Aの自立強化プレート115の自立強化面115baと他方側の噛合チェーン110Bの自立強化プレート115の自立強化面115baとの接触箇所の位置が噛み合い部分110Gでの一対の噛合チェーン110A、110Bのチェーン長手方向から視た断面の中心より遠く離れた位置となる。
また、一方側の噛合チェーン110Aの自立強化プレート115の延設部115bの先端115bbより基端側に配設された係合部115bdが、自立強化面115baに対してチェーン長手方向に突出しているとともに一対の噛合チェーン110A、110Bを相互に噛み合わせて一体化させた状態では他方側の噛合チェーン110Bの自立強化プレート115の延設部115bの先端角部115bcと係合している。
これにより、一対の噛合チェーン110A、110Bが互いに噛み合って一体化した噛み合い部分110Gでは進退方向Vに面した自立強化面115ba同士の面接触に加えて一方(一方側)の噛合チェーン110Aの延設部115bの基端側の係合部115bdと他方(他方側)の噛合チェーン110Bの延設部115bの先端角部115bcとが接触して一対の噛合チェーン110A、110Bの対向方向接近側への相対的な移動が規制されて相対的な位置関係が決まる。
このようにして得られた本発明の第1実施例である噛合チェーンユニット110は、一対の噛合チェーン110A、110Bが、噛み合わせプレートである内側噛み合わせプレート111の前後一対の連結ピン113と連結する自立強化プレート115を有し、この自立強化プレート115が、チェーン長手方向の前後に連結ピン113を嵌める嵌合孔115aaを有する自立強化プレート基部115aと、この自立強化プレート基部115aから一対の噛合チェーン110A、110Bの対向方向接近側へ延びた延設部115bと、この延設部115bでのチェーン長手方向前後両側に1チェーンピッチ間隔で配設されチェーン長手方向に対して垂直な自立強化面115baとを有し、一対の噛合チェーン110A、110Bのうちの一方側の噛合チェーン110Aの自立強化プレート115の延設部115bおよび他方側の噛合チェーン110Bの自立強化プレート115の延設部115bが、1チェーンピッチだけチェーン長手方向に互いにずれて設けられていることにより、噛み合って一体化した噛み合い部分110Gでは一対の噛合チェーン110A、110Bの剛性を確保して座屈強度を向上させることができるとともに、チェーン収納溝121を自由に設けてチェーンの収納量を十分に確保することができる。
さらに、自立強化プレート115が、チェーン幅方向Wで一対の噛み合わせプレートである内側噛み合わせプレート111および外側噛み合わせプレート112の両側外側に配設されていることにより、噛み合って一体化した噛み合い部分110Gでの一対の噛合チェーン110A、110Bの剛性をより高めることができる。
また、一方側の噛合チェーン110Aの自立強化プレート115の延設部115bの先端115bbより基端側に配設された係合部115bdが、自立強化面115baに対してチェーン長手方向に突出しているとともに一対の噛合チェーン110A、110Bを相互に噛み合わせて一体化させた状態では他方側の噛合チェーン110Bの自立強化プレート115の延設部115bの先端角部115bcと係合していることにより、噛み合って一体化した噛み合い部分110Gでは一対の噛合チェーン110A、110Bの座屈強度をより一層向上させることができる。
また、このようにして得られた本発明の第1実施例である噛合チェーン式進退作動装置100は、噛合チェーンユニット110での一対の噛合チェーン110A、110Bの少なくとも噛み合いの外れた噛み外れ部分110Hをガイドして収納するチェーン収納溝121を有したチェーンガイドプレート120を備えていることにより、噛み合って一体化した噛み合い部分110Gでは一対の噛合チェーン110A、110Bの剛性を確保して座屈強度を向上させることができるとともに、チェーン収納溝121を自由に設けてチェーンの収納量を十分に確保することができるなど、その効果は甚大である。
続いて、本発明の第2実施例である噛合チェーンユニット210について、図4に基づいて説明する。
ここで、図4(A)は、本発明の第2実施例の噛合チェーンユニット210の正面図であり、図4(B)は、図4の4Bで視た噛合チェーンユニット210の側面図である。
第2実施例の噛合チェーンユニット210は、第1実施例の噛合チェーンユニット110の外側噛み合わせプレート112を省略するとともに自立強化プレート115が外側噛み合わせプレート112の役割を兼ねる構成としたものであり、多くの要素について第1実施例の噛合チェーンユニット110と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する200番台の符号を付すのみとする。
本発明の第2実施例である噛合チェーンユニット210は、図4(A)および図4(B)に示すように、一対の噛合チェーン210A、210Bによって構成されており、一対のうちの一つ(一方側)の噛合チェーン210Aは、内側噛み合わせプレート211と、ブシュ214と、連結ピン213と、自立強化プレート215とから構成されている。
そして、ブシュ214の両端が一対の内側噛み合わせプレート211のブシュ孔211aに圧入されるとともに、連結ピン213をブシュ214に回動自在に挿通してこの連結ピン213が一対の自立強化プレート215の嵌合孔215aaに圧入されることにより、内側噛み合わせプレート211と自立強化プレート215がチェーン長手方向に連結されている。
これにより、上述した第1実施例の外側噛み合わせプレート112を省略した構成となるため、その分だけ噛合チェーンユニット210におけるチェーン幅方向Wの長さを短くすることができる。
例えば、自立強化プレート215を有さない噛合チェーンユニットから自立強化プレート215を有する噛合チェーンユニット210に変更する際、図1に示す噛合チェーン式進退作動装置100のチェーンガイドプレート120等の構造をそのまま用いて、噛合チェーンユニット210の自立強度を高めることができる。
続いて、本発明の第3実施例である噛合チェーンユニット310について、図5に基づいて説明する。
ここで、図5は、本発明の第3実施例の噛合チェーンユニット310の正面図である。
なお、発明の理解を容易にするために、図5において自立強化プレート315のみを示すこととする。
第3実施例の噛合チェーンユニット310は、第1実施例の噛合チェーンユニット110の自立強化プレート115の自立強化面115baに凸部と凹部とを配設したものであり、多くの要素について第1実施例の噛合チェーンユニット110と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する300番台の符号を付すのみとする。
本発明の第3実施例である噛合チェーンユニット310は、図5に示すように、一対の噛合チェーン310A、310Bによって構成されており、一対のうちの一方側の噛合チェーン310Aの自立強化プレート315が、自立強化面315baに配設された凸部315beを有するとともに、他方側の噛合チェーン310Bの自立強化プレート315が、自立強化面315baに配設されて凸部315beと噛み合う凹部315bfを有している。
これにより、一対の噛合チェーン310A、310Bが互いに噛み合って一体化した噛み合い部分310Gでは進退方向Vに面した自立強化面315ba同士の面接触に加えて一方側の噛合チェーン310Aの延設部315bの凸部315beと他方側の噛合チェーン310Bの延設部315bの凹部315bfとが噛み合って一対の噛合チェーン310A、310Bの対向方向Hの相対的な移動が規制されて相対的な位置関係が決まる。
具体的には、一対の噛合チェーン310A、310Bのそれぞれの自立強化プレート315の延設部315bにおける進退方向進出側の自立強化面315baに凸部315beが形成され、進退方向退避側の自立強化面315baに凹部315bfが形成されている。
そして、一対の噛合チェーン310A、310Bが互いに噛み合った噛み合い部分310Gでは、一方側の噛合チェーン310Aの自立強化プレート315の進退方向進出側の自立強化面315baと、他方側の噛合チェーン310Bの自立強化プレート315の進退方向退避側の自立強化面315baとが面接触するとともに、一方側の噛合チェーン310Aの自立強化プレート315の進退方向進出側の自立強化面315baに配設された凸部315beと、他方側の噛合チェーン310Bの自立強化プレート315の進退方向退避側の自立強化面315baに配設された凹部315bfとが噛み合うように構成されている。
このようにして得られた本発明の第3実施例である噛合チェーンユニット310は、一方側の噛合チェーン310Aの自立強化プレート315が、自立強化面315baに配設された凸部315beを有するとともに、他方側の噛合チェーン310Bの自立強化プレート315が、自立強化面315baに配設されて凸部315beと噛み合う凹部315bfを有していることにより、噛み合って一体化した噛み合い部分310Gでは一対の噛合チェーン310A、310Bの座屈強度をより一層向上させることができるなど、その効果は甚大である。
その他の実施例
続いて、本発明のその他の実施例である噛合チェーンユニット410について、図6に基づいて説明する。
ここで、図6(A)は、本発明のその他の実施例の第1の態様の噛合チェーンユニット410を示す正面図であり、図6(B)は、本発明のその他の実施例の第2の態様の噛合チェーンユニット410を示す正面図であり、図6(C)は、本発明のその他の実施例の第3の態様の噛合チェーンユニット410を示す正面図である。
なお、発明の理解を容易にするために、図6(A)乃至図6(C)において自立強化プレート415のみを示すこととする。
その他の実施例の噛合チェーンユニット410は、第1実施例の噛合チェーンユニット110の自立強化プレート115の形状を変更したものであり、多くの要素について第1実施例の噛合チェーンユニット110と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する400番台の符号を付すのみとする。
図6(A)に示すように、本発明のその他の実施例の第1の態様では、自立強化プレート415の延設部415bの自立強化面415baが平坦であるため、第1実施例と比べて延設部415bを長く設けることができる。
つまり、一方側の噛合チェーン410Aの自立強化プレート415の自立強化面415baと、他方側の噛合チェーン410Bの自立強化プレート415の自立強化面415baとが接触する接触面の面積が、第1実施例と比べて広くなるため、噛み合って一体化した噛み合い部分410Gでは一対の噛合チェーン410A、410Bの座屈強度をより一層向上させることができるとともに、チェーン収納溝121(図1参照)を自由に設けてチェーンの収納量を十分に確保することができる。
図6(B)に示すように、本発明のその他の実施例の第2の態様では、自立強化プレート415の延設部415bの自立強化面415baがチェーン対向方向Hで分割されており、それぞれで面接触するように構成されている。
このように自立強化面415baが分割されている場合であっても、噛み合って一体化した噛み合い部分410Gでは一対の噛合チェーン410A、410Bの座屈強度を向上させることができるとともに、チェーン収納溝121(図1参照)を自由に設けてチェーンの収納量を十分に確保することができる。
図6(C)に示すように、本発明のその他の実施例の第3の態様では、自立強化プレート415が正面から視てL字状に形成されている。
つまり、自立強化プレート基部415aに対する延設部415bの位置が、チェーン長手方向前後に偏倚している。
このように延設部415bの位置が偏倚している場合であっても、噛み合って一体化した噛み合い部分410Gでは一対の噛合チェーン410A、410Bの座屈強度を向上させることができるとともに、チェーン収納溝121(図1参照)を自由に設けてチェーンの収納量を十分に確保することができるなど、その効果は甚大である。
100 ・・・ 噛合チェーン式進退作動装置
110、 210、 310、 410 ・・・ 噛合チェーンユニット
110A、 210A、 310A、 410A ・・・ (一方側の)噛合チェーン
110B、 210B、 310B、 410B ・・・ (他方側の)噛合チェーン
110G、 210G、 310G、 410G ・・・ 噛み合い部分
110H、 310H、 410H ・・・ 噛み外れ部分
111、 211 ・・・ 内側噛み合わせプレート
111a、 211a ・・・ ブシュ孔
111b、 211b ・・・ フック状歯部
112 ・・・ 外側噛み合わせプレート
112a ・・・ ピン孔
112b ・・・ フック状歯部
113、 213 ・・・ 連結ピン
114、 214 ・・・ ブシュ
115、 215、 315、 415 ・・・ 自立強化プレート
115a、 215a、 315a、 415a ・・・ 自立強化プレート基部
115aa、215aa、315aa、415aa・・・ 嵌合孔
115b、 215b、 315b、 415b ・・・ 延設部
115ba、215ba、315ba、415ba・・・ 自立強化面
115bb、215bb ・・・ 先端
115bc、215bc ・・・ 先端角部
115bd、215bd ・・・ 係合部
315be ・・・ 凸部
315bf ・・・ 凹部
120 ・・・ チェーンガイドプレート
121 ・・・ チェーン収納溝
130 ・・・ 駆動スプロケット
140 ・・・ 被作動体
V ・・・ (噛合チェーンの)進退方向
H ・・・ (噛合チェーンの)対向方向
W ・・・ チェーン幅方向

Claims (4)

  1. チェーン幅方向に離間配置される一対のフック状歯部を有する噛み合わせプレートをチェーン長手方向に多数有する一対の噛合チェーンを相互に対向配置してチェーン収納溝にガイドさせて進退方向進出側に移動させながら噛み合わせて一体化するとともにチェーン収納溝にガイドさせて進退方向退避側へ移動させながら噛み外して分岐する噛合チェーンユニットにおいて、
    前記一対の噛合チェーンが、前記噛み合わせプレートの前後一対の連結ピンと連結する自立強化プレートを有し、
    該自立強化プレートが、前記チェーン長手方向の前後に連結ピンを嵌める嵌合孔を有する自立強化プレート基部と、該自立強化プレート基部から一対の噛合チェーンの対向方向接近側へ延びた延設部と、該延設部でのチェーン長手方向前後両側に1チェーンピッチ間隔で配設されチェーン長手方向に対して垂直な自立強化面とを有し、
    前記一対の噛合チェーンのうちの一方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部および他方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部が、前記1チェーンピッチだけチェーン長手方向に互いにずれて設けられ
    前記一方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部の先端より基端側に配設された係合部が、前記自立強化面に対してチェーン長手方向に突出しているとともに一対の噛合チェーンを相互に噛み合わせて一体化させた状態では他方側の噛合チェーンの自立強化プレートの延設部の先端角部と係合していることを特徴とする噛合チェーンユニット。
  2. 前記自立強化プレートが、前記チェーン幅方向で一対の噛み合わせプレートの両側外側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の噛合チェーンユニット。
  3. 前記一方側の噛合チェーンの自立強化プレートが、前記自立強化面に配設された凸部を有するとともに、前記他方側の噛合チェーンの自立強化プレートが、前記自立強化面に配設されて凸部と噛み合う凹部を有していることを特徴とする請求項1または請求項に記載の噛合チェーンユニット。
  4. 駆動モータの動力を被作動体に伝達して被作動体を進退方向へ移動させる一対の噛合チェーンからなる噛合チェーンユニットを有する噛合チェーン式進退作動装置において、
    前記噛合チェーンユニットでの一対の噛合チェーンの少なくとも噛み合いの外れた噛み外れ部分をガイドして収納するチェーン収納溝を有したチェーンガイドプレートを備え、
    前記噛合チェーンユニットが、前記請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の噛合チェーンユニットであることを特徴とする噛合チェーン式進退作動装置。
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