JP5849797B2 - 評価装置、評価プログラムおよび評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、評価装置、評価プログラムおよび評価方法に関する。
従来から物流コストの削減が要望されている。このため、物流を管理する管理システムでは、物流により直接発生するコストを管理対象としている。かかるコストとしては、燃料費、人件費、トラック費などが挙げられる。
特開2009−217573号公報
ところで、物流では、コストを発生させる様々な要因がある。しかしながら、従来の管理システムは、発生したコストを把握できるものの、コストを削減するために改善すべき要因を評価できなかった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、改善すべき要因を評価できる評価装置、評価プログラムおよび評価方法を提供することを目的とする。
本願の開示する評価装置は、記憶部と、算出部と、出力部とを有する。記憶部は、納入先から製品が返品された第1の返品数、前記製品の納入元へ製品を返品した第2の返品数および製品を扱った総取り扱い数を示す情報を記憶する。または、記憶部は、納入先から製品が返品された第1の返品金額、納入元へ製品を返品した第2の返品金額および製品を扱った総取り扱い金額を示す情報を記憶する。算出部は、記憶部に記憶された情報に基づき、第1の返品数および第2の返品数を加算した値を分子とし、総取り扱い数を分母とした値、または、第1の返品金額および第2の返品金額を加算した値を分子とし、総取り扱い金額を分母とした値を算出する。出力部は、算出部により算出された値を評価の指標として出力する。
本願の開示する評価装置によれば、改善すべき要因を評価できる。
図1は、実施例1に係る評価装置の全体構成を示す図である。 図2は、実施例1に係る出庫テーブルの構成例を示す図である。 図3は、実施例1に係る入庫テーブルの構成例を示す図である。 図4は、評価画面の一例を示す図である。 図5は、拠点についてドリルダウンした評価画面の一例を示す図である。 図6は、実施例1に係る評価処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、評価プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に、本願の開示する評価装置、評価プログラムおよび評価方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[評価指標]
最初に、本願の開示する評価装置で用いる評価指標について説明する。上述のように、物流では、コストを発生させる様々な要因がある。このため、いずれの要因について改善すべきかを検討しやすくするためには、物流により直接発生したコストを単に表示するだけでは、不十分であると本発明者らは考えた。
例えば、メーカには、製品を製造する製造部門と、製造された製品の運搬等を行う物流部門とがある。製造部門で製造した製品を、物流部門が顧客へ納入する。一般的な“返品”とは、自社で製造した製品が、納入先から返送されるものをいう。返送される理由には様々あるが、例えば、顧客の要求仕様を製品が満たしていない場合が考えられよう。製造部門であれば、管理すべき観点は製品の不具合であるので、納入した製品が返品される場合のみを管理すればよいはずである。
しかし、物流部門においては、自社が納入した場合の返品だけでなく、自社に納入された製品を納入元へ送り返す場合でも、自社で送り返す為の輸送はしないまでも、引き取りの手配など何らかの作業が発生することに本発明者らは気づいた。すなわち、物流部門においては、自社に納入された製品を納入元に送り返す場合でも、作業が発生して作業効率が落ちることに本発明者らは気づいた。従って、一般に製造部門の観点で言うところの返品率とは異なる返品率を、管理の観点として利用する必要があることに本発明者らは気づいた。
そこで、物流コストの改善の為には、いずれの要因について改善すべきかをユーザが検討しやすくするための情報として、総コストを構成するコスト項目に関する有用な指標として、返品率が有用であることを、本発明者らは見出した。本願の開示する評価装置は、返品率を求めて出力する。これにより、評価者は、出力された返品率から作業効率を把握でき、製品の返品が改善すべき要因であるかを評価することができる。
[評価装置10の構成]
次に、実施例1に係る評価装置について説明する。図1は、実施例1に係る評価装置の全体構成を示す図である。評価装置10は、物流に関するコストの発生要因について評価を行う装置であり、例えば、データセンサや企業に設けられた管理用のサーバコンピュータである。評価の対象となる物流組織は、物流のみを行う物流会社や、企業の物流部門など何れであってもよい。本実施例では、例えば、食品会社などにおいて製造部門にて製造された製品を受け入れて倉庫に保管し、納入先へ出荷する物流部門の物流コストの発生要因の評価を行う場合を例にして説明する。物流では、製品を所定数ずつまとめたロット単位で扱う場合と、製品を1つずつの単位で扱う場合がある。以下では、製品を1つずつの単位で扱うことを「バラ」とも言う。
評価装置10は、ネットワーク13を介して業務システム11および端末12と接続され、通信可能とされている。かかるネットワーク13には、有線または無線を問わず、インターネット、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の通信網を採用できる。なお、図1の例では、業務システム11および端末12を1つ図示したが、これに限定されず、業務システム11および端末12が2以上であってもよい。
業務システム11は、企業の倉庫などの物流拠点でそれぞれ運用され、拠点での物流業務に用いられるシステムである。例えば、業務システム11には、製品の入庫や出庫、流通加工など各種の作業が実施された場合、実施された作業に関する情報が入力される。また、業務システム11には、日別や月別など所定期間毎の発生したコストに関する情報が入力される。業務システム11は、実施された作業に関する情報や、発生したコストに関する情報など各種情報を評価装置10へ送信する。例えば、業務システム11は、製品を出庫する作業が行われた場合、製品の出庫を報告する出庫報告情報を評価装置10へ送信する。また、業務システム11は、製品を入庫する作業が行われた場合、製品の入庫を報告する入庫報告情報を評価装置10へ送信する。また、業務システム11は、燃料費、人件費、トラック費等の発生したコストに関する情報を評価装置10へ送信する。なお、業務システム11は、各種情報を評価装置10へリアルタイムに送信してもよく、ユーザから送信を指示する操作が行われたタイミングで送信してもよく、日毎など一定期間毎にバッチ処理でまとめて送信してもよい。交換するデータの形式は、必要な情報を含んでいれば何れの形式でもよい。本実施例では、日本の物流のEDI(Electronic Data Interchange)において標準とされているJTRNに対応した形式でデータ交換を行うものとし、JTRNに無い項目は追加している。
端末12は、物流に関する各種の評価を行う評価者が用いるコンピュータである。例えば、物流部門の管理者や各拠点の責任者などの評価者が端末12を用いて物流コストの評価を行う。かかる端末12の一態様としては、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)を始めとする固定端末を採用できる。他の一態様としては、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)やPDA(Personal Digital Assistant)などの移動体端末を採用することもできる。評価装置10は、後述する評価画面を含む各種の画面の画像情報を端末12へ送信して各種の画面を表示させ、端末12から操作内容を示す操作情報を受信することにより、評価者が端末12から各種操作を行うことが可能とされている。本実施例に係る評価装置10は、評価画面に表示する表示項目や集計する切り口を評価者毎に設定することが可能とされている。端末12には、それぞれの評価者が評価画面を表示させた場合、評価者に応じた表示項目が表示される。
図1に示すように、評価装置10は、通信I/F(interface)部20と、記憶部21と、制御部22とを有する。
通信I/F部20は、他の装置、例えば業務システム11や端末12との間で通信制御を行うインタフェースである。例えば、通信I/F部20は、ネットワーク13を介して業務システム11から出庫報告情報や入庫報告情報、コストに関する情報など各種情報を受信する。また、通信I/F部20は、ネットワーク13を介して端末12と各種情報を送受信する。例えば、通信I/F部20は、各種の画面の画像情報を端末12へ送信する。通信I/F部20は、端末12から画面に対する操作内容を示す操作情報を受信する。かかる通信I/F部20の一態様としては、LANカードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。
記憶部21は、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部21は、上記の種類の記憶装置に限定されるものではなく、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)であってもよい。
記憶部21は、制御部22で実行されるOS(Operating System)や後述する基盤システム40として動作する各種プログラム、物流の評価に用いる評価プログラムなど各種プログラムを記憶する。さらに、記憶部21は、業務システム11から受信した出庫報告情報、入庫報告情報、コストに関する情報などの各種情報や、制御部22で実行されるプログラムの実行に必要な各種データを記憶する。本実施例に関係するデータとして、記憶部21は、マスタデータ30と、物流コストデータ31と、出庫テーブル32と、入庫テーブル33とを記憶する。
マスタデータ30は、共通に用いられる基本となる各種情報が記憶されたデータである。例えば、マスタデータ30には、システムで用いられる各種のコードと名称とを対応付けて記憶されている。また、マスタデータ30には、端末12から各評価者が評価を行う際に評価画面に表示する表示項目や集計する切り口が記憶されている。一例として、マスタデータ30は、後述の基盤システム40によって管理されており、基盤システム40により更新される。他の一例として、マスタデータ30は、各種のコードを名称に変換するため、後述の出力部43によって参照される。他の一例として、マスタデータ30は、後述の基盤システム40によって更新される。
物流コストデータ31は、各業務システム11から受信した燃料費、人件費、トラック費等の発生したコストに関する情報を格納したデータである。一例として、物流コストデータ31は、通信I/F部20が各業務システム11から受信したコストに関する情報が後述の基盤システム40によって格納される。他の一例として、物流コストデータ31は、物流コストを導出するため、後述の導出部42によって参照される。
出庫テーブル32は、業務システム11から受信した出庫報告情報に基づき、製品の出庫に関する情報を格納したデータである。一例として、出庫テーブル32は、通信I/F部20が各業務システム11から受信した出庫報告情報の情報が後述の基盤システム40によって格納される。他の一例として、出庫テーブル32は、返品率を算出するため、後述の算出部41によって参照される。
図2は、実施例1に係る出庫テーブルの構成例を示す図である。図2に示すように、出庫テーブル32は、「出荷依頼番号」、「明細番号」、「出荷依頼種別コード」、「組織コード」、「出荷日」、「荷姿単位コード」、「入り数」の各項目を有する。また、出庫テーブル32は、「個数(依頼)」、「バラ数(依頼)」、「個数(報告)」、「バラ数(報告)」、「販売単価」、「届先コード」、「受注者品名コード」、「理由」の各項目をさらに有する。
出荷依頼番号の項目は、それぞれの出荷を識別する識別情報を格納する領域である。物流では、製品の出庫や入庫を行う場合、それぞれの出庫や入庫を識別するために識別番号が定められる。例えば、出庫伝票には、出庫依頼毎にそれぞれ一意の識別番号が定められる。出荷依頼番号の項目には、出庫依頼毎に定められた識別番号が格納される。明細番号の項目は、それぞれの出庫や入庫の明細番号を記憶する領域である。物流では、例えば、同じ納入先に納入する複数の種類の製品をまとめて出庫する場合がある。この場合、複数の種類の製品は同じ識別番号で明細番号を変えて管理される。例えば、出庫伝票では、出庫が依頼された複数の種類の製品が明細行を変えて登録され、明細番号が定められる。明細番号の項目には、それぞれの出庫の明細番号が格納される。出荷依頼種別コードの項目は、出庫の種別を示すコードを格納する領域である。出庫には、製品を納入先に送る通常出庫と、製品を製造元に戻す返品出庫と、製品を倉庫に保管したまま製品の名義を換える名義変更出庫などがある。出荷依頼種別コードの項目には、通常出庫の場合「01」が格納され、名義変更出庫の場合「02」が格納され、返品出庫の場合「03」が格納される。
組織コードの項目は、出庫作業を行う拠点を示す情報を格納する領域である。拠点には、それぞれの拠点を示す組織コードが一意に定められている。組織コードの項目には、出庫作業を行う拠点を示す組織コードが格納される。出荷日の項目は、出庫を行った日付を格納する領域である。荷姿単位コードの項目は、製品をロット単位で取り扱う際の荷姿を格納する領域である。製品は、ロット単位で取り扱う場合、例えば、ロット単位で段ボールに入れられたり、びんケースに収められたり、それぞれ所定の荷姿で扱われる。この荷姿には、それぞれの荷姿を示すコードが一意に定められている。荷姿単位コードの項目には、出庫において製品をロット単位で取り扱う際の荷姿を示すコードが格納される。入り数の項目は、1ロットの製品の個数を格納する領域である。個数(依頼)の項目は、ロット単位で出庫が依頼された製品のロット数を格納する領域である。バラ数(依頼)の項目は、バラで出庫が依頼された製品の数を格納する領域である。例えば、1ロットが12個の製品を14個出庫することが依頼された場合、個数(依頼)の項目には「1」が格納され、バラ数(依頼)の項目には「2」が格納される。個数(報告)の項目は、ロット単位で実際に出庫した製品のロット数を格納する領域である。バラ数(報告)の項目は、1つずつの単位で実際に出庫した製品の数を格納する領域である。欠品が発生していない場合、個数(依頼)と個数(報告)およびバラ数(依頼)とバラ数(報告)は、同じ値となる。
販売単価の項目は、製品の販売単価を格納する領域である。届先コードの項目は、出庫した製品の納入先を示すコードを格納する領域である。受注者品名コードの項目は、製品の納入先での品名コードを格納する領域である。理由の項目は、返品理由を格納する領域である。返品理由には、それぞれの理由を示すコードが一意に定められている。返品理由のコード体系は、どのように定めてもよい。本実施例では、例えば、理由の項目に、返品理由が製品の箱などの変形によるものである場合「01」が格納され、返品理由が製品の汚れによるものである場合「02」が格納される。返品理由は、例えば、NACCS(Nippon Automated Cargo and port Consolidated System)において規定されている商品事故コードなど既に規定されているコード体系を用いてもよい。なお、出庫テーブル32は、その他の項目をさらに有してもよい。
図2の例では、上から4番目のレコードである出荷依頼番号「D003」の明細番号「1」は、出荷依頼種別コードが「03」の返品出庫であり、組織コードが「01001」であり、出荷日が2011年5月3日であり、荷姿単位コードが「1」であることを示す。また、出荷依頼番号「D003」の明細番号「1」は、製品の入り数が「24」個であり、返品が依頼された製品数が「2」ロットとバラで「0」個であり、実際に出庫した製品数が「2」ロットとバラで「0」個であることを示す。また、出荷依頼番号「D001」の明細番号「1」は、製品の販売単価が「100」円であり、製品の納入先が「1001」であり、製品の納入先での品名コードが「XXX1」であり、返品理由が「01」の変形であることを示す。
入庫テーブル33は、業務システム11から受信した入庫報告情報に基づき、製品の入庫に関する情報を格納したデータである。一例として、入庫テーブル33は、通信I/F部20が各業務システム11から受信した入庫報告情報の情報が後述の基盤システム40によって格納される。他の一例として、入庫テーブル33は、返品率を算出するため、後述の算出部41によって参照される。
図3は、実施例1に係る入庫テーブルの構成例を示す図である。図3に示すように、入庫テーブル33は、「入庫予定番号」、「明細番号」、「入庫予定種別コード」、「組織コード」、「入庫日」、「荷姿単位コード」、「入り数」の各項目を有する。また、入庫テーブル33は、「個数(報告)」、「バラ数(報告)」、「販売単価」、「届先コード」、「受注者品名コード」、「理由」の各項目をさらに有する。
入庫予定番号の項目は、それぞれの入庫を識別する識別情報を格納する領域である。明細番号の項目は、それぞれの入庫の明細番号を記憶する領域である。入庫予定種別コードの項目は、入庫の種別を示すコードを格納する領域である。入庫には、製品が納入元から納入される通常入庫と、製品が納入先から返品される返品入庫と、製品を倉庫に保管したまま製品の名義を換える名義変更入庫などがある。入庫予定種別コードの項目には、通常入庫の場合「01」が格納され、名義変更入庫の場合「02」が格納され、返品入庫の場合「03」が格納される。
組織コードの項目は、入庫作業を行う拠点を示す情報を格納する領域である。入庫日の項目は、入庫を行った日付を格納する領域である。荷姿単位コードの項目は、入庫において製品をロット単位で取り扱う際の荷姿を格納する領域である。入り数の項目は、1ロットの製品の個数を格納する領域である。個数(報告)の項目は、ロット単位で実際に入庫した製品のロット数を格納する領域である。バラ数(報告)の項目は、1つずつの単位で実際に入庫した製品の数を格納する領域である。販売単価の項目は、製品の販売単価を格納する領域である。届先コードの項目は、入庫した製品の送り元を示すコードを格納する領域である。受注者品名コードの項目は、製品の拠点での品名コードを格納する領域である。理由の項目は、返品理由を格納する領域である。なお、入庫テーブル33も、その他の項目をさらに有してもよい。
図3の例では、上から4番目のレコードである入庫予定番号「D103」の明細番号「1」は、入庫予定種別コードが「03」の返品入庫であり、組織コードが「01001」であり、入庫日が2011年5月3日であり、荷姿単位コードが「1」であることを示す。また、出荷依頼番号「D103」の明細番号「1」は、製品の入り数が「24」個であり、返品入庫した製品数が「2」ロットとバラで「0」個であることを示す。また、出荷依頼番号「D103」の明細番号「1」は、製品の販売単価が「100」円であり、製品の納入先が「1001」であり、製品の納入先での品名コードが「XXX1」であり、返品の理由が「01」の変形であることを示す。
図1に戻り、制御部22は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部22は、図1に示すように、基盤システム40と、算出部41と、導出部42と、出力部43とを有する。
このうち、基盤システム40は、物流に関する管理を行うソフトウエアのプログラムである。基盤システム40は、業務システム11から受信した各種情報を記憶部21へ格納する。例えば、基盤システム40は、業務システム11から受信した出庫報告情報や、入庫報告情報、コストに関する情報に基づき、出庫テーブル32や入庫テーブル33、物流コストデータ31にデータを格納する。そして、基盤システム40は、業務システム11から受信した各種情報に基づき、例えば、製品毎の在庫数の管理など、各種の管理を行う。また、基盤システム40は、マスタデータ30の登録、修正および削除を行う。一態様としては、基盤システム40は、端末12に、マスタデータ30の登録、修正および削除を行うための各種の画面を表示させ、当該画面からマスタデータ30の登録、修正および削除を受け付ける。例えば、基盤システム40は、評価者毎に、評価画面に表示する表示項目や集計する切り口の登録、修正および削除を受け付ける。
算出部41は、評価画面の表示項目や集計する切り口に応じて表示項目の値を算出する処理部である。一態様としては、算出部41は、出庫テーブル32および入庫テーブル33に基づき、製品の返品率を算出する。
例えば、算出部41は、出庫テーブル32の通常出庫および名義変更出庫を対象として、出庫毎に、バラ数(報告)の個数から製品をバラで出庫したバラ出荷数を求める。また、算出部41は、出庫テーブル32の通常出庫および名義変更出庫を対象として、出庫毎に、個数(報告)の個数に入り数の値を乗算して1つずつの単位に換算したバラ換算の出荷数とを求める。算出部41は、出庫毎に、バラ換算の出荷数とバラ出荷数を加算してバラに換算した製品の出荷数を求める。そして、算出部41は、出庫毎に、バラに換算した製品の出荷数に出庫テーブル32の販売単価を乗算して出庫毎の出庫金額を求める。そして、算出部41は、出庫毎の出庫金額を集計して総出庫金額を求める。
また、算出部41は、出庫テーブル32の返品出庫を対象として、総出庫金額を求めた場合と同様に、出庫毎に、バラ出荷数とバラ換算の出荷数とを求めて出庫毎にバラに換算した製品の出荷数を求める。そして、算出部41は、出庫毎に、バラに換算した製品の出荷数に出庫テーブル32の販売単価を乗算して返品出庫毎の返品出庫金額を求める。そして、算出部41は、返品出庫毎の返品出庫金額を集計して総返品出庫金額を求める。この総返品出庫金額は、製品の納入元へ製品を返品した返品金額である。
また、算出部41は、入庫テーブル33の通常入庫および返品入庫を対象として、入庫毎に、バラ数(報告)の個数から製品をバラで入庫したバラ入庫数を求める。また、算出部41は、入庫テーブル33の通常入庫および返品入庫を対象として、入庫毎に、個数(報告)の個数に入り数の値を乗算して1つずつの単位に換算したバラ換算の入庫数を求める。算出部41は、入庫毎に、バラ換算の入庫数とバラ入庫数を加算してバラに換算した製品の入庫数を求める。そして、算出部41は、入庫毎に、バラに換算した製品の入庫数に入庫テーブル33の販売単価を乗算して入庫毎の入庫金額を求める。そして、算出部41は、入庫毎の入庫金額を集計して総入庫金額を求める。この総入庫金額および総出庫金額を加算した値が総取り扱い金額となる。
また、算出部41は、入庫テーブル33の返品入庫を対象として、総入庫金額を求めた場合と同様に、入庫毎に、バラ入庫数とバラ換算の入庫数とを求めて入庫毎にバラに換算した製品の入庫数を求める。そして、算出部41は、入庫毎に、バラに換算した製品の入庫数に出庫テーブル32の販売単価を乗算して返品入庫毎の返品入庫金額を求める。そして、算出部41は、返品入庫毎の返品入庫金額を集計して総返品入庫金額を求める。この総返品入庫金額は、納入先から製品が返品された返品金額である。
そして、算出部41は、総返品入庫金額および総返品出庫金額を加算した値を分子とし、総出庫金額および総入庫金額を加算した総取り扱い金額を分母として返品率を算出する。
本実施例に係る評価装置10では、評価を行う評価画面に表示する表示項目や集計する切り口が設定可能とされている。算出部41は、設定された表示項目や集計する切り口に応じた単位で総返品入庫金額、総返品出庫金額、総出庫金額および総入庫金額をそれぞれ集計して返品率を算出する。例えば、評価画面が、出荷日の年月毎に、各拠点毎の返品率を表示する設定がされているものとする。この場合、算出部41は、出荷日の年月および組織コード毎に、総返品入庫金額、総返品出庫金額、総出庫金額および総入庫金額をそれぞれ集計して、出荷日の年月および組織コード毎に返品率を算出する。また、例えば、評価画面が、特定の年月および拠点での製品の返品の理由毎の返品率を表示する設定がされているものとする。この場合、算出部41は、特定の年月および拠点についての返品の理由毎に、総返品入庫金額、総返品出庫金額、総出庫金額および総入庫金額をそれぞれ集計して、特定の年月および拠点での返品の理由毎の返品率を算出する。
導出部42は、物流コストデータ31に基づき、輸送コストを導出する。一態様としては、導出部42は、燃料費、人件費、トラック費等の発生したコストを集計して輸送コストを導出する。本実施例に係る評価装置10では、上述したように、評価を行う評価画面に表示する表示項目や集計する切り口が設定可能とされている。導出部42は、設定された表示項目や集計する切り口に応じた単位で輸送コストを導出する。なお、この輸送コストは、金額として導出してもよく、金額を荷物の総重量で割った重量あたりのコストとして導出してもよい。また、輸送コストは、輸送コストに対して燃料費や、人件費、トラック費の占める割合を導出してもよい。
出力部43は、評価画面の画像情報を生成して出力する処理部である。一態様としては、出力部43は、端末12からログインなどの評価者を特定する所定操作が行われた後に評価画面の閲覧要求を受け付けた場合、評価者に応じた表示項目を表示させた評価画面の画面情報を生成する。例えば、出力部43は、評価画面の表示項目として返品率や輸送コストが設定された場合、返品率や輸送コストを並べて配置した評価画面の画面情報を生成する。そして、出力部43は、生成した画像情報を端末12へ出力して評価画面を表示させる。また、出力部43は、評価画面において後述するドリルダウンなど異なる評価画面の閲覧が要求された場合、算出部41および導出部42により新たな評価画面の表示項目や集計する切り口に応じた表示項目の値を再度求めて画面情報を生成し、端末12へ出力する。
図4は、評価画面の一例を示す図である。なお、図4は、2011年5月の各拠点のコストと返品率を表示させた一例を示す図である。図4に示すように、評価画面50は、拠点毎に、それぞれの拠点の組織コード、組織名、コスト、返品率が表示項目として設定された表示領域51が設けられている。このように、拠点毎にコストと返品率を並べて表示することにより、拠点毎のコストや返品率を比較できる。また、コストと返品率を並べて表示することにより、返品の多さがコストを改善すべき要因であるかを評価できる。例えば、返品率が高い拠点のコストが多い場合、返品の多さがコスト増の要因であると把握できる。評価画面50では、表示領域51の何れかの拠点に対してクリックなどの所定の指定操作を行うことにより、指定操作した拠点についてドリルダウンしてより詳細な情報を表示する評価画面が表示される。
図5は、拠点についてドリルダウンした評価画面の一例を示す図である。なお、図5は、拠点として「東京支店」についてドリルダウンを行って詳細な情報を表示させた一例を示す図である。評価画面60は、集計する切り口を指定する選択領域61が設けられている。また、評価画面60は、返品率、返品率(販売)、返品率(調達)、返品金額(販売)、返品金額(調達)、取扱い金額、返品明細数(販売)、返品明細数(調達)が表示項目として設定された表示領域62が設けられている。図5の例では、切り口として選択領域61に「理由別」が指定され、表示領域62に返品の理由別に、返品率、返品率(販売)、返品率(調達)、返品金額(販売)、返品金額(調達)、取扱い金額、返品明細数(販売)、返品明細数(調達)が表示されている。返品率(販売)、返品金額(販売)、返品明細数(販売)は、それぞれ販売した製品の納入先からの返品の返品率、返品金額、返品の明細数を表示する領域である。返品率(調達)、返品金額(調達)、返品明細数(調達)は、それぞれ製品の調達先である納入元への返品の返品率、返品金額、返品の明細数を表示する領域である。
図5の例では、2011年5月の東京支店についての返品の理由毎に、総返品入庫金額、総返品出庫金額、総出庫金額および総入庫金額がそれぞれ集計される。そして、図5の例では、返品の理由毎に、総返品入庫金額および総返品出庫金額を加算した値を分子とし、総出庫金額および総入庫金額を加算した総取り扱い金額を分母として算出された理由毎の返品率を返品率として表示している。また、図5の例では、返品の理由毎に、総返品入庫金額を分子とし、総取り扱い金額を分母として算出された理由毎の納入先からの返品率を返品率(販売)として表示している。また、図5の例では、返品の理由毎に、総返品出庫金額を分子とし、総取り扱い金額を分母として算出された、理由毎の納入元への返品率を返品率(調達)として表示している。また、図5の例では、理由毎の総返品入庫金額を返品金額(販売)として表示し、理由毎の総返品出庫金額を返品金額(調達)として表示し、理由毎の総取り扱い金額を取扱い金額として表示している。さらに、図5の例では、返品の理由毎に、入庫テーブル33の返品入庫とされた明細数をカウントした値を返品明細数(販売)として表示し、出庫テーブル32の返品出庫とされた明細数をカウントした値を返品明細数(調達)として表示している。
このように、返品の理由毎に返品率、返品率(販売)、返品率(調達)、返品金額(販売)、返品金額(調達)、取扱い金額、返品明細数(販売)、返品明細数(調達)を並べて表示することにより、理由毎に比較を行うことができる。これにより、評価者は、どのような返品理由が多いかを把握できる。また、評価者は、返品の理由毎の作業効率を把握でき、改善すべき点を評価することができる。
[処理の流れ]
次に、本実施例に係る評価装置10により評価画面を生成する評価処理の流れを説明する。図6は、実施例1に係る評価処理の手順を示すフローチャートである。この評価処理は、端末12から評価画面の閲覧要求や評価画面からドリルダウンなどの評価画面の表示を指示する操作を受け付けると実行される。
図6に示すように、算出部41は、表示する評価画面の表示項目や集計する切り口を特定する(ステップS10)。算出部41は、表示する評価画面の表示項目や集計する切り口に応じて表示項目の値を算出する(ステップS11)。例えば、算出部41は、評価画面の表示項目や集計する切り口に応じた単位で総返品入庫金額、総返品出庫金額、総出庫金額および総入庫金額をそれぞれ集計して返品率を算出する。導出部42は、設定された表示項目や集計する切り口に応じた単位で輸送コストを導出する(ステップS12)。出力部43は、算出部41の算出結果および導出部42の導出結果に基づき、評価画面の画面情報を生成し、生成した画像情報を閲覧要求元の端末12へ出力し(ステップS13)、処理を終了する。
[実施例1の効果]
本実施例に係る評価装置10は、納入先から製品が返品された第1の返品金額、納入元へ製品を返品した第2の返品金額および製品を扱った総取り扱い金額を示す情報を記憶する。本実施例では、第1の返品金額、第2の返品金額および総取り扱い金額を示す情報として、出庫テーブル32に出庫した製品のロット数、バラ数、販売単価が記憶され、入庫テーブル33に入庫した製品のロット数、販売単価が記憶されている。入庫テーブル33に記憶された返品入庫のロット数、バラ数をバラに換算した値に販売単価を乗算した値が第1の返品金額となる。また、出庫テーブル32に記憶された返品出庫のロット数、バラ数をバラに換算した値に販売単価を乗算した値が第2の返品金額となる。また、入庫テーブル33に記憶された通常入庫、返品入庫のロット数、バラ数および出庫テーブル32に記憶された通常出庫、名義変更出庫のロット数、バラ数をバラに換算した値に販売単価を乗算した値が総取り扱い金額となる。本実施例に係る評価装置10は、第1の返品金額および第2の返品金額を加算した値を分子とし、総取り扱い金額を分母とした返品率を算出する。そして、本実施例に係る評価装置10は、算出された返品率を評価の指標として出力する。これにより、本実施例に係る評価装置10によれば、出力された返品率から作業効率を把握でき、返品が改善すべき要因であるかを評価することができる。
また、本実施例に係る評価装置10は、製品を扱ったことにより生じる輸送コストを導出する。そして、本実施例に係る評価装置10は、返品率を輸送コストと共に出力する。これにより、本実施例に係る評価装置10によれば、返品率とコストとの因果関係を評価でき、返品率の高さがコスト増の要因であるかを評価できる。
また、本実施例に係る評価装置10は、製品が返品となった場合の理由を記憶する。そして、本実施例に係る評価装置10は、理由毎に、返品率を算出し、理由毎に返品率を評価の指標として出力する。これにより、理由毎の返品率を比較でき、どのような理由での返品が多いかを把握でき、どのような理由がコスト増の要因であるかを評価できる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
例えば、上記の実施例では、納入先から製品が返品された返品金額および納入元へ製品を返品した返品金額を加算した値を分子とし、総取り扱い金額を分母として返品率を算出する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、納入先から製品が返品された返品数および納入元へ製品を返品した返品数を加算した値を分子とし、総取り扱い数を分母として返品率を算出してもよい。
また、上記の実施例では、評価画面の表示項目としてコストと返品率を表示する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。他に、評価に有用な様々な項目を表示させてもよい。
また、上記の実施例では、輸送コストを燃料費、人件費、トラック費等の発生したコストを集計して金額として導出する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、輸送コストを、発生したコストを集計した金額を製品の総重量で割った重量あたりのコストとして導出してもよい。
また、上記の実施例では、出庫テーブル32に出庫に関する情報を記憶させ、入庫テーブル33に入庫に関する情報を別々に記憶させた場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、入庫と出庫の区分を設けて1つのテーブルに情報を記憶させてもよい。
また、上記の実施例では、第1の返品金額、第2の返品金額および総取り扱い金額を示す情報として、ロット数、バラ数、販売単価を記憶させた場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、出庫テーブル32に納入元へ製品を返品した返品金額や出庫の取り扱い金額を記憶させ、入庫テーブル33に納入先から製品が返品された返品金額をさらに記憶させてもよい。また、出庫テーブル32および入庫テーブル33をまとめたテーブルや出庫テーブル32および入庫テーブル33とは異なるテーブルに納入元へ製品を返品した返品金額や、納入先から製品が返品された返品金額、製品の取扱い金額を記憶させてもよい。
また、上記の実施例では、製品の入庫や出庫毎に、ロット数、バラ数、販売単価が記憶された出庫テーブル32および入庫テーブル33から演算により返品率を求める場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、納入先から製品が返品され返品数や、納入元へ製品を返品した返品数、製品を扱った取り扱い数、納入先から製品が返品された第1の返品金額、納入元へ製品を返品した返品金額、製品を扱った取り扱い金額を予め集計して記憶部21に記憶させてもよい。
また、上記の実施例では、評価装置10は、評価画面の画像情報を出力してネットワーク13を介して端末12に評価画面を表示させる場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、評価装置10に設けられたディスプレイなどの表示部に評価画面を表示させてもよい。
[分散および統合]
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、評価装置10の算出部41、導出部42、出力部43の各処理部が適宜統合されてもよい。また、各処理部の処理が適宜複数の処理部の処理に分離されてもよい。また、算出部41、導出部42、出力部43を別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記の評価装置10の機能を実現するようにしてもよい。
[評価プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図7を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する評価プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図7は、評価プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。図7に示すように、コンピュータ200は、操作部210と、ディスプレイ220と、通信部230とを有する。さらに、このコンピュータ200は、CPU250と、ROM260と、HDD270と、RAM280と有する。これら210〜280の各部はバス240を介して接続される。
HDD270には、算出部41、導出部42、出力部43と同様の機能を発揮する評価プログラム270aが予め記憶される。この評価プログラム270aについては、実施例1で示した各構成要素と同様、適宜統合又は分離しても良い。すなわち、HDD270に格納される各データは、常に全てのデータがHDD270に格納される必要はなく、処理に必要なデータのみがHDD270に格納されれば良い。
そして、CPU250が、評価プログラム270aをHDD270から読み出してRAM280に展開する。これによって、図7に示すように、評価プログラム270aは、評価プロセス280aとして機能する。この評価プロセス280aは、HDD270から読み出した各種データを適宜RAM280上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。評価プロセス280aは、算出部41、導出部42、出力部43にて実行される処理、例えば図6に示す評価処理を含む。すなわち、評価プロセス280aは、算出部41、導出部42、出力部43と同様の動作を実行する。なお、CPU250上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がCPU250上で動作する必要はなく、処理に必要な処理部のみが仮想的に実現されれば良い。
なお、上記の評価プログラム270aについては、必ずしも最初からHDD270やROM260に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ200がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ200に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
10 評価装置
11 業務システム
12 端末
21 記憶部
22 制御部
30 マスタデータ
31 物流コストデータ
32 出庫テーブル
40 基盤システム
41 算出部
42 導出部
43 出力部

Claims (6)

  1. 第一の製品の納入先から該第一の製品が返品された第1の返品数、第二の製品の納入元へ該第二の製品を返品した第2の返品数および、前記第一の製品及び前記第二の製品を含む製品を扱った総取り扱い数を示す情報、または、前記納入先から前記第一の製品が返品された第1の返品金額、前記納入元へ前記第二の製品を返品した第2の返品金額および、前記第一の製品及び前記第二の製品を含む製品を扱った総取り扱い金額を示す情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された情報に基づき、前記第1の返品数および前記第2の返品数を加算した値を分子とし、前記総取り扱い数を分母とした値、または、前記第1の返品金額および前記第2の返品金額を加算した値を分子とし、前記総取り扱い金額を分母とした値を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された値を評価の指標として出力する出力部と、
    を有することを特徴とする評価装置。
  2. 前記記憶部は、前記第1の返品数、前記第2の返品数、前記納入先へ製品を納入した第1の納入数、前記納入元から製品が納入された第2の納入数、および製品の単価を記憶し、
    前記算出部は、前記第1の納入数および前記第2の納入数を加算した値を前記総取り扱い数とし、前記第1の返品数に前記単価を乗算した値を前記第1の返品金額とし、前記第2の返品数に前記単価を乗算した値を前記第2の返品金額とし、前記第1の納入数および前記第2の納入数を加算した値に前記単価を乗算した値を前記総取り扱い金額として前記算出を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の評価装置。
  3. 前記製品を扱ったことにより生じる輸送コストを導出する導出部をさらに有し、
    前記出力部は、前記算出された値を前記輸送コストと共に出力する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の評価装置。
  4. 前記記憶部は、前記製品が返品となった場合の理由をさらに記憶し、
    前記算出部は、前記理由毎に、前記第1の返品数および前記第2の返品数をそれぞれ集計した集計値を加算した値を分子とし、前記総取り扱い数を分母とした値、または前記第1の返品金額および前記第2の返品金額をそれぞれ集計した集計値を加算した値を分子とし、前記総取り扱い金額を分母とした値を算出し、
    前記出力部は、前記理由毎に前記算出された値を評価の指標として出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の評価装置。
  5. コンピュータに、
    記憶部に記憶された、第一の製品の納入先から該第一の製品が返品された第1の返品数、第二の製品の納入元へ該第二の製品を返品した第2の返品数および、前記第一の製品及び前記第二の製品を含む製品を扱った総取り扱い数を示す情報、または、前記納入先から前記第一の製品が返品された第1の返品金額、前記納入元へ前記第二の製品を返品した第2の返品金額および、前記第一の製品及び前記第二の製品を含む製品を扱った総取り扱い金額を示す情報に基づいて、前記第1の返品数および前記第2の返品数を加算した値を分子とし、前記総取り扱い数を分母とした値、または、前記第1の返品金額および前記第2の返品金額を加算した値を分子とし、前記総取り扱い金額を分母とした値を算出し、
    算出された値を評価の指標として出力する
    各処理を実行させることを特徴とする評価プログラム。
  6. コンピュータが、
    記憶部に記憶された、第一の製品の納入先から該第一の製品が返品された第1の返品数、第二の製品の納入元へ該第二の製品を返品した第2の返品数および、前記第一の製品及び前記第二の製品を含む製品を扱った総取り扱い数を示す情報、または、前記納入先から前記第一の製品が返品された第1の返品金額、前記納入元へ前記第二の製品を返品した第2の返品金額および、前記第一の製品及び前記第二の製品を含む製品を扱った総取り扱い金額を示す情報に基づいて、前記第1の返品数および前記第2の返品数を加算した値を分子とし、前記総取り扱い数を分母とした値、または、前記第1の返品金額および前記第2の返品金額を加算した値を分子とし、前記総取り扱い金額を分母とした値を算出し、
    算出された値を評価の指標として出力する
    各処理を実行することを特徴とする評価方法。
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