JP2007102604A - 環境効果評価方法、環境効果評価システム、環境効果評価プログラムおよび環境効果評価プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

環境効果評価方法、環境効果評価システム、環境効果評価プログラムおよび環境効果評価プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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篤 石川
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利之 前田
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孝 澤田
Shiro Nishi
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Abstract

【課題】システムの全体の機器構成やネットワーク構成等が把握できなくても新システム導入による環境効果を評価できるようにする。
【解決手段】旧システムと新システムを構成する各機器の属性の変化量、各ネットワークの属性の変化量、各ソフトウェアの属性の変化量、各管理項目の属性の変化量を入力する。入力された各機器の属性の変化量に基づいて機器全体の環境負荷の変化量を算出する。入力された各ネットワークの属性の変化量に基づいてネットワーク全体の環境負荷の変化量を算出する。入力された各ソフトウェアの属性の変化量に基づいてソフトウェア全体の環境負荷の変化量を算出する。入力された各管理項目の属性の変化量に基づいて管理項目全体の環境負荷の変化量を算出する。これら算出された環境負荷の変化量から新システムを導入することによる環境効果を算出する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、システム導入前後の環境効果を評価するために用いて好適な環境効果評価方法、環境効果評価システム、環境効果評価プログラムおよび環境効果評価プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
地球温暖化をはじめとする環境問題への社会的関心の高まりにより、製品やサービスに対する環境情報の開示が求められている。また、環境負荷の小さいいわゆる環境配慮型の製品やサービスを選択する消費者行動も顕著になりつつある。
また、インターネットに代表される情報通信を利用するサービス(情報通信サービス)の普及により、人や物の移動の削減や脱物質化が進展することによるエネルギーや資源消費の低減効果が期待される一方で、情報通信サービスの提供によるインフラ設備のエネルギーや資源消費の増加が懸念されている。
製品やサービスの環境負荷を定量的に計算評価する手法としてライフサイクルアセスメント(LCA;Life Cycle assessment)が代表的である。環境負荷をLCAの手法を用いて評価することにより、製造から使用、廃棄に至る段階について、定量的かつ客観的に評価することが可能となる。
LCAは、これまで主に製品のライフサイクルにおける環境負荷の定量的評価に用いられてきたが、最近では情報通信サービス分野についても、環境負荷評価にLCAを用いた例が見られる。例えば、インターネット等を用いた電子商取引の環境負荷評価方法および装置について特許文献1に記載されている。また、固定電話サービスの環境負荷評価について非特許文献1に記載されている。
特開2004−13816号公報(環境負荷評価方法および環境負荷評価装置および環境負荷評価プログラム) 前田他, エコデザイン2002ジャパンシンポジウム,A−2−2"固定電話サービスのライフサイクルアセスメント評価"
LCAを用いれば、情報通信サービスなどのシステムを新たに導入しようとする場合、あるいは導入した場合、導入前のシステム(比較対象のシステム)と導入後のシステム(評価対象のシステム)の環境負荷の差をシステムのライフサイクルに基づいて評価することができる。従来、比較対象のシステムと評価対象のシステムの環境負荷の差をライフサイクルに基づいて評価する場合、比較対象のシステムの環境負荷の絶対値および評価対象のシステムの環境負荷の絶対値を各々算出し、これらの差分を取ることによりシステムを導入することによる環境効果を算出していた。しかし、多数の機器やネットワークを利用して業務を行っている場合、システムの全体の機器構成やネットワーク構成等を把握することは容易ではない。このため、システムの導入前後の各々の環境負荷の絶対値の把握が困難であり、システム導入前後の環境効果を評価することは容易でなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、システムの全体の機器構成やネットワーク構成等が把握できなくても、システム導入前後の環境効果を評価することができる汎用性の高い環境効果評価方法、環境効果評価システム、環境効果評価プログラムおよび環境効果評価プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、比較対象のシステムを第1のシステムとし、評価対象のシステムを第2のシステムとし、第1のシステムに替えて第2のシステムを使用することによる環境効果を評価する環境効果評価方法であって、第1のシステムと第2のシステムを構成する各機器の属性の変化量を入力し、この入力した各機器の属性の変化量に基づいて機器全体の環境負荷の変化量を算出する第1の環境負荷変化量算出ステップと、第1のシステムと第2のシステムの各ネットワークの属性の変化量を入力し、この入力した各ネットワークの属性の変化量に基づいてネットワーク全体の環境負荷の変化量を算出する第2の環境負荷変化量算出ステップと、第1のシステムと第2のシステムの各ソフトウェアの属性の変化量を入力し、この入力した各ソフトウェアの属性の変化量に基づいてソフトウェア全体の環境負荷の変化量を算出する第3の環境負荷変化量算出ステップと、第1のシステムと第2のシステムの各管理項目の属性の変化量を入力し、この入力した各管理項目の属性の変化量に基づいて管理項目全体の環境負荷の変化量を算出する第4の環境負荷変化量算出ステップと、第1〜第4の環境負荷変化量算出ステップによって算出された環境負荷の変化量から第1のシステムに替えて第2のシステムを使用することによる環境効果を算出する環境効果算出ステップとを設けたものである。
この発明によれば、システムの全体の機器構成やネットワーク構成等が把握できなくても、システム導入前後の機器構成やネットワーク構成等の変化量を把握するのみで、システム導入前後の環境効果を算出することができる。システムを導入する場合、第2のシステムの導入により追加あるいは廃棄する機器や、ネットワークの変更等、第2のシステムの導入により変更が伴う項目は把握できる場合が多い。そこで、本発明では、第1のシステムと第2のシステムを構成する各機器の属性の変化量、第1のシステムと第2のシステムの各ネットワークの属性の変化量、第1のシステムと第2のシステムの各ソフトウェアの属性の変化量、第1のシステムと第2のシステムの各管理項目の属性の変化量を入力する。この入力された各機器の属性の変化量に基づいて機器全体の環境負荷の変化量を算出し、各ネットワークの属性の変化量に基づいてネットワーク全体の環境負荷の変化量を算出し、各ソフトウェアの属性の変化量に基づいてソフトウェア全体の環境負荷の変化量を算出し、各管理項目の属性の変化量に基づいて管理項目全体の環境負荷の変化量を算出する。そして、この算出した環境負荷の変化量(機器全体の環境負荷の変化量、ネットワーク全体の環境負荷の変化量、ソフトウェア全体の環境負荷の変化量、管理項目全体の環境負荷の変化量)から、第1のシステムに替えて第2のシステムを使用することによる環境効果を算出する。
本発明において、第1の環境負荷量算出ステップでは、機器全体の環境負荷の変化量を求める。例えば、入力された各機器の属性の変化量と各機器に対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各機器の環境負荷の変化量を算出し、この算出した各機器の環境負荷の変化量の合計を機器全体の環境負荷の変化量とする。各機器の属性の変化量は、「数量の増減」と「変化量の絶対値」との組合せで入力したり、「導入前の数量」と「導入後の数量」との組合せで入力したりする。
各機器の属性としては、台数、メートル数、消費電力、利用条件(1日当たりの平均使用時間など)などが挙げられる。例えば、各機器の属性を台数とした場合、「数量の増減」として、台数が増加した場合には「増」と入力し、台数が減少した場合には「減」と入力する。また、「変化量の絶対値」として、「増減した機器の台数の絶対値」を入力する。また、「導入前の数量」として「導入前の機器の台数」を入力し、「導入後の数量」として「導入後の機器の台数」を入力する。
本発明において、第2の環境負荷量算出ステップでは、ネットワーク全体の環境負荷の変化量を求める。例えば、入力された各ネットワークの属性の変化量と各ネットワークに対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各ネットワークの環境負荷の変化量を算出し、この算出した各ネットワークの環境負荷の変化量の合計をネットワーク全体の環境負荷の変化量とする。各ネットワークの属性の変化量は、「数量の増減」と「変化量の絶対値」との組合せで入力したり、「導入前の数量」と「導入後の数量」との組合せで入力したりする。
各ネットワークの属性としては、回線数、回線種別、利用条件(1日当たりの使用時間など)などが挙げられる。例えば、各ネットワークの属性を回線数とした場合、「数量の増減」として、回線数が増加した場合には「増」と入力し、回線数が減少した場合には「減」と入力する。また、「変化量の絶対値」として、「増減したネットワークの回線数の絶対値」を入力する。また、「導入前の数量」として「導入前のネットワークの回線数」を入力し、「導入後の数量」として「導入後のネットワークの回線数」を入力する。
本発明において、第3の環境負荷量算出ステップでは、ソフトウェア全体の環境負荷の変化量を求める。例えば、入力された各ソフトウェアの属性の変化量と各ソフトウェアに対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各ソフトウェアの環境負荷の変化量を算出し、この算出した各ソフトウェアの環境負荷の変化量の合計をソフトウェア全体の環境負荷の変化量とする。各ソフトウェアの属性の変化量は、「数量の増減」と「変化量の絶対値」との組合せで入力したり、「導入前の数量」と「導入後の数量」との組合せで入力したりする。
各ソフトウェアの属性としては、ソフトウェアの規模数、開発コストなどが挙げられる。例えば、ソフトウェアの属性を規模とした場合、「数量の増減」として、規模が増加した場合には「増」と入力し、規模が減少した場合には「減」と入力する。また、「変化量の絶対値」として、「増減したソフトウェアの規模の絶対値」を入力する。また、「導入前の数量」として「導入前のソフトウェアの規模」を入力し、「導入後の数量」として「導入後のソフトウェアの規模」を入力する。
本発明において、第4の環境負荷量算出ステップでは、管理項目全体の環境負荷の変化量を求める。例えば、入力された各管理項目の属性の変化量と各管理項目に対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各管理項目の環境負荷の変化量を算出し、この算出した各管理項目の環境負荷の変化量の合計を管理項目全体の環境負荷の変化量とする。各管理項目の属性の変化量は、「数量の増減」と「変化量の絶対値」との組合せで入力したり、「導入前の数量」と「導入後の数量」との組合せで入力したりする。
管理項目(システム構成機器、ネットワークおよびソフトウェア以外の業務遂行上把握している管理項目)としては、調達コスト、生産量、在庫量、返品率、製造に要するエネルギー、保管スペース、配送物流コスト、返品物流コスト、廃棄コスト、業務を行う作業スペース、業務を行う者の通勤日数、紙の使用量などが挙げられる。例えば、管理項目を生産量とし、その属性をコスト(円)とした場合、「数量の増減」として、生産量が増加した場合には「増」と入力し、生産量が減少した場合には「減」と入力する。また、「変化量の絶対値」として、「増減したコストの絶対値」を入力する。また、「導入前の数量」として「導入前のコスト」を入力し、「導入後の数量」として「導入後のコスト」を入力する。
本発明において、環境効果を評価する場合、その環境効果の評価期間を例えば3ヶ月と設定すると、第1の環境負荷量算出ステップでは3ヶ月間の機器全体の環境負荷の変化量が算出され、第2の環境負荷量算出ステップでは3ヶ月間のネットワーク全体の環境負荷の変化量が算出され、第3の環境負荷量算出ステップでは3ヶ月間のソフトウェア全体の環境負荷の変化量が算出され、第4の環境負荷量算出ステップでは3ヶ月間の管理項目全体の環境負荷の変化量が算出される。これにより、環境効果算出ステップでは、3ヶ月間の環境効果が算出される。
本発明において、第2のシステム(評価対象のシステム)は、第1のシステム(比較対象のシステム)に替えてこれから導入しようとするシステムとしてもよいし、第1のシステムに替えて導入したシステムとしてもよい。また、これから導入しようとする2つのシステムについて、一方のシステムを比較対象のシステム、他方のシステムを評価対象のシステムとするなどとしてもよい。
なお、本発明は、上述した環境効果評価方法を適用した環境効果評価システムとしても構成でき、またコンピュータにその処理を実行させるプログラム、そのプログラムを記憶させた媒体として提供することも可能である。
本発明によれば、第1のシステム(比較対象のシステム)と第2のシステム(評価対象のシステム)を構成する各機器の属性の変化量、第1のシステムと第2のシステムの各ネットワークの属性の変化量、第1のシステムと第2のシステムの各ソフトウェアの属性の変化量、第1のシステムと第2のシステムの各管理項目の属性の変化量を入力すると、各機器の属性の変化量に基づいて機器全体の環境負荷の変化量が算出され、各ネットワークの属性の変化量に基づいてネットワーク全体の環境負荷の変化量が算出され、各ソフトウェアの属性の変化量に基づいてソフトウェア全体の環境負荷の変化量が算出され、各管理項目の属性の変化量に基づいて管理項目全体の環境負荷の変化量が算出され、この算出された環境負荷の変化量から第1のシステムに替えて第2のシステムを使用することによる環境効果が算出されるので、システムの全体の機器構成やネットワーク構成等が把握できなくても、システム導入前後の機器構成やネットワーク構成等の変化量を把握するのみで、システム導入前後の環境効果を評価することが可能となり、汎用性を高めることができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る環境効果評価方法の実施に用いる環境効果評価システムの一例を示すブロック構成図である。この環境効果評価システム100は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。具体的には、パーソナルコンピュータ(パソコン)にプログラムがインストールされ、このインストールされたプログラムに従うCPUの処理動作として実現される。
図1において、1はCPU、2はRAM、3はROM、4はハードディスクなどの記憶装置、5〜7はインターフェイス、8はディスプレイ、9はキーボード、10はマウスである。CPU1は、インターフェイス5,7を介して与えられる各種入力情報を得て、RAM2にアクセスしながら、ROM3や記憶装置4に格納されたプログラムに従って動作する。記憶装置4には、本実施の形態特有のプログラムとして、環境効果評価プログラムが格納されている。この環境効果評価プログラムは、例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録された状態で提供され、この記録媒体から読み出されて記憶装置4にインストールされている。
図2は図1に示した環境効果評価システム100の要部を示す機能ブロック図である。環境負荷評価システム100は、CPU1の処理機能として演算部11を備えており、記憶装置4内には機器原単位テーブルTB1,ネットワーク原単位テーブルTB2,ソフトウェア原単位テーブルTB3および管理項目原単位テーブルTB4が設けられている。
機器原単位テーブルTB1には各機器の単位数量当たりの1年の環境負荷の原単位が書き込まれている。ネットワーク原単位テーブルTB2には各ネットワークの1回線の1年当たりの環境負荷の原単位が書き込まれている。ソフトウェア原単位テーブルTB3には各ソフトウェアの1式の1年当たりの環境負荷の原単位が書き込まれている。管理項目原単位テーブルTB4には各管理項目の単位量当たりの環境負荷の原単位が書き込まれている。
機器原単位テーブルTB1の構成例を図3に示す。この機器原単位テーブルTB1において、各機器は比較対象や評価対象のシステムを構成する機器であり、想定される全ての機器と環境負荷の原単位との関係が書き込まれている。
ネットワーク原単位テーブルTB2の構成例を図4に示す。このネットワーク原単位テーブルTB2において、各ネットワークは比較対象や評価対象のシステムで使用されるネットワークであり、想定される全てのネットワークと環境負荷の原単位との関係が書き込まれている。
ソフトウェア原単位テーブルTB3の構成例を図5に示す。このソフトウェア原単位テーブルTB3において、各ソフトウェアは比較対象や評価対象のシステムで使用されるソフトウェアであり、想定される全てのソフトウェアと環境負荷の原単位との関係が書き込まれている。
管理項目原単位テーブルTB4の構成例を図6に示す。この管理項目原単位テーブルTB4において、各管理項目はシステム構成機器、ネットワークおよびソフトウェア以外の業務遂行上把握している比較対象や評価対象のシステムにおける管理項目であり、想定される全ての管理項目と環境負荷の原単位との関係が書き込まれている。
演算部11は、制御部12と、第1の環境負荷変化量算出部13と、第2の環境負荷変化量算出部14と、第3の環境負荷変化量算出部15と、第4の環境負荷変化量算出部16とを備えている。
第1の環境負荷変化量算出部13はシステム導入による機器全体の環境負荷の変化量を算出する。第2の環境負荷変化量算出部14はシステム導入によるネットワーク全体の環境負荷の変化量を算出する。第3の環境負荷変化量算出部15はシステム導入によるソフトウェア全体の環境負荷の変化量を算出する。第4の環境負荷変化量算出部16はシステム導入による管理項目全体の環境負荷の変化量を算出する。この環境負荷変化量算出部13〜16での具体的な処理内容については後述する。
以下、CPU1が実行する環境効果評価プログラムに従う処理動作について説明する。
CPU1は、環境効果評価プログラムが起動されると、ディスプレイ8に環境効果評価入力画面を表示する。図7に環境効果評価入力画面の例(入力前)を示す。
この環境効果評価入力画面GMには、各機器の属性の変化量入力部AR1、各ネットワークの属性の変化量入力部AR2、各ソフトウェアの属性の変化量入力部AR3、各管理項目の属性の変化量入力部AR4および評価期間の設定部AR5が表示される。
各機器の属性の変化量入力部AR1には、比較対象や評価対象のシステムを構成する機器が列挙され、この列挙された各機器に対する入力項目として、「数量の増減」、「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」が表示される。
本実施の形態において、「数量の増減」の入力項目は、プルダウンメニューにより、「増」、「減」、「導入前後の数量」の3つの内の一つを選択する選択式とされている。「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」の入力項目は、数値を入力する数値入力式とされている。なお、「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」として入力する数値は、各機器に対して「単位」として示されている属性の数値とする。
各ネットワークの属性の変化量入力部AR2には、比較対象や評価対象のシステムで使用する各ネットワークが列挙され、この列挙された各ネットワークに対する入力項目として、「数量の増減」、「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」が表示される。
本実施の形態において、「数量の増減」の入力項目は、プルダウンメニューにより、「増」、「減」、「導入前後の数量」の3つの内の一つを選択する選択式とされている。「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」の入力項目は、数値を入力する数値入力式とされている。なお、「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」として入力する数値は、各ネットワークに対して「単位」として示されている属性の数値とする。
各ソフトウェアの属性の変化量入力部AR3には、比較対象や評価対象のシステムで使用する各ソフトウェアが列挙され、この列挙された各ソフトウェアに対する入力項目として、「数量の増減」、「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」が表示される。この例では、対象のシステムで使用するソフトウェアが「業務改善ソフトウェア」のみである場合を示しており、対象のシステムで使用するソフトウェアが複数存在する場合にはここに複数のソフトウェアが列挙される。
本実施の形態において、「数量の増減」の入力項目は、プルダウンメニューにより、「増」、「減」、「導入前後の数量」の3つの内の一つを選択する選択式とされている。「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」の入力項目は、数値を入力する数値入力式とされている。なお、「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」として入力する数値は、各ソフトウェアに対して「単位」として示されている属性の数値とする。
各管理項目の属性の変化量入力部AR4には、比較対象や評価対象のシステムにおける管理項目が列挙され、この列挙された各管理項目に対する入力項目として、「数量の増減」、「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」が表示される。
本実施の形態において、「数量の増減」の入力項目は、プルダウンメニューにより、「増」、「減」、「導入前後の数量」の3つの内の一つを選択する選択式とされている。「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」の入力項目は、数値を直接入力する数値入力式とされている。なお、「変化量の絶対値」、「導入前の数量」、「導入後の数量」として入力する数値は、各管理項目に対して「単位」として示されている属性の数値とする。
図8に旧システム(比較対象のシステム)に替えて新システム(評価対象のシステム)を導入することにより変化する項目の例を示す。図8において、a1,a2,b,c,…,rの各々は実際には、「3」,「5」、「7」などの数値である。機器の属性としては、台数、メートル数、消費電力、利用条件(1日当たりの平均使用時間など)などが挙げられる。ネットワークの属性としては、回線数、回線種別、利用条件(1日当たりの使用時間など)などが挙げられる。ソフトウェアの属性としては、ソフトウェアの規模、開発コストなどが挙げられる。管理項目としては、調達コスト、生産量、在庫量、返品率、製造に要するエネルギー、保管スペース、配送物流コスト、返品物流コスト、廃棄コスト、業務を行う作業スペース、業務を行う者の通勤日数、紙の使用量などが挙げられる。管理項目の属性としては、生産量であれば生産コスト、製造に要するエネルギーであれば、使用電力量などが挙げられる。図8にはその一例を示しており、簡単のため、機器やネットワークの利用条件の変化はないものとしている。
ユーザは、環境効果の評価を行うにあたって、図8に示したような図表を作成する。例えば、サーバについて、旧システムのサーバの台数がa1、新システムのサーバの台数がa2であれば、導入前後の数量であることを明記のうえ、導入前のサーバの台数をa1、導入後のサーバの台数をa2として図表に書き込む。ルータについて、旧システムよりも新システムの方がb台増えるのであれば、数量が増えることを明記のうえ、その増加する台数b(絶対値)を図表に書き込む。固定電話について、旧システムよりも新システムの方がg台減るのであれば、数量が減ることを明記のうえ、その減少する台数g(絶対値)を図表に書き込む。
そして、ユーザは、この作成した図表を見ながら、環境効果評価入力画面GMへのデータの入力を行う。例えば、サーバについては、各機器の属性の変化量入力部AR1において、サーバに対する「数量の増減」の入力項目よりプルタウンメニューによって「導入前後の数量」を選択し、「導入前の数量」に「a1」をキー入力し、「導入後の数量」に「a2」をキー入力する。ルータについては、各機器の属性の変化量入力部AR1において、ルータに対する「数量の増減」の入力項目よりプルタウンメニューによって「増」を選択し、「変化量の絶対値」に「b」をキー入力する。固定電話については、各機器の属性の変化量入力部AR1において、固定電話に対する「数量の増減」の入力項目よりプルタウンメニューによって「減」を選択し、「変化量の絶対値」に「g」をキー入力する。図9にデータ入力後の環境効果評価入力画面GMの例を示す。
そして、ユーザは、評価期間の設定部AR5に、例えば「3ヶ月」というように月単位で評価期間を設定したうえ、評価実行ボタンBT1を押す。すると、CPU1は、この環境効果評価入力画面GMに入力されたデータに基づいて、旧システムに替えて新システムを導入することによる環境効果を算出する。
以下、この環境効果の算出処理について、図2に示した機能ブロック図を用いて説明する。なお、以降の説明では、環境効果評価入力画面GMにおいて、「数量の増減」の入力項目よりプルダウンメニューで選択した項目とそれに対応した数量の組合せを「属性の変化量を示す入力群」と呼ぶ。
例えば、各機器の属性の変化量入力部AR1では、サーバに対して「数量の増減」として「導入前後の数量」が選択されており、この選択に対して「導入前の数量」が「a1」、「導入後の数量」が「a2」として入力されている。この「導入前後の数量」と「導入前の数量(a1)」,「導入後の数量(b1)」の組合せをサーバの属性の変化量を示す入力群と呼ぶ。
また、ルータに対して「数量の増減」として「増」が選択されており、この選択に対して「変化量の絶対値」が「b」として入力されている。この「増」と「変化量の絶対値(b)」との組合せをルータの属性の変化量を示す入力群と呼ぶ。また、固定電話に対して「減」が選択されており、この選択に対して「変化量の絶対値」が「g」として入力されている。この「減」と「変化量の絶対値(g)」との組合せを固定電話の属性の変化量を示す入力群と呼ぶ。
評価実行ボタンBT1が押されると、制御部12は、評価期間と各機器の属性の変化量を示す入力群を第1の環境負荷変化量算出部13へ送り、評価期間と各ネットワークの属性の変化量を示す入力群を第2の環境負荷変化量算出14へ送り、評価期間と各ソフトウェアの属性の変化量を示す入力群を第3の環境負荷変化量算出部15へ送り、各管理項目の属性の変化量を示す入力群を第4の環境負荷変化量算出部16へ送る。
〔機器全体の環境負荷の変化量の算出〕
第1の環境負荷変化量算出部13は、まず、各機器(サーバ、ルータ、HUB、ケーブル、PC(デスクトップ型)、ディスプレイ(液晶)、固定電話、PBX)の環境負荷の変化量を算出する。具体的には、各機器の単位数量当りの1年の環境負荷の原単位を機器原単位テーブルTB1から読み出し、読み出した各機器の単位数量当りの1年の環境負荷の原単位と制御部12から送られてきた評価期間と各機器の属性の変化量を示す入力群から下記の(1)式、(2)式あるいは(3)式に従って各機器の環境負荷の変化量を求める。なお、下記の(1),(2),(3)式で原単位を12で除しているのは、原単位が1年、即ち,12ヶ月当りの環境負荷であるため、1ヶ月当りの環境負荷に換算するためである。
「数量の増減」が「増」であれば、
機器の環境負荷の変化量=機器の単位数量当りの1年の環境負荷の原単位/12×変化量の絶対値×評価期間 ・・・・(1)
数量の増減が減であれば、
機器の環境負荷変化量=−機器の単位数量当りの1年の環境負荷の原単位/12×変化
量の絶対値×評価期間 ・・・・(2)
「数量の増減」が「導入前後の数量」であれば、
機器の環境負荷変化量=機器の単位数量当りの1年の環境負荷の原単位/12×(導入後の数量−導入前の数量)×評価期間 ・・・・(3)
そして、第1の環境負荷変化量算出部13は、算出した各機器の環境負荷の変化量の合計値を下記の(4)式で算出し、機器全体の環境負荷の変化量として制御部12へ返す。
機器全体の環境負荷の変化量=サーバの環境負荷の変化量+ルータの環境負荷の変化量+・・・+PBXの環境負荷の変化量 ・・・・(4)
〔ネットワーク全体の環境負荷の変化量の算出〕
第2の環境負荷変化量算出部14は、まず、各ネットワーク(一般電話、光アクセス、ADSL)の環境負荷の変化量を算出する。具体的には、各ネットワークの1年当りの環境負荷の原単位をネットワーク原単位テーブルTB2から読み出し、読み出した各ネットワークの1回線の1年当りの環境負荷の原単位と制御部12から送られてきた評価期間と各ネットワークの属性の変化量を示す入力群から下記の(5)式、(6)式あるいは(7)式に従って各ネットワークの環境負荷の変化量を求める。なお、下記の(5),(6),(7)式で原単位を12で除しているのは、原単位が1年、即ち,12ヶ月当りの環境負荷であるため、1ヶ月当りの環境負荷に換算するためである。
「数量の増減」が「増」であれば、、
ネットワークの環境負荷の変化量=ネットワークの1回線の1年当たりの環境負荷の原単位/12×変化量の絶対値×評価期間 ・・・・(5)
「数量の増減」が「減」であれば、
ネットワークの環境負荷の変化量=−ネットワークの1回線の1年当たりの環境負荷の原単位/12×変化量の絶対値×評価期間 ・・・・(6)
「数量の増減」が「導入前後の数量」であれば、
ネットワークの環境負荷の変化量=ネットワークの1回線の1年当たりの環境負荷の原単位/12×(導入後の数量−導入前の数量)×評価期間・・・・(7)
そして、第2の環境負荷変化量算出部14は、算出した各ネットワークの環境負荷の変化量の合計値を下記の(8)式で算出し、ネットワーク全体の環境負荷の変化量として制御部12へ返す。
ネットワーク全体の環境負荷の変化量=一般電話の環境負荷変化量+光アクセスの環境負荷変化量+ADSLの環境負荷変化量 ・・・・(8)
〔ソフトウェア全体の環境負荷の変化量の算出〕
第3の環境負荷変化量算出部15は、まず、各ソフトウェアの環境負荷の変化量を算出する。具体的には、各ソフトウェアの1式の1年当りの環境負荷の原単位をソフトウェア原単位テーブルTB3から読み出し、読み出した各ソフトウェアの1式の1年当りの環境負荷の原単位と制御部12から送られてきた評価期間と各ソフトウェアの属性の変化量を示す入力群から下記の(9),(10)あるいは(11)式に従って各ソフトウェアの環境負荷の変化量を求める。なお、下記の(9),(10),(11)式で原単位を12で除しているのは、原単位が1年、即ち,12ヶ月当りの環境負荷であるため、1ヶ月当りの環境負荷に換算するためである。
「数量の増減」が「増」であれば、、
ソフトウェアの環境負荷の変化量=ソフトウェア1式の1年当たりの環境負荷の原単位/12×変化量の絶対値×評価期間 ・・・・(9)
「数量の増減」が「減」であれば、
ソフトウェアの環境負荷の変化量=−ソフトウェア1式の1年当たりの環境負荷の原単位/12×変化量の絶対値×評価期間 ・・・・(10)
「数量の増減」が「導入前後の数量」であれば、
ソフトウェアの環境負荷の変化量=ソフトウェア1式の1年当たりの環境負荷の原単位/12×(導入後の数量−導入前の数量)×評価期間 ・・・・(11)
そして、第3の環境負荷変化量算出部15は、算出した各ソフトウェアの環境負荷の変化量の合計値を算出し、ソフトウェア全体の環境負荷の変化量として制御部12へ返す。本実施の形態において、ソフトウェアは業務改善ソフトウェアのみであるので、下記の(12)式によってソフトウェア全体の環境負荷の変化量が求められる。
ソフトウェア全体の環境負荷の変化量=業務改善ソフトウェアの環境負荷の変化量 ・・・・(12)
なお、本実施の形態では、ソフトウェアが業務改善ソフトウェアの1種類のみであるが、複数のソフトウェアがある場合は、ソフトウェア全体の環境負荷の変化量はそれぞれのソフトウェアの環境負荷の変化量の合計となることは言うまでもない。
〔管理項目全体の環境負荷の変化量の算出〕
第4の環境負荷変化量算出部16は、まず、各管理項目(生産量、製造に要するエネルギー、保管スペース、配送物流コスト、返品物流コスト、業務を行う作業スペース)の環境負荷の変化量を算出する。
具体的には、各管理項目の単位量当たりの環境負荷の原単位を管理項目原単位テーブルTB4から読み出し、読み出した各管理項目の環境負荷の原単位と制御部12から送られてきた各管理項目の属性の変化量を示す入力群から下記の(13)式、(14)式あるいは(15)式に従って各管理項目の環境負荷の変化量を求める。なお、この実施の形態において、各管理項目の「変化量の絶対値」や「導入後の数量−導入前の数量」は評価期間内の変化量とし、各管理項目の環境負荷の原単位は単位量当りの原単位で、期間とは無関係とする。
「数量の増減」が「増」であれば、
管理項目の環境負荷の変化量=管理項目の単位量当たりの環境負荷の原単位×変化量の絶対値 ・・・・(13)
「数量の増減」が「減」であれば、
管理項目の環境負荷の変化量=−管理項目の単位量当たりの環境負荷の原単位×変化量の絶対値 ・・・・(14)
「数量の増減」が「導入前後の数量」であれば、
管理項目の環境負荷の変化量=管理項目の単位量当たりの環境負荷の原単位×(導入後の数量−導入前の数量) ・・・・(15)
そして、第4の環境負荷変化量算出部16は、各管理項目の環境負荷の変化量の合計値を下記の(15)式で算出し、管理項目全体の環境負荷の変化量として制御部12へ返す。
管理項目全体の環境負荷の変化量=生産量の環境負荷の変化量+製造に要するエネルギーの環境負荷の変化量+保管スペースの環境負荷の変化量+配送物流コストの環境負荷の変化量+返品物流コストの環境負荷の変化量+業務を行う作業スペースの環境負荷の変化量 ・・・・(15)
〔環境効果の算出〕
制御部12は、第1の環境負荷変化量算出部13からの機器全体の環境負荷の変化量、第2の環境負荷変化量算出部14からのネットワーク全体の環境負荷の変化量、第3の環境負荷変化量算出部15からのソフトウェア全体の環境負荷の変化量、第4の環境負荷変化量算出部16からの管理項目全体の環境負荷の変化量を入力とし、下記の(16)式により旧システムに替えて新システムを導入することにる環境効果を算出する。
環境効果=機器全体の環境負荷の変化量+ネットワーク全体の環境負荷の変化量+ソフトウェア全体の環境負荷の変化量+管理項目全体の環境負荷の変化量 ・・・・(16)
〔環境効果の表示〕
制御部12は、算出した環境効果をディスプレイ8に表示する。環境負荷をCO2とした場合の環境効果の表示例を図10に示す。図10では、新システム導入による環境効果を、システム機器、ネットワークおよびソフトウェアからなるシステムによる環境負荷の変化量と、生産コストや製造に要するエネルギーなどシステムの導入により業務が効率化されて生ずる環境負荷の変化量の2つの棒グラフで表示している。
なお、この実施の形態では、機器、ネットワーク、ソフトウェアおよび管理項目の入力項目数を固定としているが、追加ボタンにより、機器、ネットワーク、ソフトウェアおよび管理項目の各々の項目を追加するようにしてもよい。
また、この実施の形態では、環境効果評価システム100を1台のパソコンで実現するものとしたが、図11に示すようにパソコン200をネットワーク300を介してサーバ400と接続し、機器原単位テーブルTB1,ネットワーク原単位テーブルTB2,ソフトウェア原単位テーブルTB3,管理項目原単位テーブルTB4をサーバ400に設けるようにしてもよい。
この場合、機器原単位テーブルTB1,ネットワーク原単位テーブルTB2,ソフトウェア原単位テーブルTB3,管理項目原単位テーブルTB4がサーバ400において一元的に管理され、ネットワーク300を介する配下のパソコン(クライアント)200において、サーバ400内のテーブルTB1,TB2,TB3,TB4を用いて新システム導入による環境効果の算出が行われる。
なお、このようなサーバ400を用いるシステムとした場合、パソコン200とサーバ400との機能分担により、サーバ400側で環境効果の算出を行わせるなどとしてもよく、パソコン200とサーバ400との間の機能分担は自由である。
また、上述した実施の形態では、旧システム(導入前のシステム)を比較対象のシステムとし、新システム(これから導入しようとするシステム、あるいは旧システムに替えて導入したシステム)を評価対象のシステムとしたが、これから導入しようとする2つのシステムについて、一方のシステムを比較対象のシステム、他方のシステムを評価対象のシステムとするようにしてもよい。また、過去に導入した2つのシステムについて、一方のシステムを比較対象のシステム、他方のシステムを評価対象のシステムとするなどとしてもよく、比較対象のシステムと評価対象のシステムの組合せは自由である。
本発明に係る環境効果評価方法の実施に用いる環境効果評価システムの一例を示すブロック構成図である。 この環境効果評価システムの要部を示す機能ブロック図である。 この環境効果評価システムで使用する機器原単位テーブルの構成例を示す図である。 この環境効果評価システムで使用するネットワーク原単位テーブルの構成例を示す図である。 この環境効果評価システムで使用するソフトウェア原単位テーブルの構成例を示す図である。 この環境効果評価システムで使用する管理項目原単位テーブルの構成例を示す図である。 この環境効果評価システムのディスプレイに表示される環境効果評価入力画面の例(入力前)を示す図である。 旧システムに替えて新システムを導入することにより変化する項目の例を示す図である。 この環境効果評価システムのディスプレイに表示される環境効果評価入力画面の例(入力後)を示す図である。 環境負荷をCO2とした場合の環境効果の表示例を示す図である。 環境効果評価システムをネットワークを介するパソコンとサーバとによって構成した例を示す図である。
符号の説明
1…CPU、2…RAM、3…ROM、4…記憶装置、5〜7…インターフェイス、8…ディスプレイ、9…キーボード、10…マウス、11…演算部、12…制御部、13…第1の環境負荷変化量算出部、14…第2の環境負荷変化量算出部、15…第3の環境負荷変化量算出部、16…第4の環境負荷変化量算出部、TB1…機器原単位テーブル、TB2…ネットワーク原単位テーブル、TB3…ソフトウェア原単位テーブル、TB4…管理項目原単位テーブル、GM…環境効果評価入力画面、AR1…各機器の属性の変化量入力部、AR2…各ネットワークの属性の変化量入力部、AR3…各ソフトウェアの属性の変化量入力部、AR4…各管理項目の属性の変化量入力部、AR5…評価期間の設定部、BT1…表示実行ボタン、100…環境負荷評価システム、200…パソコン、300…ネットワーク、400…サーバ。

Claims (16)

  1. 比較対象のシステムを第1のシステムとし、評価対象のシステムを第2のシステムとし、前記第1のシステムに替えて前記第2のシステムを使用することによる環境効果を評価する環境効果評価方法であって、
    前記第1のシステムと前記第2のシステムを構成する各機器の属性の変化量を入力し、この入力した各機器の属性の変化量に基づいて機器全体の環境負荷の変化量を算出する第1の環境負荷変化量算出ステップと、
    前記第1のシステムと前記第2のシステムの各ネットワークの属性の変化量を入力し、この入力した各ネットワークの属性の変化量に基づいてネットワーク全体の環境負荷の変化量を算出する第2の環境負荷変化量算出ステップと、
    前記第1のシステムと前記第2のシステムの各ソフトウェアの属性の変化量を入力し、この入力した各ソフトウェアの属性の変化量に基づいてソフトウェア全体の環境負荷の変化量を算出する第3の環境負荷変化量算出ステップと、
    前記第1のシステムと前記第2のシステムの各管理項目の属性の変化量を入力し、この入力した各管理項目の属性の変化量に基づいて管理項目全体の環境負荷の変化量を算出する第4の環境負荷変化量算出ステップと、
    前記第1〜第4の環境負荷変化量算出ステップによって算出された環境負荷の変化量から前記第1のシステムに替えて前記第2のシステムを使用することによる環境効果を算出する環境効果算出ステップと
    を備えることを特徴とする環境効果評価方法。
  2. 請求項1に記載された環境効果評価方法において、
    前記第1の環境負荷変化量算出ステップは、
    前記入力された各機器の属性の変化量と各機器に対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各機器の環境負荷の変化量を算出し、この算出した各機器の環境負荷の変化量の合計を機器全体の環境負荷の変化量として求める
    ことを特徴とする環境効果評価方法。
  3. 請求項1に記載された環境効果評価方法において、
    前記第2の環境負荷変化量算出ステップは、
    前記入力された各ネットワークの属性の変化量と各ネットワークに対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各ネットワークの環境負荷の変化量を算出し、この算出した各ネットワークの環境負荷の変化量の合計をネットワーク全体の環境負荷の変化量として求める
    ことを特徴とする環境効果評価方法。
  4. 請求項1に記載された環境効果評価方法において、
    前記第3の環境負荷変化量算出ステップは、
    前記入力された各ソフトウエアの属性の変化量と各ソフトウェアに対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各ソフトウェアの環境負荷の変化量を算出し、この算出した各ソフトウェアの環境負荷の変化量の合計をソフトウェア全体の環境負荷の変化量として求める
    ことを特徴とする環境効果評価方法。
  5. 請求項1に記載された環境効果評価方法において、
    前記第4の環境負荷変化量算出ステップは、
    前記入力された各管理項目の属性の変化量と各管理項目に対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各管理項目の環境負荷の変化量を算出し、この算出した各管理項目の環境負荷の変化量の合計を管理項目全体の環境負荷の変化量として求める
    ことを特徴とする環境効果評価方法。
  6. 請求項1又は5に記載された環境効果評価方法において、
    前記管理項目は、調達コスト、生産量、在庫量、返品率、製造に要するエネルギー、保管スペース、配送物流コスト、返品物流コスト、廃棄コスト、業務を行う作業スペース、業務を行う者の通勤日数、紙の使用量の何れかである
    ことを特徴とする環境効果評価方法。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載された環境効果評価方法において、
    前記環境効果の評価期間を設定するステップを備え、
    前記第1の環境負荷変化量算出ステップは、前記設定された環境効果の評価期間内の機器全体の環境負荷の変化量を算出し、
    前記第2の環境負荷変化量算出ステップは、前記設定された環境効果の評価期間内のネットワーク全体の環境負荷の変化量を算出し、
    前記第3の環境負荷変化量算出ステップは、前記設定された環境効果の評価期間内のソフトウェア全体の環境負荷の変化量を算出し、
    前記第4の環境負荷変化量算出ステップは、前記設定された環境効果の評価期間内の管理項目全体の環境負荷の変化量を算出する
    ことを特徴とする環境効果評価方法。
  8. 比較対象のシステムを第1のシステムとし、評価対象のシステムを第2のシステムとし、前記第1のシステムに替えて前記第2のシステムを使用することによる環境効果を評価する環境効果評価システムであって、
    入力される前記第1のシステムと前記第2のシステムを構成する各機器の属性の変化量に基づいて機器全体の環境負荷の変化量を算出する第1の環境負荷変化量算出手段と、
    入力される前記第1のシステムと前記第2のシステムの各ネットワークの属性の変化量に基づいてネットワーク全体の環境負荷の変化量を算出する第2の環境負荷変化量算出手段と、
    入力される前記第1のシステムと前記第2のシステムの各ソフトウェアの属性の変化量に基づいてソフトウェア全体の環境負荷の変化量を算出する第3の環境負荷変化量算出手段と、
    入力される前記第1のシステムと前記第2のシステムの各管理項目の属性の変化量に基づいて管理項目全体の環境負荷の変化量を算出する第4の環境負荷変化量算出手段と、
    前記第1〜第4の環境負荷変化量算出手段によって算出された環境負荷の変化量から前記第1のシステムに替えて前記第2のシステムを使用することによる環境効果を算出する環境効果算出手段と
    を備えることを特徴とする環境効果評価システム。
  9. 請求項8に記載された環境効果評価システムにおいて、
    前記第1の環境負荷変化量算出手段は、
    前記入力された各機器の属性の変化量と各機器に対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各機器の環境負荷の変化量を算出し、この算出した各機器の環境負荷の変化量の合計を機器全体の環境負荷の変化量として求める
    ことを特徴とする環境効果評価システム。
  10. 請求項8に記載された環境効果評価システムにおいて、
    前記第2の環境負荷変化量算出手段は、
    前記入力された各ネットワークの属性の変化量と各ネットワークに対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各ネットワークの環境負荷の変化量を算出し、この算出した各ネットワークの環境負荷の変化量の合計をネットワーク全体の環境負荷の変化量として求める
    ことを特徴とする環境効果評価システム。
  11. 請求項8に記載された環境効果評価システムにおいて、
    前記第3の環境負荷変化量算出手段は、
    前記入力された各ソフトウエアの属性の変化量と各ソフトウェアに対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各ソフトウェアの環境負荷の変化量を算出し、この算出した各ソフトウェアの環境負荷の変化量の合計をソフトウェア全体の環境負荷の変化量として求める
    ことを特徴とする環境効果評価システム。
  12. 請求項8に記載された環境効果評価システムにおいて、
    前記第4の環境負荷変化量算出手段は、
    前記入力された各管理項目の属性の変化量と各管理項目に対応して定められている環境負荷の原単位に基づいて各管理項目の環境負荷の変化量を算出し、この算出した各管理項目の環境負荷の変化量の合計を管理項目全体の環境負荷の変化量として求める
    ことを特徴とする環境効果評価システム。
  13. 請求項8又は12に記載された環境効果評価システムにおいて、
    前記管理項目は、調達コスト、生産量、在庫量、返品率、製造に要するエネルギー、保管スペース、配送物流コスト、返品物流コスト、廃棄コスト、業務を行う作業スペース、業務を行う者の通勤日数、紙の使用量の何れかである
    ことを特徴とする環境効果評価システム。
  14. 請求項8〜13の何れか1項に記載された環境効果評価システムにおいて、
    前記環境効果の評価期間を設定する手段を備え、
    前記第1の環境負荷変化量算出手段は、前記設定された環境効果の評価期間内の機器全体の環境負荷の変化量を算出し、
    前記第2の環境負荷変化量算出手段は、前記設定された環境効果の評価期間内のネットワーク全体の環境負荷の変化量を算出し、
    前記第3の環境負荷変化量算出手段は、前記設定された環境効果の評価期間内のソフトウェア全体の環境負荷の変化量を算出し、
    前記第4の環境負荷変化量算出手段は、前記設定された環境効果の評価期間内の管理項目全体の環境負荷の変化量を算出する
    ことを特徴とする環境効果評価システム。
  15. 比較対象のシステムを第1のシステムとし、評価対象のシステムを第2のシステムとし、コンピュータに、前記第1のシステムに替えて前記第2のシステムを使用することによる環境効果を評価させる処理を実現させるための環境効果評価プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    入力される前記第1のシステムと前記第2のシステムを構成する各機器の属性の変化量に基づいて機器全体の環境負荷の変化量を算出させる第1の環境負荷変化量算出処理と、
    入力される前記第1のシステムと前記第2のシステムの各ネットワークの属性の変化量に基づいてネットワーク全体の環境負荷の変化量を算出させる第2の環境負荷変化量算出処理と、
    入力される前記第1のシステムと前記第2のシステムの各ソフトウェアの属性の変化量に基づいてソフトウェア全体の環境負荷の変化量を算出させる第3の環境負荷変化量算出処理と、
    入力される前記第1のシステムと前記第2のシステムの各管理項目の属性の変化量に基づいて管理項目全体の環境負荷の変化量を算出させる第4の環境負荷変化量算出処理と、
    前記第1〜第4の環境負荷変化量算出処理によって算出された環境負荷の変化量から前記第1のシステムに替えて前記第2のシステムを使用することによる環境効果を算出させる環境効果算出処理と
    を実現させるための環境効果評価プログラム。
  16. 請求項15に記載された環境効果評価プログラムを記録した記録媒体。
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