JP6480376B2 - 業界アプリケーション標準データ処理プログラム - Google Patents
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Description
一般に企業内外の取引、物流、決済等を管理するために、企業固有のデータを利用して個別にシステムが構築されるか、若しくは、業務パッケージソフトウェアを導入してシステム構築が為されるようになっている。
業界標準EDI(Electronic Data Interchange)データ項目は、業界の企業間取引の標準的な業務プロセスに適用できるようになっている。図9は、業界標準EDIメッセージの一般形の概略を示す図である。
図9に示すように、業界標準EDIメッセージの一般形の概略は、「企業間通信用データ」「企業間商取引用データ」「拡張部」で構成され、構造的なデータを扱うためにXML(Extensible Markup Language)で実装され、業界毎に各メッセージのXMLスキーマが公開されている。
流通BMSでは、百貨店、薬、衣服、食料品等の業界向けに、発注、出荷、入荷、請求、支払い等の標準メッセージが定義されている。また、流通BMSでは拡張部は、データ項目の追加に備え、extension という拡張用の項目が用意されているし、通常2桁又は3桁でコードの値が定義されているが、使われているのはその内の一部であるからこれも拡張部と呼べる。
尚、関連する先行技術文献として、特開2001−222652号公報「コンピュータ通信網を通じ標準商品情報を利用した商品配達サービス装置及び方法」(李東波)[特許文献1]、特開2002−163106号「基幹業務統合型アプリケーションシステム」(三井金属鉱業株式会社)[特許文献2]、特開2010−26664号「取引仲介装置」(株式会社野村総合研究所)[特許文献3]、特開2011−227780号「財務データ処理装置」(富士通株式会社)[特許文献4]がある。
特許文献2には、業務パッケージによって提供される複数の標準機能の中で、共通のビジネスプロセスを実現する標準機能を抽出し、その組み合わせでビジネスプロセスを実行することが記載されている。
特許文献3には、取引仲介装置において、項目管理テーブルと、流通BMS対応テーブルと、取引マスタテーブルとを備え、流通BMSに従う発注データを変換して保存し、受注者は取引仲介装置にアクセスして受注状況を取得することが記載されている。
つまり、特許文献4は、第1のアプリケーションの第1財務データを標準化して、共通項目から第2のアプリケーションの第2財務データを生成し、それを第2アプリケーションで標準化し、標準化された第3財務データを外部の企業に利用させるもので、結局、第1のアプリケーションの財務データを第2のアプリケーションの財務データとして利用できるようにしたものになる。
例えば、外部媒体やそれらを扱う外部装置の進歩や多様化により、世界的な標準化が行われている世界標準コード体系に代表される最新のデータ仕様を利用した最新技術を導入する技術的基盤が固まって上記標準EDIメッセージの項目として採用されているにもかかわらず、企業内にはこのような最新のデータ仕様に対応しないプログラム(個別アプリケーション及び汎用アプリケーション)が膨大にあり、それらを改良しようとしても、現状、企業の固有データとその処理プログラムの仕様の調査、固有データ構造への最新データ仕様の組み込みと、それに伴う処理プログラムの改造及びそのテストに膨大な作業量を要するため、最新データ仕様に基づく最新技術の利用が進んでいない。
例えば、2つの企業が固有データを使用して開発を行った場合、A企業で区分の内容によって商品の金額計算の方法が異なる不定貫区分という区分の値を「0と1」とし、B企業で不定貫区分を「1と2」としたら、これを扱う言語の条件分岐の記述はA企業とB企業で異なるものとなるため、企業の固有データで企業間の汎用性のある共通処理を実現することできない。
第1の変換手段が、前記ネットワークを介して外部企業の外部装置から前記外部企業毎の外部データを入力して前記外部企業毎の企業固有データに変換し、前記外部企業毎の企業固有データを当該外部企業毎の外部データに逆変換して前記ネットワークを介して前記外部装置に出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の業界アプリケーション標準データ処理プログラム。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る業界アプリケーション標準データ処理プログラムは、標準ミドルウェア上で実行されるものであり、外部データを第1の変換手段で企業内用の内部アプリケーション固有データ(企業固有データ)に変換して取り込み、第2の変換手段で業界標準のアプリケーションで共通に利用できる業界アプリケーション標準データに変換して、企業間で再利用可能な汎用性を有する共通処理を処理手段で行い、更に第2の変換手段で業界アプリケーション標準データから企業固有データに逆変換して企業固有データとしての利用も可能としたものであり、共通の業界標準のアプリケーションを利用することでソフトウェア開発の作業とコストを大幅に低減したものである。
本発明の実施の形態に係る業界アプリケーション標準データ処理プログラム(本プログラム)について図1を参照しながら説明する。図1は、本プログラムの構造を示す概略図である。
本プログラムを動作させるシステム(本システム)としては、図1に示すように、外部装置(外部表示装置10a,外部記憶装置10b,外部処理装置10c等)と、処理装置1とを備えている。
そして、処理装置1内で動作する本プログラムの機能として、変換手段(1)11、変換手段(2)12、処理手段13を備えている。本プログラムは、標準実行基盤(標準ミドルウェア)上で実行されるものである。標準ミドルウェアとしては、サーバ系の実行環境、スマートデバイス向けの実行環境で、デファクト標準となるミドルウェアである。
本システムの各部について具体的に説明する。
[外部装置]
外部装置(外部表示装置10a,外部記憶装置10b,外部処理装置10c等)は、処理装置1の変換手段(1)11との間で、外部データの入出力を行う。
尚、外部処理装置10cは、コンピュータ制御の処理装置(コンピュータ装置)である。
[第3層(tier3)の変換手段(1)]
第3層(tier3)の変換手段(1)11は、外部装置からの外部データを入力して内部アプリケーション固有データ(企業固有データ)に変換して変換手段(2)12に出力し、また、企業固有データを変換手段(2)12から入力して外部データに変換して外部装置に出力する。
ここで、企業固有データを記憶部(図示せず)に記憶するようにしてもよい。
尚、外部データと企業固有データの変換には、外部データ項目辞書と企業固有データ項目辞書を変換手段(1)11内に設けて、変換手段(1)11は、外部データについては外部データ項目辞書を参照し、企業固有データについては企業固有データ項目辞書を参照して変換してもよい。
第2層(tier2)の変換手段(2)12は、企業固有データを入力して業界アプリケーション標準データに変換し、また、業界アプリケーション標準データを入力して企業固有データに変換する。
変換手段(2)12での変換は、データ構造の名前、項目の名前を識別し、識別した意味に基づいてプログラム論理により行われるものである。
業界アプリケーション標準データは、後述する処理手段13において、企業間で再利用可能な汎用性を有する共通処理を行わせるために、変換手段(2)12で変換されるものである。
ここで、業界アプリケーション標準データについて、図2を参照しながら説明する。図2は、業界標準EDIメッセージと業界アプリケーション標準データの関係を示す図である。
図2に示すように、業界アプリケーション標準データの標準形の概略は、「企業間商取引用データ」「企業内管理用データ」「拡張部」で構成され、業界標準EDIメッセージの企業間商取引用データの構造・意味・属性・コードの値を引き継いでいる。よって、業界アプリケーション標準データの「企業間商取引用データ」は、業界標準EDIメッセージの「企業間商取引用データ」と同一の構造・属性・コードの値となっている。
そして、業界アプリケーション標準データを記憶部(図示せず)に記憶するようにしてもよい。
また、変換手段(2)12は、処理手段13で処理された業界アプリケーション標準データを内部のコンポーネント固有データに変換し、また、コンポーネント固有データを業界アプリケーション標準データに変換する。コンポーネント固有データを記憶部(図示せず)に記憶するようにしてもよい。
第1層(tier1)の処理手段13は、業界アプリケーション標準データを業界標準の処理に従って処理を行うものである。つまり、処理手段13で動作するアプリケーションは、業界アプリケーション標準のアプリケーションとほぼ同様のものとなる。
つまり、処理手段13が、変換手段(2)12で変換された業界アプリケーション標準データにより企業間で再利用可能な汎用性を有する共通処理を行うもので、共通の業界標準のアプリケーションを利用することでソフトウェア開発の作業とコストを大幅に低減できるものとなる。
固有データコンポーネント14は、コンポーネント固有データを入力し、内部の固有データコンポーネントとしての処理を実行し、実行した結果のコンポーネント固有データを出力する。
固有データコンポーネント14では、例えば、企業間商取引の大部分のアプリケーションで行われている消費税計算のようなコンポーネントが使用されている。
業界アプリケーション標準データを個別企業に適用するためには、共通処理を変えない範囲で項目の属性を変更できた方がよい。また、処理を追加できる範囲で処理を追加できた方がよい。ソースコードを変更するより処理を追加する方が容易である。
図3に示すように、業界アプリケーション標準データの「企業間商取引用データ」「企業内管理用データ」「拡張部」を、企業個別型のデータとして「個別企業向け企業間商取引用データ」「個別企業向け企業内管理用データ」「個別企業向け追加データ」とする。
これにより、業界アプリケーション標準データを個別企業に容易に適用させることができる。
[外部データの企業固有データへの変換処理]
外部装置としては、その他、スマートデバイス、パーソナルコンピュータ、ネットワークを介しての他のシステム等が考えられ、また、外部データの内容としては、1次元バーコード、2次元バーコード、RFiD(周波数識別データ)等のデータも含まれる。
これら外部データが変換手段(1)11で変換されて企業固有データに変換される。
企業固有データは、具体的には、「項目名」、「属性」、「区分とその意味」を有するものである。
項目名は、「伝票NO」、「事業所コード」、「売上日」、「税率」等であり、属性は「数字5桁」、「日付型」、「数値5桁」等であり、区分とその意味は、「1:課税 2:非課税 3:無税」、「1:定貫 2:不定貫」等である。
企業固有データは、後述するように、その内容に応じて変換手段(2)12により該当する業界アプリケーション標準データに変換される。
ここで例示する業界アプリケーション標準データは、上述した流通BMSに基づいて定義されたものである。流通BMSには、世界中の企業とその事業所が特定されるGLN(Global Location Number)コード、世界中の商品が特定可能なJAN(Japanese Article Number)/EAN(European Article Number)/ITF(Interleaved Two of Five)コード、これらを統合し、商品だけでなく梱包内容の特定も可能なGTIN(Global Trade Item Number)コード等があらかじめ定義されている。かつ、新しいデータ仕様を流通BMSに採用するためには、あらかじめその検討過程が公開されるため、本格的な採用に合わせて調査、改造、テストを行っておくことができる。
メッセージ項目番号/拡張部には、項目番号又は業界アプリケーション標準データの拡張部としての定義が設定され、個別拡張は、業界アプリケーション個別データの適用時に拡張部に定義した項目であり、意味は、「取引番号(発注・返品)」、「発注日」等であり、属性は、「数字最大13桁」、「日付型」、「数値10桁」等であり、区分とその意味は、「00:出荷基準 01:着荷基準」、「00:定貫 01:不定貫」等であり、属性変更は、属性を変更した場合の属性である。
変換手段(2)12で為される処理内容の一覧は、図4に示す通りである。図4は、変換手段(2)12で企業固有データを業界アプリケーション標準データに変換する内容を示す図である。
処理の内容を具体的に説明すると、入力された企業固有データ(入力データ)は、変換手段(2)12で変換(1)〜(18)が為されて、入力された業界アプリケーション標準データ(入力標準データ)が得られる。
処理手段13で為される処理内容の一覧は、図5に示す通りである。図5は、処理手段13で業界アプリケーション標準データの処理の内容を示す図である。
図5に示すように、処理手段13で入力標準データから処理(1)〜(5)が為されて業界アプリケーション標準データ(出力標準データ)が得られる。処理手段13での処理は、企業間で再利用可能な汎用性を有する業界共通処理を行うものである。
具体的には、処理(1)は、最終納品先コードと出荷場所コードから輸送日数を算出し、発注日に輸送日数を加えて最終納品先納付日を算出する。
処理(2)は、売上基準区分に応じて発注日を計上日に転送するか、また最終納品先納付日を計上日に変換する。
処理(4)は、不定貫区分、原単価、金額端数区分、出荷数量(バラ)、又は出荷重量から原価金額を計算する。具体的には、不定貫区分によって、原価金額を原単価×出荷数量(バラ)で計算し、若しくは、原価金額を原単価×出荷重量で計算する。上記計算で小数点以下が発生した場合には、金額端数区分によってまるめ処理を行う。
処理(5)は、原価金額、税区分と税率から税額を計算する。この計算で小数点以下が発生した場合には、金額端数区分によってまるめ処理を行う。
業界アプリケーション標準データは、後述するように、その内容に応じて変換手段(2)12により該当する企業固有データに変換(逆変換)される。その変換について図6を参照しながら説明する。図6は、変換手段(2)12で業界アプリケーション標準データを企業固有データに変換する内容を示す図である。
図6に示すように、出力標準データが、変換手段(2)12で変換(1)〜(20)が為されて企業固有データ(出力個別データ)が得られるようになっている。
次に、企業固有データから業界アプリケーション標準データへの変換において、特徴的な例について説明する。
企業固有データの事業所コードは、業界アプリケーション標準データでは売上部署コードと売上部署GLNに変換され、企業固有データの売上先コードは、業界アプリケーション標準データの発注者コードと発注者GLNに変換され、企業固有データの出荷場所コードは、業界アプリケーション標準データの出荷場所コードと出荷場所GLNに変換され、企業固有データの品目コードは、業界アプリケーション標準データの発注者用の商品コードと商品コード区分に変換される。
ここで、商品コードは、品目コードをそのまま転送して企業固有コードを表す商品コード区分を設定してもよいし、GTIN/JAN/EAN/ITFのコードに変換してこのコードを表す商品コード区分に変換してもよい。
更に、変換手段(2)12における企業固有データから業界アプリケーション標準データへの変換において、処理手段13での共通処理を変更しない範囲で、業界アプリケーション標準データの拡張部に項目を追加して拡張する 企業固有データの内容に応じて業界アプリケーション標準データを拡張データにより拡張する処理が為される。
拡張データは、通常、EDIメッセージ標準構造の中に将来の拡張に備えて準備されている拡張機能を利用して標準では扱っていないデータ項目を定義したものである。
想定される項目は、標準項目と共にパッケージ提供するのが、適用先のアプリケーションに合わせた追加も可能とする。
また、個別運用に適用したときに業界アプリケーション標準データの属性のままでは計算・加工が行えない場合は、処理手段13での共通処理を変更しない範囲で、業界アプリケーション標準データの属性を変更できるようにしておく。
つまり、企業固有データの数字の桁数より業界アプリケーション標準データの数字の桁数が小さいと、企業固有データから業界アプリケーション標準データへの変換時に桁溢れが起こるので、業界アプリケーション標準データの属性で数字の桁数を変更できるようにしている。
業界アプリケーション標準データと拡張データに含まれない意味を持つ項目を扱うために、意味の異なる同属性の項目を業界アプリケーション標準データに当てはめて使用することを言う。この意味の読み替え処理も、処理手段13での共通処理を変更しない範囲で為されるものである。
例えば、消費税率を表す項目を、値引き率を表す同属性の項目に読み替えて金額から値引き金額を計算するものである。
また、企業間取引と企業内取引は商取引、物流、決済を扱うという意味において相似しており、物流における2社間の販売管理における出荷元企業と入荷先企業の関係を企業内の出庫元部門と入庫先部門という部門間在庫移動という在庫管理のひとつの業務に読み替えて処理することができる。生産管理も企業を生産設備に読み替えることで同様の意味の読み替えが可能である。
ここで、本プログラムを用いた場合の効果について図7を参照しながら説明する。図7は、企業固有データによる全面新規開発から業界共通処理を再利用した一部開発への流れを示す図である。図7において、左側が従来のアプリケーションを示し、右側が本プログラムを示している。
図7に示すように、従来のアプリケーションにおいて、ドメイン1(報告)では、会計管理と原価管理のアプリケーションがある。会計管理と原価管理のパッケージは既に標準化が進んでおり、今後もパッケージ化が進むものである。
特に、変換手段(1)11で外部データの多様性を吸収しつつ、企業固有データの多様性に対応した変換を実現して、企業固有データとしての利用を図りつつ、その企業固有データを変換手段(2)12で企業毎に拡張、属性変更、意味の読み替えの処理が可能な業界アプリケーション標準データに変換して、企業間で再利用可能な汎用性を有する共通処理を処理手段13で実現しているため、各企業において変換手段(1)11と変換手段(2)12の開発を行う必要はあるものの、業界標準処理を行う処理手段13は再利用できるので、ソフトウェア開発を大幅に軽減できる。
課題でも説明したように、固有データのコンポーネントが流通しておらず、現状の企業群のアプリケーションで未導入であるため、固有データによる開発コストが高額になるという問題点があったが、本システムの処理装置1をクラウド上で提供されるSaaS(Software as a Service)形態のアプリケーションと連携し、外部処理装置として企業(テナント/契約単位)からのテナント外部データを入力して、3層の処理を企業が利用できるようにすれば、企業のアプリケーション導入を非常に容易に実現できるものとなる。
応用例は、図8に示すように、A企業(Aテナント)の外部表示装置20a、B企業(Bテナント)の外部表示装置20b、C企業(Cテナント)の外部処理装置20cがクラウドネットワーク(Cloud)上で提供されるSaaS形態のアプリケーション(Cloud/SaaS)30に連携し、処理装置1もCloud/SaaS30に連携している。
変換手段(1)11、変換手段(2)12での変換は、テナント別、外部データ別にデータ構造名と項目名、及びテナント固有データのデータ構造名と項目名、業界アプリケーション標準データ構造名と項目名を変換プログラムにおいて識別し、識別した意味に基づいてプログラム論理により行われるものである。
本プログラムによれば、外部データを変換手段(1)11で企業内用の企業固有データに変換して取り込み、変換手段(2)12で業界標準のアプリケーションで共通に利用できる業界アプリケーション標準データに変換して処理手段13で処理を行い、更に変換手段(2)12で業界アプリケーション標準データから企業固有データに逆変換してコンポーネント固有データとして固有データコンポーネント14での利用も可能とし、共通の業界標準のアプリケーションを利用することでソフトウェア開発の作業とコストを大幅に低減できる効果がある。
Claims (6)
- 業界標準のアプリケーションで共通に利用でき、XML表現の業界標準EDIメッセージを引き継ぐ業界アプリケーション標準データの処理を行う処理装置において標準ミドルウェア上で実行されるコンピュータプログラムであって、
前記処理装置を、
外部装置に依存した外部データを企業内部の固有のアプリケーションに対応した企業固有データに変換し、前記企業固有データを前記外部データに逆変換する第1の変換手段と、
前記企業固有データを前記業界アプリケーション標準データに変換し、前記業界アプリケーション標準データを前記企業固有データに逆変換し、前記企業固有データ又は前記業界アプリケーション標準データを固有データコンポーネントで扱うコンポーネント固有データに変換し、前記コンポーネント固有データを前記企業固有データ又は前記業界アプリケーション標準データに変換する第2の変換手段と、
前記第2の変換手段で変換された前記業界アプリケーション標準データにより企業間で再利用可能な汎用性を有する共通処理を行う処理手段として機能させることを特徴とする業界アプリケーション標準データ処理プログラム。 - 第2の変換手段が、
企業間商取引用データ、企業内管理用データ及び拡張部で定義される業界アプリケーション標準データについて、業界標準EDIメッセージの企業間商取引用データを前記業界アプリケーション標準データの企業間商取引用データに引き継ぎ、前記業界標準EDIメッセージの拡張部で定義される企業内管理用データと当該拡張部の残部を、前記業界アプリケーション標準データの前記企業内管理用データと前記拡張部に引き継いで、前記業界アプリケーション標準データの一般形を生成することを特徴とする請求項1記載の業界アプリケーション標準データ処理プログラム。 - 第2の変換手段が、
企業間商取引用データ、企業内管理用データ及び拡張部で定義される業界アプリケーション標準データについて、処理手段での共通処理を変更しない範囲で前記業界アプリケーション標準データの前記拡張部に項目を追加して拡張する処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の業界アプリケーション標準データ処理プログラム。 - 第2の変換手段が、
企業間商取引用データ、企業内管理用データ及び拡張部で定義される業界アプリケーション標準データについて、処理手段での共通処理を変更しない範囲で前記業界アプリケーション標準データの属性を変更する処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の業界アプリケーション標準データ処理プログラム。 - 第2の変換手段が、
企業間商取引用データ、企業内管理用データ及び拡張部で定義される業界アプリケーション標準データについて、前記業界アプリケーション標準データ又は前記拡張データに含まれない意味を持つ項目を扱う場合に、処理手段での共通処理を変更しない範囲で前記扱う項目を前記業界アプリケーション標準データで意味の異なる同種の属性の項目に当てはめて意味の読み替え処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の業界アプリケーション標準データ処理プログラム。 - 処理装置がクラウド形態で、当該処理装置上でSaaS形態のアプリケーションとして動作し、
第1の変換手段が、前記ネットワークを介して外部企業の外部装置から前記外部企業毎の外部データを入力して前記外部企業毎の企業固有データに変換し、前記外部企業毎の企業固有データを当該外部企業毎の外部データに逆変換して前記ネットワークを介して前記外部装置に出力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の業界アプリケーション標準データ処理プログラム。
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