JP5848715B2 - バーカッターおよびバーカッターを備えたグラビア彫刻装置 - Google Patents

バーカッターおよびバーカッターを備えたグラビア彫刻装置 Download PDF

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Description

本発明は、バーカッターおよびバーカッターを備えたグラビア彫刻装置に関するものである。
従来、円筒形状のグラビアシリンダの表面を彫刻してセルを形成するグラビア彫刻装置が知られている。グラビア彫刻装置は、彫刻針の振動量を変化させることにより、グラビアシリンダの表面に形成されるセルと呼ばれる凹型の窪みの容積を変化させるものである。グラビア印刷をする際には、グラビアシリンダにセルの容積に応じた量のインキが充填され、インキ量に応じた濃淡が被印刷媒体上に再現される。
彫刻針により彫刻されたグラビアシリンダの表面には、彫刻針により削り取られたセルの周辺にシリンダ表面の銅片の返り(バリ、バー(Burr))が残存することがある。このバリを除去するために、グラビアシリンダの表面にカッター部を接触させる装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示された装置におけるカッター部は、特許文献1の図13に示されるように、グラビアシリンダの回転方向に曲率を持った略半円筒形状となっている。また、特許文献1のカッター部は、揺動軸を中心に揺動可能となっている。グラビア彫刻装置による彫刻を行う場合、カッター部がグラビアシリンダの円周長に合わせて揺動軸周りに揺動し、カッター部の円筒形状部分がグラビアシリンダの表面に接触する。
特開2004−34568号公報
しかしながら、特許文献1のカッター部はグラビアシリンダの回転方向に曲率を持った略半円筒形状となっている。そのため、カッター部とグラビアシリンダが接触する位置からグラビアシリンダの回転方向の上流側に向かうに従って、カッター部の曲率により、カッター部の表面とグラビアシリンダの表面との隙間が徐々に拡大するようになっている。したがって、カッター部のグラビアシリンダの回転方向の上流側の端部において、バリが隙間に入り込み易い。隙間にバリが入り込むことにより、カッター部とグラビアシリンダとの接触位置においてバリがグラビアシリンダに押し付けられ、グラビアシリンダの表面が傷ついてしまう。グラビアシリンダは、その表面が傷ついてしまうと印刷に用いることができず、再び新たなグラビアシリンダの彫刻を行う必要がある。
また、特許文献1のカッター部は略半円筒形状であるため、カッター部とグラビアシリンダの表面との接触面積が小さく、セルの周辺のバリを十分に除去することができないことがある。バリの除去が十分でないと、セルの容積が所望の容積より小さくなり、印刷する際にセルに充填されるインキ量が少なくなってしまう。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、グラビアシリンダの表面を傷つけることなく良好にバリを除去することが可能なバーカッターおよびそれを備えたグラビア彫刻装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係るバーカッターは、円筒形状のグラビアシリンダの表面を彫刻する彫刻機構に固定される本体部と、該本体部に固定され、前記彫刻機構による彫刻によって生じたバリを除去するカッター部とを備え、前記カッター部の前記グラビアシリンダの表面と対向する対向面が略平面形状であることを特徴とする。
本発明に係るバーカッターによれば、バリを除去するカッター部のグラビアシリンダの表面と対向する対向面が略平面形状となっている。そのため、カッター部の表面とグラビアシリンダの表面との間の隙間にバリが入り込みにくく、バリがグラビアシリンダに押し付けられることによるグラビアシリンダの表面の傷が発生しにくい。また、カッター部とグラビアシリンダとが接触する接触面積が十分に確保され、カッター部がグラビアシリンダを押し付ける圧力が十分に分散される。
したがって、本発明に係るバーカッターによれば、グラビアシリンダの表面を傷つけることなく良好にバリを除去することが可能なバーカッターを提供することができる。
また、本発明の第1態様のバーカッターは、一端部に前記カッター部が固定され、前記グラビアシリンダの回転軸と略平行かつ前記本体部に固定された揺動軸を中心に揺動可能なアーム部と、前記アーム部を揺動させることにより前記グラビアシリンダの表面に対する前記対向面の接触角度を調整する接触角度調整部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1態様のバーカッターによれば、円周長の異なるグラビアシリンダが装着される場合、アーム部を揺動させてカッター部の対向面のグラビアシリンダの表面に対する接触角度を調整することにより、グラビアシリンダに適した接触角度とすることができる。
このようにすることで、グラビア彫刻装置が彫刻するグラビアシリンダの円周長に関わらず、グラビアシリンダの表面を傷つけることなく良好にバリを除去することが可能なバーカッターを提供することができる。
本発明の第1態様のバーカッターは、前記接触角度調整部が、作業者による調整操作を受け付け、該調整操作に応じて前記接触角度を調整する構成であってもよい。
このようにすることで、円周長の異なるグラビアシリンダが装着される場合、カッター部の対向面のグラビアシリンダの表面に対する接触角度が作業者による調整操作に応じて調整され、グラビアシリンダに適した接触角度とすることができる。
上記構成のバーカッターは、前記接触角度調整部が、前記アーム部の他端部に対して揺動方向一方向に付勢力を与える付勢部材と、前記付勢部材の付勢力に対向する方向から前記他端部に突き当てられ、前記調整操作に応じて前記本体部に対する位置が変化する突き当て部材と、を備えるようにしてもよい。
このようにすることで、突き当て部材の本体部に対する位置が作業者の調整操作に応じて変化し、それにともなってアーム部が揺動する。そして、アーム部の揺動によりカッター部の対向面のグラビアシリンダの表面に対する接触角度が調整され、グラビアシリンダに適した接触角度とすることができる。
上記においては、前記突き当て部材が、前記本体部に設けられた雌ネジ部と締結される雄ネジ部と、前記雄ネジ部の前記雌ネジ部に対する締結状態を前記作業者が識別可能な識別部と、を備えるものであってもよい。
このようにすることで、作業者は、識別部により突き当て部材の雄ネジ部の締結状態を認識しながら、カッター部の対向面のグラビアシリンダの表面に対する接触角度を適切に調整することができる。作業者は、例えば、グラビアシリンダの円周長と識別部により識別される雄ネジ部の締結状態との関係を記憶しておくことで、グラビアシリンダの円周長に応じた適切な調整操作を容易に行うことができる。
本発明の第1態様のバーカッターは、前記アーム部が、前記揺動軸に直交し前記対向面と略平行な旋回軸を中心に、前記グラビアシリンダの表面に対する前記対向面の角度を変化させる方向に旋回可能であり、前記アーム部を旋回させることにより前記グラビアシリンダの表面に対する前記対向面の旋回角度を調整する旋回角度調整部を備える構成であってもよい。
このようにすることで、グラビアシリンダの表面に対するカッター部の対向面の旋回角度を適切に調整し、良好にバリを除去することが可能なバーカッターを提供することができる。
本発明の第1態様のバーカッターは、前記カッター部が前記アーム部に着脱可能に取り付けられている構成であってもよい。
このようにすることで、カッター部を再研磨のために交換する場合に、交換前後のカッター部の対向面のグラビアシリンダの表面に対する接触角度を維持することができる。したがって、カッター部の交換に伴って接触角度の調整を再度行うという作業を不要とするか、あるいは軽減することができる。
本発明に係るグラビア彫刻装置は、円筒形状のグラビアシリンダの表面を彫刻する彫刻機構と、該彫刻機構を保持する保持部材と、前記保持部材に固定される前述したバーカッターと、を備えることを特徴とする。
このようにすることで、グラビアシリンダの表面を傷つけることなく良好にバリを除去することが可能なバーカッターを備えるグラビア彫刻装置を提供することができる。
本発明によれば、グラビアシリンダの表面を傷つけることなく良好にバリを除去することが可能なバーカッターおよびそれを備えたグラビア彫刻装置を提供することができる。
本発明の一実施形態のグラビア彫刻装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態のバーカッターを示す正面図である。 図2のバーカッターの上面図であり、(a)は上部プレートを外した状態を示し、(b)は上部プレートを取り付けた状態を示す。 図2のバーカッターのA−A矢視断面図である。 図2のバーカッターのA−A矢視断面図である。 本発明の一実施形態のグラビア彫刻装置を示す右側面図であり、(a)がグラビアシリンダの円周長が長い場合を示し、(b)がグラビアシリンダの円周長が短い場合を示す。
本発明の一実施形態に係るバーカッターおよびグラビア彫刻装置について、図面を参照して以下に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のグラビア彫刻装置を示す正面図である。
本実施形態に係るグラビア彫刻装置1は、図1に示されるように、彫刻ヘッド2と、ヘッドブラケット3と、バーカッター4と、彫刻ヘッド2およびヘッドブラケット3を含む彫刻機構をグラビアシリンダ5に対して近接または離間させる方向に直線的に移動させる移動機構(不図示)を備える。また、グラビア彫刻装置1は、円筒状のグラビアシリンダ5の両端部を保持し、グラビアシリンダ5を回転軸周りに回転させる回転機構を備える。
彫刻ヘッド2は、スタイラス2aと、スタイラス2aの振動の中心軸となる振動軸2bと、スライディングシュー2dと、彫刻ヘッド本体部2eと、彫刻ヘッド支持部2fと、吸引ダクト2gを備える。スタイラス2aには、先端にダイヤモンド製の彫刻針2cが固定されている。振動軸2bを中心軸としてスタイラス2aを振動機構(不図示)により振動させることにより、彫刻針2cが回転機構により回転するグラビアシリンダ5に接触または離間する方向に振動する。
後述する図4および図5に示されるグラビアシリンダ5は、表面に50μm〜200μm程度の厚さの銅めっきが施された円筒形状の部材である。グラビア彫刻装置1は、彫刻針2cを回転しているグラビアシリンダ5に接触させて表面の銅メッキの一部を削ることにより、グラビアシリンダ5の表面にセルと呼ばれる凹型の窪みを形成する。
グラビア彫刻装置1は、彫刻針2cの振動量を変化させることにより、グラビアシリンダ5の表面に形成されるセルの容積を変化させる。グラビア印刷をする際には、グラビアシリンダ5にセルの容積に応じた量のインキが充填され、インキ量に応じた濃淡が被印刷媒体上に再現される。
スライディングシュー2dは、彫刻ヘッド本体部2eとグラビアシリンダ5との距離を一定に保つための部材である。スタイラス2aが振動軸2bを介して固定されているので、スライディングシュー2dによりスタイラス2aとグラビアシリンダ5との距離が一定に保たれる。グラビア彫刻装置1は、スタイラス2aを用いて彫刻を行う際に、彫刻ヘッド本体部2eがグラビアシリンダ5から離間した状態で回転機構(不図示)によるグラビアシリンダ5の回転を開始する。
その後、グラビア彫刻装置1は、グラビアシリンダ5が回転した状態で、移動機構(不図示)により彫刻ヘッド本体部2eをグラビアシリンダ5に近づく方向に移動させる。移動機構による移動によりスライディングシュー2dの先端がグラビアシリンダ5に接触すると、グラビア彫刻装置1は移動機構による彫刻ヘッド本体部2eの移動を停止させる。
このようにして、グラビア彫刻装置1は、彫刻針2cがグラビアシリンダ5の表面に対して一定の距離を置いた位置に配置されるように移動機構を制御する。その後、スタイラス2aが固定される振動軸2bを振動機構により振動させることにより、彫刻針2cによる彫刻が行われ、グラビアシリンダ5の表面にセルが形成される。
彫刻ヘッド本体部2eは、彫刻ヘッド支持部2fに対して着脱可能に支持されている。したがって、彫刻ヘッド支持部2fから彫刻ヘッド本体部2eを取り外すことにより、スタイラス2aの交換等を行うことができる。
吸引ダクト2gは、彫刻針2cにより削り取られたバリや、バーカッター4により削り取られたバリを吸引するものである。吸引ダクト2gは、不図示の吸引装置と接続されており、彫刻針2cおよびバーカッター4の周囲の空気をバリとともに吸引する。
次に、本実施形態のバーカッター4について図1〜図3を用いて説明する。
図2は、バーカッター4を示す正面図であり、後述するカッター部4dが取り外された状態が示されている。図3は、図2に示されるバーカッター4の上面図である。図3(a)には、後述する上部プレート4bを外した状態が示されている。図3(b)には、後述する上部プレート4bを取り付けた状態が示されている。
図1に示されるように、バーカッター4は、その上面がヘッドブラケット3の上部の下面に接触するように締結ボルト8,9により締結されている。後述するように、ヘッドブラケット3は、彫刻ヘッド2に対して揺動軸6を中心に揺動可能に取り付けられている。従って、ヘッドブラケット3に固定されるバーカッター4も、彫刻ヘッド2に対して揺動軸6を中心に揺動可能となっている。
図2に示されるように、バーカッター4は、本体部4aと、本体部4aの上面に締結ネジを介して締結される上部プレート4bと、本体部4aの下面に締結ネジを介して締結される下部プレート4cとを備える。
また、バーカッター4は、後述する揺動軸4rを中心に揺動するアーム部4gに対して、締結ネジにより着脱可能に締結されるカッター部4dを備えている。
カッター部4dは、台座4fと、該台座4fに接着剤により接着されたシリンダ接触部材4eとを備える。カッター部4dは、アーム部4gの一端部に着脱可能に取り付けられるようになっている。台座4fには半円形状の切欠部4wが設けられている。切欠部4wを、アーム部4gの一端部に設けられた平面視円形状の凸部4vに当接させることによりカッター部4dがアーム部4gに対して位置決めされる。
図2に示されるように、シリンダ接触部材4eは平面視が扇形でその中心角が略90°の部材である。また、シリンダ接触部材4eのグラビアシリンダ5の表面と対向する対向面は、図4および図5に示されるように、略平面形状となっている。シリンダ接触部材4eは、グラビアシリンダの表面の銅よりも硬度の高い部材により形成されており、例えば、ダイヤモンド製の部材とするのが望ましい。
なお、シリンダ接触部材4eは平面視が扇型でその中心角が略90°の部材であるが、他の角度であってもよい。例えば、中心角が85°以上かつ120°以下の任意の角度としてもよい。中心角を90°とする場合、平面視が円形のシリンダ接触部材を4等分するという比較的容易な加工により4つのシリンダ接触部材を製造することができるという利点がある。
ここで、シリンダ接触部材4eのグラビアシリンダ5の表面と対向する対向面は、カッター部4dの表面とグラビアシリンダの表面との間の隙間にバリが入り込みにくい形状となっている。具体的には、シリンダ接触部材4eのグラビアシリンダ5の表面と対向する対向面の形状は、グラビアシリンダ5の回転方向に曲率を持たない形状か、隙間にバリが入り込まない程度の曲率を持った形状(略平面形状)となっている。
また、シリンダ接触部材4eのグラビアシリンダ5の表面と対向する対向面は、グラビアシリンダ5の回転方向に直交する方向の接触面積を十分に確保した形状となっている。具体的には、シリンダ接触部材4eのグラビアシリンダ5の表面と対向する対向面の形状は、グラビアシリンダ5の回転方向に直交する方向に曲率を持たない形状か、接触面積を損なわない程度の曲率を持った形状(略平面形状)となっている。
シリンダ接触部材4eを含むカッター部4dは、アーム支持体4hを介して本体部4aに固定されており、彫刻針2cにより削り取られ、グラビアシリンダ5の表面に残存するバリを除去するものである。
カッター部4dがアーム部4gに対して位置決めされると、台座4fに設けられる貫通孔4yとアーム部4gに設けられる締結孔4xとが、一致した位置に配置される。この配置状態で締結ネジ(不図示)を締結孔4xに締結することで、アーム部4gに対してカッター部4dが固定される。
アーム支持体4hは、アーム部4gを支持する部材であり、図3に示される旋回軸Cを中心に図3の矢印で示される方向に旋回可能となっている。旋回軸Cは、後述する揺動軸4rに直交しシリンダ接触部材4eのグラビアシリンダ5の表面と対向する面(対向面)と略平行となっている。
アーム支持体4hには、図3(a)に示されるように、一対の側方部材4l,4mが固定されている。側方部材4lの背面側には座繰り孔が形成されており、コイルバネ4qの一端が固定されている。一方、コイルバネ4qの他端は、本体部4aに形成された座繰り孔に固定されている。アーム支持体4hには、コイルバネ4qが収縮する力により、旋回軸Cを中心として図3の反時計回り方向の旋回力が与えられる。
側方部材4mには雌ネジ孔が設けられている。雌ネジ孔には、外周面に雄ネジが形成された調節ロッド4pが挿入されている。調節ロッド4pは、作業者からの調整操作(調節ロッド4pを回転させる操作)を受け付ける部材であり、先端部が本体部4aに突き当てられるようになっている。作業者は、調節ロッド4pに対して調整操作を行うことにより側方部材4mを図3(a)の上方に移動させるようにすることができる。側方部材4mが図3(a)の上方に移動すると、アーム支持体4hは旋回軸Cを中心として図3の時計回り方向に旋回する。
以上のように、アーム支持体4hは、コイルバネ4qが収縮する力により反時計回り方向の旋回力が与えられ、調節ロッド4pにより時計回り方向の旋回力が与えられる。したがって、作業者は、調節ロッド4pを回転させる調節操作を行うことにより、アーム支持体4hは旋回軸C周りの旋回角度が所望の角度となるように調節することができる。なお、アーム支持体4hの旋回軸C周りの旋回角度が調節された後、図4および図5に示される締結ボルト4uをアーム支持体4hに設けられた締結孔(不図示)に締結することにより、調節された旋回角度が彫刻をする際に変化しないように固定することができる。
以上のように、コイルバネ4q,調節ロッド4p,側方部材4l,側方部材4mは、グラビアシリンダ5の表面に対する対向面の旋回角度を調整する旋回角度調整部として機能する。
図2の雄ネジ部4iは、アーム支持体4hに設けられた雌ネジ部と締結される部材である。雄ネジ部4iの図2に示される端部には溝(識別部)が設けられている。作業者は、この溝にマイナスドライバを挿入して回転させることにより、アーム支持体4hに設けられた雌ネジ部との締結状態を調整することができる。アーム支持体4hには、雄ネジ部4iが締結される雌ネジ部を囲むように目盛りが刻まれた識別シール4jが貼付されている。
識別シール4jは、雄ネジ部4iの雌ネジ部に対する締結状態を作業者が識別するためのものである。作業者は、雄ネジ部4iに設けられた溝の方向と目盛りとの関係により、雄ネジ部4iの雌ネジ部に対する締結状態を識別することができる。
アーム支持体4hには、SとLの刻印がされている。SはSmallを示すものであり、雄ネジ部4iを反時計回りに回転させることにより、小径のグラビアシリンダ5に適した接触角度とすることができることを示している。また、LはLargeを示すものであり、雄ネジ部4iを時計回りに回転させることにより、大径のグラビアシリンダ5に適した接触角度とすることができることを示している。
通気溝4kは、上部プレート4b,本体部4a,下部プレート4cに設けられた溝であり、グラビア彫刻装置1が備える吸引ダクト2gによりバリとともに吸引される空気が流通する流路として機能する。吸引ダクト2gの吸引口は、図2に示されるように、通気溝4kの延長線上に配置されている。通気溝4kの存在により、バリの吸引に適した方向に空気が流れるように整流される。
図3において、雌ネジ孔4n,4oは、ヘッドブラケット3の上面に設けられる2つの貫通孔に挿入される2本の締結ボルト8,9が締結される孔である。雌ネジ孔4n,4oに締結ボルト8,9がそれぞれ締結されることにより、本体部4aを含むバーカッター4がヘッドブラケット3に対して固定される。したがって、本体部4aは、ヘッドブラケット3および彫刻ヘッド2を含む彫刻機構に固定される。
図2および図3(b)に示されるように、上部プレート4bの正面には、平面視が三角形の切欠部が設けられている。上部プレート4bを上面視した場合、切欠部からアーム支持体4hを視認することができる。切欠部から視認されるアーム支持体4hには、上面および正面に溝4zが設けられている。
前述した旋回角度調整部(コイルバネ4q,調節ロッド4p,側方部材4l,側方部材4m)による調整を行う際に、三角形の切欠部と溝4zとの位置関係が旋回角度により変化する。したがって、作業者は、三角形の切欠部と溝4zとの位置関係を目視により確認しながら、旋回角度を適切に調整することができる。
次に、図4および図5を用いてグラビアシリンダ5の表面に対するカッター部の対向面(シリンダ接触部材4e)の接触角度の調整について説明する。図4および図5は、図2のバーカッター4のA−A矢視断面図である。図4および図5において、グラビアシリンダ5に示される矢印は、グラビアシリンダ5の回転方向を示している。
図4には、グラビア彫刻装置1に円周長の長いグラビアシリンダ5が装着されている場合のバーカッター4が示されている。また、図5には、グラビア彫刻装置1に円周長の短いグラビアシリンダ5が装着されている場合のバーカッター4が示されている。グラビア彫刻装置1には、種々の円周長のグラビアシリンダ5が装着されるが、その円周長の範囲は一般的には400mm〜1500mmである。
図4および図5において、揺動軸4rはアーム支持体4hに固定される軸であり、アーム部4gに設けられた貫通孔(不図示)に挿入されている。揺動軸4rは、グラビアシリンダの回転軸(不図示)と略平行となっている。したがって、アーム部4gを揺動軸4r中心に揺動させることにより、グラビアシリンダ5の表面に対するシリンダ接触部材4eの対向面(グラビアシリンダ5の表面に対向する面)の接触角度が調整される。
前述したように、アーム部4gの一端にはカッター部4dが固定されている。一方、アーム部4gの他端には座繰り孔が設けられており、コイルバネ4t(付勢部材)の一端が挿入されている。コイルバネ4tの他端は、アーム支持体4hに設けられた貫通孔に挿入されている。貫通孔の内周面には雌ネジ部が形成されており、雌ネジ部には雄ネジ部4sが締結されている。コイルバネ4tの他端は、貫通孔に挿入された状態で雄ネジ部4sの先端に突き当てられている。なお、作業者は、雄ネジ部4sの締結状態を調整することにより、コイルバネ4tがアーム部4gに与える付勢力の強さを調整することができる。
このようにして、アーム部4gの他端には、アーム部4gを揺動軸4r周りに反時計回りに揺動させる付勢力が与えられている。コイルバネ4tにより付勢力が与えられたアーム部4gの他端は、雄ネジ部4i(突き当て部材)の先端に突き当てられている。作業者は、雄ネジ部4iを回転させる調整操作を行うことにより雄ネジ部4iを図4の左右方向に移動させるようにすることができる。雄ネジ部4iが図4および図5の右方向に移動すると、アーム部4gには揺動軸4rを中心として図4および図5の時計回り方向の揺動力が与えられる。
以上のように、アーム部4gは、コイルバネ4tが伸張する力により反時計回り方向の揺動力が与えられ、雄ネジ部4iにより時計回り方向の揺動力が与えられる。したがって、作業者は、雄ネジ部4iを回転させる調節操作を行うことにより、アーム部4gの揺動軸4r周りの揺動角度が所望の角度となるように調節することができる。そして、アーム部4gの一端にはカッター部4dが固定されているので、グラビアシリンダ5の表面に対するシリンダ接触部材4eの対向面の接触角度が調整される。
つまり、コイルバネ4t(付勢部材)と雄ネジ部4i(突き当て部材)とが、接触角度を調整する接触角度調整部として機能する。また、雄ネジ部4iは、作業者による調整操作(雄ネジ部4iを回転させる操作)を受け付け、調整操作に応じて接触角度を調整する。
グラビア彫刻装置1には円周長の異なるグラビアシリンダ5を装着可能であるが、グラビアシリンダ5の回転軸は円周長に関わらず一定の位置に固定される。また、グラビアシリンダ5に対するシリンダ接触部材4eの対向面の接触位置は、高さ方向において同位置となっている。そして、前述したように、図4に示されるグラビアシリンダ5の円周長よりも、図5に示されるグラビアシリンダ5の円周長が短い。
したがって、グラビアシリンダ5の表面に対するシリンダ接触部材4eの対向面の接触角度を一定(略平行)に保つためには、グラビアシリンダ5の円周長に合わせてアーム部4gを揺動させる必要がある。アーム部4gを揺動させることにより、グラビアシリンダ5の表面に対するシリンダ接触部材4eの対向面の接触角度が調整される。
本実施形態においては、グラビアシリンダ5に対するシリンダ接触部材4eの対向面の接触位置は、グラビアシリンダ5の回転軸よりも上方となっている。したがって、グラビアシリンダ5の円周長が短くなればなるほど、彫刻針2cの位置よりもシリンダ接触部材4eの対向面をグラビアシリンダ5に近づける必要がある。また、グラビアシリンダ5の円周長が短くなればなるほど、グラビアシリンダ5の表面に対するシリンダ接触部材4eの対向面を傾斜させる必要がある。
図5に示されるように、本実施形態ではグラビアシリンダ5の円周長が短い場合は、アーム部4gを反時計回りに揺動させ、グラビアシリンダ5の表面に対するシリンダ接触部材4eの対向面を傾斜させている。このようにすることで、グラビアシリンダ5の円周長に関わらず、グラビアシリンダ5の表面に対するシリンダ接触部材4eの対向面の接触角度を一定(略平行)に保つことができる。
図1で示したように、彫刻針2cとカッター部4dの高さ方向の位置関係は固定されている。したがって、シリンダ接触部材4eをグラビアシリンダ5の表面に適切に接触させるためには、グラビアシリンダ5の表面に直交する方向において、彫刻ヘッド2に対するバーカッター4の相対位置を適切に調整する必要がある。具体的に、グラビアシリンダ5を円周長の短いものに交換する場合には、彫刻ヘッド2に対するバーカッター4の相対位置を、グラビアシリンダ5に近づける方向に移動させる必要がある。
彫刻ヘッド2に対するバーカッター4の相対位置の調整について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の一実施形態のグラビア彫刻装置1を示す右側面図であり、(a)がグラビアシリンダ5の円周長が長い場合を示し、(b)がグラビアシリンダ5の円周長が短い場合を示す。
図6に示されるように、バーカッター4が固定されるヘッドブラケット3は、揺動軸6を中心に図6中矢印で示す方向に揺動可能となっている。ヘッドブラケット3には、揺動軸6を中心に図6における反時計回り方向に揺動する方向の付勢力が付勢部材(不図示)により与えられている。
ヘッドブラケット3には貫通孔3aが設けられており、貫通孔3aには締結ボルト7が挿入されている。締結ボルト7は、彫刻ヘッド2に設けられた締結孔2hに締結されているが、貫通孔3aとは締結されていない。締結ボルト7のネジ頭と、彫刻ヘッド2の締結孔2hの近傍部分とが、ヘッドブラケット3が揺動軸6周りに揺動する際の揺動範囲を規制する規制部材として機能する。彫刻ヘッド2とヘッドブラケット3とを含む彫刻機構がグラビアシリンダ5から離間している場合、ヘッドブラケット3は反時計回りに揺動して締結ボルト7のネジ頭により規制された状態となっている。
グラビアシリンダ5に対する彫刻を行うために、彫刻機構を移動機構によりグラビアシリンダ5に近づける方向に移動させると、先ず始めにバーカッター4のシリンダ接触部材4eがグラビアシリンダ5の表面に接触する。この時点では、スライディングシュー2dの先端はグラビアシリンダ5の表面に接触しておらず、彫刻機構は更にグラビアシリンダ5に近づく方向に移動する。この移動に伴い、グラビアシリンダ5の表面からシリンダ接触部材4eに力が加えられ、ヘッドブラケット3が図6の時計回り方向に揺動する。
その後、スライディングシュー2dの先端がグラビアシリンダ5の表面に突き当たり、彫刻機構の移動が停止される。図5に示される円周長の短いグラビアシリンダ5の場合、図6(b)に示される状態でスライディングシュー2dの先端がグラビアシリンダ5の表面に突き当たる。一方、図4に示される円周長の長いグラビアシリンダ5の場合、図6(a)に示される状態でスライディングシュー2dの先端がグラビアシリンダ5の表面に突き当たる。そして、図6(a)および図6(b)のそれぞれに示される状態で、彫刻ヘッド2に対するバーカッター4の相対位置が調整される。
以上説明したように、本実施形態のバーカッター4は、円筒形状のグラビアシリンダ5の表面を彫刻する彫刻針2cを備える彫刻機構に固定される本体部4aと、本体部4aに固定され、彫刻機構による彫刻によって生じたバリを除去するカッター部4dとを備え、カッター部4dが備えるシリンダ接触部材4eのグラビアシリンダ5の表面と対向する対向面が略平面形状である。
本実施形態のバーカッター4によれば、バリを除去するシリンダ接触部材4eのグラビアシリンダ5の表面と対向する対向面が略平面形状となっている。そのため、シリンダ接触部材4eの表面とグラビアシリンダ5の表面との間の隙間にバリが入り込みにくく、バリがグラビアシリンダ5に押し付けられることによるグラビアシリンダ5の表面の傷が発生しにくい。また、シリンダ接触部材4eとグラビアシリンダ5とが接触する接触面積が十分に確保され、シリンダ接触部材4eがグラビアシリンダ5を押し付ける圧力が十分に分散される。したがって、グラビアシリンダ5の表面を傷つけることなく良好にバリを除去することが可能である。
また、本実施形態のバーカッター4は、一端部にカッター部4dが固定され、グラビアシリンダ5の回転軸と略平行かつ本体部4aに固定された揺動軸4rを中心に揺動可能なアーム部4gと、アーム部4gを揺動させることによりグラビアシリンダ5の表面に対する対向面の接触角度を調整する雄ネジ部4iおよびコイルバネ4t(接触角度調整部)と、を備える。
本実施形態のバーカッター4によれば、円周長の異なるグラビアシリンダ5が装着される場合、アーム部4gを揺動させてカッター部4dが備えるシリンダ接触部材4eの対向面のグラビアシリンダ5の表面に対する接触角度を調整することにより、グラビアシリンダ5に適した接触角度とすることができる。
このようにすることで、グラビア彫刻装置1が彫刻するグラビアシリンダ5の円周長に関わらず、グラビアシリンダ5の表面を傷つけることなく良好にバリを除去することが可能なバーカッター4を提供することができる。
本実施形態のバーカッター4は、雄ネジ部4iが、作業者による調整操作を受け付け、調整操作に応じて接触角度が調整される。このようにすることで、円周長の異なるグラビアシリンダ5が装着される場合、カッター部4dが備えるシリンダ接触部材4eの対向面のグラビアシリンダ5の表面に対する接触角度が作業者による調整操作に応じて調整され、グラビアシリンダに適した接触角度とすることができる。
また、本実施形態のバーカッター4は、アーム部4gの他端部に対して付勢力を与えるコイルバネ4tと、コイルバネ4tにより付勢力が与えられた他端部に突き当てられ、調整操作に応じて本体部4aに対する位置が変化する雄ネジ部4iとを備える。
このようにすることで、雄ネジ部4iの本体部4aに対する位置が作業者の調整操作に応じて変化し、それにともなってアーム部4gが揺動する。そして、アーム部4gの揺動によりカッター部4dが備えるシリンダ接触部材4eの対向面のグラビアシリンダ5の表面に対する接触角度が調整され、グラビアシリンダ5に適した接触角度とすることができる。
また、本実施形態のバーカッター4は、雄ネジ部4iに本体部4aの雌ネジ部に対する締結状態を作業者が識別可能な溝(識別部)が備わっている。
このようにすることで、作業者は、雄ネジ部4iの溝により雄ネジ部4iの締結状態を認識しながら、カッター部4dが備えるシリンダ接触部材4eの対向面のグラビアシリンダ5の表面に対する接触角度を適切に調整することができる。作業者は、例えば、グラビアシリンダ5の円周長と雄ネジ部4iの締結状態との関係を記憶しておくことで、グラビアシリンダ5の円周長に応じた適切な調整操作を容易に行うことができる。
また、本実施形態のバーカッター4は、アーム部4gが、揺動軸4rに直交し対向面と略平行な旋回軸Cを中心に、グラビアシリンダ5の表面に対する対向面の角度を変化させる方向に旋回可能であり、アーム部4gを旋回させることによりグラビアシリンダ5の表面に対する対向面の旋回角度を調整する機構を備える。
このようにすることで、グラビアシリンダ5の表面に対するカッター部4dの対向面の旋回角度を適切に調整し、良好にバリを除去することが可能なバーカッター4を提供することができる。
本実施形態のバーカッター4は、カッター部4dがアーム部4gに着脱可能に取り付けられている。
このようにすることで、カッター部4dを再研磨のために交換する場合に、交換前後のカッター部4dが備えるシリンダ接触部材4eの対向面のグラビアシリンダ5の表面に対する接触角度を維持することができる。したがって、カッター部4dの交換に伴って接触角度の調整を再度行うという作業が不要となる。
本実施形態においては、彫刻機構を移動機構によりグラビアシリンダ5に近づける方向に移動させると、先ず始めにバーカッター4のシリンダ接触部材4eがグラビアシリンダ5の表面に接触するものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、スライディングシュー2dの先端がグラビアシリンダ5の表面に突き当たった後に、シリンダ接触部材4eがグラビアシリンダ5の表面に接触するようにしてもよい。
1 グラビア彫刻装置
2 彫刻ヘッド
2a スタイラス
2b 振動軸
2c 彫刻針
2d スライディングシュー
3 ヘッドブラケット
4 バーカッター
4a 本体部
4d カッター部
4e シリンダ接触部材
4g アーム部
4i 雄ネジ部(突き当て部材)
4j 識別シール
4r 揺動軸
4t コイルバネ(付勢部材)
5 グラビアシリンダ
6 揺動軸
7,8,9 締結ボルト
C 旋回軸

Claims (8)

  1. 円筒形状のグラビアシリンダの表面を彫刻する彫刻機構に固定される本体部と、
    該本体部に固定され、前記彫刻機構による彫刻によって生じたバリを除去するカッター部とを備え、
    前記カッター部の前記グラビアシリンダの表面と対向する対向面が略平面形状であることを特徴とするバーカッター。
  2. 一端部に前記カッター部が固定され、前記グラビアシリンダの回転軸と略平行かつ前記本体部に固定された揺動軸を中心に揺動可能なアーム部と、
    前記アーム部を揺動させることにより前記グラビアシリンダの表面に対する前記対向面の接触角度を調整する接触角度調整部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のバーカッター。
  3. 前記接触角度調整部が、作業者による調整操作を受け付け、該調整操作に応じて前記接触角度を調整することを特徴とする請求項2に記載のバーカッター。
  4. 前記接触角度調整部が、
    前記アーム部の他端部に対して揺動方向一方向に付勢力を与える付勢部材と、
    前記付勢部材の付勢力に対向する方向から前記他端部に突き当てられ、前記調整操作に応じて前記本体部に対する位置が変化する突き当て部材と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のバーカッター。
  5. 前記突き当て部材が、
    前記本体部に設けられた雌ネジ部と締結される雄ネジ部と、
    前記雄ネジ部の前記雌ネジ部に対する締結状態を前記作業者が識別可能な識別部とを備え、
    前記雄ネジ部の先端が前記他端部に突き当てられることを特徴とする請求項4に記載のバーカッター。
  6. 前記アーム部が、前記揺動軸に直交し前記対向面と略平行な旋回軸を中心に、前記グラビアシリンダの表面に対する前記対向面の角度を変化させる方向に旋回可能であり、
    前記アーム部を旋回させることにより前記グラビアシリンダの表面に対する前記対向面の旋回角度を調整する旋回角度調整部を備えることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のバーカッター。
  7. 前記カッター部が前記アーム部に着脱可能に取り付けられている請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のバーカッター。
  8. 円筒形状のグラビアシリンダの表面を彫刻する彫刻機構と、
    該彫刻機構を保持する保持部材と、
    前記保持部材に固定される請求項1から請求項7のいずれか1項に記載されたバーカッターと、
    を備えることを特徴とするグラビア彫刻装置。
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