JP5848189B2 - 入力機能付き表示装置、および電子機器 - Google Patents

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本発明は、入力機能付き表示装置、および電子機器に関する。
近年、タッチパネル等の入力部を備えた入力機能付き表示装置において、使用者が入力部を操作した場合に、操作した使用者に対して、押圧感、なぞり感、肌触り感等の様々な触感を呈示する触覚伝達技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような入力機能付き表示装置は、例えば、表示部と、表示部の前面側に配置された入力部と、入力部に設けられた振動体と、表示部の背面側に配置された照射部と、を備えている。ここで、照射部は、例えば、バックライトである。そして、振動体にはフレキシブル基板が接続されており、このフレキシブル基板は、照射部の背面側に折り曲げられている。
特開2003−122507号公報
上記の入力機能付き表示装置では、例えば、照射部から照射された光が、表示部を介して入力部へ出射されることになる。ここで、入力部には振動体が設けられている。このため、振動体に接続されたフレキシブル基板が、入力部を介して使用者に視認されてしまう可能性があった。
なお、上記の課題は、触覚伝達技術以外の、例えば、入力部を振動させて骨伝導(軟骨伝導も含む)により音を聴くことができる骨伝導技術であっても、同様である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動体に接続されたフレキシブル基板が使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる入力機能付き表示装置、および電子機器に関する。
本発明の入力機能付き表示装置における一態様は、表示部と、前記表示部の前面側に配置された入力部と、前記入力部に配置された振動体と、前記振動体に接続されており、前記表示部の背面側に折り曲げられたフレキシブル基板と、を備え、前記入力部は、前記フレキシブル基板の一部と対向する部位に、第1遮光膜および第2遮光膜が設けられており、前記振動体の表面に第3遮光膜が設けられている。
本発明の電子機器における一態様は、本発明に係る入力機能付き表示装置を備える。
本発明の入力機能付き表示装置、および電子機器は、振動体に接続されたフレキシブル基板が使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる、という効果を奏する。
本実施形態に係る入力機能付き表示装置の概略構成を示す平面図である。 図1中に示した切断線I−Iに沿って切断した断面図である。 図1中に示した切断線I−Iに沿って切断した断面図であって、下側筐体の上面に第2光源が設けられた態様を示す図である。 上記の入力機能付き表示装置の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る携帯端末の概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る入力機能付き表示装置、および電子機器は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
図1に示すように、本実施形態に係る入力機能付き表示装置X1は、所望の画像を表示しかつ情報を入力することが可能な表示入力領域Eと、表示入力領域Eの外側に位置する外側領域Eとを有している。すなわち、本実施形態に係る外側領域Eは、表示入力領域Eを取り囲むように位置している。
また、図1および図2に示すように、入力機能付き表示装置X1は、液晶パネル2、バックライト3、タッチパネル4、振動体5、配線基板6、および第1筐体7を備えている。
液晶パネル2は、表示のために液晶組成物を利用した表示パネルである。具体的には、液晶パネル2は、上側基板21と、上側基板21よりも外側に張り出しかつ上側基板21に対向して配置される下側基板22と、上側基板21と下側基板22との間に介在した液晶層(図示せず)と、上側基板21と下側基板22との間に介在しかつ表示に寄与する表示部材層(図示せず)と、を備えている。なお、表示部材層としては、例えば、画素電極、配向膜、カラーフィルタ等が挙げられる。液晶パネル2の駆動方式としては、単純マトリクス駆動方式であってもよいし、アクティブマトリクス駆動方式であってもよい。また、液晶パネル2は、モノクロの表示パネルであってもよいし、カラーの表示パネルであってもよい。さらに、液晶パネル2は、透過型、半透過型、反射型のいずれであってもよい。
なお、液晶パネル2の代わりに、プラズマパネル、有機ELパネル、電子ペーパ等の表示パネルを用いてもよい。ここで、有機ELパネルは、電圧を印加すると発光する物質を利用した表示パネルである。具体的には、有機ELパネルは、ジアミン類等の有機物を用いた発光体を基板に蒸着し、5〜10Vの直流電圧を印加することで表示が行われる。なお、液晶パネル2の代わりに有機ELパネルを用いた場合には、バックライト3は不要となる。また、液晶パネル2が反射型である場合も、バックライト3は不要となる。
バックライト3は、液晶パネル2の背面側に配置されており、液晶パネル2を照射する役割を有する。バックライト3は、第1光源31および導光板32を備えている。第1光源31は、導光板32の端面32aに向けて光を出射する役割を有しており、例えば、LED(Light Emitting Diode)から構成される。なお、第1光源31として、LEDの代わりに、冷陰極蛍光ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、ELを用いてもよい。第1光源31は、導光板32の端面32aに対向するように、後述する第2フレキシブル基板12上に設けられている。導光板32は、液晶パネル2における下側基板22の下面全体にわたって、第1光源31からの光を略均一に導くための役割を有する。
タッチパネル4は、液晶パネル2の前面側に配置されており、使用者が指あるいはペン等で操作した箇所を入力位置として検出する役割を有する。タッチパネル4は、第1主面
4a、および第1主面4aの反対側に位置する第2主面4bを有している。すなわち、表示入力領域Eに対応するタッチパネル4の第1主面4aが、使用者により指あるいはペン等で直接操作される面となる。また、図2に示すように、タッチパネル4は、第1空間S1を介して液晶パネル2と対向して配置されている。ここで、第1空間S1は、液晶パネル2とタッチパネル4との間に存在する空間である。また、タッチパネル4は、液晶パネル2よりも外側に張り出して構成されている。このため、バックライト3からの光は、液晶パネル2を介して、タッチパネル4の略全面を照射することになる。
本実施形態では、タッチパネル4は、検出感度向上の観点から、静電容量方式のタッチパネルを用いているが、静電容量方式のタッチパネルに代えて、抵抗膜方式のタッチパネル、表面弾性波方式のタッチパネル、赤外線方式のタッチパネル、あるいは電磁誘導方式のタッチパネル等を用いてもよい。本実施形態では、タッチパネル4は、静電容量方式のタッチパネルであることから、基体と、基体上に設けられておりかつ入力位置を検出するための検出電極と、基体上に設けられておりかつ検出電極と電気的に接続された検出用配線と、を備えている。ここで、基体の構成材料としては、例えば、ガラスあるいはプラスチックが挙げられる。
なお、本明細書においてタッチパネル4は、タッチパネル4を保護する保護部材を含んだ状態のことであってもよいし、保護部材を含んでいない状態のことであってもよい。タッチパネル4として保護部材を含んだ状態である場合、タッチパネル4の第1主面4aは、保護部材の上面を意味していてもよいし、保護部材を除いた状態でのタッチパネル4を構成する基体の上面を意味していてもよい。また、タッチパネル4の第2主面4bは、タッチパネル4を構成する基体の下面を意味していてもよいし、タッチパネル4を構成する基体の下面に設けられた絶縁膜の下面を意味していてもよい。
また、タッチパネル4には、第1遮光膜41および第2遮光膜42が設けられている。
第1遮光膜41は、タッチパネル4の第1主面4aおよび第2主面4bと交差する方向に入射する光を遮光する役割を有するとともに、入力機能付き表示装置X1の外側領域Eを加飾する役割を有する。なお、本明細書において「遮光」とは、反射あるいは吸収によって可視光の一部または全部を遮蔽することを意味する。本実施形態では、第1遮光膜41は、外側領域Eの全部に対応するタッチパネル4の第1主面4a上に、枠状に設けられている。これにより、入力機能付き表示装置X1の外側領域Eの全部を加飾することができる。
第1遮光層41の構成材料としては、樹脂材料に着色材料を含んだものが挙げられる。樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、あるいは二酸化ケイ素が挙げられる。着色材料としては、例えば、カーボン、チタン、あるいはクロムが挙げられる。なお、第1遮光層41は、黒色に限らず、黒色以外の他の色で着色してもよい。第1遮光層41を形成する方法としては、例えば、スクリーン印刷法、スパッタリング法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、あるいは蒸着法が挙げられる。
第2遮光膜42は、第1遮光膜41と同様、タッチパネル4の第1主面4aおよび第2主面4bと交差する方向に入射する光を遮光する役割を有する。第2遮光膜42は、外側領域Eに対応するタッチパネル4の第2主面4b上に設けられている。本実施形態では、第1遮光膜41が外側領域Eの全部に設けられているのに対して、第2遮光膜42は、外側領域Eの一部分に設けられている。すなわち、第2遮光膜42は、タッチパネル4の両方の短辺の近傍における外側領域Eに2つ設けられている。なお、第2遮光膜42の具体的な配置位置については後述する。
第2遮光膜42の構成材料としては、第1遮光膜41と同様のものが挙げられる。第2遮光膜42の形成方法としては、第1遮光膜41と同様のものが挙げられる。
なお、上記では、タッチパネル4の第1主面4a上に第1遮光膜41が、タッチパネル4の第2主面4b上に第2遮光膜42が設けられている例について説明したが、これに限らない。すなわち、タッチパネル4の第1主面4a上に第2遮光膜42が、タッチパネル4の第2主面4b上に第1遮光膜41が設けられていてもよい。
振動体5は、使用者による所定の入力操作を検知した場合に、タッチパネル4を湾曲振動させる役割を有する。具体的には、振動体5は、タッチパネル4の短辺方向に伸縮運動を繰り返すことにより、タッチパネル4の厚み方向(以下、当該方向を「上下方向」と称する)に、タッチパネル4を湾曲振動させる。なお、詳細は後述するように、振動体5は、タッチパネル4への押圧荷重を検出する役割も有している。振動体5は、外側領域Eに対応するタッチパネル4の第2主面4b上に設けられている。具体的には、振動体5は、後述する第2遮光膜42上に、図示しない接着部材を介して設けられている。
本実施形態では、振動体5は、例えば、印加される電圧に基づいて伸縮運動を行う圧電素子であるが、これに限らない。振動体5として、圧電素子の代わりに、電磁式振動体、モータ等を用いてもよい。
本実施形態では、振動体5は、圧電素子であるので、次のような構成を有している。すなわち、振動体5の表面5aには図示しない端子電極が設けられている。端子電極は、図示しない導電部材を介して第1フレキシブル基板11と電気的に接続される。また、振動体5の内部には図示しない内部電極および活性層が設けられている。内部電極は、端子電極と電気的に接続される。また、内部電極および活性層はそれぞれ複数設けられており、内部電極および活性層は交互に設けられている。さらに、振動体5の内部には図示しない不活性層が設けられている。ここで、活性層は、分極処理された圧電材料から構成されている。また、不活性層は、分極処理されていない圧電材料、金属材料、絶縁材料から構成されている。
本実施形態では、図1に示すように、振動体5は、タッチパネル4の両方の短辺の近傍に、それぞれの短辺に沿って2つ設けられている。なお、振動体5の配置位置、個数等については、特に限定されない。例えば、振動体5は、タッチパネル4の両方の長辺の近傍に、それぞれの長辺に沿って2つ設けられていてもよいし、タッチパネル4の両方の長辺および短辺の近傍に、それぞれの長辺および短辺に沿って4つ設けられていてもよい。
配線基板6は、バックライト3の背面側に配置されており、制御回路、抵抗器、コンデンサ等を実装面6aに実装し、その部品間を配線で接続することで電子回路を構成する板状またはフィルム状の基板である。配線基板6の実装面6aに設けられた制御回路61としては、例えば、タッチパネル4を制御するためのタッチパネルドライバ、振動体5を制御するための触覚伝達ドライバ、バックライト3を制御するためのバックライトドライバ、液晶パネル2を制御するための表示ドライバ等が挙げられる。なお、表示ドライバは、COG(Chip On Glass)により、液晶パネル2における上側基板21よりも外側に突出
した下側基板22上に設けられていてもよい。また、表示ドライバは、COF(Chip On Film)により、第2フレキシブル基板12上に設けられていてもよい。
第1筐体7は、液晶パネル2、バックライト3、振動体5、および配線基板6を収容するための役割を有する。第1筐体7の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、あるいは、ステンレス、アルミニウム等の金属が挙げられる。
第1筐体7は、上側筐体71および下側筐体72を備えている。上側筐体71は、接着部材8を介して外側領域Eに対応するタッチパネル4と接着され、下側筐体72は、接着部材8を介して上側筐体71と接着される。接着部材8としては、両面テープ、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、ゴム系接着剤、ウレタン系接着剤等が挙げられる。タッチパネル4、上側筐体71、および下側筐体72により、液晶パネル2、バックライト3、振動体5、および配線基板6が封止される。これにより、液晶パネル2、バックライト3、振動体5、および配線基板6は、外部から埃あるいは水が付着する可能性を低減することができる。
なお、上記では、第1筐体7として、上側筐体71と下側筐体72とで別個独立に構成した例について説明したが、これに限らない。例えば、上側筐体71と下側筐体72とを一体的に構成してもよい。
また、上記では、第1筐体7は、液晶パネル2、バックライト3、および振動体5とともに、配線基板6を収容している例について説明したが、これに限らない。第1筐体7は配線基板6を収容することなく、第1筐体7の外側に配線基板6を設ける構成を採用してもよい。
ここで、配線基板6の実装面6aには、第1コネクタ62および第2コネクタ63が設けられている。第1コネクタ62および第2コネクタ63は、制御回路61と電気的に接続される。
第1コネクタ62には、第1フレキシブル基板11が接続される。すなわち、第1フレキシブル基板11は、振動体5の端子電極と電気的に接続された状態で、第1空間S1および第2空間S2を介して、表示パネル2の背面側、具体的には、配線基板6の背面側に折り曲げられ、第1コネクタ62に接続される。なお、第2空間S2は、液晶パネル2およびバックライト3と上側筐体71との間に存在する空間である。これにより、振動体5は、第1フレキシブル基板11および第1コネクタ62を介して、制御回路61と電気的に接続される。
第2コネクタ63には、第2フレキシブル基板12が接続される。すなわち、第2フレキシブル基板12は、液晶パネル2およびバックライト3の第1光源31と電気的に接続された状態で、第2空間S2を介して、表示パネル2の背面側、具体的には、配線基板6の背面側に折り曲げられ、第2コネクタ63に接続される。これにより、液晶パネル2およびバックライト3の第1光源31は、第2フレキシブル基板12および第2コネクタ63を介して、制御回路61と電気的に接続される。
なお、図2に示すように、上側筐体71と第1フレキシブル基板11とは、隙間を有していることが好ましい。上側筐体71と第1フレキシブル基板11とが接触していると、第1フレキシブル基板11が上側筐体71によって破損してしまう可能性があるからである。これと同様の理由から、上側筐体71と第2フレキシブル基板12とは、隙間を有していることが好ましい。
なお、上記では、2つのフレキシブル基板11,12を用いて上記の接続状態を実現した例について説明したが、これに限らない。1つのフレキシブル基板を用いて上記の接続状態を実現してもよいし、3つ以上のフレキシブル基板を用いて上記の接続状態を実現してもよい。
図2に示すように、タッチパネル4は、第1フレキシブル基板11の一部と対向する部位に、第1遮光膜41および第2遮光膜42が設けられている。すなわち、タッチパネル
4は、第1フレキシブル基板11の一部と対向する部位に、第1遮光膜41だけでなく第2遮光膜42も設けられているため、第1フレキシブル基板11が使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる。以下、具体的に説明する。
上述したように、タッチパネル4は、液晶パネル2よりも外側に張り出して構成されており、かつ液晶パネル2と第1空間S1を介して対向して配置されている。このため、バックライト3からの光は、液晶パネル2を介して、タッチパネル4の略全面を照射することになる。このため、第1空間S1に位置する第1フレキシブル基板11が、液晶パネル2を介したバックライト3からの光により、タッチパネル4を介して使用者に視認されてしまう可能性があった。なお、図2では、第1空間S1に位置する第1フレキシブル基板11における第1部位を、符号「11a」として表している。
これに対して、本実施形態では、タッチパネル4は、第1空間S1に位置する第1フレキシブル基板11における第1部位11aと対向する部位に、第1遮光膜41および第2遮光膜42が設けられている。すなわち、タッチパネル4は、第1フレキシブル基板11における第1部位11aと対向する部位に、第1遮光膜41だけでなく第2遮光膜42も設けられていることになる。このため、液晶パネル2を介したバックライト3からの光により、第1フレキシブル基板11における第1部位11aが、タッチパネル4を介して使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる。
また、入力機能付き表示装置X1が例えばスマートフォンのような携帯端末に備えられた場合、入力機能付き表示装置X1の外側領域Eを例えばイルミネーションにて表示させることが行われている。この場合、図3に示すように、第2空間S2と対応する下側筐体72の上面に、第2光源9が設けられることになる。すなわち、第2光源9が発光することで、第2空間S2を介してタッチパネル4の外側領域Eをイルミネーションにて表示させることが可能となる。なお、第2光源9は、例えば、LEDから構成される。
図3に示す入力機能付き表示装置X1では、第2光源9からの光は、第2空間S2を介してタッチパネル4の外側領域Eを照射することになる。このため、第2空間S2に位置する第1フレキシブル基板11が、第2空間S2を介した第2光源9からの光により、タッチパネル4を介して使用者に視認されてしまう可能性があった。なお、図2および図3では、第2空間S2に位置する第1フレキシブル基板11における第2部位を、符号「11b」として表している。
これに対して、本実施形態では、タッチパネル4は、第2空間S1に位置する第1フレキシブル基板11における第2部位11bと対向する部位に、第1遮光膜41および第2遮光膜42が設けられている。すなわち、タッチパネル4は、第1フレキシブル基板11における第2部位11bと対向する部位に、第1遮光膜41だけでなく第2遮光膜42も設けられていることになる。このため、第2空間S2を介した第2光源9からの光により、第1フレキシブル基板11における第2部位11bが、タッチパネル4を介して使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる。
なお、液晶パネル2から漏れ出た光が、下側筐体72の上面で反射され、この反射された光が、第2空間S2を介してタッチパネル4を照射する可能性がある。このため、図2に示す入力機能付き表示装置X1においても、第1フレキシブル基板11における第2部位11bと対向する部位に第1遮光膜41および第2遮光膜42が設けられていると、図3に示す入力機能付き表示装置X1において説明したのと同様の効果を奏する。
なお、第1フレキシブル基板11が使用者に視認されてしまう可能性をより低減するために、第1フレキシブル基板11の表面に第遮光膜を設けてもよい。
また、図2に示すように、タッチパネル4は、第1フレキシブル基板11だけでなく、振動体5と対向する部位にも、第1遮光膜41および第2遮光膜42が設けられていることが好ましい。このように構成すると、第1フレキシブル基板11が使用者に視認されてしまう可能性を低減することができるとともに、振動体5が使用者に視認されてしまう可能性をも低減することができる。
なお、振動体5が使用者に視認されてしまう可能性をより低減するために、振動体5の表面5aに第遮光膜を設けてもよい。


また、本実施形態では、図2に示すように、第2空間S2を覆うように第1遮光膜41および第2遮光膜42がタッチパネル4に設けられているため、第1フレキシブル基板11だけでなく第2フレキシブル基板12も、タッチパネル4を介して使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる。
また、第1遮光膜41の透過率が、第2遮光膜42の透過率よりも大きい場合に、第1フレキシブル基板11が使用者に視認されてしまう可能性を効果的に低減することができる。例えば、第1遮光膜41を白色にて形成するとともに、第2遮光膜42を黒色にて形成する場合等である。第1遮光膜41を白色にて形成しているため、第1遮光膜41だけでは第1フレキシブル基板11が使用者に視認されてしまう可能性が高くなるが、黒色にて形成された第2遮光膜42を設けているため、第2遮光膜42によって第1フレキシブル基板11が使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる。
なお、第1遮光膜41および第2遮光膜42の透過率は、公知の分光光度計を用いることで計測することができる。
次に、入力機能付き表示装置X1の動作例について、図4を参照しながら説明する。
なお、以下では、触覚伝達のうち使用者に対して押圧感を伝達する場合の入力機能付き表示装置X1の動作例について説明するが、入力機能付き表示装置X1は、押圧感以外の、例えば、なぞり感、肌触り感等の様々な触感を伝達する場合にも適用できることは勿論である。
図4に示すように、使用者が、タッチパネル4の第1主面4aを押圧した場合に、振動体5は、タッチパネル4への押圧荷重を検出する(Op1)。ここで、振動体5の荷重検出機能について説明する。すなわち、使用者が、タッチパネル4の第1主面4aを押圧すると、タッチパネル4が下方向に湾曲する。タッチパネル4が下方向に湾曲すると、振動体5も下方向に湾曲する。つまり、タッチパネル4への押圧荷重に応じて、振動体5の湾曲量が変移する。本実施形態では、振動体5は、圧電素子であるので、湾曲量に応じた電圧に変換することができる。この結果、振動体5によりタッチパネル4への押圧荷重を検出することができる。なお、上記では、荷重検出機能を振動体5で実現している例について説明したが、これに限らず、例えば、歪みセンサ等の荷重センサによって実現してもよい。
そして、制御回路61は、使用者による入力操作が、表示画面に表示された入力オブジェクトに対する押圧操作である場合に、Op1にて検出された押圧荷重が閾値以上であるか否かを判定する(Op2)。
そして、制御回路61は、Op1にて検出された押圧荷重が閾値以上であると判定すれば(Op2にてYES)、振動体5をタッチパネル4の短辺方向に伸縮運動させる(Op
3)。そして、Op3にて伸縮運動された振動体5によりタッチパネル4が上下方向に湾曲振動する(Op4)。これにより、タッチパネル4の第1主面4aを押圧した使用者に対して押圧感が伝達される。一方、触覚伝達ドライバは、Op1にて検出された押圧荷重が閾値未満であると判定すれば(Op2にてNO)、図4の処理を終了する。
以上のように、入力機能付き表示装置X1では、振動体5に接続された第1フレキシブル基板11が使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる。
次に、上記の入力機能付き表示装置X1を備えた携帯端末P1について、図5を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態に係る携帯端末P1の概略構成を示す斜視図である。図5に示すように、携帯端末P1は、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital
Assistant)等の電子機器であって、上記の入力機能付き表示装置X1と、音声入力部101と、音声出力部102と、キー入力部103と、第2筐体104とを備えている。
音声入力部101は、例えば、マイク等により構成されており、使用者の音声等が入力される。音声出力部102は、スピーカ等により構成されており、相手方からの音声等が出力される。キー入力部103は、例えば、機械的なキーにより構成される。なお、キー入力部103は、表示画面に表示された操作キーであってもよい。第2筐体104は、入力機能付き表示装置X1、音声入力部101、音声出力部102、およびキー入力部103を収容する役割を有する。
他にも、携帯端末P1は、必要な機能に応じて、デジタルカメラ機能部、ワンセグ放送用チューナ、赤外線通信機能部等の近距離無線通信部、および各種インタフェース等を備える場合もあるが、これらの詳細についての図示および説明は省略する。
携帯端末P1は、入力機能付き表示装置X1を備えているので、振動体5に接続された第1フレキシブル基板11が使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる。
なお、上記では、携帯端末P1に音声入力部101を備えている例について説明したが、これに限らない。すなわち、携帯端末P1には音声入力部101は備えられていなくともよい。
また、上記では、携帯端末P1は、入力機能付き表示装置X1を収容する第2筐体104を備えている例について説明したが、これに限らない。第2筐体104を別個独立に設けることなく、入力機能付き表示装置X1における第1筐体7が携帯端末P1の筐体となる構成であってもよい。
また、入力機能付き表示装置X1は、上記の携帯端末P1の代わりに、産業用途で使用される表示器、車載用途で使用される表示器、電子手帳、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム用の端末装置、テレビ、デジタルカメラ等の様々な電子機器に備えられていてもよい。
また、上記では、入力機能付き表示装置X1を触覚伝達技術に適用した例について説明したが、これに限らない。本発明は、触覚伝達技術以外に、例えば、タッチパネル4を振動させて音を聴くことができる骨伝導技術にも適用することが可能である。骨伝導技術のうち、軟骨伝導技術にも適用することができることは勿論である。ここで、軟骨伝導とは、音声信号を振動に変えて、外耳の軟骨に伝え、その奥の骨を経由して内耳を刺激し、聴神経に伝達させることをいう。
X1 入力機能付き表示装置
P1 携帯端末(電子機器)
2 液晶パネル(表示部)
4 タッチパネル(入力部)
5 振動体
7 第1筐体(筐体)
71 上側筐体
72 下側筐体
11 第1フレキシブル基板(フレキシブル基板)
41 第1遮光膜
42 第2遮光膜

Claims (7)

  1. 表示部と、
    前記表示部の前面側に配置された入力部と、
    前記入力部に配置された振動体と、
    前記振動体に接続されており、前記表示部の背面側に折り曲げられたフレキシブル基板と、を備え、
    前記入力部は、前記フレキシブル基板の一部と対向する部位に、第1遮光膜および第2遮光膜が設けられており、
    前記振動体の表面に第3遮光膜が設けられている、入力機能付き表示装置。
  2. 前記表示部と前記入力部とは、第1空間を介して対向して配置されており、
    前記入力部は、前記第1空間に位置する前記フレキシブル基板と対向する部位に、前記第1遮光膜および前記第2遮光膜が設けられている、請求項1に記載の入力機能付き表示装置。
  3. 前記表示部が収容された筐体をさらに備え、
    前記フレキシブル基板は、前記表示部と前記筐体との間の第2空間を介して、前記表示部の背面側に折り曲げられており、
    前記入力部は、前記第2空間に位置する前記フレキシブル基板と対向する部位に、前記第1遮光膜および前記第2遮光膜が設けられている、請求項1または2に記載の入力機能付き表示装置。
  4. 前記入力部は、前記振動体と対向する部位に、前記第1遮光膜および前記第2遮光膜が設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の入力機能付き表示装置。
  5. 前記第1遮光膜の透過率は、前記第2遮光膜の透過率よりも大きい、請求項1〜4のいずれか一項に記載の入力機能付き表示装置。
  6. 前記フレキシブル基板の表面に第4遮光膜が設けられている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の入力機能付き表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の入力機能付き表示装置を備えた電子機器。
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