JP5846690B2 - 印刷物の脱荷方法 - Google Patents

印刷物の脱荷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5846690B2
JP5846690B2 JP2012152867A JP2012152867A JP5846690B2 JP 5846690 B2 JP5846690 B2 JP 5846690B2 JP 2012152867 A JP2012152867 A JP 2012152867A JP 2012152867 A JP2012152867 A JP 2012152867A JP 5846690 B2 JP5846690 B2 JP 5846690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unloading
newspaper
printed
conveyor
gripper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012152867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014015285A (ja
Inventor
達郎 梅野
達郎 梅野
Original Assignee
西研グラフィックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 西研グラフィックス株式会社 filed Critical 西研グラフィックス株式会社
Priority to JP2012152867A priority Critical patent/JP5846690B2/ja
Publication of JP2014015285A publication Critical patent/JP2014015285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5846690B2 publication Critical patent/JP5846690B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

本発明は、一定速度で移動する複数のグリッパに1部ずつ把持された印刷物を、一定速度で移動する脱荷コンベヤ上に脱荷させ、当該脱荷コンベヤ上に印刷物の束を複数作製するための印刷物の脱荷方法に関する。
印刷物として新聞を例に説明すると、輪転機によって印刷された新聞は、折機で切断・折り畳まれて一部ずつが瓦状に積み重なった状態で、折機の排出コンベヤから排出されてくる。これらの新聞は、循環するチェーンに一定間隔で取り付けた複数のグリッパで一部ずつ掴まれ、販売店向けに部数仕分けなどが行われる発送場のカウンタースタッカ手前のコンベヤまで運ばれてこのコンベヤ上に新聞が脱荷される。
ところで、輪転機では、刷り出し時の水・インキ供給の不安定や印刷中の突然の印刷条件の変化などの原因で印刷品質にムラが生じることがあり、良紙か不良紙かの判定が必要な場合がある。このほか、紙継ぎ動作の前後なども良否の判定が必要である。
このため、グリッパに把持されて連続して搬送される新聞の中から自動又は手動で判別の範囲を指定して、搬送途中で一旦グリッパから脱荷コンベヤ上に脱荷させ、新聞束として多段式の排紙ラックなどに送り込むことが行われている。
具体的に従来の方法を説明すると、脱荷コンベヤ上の一台の脱荷装置で新聞を脱荷させ、脱荷コンベヤ上に瓦状に積み重なった新聞の連続的な流れをつくり、その後、背切り板を流れの途中に差し込んで後続の流れを止め、先に送られている新聞の後端と止められた新聞の先端との間を完全に分離させる。先に送られている新聞は一つの新聞束となって、流れの前方で待ち受ける排紙ラックに束として収納されていく。後続の新聞を止めている間、排紙ラックは徐々に下降し、上方の排紙ラックが定位置まで下降したところで背切り板が持ち上がり、後続の新聞束が定位置まで下降した排紙ラックに収納される。このように、順次、背切り板で新聞の流れを分離することによって、各排紙ラックに新聞束を送り込む。そして、新聞受け取り位置に下降してきた排紙ラックから順次新聞束を取り出し、良否の判定を行う。
このように、背切り板を使用してコンベヤ上で新聞束を複数作製する技術は特許文献1及び2にも記載されているが、背切り板によりコンベヤ上で新聞束を複数作製するには、瓦状に積み重なった新聞の間隔を高精度に読み取り背切り板を高速で作動させなければならない。更に、背切りの後、新聞がダム状に増加することから背切り部数(新聞束の部数)の制約を受けるなどの問題もあった。
したがって、背切り板を使用せずにコンベヤ上で新聞束を複数作製する技術が求められていた。
特開平5−178522号公報 特開平8−133555号公報
本発明が解決しようとする課題は、一定速度で移動する複数のグリッパに1部ずつ把持された印刷物を、一定速度で移動する脱荷コンベヤ上に脱荷させるだけで、従来のように背切り板を使用することなく、脱荷コンベヤ上に新聞束を複数作製することができる脱荷方法を提供することにある。
本発明の一態様は、一定速度で移動し一定間隔で配列された複数のグリッパにそれぞれ1部ずつ把持された印刷物を、一定速度で移動する脱荷コンベヤ上に脱荷させ、当該脱荷コンベヤ上に印刷物の束を複数作製する印刷物の脱荷方法であって、前記グリッパを開放して印刷物を脱荷させる脱荷装置を前記グリッパの移動方向に一定間隔で複数配置し、前記複数の脱荷装置を上流側から順次作動させて印刷物を脱荷させるとき、以下の関係式(1)を満足するようにしたことを特徴とするものである。
LDp−(S+NL)>0 ・・・(1)
ここで、LDp=(Dn−1)×Dp、
S=(LDp−Gp)×FCv、
FCv=Cv/Gv、
NLは印刷物の長さ(mm)、
Dnは脱荷装置の台数、
Dpは脱荷装置間の間隔(mm)、
Gpはグリッパ間の間隔(mm)、
Cvは脱荷コンベヤの移動速度(m/s)、
Gvはグリッパの移動速度(m/s)で、
Gv>Cvである。
本発明の他の態様は、一定速度で移動し一定間隔で配列された複数のグリッパにそれぞれ1部ずつ把持された印刷物を、一定速度で移動する脱荷コンベヤ上に脱荷させ、当該脱荷コンベヤ上に印刷物の束を複数作製する印刷物の脱荷方法であって、前記グリッパを開放して印刷物を脱荷させる脱荷装置を前記グリッパの移動方向に一定間隔で複数配置し、1番目の印刷物の束を作製するときは、前記複数の脱荷装置のうち下流側の脱荷装置の一つを使用して印刷物を脱荷させ、2番目以降の印刷物の束を作製するときは、前記複数の脱荷装置を、当該複数の脱荷装置のうち前記1番目の印刷物の束を作製するときに使用した脱荷装置より上流側の脱荷装置から順次作動させ、このとき、上記関係式(1)を満足するようにしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、グリッパを開放して印刷物を脱荷させる脱荷装置を複数配置し、上記関係式(1)を満足するようにしたことで、背切り板を使用することなく、脱荷コンベヤ上に新聞束を複数作製することができる。
新聞印刷設備において輪転機から連続して排出される新聞を発送梱包室のカウンタースタッカまで搬送する新聞キャリア設備の構成を示す。 中間脱荷部の要部の詳細構成を示す。 本発明の実施例における印刷物(新聞)の脱荷の様子を示す。 脱荷した新聞が、先に脱荷した新聞を追い越した状態を示す。
以下、図面に示す実施例に基づき、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、新聞印刷設備において輪転機から連続して排出される新聞を発送場のカウンタースタッカまで搬送する新聞キャリア設備の構成を示す。
輪転機によって印刷された新聞は、折機10で切断・折り畳まれて一部ずつが瓦状に積み重なった状態で、折機の排出コンベヤ11から排出されてくる。これらの新聞は、載荷部20において、ガイド30内を循環するチェーン30aに一定間隔で取り付けた複数のグリッパで一部ずつ掴まれ、販売店向けに部数仕分けなどが行われる発送場40のカウンタースタッカ41a,41b手前のコンベヤ42a,42bまで運ばれてこのコンベヤ42a,42b上に新聞が脱荷される。
先に説明したとおり、輪転機では、刷り出し時の水・インキ供給の不安定や印刷中の突然の印刷条件の変化などの原因で印刷品質にムラが生じることがあり、良紙か不良紙かの判定が必要な場合がある。このほか、紙継ぎ動作の前後なども良否の判定が必要である。このため、グリッパに把持されて連続して搬送される新聞の中から自動又は手動で判別の範囲を指定して、搬送途中の中間脱荷部50で一旦グリッパから脱荷コンベヤ51上に脱荷させ、新聞束として、導入コンベヤ52を介して多段式の排紙ラック53に送り込むようにしている。
本実施例では、この中間脱荷部50に本発明の脱荷方法を適用している。図2は、中間脱荷部の要部の詳細構成を示す。
図1でも説明したとおり、ガイド30内を循環するチェーン30aに一定間隔Gp(mm)で複数のグリッパ31が取り付けられている。各グリッパ31は一定速度Gv(m/s)で図2において左方向に移動する。また、チェーン30aに沿って、複数の脱荷装置がグリッパ31の移動方向に一定間隔Dp(mm)で配置されている。本実施例では、10台の脱荷装置32a〜32jが配置されている。脱荷装置32a〜32jはアクチュエータを備え、そのアクチュエータを作動させることによりグリッパ31を開放させ、複数のグリッパ31にそれぞれ1部ずつ把持された新聞Nを、一定速度Cv(m/s)で移動する脱荷コンベヤ51上に脱荷させる。
ここで、中間脱荷部50において、グリッパ31の移動速度Gvは脱荷コンベヤ51の移動速度Cvより大きくしている。すなわち、Gv=Cvではグリッパ31を開放しても新聞が脱荷コンベヤ51上に脱荷しにくいことから、Gv>Cvとしている。また、CvとGvとの差が小さすぎると脱荷コンベヤの長さが長く必要となり、差が大きすぎると脱荷ピッチが小さくなりすぎて搬送姿勢に支障をきたす。したがって、Cv/Gv=FCv=0.5〜0.8が好ましい。
以下、図2に示す中間脱荷部50における新聞Nの脱荷方法の一実施例を説明する。本実施例における設定値は以下のとおりである。
・新聞Nの長さNL=273mm
・脱荷装置の台数Dn=10
・脱荷装置間の間隔Dp=127mm
・グリッパ間の間隔Gp=63.5mm
・グリッパの移動速度Gv=1.6m/s
・脱荷コンベヤ速度係数FCv=Cv/Gv=0.7
・脱荷コンベヤの移動速度Cv=1.12m/s
・脱荷装置ピッチ係数FDp=Dp/Gp=2
・脱荷装置の全長LDp=(Dn−1)×Dp=1143mm
なお、本実施例では、輪転機の印刷速度を18万部/h(片出し9万部/h)としており、Gp=63.5mmのグリッパがそのすべての新聞を掴むにはGv=Gp×時間当たりの印刷部数であるから、Gv=63.5×90,000/h=63.5×25/s=1.6m/sとなる。また、本実施例ではFCv=0.7としているので、Cv=1.12m/sとなる。
図3は、本実施例における新聞Nの脱荷の様子を示す。本実施例では、1番目の新聞束は最下流の脱荷装置32jのみを使用して作製する。
すなわち、図3(a)に示すように、グリッパ31に把持された新聞Nが中間脱荷部50を通過中、最下流の脱荷装置32jに脱荷開始を指示された新聞を掴んだグリッパ31aが到達すると脱荷動作を開始する。
このとき、グリッパ間の間隔Gp(脱荷前の新聞間の間隔)と脱荷コンベヤ51上に脱荷された新聞間の間隔Cpの関係はCp=Gp×FCvとなる。なお、グリッパ31の移動速度Gvは脱荷コンベヤ51の移動速度Cvより大きいので、FCv=Cv/Gv<1となり、Cp<Gpとなる。すなわち、1台の脱荷装置(最下流の脱荷装置32j)のみ使用して脱荷する場合は、上記関係より一定の間隔Cpをもって積み重なった新聞束N1が作製される(図3(b)参照)。
本実施例では、一区切りの新聞束の部数を40部としているので、最下流の脱荷装置32jで最初に脱荷させた新聞から数えて41部目のグリッパ31bが最上流の脱荷装置32aに達したときに、2番目の新聞束を作製するために最上流の脱荷装置32aも作動させる。このとき、最下流の脱荷装置32jで脱荷された新聞は23部で、その後も最下流の脱荷装置32jと最上流の脱荷装置32aとの間にある17部の新聞まで、最下流の脱荷装置32jで脱荷する。
本実施例において、2番目の新聞束N2を作製するために最上流の脱荷装置32aで始まった脱荷は4部のみに設定し、次の5部目からは脱荷装置32bで、その次の9部目からは脱荷装置32cでという順序で、1台の脱荷装置で4部ずつを脱荷しながら、脱荷装置の作動を順次下流へ切り替えていく。言い換えれば、脱荷装置32a〜32jを上流側から順次作動させて1台の脱荷装置で4部ずつ脱荷させる。
このとき、上述した1番目の新聞束N1の最後の新聞の後端と、2番目の新聞束N2の最初の新聞(最上流の脱荷装置32aで脱荷された新聞)の先端との間の隙間Aは、次の関係から求められる。
最上流の脱荷装置32aの位置を基準に考えて、脱荷コンベヤ上の新聞の進み距離Sはグリッパが進んだ距離(LDp−Gp)に脱荷コンベヤ速度係数FCvを乗じた長さとなる。
S=(LDp−Gp)×FCv
ここで、LDpは(Dn−1)×Dpである。
そして、上記隙間Aは以下の式で表される。
A=LDp−(S+NL)
すなわち、この隙間Aが0より大きい、すなわち以下の関係式(1)を満足すれば、1番目の新聞束N1と2番目の新聞束N2との間に隙間ができ、一区切りの新聞束を複数作製できる。
LDp−(S+NL)>0 ・・・(1)
本実施例では、LDp=(Dn−1)×Dp=(10−1)×127=1143mm、S=(LDp−Gp)×FCv=(1143−63.5)×0.7=755.65mm、NL=273mmであるから、A=1143−(755.65+273)=114.35mmとなり、1番目の新聞束N1と2番目の新聞束N2との間に114.35mmの隙間Aが形成される。
また、2番目の新聞束N2において、脱荷装置(脱荷位置)を切り換えた時点での脱荷コンベヤ51上の新聞間の間隔は、これを上述した通常の新聞間の間隔Cpと区別してCCpとすると、次のようになる
CCp=((FDp+1)×FCv×Gp)−(Gp×FDp)
ここで、FCv×Gp=Cp及びGp×FDp=Dpであることから、
CCp=((FDp+1)×Cp)−Dpとなり、実施例ではCCp=6.35mmになる。
すなわち、通常の新聞間の間隔Cp=FCv×Gp=0.7×63.5=44.45mmに比べて38.1mmだけ狭い。この数値は脱荷装置を1回切り換える毎に一群の新聞束の全長が短縮される寸法である。1台の脱荷装置のみで40部の新聞を脱荷させた場合の1部目の先頭から40部目の後端までの全長L40
40=(Cp×39)+NL=(44.45×39)+273=2008.5mm
に対し、10台の脱荷装置で9回の切り換えを行った場合の全長L409
409=L40−(Cp−CCp)×9
=2008.5−(44.45−6.35)×9=1665.6となり、
新聞束の全長が大幅に短縮される。
ここで、脱荷装置(脱荷位置)を切り換えた時点での脱荷コンベヤ51上の新聞間の間隔CCpは、その新聞束における新聞の乗り上げをなくし搬送姿勢を良好に保つ点からはCCp>0であることが最も好ましい。すなわち、新聞束が排紙ラックに送り込まれる状態を考えると、CCp>0では下方にある新聞から排紙ラックの背板に順に当たることになることから、新聞束が排紙ラック上に整然と積み重なる。ただし、CCp<0であっても新聞束の搬送は可能であり、現実的にはCCp=−Cp(本実施例では−44.45mm)までは許容される。
その理由を図4を参照して説明する。図4は、脱荷した新聞が、先に脱荷した新聞を追い越した状態、すなわち、CCp<0である状態を示す。この状態では、CCpの絶対値が小さい場合は、上方の新聞が下方の新聞に若干被さった状態で排紙ラックに送り込まれるが、被さった部分が小さいため排紙ラックの背板に当たった衝撃で下方の新聞と上方の新聞の先端部分が揃いやすく、新聞束が整然と積み重なる。しかし、CCpの絶対値が大きくなると、排紙ラックの背板に当たった衝撃でも下方の新聞が被さった上方の新聞に邪魔されて上方と下方の新聞がずれた状態となりやすい。また、上方の新聞の先端が折れ曲がりやすくなり排紙ラック上の新聞束が乱れやすくなる。新聞束が乱れると、新聞の良否判定を効率的に行うことができなくなるし、折れ曲がった新聞は、良紙であっても販売することができない。このような不具合が発生することを確実に防止するには、CCp=−Cpまでが限度であると考えられる。したがって、CCp≧−Cpとすることが好ましい。
図3による脱荷方法の説明に戻って、2番目の新聞束N2の作製のために、上述のとおり最上流の脱荷装置32a(脱荷位置)から順次下流側へ脱荷位置を変え、7台目の脱荷装置32gによる脱荷まで終わると、残り3台の脱荷装置の受持ち部数12部(脱荷装置3台×4部)と最上流の脱荷装置32aを通過した部数が一致する。このとき、3番目の新聞束N3を作製するために、図3(d)に示すようにグリッパ31cに把持された13部目の新聞を最上流の脱荷装置32aで脱荷させる。その後、2番目の新聞束N2の作製時と同様に、脱荷装置1台あたり4部ずつを脱荷位置を変えながら3番目の新聞束N3を作製していく。並行して2番目の新聞束N2を作製するために、8台目の脱荷装置32hから最下流の脱荷装置32jまでの脱荷を終える(図3(e))。
このように、2番目以降の新聞束を作製するときは、その新聞束を作製する最初の新聞が最上流の脱荷装置32aに達したときにその新聞を脱荷させ、その後、順次下流側に脱荷位置を変えていく。
以上の動作の繰り返しで、順次、切り離された複数の新聞束を作製することができる。作製された新聞束は、図1で説明したように、導入コンベヤ52を介して多段式の排紙ラック53に送り込まれる。なお、導入コンベヤ52には、新聞束間の隙間(間隔)を拡げるために仕切り板機構を設けることもできる。本発明において、新聞束間の隙間Aは0より大きいので、仕切り板機構は、従来の背切り板機構と比べ簡単な機構と制御で実現できる。
以上の実施例では、1番目の新聞束N1は最下流の脱荷装置32jのみを使用して作製するようにしたが、1番目の新聞束N1も2番目以降の新聞束と同様に、最上流の脱荷装置32aから最下流の脱荷装置32jまでを順次使用して各脱荷装置で4部ずつ脱荷させて作製するようにしてもよい。この場合も、1番目の新聞束N1の最後の新聞は最下流の脱荷装置32jで脱荷されるので、先の実施例と同様に、関係式(1)(LDp−(S+NL)>0)を満足するようにすれば、順次、切り離された複数の新聞束を作製することができる。
また、本実施例では、一区切りの新聞束の部数を40部として、2番目以降の新聞束の作製時には、10台全ての脱荷装置を使用して4部ずつ脱荷させるようにしたが、各脱荷装置で脱荷させる部数は均等である必要はない。また、新聞束の部数によっては全ての脱荷装置を使用なくてもよい。この場合、使用する脱荷装置の全長が上記のLDpとなる。
ここで、表1に、下記のパラメータを変化させて、新聞束間の隙間A(mm)、通常の新聞間の間隔Cp(mm)、脱荷装置(脱荷位置)を切り換えた時点での新聞間の間隔CCp(mm)、脱荷装置間の間隔Dp(mm)、及び脱荷装置の全長LDp(mm)を計算した結果を示す。
パラメータ
・脱荷コンベヤ速度係数FCv(Cv/Gv)
・脱荷装置ピッチ係数FDp(Dp/Gp)
・脱荷装置の台数(使用台数)Dn
なお、新聞の長さNLは273mm、グリッパ間の間隔Gpは63.5mmで一定とした。
Figure 0005846690
表1において、新聞束間の隙間Aが0を超えるものが、本発明の範囲内である。
なお、本発明の印刷物の脱荷方法は、実施例で説明した中間脱荷部50のみならず、図1に示した発送場40においても適用可能である。すなわち、本発明の脱荷方法を発送場40のカウンタースタッカ41a,41b手前のコンベヤ42a,42bにおいて適用し、コンベヤ42a,42b上に切り離された複数の新聞束を作製し、その新聞束をカウンタースタッカ41a,41bに送り込むようにすることもできる。
10 折機
11 排出コンベヤ
20 載荷部
30 ガイド
30a チェーン
31,31a,31b,31c グリッパ
32a〜32j 脱荷装置
40 発送場
41a,41b カウンタースタッカ
42a,42b コンベヤ
50 中間脱荷部
51 脱荷コンベヤ
52 導入コンベヤ
53 排紙ラック
N 新聞(印刷物)
N1〜N3 新聞束(印刷物の束)

Claims (2)

  1. 一定速度で移動し一定間隔で配列された複数のグリッパにそれぞれ1部ずつ把持された印刷物を、一定速度で移動する脱荷コンベヤ上に脱荷させ、当該脱荷コンベヤ上に印刷物の束を複数作製する印刷物の脱荷方法であって、
    前記グリッパを開放して印刷物を脱荷させる脱荷装置を前記グリッパの移動方向に一定間隔で複数配置し、前記複数の脱荷装置を上流側から順次作動させて印刷物を脱荷させるとき、以下の関係式(1)を満足するようにした印刷物の脱荷方法。
    LDp−(S+NL)>0 ・・・(1)
    ここで、LDp=(Dn−1)×Dp、
    S=(LDp−Gp)×FCv、
    FCv=Cv/Gv、
    NLは印刷物の長さ(mm)、
    Dnは脱荷装置の台数、
    Dpは脱荷装置間の間隔(mm)、
    Gpはグリッパ間の間隔(mm)、
    Cvは脱荷コンベヤの移動速度(m/s)、
    Gvはグリッパの移動速度(m/s)で、
    Gv>Cvである。
  2. 一定速度で移動し一定間隔で配列された複数のグリッパにそれぞれ1部ずつ把持された印刷物を、一定速度で移動する脱荷コンベヤ上に脱荷させ、当該脱荷コンベヤ上に印刷物の束を複数作製する印刷物の脱荷方法であって、
    前記グリッパを開放して印刷物を脱荷させる脱荷装置を前記グリッパの移動方向に一定間隔で複数配置し、1番目の印刷物の束を作製するときは、前記複数の脱荷装置のうち下流側の脱荷装置の一つを使用して印刷物を脱荷させ、2番目以降の印刷物の束を作製するときは、前記複数の脱荷装置を、当該複数の脱荷装置のうち前記1番目の印刷物の束を作製するときに使用した脱荷装置より上流側の脱荷装置から順次作動させ、このとき、以下の関係式(1)を満足するようにした印刷物の脱荷方法。
    LDp−(S+NL)>0 ・・・(1)
    ここで、LDp=(Dn−1)×Dp、
    S=(LDp−Gp)×FCv、
    FCv=Cv/Gv、
    NLは印刷物の長さ(mm)、
    Dnは脱荷装置の台数、
    Dpは脱荷装置間の間隔(mm)、
    Gpはグリッパ間の間隔(mm)、
    Cvは脱荷コンベヤの移動速度(m/s)、
    Gvはグリッパの移動速度(m/s)で、
    Gv>Cvである。
JP2012152867A 2012-07-06 2012-07-06 印刷物の脱荷方法 Active JP5846690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012152867A JP5846690B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 印刷物の脱荷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012152867A JP5846690B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 印刷物の脱荷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014015285A JP2014015285A (ja) 2014-01-30
JP5846690B2 true JP5846690B2 (ja) 2016-01-20

Family

ID=50110342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012152867A Active JP5846690B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 印刷物の脱荷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5846690B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH660579A5 (de) * 1983-06-09 1987-05-15 Ferag Ag Verfahren und vorrichtung zum zwischenspeichern von in schuppenformation anfallenden druckprodukten.
JP2918725B2 (ja) * 1991-10-09 1999-07-12 株式会社金田機械製作所 キャリア用脱荷搬出装置
JP2675520B2 (ja) * 1994-03-04 1997-11-12 西研グラフィックス株式会社 印刷物等の搬送設備
JP3764732B2 (ja) * 2003-06-26 2006-04-12 株式会社金田機械製作所 一部掴みキャリア
US7694949B2 (en) * 2006-09-18 2010-04-13 Goss International Americas, Inc Custodial lapped stream mechanism

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014015285A (ja) 2014-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101850256B1 (ko) 기계에 시트 요소들을 공급하는 방법, 공급 스테이션, 및 이를 구비하는 처리 기계
TWI419827B (zh) 用於平板元件的裝載站台及用於加工處理此種元件的機器
JP2003327361A5 (ja)
JP5248786B2 (ja) 立ち状態で前後に整列された印刷紙から積重ね体を形成する方法ならびにその方法を実施するための装置
JP2004026481A5 (ja)
US7665721B2 (en) Device for forming stacks of flat products
JP5846690B2 (ja) 印刷物の脱荷方法
US10654672B2 (en) Transport device for stacking partial book blocks
US8172090B1 (en) Large and small document combination optimization for document sequencing system
JP6057426B2 (ja) シート裁断及び丁合装置
JP2011167858A (ja) 製箱装置
JP4771405B2 (ja) 丁合装置
US20060175745A1 (en) Buffer and offsetting elevator for sheet handling
JP2008184311A5 (ja)
US20050056989A1 (en) Method and apparatus for forming groups of sheets from a plurality of sheets
JP4340169B2 (ja) 用紙仕分け装置
JP2014133328A (ja) 印刷装置
JP2014148065A (ja) 封書作製システム
JP5283237B2 (ja) セクション折丁集積装置及びセクション折丁集積方法
JP2007196645A (ja) 段ボールケースの不良排出装置
JP6045066B2 (ja) シート裁断及び丁合装置
JP5435637B2 (ja) 用紙搬送同期装置
JP2006027802A5 (ja)
JP5968051B2 (ja) 無線綴じ製本システム
JP2014201439A (ja) シート裁断及び丁合装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5846690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250