JP5846514B1 - 三針ゲージ - Google Patents

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Abstract

【課題】精密ねじ及び限界ねじゲージ等のねじの有効径を測定する3本のゲージの中、1本側に使用する最も平均値径に近い1本側ゲージと、他の2本側のゲージが、三針ゲージの測定セット時に、該三針ゲージが迅速且つ容易にして確実に識別することができる三針ゲージを提供する。【解決手段】ねじの有効径を測定する3本のゲージから構成されている三針ゲージAにおいて、前記三針ゲージAの中、1本側に使用する最も平均値径に近い1本側ゲージbに、他の2本側ゲージa、cと識別することができるように前記1本側ゲージbを着色による識別もしくは形状による識別もしくは大きさによる識別が施されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、精密ねじ及び限界ねじゲージのねじの有効径を測定する三針ゲージの3本のゲージの中、1本側に使用する最も平均値径に近い1本側ゲージと、他の2本側のゲージが、三針ゲージの測定セット時に、該三針ゲージが迅速且つ容易にして、確実に識別できるように該三針ゲージに着色による識別もしくは形状による識別もしくは大きさによる識別を施した三針ゲージの分野に関するものである。
出願人は、三針ゲージに関する特許・実用新案の公開、公告、登録公報類を検索してみたが検索することができなかった。
しかし、従来から限界ねじゲージのねじの有効径を測定するための三針ゲージは、市販されていた。
前記三針ゲージは、3本の三針ゲージ吊り具などの付属物(例えば銘盤)に、外径の大きい順に、「1、2、3」と番号が付されて使用されている程度であった。
そのため、第1に、従来市販の三針ゲージを構成するゲージ体を吊り下げている鎖等の上方部に接続されている銘盤に付記されている番号表記が、余りにも小さいため、作業者らには大変見難くて測定作業がやりにくかった。
第2に、従来市販の三針ゲージを構成する三針ゲージ体を吊り下げる3本の吊り具である鎖同士が、細くて、しかも折曲しやすいために、絡み合って解すのに時間を要し、三針ゲージを構成するゲージ体と表記番号の照合が極めて困難であった。
第3に、従来市販の三針ゲージは、該ゲージを構成する3本のゲージ体の中の平均針径が三針ゲージの銘盤に表示されておらず、検査表や器物・容器に表示されているため、ねじの有効径の計算時において検査表や器物・容器をわざわざ取り出して平均径を確認するのに手間がかかり煩雑であり、且つ時間を要していた。
さらに、従来の三針ゲージは、測定時に被測定物(ねじ)、三針ゲージ及びマイクロメータ等の測定器が必要なため何らかの手段、方法で前記した3者の中、一者以上のものを固定しないと三針ゲージによる測定が大変困難であり、煩雑であって時間を要していた。
また、従来の三針ゲージは、前記のような測定手法のため測定値の信頼性にも悪影響を及ぼしていた。そのためユーザー側が何かしらの生活の知恵で器具例えばハイトゲージを利用し、三針ゲージを吊り下げる等の工夫をして固定し、測定するというのが実態であり、三針ゲージ専用の商品は存在しなかった。
前記従来の三針ゲージを使用しての実施に関する実情は以下のとおりである。
第1に、従来三針ゲージをセットするための特定の測定器が市販されていなかったので、別設するハイトゲージの腕杆に三針ゲージを構成している銘盤の上方部に接続している吊り紐を引掛け前記3本の三針ゲージを懸下する。
第2に、前記ハイトゲージ以外にマイクロメータを固定するマイクロメータスタンドを使用する。
第3に、前記ハイトゲージに懸下されている三針ゲージのゲージ体が、前記マイクロメータスタンドに固定のマイクロメータを構成するスピンドルとアンビルとの間に位置するようにセットする。
第4に、測定者が左手で前記限界ねじゲージの本体を測定しようとする限界ねじゲージのねじを測定者の手前側に向け、且つ限界ねじゲージを稍水平状につかみながら、前記マイクロメータのスピンドルとアンビルとの間に介在する。
次に3本ゲージの中、前記したような特性を有する平均値径に近い1本側ゲージのゲージ体を、前記限界ねじゲージのねじの山斜面に接触させ、他の2本側のゲージのゲージ体を1本側限界ねじゲージのゲージ体が接触している反対側にして、且つ前記1本側限界ねじゲージのゲージ体が、接触しているねじの山斜面の左側山斜面と右側山斜面に接触させる。その際、前記限界ねじゲージは測定者の左手指でしっかりつかまれた状態である。
前記の状態を確保しながら、測定者は、測定者の右手指でマイクロメータのハンドルを回転操作をさせながら、マイクロメータのスピンドルとアンビルとを前記三針ゲージの1本側ゲージのゲージ体と2本側ゲージのゲージ体に夫々接触せしめ測定値を測定し、限界ねじゲージのねじ有効径を算出する。
上記の従来の三針ゲージには専用の器具はなかった。
特開2004−101434公開特許公報
前記特許文献1(特開2004−101434公開特許公報)に記載の発明は、限界ゲージであって、三針ゲージに関する発明を開示したものではない。
しかるに、本発明の三針ゲージは、ねじの有効径を測定する3本のゲージから構成されている三針ゲージの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージと、他の2本側ゲージを着色による識別もしくは形状による識別もしくは大きさによる識別とするか、もしくは三針ゲージの1本側ゲージと2本側ゲージのゲージ体を接続する吊り部、もしくは前記吊り部の下端分のゲージ体を着色による識別もしくは形状による識別もしくは大きさによる識別とすることによって、前記三針ゲージの測定セット時に該三針ゲージが迅速且つ容易にして確実に識別することができるようにした。
さらに本発明は、マイクロメータを装着するマイクロメータスタンドに、三針ゲージを懸下せしめるアームを取着する支柱を立設し、且つ前記マイクロメータスタンドに、上下方向に伸縮自在な上端部に限界ねじゲージを載置する限界ねじゲージスタンドを取着し、且つ限界ねじゲージスタンドを支承するねじ部付き限界ねじゲージスタンド支持脚を固着する三針ゲージ等測定スタンドを有する測定器を別設し、前記測定器の限界ねじゲージスタンドに被測定物の限界ねじゲージを載置し、前記限界ねじゲージのねじ部が前記マイクロメータの測定部のスピンドルとアンビルの間に位置するように前記限界ねじゲージスタンドを手指で、前記限界ねじゲージのねじ部が測定しやすい高さに調整し、前記限界ねじゲージスタンド支持脚に取着のねじ部で締め付け固定し、前記支柱のアームに、三針ゲージを構成する銘盤の上方部を引掛け、前記銘盤の下方部に接続する着色による識別もしくは形状による識別もしくは大きさによる識別を施した1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージと、他の2本側ゲージを構成するゲージ体を、三針ゲージの測定方法に従って前記限界ねじゲージのねじ部を形成するねじ山の斜面部に接触し、接触後前記マイクロメータの測定部のスピンドルとアンビルを接触せしめて測定値を計測し、限界ねじゲージのねじ部の有効径を測定せしめる三針ゲージ及び測定器並びに測定方法によって、限界ねじゲージのねじの有効径を正確にしてしかも迅速に測定し算出することができるようにした。
また、本発明は、前記測定器を構成する限界ねじゲージスタンドに載置する限界ねじゲージの一端部を支持する支承部を左側方部に、右側方部に切欠状のスライド部を有するベース板と、前記ベース板のスライド部にスライドが可能な前記限界ねじゲージの他端部を押圧支持する押圧支持部を突設するスライド支承部とからなるアタッチメントを別設し、前記アタッチメントの支承部とスライド支承部との間に限界ねじゲージの両端部を押圧支持して挾着せしめ、挾着した前記アタッチメントを前記限界ねじゲージスタンドに載置しながら、前記三針ゲージを使用して限界ねじゲージのねじ部の有効径を算出する作業が、極めて簡単にして、且つ迅速にしかも確実にできるようにした。
課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、ねじの有効径を測定する上方部に金属板製銘盤10を設け、該銘盤10の下方部に吊り部4、5、6を有し、前記吊り部4、5、6の下方部にゲージ体1、2、3が連接されている3本のゲージa、b、cから構成されている三針ゲージAにおいて、前記三針ゲージAの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージbに、他の2本側ゲージa、cと識別することができるように前記1本側ゲージbを着色による識別を施す三針ゲージである。
課題を解決するための手段として、請求項2に記載の発明は、ねじの有効径を測定する上方部に金属板製銘盤10を設け、該銘盤10の下方部に吊り部4、5、6を有し、前記吊り部4、5、6の下方部にゲージ体1、2、3が連接されている3本のゲージa、b、cから構成されている三針ゲージAにおいて、前記三針ゲージAの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージb以外の2本側ゲージa、cに、前記1本側ゲージbと識別することができるように着色による識別を施す三針ゲージである。
課題を解決するための手段として、請求項3に記載の発明は、前記着色による識別を施す対象物が、三針ゲージAの1本側ゲージbもしくは2本側ゲージa、cのゲージ体1、2、3を接続する金属製銘盤10の下方部に設けられている吊り部4、5、6である三針ゲージである。
課題を解決するための手段として、請求項4に記載の発明は、前記着色による識別を施す対象物が、金属製銘盤10の下方部に設けられている前記吊り部4、5、6の下端部のゲージ体1、2、3である三針ゲージである。
課題を解決するための手段として、請求項5に記載の発明は、ねじの有効径を測定する上方部に金属製銘盤10を設け、該銘盤10の下方部に吊り部4、5、6を有し、前記吊り部4、5、6の下方部にゲージ体1、2、3が連接されている3本のゲージa、b、cから構成されている三針ゲージAにおいて、前記3本の三針ゲージAの中、1本側に使う最も平均値に近い1本側ゲージb及び2本側ゲージa、cを接続する銘盤10に、前記1本側ゲージbの平均針径を表記せしめる三針ゲージである。
課題を解決するための手段として、請求項6に記載の発明は、ねじの有効径を測定する上方部に金属板製銘盤10を設け、該銘盤10の下方部に吊り部4、5、6を有し、前記吊り部4、5、6の下方部にゲージ体1、2、3が連接されている3本のゲージa、b、cから構成されている三針ゲージAにおいて、前記三針ゲージAの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージbの吊り部5が、他の2本側ゲージa、cの吊り部4、6と識別することができるように、前記1本側ゲージbの吊り部5を形状による識別もしくは大きさによる識別を施す三針ゲージである。
課題を解決するための手段として、請求項7に記載の発明は、ねじの有効径を測定する上方部に金属板製銘盤10を設け、該銘盤10の下方部に吊り部4、5、6を有し、前記吊り部4、5、6の下方部にゲージ体1、2、3が連接されている3本のゲージa、b、cから構成されている三針ゲージAにおいて、前記三針ゲージAの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージbの吊り部5以外の2本側ゲージa、cの吊り部4、6が、前記1本側ゲージbの吊り部5と識別することができるように形状による識別もしくは大きさによる識別を施す三針ゲージである。
請求項1に記載の発明は、ねじの有効径を測定する3本のゲージから構成されている三針ゲージにおいて、前記三針ゲージの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージに、他の2本側ゲージと識別することができるように前記1本側ゲージを着色による識別を施す三針ゲージなので、三針ゲージの中の1本側ゲージと2本側ゲージを迅速にして且つ容易に、さらに確実に識別することができる。そのため三針ゲージのセット作業が迅速且つ容易に処理することができる利点がある。
請求項2に記載の発明は、ねじの有効径を測定する3本のゲージから構成されている三針ゲージにおいて、前記三針ゲージの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージ以外の2本側ゲージに、前記1本側ゲージと識別することができるように前記2本側ゲージを着色による識別を施す三針ゲージなので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
請求項3に記載の発明は、前記着色による識別を施す対象物が、三針ゲージの1本側ゲージもしくは2本側ゲージのゲージ体を接続する吊り部である三針ゲージなので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
請求項4に記載の発明は、前記着色による識別を施す対象物が、前記吊り部の下端部のゲージ体である三針ゲージなので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
請求項5に記載の発明は、前記3本の三針ゲージの中、1本側に使う最も平均値に近い1本側ゲージ及び2本側ゲージを接続する銘盤に、前記1本側ゲージの平均針径を表記せしめる三針ゲージなので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
さらに、本発明は、1本側ゲージの銘盤に計算時に必要な平均値径を三針ゲージに表記したので、従来の三針ゲージ測定方法とは異なり、他の検査表や器物・容器を参照する手間を省くことができる利点がある。
請求項6に記載の発明は、ねじの有効径を測定する上方部に金属板製銘盤を設け、該銘盤の下方部に吊り部を有し、前記吊り部の下方部にゲージ体が連接されている3本のゲージから構成されている三針ゲージにおいて、前記三針ゲージの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージの吊り部が、他の2本側ゲージの吊り部と識別することができるように、前記1本側ゲージの吊り部を形状による識別もしくは大きさによる識別を施す三針ゲージなので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
請求項7に記載の発明は、ねじの有効径を測定する上方部に金属板製銘盤を設け、該銘盤の下方部に吊り部を有し、前記吊り部の下方部にゲージ体が連接されている3本のゲージから構成されている三針ゲージにおいて、前記三針ゲージの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージの吊り部以外の2本側ゲージの吊り部が、前記1本側ゲージの吊り部と識別することができるように形状による識別もしくは大きさによる識別を施す三針ゲージなので、前記請求項1に記載の発明と同じ効果を有している。
本発明三針ゲージにおいて使用する三針ゲージの正面図である。
同三針ゲージを測定器にセットした状態の測定器の斜視図である。
同測定器の側面図である。
同測定器の使用状態を示す一部切欠斜視図である。
同測定器の限界ねじゲージスタンドに限界ねじゲージを載置して限界ねじゲージのねじ部をマイクロメータの測定部の間に位置せしめ測定している状態の一部切欠斜視図である。
同測定器の限界ねじゲージスタンドにアタッチメントを使用し三針ゲージを測定している一部切欠斜視図である。
限界ねじゲージを挾着するアタッチメントの斜視図である。
図7に限界ねじゲージを挾着したアタッチメントの斜視図である。
図7のアタッチメントに限界ねじゲージを挾着しようとしてベース板に対し上方部にスライドさせているアタッチメントの斜視図である。
図9のアタッチメントの状態からスライド支承部を右方向にスライドせしめたアタッチメントの斜視図である。
図9の状態のスライド支承部を下方向にスライドさせたアタッチメントの斜視図である。
皿ねじの位置を示すアタッチメントの底面図である。
図12のアタッチメントにおける皿ねじの位置が変化した状態を示すアタッチメントの底面図である。
(A)は限界ねじゲージのねじ部の山部の斜面部に3本の三針ゲージのゲージ体が接触し、マイクロメータが接触している状態の一部切欠平面図であり、(B)は(A)における限界ねじゲージと三針ゲージのゲージ体とマイクロメータの右側面図である。
請求項1〜7に記載されている発明の実施の形態は、共通しているので以下のとおり一括して説明する。
図においてAは本発明の三針ゲージであり限界ねじゲージfのねじ部17を測るためのゲージであり以下の構成からなっている。
bは前記三針ゲージAを構成する1本側に使用する平均針径に近い1本側ゲージである。
a、cは前記1本側ゲージb以外の他の2本側ゲージである。
前記1本側ゲージbは、上方部に通常円形状の金属板製銘盤10を設け、該銘盤10の下方部に金属製の通常鎖状吊り部5を有し、且つ前記吊り部5の下方部にはJIS B 0271 ねじ測定用三針及びねじ測定用四針にもとづき形成されたゲージ体2が連接されている。
本発明は、前記2本側ゲージa、cについても、前記1本側ゲージbの構成と同じように1本側ゲージbの上方部に接続している金属板製銘盤10に接続されている。そして、前記銘盤10の下方部に、前記1本側ゲージbと同様に金属製鎖状吊り部4、6が設けられ、さらに前記吊り部4、6の下方部に前記1本側ゲージbと同様にJIS B 0271 三針ゲージ及びねじ測定用四針にもとづくゲージ体1、3が連接されている。
本発明は、前記三針ゲージAの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージbに、他の2本側ゲージa、cと識別できるように前記1本側ゲージbを着色による識別もしくは形状による識別もしくは大きさによる識別を施すことである。
本発明は、前記のように1本側ゲージb以外の2本側ゲージa、cについて、測定のためのセット時に前記1本側ゲージbと簡単にして、且つ容易に識別ができるようにするために、着色による識別もしくは形状による識別もしくは大きさによる識別を施してもよい。
上記のとおり、本発明の1本側ゲージb及び2本側ゲージa、cは、1枚の金属板製銘盤10に懸下する鎖状吊り部4、5、6と前記各吊り部4、5、6の下方部に接続されている3本のゲージ体1、2、3とから構成されている。
本願発明は、3本のゲージa、b、cの中、最も平均値径に近い1本側ゲージbのみを、他の2本側ゲージa、cと識別しやすいように、1本側ゲージbの鎖状吊り部5もしくはゲージ体1に、任意の着色(例えばゴールド色、シルバー色等)による識別もしくは形状による識別もしくは大きさによる識別の何れかを施すものである。
本発明は、前記した1本側に使用する平均値径に近い1本側ゲージb以外の他の2本側ゲージa、cを構成する鎖状吊り部4、6もしくはゲージ体1、3に、任意の着色(例えばゴールド色、シルバー色等)による識別もしくは形状による識別もしくは大きさによる識別の何れかを施すこともできる。
本発明は、前記1枚の銘盤10に計算時に必要な平均値径を表記する(図示なし)。
前記のように表記すると、他の検査表や器物・容器を参照する手間を省くことができる。
7、8、9は鎖である。
図において、Bは測定器であり以下の構成からなっている。
マイクロメータdを装着するマイクロメータスタンドeに限界ねじゲージ用三針ゲージAを垂下するアーム11を取着する支柱12を立設する。そして前記マイクロメータスタンドeに上下方向に伸縮自在な上端部に限界ねじゲージfを載置し、且つ前記支柱12を併設する限界ねじゲージスタンド13を支持する限界ねじゲージスタンド支持脚15を固着する三針ゲージ等測定スタンド16を設ける。
前記限界ねじゲージスタンド支持脚15には該支持脚15の適宜な高さを固定するためのねじ部14を取着する。
本発明の前記限界ねじゲージスタンド支持脚15は、昇降自在な桟構として、ばね等を内蔵(図示なし)せしめるか、もしくは外側方にばね(図示なし)を旋廻した構成でもよい。
本発明の前記限界ねじゲージスタンド13は、図面図示の形状に限定するものではない。しかし少なくとも、載置した限界ねじゲージfのねじ部17が、図面図示のようにマイクロメータdの測定部であるスピンドル18とアンビル19との間に存在できるように、開口状に形成されている。
本発明は、前記限界ねじゲージスタンド13に載置する限界ねじゲージfの大きさ等サイズの異なる場合でも,測定作業性を良好にするための治具として、アタッチメントCを使用する。
該アタッチメントCの実施例は以下のとおりである。
左側方部25には、前記測定器Bを構成する限界ねじゲージスタンド13に載置する限界ねじゲージfの一端部23を支持する支承部24を形成する。右側方部26には、切欠状のスライド部27を有するベース板28と、前記ベース板28のスライド部27にスライドが可能な前記限界ねじゲージfの他端部29を押圧支持する押圧支持部30を突設するスライド支承部31を形成する。
前記限界ねじゲージfの一端部23を支持する支承部24は、前記ベース板28の左側方部を直角状に折曲せしめ形成すると共に、前記限界ねじゲージfの左端面部にして、且つ中心部に形成する凹部(図示なし)に突刺する先端部が稍尖状にて形成されている突刺部24aを前記ベース板28と平行状に形成する。
他方前記スライド支承部31について説明すると以下のとおりである。
該スライド支承部31は、前記ベース板28の右側方部に細長形状にして、且つ左側部位と中間部位と右側部位に限界ねじゲージfの長さに応じて調整するスライド孔27、27に、皿ねじ27a(限定しない)を介してスライドできるよう接続する桟構である(図8〜11)。
前記スライド支承部31につき詳述すると、前記ベース板28に密着する水平板部28aの右端部を折曲して折曲状支持部26aを形成する。そして該折曲状支持部26aに対し、該支持部26aにスライド杆31aを貫通する。そして前記スライド杆31aは折曲状支持脚の孔部より貫通している右側方部に、ストッパー31bが形成されている。
前記折曲状支持部26aの左側方部に突設するスライド杆31aの左端部には、前記限界ねじゲージfの右端部の中心部に形成する凹部(図示なし)に挿入する突刺部30aを有する押圧支持部30を形成する。前記押圧支持部30と前記折曲状支持部26aの間の前記スライド杆31aには、バネ31cを巻廻する。そのため前記押圧支持部30を右側方に押圧すると、前記バネ31cが圧縮される桟構となっている。前記バネ31cが圧縮されることによって、前記支承部24と前記押圧支持部30との間の間隔が大きく開き、前記限界ねじゲージfの大きさに対応して前記限界ねじゲージfが挾着可能となる。
前記本発明の前記ベース板28と皿ねじ27aによって接続され、且つスライド可能な前記スライド支承部31は、手指でつかみながら左側方にスライドさせたり、あるいは右側方にスライドさせたりすると、前記皿ねじ27aが直線状もしくは直線状にして、且つ若干切欠状の2条のスライド部27間を若干きつめではあるが自在に移動することができる。
前記支承部31は、皿ねじ27aの自在移動によって展開自在し、さらに大きさや形状の異なる前記限界ねじゲージfを極めて簡単にして、且つ迅速に挾着できる。そのため、測定作業性を著しく高めることができる。
32は前記アタッチメントCのベース板28に切欠状にて形成の握持した手指が、前記ベース板28をつかみやすくした切欠部である(図7〜13)。前記切欠部32は、三針ゲージAを挾着し、マイクロメータの測定スピンドルの間に位置決めを用意に行えるための切欠部でもある。
前記アタッチメントCは、前記限界ねじゲージfを挾着後限界ねじゲージスタンド13に載置せしめて使用する(図2、5)。
つぎに、本発明の三針ゲージAを使用してのねじの有効径の測定作業方法について説明する。
前記測定器Bを構成している水平にセットされている限界ねじゲージスタンド13に限界ねじゲージfを載置する。
その際、有効径を測定しようとしている限界ねじゲージfのねじ部17をマイクロメータdのスピンドル18とアンビル19の間に位置するように、前記限界ねじゲージスタンド13を手指で押圧調整してねじ部17が測定しやすい高さになったところで緊締する。
前記三針ゲージAの銘盤10の上方部の吊り部10aをアーム11に引掛け懸下させる。
前記の懸下によって、前記三針ゲージAを構成している1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージbと、他の2本側ゲージa、cが、着色等によって識別されているため、各ゲージa、b、cを短時間で識別できる。
しかる後、1本側ゲージbのゲージ体2を前記限界ねじゲージfのねじ部17を形成するねじ山21の斜面部22に接触させる(図2、6、14A)。さらに2本側三針ゲージa、cのゲージ体1、3を懸下状態の前記1本側ねじゲージbのゲージ体2を接触せしめたねじ部17のねじ山21の斜面部22の両サイドのねじ山21の斜面部22、22に懸下している2本側ゲージa、cのゲージ体1、3を接触させるように懸下調整する(図2、6、14A)。
前記の測定工程後、前記マイクロメータdのハンドルを回転させ前記スピンドル18とアンビル19を前記各ゲージ体a、b、cに接触せしめ、ねじ部17の外側寸法値を計測する。計測後は該外側寸法値を公式に入れ算出し、ねじの有効径を求める。
上記の算出方法は、JIS B 0271ねじ測定用三針ゲージ及びねじ測定用四針としてJIS規格に定められている。
本発明のアタッチメントCを使用しての測定方法を説明すると以下のとおりである。
前記限界ねじゲージfは、前記アタッチメントCの固定状態になっている前記支承部24と前記スライド支承部31との間に該スライド支承部31を開くことによって介在できる。
その結果、図8のように前記限界ねじゲージfはその両端部が挾着される。
前記限界ねじゲージfの大きさが大きいときは、前記スライド支承部31を手指でつかみ,右側方にスライドさせると、皿ねじ27aがスライド部27、27内をスライドして前記スライド支承部31が右側方に若干移動する。
従って、若干大きい前記限界ねじゲージfでも十分対応して挾着が可能である。
上記のように限界ねじゲージfを挾着したアタッチメントCを前記限界ねじゲージスタンドに載置し、前記した測定作業と同じ手順で実施すれば、前記限界ねじゲージfのねじ部17の外側寸法を計測することができる。そして計測後は該外側寸法値を公式に入れ算出しねじの有効径を求める。
なお、本発明の三針ゲージAは、被測定物がゲージ以外のねじ製品の場合もある。その具体的事例としては、ねじ切りした車関係の部品や工作機械のねじ加工をしたスピンドル等がある。
A 三針ゲージ
B 測定器
C アタッチメント
a 2本側ゲージ
b 1本側ゲージ
c 2本側ゲージ
d マイクロメータ
e マイクロメータスタンド
f 限界ねじゲージ
1 ゲージ体
2 ゲージ体
3 ゲージ体
4 吊り部
5 吊り部
6 吊り部
7 鎖
8 鎖
9 鎖
10 銘盤
11 アーム
12 支柱
13 限界ねじゲージスタンド
14 ねじ部
15 限界ねじゲージスタンド支持脚
16 三針ゲージ等測定スタンド
17 ねじ部
18 スピンドル
19 アンビル
21 ねじ山
22 斜面部
23 一端部
24 支承部
24a 突刺部
25 左側方部
26 右側方部
26a 折曲状支持部
27 スライド部
27a 皿ねじ
28 ベース板
28a 水平板部
29 他端部
30 押圧支持部
30a 突刺部
31 スライド支承部
31a スライド杆
31b ストッパー
31c バネ
32 切欠部

Claims (7)

  1. ねじの有効径を測定する上方部に金属板製銘盤を設け、該銘盤の下方部に吊り部を有し、前記吊り部の下方部にゲージ体が連接されている3本のゲージから構成されている三針ゲージにおいて、前記三針ゲージの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージに、他の2本側ゲージと識別することができるように前記1本側ゲージを着色による識別を施すことを特徴とする三針ゲージ。
  2. ねじの有効径を測定する上方部に金属板製銘盤を設け、該銘盤の下方部に吊り部を有し、前記吊り部の下方部にゲージ体が連接されている3本のゲージから構成されている三針ゲージにおいて、前記三針ゲージの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージ以外の2本側ゲージに、前記1本側ゲージと識別することができるように着色による識別を施すことを特徴とする三針ゲージ。
  3. 前記着色による識別を施す対象物が、三針ゲージの1本側ゲージもしくは2本側ゲージのゲージ体を接続する金属製銘盤の下方部に設けられている吊り部であることを特徴とする請求項1又はに記載の三針ゲージ。
  4. 前記着色による識別を施す対象物が、金属製銘盤の下方部に設けられている前記吊り部の下端部のゲージ体であることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の三針ゲージ。
  5. ねじの有効径を測定する上方部に金属製銘盤を設け、該銘盤の下方部に吊り部を有し、前記吊り部の下方部にゲージ体が連接されている3本のゲージから構成されている三針ゲージにおいて、前記3本の三針ゲージの中、1本側に使う最も平均値に近い1本側ゲージ及び2本側ゲージを接続する銘盤に、前記1本側ゲージの平均針径を表記せしめることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の三針ゲージ。
  6. ねじの有効径を測定する上方部に金属板製銘盤を設け、該銘盤の下方部に吊り部を有し、前記吊り部の下方部にゲージ体が連接されている3本のゲージから構成されている三針ゲージにおいて、前記三針ゲージの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージの吊り部が、他の2本側ゲージの吊り部と識別することができるように、前記1本側ゲージの吊り部を形状による識別もしくは大きさによる識別を施すことを特徴とする請求項1又は3又は4又は5に記載の三針ゲージ。
  7. ねじの有効径を測定する上方部に金属板製銘盤を設け、該銘盤の下方部に吊り部を有し、前記吊り部の下方部にゲージ体が連接されている3本のゲージから構成されている三針ゲージにおいて、前記三針ゲージの中、1本側に使用する最も平均針径に近い1本側ゲージの吊り部以外の2本側ゲージの吊り部が、前記1本側ゲージの吊り部と識別することができるように形状による識別もしくは大きさによる識別を施すことを特徴とする請求項2又は3又は4又は5に記載の三針ゲージ。
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