JP5845257B2 - アミノ基を含む分子の共有結合固定化 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に少なくとも1つのアミノ基を含む分子の共有結合固定化に関する。
表面上の分子の共有結合固定化のための技術は、表面科学において決定的に重要である。例えば、固定化酵素は、反応において固定化酵素が全く溶解しないか又は極めて少量の固定化酵素のみが溶解することを含む多くの利点を有する。完結時に、反応混合物は、一般的に溶媒及び反応生成物のみを含む。固定化酵素は、反応物から容易に除去され、リサイクルすることが容易となる。
例は、触媒反応、バイオセンサー、マイクロコンタクトプリンティング、クロマトグラフィー、及び分析装置などの分野を含むが、これらに限定されない。例えば、シラノール化学、クリック化学及び生体分子の固定化のために1つの一般的に用いられている方法、いわゆるNHS(N−ヒドロキシスクシンイミド)法に基づくいくつかの固定化技術が今日利用可能である。それらのすべての技術の欠点は、固定化分子と表面との間の不安定な結合、高価な有毒化学物質又は表面への反応性構造の導入時の有機溶媒に関する必要条件などである。
今日最も使用されている技術は、いわゆるNHS(N−ヒドロキシスクシンイミド)カップリング法である。この技術のいくつかの短所のうちの1つは、例えば、Wilchekにより記載された。後者の著者によれば、この方法は、特に、一点結合分子について不安定な結合をもたらすことが公知である。例えば、この方法により固定化されたアラニンの50%が40日で失われ得ることが報告された(Cuatrecasasら、Biochemistry、11巻、2291頁、1972年)。Biochemistry、26巻、2155頁、1987年におけるWilchekらによれば、NHSエステル(すなわちN−ヒドロキシスクシンイミド及びカルボジイミド)を調製するための標準的な方法は、ヒドロキシル基も含むポリマー上の不安定な固定化化合物の形成をもたらす。この現象は、不安定な結合をもたらす、ヒドロキシ含有ポリマーに結合しているp−アラニン誘導体の形成に起因する。
NHS法の他の短所は、アラニン又はIgGなどの分子の共有結合固定化に用いられるエステル結合が水性媒体中でエステルの加水分解と競合すること、及びジオキサンの使用を含む、この最終的なエステル結合の調製のためのいくつかのステップにおいて無水条件を用いなければならないことなどである。この方法におけるステップ1は、マトリックスへのジアミン(3’,3−ジアミノジプロピルカルボジイミド)の固定化であり、その後、ステップ2における、次のステップ3のために無水条件を作り出すことができるようにジオキサンによる集中的な洗浄が続く。ステップ3において、N−ヒドロキシスクシンイミドがマトリックス及び3’,3−ジアミノジプロピルアミンと一緒に加えられ、これがジオキサン中で表面上の導入されたアミン基と反応する。
NHS法の代替法が存在するが、反応条件は、有機溶媒及び高価な化学物質の使用を含む。
Pavlovicらは、エレクトロコンタクトプリンティングを用いて、チオールのチオールスルフィネートへの部位選択的酸化によりチオール基含有平坦ケイ素表面上にタンパク質をパターンで固定化した(Nanoletters、3巻、6号、779〜781頁、2003年)。
国際公開第2009/074692号は、電気酸化を含む湾曲表面を部分的に誘導体化する方法を開示している。
従来技術の短所の少なくとも一部を軽減し、少なくとも1つのアミノ基を含む分子の固定化の改善された方法を提供し、そのような固定化分子を含む物体を提供することが本発明の目的である。
第1の態様において、少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子の共有結合固定化の方法であって、
a.−SH基を含む表面を準備するステップと、
b.少なくとも1つの貴金属イオンの存在下で酸化還元反応により−SH基を含む表面を酸化するステップと
c.表面を少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子と接触させて、表面への少なくとも1つの分子の共有結合を得るステップと
の順次的なステップを含み、前記少なくとも1つのアミノ基が前記共有結合を得るステップに関与する上記方法を提供する。
第2の態様において、少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子が表面に共有結合しており、少なくとも1つの分子が上述の方法により表面上に固定化されている、少なくとも1つの表面を含む物体を提供する。
発明者らは、広範な研究を行い、Auイオン又はPtイオンなどの貴金属イオンの存在下での表面上のチオール基を含む酸化還元反応により形成する基が、分子上のチオール及びアミノ基に関する次のステップにおいて反応性である硫黄−Auクラスター又は硫黄−Ptクラスターの形成をもたらすことを見いだした。
本発明の長所は、分子上にチオール基を導入するための特別なステップをなくすことができ、すべての反応ステップを水溶液中で実施することができるので、分子の固定化のためのより汎用的な技術であることなどである。
さらなる長所は、すべてのステップを室温(約20〜25℃)で実施することができることである。
他の長所は、表面上の基及びアミノ基を含む酸化還元反応中に形成される共有結合が一点結合分子についてさえ安定であることである。
さらに他の長所は、非常に少ないステップを用いて方法を実施することができることである。チオール基が最初から表面上で利用できる場合、方法は1段階法である。該方法は、従来技術による方法と比較して実施するのに容易である。
さらなる長所は、用いる化学物質が従来技術比較して安価であり、毒性が少ないことである。
酸化還元法は、迅速であり、数秒でナノクラスターの形成をもたらす。
以下の図面を参照しながら本発明を説明する。
表面上の−SH含有分子を電気酸化する実施形態を示す図である。
磁気ビーズの電気酸化の1つの実施形態に用いる器具一式を示す図である。磁気ビーズは、電極の下に取り付けられた永久磁石を用いることにより作用電極(W)に引き付けられる。電位は、作用電極と対電極(C)との間の電流も測定するポテンシオスタットを用いて作用電極と参照電極(R)との間に印加する。
発明を開示し、詳細に説明する前に、本発明は、本明細書で開示する特定の化合物、構成、方法ステップ、基材及び材料に限定されないことを理解すべきである。その理由は、そのような化合物、構成、方法ステップ、基材及び材料は、多少変化し得るからである。本明細書で用いる用語は、特定の実施形態のみを記述する目的のために用いるものであって、限定的であるものでないということも理解すべきである。その理由は、本明細書の範囲は、添付の特許請求の範囲及びそれと同等のものによってのみ限定されるからである。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いているように、単数形「a」、「an」及び「the」は、内容が他の状態に明らかに示されない限り、複数の指示物を含むことに注意しなければならない。
他に何も定義されていない場合、本明細書で用いるいずれの用語及び科学術語も、本発明が属する技術分野の技術者により一般的に理解されている意味を有するものとする。
説明及び特許請求の範囲全体を通して数値に関連して用いる「約」という語は、当業者によく知られ、容認されている正確さの区間を意味する。前記区間は、±10%である。
特許請求の範囲及び説明全体を通して用いているように、分子に関連する「固定化」という用語は、物質への結合を意味する。本発明は、基材への分子の共有結合に関する。
特許請求の範囲及び説明全体を通して用いているように、「電気酸化」という用語は、印加外部電位又は電流による酸化を意味する。
少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子の固定化の方法であって、a)−SH基を含む表面を準備するステップと、b)−SH基を含む表面へのAuイオン又はPtイオンなどの貴金属イオンの存在下で−SH基を含む表面を酸化するステップと、c)表面を少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子と接触させて、表面への少なくとも1つの分子の共有結合を得るステップとの順次的なステップを含み、前記少なくとも1つのアミノ基が前記共有結合を得るステップに関与する上記方法を提供する。
一実施形態において、−SH基を含む表面を出発として用い、代替実施形態において、−SH基を表面上に導入する。
一実施形態において、酸化は、電気酸化を含む。
酸化後、表面を少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子と接触させる。それにより、少なくとも1つの分子が表面に共有結合するように、少なくとも1つの分子上のアミノ基が反応し、表面への共有結合を形成する。
第2の実施形態において、−SH基を含む表面を出発として用い、代替実施形態において、−SH基を表面上に導入する。表面をその後、電気酸化による処理に供する。電気酸化後、表面を少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子と接触させる。それにより、少なくとも1つの分子が表面に共有結合するように、少なくとも1つの分子上のアミノ基が反応し、表面への共有結合を形成する。
いずれかの特定の科学的理論に拘束されることを望むものではないが、発明者らは、金又は白金イオンなどの貴金属イオンの存在下での酸化還元反応は、例えば、Au−硫黄ナノクラスターの形成時に表面上のチオールをジスルフィドに酸化すると考えている。
一実施形態において、表面を酸化するステップの前に−SH基の少なくとも一部分を互いに反応させる。一実施形態において、−SH基の少なくとも一部分を反応させて、−S−S−結合を生じさせる。
一実施形態において、表面を酸化するステップの前に本質的にすべての−SH基を互いに反応させる。本質的にすべてとは、分子の数の少なくとも99%、好ましくは99.9%以上が反応することを意味する。
一実施形態において、少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子は、少なくとも1つの炭素原子を含む分子、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体、アプタマー、ウイルス、ウイルス断片、細菌、細菌断片、細胞及び細胞断片からなる群から選択される少なくとも1つの分子である。一実施形態において、少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子は、タンパク質及び抗体からなる群から選択される少なくとも1つの分子である。
一実施形態において、酸化還元反応を水溶液中で実施する。一実施形態において、電気酸化を溶媒の混合液中で実施する。
一実施形態において、表面を少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子と接触させるステップを水溶液中で実施する。一実施形態において、表面を少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子と接触させるステップを溶媒の混合液中で実施する。
一実施形態において、方法を15℃〜30℃の温度で実施する。代替実施形態において、方法を約20℃〜25℃の室温で実施する。さらに他の実施形態において、方法を5℃〜45℃の温度で実施する。温度感受性生体分子を含まない代替実施形態において、方法を数百度までの温度で実施する。一実施形態において、方法を15℃〜300℃の温度で実施する。
電気酸化を用いる一実施形態において、電気酸化を参照電極としての標準白金電極に対して0.3〜3Vの電位を用いて実施する。一実施形態において、電気酸化を0.1〜5Vの電位を用いて実施する。一実施形態において、電気酸化を0.5〜2Vの電位を用いて実施する。他の実施形態において、電気酸化を0.5〜1.5Vの電位を用いて実施する。一実施形態において、電気酸化を1秒から10分の期間中に実施する。代替実施形態において、電気酸化を0.1秒から10時間の期間中に実施する。
電気酸化を用いる一実施形態において、電気酸化用の器具一式は、作用電極及び対電極を含む。場合によって器具一式は、作用電極の電位を測定するように構成された参照電極をさらに含む。一実施形態において、電極の少なくとも1つは、金で被覆されている。一実施形態において、電極の少なくとも1つは、電気酸化時に溶液中で回転するように構成されている。一実施形態において、流体セル(fluid cell)は、電気酸化が起こる作用電極の大表面積を得るように構成されている。
一実施形態において、表面と少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子との接触を10分から10時間の期間中に実施する。代替実施形態において、電気酸化を0.1秒から72時間の期間中に実施する。
一実施形態において、表面上の官能基を得るために表面を誘導体化に供し、誘導体化の後に表面上で最終的に得られる官能基は、−SH基及び−SS−基から選択される。好ましくは、電気酸化の前に表面を誘導体化に供する。
一実施形態において、4〜5のpHを有する酢酸Na緩衝液を用いる。
第2の態様において、少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子が表面に共有結合しており、上述の方法により少なくとも1つの分子が表面上に固定化されている、少なくとも1つの表面を含む物体を提供する。
一実施形態において、物体は、粒子である。一実施形態において、物体は、センサーである。一実施形態において、物体は、クロマトグラフ分離媒体である。一実施形態において、物体は、生体材料である。一実施形態において、物体は、歯科用修復材料である。一実施形態において、物体は、診断目的に適する物体である。
物体が歯科用修復材料である一実施形態において、1つの表面は、チオールを含み、局所的に電気酸化されるが、他の表面は、アミノ基を含む。
一実施形態において、方法を酸化されるチオールを含む1つの表面とアミノ基を含む1つの表面を結合する接着剤として用いる。一実施形態において、物体は、アミノ基を含む少なくとも1つの表面と結合した酸化チオール基を含む少なくとも1つの表面を含む。
一実施形態において、方法をマイクロコンタクトプリンティング及びタンパク質アレイ用マイクロチップの製造に用いる。
少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子の後の共有結合のために、貴金属イオンの存在下における−SH基を含む表面を修飾するための酸化還元反応の使用も提供する。
少なくとも1つのアミノ基を含む分子を固定化するための貴金属イオンの存在下での酸化還元反応により生成される少なくとも1つの表面結合Au−Sクラスターの使用をさらに提供する。
(例1)
Micromer−M PEG−NH
市販の単分散Micromer(登録商標)−M粒子(Micromod Partikeltechnologie GmbH)をこれらの検討に用いた。各粒子は、アミノ官能基を有する二官能性ポリエチレングリコール(−NH−(CH−O−CH200−NH)で修飾された架橋メタクリル酸メチル−メタクリル酸コポリマーマトリックスからなる表面コーティングを施したスチレン−マレイン酸コポリマーに埋め込まれたマグヘマイト(γ−Fe)ナノ粒子のコアからなっている。ビーズは、4.9μmの平均直径及び0.2μmの標準偏差を有していた。それらは、7×10粒子/mlの濃度、50mg/mlの磁気物質含量で水中に分散させた。置換度は、製造業者によれば、1mg当たり5〜6nmolNH基又は1粒子当たり2.2×10NH基であった。
Micromer−M PEG−NHへのSS−ピリジルの導入
Micromer(登録商標)−M PEG−NH(100μL、7×10粒子/ml)を1000μLのPBS(10mMリン酸塩、150mM NaCl、10mM EDTA、pH7.4)で3回洗浄し、1000μLのPBSに再懸濁した。3−(2−ピリジルジチオ)プロピオン酸N−スクシンイミジル(SPDP)(25μL、DMSO中20mM)をビーズ懸濁液に加え、90分間反応させた。ビーズを1000μLのPBSで5回洗浄し、1000μLのPBSに再懸濁し、4℃に維持した。
SS−ピリジル/粒子比の測定
Micromer−M PEG−SS−ピリジル(100μL、7×10粒子)を1000μLの2%w/vDTT含有PBS中ジチオトレイトール(DTT)と混合し、室温で20分間インキュベートした。粒子を磁石で収集し、上清をSS−ピリジルの分光光度分析にさらに用い、SS−ピリジル含量(図2)をShimadzu(京都、日本)UV−2101PC分光光度計及び石英キュベットを用いて波長343nm(ξ=8080M−1cm−1)で分光光度法により測定した。約1.0×10SS−ピリジル基が各粒子に結合していた。
Micromer−M PEG−SHの調製
電気酸化の直前に、1000μLの懸濁液中のMicromer−M PEG−SS−ピリジル粒子(7×10粒子/ml)を外部磁石で収集し、緩衝液を1000μLの酢酸緩衝液(pH4.5、2%w/vDTT)中ジチオトレイトール(DTT)に変え、室温で20分間インキュベートした。ビーズをPBS(10mMリン酸塩、150mM NaCl、pH7.4)で5回洗浄し、80mlのPBSに8.75×10粒子/mlの最終濃度になるように再懸濁し、室温に維持した。
アガロース−SH粒子の調製
セファロース6Bをガラスフィルター上で蒸留水で洗浄し、吸引乾燥した。3gの乾燥ゲル粒子を2.4mlの1M水酸化ナトリウム溶液に再懸濁し、室温で撹拌しながら0.45mlのエピクロロヒドリンを1滴ずつ加えた。温度を60℃に上昇させ、2時間維持した。セファロースゲルをガラスフィルター上で中性まで蒸留水で洗浄した。さらにエポキシド活性化ゲル(3g)をガラスフィルター上で50mlの0.5Mリン酸緩衝液pH6.3で洗浄し、吸引乾燥した。ゲルをリン酸緩衝液(6ml)に再懸濁した。3mlの2Mチオ硫酸ナトリウムを加え、混合物を室温で6時間振とうした。過剰のチオ硫酸ナトリウムを蒸留水でチオ硫酸エステルゲルから洗い流した。チオール基含有ゲルを調製するために、チオ硫酸エステルゲルをジチオトレイトール(DTT)で還元した。1gのチオ硫酸エステルゲルをガラスフィルター上で洗浄し、3mlの0.1M重炭酸ナトリウム溶液に再懸濁した。2ml(1mM)EDTA溶液中0.1gのDTTを加え、エステルゲルを30分間還元した。還元ゲルを30mlの0.1M重炭酸ナトリウム溶液(1M塩化ナトリウム及び1mM EDTA)で、最後に100mlの1mM EDTA溶液で洗浄した。チオール基含有セファロース6B粒子を10mMリン酸ナトリウム緩衝液に懸濁した。
電気酸化の実験準備
粒子の電気酸化に用いた反応セルは、金プレートの上部に取り付けたテフロン(登録商標)円筒からなっていた。金プレートの下に取り付けた永久磁石(金プレートの内表面で350mT)を用いて垂直磁場を印加した。対及び参照電極を反応セルの内側に取り付け、作用電極として機能する金プレートを反応セルの外側に接続した(図2)。
粒子上のチオールの電気酸化
実験の前に、反応セル及び作用電極を7.5mlの30%(w/v)過酸化水素(Merck Inc.、P.A.グレード)と15mlの硫酸(P.A.グレード)の混合物で洗浄した後、水ですすいだ。3mlのPBSに入れたチオール基含有粒子、0.75mg若しくは0.25mg磁気粒子又は2〜6mgアガロース粒子を次に反応セルに加えた。粒子を重力(アガロース粒子)及び磁場(磁気粒子)により5分間にわたり金表面上に分布させた。Ag/AgCl参照電極に対する0.45〜0.90Vの範囲の電位を1秒間印加した。チオール基含有粒子の異なる酸化の間に作用、対及び参照電極をPBSで洗浄した。その後、粒子を再懸濁し、永久磁石により磁気粒子を、遠心分離によりアガロース粒子を収集することにより、容積を200μLに減少させた。測定の前に、金作用電極が適切に機能していたことを確認するために粒子の非存在下でPBS溶液中でサイクリックボルタンモグラム(−0.2〜+1.5V、50mV/s)を記録した。
電気酸化粒子への生体分子の結合
電気酸化実験からの粒子懸濁液を100μLの生体分子(IgG、β−アラニン、α−ラクトアルブミン、α−ラクトアルブミン(FITC)及びプロテインA)(PBS中2mg/ml)と混合し、40分間インキュベートした。約10mlのPBSで粒子を洗浄することにより、非結合生体分子を除去した。反応は、粒子表面の蛍光の程度に関して、及びアミノ酸分析により評価した。蛍光は、Nikon Coolpixカメラを装備したNikon Eclipse蛍光顕微鏡により評価した。494nmの励起波長及び520nmの発光波長を得るように蛍光フィルターを調整した。アミノ酸分析は、特殊フィルターの使用によるアンモニアの除去がUltrapac 8樹脂を含む4.6×200mm高分解能PEEKカラム(Biachrome)上のすべてのアミノ酸の分離を可能にする、Spackman、Stein及びMooreにより開発された古典的方法の改善された変法により実施した。アミノ酸の量は、Biachrome20及びBiachrome30分析機器を用いることにより2種の波長440nm及び570nmで検出した。検出限界は25〜50pmolであり、定量限界は50〜100pmolであった。2mlの6M HCl(内部標準を含む)を既知重量の一定容積の粒子懸濁液に加え、次にこれを100℃で24時間加水分解した。アミノ酸分析の前にアガロース粒子を凍結乾燥した。
(例2)
電気酸化時の異なる電位の試験
固定化分子は、FITCマーカー付き分子を用いることにより検討した全ビーズ表面に均一に分布していた。分子を結合する能力は、電気酸化ステップ中に印加された電圧に依存し(表1a参照)、ゼロボルトで分子の非特異的吸着が起こり、0.9Vの電圧で最大であった。表1に示す結果から、印加電圧及び粒子濃度の両方により粒子上の分子の置換の程度を制御することが可能であることがわかる。生体分子の結合容量をアガロース(セファロース6B)において検討したところ、凍結乾燥アガロース1g当たりIgG29.4mgであることがわかった。

α−ラクトアルブミンをアガロースに結合する能力を各種ボルトについて検討した。電気酸化を60秒間実施した。アミノ酸分析を実施して、結合α−ラクトアルブミンの量を計算した。表1bにおける結果を参照のこと。
(例3)
安定性試験
表面と固定化生体分子との間の結合の安定性を検討するために、IgG及びβ−アラニンを電気酸化磁気粒子に固定化した。粒子を大過剰のpH7.2のリン酸緩衝生理食塩水で数時間にわたり徹底的に洗浄し、徹底的な洗浄処置の前後にアミノ酸分析を実施した。
徹底的な洗浄後の磁気粒子上の固定化IgG及びβ−アラニンの安定性は、それぞれ100%及び75%である。表2aを参照のこと。
磁気粒子の表面上の反応性硫黄/Auコンプレックスの安定性は、IgGの結合の前に新たに電気酸化した粒子をジオキサン及びエタノール(蒸留水中50%v/v)中で30日間貯蔵することによって検討した。表2bを参照のこと。電気酸化で形成された反応性構造は、それぞれ66%及び42%の安定性を示している。
電気酸化中に形成されたアガロース上の反応性硫黄/Auコンプレックスの安定性の検討。アガロースを1.0Vで60秒間電気酸化した。アガロースの半分を参照試料としてα−ラクトアルブミンと反応させ、他の半分を酢酸緩衝液pH5中に貯蔵した。40日後に酢酸緩衝液を除去し、α−ラクトアルブミンを加えた。両試料についてアミノ酸分析を実施した。参照試料は、1gの乾燥アガロース当たり31mgのα−ラクトアルブミンを得たが、酢酸緩衝液中に貯蔵したアガロース粒子は、1gの乾燥アガロース当たり27mgのα−ラクトアルブミンを得た。したがって、硫黄/Auコンプレックスの反応性は、酢酸緩衝液中に貯蔵した後に88%であった。
表2a及び2b。上部A、電気酸化磁気粒子に固定化されたIgG及びβ−アラニンの結合の安定性。下部B、IgGの結合の前のジオキサン及びエタノール50%中の粒子表面上の反応性構造の安定性。
(例4)
低pHにおける安定性試験
電気化学的酸化アガロースへの固定化タンパク質の低pHにおける安定性を検討するために、上述のようにプロテインA及びIgGを成功裏に固定化した。その後、アガロース−タンパク質粒子をグリシン緩衝液pH3で20分間処理した。表3に示すように、固定化プロテインA及びIgG間の結合は、pH3で少なくとも20分間安定であった。固定化分子は低pHで安定であると結論付けることができる。
表3。pH3におけるプロテインAとアガロースとの間の結合の安定性の検討のための電気酸化チオールアガロース粒子上に固定化したIgG及びプロテインA

(例5)
アガロース−SH粒子の化学的酸化と電気酸化との比較
過酸化水素による化学的酸化。2mgのチオール基含有アガロース粒子を2mlの酢酸緩衝液pH5中3.5%Hで20時間酸化した。酸化後、粒子をガラスフィルター上で10mlのPBSで洗浄した。生体分子である500μlのα−ラクトアルブミン(FITC)(PBS中2mg/ml)を酸化アガロース−SH粒子に加えた。40分後及び24時間後に反応を粒子表面の蛍光の程度に関して評価した。40分後に蛍光は認められなかった。24時間後に200倍の蛍光顕微鏡で見える弱い蛍光が粒子表面上に出現した。α−ラクトアルブミン(FITC)の蛍光が40分後に肉眼で見える電気酸化アガロース−SH粒子と比較して、これは、アガロース粒子上の天然生体分子の固定化の非効率的な技術である。
過酸化水素及び塩化金(III)による化学的酸化
8mgのチオール基含有アガロース粒子を10mlの酢酸緩衝液pH5中3.5%Hで12時間酸化した。酸化後、粒子をガラスフィルター上で50mlのPBSで洗浄した。次に粒子を10mlの塩化金(III)(PBS中8mM)と2分間混合した。粒子をガラスフィルター上で100mlのPBSで洗浄し、次に生体分子である500μlのα−ラクトアルブミン(FITC)(PBS中2mg/ml)と40分間混合した。粒子を再びガラスフィルター上で50mlのPBSで洗浄した。粒子は、強い均一な蛍光を示し、生体分子がアガロース粒子上に成功裏に固定化されたことがわかる。
塩化金(III)による化学的酸化
8mgのチオール基含有アガロース粒子を10mlの塩化金(III)の溶液(PBS中8mM)と2分間混合した。粒子をガラスフィルター上で100mlのPBSで洗浄し、次に生体分子である500μlのα−ラクトアルブミン(FITC)(PBS中2mg/ml)と40分間混合した。粒子を再びガラスフィルター上で50mlのPBSで洗浄した。粒子は、強い均一な蛍光を示し、生体分子がアガロース粒子上に成功裏に固定化されたことがわかる。
表4。異なる酸化処置後の金及び酸化アガロース−SH粒子上への生体分子の固定化後のα−ラクトアルブミン(FITC)(LALBA)の含量を示す。e.Oxは、1.0ボルトで60秒間の上述のような電気酸化であり、C.Oxアガロース(AuCl3)は、塩化金(III)による化学的酸化であり、C.Oxアガロース(H2O2/AuCl3)は、過酸化水素及び塩化金(III)による化学的酸化である。8mgのアガロース−SH粒子は、すべての場合に酸化される。金含量は、ICPにより測定し、LALBA含量は、アミノ酸分析により測定する。

Claims (19)

  1. 少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子の共有結合固定化の方法であって、
    a.−SH基を含む表面を準備するステップと、
    b.少なくとも1つの貴金属イオンの存在下で酸化還元反応により−SH基を含む表面を酸化するステップと
    c.前記表面を少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子と接触させて、前記表面への前記少なくとも1つの分子の共有結合を得るステップと
    の順次的なステップを含み、前記少なくとも1つのアミノ基が前記共有結合を得るステップに関与する上記方法。
  2. 前記少なくとも1つの貴金属イオンがAu及びPtからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記酸化還元反応が前記表面上の少なくとも1つの官能基を生じさせ、前記少なくとも1つの官能基がチオール、ジスルフィド、チオスルフィネート基及びチオスルホネート基からなる群から選択される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記表面上の前記官能基が前記貴金属イオンと反応する、請求項1から3までのいずれか一項に記載の方法。
  5. 酸化還元反応を用いて前記表面を酸化するステップの前に−SH基の少なくとも一部を互いに反応させる、請求項1から4までのいずれか一項に記載の方法。
  6. 酸化還元反応を用いて前記表面を酸化するステップの前にすべての−SH基を互いに反応させる、請求項1から4までのいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子が、炭素原子を含む分子、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、抗体及びアプタマーからなる群から選択される、請求項1から6までのいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子が、タンパク質及び抗体からなる群から選択される少なくとも1つの分子である、請求項1から7までのいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記酸化還元反応を水溶液中で実施する、請求項1から8までのいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記酸化還元反応を2種以上の溶媒の混合液中で実施する、請求項1からまでのいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記表面を前記少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子と接触させるステップを水溶液中で実施する、請求項1から10までのいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記表面を前記少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子と接触させるステップを溶媒の混合液中で実施する、請求項1から11までのいずれか一項に記載の方法。
  13. 15℃〜300℃の温度で実施される、請求項1から12までのいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記酸化還元反応が電気酸化を含み、前記電気酸化が0.5〜3Vの電位を用いて実施される、請求項1から13までのいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記酸化還元反応が電気酸化を含み、前記電気酸化が1秒から10分までの期間中に実施される、請求項1から14までのいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記表面と前記少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子との接触が10分から10時間までの期間中に実施される、請求項1から15までのいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記表面上の官能基を得るために前記表面を誘導体化に供し、前記官能基が−SH基及び−SS−基からなる群から選択される、請求項1から16までのいずれか一項に記載の方法。
  18. 少なくとも1つのアミノ基を含む少なくとも1つの分子と後に共有結合するために、−SH基を含む表面上で貴金属イオンの存在下に酸化還元反応を実施して、アミノ基と反応性で共有結合を形成し得る硫黄-金属イオンコンプレックス又はクラスターを形成する、−SH基を含む表面を修飾する方法。
  19. 貴金属イオンの存在下での酸化還元反応により生成される表面結合チオスルフィネート及び表面結合チオスルホネートの少なくとも1つと、アミノ基とを共有結合させる、少なくとも1つのアミノ基を含む分子を固定化する方法。
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