JP5845095B2 - コネクタ用補助部材 - Google Patents

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Description

この発明は、コネクタ用補助部材に係り、特に、コネクタをプリント基板にリフロー実装する際にコネクタに装着して使用されるコネクタ用補助部材に関する。
従来から、コンピュータ等の電子回路においては、装備された入出力ポートにコネクタプラグおよびケーブルを介して外部機器の接続が行われていたが、近年、コネクタプラグ内に必要なインターフェイス回路を内蔵することで、一つの入出力ポートに各種の外部機器を直接接続して使用することができるインターフェイス技術が開発されている。
このようなコネクタプラグの内部では、入出力ポートに接続するためのコンタクトがプリント基板を介してインターフェイス回路およびケーブルに接続されている。このため、例えばリフロー半田付けによりコンタクトをプリント基板に実装する必要がある。
また、電子機器の小型化に伴い、小型の入出力ポートおよびコネクタプラグも小型化が進められ、コネクタプラグ内において、肉厚の小さなコネクタハウジングでコンタクトを保持することが要求されている。
その結果、コンタクトをプリント基板にリフロー実装する際の熱を受けて、コネクタハウジングが変形するおそれを生じていた。コネクタハウジングが大きく変形すると、コンピュータ等の入出力ポートにコネクタプラグを接続することができなくなってしまう。
従来、加熱によるコネクタハウジングの変形を抑制する技術としては、例えば特許文献1に開示されたようなコネクタがある。このコネクタでは、図15に示されるように、複数のコンタクト1を保持するコネクタハウジング2の上部にカバー部材3を装着することにより、コネクタハウジング2への熱伝達を抑制しつつコンタクト1のリフロー実装が行われる。
特開2007−157439号公報
カバー部材3の装着によりコネクタハウジング2への熱伝達を抑制することができれば、コネクタハウジング2の熱変形を防止することができるが、上述したように、コネクタプラグの小型化に伴ってコネクタハウジングの肉厚が小さくなると、わずかな熱量の伝達でもコネクタハウジングが変形しやすくなり、熱変形の防止策としては不十分であった。
特に、相手側コネクタを嵌入するための開口部が形成されることで、ほぼU字形の断面形状を有するコネクタハウジングでは、成型時の残留応力の存在により、熱を受けたときに開口部を閉じる方向に変形しやすく、変形量が大きくなると、相手側コネクタとの嵌合に支障を来すこととなる。
さらに、コンタクトの接触力を増大しながらも相手側コネクタの挿入を容易とするために、コンタクトの先端をコネクタハウジングの開口部の縁に引っ掛けることでコンタクトにプリロードがかけられている場合には、このプリロードに起因してコネクタハウジングに開口部を閉じる方向の応力が作用しており、リフロー実装時に受ける熱でコネクタハウジングが変形し、開口部の開口幅が縮小して相手側コネクタとの嵌合に支障を来すおそれが大きくなってしまう。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、コンタクト実装時における相手側コネクタを嵌入するための開口部が閉じる方向へのコネクタハウジングの熱変形を抑制することができるコネクタ用補助部材を提供することを目的とする。
この発明に係るコネクタ用補助部材は、相手側コネクタを嵌入するための開口部が形成されたコネクタハウジングとコネクタハウジングに保持されたコンタクトを有し、コンタクトの一端に形成されたコンタクト接触部が開口部内に配置されると共にコネクタハウジングから突出するコンタクトの他端にコンタクト結線部が形成されたコネクタに装着して使用されるコネクタ用補助部材において、開口部の開口幅とほぼ同等の厚さを有する突出部と、突出部がコンタクト接触部に接触することなく開口部内に挿入された状態でコネクタハウジングを固定する固定部と、突出部が開口部内に挿入されたときにコネクタハウジングの少なくとも開口部側の部分を収容するコネクタ収容部と、突出部が開口部内に挿入されたときにコネクタハウジングに沿って開口部とは反対側に延びる複数の腕部とを備え、固定部は、コネクタ収容部の内壁により形成され且つコネクタハウジングの開口部の開口端部に突き当たる第1の係合部と、複数の腕部の先端にそれぞれ形成された爪部からなり且つ開口部とは反対側のコネクタハウジングの端部に係合する第2の係合部とを有し、複数の腕部のうち少なくとも1つは、突出部が開口部内に挿入されたときに、コネクタハウジングから突出するコンタクト結線部よりも外側にまで延びた延出部を有し、コンタクト結線部は、突出部開口部内に挿入された状態でプリント基板にリフロー実装されるものである。
特に、コンタクトにプリロードがかけられることによりコネクタハウジングに開口部を閉じる方向の応力が作用するコネクタに装着されると効果的である。
また、プリント基板を支持する基板支持部をさらに備え、コンタクト結線部は、突出部前記開口部内に挿入されると共に基板支持部にプリント基板支持さた状態でプリント基板にリフロー実装されることもできる。
さらに、固定部にコネクタハウジングが固定されることによりコネクタと一体化された状態で梱包されていてもよい。
この発明によれば、コネクタハウジングの開口部の開口幅とほぼ同等の厚さを有する突出部を開口部内に挿入した状態で、コネクタハウジングに保持されたコンタクトのコンタクト結線部をプリント基板にリフロー実装するので、開口部が閉じる方向へのコネクタハウジングの熱変形を抑制することが可能となる。
実施の形態1に係るコネクタ用補助部材が適用されるコネクタを示し、(A)は斜め前方から見た斜視図、(B)は斜め後方から見た斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタ用補助部材が適用されるコネクタを示し、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は側面図、(D)は背面図である。 図2(D)のA−A線断面図である。 実施の形態1に係るコネクタ用補助部材を示し、(A)は斜め前方から見た斜視図、(B)は斜め後方から見た斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタ用補助部材を示し、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は側面図、(D)は背面図である。 図5(D)のB−B線断面図である。 実施の形態1に係るコネクタ用補助部材が装着されたコネクタを示し、(A)は斜め前方から見た斜視図、(B)は斜め後方から見た斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタ用補助部材が装着されたコネクタを示し、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は側面図、(D)は背面図である。 図8(D)のC−C線断面図である。 実施の形態1に係るコネクタ用補助部材が装着されたコネクタのリフロー実装時における状態を示す断面図である。 実施の形態1に係るコネクタ用補助部材が装着されたコネクタの梱包時における様子を示す平面図である。 実施の形態1に係るコネクタ用補助部材が適用される他のコネクタを示す断面図である。 実施の形態1に係るコネクタ用補助部材が装着された他のコネクタを示す断面図である。 実施の形態2に係るコネクタ用補助部材が装着されたコネクタのリフロー実装時における状態を示す断面図である。 従来のカバー部材を有するコネクタの構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
まず、この発明の実施の形態1に係るコネクタ用補助部材が適用されるコネクタ11の構成を図1および図2に示す。コネクタ11は、コネクタハウジング12と、コネクタハウジング12に保持された複数のコンタクト13とを備えている。
コネクタハウジング12は、中心軸Z1を有するほぼ直方体の全体形状を有し、中心軸Z1方向の先端側に全幅にわたって開口部14が形成されている。この開口部14は、相手側コネクタを嵌入するためのもので、中心軸Z1に沿ったコネクタハウジング12の長さのほぼ半分の深さを有しており、開口部14の存在により、図2(C)に示されるように、コネクタハウジング12は、側方から見るとほぼU字形の形状を有している。
コネクタハウジング12の上面12aの後端側には、幅方向に並んだ一対の段部15が形成されている。
複数のコンタクト13は、コネクタハウジング12の上面12aの内側に沿うと共にコネクタハウジング12の幅方向に配列された一群のコンタクトと、コネクタハウジング12の下面12bの内側に沿うと共にコネクタハウジング12の幅方向に配列された一群のコンタクトとに二分される。
それぞれのコンタクト13は、コネクタハウジング12の中心軸Z1方向に延びるように配置され、先端に形成されたコンタクト接触部16が開口部14内に露出し、後端に形成されたコンタクト結線部17がコネクタハウジング12の後端より後方へ突出している。
また、図3に示されるように、コンタクト13は、中央部がコネクタハウジング12に保持され、先端側部分が開口部14の方向に撓むことでコンタクト接触部16が開口部14内に露出しているが、弾性を有しており、外力を加えない自然の状態から先端側部分を開口部14から離れる方向へ所定量だけ弾性変形させた状態で先端部がコネクタハウジング12の開口部14の縁部18に引っ掛けられている。これにより、コンタクト13にプリロードがかけられ、開口部14に相手側コネクタを嵌入したときに、コンタクト13の変位量が小さくても大きな接触力が得られることとなる。このプリロードに起因して、コネクタハウジング12には開口部14を閉じる方向の応力が常に作用している。
なお、開口部14の開口幅をS、コネクタハウジング12の先端部から段部15までの距離をL11、コネクタハウジング12の先端部からコネクタハウジング12の下面12bの後端縁19までの距離をL12とする。
次に、この発明の実施の形態1に係るコネクタ用補助部材21の構成を図4および図5に示す。コネクタ用補助部材21は、上述したコネクタ11に装着して使用されるもので、コネクタ11の先端側部分を収容するためのコネクタ収容部22と、コネクタ収容部22に対してそれぞれ一体に形成された第1の腕部23、第2の腕部24および第3の腕部25を備えている。
コネクタ収容部22は、コネクタ11を中心軸Z1方向に挿入し得るだけの断面積を有し且つ一端が開放された角筒形状を有しており、他端は壁部26によりほぼ閉じられている。壁部26の内側の中央部には、コネクタ収容部22の全幅にわたって延びると共にコネクタ収容部22の内部に向かって突出する突出部27が形成されている。また、突出部27の周辺に位置する壁部26の内面により、コネクタ収容部22の内部を臨む突き当たり面28(第1の係合部)が形成されている。
第1の腕部23および第2の腕部24は、それぞれコネクタ収容部22の開放端部の1辺から互いに並んだ状態でコネクタ収容部22により形成される角筒の中心軸Z2に沿って壁部26とは反対方向へ延びている。一方、第3の腕部25は、コネクタ収容部22の開放端部の4辺のうち第1の腕部23および第2の腕部24が連結されている辺に対向する辺から角筒の中心軸Z2に沿って壁部26とは反対方向へ延びている。すなわち、第1の腕部23、第2の腕部24および第3の腕部25は、互いに平行に同一方向へ延びており、それぞれの先端に内側を向いた爪部29(第2の係合部)が形成されている。
また、第3の腕部25には、爪部29よりもさらに先端側に延出部30が形成されている。この延出部30は、コネクタ収容部22にコネクタ11の先端側部分が収容されたときにコネクタ11の後端に位置するコンタクト結線部17よりも外側にまで延びるように形成されている。
このような構造を有するコネクタ用補助部材21は、樹脂、金属等により形成することができる。
なお、図6に示されるように、壁部26からコネクタ収容部22の内部に突出する突出部27の厚さD1は、コネクタ11の開口部14の開口幅Sとほぼ同等の値に設定され、突き当たり面28から第2の腕部24および第3の腕部25の爪部29までの距離L21は、コネクタ11のコネクタハウジング12の先端部から段部15までの距離L11とほぼ同等の値に設定され、突き当たり面28から第3の腕部25の爪部29までの距離L22は、コネクタ11のコネクタハウジング12の先端部からコネクタハウジング12の下面12bの後端縁19までの距離L12とほぼ同等の値に設定されているものとする。
ここで、コネクタ11にコネクタ用補助部材21を装着してこれら両者を一体化した状態を図7および図8に示す。
コネクタ11の先端側部分がコネクタ用補助部材21のコネクタ収容部22に収容され、コネクタ用補助部材21の第1の腕部23および第2の腕部24の先端に形成された爪部29がそれぞれコネクタハウジング12の上面12aに形成された段部15に係合すると共に第3の腕部25に形成された爪部29がコネクタハウジング12の下面12bの後端縁19に係合している。
このとき、図9に示されるように、コネクタ11のコネクタハウジング12の先端部がコネクタ用補助部材21のコネクタ収容部22内において突き当たり面28に接触し、コネクタ用補助部材21の突出部27がコネクタ11のコンタクト接触部16に接触することなく開口部14の縁部18にのみ接触して開口部14内に挿入されている。
上述したように、突き当たり面28から第1の腕部23および第2の腕部24の爪部29までの距離L21がコネクタハウジング12の先端部から段部15までの距離L11とほぼ同等の値に設定され、突き当たり面28から第3の腕部25の爪部29までの距離L22がコネクタハウジング12の先端部からコネクタハウジング12の下面12bの後端縁19までの距離L12とほぼ同等の値に設定されているので、コネクタハウジング12の先端部がコネクタ収容部22内の突き当たり面28に接触すると共にコネクタ用補助部材21の第1の腕部23および第2の腕部24の爪部29がコネクタハウジング12の段部15に係合し且つ第3の腕部25の爪部29がコネクタハウジング12の下面12bの後端縁19に係合することにより、コネクタハウジング12はコネクタ用補助部材21に固定される。
また、図9に示されるように、コネクタ用補助部材21の第3の腕部25の先端に形成された延出部30は、コネクタハウジング12がコネクタ用補助部材21に固定されたコネクタ11のコンタクト結線部17よりも外側にまで延びている。
このようにしてコネクタ11にコネクタ用補助部材21を装着した状態で、コネクタ11のコンタクト結線部17の実装が行われる。
図10に示されるように、コネクタ11の複数のコンタクト13を弾性変形させて互いに対向するコンタクト結線部17の間にプリント基板31を挿入し、プリント基板31の両面にそれぞれ形成された配線パターン32に対応するコンタクト結線部17を接触させる。この状態で、リフロー半田付けによりコンタクト結線部17がプリント基板31に実装される。
このとき、リフロー半田付けによる熱がコネクタハウジング12に伝達されるが、コネクタ11の先端側部分がコネクタ用補助部材21のコネクタ収容部22に収容された状態でコネクタ11がコネクタ用補助部材21に固定されているので、コネクタハウジング12の熱変形が抑制される。特に、コネクタハウジング12の開口部14の開口幅Sとほぼ同等の厚さD1を有するコネクタ用補助部材21の突出部27が開口部14に挿入されているため、コンタクト13のプリロードに起因してコネクタハウジング12に開口部14を閉じる方向の応力が作用していても、また、コネクタハウジング12に成型時の残留応力が存在していても、開口部14が狭まるようにコネクタハウジング12が熱変形することを防止することができる。その結果、実装後においても、開口部14の開口幅Sが維持され、相手側コネクタとの円滑な嵌合が可能となる。
プリント基板31へのコンタクト結線部17のリフロー実装が完了すると、コネクタ11からコネクタ用補助部材21が除去される。
なお、コネクタ用補助部材21の突出部27は、突き当たり面28にコネクタハウジング12の先端部が接触するまでコネクタハウジング12の開口部14に挿入されたときに、開口部14内に露出しているコンタクト接触部16に接触することがないような長さに予め設定されているので、コネクタ11にコネクタ用補助部材21を装着しても、コンタクト接触部16を破損するおそれはない。
以上のように、実施の形態1に係るコネクタ用補助部材21は、コンタクト結線部17の実装時におけるコネクタハウジング12の熱変形を抑制することができるが、コンタクト結線部17の実装時だけでなく、実装前のコネクタ11を梱包して保管および搬送する際にも、コネクタ11に装着することが可能である。
コネクタ11にコネクタ用補助部材21を装着した状態においては、コネクタ用補助部材21の第3の腕部25の先端に形成された延出部30が、コネクタ11のコンタクト結線部17よりも外側にまで突出している。このため、図11に示されるように、コネクタ収容部22から延出部30にまで至るコネクタ用補助部材21の全長よりわずかに大きな長さLpを有する窪み形状の収納ポケットPを梱包容器に形成すれば、コネクタハウジング12の後端より後方へ突出しているコンタクト結線部17を梱包容器に接触させることなく、コネクタ11と一体化されたコネクタ用補助部材21を収納ポケットPに収納することができる。さらに、搬送等の際に梱包容器に振動等の外力が加わっても、コネクタ用補助部材21の延出部30が収納ポケットPの壁部に接触することで、梱包容器内におけるコネクタ11のガタツキが抑制されるので、コンタクト結線部17が梱包容器に接触して破損することが防止される。
なお、延出部30を形成せずに、コネクタ用補助部材21のコネクタ収容部22を大きく設計し、コネクタ収容部22の周辺には余裕がなく且つコンタクト結線部17の周辺に余裕を持たせた収納ポケットPを用いて、コネクタ収容部22により収納ポケットP内で位置決めさせることもできるが、位置決めを行うためにコネクタ収容部22をコネクタ11に対して大きく形成する必要があり、梱包容器に収納し得るコネクタ11の個数が削減されてしまう。
上記の実施の形態1では、コネクタハウジング12の上面12a側と下面12b側の双方にそれぞれ配列され且つ開口部14内で互いに対向する複数のコンタクト13を備えたコネクタ11にコネクタ用補助部材21を装着したが、これに限るものではない。例えば、図12に示されるように、コネクタハウジング42の上面42a側にのみコンタクト13が配置され、開口部44内にこれらコンタクト13のコンタクト接触部16が露出したコネクタ41に対しても、同様にして実施の形態1に係るコネクタ用補助部材21を装着することができる。
このようなコネクタ41にコネクタ用補助部材21を装着して一体化した状態を図13に示す。なお、コネクタハウジング42の外形寸法および開口部44の開口幅は、図1〜図3に示したコネクタ11におけるコネクタハウジング12の外形寸法および開口部14の開口幅Sと同一であるものとする。
コネクタ41の先端側部分がコネクタ用補助部材21のコネクタ収容部22に収容され、コネクタ用補助部材21の突出部27がコネクタ41のコンタクト接触部16に接触することなく開口部44内に挿入される。そして、コネクタハウジング42の先端部がコネクタ収容部22内の突き当たり面28に接触すると共にコネクタ用補助部材21の第1の腕部23および第2の腕部24の爪部29がコネクタハウジング42の段部45に係合し且つ第3の腕部25の爪部29がコネクタハウジング42の下面42bの後端縁49に係合することで、コネクタハウジング42はコネクタ用補助部材21に固定される。
この状態で、コネクタ41のコンタクト結線部17の実装が行われる。このとき、リフロー半田付けによる熱がコネクタハウジング42に伝達されるが、コネクタ41がコネクタ用補助部材21に固定され、コネクタ用補助部材21の突出部27がコネクタハウジング42の開口部44に挿入されているため、コンタクト13のプリロードに起因してコネクタハウジング42に開口部44を閉じる方向の応力が作用していても、また、コネクタハウジング42に成型時の残留応力が存在していても、開口部44が狭まるようにコネクタハウジング42が熱変形することが抑制される。
また、図13に示されるように、コネクタ41にコネクタ用補助部材21を装着したときに、コネクタ用補助部材21の延出部30が、コネクタ41のコンタクト結線部17よりも外側にまで突出しているため、コンタクト結線部17の実装時だけでなく、実装前のコネクタ41を梱包して保管および搬送する際にも、コネクタ用補助部材21をコネクタ41に装着することで、コンタクト結線部17が梱包容器に接触して破損することを防止することができる。
実施の形態2
図1〜図3に示したコネクタ11に実施の形態2に係るコネクタ用補助部材51を装着した状態を図14に示す。実施の形態1のコネクタ用補助部材21が、実装時だけでなく梱包時にもコネクタ11あるいは41に装着可能であるのに対し、実施の形態2に係るコネクタ用補助部材51は、実装時にのみコネクタ11に装着されるものである。
このコネクタ用補助部材51は、平板形状のベース部52を有し、ベース部52の一端に壁部53が立設されると共に他端側に基板支持部54が形成されている。
壁部53の中央部には、基板支持部54の方向を向いた面上にベース部52と平行に突出する突出部55が形成されており、突出部55の周辺に位置する壁部53の表面により突き当たり面56が形成されている。なお、突出部55の厚さD2は、コネクタ11の開口部14の開口幅Sとほぼ同等の値に設定されている。
また、基板支持部54は、上部にプリント基板31が安定して載置されるように平坦な上面を有している。
実装時には、コネクタ用補助部材51の突き当たり面56にコネクタハウジング12の先端部が接触するまで突出部55をコネクタハウジング12の開口部14に挿入してコネクタ11にコネクタ用補助部材51を装着すると共に、コネクタ11の複数のコンタクト13を弾性変形させて互いに対向するコンタクト結線部17の間にプリント基板31を挿入し、プリント基板31の両面にそれぞれ形成された配線パターン32に対応するコンタクト結線部17を接触させて、プリント基板31をコネクタ用補助部材51の基板支持部54の上に支持させる。
この状態で、リフロー半田付けによりコンタクト結線部17がプリント基板31に実装される。
このとき、リフロー半田付けによる熱がコネクタ11のコネクタハウジング12に伝達されるが、コネクタハウジング12の開口部14の開口幅Sとほぼ同等の厚さD2を有するコネクタ用補助部材51の突出部55が開口部14に挿入されているため、コンタクト13のプリロードに起因してコネクタハウジング12に開口部14を閉じる方向の応力が作用していても、また、コネクタハウジング12に成型時の残留応力が存在していても、開口部14が狭まるようにコネクタハウジング12が熱変形することが防止される。
その結果、実装後にコネクタ11からコネクタ用補助部材51を取り外しても、コネクタ11の開口部14の開口幅Sが維持され、相手側コネクタとの円滑な嵌合が可能となる。
なお、コネクタ用補助部材51の突出部55は、突き当たり面56にコネクタハウジング12の先端部が接触するまでコネクタハウジング12の開口部14に挿入されたときに、開口部14内に露出しているコンタクト接触部16に接触することがないような長さに予め設定されている。このため、コネクタ11にコネクタ用補助部材51を装着しても、コンタクト接触部16を破損するおそれはない。
この実施の形態2に係るコネクタ用補助部材51は、実装時にのみコネクタ11に装着されるので、壁部53に互いに所定の間隔を隔てて複数の突出部55を設置する、あるいは、壁部53に複数のコネクタ11に対応し得る細長い突出部55を設置して、1つのコネクタ用補助部材51を複数のコネクタ11に同時に装着し、複数のコネクタ11のコンタクト結線部17を同時にリフロー実装することも可能である。
また、図12に示したような、コネクタハウジング42の上面42a側にのみコンタクト13が配置され、開口部44内にこれらコンタクト13のコンタクト接触部16が露出したコネクタ41に対しても、同様にして実施の形態2に係るコネクタ用補助部材51を装着して実装を行うことができる。
なお、上記の実施の形態1におけるコネクタ用補助部材21の突出部27の厚さD1および実施の形態2におけるコネクタ用補助部材51の突出部55の厚さD2は、それぞれコネクタ11の開口部14の開口幅Sまたはコネクタ41の開口部44の開口幅とほぼ同等の値に設定されていたが、この発明において、コネクタ用補助部材の突出部を、コネクタの開口部の開口幅と必ずしも一致させる必要はない。
例えば、コネクタ用補助部材の突出部の厚さがコネクタの開口部の開口幅よりもわずかに小さくても、突出部がコネクタの開口部内に挿入されることにより、実装時におけるコネクタハウジングの熱変形の余地は少なく、たとえコネクタハウジングが変形しても、相手側コネクタとの嵌合に不都合のない程度の変形量に抑制することができる。
一方、コネクタ用補助部材の突出部の厚さがコネクタの開口部の開口幅よりもわずかに大きくても、コネクタハウジングが弾性変形する範囲内で突出部をコネクタの開口部内に挿入することができれば、実装後にコネクタの開口部から突出部が引き抜かれたときに、コネクタの開口部は実装前の開口幅に戻り、相手側コネクタとの嵌合に不都合は生じない。
1 コンタクト、2 コネクタハウジング、3 カバー部材、11,41 コネクタ、12,42 コネクタハウジング、12a,42a 上面、12b,42b 下面、13 コンタクト、14,44 開口部、15,45 段部、16 コンタクト接触部、17 コンタクト結線部、18 縁部、19,49 下面の後端縁、21,51 コネクタ用補助部材、22 コネクタ収容部、23 第1の腕部、24 第2の腕部、25 第3の腕部、26 壁部、27 突出部、28 突き当たり面(第1の係合部)、29 爪部(第2の係合部)、30 延出部、31 プリント基板、32 配線パターン、52 ベース部、53 壁部、54 基板支持部、55 突出部、56 突き当たり面、Z1,Z2 中心軸、S 開口幅、D1,D2 突出部の厚さ、P 収納ポケット、Lp 収納ポケットの長さ、L11 コネクタハウジングの先端部から段部までの距離、L12 コネクタハウジングの先端部からコネクタハウジングの下面の後端縁までの距離、L21 突き当たり面から第1の腕部および第2の腕部の爪部までの距離、L22 突き当たり面から第3の腕部の爪部までの距離。

Claims (4)

  1. 相手側コネクタを嵌入するための開口部が形成されたコネクタハウジングと前記コネクタハウジングに保持されたコンタクトを有し、前記コンタクトの一端に形成されたコンタクト接触部が前記開口部内に配置されると共に前記コネクタハウジングから突出する前記コンタクトの他端にコンタクト結線部が形成されたコネクタに装着して使用されるコネクタ用補助部材において、
    前記開口部の開口とほぼ同等の厚さを有する突出部と、
    前記突出部が前記コンタクト接触部に接触することなく前記開口部内に挿入された状態で前記コネクタハウジングを固定する固定部と、
    前記突出部が前記開口部内に挿入されたときに前記コネクタハウジングの少なくとも前記開口部側の部分を収容するコネクタ収容部と、
    前記突出部が前記開口部内に挿入されたときに前記コネクタハウジングに沿って前記開口部とは反対側に延びる複数の腕部と
    を備え、
    前記固定部は、前記コネクタ収容部の内壁により形成され且つ前記コネクタハウジングの前記開口部の開口端部に突き当たる第1の係合部と、前記複数の腕部の先端にそれぞれ形成された爪部からなり且つ前記開口部とは反対側の前記コネクタハウジングの端部に係合する第2の係合部とを有し、
    前記複数の腕部のうち少なくとも1つは、前記突出部が前記開口部内に挿入されたときに、前記コネクタハウジングから突出する前記コンタクト結線部よりも外側にまで延びた延出部を有し、
    前記コンタクト結線部は、前記突出部前記開口部内に挿入された状態でプリント基板にリフロー実装されることを特徴とするコネクタ用補助部材。
  2. 前記コンタクトにプリロードがかけられることにより前記コネクタハウジングに前記開口部を閉じる方向の応力が作用するコネクタに装着される請求項1に記載のコネクタ用補助部材。
  3. 前記プリント基板を支持する基板支持部をさらに備え、
    前記コンタクト結線部は、前記突出部前記開口部内に挿入されると共に前記基板支持部に前記プリント基板支持さた状態で前記プリント基板にリフロー実装される請求項1または2に記載のコネクタ用補助部材。
  4. 前記固定部に前記コネクタハウジングが固定されることにより前記コネクタと一体化された状態で梱包される請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ用補助部材。
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