JP5843711B2 - 低温保管システム - Google Patents
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Description
このため、低温保管すべき試料を収容する複数の容器をそれぞれ保持する複数の保管プレートを保管ラックに鉛直方向に重ねて収容し、必要に応じて目的の保管プレートから個別且つ自動的に容器を取り出す低温保管システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、請求項1の発明に係る低温保管システムは、保管プレートを収容する低温収容槽が、プレート搬送機構に付設されていることにより、作業室より低温の低温収容槽内に収容された保管プレートや保管プレート内における容器の温度上昇が抑制されるとともに保管プレート及び容器と作業室とに比べて保管プレート及び容器と低温収容槽との温度差が小さくなるため、容器に収容された試料の温度上昇を抑制するとともに低露点環境を実現して容器や保管プレートに生じがちな結露や霜を防ぐことができる。
加えて、プレート搬送機構に対してピックアップ機構を離間配置する場合に比べて、保管ラックから取り出した保管プレートをピックアップ機構まで搬送する搬送距離が短くなることで保管プレートを保管ラックから取り出して再度保管ラックに収納するまでの時間が短縮されるため、保管ラック及び保管ラックに収納された保管プレートが低温格納室から搬出されている時間を短縮して結露や霜が生じる機会すなわち時間を低減することができる。
さらに、ピックアップ機構に設けられて保管プレートを載置するプレート載置部が低温収容槽内で局所的に低温化されるため、容器移載時に低温格納室から出たばかりの容器及び保管プレートとこれらの周辺空間との温度差を増大し難くして結露や霜を防ぐことができる。
また、本発明の低温保管システムでは、個別に容器を取り出せるようにシステムの動作が制御装置により制御される。
なお、以下の各実施例では、説明の便宜上複数の保管プレートを相互に区別する必要がある場合には、参照符号Bに添字1、2を付して相互に区別している。
図1乃至図3に示すように、本発明の一実施例である低温保管システム100は、複数の容器Cをそれぞれ保持する複数の保管プレートBを鉛直方向すなわち上下方向に重ねてそれぞれ収容する複数の保管ラック110と、複数の保管ラック110を格納する低温格納室120と、低温格納室120に隣接して設けられた作業室130と、作業室130内に設けられ保管プレートBを搬送するとともに保管ラック110に出し入れするプレート搬送機構140と、容器Cを個別に取り出し可能に構成されたピックアップ機構150とを備えている。
なお、本実施例では、保管ラック昇降機構141、保管プレート引出機構142及び搬送用移動体143が、本発明における「保管ラック昇降手段」、「保管ラック引出手段」及び「搬送用移動手段」の一例である。
さらに、プレート搬送機構140は、縦移動スライド部分143Aおよび横移動スライド部分143Bの移動に応じて作業室130内を移動するように構成されている。
また、保管プレート引出機構142は、入出庫室170に対向する位置およびピックアップ機構150に対向する位置において、保管プレートBをプレート載置部152およびプレート旋回テーブル180に移載可能に構成されている。
このため、ピックアップ機構150は、複数の保管プレートBの間で相互に容器Cを個別且つ自動的に移載することが可能になっている。
図4に示すように、作業者Pが、空の保管プレートB1を入出庫室170の側面のプレート出入口190からプレート旋回テーブル180に載置し、プレート出入口190を閉じた後に、不図示の制御装置に開始指示を与える。そして、プレート出入口190から搬入されてプレート旋回テーブル180に載置された空の保管プレートB1は、プレート旋回テーブル180が旋回することにより、プレート搬送機構140に対向する側に向けられる。この状態で、プレート搬送機構140の保管プレート引出機構142が、空の保管プレートB1をプレート旋回テーブル180から取り出す。
すなわち、取り出したい容器Cのみがピックアップされた保管プレートB2が、図6に示すように、ピックアップ機構150のプレート載置部152から保管プレート引出機構142に再び取り出され、プレート搬送機構140により保管ラック110の位置まで搬送される。
以上のように動作することにより、低温保管システム100は、取り出したい容器Cを収容する保管プレートB2を作業室106から外部搬出しないで保管プレートB2から個別且つ自動的に容器Cを移載して取り出し可能になっている。
図1乃至図7に示すように、低温保管システム100では、保管プレートBを収容する低温収容槽160が、プレート搬送機構140に付設されていることにより、作業室130より低温の低温収容槽160内に収容された保管プレートBや保管プレートB内における容器Cの温度上昇が抑制されるとともに保管プレートB及び容器Cと作業室130とに比べて保管プレートB及び容器Cと低温収容槽160との温度差が小さくなる。このため、容器Cに収容された試料の温度上昇を抑制するとともに低露点環境を実現して容器Cや保管プレートBに生じがちな結露や霜を防いでいる。
また、入出庫室170から作業室130を隔離するように入出庫室170と作業室130との間にシャッターを設けることにより、作業室130の低湿度環境を維持してもよい。
なお、本実施例に係る低温保管システム100Aは、ピックアップ機構150Aがプレート搬送機構140に付設され、容器Cの移載すなわちピックアップが低温収容槽160内で行われる点で上述の低温保管システム100と構成が異なる。このため、低温保管システム100、200相互で共通する部分について共通の参照符号を付し、その詳細な説明を省略している。
このようにして得られた本実施例の低温保管システム100Aでは、保管プレートBの搬送途中だけでなく容器Cの移載途中においても保管プレートB及び保管プレートB内の容器Cが作業室130より低温の低温環境下にあるため、容器移載時の試料の温度上昇を抑制するとともに容器移載時に低露点環境を実現した状態で容器Cや保管プレートBに生じ得る結露や霜を防いでいる。
なお、ピックアップ機構150Aのプレート載置部151Aは、低温格納室120と同様に−80℃以下の超低温環境に保たれているほうが容器Cや保管プレートBに発生し得る結露や霜の発生量を容器C内の試料の保存状態に悪影響を及ぼさない程度まで低減するうえでより好ましい。
110 ・・・ 保管ラック
120 ・・・ 低温格納室
130 ・・・ 作業室
140 ・・・ プレート搬送機構
141 ・・・ 保管ラック移動機構
142 ・・・ 保管プレート移動機構
143 ・・・ 搬送用移動体
143A ・・・ 縦移動スライド部分
143B ・・・ 横移動スライド部分
150、150A ・・・ ピックアップ機構
151、151A ・・・ ピックアップアーム
152、152A ・・・ プレート載置部
160 ・・・ 低温収容槽
170 ・・・ 入出庫室
180 ・・・ プレート旋回テーブル
190 ・・・ プレート出入口
B、B1、B2 ・・・ 保管プレート
C ・・・ 容器
C1 ・・・ 容器本体
C2 ・・・ キャップ
Claims (2)
- 複数の容器をそれぞれ保持する複数の保管プレートを鉛直方向にそれぞれ収容する複数の保管ラックと、該複数の保管ラックを格納する低温格納室と、該低温格納室に隣接して設けられた作業室と、該作業室内に設けられて前記保管プレートを搬送するとともに前記保管ラックに出し入れするプレート搬送機構と、前記容器を個別に取り出し可能に構成されたピックアップ機構とを備えている低温保管システムにおいて、
前記保管プレートを収容する低温収容槽が、前記プレート搬送機構に付設され、
前記ピックアップ機構が、前記作業室に隣接して設けられた入出庫室から前記プレート搬送機構によって搬送された保管プレートと前記プレート搬送機構によって前記保管ラックから取り出された保管プレートとの間で前記容器を前記低温収容槽内で個別に移載可能に構成された状態で前記プレート搬送機構に付設されていることを特徴とする低温保管システム。 - 前記プレート搬送機構が、前記保管ラックを低温格納室から作業室に個別に昇降自在に出し入れする保管ラック昇降手段と、前記保管ラックから前記保管プレートを個別に出し入れする保管プレート引出手段と、前記保管ラック昇降手段及び保管プレート引出手段を設置した状態で作業室内を移動可能に構成された搬送用移動手段とを有していることを特徴とする請求項1に記載の低温保管システム。
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